戦いで異世界なアニメOVAランキング 4

あにこれの全ユーザーがアニメOVAの戦いで異世界な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月14日の時点で一番の戦いで異世界なアニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

67.9 1 戦いで異世界なアニメランキング1位
虫籠のカガステル(Webアニメ)

2020年2月6日
★★★★☆ 3.5 (98)
428人が棚に入れました
21世紀末、人が巨大な虫になる奇病「カガステル」が発症する。“虫(カガステル)"は理性を失い、人を襲う。だが世界的に“虫"の〈駆除〉が認められたのは、世界人口の三分の二が喰い殺された後だった…。カガステル発生から30年後の西暦2125年。人殺しと言われる無情な〈駆除屋〉の青年キドウは、“虫"の巣窟である“虫籠"に近い黄砂の地で絶命寸前の男を発見し、彼の娘を託された。その娘の名は、イリ。父の死の悲しみに打ちひしがれ動こうとしないイリの頬を叩くキドウ。この出会いが二人を、世界を変える。

声優・キャラクター
細谷佳正、花澤香菜、花江夏樹、櫻井孝宏、浪川大輔、森川智之、興津和幸、諏訪部順一、塩崎智弘、茅野愛衣、白鳥哲、間宮康弘、山下大輝、鬼頭明里、杉田智和、悠木碧、鳥海浩輔
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

エクスターミネーター

NETFLIX独占放送配信。

人の体を虫へと変化させる奇病が蔓延し、
人類の大半が死滅した終末世界。
駆除屋の青年キドウは黄砂の砂漠路で、
絶命寸前の男を発見し娘と遺言を託される。

人から虫へ、激烈な進化で理性を失い、
群れを成し人を食す化物へと変貌する。
バイオハザード的な終末観漂う活劇である。
しかし蟻の社会性などこうなると恐ろしい。

起承転結バランス良く物語が展開され、
その裏にある人の「業」も重厚に描かれる。
主題を絞っているあたり週単話だと、
最近の疲れた僕では脱落したかも知れません。
濃密ではあるのですが物語に間延びも感じる。
声優はどこかで聞いた声ばかりで豪華です。
制作費は地上波より多いのでしょうね。

ここに描かれているものは、
擦り切れた道徳心に贖い生きるものと、
{netabare}歪んだ愛を信じた亡霊たちの物語である。{/netabare}
自らの無垢の信者は他人の罪に残酷なのだ。

物語・世界観を重視される方にぜひ。

しかし癒されたい(笑)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 31

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

どうして、こんな世界に生まれてしまったのだろう。どうして、こんな世界でも生きたいと願うのだろう。

この作品の原作は未読です。
私はNETFLIXで視聴しましたが、久々にNETFLIXに入会した旨味を感じた作品だったと思います。
大人の事情による総集編祭りや放送日時の遅延など、TVアニメ放送における需要と供給のバランスが崩れている状況を最近ちょいちょい目にすることがあります。

個人的にはそれら全てが悪いことだとは思いません。
人間のやっていることですから、いくら重厚なバックアップ体制をとっていたとしても綻びが出るのはある意味仕方無いと思います。
インフルエンザや、新型ウィルスなども世の中蔓延していますし…
ただ出来ることなら、放送日の遅延は止む無しとしてもクオリティだけは最後の最後まで頑張ってほしいですけれど。
ただ言いたかったのは、NETFLIXならそんな心配は皆無であるということ…
放送が遅れることも無ければ相応のクオリティが約束されているって、当たり前のことかもしれませんが、視聴する側からすると嬉しい限りです。
NETFLIXの有料会員数が鰻登りで増えているのも分かる気がします。


西暦2125年一人が巨大な虫になる奇病"カガステル"が発症。
虫は理性を失い、人を襲い繁殖し続ける。

これはカガステルを狩る"駆除屋"の青年・キドウと
閉ざされた過去を持つ少女・イリの物語。


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

人が虫化するのに前振りはありません。
発症してから完全に虫化するまで約20分…
この間に仕留めないと取り返しのつかない大惨事に発展してしまうのが、この作品の世界観です。

物語は虫に襲われて絶命寸前の男を極東で育った凄腕駆除屋であるキドウが発見するところから始まります。
その男からの最後の伝言は一緒に居た娘のイリを母親のところに連れて行って欲しいとのこと…
こうしてキドウとイリは出会い、物語が動いていきます。

