惑星で宇宙船なTVアニメ動画ランキング 4

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の惑星で宇宙船な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月10日の時点で一番の惑星で宇宙船なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

89.5 1 惑星で宇宙船なアニメランキング1位
彼方のアストラ(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (976)
3830人が棚に入れました
宇宙への往来が当たり前になった近未来で、9名の少年少女たちが惑星キャンプへと旅立つ。宇宙旅行に胸を躍らせながら出発した彼らを待ち受ける、予想外の事態とは……!?

声優・キャラクター
細谷佳正、水瀬いのり、武内駿輔、黒沢ともよ、木野日菜、松田利冴、内山昂輝、早見沙織、島﨑信長
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

私たちは変わることができる、そして人生は続く

アニメーション制作:Lerche
監督:安藤正臣、シリーズ構成:海法紀光
キャラクターデザイン・メイン総作画監督:黒澤桂子、
音楽:横山克、信澤宣明、原作:篠原健太

子供たちだけで惑星キャンプが行われる時代。
ケアード・ハイスクールのB5班は、
無人の惑星で5日間過ごす野外学習に出かけた。
9人の少年少女たちは、惑星マクパで降ろされ、
楽しい日々を過ごすはずだった。
しかし、彼らの前に謎の球体が現れ、事態は急変する。

集英社のウェブコミック配信サイト『ジャンプ+』で
連載された作品。口コミなどで評判が広がり、
『マンガ大賞2019』の大賞を受賞した。
宇宙という舞台、子供たちだけの冒険、
陰謀がうごめく背景、9人全員が抱える事情、
惑星でのサバイバルなど、様々な要素のある
エンターテインメント作品となっている。

原作漫画は完結しているため、
1クール12話、しかも1話と12話を
1時間ずつを使う特別編にすることで、
5巻分を余すところなくアニメ化している。
{netabare}無料開放の漫画を少し読んでみると、
原作に忠実に作られているだけでなく、
宇宙空間に飛ばされたアリエスを
カナタが助けるシーンでは、全員が手をつないで
ふたりを救助するという改変も行っている。
(漫画では、このシーンは残されたワイヤーに
戻り、それを辿って帰還している。
1度ワイヤーを巻き取って、再度、別の誰かが
助けに行けばいいなどの意見もあるだろうが、
ここは全員で手をつなぐという行為に意味があったわけで、
良改変だったと個人的には思う){/netabare}

SFの部分では突っ込みどころが多く、
アニメが終了した後にSNSなどで大論争が巻き起こり、
作者が降臨する事態にまで陥った。
ある意味、SF要素のある人気作の宿命だ。
ただ、この作品はSFを見せようとするものでないことは
明らかで、批判する人の気持ちは分かるが、
そこについて深く突っ込み過ぎるのは違和感がある。
この作品において、SFのリアリティは枝葉の部分に過ぎない。

では、どこを重視しているかというと、
9人の子供たちが抱えている問題と、
その悩みを解消するために、仲間が相手のことを
思いやり、本当に大切なものを得ることについてだ。
9人の子供たちは、それぞれ幼少期から、
大きな喪失感を抱えながら生きてきた。
旅を続けるなかで、一人ひとりが体験してきた背景を
各々が理解しながら、解決していく構成になっている。
9人もいるキャラクター全員の過去について、
しっかり語っているため、彼らが失い続けてきたものに
思いを巡らせることができる。
だから、そこから彼らが何かを獲得する様子に
カタルシスを感じられるのだ。
それがこの作品の最大の見どころだろう。

舞台装置としては、孤島の閉鎖空間での
ミステリーと同様の形を取りながら、
それだけに止まらない群像劇として、
最初から最後までしっかりとまとめられている。
{netabare}特に11話『CONFESSION』での回想から
カナタの怒りにつながる流れは素晴らしい。
カナタ役・細谷佳正の演技は、抜群の説得力がある。
反重力シューズを履いてきて、
ワームホールを飛び越すという展開からの
決着の付け方も完璧だった。
この回は、夏クールの私が観た全話のなかでも
出色の出来だったと思う。{/netabare}

9人の少年少女たちは、数ヵ月の旅の間に、
自分の支えになる原点を獲得することができた。
アストラ号で過ごした日々は、
何事にも代えがたい時間として
今後の人生の支えになるに違いない。

引きこもりや親子断絶などが、
もはや当たり前になった現代において、
子供たちの心に響く物語に思える。
ここではないどこかに行けば変われるかもしれない。
行動すれば誰かとの出会いによって、
人生が動くかもしれない。
親から愛されない境遇にあったとしても、
生きていていいのだ。

そして、人は絶対に変わることができる。
(2019年10月19日初投稿)

