教会で悪魔なTVアニメ動画ランキング 4

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の教会で悪魔な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月02日の時点で一番の教会で悪魔なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

67.1 1 教会で悪魔なアニメランキング1位
白聖女と黒牧師(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (122)
411人が棚に入れました
とある教会。そこには可愛いけどだらけグセのある聖女さまと、真面目で過保護で料理上手な牧師さまが住んでいました。 穏やかな日々の中で、密かに恋する聖女と鈍感な牧師が繰り広げる、"無自覚いちゃラブコメ"。 もどかしい二人の関係が行きつく先は――!?

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

狂信性女と人間性の欠如したKY牧師の無茶ラブブラックコメディに改題した方が良い!

 最終話(12話)まで観ました。2023.09.28

 聖女様…性女様に改称した方が良い位にローレンスを口説いてきますが、ローレンスは鈍いと言うか女にそもそも興味が無いと言うか…。

 男女の合体阻止のための小道具でしか無い宗教、聖職者設定も全く機能不善です。聖職者だから信仰対象の聖女と合体出来ないとかそういうハードルもありません。

 ローレンスはもう、人間性を疑うレベルで聖女様を相手にしません。人間と認識しているのかも怪しいです。話す猫や犬くらいにしか思って無い?カワイイけど性的対象じゃ無い的な…。

 全く話が進展しないまま終了してしまい、コレで良いのか?と疑問に思う作品でした。

 もう、二人を裸にして納屋にでも閉じ込めて、無理やり祝言挙げさせろよ…。伴天連でもそれでほぼ100%転ぶのは、江戸時代に実証済みだろ?とか小言を言いたくなりました。
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 11話まで観ました。2023.09.22

 聖女さまとローレンスの出合いが明らかに!セシリアは神の天啓を受けて自分が聖女だと認識したそうです。

 そして、森でオバァと暮らしていたそうです。これ、変人ババァに洗脳されたか、精神疾患のどちらかですよね?狐憑きで良くて座敷牢行きだろ?それとも魔女か?

 そして、オバァが死んだ後、大洪水を予知して村に来て、無茶な事を辻説法して村人に嫌がられるのですが、我らがローレンスが上手いこと言いくるめて、なぜか村人に聖女と認められたそうです。

 無理がありすぎる…。異世界の日常ものが上手くいかない理由がよく分かります。ちょっとぶっ飛びすぎじゃね?

 大洪水前に橋を壊すとなぜ村が救われる?そんなことある?ダムじゃないんだから、石橋一基位で被害そんなに変わらんでしよう。

 結局、ローレンスが村人を言いくるめなかったら、セシリアは洪水を呼びこんだ魔女だと村人がキレて、殺害されてもおかしくありませんでした。

 結局、ローレンスがこの女は聖女だと主張したから聖女だという…。これ、二人がくっついたら、それはそれで色々ヤバい気がするんですが…。

 村人愚民すぎ、ローレンス権威有りすぎ、セシリア疑問持たなさすぎ…。特にセシリアは一般的には狂信者と呼ばれるやつですね。

 この物語は、女性向けじゃなくて、男性向けなんでしょうね。男性が理想とする支配しやすい女は、社会から切れている女なので、余計な親戚や友人は雑音として排除しているという…。

 そのため、セシリアはピュアというより信仰のためなら死にそうなエキセントリックな人物です。

 背筋が寒くなる無自覚いちゃラブコメディ…。割とホラーですね。釈然としませんが次回最終回!楽しみです!

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 9話まで観ました。2023.09.07

 ヘーゼリッタの街編終了です。シリアス展開がやっと終わります。結局、聖女とは何かという設定が矛盾しており、さらに説明のために矛盾を重ねたエピソードでした。

 何か変な所… 
 ①教会は、牧師が若い女と宗教施設で同棲していてもOK!男女の性に寛容というか、放任主義というか…。
 ➁ローレンスは牧師なのに、聖女という存在の意味を理解していない。聖女の加護についての知識もない。教会の教義も理解してないのでは?
 ③セシリアは、同年代の友達が今まで居ないなど、幼少期を含めて過去がまるまる不明。本当に人間か?
 ④教会にいる大聖女は、聖女を守る存在らしく、聖女を守る活動をしているようだが聖女認定は誰がしているのか不明。
 ⑤聖女の加護の効果がぼんやりしている。牧師や聖女周辺の人でも分からん人には分からない。そのため、聖女の定義が不明確。
 ⑥教会の教義が不明。ローレンスとアベルの同僚の女性達(教会関係者だが、仕事内容不明)が、恋バナ大好きで、ローレンスとセシリアをくっつけたがるなど、第六天でも信仰してるのかと思わせるほど淫祠邪教っぽい。

 以上、宗教地雷を踏みまくっていますね。教会の目指すところは、乱交なんでしょうか?

 一応、公認宗教組織である以上、信者や配下の宗教家に対する統制は必要なはずですが、フリーダム過ぎます。

 現在でもそうですが、若者を集める組織は、建前上でも性の管理が必要です。酒や薬物をやっての乱交目的と思われては、公認組織としてはまずいからです。

 結局、家族や友人さえいない、生活無能力者のカワイイペットみたいなセシリアをニヤニヤしながら見守る話なのに、変にキャラクターに深みを出そうとして失敗している所が残念です。

 無自覚いちゃラブコメがキャッチコピーの本作ですが、舞台設定も無自覚という…突っ込んだら野暮ですかね?
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 8話まで観ました。2023.09.01

 ヘーゼリッタのトラウマとなった、フレデリカ聖女のお話。こいつも、モヤっとした存在でした。

 街の有力者が何処からか連れてきて、こき使ったら病気で死んだらしいのですが、悪いのは有力者で、教会は関与してない様です。

 ただ、フレデリカは監禁されて、お客をとらされていたわけでは無く、聖女の生き方として、甘んじて境遇を受け入れていたそうです。

 凄く疑問なのは、自分が聖女だっていう自己認識はフレデリカもセシリアも何処から湧いてくるのかが明らかにされていないということです。
 
 教会は、本部に大聖女がいるだけで、聖女の扱いにはあまり口を出さない様ですが、聖女という自己認識は何に規定されてるのか全く謎です。誇大妄想と何が違うの?

 フレデリカは、ブラック企業の社畜のように、金持ちに洗脳されていた可能性はありますが、セシリアの野良聖女ぶりは説明がつきません。

 洋服屋の小僧が前にセシリアに言ったように、「聖女って教育受けてるんですか?(何を根拠に聖女を自称してるの?)」という疑問が解決されていません。

 ある日、衆生救済に目醒めるんですか?社会不安で民衆が信仰の対象を求めるのなら分かりますが、作品中の市民はそれほど切羽詰まって無さそうです。

 教会の権威で聖女認定していれば、話が早いのですが、フレデリカの件を物語に入れてしまったので、教会が悪者にならない様に、有耶無耶にしているのでしょう。

 エモい話になるかと思って挿入したシリアス案件が物語の足を引っ張っています。良くないですね。
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 7話まで観ました。2023.08.24

 聖女様御一行、教会の会議に参加するため、へーゼリッタの故郷の都会へ行きます!

 いや…近いな。汽車と馬車ですぐに着きました。洋服屋の小僧もお使いのついでに同行しているので、大して遠くないようです。

 謎の宗教組織、教会で謎の会議…。職場放棄しているアベルも嫌味を言われる位でお咎め無しです。

 ローレンスの先生だという牧師が、教会に聖女が居るのは秘密にしとけとか、謎のアドバイスをしてくれます。こんな近所なのに隠せるか?情報網とかどうなってるの?

 教会における聖女の立場が相変わらず謎です。牧師は教会が教育しているみたいですが、聖女は僻地出身で教育を受ける機会が無かった者でもなれる様です。

 セシリアも、なぜ自分が聖女だと認識しているのでしょうか?現段階だと、教育水準の低い、低能女ニートが教会に寄生しているとしか思えないのですが…。

 神の天啓でもあったのかな?でも、それを証明する人がいないと、精神病院へ入院させられる可能性の方が高い気がするんですが。

 聖女って自称?誰が認定しているの?ローレンスがこの女は聖女ですと言っているから聖女なの?奇蹟を起こせるから?

 でも、奇蹟にしたって詐欺の可能性もあるわけで、誰か権威のある人物や機関が奇蹟認定する必要があります。部族のシャーマンじゃないんだから…。

 ローレンスにそんな権威があるとは思えないのですが…。もし、それがまかり通るなら、ローレンスみたいな田舎牧師が教会で聖女を自称する愛人を囲っている所もありそうです。

 へーゼリッタの街の聖女は、教会でこき使われて病気で死亡したそうですが、聖女は人間扱いされてるのかな?いくら宗教絡みでも警察案件でしょう。

 聖女は寺男や寺女みたいな教会に従属する奴婢で、労働基準法とかが適用されない社会なのかも知れません。

 そもそもセシリアの両親はどこにいるんでしょう?口減らしに発達障害で虚言癖のある娘を教会に売った?怖!

 ローレンスの爺ちゃんが唐変木な孫のために寒村から購入したのかもしれません。足りない娘でも、後継ぎが出来れば良い的な?

 何か、不穏なものを感じつつも、宗教改革時のカトリック教会ばりに腐敗していそうな謎宗教組織から目が離せません!

 セシリアは、聖女は珍しい存在だと自分で言っていましたが、教会で暮らすことも、村人達の信仰を集めることにも全く疑問を抱いていません。

 親が聖女だったとか、教会に子供の頃から住んでいたならまだしも、どこから来たのかも不明な存在なくせに、この自己認識はマジで怖いです。

 普通に考えたら洗脳されてるか、精神疾患でしょう。セシリアの過去が明らかになるか、とても興味深いです。
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 6話まで観ました。2023.08.18

 半クールが終了しましたが、聖女様の存在がふんわりしています。 

 聖なる力で色々奇跡を起こせるようですが、教会との関係が相変わらず不明です。

 教会は聖女教というわけでは無さそうですが、保護はしているのかな?頑なに教義の説明はしない方針の様です。

 どうも、なろうが跋扈してから、テンプレなら世界観の説明はいらんだろ?的な態度の作品が増えた様な気がします。

 ある程度の世界観の説明が無いと、日常モノと言えども、物語として成立しないのではないでしょうか?

 全ての事象が聖女とローレンスがイチャラブするための小道具でしかない世界は、好き嫌いが別れそうです。

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 5話まで観ました。2023.08.14

 深まる謎宗教への違和感…。バレンタインがあるのでキリスト教ベースの様ですが、聖女様、精霊的なものと会話して、騒ぎを治めたりします。これは魔女の所業の様な…?