キドウ役に細谷さん、イリ役に香菜ちゃんが起用されていること…
それにかやのんや鬼頭明里ちゃんが登場するのも相まって耳は幸せ一杯でした。
しかし香菜ちゃん…もうどれだけ鬼懸かった演技をするんでしょう。
しかも声質がとても綺麗…もう何度聞き惚れてしまったことか…^^;

ですが、このカガステルの世界は香菜ちゃんのスーパー癒しボイスをひたすら堪能できるほど甘くはありませんでした。
確かに虫の人当たりの厳しさは正直半端ありません。
大の大人ですら、一噛みで絶命させられるほどの強靭な顎と羽を持っていますし、硬い身体は銃弾ですら容易に弾き返すんです。

ですが、個人的にはその虫の脅威の物陰で暗躍する人間の方が怖かったかな…
確かに目的はあったのかもしれない…
けれど、目的と代償の大きさがまるで噛み合っていないのですから堪りません。
そんな理不尽が通用して欲しく無いと本気で思いながら視聴していました。

でも…この物語はそんな痛みだけの作品ではありませんでした。
揺れ動く心…これまでの生き方が言葉や態度を捻じ曲げてしまう…
それでも勇気を振り絞って一歩ずつ歩み入ろうとする姿勢が個人的には大好物でした。

キドウとイリは互いを知って何を選択するのか…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、「Be ZERO」
エンディングテーマは、「臆病な狼 2019」
どちらもHilcrhymeさんが歌っています。
どちらも相当格好良い楽曲だと思いました。

1クール全12話の物語でした。
物語が1クールの中で綺麗に収まっていたと思いますし、見応えも十分だったと思います。
何より地に足の付いた丁寧な仕事っぷりが感じられたのも個人的にはプラスのポイントでした。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 18

でこぽん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

可愛いヒロインと豪華な声優陣なのに…

人が突然、巨大な虫になる奇病。それが"カガステル"。
その奇病で人類の2/3が虫から食い殺されて、衰退した世界での物語。
虫の駆除屋であるキドウと謎の美少女イリを中心に物語は展開されます。


この物語は独自の世界観があり、イリが凄く可愛いので、魅力的なのですが…
私の持つ常識では理解できないところが数ヶ所あり、それがどうしても気になって仕方ありません。

物語に登場する人物が、ときどき非常識的な行動をするのです。
それが無ければわりと良い内容なので、残念です。

例えば、
巨大な虫には銃が全く効かないとわかっていながら、軍人は銃を装備しています。
もちろん虫に対して銃を放つのですが、効かないのでやられてしまいます。
なぜ、効かないとわかっている銃で戦うのでしょうか? もしかして死にたいの?

でも、その巨大虫に対してキドウが普通のナイフで立ち向かうと、ナイフが虫に突き刺さるのです。
なぜ? 主人公だから何でもあり? もしかして銃弾よりも速いスピードでナイフを突き刺した?


また、イリがマリオのお店のお手伝いをして、買い物に行く途中で財布を盗まれるのですが…、
窃盗団のリーダのリジーが「財布を返してほしければ今日中につかまえてみな。つかまえることができれば返してあげる」というと、イリが迷わず窃盗団と鬼ごっこをするのです。
少なくとも、私にはイリが仕事をほったらかして鬼ごっこをしているようにしか見えませんでした。

もし、つかまえることができなかったら、盗まれた財布を諦めるのでしょうか?
人から預かった大切な財布を盗まれたのです。窃盗団の言い分を聞く必要があるのでしょうか?


原作者、脚本家、監督、の誰もが、こんな単純なおかしなことに気づかないなんて、不思議で仕方ありません。

そんな非常識的な行動の描写が無ければ、この物語はもっと評価されたと思います。

ついでに、作品紹介に「世界的に“虫"の〈駆除〉が認められたのは、世界人口の三分の二が喰い殺された後だった」と記載されていますが…、
駆除を決断するのが遅すぎるのでは…。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 18

69.2 2 戦いで異世界なアニメランキング2位
ロードス島戦記(OVA)

1990年6月1日
★★★★☆ 3.8 (135)
682人が棚に入れました
暗黒皇帝ベルドに率いられたマーモ帝国軍と「至高神ファリス」を奉じる神聖王国ヴァリスを中心とする国々との戦い(英雄戦争)を背景として進む。アラニア王国出身の若き戦士パーンは、亡き父と同じ騎士になる夢を求めて仲間と共に冒険の旅を続けるうちに、英雄戦争の狭間で暗躍する「灰色の魔女」カーラの陰謀に巻き込まれ、「大いなる破壊」を回避するため「光と闇の均等」を説くカーラの言葉に戸惑いつつも誘いを断ってフィアンナ姫を救出し、自らの進むべき道を求めヴァリス王国に向かう。そしてマーモ帝国とヴァリス王国の緊張が高まる中、カーラの考えがロードス島の平和と相容れないものであると悟ったパーンらは、六英雄の一人である大賢者ウォートに助力を求め、遂にカーラの居場所を突き止め魔女に挑む。