投稿 : 2024/06/08
♥ : 93
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

判別可能なキャラ達と金太郎飴的な惑星群

原作未読

漫画の評判がいいから、が視聴動機。
全12話ただし初回と最終回が1時間枠だったので実質14話分のボリュームです。
序盤はもの珍しい細谷佳正さんのハイテンション演技を堪能することから。SF興味なくともこの一点で “ 買い ” かもしれません。2~3話経過してからはBパートの引きが良く毎話楽しみながらの完走です。

ざっとあらすじ:子供たちだけでどっかの惑星で5日間自活してこよう!スケール大きめの林間学校に意気揚々と出発したらトラブルに巻き込まれて帰ってこられなくなりました的なやつです。

キャストは多め。性格ははっきりとキャラ毎に別れており、キャラ回というよりキャラパートを設けてあまり尺を使わずにさらっと紹介。それでいて不思議と名前は覚えていられました。
{netabare}みんな多かれ少なかれ境遇は一緒だよ、との本作の特徴を活かしこのへんばっさり切りましたね。英断だと思います。{/netabare}


カナタ・ホシジマ(CV細谷佳正):リーダー 十種競技選手 アツい!
アリエス・スプリング(CV水瀬いのり):天然ドジっ子に見えて意外と有能
ザック・ウォーカー(CV武内駿輔):頭脳明晰鉄面皮 キトリーと幼馴染
キトリー・ラファエリ(CV黒沢ともよ):医者の娘 フニシアの姉 基本ガヤ
フニシア・ラファエリ(CV木野日菜):最年少 キトリーの妹 パペットマペット
ルカ・エスポジト(CV松田利冴):政治家の子 僕っ子亜種「オイラっ子」
シャルス・ラクロワ(CV島﨑信長):貴族出身 なんというかムツゴロウさん
ユンファ・ルー(CV(早見沙織):国民的歌手の娘 超内向的隠れ美人
ウルガー・ツヴァイク(CV内山昂輝):教頭の息子 本人はアウトロー志向

ポリーナ・リヴィンスカヤ(CV生天目仁美):ゲスト ポリ姉


途中経過時点ではおおむね今期多かった中間層上位 ( 自分比 ) の作品という見立て。完走は苦にならずそこそこ面白いが一皮むけてないといった「惜しい!」作品の一つ。
ただしそれは物語の全容が明らかになってくるまででした。起承転結の転から加速しきっちりまとめてゴールイン!一気に観るのがいいと思います。

引っ掛かったところ先に述べとくと、全12話のけっこうな部分を占める各惑星描写についてもっとエンタメに振り切って欲しかったな~ということですかね。


※各惑星の簡易説明

{netabare}惑星マクパ:当初目的地
惑星ヴィラヴァース:最初に訪れた惑星。肉食恐竜みたいなのとにょっきーん植物が脅威
惑星シャムーア:脅威のない草食動物。毒胞子まき散らすポールツリーが脅威
惑星アリスペード:リゾート惑星。地震と津波が脅威
惑星イクリス:自転してない過酷な環境。超獰猛な可動性植物が脅威
惑星ガレム:最後の惑星。わりと平和

一覧すると、植物らしきものが脅威だよというパターンが被りヴァリエーションに乏しい。{/netabare}

いきなり遠くの宇宙空間に放り出され、かくかくしかじかで食糧の備蓄量を見据えながら惑星を中継して帰還するという一大作戦決行中の若者たちです。

 未知の惑星にどんなものを持ってくるか?

これがいってみれば想定の範囲内。観てるこちら側の斜め上をいくようなタイプの惑星が登場してたら、

 本当に生還できるのか?

SFサバイブもののドキドキワクワク感はさらに増したことでしょう。
{netabare}そしてサバイバルパートが際立てば際立つほど第9話「全容見えてきました!」回との目線ずらしが奏功してたと思います。サバイバルと見せかけてサスペンスでしたの落差で評価は爆上がりしてたことでしょう。{/netabare}


この引っ掛かり以外は気にならず、中盤までゆるやかに右肩上がりで面白くなっていくストーリーだったと思います。サバイバルという題材と+αの謎{netabare}(「裏切者は誰だ?」){/netabare}を早々に提示してくれたおかげで、なにがなんだかよくわからないまま後半に種明かしみたいな不親切設計でもありませんでした。
起承転結の構成も手堅く、転からの終盤はオチも含めて意外性と納得感のある内容。このへん詳細は本編で!

