純情TVアニメ動画ランキング 46

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の純情成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月08日の時点で一番の純情TVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

95.6 1 純情アニメランキング1位
かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (1689)
7404人が棚に入れました
家柄も人柄も良し!!将来を期待された秀才が集う秀知院学園!!その生徒会で出会った、副会長・四宮かぐやと会長・白銀御行は互いに惹かれているはずだが…何もないまま半年が経過!!プライドが高く素直になれない2人は、面倒臭いことに、"如何に相手に告白させるか"ばかりを考えるようになってしまった!? 恋愛は成就するまでが楽しい!!新感覚"頭脳戦"ラブコメ、開戦!!

声優・キャラクター
古賀葵、古川慎、小原好美、鈴木崚汰、花守ゆみり、青山穣
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

かぐやさん可愛いくてたまらない。

このアニメを見て原作を読みたくなった。かぐやさんのあまりの可愛さにキュンキュンしっぱなし。古賀葵の演技も役にぴったりで好き。心の機微が何とも言えない。所々、バカップルと化している。
お仕えしている早坂も好き。

続きもアニメ早く。

印象に残ったところをネタバレ込みの感想
{netabare}
最初はお互いに告白するというなら付き合ってやらないこともないみたいな感じだったけど、いつの間にか両想いに。
会長は子供が9人欲しいだなんて。
7話の石上君の彼女持ち運動部嫌いの話は凄く共感してしまった。
ちんちんで爆笑するという小学校低学年で経験することを高校生になって経験するかぐやさんはツンツンしつつも、面倒見も良い。
11話。駄菓子屋のじいちゃんに謝れ。
唐突に始まるグルメ。謎すぎるラーメン戦。豚骨とかバリカタとか福岡好きなの?ラーメン四天王濃い。
ずっとコメディできてたのに、急にかぐやの切ないエピソード。呼びつけておいて放置プレイする父親くそすぎて腹立つ。予定を変更してまで行こうとした花火大会に行くことを許されない。自転車を飛ばしてかぐやさんの元へ向かう白銀と早坂の協力を得て屋敷から脱出し、ラーメン四天王の運転するタクシーに乗るかぐやさん、行き違い。さらに、花火に間に合わず、泣いて悲しむかぐやさんの元に白銀が花火を見せてやると登場するとかかっこいい。ラーメン四天王の力を借りて千葉までぶっ飛ばす。かぐやさん惚れるに決まってる。気持ちは分からんでもないけど、格好良かったから後からそんなに恥ずかしがらなくても。かぐやさんの好き避けで余計に辛い。CROSSOVERからのアスタリスク、デルタ。良い雰囲気になったのに、最後をしっかりギャグで締めてくれて最高。痛いの意味が違う。そして、例のカップルうぜえ。
{/netabare}

OP
ラブ・ドラマティック feat. 伊原六花 歌 鈴木雅之
アニソン界の大型新人。こんな凄い人が新人だなんて半端ないって。映像のキャラクターの動きが演出と相まって癖になる。千花の動きも良い。
ED
センチメンタルクライシス 歌 halca
チカっとチカ千花っ♡ 歌 藤原千花(小原好美)
ダンスが可愛いと少し話題に。一回しかEDで使われなかったのは残念。ドーンだYO♬



以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
1. 映画に誘わせたい/かぐや様は止められたい/かぐや様はいただきたい
将来を期待された秀才が集う秀知院学園。その生徒会副会長・四宮かぐやと会長・白銀御行は互いに惹かれているはずなのだが、プライドが高く素直になれない2人は、面倒臭いことに、“如何に相手に告白させるか”ばかりを考えるようになってしまう。何もないまま半年が経過したある日、書記の藤原千花が懸賞で当てた「男女で観に行くと結ばれるジンクスのある映画のペアチケット」をきっかけに、”恋愛頭脳戦”の火蓋が切って落とされる…。

2. かぐや様は交換したい/藤原ちゃんは出かけたい/白銀御行は隠したい
恋愛は百戦錬磨というイメージを付けられていた白銀は、交際経験がゼロなのにもかかわらず、ある男子生徒から恋の相談を受けてしまう。もしここでボロを出してしまったら、生徒会長としての威厳が保てない。焦った白銀は「恋愛のことなら俺に任せろ!」と無理を承知で引き受けてしまった。その様子を見ていたかぐやは、会長の恋愛観を探るチャンスを逃すまいと盗み聞きをするが、白銀のアドバイスはあまりに予想外で……。

dアニメストア for Prime Videoで観る
3. 白銀御行はまだしてない/かぐや様は当てられたい/かぐや様は歩きたい
校長が没収してきた不健全な雑誌をチラ見した藤原は「初体験はいつだったアンケート」のページを読んでしまい大慌て。なんと高校生の34%が経験済みだという。実際はそこまで高くないはずと藤原をなだめる白銀に対し、かぐやは「私は適切な割合だと思います」と言い放ち、自分はすでに経験済みだと告げる。恋愛をしたことがない白銀は突然の告白にショックを受けるが、その反応を好機と見たかぐやは「彼女居ないんですか?」と煽ってきた!

4. かぐや様は愛でたい/生徒会は言わせたい/かぐや様は送らせたい/白銀御行は話したい
パリの姉妹校との交流会に向けて、藤原のアイディアでなぜかコスプレをすることになってしまったかぐやと白銀。かぐやは内心くだらないと思いつつも、猫耳を付けて「にゃあ…」とポツリ。だが大の猫好きである白銀にとって、その姿がまさかの大ヒット。あまりのキュートさに平常心が保てなくなっていく。さらに白銀も猫耳を付けると、今度はかぐやが大興奮。可愛いという気持ちを隠しきれず、だんだん二人の様子がおかしくなっていき……。

5. かぐや様はこなしたい/白銀御行は見せつけたい/かぐや様は差されたい
勉学において右に出るものはいないものの運動センスは絶望的な白銀は、放課後の体育館でバレーボールの練習に励んでいた。しかしどうやっても成長の兆しすら見えない。バレーの授業は来週に迫っており、このままでは完璧な生徒会長というイメージが崩れてしまう。そう一人落ち込んでいたところに、藤原がやってきた。白銀は恥を忍んで教えを請い、藤原の熱血指導によるトレーニングの日々が始まった。果たして人並みのサーブを打てる日はやって来るのか?

6. 石上優は生き延びたい/藤原千花はテストしたい/かぐや様は気づかれたい
生徒会第4のメンバー・石上優は、1年生であるにもかかわらず白銀にスカウトされ、生徒会の会計を任された逸材である。根暗な性格ゆえに普段はあまり目立たないが、彼なしで生徒会は成り立たない。そんな石上が突然「生徒会を辞めたい」と白銀に話を持ちかけてきた。必死の説得にも応じず、彼の決意は固い。どうやら止むに止まれぬ事情があるようだ。そして石上は目に涙を浮かべながら、そのワケを語り始める。「僕、多分殺されると思うんです」と……。

7. 白銀御行は働きたい/かぐや様は入れたい/かぐや様は堪えたい
柏木の彼氏から、またしても恋愛相談を受けてしまった白銀と、またしても盗み聞きをしようとするかぐや。白銀のアドバイスのおかげで柏木と付き合うことはできたが、付き合って1ヶ月が経つのに、まだ手も繋いだことがないのだという。「どうやったら手を繋げますかね!?」という低レベルな質問にかぐやは呆れかえるが、白銀は交際経験がなくても答えられそうな悩みに一安心。だが白銀のアドバイスは今回も予想外の方向に……。

8. かぐや様は呼ばせたい/白銀御行は負けられない/そして石上優は目を閉じた
期末テストが迫った生徒会室では、いつも以上のプレッシャーの中で、かぐやと白銀の心理戦が繰り広げられていた。白銀に勉学では勝てないことにプライドを傷つけられた万能型の天才・かぐや。生徒会長として学年トップの座を誰にも譲るわけにはいかない努力型の天才・白銀。二人は相手を出し抜くために嘘を付き合い、権謀術数をめぐらせていく……。ついに訪れた期末テスト当日。勝利の女神は一体どちらに微笑むのか!?

9. かぐや様は送りたい/藤原千花は見舞いたい/四宮かぐやについて①
かぐやが風邪で学校を休んでしまい、白銀がプリントを届けることになったと話すと、藤原は「私が行きます!」と大興奮。藤原が言うには、風邪を引いたかぐやは「あまえんぼ」になってしまうそうだ。素直で可愛いかぐやの姿を妄想してドキドキの白銀だったが、生徒会メンバー全員で家に押しかけたら迷惑がかかる。そこで誰がお見舞いへ行くのか、神経衰弱で決めることに。石上も巻き込み、真剣バトルがスタートした!

10. かぐや様は許せない/かぐや様は許したい/白銀御行は出かけたい
お見舞い事件のせいでケンカをしたかぐやと白銀は、お互い素直になれず険悪なムードになってしまう。そんな中、かぐやは恋人がいる柏木に、友だちの話だと偽って恋愛相談をしてみることに。その一方、白銀もラブコメ好きの石上に、どうしたらケンカした異性と仲直りできるのかを相談してみたところ、石上のテンションがどんどんヒートアップしていく……。様々なアドバイスを聞いているうちに、かぐやと白銀は自分の本当の気持ちに気付き始める。

11. 早坂愛は浸かりたい/藤原千花は超食べたい/白銀御行は出会いたい/花火の音は聞こえない 前編
学校が夏休みに突入してから半月、生徒会がないため白銀と会うことができず、かぐやはもどかしい日々を過ごしていた。しかし夏休みの後半には、生徒会のメンバーと花火大会へ行く約束がある。財閥の令嬢として厳しく育てられたため、夏休みの思い出を作れてこなかったかぐやは、皆と一緒に遊べる日が来ることを心待ちにしていた。ついに花火大会当日、夏らしく浴衣を着て出かけようとしたかぐやのもとに、父の執事が現われ……。

12. 花火の音は聞こえない 後編/かぐや様は避けたくない
生徒会のメンバーと花火大会へ行く約束をキャンセルしてしまったかぐやは、暗い自室に一人閉じこもっていた。落ち込んだ様子を心配した侍女の早坂はかぐやを励まし、屋敷を抜け出す計画があることを告げる。執事たちの目をかいくぐって、何とか会場に辿りついたかぐやだったが、花火大会はすでに終わっていた……。皆と一緒に花火が見たかったと涙するかぐや。そこに「だったら俺が見せてやる」と懐かしい声が響く。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

満足のいくアニメ化でした!2期にも期待!

~・~・~・~・~・~・~・~放送前レビュー~・~・~・~・~・~・~・~
1~2話先行上映に行ってきました

ヤングジャンプ(以下YJ)連載中のギャグマンガ
もともとはミラクルジャンプつまりはYJの増刊号での連載でしたが
人気が出たのでYJ本誌へと栄転してきました

移籍後も高い人気は維持されており
これまでにも何度かアニメ化のうわさが流れ
そして今回ついに待望のアニメ化となりました

しかしYJ作品のアニメ化ですが
まず非常に打率が低い・・・
そして数少ない当たった作品も
原作がアニメ化以降急に失速したりと
まぁとにかくYJ作品にとってアニメ化は鬼門です

何度か他作品のレビューにも書いているので
現在連載中の作品に絞ってみましょう

キングダムのCGは伝説級のクソ
原作は今でも変わらず面白いですが
アニメが函谷関目前で終わって
続編の報が途絶えてしまったのは
明らかにあの同人レベルのCGのせいでしょう
今度実写映画もやるみたいですが・・・

ゴールデンカムイもはっきり低予算でした
しかしアニメだけ見ている人達にはそこそこ好評で
原作の売り上げもだいぶ上がったようなので
商業的には低コストな分だけ
コストパフォーマンスが上がっているとみることもできます
個人的にはだいぶ不満が残りますが
アニメ化自体は成功といっていいでしょう
しかし連載中の原作のロシア編が
どうしようもなくつまらないんですね
どうしてこうなった・・・

テラフォーマーズのアニメはよく知りませんが
原作がそもそも読む価値のないレベルの出オチ作品なので
あれをアニメ化してしまったこと自体が
YJの生み出した不幸の一つとしか言いようがありません

銀河英雄伝説に関してはYJからのアニメ化
と言うにはだいぶ語弊があるので
今回は評価対象外としておきます

とまぁネガティブな情報ばかりを並べましたが
かぐや様はいったいどんなひどい目に遭うのか?
もういっそYJ作品はアニメ化なんてしない方が幸せなんじゃないか?
なんて思いつつ観に行った先行上映会の感想は・・・

藤原書記がとてもかわいい!!!

もうこれだけでこのアニメは安泰ですねW
他の部分で何をどんなにやらかしても
これだけで十分アニメ化の価値はありましたd(・x・

という冗談はさておき
原作信者目線で気になった点を何点か

アニメ版は非常にテンポよく進みます
上映会はもともと1話の先行上映という触れ込みでしたが
サプライズで2話まで見せてもらいました
多少順番が前後はしているものの
アニメ1話2話どちらも
原作1巻から3話分ずつ抜き出してありました
基本的にギャグアニメなので
テンポがいいことは悪いことばかりではないのですが
話がサクサク進み過ぎて余韻が足りないイメージを受けました
あくまで原作ファンだからそういう印象になっただけで
アニメから入った場合は気にならないのかもしれません

もう一つはナレーション
登場人物たちの状況・心情などを
セリフを使わずコマの中で言葉で解説してあるものが
全部ナレーションという形で入るのですが
そのナレーションがオーバーアクションというか仰々しすぎる
イメージとしてはカイジですかね
あの作品も状況説明などを文で入れてあり
アニメではかなりアクの強いナレーションがつきました
あれはあれで慣れると癖になるというか
漫画を読んでいても勝手に脳内再生されるくらい
最終的には違和感が無くなったので
もしかしたらこの作品でも
しばらく見ていたらいつの間にか気にならなくなっている
あるいは原作未読なら最初から気にならない
という可能性はあるかもしれません

あと、スピンオフでYJに本家と一緒に連載されている
かぐや様を語りたい
の連中が今のところ顔見世程度ではあるものの
原作以上に出てきているので
あのスピンオフが嫌いな人は今後要注意かもしれませんね

最近になってOPは鈴木雅之が担当すると発表され
放送開始前から話題になっていますが
先行上映では1話はOP・ED無し
2話はOP無し・ED映像なし楽曲のみでした
2話ラストに真っ黒な背景にテロップだけの状態で流れていたのは
halcaのセンチメンタルクライシス
年末に新宿ReNYでのLiveにて初披露されていたのを
既に生で聞いていたのもあって
どうせならOPを聞いておきたかったところです

~・~・~・~・~・~・~・~舞台挨拶レポート~・~・~・~・~・~・~・~

先行上映の後は舞台挨拶もありました
{netabare}
四宮かぐや役
古賀葵

落ち着いたかぐやとは違いだいぶ天然系
話が要領を得ないのが笑いを誘うタイプ
残念ながらラジオ等と違い面白い部分だけを使えないので
舞台挨拶だとただの時間ドロボーに成り下がる
かぐや役と千花役が逆だったらすごく納得していたと思う

白銀御行役
古川慎

上映会は男女半々くらいでしたが
女性はだいたい彼のファンだった模様
YJ作品の読者層が男女半々なわけがないですよね
ツイッターフォロワー限定の無料イベントだったので
単純な抽選じゃなくてツイート内容から精査してるのでしょうね
そして女性を集めていったら
原作ファンではなく声優のファンが集まったと・・・

印象に残った回を聞かれて
バレーボールの特訓回と答えた際
会場の原作ファンから歓喜の声が上がってました
うん、特訓シリーズ面白いよねw
千花役の小原さんは
演じてるうちにイライラしてきて
素で切れてたら
「もう少し藤原に寄せてください」
とダメ出しをもらったそうな
これは放送が楽しみですね!

藤原千花役
小原好美

印象に残った回を聞かれてあげたのは
ラップパート
原作にもある千花のラップパートですが
台本には歌詞だけが載っており
メロディは演者が即興で作るという
とんでもない声優泣かせのトラップ
共演者の弁によると
初回の時よりも緊張してガチガチだった
のだそうな
何という無茶ぶり・・・

石上優役
鈴木崚汰

石上がでるのはまだ先のようで
今回はまったく出番がないのに
舞台挨拶だけ呼ばれたようです
メイドインアビスといい流行ってるのかな(--;
出番がないということは
当然アフレコにも参加していないということです
1話2話の映像に関してはジャンプフェスタで見せてもらったそうで
視聴者の目線で会話に加わりたいと思います!
と意欲は見せたものの
あまり見せ場を作れず終わりました
これまたなんという無茶ぶり・・・ {/netabare}

~・~・~・~・~・~・~・~1話見て~・~・~・~・~・~・~・~

なんですかね・・・
曲が悪いとまでは言いませんが
作品にマッチしているとも
強烈なインパクトがあるともいえない
ただ大御所連れてきました!ってだけですね

鈴木雅之はアニソンを担当するのは
今回が初めてだそうです
しかし、彼が活躍した時代を考えると
正直それで喜んでる世代の中に
このアニメの視聴者となる層がどれほど入っているんでしょう・・・
たぶんここに鈴木雅之を起用することが面白いと感じてしまう
そんな世間との感覚のずれが
YJアニメを屍の山にしてしまったような気がしてなりません

いろいろ不安要素はあるものの
普通に作れば十分に佳作となるはずなので
変な冒険せずに無難にアニメ化してほしいものです

~・~・~・~・~・~・~・~全話観て~・~・~・~・~・~・~・~

全体的によくできていました
石上は声がついて原作以上に味のあるキャラになりました
また、3話のEDは驚異のクオリティで話題になりましたが
逆にそこがピークなんて評価に落ち着いてしまった感もあります
終盤にもう一回くらい特殊EDを入れられれば
もう一段階ブーストできたかもしれません

全体的にラブ<コメディな作品ですが
終盤にシリアス回を持ってきたのは好みが分かれるところかもしれません
基本的にバカバカしいギャグ作品をやっている中で
ときどきがっつりシリアス展開をやるのはこの作品最大の魅力であり
そのギャップがそれぞれの良さをグッと引き立てていると思いますが
前情報なしに単純にコメディ路線だけを期待していると
終盤に肩透かしを食らって消化不良に終わりそうです

原作ファンからするとYJ作品には珍しい
非常に恵まれたアニメ化になったと思います
評判も上々のようなのでこのままぜひ2期へとつないでほしいですね!

仕事はできるが性格的にはかなりポンコツ揃いの生徒会ですが
2期になればあの中に混ぜても石上に並ぶレベルのポンコツ
会計監査伊井野ミコが登場します
個人的には作中ヒロインの中で一番(お)かわいいと思っているので
早く2期をやって動くミコの姿を拝ませてほしいですね

投稿 : 2024/05/04
♥ : 39

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

メガネの色

OP主題歌の鈴木雅之が、なんとも強烈だ。

現代的なアニメ絵の映像なのに、歌のパワーだけで視聴者の時間を90年代へ引き戻す。
いや、OP映像の終わり近くの、女子キャラの「チェキッ」ポーズも、ひょっとして『め組のひと』のオマージュなのだろうか。(わからない視聴者は、お父さんかお母さんに訊いてみよう)

劇番の中に『ラブストーリーは突然に』を思わせる曲が混じっているのも、90年代トレンディドラマを意識しているようだ。


頭脳戦、というキャッチコピーだが、展開されるのは、素直に好きだといえない高校生男女のすれ違いを描くラブコメディ。

思春期男女のよくある自意識のコジレが駆動するラブコメは、しょうもない、と苦笑しながらも(生)暖かく見守ってしまう。

全体に微笑ましく笑えるコメディだが、興味深いものを感じるのは、このコメディを視聴者に提出するための「舞台装置」の方だ。


フィクションは、何のメディアであれ、受け手=読者=視聴者の現実感覚に接続する「設定」を設けて、作中世界へと引き込まなくてはならない。

それこそ90年代のニューアカかぶれのテクスト主義者であれば、読者が解読する「正解」としての作者の「意図」などないと妄言を吐くのだろうが、妄言に過ぎない。

〈作者-読者〉間で、何らかの理解の共有がなければ、そもそも物語を語り=読み取る視聴体験など生じるはずがない。
物語を受け手に理解可能な形で提出する手段として、まず各種の「設定」が作者によって構築される。

本作では、自意識こじらせ男女のすれ違いを笑わせるために、すれ違いは、まず「頭脳戦」として設定されている。
「先に好きだと打ち明ける」ことは「負け」=将来的に「損」、という了解が、ラブコメを「頭脳戦」と規定する設定を生み出すのだが、なるほど「損得という考え方をしていれば『恋愛』なんてできるはずは無いよなあ」という視聴者の納得を喚起して、すれ違いの物語へ入り込む導入口の役割を巧妙に果たす。

いよいよ興味深いのは、この「頭脳戦」を導くものは、主人公たちが「天才」であるから、という理由付けであることだ。

作中の「天才」性の描写は、彼らが成績優秀者であると描写することに終始するが、いかにも偏差値教育的な偏見を感じさせる。

偏差値とは、言うまでもなく特定集団内での「順位」を示す指標だ。
「天才」を証拠立てる描写として、作中では一貫して成績の学内順位ばかりが描かれるが、しかし、集団全体の能力が低ければ、その集団内での順位=偏差値は、能力の高さを保証しない。
まして、「順位」を高めるための手段が他者の足を引っ張ることに終始するならば、なおさらだ。
「天才」という絶対値での「頭のよさ」を根拠づけるには、相対順位である「偏差値」はほとんど説得力がない。

ここで作者=製作者の設定が杜撰であると指摘したいわけではない。
読者=視聴者に「天才」と納得させるためには、偏差値=順位を持ち出せば有効だろうと作者=製作者は判断した、その判断が興味深いと感じたという事だ。
多くの視聴者=読者にとって、「頭がいい」とは「順位」が高いことなのだろうと作者=製作者は判断している、という事が。

「頭がいい」が「順位」という「上下」関係に規定されている、という設定は、「なぜ」ヒロインは「天才」なのかという理由付けが、「家柄がいい」からである、という設定へと進んでいく。
「上流」の、格「上」の家庭に生まれたことが、成績「上」位の天才である理由付けになる。

要するに「貴族」のように、生まれによって決定されているのだ。

いや、本物の貴族制では、貴族様と庶民は全く接点も相互理解もなく、互いに「そういう存在」としか認識されていない。
が、「家柄がいい」から「頭がいい」という理由付けは、「頭がいい」から支配する権利があるという循環論法として、「貴族」に支配される「庶民」が自分を納得させてしまうという点で、なお悪質と言えるかもしれない。

作中のナレーションではおざなりに否定されているが、そもそも舞台の学園が「良家」の子女が集まる「名門」校であり、ここでも「生まれ」によって特権を相続する新たな「貴族」階級が形成されている設定が貫かれている。

繰り返すが、作者や製作者による社会認識が前近代的であるとか言いたいわけではない。

21世紀の読者=視聴者は、「いい家柄」に「生まれついて」既得権や財産を継承する者は「頭のいい」天才であると思うはずだ、と作者=製作者によって判断されているという事が興味深いのだ。


自意識をこじらせたドタバタコメディを笑うには、コメディを乗せた舞台が「現実」と接点があると視聴者を錯覚させなければならない。
もしも原作マンガが人気を博し、アニメが好評であるとしたなら、この錯覚は成功しているという事になるだろう。

作中に登場する、コイバナに喰いつく「恋愛探偵」は、ピンクの色のついた色メガネでネタを探す。

「上流」の「いい家柄」では子供に既得権を引き継いでも当然であり、特権を引き継ぐ「から」頭のいい「天才」であっても当然であると設定を了解する視聴者は、どんな色のついた色メガネで社会を眺めているのだろうか。

それとも、作者=製作者の判断とは無関係に、別種のリアリティに支えられてコメディを笑っているのだろうか。

いずれにせよ、「頭脳」戦として「損得」を過剰に意識する「偏差値」の高い「天才」の「頭の良さ」は、「世襲」される「いい家柄」のハビトゥスと「既得権」に保証されているという設定を提出することは、作者=製作者が、読者=視聴者をどういう視線で捉えているかを暴露しているとはいえるだろう。

本作を視聴していて、時折『ブギーポップ』を想起した。
両作とも、製作者の目には90年代のままの視聴者が映っているようだ。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11

87.2 2 純情アニメランキング2位
ハイスコアガール(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (795)
3293人が棚に入れました
「ポリゴン」って何?食えんの?そんな2D全盛期だった古き良き格ゲーブーム到来の1991年。
ヤンキーとオタクとリーマンが蔓延る場末のゲーセンに、彼女は凛として座していた──。
主人公ハルオを通して描かれる’90年代アーケードラブコメディー!

声優・キャラクター
天﨑滉平、広瀬ゆうき、興津和幸、山下大輝、御堂ダリア、新井里美、伊藤静、チョー、赤﨑千夏、杉田智和、植田佳奈、武虎、大塚芳忠
ネタバレ

はあつ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

1話だけ観て勘違いしないでね!

1話だけ観れば、90年代の懐かしのゲーム画面がリアルに再現され、当時、数々の登場ゲームにハマった中高年が主に楽しめる作品?と思うかもしれません。
確かにそこも楽しめますが、この作品の真の見どころは、コメディタッチではあるものの結構本格的な恋物語にあります。
ゲームで繋がる登場人物たちですが、恋愛ドラマのポイントであるキャラの魅力と好きになっていく過程や理由がしっかりと描かれ、恋愛物がお好きなら年配者から若い方までしっかりと見応えを感じれると思います。

既読の原作で一番秀逸なのは、まるで無声映画に出てくるような言葉を発さないサイレントヒロイン「大野アキラ」の描写。
アニメ1話では暴力的で高慢チキな天才ゲーマーに見えるお嬢様ですが実は・・・
しゃべれない訳ではなさそうな彼女の心の声は、主人公「矢口ハルオ」の字幕がわりの代弁と彼女の表情仕草で読者に伝えるんですが、それが何ともいじらしく映るんです。このユニークなヒロイン描写だけでも一見の価値があります。

また主人公ハルオも、最初はただのゲームバカの小学生に見えますが、自分自身とヒロイン達と向き合う事で着実に成長していく姿が描かれ好感が持てます。

あとから登場のもう1人のヒロイン「日高コハル」。アキラとは対照的な庶民派の娘ですが、これまた一途でいじらしい!

この3人で繰り広げるゲームより熱く切ない恋のバトルが見ものです!

灰汁の強い絵柄で受け付けられないのは仕方ないですが、暴力的なところはこの作品のギャグテイストなので軽く受け流してくださいね。観てるうちにハルオへの愛情表現に見えてきますから♪(毎度のじいやの車轢きもね♪)

既に4年以上前にアニメ化発表までされた原作漫画ですが、発表直後のゲーム会社からの著作権侵害訴訟により一時は原作の出版差し止め、連載再開の目処もたたない状況が続き、和解まで2年ほどかかりました。
この件は出版社だけでなく作者の押切蓮介氏も著作権に関する認識の甘さがあったのかもしれませんが、氏の心のダメージはハンパなく相当落ち込まれたようです(同氏の単刊「HaHa」参照)。
氏の執筆意欲喪失を危ぶみましたが、よくぞ奮起し続きを再描してくれたものです。
原作のファンである自分はそれだけでも嬉しかったのですがアニメ化まで叶いました。
アニメ1話を観て、原作の持つ独特な絵柄とレトロな世界観の再現率の高さに驚きつつ期待大になりました。
おそらくアニメの制作スタッフも、過去の不幸を払拭すべく並々ならぬ意欲を注いでるものと感じた次第です。
原作漫画、アニメ共に最後まで完成度の高さを願っています。
以上2018/7/17記

《最終話視聴後の感想》

うわ~、えらいところで終わりましたね~(汗)
原作既読者としては、アニメのペース配分からこのクールの閉め方は途中である程度予想出来ましたが、アニメしかご覧になってない方には、物凄い寸止め感でストレスが溜まるかも・・・
しかしながら今クールのアニメとしての出来映えは素晴らしかった!!
アニメ制作スタッフの原作への愛情を感じ、原作ファンとして大満足です。
原作continue版(休載前の初版漫画を僅かだけ改変しオマケエピソードが付録追加されてます)のシナリオに忠実に沿いながらも、各話の構成や演出が見事で、先のストーリーを知ってても毎週続きが楽しみで仕方ありませんでした。

《ストーリー》
{netabare}
原作漫画全10巻(最終巻は来年3月刊行予定)のうち4巻までのエピソードを丁寧に再現しており、アニメの脚本は手を加える必要がなかったのではと思えるほどです。
ゲーム好きの原作者押切先生の妄執と呼べるような「ゲーム好きの可愛い女の子」との交流は、多くのゲーム好き少年の憧れのシチュエーション。
懐かしいゲームを巧妙に絡めながら登場人物達の出会いから恋への進展をコミカルかつドラマチックにテンポよく見せてくれました。

《作画》

ゲームセンター内のゲーム機とゲーム画面を再現するために採用した全編3D映像。
技術的な事は詳しくありませんがメイキング動画を見ると、かなり手間が掛かっているそうで作画の効率化にはなっていないとの事。
人物は、動きこそ3D特有のぎこちなさを感じますが、原作よりマイルドなキャラ画は初見の方も受け入れやすく、細やかな表情や仕草はしっかりと感情表現ができていて、特に大野アキラの心情は原作より分かりやすく伝えてくれました。
(でも原作のヒロイン画は繊細な目元のタッチと肉感のあるラインが独特で魅力的です!)

背景は、ゲームセンターや駄菓子屋内の実写と変わらないリアルでレトロな雰囲気を再現し、ドット画のゲームキャラが登場人物に寄り添うさまはアニメならではの親和性で違和感無く馴染み、淡い夕景や夜景も情感たっぷりで登場人物と視聴者双方をヒートアップしてくれました。

視聴者の体感した現実とアニメという虚構を絶妙に融合させる事でレトロなノスタルジーに浸れる見事な映像化だったと思います。

《キャラ》

二人のヒロインを全く違う手法で描く事で魅力を引き出し合う相乗効果は原作者の妙案ですが、アニメではそれが際立っていました。

「矢口ハルオ」

ゲームバカなのに二人のヒロインから想いを寄せられる羨ましさですが、ママの育て方がイイのか優しい気配りができて納得の好感度。
アニメでは細かな気の利く所作を加え、さらにイケメンに見えました。
(2話のメンチカツや7話のミルクティのシーンなど。)
そう言ったヒロイン達の前でさりげなく見せる優しさは、好かれようと意識してやってないのがいいんですよね。
しかしイケメンぶりを自ら発揮するのはアキラに対してだけです。
原作者がファンブックの中で「アキラがいるから(コハルと)無意識に距離を置いている。ハルオは女たらしではないから。コハルの事はどこか突き放している。」と述べられてるとおり、基本、アキラにゾッコンでまったくブレない。
同級生女子のゲームプレイに魅せられた以上に、学校での劣等感を忘れさせて欲しい自分と家庭で抑圧され逃げ場を求めているアキラが、互いにゲームだけを心の拠り所としている共通点に強烈なシンパシーを感じてしまう。
だから、アキラの為だけに自ら行動を起こし、アキラの為だけに自分を変える努力をする。
この優柔不断のなさがハーレム主人公とは違う魅力を出してるんです。

「大野アキラ」

天才ゲーマー、才色兼備、財閥御令嬢とフィクションならではファンタジー設定は少年漫画らしいヒロイン 。

親から才能を嘱望され過密な英才教育を受けるアキラは寡黙ゆえにストレスを溜め込みやすい。
そんな中、見つけた唯一の息抜きがゲームセンターのアーケードゲーム。
帰宅前のわずかな時間だけが、周囲からの押し付けられた自分を壊して、望む自分になれる彼女にとっての放課後ディストラクション。
その時間さえも危うくなり増える重圧に押し潰されそうになってしまう。
そんな時に逃げ場所になってやると言ってくれたのがハルオ。
その時から彼女にとってゲーム以上にハルオが救いの王子様になります。
ペロペロキャンディをよくほおばるのは彼から初めてもらったお菓子だからであり、初めてもらったプレゼントのオモチャの指輪を肌身離さず持つ事でつらさを我慢します。
この一連のリアクションはアキラのハルオへの一途さをよく表し、川原でのケンカ時やベッドの中で指輪を握りしめるアニメのオリジナル描写は小粋な演出でした!

また、しゃべらない彼女からの意思表示をゲームプレイで表現させるのは作品ならではの面白さで、ハルオとのファイナルファイトでは嬉しさや苛立ちが、コハルと初対面時のバスケやガンシューティングでは動揺と熱意がコミカルに伝わります。
そして無口な分、直接感情を露出した時のインパクトが凄い。
1話からの普段の暴力チックな感情表現はコメディタッチにする事でアキラを重く見せないようにしてるんですが、3話の空港でのハルオの見送りに号泣するアキラの感情爆発は、原作でも最初に心を掴まれる屈指の名シーン。
アニメで初めて聞く彼女のハッキリとした声は原作以上に痛切に私の心に響きました!
また9話で、自分と同じ高校を目指してくれると知った時のハルオの手を握りしめるシーンも、押さえきれない嬉しさがしみじみと伝わり、しとやかな情緒を醸す見事な描写でした!

「日高コハル」

話しかけもモノローグも多く、
「それでもこの気持ちは曲げたくない。」
「勝ち続ける事で私に関心を持ってくれるのであれば、私は絶対に負けない!」
ハルオへの募る想いが痛いほど伝わる描き方はまさに少女漫画の主人公。

狭い視野で漫然と生きてきた自分に、殻から飛び出し自由な空気を感じる醍醐味を伝えてくれるハルオにたちまち虜になってしまう。
受動的だった女の子が恋をすることで能動的になり見た目も垢抜けていく。
アキラと違い明らかな成長が見えるのもコハルの魅力です。
ハルオとアキラが惹かれ合っている事に気付いても、二人のはっきりしない態度に諦めきれないのは仕方ない。
そんな二人への遠慮がちな接し方もいじらしく、アキラを貶めるような事をせず自分を磨く事でハルオを振り向かせようとする真っ直ぐなひた向きさは、嫌味を全く感じさせない誠実なイイ娘です。
でもハルオは微塵もブレず全くコハルに見向きもしてくれない・・・
コハルにとってハルオを落とすのは、攻略ルート皆無の無理ゲーなんですよね。
そんな勝ち目のない恋のゲームに果敢に挑む姿が健気で、観てるコッチは不憫で不憫で仕方ない~( ´△`)
こんな設定にした原作者は何て罪作りなんだ~~(`Δ´)
私は、アキラの笑顔も見たいけど最後までコハルも応援しちゃいます!

《声優さん》

主演の3人の方は私、存じ上げない方ばかりでしたがそつなく演じられてたと思います。
中でも広瀬ゆうきさんの声は原作のコハルの魅力を数倍増しにしてたのでは?
ラストの涙まじりの告白は熱かった!
(ひきかえ、アキラ役の鈴代紗弓さんは折角射止めたメインヒロイン役なのに演技をあまり披露できないのがコハルより不憫~)

サブではハルオのママ役の新井里見さんが個性の光る名演技でした!

《音楽》

8ビット音でしょうか?ゲームらしい音を取り入れたOP曲は作品にマッチしてました。
(でも曲より背景画が毎度気になってました~コハルが不憫で・・)

やくしまるえつこさんのEDは毎話の引きとの合わせ方が絶妙で切ない余韻が堪りません。
(特に11話は上手い!)

劇判曲もバッチリで非の打ち所はありません。

《最後に》

先日、最終話が掲載された原作漫画ですが、コハルの告白以降テンポはやや減速感を感じるものの、切ないシーンはまだまだ訪れます。
アニメの続きは配信とOVAってのは個人的にビミョーですが、制作してくれるのは嬉しい限り。
このクオリティならお布施も厭いません~(^^;{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 42
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

そんな私はロースコアボーイ

2018.10.06記

原作未読

当初ノーマークだったが、同僚の薦めで視聴決定。
どうやら、昔懐かしのゲームを扱った回顧ものくらいの前情報で視聴スタートです。

さっそく結論。

 懐かしくて涙出るわ~

これはオモテ。並行して、

 なんじゃこのラブコメ泣けるわ~

一作で二度美味しい作品になってます。懐かしのゲーム見たろ、ぐらいでかまえて思わぬカウンターパンチを食らっちゃいました、といったところでしょうか。

主人公の矢口春雄が1979年生まれ。本作の時代設定が1991年(小学六年生)から1995年(高校一年生)までとなります。
これはリサーチの勝利と言って構わないと思いますが、誇張されることない等身大の90年代が描かれているため、おおむね1970年~1985年生まれの方は取り扱っているゲームや時代の空気感の再現具合に感嘆するんじゃないでしょうか。

{netabare}・緑の電話ボックスにピンクチラシが貼ってる
・当たり前のように灰皿が置いてあるゲーム台
・パネルでめくられる新幹線ホームの発着案内板(現在は電光掲示板)
・溝の口(川崎)駅降りたとこ南武線沿い小道の汚い飲み屋街の古本屋 ※住んでた私が保証しよう
・取り扱うアーケードゲームと家庭用ゲーム機のラインナップ
といった見た目のあるあると

・対戦でのお作法(ハメ技かけると喧嘩になる等)
・教室でソニックブームを繰り出すこの解放感
・もういいわよ。録画してた「家なき子」観るから♪
・ミスチルを聴きなさい!ミスチルを!
・取り扱うアーケードゲームと家庭用ゲーム機にその当時みんなが感じてたこと
といった空気感{/netabare}

単なるゲーム回顧録ではない、時代の空気の見事な切り取りっぷりに切なさを感じるほどです。ワクワクするつもりがきゅんきゅんしてしまうのです。

若い皆さんにとっては、このピンポイントで切り取られた時代の追体験が可能ですので、ぜひ面白がって観てほしいですね。
ついでに、だいたいアラフォーの男性が大なり小なり通ってきてる道でもありますから、雑談のネタとしてビジネスにも活用できるかもしれません。

自分はハルオよりちょい上くらいのドストライク世代にあたります。回顧トークしたくなるところですが、脱線が止まらなさそうなのでここでは泣く泣くあきらめますよ。ただ一点、同年代非オタの知人にハイスコアガールを勧めたら、ちゃっかり視聴してました。その後酒の席でのあるあるトークに華を咲かせましたよ、ということは申し添えておきます。



そして、ゲームと並行しての恋愛の世界。
ゲームで繋がる恋愛ってなんのこっちゃ? そもそもこのキャラデザインは、恋愛仕様のそれではないような。。。
{netabare}とナメてたら3話で不意打ちを食らうことになります。{/netabare}

2話からラブコメの波動が感じられ、12話終わる頃にはきゅんきゅんしてることでしょう、たぶん。

大野晶と日高小春のダブルヒロインというのは、ぱっと見で王道の配置です。

大野晶:ゲームは社会との接点を持つためのもの/純粋にゲーム好き/{netabare}ハルオが好きそう{/netabare}
日高小春:ゲームはハルオとの接点を持つためのもの/ゲーム好きは二次的なもの/{netabare}ハルオが好き{/netabare}
ハルオ:馬鹿で優しくてあったかいやつ。すがすがしいほどにゲームのことで頭の中がいっぱい。

そんなベクトルは物語の進行に合わせてゆっくりと変化していき、最終12話{netabare}(小春の告白という大きな転換点を迎えること){/netabare}で本作の恋愛の波動がピークに達します。
きゅんきゅんする理由、、、二人ともホントいい子だから(語彙力)。
そしてハルオもなんだかんだいいやつだから(もっと語彙力)。
二人ともきっかけは違えど、徐々にハルオに惹かれていく様子がもどかしくも純な感じがして擦れた大人にはまぶしく映りました。
ヒロインにとってはゲームバカが恋愛対象のため、コミュニケーションがゲームを通じてということも多いです。対戦プレイや協力プレイのシーンに潜む恋のやり取りを見過ごしてはいけません。{netabare}晶と小春ですらゲーム機を通しての会話と、わりと徹底してます。{/netabare}なんかもう「拳で語り合う」世界観ですね。

これほど無口なヒロインで物語が成立するんだ、と面白がって観てたわけですが、結局セリフがゼロでしたね。大野晶役の鈴代紗弓さん、「あ」「う」「ぐふぅ」に感情を込める難役お疲れ様でした。
小春の鼻腔を抜ける呼気の音すら聴こえそうなささやき声は役に合ってたかどうかを超えて心地よかったですね。広瀬ゆうきさんですか?また別の作品でお会いしましょう。

{netabare}晶にとって、もともとは大野家とは違う世界への扉であり、さらにその世界を広げてくれたハルオへの好意。ハルオは激つよの晶を目標と捉えてました。
小春にとって、唯一自分に目を向けてくれる瞬間がゲームで対峙する時だったというハルオへの好意。ハルオはフルボッコ負けを機に小春をライバルみたいに捉え始めました。
後半は、

 “目標を降りたかった晶と目標になり替わりたかった小春”

ミスマッチがなんとも切ない物語でした。{/netabare}



ノスタルジーにあてられて不器用な恋の行方にせつなさを感じたのか、
良質なラブコメにほだされて在りし日の思い出がきれいに見えたのか、

恐らく両方。きゅんきゅん×きゅんきゅんは単に2倍ではなく、2乗と感じる稀有な経験なのでした。
続き3話はOVAで!と商売臭わかりやすいラストに賛否両論出そうですが、そこはご愛敬(;^ω^)
薦めてくれた同僚よ、ありがとう!