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

日本のファンタジーを語る上では外せない作品

自分の人生に最も影響を与えた本です。アニメ、漫画、ラノベ、全てを通して、自分的No.1は、ロードス島戦記の原作です。

人生で初めて読んだラノベ。学校に持ってく本を探していたら、たまたま本屋で安く束売りされてたんで買っただけ。それがまさか、こんな歴史的な名作だったとは(偶然の出会いに感謝)。

エルフは高慢ちきで耳が長く、動きが素早い。なかなか子孫ができない。ドワーフは大酒のみで力が強いが、手先が器用で装飾品などを作るのに適している。

そんな、ファンタジーの「当たり前」を、日本で初めて紹介したのが、このロードス島戦記。(世界初ではない)

日本の国産ファンタジーとしては、シリーズ累計1000万部を超え、「ドラクエ」「FF」と並び、草分け的な作品です。

(TRPG版は)ラノベの老舗、角川スニーカー文庫の初作品でもあります。

まあ、とにかく、偉大な作品ということです。

さて、アニメですが、原作ファンからすると、やっぱり不満は残ります。(尺が限られてるからしょうがないけど)色々カットしてるし。作画と音楽は素晴らしい。作画は、今見れば古くさいですが、同時期の作品の中では高クオリティー。音楽は、いずれも透明感があり、幻想的で、ロードスの世界観をよく現しています。初めてサントラ買っちゃいましたし♪

とにもかくにも、原作小説を読んでほしい。それだけですな。正統ファンタジーとはこうあるべき、という教科書みたいな作品です。

初代ヒロインのディードリットは、歴史上一番可愛いエルフです! それだけでも、観る価値はある(笑)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 32

Zel さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ロードスという名の島がある。人々はロードスのことを、呪われた島と呼んでいる。

1990年OVA全13話でVHSにて発売
水野良著作のファンタジー小説のアニメ化
後に2006年にDVD復刻

20年以上前の作品とは思えない、言わずと知れた剣と魔法のファンタジーアニメの元祖
かなり古い作品なのにも拘らず作画も綺麗
声優も巧いし音楽も素晴らしい
そして何よりも原作が素晴らしい為、その物語に深く引き込まれる

原作は全部読んでるが、やはり13話にまとめる為には色々端折らなければならないエピソードが多々あった
更にOVA発売時原作が完結してなかった為終盤はオリジナルストーリー
それでもストーリーは綺麗に纏めてるし、個人的にはあのラストも悪くない
機会が在れば観て欲しい作品です

しかしディードリット可愛すぎるよね!
子供の頃ディードを演じてる冬馬由美さんの声大好きだった
今回他に最近はどんな役演じられてるのか調べたら、ヨルムンガンドのチェキータさんw
どちらも好きなキャラだけどタイプ違い過ぎてびっくりwww
いやー声優さんって凄いよねホント!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 18

westkage。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

日本製ファンタジー作品の大御所。私が初めて読んだライトノベル。

本作は水野良のライトノベルを原作とした作品になります。
もともとは1986年にパソコン雑誌「コンプティーク」におけるテーブルトークRPGの紹介記事として掲載された事が発端で、その人気の高さから1988年に小説化となりました。本作は1990年から1991年に制作・発売されたOVAであり、小説が連載中の作品になるため結末は大きく違っています。

私が初めて読んだライトノベルであり、ファンタジーが好きになるきっかけとなった作品でもあります。主人公は若き戦士「バーン」5人の仲間とともに冒険の旅をする王道系のファンタジー作品です。累計発行部数はシリーズを通して1000万部を超えたベストセラーと言う事で、私の世代のファンタジー好きは必ず目を通している作品ではないでしょうか?