 アベルとヘーゼリッタの関係も不明です。デキてるの?嫁入り前の良家の子女が教会に居候出来るかな?完全に物語の狂言回しのためのキャラクターです。

 教会も、ローレンスさんが祖父から世襲しているようですが、浄土真宗なの?肉食妻帯あり?禁葷酒もクソくらえ?

 ローレンスさんの両親は何してるのかな?五体投地しながら聖地巡礼でも行ってるのかな?

 何か皆フリーダムな感じで、宗教として成立していない気がします。結婚しても聖女でいられるのかな?魔女なら何でもありですが…。

 こんなことは気にしてはいけないようです。セシリアたんカワイイ!!(*´Д`)ハァハァ

 ボロが出ないことを願いつつ視聴継続です。

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 3話まで観ました。2023.07.28

 主人公達はキリスト教っぽい謎宗教の牧師と聖女です。謎宗教の教義に深入りすると地雷を踏むので、どんな宗教かは明らかにならないでしょう。そのため、キャラクター達の背景に深みはありません。

 コイツら何なの?とか思ったら楽しめません。物語の開幕2.9秒で牧師と聖女が合体しないための方便で登場した宗教設定なので、気にしてはいけません。

 イチャラブ雰囲気アニメなので、起伏のある展開は無く、このままワンクール行くと思われます。
 
 ゆるゆるとながら観できる視聴者向きです。可もなく不可もない感じですね。
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 1話観てのレビューです。2023.07.14

 牧師と聖女、1話からデキている…。昨今の恋愛アニメはこんな感じばかりですね。悪い意味ではないです。

 お互い意識している以上の関係にならないための障害をどう設定するかに作品の個性が出る様です。

 相手に全く気が無い、恋愛成就が困難な話は観ていて疲れますし、単なるストーカーの話しになりかねないので、コレはコレで良いのかもしれません。同意は取れよと…。

 本作品は作画も良く、キャラもかわいいので、ニヤニヤしながら観るには良いのかもしれません。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

天災的なアイドル様

聖女と牧師の甘口ラブコメでありますが、突っ込みどころは満載です。

教会、牧師とくればキリスト教を意識しているとしか考えられませんが
{netabare}聖女がいたりロザリオみたいな十字架ぶら下げているところを見ると明らかに
「カトリック」にしか見えないわけであります。

牧師というのは「プロテスタント」に属し、聖書の教えに忠実だからこそ
聖母だとか聖女なる根拠不明な存在には重きを置かず、【偶像崇拝】の禁忌を理解している
からこそロザリオみたいなものを身に着けることには慎重だったりします。

信者も多く、より多くの権威と権力を持つのが【ローマカトリック教会】であり、従って
影響力も強いと言えますが、信仰の自由を求めてわざわざ新大陸に移住してきたような
プロテスタントとそれを迫害してきたカトリックは、基本的には別の宗教と考えるべきであります。

プロテスタントとは「抗議する者」であり、ローマカトリック教会と教皇に従順であるなら
プロテスタントと呼ばれる宗派は存在しなかったわけであります。

【聖母マリア信仰】をごり押ししているのは【イエズス会】でありますが
【聖母マリア信仰】の本質は太古の昔から続く【女神信仰】にありまして
【イースター】という宗教行事が示す通り、【女神イシュタル】=【イシス】を
崇拝しているわけであります。

【イエズス会】のシンボルである【黒い太陽】に【IHS】の文字
【IHS】は「三天使」あるいは「三柱の神」を表しており
【イシス・ホルス・オシリス】であるとも言われています。
(オシリスだけ頭文字でないのはグノーシス主義的な発想なのかもしれません)

【ローマカトリック教会】はそもそもローマ帝国の宗教機関でありますので
聖書に忠実であるかどうかとかどうでもよく、キリスト教を国教としたのも
宗教を利用して巧いこと統治してやろう目論んだからでありました。

宗教改革の一件で純粋聖書解釈の論争では分が悪いと判断した【イエズス会】は
プロテスタント教会に工作員を潜入させ、聖書解釈の見解をカトリック寄りなものに改ざんし
プロテスタントの考え方をカトリック的なものとすることに成功し、聖書に根拠がない
クリスマスや日曜礼拝の習慣がプロテスタントに浸透し、プロテスタントの世俗化に
見事成功したわけであります。

ユダヤ教が【バビロニアタルムード】に侵食されたように、聖書に忠実なプロテスタントも
【イエズス会】と【カトリック教会】の教義に侵食され、宗教のカオス化は現在に至るのであります。

「自堕落な聖女」とは【堕落の天使】の暗示でありまして、
「江戸前エルフ」や「よふかしのうた」に繋がる話であります。

「よふかしのうた」のOPソングのタイトルが【堕天】であるのはヒロインのナズナが吸血鬼であり
【ネフィリム】の眷属であることと関係していまして、【ネフィリム】とは
【堕天使】の子孫のことを意味するのであります。

【女神イシュタル】も【ネフィリム】の一族でありまして、血統的に言えば
【巨神族】や【鬼神族】と一致しますので、要するに【悪魔族】ということになります。

聖書解釈上では【女神イシュタル】は【悪魔族】ということになりますが、そうなると
古代の「女神信仰」を前提として成り立つ【聖母マリア信仰】も同じ穴の狢ということになりまして
「天才的なアイドル様」を崇め奉る信仰の類は【サタニズム】に属するという結論になります。

本作に登場する聖女様と「江戸前エルフ」の女神の立ち位置は全く以て同じであり
現代でも女神信仰は脈々と受け継がれていることを実感できるわけであります。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 1

たナか さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

nuclear self

きららライクでやさしいせかいなゆるふわほっこりほんわかメルヘン。
恋愛モノというより擬似家族モノの比重が強めな少女漫画。

もともとTwitter4コマ漫画らしいがなかなかうまく再構成されてる。

はわわロリがはわわするやつ。健全なお花畑仕様でお子様にも安心。役職上からの絡みで距離感にも嫌味がないうえ、同居のサクサク展開でタイパに優れ、背景CGのさりげなさもグレイト。OPはクラリスのゆるふわ感が最高にマッチ。EDはキャラソンにして欲しかった。

キャラデザは原作より萌え度ダウン。ヘーゼリッタは2ランクダウンな印象でセシリアを立てる役回りへ。きららっぽい見た目に反してそこまで内輪に閉じてるでもなく程々に外部が絡むことでTwitter漫画らしからぬ奥行きが出ててなかなかお見事な仕事。各キャラの役割分担はきららレベルにわかりやすい配置だが、ブッコミ要員小僧のエリックや明言装置姐さん占い師ミルなどもあまりしゃしゃり過ぎない塩梅が絶妙でいいバランス。

12
なるほどこういう落とし所ですか。原作未完だしな。

アニオリで無理矢理白黒つけないところに原作愛を感じる実にいい仕事。最終回でのミル姉さんとエリックの会話はこの作品に向けられる的外れな難癖に対する皮肉のようで微笑ましい。触れ合いによる機微を細やかに描き各々のささやかにみえてたくましくもある成長加減にほっこりする少女漫画らしい繊細な味わい。ハードコアを好むジロリアンには薄味過ぎるかもだが、たまにはこういう箸休め的なやさしい味も悪くない。Twitter漫画原作のアニメとして見れば完成度は高いと思われる。

ラブコメアニメ=メンヘラバトルは今や昔。時代は変わったのでしょう。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5

64.1 2 教会で悪魔なアニメランキング2位
ノケモノたちの夜(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (107)
286人が棚に入れました
傍にいる悪魔が、救い。
傍にある少女が、暇潰し。
19世紀末、大英帝国の片隅での2人の出会いが
居場所を求め彷徨う物語を紡ぎ出す。
孤独を分かつ者たちに囁く
悪魔と少女の常夜奇譚。
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

「テンプル騎士団」の正体を示す暴露系!?

「悪魔契約」を前提とした物語としては非常によくできている作品でありました。

悪魔について適切に表現されており、ある意味「真実の暴露」をしているとも考えられ
従いまして、個人的には物語評価を加点して「4.0」にしたいくらいであります。

映像表現としては異能力バトルという形式に則っていますが、{netabare}悪魔と契約者との絆
みたいなものの方を重視していますので、考えようによっては契約者はバトルの足を
引っ張っているだけの存在とも言えるわけであります。

バトルの作画が良ければ本作の評価はもっと上がったでしょうか?

いいえ、本質的に異能力バトルを重視してる物語ではないので作画はおまけみたいな
ものでありまして、「ダークファンタジー作品」に慣れていない人が本作を見ても
感覚としてついて行けないものを感じるかと思います。

ダークファンタジーについては「ベルセルク」の原作を読めばそれで十分であり
本作にしても「メイドインアビス」も見る必要ないと個人的には考えています。

大事なことは【等価交換の原則】でありまして、それさえ理解したらならばこのジャンルは
用済みと言っていいのかもしれません。

すべての元凶は【等価交換の原則】であり、その制約に囚われなければパターン化した
お約束の犠牲者は出なくて済んだのでありますが、この原則を頑なに守るのが
「ダークファンタジー」というジャンルでありますから、従いまして「予定調和」の
悲劇がお約束のように起こり、その「悲劇性」に酔いしれるのがダークファンタジー作品
の特徴であるというわけであります。

予定調和の悲劇性については「デウスエクスマキナ」=「機械仕掛けの神」
という言葉で示されるものでありますが、「絶望」展開からの揺り返しの反動として
「希望」を示すというある種のパターン化されたものであり、例えば最大のピンチに
間一髪のタイミングで「救援」が来るみたいな感じで、今ではあらゆる物語の常套手段
ともなっている手法であったりします。

「異能力バトル」<「ダークファンタジー」というのが本作の作品傾向でありますから
「異能力バトル」作品として見たら全然面白くないということになるのは必然と言えるでしょう。

「作画中心主義」という観点の最大の弱点が何なのかと言えば、物語のジャンルの選別が
曖昧になりがちになることであると個人的には考えておりますが、例えばサイバーパンク作品
とスチームパンク作品の違いやファンタジー作品とスチームパンク作品の違いなど
作品がどのジャンルに属するかで、読み取り解釈の方もその影響を受けますので
物語解釈上は、作風カテゴライズの成否がかなり重要なポイントになるような気がします。{/netabare}

●「悪魔の名前」をバラす!?