以下、その他の四方山話。


■作画
まずは、権利処理に奔走してくれた裏方さんには賛辞を送りたいと思います。感謝!
3DCGということでしたがかなり普通のアニメっぽい自然にみられる処理をしてました。私の目利きが甘いかもですがあまりCGっぽさを感じません。そして核となるゲーム画面の再限度が極めて高い印象です。元画像をはめ込めばよかろう、というものではけっしてなく、ブラウン管と現在のデジタル規格との突合作業、コマ数の調整、エフェクトの修正、その他視聴者からみれば『そのまんまゲーム画面』に見えた本作の絵は相当の処理を施して再現されたものだそうです。
私が普段は気にしない技術的な面にも良い意味で関心を起こさせる製作陣の仕事でした。


■華を添える愛すべきイカレキャラ達
わりと主人公たち以外は行動・言動が変なのが多いのですが、第一話で矢継ぎ早3枚のカードを切ってきて視聴者の引き込みに成功しました。
・癇癪カップル:声は松岡&日笠と無駄に豪華
・小学担任:「卑劣」と書いてお前のことだ、と主人公に容赦ないが悪意もない。
・じいや:黒塗り高級車で主人公を轢いても歯牙にもかけず。
目立たぬファインプレーだったように思えます。


■10カウントで消えるはずだった世界が色づく
OPEDともに作品に寄り添った良曲。ED「放課後ディストラクション」はお気に入りでDLしてます。
{netabare}プレステとサターンの発売により自分はアーケードから距離を置きました。当時は鉄拳派(プレステ)とヴァーチャファイター派(サターン)と棲み分けがされてた気がします。
それはさておき、10話Aパートでサターンにうつつを抜かしアーケードから遠ざかってたハルオが小春にフルボッコされたのを機にゲーセンに戻ってくる描写があります。
逡巡しているハルオのバックにはストⅡゲームオーバー時のコンティニュー画面。ガイルさん(CV安元洋貴ww)がハルオを焚きつける中無情に10カウント刻まれていってました。
アーケードゲームが家庭でできるインパクトは強く、この時期から徐々にゲーセンから足が遠のいていったのは私だけではないでしょう。対照的にコンティニューして戻っていったハルオには個人的に感動しました。(えっ!そこ?)

どれくらいのインパクトか? JUDY AND MARYの楽曲に「まるでヴァーチャファイターのゾーン2」という歌詞が出てくるくらい。男ならともかくあまりゲームをしない女の子でも家にプレステとか普通に置いてありましたよ。{/netabare}


■余談
我が家では作中登場したニューファミコンが現役です。タイトルは70本以上。スーマリ、ドラクエシリーズ(要ふっかつのじゅもん)、じゃじゃ丸くんといった有名どころから、シティコネ、影伝、燃えプロその他家族でたまにゲーム大会を開催。
スターフォースでラリオスを撃破したり、ボンバーマンでリモコン無し状態からのリカバーをしたり、グラディウスで↑↑↓↓←→←→BAを披歴したりと父親の威厳を保つのに一役買ってたりします。
この前、ウチの子供たちが伝家の宝刀『カセットに息をフー』してるの見て爆笑しました。曰く「つば飛んじゃダメなんだよ」と。
なんかしらんが、受け継がれる伝承みたいなもんでしょうか。25年前も今も楽しいものを前にした子供の気持ちってそうそう変わるものではないんです。



視聴時期:2018年7月~9月 リアタイ視聴 ※EXTRA3話は2019年3月視聴

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2019.04.03追記 ★EXTRA STAGE(ROUND13~15)追加視聴★


Netflixの配信にて。TV放送(ROUND1~12)の続きの3話分が解禁です。

{netabare}変わらぬOPとEDにふいにキュンとしてしまった。なんだこの破壊力。
内容には触れません。本編にも増して、ハルオ母が素敵で、晶と小春に身悶えし、ハルオはしっかり男の子してました。{/netabare}

ファンの皆様におかれましては、視聴は義務と言って差し支えない出来映えです。

※視聴日:2019.03.30



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2019.10.23追記


2019年秋期に2期放送。先だって、EXTRA3話を地上波で放送しました。
濃厚な3話だったのでこれを放送する決断をしてくれたスタッフの皆さまには感謝です。

{netabare}さて、そのEXTRAのクライマックスといえる花火シーンは二子玉川河川敷の花火大会です。ハルオたちが乗ってる電車は田園都市線。

こたびの台風でまさに氾濫したピンポイントの場所でした。{/netabare}

春先には普通に感動しただけでしたが、あらためて半年後に再視聴して別の思いが生じます。迅速な復旧をお祈り申し上げます。



2018.10.06 初稿
2019.04.03 EXTRA視聴後追記
2019.10.23 追記
2020.07.28 修正

投稿 : 2024/05/04
♥ : 100
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

自分で生き方を選ばなければ、自分が想像できないところに行き着くことができる。 byマツコ・デラックス

[文量→大盛り・内容→雑談系]

【総括】
遅ればせながら視聴。当時はスルーしたんだけど、あにこれで高評価の嵐。いつか観たいと思っていたが、

あー、これ、当時を知るおっさん(40代)にはたまらんわな、高評価には頷ける。

本作の魅力は、90年代の小学生の雰囲気を忠実に再現しつつも、ラブコメの波動をきちんと感じさせること。懐ゲーのネタに共感し、挟み込まれるギャグに笑い、可愛らしい恋愛にニヤリとする良作。

古くも新しい作品。

私はこのアニメの世界より、やや下の世代なので、懐かしいような、少し、憧れのような。

レビューでは、実体験を踏まえながら、本作で感じた、今の若者に伝えたいことを。やや懐古レビューですが。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
実は私は、スト2にはそこまでハマっていない。一応、スーファミとソフトは家にあってやってはいたが。

私がまずハマったのは、「餓狼伝説」だ。テリーとアンディ、ジョーを使っていた。一番得意なのはジョーだったかな。

次いで、「龍虎の拳」。最初はキングを使っていたのだが、例の「ブラジャー見せ」で女と分かり、使うのをやめた。なんか、小学生当時の私は、男が女性キャラを使うのを恥ずかしいと思ってたんだよね(笑)

ただ、龍虎にはそんなに長期間ハマらなかった。すぐに「サムライスピリッツ」にハマったからだ。当時、剣道に一生懸命だったこともあり、サムスピはかなりやった。特に千両狂死郎。後先忘れたが、幽々白書の飛影とか、ああいうキャラ好きなんだよね(笑)

そして、その後永きに渡ってハマり続ける、「ザ・キング・オブ・ファイターズ(KOF)」が登場。あれは衝撃だったな~。だって、これまで自分が好きで使ってたキャラクター達が、ゲームの枠を超えて対戦、共闘できるなんて、胸熱でしかなかった。

使っていたキャラは「キム・カッファン」「ラルフ・ジョーンズ」「レオナ」「八神庵」「草薙京」等、他にも多数。当時、KOFはノベライズ版がよく出ていて、私の場合「小説好き」「設定好き」なので、「強い、弱い」以上に、キャラの背景から「好き」なキャラを選んでいた気がする。特に、ブラジルチームが好きで、ハイデルンがたまに見せる親バカっぽさと、レオナの塩対応、ラルフとクラークのフォローが絶妙で。投げキャラ苦手だから使いこなせなかったけど、技やキャラの格好よさなら、七枷社が好きだった。

さて、ここまでの感想で、多少ゲームを知っていれば、私が、「カプコン」ではなく「ネオジオ(SNK)」のゲームばかりやっていることにお気づきと思います。それはなぜか?

うちの(クソ田舎)町の、近所に1台(1対)だけあったアーケードゲーム機が、ネオジオだっただけのこと(笑)

さて、本作で感じたことの1つが「制限下で楽しめない奴は、自由下では本質的に楽しめていない」ということだ。

私がKOFにハマったのは、内的動機付けがあったからではなく、外的要因が大きい。もし、カプコンのゲームを、もっといえば、ゲーム以外のありとあらゆることを楽しめる環境にあったら、きっとKOFをこんなに好きになれなかっただろうと思うと、「不自由」に感謝したい気持ちにもなる。

先日、「マツコ会議」で、マツコ・デラックスさんが、若くして成功したYouTuberさん達に、こんなことを言っていた。

「皆さんは、自分の意思で、自分のやりたいことをきちんと突き詰めて成功されていて、とっても素晴らしいと思うの。でも、私はどちらかというと、自分のやりたいことが出来ないで、周りに流されてきた弱い人間だからね、また別のことを感じていて。それは、周りに流されて、興味も全然ないようなことをやっていると、当たり前に生きていては絶対に見られない景色を見られるということもあるということ。だって、自分が好きなことばかりやっていると、自分が好きな世界しか見られないじゃない。だからね、今の若い子にはね、自分がやりたいことをできなかったら、自分らしい人生を生きられなかった、それで人生終わりとか全部ダメなんだとは思ってほしくないのね。逆側にはね、それはそれでちゃんと面白い世界もあると思うのね。」

今回、レビュータイトルに使わせてもらった言葉だ。なるほど、良い言葉だと思った。

以下、オジサンによる懐古的な呟きです(笑)

私達の世代は、ゲームにしても音楽にしてもアニメにしても、選べるパイが少なかった故に、わりと共通言語として同じものにハマっていた。また、変化が少なく、1つのゲームを長期間遊ぶ習慣もあった。

今の子を観ていると、まず、経済的な制限がない(と思い込んでいる)。スマホゲームの大半は、無課金でそこそこ遊べる仕様になっている(とはいえ、スマホの基本料金やWi-Fiの料金含めれば、自分達が小中学生の時の小遣いを軽く超えているけどね)。

それに、新しいゲームはいくらでもあり、飽きたら違うゲームをやれば良い。

自分達の時(スーファミとか)は、ゲームソフトを買ってもらえるのは、誕生日とクリスマスの年2回。あとは、小遣いを貯めて、数ヵ月に1つ。当然、何を買うかは吟味するし、買った以上は遊び尽くす。たまに、「早くクリアしたくないから、あえて1日1時間」とかにしてたしね(笑) 

それに、当時はネットなんてなかったから、どんなゲームが面白いかという情報は圧倒的に不足していた。立ち読みでファミ通読んで必死に覚えたけど、それでもクソゲーをつかむことはあって、大事な小遣いを失った悲しみと言ったら(でも、買ったからには一応最後までやって、なんだかんだ、クソゲーなりに愛着わいちゃたりねw)

このような煩わしさのない、現在のスマホゲームの環境下において、じゃあどんなゲームを選ぶかと言われれば、そりゃ、「好きなゲーム」「良いゲーム」ばかりになるだろう。自分に合わなければ、即座にアンインストールだ。

でも、それじゃあ、いつまでも自分は、自分のままで、自分以上、あるいは、自分以外にはなれない。

以前、林先生が、高学歴ニートに説教する番組があった。その中で、早稲田卒業のあるニートが、「好きなこと以外仕事にしたくない」と言うのに対し、「まず、好きというのは、外的要因が大きい。もし君は、ゲームが開発されてない世界に生きていたら、ゲームが好きになれたかな? 結局人間は、自分が出会ったモノから好きなものを選んでいるに過ぎない。だから、今はまだ出会っていないモノも、突き詰めることで好きになれるかもしれない」と言っていた(この人は個人的に好きになれないが、たまに良いことは言う)。

マツコさんと林先生が言っているのはつまり、「自分の可能性に蓋をするな」ということだろう。

私達の世代は、選択肢が少ないからこそ、新しいものにだったら何でも飛び付く習性、つまり、「餓え」があった。現在は、自分の好きなものだけ味わっても食べきれないほど、選択肢に溢れている時代。人はバイキングでは好きなものしか手に取らない。YouTubeを観れば勝手にオススメ動画をあげてきやがる。

60、70になっても好きなモノは増えるのに、「個性」という聞こえの良い言葉に惑わされ、「私はこういう人間だ」と決め付けてほしくない。特に若い人には。

本作のノスタルジーに当てられ、若者から嫌われそうなことばかり書いてしまったが、昔だって、昔なりに良い時代だったんだよという、負け惜しみです(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
ゲーセンの情景描写、少年の心情描写、よく出来ている。待ちガイル、懐かしい(笑)

2話目 ☆4
FF4(笑) 氷枕(笑) お母さんの隙間覗き、久々に声だして笑ったわw ホラーだろ(笑) PCエンジン、桃太郎RPGやったな~。あと、ビーボールとか(笑) ジャーマンからコブラ(笑) 都市伝説。ノスタルジーで、ラブコメ。

3話目 ☆4
デート。ラブコメの波動。パチンコ中毒(笑) そうそう、ゲーム知らない女子はキャラの見た目に突っ込むんだよね(笑)

4話目 ☆3
ラブコメ全振りはなんか違うと思うが、まあ、負けヒロインだろうね(笑)

5話目 ☆4
分かる(笑) 私もソニックブームは、「カニプーン」に聞こえていた(笑) サムスピ、懐かしいな~。陰険(笑)

6話目 ☆4
ガイルに必殺技追加なし(笑) ただだだ性格が悪い(笑) ネットがない世界だからな。大野さんの嫉妬心(笑) 

7話目 ☆4
貸してくれ(笑) ファイターズヒストリーダイナマイト、ワールドヒーローズ、懐かしいな(笑) 目の上のたんこぶ(笑) 

8話目 ☆5
ここでテストに結びつけるのはよい。マウント取られながら、ボコられる男子(笑) ラブコメとして、かなり優秀だし、お風呂セットからペアルックの伏線回収が素晴らしい。

9話目 ☆4
サターン派、、、負け組確定じゃないか(笑) ヴァンパイアは確かに、衝撃だったよな。まあ、この作品なら不合格はありえるよな。

10話目 ☆4
にしても、ユルいわりに展開早いよな。そして、KOFは、ユリがリョウを倒すだけか。まあ、「出藍の誉れ」の比喩かな。

11話目 ☆4
ロードの長さ(笑)  そこでサラッと負け、サラッと飯に誘うのが、イケメンだな~(笑)

12話目 ☆4
ちょっと新婚(笑) 二期は、三角関係かな。初代PSのスタート画面、懐かしいな。キング、俺も使っていたな~。サターンでフルスイングは、効くよな(笑) 
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 29

83.0 3 純情アニメランキング3位
きんいろモザイク(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (1886)
9238人が棚に入れました
イギリスでホームステイをしていた忍に、帰国からしばらく経った高校1年生のある日、一通のエアメールが届く。
差出人はイギリスで出会った少女、アリス。なんと今度はアリスが日本に来るという。アリスと忍、クラスメイトの綾と陽子、さらにもう一人のイギリス少女、カレンも巻き込んだ日英美少女ミクスドコメディ。

声優・キャラクター
西明日香、田中真奈美、種田梨沙、内山夕実、東山奈央、田村ゆかり、佐藤聡美

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

『わかば*ガール』放送開始記念 Episode 12「きんいろのとき」視聴。

大宮忍、15歳。
黒髪たれ目の純和風女子高生ですが、中学生の頃はイギリスに(少しだけ)ホームステイしてました。
帰国後も外国への想いをつのらせていた忍に、ある日一通のエアメールが届きます。

「シノブ、今度は私が日本にいくよ!」
差出人はアリス・カータレット。
ホストファミリーの一人娘で、金髪碧眼の英国少女!
クラスメイトの小路綾&猪熊陽子に、アリスのライバル幼なじみにしてもう一人のイギリスっ子の九条カレンも巻き込めば、5人の日々はきらきら輝くモザイクみたい――

日英美少女ゆるふわ学園コメディ、はじまるよ!

Episode 1「ふしぎの国の」
高校1年生になったばかりの大宮忍。
まだ慣れない制服を着て登校しようとする彼女は、玄関の棚の上に一通のエアメールを見つける。
差出人は、忍が中学生の時にホームステイをした家の女の子、アリス・カータレット!
忍はその場で手紙を読み始め、クラスメイトの小路綾と猪熊陽子との待ち合わせに遅れてしまう。
手紙は英語で書かれていて、忍は何が書かれているのか全くわからず、綾も断片的にしか理解できない。
学校に着くと、担任の烏丸先生に今日からクラスに編入生が来ることを知らされる。
その編入生の正体はなんと、イギリスからやって来た金髪の少女アリス・カータレットだった!

キャラクターコメンタリー
どきどきホームビデオ鑑賞会 大宮忍、アリス・カータレット、九条カレン

Episode 2「ちっちゃくたって」
忍の家にホームステイにきて数週間、アリスは新生活にもだいぶ慣れてきて、憧れの日本での高校生活を楽しんでいた。
おっとりして優しい忍。
しっかり者だけど時々おっちょこちょいの綾。
明るくて元気でよく食べる陽子。
背が低いことがコンプレックスで少し人見知りのアリスにも、仲良しな友だちが出来て幸せな日々を送っていたのだが…。
アリスは、ふと自分がみんなからどのように思われているのかが気になって、考え込んでしまうのだった。

キャラクターコメンタリー
どきどきホームビデオ鑑賞会 大宮忍、小路綾、猪熊陽子

Episode 3「どんなトモダチできるかな」
アリスがやって来たせいか、忍、綾、陽子は最近よく街中で外国人を見かけるような気がしていた。
すると、陽子がこのあいだも金髪少女に会ったと言い出す。
金髪少女というフレーズにテンションが上がる忍は、陽子から詳しい話を聞き出そうとする。
陽子が会った金髪少女の正体は、アリスのイギリスでの友だち、九条カレン!
日本に住むことになったカレンは、忍たちの学校へと転校してくる。
忍はアリスよりも英国人っぽいカレンに、すっかり目を奪われてしまう。
そんな忍の様子を見て、アリスはカレンに妬いてしまう…。

キャラクターコメンタリー
どきどきホームビデオ鑑賞会 アリス・カータレット、猪熊陽子、九条カレン

Episode 4「あめどきどきあや」
風邪をひいて学校を休む忍。
学校ではアリスたちが忍のことを心配している。
すると陽子が駆け寄ってきて、下駄箱に手紙が入っていたことを告げる。
アリスとカレンはラブレターだと騒ぎ立てるが、綾は一人だけ中を見ていないのだからラブレターかどうか分からないと言い張る…。
手紙の内容が気になってしょうがない綾は四六時中、陽子の動向を注視するが、陽子はいっこうに手紙を読もうとはしない。
そんな陽子の素振に綾は、授業中一人もんもんと悩んでしまうのだった。

キャラクターコメンタリー
どきどきホームビデオ鑑賞会 大宮忍、アリス・カータレット、小路綾

Episode 5「おねえちゃんといっしょ」
忍は数学のテストでなんと0点を取ってしまう。
見かねた綾が、学校で忍に勉強を教えていると、陽子やカレンも綾に勉強を見てもらいたい、と言い出す。
今度の休日に、忍の家に集まってみんなで勉強会をすることになった。
勉強会の合間、忍の姉でモデルの勇の部屋でカメラを見つけたカレン。
いつの間にか、勉強会だったつもりが、写真を撮るのが好きだという勇に公園へと連れられて皆で思い思いのポーズをとりながら撮影会をすることになってしまう…。

キャラクターコメンタリー
どきどきホームビデオ鑑賞会 大宮忍、猪熊陽子、九条カレン

Episode 6「金のアリス、金のカレン」
いよいよ来週から夏休み。
忍たち五人は、みんなで一緒にどこかへ遊びに行きたいと盛り上がる。
すると、海へ行きたい陽子と、山へ行きたいカレンとで意見が対立してしまう。
結局カレンの熱意に押されて、夏休みはみんなで一緒に山へ出かけることに…。
カレンのパパと一緒に山にやってきた五人は、おおはしゃぎ。
突如、カレンが渓流釣りを始めると言い出す。
しっかりと釣り道具の準備もしてきたカレン。
すると、イギリスにいた頃、よく釣りをしていたアリスが、忍にいいところを見せようと、カレンに対抗心を燃やし、釣り対決が勃発する?!

キャラクターコメンタリー
どきどきホームビデオ鑑賞会 アリス・カータレット、小路綾、九条カレン

Episode 7「はらぺこカレン」
いつものように、お昼休みに忍たちのクラスにやって来るカレン。
両手には、お菓子やパンの袋をいっぱいに抱えている。
どうやら人気者のカレンに、クラスメイトたちはお菓子やパンを与えてくれるらしい。
アリスは、そんなカレンを見て日本に来てから少し太ったのでは、と疑問を投げかける…。
その一言にショックを受けるカレン。
カレンにダイエットを薦めるアリスだが、今までダイエットをしたことがないカレンは方法が分からない。
カレンたちは、ダイエット方法の参考になる人を探して、烏丸先生や綾、陽子や忍にアドバイスを求める。
みんなそれぞれ違うことを言っているが、まずは自分の体重を知ることが最重要ということを学んだカレンは、意を決して体重計に向かう!

キャラクターコメンタリー
どきどきホームビデオ鑑賞会 小路綾、猪熊陽子、九条カレン

Episode 8「きょうはなんの日?」
学校祭の準備で盛り上がっている忍たち五人組。
アリスのクラスは喫茶店、カレンのクラスは演劇の準備でとにかく大忙し。
学校祭の前夜、アリスがうれしそうにカレンダーに印を付け、明日は忍との大事な記念日だと告げる。
しかし、忍はその記念日が何の日かを思い出すことが出来ない…?!
忍は、一生懸命その記念日を思い出そうとするが、翌日になっても思い出すことが出来ず、とうとうアリスを怒らせてしまう。
せっかくの楽しい学校祭の日なのに、アリスを怒らせてしまったことに責任を感じた忍は、意を決してある行動を取る?!

キャラクターコメンタリー
どきどきホームビデオ鑑賞会 大宮忍、アリス・カータレット、猪熊陽子

Episode 9「ねないこだれだ」
学校から下校途中の忍たち。
綾は今夜、親が旅行に行っているため一人でお留守番をしなければならないらしい。
はじめは、さりげなくみんなに心細いアピールをする綾だが、みごとにスルーされてしまう。
陽子に突っ込まれ、ようやく、みんなが綾の家に来てお泊まり会をすることになる。
綾の家のキッチンで、みんなで夕食を作ろうとするが、きっちりと調味料の分量を量る綾とは対象的に、目分量でいいと割り込んでくる陽子。
結局、綾と陽子の言い合いになり、追い討ちをかけるようにアリスとカレンが頭で生卵を割り出し、キッチンは大変なことになってしまう…。
いったいどんなお泊まり会になるのか、先行きは大いに不安である…。

キャラクターコメンタリー
どきどきホームビデオ鑑賞会 アリス・カータレット、小路綾、猪熊陽子

Episode 10「すてきな五にんぐみ」
朝、テレビの占いコーナーを見ていた忍とアリス。
自分の運勢が一位だったので喜ぶ忍とは対照的に、最下位だったアリスはショックを受ける。
占いを信じきっているアリスは、出来るだけ幸運な人の近くにいたいとずっと忍について行くが…。
登校途中に車に水たまりの水をはねられたり、電柱にぶつかったりと不運が続く忍を見て、自分の不運が忍に移ったのでは?と心配するアリス。
そんなアリスの心配を余所に忍は、ちょっとしたことで良いことがあったと大喜びし、アリスは忍のポジティブさに感涙してしまう。

キャラクターコメンタリー
どきどきホームビデオ鑑賞会 大宮忍、小路綾、九条カレン

Episode 11「どんなにきみがすきだかあててごらん」
新年を迎え、学校で初夢について雑談している綾と陽子。
いきなり和服姿で現れたカレンは、アリスが大変なことになってしまう初夢を見たと言い出す。
そこに悲しげな顔をした忍がやってくる。
そしていつもとは雰囲気が違うアリスが、イギリスの制服姿で登場する?!
何を話しかけても英語でしか返事をしないアリス。
忍は、なんとか原因を探ろうとするも何を言っているのかさっぱり分からない。
困った忍は、英語が分かるカレンと烏丸先生に事情を聞いてもらうのだが、どうやら原因は忍にあるのだという…?

キャラクターコメンタリー
どきどきホームビデオ鑑賞会 大宮忍、アリス・カータレット、九条カレン

Episode 12「きんいろのとき」
新学期が始まり、二年生となったアリスがわくわくしながら登校するも貼り出されているクラス替えの表を見て、一気に放心状態となってしまう。
アリスは、忍と別々のクラスになってしまった。
元気を取り戻すことが出来ないアリスに、同じクラスの陽子はすっかり困ってしまう。
そこへ、アリスたちのクラスに忍たちが遊びにやってくる。
陽子と別々のクラスとなってしまった綾までもがアリスと同様に元気がない。
ちょっと教室が離れてしまっただけという忍と大げさだという陽子に対して、綾とアリスは必死に反論するが…。

キャラクターコメンタリー
どきどきホームビデオ鑑賞会 大宮忍、アリス・カータレット、小路綾、猪熊陽子、九条カレン

【アニメキャラの魅力】可愛いけれど天然鬼畜なこけし系女子「大宮忍」の魅力とは?
イギリスでホームステイをしていた「大宮忍」は、ホームステイ先の女の子のことをずっと忘れられずにいました。なぜならその女の子は金髪で、何を隠そう忍は金髪が大好きだったからなのです。帰国からしばらくが経ったある日の事、高校一年生になった忍のもとに一通のエアメールが届きます。なんと彼女が日本に来るとのこと。そうしてホームステイ先の女の子が留学してきたことから、『きんいろモザイク』のストーリーは始まるのです。ほんわかとするような心あたたまるギャグ系日常漫画『きんいろモザイク』のヒロイン「大宮忍」についてご紹介したいと思います!

■こけしのように可愛らしい日本女性!
大宮忍の魅力について語るならば、外せないのがその容姿です!黒髪ミディアムぱっつんという髪型は、昔ながらの日本女性のようで「清純」をイメージさせますよね。身長も低く胸も慎ましやかで、なんとなく「こけし」を連想させるような容姿をしているのが、大宮忍という女の子なのです。そんな忍ちゃんはこけしのような外見ではありますが、私服はゴスロリというギャップを持っており、そのギャップにキュンキュンにやられます。

■天然鬼畜
また、忍ちゃんは「鬼畜こけし」とインターネット上で形容されるほどの鬼畜っぷりを発揮しています。しかし、その鬼畜さは決して狙ってやっているわけでもなく、ドSなわけでもなく、何も考えずに天然で発揮されるものなのです。本人には決して悪気が無いのですが、周りの女の子にかなりの影響を与えていることが多く、こんなに可愛いのに実は黒いのではないか?なんていうギャップも、忍ちゃんの大きな魅力となっているような気がします。

■気遣いもできる
また、忍ちゃんは鬼畜なだけではなく気遣いもできるのです。きちんと周りのことを気にかけて行動できるというのは、男性的には大きな魅力ですよね。その気遣いが空回りした結果、天然鬼畜を発揮することは多々あるのですが、そんな「気遣いの空回り」という部分もまた萌えを誘うのではないかと思います。

■貴重な天然ボケ要員
きんいろモザイクには、ツッコミキャラが多いのに対してボケキャラが若干少ないような印象があります。ボケキャラといえるのは、大宮忍と九条カレンくらいでしょう。その他のメインヒロイン達は全員ツッコミキャラです。そんな中、天然のボケ要員というのはとても貴重なのです。鬼畜にしても笑いにしても、忍ちゃんは決して狙うことがありません。全てを天然でやってのけるというのが、忍ちゃんの忍ちゃんたる所以なのです。

■慎ましい性格
鬼畜だのなんだの散々言ってきましたが、決して自らを主張することのない慎ましい性格をしているのが忍ちゃんです。いつもは話の中心から少しだけそれたところに居て、いろいろな人の話を盛り上げようとしたり、話を聞いてそれに反応する形でグループの輪に入っています。そうやって影から会話を支えているような慎ましい性格も、忍ちゃんの魅力の一つではないでしょうか。お胸の方も・・・慎ましやかですしね。

きんいろモザイク、原作はまだまだ続いております。これからの忍ちゃんの活躍は二期に期待ですね!

【アニメキャラの魅力】笑顔はじける天真爛漫ハーフガール「九条カレン」の魅力とは?
のんびり日本人の忍と、忍が大好きなイギリス少女の呑気な交流を描いて人気を博したきらら系アニメ『きんいろモザイク』。「九条カレン」は、その天真爛漫さから登場キャラクターの中でも特に高い人気を得ました。

■そうは見えないけれど実はお金持ちのお嬢様
カレンは日本人のお父さんとイギリス人のお母さんの間に生まれたハーフの女の子です。イギリスの田舎町に住んでいましたが、幼馴染のアリスが日本に留学したのを知り、お父さんに日本がどんなところか聞いてみたところ、気軽に「しばらく日本に住んでみるか?」と言われ、日本のアリスと同じ学校に編入してきました。

お父さんはお金持ち。日本での九条家はマンションのようなビルを丸ごと一つ。カレンは相当なお嬢様ですが、そんなことを鼻にかけることはまったくしない良い子です。

■いつでも元気いっぱい
カレンを漢字で書くと「可憐」。日本でもイギリスでも通じるようにとお父さんがつけてくれた名前です。しかし、カレンは「可憐」さとは無縁の元気少女。どちらかというとひまわりのように、いつも満開の笑顔で元気に飛び回っています。

いつも一緒にいるアリス、忍、陽子、綾のグループとも仲良しですが、カレンはグループ単位でないと行動できない・・・というタイプではありません。一人でラーメン屋さんに入ってみたり、時には高校生とは思えない無邪気さで、町で見かけた猫を追いかけて見知らぬ所まで行ってしまったなんてこともありました。

■ポジティブコミュニケーション
カレンが日本に来た当初、カレンの金髪美少女ぶりに近づきがたさを感じたクラスメイトは、なかなかカレンに話しかける事ができませんでした。クラスメイトと仲良くなりたいと思っていたカレンは、ホームルームのときに手を上げて教壇に上がり、クラスメイトたちに「みんなと仲良くなりたいデス!」「お気軽に話してくだサイ!」と呼びかけます。それが功を奏し、カレンはクラスで人気者になりました。ただ、その人気ぶりは度を越して、クラスの女の子たちから毎日パンやお菓子を与えられるようになったりも・・・(笑)。

カレンは人と垣根を作らない性格である反面、時には悪気はないけれど無遠慮なことを言ってしまうこともあります。しかし、それすらも許されてしまうのは、カレンの明るいキャラクターによるところが大きいでしょう。

■流暢なカタコト!?
日英のハーフとはいえ、イギリス育ちのカレンの母国語はクイーンズイングリッシュです。日本語のほうはカタコトなのはご愛嬌。でも、純粋なイギリス人のアリスのほうが日本語が上手なのはどうなんでしょう?ただ、カレンのカタコト日本語は、特に聞きづらいということもなく、むしろかわいいのです。朝のあいさつ「オハヨウゴジャイマース」はカレンのクラスで流行語になりました。

日本に来て半年以上経った頃、陽子にそろそろ普通に話せるのではないかと言われたカレンは、カタコトが癖になってしまっていると言っています。陽子に対して素直になれない自分に嫌気がさした綾が、カレンの真似をしようとしたときは、カタコトのしゃべり方をもっと流暢にするようにと指導したりも。

ちなみにそんなカレンですが、忍のお姉さんでカレンのあこがれでもあるモデルの勇に初めて会ったとき、一度だけカタコトではなくなったことがあります。

■カレンをもっと楽しませてあげたい!
カレンは元気な子犬のような女の子です。お嬢様育ちのせいかちょっと世間ずれしているところもありますが、それも彼女の魅力となっています。こんな好奇心旺盛なカレンちゃんを、庶民しか知らないような場所へ色々と連れて行って喜ばせてあげたいものです(妄想)。

【アニメキャラの魅力】金髪ツインテールがまぶしいイギリス少女「アリス・カータレット」の魅力とは?
「きらら系日常アニメ」のひとつである『きんいろモザイク』。日本人の女の子とイギリス人の女の子の呑気な日常を描いたのんびりした作品は、現実の社会に疲れた人々の癒しとなり人気を得ました。その主人公の一人でイギリスから日本に留学してきた女の子が「アリス・カータレット」です。

アリスはイギリスののどかな田舎に住む金髪の女の子。中学生のときに、自宅に1週間ホームステイした同い年の日本人の女の子「大宮忍」となかよくなり、高校生になって忍と同じ学校に通いたい一心で、日本の忍の学校に留学してきました。

■シノのことがとっても好き
アリスは忍が大好きです。留学してきて、友達が忍を「しの」と呼んでいたので、自分もシノと呼ぶことにしました。

金髪ツインテールのアリスは、いつも赤い玉の付いたかわいい簪を挿しています。それは、忍がホームステイしたときに、日本のおみやげとしてくれたものです。ホームステイのときにお互い言葉が通じなかったため、アリスは忍に会うために、幼馴染で日英ハーフのカレンのお父さん(日本人)に日本語を一生懸命習って、日本に来たときにはもう流暢な日本語を話すことができました。

日本に来たアリスはまるで子犬のように忍について歩きます。アリスは部活に入っていませんが、「シノ部」の部長を自称しています。「シノ部」とはシノとお話したりお弁当食べたりする部活だそうです。日本の信仰心を伴わないクリスマスにちょっと批判的なアリスでしたが、忍に「今年のクリスマスはアリスと過ごせて嬉しい」と言われたアリスは、「日本のクリスマスはシノと過ごす日なんだね」と満足げでした。

しかし、2年生のクラス替えで忍と違うクラスになってしまったときはちょっと病みぎみになって、忍と似ているこけしを机の上に置いて慰めにしたこともあります。

■ちょっと嫉妬深い
そんな忍が大好きなアリス。忍が好きすぎて嫉妬してしまうこともあります。英語が苦手なくせに通訳になりたい忍にとって、担任で英語教師の烏丸先生はあこがれの人。それを知ったアリスは烏丸先生にライバル心を燃やします。そして、烏丸先生が忍のことを(生徒として)好きと聞いたアリスは違う意味の好きと勘違いして先生を監視したこともあります。

幼馴染のカレンが同じ学校に編入してきたとき、金髪少女好きの忍はカレンに夢中になり、人懐っこいカレンも忍に懐きます。それを見たときもアリスは嫉妬してしまいます。その嫉妬が最高潮に達したのはお正月です。忍があまりに日本に慣れすぎてしまったアリスより、他のブリティッシュガールに夢中になっているという初夢をみたアリスは、忍の気を引くために英語だけをしゃべるようになります。しかし結局英語がまったくわからない忍に自分のことを嫌いになったのかと言われてあっさり折れ、ついでに「I like you!」と気持ちを伝えたのでした。

■かなりの日本オタ
忍がホームステイを終えて帰国した以降、アリスは忍を思うあまりに日本についても興味をもち、日本語学習と平行して日本のことをいろいろ勉強しました。日本に来たアリスは忍の家に住んでいます。忍がベッドで眠るのに対し、アリスは床に布団を敷いて寝ています。忍の朝ごはんはパンにジャム。でもアリスの朝ごはんはご飯と味噌汁と納豆です。

家の敷居は踏んではいけないとか、初夢に悪夢を見たときに宝船の絵を流す「縁起直し」をするなど、今の日本人でも知らないようなことまで知っているアリス。でも、そのせいで「外国人らしさ」がなくなり、言動がアリスより外国人らしいカレンに忍の目が行ってしまうというのが悩みの種でもあります。

■ああもうシノと結婚してしまえばいい
そんなアリスの萌えポイントは、小学生のときから3cmしか伸びていないという小ささと、忍に対してとにかく一途なこと。これだけアリスに慕われているというのに、忍の浮気性なところはどうにかならないものでしょうか?いずれ、国籍も性別の壁も乗り越えて忍と幸せに結ばれればいいと思います。

TVアニメ『わかば*ガール』OPテーマはRayさんが歌う「初めてガールズ!」に決定!
7月より放送開始のTVアニメ『わかば*ガール』のOPテーマをRayさんが担当することが発表された。楽曲タイトルは「初めてガールズ!」に!