小説版のイラストは出渕裕が担当しています。本作のヒロインであるハイエルフの「ディードリット」に当時凄く憧れました。小説版では細いラインで繊細に描かれていますが、OVAではやや違ったタッチで描かれているので、当時少しがっかりした覚えがあります。「エルフ=長い耳」というイメージを広く世間に定着させたのも、この作品です。

国産ファンタジーものの代表作であり、当時を知らない方でも耳にした事はあるかと思います。最近「召しませロードス島」なんていうショートアニメも放映されてましたしね。もし気になって本作をかじってみようと思うならノベルの方をオススメしたいと思います。OVAは流石に現在と比べてアニメーション技術が大きく劣るので、がっかりする結果になると思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 18

61.9 3 戦いで異世界なアニメランキング3位
天空侵犯(Webアニメ)

2021年2月1日
★★★★☆ 3.1 (52)
202人が棚に入れました
女子高生・本城遊理がふと気づくと、そこは見知らぬビルの屋上。彼女が迷い込んだその世界は、無数の高層ビルが吊り橋で繋がる明らかな“異常空間"だった。何も知らずに逃げ惑う人々を、容赦なく殺戮する謎の“仮面"。地上への階段が塞がれた、この地獄のような世界で生き残るには仮面に殺されるか、殺すかの二択しかない。遊理はこの理不尽な世界をブチ壊すため、そして、同じく迷い込んだ兄と再会するため、生き抜くことを決意するが果たして――?

声優・キャラクター
白石晴香、青木志貴、関根明良、榎木淳弥、梅原裕一郎
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

そこそこ。。見えるし、それなりに観れる、JKサスペンスアクション 

 
NETFLIXオリジナルアニメ。

■あらすじとか展開とか
 女子高生が目覚めたビルの屋上は殺人鬼が徘徊する閉鎖空間。生き残りをかけたサスペンスアクションが幕を開ける・・
 「殺戮の天使」とか『ダーウィンズゲーム』を思い出しますね。
 ~{netabare}
 仮面の狙いは、最初は人間を自殺に追い込むことだったのに、いつからか殺人するのが普通になってるじゃん。。
 仮面を被ると能力覚醒て・・JOJOかいなw
 てか、天空侵犯はまだ先なのね。。
 {/netabare}~
 シリアスとコミカルが半々といったところでしょうか。
 自分はキライじゃないです。

■作画
 キャラデザはキライじゃないけど作画的に残念なところも。
 アクションは悪くはないかと。
 多少グロとパンチラあり。
 唐突なお色気シーン・・まあ事情はお察ししますが、さほど色気を感じず・・というかむしろイタイ場合も。好みの問題かも知れないけど、もっと色気というものを勉強した方がいいような。。安易なエロは作品自体を安っぽくさせるかと。

■キャラ/キャスト(ほぼ自分用)
~{netabare}
本城 遊理(ほんじょう ゆり)
 本作の主人公。
 体質なのか、太ももの太さが変わるw
 cv白石晴香
 ゴールデンカムイのアシㇼパ、
 A.I.C.O.のアイコでしたか。
二瀬 真由子(にせ まゆこ)
 小柄な16歳の女子高校生。
 cv青木志貴
 デレマスの二宮飛鳥。
新崎 九遠(しんざき くおん)
 育ちの良い穏やかな女子高校生。
 cv関根明良
 ゆるキャン△2期の一宮遥香。
アイン
 小柄な女性仮面。日本刀が武器。
 cv安済知佳
沖原 真司(おきはら しんじ)
 ヘルメットを被った気弱な少年。
 cv緒方恵美
 声と名前と性格が某イカリ君のまんまww
日下部 弥生(くさかべ やよい)
 女性警官仮面。
 cv日笠陽子(納得)
卯月(うづき)
 田辺や青原と一緒に行動している少年。
 cv瀬戸麻沙美!!
 ちはや・・
ホワイトフェーザー
 女性スナイパー仮面。
 cv瀬戸麻沙美!!!
{/netabare}~
 声優さんの力量かキャラ自体はそれなりに個性や魅力を感じました。

■総括
 キャラが刺されば面白いかも。
 アラも見えるけど、ツッコミを愉しむ余裕があれば興味が持続できるし、自分はそこそこ楽しめました ^^;
 特に7話からの展開が好きかな。


 原作:DeNA系のWebマンガ
 制作:ゼロジー
  奴隷区、One Roomセカンドシーズンなど
 配信:2021年2月
 視聴:2021年3月

作画向上の願いも込めて2期に期待。
 

投稿 : 2024/05/11
♥ : 10

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

「考えるな、絶望しろ。」「世界(ルール)なんて、クソ食らえ、ぶっ壊す」

この作品の原作は未読です。
NETFLIXのオリジナルアニメシリーズの1作品なんだそうです。

改めて振り返ってみると、NETFLIXのオリジナルアニメシリーズの作品って結構あるんですよね。
「A.I.C.O. Incarnation」「虫籠のカガステル」「ケンガンアシュラ」「HERO MASK」など…
そういえば、最近地上波でも放送された「7SEEDS」もこのシリーズの1作でした。