「アスタロト」という悪魔の名前の語源は{netabare}【アスタルト】と言う女神の名前であります。

「アスタロッテのおもちゃ」の「アスタロット」の由来は当然【アスタルト】でありますが
【イシュタル・イナンナ・アフロディーテ】と言った【女神】たちと同類
であると考えられています。

「天空の城ラピタ」の「シータ」の名前の由来は【イシター】=【イシュタル】であり、
【アフロディーテ】は「ローマ神話」の【ヴィーナス】に一致します。
【イナンナ】と言えば【八芒星】の【イナンナスター】のルーツでありまして
【金星の女神】ということになります。

【アスタルト】は【バアル】と言う【鬼神】の妻でありまして、【鬼神】は頭に角が生えた
【鬼族】ですから【デーモン族】ということになり、女神は【デーモン族の妻】という
立ち位置になるわけであります。

【バアル】という【鬼神】は【須佐之男命】と一致しますので、鬼滅の刃の主人公の元ネタも
【バアル】ということになりますが、【バアル】には【バアルゼブブ】という
異名があったりもします。

【明けの明星】は【ルシフェル】であり【ルシファー】でありますから
【金星】からも【鬼神族】からも女神が【デーモン族】に属するという図式が成り立ちます。
「異世界飯」にも登場した「加護を与える【女神】」とは【アスタルト】と同じく
【悪魔族】であるというのが結論であります。

「貪欲な【女神】」たちは「契約」の際に「【供物】を対価として要求」します。
これが【等価交換の原則】であり【悪魔契約】の本質であるわけであります。

「バルス」は滅びの言葉ですが、【イシュタル】はその「災い」を発動します。
「対価」として奪ったのは「ムスカ大佐」の「視力」でありました。
力を求め権力欲に溺れた「大佐」は「女神の力」=「魔石」に憑りつかれて
その代償を支払わされたのであります。

【クババ】=【キュベレイ】も【アスタルト】と同類の女神でありますが
【クババ】とは「キューブ」とも言いまして、「聖地メッカ」にある【ブラックキューブ】の
由来は【土星】でもあり、「女神のキューブ」であるとも言われています。

死闘の末に力尽きた「ダンタリオン」は最期には【リング】の姿に成れ果てまして
相方のルーサーがこのリングを拾い上げ太陽に向かって掲げます。

【リングの輪っか】の中心に「太陽」が収まる構図が示されますが、それで何を表現
したいのかと言えば「太陽」を【土星】に見立てた【黒い太陽信仰】というやつであります。

眼帯と言い、武器と言い、徹底的なまでに【プロビデンスの目】だらけの契約者ルーサーは
【土星】塗れの【土星信者】なのでありましょう。

【キュベレイ】と言えばモビルアーマーにもありますが、「まどマギ」の「Qベイ」
その正体は【キュベレイ】であります。

「僕と契約して魔法少女になってよ」というのは「貪欲な女神」による【悪魔契約】
まさにそのものを表しているわけであります。

「剣十字騎士団」の拠点を襲撃した際に副長の自爆テロ攻撃でダンタリオンと契約者は
生き埋めになり、力を使い果たした影響なのか?ダンタリオンが一時「石化」
したような感じになりますが、この「石化」は「Dr.ストーン」や「進撃の巨人」にも繋がる
秘密が隠されていまして、典型的な「裏設定」というやつであります。

「悪魔契約」を前提とした物語というのはある意味「裏設定」が最強レベルとも言えますので
解釈し甲斐がありますが、これを知らないならば意味不明な表現に当惑するだけで
終わり兼ねませんので、注意が必要であるように思います。

初代「ブラック【ベル】」卿は悪魔と取引しその結果、「直系男子」は悪魔が見える目を
持って生まれるようにという願いが叶えられたということでありますが、
男子でない「レディ・ダイアナ・ブラック【ベル】」は偶然に?
「悪魔の目」を持っていたとかいう話では、矛盾しているようにも思えます。

【悪魔契約】とはそもそも絶対であるはずでありますから、矛盾する
ことはあり得ないということになるはずであります。

つまり【悪魔契約】のお約束通りに「ダイアナ」は「男子」であり、
LGBTの類ということになります。

これもある種の裏設定を前提にした解釈法でありますが、例えば「レディガガ」の
性別について疑惑がもたれているというのも理由は同じでありまして
「レディガガ」の「奇抜なファッション」などに典型的に表れていますが、
彼氏?彼女?の事情、その思想的な特徴を端的にしますならば【サタニスト】
ということになります。

【サタニスト】にとっては「同性愛」=【ソドミー】こそが正義なのであります。

本作は【悪魔契約】を前提にした物語ですから【サタニズム】に異常なまでに
精通しているのも当然なわけなのであります。{/netabare}

●戦闘バカの夢の後

「ヴィンランド・サガ」の主人公トルフィンは{netabare}復讐のために戦闘バカに成り下がり
そして時が経ち、自分の過去を振り返り、自分の人生に激しく後悔します。

戦闘バカは先を見ずただそのシーンだけに身を任せ狂気のバトルを繰り返します。
もしかしたら異能力バトルものとはそんな戦闘バカをただ描写した作品なのかもしれません。

マルバスは戦闘バカの悪魔と対峙します。
彼もバトルジャンキーと同じく戦に興じ、その際に出る脳内麻薬を味わうことに
生き甲斐を感じているということでしょうか?

マルバスが戦闘バカの悪魔と対峙するのはむしろ、戦闘バカとは違う信念、生き様があり
それを通そうとするからこそ戦わなければならないということになるのでしょう。

戦闘バカはバトルに熱量を求めるものであります。

しかしウィスにしてもマルバスにしても基本的に戦闘バカには興味がないので
必要最小限度のカロリーで{/netabare}十分ということになるようであります。

●「右脳力」バトルもの

本作は異能力バトル系であるものの{netabare}悪魔付きを前提としており、
必殺技が炸裂して敵を圧倒するようなタイプのものではないようであります。

敵を倒す爽快感みたいなものもなく、バトルの熱量もほどほどで、と言うのも
マルバスの契約者ウィステリアがそもそもバトルなど望んでないからであります。

本作においてはバトルは単なる手段であり目的ではないという意味ではバトルシーンを
最大の見せ場とするジャンプ系の異能力バトルとは別タイプの代物ということになり
異能力バトルを期待する人にとっては全く心に刺さらない可能性が濃厚であります。

バトルアクションよりも物語に重きが置かれ、キャラの心理描写に焦点があてられますので
見て楽しむというよりは、読み取り感じることにある程度慣れている人向きの作品と言えます。

例えば契約者ウィスの葛藤や苦悩、それを感じ取ることができるか否かで、評価は人によってまちまちとなるのかもしれません。


ワトソン&ホームズに更なる出番があるのか、ないのかは不明ですが
出番なしだとしたら、非常に微妙なゲスト出演ということになりそうです。

剣十字の団長がやたら強く人間の域を軽く超えていますが、元ネタが【テンプルテンプル騎士団】
だとしたら団長は悪魔付きということになるのかもしれません。

悪魔ではなく神の加護、例えば「聖母マリア」とか言い出すとしたら
恐らくボロが出ますので神の加護という線は薄いように思います。

「【ベル】の第一法則」すなわち「死亡フラグ」がいつ発動するのか考えてみましたが
これは「ブラック【ベル】」の兄妹が皆殺しにあったという過去の時点ですでに成就しており
よって将来発動するものではないという可能性が濃厚であるということなのかもしれません。

それでも【ベル】がまたしても波乱を起こすような予感も相応にいたします。
【ベル】は{/netabare}忘れた頃にやって来るでしょう。


●ミリヲタ君登場の巻

今回予想外なまでに異能力バトル的な展開が繰り広げられ、 {netabare} 少々面を食らいましたが
ようやくここで物語が大きく動き出したように思います。

軍服姿のミリヲタ君はやばい感じのバトルジャンキーであり、いかにもと言う感じの悪魔契約者
でありますが、悪魔契約とは本来頭がイカレタ人が行うものでありますから筋は通っている
と言うことになるかと思います。

王道を行く悪魔契約者と規格外の悪魔契約者である主人公たちとの対立が今後
どのような展開を迎えるのかについてはとても興味深いものを感じます。

バトルジャンキーのミリヲタ君の願いは失われた自分の記憶を取り戻すことでありますが
これこそまさに「悪魔の契約」と言うやつでありまして、待ち受ける結末は恐らく{/netabare}
言葉では表し難い類のものとなるのでありましょう…

●裏設定だけはなんだかもの凄い作品!?
「魔眼」の主の名は「レディ・ダイアナ・ブラック【ベル】」、
{netabare}そして当主の名が「【ノア】・ブラック【ベル】」でありますから
この関係性から「剣十字騎士団」を考えた時に導き出される方程式の答えは、
一択しかないように思います。

「剣十字騎士団」の「十字」とは「十字架」が由来であるはずですから、十字架刑という
残虐な刑罰が趣味のローマ帝国並びにローマカトリック教会と関係性が深い
騎士団、即ち【テンプル騎士団】を暗示しているのだということになるでしょう。

テンプル騎士団のルーツはそれこそ冒険者ギルドに所属する騎士団のように聖地エルサレムへ
巡礼の旅をする巡礼者を庇護することを使命として随伴した宗教的色彩の強い騎士団でありました。

聖地エルサレムに辿り着くまで巡礼者の資産を騎士団が預かるわけですが
危険な旅路故に命を落とす巡礼者が後を絶たず、一説によれば60%の資産は返還不能となり、
結果騎士団が接収することとなって、ボロ儲けができてしまったという話であります。

最終的に拝金主義者となり堕落していった騎士団は、世にも悍ましい(変態性癖のある?)
宗教的思想に染まり、告発された挙句異端認定され総長ジャック・ド・モレーなど主要な団員は
火刑に処せられ騎士団は解体されたというのが結末であります。

一説によればテンプル騎士団に対する嫌疑はフランス王フィリップ4世の言い掛かりであり
資産狙いの陰謀であるという説もありますが、テンプル騎士団がある種の異端思想に
染まっていたのは事実であり、そもそもローマカトリック教会から一目置かれ税制免除の
優遇措置を受けていた時点で、清廉潔白の宗教騎士団という線はあり得ないという結論になります。

ローマカトリック教会、フランス王フィリップ4世、テンプル騎士団とういう
「3者はそれぞれ嘘をつく」そして
それぞれの思惑で動くパワーゲーム合戦でうっかり足元すくわれたのがテンプル騎士団であり
上手いことしてやったのがフィリップ4世であったというだけの話のように思います。

巡礼者の命よりも資産を増やすことに必死になり現代の銀行システムの礎を構築したような
テンプル騎士団が純粋無垢で敬虔な宗教的な組織とするのには無理があり、
むしろ拝金主義者であるからこそ、莫大な財産を{/netabare}所有できたということになるでしょう。




●誰がために【ベル】はある?