TVアニメ『わかば*ガール』は、2015年7月よりTOKYO-MXとBS11にて、30分枠でショートアニメを一挙に3本連続で放送する「ULTRA SUPER ANIME TIME」枠にて放送される予定です。

<TVアニメ「わかば*ガール」>
TOKYO-MX:7月3日~毎週金曜日
BS11:7月5日~毎週日曜日

『アニメ流行語大賞2013』投票結果はこうなった!
23位:きん!ぱつ!『きんいろモザイク』
35位:鬼畜こけし『きんいろモザイク』

2013年7月より9月までAT-X、TOKYO MXほかにて放送された。全12話。「まんがタイムきららMAX」連載作品のアニメ化は、『かなめも』以来4年ぶりである。ロゴの英字表記は「gold mosaic」から「kin-iro mosaic」に変更された。英語監修として、ニチイ学館が運営する英会話教室「COCO塾」が協力している。

他作品とのコラボレーションとして『ゆゆ式』(まんがタイムきらら連載、同年4月-6月にテレビアニメを放映)とのエイプリルフール企画で公式ホームページでの登場人物の入れ替えが行なわれたほか、本作の第6話では作中に登場した雑誌「アニメタイムきらら」の巻中特集のキャラクターとして登場した。また、放送直前の6月24日には芳文社本社にて『恋愛ラボ』との巨大看板が掲示された。

2014年3月21日に続編の製作が発表され、4月19日にテレビアニメ第2期として製作されることが正式に発表。7月19日のアニメ公式サイト上にて、第2期のタイトルが「ハロー!!きんいろモザイク」になることが発表された。それに伴い、公式サイトがリニューアルされ、新キービジュアルが公開された。2015年4月より放送予定。きららMAX作品において2度アニメ化されるのは同作が初。

オープニングテーマ
「Jumping!!」

エンディングテーマ
「Your Voice」
中塚のアルバム「GIRLS & BOYS」(2006年発表、ゲストシンガーとして土岐麻子が参加)収録曲のカヴァー。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 52
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

全話鑑賞済。何事にも区切りはあれど、寂しさは否定できません。総評らしきものも。

原作既読。

『物語2nd』『ロウきゅーぶSS』と並んで、今クールにおける個人的な軸作品だったわけですが・・・。やはりこの作品をTOPに挙げたいと思います。

採点&総評------
{netabare}
物語・・・原作ネタの順番を前後させながらも、関係した部分を綺麗に纏めてあったと思います。1話冒頭からの『シノのホームステイ』パートはかなり好評価でした。まさかあれで泣かされるとは思いませんでした。

作画・・・途中の数話を除けば綺麗に&可愛く描かれていたように思います。中盤以降は視聴に慣れてしまった為か、あまり大きな粗は見つかりませんでした。

声優・・・どのキャラについても違和感も無く、すんなり受け入れられました。特に個人的にカレン役の東山さんを推したいですね~。天真爛漫なカレンを魅力的に演じておられます。尚、劇中にたま~に出てくる『英語セリフ』ですが・・・頑張ってらっしゃるな~と、素直に。日本のアニメにそこまでの『完全さ』を求める必要性は無いと思っております。可能かどうかも含めて、です。中盤はあまり英語の出番はなかったですが・・・w

音楽・・・やはり個人的にはOP曲の『Jumping!!』がツボ。明るくて賑やかで色々な表情を見せてくれる、聴いていて楽しくなれる曲でした。出勤や出かける際の車内でヘビロテ中です。こういう多すぎない人数(女性ボーカル限定)で歌う楽しい曲がこのところの好みなようです。BGMも作品の雰囲気にマッチした、聴きやすい物だったように思います。

キャラ・・・シノ&アリス、綾&陽子のやりとりとかも好きですが、何は無くともやっぱりカレン、彼女に限りますね~w 天真爛漫・フリーダム。でもちょっとおバカなところが、心を癒してくれましたw 猫耳カレンが欲しいw
{/netabare}

12話鑑賞後--------
{netabare}
ついに最終話を迎えてしまいました。
カレンの天真爛漫さに癒される日々が終わってしまうのは、とても残念でなりません。

ということで・・・Aパートは2年生編の導入部でしたね。
シノ・綾・カレンがA組、アリス・陽子がC組と、ある意味国境以上の教室の壁が5人を分ける結果になりましたw アリスと綾の動揺っぷりがハンパ無いw

始業式の描写では『クッシーちゃん』こと久世橋先生の姿も見られたので、ちょっとはカレンと絡んでくれるか?と期待しておりましたが・・・そういう描写は無く残念でした。

まぁ・・・あえてキリを付けるのならば、ココになるんでしょうか。これ以上を描くと2年生編に本格突入してしまいますし、何より原作ストックが・・・ですし。

Bパートは、若干原作に則した(?)オリジナル(で良いんですよね?)パート。
まさかのミュージカル調で驚かされましたw
気のせいか・・・シノ&カレンがメインのお話だったようなw
{/netabare}
11話鑑賞後--------
{netabare}
「そろそろ最終回」と考えると・・・改めてどれだけこのアニメを楽しみにしていたのかを実感します。
秋クールに、コレに匹敵できる作品があるのでしょうか。

エピソードとしましては「クリスマス」~「年末&年始」~「卒業シーズン」と、3学期的でした。
しかも「春から2年生」的な発言が聴こえましたが・・・期待しちゃって良いんですかね?w いや~原作は・・・(略w 観れるなら、是非。

カレンのコスプレ(?)七変化、ごちそうさまでしたw どっちの姿も可愛かったです。
「メリクリ~」「あけおめ~」「ことよろ~」て、どんだけ日本人なの!?とw
クリスマスプレゼントの希望は『愛』ですかw しかも「もっとハイパーなの」をw
いきなり日本の学校に編入してきたり、山登り&渓流釣りのサポートをしてもらったり・・・その他諸々、(綾のセリフではないですが)十分に愛されているでしょうw

街をあげてのクリスマスイルミネーションということですが・・・実際にやるとなると、屋根付近とかそれより上とか、どう飾り付けるのでしょう? 屋上(屋根の上)に出られる建物はともかく、和風な家屋とかは?

何だかんだで、結構な頻度で無理難題を押し付けられているような感じのある綾。今回は(も?)カレン。
ダジャレを要求された挙句、リピートと解説まで求められる始末。不憫すぎですw

ラス前だからか、カレンばかりに注目してしまうのは・・・お気に入りの性でしょうか?w
年始に学校で着物。
是非1年後、つまりは2年生時にもやって頂きたいw
そしてクッシーといつもの絡みを見せて下さいw

いよいよ次で最終話。
ストックから予想すると、すぐに2期とかは無さそうなのが、とても残念です。
12話は2年生編に入るのか、オリジナルをやるのか。
心して明日の放送を待ちたいと思います。
{/netabare}
10話鑑賞後--------
{netabare}
烏丸先生を多めに絡めつつ、野球&休日ネタ。

教室を間違えてみたり、サプライズを潰してみたり、何気に天然生徒キラーな感じのする烏丸先生ですが・・・。担任の先生をお祝いするための仕掛けを台無しにしてしまったわけですが・・・その後はどうなったんだろう、と本気で心配してしましますw
アリスにライバル(?)扱いされたり、綾に無理難題(一発ギャグにツッコむのは結構難易度高いかとw)を吹っかけてみたり、真面目な生徒を素で困らせている印象ですかね~。

空太と美月、登場~。
陽子の弟&妹ですね~。
個人的にはカレンの隣の席の娘さんを、もうちょっとピックアップしてあげて欲しいですね。穂乃香さんでしたっけ?(字間違ってましたら失礼しました)

少々苦言みたいなもの。
ここ2回、画の荒れが結構目立っているように感じます。
他の作品と比べるのは間違っているのかも知れませんが・・・『咲シリーズ』『Aチャンネル』『織田信奈の野望』『この中に1人、妹がいる』等。それなりに観てきていますが、「基本の差はあれど、大荒れはしない」そんな印象を抱いているのですが・・・。特に引いた場面での粗が目立つ気がします。各キャラのアップではあまり感じないのですが・・・。
{/netabare}
9話鑑賞後---------
{netabare}
綾宅でのお泊り~何故だか綾がカレンに師事する展開になり、仲直り~かくれんぼという、珍しく時間経過の早くない回だったように思います。Cパートのかくれんぼについてはその限りでは無かったかもしれないですが。

アリスのバイブルが国語辞典であることが判明。
・・・せめて他の形態の物にしませんか?w 書籍とか文学とか。

そして遂に判明するカレンの自宅(マンション)w
建物全部借り切る必要性はあるんですか?w

小路邸での5人のやり取りは、どれもマッタリゆっくり観ていられましたね。
醤油の分量での陽子と綾(あそこからよく持ち直したなとw)。
見よう見まねで『頭で』生卵を割る、アリスとカレン。
卵の汚れを落とす為に入浴する2人を想像するシノ(若干危ないw)。
『何か忘れている気がする』物の正体は、大宮家の肉じゃが。
どれもこれもお約束な展開で、安心して観ていられました。
ねぐせでおデコ丸出しの綾は・・・可愛かったw

BパートはAパートからの続きで。
ねぐせの時のやり取りを気にしている綾なわけですが・・・。

綾&カレンという組み合わせは新しかったかと思います。
どういう流れかカレンが師匠になって変な特訓をするハメになるわけですが・・・。『流暢なカタコト』って、何ですか?w
普段の行動を見ているとカレンの立ち位置は『トラブルメーカー』や『ムードメーカー』のように思えますが、今回に限っては綾の背中を押してあげる、違った一面を見ることができたように思います。

今回のCパートは長めで。
原作の中でも数少ない非4コマネタでした。
個人的に好きなエピソードだったので、やってもらえて嬉しかったです。
かくれんぼを提案するカレンの可愛らしさ。
見過ごされそうになってむしろ自己申告で発見される綾。
カレンのハンカチに誘き出されるシノ。

今回は総じて和める回だったように思います。
{/netabare}
8話鑑賞後---------
{netabare}
文化祭(学校祭)回でした。

甘味処vsメイド喫茶。結局2つを混ぜるという方法で決着をみたわけですが・・・。どちらも日本文化な気がw メイドそのものは日本の物では無いでしょうが、「メイド喫茶」は海外には無いでしょう(多分)w

度々コケシにたとえられるシノではありますが・・・金太郎はさすがに酷いw アリスって何気にキツい部分ありますよね~w

アリスと陽子の和服、綾のメイドコスは新鮮味ありますが、シノのは・・・w 視聴者としても目新しくないのに、実の姉が慣れていないわけが無いw

カレンの接客姿を想像する、陽子が酷いw 勝手にしておいて、「うぜ~」てw ウエイトレス姿のカレン、可愛いじゃないですかw

1-Aの出し物は演劇ということでしたが・・・「物語的」にはスルーするにしても、引きの構図だけで描いてしまったのは頂けない。観客の視点としての演出なのかもしれないが、最低カレンの表情は必要な場面だと思います。このシーンについては正直、原作の何分も再現できてないと思います。
勇姉と友人の登場は良かったですが・・・。

かんざしのお返しの「リボン」。装着後のシノの姿が、『Aチャンネル』のるんちゃんにソックリでw おデコをスッキリみせていたら、まさにそのものだったかとw

今回に限った話ではないですが、個人的にアバンやCパートや次回予告での小ネタが結構ツボです。
『どんまい』は完全な和製英語というわけでもなく、実際の英語とは意味が異なるみたいですね。
{/netabare}
7話鑑賞後---------
{netabare}
烏丸先生のジャージ(上のみ)を借りたアリス(何処かで見た格好だと思ったら、『咲 阿知賀編』の穏乃さんでした)。
破壊力大w とは思いますが・・・体育の授業を受ける上では、短パンなりそれに代わる何かは最低限必要ですよね~w

体重計の数値を見せない辺り、作品の雰囲気などへの『配慮』なんでしょうね。設定そのものが無いという可能性もあるのかもしれませんがw

Bパートのテストネタは・・・何処からどう見ても、大丈夫そうな感じが全くしないw フランス語が混じっていたり、気合で透視だったり、鉛筆転がしたりw
今回シノの英語は良かったようですが、普段の他の教科はどうなんでしょう?w

今回は総じてテンションは抑えめの展開だったな~と。
というより多分、5話&6話が結構飛ばし気味だったんでしょうね~。

7話で秋のネタということは、今期では1年生編までということになるのでしょうか。いろいろ新展開な2年生編も面白いので、アニメで観てみたいわけですがw
{/netabare}
6話鑑賞後---------
{netabare}
前回レビューではかなりサラッと感想書いてしまっていますが・・・。元々面白いと思っていましたが、ここに来て、またかなり面白くなったと感じています。

ということで6話~。

冒頭から「山手線ゲーム」ということですが・・・暑苦しいw アバンからそのテンションか!?とw そしてツッコむのは綾だったわけですが、何だかんだで、彼女も結構アツいw

土日でピューっとハワイを往復してきたり、デカいトレーラーを用意してみたり。カレンはどれだけのお嬢様なんだろ?とw
かと思えばラーメン屋エピソードとか勇姉への対応とか、意外と(?)庶民っぽい部分も結構感じられるようにも。

勝負に負けてグズるカレンに根負けして旅行先を譲る辺り、陽子はやっぱり姉御肌だな~とw

『綾の手製弁当』と聴いた瞬間、前回のエピソードを思い出した方は沢山いるでしょうw
『綾は私のアレになって欲しい』って、普通お母さんではないでしょw

アリスの日記帳。
絵と文字のアンバランスさがw
普通逆でしょうw

Bパートは、山への旅に引き続き、夏休みの定番ネタである『夏祭り』。後半もテンション高めの展開でした。

実は「型抜き」という物を、目にしたこともやったことも無いのですが・・・。
エッフェル塔てw 確か『Aチャンネル』(『あっちこっち』のような気も)でも型抜きネタがあって『けいおん!』の唯っぽいシルエット(アレはアレで無理そうでした)だったように記憶してます。
この6話を観ていたら、きらら系作品を思い出しました。Bパートの入りも『ゆゆ式』でしたし。

近頃アリスとカレンの、日本のへの理解度が高いのか低いのか不安になってきましたw それぞれ別のベクトルで偏っているようなw

6話は総じてテンション高めな物語・ネタだったと思います。と同時に『シノとアリス』『綾と陽子』それぞれの関係性が色濃く描かれていた回だったようにも思います。
{/netabare}
5話鑑賞後---------
{netabare}
勇姉が結構大きくクローズアップされていた印象です。
『俺修羅』『変猫』『むろみさん』とテンション高めか強烈な個性を持つキャラで耳にしていましたので、今回の田村さんの声が・・・何といいますか、すごく新鮮に聴こえましたw

5話全体をザックリと評価するなら・・・『全体的に面白かった』のと『陽子が可愛かった』というところでしょうかw シノとの昔話やら、勇姉との絡みとか、綾との絡みとか、カレンとの絡みとか。全編に渡っての大活躍だったように思います。

ちょいと揚げ足取りになりますが・・・しかも今更な・・・。
カレンのペアピンがちょいちょい無くなっているのに、最近気がつきました(気のせいじゃないですよね?)。3~4話辺りを何度か観直していましたら、『何か変だな~?』と思いましてw
{/netabare}
4話鑑賞後---------
{netabare}
やはり・・・カレンは可愛いな~と。
東山さんGJです。

朝食には和食で、『美しい日本語』にこだわってみたり、盆栽に喰い付いてみたり・・・。日本文化大好きですね~、アリスはw そういえばシノの誕生日プレゼントには扇子を選んでましたね。
『新古今和歌集』・・・日本人でも読んだこと無い人のが多い書物だと思います。 というかそれすら読める(もしくはチャレンジ)のはスゴイと思います。

と何度か観ていて・・・結局アリスが読みたかった本は何だったのでしょうか?w 確か右から3番目とのことでしたが、新古今でもないし、枕草子でもないしw 人間の目というのは、結構いい加減なのかもしれません。

余談ですが・・・個人的に扇子欲しいですw 骨の折れない頑丈なの。自宅用と車用と分けてるんですが、車用がすぐにダメになるので。一番古いのが未だに現役です。

勇姉が徐々に出番増えてきましたね~。5話のサブタイトルにも取り上げられていますし、次辺りでクローズアップですかね~。

陽子が綾に対して男前なところを見せますが・・・今回のは少々オッサン風味w

街頭にてどちらが姉かを争う、アリスとカレン。
まず真っ先に気になったのは・・・やり取りが日本語なのか英語なのか?という点でした。 周囲の反応とか見る限りでは、多分日本語だったのでしょうが・・・。
物事を真っ直ぐ観られない自分が少し悲しいですね・・・w
今はビジュアル的にカレンが姉ですかね~。彼女らのファーストコンタクトが気になりますね~。(原作でそういうエピソードありましたっけ・・・?)

Bパート。綾の、陽子への想いが伝わってくる内容でした。
レビュータイトルにもありますように、改めて『きららMAXに掲載されてる作品』だと再認識しましたw

蛇の目傘を肩に担いで帰るアリス。
身長のせいでしょうか?w それとも傘の作りのせいでしょうか? 
{/netabare}
3話鑑賞後---------
{netabare}
カレンきた~!
しかしまぁ・・・転校してきた理由が理由で、それを決めてしまう彼女の父親がまたw 何となくですが、やはり親子なのだな~と感じたり感じ無かったりw
カレンといえば『ユニオンジャック柄のパーカー』なのですが、実は原作で見た時から気に入っておりまして。彼女のキャラと合わせて印象に残っているポイントだったりします。

ということで、やはりまずは、この5人が揃ってこその作品だと思っておりますw(カレン贔屓なのを含めて)

そして、金髪外国人に目が無い(?)シノにやきもちを焼くアリスがいじらしいと申しますか。 普段シノに対してバッサリいくことがある娘ですから、嫉妬することはあまり無いかな?と思っておりましたがw

陽子と綾の関係性も触れられ始めましたね。
陽子が男前過ぎるw

以前に英語のセリフについては触れましたが、今回は逆方向で。アリスとカレンの日本語力について。
カレンは父親が日本人で、恐らくは幼い頃から日本語に触れる機会はあったでしょう。
母親が日本語できるようですが、イギリスでの日常生活で使用していたとは思えないアリスですが、これまたカレン以上の流暢っぷりで。たまに見せるカタコト日本語がワザとらしく見えるレベル。
2人とも凄いな~とw それとも『環境』と『(自らの)目的意識』みたいな物があれば、そうなれるのでしょうか?
彼女らに対して、シノの英語力の無さが浮き彫りになりますねw

ちょいと気になる点。
大きな流れや展開、ネタそのものは問題無いと思いますが、所々『ツッコミの遅さ』が感じられます。ワンテンポズレている、そんな印象。
もしかすると狙ってやっている演出なのかも?とも思いますが・・・。
{/netabare}
2話鑑賞後---------
{netabare}
1話のホームステイからの帰国時に、感動を受けてしまった為か・・・2話は全体的にフラットな印象だったように思います。
個人的に原作自体は好きな作品ですので、それでも一向に構いませんが・・・やはりカレンに盛り上げてもらいたいな~とw

OPはもう少し聴き込めば気に入りそうな予感です。

(追記)
2回目観なおしてみたら・・・やっぱり面白かった。
細かいところまで観る余裕みたいな物もありましょうが、多分血中アルコール濃度にも左右されているのかとw ご飯頂ながらですしw

{/netabare}
1話鑑賞後---------
{netabare}
物語やキャラについては、もう少し進んでからコメントを。

まずは何より・・・画が綺麗でインパクト大でした。
さすがはstudio五組さま。期待通りの出来だったと思います。

シノとアリスの出会い(inイギリス)に結構な時間が割かれていましたね。おかげか・・・1話終盤から感動してしまいましたw いえ・・・こういう丁寧さは重要だと思います。
基本会話が『挨拶』ばかりだった気がしますが・・・スルーする方向でw

それと・・・自分は英語や英会話は全くダメですが、英語のセリフは凄かったな~と。

音楽については・・・まだノーコメントで。聴き込んでみないと、何とも~。

2話以降、各キャラの持ち味に期待したいと思います。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 53
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

(21)百合アニメ(最終話まで

日英美少女ゆるふわ学園コメディ、はじまるよ!


●関連サイト
・番組公式サイト:http://kinmosa.com/
・番組公式Twitter:http://twitter.com/kinmosa_anime


どうやら舞台は千葉の津田沼らしいですね。
個人的にメッチャ知ってるのでビックリした。


各話感想
{netabare}1話
事前情報無い状態で視聴。

イギリス!?
なんかいきなり異国迷路のクロワーゼ思い出した。
声がクドっぽいなぁ。何歳なんだろ。
一応制服着てるし中学生かな高校生なのかな。
今季のロリ枠かな?
主人公の女の子あんま可愛く無いなぁキャラデザ。
髪型が良くないのかな…おかっぱだし。
アリス可愛いなぁw
こりゃ視聴継続確定だな!
げっ主人公絡む時だけ英語にしてほしかった…
字幕はめんどくせぇ…
首にカンザシ指すなwww
なんだこれ完全に異国迷路のクロワーゼじゃねぇか。
あっちはクロードいたから引き締まったけどこっちはなんかゆるいなぁ…
うーん。こんな感じで日常を永遠やるんだろうか。
だとするとかなり退屈になりそうな予感。
すげぇ花札出来るのかよ。
あら?もう帰るのか…テンポはええな。
「ハロー」「こにーちわー」
お前らwwwそこはグッパイとさよならだろww
 ふしぎの国 サブタイトルか
高校生だったのね。
え!?もう来たのか!?ってか日本語ペラペラじゃねぇか!
あれもしかして数年経ってるって事なのか?
ローマ字www余計わけわからんだろそれw
OPきたと思ったらEDwww
アリスが日本で暮らして日常ものになる感じか…
うーんあまり期待はしないでおこう。
予告は4コマ漫画風か。期待値5/10


2話
早速一緒に暮らしてるのか。夏でもないのに水撒くなw
OP見てるとやっぱりアリスが最後まで日本で暮らす話になりそう。
しのぶは大和撫子の鏡だったのか!
おねぇちゃんモデルなのか。
アリスもしのぶも可愛いなぁ。しのぶの髪の毛もっと黒くしてほしかったなぁ。
なんかMADとか作りやすそうな絵が出てくるなたまに。
白抜きしてあるし狙ってるのかな?
女の子はちっちゃい方が可愛い。
背が小さくても胸がでかいやつだっているんだぞ。
アリスかっけぇーw学校にこんな子いたら勉強捗りそうだな。
どうして先生にしのって呼ぶって伝えたんだ?w
萌えってそうだったの?ハッタリかよw
1時間も前からってどういう事w外国人のコスプレってなんだよw
しのw英字新聞なんで読んでるのww
似合わないな金髪は。モザイクw
先生喋りながら寝るなw
なんか4コマ的な感じになってるなぁ。
人間ww
通訳出来てないw
イレイザーだっけイレイサーだっけ消しゴム。
おしりぺんぺんしとるw
過保護すぎるw
先生なんでウサギの耳つけさせたんだよw
なんかすげーシュールじゃないか。
アリスのポジション ハムスターってどういう事?w
日直カータレットってなんだよw
アリス家どんだけ金持ちなんだ。しのと同じ学校にってだけで日本に来るとかw
東京行きw BGMまで消えたぞw
うーんやっぱギャグ路線かぁ…まぁ可愛いからいっかな。
クロワーゼ枠としては成り立たないなこれじゃ。
なんか凄くこれじゃない感があるけどまぁいいか。
アリス英語余裕だろうな。


3話
アリスがホームシック。
しの友達に嫉妬か?と思ったら両手に花ってw
アリスの長靴が可愛い。
この調子でずっと12話まで行くのかなぁ…なんか飽きそう。
グンマーに行けば外国人いっぱいいるよ!
ちゃっかりしの混ざってるしw
カレンの親父どんだけ金持ってんだよw
あややww
アリスヤキモチwしのは天然かw
えんぴつっておいwアハンアハンばっかいってたぞw
カレン嫌われてるのか…
茶髪頼もしいな。焼肉定食ww平安時代w
四字熟語じゃなくて四文字漢字なだけじゃないか!
アリスがほっとかれてるw
シノ部ってなんだよw
カレン前向きだなぁ。
なんか小学生が見ても良さそうな内容だなぁ今のとこ。
何か面白い展開に期待したい。


4話
カレンの順応性凄いな。
なんで歌を歌ったんだwしのって入り何よwナンカ癖になりそうw
36歳w怖い怖いw
盆栽はちょっとうれしいかも。あれ高そうだしなぁ。
しのは敬語がいいのにタメ口になったとたん要らない子になっちゃうな。
どっこいしょwまぁこれは致し方ない。温泉入る時う”あ”~って声出ちゃうし。
ビール飲む時もあ”~うめぇ~って声出ちゃうしなぁ。
しの百合属性高杉だろ。
何このサボテン的なミニ盆栽!リアルであるの?欲しい…
しのにネット環境与えたら一日でレズ化しそうだな。
アリス可愛かったんだな。
テストの件アリス以外とゲスい考えしてんな。
どっちが好きなの?の件見入ってしまった。なんか( ;∀;) イイハナシダナー
不幸の手紙吹いたww昔流行ったっけwあぁいうの全部ガン無視したけど。
アヤのほうが好きだからさ!あれ?やっぱゆりアニメ?
個人的に百合は好きだけどそういう方向性を求めてなかった…


5話
おねぇちゃんだと!?間違えかよwそしてお母さんって完全にギャグだなw
しの可愛すぎてホントヤバイw女の子は恥ずかしがってるのが最高に可愛い><
ロリようこシノ超絶可愛すぎるw
0点はあんまり所の話じゃねぇだろw狙っても取れないんじゃないのか?
ファッションモデル憧れるのはわかるが冷静に見ればただの露出狂だろ。
料理の出来る女は最高だ。って味薄いのか。いや濃いよりは薄いほうが好みだなぁ。よしあやと結婚しようw
いさねぇはシスコンだったのか。
あやイイキャラだなぁw真面目だし料理できるしもう駄目なとこなんにもない。
なんで服装真面目にしたらヨウコ見えなくなるんだよw
なんで体ごともってあげてんだよw
あやとようこはやっぱ百合なのか?百合なんだな?wたまらんw
あやのグラフw完璧に百合ってるw
捉えられた宇宙人って何んの映画だっけw
あれ?このアニメ超絶百合アニメになってんだけど大丈夫か?
もうそういう展開ばっか期待したくなっちゃうんだけどいいの?


6話
インドア派w
土日でぴゅーっとハワイだと!?マウスパッドかよw
山がいいデース可愛いw
シノww赤ずきんちゃんみたいな格好だなおいw
カレンまさかおまえそのトラックw
キャンピングトレイラーすげええw
ふぅ…ふぅ…いやいや冷めないから。
あら釣りだったのか。
お母さん?お袋の味!?w
シノ流されてるwwww鼻水出ちゃったじゃねぇかww
妖精だから大丈夫ってどんな理論だよw
おいまて金のアリスと金のカレンっておま両方だろw
カレン自分からあーれーされんなw
シノ邪道すぎるw
ちょw型抜きでエッフェル塔ってどういう事w
何処上がってんだよw
よよいのよいってそれ変なおじさんだろww
よーことあや完全に夫婦だな。
打ち上げ花火で撃ち合いよくやったなぁ昔w懐かしいw
こちこちこち。夏休みの宿題終わってないっておいww
普通7月に終わらせるだろうがなんてことしてんだw


7話
パイプオルガンってどんな褒め方だよw
なんとOPにつながる流れだったのか!ちょw愛の手w
OPになるのかと思ったら違うんかいw
柔軟がプロレスになっとるw
シノは一体どういう持久力してんだ…
一発芸のチャンスwなんてポジティブなんだw
早弁で弁当無くなるのよくあるよなぁw
カレンちゃんお地蔵様気分w食べ物を与えないで下さいww
高校の頃は毎日食べ放題食べても太らなかったなぁ。今じゃぶくぶく…
米に米ww
6点はひどいな。カンニングは駄目だろwフランス語w
なんか若干飽きてきちゃったなぁ。


8話
なんですでにハッピに着替えてるんだw
夜一人でトイレいけないのかよw
シノ担いでどうするんだよw
トーテムポールにツッコミはむずけしい…
シノは金太郎でいいのかw豆腐って絶対酒の摘みだろw
シノのベットおかしくないか?記念日思い出してから寝ろよw
ホームステイに来た日の記念日だったのか。
団子にチョコだと…?合うのか?いさ姉って前にも出たっけ?
カレンなんか話違くねぇか?w
シノリボンの付け方なんか間違えてないかww
どんまいの語源は英語だろw


9話
のっけから吹いてしまったw皆ひどすぎるw話聞いてやれよw
マンションフワフワしてるw
全部がカレンのお家だよっておいw
心配なんかしてないんだからね!wなんでツンデレったw
透視ww
ちょw醤油どんだけ入れてるんだよw
頭で卵…やっぱりw
檜風呂とかバブルバスとかこいつらww育毛剤w
何故カニ?あいうら?
組み合わせメチャクチャだなおいwカレーに肉じゃがにカニってなんだよw
え?にくじゃが食ったんじゃねぇの?wまるかぶりかw
2人共寝ぐせが凄かったのかw
先生在日認定ひどすw
あやなんで後ろで歩いてるんだ?嫁が好きすぎて悩み中か?
あれ?カレン?そっちなの?何故カタコトw
授業中にカタコトwwこれはひどい病気だ。
カレンスポーツ万能だったのか。完全に避けられてますね。
泣いちゃった(´・ω・`)よーこと喧嘩?ツンデレだなぁ。
えぇ?それかよwいつの間にか喧嘩した設定だったのかと思ったわ。
微笑ましいな。あややの真似?カレンだなw
お茶こぼしちゃってwwこれはひどいw
ED早いなおい。
学校内全部でかくれんぼとか誰も見つからないわww
うおスタート地点から動かない作戦なんかやった事ある気がする!あれ?俺学校でかくれんぼやってたのかな…
ダメだ思い出せない。
アヤ嫉妬してるw出るんかーい!wかくれんぼにならないなこれw
アリスが幼稚園児にしか見えないw鬼畜こけしww
おまえも自分から姿表すんかいwかくれんぼになってないw
ちょwなんで死んでる設定になるんだよw
なんでバラしたww
「じゃあなーカレーン」ひっでぇww


10話
先生回か?あるあるw間違えて来る先生いたわw
努力賞10点ってひどすぎるだろw
よーこwwアリスしのの事しか話してないw盗られると思ったのかw
監視してるwどんだけ嫉妬してんだw
カラスミに何があったんだ?
かれーwヤッパイーデース。どんだけ監視してるんだw
先生はアリスが好きだったのかよww
今どき占い信じてる奴いるのか?シノ危険すぎるww
カラスマ先生間違えて入っちゃったのかよwwタイミング悪すぎる。
あれ?今の声って…
おいおいサイン入ってるぞボール持った得ないw
こりゃ駄目だなwなんだファールだったんかい。
茶道とかww急に大人びたなw
魔除けのお守り嫌なのかw先生まで占い信じちゃってるのかよ駄目すぎる…
出た出た血液型占いかよ今度は。はいはいバーナム効果。
イサミって誰だっけ。
アリス10万円wあっおねぇちゃんだったっけ。
どんだけ追いかけたんだよ港ってww適当だなおいw
ヨーコ誘うのになんでそんな緊張してんだよwなんで切ったしw
えっシノどっからそんな服出してきたw
え?カレンの何処が汚れてるの?ヨーコとアヤの二人きりになるため?
先生情緒不安定だなw


11話
ヨウコいつも全裸だったのか!w「ヨウコは馬鹿なだけよ」ってアヤひどいw
カレンなんでサンタコスしてんだよwメッチャ可愛いw
電飾つけすぎだろ電気代いくらかかってんだよw
サンタコスに恥ずかしがるあや可愛いw
ヨーコは好きとか嫌いとかあんま考えてないんだな。アヤ可哀想。
アリスの貰ったプレゼントなにこれwwイギリスで拾った石ってwww鬼畜こけしww
シノのコス写真のほうがよっぽどプレゼントだなw
アヤの頭のなかどうなってんだよヨーコしか頭に無いのかw
アリスに何が起きた!?え?日本語忘れたの?
お雑煮食べたくなってきた…
悪夢で記憶が飛んだのか?どういう事なの。
アリスと会話が成立してないww
なる程シノがブリティッシュガールに憧れてるから和風からイギリス式に戻したのか。
モフモフって英語あんのか?w
日本人より日本人らしくなる外国人多いよね。
ひどい初夢だなw鬼畜こけしってレベルじゃないw
カレンが危ない方向へw
確かにあややがヨーコヨーコ言ってるなww
もう卒業式だと!?あっという間に季節とんだな。
あれ?もしかして最終回?みたいな終わりだった。
今日卒業式ネタ出ちゃってラスト1話何やるんだろうか。
春休みの話かな?
ヨーコおじいちゃんwwアリスはペットかよw
先生姉なのかwアリスの扱いがww鬼畜こけしw


12話
2年生になったのか。
あやどんよりしてるなwヨーコとバラバラになりたくないんだろうな。
どういう事!?4組あったのが2組になるのか?
カレンとシノは同じクラスか。アヤはヨーコと離れたのか。
アリスはヨーコと一緒だったのか。
これは辛いクラス分けだな。
恥ずかしがるアヤ可愛いwアリスは素直だな。
こけし持ってきて回避かよwシノの扱いひどいw
あぁそっかカレンって別のクラスだったんだっけ。
シノたまには良い事言うな。教室一個分だもんな。
ここでEDか。COCOのロゴ邪魔過ぎる。
この漫画ってSAO?とある?w
中二病でも恋がしたい!の人かwはたまた綾波かw
どう転んだら太もも怪我するんだよw
古典を読んでるだと?古典部シリーズって落ちじゃw
呪われた書物w
アヤの妄想凄く見たいです。アリスロボ欲しい。
こっから妄想の国のお話か。
えーシノ金髪とかいやだ。カレン海賊ww似合ってるw
ミュージカル風なのが不思議の国のアリスっぽい。
パイレーツ・オブ・カリビアンの映画そういや結局どうなったんだろう。最後まで見てない気がする。
アヤが人魚でヨーコが王子様w人魚と王子に接点無さそうw
歌声別人だな。接点あったかw
おねぇちゃん魔女なのかw
なる程大事なものは金髪だったのか。絵本みたいな話だったなぁ。
アリスちょっと席が近いんだけどwってクラス違うはずなのになんで一緒にいるw
シノとアリスの最初の手紙で〆たか。( ;∀;) イイハナシダッタナー
売れたらすぐ二期出来そうだから期待したい。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 52

81.1 4 純情アニメランキング4位
この美術部には問題がある!(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (1194)
6278人が棚に入れました
なんのへんてつもない普通の学び舎「月杜中学校」にある、普通の美術部。
そこには、絵の才能があるにも関わらず理想の「二次元嫁」を描くことに使命を燃やす内巻すばるくんと、そんなどーしようもない内巻くんのことが気になっちゃう宇佐美みずきさんがいた。
そして、2人を気にしていないようで気にしている寝てばかりの部長に、そこはかとなく気配だけしている謎の部員コレットさん。
そうした少し残念な人達が集まった美術部では、今日も何か問題が起きてーーー。

声優・キャラクター
小澤亜李、小林裕介、上坂すみれ、東山奈央、水樹奈々、利根健太朗、掛川裕彦、徳井青空、丸塚香奈、田中あいみ、小松未可子、佐倉綾音、しもがまちあき
ネタバレ

yuuuu さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

すごく微笑ましい美術部の日常(・ω・)

この美
ギャグのテンポも良く、作画も綺麗!!
この甘酸っぱい感じがすごくいいなぁ!(゚ω゚)

登場人物もキャラ濃いのばっかだし!
主人公可愛いし!めっちゃ!(*´∇`*)

各話ごとの感想!!
各話3パートくらいの構成でした
1話
さてさて、問題ありまくりの美術部{netabare}
部長絵を描かんし、内巻くんは二次元嫁ばっか描いてるし、宇佐美は可愛いし。

1話から急展開。内巻くんやめるってよ

早すぎでしょΣ(゚д゚lll)
やめんかったけど!分かってたけど!

こういうラブコメではあまり見ない(僕はですが、)女の子主人公の物語!

ラブコメの匂い…ぐへ、ぐへへへ( ´ ▽ ` )

凄く期待が持てそう(*´∇`*)
{/netabare}
2話{netabare}
大きいけど小山な小山先生まじ空気。

内巻くんがラブレターもらってそれを宇佐美に相談するのがツボ(*´∇`*)
鈍感主人公属性はいいねぇ
主人公宇佐美だけど(゚ω゚)

フラれた子も、なんか今後でてきそう。
妹と姉妹ぐるみで関わっちゃってた…
気の毒 笑

宇佐美ちゃん、前途多難だなぁ…(°_°)
{/netabare}
3話{netabare}
一つ目はコレットちゃんの初登場のお話。ちょっとおばかちゃんなキャラでした!
可愛かったです(*´∇`*)
二つ目はショートボブ。ショーとボブのはなし。
相変わらずの内巻くんの鈍感さで、宇佐美ちゃんが儚く散っていくところが可愛いですなぁ(*´∇`*)
三つ目のお話は、宇佐美の友達が美術部に遊びに来るって話。成り行きで来ることになったんだけど、成り行きで内巻くんと宇佐美が間接キスを…
ピュアだなぁ宇佐美ん
どうかそのまま成長してください(・ω・)
{/netabare}
4話{netabare}
ゆめこ先生の登場話(・ω・)
ちょっと天然っぽい感じな先生でした
コレットちゃんの勘違いは行きすぎやな笑

小山先生のお孫さん?も出てきた
宇佐美に似てた気がする
コレットちゃんの髪を下ろしたバージョンが見れたぜよ(・ω・)
元がいいとどっちも可愛いのね(°_°)

三つめは内巻くんが宇佐美家にやって来るお話
宇佐美ママが面白かったなぁ
みずきちゃんの内巻くん好きは公認なのか(・ω・)
{/netabare}
5話{netabare}
今回の一つめは、すっごい勘違いのお話
コレットちゃんが石膏像に落書きしたのが原因でみんなが勘違いの連鎖を…
微妙に話がつながってるのが面白い笑

今回の二つめは、プール掃除!ありきたりの展開で、先生がくじで当たってしまったってやつ。(・ω・)
プールにでっかい画を描いて、きえなくなっちゃう…
先生スク水入んなくてビキニにしてたし…
{/netabare}
6話{netabare}
伊万里ちゃん登場!
内巻くんと意気投合して、宇佐美ちゃんが妬いてて可愛い…(・ω・)
めっちゃ可愛い…

どうして美少女にモテる男の子は決まって鈍感なんでしょうか。面白いからいいけど。
{/netabare}
7話{netabare}
なんか、今回は内巻くんと宇佐美ちゃんいい感じだったなぁ
相変わらず進展はないけど…

ところであの人誰だったんだろ…

伊万里ちゃん中二病だけど、大人だなぁ(・ω・)

宇佐美先輩の一方通行〜〜〜〜!!
{/netabare}
8話{netabare}
内巻くんと密室で2人きりの宇佐美。
進展なしか…(´・_・`)

倉庫にあった宝の地図。
中身は…エロ本か笑
宇佐美んの反応の速さは尋常じゃなかったね(・ω・)
{/netabare}
9話{netabare}
今回の一つ目のお話は
エロ本を秘密裏に処理しようとする皆さん面白すぎです(・ω・)
結局見つかってたし…
平然とエロ本眺められるコレットさん、マジパネェッス!

二つ目の話、
あの人、またきたよ。あの、コンクールで勝負だの言ってたひと。宇佐美さんに惚れてったよ。めんどくさそう…(´・_・`)
てか誰

三つ目は小山先生のお孫さんが出てくる。
部長と仲良くやってました(・ω・)
小山先生モブから昇格しつつある。いや、モブだけど。
{/netabare}
10話{netabare}
宇佐美が生徒会に立候補させられそうになったのを、内巻くんがスマートに助けてて、なんないい感じ。
ところで、新聞にはなんで書かれてたんだろう…
2話目は宇佐美塾!
内巻くん、コレットちゃんを宇佐美が育てます。
うん、ほんと宇佐美可愛い(*´∇`*)
キスするかと思った(・ω・)

3話目はかおりが伊万里ちゃんを追いかけるけど、伊万里ちゃんいい子すぎて、うん。
ほんと、伊万里ちゃんいい子すぎ…
{/netabare}
11話{netabare}
文化祭に向けて準備を…

案の定、あの先生は空き缶を捨てちゃって、どうしたものか。

3日で200本売ってあの作業して完成って美術部つよいわぁ…笑

あーゆーのいいなぁ
学祭懐かしいなぁと思う1話でした(・ω・)
{/netabare}
12話{netabare}
なんか、日直の仕事がその範囲を超えてそうな学校…
かおりのお陰で相合傘できてよかったね、宇佐美ちゃん(・ω・)
内巻くんの顔赤かったのは気のせいかな?

伊万里ちゃんは風邪ひいたみたいだね…

相変わらずの進展ゼロ…
終わっちゃいましたぁぁぁああ

ま、でもそれはそれでいいかなって思えます(・ω・)

全話通して、ここまで割り切った鈍感無関心もなかなかないけど、それはそれですごくよかった!

もっとラブコメするのも好きだけど、これも好き!
{/netabare}
最終話のEDキャラソン!めっちゃよかったです!