ジャンプ連載だったわりには、下手に引っ張らず撒いた伏線を回収して短くスッキリと終わらせた構成にも好感を持ちました。良作です。



■物語の構成について ※ネタバレ

{netabare}出来過ぎなくらいハッピーエンドでしたね。それが嫌らしいと感じませんでした。
物語は以下の順で明らかになっていきます。

1.アストラ号メンバーの共通項
2.刺客はこやつ
3.この世界の秘密

序盤から2.は提示されていて視聴者の興味を引っ張る材料になってました。そして2.が明らかになれば当然「どうして?」がでてくるわけで、その説明が1.と思ったわけです。
これで1クールでも充分だったと思いますがおかわりがありました。3.です。期待値の一段上をいってました。{/netabare}


■優しい人たち

これは雑感です。人間の善意を信じようという作者の意図が根底にあったのだと思います。
{netabare}・ユンファのライブ会場に押し入ろうとしたキトリーと警備員とでひと悶着。直後、隣にいたアリエスのとある報告に控えめに拍手を送る警備員さん。さっきまでもめてたのにw
・アリエスの母ちゃんに連絡を取ろうとした時に、だれも疑わなかった。普段ならご都合とか平和ボケみたいに感じたろうにこの時はクルーの絆みたいなのをより強く感じました。不思議なもんだねぇ
・ピンポイントでしか覚えてなさそうなカナタが本を執筆できるわけなかろうもん。きっと隣にいた超絶記憶力の持ち主がサポートしながら書き上げたんだろうね、と妄想。{/netabare}




■(余談)カナタのアストラ

冒頭に戻るわけですがハイテンション細谷佳正さんが個人的にはイチオシです。
アツい!とにかく勢いがあるキャラでした。そして、彼は脳筋一歩手前の絶妙なバランスで好感度を保っていると思しき立ち居振る舞いをします。行動に根拠がある。よって知性も感じる。

モデルは武井壮?と思った人他にいないかしら。

なかやまきんに君でも春日でもないんだよなぁ 
武井壮なんだよなぁ



視聴時期:2019年7月~9月 リアタイ視聴

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2019.09.20 初稿
2020.04.07 修正

投稿 : 2024/06/08
♥ : 78

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ボッスン(スケット・ダンス)の宇宙物語

原作既読でした。
なので物語もわかっていましたが知ってても楽しめる作品でした。
でも、内容を知らない方が格段に楽しめますので、是非ネタバレ情報なしで楽しんでください。この作品、一気見タイプです。

設定は未来の高校生8人と10歳1人の計9人で惑星に行ってキャンプをするようです。
主人公はカナタ・ホシジマ。
運動能力とサバイバル能力に長けています。
どうやら他の高校生達も能力に特徴があるようです。。。


原作者はジャンプでスケットダンスを連載していた篠原先生
本作品もスケットダンスのギャグセンスそのままです。
篠原先生は東日本大震災直後に応援メッセージを作成して被災者に元気を与えたことを記憶しております。
ボッスン、カナタ達が人助けをするのは篠原先生自身の当たり前の気持ちなのでしょうね。

元気を与えてくれる作品。おすすめです。

原作は全5巻と読み易い作品なのでアニメ視聴後に楽しんでください。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 72

63.1 2 惑星で宇宙船なアニメランキング2位
TERRA FORMARS(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (775)
3692人が棚に入れました
2620年、致死率100%の「A・Eウィルス」による被害者が増加する。流行する前にその治療薬を作るべく、ウィルス培養のためテラフォーマーの捕獲が計画され、大型宇宙艦アネックス1号によって補充兵94名、幹部(オフィサー)5名、艦長の計100名の乗組員を送り込む。火星到着間際テラフォーマーの襲撃に逢い、乗組員は六班に別れ火星の方々に不時着する。テラフォーマーの更なる襲撃を乗組員はバグズ手術を発展させた「M.O.手術」によって得た能力を駆使して撃退するが、テラフォーマーも20年前のバグズ手術技術を奪うことで強化されていた。

PPN さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

規制やら回想やら面倒いのう(´□`;) 

600年後の火星を舞台に繰り広げられる
「人類vs人型ゴキブリ」の戦いを描いた
SFバトルアクション作品。
全13話。
原作はヤングジャンプで連載中の漫画。


規制と回想の多さが仇になった作品だと思います。
正直、この一言に尽きるかと(´▽`;)

「このマンガがすごい!」
「全国書店員が選んだおすすめコミック」
などで上位を獲得している原作との事で
かなり期待していたんですけどね…。

人類に牙をむく火星に巣くう人型ゴキブリや
特殊な手術によって進化した人類など
世界観や設定はとても面白いと思います。
人類がテラフォーミングのためにゴキブリを
放つとか本当にありそうな話ですからねw

が、如何せん規制と回想に苦しめられましたね。
規制によって画面は黒塗りモザイクばかりで
興醒めのバトルシーン。
その上、回想が多くテンポは悪くなるばかりと……。
作画・キャラデザもクセがあるので
合わない方にはキツいと思います。