1話の出来映えは大変好ましいものを感じましたが、{netabare}残念ながら2話で失速したようであります。

ヒロインと兄との関係性や契約した悪魔と兄の対立などもっと時間をかけて
じっくり描くのかと期待していましたが、あっさりさっぱり2話で解決…
ということは裏設定を分析することがメインの物語になりそうであります。

「SPYファミリー」でも登場した「ブラック【ベル】」という名の貴族が
本作においても出てまいりましたが、{/netabare}やはり何かしらの意味合いがあるのでありましょう。


美女と野獣とデビルハンターのトライアングルスクランブル!?
≪倫敦≫という切り裂きジャックの聖地を舞台としたリアルな「悪魔設定」が炸裂する物語。

そういう意味では至極≪王道≫?
初回の印象はすこぶる良好であります。

初回でピークアウトの可能性も全否定はできないものの、
取り敢えず「裏設定」は機能しており、ということはつまり初回での伏線も
いずれの果てに機能するだろうという見込みが見事成り立つわけであります。

終盤戦の怒涛の伏線回収により≪倫敦≫ならではの≪王道≫物語が再現されるなら
それは即ち「隠れた名作」の堂々完成を意味するわけでございます。


●英国紳士は変態プレイがお好き?
本作同様「アカメが斬る!」でも「拷問 {netabare}器具」を隠し持つやんごとなき種族の描写があります。
なお「アカメが斬る!」は中々に優良の作品なので本作が気に入り、ダークファンタジーに
耐性がある心臓の持ち主の方には推奨するに値する作品であるとご提言申し上げます。

「倫敦」すなわち【シティ・オブ・ロンドン】とは世界随一の金融街であります。

この金融街を作ったと言われる「伝説の男」の名は【ネイサン・ロスチャイルド】と言いまして
「陰の実力者」どころの騒ぎではなく世界中の人々が思い知る超有名人であり、
今の資本主義経済の形を作ったのはこの一族であると言われるほど、金融の世界では
絶大なる実力、権力、影響力を持ち、そして今に至ると言われるほどの超特権階級であります。

一説によりますと英国債券市場におけるインサイダー取引を駆使したペテン行為により
英国国債の暴落を誘導し、安値で買い占めてぼろ儲けしたという逸話が伝説として語られる
腐れ守銭奴であり、目的のためには手段を択ばない超拝金主義者であります。
(この事例からも【666】が守銭奴を表す数字というのは真実であると言えます。)

元々は独逸の【ゲットー自治区】という貧民街出身の家柄から出た卑しい身分の子孫たちが
見事「闇の金融街」で天地がひっくり返る下剋上を果たし貴族民分に這い上がったわけですから
世に与えたインパクトは計り知れず、それに伴いこの種族に対する悪評もそれに見合う形で
世間に広く轟くということになるわけであります。

独逸の【ゲットー】出身でありますから当然【ユダヤ人】ということになりますが、
欧州において【ユダヤ人】と言うのは評判が悪く、特に金融に携わるものなどは
「守銭奴」的イメージから差別を受け、ある意味マッチ売りの少女のような
待遇を受けていたと言えるのかもしれません。

【ローマカトリック教会】主導による【ユダヤ人】に対する迫害誘導の話をしたら取集不能の
カオスになりますので自重しますが、「神父」とか「司教」とか言う肩書の者がいたら概ね
ろくでもない人種と考えて間違いないように思います。

悪いのは【ユダヤ人】か?【ローマカトリック教会】か?と言うような二者択一的な簡単な話に
ならないのが【ユダヤ人】にまつわる話の厄介なところでありまして、【ユダヤ人】の中にも
より善良な普通の庶民がいる一方で、【ローマカトリック教会】の聖職者に負けず劣らずの
超極悪人も中にはいるというのが真相であります。

ユダヤ人の中でも【ゲットー】出身などの白人系【ユダヤ人】のことを
【アシュケナージ系ユダヤ人】と言いますが、この人種こそが「謎のユダヤ人」?として
世界中から疑惑の目で見られる実力者というのがざっくりした結論であります。
(【アシュケナージ系ユダヤ人】として世間をお騒がせしている代表格の一人に
【ビル・ゲイツ】という伝説的人物もいます。)

金のためには何でもやる守銭奴であり、しかももの凄い権力を握るが故に
ある意味「悪魔と契約」していると噂されるのもおかしくないわけでありまして
これを「悪魔の種族」と誰かが比喩的に言ったとしても何ら疑問が無いと言えるでしょう。

金融街で成り上がった種族にしても、由緒正しい生まれの貴族にしても欧州の貴族とは
【優性思想】に毒されているが故に奴隷を使役することは当然であり、貴族の命と
それ以下の卑しい身分の命との価値に大いなる差があるのも当然と考えています。

「貴族に非ずは人に非ず」でありますから、例えば英国東インド会社による奴隷貿易、
【人身売買】というビジネスに出資し一儲けして何が悪い?という結論に至るわけでございます。

かくして、片や【英国東インド会社】の株主様は有益な投資家として大成功を収め
片や莫大な富を得た貴族様は、人身売買の顧客として勝ち組人生を満喫しつつ
拝金主義者の世界システムは盤石な形なものと仕上がるわけであります。

一昔前の貴族でありますが、もう一人の伝説の人として、その名が
【エリザベート・バートリ】と言う麗しのやんごとなきご婦人がおわしました。
この方は【鉄の処女】【アイアンメイデン】を考案した「リアル吸血鬼」として
世界的に有名なスーパーセレブにございます。

美白ケアのために若い娘を拉致して殺傷し血を浴びる行為を繰り返すという中々に猟奇的な
ご趣味を持ちのリアル悪役令嬢でございまして、その犯行形態は倫敦の猟奇的殺人鬼
「切り裂きジャック」と大変似通っております。

このような蛮行は庶民には理解不能な怪異でありますが、恐らくは
彼らの【優性思想】故に成せる業と言えるのかもしれません。

一説のよればこの「血の伯爵婦人」の叔父は【悪魔崇拝者】とも噂され、
話が長くなってしまいましたが、要するに本作に登場する「変態紳士」
そのまんまの実際にあった事実と見事につながるというお話でございました。

世にも奇妙な話でありますが、【アシュケナージ系ユダヤ人】あるいは【偽ユダヤ人】の歴史
を辿るとどういうわけか悪魔のルーツに行き当たります。

「進撃の巨人」の主人公の父親は明らかに【ゲットー自治区】みたいなところの出身ですが
【巨人族】の{/netabare}秘密とも恐らくは関係してくるのだと推測できるわけであります。
そしてこの奇妙な話は「約束のネバーランド」その他にも繋がるミステリーにございます。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

あなたとの出会いが世界を変えた。

この作品の原作は未読です。
週刊少年サンデーで連載していた作品で2021年に全8巻全76話で原作は完結しているようです。

最近、週刊サンデーの作品が結構アニメ化されていますね。
現在放送されている「葬送のフリーレン」をはじめ、「よふかしのうた」「トニカクカワイイ/FLY ME TO THE MOON」「古見さんは、コミュ症です。」「魔王城でおやすみ」など…
毎期アニメを沢山視聴されている方なら、視聴されている作品ばかりだと思います。


傍にいる悪魔が、救い。

傍にある少女が、暇潰し。

19世紀末、大英帝国の片隅での2人の出会いが
居場所を求め彷徨う物語を紡ぎ出す。

孤独を分かつ者たちに囁く
悪魔と少女の常夜奇譚(ダ-クナイトストーリー)。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

ざっくりあらすじを記載すると、あやち演じる主人公のウィステリアが、マルナバスという不老不死の悪魔に視力を対価に契約し、一緒に色々なものを見る旅に出る物語です。

この作品において契約と対価って意外と重要でした。
私たちだったら、仲間に手を貸す際にいちいち対価なんて要求しませんよね。
仕事の同僚との関係だって一緒です。

ところが、悪魔には対価と引き換えにしなければならないルールが存在し、これを破ると、最悪自身の崩壊に繋がりかねないんです。

だからといって、年端のいかない少女が視力を差し出すなんて、これからの楽しみを一切奪われたと言っても過言では無い所業だと思います。
もっと、髪の毛とか爪とか、よく対価として用いられるのがあるじゃないですか…
どうしてそういうモノにすれば良かったのにと心底思います。

ウィステリアはこれから成長して大人になるにつれ、もっと綺麗になると思います。
化粧して、素敵な服で自分を着飾って、これからもし恋をしたらもっともっと魅力的になるかもしれない。
そういう自身の変化を自分で確認できないのって、寂しすぎると思いませんか。

それでもウィステリアは、そんなの素振りは微塵も見せませんけどね。
あやちは、「優しくて、真っ直ぐで、一生懸命な性格の女の子」と言っていますが、正にその通りだと思います。

そんな悪魔と契約しているのは、ウィステリアとマルバスだけではありません。
代々悪魔が見えるというブラックベル家の令嬢であるダイアナもマルバスと同格の大悪魔であるナベリウスと契約しています。

ウィステリアとダイアナは元から悪魔が見えていたようですが、普通は契約して初めて見えるようになるんだとか…

1クールの作品ですが、物語はしっかり構成されていたと思います。
基本的にウィステリアとマルバスは、特定の目的を持たずに旅をしているのですが、その旅先で騒動に巻き込まれる感じ…

一番の物語は、ブラックベル家に代々託された仕事に纏わること…
ダイアナは貴族として家の誇りを必死に守ってきました。

例え家族を失って心が折れそうになっても、誇りを守るために毅然と立ち向かうんです。
この作品に登場するヒロインは、大切なモノを守るために必死で、どんなに窮地に立たされたとしても決して自分の危険を顧みないんです。

不老不死の大悪魔が人間と契約したのだって、ほんの暇つぶしや気まぐれだったのかもしれません。
事実、最初はどちらもそんな感じだったと思います。
悪魔にとっては小指の指先程度の時間しか一緒に過ごしていないのかもしれませんが、そんな矜持を持つ契約者の事を割と気に入ってるんですよね。

だから契約者を守るし、契約者に万一の事でもあったら激高するんです。
大悪魔ともなると、怒るとメッチャ怖いですよ~
軽く街の一つや二つは吹っ飛んでしまうくらいですので…
でも、これって契約者の事を想っていることの、まんま裏返しですよね。

だから、契約者と大悪魔の関係がどんどん魅力を増していくんです。
旅は苦しいことの連続ですが、それはウィステリアが自分から望んで足を向けたから…
契約者にもしもの事があっても、本来なら大悪魔には助ける義理は無いのですが、この作品に登場する大悪魔は、もしかすると人間以上に情が深いのかもしれません。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、あやちによる「明日のカタチ」
エンディングテーマは、Hakubiさんによる「Rewrite」