主人公鈍感系って、決まってヒロインが超可愛いからいいよね!!!

この作品は、宇佐美が{netabare}内巻くんのことを好きだって自覚してるからこその{/netabare}面白さがあると思う!

だからこそ、安心して見れるし、時々ニヤニヤしちゃいます(*´∇`*)

あー、この心に残る後味はすごくいい感じです(・ω・)

そういえば、この子ら中学生なんだよね。
部長めっちゃおっさんやん!
ずっと高校生かと思って見てました笑

投稿 : 2024/05/04
♥ : 17
ネタバレ

kazunyanzu さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

この美術部の問題はほぼほぼ『コレちゃん』である(๑˃́ꇴ˂๑)ノ

原作コミック 全12話 原作未読

この美術部には問題がある!⇒通称「この美」


‘16年夏放送の隠れた名ラブコメ作品との声が名高い本作はそう!
コレがw 実に面白く見どころ満載の~

”初々(ういうい)” ”照れ照れ” ”バチコーン” 学園ラブコメ作品♡


美術部というままめずらしい題材を舞台に描かれ
画材とか、彫刻とか、キャンパスとか、ディーゼルとか
あと、○レットとか( ´艸`)w

繰り広げられるドタバタバカラブコメディなのですが⇒
コレがw私的にかなりツボって、笑えて面白かったので
ぜひぜひ皆さまにもご覧頂き楽しんで頂きたい作品です♪


誰かを好きになったり、恋に夢中になってしまうと
ついつい周りが見えなくなってしまいますね(✿´ ꒳ ` )

今作のヒロイン、恋する乙女『宇佐美さん』はというと…

顔を真っ赤にして、キャーキャー(*ゝェ艸)も~内巻くんのバカァ―♪キャー
と気持ちが全部表情に出まくっていて、見ているこっちが恥ずかしく
なっちゃうくらい、わかりやすくってかわいかったですネ♪


私、既に皆さまの本作レビューを何件か拝読させて頂きましたが

“宇佐美さんがかわいい” “ただただ宇佐美さんを愛でるアニメ♪”
“宇佐美さんの宇佐美さんによる宇佐美さんの為のアニメ★”

との意見が大半を占めていて、ぅんぅん๑•̀ω•́๑
そーですネ! それは間違いないぞ!
うさぎさんの髪どめ、かわいいしネ(・×・)ゥンゥン♪

だけど… だけどもだっけど~(*ゝェ艸)!!!!

いや、むしろ私が書きたいのはまわりの問題がある!
アホキャラ(←大絶賛♡)たちについてなんだけれどもφ(‘ω`∞フフーン♪

あ、あれ?! ひょっとして…
私が注視しているところってやっぱりちょっとおかしいのかなぁ、かなぁ

だって基本本作視聴時の態勢は
常に『コレちゃん』待機モードだったんですもの(*´Д`*)ハァハァ♡

わんさかいる問題児さんたちの中でも…
まずその筆頭が『コレットさん』こと『コレちゃん』でしたよネ!

毎回いろいろやらかしてくれますネ♪
はい、意味不ですね♪
それが、コレちゃんへの褒め言葉ですよ…_φ(゚∀゚ )アヒャ

ぴゅーーーーん◟꒰◍♡Д<◍꒱◞ ぉぉおおおーーー(๑˃́ꇴ˂๑)ノ
宇佐美せぇ~んぱいッ♪ ゆ~めせんせ~ヾ(o´∀`o)ノ ししょう~|♡Д<。)ノ!!!
クルックー♪ クルックー♪ クルックルックルックー♪ ε(*゚△゚*)з ♪

まぁ~とりあえず、すみぺさんが毛深すぎるんですよネ(*´Д`*)ハァハァ♡
ED「恋する図形(cubic futurismo)」最高です★ ぁのダンス♪ PV最高です♡
もちろんアニメの絵も面白くって大好きですよ♪

“何やら中二病でも恋がしたいの某凸キャラを彷彿させますが
その匂わせ具合も個人的にツボだったりします(*ノ∀`*

勘違いトレイン回”は特に秀逸でしたネ!
トラブルの起点は全てコレちゃんから始まるのでーす(∩`ω´)⊃)) しゅっしゅっ

{netabare}◟꒰◍´肉‵◍꒱◞ ٩(๑´肉`๑)۶ (♥ó肉ò)ノo(๑˃́肉˂๑)ノ♡{/netabare}

屋上の陽気に抗えず、思わぬ現場を目撃してしまう『部長先輩』と
コレが現場に戻る犯人の気分かぁと落込む『コレちゃん』の…、

2人の会話が…
まぁー噛みあわない噛みあわない(ヾノ・∀・`) 滅裂トークたちw

「ぇ、何の話´゚д゚`)?!」
最高に腹がよじれふきだました(*ノ∀<ฺ*)σww

とにかく、『コレちゃん』が
ぶっとんでて面白くってかわゆすぎです꒰◍´∀‵◍꒱o♡oコレマチガイナシ!!


問題児といえば
部をまとめる『部長先輩』も大問題でしたネ!

Yシャツのボタン全開でダボッとズボンに手をつっこみサンダル姿の
部長先輩は“美術部の活動”は寝ることの一択のみ♪

あとはひたすら、宇佐美さんと内巻くんにチャチャを
入れて楽しみ、しまいにはコレちゃんとバカをしだすというとんでもない始末。
ぐ~たら気ままなな優しいおじさん★ で良いキャラで好感でした!

というか、部長とコレちゃんは何を思って、何でまたw
美術部にいるのですかネ(*` 艸 ´)w

とにかく趣味⇒寝ること 
このキャラに悪い人はいませんネメモメモ_〆(・ω・`)≡(´・ω・)ノペタ■

それを強く感じられたのが” もえさんぽ回”でした♪

“ほのぼのゆる萌回”でこの話だけでもぁたし永遠に見ていられますネ♪
むしろ私、こーいう話をずーと観ていたい人なんです(✿´ ꒳ ` )

何を隠そう、萌香声が…!!!
まさかのう○る声優あてでキュン死するレベル(*´Д`*)ハァハァ♡

部長さんが萌香を抱きかかえるシーンが特にキュン♡ってなりすネ♪
とにかくコレさんぽ、もえさんぽは回は必見なのでまず見てください((人´Д゚))


□*■*まとめると□*■*

宇佐美さん(みずぅー)が可愛い♡ コレ間違いなし!!

“美術部はかわいい女のコを書く部活”と公言し
三次元など全く興味ないと言い切る内巻くんも

中二病全開でコレちゃんを手なずけ、かの㊙秘伝、魔道書
“ネクロノミコ”を探しては、エロ本に顔を真っ赤にする伊万里ちゃんも

おっとりマイペース、おどおど、小心者で”{netabare}寝込みロックオン”{/netabare}なゆめ先生も

大問題だったのですが…

全てのハプニング、トラブルの根源は
全部コレちゃん、ほぼほぼコレちゃん♪ 絶対コレちゃんであって◟꒰◍´∀`◍꒱◞

I need love『コレちゃん♡』でした!! ぁ、たまに部長先輩もw


ゆる日常、ラボコメ好きな方!!

あと「中二病でも恋がしたい」や「干物妹うまるちゃん!!」などが
好みな方には合いそうな予感♬ ぜひご覧頂きたい作品です٩( ´ᆺ`)۶♫ ★

おススメです!! ぜひщ(゚д゚щ)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 62
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

こんな美術部アニメなら、何の問題もないw

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
タイトルには特徴ありますが、中身はいたってシンプルな良ラブコメです。ハーレムではなく、エロも露骨ではなく、わりと観やすいです。

個性豊かなサブキャラ達が乱発するボケに、常識的ヒロインが突っ込んでいくという作風。作画も安定してて良かったですね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
なんかこう、「好きになっちゃったんだから、しょうがないじゃん!」って感じのアニメでしたね。

キャラデザ的にも性格的にも、しっかりと「普通」を意識されて描かれている、ヒロインの宇佐美さんが、なかなかに可愛い。

ラブの面では、宇佐美さんと内巻くんの部分にしか要素がないので、安心して観られます。原作連載中とのことですが、今後は「まりあが、内巻君を好きになる」か、「内巻くんが、2次元と3次元の狭間で苦悩する」展開になるのかな?

コメでは、宇佐美さんと内巻くんの次元間ギャップがメインでしたが、個人的には、宇佐美さんの友達(特にかおり)が絡んでくる展開が好きでした。コレットのおバカ加減も丁度良かったです。

萌え面では、宇佐美さんの勘違い暴走っぷりと、あざとい微エロカットが見所でしょうか。

悪さの見つからない、良いラブコメですが、ラブもコメもそこまで突き抜けたものは感じられず、4と迷うけど、評価は3にしたいと思います。
{/netabare}

【余談 ~もはや美術部は一大勢力ですよ~】
{netabare}
自分の、ほぼ唯一と言える親友が中学の教員やっているので、呑んだ時とか、よく学校の話は聞きますが、今や美術部って、どの学校でもトップレベルの部員数らしいですね。そいつの学校では、野球部よりも多くて、40人くらいいると言っていました。

田舎の学校って文化部少なくて、吹奏楽部と美術部しかないってところが多い。でも、吹奏楽部は(響けユーフォ的な)ガチ文化部がほとんどだから、「運動したくない」「土日は休みたい」「てか何もしたくない」って人は、美術部に入る傾向みたいです。

だから美術部というより、「イラスト部」「マンガ(アニメ)部」「おしゃべり部」「不登校傾向受け入れ部」といった側面が大きいようだし、塾とかに行っている人が、幽霊部員的に所属していることも多いようです。本気で「美術」に取り組む、宇佐美さんみたいな人は1割もいないそうです。

時代だな~と思います。自分らの中学の時の美術部って、影で少人数がひっそり活動していたように思うけど、全然そんな感じじゃなくて、むしろ、学級の3分の1は文化部だったりするから、学級でも堂々とアニメの話をしているとか。

まあ、こんなサイトでバカみたいに長文レビュー書いてる自分に言えた義理はないけれど、日本の将来を、やや危惧しています。若いときは、体を動かそうよ(苦笑)

(あと、そいつもアニメ好きですが、「美術部にあんなイケメンや可愛い子や明るい奴は、今でもほとんどいない」とは言っていましたw)
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
まあ、今の美術部は、半分、イラスト部だからね。なるほど、面白い。3次元ヒロインが2次元的な可愛さを会得することで、好きな男子が部に残ってくれ、同時に、好きな男子の中で2次元と3次元の境目が曖昧になっていくアニメになっていくのですね。

2話目
間が良いですね。殴ったシーンをいれず、絵の具での表現が良い。

3話目
サブキャラ(友達)の方が、ヒロインより濃いというw

4話目
立花先生、可愛らしいですね♪ おかあさんもナイスキャラ。

5話目
アンジャッシュさんの勘違いコントみたいだな。プールのシーンは、青春って感じだし、美術部アニメならでは!

6話目
まだ6話でイチャラブ。沈没する気配しかない(笑) やはり、ライバルかw

7話目
なんか、だんだん、夫婦漫才の安定感だな(笑) 宇佐美先輩、レベル5だったのかw

8話目
お宝がエロ本ってのは、まあ、予想通りw フィギアの目が光るところ、笑ったw

9話目
宇佐美さん、男殺しw 免疫ないと、勘違いしちゃうわなw

10話目
アニメ、週30本か、負けたw 宇佐美さん、エロモードw コレット、顔w 宇佐美さんの友達が絡んでくる回、好きだな~。

11話目
文化祭の思い出、何にもないな。特待生は来賓係だったから、ひたすらスリッパ並べたり、くつ袋を配ったり、案内したりしてたな(苦笑)。というか、空き缶アートって、基本的には元の色を活かして、モザイク画みたくやるんでない?

12話目
傘のクダリは笑ったw なるほど、そういう展開での、名前呼びは新しい。爽やかで、良い最終話ですね。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 39

81.2 5 純情アニメランキング5位
からかい上手の高木さん2(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (497)
2285人が棚に入れました
とある中学校、隣の席になった女の子・高木さんに何かとからかわれる男の子・西片。高木さんをからかい返そうと策を練るも、いつも高木さんに見透かされてしまう。季節はめぐり2年生に進級した西片は、今度こそ高木さんをからかい返すことができるのか…?「ニヤキュン」必至、照れたら負けの"からかいバトル" 第2ラウンドがいよいよ開幕!

声優・キャラクター
高橋李依、梶裕貴、小原好美、M・A・O、小倉唯、内田雄馬、小岩井ことり、岡本信彦、落合福嗣、内山昂輝、悠木碧、田所陽向
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

再々視聴。西方視点ではなく、高木さん視点で見ました。最高です。

再々視聴。1期を再視聴して西方視点より高木さん視点の方が感情に来ることに気が付きもう1回見てみました。ノスタルジー的というより、ラブコメ的な見方をしたと言い換えることもできます。

 高木さんが可愛すぎです。今まで性格ちょっと悪いけど西方好きな可愛い小悪魔かと思ってましたが、からかいが高木さんからのアプローチだと気が付くとかなりグッときました。

 お祭りに誘ってくれない西方に高木さんが焦れているところとか、結果的に缶ジュース(死後?)を大量に嬉しそうに渡す高木さんの心情がいままでとは違った感じで見えてきました。で、お祭りですね。もう全然違う作品でしたね。視点…大事だなあ…

 ただ、西方視点も間違いではないし、からかわれる側の西方に感情移入して、自分になかった青春ストーリーにノスタルジーを感じるのも悪くはないです。要するにいい作品だということでしょう。最高です。

 23年12月の評価4.4を24年1月に4.6に情報修正します。



再視聴。感情がかき乱されて言語化できず。癒される反面ルサンチマンも生じます。

{netabare} 最近ラブコメに興味があって再視聴。寒い季節の話でスタートする本作を見始めました。

 この作品を見ると心が浄化される気がする反面、こういう時代が自分には無かったたなあ、という憧れとも嫉妬ともわからない感情も湧き上がります。共感性羞恥もあれば、癒しもあります。

 1月から始まる某ラブコメの2期で「放課後制服デート」はアラブの石油王に見初められて富と権力を握っても出来ないことだ、というセリフがあると思いますが本当にその通りです。見てて面白いし、高木さん西方のカップルを応援したいんですけど、ルサンチマンが生じてしまいます。要するに「リア充爆ぜろ」です。制服時代に放課後デートしたことない人に毒にもなります。今回かなり素直に見ているので、余計感情が動きます。

 小豆島って実際行ったことがあって確かにあの島ならこういう子達がいるかも、と思えるいい島でした。「古き良き時代」という感覚はその時代の苦労と悪い面を無視している気がしてあまり好きじゃないんですが、今の閉塞感から考えるとこういう狭いコミュニティーに憧れを持ってしまいます。
 Z世代の不幸って、ひょっとしたらこの高木さんの世界が幸せだと気が付かなかった世代なのかなあ、などと考えてしまいます。

 何がいいたいかわからなくなってきましたが、この作品は物語としてストーリーを追うと、飽きてきます。が、だからと言って再視聴したくないかと言えば、たまに「ねえ、西方」を聞きたくなります。ユーチューブで高木さんのEDがお勧めにかなりの頻度で出てくるくらい、キャラソンを聞いています。

 シリーズ全体を通してですが、本作に対してレビューは無力な気がしてきました。いろんな渦巻く感情を味わいながら見る作品だと思います(それが原作者の意図とも本作の本質とも思いませんけどね)。ですからもちろん人それぞれの感情が生まれる作品でもあるのでしょう。

 下のレビューはちょうど1年ほど前に描きましたが、ちょっと理に走りすぎて、本作を過小評価している気もします。本作に対する感想で感情面は無視できないでしょう。それが何かを言語化したいんですけどね。まあ、言語化できないからいい作品なんでしょう。

 23年12月に評価を4.3→4.4に変更します。 {/netabare}


 

1期よりもエモくなった高木さん。手の演技と背景が良かったです。

 1期に比べてエモさが増した気がします。特に最後の2話ですね。11話の約束という回ですが、神社の縁台のようなところで夏祭りの件でまあいろいろあるわけですが、この時の高木さんの手の表情です。12話の手をつなぐところまでの伏線というか演出なんでしょうか。横顔とか瞳の光もそうですけど、この手の演技がかなりすごかったと思います。
 11話の神社の場面は、足も演技してましたね。表情を敢えて見せないカットなども入れてました。構図、背景、光の作り込みなども良かったです。この辺りの演出の凝り方から言ってここが本作のクライマックスなんでしょう。

 1期は高木さんの感情をあまり見せないでいましたが、本作になって、間接的ではありますがかなり表現してくるようになっているのが見どころでしょう。ラインのところのバカップルぶりには悶えてしまいますが。

 林間学校の星の場面、郷愁をそそりました。そして盛り上がっておいて、更に約束からの祭りですね。原作に準拠しているのでこの辺は原作通りなんでしょうけど、とにかくアニメのシリーズ構成がいいですね。感情が盛り上がって行って最後に…という感じですね。

 人物のキャラデザ、作画がいいのは1期から同様です。本作で気が付いたのはカメラの視点切り替えと移動がいいですね。これが感情表現に非常に効果的でした。
 また、背景画のパースですね。画面の奥に消失点がある透視図法の遠近法やピントをぼやかす効果を多用しています。特にぼかしは室内では3つか4つくらいのレイヤーで結構大胆に使っていました。それと室内と外にいるときの空気遠近法と色調の変化ですね。
 ぼかしについては単調な線の人物キャラと背景を馴染ませる効果もあるのでしょう。

 ともすれば単純な話が続く本作ですが、この背景の画の奥行きがあって飽きずに見られました。神社が本作では何度かでてきますが、この時の画作りは感情表現にも役立ってました。
 特にぼかしは遠近法の他に、視点の誘導としてしゃべっている人に焦点を合わせてしゃべっていない人をぼやかしていましたね。この人間としての自然な反応を再現することで更に感情移入しやすくなるのでしょう。

 EDの曲が何回か古(いにしえ)のバラードでしたね。そして途中に1期のOPをはさんでいました。こういうところもエモさの原因ですね。(ただ、声優の高橋‎李依さん、バラードには向かないかなあ…3期の2話のEDを聞くとああいう元気な曲の方が私は好きでした)

 ということでよりエモくなった高木さんでした。特に後半が良かったですね。

 なお、エモいの定義は人それぞれっぽいですね。ここでの意味はいい意味で泣くほどではないけどジーンとくる…郷愁を若干含む…みたいな感じで使っています。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 20
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

難攻不落の西片くん

 くっそ~ 高木さんめ~

西片はどれほどこの言葉を口に出して顔を赤らめたんだろう?
安定の2期ということもあり、交わされるやりとりやフレーズはさほど変わらないのですが二人の関係が微妙に変化してました。進級の賜物です。
2期からの視聴でもかまいませんが、微妙な変化までカバーするには1期の視聴が必須でしょう。
 ※以下、1期のネタバレは隠してません。

1期10話で高木さんに生じた微妙な変化というかスイッチ


 “勘違いされちゃったっていいよ”モード


それ以前に展開されていた常にマウントを取る高木さんとお子ちゃま西片くんとのほんわかしたやりとりに“ラブコメの波動”が追加されたことで、一度断念しときながらあにこれでの高評価を頼りに再開し、完走にまで漕ぎ着けることができた私でした。
2期はその延長上にあります。1話でその方向性は示されてました。


■第1話で示された2期の方向性

①西片へ全幅の信頼を寄せる高木さん
{netabare}催眠術にかかってあげる。高木さんが嫌がることを西片は絶対しないと信頼し西片に委ねております。
「今の無しってのも含めて、西方らしくて嫌いじゃないけど。ね」{/netabare}

②攻める高木さん
{netabare}他愛のないからかいだった1期と比較し気持ちを確かめる言動が増えます。
「さっき手を繋いだよね」{/netabare}

③三人組登場
{netabare}さっそく登場し、以降毎回三人組パートが挿入されます。1期では不定期でした。{/netabare}


①②によってラブコメ指数がぐっと増えたため受ける印象が1期と違います。それでいて中学生の淡い恋の芽生えを逸脱せず、作品の屋台骨は揺らいでません。
③はマンネリ防止の目的もあるでしょう。



年相応の西片とませガキ通り越してもしかして銀座で働かれてますよね?な高木さんとのアンバランスな構図に違和感を感じなくもなかったところを、高木さんが下界に降りてきたかしら?と思えてくると親近感も湧くってものです。
いつの間にか徒歩通学になってたり、進級しても隣席だったり、きっと裏で根回しをしてたり(妄想)、準備力を発揮しているだろう高木さんには厭らしさではなく健気さを感じることになります。


そんなわけで1期イマイチと感じた方もモード変わった2期は違った印象を受けることでしょう。
言ってみれば、アウトサイドボクシングから至近距離の殴り合いへ。踏み込んだ分カウンターが利く。高木さんがカウンターを受ける場面が出てきますのでそのへんも楽しみにしてくださいね。
1期より評価↑の2期でした。



※以下ネタバレ雑感

■EDの選曲があいかわらず心憎い
全12話で8曲用意しており、アコースティックな編曲を施した往年のJ-POPを高橋李依さんがカバー。

{netabare}① 奏/スキマスイッチ(2006年)
② 粉雪/レミオロメン(2005年)
③④キセキ/GReeeeN(2008年)
⑤⑥ありがとう/いきものがかり(2010年)
⑦ STARS/中島美嘉(2001年)
⑧⑨あなたに/MONGOL800(2001年)
⑩⑪言わないけどね。/大原ゆい子(2018年)
⑫ やさしい気持ち/CHARA(1997年){/netabare}

{netabare}大ヒットナンバーに隠れて、そのアーティストのファンが歓喜しそうな選曲だった1期。2期はヒット曲ばっかじゃーん、と少しがっかりしました。その回のテーマには合ってるんですけどね。
『奏』は数年前駄女神がカバーして歌番組で本家とコラボしてたのが記憶に新しく、今度は爆裂娘もかいな、とネタとして見てた面も。ついでに“奏 茅野愛衣”で検索したら呉服屋の娘がヒットしました。
 ※ネタ元わからなければお問い合わせください。{/netabare}

{netabare}油断してたら⑦STARSで轟沈(T_T)
その回が素敵なエピソードだったのもいけないのですが、2000年代前半の中島美嘉は当時の個人的な思い入れもあり最強。異論は受け付けません。轟沈の理由はさすがに言わないけどね。
高木さんのキャラを表わすなら『CRESCENT MOON』が近い気もするがまあいいや。歌詞がおそろしく可愛くて聴くといつも悶え死にます。

一回扉が開くとあとはちょろいもんで、⑫やさしい気持ちで沈没。1期OPを⑩⑪で使ってしまいどうなるかと心配でしたが杞憂でした。
7回途中から岩瀬出して持つんかいなと思わせといて実際は浅尾ー岩瀬の完璧リレーだったという顛末。ん?やや例えが古い?ドラキチはここにすがって今日も生きているのです。{/netabare}


■蛇足だと思う
高木さんのぎゃふん顔いるかな~

{netabare}西片が妄想の中で高木さんをへこませた時のリアクション。イメージ崩れるのでやめてほしかった。{/netabare}


■難攻不落の西片くん
裏テーマですね。

{netabare}いくら鈍感でも気づくだろうよ、な高木さんの攻めをしのぎ切る西片くん、の構図ともいえる本作。
防御力高い西片なので「また防がれるのだろう」と高木さんは構えてるのですがたまにクリティカルを打ち返されてたじろぎます。
至近距離の打ち合いからのクリティカルカウンターはけっこうありました。2期の魅力です。{/netabare}

{netabare}1話の水切りの場面で、手を繋いだ繋いでないでちょっぴり残念そうだった高木さん。
きちんとこういうのも回収してきました。{/netabare}

{netabare}7話「あの川を渡ってこっちへ来てよ」本作で高木さん一番の渾身のストレートでした。
だからこそこの回で元高木さんがチラリ登場してきたわけですよ。そして夏祭りの夜。あの石段が天の川に見えた私は気まぐれロマンティック。{/netabare}



最後に、、、木村はよく頑張った。
同級生の巣立ちを見守り、フォークダンスで女子側にまわされるなど不遇の君だったが、男だったぜ!



視聴時期:2019年7月~9月 リアタイ視聴

-------
2020.04.17 
《配点を修正》+0.1


2019.09.26 初稿
2020.04.17 配点修正/修正

投稿 : 2024/05/04
♥ : 56

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

青春は、ここから開始…。

この作品は、言わずもがなですが「からかい上手の高木さん」の続編になります。
物語に直接的な繋がりは無いので、前期未視聴でこの作品を視聴しても問題は無いと思います。
ですが、1期と2期の微妙な空気の違いを感じたい方は、是非前期からの視聴をお勧めします。


季節はめぐり、からかいは続く。
コミックシリーズ累計700万部とっぱの青春コメディ
第2シーズンがスタート!!

とある中学校、隣の席になった女の子・高木さんに何かとからかわれる男の子・西片。
高木さんをからかい返そうと策を練るも、いつも高木さんに見透かされてしまう。

季節はめぐり2年生に進級した西片は、
今度こそ高木さんをからかい返すことができるのか…?

「ニヤキュン」必至、照れたら負けの"からかいバトル"第2ラウンドがいよいよ開幕!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

視聴中は全く気にしませんでしたが、1期は中学1年生で2期は中学2年生になっていたんですね。
1期と2期で高木さんのリアクションがちょっと違うと思っていましたが、2人は1年もの間一緒の時間を過ごしていたんですね。

そりゃ高木さんの態度も変わる訳です。
ですが、西片に関しては…1期から比べると成長しているのでしょうか?
リアクション、思考回路が中学1年生のままなんですけど…
それじゃ高木さんには勝てませんよ。

西片、中学生活は絶対楽しいだろうなぁ…
あんな可愛い高木さんと、ずっと一緒にいられるのだから…
しかも、傍から見ると高木さんが西片に好意を持っているのは明らかで、西片もそれは満更でもない筈なのに、相変わらず頑ななんですよね。

例え周囲からからかわれたとしても、そんなの一瞬の出来事でしか無いのに…
西片、うかうかしていると、そのうち高木さんが振り向いてくれなくなるかも…。
全くどれだけ待たせれば気が済むのかなぁ…
なんて思えるのは自分が傍観者だからにほかりません。

自分が西片当人だったら、やっぱり言えない気しかしないです。
高木さんは成績優秀、品行方正、容姿端麗と3拍子揃った女の子ですからね。
自分とのギャップを考えると、躊躇するのは仕方ないのかもしれません。

一方、物語の方ですが、基本的に30分の中に短編数話が入っている構成は1期と変わりませんが、2期ではまるっと30分の尺をとって描かれた物語が2回もあるんです。
第7話の「林間学校」と第12話の「夏祭り」です。
詳しくは書きませんが、個人的に大好きなのは「夏祭り」の方です。

もう少し正確に言うと、夏祭りに至るアプローチから大好きです。
だって、あんな可愛らしさMAXの高木さん…普段なら絶対お目にかかれないと思うんです。
よっぽど嬉しかったんだろうなぁ…
たくさんの缶ジュースたち…GJでしたよ^^

そして夏祭り本番…
境内に向かう階段には露店がひしめき合っていて、みんな露店で飲み物、食べ物を満喫しながらメインとなる花火大会の向けて少しずつ移動しています。
もちろん、花火を見に来た人も多く、油断していたらあっという間にはぐれてしまうほどの状況…

そんな夏祭りに来ても西片は高木さんに相も変わらず勝負を挑み続ける訳ですが…
果たしてその勝負の内容と勝敗の行方は如何に…?
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、1期から引き続き大原ゆい子さんの「ゼロセンチメートル」
エンディングテーマは、りえりーの懐メロカバー祭りagainでした。
第1話:スキマスイッチの「奏(かなで)」
第2話:レミオロメンの「粉雪」
第3,4話:GReeeeNの「キセキ」
第5,6話:いきものがかりの「ありがとう」
第7話:中島美嘉の「STARS」
第8,9話:MONGOL800の「あなたに」
第10,11話:大原ゆい子の「言わないけどね。」
第12話:Charaの「やさしい気持ち」
今回のりえりーの懐メロも破壊力抜群…「粉雪」や「キセキ」では
全身に電気が走りましたから…

1クール全12話の物語でした。
ここまで来たら中学校3年生バージョンの3期を放送するしかないのでは?
と思うのは私だけでしょうか。
きっと学校行事も盛り沢山でしょうし、何より高校進学という大きな分岐点を迎える訳です。
きっとこれまでの「からかい」⇔「からかわれ」だけじゃ乗り切れない局面だって出てくると思うんです。
高木さんと西片が何を選択するのか…考えただけでワクワクします。
続編の発表…楽しみに待っていますね♪

投稿 : 2024/05/04
♥ : 22

75.3 6 純情アニメランキング6位
citrus(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (522)
2116人が棚に入れました
ギャルだけど初恋も未経験なjk・柚子は、親が再婚した都合で女子高に編入することに。彼氏ができない!と不満爆発の転校初日、黒髪美人の生徒会長・芽衣と最悪の出会い方をする。さらに、義理の姉妹になった芽衣と同室で生活することに・・・!?

声優・キャラクター
竹達彩奈、津田美波、藤井ゆきよ、久保ユリカ、井澤詩織、葉山いくみ

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

純情ギャル×黒髪生徒会長=×××

この作品の原作は未読です。
原作の掲載誌は「コミック百合姫」で、これまで「ゆるゆり」「犬神さんと猫山さん」「捏造トラップ-NTR-」などを輩出してきた雑誌です。
2018年春アニメで放送が予定されている「立花館To Lieあんぐる」もこの雑誌からの作品になります。

そしてこの物語の主役を演じるお二人…あやちと津田美波さんの組み合わせは今回が初めてではありません。
二人が主役若しくは準主役で活躍する作品…私の知る限り「モモキュンソード」「おくさまが生徒会長!」に続き、これが3作目になると思います。

あくまで個人的な私見ですが、この作品の様に女性同士が対峙する…というシチュエーションにお二人の声質が合っているから、集まるべくして集まったんだと思います。
コロコロ転がるようなあやちの声質と、津田さん演じるキャラの声質は水と油の様に共通点が見出せません。
だからこそ、この作品の様にキャラの心情を重視される作品には欠かせないんだと思います。
スタート地点はバラバラ…向かっている方向すら根本から異なる二人…
天と地ほどの差を表現するのに、声質は欠かせないと思うんです。

この物語の主人公は高校1年生の藍原柚子…母親が再婚して藍原性を名乗るようになった今どきのギャル風な容姿が特徴の女の子です。
母親の再婚に伴い、住むところも学校も変わった柚子でしたが、気合いを入れて身なりを整えて登校した彼女に待っていたのは、全身校則違反という洗礼…その学校は校則の厳しいお嬢様学校だったんです。

そんな彼女の前に現れたのが1年生なのに生徒会長を務めている藍原芽衣…
黒髪ロングの美人さんで清楚な出で立ちは柚子とまるで真逆…
何もかもが違う二人…ですが、親同士が再婚して義理の姉妹になった二人だったんです。

お互い「その他大勢」から身内としての「ただ一人の存在」に昇華した二人…
柚子のお節介なまでの優しさと、芽衣の凜とした言動を慕う存在を巻き込みながら柚子と芽衣の物語が動き出すのです。

言葉にするだけで良いのに…
一人の視聴者の立場というだけなら、きっとこの思いは払拭できないと思います。
きっと「その他大勢」同士の立場だったら、悩むことも苦しむことも無かったと思います。

でも、お互いの距離が近すぎると逆に言えない事もあるんですよね…
まぁ、二人の場合は各々を構成する人格が凝り固まっていたので、余計に事がややこしくなった点も否めませんけれど…。

だから二人を見ていると駆け引き…にすら行き着いていない事に気付きます。
自分と相手の立ち位置を理解して、次の一手を模索するのが駆け引きとするなら、二人ともお互い自分の事だけで精一杯なんですもん…

でも、そんなになってしまうのも理解できます。
これまで自分が経験したことの無い感情のコントロール…決して易しくはありませんから…
それに自分の領域の境界が曖昧だから境界線上でのせめぎ合いもできない…
人は知らない事に対して臆病になる…当然の事だと思います。

この堂々巡り…
これではいつまで経ってもお互いが噛み合う事はありません。
でも、お互いがもう少し歩み寄りながら理解し合う選択肢は絶対あったと思うのですが、これはだいぶお預けを食った気がします。

だから井澤さんや金元さんといった外乱には正直ちょっと期待しちゃいました。
何故なら直ぐに展開が膠着状態になるからです。
その原因は芽衣の言動だった訳ですが、振り返ってみると彼女の鉄壁の防御こそが彼女自身の最大の魅力だったのかもしれません。

だって、何人たりとも侵入することのできない彼女の絶対領域を守っているのですから…
逆に考えると、彼女の鉄壁の防御は彼女が心を許した人しか掻い潜る事が出来ない類のモノなんです。
それって特別以外のナニモノでもありませんよね。
彼女の燃え上がるような情熱…それに触れられるのは本当に特別な人だけ…
柚子と芽衣の気持ちはどこに向かっていくのか…届ける事ができるのか…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、nano.RIPEさんの「アザレア」
エンディングテーマは、Mia REGINAさんの「Dear Teardrop」
nano.RIPEさんの曲は相変わらず痺れる曲ですね…
格好良過ぎて鳥肌モノでしたよ。
もちろん、カラオケでもチャレンジ済です。

1クール12話に物語でした。
感想して振り返ってみると、やはり私はあやちと津田さんの組み合わせが根本的に好きみたいです。
これからもお二人の共演を楽しみにしています。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 22
ネタバレ

一言 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ストーリー展開とキャラの描写がダメ

一言で言えば、キャラクターの考えてることが理解できないアニメ。


タイトル通り、ストーリー展開とキャラ描写のことは後程記載するとして。
きらら系の女の子が仲良くしてるゆるい百合が好き…くらいなライトな百合好きオタクには濃厚すぎるかもしれない。
百合というよりガチレズ、そんなアニメです。


しかしレズ依然に展開が無理やり過ぎてギャグアニメと化してたり、ただ単にエロ描写を描きたいだけのストーリー展開がめちゃくちゃなアニメだった。


※ここからはこの作品に対する愚痴のようなもので、オタク特有の早口な作品に対する批判()なのであまり推奨しません。
{netabare}
例えばゆず。
メイにキスしたいだの、告白したいだの、レズ漫画買うだの、女のメイが好きなことを自覚したうえでの行動だったくせに、いきなり最終話間近で「やっぱり姉妹のスキンシップとしてはやりすぎだと思うんだ…」とか今更すぎて…。

もっと早い段階でぶつかる問題では…?
もはやこのタイミングでこんなこと言うの意味がわからなさすぎる……。自分からいろいろとメイに積極的に関わろうとしてたくせにここでそれ言うか?

女同士はおかしいからやめようという葛藤を描くなら、もっと序盤ですべき。
{/netabare}

話の持って行き方が唐突で、キャラクターの考えてることが意味不明になっている…。

{netabare}
メイも、ビッチ生徒会長を描きたかったんだろうけど、初っ端からゆずにキスしまくったり、ことあるごとにちょっかいかけている理由がほしい…。
最後の最後までゆずをいつ好きになったのか理由がなかった…。
{/netabare}

描写がたりてないと思う。感情移入できないどころか何考えてどうしてそんな行動を取るのか理解できないからもやもやしてしまう。

{netabare}
あと双子姉妹も登場した意味なかったな…。
修学旅行回は特に謎。
双子姉はただふりまわされただけだった。
メイはなぜクリスマスに拒否られただけで、ゆずをあそこまで完全拒絶したのか、しかもすんなり双子姉と付き合うことを承諾したのか謎すぎる。

クリスマス回といえば、そもそもゆずがメイを受け入れなかったのも意味がわからなかった…。あそこまでメイを求めていたのになぜ今更拒否する?理由がほしい。(序盤なら拒否するのもわかるけど…)

ビッチ中学生もあんなに執着してたのにあっさり改心するからつまらなかったな。
双子の新キャラをいれて意味不明な展開をやるより、ビッチ中学生と人悶着やるのをていねいに描いたほうがよかったのでは。


クリスマスの夜以降、メイがなんであんなに塩対応で、もう話すこともないとか、関わるなとかいってたくせに、最後の最後でころっとゆずの返事をオーケーしたのか、理由付けがないし、まじで意味がわからない。

それに、ほんの一時的に付き合った双子姉と別れることになったとき、あなたを失いたくない…とか言ってたところは本当に意味がわからん。
出逢って間もなさすぎるのにいつそんな重い感情生まれたんだよ…てかゆずにすらそんなこと言わなかったのに……。
{/netabare}


感情移入どころかキャラクターの行動原理が謎だから話としておかしすぎる。
それが気になって仕方がなかった。


ただ、レズなら何でもいいと言う人や、ストーリーの粗探しも含めて楽しめる人ならいいと思う。一話を見て判断してみてはどうでしょう。

ツッコミどころあってニヤニヤするというよりは、鼻で笑う感じ。


ボロクソに書いたんですが、どんなことをやらかしてくれるのかという意味では楽しめたし、ここまで頭のぶっ飛んだレズアニメを見たことがなかったので新感覚な感じで楽しめました。

二期があれば見るとは思う。
やらないと思うけど。
{netabare}
個人的には、はるみんとゆずが絡んでそれをビッチ中学生が掻き回す感じのストーリーのが面白かったんじゃないかなぁと思う。
まあ要するに、ストーリーの展開+メイメイの考えてることが見えにくすぎてもやっとしたんですよね!
{/netabare}


opとED最高に好きです。
あと、竹達のギャル演技、とても良かった。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今観てる

2話までの感想
{netabare}マリみてっぽい作品なのかなーと思ってたら、島津由乃似のキャラが出て、それが隠れギャルで…って、そこまではいい。
けどそこから更に、その由乃似キャラが巨乳って設定で…。
くっそwwwww由乃が巨乳ってだけで爆笑してしまった。
その後ユズが由乃の真似をしてスマフォ胸に挟もうとしてストンと落とすのも笑えたけど、巨乳由乃のほうでずっと笑いっぱなしでした。
我ながら自分自身の笑いのツボがようワカラン。

内容の方だけど、良かれと思ってやったことが迷惑になるってネタは好きです(正確にはそれに纏わる葛藤ね)。
ってよりも祥子もといメイが妙に男っぽい気が。
「そのうるさい口をキス塞いでやる」って感じよね。
どこまで本気なんだか現時点では分からないけど…むしろそれでユズが本気になり始めてしまった、って話なんだろうか。

学園長とのゴタゴタの件で一番悪いのは放ったらかしにしてる親父な気がする。
2話で飛行機出てたのでそのうち登場するのかな?
ユズは自分の出来る範囲でよく頑張ってると思うが、いかんせんアウェーが過ぎる。{/netabare}

6話までの感想{netabare}
↑で懸念してた親父、やっと登場してくれました。
兎に角とっとと登場させて「立ち位置」をしっかりさせてくれないと…理事長とのゴタゴタの件とかの時が顕著だったけど、作家に便利なデウスエクススマキナに使われそうで気が気でなかった。
理事長が都合良く倒れてくれる時点でデウス~もヘッタクレも無いけどね。

そしてやっぱりキャラの思想の根底が妙に男っぽい。
親父は学園を継ぐつもりが無くて、そんな中祖父が倒れて「自分が継がなきゃ」となって業務をこなすとか…男女差別と言われそうだけど、どうにも男っぽい。
それよりも家を継げる優秀な男を婿に迎え入れようとする方のが「らしい」気がして、そう考えると序盤出てた元許嫁って性格はどうあれ経営だかは優秀だったんじゃないの?となり、簡単に婚約解消してしまったのはなんか勿体ないような?
学園存続をとるかアイツ許せねぇをとるか、葛藤するエピが欲しかった…っていうか必要だったんじゃないかな。

前々から思ってたんだけど、これって少女マンガのホモホモしたやつの性別をまるっと入れ替えたものなんじゃないか?っていう印象。
といって自分詳しくないんだけど、風と木の詩とかそんな系…ってかそれ読んだ時は「これ全員中身女性じゃん」と思ったもんですが。
…って、あれ?そうだとすると逆輸入ってよりも元に戻ったってことか?
あれれ、なんか混乱してきた。

で、話戻って親父の件ですが、それまで旅客機がちょくちょく映るシーンがあったのだけど、「実際よく戻ってきてたけど顔合わせ辛いので様子見て帰ってた」ってことの伏線だったと判明。
これは気付かんかったわー。
そしてもう一つ、母親一体何者?どこで知り合った?ってのも謎だったんだけど…6話後半に建設現場の現場監督みたいなことをしてまして。
え、そんな仕事?と一瞬ビビったけど、ああ、母親はかつて海外の学校建築に携わってたってことかな?そこで親父と出会った、みたいな。
合ってるかどうか知らんけどねー。
ちゃんとそういう設定っていうか伏線貼るのであれば、理事長が倒れる時も数話前から最近体調が良くないとか描けなかったのか?と不思議でならない。
見落としでもあるのかのう。


余談
副会長がなにかと蚊帳の外扱いで不憫。
声優は清水愛か?と思ったら久保ユリカでした、全然違うじゃーん!
魔法少女くるみで「バカっぽい演技上手いなー」とチェックしてたつもりだったんだが…こ、これはストパニの影響を引きずってたんだ、そうに違いない。
と思ってたらくるみ並にきゃろ~んとした声の新キャラ登場で「久保ユリカにやらせりゃいいじゃん」と思ったらそっちはヘボット…っていうかナナチの井澤詩織でした。
恥ずかしながら、少女終末旅行でユーリ(久保ユリカ)をナナチの人か?と勘違いしたことがありまして…やっべ、頭混乱してきた。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7

75.9 7 純情アニメランキング7位
からかい上手の高木さん③(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (323)
967人が棚に入れました
「からかい」が縮める、二人の距離――。 2022年、見守りたい初恋が、ここにある。 とある中学校、隣の席になった女の子・高木さんに、何かとからかわれる男の子・西片。 高木さんをからかい返そうと策を練るも、いつも高木さんに見透かされてしまう。 どうにかして、高木さんにひと泡吹かそうと奮闘する日々…。 移ろうものは季節だけではなく、西片の心にも…? 一方、優勢とみられた高木さんにも、ゆらぐ事態が―? スキを見るか、スキを見せるか― ニヤキュン指数100%の「からかいバトル」、 いよいよ最終ラウンドに…!?