好きな方には申し訳ないのですが
『この作品のアニメ化は失敗なのでは??』
というのが視聴後の感想です=3



若手からベテランまで実力ある声優が揃っているので
この面白い独特な世界観や設定をフルに生かした
続編を期待したいですが……無理かなァ(;´∀`)

DVDやOVAなら規制かかってないから買いなよ!
みたいな売り方だけは止めてほしいですねw





《キャスト》

膝丸 燈(CV.細谷佳正)
ミッシェル・K・デイヴス(CV.伊藤静)
小町 小吉(CV.木内秀信)
マルコス・エリングラッド・ガルシア(CV.石川界人)
アレックス・カンドリ・スチュワート(CV.KENN)
シーラ・レヴィット(CV.茅野愛衣)
エヴァ・フロスト(CV.佐倉綾音)
柳瀬川 八重子(CV.豊崎愛生)
シルヴェスター・アシモフ(CV.石塚運昇)
アドルフ・ラインハルト(CV.遊佐浩二)
ジョセフ・G・ニュートン(CV.石田彰)



《主題歌》

OP
『AMAZING BREAK』/TERRASPEX
ED
『Lightning』/TERRASPEX

投稿 : 2024/06/08
♥ : 55

ローズ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

誰が好んでGを見たいのか

地球では人口が激増。
そのために人類が火星に住めるように苔とゴキブリを放った。
火星で進化したゴキブリと人類との戦いを描いた作品。

まず疑問に思ったのがゴキブリに知性がある事。
たしかに身体的特徴が変わる環境だったのかもしれませんが、知能は簡単に向上しません。
人類の敵にするために大げさに描いた箇所ですね。

大まかなストーリーはありますが、作品の大半はキャラ紹介。
終わり方も唐突で、キャラの名前と特徴しか描いていません。

グロい場面もありますが、ゴキブリが相手だと規制無し。
規制ばかりで訳の分からない画面になるのは御免ですが、ゴキブリを見たいとも思いません。
ある意味、マニア向けの作品なのかなぁ。

2クールでじっくりと話を進めると思いきや1クールで終了。
戦う相手もゴキブリなので、好んで視聴したいと思いません。
俺達の戦いはこれからだ!と言われても勝手にやって下さいという感じ。
バトル物としてはいいのかもしれませんが、そんなにおススメできるとは思えない作品でした。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 49

自分はなんだったのか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

昆虫の進化って謎なんだよね

未知のウイルスから人類を救うため抗体サンプルを取るべくテラフォーミング中の火星に向う
SFなんだけど敵がゴキブリって…
グロシーン満載でTVでは規制で黒い大人の事情だらけ
最初は面白く感じたが中盤からダレてきた

テラフォーミングはSF素材として面白いんだけど、なぜゴッキーを最初に送った
まぁ人類が絶滅しても奴らは生き残るらしいけど

二足歩行にまで進化したゴッキー、対する人類はありとあらゆる昆虫の使える部分を人体に適合させ
対ゴッキー部隊でこれに挑む、あくまでもサンプル採取が目的のはずだけど
各国の選ばれた被験体者、思惑も暗躍してる模様

火星にもピラミットがあるらしい、ゴッキーだけじゃなくSF心をくすぐらせる
所を見せて欲しかった

中途半端に終わり続きは原作買ってね的な
2期は無いだろうな。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 45

66.8 3 惑星で宇宙船なアニメランキング3位
ヒロイック・エイジ(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (376)
2864人が棚に入れました
はるかな未来、宇宙に進出した人類は、先に宇宙に進出した「銀の種族」に滅ぼされようとしていた。人類の若き王女ディアネイラは、戦闘母艦アルゴノートにて、人類の最後の希望=ノドスを捜索し、ついに見つけ出す事に成功する。人類のノドスであるエイジは、「銀の種族」を退け、人類を救う事ができるのか?

声優・キャラクター
矢崎広、石川由依、近藤隆、清水香里、松山鷹志、田村ゆかり、釘宮理恵、新井里美、織田圭祐、千葉進歩、佐藤利奈、小清水亜美、加藤将之、鈴木千尋、沢城みゆき、世戸さおり、岡本寛志、安元洋貴、久嶋志帆、ゆかな、岸尾だいすけ、吉野裕行

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

壮大な宇宙観に感動できる稀少なSFアニメ

『蒼穹のファフナー』のスタッフらが再結集して制作された本作。
その特徴は圧倒的過ぎるスケール。
ギリシャ神話をモチーフにしたというシナリオ。
宇宙の真理へと導く、また人類やその他の種族が交錯しながらその真理へと辿り着く……。
物語の壮大さには胸を打たれる物があります。