1クール全13話の物語でした。
想像以上に面白い作品でした。
視聴が遅れている作品の中には、この作品の様に「リアタイで見ておけば良かった」と後悔する作品が沢山あるんだろうな…
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

悪魔との関係性にはほっこりする

{netabare}
美少女x獣系のバトル作品。

当時の環境で理不尽な目に合うウィステリアとそんなウィステリアに手を差し伸べる悪魔のマルバス。
救いのない世界で救世主的存在だったマルバスとの双方向性のある関係性や、身体の一部を犠牲にしてでも愛する一途さは魅力的だった。
ウィステリアとマルバスの関係性に限らず、ナベリウスやダンタリオンなど、悪魔と人との間の絆にほっこりさせられる作品で結構好きだった。契約者と騎士団の間はバチバチ燃えているけど、契約者と悪魔の仲はどの組も良好なのが良い。
契約者側の二人を通じて、マルバスとナベリウスの仲が回復していく感じも良かったかな。

ただ、兄との話はもっとちゃんとやって欲しかった感がある。
ウィステリアの兄が騎士団所属と言う設定は面白かったけど、兄があっさりとマルバスを認めて終わってしまったのは残念だった。
そして、兄の話が終わった後は普通のバトル作品になってしまった。
バトル作品として出来が良いかと言われると普通。
団長の目的も良く分からず、いつの間にか共闘できる間柄になっていたりどこに向かっているのかが不明瞭だった。
団長最初はめっちゃ無敵感ある雰囲気で出てきたのに、いつの間にか軽くあしらわれる程度の存在になっていて不憫笑
あと、寒いギャグが所かまわず挟まれるのは勘弁して欲しかったかな。

色々あったのち最後はハッピーエンド。
最後は良かったけど、ピークは前半かなぁ。
1話時点では冬アニメ一好きな作品だった。

私的評価:60点
私的ベスト回:1話

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆10
可愛い。誰か恵んでやれよ可愛いのに。クソ神父。
女みたいなキャラデザだな。リョナラーさぁ。
なんかめっちゃ好きだわこの作品。
ウィステリア目見えなくなったの?
今期1か2に良かった1話。

2話 ☆9
目潰されたからウィステリアの顔拝めないじゃん。
ギャグアニメになった。貴族とうち溶け合いすぎだw
目見えなかったら気づくのきついか。
展開早い気がするけど、結構長い間マルバスと会ってたか。
説明ゼリフが多い。死なんやんw
仲悪いけど2人ともウィステリアが好きなのは伝わってきた。
良い最終回だった。
目を失ってるとはいえ、様々な出会いのおかげか明るさがあるのがいい。

3話 ☆5
体を売れ。マルバスが出てこなかったらバレなかったのに。
日本刀持ち上げマジで寒いからやめろや。
これでモリー死んだらちょっと安っぽいぞ。
いや、死んでることぐらい気づけや。
結局なんで池に行った? 水に近寄らなければ粘着されないのでは?
てかあいつ一人狙い打ちなら変わり身意味無くない?
今回の話はちょっとあんまりだ。ちょっと露骨。

4話 ☆7
こいつ悪い奴ではないのか? こいつらとの再会早くね?
そういや契約者であることはバレてなかったな。
前殺しまくってたよね。敵前で喧嘩するな。

5話 ☆8
一瞬で交渉決裂してて草。結局共闘するんかい。ざっこww
言うほどマシか? 失ったもの同士。ダイアナ辛いな。
家族からの主にで家柄大切にしてたのか。

6話 ☆7
急に和解して草。こいつらこうなること予想出来んかったんか。
バーニング猫パンチじゃねーよ。ギャグを挟むな。生きてて草。
死の世界シュール。人間なのか?
これ系のキャラがちゃんと部下を大事にしてるの珍しいなw

7話 ☆7
これロンドン舞台だったんかよ。
ヨーロッパ舞台の作品で日本を出すの嫌い。死んじゃった?

8話 ☆7
お前のおかげで成長できたんだろw ロンドンだからホームズかw
あっさりとやられてて草。それ人間側ってことでは。興奮してて草。
やっぱり悪魔にされてるか。

9話 ☆7
なんでこいつらで戦ってんの。
ルーサーとダンタリオンの間にもちゃんとした絆があっていいね。
なんで最初の場所に来た。昔の人格しか求められてないのね。
ネルソンは凄いからな。これで鬱陶しい団長倒してくれるな。

10話 ☆7
シスコン。敵側だけどこのコンビ一番好き。作者fate好きそうw
団長最初強そうだったのに噛ませになったな。
これウィステリアの親?

11話 ☆8
おばあちゃんかやっぱ。タイトル回収。おばさん死にそう。
爆破オチなんてサイテー! けど敵は生きてそう。
兄いつの間にこいつと一緒になった。

12話 ☆7
それがありえるかも。意味わからん能力で草。
この展開やりたいだけだろ。戻して。

13話 ☆7
かいりん何回出来るんだよw 内輪もめやめろ。集団いじめ。
団長はどうなったん。対価か。

曲評価(好み)
OP「明日のカタチ」☆4
ED「Rewrite」☆4.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

65.7 3 教会で悪魔なアニメランキング3位
ブラッククローバー(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (250)
1193人が棚に入れました
かつて世界が魔神とよばれる存在によって滅ぼされようとした時、1人の魔導士が現れて魔神を打倒し、世界を救った。後にその魔導士は伝説となり、魔法帝と呼ばれた。

それから時は過ぎ、クローバー王国は代々の魔法帝とその下に存在する9つの魔導士集団「魔法騎士団」によって、平和を謳歌していた。そこに住む貧民の孤児の少年・アスタは、同じ孤児である少年・ユノと共に、魔法帝を目指して日夜鍛錬を続けていたが、魔法の才能溢れるユノとは正反対に、アスタは全く魔法を使えずにいた。

やがて15歳になり、魔導書(グリモワール)が授与される日、ユノをはじめとする周囲の者達へ魔導書が与えられるが、アスタだけには与えられなかった。その後、ユノの魔導書を狙う盗賊によって、アスタは自分が生まれながらに魔力を一切持たない人間であることを知る。アスタは絶望して夢を諦めかけるが、ユノの「アスタは俺のライバルだ」という言葉に闘志を再び滾らせ、魔法を無効化する力を宿した「五つ葉の魔導書」を手に入れ、盗賊を撃退する。

改めて魔法帝を目指すことを決意したアスタは、半年後、最低最悪の魔法騎士団と言われる「黒の暴牛」に、ユノは最強の魔法騎士団「金色の夜明け」にそれぞれ入団する。2人の魔法帝を目指すための一歩が、ここから始まる。

声優・キャラクター
梶原岳人、島﨑信長、諏訪部順一、優木かな、福山潤、室元気、村瀬歩、日野聡、水樹奈々、安野希世乃、松田健一郎、森川智之、鳥海浩輔、小西克幸、小林ゆう、浪川大輔、小野大輔、寺島拓篤、西明日香、逢坂良太、中尾一貴、久保田未夢
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今観てる

1話感想
{netabare}第一話は恐ろしいくらい世界観の説明をしてくれて、親切というよりしつこいと思うくらい。
特に「この世界では魔法が全て~」って台詞が連呼され、まるで「別の世界」があるかのような錯覚さえ覚える。
けど…そんなことは無いんだよね?
とてもその世界で暮らしてるキャラクターの言葉ではなく、作者や制作に喋らされてる感がバリバリだったが…仕方ないのかなぁ?

で、話としては主人公がデルフィングの代わりに5つ葉のクロニクルを手にして物語スタート、のための設定紹介ってところでしょうか、1話は。
優秀な幼馴染が居たり目標は魔法帝になることだったり、物凄く分かりやすいというかシンプル。
ここから複雑になっていくのか、キャラメインで行くのか、原作知らんので展開サッパリ知らないけど入りとしては悪くないんじゃないかな?

ところで自分は何故か“牙”が頭をよぎったのだけど(多分幼馴染のせい?)、あんな展開になったら神アニメだけど、そんなことは無いよねぇ?{/netabare}

3話までの感想
{netabare}2話は殆ど回想シーン。
この作品全何話か知らないけど、ひょっとして長くやる予定?
話数多いんだったらこのくらいのペースは気にしない。
が、次の3話。
1・2話で出た“追放されて悪さしてた魔法騎士”の暴れっぷりを見て村の騎士志願者が尻込みしてしまい、結果的に村からはアスタとユノの2人だけしか王都へは向かわない。
ってのは余計なキャラ出さずに絞り込む手段として上手く追放騎士ネタを落とし込んだなぁと思ってたのだけど、肝心の2人の王都までの旅路が…なーーーんもこれといったイベント無し。
あっれー?
山賊に襲われるとか魔物(居るのか?)に遭遇するとかナシ。
とはいえ、出立を出送る教会の人達とかのシーンもあることだし、これ以上イベント挿入したら3話はかなり詰め込まなきゃいけないことになってた?
一方で何もアクシデント無しで旅が終わってしまうのはこれはこれで物足りないというか…なんか帯に短し襷に長し状態。
とりあえず、ここまでがプロローグですかね。{/netabare}

6話までの感想
{netabare}↑で「ここまでがプロローグかな?」と書いたが、まだまだでした。
6話まで進んだのに未だ王都が何と戦ってるか分からない、騎士団の業務内容が分からない。
それが分からないから騎士団入団試験も意味が分からない(戦力だけが重要なのか?等)。
これまた↑で書いた感想にかかってくるけど、最果ての村から王都までの道中トラブルも無かったし治安も良いみたいだし…。
凶作に見舞われて貧困にあえぐ村から年貢の取り立てをするとか、貴族と平民を天秤にかける事態に陥って貴族救うために平民見殺しにするとか…まさかそんなのはあるまい。
ハテ、他国にでも侵略してんのかね?
騎士団の志願者を募るのも、魔法が使えなきゃ価値が無いってのも、何かを想定してのことだと思うのだが…まぁ今後明かされるんだろうけど、そこまでやってくれないとプロローグまで至ってない気分。
えらくスローペースだなぁ、1年以上放送する予定なのかな?
こうなったら、むしろ暫くは王都が何と戦ってるかは見せずに、雑用をこなしつつ段々と世間が見えてくるって方向のが面白そうな気がする。
折角国の裏側・汚い部分の処理担当と思われる暴牛団入ったんだし雑用シーン描かないのは勿体無い気がするが…ジャンプマンガでそれを期待していいものかどうか。

ところで主人公の声だけど、個人的にはボンバーマンジェッターズのガング(アメリカザリガニの柳原哲也)みたいに感じる。
そこまで不快には感じないが、変っちゃあ変よね。{/netabare}