声優・キャラクター
高木さん:高橋李依
西片:梶裕貴
ミナ:小原好美
ユカリ:M・A・O
サナエ:小倉唯
中井:内田雄馬
真野:小岩井ことり
高尾:岡本信彦
木村:落合福嗣
浜口:内山昂輝
北条:悠木碧
田辺先生:田所陽向

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ウィークポイント・ゲッター

自尊心 VS 自負心。

からかいは、気負い過ぎるプライドをチクリと突いて、ウイークポイントをストロングポイントに切り替えるハイテクニック。
そこにはちゃんとしたルールがあって、ちょっとだけ自尊心をくすぐり、ちょっとだけ自負心を軽くさせるのがセオリーです。

間違っても、容姿をあげつらったり、悪意を滲ませたりするのはミスリード。
そんな思惑は、高木さんレベルの手にかかれば、西片くんの横にも立てない破目になるでしょう。


~     ~     ~     ~


髙木さんにとっては "ハンカチ王子" にも見えた西片くんなのですから、なおのこと "上手を気を揉むからかい" だったはずです。

それを乙女心とひとくくりするなら、西片くんへの恋心をじっくりと観察して、男ぶりを磨き上げてほしいと思います。

二人がくりだすあの手この手の応酬は、キモチをグイっと乗せたり、ヒラリと躱(かわ)したりしながら、恋へと成就させていくさわやかなキャッチボール。

3クールにわたる高木さんの変化球は、西片くんをどれほど色めき立たせ、ストライクゾーンを広げたことでしょう。

それは、実のところ・・・髙木さんのリードのままは悔しいし、変に気遣われると、そこはプライドとしてどうなのか?と・・・。

とは言いつつ、いったいいつになったら、高木さんの構えたミットに燃えるストレートを投げ込むのかな?とヤキモキしながらの観戦はとても楽しかったです。

そんなわけで、西片くんのとんでもなワイルドピッチにも、サイン違いの逆ダマにも、神業対応するのが高木さんのキャッチング。

頭脳的な配球術も、軽やかなフットワークも、西片くんの球筋があんまり魅力的すぎて、どんなふうにでも応えますってキモチなんでしょうね。

 
~     ~     ~     ~


西片くんのリアクションが、予想外のファインプレーを見せる時に限って、髙木さんにはカウンターパンチならぬジャイアントキリング級のサプライズが訪れます。

それは、時を止めておきたいhappinessと、時を進めてみたくなるdesire(おねだり)とが、一瞬同居したかのような表情になる高木さんですからすぐに分かります。

西片くんは、どうしてそんな乙女心の萌(きざ)しにも、今ひとつ核心のコースを攻めきれないじれったいピッチング。
そもそも「100%片想い」が愛読書では、コーチングに全然役立ってないんじゃない?と勘ぐってしまいます。

だって、高木さんのプレイングは、漫画の主人公とは真逆をいくタイプなんです。
ゲームプランのしたたかさを見れば、片思い路線のままでは、イメージトレーニングには結びつきませんよね。

でも、右往左往するゲーム展開があるから、攻めどきの逆転満塁ホームラン(それともせめてポテンヒット?)の期待値をあげてしまう髙木さんなのでしょうね。

こんなにドキドキさせられるバッテリーには、球場いっぱいに陣取ったサポーター(視聴者)のリアリティをグイグイと刺激するはず。

ペナントレースの最終ゲーム、9回の裏ツーアウト満塁の場面で、ピッチングマウンドに立つ西片くん。
正面に構える高木さんのミットに、どんな球を投げ込むかと、ファンならなおさら目が離せませんね。


~     ~     ~     ~


からかいあって想いに触れ、からかわれて思いを重ねてきた西片くんと高木さん。
二人を見守るサブプレーヤーたちも、彼らを優しく見守るグラウンド装置も、とても素晴らしかったです。

1期のOP、大原ゆい子さんの「言わないけどね」には惹き込まれました。
EDもたくさんの楽曲が歌われて、工夫も凝らされていました。
高橋季依さんの涼やかな声に中てられた方も多かったのではないでしょうか。

からかい上手とは "好きこそものの上手なれ" の気持ちです。
何事も、好きであってこそ上手になる。
いまは遅々と感じても、ときに未熟だと凹んでも、本当に好きならばゲームの流れを捉える熱量は尽きないはず。

西片くんへのからかいを上手にと努めてきた高木さんのスタンスは、まずはそこがスタートなんですね。
目の前の勝ち負けよりも、口に語らい、手のひらを重ねるひとつ一つのサインの交換に、シンパシー(共感)とエンパシー(思いやり)に心をときめかせていたのでしょうね。

いつか、二人のからかいがからかいでなくなる "ここぞの勝負どころ" が巡ってきます。
ゲームセットの日は、晴れて紳士淑女なステディを始められる記念日にきっとしたい二人なはず。

からかいの先に見えてくるのは、二人だけの世界に通じていく "好き上手" 。
そのときのお作法は、からかいとは違う言葉で表現するのが相応しいでしょうね。

もしも4クールがあるのなら、新しいゲームプランがトッピングされていることでしょう。
ペア&パートナーになった二人もほんわかとしたイメージで微笑ましいのですが、トリオ&ファミリーになっていく彼らもにぎやかで楽しそうです。


~    ~    ~    ~


二人の初々しさがブーストする瞬間にきゅんageするのは、実は西片くんのリアクションにトキメクからなんです。
西片くんは、本当はからかい下手じゃなくて、ちゃんとしたからかわれ上手なんですね。

女心を漏れなく下からすくい取る西片くんの絶妙なハンドリング。
万一トンネルしちゃっても、最後までフォローに奔走する西片くん。
男性の方、この意味、分かっていらっしゃいますよね?


もちろん、忘れてはいけないことなのですが、実は、高木さんにもウィークポイントはちゃんとあります。
それは、そもそも最初に惚れたのは高木さんのほうだということ。
その弱みを西片くんに隠しながら、隠しきれないところです。


西片くんの愛読書「100%片想い」は、当然、高木さんも読み込んでいるわけで・・・。
漫画に憧れていた恋バナを、「100%両想い」へとステップアップしていく二人のやり取りは、観ていて本当に楽しかったです。

私はそれを見届けたいがために作品を追いかけてきたようなものです。
劇場版で一区切りとなった本作ですが、コミックには「その後の二人」が描かれています。

はたしてどんなシーソーゲームを魅せてくれるのか。
ご興味のある方は是非 getして、お読みになってくださいませ、ね。


PS

ウィークポイント・ゲッターの意味は、弱みも引け目も負い目も全部ひっくるめて自分のもの、お互いの絆にするという意味です。

西片くん、グッジョブ!
髙木さんも、グッジョブ!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ホップ ステップ そんでステップ

原作未読


3期めということでご新規さんは1期からどうぞ。
私個人としてはちょい飽きました。若干修正変化はあるものの、ホップ→ステップ…ときて次ジャンプかしら?と思いきやもう一回違う足でステップした感じ。
CMで毎度やってた公開ネタバレの影響あるかもわかりません。

 1 (元)高木さん…と二人の未来がわかっている
 2 今夏(2022年)劇場版公開…とピーク後ろ倒しがわかっている

結末(未来)提示されてるので“付き合う(ピーク)まではいかないんけど進展くらいはあるやも”との勝手な期待値をもって臨んだ3期。そういう作風だと言われりゃ反論はできませんが。
中継ぎでいくら良い仕事をしても年俸で先発・抑えに適わんのと一緒ですね。評価は1期(3.7点)2期(4.0点)ときて3期(3.7点)としてます。野球でいえば試合を壊してないし、アニメとして物語的に上積みもある。興行の実行計画としても正しい。導き出せるのは

 この世界観を気に入ってるか否か

中学生男女の微笑ましいやりとりでほっこりするなりニヤリとするを楽しむ日常劇を3期まで観ておいて「飽きた」というのも無粋この上ありませんがそういうことです。
以下は3期めの気づき箇所です

【季節感】
 ざっくり2期は夏で3期は冬。季節ならではの盛り上がりイベントがありました。ただしそれは予想の範囲内。違う足でステップしたと評した理由です。

【土地勘】
 特定の地名が出てきました。瀬戸内の持つイメージが良い方向に働いてます。海が見える教室で机並べて同じ月日を過ごしてる二人も良いのですが、隣町に遠征する校外イベントもちらほら出てきます。
きちんと一年生二年生と年次を重ねて行動範囲が広がっていることがわかります。


別作品で瀬戸内を物語の舞台に選んだ理由を“懐かしさを呼び起こす土地柄”とされてたアニメ監督さんのコメントを聞いたことがあります。西片や高木さんに在りし日の自分が見えるかもしれません。
その昔。夏と冬の間に置かれた春と秋って中途半端だけど知らないうちに心動いちゃう季節だよね~って曲がありました。夏冬の盛り上がりイベントを経て桜舞う季節に3期は幕を閉じました。

 {netabare}このころはなんとなく 心楽しくて
 知らないうちに 誰かを
 好きになったりします{/netabare}

となるかどうか、続きは劇場版で! 私は配信待ちかなぁ。



※ネタバレ所感

■今期のおうた

もはや風物詩となった毎話の名曲カバー。今回のラインナップはこちら↓

{netabare}① 夢で逢えたら/大瀧詠一(1976年)※いろんな人がカバー
②③Over Drive/JUDY AND MARY(1995年)
⓸⑤ひまわりの約束/秦基博(2014年)
⑥ 学園天国/フィンガー5(1974年)※いろんな人がカバー
⑦⑧じょいふる/いきものがかり(2009年)
⑨ サンタが町にやってくる/スタンダード曲
⑩⑪スノーマジックファンタジー/SEKAI NO OWARI(2014年)
⑫ 花/ORANGE RANGE(2004年){/netabare}

第1話のエンディング曲は予想とビンゴでした! だがそこまで。以降は外しまくりです。

{netabare}なお選曲について自分にはイマイチでした。大ヒットナンバーに隠れて、そのアーティストのファンが歓喜しそうな選曲だった1期。2期はヒット曲ばかりでイマイチだったんだけど思い入れのある曲がきて轟沈したのと1期EDを持ってくる変化球を評価。
実際に1期のレビューでジュディマリ『Over Drive』ではなく『自転車』持ってくるセンスがナイス!と激賞しといたから3期第2話ではしご外されましたよ。自分自身もセンス抜群とは言いませんが今回の選曲ぶりとは相性悪かったみたいです。救いはセカオワっすね。
なんと言いましょうか。ラブソングで「好きだ」「I love you」を連発したらつまらないじゃない。直接ではないけどどう見ても好きなことがわかる言葉回しがオサレなのよ。そもそもそういった作風じゃん。今回ので言えば文化祭回で⑥『学園天国』ってありきたり過ぎるチョイスってことなんです。今度3年生になる二人ですが卒業で『3月9日』持ってきたらきっと残念がると思います。{/netabare}


■今期のご両人

{netabare}“銀座No.1が転生したら…”が高木さんとは以前とあるレビュアーさんが言っていて頷いたものです。タイトルにもある高木さんその人をまずはご紹介といった趣きの第1期。2期は西片もしっかり出張ってきてラブ要素増えましたよ、っと。
ほぼ100%相手の考えてることわかっているとなにかと楽でしょうね。そこふまえて西片への好意を持っている高木さんですから選球眼は良いのでしょう。いい娘といい坊やだから我々も安心できます。
そんな高木さんでもほぼ100%相手の行動を制御できない(しようとしない)ので物語に嫌味はないですね。不可抗力要素が残ってますからたまにキュンとなれます。{/netabare}

{netabare}着目したいのは攻守ともレベルの高さが見える高木さんでしょうか。1期のサムネ(2022年4月現在)にも代表されるあの首の角度と上目遣いは攻撃力高めです。よくよく見ると西片にしか使ってないのでライバルへの魔除けにもなりますし、これ重要なんですが女子の敵を作りません。
3期では高木さんと西片以外のクラスメイトとの絡みも増えてました。気さくに対応しつつも嫌味なく一線を引けるポジショニングも秀逸ですね。つくづく思います。なんでこの娘中学生なんだろう、と。{/netabare}

{netabare}西片は一歩ずつ大人の階段登ってる感じ。男女の性差で精神年齢女子上めなのはしゃーないしそこ突っ込むのも無粋ではありますがこういった関係性の作品多いですよね。
中学生なら手探りながらでももう少し恋愛や性欲模索するでしょうに。どうも未成熟な♂を甘やかしてくれる理想の♀的な構図が世に溢れていて食傷気味です。マッチョ志向流行らんのかな。{/netabare}



視聴時期:2022年1月~2022年3月 リアタイ

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2022.04.16 初稿

投稿 : 2024/05/04
♥ : 36
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

応援したくなる初恋

途中から見ても楽しめますが、必ず1期から見てください。

個性的なキャラは何人か出てきますが恋愛関係は髙木さんと西片の二人だけの世界ですし、シリアスな展開とか修羅場とか浮気とか全然ないピュアな恋愛模様なので安心してみていられますね。

3期もとても良かったです。
相変わらず高木ちゃんの表情変化がとても生き生きしていて力入っているのがいいですね。
特に不意に嬉しいことがあったときの間のとりかたと、直後の表情がすごく良くて、喜びをかみしめている感じが出ているのが可愛くていいなあと思います。

西方も相変わらず反応が可愛くていい!
全然進歩しない子だけど、根が優しいのがすごくよくわかるエピソードも多くて、高木ちゃんが好きになるのもわかる。

3期見て思ったんですが、男子中学生ってこんなに恋愛に疎いもんなんですかね?
クラスの男子がみんなあまりにも恋愛に無関心すぎるような気がしたけど、私の感覚がおかしいんでしょうか?
西方はありえないくらい鈍いですが、クラスの男子の中では数少ない女子を意識している男子ですね。

あと、細かいことですが1期はほとんど西方以外と絡まなかった高木ちゃんが、2期3期と他の女の子と仲良くしているシーンが増えたのは良かったと思う。最初は友達いないのかなこの子?って思っていたので。

マンネリじゃないの?って意見はその通りだと思いますが、私は二人の恋愛模様をもっと見ていたいのでとても満足しています。

【1期~3期までの高木さんの変化と恋愛模様】
{netabare}
一期からやっていることがほとんど変わらないように思われるかもですが1期2期3期とこのアニメを楽しむポイントは少し変化していて、

1期は西片視点で話が進んでいて髙木さんの心理描写がないので、ラブコメなのはわかるけどどういう方向に進展するのかわからなかったんですね。
そうしたら一期後半でだんだん髙木さんの気持ちが描写されるようになってきて、最後は実はずっと西片を一途に思っている髙木さんの絵を見せて締めていました。
髙木ちゃんこんなに西片好きだったんだ、なにこれかわいい、これからどうなっていくんだろう?ってところで終わった1期。
2期はそんな髙木さんの気持ちがわかって見ているから、普通のラブコメのつもりで髙木さん積極的でかわいいって思いながら見てました。
でも髙木さんの核心が良くわからないところは一緒で、髙木さんはどういうつもりでこういう関係を続けているのかがわからなかった。

1期から髙木さんには好きな気持ちを隠す気がないのは一緒だけど、1期のときはまだ西方が恋愛を意識していないのは明白でした。
2期になるとはたから見たら完全に付き合ってるようにしか見えないくらい親密になっていて、なんで付き合わないの?って疑問もありましたが、髙木さんが友達以上恋人未満の関係が心地よくて、今の関係を続けたいからこれ以上の距離に踏み込まないのかなって思っていました。

でも3期でそれはちょっと違うんじゃないかって思った。

西片との思い出を積み重ねるたびに少しずつ髙木さんのアプローチにも変化がでてるんですよね。
3期見て髙木さんはただ西片の気をひこうとしているわけじゃなくて、西片が大人になって女として自分を見てくれるまで待っているんじゃないかって思った。

西片が髙木さんを友達以上に見ているのは髙木さんもわかっているでしょうし、高木さん主観でも好きって告白すればOKもらえそうな関係ですよね。
でも西片はまだ子供っぽいところも多くて、恋愛がなんなのか良くわかってない。
そんな西片に告白して強引に大人のステップに進むよりも、西片がそういうステージに上がるまで待っている感じがして

髙木さんは積極的にアプローチするタイプだから、普通の女子中学生なら「好き」って言いたくてうずうずしていると思うんですよ。
好きって言いたいけど勇気がでないか、勇気出して言っちゃうかの違いはあっても、積極的にアプローチしておいて伝えずにいるのは結構しんどいと思う。
でも髙木さんはすごく心に余裕があって、「好きって言いたいのにもどかしい」とか「西片気づいてよ」とか「見ているだけでドキドキしちゃう」とかそういう惚れた弱みが全く見えなくて
ずっと西片をてのひらの上で遊ばせてるような感じが、なかなかできることじゃないと思う。まるで熟練の夫婦のような余裕なんですよ。
しかも周囲の目気にせずアプローチすることで他の女子が寄ってこないようにしているところが上手い!

ただ、恋愛って早い者勝ちなところあって、両想いでも他の人から告白されたらあっさり付き合っちゃうことってよくあることで
髙木さんのこの恋愛スタンスはかなり危うくて、じっくり関係を進めているうちに好きな人を泥棒猫にとられて後悔することもありそう。

それでも西片の気持ちが自分に向くのをじっくり待っている感じがとてもいいなって思いました。
CMのキャッチフレーズで「応援したくなる初恋」ってありますが本当にその通りだなと思いながら二人を眺めていました。
{/netabare}

【3期で気になったこと】
{netabare}
不思議なのは、高木さんがお姫様で王子様役を決めた時に西方以外の男子が高木さんを意識している感じがなかったことかな。
何人か照れて赤くなる子がいてもおかしくないと思うけど

西方と高木ちゃんの娘が出てきましたね。外見が高木ちゃんで性格は西方似かな?
でも娘ちゃん西方以上にちょろそうで、西方が娘離れする日も早そうですね。

高木さんが宮沢賢治の春と修羅を読んでいましたが、何か意味があるんでしょうか?
結構この作品そういうの意味があることが多いけど、私は読んだことないのでわかりませんでした。
そのうち読む機会あったら確かめてみたいと思います。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 35

73.1 8 純情アニメランキング8位
死神坊ちゃんと黒メイド(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (260)
838人が棚に入れました
触りたい 触れない ―世界で一番、切ない両想い。幼い頃、「触れたもの全てを死なせてしまう」呪いを魔女にかけられた、貴族の「坊ちゃん」。呪いによって周囲から拒絶されるようになった彼は、森の奥の大きな館で孤独な日々を過ごす。そんな彼に仕えるのがメイドの「アリス」。しかしそのアリスの存在が坊ちゃんの一番の悩みの種。なぜならアリスは日常的に逆セクハラを仕掛けてくるから……!いつもギリギリの距離感で誘惑してくるアリスと、彼女のことが愛しいけれど手をつなぐことすら許されない坊ちゃん。二人の純愛は、果たして実を結ぶのか…!?
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

リアリティのない呪い

見た目はハイスコアガールなCGのラブコメアニメ

{netabare}
最後の方は面白かったが、全体的に見ると酷かったと思う。
まず、キャラ(メイド)がきつい。
自分がビッチ苦手というのもあるが、普通の人が見たらかなりきつく感じると思う。
それと、坊ちゃんはキャラも微妙だが、それ以上に花江夏樹が嫌い。
正確には花江夏樹は嫌いじゃないが、花江夏樹のあの声が嫌い。
炭次郎以来、ヴァニタスの日記、月が導く異世界道中の主人公、と
こういう声が増えてるが、正直かなり拒否反応がある。
ほんとこの声だけでノリがめっちゃ寒く感じる。
CGもメインキャラはいいんだが、ところどころ雑、というかCGでやる意味はあるのか?

で、一番微妙な要素はレビュータイトルにもある通り呪いの描写が雑なこと。
そもそも呪いの設定が不明瞭で雑(「これ触っても大丈夫なの?」ってものもさ割れたり)というのもあるが、そこは追及すべきではない気がするからまだいい。
だけど、普通、触ったものを殺す能力を持った人がいたら近づきますかね。
アニメ的にはやっぱり、キャラを出さないとダメだからだろうけど、さすがに普通の人との様な距離感で接するのはさすがに違和感。
自分なら最低3メートルは保つよ、そんな人がいたら。
主人公の母が一番正常、なぜか異常者のように描かれるが。

それに、3話でマントとグローブを付ければ大丈夫、と普通に街に出ていたが、あれはさすがに笑った。
それで対策できるなら家でも付けとけよ、どれだけ危機感ないんだよと。
てか、そもそも厄介者が街に出るな。
主人公がクズ過ぎる。服の袖をつかんだり、手をギリギリまで近づけてダンスしたり、ババ抜きをしたり、揚げ句の果てには同じタンスに入ったり、添い寝したり(寝返り打ったらどうなるんだよ)...。
ほんとに酷い主人公。

触れたら死ぬってまるで小学生が考えたかのような設定だけど、ほんとに小学生が考えた設定の域を出ていない印象。
毎回毎回来客がたくさん来てワチャワチャするせいで、呪いによる孤独感が全然表現できてない。
毎回「あなたは想像できるだろうか~」みたいなふざけたナレーションで始まるけど、こんな描写じゃ全く想像できませんよ。
こんな重大な呪いがあるのに、キャラがあたかも呪いが存在しないかのように振る舞うから全く感情移入できない。
触れられないことを嘆くシーンも全然ないしね。
まるで普通のラブコメに見える。

それと、ヴィオラがロブ好きって言ってるのは本気なのか?
ラブコメなのに本気で描いてるのかギャグとして描いてるのかすらわからない。
あれやるならもっとちゃんと描けよと思う。

弟との対立に関してはもっと最悪。
普通にシリアスとしてやるべきなのに、なぜか場面はあるシリアスとして、ある場面ではギャグとして描かれててほんとに意味不明。

ただ、良かった要素がないアニメでもない。
普通にあの魔女?の子たちのキャラは良かったし、ビッチメイド以外の会話は面白かった。
それと、8話(過去回)、11話の一部、最終話がかなり良かった。
特に、11話の本のシーンは好き。
あの鳥が本を燃やすのを戸惑うのも良かったし、そんな鳥に主人公が本を燃やしてもいいというのはかっこよかった。
最終回に関してはまだ今期終わってないから完走作品少ないが、今のところ一番。
母に対してアリスと結婚させてくれとへなへな主人公が強く主張するシーンは良かった。
一番良かったのは確実に8話の過去回。
まあ何が良かったかというのは上手く書けないから書かないが、今期でトップクラスの良回だった。
少し呪いについて考察、というか妄想をすると、呪いは坊ちゃんの人と接したくなかった過去から来ていて、魔女に悪気はなかったというオチはありそう。

あと、EDが好き。

↓一話毎感想
{netabare}
1話 4/10
ハイスコアガールみたいなキャラデザ。花江夏樹の声嫌いになりそう。
これ自分に触れるのは大丈夫なんか?
メイドが魔女なのかな。
ちょっと会話がきついなあ。
切ろうかな。ほんとにきつい。
まあそりゃ怖いわな。
これシリアス系なのか 
最後の白いバラのシーンは結構よかった。
これメイドは魔女に関係ある人で、メイドも魔法を解こうと頑張ってるみたいな感じかな?
母が魔女説もあるか。
 
2話 2/10
設定にあんまり面白みを感じないんだよな。
インパクトだけで付けた感。
結構ついてきてくれてる人いるじゃん。
うーんつまらないなぁこれ。
来訪者も多いなぁ。
え、このロリ、じじい好きなの?
ビッチメイドきつ。謎挿入歌。
いやこのダンス近すぎだろ...。
危機感ないの?

3話 1/10
木は枯れるのに木製のものを持ったりはできるのね。
本当にきつい。
いや結局普通に街に出るの?
てかこれで大丈夫なら鉄製のグローブでもつければいいのでは...
ほんとに街に普通に出るならいらなくないかあの設定。
ほんとにキッツいアニメ。
今期暇だから継続してるけど...。

4話 7/10
きつい会話。
何で家の前で倒れるレベルまで雪掘るんだよw
だいたいこんな一面の雪の中でピアス探すとか無謀すぎるだろw
この新キャラはいい。
設定も性格も好き。
え?このキャラ今後も出るよね?
今回は後半が良かった。

5話 2/10
最初のナレーションが寒い。
初手きつい会話。
気持ち悪い女しかいないなぁ。
ところどころ入る目のデフォルメもいらない。たんもしかこれが今期一会話がきついアニメ。
は?服の袖掴むとかマジで危機感なさすぎだろ。
ほんとに設定が活きてない。

6話 2/10
初手キッツい会話。
これ毎回書いてる気がする。
細心の注意払ってないだろ。
厚い服着とけよずっと。枯らせる意味ある?
え...この生き物っぽい目は触っても大丈夫なの?
あの生首も。
え、生首はダメだったのにあの植物は枯れるの?w
本当に設定ザッツ。
もういらないよこの設定、他の呪いに変えた方がいいよ。

7話 3/10
ほんとメイドきっつ。
ピアノの下りは面白かった。
ほんと同じタンスに入るとか危機感なさすぎ。
手近すぎだろ。
あのベッドの状況手当たらないの奇跡だろ。
夢の中だからって触ったら癖になって危ない。
この夢の話この2分ぐらいだけかよ。
雑。しかもあんな近くで寝て寝がえりでも打ったら即アウトじゃん。

8話 10/10
あのビッチメイドとへなへな主人公が出て来なければ面白い。
この過去の主人公ぐらい危機感持っとけよ、今の主人公。
過去話がかなり面白い。
BGMもいい。
魔女アリスの親とかがありそうな展開だな。
このアニメが今週一番面白く感じるとは...

9話 4/10
会話キッツいなぁ。
この弟は結局ギャグ要因か?
ギャグとシリアスはっきりしてくれ。
主人公が仲裁したとたん何でそう簡単にプレゼント諦めるw
手近すぎ。
人も毎回来るから呪いによる孤独感も出せてない。

10話 5/10
実際に人を殺してしまう描写がないせいで全然呪いの恐ろしさが表現できてない。
母と子メイドのCGが不気味すぎる。
立場をわきまえているとは。
ロブの過去話ももっと掘り下げてほしかったな。
今回きつい会話が少ないのがプラスか。

11話 7/10
兄と弟の対立も雑、ロブとヴィオラの恋愛も雑。
ギャグか本気かぐらいはっきりさせてほしい。
ほんと毎回人でにぎわってるし主人公の孤独感が表現できてないな。
本を燃やしていいというところは良かった。話動くのか?

12話 9/10
みんなもっと近づくの怖がれよ。
こういうのをやってほしかった。
全員この母みたいなキャラじゃないとおかしいでしょ。
そう、この食事みたいな雰囲気をもっと前から作るべきだった。
最後の方の話、特に今回は良かった。
からのトランプで台無し。そしてきつい会話。

{/netabare}

曲20段階評価(完全に好み)
OP「満月とシルエットの夜」3.0/10
ED「夜想曲」9.0/10
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

触りたい、触れない―― 世界で一番、切ない両想い。

この作品の原作は未読です。
事前情報で知っていたのは、この作品が今期花江夏樹さんの演じている3本の主演作品の一角に当たるということくらいでした。
キャラデザの好みは普通…
これは数話視聴して継続するか決めようと思っていましたが、第1話目で伏兵にバッサリ斬られてしまいました。

本作品における私に対する伏兵は、ヒロインであるアリスを演じる真野あゆみさんの存在でした。
真野あゆみさんとの出会いはこの作品ではありません。

2018年に放送された「ラストピリオド -終わりなき螺旋の物語-」のイワザル、2019年に放送された「デート・ア・ライブ」の七罪、「とある科学の一方通行」の菱形蛭魅、「異世界チート魔術師」のアナスタシアなどの作品で接点はありましたが、改めて真野あゆみさんの存在を心に刻むこととなった作品になりました。


幼い頃、「触れたもの全てを死なせてしまう」呪いを魔女にかけられた、貴族の「坊ちゃん」。
呪いによって周囲から拒絶されるようになった彼は、森の奥の大きな館で孤独な日々を過ごす。

そんな彼に仕えるのがメイドの「アリス」。
しかしそのアリスの存在が坊ちゃんの一番の悩みの種。

なぜならアリスは日常的に逆セクハラを仕掛けてくるから……!
いつもギリギリの距離感で誘惑してくるアリスと、
彼女のことが愛しいけれど手をつなぐことすら許されない坊ちゃん。

二人の純愛は、果たして実を結ぶのか…!?


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。


兎にも角にもアリス演じる真野あゆみさんの魅力に尽きる作品と言っても過言では無いと思ったのは私だけでしょうか^^;?
アリスの言動と真野さんの声質の相乗効果は、私にとって半端ありませんでした。
もちろん、いのりちゃんや神谷さんの演技も光っていたと思いますけれど…
あのアリスの少し俯いて、言いたい台詞を噛み締めている仕草に惹かれたせいなのかな…?
それとも「トゥーンレンダリングを駆使した3DCG」にノックアウトされたからなのかな…?

「トゥーンレンダリング」はこの作品のwikiをチラ見した際に目にした単語です。
ググってみると、敢えてリアリティを抑えてアニメであることを強調する手法のことらしいんですが、この作品に限らず、過去作でこの手法を用いている作品は山ほどありました。
だから決して特別な手法でも何でもないんです。

アリスは近くて、遠くて、愛おしい存在…
でも自らにかけられた呪いのせいで、坊ちゃんはアリスに決して触れることができないんです。
愛する人のぬくもりを感じ合いたい…
想いの通ずる相手となら、こんな感情が沸き上がるのもごく自然なことだと思います。
人類の営みの上で必要不可欠と言っても良いくらいです。

切なさに拍車をかけるのが、この想いが一方通行ではなく双方向であるということ…
呪いをかけられた本人なら、相手を傷つけたくない一心から触れるのを躊躇うことだってできるでしょう。

ですが、もし逆の立場だったら…?
きっといつ感情…というか欲求が爆発してもおかしくないと思うんです。
相手にとっての唯一無二であり続けたいと思うでしょうし、奇跡だって信じたくなると思うんですよね。
そう考えると、アリスはよく耐えていると思います。

もちろん、順風満帆になんて絶対に物事は運びません。
家柄、血筋、立場…
聡明なアリスのことですから、そんなことは百も承知のことだと思います。
決して些細なことではありませんが、それらをも凌駕するくらい胸のうちが熱く滾っているのでしょう。
相手を想う…って、きっとそういうことだと思うので。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、坊ちゃん(花江夏樹さん)&アリス(真野あゆみさん)「満月とシルエットの夜」
エンディングテーマは、アリス(真野あゆみさん)による「夜想曲」(ノクターン)
俄然エンディングがお気に入りでした。

1クール全12話の物語でした。
回収されていない伏線もあったので終わってしまったのは残念に思っていましたが、最終回完走直後に公式サイトを訪れたところ、既に「続編制作決定!」の文字が刻まれているではありませんか!
原作のストックや具体的なことは良く分かりませんが、希望の溢れた言葉に救われた気がしました。
続編…もちろんしっかり視聴させて頂きたいと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 20
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

そこに、愛はあるんか?

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
「触れた者を殺してしまう呪いをかけられた少年」と、「それを知った上で、グイグイと近づき、逆セクハラをしてくるメイドちゃん」の織り成す、ラブコメディ。

悪い作品だとは思わないのですが、どうにも違和感を感じる部分があったので、レビューではその点について書きたいと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴断念(3話まで)】
{netabare}
「好きな人に触れられない」という作品はいくつかありました。

フルーツバスケットなら、「異性に抱きつかれると憑かれた獣に変身してしまう」というリスク。多少触るくらいならOK。

Code:Realizeなら、「触れたものを腐敗・融解させる猛毒を全身に宿した」ので、触ると死ぬというリスク。ただ、特殊な繊維で作られた服の上からなら触れる。

それに対して本作は、「服の上からだろうが一瞬だろうが、触れたら一撃で即死(動物も植物も)」という、「超危険」な仕様。

まあ、「靴の下の植物が枯れてない」ので、「(靴底程度の)厚みがあればOK」なのかもしれませんが。

ていうなかで、坊っちゃんもマリアも、流石に危機感が無さすぎるだろ、というのが、視聴断念の主たる理由。

つまりは、「リアリティの欠如」。

ファンタジー要素が強い本作に、リアリティが必要かと問われれば微妙なのだが、やっぱり、どんな作品であろうと、「その世界の中における整合性」はとれていてほしいと思うのです。

坊っちゃんはアリスを、本当に好きなのか? アリスは坊っちゃんを本当に好きなのか?

坊っちゃんがアリスを本当に好きなら、自分からちゃんと遠ざけると思います。

アリスが坊っちゃんを本当に好きなら、「自分を殺した」という負い目を坊っちゃんに抱かせないためにも、坊っちゃんから物理的な距離をとるべきだと思うのです。

「鋼鉄に包まれていれば大丈夫」ならば、坊っちゃんはアリスやロブのために、日々甲冑でも着て過ごすべきだと思うんですよね。それをアリスやロブが望まなくても、坊っちゃんは最大限の警戒をしてあげるのが、「愛」でしょ。

いや、こんな揶揄するようなレビュタイにしましたが、坊っちゃんはアリスを愛し、アリスも坊っちゃんを愛していることは分かります。ようは、「表現の仕方」ですよね。

こういうライトな作風にしたいなら、設定ももう少しライト(触ったら生命力を削られて気絶するとか)にするべきだし、逆に、こういうヘビーな設定なら、もっとシリアスな作風にするべきだと思うんですよね。

そこが、ややちぐはぐに感じました。

もちろん、作品の良さもあって、3話で坊っちゃんがピアノ弾くシーンなんか素敵で、坊っちゃんがどう社会に受け入れられていくか、あるいは、社会を受け入れていくかというのは本作の見処の1つでしょう。

また、「誰が何のために魔法をかけたのか」というミステリー要素の結末は、一番気になるところ。

「もしかしたら、アリスが坊っちゃんを独占したいから、呪いをかけたのでは?(そしてアリスにだけは呪いが効かないからグイグイこられる)」というのも考えたけど、さすがにぶっ飛び過ぎか。どう考えても坊っちゃんに嫌われるし。

最終回はどうなるんでしょうね?

坊っちゃんの呪いが解けて、アリスに結婚指輪をはめて、めでたしめでたしのパターンもあると思いますが、なんとなく、

坊っちゃんが、自身の呪いを解くか、アリスの命を救うかの選択に迫られ、アリスの命を選択し、生涯アリスに逆セクハラをされ続けるようなラストなのかなって思います。

原作連載中らしいので、アニメで結論を知ることはできないでしょうが、いつか誰かから聞きたいですね。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆2
ラブコメ? 触れると即死はキツいな。生命力を奪うだけならまだしも。靴を履いている、足元の草花などは? アリスが、坊っちゃんを独占するために呪いをかけた?