が、一方であまりにも話が大きすぎて、頭では何が起こっているか理解できても、
その現象を感受しきれない面も……。

レンタルビデオ店や動画配信サイトでは一応ロボット物に分類されることも多いアニメ。
確かに人型ロボットも戦闘に参加しますし、
「英雄の種族」の力を宿した“ノドス”も巨大人型ロボットと言えなくもありませんが、
その風貌は野獣の如く異様で、外殻は装甲というより甲虫の如くグロテスク。

何より“ノドス”の実力は人知を遙かに超越。
その気になればリアルに地球割りくらいはできる圧倒的破壊力w
“ノドス”主導で展開する戦場には常識的なパワーバランスは通用しませんw

そんな宇宙へ最後発の四番手で出張って来ている人類は、
既に具体的な状況分析、判断の多くを人工知能に委ねていますが、
AIが弾き出すリスクもしばしば人類の想像を超えた規格外の絶望。
何か人類も随分、場違いなステージに出てきてしまったな……と申し訳ない気分になりますw

けれどこの恐縮も、案外、本作と折り合うための鍵だと私は思います。
「黄金の種族」に導かれるには、人類や宇宙の諸種族は余りにも無知で愚かで矮小である。
身に余る大きすぎる力を持てば、虚栄心から無益な破壊の限りを尽くす。
「黄金の種族」との“契約”に関して猜疑心を持ち、道から外れて転落しようとする。
人類やその他の種族諸々、身の丈に合った世界に引き籠もっていれば安寧なのではないか?
臆病な心が何度も後ろ髪を引っ張る。
それでも可能性を信じて突き進むことで、切り開かれる道がある。

それまで道を進むことを阻害していた、各々に巣くう有害な価値観、悪感情が、
明らかになった宇宙の真理を前に、それすら道筋、可能性として浄化されていく。
そこに本作の醍醐味があると思います。

スケールの大きさが感動の理由になる数少ない良作SFアニメです。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 20
ネタバレ

びふぃずす菌 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

姫様かわゆす!感動有!最高傑作!

数々のアニメを見てきている私ですが、この作品は上位に入ると思います。

感動があり、恋愛があり、他のキャラの心情の変化が多数あり、戦闘もあり、あぁ…もう良作ですよ!


銀の種族の会話のシーンは正直退屈でしたが、
戦闘シーン、主人公と姫様との会話のシーンが一番好きでした。

あぁ、姫様可愛いよ姫様(*つー`*)エヘッ

あのですね、皆さんにも共感してもらうために
何回も見直してる変態こと「第四真祖」が選んだ最高の場面を紹介したいと思います。

1話:{netabare}これはもう後半全部ですね!鳥肌がやばかった{/netabare}

2話:{netabare}エイジの歓迎パーティーでエイジが男性恐怖症の姫様に近づくとこ!それからエイジの「猿」みたいな行動に唖然とする姫様の顔がプリティーです。ハァハァ…それからそれから、隔壁を破壊して宇宙に出たエイジと姫様との会話です{/netabare}

※なんかもう、姫様が可愛すぎる場面が多すぎるので大まかにまとめます。

1.姫様とエイジの会話場面!これはどの話でも視聴必須です。自分は何回もリピートしました(*´’Д’):;*.’:;カハッ

2.イオラオスの心情の変化にも注目

3.姫様の口癖が「{netabare}エイジ{/netabare}」であること。←{netabare}姫様がエイジを心配しているとこが可愛すぎてニヤニヤが・・・w。{/netabare}

<観かた>あくまでも薦め
・1回目は全部見てください。(そうすると、話が大体つかめます)
・2回目は話がつかめてない人は全部。ある程度つかめた人は、姫様が出る場面、主人公が出る場面、自分が気になる場面を視聴。
・3回目は1話~数話、15話の後半、最終話の後半。

姫様可愛すぎて…変態になってしまいました。

※↑は、あくまでも2回以上全話観た方のみでお願いします。そうしなければ姫様の可愛さが半減してしまいます。


すべてよくできた作品です

{netabare}15話と最終話の挿入歌がまた感動です!{/netabare}


<キャスト>
エイジ →矢崎 広
ディアネイラ →石川由依
イオラオス →近藤 隆
アネーシャ →清水香里
モビード →松山タカシ
テイル→ 田村ゆかり
メイル →釘宮理恵
ビー →新井里美
パエトー →藤田圭宣
ロム →千葉進歩
プロメ →佐藤利奈
ユティ →小清水亜美
カルキノス →加藤将之
メヒタカ →鈴木千尋
レクティ →沢城みゆき
ヘスティア →世戸さおり
タキウス →岡本寛志
キリス →安元洋貴
イオーダ →久嶋志帆