82話までの感想{netabare}
自分は大抵こういうの(ジャンプ系の話数の多いアニメ)って途中で脱落するのだけど、ブラッククローバーは未だ何故かずっと見続けてます。
といっても凄く面白いワケでもなし、新章開始の頃は何度も脱落しかけてるんですけどね、海底都市編の始まりの頃はかなりヤバかった。
で、感想も「いつものジャンプアニメだな」ってだけで特段語ることもないのですが、ひとつ気になってることがあって。

チャーミーウゼェ

王都襲撃編では他の連中が大わらわだった中コイツだけ余裕ぶっこいて暴食の限りを尽くすわ、海底都市編でも食っちゃ寝で大して苦労してないわ、それでいて「どう、カワイイでしょ?」ってな振る舞い(アニメ上での扱い)はなかなかにイラっと来ます。
「モッチャリモッチャリ」とか聞く度に殺意が沸く。
死ねとまでは言わんけど(本音としては死んで欲しい)、ちょっとはギャフンなりトホホと言うような描写が無いとヘイトばかりが溜まります(※)。
とはいえこれってなーんか既視感があって、原作未読なので原作ではどういう扱いなのかは知りませんが、ひょっとしてこれって…尺稼ぎでアニオリのキャラ付けがされてる?
キン肉マンの与作や五部刈りの小芝居って当時スゲー嫌いでした、当時見てたガキは誰も不満に感じてなかったと思ったら大間違いでっせ。
もうちょい新しいのでいえばドラゴンボールZの「一方そのころ──」とナレが入ってカメハウスで始まるど~~~でもいい茶番、あれでガクっと来た経験のある方は多いんじゃない?多くない??
ブラクロのチャーミーってそれに相当するポジなのかな?とは思ってて。
アニメが原作に追いついちゃうのは仕方のないことで、尺稼ぎの苦肉の策としてチャーミーの要らない活躍を挟んでるとするならウザがるのも悪いかなぁ、と(とはいってももうちょいヘイト貯めない描写できんのか?とは思うが)。
数話に渡ってまるまるアニオリ展開されるのとどっちがマシなんでしょうね?
因みにブリーチやナルトはアニオリ展開(多分)で脱落しました。

恐らく「フッハ」も似たようなものだと思うのだけど、こっちは※印で書いたようなギャフンやトホホがあるんですよね。
なぜチャーミーで同じことができない?と不思議に思えたり…ここら辺が「どう、カワイイでしょ?と扱ってる」と感じる部分なのかな。

なーんてことを思ってたら、82話がチャーミースペシャル。
ひえええと身構えてたら実際はプチットクローバースペシャル…見覚えのあるものだったり無いものだったりの混在で1話まるまるプチクロ。
「それ本編のずっと前のネタじゃん」と突っ込み入れたくなるのもあったけど、それ以前にプチクロって人気あるのか?たまに笑えるのもあるけど。
で、結局そこでも「どう?チャーミーカワイイでしょ?」推しされててアニメスタッフの認識がよーく分かった。
扱いが下手だと推せば推すほどヘイトが溜まるだけだと思うのだが…。{/netabare}

85話までの感想{netabare}
あしまった、すっかり忘れてた。
ナルトが有名だけどこの系統って作画は基本イマイチで、だけどたまーに凄い回があって。
で、凄い回だけでも話数メモっておこうと始まった頃思ってたのに、すっかり忘れてたー!

ということで84話は作画良いです。
但しキャラの描き込みを極力抑えてアクションを派手にした系ね、方向性としてはガイキングの13話的な。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm60536
瓦礫が立方体だと自分はどうしてもコレ思い浮かべちゃうのよねー。
最近キャラの描き込み省略してると「作画がヘボい」と言う人が居るらしいので一応。

当然現在までに他でも作画良かった回あったのだけど、何話だか忘れちゃったなぁ。
とりあえず今からでもメモ残すようにしときます。

内容は、主人公のアスタ戦じゃなくてユノ戦でコレなのには笑った。
82話でプチクロ回挟んだのはこれの布石だったか。
制作が同じぴえろ製の“パズドラ”では毎回驚くくらい安定して作画(キャラの絵)が良くて、だけどあんまり動かない。
果たしてブラクロ方式とパズドラ方式、どっちが良いんだろうか。{/netabare}

95話までの感想{netabare}
一時期…といっても結構長い期間作画が酷かったけど、実は最近良くなってます。
おや?どうした?と思って調べてみたらどうやら砂川貴哉と赤坂俊士って方がこのアニメのメインアニメーターらしい。
で、酷かった時期はこのお二方が抜けてる時期で──かといって他の作品に借り出されてたとかでもなくスコンと抜けてる時期があって…具体的には53話~71話の間──長期休暇してたのかずっと先の担当を決めてそっちに注力してたのかちょっと分からない。
まぁ抜けるなら抜けるで代わりのちゃんとした人付けろよって話で、作画が酷いという評価には文句無いけど72話超えてからは随分マシになります。
そこまで耐えろって言う気も無いし、またいつ長期離れるか分かったもんでもないけどねー。
最近のにしても、トーナメントの決勝と魔法帝vsリヒトが続いたので注力しただけで、次からは再び低カロリーモードに移るかも知れない。
関わってる時期であっても所詮飛び飛びなのでどうしても回によってのバラつきはあります。
ということで魔法帝vsリヒト戦の93話は作画良いです。
94話も上記のお二方居ないっぽいのだけどソコソコ。
但し最新の95話は…う~ん。

作画ばかりの話をしても何なので内容について。
結構序盤の頃から引っ張ってた「魔石」の謎、もっと具体的には「魔石集めたらどうなるのん?」が遂に明かされる…っぽい。
またこれまで殆どスルーで触れられずに居たアスタとユノの出生にも迫りそう。
原作読んでないけどクライマックスなのかな?
ってかこっちでも転生ネタやってるのはクスっと来た。
元々色んな作品の寄せ集め臭い作品ではあったけど転生まで取り入れるかぁ。
そうそう、最新の95話は9割以上が回想シーンです、そりゃあもうドーンと回想。
ぶっちゃけ作画よりも回想の多さが「うわぁ」ってなります。
しかもここで回想入れちゃうと「アスタ含め知らない人間に事情を知らせる」シーンで繰り返しになりそうでナンとも嫌な予感…。{/netabare}

100話までの感想{netabare}
100話、キーアニメーター参加の作画良い回。
但し担当してないと思われる「戦闘以外の部分」の作画は平均値で、同じ回の中で落差が激しいw
記念すべき第100回ってことでこだわりとかあったのかな?
非常に懐かしい初代のOPが流れたり本編がエンディングに食い込んでたりプチクロが無かったり。

初代OPが流れたのが一番そう思わせるんだろうけど、「いい最終回だった」と言いたくなってしまう…が、イヤ待て待て、気になることが山積みでここで終わられても困るw
「原作読めば良いじゃん」って言われそうだけど、他の国…ダイヤモンド王国や魔女の国は今回の騒動でどうなってるの?転生魔法の範囲なの?が一番気になるかな。
転生を解除する方法はファナの件がヒントになりそう。
また、フエゴレオンにサラマンダーが宿ったことといい、ファナの件に意識が向くように仕掛けてる気がする。
で、そうなるとダイヤモンド王国も絡んでこない?マルスは現在スパイとして潜入してるんだよね?
エルフが強く恨んでるのは王族で、そいつらを血祭りに上げるために転生は王族を避けてる気がするのだけど、魔女王はどういう扱い?
100話で影響受けてないバネッサが登場したが関係あるのかなぁ?{/netabare}

113話までの感想{netabare}
あはは、誉めたと思ったらこれだもんなぁwまぁいいけど。
101話以降、キーアニメーターの砂川&赤坂が再びスコンと居なくなっちゃって…ずっと先の回に取り掛かってるのだろうか?
別にこの2人以外でもちゃんと描ける人が居てもおかしくないと思うのだけど、なんでこうもクオリティが低くなるのか不思議なレベル。
話数の多い長い作品なので「この回は見せ場」ってのが隔離分布してて、それの繋ぎの回が正直しんどいワケだけど、101話以降ずっとそれが続いてる。
ってか本当にチャーミーが出るとガクっとつまらなくなるねぇ、いい加減コイツに痛い目見させようよ。
MP無限回復ってのもど-なん?緊張感が一気に削がれた気がするのだが。

で、文句ばっかりも何なので一応内容的に興味ある部分を。
↑でクローバー王国以外は今回の騒動どうなってるのか気になる旨を書いたけど、それっぽい情報はチョロチョロ出てきてる、のか?
エルフの記憶には魔女の国は存在してるみたい、バネッサは人間に与してるから粛清対象ではあるけど魔女の国そのものには攻め入るつもりは無い?
ダイヤモンド王国についてもファナクローンで僅かに触れたようなそうでないような。{/netabare}

139話までの感想{netabare}
久々の途中感想。
砂川&赤坂の担当回が来たら書こうと思ってたら、101話からずっと…無い!
あれー?もう後進の指導役にでも回っちゃってる?

そして内容。
とりたてて面白いってワケでもなくダラダラ見てるのだけど、じゃあ何で見続けられてるのかといったら一応気になる部分があるから。
前の感想でも書いた様に、他の国はどうなってる?というのが個人的な興味ポイントでして。
エルフの一件は世界を揺るがす大騒動じゃん?その後の悪魔やスペードの侵攻とかも。
クローバー王国に攻め込むチャンスとか人間同士で諍い合ってる場合じゃないとか、政治的な思惑が交錯するのを期待したのだけど…。
サクっとダイヤモンド王国は崩壊(崩壊度合いは不明)って明かされた時は正直ガックリした、アスタもマルスやファナクローンのこともっと心配してやれよ。
と思ったらハート王国に赴いて多少「おおっ?」とはなったり。
付かず離れずというか生かさず殺さずというか、ギリギリのラインで興味の糸を繋いでる感じ。

そして最新話、どの勢力にも属さない永世中立的な魔女の国が舞台とあって、魔女王は政治的にどう動くつもりなのか前回予告された段階から期待してたら──。
あれ?これアニオリ??
シナリオ的にやりたいことは分かるのだけど妙にお粗末、二種類の魔法が紹介された瞬間に組み合わせるオチはモロバレ。
キッズ向けと思えばそれ自体は構わない、とはいえ人形ショーを子供に見せて感動話みたいにするパートは、要る?
魔獣との戦闘最中に閃くって展開だとアクションシーンが大変なので、ローコスト化するために無理やり捏ねくり出したのかなぁ?
まぁなによりも、折角他の国のトップを登場させといて、もっとネタを仕込めるところをこんな話で消費しちゃっていいの?
どうなってるんだろう、本気で我関せずでお終いなのかな。
意図的に政治的な話は避けてるのかなー、けどだったら魔法帝と王様で最高権力を二分するような設定は要らないような…。