2話目 ☆2


3話目 ☆3
祭りのピアノのクダリ、好き。

4話目 ☆


5話目 ☆


6話目 ☆


7話目 ☆


8話目 ☆


9話目 ☆


10話目 ☆


11話目 ☆


12話目 ☆

{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 21

73.2 9 純情アニメランキング9位
大正オトメ御伽話(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (239)
704人が棚に入れました
時は大正——。事故がもとで母と右手の自由、父の期待を失い田舎に養生という名目で家を追われた青年・珠彦。世の中の全てに嫌気がさし、引き籠もりの厭世家となり果てていた珠彦のもとに、夕月という少女がやってきた。彼女は父が珠彦の世話をさせるため買ってきた嫁で…。

声優・キャラクター
小林裕介、会沢紗弥

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

女性ってすげえな

桐丘さなさんがジャンプスクエアで連載していたらしい作品。
高校生の頃はスクエア大好きだったのに、もうずっと読んでいないから知らなかった。

事故で右腕が使い物にならなくなったせいで死んだことにされた珠彦はやさぐれていたわけだが、夕月が人身売買のような感じであてがわれることから始まる。

彼女の純粋な優しさによって珠彦の心の扉が開いていき、限界を感じながらもできることをやろうとする姿勢も出てくる。
さらに、彼女が来てから人間関係の構築も上手になっていく。

女性の芯の強さが描かれた作品でもあるのかなと思った。愛って素敵。
お互いに相手を思いやるラブストーリーで割と好きだった。
父親は気に食わないが。


OP
オトメの心得 GARNiDELiA
ED
真心に奏 土岐隼一
戀ノ歌 白鳥ことり(伊藤彩沙)
挿入歌
月夜ノコトリ 白鳥ことり(伊藤彩沙)
OPはらしさが溢れていた。
真心に奏の編曲はクラムボンのミトさんとは時々、アニソンで見かけるとなぜか嬉しい気持ちに。
ことりちゃんの楽曲は原作者が作詞とは気合い入ってますね。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
時は大正--。金持ちの家に生まれ、何不自由なく育ってきた志磨珠彦は、大事故に遭い、右手の自由と父の期待、そして母を失う。養生という名目で田舎に厄介払いされ、いつしか世の中すべてを嫌う厭世家(ペシミスト)になっていた。そんな彼のもとへ、夕月と呼ばれる少女がやってくる。珠彦の世話をするために父があてがった、妻だった。最初は夕月をうっとうしく思っていた珠彦だが、次第にその笑顔と優しさに心を開いていき--。果たして、二人は本当の夫婦になれるのか。大正ノスタルジック・ラブストーリー、開演!
出演 小林裕介, 会沢紗弥, 宮本侑芽


1. 夕月 来タル
大正十年。事故であらゆるものを失い、山奥に追いやられた志磨珠彦。世を嫌うペシミストとなった彼のもとへ、ある日、白無垢の少女がやってくる。彼女の名前は夕月。珠彦の妻となるべく、父親に買われてきた少女だった。冷たく突き放すも、夕月は甲斐甲斐しく接してきて……。朽ち果てかけていた珠彦の生活が、一変する。

2. 珠彦 死ス
年が明けてもなかなか慣れない夕月との共同生活。珠彦は、彼女を意識しては気恥ずかしさに包まれる毎日を過ごしていた。そんなある日、父親から便りが届く。兄と姉に縁談が持ち上がったというめでたい内容だった。だが、自分への通達に言葉を失う。動揺を隠せない珠彦はふさぎ込み、食事もろくに取らず体調を崩してしまう。

3. 黒百合ノ娘
珠彦の屋敷に妹の珠子が押しかけてきた。志磨家随一の才女でありながら人を食ってかかる珠子に、珠彦は頭を抱えるばかり。案の定、珠彦に突っかかったり、夕月をからかったりとやりたい放題。それでも夕月は屋敷が賑やかになったことを喜び、珠子と打ち解けようとする。一方、珠子には兄のもとへ身を寄せる、ある事情があった。

4. 幸セハ月明カリノ下ニ
珠子が夕月にすっかり懐いたことで、珠彦の屋敷はますます賑やかになった。そんな中、夕月が熱を出して倒れてしまう。青ざめる珠彦。だが、手際よく看病する珠子に対して、狼狽するばかりでなんの役にも立たない。それでも夕月のために行動しようとするが……。図らずも、夕月が隠すもう一つの“悩み”を知ってしまう。

5. 九月一日
医者を目指すといって、急に荷造りを始めた珠子。神戸で病院を営む叔父のもとへ行くというが、突然の報告に珠彦も夕月も困惑するばかり。夕月は、珠子を送り出す前に三人で川の字になって寝ようと提案する。珠彦もまた妹を勇気づけようとするのだが……。そして珠子が去ろうとする一方で、珠彦の家には不穏な影が迫っていた。

6. 悪イ娘
栞を取り戻すために、珠彦は村はずれにある綾の家を訪れる。だが、そこで見た光景に畏縮し、引き返してしまうのだった。翌日、再び綾の家を訪れた珠彦は入浴中の綾と鉢合わせになり、さらに彼女の弟たちに勉強を教える羽目になる。夕月には栞のことも、綾のことも隠していた。罪悪感に苛まれ、正直に話そうとするが……。

7. 珠彦先生
珠彦のもとへ綾太郎たちがまた勉強を教わりにやってくる。今度は村の子どもたちも一緒だった。珠彦の授業は評判となり、さらに生徒が増えていく。先生と呼ばれることに引け目を感じる珠彦だが、教え方を褒められるのは満更でもない様子。そんな中、綾もやってきて夕月と二人きりになろうとする。一方、珠彦はある決意を固めていた。

8. 珠彦 学校ヘ
復学を決意した珠彦。父親からの連絡はなかったが、神戸の叔父が援助を申し出てくれたことで、心置きなく編入試験の勉強に励むことができた。すべては夕月を守るため。閉じこもっていた時間が動き出そうとしていた。一方、夕月は大好きな歌手・白鳥ことりが近くにやってくると聞いて大はしゃぎ。珠彦もことりを見に行くことになり……。

9. 策トコトリ
憧れの白鳥ことりがやってきたことに驚きを隠せない夕月。彼女がここへきた理由は、夕月に「恋愛とは何か」を尋ねるためだった。恋する乙女の応援歌を作っていることりは、恋愛中の珠彦と夕月を参考にしたいといい、曲が完成するまで居候することに。一方で、そんなことりを避けるかのように、策は珠彦の屋敷から遠ざかってしまう。

10. 夕月 東京ヘ行ク
女学校時代の友人・美鳥が結婚することを知った夕月。めでたいことだが、夫の故郷である九州へ行ってしまうといい、二度と会えないかもしれなかった。最後にちゃんと会うべきだという珠彦の勧めで、夕月は一人、美鳥が住んでいる東京へ向かおうとする。二人は夕月が帰ってきてからの“約束”を交わし、名残惜しそうに別れるが……。

11. 夕月ヲ求メテ
いてもたってもいられない珠彦は、夕月を捜すために綾を連れて東京へ向かう。汽車は使えず、長い道のりを歩かなければならない。東京に近づくにつれて、地震の影響は色濃くなり、ようやく辿り着いた東京にかつての面影はなかった。珠彦は東京駅で珠子に再会するが、叔父の珠介にこの惨状で人捜しは難しいと告げられてしまう。

12. 春ノ嵐
地震の前、夕月は珠彦に伝えたい気持ちを伝えきれず、離ればなれになったことを後悔していた。そして火災が広がる中、逃げ惑いながら強く想う――なんとしても生き延びて、珠彦に会いたい、と。脳裏に去来するのは、珠彦と過ごした優しい日々。募る想いは今にも張り裂けそうで……。珠彦と夕月、二人の願いは叶うのか。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

おおむね祖父母らの青春時代

原作未読


明治末期生まれ男女の恋物語。
大正時代に抱く印象。我らアニヲタ勢なら『はいからさんが…』『サクラ大戦』最近だと『鬼滅の刃』あたりが教科書になりましょうや。“大正浪漫”に抱く漠然としたイメージは共有されてそうな気がします。本作は見事その範疇にありそうな雰囲気。

年表でしたら第一次世界大戦から始まって関東大震災で終了のイメージが強い。大戦バブルからの恐慌、米騒動やら大正デモクラシーやら15年と短いわりには濃ゆいです。
この15年。現在(2022年)から逆算すると15年前(2007年)はkalafinaが結成しサンドウィッチマンがM-1優勝した年ということですからついこの間のような体感。今年を昭和初年度扱いするのなら『アクエリオン』『エウレカセブン』『シャナ』『ハルヒ』『ひぐらし』なんて明治時代の遺物ということになるわけです。

本題に戻ります。
サンドウィッチマン同様にヒロイン立花夕月(CV会沢紗弥)は東北からの上京組。岩手は遠野出身。貧困にあえぐ東北地方やら身売りなどの時代背景を踏まえてます。そんな夕月と事故で負った障害が原因で父から遠ざけられ厭世的になってる志磨珠彦(CV小林裕介)のもとにきてさあどうなるやら、の全12話。
投げやりなボンボンの傍らですべて受け入れる菩薩のような夕月という構図となっており、こりゃ甘えたくなる願望をくすぐるなあとまずは夕月を堪能しながら、一方で厭世GUY珠彦の成長物語も楽しめる仕掛け。1クールながら構成も無理なく良いとこで区切ってるし、冒頭で嫌キャラだったのが無理なく浄化されてくし、全体を通して優しい時間が流れてると感じる作品です。

というわけで本作魅力のウエィトけっこうを占める夕月さんなんですけど自分にはそんな響かず。従順すぎるというか良い人過ぎるのが理由。一歩下がって…みたいな価値観が色濃かった時代ではありましょう。しっかりアニメをみてれば珠彦さんとお互い想いあってるのもわかります。

 {netabare}金銭不要のメイド喫茶を100年前にやってみた{/netabare}

シンプルに純粋な女の子が苦手なだけです。いや違うな…現実に存在しないファンタジー女子だから良いという発想にはなれないが近いかも。御伽噺と銘うってますしこのような恋愛話もまたひとつの御伽噺とする懐の深さが必要でした。



※ネタバレってほどでもないけど

■続きについて

{netabare}昭和編ってのもあるみたいですね。きっと戦争は避けて通れないんでしょう。明治最後期生まれだと支那事変~真珠湾期で30歳前後となるわけで、障害持ち珠彦の出征はないでしょうがのほほんとはしなさそう。それでも続き気になります。{/netabare}




※無駄話

■歴史上の出来事とみるか自分事と見るか

なにせ100年前の時代なんでもはや歴史上の一コマなんだけど…

{netabare}つい最近まで大正初期生まれの私の祖母と嫁さん方の祖母も似たような年齢でご存命だったりで身近であり繋がってる感覚があります。祖父母たちの青春時代ってイメージ。
小学生の時、“祖父母若かりし頃の郷土を調べてみよう”なる課題があって往時のことを直接聞く機会もありました。街並などのインフラだけでなく考え方や世相も聞いたりなんかして。要は見聞きした話とそれほど離れてない物語だったと言いたいわけです。{/netabare}

{netabare}ついでに当家は本家分家なんて語が日常会話の中にあり、父方の祖父母宅を訪問の折には正座で指揃えて頭深々と垂れてご挨拶してました。志摩家のノリをあながちわからんでもないという(笑){/netabare}


■貧困に苦しむ東北地方の農家

年代に繋がりを感じれば地域に繋がりを感じることも。夕月さんは岩手県遠野のご出身。

{netabare}彼女は親にではなく自ら家を出たわけですが、一般的に身売りといえば“FROM東北”は鉄板です。たしか『貧困に苦しむ東北地方の農家』みたいなキャプションで大根をかじる子供たちの写真(昭和初期)というものがありまして、教科書にも載ってたぶん覚えてらっしゃる方もいるかも。あの写真がまさに“遠野”で撮影されたものだった気がします。作者それ知ってたのかしら?
世界恐慌、不作による飢饉、朝鮮半島や台湾への持ち出し等で最もあおりを食らったのが東北でした。女子の身売り年齢はおそらく想像されているのより若いです。年端いかない6歳~8歳。『鬼滅の刃遊郭編』でも置屋にちびっ子いたと思いますがあんな感じ。姉や妹が売られていった東北出身の次男坊三男坊は“なんとか食える郷土(クニ)”にしようと波高い周辺国の安全確保へと軍隊を志願します。なにせ満州は一大穀倉地でしたから…大根かじらんでもよくなると思ってたんですね。
そして都会出の将校さんに身の上話をするわけです。例えば人形を手向けに泣きながら連れていかれた幼い妹の話なんかをです。そんなん積もり積もってこれじゃあかんと決起したのが二・二六事件といったところでしょうか。
昭和の大事件も元を辿れば困窮した田舎の惨状を憂えてという一連のストーリー。夕月さんの笑顔の裏に苛烈な東北の窮状があると思うと涙こぼれそう。

自身に置き換えれば、二・二六の少し手前に母方祖父は近衛兵やってたりそのちょい手前昭和初期には父方祖父は女中付きで東京の大学に通ってた頃。おおむね珠彦塾に通うガキンチョらと同じくらいの学年でしょう。
関東大震災では現在の復興大臣みたいなことやってった後藤新平しかり二・二六で斃れた内大臣斎藤実しかり同郷だったりする。そんな斎藤実の墓所の隣の区画(つまり一等地)は我が一族のお墓が立ってたりするわけで。{/netabare}


そんなこんな繋がりを意識できるとあながち夕月さんもファンタジーなのかどうなのか怪しくなってきます。うちのばあさんは両方とも凛としてました。かたや地主に嫁いだ農家の娘。かたや商家に嫁いだ武家の娘。
そういった意味では夕月さんの背筋の伸びっぷりは明治女のさまを見せてくれます。自分の事より孫の事を考えてる節があってめっちゃ優しいのに怒る時は確実に急所突かれるのよね。きっと夕月はそんなばあちゃんになりそう。うちのじいちゃんみたいに珠彦も口数少ないじいちゃんになりそう。
なんだかんだ楽しかったです。



視聴時期:2021年10月~12月 リアタイ

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2022.02.05 初稿

投稿 : 2024/05/04
♥ : 29
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

人間合格

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
大正時代を舞台にした、優しい雰囲気の恋愛モノ。

基本、ギャグ要素も少なく、一途な純愛でもあるので、途中、ひょっとしたら飽きを感じるかもしれません。その辺は制作も分かっていて、新キャラを出したり、事件を起こしたりして、なんとか展開を生み出していましたね。

凄く面白いってわけじゃないんですが、クオリティは終始安定していて、わりと見やすい作品だと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
あからさまな太宰オマージュなので、こんなレビュータイトルにしました(笑)

基本的には、平和で安心安全使用の恋愛モノ。が、設定自体はなかなかキツイもので、終盤はシリアスを挟もことから、これは多分、アニメ化に際して原作をだいぶマイルドにしたんだろうなと感じた(原作未読)。

それは、原作のタイトルが「大正処女御伽話」にも関わらず、アニメでは「オトメ」に表記を変えていることからも分かる。まあ、そういう改変は、「万人受け」という点では一定の成功をしていたと思う。

ただ、個人的には、志磨珠彦をもう少し魅力的にしてほしかった。デレるのが早いというか。本来、彼の歪んだ家庭環境であれば、もっと人格が曲がっていても良さそうなものを、わりと序盤から良い人だった。

夕月と付き合うなかで徐々に「人間らしく」なっていくべきところが、わりとアッサリいってしまった。いくら真人間に近づこうと、ふとした瞬間に「陰」が表れるような、そんな不安定な人物だった方が、作品に深みは出たと思う(関東大震災で、夕月が死んでたら自分も死ぬとガチで言ってた場面があったけど、ああいうのが彼のキャラクターだと思う)。

これは、志磨珠子にしても渥美綾(リョウ)にしても白鳥策(ハカル)にしても同じで、色々複雑な事情や心の傷があるわりに、わりとあったり、1話か2話で救われてしまうものだから、どうにも軽くなってしまう。まあそれを「明るさ」「平和さ」と捉えることも出来るから、好みは分かれるところだろうけど。

自分が好きだったのは、志磨珠彦と白鳥策の関係性。真面目過ぎる珠彦には、策のようなフザケタ友人が必要なのだろう。

「人間失格」だった珠彦は、策から明るさを、綾から強さを、夕月から愛を。自分にないものを周りの人から取り入れていくことで、「人間合格」となる道のりを歩んだのだろう。

今後はおそらく、実家との対立。そして、和解、もしくは、自立という流れになるのかな。2期があれば、気になるところではある。

ちなみに、夕月がすいとんを、「ひっつみ」と言っていたことから、彼女が我が郷里、岩手県出身だろうことはすぐに気づきました(笑) 

余談ですが、以前、あるテレビ番組で、「全国の県庁所在地の駅前で困っているおばあちゃんがいるとき、助ける人数の比率」を調査していて、岩手県が全国1位でした。だから岩手はね、夕月のような良い人多いんですよ♪ 是非、嫁や旦那を探しに来て下さい(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
大宰っぽい? 処女をオトメに変えたのは作風的には英断。ラブコメかな。ひっつみ? あれ、地元近い? 全国的にはすいとんだよな。好きになりたい、という設定はよい。

2話目 ☆3
着物を買う。エスカレーター、日本橋の三越だっけか?

3話目 ☆3
妹登場。12歳に完敗(笑) 漏らして、お姉さん能力発動。

4話目 ☆3
巨乳。そして、迷走。ゆず、良い娘すぎるな。なるほど、本当にダメな男を見せといて、成長か。

5話目 ☆4
リョウ、妾に本当になりそうで(笑) 金で買われる可能性があるわけだしな。奉公することに、新しい夢を与える。なんでこんな時にイチャついてんの?(笑) 弟から、大人の男へ。

6話目 ☆3
高等学校編入。白鳥との友情か。唯一、小鳥ちゃんの話をしない存在な。愛妻弁当の勝利(笑) 関西人のノリは、友彦にとって必要かもな。

7話目 ☆3
ことりちゃん、メッチャ良い子やん(笑) 勉強より、小鳥ちゃん(笑) 下ネタは時代を超える(笑) スポーツならともかく、音楽でドクターストップはな。

8話目 ☆


9話目 ☆


10話目 ☆


11話目 ☆4
関東大震災か。当時の建築物、インフレ、対応できる組織の力。今とは比べ物にならないんだろうな。日常の大切さを思い知る。

12話目 ☆3
夕月サイドの気持ち。めっちゃキス(笑) 
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 26

66.0 10 純情アニメランキング10位
神之塔 -Tower of God-(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (212)
607人が棚に入れました
塔を登れば、全てが手に入る。塔の頂上にはこの世のすべてがあり、この世界を手に入れる……神になれる。これは、ただ星空を見たくて塔を登る少女・ラヘルと、そんな彼女がいれば何もいらない少年・夜の、始まりと終わりの物語。

声優・キャラクター
市川太一、早見沙織、岡本信彦、三宅健太、本多真梨子、興津和幸、関根明良、江口拓也、深町寿成、末柄里恵、津田健次郎、吉野裕行、小野大輔、伊藤静、大塚芳忠
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

観終わった

2話までの感想{netabare}
ん?中華かな?と思ったら韓国だった模様。
なるほど…やっぱどっちも似た様な感じになるのかな?
内容としてはハンターハンター…ってよりも“霊剣山”の1作目を思い出した。
塔の頂に登る=仙人を目指す、と解釈するとすげーシックリ来る、韓国にも羽化登仙って思想はあるのかね?
作中の文言通り「神を目指して塔に登る」と解釈するとどうしても「神になるためにその試練って必要?」と引っかかりを覚えてしまうが、これが「仙人」だったらあら不思議、どんなに不合理でも納得(諦めがつく)できちゃう、私は。
2話の選別なんていい例かな、神の水で作られた壁を抜けれるかどうかの件だけど、「参加者間でどうこうするのではなく試験官の手による選別なら最初の400人を選ぶ前に実施すればいいじゃん(※)」と突っ込まずにはいられない。
要は無駄に死者を出してただけで、これで主催者が人口調整で殺し合いさせてるとかウラがあるならまだしも、無いのなら「仙人選抜なら仕方ない」と思って納得する(諦める)しかない。

まぁなんて言うんだ、キャラの目的が不明瞭で「なんでそれやってんの?それ必要ある?」と思っても「仙人を目指すためだよ」と言われたら納得できちゃう強力なカードとでも言いましょうか…。
ただ、カードの強さにかまけて細部がおざなりなのは…ま、まぁそこは外国の感性ってことでしょう。
で、主人公はそんなことより行方不明になった恩人?の消息を追うのが目的ってことらしくて…あ、顔が良ければ優遇してもらえるってのは韓国らしいのかなw

それとタイトルが「神之塔」「-Tower of God-」となってるのは「神之塔」の部分がハングルまたは各国の言語に置き換わっても「-Tower of God-」はそのままで、知らん言語バージョンを目にしても何の作品かすぐ分かるようにしてるんだと思う。



一応、3人でチームを組んで一人でも壁を通れなかったら失格だったので、誰と組めるかの運を試したのかも知れない。
とはいえ、だったらもうちょっと見せ方あったんじゃない?とは思う、通れないチームメイトを叱責するヤツとかさ。{/netabare}

3話感想{netabare}
5分の間に扉を開くのがどうとか。
まだその“法則”が明確になってない状態、つまりは早い段階で試験に挑んだチームほど不利という馬鹿馬鹿しい内容。
でありながら、次の試験でその件は全く関係無く我先にと飛び込んでいって…せめてそれぞれ関連付けくらいさせようよ。
でもって試験官はやっぱり人を殺したくて仕方が無いっぽい。
宇宙船が舞台で人口調整でもしてんのかね?


絵に関しては実際の現場は知らないし3話までの限りではちゃんとした人が描いてると思うのだけど──
主線が汚いのはdpiの低いクッソヘボい機材──スキャナーだか編集ソフトだか──がクッソ汚い紙を取り込んで汚れ飛ばしでコントラストを上げ過ぎるとああなる気がする。
ああなるっていうか、そういう状況を想定して予めそれに合わせたというか。
色数が少ないのはナルトにしろブラッククローバーにしろアクションの激しい回はあんな感じで、激しいアクションじゃないのにこれってどうなん?って気がしないでもないけど、やっぱクッソヘボい現場を想定してワザとレベルを落としてる感じがする。

作り手の技術レベルが低いんじゃなくて現場の機材レベルが低いって感じ、あくまで3話まで見た限りね。{/netabare}

総評{netabare}
最初の頃抱いた予想「どうせそのうち作画が崩れるんでしょ?」、これが見事に外れて最後まで作画がシッカリしてました。
「作画が崩れても目立たない作画」を意識してのデザインだったと思うのだけど、アクションも最後までしっかりしててどういうこっちゃ?
“はてなイリュージョン”と何が違ったんだろう。
1話見て作画が気にならないのなら最後まで見ても問題ないと思います、一貫して安定したレベル。

とはいえ作画ではなく内容の方といえば…。
まず「塔に登る」ってのは「仙人になる」ことと似たようなモンか?と思えるかどうかで見続けられるかどうかが別れそう。
これは韓国作品らしいけど、中華アニメだと多いんだ、「とにかく仙人になるんだ」が目標で「それになって何するの?」は特に無いやつ。
仏門だったら悟りを開いたら無余涅槃にでもなって六道救済するとかあるけど、仙道って肉体に固執したり利己的だったりと目的がバラバラで、従って漠然。
利己的であっても構わないのでそれに至るための手段が「いやそれ人道に背くだろ」ということをやっても構わない、果たしてその手段が目的のために適してるのかどうか私には判断できない(作者の気分次第)。
物語の目的を設定するには便利ではあるけど、ついていけるかどうかは人を選ぶんじゃないかな。

ってことで私は「塔に登る」ことについてはそこまで違和感は覚えなかったのだけど、問題はその後。
それぞれのキャラが何ができて何ができないのか分からず、更にこの作品でしか通用しないよく分からないルールの競技をして、よく分からない駆け引きをする。
そうねぇ、野球で例えると──ストレート160キロが速いのかどうか分からない、打率4割が凄いかどうか分からない、アウト幾つ取ればいいか分からなければイニング数が幾つあるかも分からない。
そんな状態だと多分野球見てもつまらないんじゃないかな?せいぜい派手なホームランがなんとなく凄いって分かる程度で。
なによりなにが反則になるのかすら分からないので、ルールの隙を突いて裏をかくようなことをしても「あ、それやっていいんだ、ふーん」としか思わない。
「カバンの中に3人仕込んでおいたのさ」と言われてもふーんとしか思わない。
まず一体どんなルールなんだ?と興味を引くほどでもないってのが致命的かな、釣り師槍使い燈台守捜索者波使いと言われても「え、それ覚えなきゃいけないの?ヤダよ」って気持ちが先に出た。
ポイントで合格が確定って、知らんがな。
アナクの際どいシーンだけが目当て(スパッツ履いてるけど)で「もう試合結果だけ分かればいいよ」という感情しか沸かない。

それぞれの思惑というのも正直どうでもいい。
これまた中華で多い「○○家」「○○門」、こっちでも十家門なるものが飛び出してうわあぁって感じ、10個全部出す気か?
(中華アニメ“悪偶”では裁縫師協会の12の流派全てから許可を得るんだ、を掲げて最終回終わらせたっけなぁ)
お家関係はザハードの姫絡みだけもお腹一杯なのに…。
韓国でもお家柄は絶対だったりするんかね?私は詳しくないんで中華作品の延長として捉えてるんだけど。

それと強キャラの表現。
“ブラッククローバー”のライアなんかがそうだったけど、作中ひたすらあくびをするアレ。
あるいは「あらあらうふふ」を口癖とするニコ目のお姉さんキャラ、本気で怒らせたらヤベーぞと匂わすアレ。
日本の作品でもよくあるっちゃあるけど個人的にはあんま好きじゃない、余裕と余裕ぶるは違うんじゃねーの?と。
で、そんなのを極限まで煮詰めたようなラウレというキャラ、なんなんだかなぁ。
先のブラクロではライアはスタッフには都合が良かった、あくびさせてりゃ尺稼ぎできるから、けど視聴者からはウザいだけで…スゲー実力を隠して無気力を演じるってそんなにカッコ良いかね?

でもってその対極(熱血系強キャラ)といえるランカーのクォント、ウザいワニですら極端だと思ったらそれ以上に極端なのが出てうわぁ。
しかも謎なのが9話、ホーがラヘルを人質に取り夜に脅迫するシーン、クォントは神の水の使い方を見せてその場を去るのだけど、夜がそれをやったら驚いて戻ってくる。
…?
なにがしたかったん?予想外のことが起きたので引き返してきたんであって、じゃあ当初はどんな予想をしてその場を去ったん?
結局ラヘルは刺されホーは自殺するんだけど、これってその場を離れたクォントの責任じゃねーの?と思うのだけどその後そういった咎を背負う素振りも無い。
結局ルールがワカランので「そうですか」と納得するしかないのだけど、釈然とはしない。

と苦言を言えばキリが無いのだけど最終回は結構好きだったり。
人によっては真逆の評価らしく、それも分かるw
私は主人公の夜を好意的には見ておらず、そのせいで最後裏切られて「ザマァw」と思ってしまいまして…。
ラヘルに散々ついてくるなと言われたのにそれでもついてきたのだから、あんな目に遭うのも覚悟の上でしょ?と。
また、最近見たアニメであったような…くそう思い出せん、「光が強ければ影も濃くなる」ってヤツ、そんな感じだったんだろうと解釈。
夜が輝かしい(夜って名前だけど)からこそラヘルは闇墜ちしたんだろう、と…これに関しては他の作品の影響(補完)に過ぎないと言われたらその通りだけど。


総合すると、作者の考えたその作品だけにしか通用しないワケ分からんルールの競技なんかサッサと終わらせて塔の謎に迫ってくれれば良かったのに、って感じ。
塔だの神だの管理人だの試験官だの選別者だの救世主だのサハードの姫だの神の水だの十三月シリーズだの十下門のクンだの釣り師だの槍使いだの燈台守だの捜索者だの波使いだの…どれか絞れよと。
ここら辺のよくわからんワード連発はいかにも中華(中華じゃないけど)らしいっちゃあらしいんだけど、謎に謎を重ねる・謎を別の謎で解説するようなのはキツい。
というか本当に中華だったら春秋時代からの歴史や陰陽、仙道なんかの実在する資料に基づく(どこまで正確かは知らないが)設定の羅列が多いけど、これはどうなんだろう?
頭悪いヤツが複雑な話を考えられず、造語連発して誤魔化してるような…。
もし続きをやるならもうちょっと整理してくれないと参る。
ってかワニうざい、ラウレはデゾリアンと一緒に始末しよう、ってかそれだったら“一人之下”のホウホウの正体の方が気になるのでそっちやってくれ。
まぁ塔の謎も仙人(管理人)の戯れで片付けられそうだけど。
作画は崩れないのでアナクのスパチラを追うだけでいいんじゃねーの?{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「旅立ちの物語」から「反逆の物語」へ

2020年春アニメ。全13話。
原作は、10年以上連載を続けている韓国のWEB漫画。日本の制作会社がアニメ化しています。先日無料公開されていたので第2部ラスト(180話ほど)まで読了。
設定・世界観は不明な点が多いものの、人間ドラマの一貫性や全体的なクオリティが良かったです。

{netabare}
作画が非常に好みでした。
シンプルなキャラクターデザインと彩色はとても見やすく、動画の印象も私の肌に合っていました。
キャラクターの演技とバトルの両方に拘っていたと思います。
背景見ていると、壁の模様とかテクスチャ張り込んだりはあまりしていませんでしたね。なるほど、シンプルで見やすくなっています。

キャラクターも変に媚びていないのが良かった。
特に女性キャラクターの品の良さ、言葉遣いはキツイけど芯があってそれも味になっています。チーム内の人数が多くて名前が覚えられない(笑)のですが、キャラクター自体は立っていたので混同したりはしなかったです。
声優さん達も、皆さん演技がとても良かったですし、新人・中堅・ベテランとバランス良く配役されており、ちょっとしたアドリブも聞けたりして好きでした。
音楽もとても良かった。OP、EDも好きですが特にBGMが素晴らしく、音楽の掛け方も雰囲気を壊さなくてとても良かったです。{/netabare}

【総評】
{netabare}作品テーマとキャラクター描写の一貫性が良いですね。
主人公・夜のラヘルへの思慕故の旅立ちというイントロダクションに始まり、塔への反逆の物語のイントロダクションに終わる構成がお見事。
淡々と並べられた言葉と描写が最終話までに繋がっていくのが楽しかったです。
物語がシンプルに進行するので人間ドラマがスムーズに展開しており、じわじわ良い所が見えてくる作品。

アニメは原作の第1部ラストまで。
原作を第2部まで読んだのですが、アニメは人間関係の構築を補足して上手に描いています。
夜とラヘルの内面もだいぶ印象が違うし(特にラヘルは是非原作を読んで違いを知ってほしい)、どちらも好きだけどアニメの解釈やシーンのカット・追加には一貫性がありました。

クンが第1話で発言した「お前も塔のルールに縛られる側なんだな」というのが全てに通底するのですね。

最初の試験で顕著ですが、殺し合いしていた相手とすぐにチームを組むことは心理的に難しい。それでもそれが出来るのは精神・能力が強靭な実力者や、塔のルールを絶対視していない者。

実力も無くルールに縛られる者は、塔にとって扱いやすい取るに足らない存在。塔に上る中でルールに縛られ、人間らしさを失っていく者がほとんどなのでしょう。

塔に登るために人間性が失われていくラヘル。
ラヘルは塔にとって取るに足らない者であって、あくまでも夜を釣るための餌に過ぎない。
夜を裏切って、本気で笑うことも泣くことも出来なくなります。

一方で、塔に登ることが新しい世界を知ることであり、人間らしさを獲得していく夜。
塔にとって無視できない存在であり、塔に上り始めてから笑うことが多くなり、裏切られて初めて激情の断片を露わにします。

ルールに従順なラヘルへの激情は、すなわち塔そのものへの反逆です。
ラヘルの内面を第13話で描いたことで、二人の対称性が浮かび上がる構成は秀逸でした。

第1話、蝶ウナギの試練のシーンでは、横からのカメラワークが何度かあり、奥行きのない不思議なシーンでなんだろうな?と思ったんですけど。それが実はラヘルの視点であることに、再視聴で気が付きました。
ラヘルに早見沙織さんを起用したこと、13話でとても納得しました。
{/netabare}
独特な雰囲気があり面白いので、興味があれば見てみても良いと思います。


【設定に関する個人的な予想というか妄言というか】
支離滅裂なので暇つぶし程度にどうぞ。
{netabare}
「塔」と言うけれど、公式サイトで見ると建造物というより広大な一つの世界の呼称(空間概念)であるとされています。「塔を上る」とは自身を鍛え上げていくこととも解釈できそうかな?
塔を上るとどんな願いも叶うと言われているのは、もしかしたら後から付加されたものなのかも。
「ザハード王」は塔に文明がない時代に現時点でわかっている最上階まで踏破し、現在の塔の社会を築き、試験方式等を決定した者とあります。
そして塔の試験は塔に仇なす者をあぶりだすためにある、とユハンは言っている。
だから、本来ルールに抵触する行為をしてもバレない限り気づいていても指摘しないし、塔に致命的な行為だと思えばさっさと処理してしまうのかも。
塔の世界は明らかにデストピアですよね。
個人的には2期が見たいなあ…{/netabare}
(2022.1.30)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

いのちを懸けて登れ。

久々にハオライナーズ枠の作品到来かと思いきや、韓国発の作品だったみたいですね。
国は違えど、作風は似ていると思いますけれど…。


「神之塔」とは、2019年から韓国のNAVER WEBTOONにて連載を開始し、
2018年からLINEマンガを通じて日本でも連載している冒険ファンタジー作品。
現在までに28ヶ国語に翻訳され、全世界累計閲覧数が45億回を突破。

少年「夜」は大切な女の子「ラヘル」を探すために伝説の塔に入り込み、
新たな仲間とライバルと出会い、階層ごとにある過酷な「試験」をクリアしながら、
塔の頂点を目指して行く。
少年の成長ストーリーと、その裏に隠された塔と少年の秘密は読者を魅了し続けています。

2020年春、NAVER WEBTOON初のTVアニメシリーズ「神之塔 -Tower of GOD-」として、
ついにアニメ化決定!
日本、韓国、アメリカで同時展開予定。


塔を登れば、全てが手に入る。

塔の頂上にはこの世のすべてがあり、

この世界を手に入れる……神になれる。

これは、ただ星空を見たくて塔を登る少女・ラヘルと、
そんな彼女がいれば何もいらない少年・夜の、

始まりと終わりの物語。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

そういえば、中国の作品と似ている点といえば全世界累計閲覧数を前面に押し出している点でしょうか。
28ヶ国語に翻訳されて配信されているので、数が伸びるのはある意味当たり前だと思うんです。
勿論、アニメ化される決め打ちの一つとなったでしょうから意味が無いとは思いませんが、だからといってアニメが面白いとは限らないのがこの世界の常套なんですよね。

日本の作品でも原作の魅力や良さを表現しきれなかったアニメはゼロじゃないので…
だから最初は視聴するか悩みましたが、第1話目ではやみんが出演しているのを知り、視聴継続を決めました。
後から関根明良さんも出演されていると知ったのはうれしい誤算でしたけれど。

普段私の使っているアニメサイトに、この作品自体が掲載されていなかったので完全にノーマークな作品でした。
なのでググってみたらアニメーション制作はテレコム・アニメーションフィルムという日本のアニメ制作会社だったみたいです。
興味を持ったのは音楽担当に、ケビン・ペンキンさんというオーストラリアの作曲家が起用されていた点です。
こういう組み合わせも中々珍しいのではないでしょうか。

完走しました。
アニメーションとしてみたら及第点だったと思います。戦闘シーンもそれなりに動いていましたし…
難があるとするなら、展開とキャラでしょうか。
まず展開については、塔の中という極めて限定された場所で起きている試験であるにも関わらずスケール感が合わないので、まずそこが気になりました。

途中、砂漠の様な場所が出てきましたが、地平線が見えそうなほど広い空間が広がっていましたけれど、それって、本当に塔と言えるのでしょうか^^;?
何より一番気になったのは塔を登っている感覚が得られなかったといことです。
例えばSAOのアインクラッドだったら階層ごとに景色や発生するイベントなどが異なっていて、重層構造感は感じられましたけれど、本作品ではあまりそういう感覚は無かったかな。

あとはキャラ…でしょうか。
気になったのはデザインより、寧ろ魅力の方かもしれません。
ザ・ハードの姫の人間臭さと、徹底的な対抗心は嫌いじゃありませんでした。
終盤の掛け合いも悪くありませんでしたし…
ですが、どうにも魅力の感じられないキャラが居たのも事実です。

一番魅力が感じられなかったのは、個人的に主人公だったかな…
塔を登りたいという気持ちは分かりますが、行動が伴っているとは思えなかったんですよね。
すごくフワッとしていて地に足が付いていない感じが気持ちをより助長させたのかもしれません。

原作既読組はもっとたくさんの情報を持っているので印象は違うと思います。
ラヘルの終盤の行動だってアニメ組からすると完全に意味不明でしたから…
この印象の差がきっとアニメ化の難しさなんでしょうね。

オープニングテーマは、「TOP」
エンディングテーマは、「SLUMP」
どちらもStray kidsという韓国のボーイズグループが歌っています。
日本、韓国、アメリカでは、それぞれの放送地域に対応した言語版の楽曲が使われるそうです。

1クール全13話の物語でした。
「俺たちの旅はこれからだー」的な感じで終わりましたが、ここで終わっても仕方無いのかもしれません。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15

88.2 11 純情アニメランキング11位
中二病でも恋がしたい!(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (6208)
29021人が棚に入れました
高校1年生の富樫勇太は中学生時代、邪気眼系中二病を患っていた。
しかし、そんな黒歴史を中学とともに卒業し、高校ライフを満喫していた。勇太は周りには中二病だったことを隠していたがひょんなことからある日、クラスメイトで現役中二病患者の小鳥遊六花と半ば強制的に契約を結ぶことになってしまった。

声優・キャラクター
内田真礼、赤﨑千夏、浅倉杏美、上坂すみれ、天野由梨、福原香織、設楽麻美、保志総一朗、井上喜久子、仙台エリ
ネタバレ

助手さ~ん さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

人は思い込みの中を生きているのかもしれない。中二病は身近な物だと感じた。

タイトルどうり、中二病ラブコメです。
京アニの作画や面白おかしなキャラが魅了ですw

前半は中二病全開のギャグがメイン、後半は恋&シリアス展開となってます。
最初は中二病全開のギャグアニメで恋をどこに入れるのか気になってましたが終わってみると最初にこの作品を見たイメージとは全く違うものでした。
まさかここまで中二病で重い設定になるとはおもいませんでした。
シリアス展開で少し好み分かれそうだけどいい話もあったし僕は好きでした^^
ちょっと切なくなりますね(^^;
意外とラブコメとしても優秀かもしれません。
ギャグは面白いですね~
特に真剣に中二病なのが面白いですw
過去の実績が面白い人も・・・w(モリサマー)
京アニのバトルシーンやBGMもいいですよ^^
挿入歌も凄くいい!

【曲の紹介】
・「Sparkling Daydream」 歌 - ZAQ
この作品のopです。
中二病でも恋がしたい!の『恋』を扱った曲。
映像の立花の指回しに中毒性有りw
テンションの上がる曲です。

・「INSIDE IDENTITY」 歌 - Black Raison d'être(小鳥遊六花、丹生谷森夏、五月七日くみん、凸守早苗)
この作品のedです。
中二病でも恋がしたい!の『中二病』を扱った曲。
立花をはじめとするキャラが歌っている曲です。
カッコイイ曲かと思います!
くみん先輩意外と歌上手いですw
モリサマーの声はカッコイイです!

・「始まりの種」 歌 - ZAQ 
第8話の挿入歌として使われた曲です。
電車の中で立花とゆうたが会話してたときに流れた曲。
浄化されるようないい曲です。
始まりを予感させる曲ですね~
{netabare}すべての始まりは2年前か。。{/netabare}

・「きみのとなりは」 歌 - ZAQ
第10話の挿入歌として使われた曲です。
{netabare} 立花とゆうたが告白するときに流れた曲です。
曲と映像のシンクロ率が高すぎw
『背中あわせじゃなくて』の歌詞のところと映像は軽く鳥肌です。
この曲があったからより演出がリアルに見えました。
早くフルが聞きたいです^^
いい曲なので是非聞いて欲しい。{/netabare}



【中二病について感じた事】
{netabare} 中二病って人が何げに思った事を想像し思い込みその思いが強い人なんだと感じた。
誰しも昔は○○ライダーになりたいだとかプ○キ○アになりたいだとか思うかもしれない。
でもそれは年を追う事に薄れていきやがて消える。
理由は多分なる必要もないし周りもやってないしなどなどだと思います。
でも立花みたいに自分の世界を変えたい、こうありたいと思う気持ちが強い人はその思いを行動にし貫き通すから中二病と呼ばれるのだろう。
何故人々は中二病を笑うのか、それは誰もが行動には示さないけどこうありたいと思った事があるからではないか?
中二病はやってる本人も恥ずかしいと思わないかもしれないけど見てる人も恥ずかしくなりますよねw
笑うということは少なくとも理解しなければ笑えないのでこの作品を見て笑ったあなたは既に中二病は身近な存在ではないだろうか?w
人は思い込みの中を生きているとしたら中二病は身近な存在だと思いました。
まあちょっと行き過ぎちゃったのが中二病ですねw
でも自分に素直で一番楽な生き方かもしれないですね(^^;
オススメはしませんがw
ちょっと色々考えてしまった(^^;
本来そんな作品ではないですので楽しんで見てくれるといいですw
僕も楽しんで見てました~{/netabare}



  【ここから下は各話の感想です】
{netabare}
【1話感想】
{netabare} とりあえず1話の感想です!
まず京アニの作画とopに魅了されました~
opの絵はとても良かったです!