結構豪華でしょうヤッタ(b´ω`d)ゼィ♪


<内容>
遠い未来、宇宙には自らを「黄金の種族」と呼ぶ者達がいた。

星々を創り、未来を知る彼らはまだ未熟な他の種族に呼びかける。「いでよ―――」と。後に宇宙には、それに応えた「銀の種族」「青銅の種族」「英雄の種族」が現れ、惑星をも容易に滅ぼす力を持つ英雄の種族はやがて争いを起こし、結果多くの種族が滅びに瀕する事となる。黄金の種族が戦いを諌めた時には英雄の種族は5人にまで減っていた。黄金の種族は彼らに「自らより弱い種族に宿り、彼らの為に生きるという」罰を与える。英雄の種族を宿した者は"ノドス"と呼ばれる、宇宙の命運を握る存在となった。

しばらく後、惑星オロンと呼ばれる星に一隻の宇宙船が墜落する。黄金の種族によって船は救われるが、その時には船員は赤ん坊一人だけが残されていただけであった。黄金の種族は英雄の種族の中でも強大な力を持つ\"ベルクロス\"をその赤ん坊の内に宿し、彼に赤ん坊を守るように命じる。また、赤ん坊の属する種族を最後の進出者「鉄の種族」と名づけ、彼らに「人類へ―――ここに、お前たちの運命を握る子供がいる」とメッセージを送った。後に黄金の種族はこの宇宙を去り、別の宇宙へとまた旅立っていった…。

黄金の種族が去った後、銀の種族は他の種族を支配し、鉄の種族=人類を敵と定め、彼らを滅ぼす事を決めた。人類の若き王女ディアネイラは、戦闘母艦アルゴノートにて、人類の最後の希望=ノドスを捜索し、ついに見つけ出す事に成功する。人類のノドスであるエイジは、銀の種族を退け、人類を救う事ができるのか?

投稿 : 2024/06/08
♥ : 18

たっぷりおから さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

主人公の純粋さ・強さに惚れ惚れ

英雄の種族という人型の怪物を身に宿した主人公エイジが人類の存亡のために戦うというもの。ロボット・SFものであるが、主な敵対勢力が異形で人類の存亡が危急の域にあるため宇宙戦艦ヤマトや進撃の巨人・マブラヴオルタネイティブ関連作品が内容的には近い。

このアニメで惹かれたのは何と言っても主人公エイジの純粋さと強さ。杜撰な環境で生まれながらどうしてこんなまっすぐな育ち方が出来たのかいろいろ気になる点もあるが、こんな少年が身内にいたら確実に溺愛していることだろう。物語中盤で権力だけ持ったどうしようもないクズが登場するからなおさら。

人柄もさることながらその実力も最上級。間違いなく人類最高戦力であり、人類(主にヒロインディアネイラ)のためにとあくまで純粋に思って戦うエイジに惚れ惚れしながら視聴していた。エイジ一人のためだけに視聴する価値がこの作品にはある。

2クールあるが、話は綺麗にまとまっており、各話のラストで「え?」となる回もあってなかなか良かった。話が綺麗すぎて少し先の展開がかなり分かりやすかったが。ただ、絶対死んだと思ってた人物が生きてたのにはビックリした記憶がある。胸糞悪くなる展開もあるが、努力した登場人物は必ず報われるので悲劇を見たくない方はご安心を。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 12

65.8 4 惑星で宇宙船なアニメランキング4位
宇宙戦艦ヤマト2199(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (99)
532人が棚に入れました
1974年にテレビ放送され、今なお絶大な人気を誇るアニメ『宇宙戦艦ヤマト』。

本作『宇宙戦艦ヤマト2199』は、このアニメ史上に輝く金字塔『宇宙戦艦ヤマト』をベースに、新たなスタッフで制作する全26話構成の新作アニメーションとして
イベント上映を中心に独自の展開を続けて参りました。

2012年4月からの第一章(第1話~2話)上映を開始してより現在まで
第四章(第11話~14話)までを上映。
旧作のファンのみならず熱い支持を集めております。

そして遂に『宇宙戦艦ヤマト2199』のTV放送が決定。
放送枠は『機動戦士ガンダム』シリーズ、
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』 『マギ』などの
大ヒットアニメーションを放送する、MBS・TBS系列全国ネットの
日曜午後5時(以後“日5”)。

『宇宙戦艦ヤマト』シリーズのTV地上波放送は、33年ぶりとなります。
日本アニメーションの金字塔である『宇宙戦艦ヤマト』が
“日5”枠でついによみがえります!