また、アスタの師匠夫妻は無事だった模様。
えっマリエラも?
ダイヤモンド王国、実は結構平和だったりして。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

魔法帝はオレの夢だから(苦笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
これが現在のジャンプの主力のひとつと聞き、元ジャンプ少年として、頑張って27話まで観ましたが、力尽きましたw (てか、2クールでも十分すぎた気がする)。

ジャンプ系列らしい、王道能力バトルもので、少年のサクセスストーリー。「NARUTO」「青の祓魔師」に近いかな。

それはつまり、大外れにはならないということ。まあ、大外れはしないんですけどねぇ、、、。

どこかで見たキャラが、どこかで見た能力を使い、どこかで聞いた台詞を叫び、どこかで知っているストーリーをこなす。

多分このアニメ、我々(あにこれ住人)のような、たくさんのアニメを観てきた層には高評価されないと思います。が、「既視感」に目をつぶれるなら、シンプルに楽しめるの「かも」しれませんね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
うずまきナルトがFAIRY TAILに入団してたら、こんなアニメになるんだろうね(苦笑)

「ちきしょう、それなりにはおもしれぇじゃねぇか! てやんでぇ」

というのが、(序盤の)感想。ウルトラテンプレで、これ以上ない既視感なのに、展開は全部予想つくのに、そこそこ面白い(後半はかなりダレたけど)。

やっぱり自分は少年漫画が好きなんだな~と思った。

アニメとしては、時に語ることはない。強いて言えば、ツンデレ界の革命的名言「あんたが勝手に私の下にいるのよ」が良かったかなw ただ、ノエルの可愛さ以外は、あまりにもシンプル過ぎて、真っ直ぐすぎて、何を言えば良いのか分からない。

もしかしたら、現役の少年は、心を踊らせ、真っ直ぐに楽しめるのかも。でも、少年OBのオッサンである私は、過去に心を踊らせてきた名作達が脳裏をかすめ、真っ直ぐには楽しめない。

とはいえ、少年の大先輩たる更に上の世代の方々に言わせれば、私が少年時代にハマった名作達も、過去の作品に似ていたのかもしれない。

歴史は繰り返す。

ピラミッドの壁画にも、「近頃の若者は……」的な嘆き書いてあったらしいし。まあ、年寄りが現役世代に色々文句をつけたがるのは、何千年も変わらない、人間の性みたいなもんだろうけど、あんまり、格好良い年の取り方ではないかな。自戒を込めて。

(でも、「既視感」を理由にしなくても、能力バトルものとしてはかなり低レベルだと思います。折角、各キャラに固有の魔法があるのに、「どの属性でも何でも出来ちゃう」から、つまらなくなるんですよね。例えば、ミモザの植物創成魔法は、現実にはない植物を創成できちゃうので、超ご都合主義魔法になっています。普通に、回復や毒など、薬系の効果だけで良いのに。と思ったら、マルスが炎回復魔法って、おい。ミモザの個性を殺してるし。じゃあ、風回復魔法でも煙回復魔法でもなんでも良くなるし。ロータスの煙魔法も、煙の性質を活かしてるやつは良いけど、乗り物作って移動するとか、だからなぜユノ(風魔法)の個性を殺しにいくのさ。。。NARUTOなんて、限られた能力の組み合わせや応用が本当に上手だし、勢いだけで誤魔化してる感のあるFAIRY TAILにしたって、もっと色んな魔法があってそれなりに差別化はできています。これに関してはアニメの問題じゃなく、原作者の力量の問題だと思います。ヒドイ、、、。)
{/netabare}

【余談~ これが今のジャンプのエース格と聞いたので、ちょっと原作読んでみた。 ~】
{netabare}
結果→そこまでは面白くないけれど、アニメよりはずっと面白かった。

違いはテンポと勢い。原作はわりとテンポが早く、サクサク進むから、なんか雰囲気で熱くなれる。絵も、上手いとは思わないけど線に勢いもあるし、背景もわりとちゃんと細かく描いているから、迫力があった。

アニメでテンポが落ちている一番の理由は、アスタの叫び声(汗) うるさく感じるとかだけじゃなく、シーンが間延びしている(まあ、原作を忠実に再現しているとも言えるけど、文字と声の違いを計算しないとね)。他のキャラも、わりとモッタリ話すキャラ多いし。あと、キャラにセリフ話させる時に、動かしながらではなく、棒立ちで話させる演出ばかりだからテンポが落ちるんだよね。

あと、アニメだと魔法のエフェクトがいちいち長い。原作では、わりと一コマを大きくとって、一気に魔法の全容を見せているシーンが多いけど、アニメだと結構長々見せている。この原作の魔法が、個性的で面白い魔法が多いなら、「魔法そのもの」をたっぷり見せても良いだろうけど、そもそも原作からして、魔法が単なる一装置にすぎない。(ドラゴンボール系というか、「必殺技(ドラゴンボール)」と「能力バトル(HUNTER×HUNTER)」の違いだよね)だから、ノリと勢い重視なんだから、アニメもそれに準じても良かったと思うけど(キャラは良いから、それを生かす方向で)。

もっとも、アニメ化されてる辺りをサラッと読んだだけだから、今現在はどうかは分からないけど(作者も成長するし。それ言ったら、私のNo.1少年漫画のSLAM DUNKも、最初はヒドイし笑)。

まあとにかく、以上のような理由で、アニメが原作よりつまらなくなっている気がします。だってこのアニメ、毎回「実質8分くらいしか中身ないよね」って感じてましたし(苦笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
醜いアヒルの子パターンだね。皆が魔法使える世界で唯一魔法使えない少年と、魔法の天才少年のダブル主人公? まあ、ナルトとサスケだよね。こういうのって、性格逆に出来ないのかな? 少年漫画らしい王道だね。

2話目
魔法使いが当たり前の世界で唯一魔法が使えない主人公の能力が、魔法無効化って、これだけ以上ない定番。動く漫画というような映像表現。アリか?

3話目
修行、別れ、王都への道中と、わりと丁寧。

4話目○
黒の暴牛? 守った額より被害額が多い変態の集まり? うん、FAIRY TAIL(苦笑) 主人公、入団決定w クソ~。分かってる展開なのに、やはり胸熱だな。

5話目
つまんないw 設定やキャラはNARUTOだけど、バトルの面白さ、キャラの深さで、圧倒的な差がある。これっていわば中忍試験なんだろうけど、NARUTOでは負けた相手も含めて、その後に大活躍だけど、アスタとユノ以外目立ってないし、勝ち方もパワープレイ。これは、アニメじゃなく原作のせいでしょ。これ、いつかヤミ団長、死ぬでしょ(汗)

6話目
王族の落ちこぼれ。メインヒロインでしょうね。落ちこぼれと落ちこぼれのカップルは、意外と珍しいかも。デレるの、早いな(汗)。

7話目
マグナ、かわいいな~。

8話目○
ツンデレ界の革命的名言「あんだが勝手に私の下にいるのよ」(笑)

9話目
このアニメって、超展開遅いよね。中身的には、10分ないくらいな気がする。

10話目
剣も氷も、刺さらないのね。部下達は、なぜ見ているだけなんだろう? その反射のやつも、どっかで見たな。いや、アスタは確かに努力してるけど、ある意味天才だから、あまり参考にならないでしょ。

11話目
フアつくてw 悪い意味で、あっという間に時間が過ぎるな。内容がすごく少ない気がする。

12話目
魔法帝の性格も、NARUTOっぽいな。ホントにあっという間に終わるなw

13話目
サリム、分かりやすいよね、小物っぷり。植物創成って、現実にない植物を創成できて特殊能力を付加できるから、ご都合主義になるんだよね。

14話目
新OP、なかなか格好良かった。RPG感w 展開に、セリフに、全然新鮮さがない(笑)

15話目
だから、モクモクの実だろ? 植物回復魔法とか、じゃあ煙回復魔法でも風回復魔法でも、何でも良いじゃん。いや、入り口が1ヶ所で、数的優位な状況で、何かを持ち帰る任務なんだから、敵を倒す方が優先されるでしょ。退路に敵がいるわけだし。アホか。パートまたぎで、同じシーン流しすぎ。

16話目
だから、煙で乗り物とか作るなって、何でもありになっちゃうから。強化人間か。強いヤツ殺し合いって、最後の一人までやるのは、勿体なくない? 戦力的に(仲間を殺せば魔力の上限が上がるからいざしらず)。

17話目
だから、まんまナルトvs我愛羅なんだよな。

18話目
だから、水が蛇になってれば、なぜ強いんだろ? ややBLEACH風味。ネクロマンサーね。定番だね。高笑いキャラが飽和状態。

19話目
最初の「魔法帝と呼ばれた~」から、OP飛ばそうとして1分半早送りしたら、まだ先週の復習をやっていて、逆に笑えたw

20話目
相変わらず、ストーリーが薄いな~。

21話目
空間転移させた魔導師の中に、空間転移が出来る騎士団員が一人もいないという、ご都合主義。風系統はマナ感知が得意とか、初耳w 植物でマナ感知してたやん。「俺は死ぬほど負けず嫌いなんだよ!」は、熱くて良かった。

22話目
だからそのモフモフパンチが、魔法である必要って、あったのかな? ただの、「スゲェパンチ」と同じダメージだよね。

腕もげて、止血もなにも。生まれた時から逆境、は良かった。

26話目
暫く感想書くの忘れてたw 魔法帝なのに、思ったより強くない(笑)

27話目
組織を大きくする(人数を多くする)と、秘密組織なんてやってられない。その辺、NARUTOの暁は上手かったと思う。たがらその「並んで戦えるくらい強く」って、ヒナタじゃん。

、、、力尽きました(苦笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 26

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

師弟共闘

この作品の原作は未読です。
元々は2017年の秋アニメとして放送が始まり、それから3年半もの間放送が続けられた作品です。
全170話もの超大作ですが、原作の連載は未だ続いているみたいですね。

レビューのタイトルにした「師弟共闘」は公式サイトのトップページに記載されていた文言です。
物語の序盤なら意味がチンプンカンプンですが、全170話を視聴して改めてこの文言を目にするととても感慨深いモノがあります。


週刊少年ジャンプ50周年を迎えた2017年―。

話題沸騰中の人気コミックを、数々のジャンプ作品のアニメ化を手掛けてきた
「スタジオぴえろ」×「超豪華声優」で完全アニメ化。
圧倒的かつ唯一無二の創成魔法ファンタジーが誕生。