アニメの内容はタイトルどうり中二全開でしたww
ここまで引っ張るかと思うほど攻めてきましたね~
しかしクドさを感じず楽しめました^^
むしろ笑えましたww
ここまで中二ネタやられると新鮮で、すがすがしいですねw

作画も安定していてキャラクターも可愛かったですね^^

正直タイトルで中二病のキャラが出るのかなと予想してはいましたがまさかここまでとは・・・w

これからどうなるか楽しみです!

2話も楽しみですね~{/netabare}

【2話感想】
{netabare} 2話でも相変わらずの中二病全開です!
会話のほとんどが中二病で普通なら違和感を感じるはずなんですが・・・何か慣れてきたのかな?
それとも僕が中二病なのかな?www
今回も面白かったです^^

六花と姉のバトルシーンは凄かったです!(妄想)
クオリティー高いですねw
すみませんが他のバトル物のアニメも見習って欲しいくらいの出来でした。(あれこれバトルアニメじゃないよね?w)
立花と委員長さんは今回も可愛かったです^^{/netabare}

【3話感想】
{netabare} 今回のお話では新キャラ、部活動と物語が動きそうな予感を感じる回でした。
部活動はやっぱり青春って感じがしますね^^
まあ立花は空想の世界を生きてますがw
新キャラも中二病でしたね^^
部活動作ろうと思った理由と部活名が痛々しすぎますね!
僕があの学校なら何回かすどうりして笑いこらえるのに必死ですよw
中二病が二人いると普通の会話してるように感じるのは不思議です!w
中二病が2人いるとめんどくさいですね~
でも楽しそうです^^
にぶたにさんは何故か部活に入りたいと接近してきました!
その心はいかに・・・
次回も楽しみです^^ {/netabare}

【4話感想】
{netabare} 今回のお話で丹生谷さんの過去が明らかに・・・w
今回も妄想バトルがありましたがクオリティーが毎回高いですね!
戦ってる本人達にはあれが見えているのか~
レベル高いなww
丹生谷さんの過去は魔術師で精霊使いでしたかww
またレベルの高いことw
魔法陣分かるはずですよね~
普通の人だと思ってたんですがどうやら間違いでした^^
凸守さんは語尾のデースがウザすぎるww
でもクセになるのでokです^^
元中二病と現役ではやはり現役の方が強いんですね!
新たな発見ですw
モリサマーとダークフレイムマスターはあの部活にいちゃいけない気がするww(復活したらどうするの?w)
モリサマーは可愛かったですが怖いですね~
5話も期待です!{/netabare}

【5話感想】
{netabare} 今回の話では立花好きにはたまらない回ですね^^
表情の変化が可愛かったですw
まだ見てない方は注目です^^
ちなみに僕が好きなのはモリサマーですw
数学は僕もダメなので立花の気持ち少し分かりますw
あいつら何考えてるのか分かりませんw(冗談です)
流石に2点はないですが・・・
そしてまさかの凸守!
中等部学年トップが中二病で変な喋り方って理不尽すぎるww
他の人もう少し頑張ってw
僕は泣きたくなってきたのデースww
凸守は安定のウザさでした^^
黙ってれば可愛いのに黙ってれば・・・w
ユウタかっこよかったですね^^
立花はやっぱり友達少ないのかな?w
でも本人が楽しいならそれが一番です^^
それとも本当はさみしいから中二病になったのかな?
次回も期待です!{/netabare}

【6話感想】
{netabare}今回はいっしきがメインの話でしたw
いっしきの男の生き様はかっこよかったですw
なんだろう謎の感動?ww
いっしきの坊主無駄に可愛いですね^^
モリサマーと凸守笑い過ぎでしょww
いっしきは男にモテるパターンだね!
いつか女にもモテるといいけど。。。


モリサマー怖いですね(^^; 
何あの脅したあとの眩しい笑顔w(可愛いw)
ダメだ騙されるww
凸守とモリサマーの対決はこれからも続きそうですね~

電車の前で立花とゆうたが手をとるところは良かったです!
風が騒がしいな・・・w
そして訪れる夏!
次回も楽しみです^^{/netabare}

【7話感想】
{netabare} 前半笑わされて後半しんみりするいい回でした!
くみん先輩は癒されますね~
一色はデレデレしすぎww
出番あって良かったね^^
相変わらず凸守はうざいなww
面白すぎるけどw
凸守とモリサマーはいいコンビですね^^
日焼けww
本当仲いいなw 意外と似たもの同士なのかな?w

立花のお父さんの話はしんみりしました。
立花はパパが死んだ事を信じたくないんだね。
もしかしてさみしいから中二病になったのかな?
不可視境界線を探す理由が分かった気がする。
立花の涙とBGMが反則過ぎて少し泣けました^^
次回はバトルから入るのかな?w
続きが気になりますね! {/netabare}

【8話感想】
{netabare} 今回の話も良かったですね^^
ゆうたと立花の距離感が絶妙ですね~
中二病のことはやっぱり中二病の人しか分からないよね。
自分と同じ境遇の人だからこそ立花を分かってやれるんだと思いました。
回想シーンのゆうたww
きっと立花にとってダークフレイマスターは憧れなんだね。
今は恋に変わってきてるみたいです^^
でも立花は気づいてない様子。
次回も楽しみです!{/netabare}

【9話感想】
{netabare}立花がとても可愛かったです^^
中二病設定と現実の感情に揺れる所がいいですね。
応援したくなりますね。
モリサマー、くみん先輩との会話も良かったですw
天然と中二病は相性がいいのかな?w
凸守はやっぱり頭がいいみたいです(^^;
クラスでは意外と人気者なのかもw
最後のゆうたと立花が抱き合うところも良かったです!
次回も楽しみ^^{/netabare}

【10話感想】
{netabare} 立花もゆうたも自分の気持ちに気づきました。
凸守はアホだけどいい奴ですね^^
立花の事を理解している良きサーヴァント・・・
じゃなくて友達だねw
立花とゆうたの告白シーンで流れた曲が凄くあってて良かったですね~
見てるこっちも恥ずかしくなったけど恋っていいなと思いました^^
小指を繋ぐとことか特にいいですねw
立花がお父さんの好きな曲歌ったところとか凄く切ない気持ちになりました。
そしてついに眼帯を。。。。
次回も見所ありそうです!

あと一色お疲れ様ですw
流石くみん先輩タイミング素晴らしいww
モリサマーは今年で716歳か・・・w
長い生きだねww{/netabare}

【11話感想】
{netabare}最初に中二病は決していいことだとは思わないと定義w
今回の話は立花が中二病を卒業して3週間後のお話。
立花が眼帯を外しぎこちないながらも普通の会話をしていたがその時点で違和感がw
凸守はアホで中二病かもしれないが生き生きしていたのに対し立花は何か我慢している様子でした。
さなえちゃんwww(凸守の下の名前)
凸守は何度も立花を本来の形に戻そうと頑張っていた所が印象に残りました。
今日1日で何回デースを聞いたことかw
モリサマーが凸守を抱きしめるところは流石コンビだね^^
ちょっと感動w
立花もゆうたも現実にとらわれて本当にしたいことや信じたい物に素直になれんかったと思いました。
それが普通なのかもしれないが。。。
みんなそんな物は本当にはないと分かってでも結局人は無いものねだりなのだろう。
中二病も一つの個性と考えると今の立花は抜け殻。
それはとても悲しいことだと思う。。
現実と空想の狭間で揺れる彼らがどんな答えを出すか次回に期待!次回最終回かよw ちょっとさみしい^^
爆ぜろリアル!弾けろシナプス!バニッシュメントディスワールド!!をもう一度立花の口から聞けることをひそかに期待しておこうw
一色も頑張れ!!(ついでw) {/netabare}

【12話感想】
{netabare} いよいよ最終回!
あれ、凸守らしき人が・・・w えええええww
凸守も違和感が(^^; 
メッチャ普通に可愛い女の子になってるしw
くみん先輩はついに目覚めたのかw
立花にそっくりでした(^^;
みんな立花とゆうたの事を心配してて暖かいな~と思いました。
結局一色は最後までいいとこなしw
痴漢役にさせられてかわいそうww (顔やめてw)
今頃は刑務所かな?w

モリサマーの『人はいつも何かに病んでいる』という言葉が印象的でした。人は結局思い込み、イメージの中を生きてるのかなと思いました。
それがたまたま中二病になっただけで根本は同じなのかもしれませんね(^^;

立花とゆうたは青春って感じで良かったです^^
立花はダークフレイマスターに元気をもらい自分の現実(父親の死)を少しでも変えたいと思い中二病になったんだなと思いました。
最初はダークフレイムマスターに憧れ最後は恋したんだなと思いました。
それにしても2年前のゆうたは捕まるレベルww
でも本気でアレができるのは凄い!
中二病が人の心を動かす事もあるんだね。
立花にとってダークフレイマスターは特別でダークフレイマスターじゃなきゃダメだったんですね^^
まさか中二病でこんなに壮大な話になるとは思わなかったけど楽しませてもらいました!
僕たちは少なからず中二病とは関わってるのかなと思いました。
不覚にも中二病でも少しはいいのかもと思ってしまった自分がいるw
僕も私も中二病でもいいじゃないか?w
決めるのは皆さんです^^{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 77
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

DVD7巻(Lite全話と13話)を観ての感想。

原作小説未読。

総評的なもの。
{netabare}
・個人的にはくみん先輩が好みでした。
・たまに見せる、素の六花もなかなかw
・物語としては序盤~中盤の、ドタバタコメディ&ラブコメパートが好きでした。終盤のシリアス展開辺りは微妙に納得できないです。
・勇太&六花以外の面々にも、もう少しスポット当てて欲しかったかな?と思います。が・・・1クールでは厳しいですよね。かと言って2クールにして間延びしてちゃ台無しでしょうし・・・。
・画的な点は・・・素晴らしい出来だったと思います。人物・背景・動きどれをとっても良かったと思います。
・故に惜しいのはキャラデザかな?と。「京アニ」ブランドとしてみれば当然の選択なのかもしれませんが、やはり同社製の他作品と(他社製の物とも)ダブる部分が否定できません。
・OP、ED共にお気に入りです。個人的にはOPのが上位ですね。アニメそのものに対する感想ではないですが・・・ED曲もZAQさんverのが・・・。作詞作曲担当のZAQさんには、これからも注目していきたいと思います。
{/netabare}

以下各話レビュー。
{netabare}
13話・Lite全話鑑賞後----
まずは改めて・・・この作品はコメディ要素を前面に押し出した方が面白いな~と感じました。確かにそれだけではいずれ飽きてしまう可能性が高いとも思えますし、シリアス要素そのものを否定するつもりは無いのですが・・・。

ジャケットのあらすじを読んで正直・・・「え!? あの2人のクリスマスネタ!? 何も起きないでしょ。」とか思いましたw
ま~実際・・・お膳立てしたのは周囲な気もしますし、一色は相変わらずでしたし、何より「何か起きたのはそこか!?」とw

いや~面白かったです。
こんな方向性でなら2期に期待したいと思います。

12話鑑賞後-------------
最終話ということで、普段以上に気合入れて視聴。

11話終盤からどこかギクシャクした勇太&六花でしたが・・・想像以上に深刻でした。六花はともかく勇太は・・・ちょっと自覚無さ過ぎかな?とも。いや、横から観てるだけだからそう思えただけなんでしょうね。当事者になっていたら、そうは思えないでしょう。

序盤から出てくる、くみん先輩による「二代目・邪王真眼」がかなりハマりました。弾け具合は初代に比べ控えめだったように思いますが、雰囲気は見事な再現っぷりでw 浅倉さん、GJです。

凸守は・・・結局何者なんですか?w 六花実家に来ていたときの車は何?w 運転手っぽいのいませんでしたか?
そして中二病発病前(というのか?w)の気持ち悪さと言ったらありませんでしたね。見事に勇太とセリフが被りました。

丹生谷さんのセリフは一理あるかと。
「人はいつでも何かの病にかかっているのでは?」という意味合いと理解したのですが、ラストのナレーションに通じる物が感じられました。
表現方法や方向、傾向が異なるだけで、何歳になってもその意味としてはあまり差が無いのではないか? そんな風に思えました。

実は六花の恋心はもっと以前から存在していた、という点は素直に驚き、納得できました。確かに初対面からにしては接近が速かったですからね。

ただ・・・。
父の死にきちんと直面できなかった、という六花の心の傷?という点は理解できますが、そこが起点に中二病を患ったみたいな展開は頂けないかな、と。結局はその時に見かけた勇太の姿に憧れて、ということにはなるわけですが・・・。
何かイマイチ納得できないといいますか、安くなってしまっているといいますか。上手く表現できないです。

11話鑑賞後-------------
物語前半殆どがテンション高め・明るい・(ラブ)コメディ展開(ちょっと伏線風味?)だった分、ここ終盤での「落差」がそれなりに激しいように感じます。

が・・・その落差も個人的には今一つでして。
先が読みきれてる部分(あくまで勝手な予想ですが)、何か一つ筋が通っていないように感じる部分(特に勇太君)、六花の中二病の要因の1つと思しき「父の死」。
それらが落差を安くしてしまっているように感じます。
今思い返してみると・・・実家でしょうか、祖父母の家に行った辺りでのやりとりを、少々長く扱い過ぎていたようにも思います。
「落差」をもっと急激に出してくれたら、感情移入できたかな?と思います。

次回最終話ということなので、ここらの物語の感想は次回に持ち越したいと思います。
勇太&六花の進む先は・・・?

10話鑑賞後-------------
どうやら勇太も六花も自分の気持ちに自覚できたようで何よりです。そしてお互いがそれを口にすることで、互いに伝える。ニヨニヨ好きな人間としましては、大変美味しく頂くことができました。

で・・・「2012秋BEST」に書いたことと若干矛盾してくるんですが。個人的にはこれ以上のゴタゴタは見たくないんですよね・・・。
「くっついて終わり」では他のキャラの存在とか適当すぎる気がするので、彼らなりのエピソードが欲しいところではあります。
ですが、ここから勇太&六花の間に更に何か起こされるのは、何か違うような・・・。六花の家庭の事情とか無視できる点では無いとも思えますが。

9話鑑賞後--------------
8話では小鳥遊家の事情が明かされ、2話続けてテンション低めのお話だったと思います。
そして六花と勇太は小鳥遊実家から逃避行、と。

一色君の扱いがやはり酷いといいますか、可哀想になってきますw

で・・・まさか9話でようやく気持ちを自覚するという展開になるとは思わず・・・。いや「らしいもの」には気付いていたけど、そのものの正体を知った、というところでしょうか。
動揺しっぱなしの六花さんは、可愛いですね~。
(というか可愛い娘が焦ったり、慌てたり、揺れ動く姿が好きなんだと再認識・・・)

丹生谷さんが六花のフォローに回る辺り、さすが委員長と。元中二病を隠す為だけかと思いきや、元々こういう気質なんでしょうね。バイオレンス気味で口が悪いだけかと思ってましたが、評価up。
そしてくみんさんは・・・天然モノの天然さんだと信じたいです。狙ってとかキャラ付けとかは・・・勘弁してくださいね、ホントw

7話鑑賞後--------------
くみん先輩が白かったw
丹生谷さんと凸森さんの日焼けが驚きでしたw

そして何より・・・ここまではテンション高めの物語だったのが、今回はシリアス成分多めで。こちらも意外でした。
小鳥遊家の家庭の事情が見えてきて、六花の行動の起源のようなものも見えてきて。

良い意味で期待を裏切ってくれてます。

6話鑑賞後--------------
丹生谷さん、放送当初から見事なまでのキャラ豹変ぷりですねw そして見事な脅迫ぷりw (「キルミー」のやすなさんとcv同じわけですが・・・同じに聴こえないw)

一色君のフォローをしたいわけではないですが・・・確かに見つかったのはマズいね。
発案者として、坊主頭にして他の男子を守ったことは評価に値するかと思います。

アジト(部室?)に設置された(電飾)魔方陣が意外な活躍をみせますね。今回の一色君の頭は光り過ぎだと思います~。

小鳥遊姉の依頼で幕を引いた6話。
次回はどんな方向にお話が向かうのでしょう?
というか、どこに来てくれと・・・?w

5話鑑賞後--------------
近頃「次回予告が無い」もしくは「次回予告になってない予告」な作品が多い気がしますが・・・。
コレもその1つかとw
別にそれが悪いとも思いませんし、むしろ魅力になっている物もあると思います。

で、正直この作品の目的地って何処なんでしょう?
各キャラ一通り出揃って、何か展開あるのか?と思ったら・・・むしろ停滞気味?
唯一進んだように思えるのは、勇太と六花の関係の一歩というところでしょうか。

何だかんだで封印しているはずの勇太君の中二病、結構漏れ出てると思いますw

それにしても2点か~。
いえ学生時代、数学で200点中1ケタとかやったことあるんで全く笑えない立場ですがw

4話鑑賞後--------------
丹生谷さんが部活?同好会?に入って、ハーレムちっくな展開になるのか?と思っていましたが。

何ともまぁ、彼女まで(元)中二病患者だったわけでw それは予想してませんでした。しかも凸森さんは六花にベッタリなのでハーレムな展開にはなりそうも無く、余計な心配でしたw と勝手にひとまず安心していたりします。

「類友」とはよく言いますが・・・周囲の中二率(もしくは変人率?)高すぎでしょうw

3話鑑賞後--------------
今回も無駄に?w気合の入ったバトルシーンでw 寝転がっての再現かよ!?とw

物語的には・・・「中二っぽい」というより「ハーレムっぽい」匂いがしないでも無いですが・・・w

凸森さんも登場して、丹生谷さんも正式に参戦?して、これからが本領でしょうか?

とりあえず3話の時点で、今クールの軸に認定したいと思います。極端にハーレム展開されたり、あまりに勇太君が優柔不断だと評価が逆転しないでもないですが。

個人的にはくみんさん推しでw

2話鑑賞後--------------
お姉さんと六花のバトルシーン、気合入ってましたね。そして現実とのギャップがまたw どんな、おたま使いかと。

きめらって・・・あ~確かに、背中に羽、蛇っぽい何かが付いてるw

登場順から、次は丹生谷さんかと思いきや・・・。
「五月七日」で「つゆり」か~。うん、初見では読めないですねw
どこかで聴いた声だと思って、結局EDまで分からなかったのが情けない。ごめんなさい浅倉さん。
六花と勇太の会話を普通に聞いているあたり、彼女の立ち位置がどこら辺なのか不思議です。

登場するどの女性キャラも可愛らしく描かれていて、今のところその方向では満足しております。
 
1話鑑賞後--------------
物語については今後次第といいますか、本題にも入っていないでしょうから、追々。

声優さん達についても、追々。
キャラ出揃ってないでしょうからw

秋アニメを放送前にキャスト・スタッフ・スケジュールなどをチェックして気になっていた1つが、この作品のOP曲でした。「咲-阿知賀編-」EDを担当してらしたZAQさんの曲です。こちらについては文句無く。一度何とかフルコーラス聴いてみたいですが、CD待ちですかね~。

画方面ですが・・・良くも悪くも京アニですね。
個人的には悪い方に、気になっています。
恐らく京アニ純粋培養なタイトルなんでしょうが、過去に観たことのある京アニ作品に近すぎるように感じます。
スタッフや製作会社などが近ければ、作風が似てくるのは仕方がないこと、むしろそれこそが「社風」なのかもしれませんけども。
OPは若干観づらい(画面の切り替わりが早いので、目がチカチカします)ですが、面白いとは思えました。
が、EDは・・・正直初見で「どこかの軽音楽部っぽい」と思えてしまいました。いや、これが持ち味だとも思えますが・・・。

主人公のcvは福山さんですが・・・あの声が聴こえて、他に「小鳥遊」というキャラがいると、凄い違和感がありますねw

初回だけですが、ちょっと酷評気味になってしまいました。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 34
ネタバレ

アスピリン さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

何度見ても最高の作品だと断言できる!

放送終了から1か月ぐらいでBDなども発売していますが、何度見ても最高の作品だと断言できますね!

まずテンポのいい会話に飽きることがないですし、各キャラの個性も強い、また最高の作画や最高のBGMなど本当に完成度の高い作品。

個人的な話になってしまうかもしれませんが、やはり六花の可愛さは他の作品のヒロインを凌駕しているんじゃなかろうかと?思っています(笑)
(その六花のの可愛さを引きj立てているのも他の3人の部員のお陰だとも感じます!)


テレビの放送は終わってしまいましたが、今後OVAなどのタイトルに期待したいかなーって気もします。
ただ、変に内容のない2期にするぐらいならこのままいい思い出で完結していてもいいのかなーって気もするんですよね・・・


タイトルで観る気がしないという人もいるようですが本当にいい作品なので是非とも見てもらいたいです!!!!

絶対に期待を裏切らない作品だと思うので・・・・
(私はこの作品をタイムリーに見ることが出来たことがうれしかったです!)










11話感想{netabare}

これまでで最大の鬱回だったと思います。
森夏の言う通りでお互い意地を張っている感じで、無理やり中二を内に押しこめている感じ。

六花は勇太にそのことを言って欲しいと思ってるみたいだし、勇太もそれを言いたいけど 言ったら無責任ということで言い出せない感じがなんとも言えませんでした。

そのことをデコに指摘され、わかってて言えない現状へのモヤモヤをデコにぶつけてしまいましたね。
(本当にデコがかわいそうだった・・・・・・・)

中二のいいところである笑顔要素が全くない鬱回でかなしい11話でした。 {/netabare}

10話感想 {netabare}

六花も勇太も自分自身が好きな相手を認識したところで・・・ものすごく痒い展開になってましたねw

六花はなんとなく勇太のことが好きなんだろうっていうのはわかってましたが、勇太があれほどまで六花のことを好きだったとは・・・・(笑)

何はともあれお互いの気持ちを確認したところで、文化祭に突入したんですが、ここで六花を中二に突き動かした要因になったかもしれないであろう 母親がお弁当を持ってきて勇太と遭遇。

なんかお母さんがすごくかわいそうな感じでしたね・・・
それを感じる勇太・・・

ここは回想シーンだけとなりましたが、眼帯を外すように指示する勇太と拒む六花。

落ち込む勇太でしたが、最後のシーンでの六花の右目と歌っている曲に色々詰まっているみたい。 {/netabare}

9話感想 {netabare}

ここまででも十二分に満足だったし、面白すぎたんだけど9話を見終わって「最高すぎるでしょ!!!」と更に文句のつけようがないです!

ストーリー構成もそうだし、キャラデザインの秀逸さもそうだし、背景絵の綺麗さもそうだし、その背景絵を引き出す意味でのBGM、またカメラワーク(視点切り替え)もすごい! 
もちろんキャラが可愛いっていうのは言わなくてもいいぐらい

ヒロインである六花が既に勇太に抱いている中二妄想が恋であることを認識しているあたりがすごくストレスなく見れましたし、それに当然気づかない主人公、アシストする森サマーも素晴らしい!

ラストのシーンとか言葉を失ってしまうぐらい綺麗な校舎まわりの背景・・・圧巻。。。
(ただ屋上?の手すりの適当さはBDなりで修正したほうがいいかもね?w あれは現実離れしすぎている危なさです・・・。)


来週も楽しみすぎるんですけど、あと3話ぐらいしかないと思うと寂しい・・・・・・・・・・。
絶対OVAとかは出して欲しいし、この作品の世界観にもっと浸っていたいな~    真面目に。 {/netabare}

8話感想 {netabare}

すごく惹きつけられる。
どうしたって観たくなる。
それが中二病の特徴かと思いますね~

本当に面白すぎるんだよなー、今のところ今期ナンバーワンは中二かなって思ってるぐらいです!
(同意見の人は多いはず!)

今回でひと段落しそうな感じだったので、次週からまた可愛い邪王心眼を拝められそうです(笑)

来週が待ちどおしい~ {/netabare}

7話感想 {netabare}

前半からどこか六花が実家に帰りたがらないな~って雰囲気があったんですが、てっきり実家のおじさんなどが嫌いなのかな~って思ってました。

ただ、それ以外にもやっぱりありましたね。

六花は父親がまだ生きていると思い込み続けているのが原因みたいですね。

思い出の地が売地っていうのもさびしかったですね・・。

ラストのシーンが中二戦闘への導入だったので次回は戦闘から始まるのかな??


あと、勇太はいい子だね~。
こんなやさしければ中二でも恋はできるだろ!(笑)

またキャラデザインは今期の作品でダントツの1位だと思います。サブキャラにも凝っているあたりがすごいよね~{/netabare}

6話感想{netabare}

タイトル通りで踏切のカットはあまりにも印象的なシーンでしたね。(このような感じで作品の分岐点となりえる箇所をあえて他の演出とは一線を反して製作しているのは本当に素晴らしく記憶に残ります!
今までで1話で中二病たちの残骸を捨てずに取っておく選択をした際のBGM、加えて今回の踏切シーンのBGMは異質でいいな)

まだ6話までですが、ここまでの総括でいうと
やはり細部までしっかりと作られていて 丁寧に且つ大事に作られている気がします。

こういった作品はもっともっと評価されるべきですし、もっともっと多くの人にタイトルで観るのを止めたりしないできちんと観て欲しいですね!それだけの価値は十分!


はやく7話がみたいなー。。。 {/netabare}

4話感想 {netabare}


のことをてっきり普通の可愛い女の子で物珍しさだったり主人公への興味で入部希望したのだと思っていたんですが、まさかまさか自身も中二病だったとはwwww

しかも結構有名人なのかな?!


全体的には こういう予想外の展開でストーリーが進んでいくのは見ていて面白いですし次回以降が楽しみでなりませんね!(中二病戦闘の力の入れ方からのリアル戦闘へのシーンの切り替えとかもうね・・w)


一応これでメンバーは揃ったみたいなのでこれからさらに楽しくなっていきそうです!

2話感想 {netabare}

しかし、、、ものすごい中二力ですねw
なんかここまで来ると普通に呆れを通り越して可愛さ満点です!(笑)

中二力を存分に生かしたキャラ作りは素晴らしいですし、これだけ評価+注目度が高い作品ですが、単純に中二を極めるだけでなく、ストーリーにも目を見張る展開を期待したいですね!(まだ2話なんでストーリーで魅せろっていうのは難しい話なんだけど、2話でいうと姉からの相談っていうのが割と真剣み味があってよかった)


また中二全開バトルシーンの作画はすごかったですね・・・・・本当に労力の無駄使いって感じだよ(笑)
加えて、BGMがその辺の安っぽいバトルアニメなんかより気合が入っていて笑ってしまったよw

もうこの辺がさすが京アニメってことになるんだろうね。 {/netabare}

3話も期待! {/netabare}

1話感想 {netabare}

中二病はかなり重症でしたね(笑)
1話を見ただけなんで何とも言えませんが、なとなく京アニ補正ってあるんだなって思いました。


それを感じたのがタイトルにあるようにBGMを用いた雰囲気作り。
はちゃめちゃな展開からいきなりムードを変えたり、最後の場面みたいに切ない空気を演出するためのBGMにしたりと、やっぱりこだわるところが違うな京アニ!

加えて、京アニの作画は安定していて、もう言うことなしです。素晴らしい。


で、原作未読の私が最も気になっているのは、果たして単純に中二病の2人を描いていくのか、それとも本当にSFをかすめるぐらいの展開になるのかってことです。
(個人的には"電波女と青春男"のOVAみたいなギリギリSFをかすめるぐらいがあるんではないかと期待していますw)

あとはなんといっても六花が可愛いってことかなw
まさに愛らしいとはこの事か!!って思いましたよ!


今後、更に期待していい作品トップですね。 {/netabare}

開始前レビュー {netabare}本日、京アニチャンネルなどで配信されました学校編。
私のイメージとだいぶ違っていましたね。

てっきり無口な中二病の女の子かと思っていたんですが、実際は可愛いらしい普通に喋る中二病の女の子でしたw
と言うか、ドジっ子って感じのほうがニュアンス的には近いのかもしれません。(6分ぐらいの短編だからこそ、製作側の意図が表れていると信じたい(笑))


情報によると「涼宮ハルヒの憂鬱」に被せたみたいな不思議な方向にいく可能性もあるみたいですし、なんでも長門をイメージしたとかw
ってことはですよ!ハルヒみたいなSF要素がどれぐらい入ってくるかも期待したいところですよね。


なんとなく普通の学園アニメって感じがするんですが、SFテーマが入ってくるって事なら話は全く変わってきそう。


また、少し話がそれますが、CVが非情に良い感じですね!
声優で勝負するのではなくて、物語で勝負って感じがとっても好印象です!!
京アニの力を見せてもらいたい!



TV放送開始まで楽しみですね。 {/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14

84.8 12 純情アニメランキング12位
まよチキ!(TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (3291)
18531人が棚に入れました
執事系女子の時代、来たる!? クラスメイトの涼月奏に執事として仕えている美少年・近衛スバル。ふとした事故により、俺はスバルの秘密を知ってしまう。華奢な身体。かすかに漂う香り。掌に吸い付く柔らかい感触……って、こいつ女の子だったのか!? 「ボクはおまえの記憶が飛ぶまで殴り続ける。それが執事の記憶消去術だ」「その方法に執事は関係ねえだろ!」どうやら彼女は家庭の事情とやらで、女の子であることがバレると執事を辞めなくてはいけないらしい。そんな中、奏はスバルの秘密を守ることと引き替えに、ある協力を俺に申し出てくるが……?

声優・キャラクター
井口裕香、日野聡、喜多村英梨、花澤香菜、伊瀬茉莉也、阿澄佳奈、藤原啓治、茅原実里、沢城みゆき、最上嗣生
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

「マヨネーズチキン」じゃないんだからね。(65点)

全13話。
ラノベ原作。原作未読。

個人的満足点:65点
アニメ系統:ラブコメ

題名の「まよチキ!」は「迷える執事とチキンな俺と」の略。
決して「マヨネーズチキン」という美味しそうな物の略ではない。

主人公「坂町近次郎」は、女性恐怖症で女性の肌に触れると
拒絶反応(鼻血)を引き起こしてしまう。

そんな彼は、ある日ふとした事故から傲慢お嬢様「涼月奏」に仕える
執事「近衛スバル」が女であるという秘密を知ってしまう。
この事故には色々突っ込まずにはいられないが、ここでは割愛する。

近次郎はスバルに記憶消去という名目で暴行を受けそうになるが、
止めに入った奏からスバルの秘密を守る事と引き換えに、
自身の女性恐怖症を治す協力を申し出され、3人は「共犯関係」になってしまう。

と、題名や共同戦線をはるなど、どこか「とらドラ」の香りを感じつつも
「とらドラ」よりコメディ重視かつハーレム化された作品。

このハーレムがなかなか秀逸。
メインヒロイン「スバル」をはじめ、ドSデレ「奏」ツンデレ「マサムネ」
妹デレ「紅羽」メガネ巨乳BLデレ「ナクル」とより取り見取り。

はじめのうちは、スバル可愛いよスバル。
途中からマサムネのツンデレがいいねえ。
その後、妹、紅羽萌え。
後半、奏のデレっぷりに撃沈。
最後1話前、再びスバル可愛いよスバル。
最後によくわからん13話でナクルのめがねなしに
不意打ち気味のカウンターを食らう。

個人的には、マサムネが好みだったが、後半、奏のデレにもっていかれた。
巨乳は好みじゃないんだが、持って行かれた。
そう、持っていかれたんだ、奏に。

ストーリーはといわれると
女の子のしぐさは覚えているが、内容はあまり覚えてないw
内容が全くないわけではないが、そんなことは重要ではないと思う。
とにかく、女の子に萌えるアニメ。

OP曲が喜多村英梨さんが歌っていて、個人的にかなり気に入った。
ED曲もなかなかいい。

それほどお勧めのアニメというわけではないが
可愛い女の子に萌えたければどうぞ。


と、まあ色々書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

12話最終回でよかったんじゃね?




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以下、各話感想。
ネタバレを含む場合があるので
未視聴の方はスルー推奨。

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{netabare}
1話視聴。
いきなり色々とぶっ飛んでた。
突っ込みどころは満載なんだが
あまり難しく考えないほうが良さそうだ。
バカバカしくぶっ飛んだ展開に笑えればいいといった感じだろうか。

スバルには秘密がある。
すぐばれるがw
ばれ方には思わず突っ込んだw

そしてお嬢様はドSか?
でもさ、何か俺もいじめられたいwwww

変な趣味に走りそうだわw

今後も生暖かい目で見守るべき作品な気がするw


2話視聴。
貧乳と妹属性は最高級グルメだ!
あーざすwwww

とらドラのような雰囲気をかもしだしている気がする。
物語りの持っていきかとといい、音楽といい。
共有の秘密をもち共同戦線をはるあたりとらドラ臭がプンプンする。

とらドラ+ちょいエロ
そんな感じがしてならない。
期待せざるを得ない。

そして
スバル可愛いよスバル。

3話視聴。
スバルがデレると可愛い。
ツンデレとはちょっと違うが、男ぽいところから
急に女の子を見せられると可愛すぎる。
相変わらず「とらドラ」臭がするw
個人的には結構好きだね。
来週も楽しみだ。

4話視聴。
動揺しているときのスバルはまた格段に可愛い♪
お嬢様の妖艶さもなかなか。
何か奇妙な三角関係になりそうだなw
始めから予想はしていたが。
そして来週新しくキャラが出てくるようだ。
これはまた嵐の予感。

5話視聴。
ツインテツンデレキター
この子もなかなか可愛い。
しかし、スバルの可愛さが益々アップしてきたw
もはやどうみて女の子です。本当にありがとうございました。
さてさて、まだまだ面白くなりそう。
「せ」で始まることwww

6話視聴。
ツンデレツインテ陥落w
だんだんハーレム化してきたんだがw
この流れは表紙に乗ってるあの猫耳メガネも
ハーレムに加わる流れなのかな?
12話で収集つくのかね。
風呂敷広げるだけ広げて2期へとかなりそうで恐ろしいw
まだ、半分だしわかんないけどね。

7話視聴。
ぷにるwwwww
「かなおねえちゃん」の破壊力がすさまじいwww
奏の色っぽい声も反則www
完全にドタバタハーレム物になってきた。
最後はスバルとって展開だとは思うが
まあこれはこれでいいかな。

8話視聴。
ジロウなんてうらやましいハーレムw
スバルは毎話毎話可愛いね。
そして、スバルがついに。
さてさて、どうなっていくのか。
面白くなってきた。

9話視聴。
マサムネも可愛いねえ。
このツンデレがいい。
チチもでかくないしw
スバルもいいがマサムネもいい。
個人的にツンデレマサムネが一歩リードw

10話視聴。
急に話の展開があらぬ方向へw
クレハの誕生日会だった。
ジロウ出番少なしw
まあ、うさぎちゃんが可愛くて
料理も裁縫も出来るという
すばらしい物が見れたので満足w

11話視聴。
にゅwwwwwwwwww
シャックリの乱wwwwwwwwwwwww
にゅにゅにゅ
笑うしかねえwwwww
さて次回で終わりかな。

12話視聴。
あれえ?????
なんだこの最終回ぽいのはw
早くくっつけw
しかし、なんと言うか、スバルとくっつくのが妥当だろうが
奏でもいいような気がするし、マサムネもいい気がする。
個人的に巨乳は好きじゃないが、奏がだんだんいいなあと思う今日この頃。
いや、1話の自分の感想を観たらすでにその時に汚染されていたようだw

なんか知らんが、来週もあるみたいだ。
もう、ここで終わっておけばいいんじゃね?

13話視聴。
ナクルのめがね無の破壊力に脱帽。
別に好みじゃないが破壊力は確認した。
これだからめがねはあなどれないぜ。
と、中途半端に最終回。
やっぱり先週で終りでよかったんじゃね?
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 57

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

なんでこうなるのだぁ( `ー´)ノ

■まよチキ!ってどんなアニメなのでしょうね♪
この作品は、ラノベ原作の学園ラブコメなのです♪
「まよチキ!」ってなんだかおいしそうなタイトルだぁって思っちゃいました!(゚ー,゚*)ジュルルル
でも「迷える執事とチキンな俺と」っていう意味だったのです・・・何のことやら・・・
原作は未読だったので、どんなアニメか知らずにとりあえず観てみる事にしたのです♪
 
設定は浪嵐学園に通う主人公の「坂町 近次郎」(sakamaki kinjirou)と、学園理事長の娘の「涼月 奏」(suzutsuki kanade)と奏の執事「近衛スバル」(konoe -)を中心に物語が広がっていきます!
特に執事のスバルが女性という事を隠して男装しながら学園生活を送っているところが最大のポイントでしょうね♪
それと近次郎も特殊な体質があって「女性恐怖症」で女性に触られると( ̄TT ̄)鼻血が・・・
近次郎に向けられる複雑な恋愛感情と女性恐怖症などのコミカルでちょっとエッチな設定を楽しむアニメなのでしょうね♪
 
 
■メインキャラと豪華声優陣をチェックです(-ω☆)キラリ
・坂町 近次郎(声:日野聡)
 ◇代表作:灼眼のシャナ・・・悠二、ゼロの使い魔・・・才人
 家族環境の影響で女性恐怖症となった本作品主人公。
 母と妹から受けるプロレス技の特訓?で人よりも丈夫な肉体を持っている!
※またまた鈍感な主人公を演じることになった日野っちの演技に注目ですね♪
 
・涼月 奏(声:喜多村英梨)
 ◇代表作◇:とらドラ!・・・亜美、まどか☆マギカ・・・美樹さやか
 理事長の一人娘。スバルとは親友&執事という関係。
 ドSっぷりを発揮する反面、近次郎に好意を寄せる乙女ちっくな表情も可愛いですね♪
 
・近衛 スバル(声:井口裕香)
 ◇代表作:とある魔術の・・・インデックス
 奏の執事で学園では男装していて、ファンクラブが存在するほどのもてっぷり!
 好意を寄せている近次郎との微妙な関係と他の女の子に向ける嫉妬心で可愛い表情を見せてくれます♪
 
・坂町 紅羽(声:花澤香菜)
 ◇代表作:化物語・・・撫子、Angel Beats!・・・かなで(天使)、IS・・・シャルル
 近次郎の妹。プロレス好きで強烈な技を炸裂させちゃいます!
 スバルを男性と思い込んで恋心を抱いている元気で明るい女の子!
 
・宇佐美 マサムネ(声:伊瀬茉莉也)
 ◇代表作:おおかみかくし・・・櫛名田眠、タイバニ・・・ドラゴンキッド
 ツインテールがチャームポイントの女の子。
 家庭環境から人間不信に陥っていたけど、近次郎との出会いで変わってゆく彼女に注目!
 