オリジナルのアニメを視聴できるのがNETFLIXのメリットであると言えますが、マイナーな作品が多いだけに、あにこれの棚に登録されていない作品があるのが悲しいところです^^;


「私は絶対に生き延びなきゃならないんだから…!」

女子高生・本庄遊理がふと気づくと。そこは見知らぬビルの屋上。
彼女が迷い込んだその世界は、
無数の高層ビルが吊り橋で繋がる明らかな"異常空間"だった。

何も知らずに逃げ惑う人々を、容赦なく殺戮する謎の"仮面"
地上への階段が塞がれた、この地獄のような世界で生き残るには
仮面に殺されるか、殺すかの二択しかない。

遊理はこの理不尽な世界をブチ壊すため、
そして、同じく迷い込んだ兄と再会するため、
生き抜くことを決意するが果たして――?

『亜人』の三浦追儺(ついな)と、『ボックス!』の大羽隆廣がタッグを組んだ、
狂気のグロ死(デス)ゲーム漫画「天空侵犯」がついにアニメ化!

地上に降りることが出来ない高層ビルを舞台に、
圧倒的高所と圧倒的絶望感で描かれる予測不能の凶騒サバイバル!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

NETFLIXの作品にしては過激だなぁ、が第1印象でした。
人同士が殺し合うシーンや自殺するシーンなど、血しぶきやスリリングな展開が多かったので…
NETFLIXの作品詳細を見てハッキリしました。
この作品は、大人向けで「18歳未満の未成年者の視聴は推奨しません。」というジャンルに位置付けられていました。
個人的にはそこまで大人向け、という感じはしませんでしたけれど…

地上への降り口がナニモノかによって全て閉塞された世界…
突然そんな場所に飛ばされて、次の瞬間には変なお面を被った人に襲われて死にかけて…
普通の人なら、まずここで終わりでしょうね。
まぁ、ここで終わらないからフィクションなんですけどね^^;

物語の視点は悪くなかったと思います。
閉塞した場所でいつ襲われるかも分からない、という状況もスリリングさを助長していました。
ただし、この作品は作画が少々残念だったのが唯一の心残りです。

パーツの一つ一つが決して悪い訳じゃありません。
人に関しては、衣服の着脱の違いによる肉感の差だったり、背景の遠近感など、時折違和感を感じるレベルだったと思います。
あまり気にしないようにしていましたが、局所的に気になる点は何点かありました。

NETFLIXの作品は、時間をかけて制作するからクオリティは盤石だと思っていましたが、中には毛色の違う作品もあるんですね。

一方、声優さんは良い仕事をしていたと思います。
3人のヒロインを演じているのは、白石晴香さん、青木志貴さん、関根明良さんたち…
青木志貴さんがヒロインを演じる作品を視聴するのは今回が初めてだと思いますが、キチンとヒロインを演じられていたのではないでしょうか。

そして、これも最近のNETFLIXあるあるですが、1クールじゃ終わらないという点です。
途中から終わらない予感はありましたが、最終話で新たな展開の兆しがみえたところで終わり…
この気になる終わり方…勿論続編制作前提なんですよね!?
NETFLIXだから、きっと続編が制作されると信じています。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 7

REI さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

個人的な見解ですが私が一番嫌いな終わり方

原作は読んでません。

あらすじはアニコレで見てねー^^

設定は「今際の際のアリス」に似てる感じ
こちらはビルからビルへは移動出来るけど地上には降りられないとの
仮面の奴らとの純粋な殺し合いってことぐらいかしらねー

 ドラマ的にはテンポよく進んで、見やすいんだけど、最後までも見ても
なーんにも解決していない、すっきりしないアニメ
 Netflixはよくあるパターンなんだけど、(7SEEDとか)途中で終わらせるってのはどうなのかねー
 たぶん、次回作がある程で作っているので次回作があるんだろうけど、今現在の時点では、私、個人的な意見ではストレスの貯まるアニメですね。
 最初から続編があるよーって言ってくれれば、まだ、わかりやすいけどねー

 全てのアニメに携わる人に感謝を!!