「夢に向かってあきらめない」ということをテーマに、
僕が構想した「ブラッククローバー」のすべてがアニメでは描かれています。
アニメという映像表現は、僕の想像していた「魔法の凄さ」を具現化してくれました。
子供から大人まで、みんなが楽しめる、魔法ファンタジーを体感してもらいたいです!!
原作:田畠裕基


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

原作者の方が言っているように、この作品は基本的に原作に準拠しているのですが、所々にオリジナル要素が加えられているそうです。
何でも原作ではサラッとしか触れられなかった部分もしっかり掘り下げてあるんだとか…

原作を端折りすぎるアニメ作品には何度かお目見えしましたが、原作をアニメで補完するという神対応がこの作品では取られていたんです。
これってとても珍しいことだと思いませんか。

一方、物語の方ですが、辺境の村の教会に同じ日に捨てられていたアスタとユノが魔法帝目指して研鑽を積んでいく、という感じです。
ユノは元々魔法の資質が高かったのですが、アスタは全く魔法が使えませんでした。

それでも、魔法帝への夢を諦めきれないアスタは、魔法を無効化する力を宿した「五つ葉の魔導書」を手に入れるのです。

そして、アスタは最低最悪の魔法騎士団と言われる「黒の暴牛」に、ユノは最強の魔法騎士団「金色の夜明け」にそれぞれ入団して物語が動いていきます。

INTRODUCTIONに「超豪華声優」と記載がありましたが、その言葉に嘘はありませんでした。
最初から凄い声優陣とは思っていましたが、物語の進展に合わせて次々と旬な声優さんが投入されていくんです。
週刊少年ジャンプ50周年という節目の作品だから…なんでしょうか。
これがジャンプの底力なんでしょうね。

そして続編は劇場版との事です。
このTVアニメ版→劇場版というパターンは、もう常套手段になってしまったのでしょうか。
「鬼滅の刃」はたまたま劇場版の尺に合った物語が存在したから実現できたと思うんですが、この作品は現在スペード王国との決戦の真っ只中ではありませんか。
これまでの話の展開を踏まえると、とても劇場版の尺で収まるとは思えません。

もしかすると最終話が劇場版の布石になっているのかな、なんてことも考えられるかも。
スペード王国に乗り込むあと2日間が劇場版で描かれるとか…?
アスタはユノに続く唯一無二の親友との絆を深めて更なる強さを手に入れて…
ユノも、そして今にも飛び出しそうだったノエルだってこのままじゃいられない…
でも、そうなると「これからスペード王国に乗り込むぞ!」エンドになるのですが、この幕の引き方はあんまりですよね^^;
どんな作品を視聴できるのか、今から楽しみです。

オープニングテーマとエンディングテーマは、どちらも13曲の楽曲が使用されました。
多いので記載は割愛します。

全170話の物語でした。
こういう作品を「骨太の作品」と言うのでしょうね。
物語は完結していませんが、3年半もの間、作品を提供し続けてくれた作り手の皆さまに感謝します。
そしてラストまでアニメ化されることを期待しています。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6

61.1 4 教会で悪魔なアニメランキング4位
トリニティ・ブラッド(TVアニメ動画)

2005年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (97)
757人が棚に入れました
世界すべてを巻き込み核兵器、細菌兵器などが飛び交った大災厄(アルマゲドン)の後、人類の文明はほぼ破壊され、人類の生存圏はヨーロッパ周辺にまで狭められ、文化・生活水準は中世まで後退した。更に追い討ちを掛けるように現れた吸血鬼(ヴァンパイア)との戦いに人類は教皇庁を中心として辛うじて勝利した。しかし、彼らを完全に滅ぼした訳ではなく、ヴァンパイア達は真人類帝国を築き小競り合いを続けていた。そして長い時の後、教皇庁と帝国の境、イシュトヴァーンに一人の巡回神父が降り立った時、時流は再び流れ出した。人類の遥か未来を描く遠未来黙示録。

声優・キャラクター
東地宏樹、能登麻美子、中井和哉、本田貴子、大川透、生天目仁美、松岡由貴

柚稀 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

我願う…汝、異なる者たちを繋ぐ“星”とならんことを…

-これは遠い未来の話だけど、僕達以上の文明の進化はみられない。

-ただ僕がいる世界と違うのは、人類と(どこからやって来たのかは知らないけど)吸血鬼が同じ地球上、
それもなんでか知らんがヨーロッパ付近でなにやらいがみ合っている、ということ…

-そしてさらには“吸血鬼の血を吸う吸血鬼”の存在。

-種族間の争いの果てとは…?


吸血鬼たちは自分たちを【メトセラ】と呼ぶ。
どう間違っても“ヴァンパイア”とは言わない。差別的意味合いになるそう。
ちなみにヴァンパイア退治でお馴染みのニンニクとか十字架は彼らを退治する道具とはならないので注意w
日光は苦手のようだけど…

そんな吸血鬼たちは人類を【テラン】と呼ぶ(やはり差別的意味を含む)

そして吸血鬼の血を吸う吸血鬼は【クルースニク】と呼ばれ、今作の主人公【アベル・ナイトロード】はここに属する

人類と吸血鬼はそれぞれ独自の国家を築いており、
【アベル・ナイトロード】は表向きは“神父”だが、【教皇庁:人類側】の派遣執行官として国家間の裏のお仕事をしている。

そして、普段はちょっとお間抜けさんでお人よしな彼ですが、秘めた力【クルースニク】の状態になると、
恐ろしや…恐ろしや…(`・д´・;)

そんな彼が神父として各地を巡回する任務についていて、出会ったのが今作のヒロイン、シスターの【エステル・ブランシェ】

そして見た目によらず、なかなか強情で、気の強いしっかり者エステル嬢に心奪われたのが、【真人類帝国:ヴァンパイア側】の伯爵さま、【イオン・フォルトゥナ】
伯爵さまといってもパッと見はなんとも可愛い少年。

柚稀はこのイオン×エステルの恋模様が気になっちゃったのですがwイオンが可愛すぎる(*゚∀゚)=3ハァハァ
もう、血が欲しいのなら思う存分吸ってくれ、の領域ww
種族を超えた恋は成就するのか!?┣¨キ(*´ェ`*)┣¨キ

ただ、ヴァンパイアは人類よりも遥かに長生き・・・・・
彼は老いるまでにウン百年かかるから、いつまで経ってもピチピチなのに、
自分だけシワッシワのおばあちゃんになるなんて・・・、
乙女としては耐えられないわ!ギャァ────(艸Д<ll)────ァァ!!

・・・と、どーでもいいであろう心配をしてしまったのでしたww

まだまだ続きがありそうな本作-。
しかしながら、作者がもうこの世にはいないそうで、
続きはあの世に逝ってから直接教えてもらうしかなさそうです…。
てか、あの世で会えるでしょうか??(`・д´・;)
執筆していてくれるのを願って-。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8

color さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ヴァンパイアこわ~い

それより神父とシスターの方がよっぽど怖い
ヴァンパイア真っ二つですもん(´∀`*)ウフフ

人間とヴァンパイアのスプラッターバトルもありますが政治的駆け引きもみどころ
仲間を裏切るなんて朝飯前だぜ(`・ω・´)キリッ

世界を壊滅させたアルマゲドンの後
人類はヨーロッパでしか生きれなくなったらしく
なぜか文化も中世まで後退するというおいしい設定(笑)

雰囲気重視の世界観でそれはまぁいいんですけど、
重要なのは教皇庁と帝国の対立という構図
これはあからさまに、教皇庁(人間)=キリスト教 帝国(ヴァンパイア)=イスラム教
ヴァンパイアといっても外見は人間と同じで
吸血も絶対しないと生きれないってわけじゃない
そういう相手との対立なので冷静にみれば「なんで争ってるの?」という皮肉とも取れます

どちらの組織にもお互いの共存を望む穏健派と
自分たち以外の種族を殲滅させようとする強硬派があって
内部での権力抗争に辟易してる面も描かれます

そんなふたつの組織が数百年ひっきりなしに小競り合いをしていたところに
第三勢力が現れて戦局に変化が起き
それは教皇庁側の神父アベルの秘密とリンクし
世界の未来に影響を与える戦いへと変化していきます

いい材料が揃ってるわりに、各エピソードはそれほど戦略的なはなしがなくてちょっと残念
しかも困ったらけっこう単純にバトルしちゃいます(笑)
神の御心のままに殺しまくりなので
宗教観とかを深く考察するのはご法度です(ノ∀`*)ンフフ♪

帝国から教皇庁に来た勅使イオン(ヴァンパイア)が
本作のヒロイン、シスター・エステル(人間)に恋するはなしがすごくよかった
イオンが可愛すぎて困る(*´Д`)ハァハァ
だが男だ。
美少年!
だが男だ。
一瞬百合展開かと思ったわ~(・∀・)ニヤニヤ
べ、別に期待してなんかないんだからね!

脱線?してないよ(ヾノ・∀・`)ナイナイ

オープニングはBUCK-TICKの「ドレス(BLOODY TRINITY MIX)」
最初のつかみはバッチリです
この曲が気にいれば本編も好きになる素質ありだと思います

ちょっと暗い雰囲気でちょっと政治のはなしがあってちょっとグロいヴァンパイアものです
ちょっと中途半端なところもあるけど良い掘り出し物でした♪

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12

りんのす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

中嶋敦子

原作は作者が亡くなってしまったので未完。
とても素敵な作品なので吉田直さんの書かれる最後が読みたかった…。

放送当時、中嶋敦子さんの絵が大好きで、原作もすきだったので迷わず視聴。

GONZO制作なのでメカの表現はさすがだったし、細部までこだわった美麗な絵だった。ただキャラの顔が回(作画担当)によってかなり変化してしまうのは残念な点。

原作を読んでいる身としてはアニメオリジナルストーリー、登場しないはずのキャラクターの登場や続投にはやはり違和感を覚えてしまった。
特にラストは仕方ないなという気持ちもあるがやはり納得できない未完ならではの残念な終わり方だった。

ラストへの展開も話数が圧倒的に足りていないのか、消化不順で見る側を置いていっている。原作者追悼の意も込めて制作されたアニメではあるが、原作未読者は見るなと言わんばかりの展開だったと言わざる終えない。

それ以外は素敵な作品だと思う。
絵が綺麗なこともさることながら、私がこの作品で一番評価しているのは音楽。OPは苦手だが、他、ED,BGMは大好きでOSTを聴くだけで盛り上がるし感動する。この作品のOSTは数あるOSTの中でも私の中では1、2を争う大好きな音楽がつまっている。

題材や、絵、声優、その他が苦手で見たくない人にはOSTだけでも聞いて欲しい。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4
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