声優・キャラクター
菅生隆之、小野大輔、桑島法子、鈴村健一、大塚芳忠、麦人、千葉繁、細谷佳正、赤羽根健治、國分和人、千葉優輝、チョー、田中理恵、佐藤利奈、平川大輔、藤原啓治、土田大、伊勢文秀、高城元気、山寺宏一、秋元羊介、島香裕、宮本充、江原正士、玄田哲章、石塚運昇、小川真司、井上喜久子
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

旧作には旧作の良さがあるが、新作には新作の良さがある

言わずと知れた1970年代に放送された宇宙戦艦ヤマトのリメーク版です。
実は旧作は、放送当時は視聴率が低迷して当初3クールの予定が2クールに変更されたのです。
そして原案ではキャプテンハーロックも登場するはずでしたが、期間が短くなったために登場しませんでした。

私は古い人間ですので旧作のほうに愛着がありますが、
新作である2199は、以下のように素晴らしい点があります。
・絵が昔と比べて遥かに遥かに美しい。
 特にメカニックデザインが精密で迫力があります。
・以前の女性乗組員は森雪一人でしたが、今回は大幅に増えており、彩があります。
 特に戦闘部隊の山本は旧作では男でしたが、
 今回は凄腕パイロットの美しい女性として描かれています。
・イスカンダルの登場人物も増えており、物語に奥深さがでました。
・ガミラスの内部事情が詳しく描かれており、敵ですが共感する箇所が多く感じられます。
 特に冥王星前線基地司令官シュルツの家族愛や、同じガミラスでも人種差別があり、
 シュルツが憤りを感じる点、
 そしてドメル司令官だけが部下を人種差別せずに大切にしているのには共感しました。{netabare}
 ドメル司令官が最期に自爆覚悟でヤマトに突撃する際、部下全員に退艦命令を出したのですが…、
 誰も従いません。一人も退艦しません。
 ドメルが「なぜ退艦しないのだ!」と怒ると、部下たちが平然と、
 「生きて帰れたらこれは命令違反で軍法会議ものですね!」と、うそぶくセリフを吐きます。
 みんなは最期の一瞬までドメルと一緒にいたかったのです。
 ドメル司令官は多くの部下から慕われている素晴らしい上官でした。{/netabare}

ただ、旧作には旧作の良さもあります。
・オープニングの「宇宙戦艦ヤマト」の歌にはささきいさおさんだけでなく、
 女性スキャットの美しく神秘的な歌声がありました。当時の多くの男性ファンは、
 ささきいさおさんの歌でなく女性スキャットの声に憧れていたようです。
・そして何よりも、旧作は古代進の人間成長物語でした。
 最初は沖田艦長を『兄を見殺しにした男』と恨んでいましたが…、
 沖田艦長も同じ冥王星海戦で御子息を亡くされたことを知り、
 様々な出来事のたびに沖田艦長へのわだかまりが少しずつ解け、
 逆に誰よりも尊敬する人へと変っていったのです。


音楽は、宮川泰さんの素晴らしいBGM。それは昔も今も変わりません。
神秘的で美しく、そして戦闘時には激しく勇ましく、そして故郷を思う際には哀愁を感じる曲
BGMはこの物語には絶対に欠かせないものです。

旧作を見てられない方は、機会があれば見ることをお勧めします。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 16

タマランチ会長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ヤマトは爆発だ!

 宇宙戦艦ヤマトと言えば、子供の頃本当に大好きだった作品。メンコの裏にヤマトばかり描いて遊んでいました。私の中でヤマトと言えば何と言っても「爆発」シーン。ショックカノンが命中して、ガミラス艦が内部から火の玉が飛び出し、装甲版が紙のようにめくれ上がる。そういう描写にホントしびれていました。しかし、再放送で観ても子供の頃の感動は得られることはありませんでした。大人になって認識力が上がってしまったのでしょう。脳内で美化されていた映像とのギャップがあり過ぎで、ホントちゃちな描写に見えてしまいます。あれだけ興奮した「さらば宇宙戦艦ヤマト」も、やたら長くて冗長で退屈な話にしか見えず、興ざめしてしまいました。
 2199はそのリメイク版ということで、今の映像技術なら当時の興奮も再現してくれるんじゃないかと期待して観ていましたが、まさに期待を裏切らない、いや、それ以上の興奮をいただきました。ショックカノンが命中、貫通し、少し後ろに下がった後、火だるまにつつまれるガミラス艦。認識力の上がった大人な自分でももう「おわーーー!!」「すげ~~~!!」と興奮してしまいました。やっぱヤマトは爆発です!
 旧作ファンからは「こんなのヤマトじゃない」と評判は悪いようですが、私は全然逆です。子供の頃の興奮を再び味あわせてくれてありがとうと言いたいです。

旧作のこれでもかというくらいのご都合主義も、それなりに修正され大人のエンターティメントに堪える作品になっています。最後の沖田艦長がお亡くなりになるシーンも、旧作に負けず劣らずきっちり泣けました。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 12