 

投稿 : 2024/05/11
♥ : 4

計測不能 4 戦いで異世界なアニメランキング4位
真魔神伝 バトルロイヤルハイスクール(OVA)

1987年12月10日
★★★★☆ 3.6 (9)
25人が棚に入れました
異才漫画家・来留間慎一(別名:秋恭摩)の伝奇SFアクションコミック『魔神伝』のOVA化。 高校生・兵頭力は、格闘技世界一を目指す空手部部員。同部の女子・高柳涼子が案じる脇で、常に強者との死闘を望んでいた。だがそこに、異次元の魔導士ビョウドが出現。ビョウドは実は兵頭の時空を超えた分身的存在で、兵頭に強制合体、支配にかかる。だが結局は兵頭の精神の方が、両者の合体した肉体を制覇した。一方、ビョウドの現世界出現の際に、異世界の妖物・邪妖精も到来。この邪気を認めて、宇宙刑事の斬奸(さんかん)、そして念法の達人・結城が集結する。宿敵ビョウドと合体した兵頭を狙う邪妖精はやがて、兵頭に思いを寄せる後輩の女子・小山恵に接触。その肉体を取り込むが……。 監督は『マクロス』シリーズほかで活躍の、マルチクリエイター板野一郎。メインアニメーター・結城信輝の作画の迫力もあって、60分の本編時間の中に、高密度で見応えのあるアクションシーンが凝縮されている。

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

作画の出来は素晴らしいが、肝心のストーリーがぐちゃぐちゃ

この作品は、来留間慎一氏の漫画を原作としたOVAである。
アニメを見た後に、漫画の存在を知ったため、原作に関する
詳しいコメントはできない。

ジャンルとしては学園アクション物だろうか。自分なりに頑張って
あらすじを書こうと試みたのだが、頭の中で整理するのが
難しかったので断念することにした。理由は下記に後述する。

全体を通した感想としては、ストーリー構成が良くない。作画は
とても気合が入っているのに、ストーリーが全く追い付いていない
印象を受けた。例のシーンで期待が持てたので、割と楽しみに
していたのだが、それは私の勘違いだったようだ。

この作品で唯一褒められる点があるとするならば、終盤における
少女の人体再構成シーンだ。化物に憑りつかれ、最終的に肉体を
支配されてしまった少女を助けるために、主人公が行った
とても貴重な場面だ。

化け物の残骸にも、少女の肉体の一部が残っているとはいえ、
上手いこと少女を構成するパーツのみを抜き出し、融合させる
だけでなく命まで蘇らせる姿に心を打たれた。正に神業。
まるで芸術を見ているかのようだ。誠に感服した。
ただし、その光景はかなりグロテスクなので耐性は
持っておいたほうが良い。慣れていない人が見ると
吐き気を催す可能性がある。近年のTVアニメでは絶対無理だろう。
当時のOVAとして作られたからできたことだ。

ここからは問題点を挙げる。
この作品、余りにもキャラクターが多すぎるのだ。要は、
色々な要素を取り入れすぎたことで、かえって自分の首を
絞めているという悪循環に陥っている。
それにより、四方八方に視点が切り替わるので、キャラクターに
感情移入がしづらい。ほぼ同じ時間帯でそれぞれの戦いが
始まるのだが3つ巴どころの騒ぎではない。もはやスマブラ。
まるで、ゲームをプレイしているかのような錯覚に陥った。
そういった理由から、あらすじを書いていこうという気持ちが
湧いてこず、途中で考えるのを辞めてしまった。

一応、ある程度視点を狭めるために、何か所か合体している
場面があったような気がするが、それなら最初からキャラクター
を絞ればよかったのでは?
明らかに咬ませ犬にしか見えないものもいたし。

ぶっちゃけ、キャラクターもそんな魅力的ではなかった。
無理やり戦いに巻き込まれた者、自分から支配しようとして
逆に肉体を支配された者、妖魔を倒すことに命を懸けている者、
宇宙の秩序を守るために自ら参戦した者、
復讐のために上司を裏切った者等々…。

それぞれの思惑はなんとなく理解できたのだが、いくらなんでも
詰め込みすぎだ。しかも、これを一本のOVAに収めるのには
流石に無理がある。話を3つか4つ程に分散させ、それぞれの
キャラクターを掘り下げれば、かなり見ごたえがあったのに…。勿体ない。

作画に関しては申し分ないのに、ストーリーは非常に残念な作り
に終わってしまった。ぶっちゃけ、面白くないので
特に推奨するつもりはない。例の人体再構成シーンだけ
見れば十分だと思われる。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 10
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