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

いいリメイクと評価。

「ヤマト・・・何もかも懐かしい・・・」

ある意味、私のアニメ視聴の原点の一つ。
また、松本零士モノが大好きだったこともあり、こだわり、知識としてはある方の人間です。

オリジナル版はオリジナル版で良い悪い含めて認めなければなりませんし、認められるべきです。
あの時代としては、社会的影響も含めて、間違いなく超一流のエンタメSFアニメです。
これもまた、良し悪し含めて長年にわたって続編が作られてきたことからも、愛されてきた作品の原点です。
私も、もちろん大好きです。


で、このリメイク版ですが、私は十分楽しめました。

絵はきれいになっているし、CG等も活用されメカ系もエッジが効いてシャープな印象。
キャラクターもユニフォームもオリジナルをふまえた上で、古臭くならないように工夫されていたと思います。
女性キャラもだいぶ増えましたね。
そもそもオリジナル版には女性が・・・、って感じでしたから、これも現代風なリメイクと言ってもいいでしょう。
女性のユニフォームのセクシーさは昔も今も変わらずであんしn、いやスタートレックとかでも似たようなものですしネ、ゴホン!
でもやっぱり私はヤマトのユニフォームの方が好きかなw特に女性。



オリジナルの良さはもちろん認めた上で、
さすがに、ある意味「アニメ的古典」と言っても言い過ぎではないですからね、今観るとキビシイ点もあるのは仕方ないです。
ヤマトオリジナル以後の映画、アニメなどからいい意味で影響をたくさん受けているのが見受けられます。
スタートレック、ガンダム、エヴァ、マクロス・・・などなど。

設定上でも、もちろん荒唐無稽な点はありますが・・・そもそもSFってそういうもんですし、その上で、多少理論づいた体にはしてあるので、この点でもオリジナルより納得できる点は多かったかもしれません。

そもそも、単艦であの距離を・・・ねえ、とは思いますしねw
とはいえ、その無茶なところが魅力ではあるのですが。


あとは・・・、
敵であるガミラスとの人間的なカラミが増えていたのも今作の魅力の一つですかね。
敵には敵の事情があり、こちらにはこちらの事情がある。
それを、話しできない状態にしてしまうのが「戦争」ってやつなんで、っていう視点もしっかりとメッセージとしてありましたね。


そして、もう一つ演出面で泣かせるのが音楽ですね。
こちらもリファイン、リメイクされているのでしょうが、聞き覚えのあるBGM、歌。
リメイク版でも充分通用しているのが素晴らしいです。
途中で、OPが変わったりすると逆に違和感を感じるほどでした。
名作には音楽(名曲)もしっかりと含まれているんだなぁ、としみじみ。

スキャットや真っ赤なスカーフそして主題歌、戦闘シーンのBGM無理して効果的に使わなくても、逆に流すだけで効果的に感じてしまいます。




私的にストーリー上で衝撃的だったのは開戦の理由です。
ネタばれになるので多くは語りませんが、そっちにもっていくのか、と言う感じでした。
子供の私だったら、そりゃねえだろ、そんなことない、って言い張りそうですが、今は、色々と言いたいことはありますが「そりゃ、そんなこともあるかもな」って感じです。古来、戦争の発端ってあいまいなことが多いんですよねぇ、そして、お互い言い分が違うのが当然ですし、そこを話し合えなくしてしまうのが「戦争」って事で・・・、相手のことが考えられなくなる、だから「戦争」ダメだ!!ってことだと思うんですがね。

純粋にエンタメ作品として、この点は許容しましたが、どっかの国を想定してのステマ的メッセージであれば「バカめ」と言いたいところなんですがね、多くは語らないことにします。




あとは・・・、
真田さんがもう少し、技術屋チック、スペシャリスト的な方が良かったかなぁ。
良くネタになっている「こんなこともあろうかと・・・」っていうのが好きなんですけどね私的に。

それと、デスラーの実は・・・的なスターシアとの約束、
あれは~、まぁ「相手には相手の思いがある」っていう現代的な解釈なり、エクスキューズのために入れたのかもしれないけど、どうなんだろうな~。
正義の為に一時的に悪を成すっていうのは、あるかもしれないけど、途中であったような収容所とか、下等な階級が設定されているっていうところを観るとどうなんだろうね、ちょっと矛盾というか、気に食わないなぁ。
ま、そういう世界観の中では、ってことで納得するしかないかなぁ、そもそも、人は矛盾を抱えてるものだしなぁ。。。


まぁ、いくつかは・・・、いくつかは「ん!?」っていうところもあったんですが、総合的に良いリメイクだったと思います。

出渕さん頑張ったなぁ、って感じです、ありがとうございました。


オリジナル版とは別物として楽しむもよし、
オリジナル版の現代リメイク版として楽しむもよし、
多分、つまらないってことは無いと思います。

機会がありましたら、ぜひご覧ください。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 12
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