・鳴海 ナクル(声:阿澄佳奈)
 ◇代表作:ひだまりスケッチ・・・ゆの、アマガミSS・・・橘美也
 ファンクラブ「スバル様を温かい眼差しで見守る会」の会長。
 スバルと近次郎を同性愛の恋人と思っている、色黒のメガネを愛する女の子。
 
 
■前半まで視聴した感想です♪
正直最初の1・2話はあまり好印象ではなかったのです(>o<")
ISのようなハーレム設定だけで押し切ってしまうような内容の薄いアニメかなって印象だったのです・・・
スバルちゃんも男装している割には、髪型それまんま女の子だよ!ってつっこみたくなるほど見た目が女の子そのものだったし・・・
エッチなシーンも、何でちょっとぶつかって転んだだけで生乳・・・ってあまりの不自然さと露骨さにちょっと引いてしまいました・・・
 
でも・・・観ているうちにだんだん面白くなってた感じですねr(^ω^*)))
もともと、キャラデザはとっても可愛く描かれているし、女性恐怖症や男装執事といった設定は面白いと思ってたので、声優陣の頑張りもあってかキャラの個性が生かされてきて魅力を感じるようになってきた感じです♪
σ(・・*)アタシ的にはマサムネちゃんが出てきて、ちょっとストーリーに幅が出てきた印象です♪
それと、コメディよりも恋愛要素の方が強くなってきた印象なので、各キャラの乙女心の変化を楽しみながらどんな結果になるか視聴していきたいと思ってます♪
 
監督さんは「こわれかけのオルゴール」の川口敬一郎さん!
そして、シナリオ構成に「ARIA」「たまゆら」の吉田 玲子さん!
ラノベ原作なので落としどころが難しいかもしれませんけど、是非手腕を発揮して欲しいところですね♪
 
 
■総評
後半はキャラの特性をいかした可愛らしさを武器に、恋愛感情やコメディーパートにも安定感が出てきた感じを受けました♪
でも、やっぱり一言・・・
13話ってなんで最終回にしたんですかねw
シナリオの途中に組み込んでも問題ないように思えるのですけど・・・原作に忠実なのでしょうか???
 
最終回はナクルちゃんのショートストーリで、「1・2・3・ナックル♪ナックル♪」と強烈に繰り出す無邪気さに思わず(。・w・。 ) ププッって笑ってしまいました♪
近次郎を取り巻く恋愛関係の台風の目になりそうな超個性的キャラのナクルちゃんには、今後も注目したいですけど・・・最終回でしたね∑('◇'*)
 
中途半端に終わってしまったわけなので、続きを観ないとスッキリしないですよ!!
なので、ひとまず2期に期待って感じですね(。・_・。)
 
 
■MUSIC
OP曲『Be Starters!』
 歌:喜多村英梨
 
ED曲『君にご奉仕』
 歌:近衛スバル(井口裕香)、涼月奏(喜多村英梨)、宇佐美マサムネ(伊瀬茉莉也)
 
※みなみけなどのアニソンを中心に楽曲を提供してるポップホリック所属の山口朗彦作曲の曲ですね!
 ノリの良いポップなサウンドが特徴です♪
 
2011.09.30・第一の手記
2011.10.01・第二の手記

投稿 : 2024/05/04
♥ : 60

ぱるうらら さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

スバル<奏と思っている私は異端?

私は、スバル<奏 と思っているのですが、それは私だけなんですかね?
皆さんのレビューを拝見したところ、圧倒的にスバル派が多いような気がしましたので…。

奏ぐらいのツンツン具合が私的にはBESTだと思います!
めったにデレない方が、デレた時の可愛さが絶大ですから♪
それに顔も可愛いですし。 私的にはこのアニメで一番のお気に入りです♪


このアニメは学園ラブコメディアニメ+執事付きです。

女性恐怖症という残念なステータスを持つ、ヘタレ主人公の坂町 近次郎が…次々と女の子たちと仲良くなっていく。 まぁ本命はたぶんとある屋敷の偽男執事なのでしょうけれど…、私的には、屋敷のお嬢様とくっついて欲しいという儚い願望が私にはあります♪
女子を目の前にすると鼻血を出してしまうという、一歩間違えれば変質者扱いされそうなキンジロー君ですが、メガネを取ると意外とイケメン。 性格もかなり良い方。肝心なところで男を見せてくれる。実は完璧だったりするかもしれませんね、多少鈍感でもありますけど。

スバルとキンジローが良いムードになるシーンも悪くはないというか、( ≧∇≦)bなのですけど、やはり私はキンジローと奏おじょー様が接近している時の方が好きです(`・ω・´)
かなりの悪女ではありますけど…。

ツインテールの少女である宇佐美 マサムネとキンジローのパートは…私的には若干盛り上がりに欠けていたような気がします。 どこかギャルゲーのキャラの典型のような、と言ってもギャルゲーをやったことはないのですけどね。そんな雰囲気です。
妹の紅羽は、なかなかの暴走っぷりを見せてくれた強女でしたが、弱い面もあり、何か困ったことがあると兄を必要とするような、そんなブラコンっぷりが可愛らしいです。 こんな妹もいいかもしれませんねー、とても元気ですし。

ナクルを性格上の問題やら何やらで眼中に入ってなかった人もいたでしょう、が、不意打ちナクルパートにおけるナクルが予想以上に可愛かったので、心を動かされた人もいるかもしれませんね。 メガネの有無のギャップがまさかここまでだったとは…。 あれはもう完璧ですw ナクルパート、以前は全く眼中になかったナクル、見直しました。



ここからは割りと真面目な感想です。
序盤はそれほど悪くなかったですが、中盤でやや失速気味になり、最後まで多少引きずっていたように思えました。ストーリーも女の子との恋愛度UPイベントばかり、それに、登場人物のキャラを重視しすぎて内容が薄くなっていました。 中途半端なHな要素も少し減点。 一番気になった点は、このアニメ独特なモノ(ストーリー)がなかったということです。多少、無駄が目立っていました。

しかしその分、作画が良く、女性陣の容姿も可愛いものに仕上がっていました。この点ではスバルが一番素晴らしかった。 また、奏おじょー様の毒舌もなかなかw


私的には気になった点の方が目立ったアニメとなってしまいました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 33

84.4 13 純情アニメランキング13位
瀬戸の花嫁(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (2400)
13727人が棚に入れました
ごく平凡な中学生、満潮永澄の平穏な毎日は、とある夏の出来事を境に、音を立てて崩れ去っていった。帰省していた瀬戸内のビーチで溺れてしまった永澄を助けたのは、なんと人魚の女の子、瀬戸燦!しかも、人魚の世界は、「渡世の仁義」を重んじる仁侠の世界だった上、人間に姿を見られれば、その人間か自分のどちらかが死ななければならないという掟が存在した。最後に残された回避手段は、「人魚の正体を知った人間が人魚の身内となる」という方法のみ!
「どちらかが死ぬか、人魚の身内となるか」そんな究極の選択を迫られた永澄が出した結論は燦との結婚だった!永澄と燦の2人を中心に、人間、人魚さまざまなキャラクターたちが騒動を巻き起こすドタバタギャグ&ラブコメディ。

声優・キャラクター
桃井はるこ、水島大宙、野川さくら、三宅健太、鍋井まき子、村瀬克輝、桑谷夏子、子安武人、伊丸岡篤、並木のり子、松島栄利子、森永理科、力丸乃りこ、矢部雅史、小野大輔、山﨑バニラ

TimuTimu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「人魚」と書いて「にんきょう」と

読ませます。

1年ぶりに自分のレビュー読んでてなんか変えたくなったので変えます。まあ一番好きな作品だし、僕の出身が香川県の瀬戸内海にあって親近感湧くし、それであって面白いからちょこっと多めに書いてやろうと思っただけです。
一生懸命書きましたが、ボキャ貧なので許してください。

物語は人魚の姿のヒロインを見てしまった主人公はなんかヤバい掟の関係上、結婚することになり、前途多難な人生を歩み、最終的に人間をやめちゃったお話です。

■ジャンル、物語としての感想
 ジャンルはハートフルラブコメバトル人魚アニメ、まあ言わばJUMP系統のジャンルをギャグで捻じ伏せたようなアニメ。話の進め方は〇魂のようにギャグとシリアスを合わせたような展開に近いですが、言うほど暗さや重さという意味でのシリアス要素があるわけでもなく、話数で比較してもギャグ:シリアス=8:2的な感じで仕上がってます。まあこの緩急の良さが僕が楽しんで一番視聴し続けられる理由かも。
 この作品なんでもありのごった煮アニメなんですが、一番面白いのはやはりこの作品の本筋であろうギャグが面白い。人魚ギャグ、ヤ〇ザギャグ、ホ〇ギャグ、超人ギャグ、ギャルゲーギャグ、謙虚さや恥じらいを見せない堂々としたパロディ...etcネタの引き出しが多すぎるギャグが武器と言っても過言ではないですね(ってか逆に引き出しの少ないギャグ漫画はつまらn・・・)。視聴者を置いてけぼりにさせすぎず、かといって身近なものにさせすぎず、と言ったケとハレの絶妙なバランスはフルメタに似ていて、とても好きです。突然ボソッと出るギャグより、オチをしっかりと用意して、それを視聴者の斜め上の結果を出してくるギャグが面白いのもこの作品の強みだと思います。

■声優の感想
 主人公の声優は当時まだそんなに人気が無かった頃の大宙さんだけど、脇役の声優は当時では滅茶苦茶豪華でした。下積みと言っちゃ前作のアニメに失礼だが、大宙さんの演技は多方面なギャグを飛ばしてくるこの作品をカバーできる力があります。政さんや瀬戸さんの母なんて、声優さんの経験あんまりないのに、演技上手いし、滅茶苦茶キャラとマッチしてるところもあって、違和感がありません。他の声優さんたちもベテランの方が結構いるので、安定して笑ったり感動したりできます(普通に芝居するにも、ギャグを芝居するにも、声優さんの力量次第なところもあるから、結構重要なキーパーソンだったりするため)。

■キャラの感想
 これは一人一人に対して感想を書きますと言いたいところだけど、一人ひとり書いてたらキリがないので何人かの感想書きます。
・満潮永澄:ハーレムアニメの主人公特有のナヨナヨした容姿だが、性格は男前+パッション(なところもチョコチョコある)というギャップのある主人公は結構好き。弄られ役担当で度々人間として扱われないギャグが面白い。
・満潮家:息子を生ゴミのように扱うのが面白い。
・瀬戸燦:メインヒロイン。THE任侠。こういう子がいたらなあと思うことがしばしばあった。ヒロイン中ボケとツッコミ両方できるガチ両刀系ヒロイン。
・瀬戸家:親ばか馬鹿オヤジやサイコ鮫や下衆な貝殻や魚3兄弟、常識人風ヤクザとキチ〇イオールスターズな家族。肩書は悪そうだが内容見れば爆笑物です。
・江戸前留奈:サブヒロイン。嫌いでもないけど正直あまり好きじゃない。
・江戸前家:open your mind.
・不知火明乃:サブヒロイン。そのガードがお固く、素直になれない性格(俗に言うツンデレ)に、心底心を打たれていた時期も私にもありました。
・銭形巡:僕にも社会♂のルール教えてください。
・三河海:金に物を言わせたり、とんでもない勘違いで日本中に生き恥を晒す男だが、燦ちゃんをずっと一途なところは結構好き。
・猿飛秀吉:永澄の悪友。憎めない存在。クラスに一人や二人はいるね。
・委員長:名前が思い出せない。

■作画の感想
 常時安定しているのに、ギャグシーンではいきなりヌルヌル動かしてみたり、逆に小学生低学年が描いたかのようなチープな作画(演出としての作画であり、作画崩壊というわけではない)にしてみたりなど、幅広く、緩急のあるアニメーションになっています。
 漫画版もある意味めちゃくちゃ変わりましたしね・・・w
■音楽の感想
 この作品のOP「Romantic summer 」はベンチャーズも驚きの顔を隠せないようなメロディで突っ切るのかと思えば、ED「明日への光」は中学高校の卒業式で流れてもおかしくないお涙頂戴な歌で余韻に浸らせてくれます。それだけに留まらず、キャッチ―なメロディで頭から離れないED2「Dan Dan Dan」やOVA OP1「絶対乙女」やova op2「天使爛漫 Love power」などもあれば、他にもキタリエが熱い歌歌ったり、モモーイがテクノったり歌のジャンルも何でもあり!なところがさすがです。

■最後に
 「この作品は何でもあり」という印象を受けているかもしれませんが、物語やギャグの起承転結が丁寧なので、スッキリしています。フルメタのようなギャグが好きな人には是非見てほしい作品です。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ハイテンションなドタバタ、上質ラブコメディ

[文量→大盛り・内容→考察系]

「すもももももも 地上最強の嫁」「うる星やつら」が好きな方は合うかもしれません♪

原作読破済み。これは、アニメが原作を超えている印象♪

【総括】
ラブもコメも高いレベルで両立しています。

コメの部分は、関東芸人さんのようなオシャレな笑いではなく、関西芸人さんのようなコテコテな笑いで積極的に攻めてきます(笑) 主人公のツッコミも負けていません。

ラブの部分は、ダブルヒロインの基本(回ごとにヒロインの好感度が一進一退)をおさえつつ、ポイントでは純愛を貫いていて、かなり萌え度は高いです。

アニメをあまりたくさん観ていない方には特に、導入として観てほしいアニメですね♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了】
{netabare}
登場人物はいずれも鯉、いや、濃い方ばりです(笑)

個人的に一番印象に残っているのは、ルナパパ(シュワちゃん)とエラ呼吸三兄弟(顔面魚やんw)。このアニメを象徴するような無茶苦茶なキャラです(笑)

本当に見所の多いアニメで、上記のダブルヒロイン以外でも沢山の見所が。例えば、燦の天然っぷりや、人間社会に微妙に溶け込んでいないところの萌え。そんな中、次第に深まっていく女の友情。瀬戸内組の、特にシャーク藤代さんや巻と永澄の命がけの勝負w 政の男気や永澄とのBL展開w 豪三郎の極度の親バカっぷり。明乃の隙のある可愛さ。三河海のやられっぷり(笑) 他にも書けばキリがないです。その中でも個人的に好きだったのは、燦と巡の絡み。任侠である燦が、お巡りさんや猫を怖がっている姿は可愛かったです♪

と、これを観ても分かるよう、「色んなキャラが、色んなキャラと繋がっている」のが、本作の優れた点のひとつです。

ドタバタ系の学園コメディでは、毎話、毎シリーズごとにトラブルメーカーが必要になり、サブキャラが増えていく傾向にありますが、そのサブキャラを使い捨てにせず、(登場回数や濃度の減少はあれど)極力生かしていこうという姿勢に、制作陣(特に原作者)の「愛」を感じます。こういう(サブキャラを大切にする)作品って、名作になり得ますよね。例えば「ハヤテのごとく」や「スクールランブル」にも似た傾向が見られ、やはりどちらも優秀な作品かと思います。

また、本筋である、永澄と燦の恋愛に関しても、「二人がしっかり成長し、歩み寄っている」のが好印象です。

「うる星やつら」から連なる「押し掛け女房モノ」の良さは、1話目からメインヒロインが確定し、色々浮気をしたりハーレム要素(その都度見せるメインヒロインの嫉妬)はありながらも、結局は本妻に落ち着くだろうという安心感にあると思います(諸星あたる なんか、正にそう)。

しかし、一方で、ある意味ゴール地点から第1話が始まるため、ワクワク感やドキドキ感を演出しにくい部分があります。

ここで生きてくるのが、燦の「任侠」という設定。燦が永澄との結婚を決めたのは、「人助けの延長線上にある、任侠としての筋を通すという責任感」がきっかけ。「責任感」だから、婚約はするものの、永澄との恋愛感情がそこまで強くなく、作品を通して徐々に深まる真の恋愛感情を描くことに成功しました。また、押し掛け女房のきっかけが、(よくありがちな)「宿命」のように、「ヒロインが初めは嫌々だった」のではなく、(すもものように)「子作り」という(ある意味)「打算」に起因したものではないことも、本作の爽やかさを支えていると思います(まあ、任侠が爽やかというのも変ですがw)。

一方永澄も、最初はハーレム主人公らしいヘタレで、燦に対しても「命を救ってくれた恩」が優先していましたが、徐々に燦の人間性(人魚性?w)に惹かれ、燦に見合う「侠」になるため、男気を磨いていく過程が描かれていました。ラストのアニオリ展開(バトルモノ)は、(少々力業でしたが)胸熱でした。

このように、「人間界に順応していく、燦」「男気を磨いていく、永澄」「次第に本物に変わっていく、夫婦の間柄」と、キチッと成長を描けていたのは、実に王道でした。

このアニメ、「ギャグが合わない」以外は、きっと楽しめる作りになっています。これほど詰め込んだのにバランスを失わなかった制作陣に、拍手!
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 20

ヒロウミ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

2クールも必要ない!ラブ抜きラブコメ(進展無し)はダレトク作品?

【あにこれランキングTOP300マラソンキャンペーン】
コメディネタの薄さを演者と丁寧な絵でカバー!でも設定活かさずラブコメ活かさず何も活きず2クール!!!
これはネタなのか?


いやー、長すぎ。本当に長すぎ。
物語はほぼ1話簡潔型のギャグコメディ系作品。本来主軸となるべき恋物語の要素は最後の最後までペラッペラでギャグにハマらなければラジオにすらならない作品。
4話ぐらいから17話まですんごい退屈でしたね。長いスパンのものなのにキャラクターの掘り下げも浅く人魚の設定もあって無いような味気無さ。5話ぐらいからTVで流しながらスマホでYouTubeで色々な動画を漁る始末。最終2話も「だろうねー」な展開で特に語るほどのものもない。


絵は丁寧に描かれており終始安定した作画なのだがそれだけ。
声優さんの熱演や声芸は力の入ったもので良かった。特にキタエリ良いやん!でもそれだけ。うん、それだけな作品。
ギャグが寒い。ノリ的には「バカテス」みたいな感じで若年層向けなテンポやネタがまぁ引っ掛かりなさ過ぎてビックリするレベル。視聴しながら虚しくなりましたね。



って事で最近アニメも不作で暇なんです。そんな中、動画コンテンツのトップをひた走るYouTube。売れなくなった芸能人もYouTubeへの転向をし始め今ではお金の臭いに敏感な怪しい大人に溢れています。
更には3DのキャラクターをVRゴーグルやモーションキャプチャーを使用し操作しながら配信するバーチャルYouTuber(以降VTuber)がゴロゴロ溢れています。演者のビジュアル要素が必要なく匿名性を保てるのと生身の人間のもつ「生々しさ」が緩和される傾向が強くこれからも増えるだろう。
そこで最近よく見るVTuberを少しご紹介します。

【キズナアイ】
VTuberの始祖とも言われておりムーブメントのパイオニア。番組登録者数は日本のTOPYouTuberにも肩を並べるがゲーム下手、歌下手、ネタ小並みで面白味に欠けており動画の中味に見応えがなく再生数はすこぶる低い。中の人が声優の割りに声の表情がない(下手)。始祖という以外何も無い。

【輝夜月(カグヤルナ)】
首締めハム太郎の異名を持つ声芸系YouTuber。多彩な声色を持ちネタは豊富で良編集も相まって面白い。短めな動画も多く気軽に見易いが最近調子に乗り始めて動画投稿頻度が下がる。

【ミライアカリ】
オタク用語、下ネタ大好きライトビ◯チ風VTuber。声による演技はそれなりで編集で上手く隠れているがライブ配信では嘘臭さが光る。歌が上手いが動画は当たり外れが大きくある。少し食傷気味感は否めない。

【ヨメミ】
「エイレーン」というゆっくり系YouTuberの正統派後継者。FPS系ゲームが得意で本人の語彙力の無さも相まってアホカワスカッシュみたいな感じ。VTuberなのに「やってみた」系動画も多く、下手な事言わないように頑張ってるがアホなのでまともに表現できない姿が健気で好感を持てる。

【田中ヒメ&鈴木ヒナ】
当初は田中ヒメ単独だったが、少し遅れて鈴木ヒナが合流し「ヒメヒナチャンネル」となった。田中ヒメは声芸に長けており、アホ。鈴木ヒナは冷静沈着なキャラでヒメに突っ込みを入れているがアホ。歌が抜群に上手く歌動画以外も良編集でかなり面白い。最近イチオシのVTuber。

【ポン子】
Weathernewsで7年前から存在するアンドロイド。正式名は「ウェザーロイド Airi」なのだがバグや欠陥が多くファンの間では「ポン子」で周知されている。「中の人」がハッキリ出てしまう放送事故があったのだが未だにしらを切り続けており更にはネタにしている図太さがある。
毎週木曜日は「フル充電」と称し中の人がその他は「省エネモード」と称しゆっくりちゃんでライブ配信をしている。
ウェザーロイドらしく天気ネタは多彩で更に他のネタも工夫が凝らされており思わずクスリとさせられる。毎日見てます。
「10分で分かるポン子」
https://youtu.be/ptqD2mLXUTY

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16

85.3 14 純情アニメランキング14位
となりの怪物くん(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (2540)
13601人が棚に入れました
成績にしか興味のなかった冷血女子・水谷雫は、プリントを届けたことがきっかけで問題児・吉田春に気に入られてしまう。そして、それをきっかけに雫の人間関係が著しく変わっていく。

声優・キャラクター
戸松遥、鈴木達央、種﨑敦美、逢坂良太、寺島拓篤、花澤香菜、中村悠一、樋口智透、阿部敦、小野友樹、ささきのぞみ
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

<最終回まで視聴完了> いつもの彼ら いつもの日常

全13話ということで、1クールだったから仕方ないかもだけれど
最終回には最終回らしい感動が欲しかったっていうのが
真っ先に浮かぶ感想ではある。

何度もくっついたり離れたり、心は行ったり来たりだった雫と
思い返せば実は一途だった春の2人が、穏やかに笑えていれば
それで幸せなのかもしれないけれどね。
視聴者的には、もう一歩か二歩踏み込んでも良かった気がするし
なつめちゃんの告白も有耶無耶なままだし、
優山がなぜあれほどまでに春以外の人からも恐れられてたのか
描ききれていなかった。

これで終わってしまうなら、数話前のほうがよほど最終回に
ふさわしい内容だったと思うんだよなぁ・・
でも、これが彼ららしさだと言われれば頷ける部分もあって。
逆に、2期へ期待しちゃってもいいのかな?なんてことも感じたり。
あぁそうか、春と雫がどうなるかを描くのが目的じゃなく
何らかの問題をそれぞれ抱えた高校生たちが関わり合って
少しずつ「本当の友達」になっていく話だったのかもだね。
それならちょっと納得できる。

まぁ何だかんだ言いつつも、共感する想いや、
リアルな自分と現在進行形で重なる部分もあったりで
毎週楽しめたのだから良しとしよう。
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<9話の感想>

なつめちゃんが、春や雫たちを見てひとりで心配してるのが面白いし可愛い。
方向音痴の秀才ヤマケンは立ち位置的に、ライバルと言うよりは
協力者だと思っていたが、今後の動き方次第では、さらに面白くなりそう。
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<8話の感想>

文化祭、楽しそうだった。
学校舞台にした作品観ていていつも楽しみなのが文化祭編だったりする。
そんなことは置いておいて(笑)
やっと自分の本当の気持ちに気づけたらしい雫が
戸惑いながらも今後どういう変化を見せてくれるのか楽しみ。
一歩踏み込んだ内容で面白かったけれど、確かに悩むよね。
今まで友だちも彼氏もあえて作ってこなかった彼女なのだし
自分に素直になりたくても怖いから、再び勉強に逃げ込む。
それは彼女にとって、勉強が将来の夢を叶えるためという以前に
心の鎧であり、自分の居場所だからなんだろうね。
でも、今のままじゃ、一途を通してきた春が哀れ。
じれったいけど両者の気持ちが痛いほどわかるので、見守ろう。
----------------------------------------
<7話の感想>

(仕事や勉強)>(恋愛)って決心を孕んだ距離って難しいよね。
このままどうなってもアリっていうのとは全然違うから。
難しいというのは自分だけの想いと決心だけで成り立つわけではなく
相手にも想いや考え方があるからね。
両者とも同じ意見なら問題ないのだけど・・
影響力の強い相手だったり、自分の中に少しでも迷いがあれば
足元をすくわれてしまう。
「こぼれた水は戻らないから大事にする」のか「鉄は熱いうちに溶かせ」か。
{netabare}
答えが決まってるのに期待させるのは良くないって言って
勉強を優先して打ち込む雫にはすごーく共感するものがあるけれど、
進展させなくても、傍にいられる喜びを楽しもうとする春の気持ちも
ものすごーーくわかる(笑)
{/netabare}
で、ここで第1話を思い返してみると、2人とも人との距離感や態度が
随分変化したよねぇ。互いの影響力たるやすごいものがあることは確か。
彼氏彼女の関係にならなくたって、同等の影響は与え合えているのだよね。
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<6話の感想>

原作読んでいないからわからないのだが、
2人が無事相思相愛を認め合って、ちゃんとつきあうっていうのが
ラストではないような気がしているのだけれど違うのかなぁ?
それまでの間に紆余曲折、一進一退を繰り返しつつ、
でもそれだけで終わってしまったら平凡だし。
底が見えそうで見えないラインを保ってる感覚。
純朴通り越して鈍感な2人なのに妙な部分が敏感で、なんだかおかしい。
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<5話の感想>
{netabare}
春がお兄さんを避ける理由、お兄さんの言い分が判明。
でもまだ何かありそう。
そして前回から登場している新キャラの女の子。
学級委員だったんだね。すごくわかりやすいタイプ。
彼女の気持ちに雫がいち早く気づいた模様。 {/netabare}

次回からしばらく「起承転結」の「転」突入かな?
-------------------------------------

<4話の感想>

春のブレイクが可笑しかった。
可笑しかったけど、人間の印象は笑顔ひとつで変わるんだ
ってことだよね。と、あらためて思った。
雫の家でスイカ割りしてる時、彼女のタンクトップが
グリーンと黒のボーダーで、それはまるでスイカみたいで、
なんとなく、彼女の心をだいぶ開いたのを揶揄してる気がした。
それにしても春の兄弟関係が気になる。何があったんだろう?
-----------------------------------

<3話の感想>

人物が増えて話に奥行きが出てきた。
春も第一印象からすると随分落ち着いてるし
雫の微妙な心の変化もわかりやすく描かれていると思う。
個人的な好みを言ってしまうと、雫のモノローグはもう少し
抑え気味にして、仕草や表情(頬を赤らめる以外で)心理描写を
してくれるともっと好きな作品になる気がするのだけどね。
でもコミカルに描きたいようなので、これはこれでアリかも。

ところで・・・
{netabare}
新しく登場した優山くんって、春にそっくりだったから
たぶん兄弟なのだろうけれど、春になぜあれほど避けられているのか
雫との恋愛の行方なんかより気になった(笑)
しかも声が中村悠一さんではないか~
今後の楽しみが増えたw
{/netabare}
---------------------------------------
1話はさすがにハイテンションで、一時はどうなるかと思ったが
実際あそこまではいかなくても、春や雫に近い人っている。
頭に思い描いたことが即座に行動に出てしまったり、
相手がどう思うかより自分がどう思ってるかだけで物事を進める人も、
頭に何か浮かんでも自分には無関係、と冷静かつ冷淡に遠巻きでいる人も
結局は、人間関係においての距離感をうまくコントロールできずに
心の殻に閉じこもってしまうタイプ。
だけど、そんな人にも理解者とみなせる相手が現れた場合は
自分を変えていけるほどの影響力があるわけで・・・

まだ2話までしか観ていないけれども、この作品はおそらく
そういう部分を友情や恋愛を絡めながら描いていくのじゃないかなぁ?
それに春も雫も本当はすごく優しい子っていうのが観ていて心地良い。
周囲からはいろいろ誤解を受けやすいタイプかもしれなくても、
真剣に怒ったり、純粋な涙をこぼしてみたり、優しく微笑んだり
顔を赤らめ照れてみたり、そんなふうにコロコロ変わる表情が、
とても素直でいいなと思う。

とりあえず、このままベタベタアツアツモードになるのではなく、
乙女な想いを自覚した雫が今後しばらくは
振り回されるのだろうけれど
まだまだ面白く個性豊かなクラスメイトが登場しそうなので
今後も引き続き、楽しみに見守っていこうと思う。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 88
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

Q&A リサイタル!の印象強い

不器用な女の子と不良?少年とのラブコメみたいなやつ。時折、ドキドキさせられて面白かったけど、その時は原作が終わってなかったからしょうがないだろうが最終話が個人的に謎すぎていまいち評価しにくい。

{netabare}勉強できて滅茶苦茶けんか強いっていうのは凄い。そんな春のキャラクターをあまり好きにはなれてない。{/netabare}

なんかOPの印象は凄く残っているけれど、内容のインパクトはそこまで強いというわけでもなさそう。

OP
Q&A リサイタル! 歌 戸松遥
ED
White Wishes 歌 9nine


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
1. となりの吉田くん
となりの席の問題児、吉田春にプリントを届けたことがきっかけで、友達認定をされ懐かれてしまった水谷雫。目標のため、他人に構わず勉強一筋で過ごしてきた雫は、春のペースに巻き込まれたじたじ…。そんな2人の前にヤマケン達が現れる。春のことを友達だと言う彼らの行動に対して、正直に思ったことを口に出した雫だったが、その言葉に春は怒ってしまって……!?

2. 変
ニワトリを拾ってきたり、急に逃げ出したりする春の奇行には慣れてきたものの、露骨なアプローチにどう対応していいか困り果てる雫。しかし、一緒に過ごす中で確実に春を意識していると気付き始めていた。そんなある日、下校途中に同じクラスのあさ子から勉強を教えてほしいと頼まれる。事情を知った春は、あさ子に勉強を教えることになったが、勉強会での2人の様子を見て、雫は思うところがあるようで……。

3. やっかい
正直に自分の気持ちを伝えたのに、春からの思いもよらない返事に戸惑う雫。そんな雫をよそに、春が拾ったニワトリ「名古屋」を学校で飼うことが決まり、あさ子、ササヤンと共に鶏小屋を作ることになった。休日に集まった4人はホームセンターへ向かうが、そこでヤマケン達と再び遭遇。予期せぬ再会に逃げ出す雫だったが、ひょんなことから一緒に鶏小屋を作ることになり……。

4. 夏ブレイク
相変わらずクラスメイトから怯えられている春。しかし、雫からのアドバイスを実行したことにより、女子達の間でまさかの人気急上昇!!そんな状況下でむかえた球技大会当日、春は女生徒が上級生に詰め寄られている現場に遭遇する。割って入ったことにより絡まれてしまい、キレた春は相手に殴りかかるが、気が付くと周囲は距離を置くように春を見ていて……。

5. 吉田くんちの事情
春の中学時代や、実の兄・優山の話を聞いた雫は、その話題になると“詮索するな”と言う春に、どこまで踏み込んでいいのか思いあぐねていた。そんな時、ふたりの前に突如現れた優山は、雫に用事があると言い彼女を連れ出す。一方、一瞬にしてその場から逃げ隠れた春は、偶然居合わせた球技大会の一件で見知った同級生・大島に優山の様子を探らせるが……。

6. 彼女達の憂鬱な日々
優山との話し合い以降、春を失いたくないと自覚した雫。しかし、思わしくない模試の結果や、急浮上した大島の存在に動揺を隠せない。ある時、大島を巻き込んだある作戦会議の場で口ゲンカしてしまう雫と春。それをきっかけにして話し合いを始めたふたりだが、どうにも会話がかみ合わない…。間で聞いていた大島は、その状況にやきもきして、ついにはあらぬ事を咆哮してしまう。

7. 2人の距離
自分の気持ちの整理をつけた雫と、雫への想いを自覚した春。すれ違ってしまった気持ちにへこんでいた春だが、大島との会話やあさ子の喝により、昔ある人に言われた言葉を思い出し、改めて雫に告白する。雫の答えは決まったものでも、気持ちが溢れてしまった春は、いつも以上に雫に付きまとうように…。そんな中、松楊高校では文化祭の準備が着々と進んでいた。

8. おいでませ!松楊祭
雫は文化祭に遊びに来て迷子になっているヤマケンと出会う。彼を案内しようと連れ出すがふたりが一緒にいたことを知った春は不満を隠せない。そのころ、春の知らぬところでは文化祭を満喫している優山と、それに付き合わされている満善の姿があった。

9. 0と1
朝、雫が目覚めるとなぜか自分の部屋に春の姿が…。話しをするうちに、父・隆司の店がまた潰れたと知った雫は、最初こそ驚いていたものの冷静に店の整理をし始める。追い出された春は勉強会に合流。あさ子に聞かれ、雫との現状の関係を報告していた。

10. クリスマス
あさ子企画によるクリスマス会が開催されることになった。買い出しに付き合う雫は、最近、いつも以上に自分の傍で怯えるように周囲を警戒する春に、伝えたいことを言えずにいた。そして、店でヤマケン達とばったり再会する春、雫、あさ子。警戒心むき出しの春はヤマケンにパーティー参加拒否を付きつける。その理由が雫に惚れているからということをみんなの前で言い放ってしまい…!?

11. 山口さんちの賢二くん
ヤマケンこと山口賢二は、自らをエリートと言い切る自信家。予備校の冬期講習に雫と一緒に通うことになり、さりげなくアピールしようとするも、プライドが邪魔して素直に自分の気持ちを表せないでいた。一方、雫はヤマケンからのアドバイスで春に向き合う決心をしたのもつかの間、春はヤマケンの存在を意識しすぎて……。

12. 年は暮れゆく
みっちゃんへの想いを自覚し始めたあさ子は、本人とうまく話せないことをササヤンにこぼすと、“好きだからでしょ”と一刀両断。否定をしつつも、恋心は大きくなるばかり…。冬休みに入り、いつもの様に雫たちに会えない日々が続いていたが、ある電話で寂しさが爆発したあさ子は水谷家にお邪魔することになり!?

13. 春遠からじ
みんなで迎えた騒がしい年明けも終わり、平穏な日々が戻ってきた。雫は元旦以来会っていない春を気にかけていると、突如部屋の窓から春が現れた!異様な格好をしている春は、何か“さがしもの”をしているらしいが……。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4
ネタバレ

メルヘン◆エッヘン さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

(2期、3期希望)ジェットコースター感覚の恋愛模様――キャラ配置の妙、美しい作画にまいりました。

あー、続きが観たい。
放映と並行して追いかけてから時間が経過して、さらにその思いが強くなってきました。1クールの限界だったのですね。

わたしにとって、文句をつけようがないほどすばらしい(前半)でした。作画は好みというか、びっくりするほど。主役ふたりのキャラデザ最高。

本作については入れ込みが強すぎるので未だに冷静になれません。よって、断片的に記述していきます。

■冒頭から;自分の中で傑作になりそう。いきなりはまってます。(結果、そうなりました)

恋愛物が好きな方には特におすすめしたいし、ぜひ一度ごらんください。やめるのはいつでもできますから。捻りのある恋の話かな、と。

いい意味でのもどしかさ100%。いらいらします。どきどきさせてくれる序盤エピソードのいくつかで、となり怪物くん「ハル」君のすこし謎めいた生活がすこしづつがあきらかになってくるのです。

油断しているとヒロイン雫とハルの関係性の変化を見逃してしまいます。じっくりご覧になることをおすすめします。微妙な言動を集中することで味わえるかもしれません。

ヒロイン主人公・水谷雫(シズク)は、成績上位を維持することにに関心が強い、{netabare}2番あることには耐えられないほど屈辱を感じるし、全国レベル模試で、上位30位になったとことで満足しない上昇志向の強い女の子である。はっきり言って日本の大学で入れないところはないのだし、現実的にはアメリカの有名大に行けばと突っ込みたくなった。ごめんなさい。

また、勉強などしなくても学年トップの成績をらくらくとってしまうハルには{/netabare}複雑な感情をいだかざるをえない。うまい設定だ。また、この少しだけ不自然な背景設定を乗り越えてしまえ。物語はそれからだ。

そして、{netabare}ヒロインが奪われるいきなりのキッス、これは普通ないですよね。最近では当たり前のストーリーづくりなのかもしれませんがわたしには衝撃でした。物語のラストが冒頭で「解決」と。{/netabare}

その後、友だちと恋人の境界線のはざまでふたりの葛藤、少年期にありがちな心のズレが繰り広げられる。微妙なすれちがい、タイミングの悪さ、いつのまにかふたりを応援する立場になってしまう。

すでに、ここでハルとシズクに目を離せない。相性120%どこにも文句のつけようのない設定。

理想的ともいうべき背景処理のうまさ、パースも狂うことなく時間予算が限られた中で、よくここまでやっているとほんとうに敬服します。キャラクターデザインも同じく好みで、背景との関係や撮影処理、溶けこむように考えられた色彩計画もとてもうまくできています。

■ネタばれではないけど{netabare}散発的に

※はじまり

シズクが、始業式早々、先輩にからまれていた同級生を救うことで停学処分を受けたハルが停学処分あけになっても登校しないために、担任の依頼でプリントを届けることになる。理由は吉田くん隣席であるというだけで、特に必然というわけではなかった。

ハルは、真の友達{netabare}がいないことがを気にしている面が伺える。ハルもシズクをともだちとして気に入る。雫の存在はハルの心を溶かしたのか、しっかりと登校をはじめることになる。この変化を解くのは笑えるほどの{/netabare}ハルの友達願望がある。

物語は続くのだろう。アニメの句切りとしての終わらせ方も悪くありませんでした。最初の数話のもっていかれる感覚はなかった全体でしたが。

※過去を遡るシーン

うさぎの死に対する悲しみもなく、周囲から「ドライアイス」と呼ばれたものの、決して残虐性を持った性格でもないことが観る者には、伺える。彼女はアイスドールではなく、家族の事情などをくみとれるほんとうは優しい女の子なのだ。他の生徒、児童たちとは価値観と行動が異なるだけの話で、実は誠実な生き方をしているといえる。

ドライアイスとたとえられるほど冷徹なキャラクターように見せながら自分の立場がわるくなることを厭わず、ハルの「軽い友人たち」に思い切った反論、意見を伝えることのできる、勇気のある女性でもある。

もともとの彼女であれば、こうした変化は想像できなかったものだ。彼女は、ハルとの関係性の中で変化をはじめたのだろう。{/netabare}

そして、2人の感情に友情以上のものが芽生ことはたしかなのだが、導入話でいきなり{netabare}ハルはシズクにキッスをするなど、恋愛感情をいただいているのはないかとも思える行動に出る。やがてハルはきちんと登校を始め、シズクの助言で、他のクラスメートなどとの関係も変化し、人間関係が大きく変わっていくなかで、恋敵の出没{/netabare}などで、シズクの気持ちは新しいステージへの突入していくのであった。

やっぱり今後もアニメ化希望です。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 53

82.7 15 純情アニメランキング15位
琴浦さん(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (2435)
12324人が棚に入れました
琴浦春香は、一見普通の女子高生に見えるものの、人の心が読める能力を持つ。
しかしそのことをきっかけに、周りを疎外するようになっていった。と
ころが転校してきた早々に出会った真鍋義久がきっかけとなり、徐々に心が解され、また彼に惹かれていくのだが…。

―2012年8月にテレビアニメ化が発表された。

声優・キャラクター
金元寿子、福島潤、花澤香菜、久保ユリカ、下野紘
ネタバレ

アムールトラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

琴浦さんへの愛を詰め込みましたww【忠告】超長いですww

琴浦さんを一言で言うならば、
「萌えながらシリアス」
になります。

◎前書き(16.5.1加筆修正)
萌えとシリアスを融合した作品は最近増えてきていますが、ここまでシリアスなものは後にも先にも琴浦さんだけかもしれません。
決して完璧な作品とは言えませんが、とても個人的に好みな作品なので、ぜひ一度見てもらいたいと思っています。

※このレビューは超々々長いです。しゃれにならないくらい。(タグを開いてみれば分かります。)
読めるものなら読んでみろww
まじめに読むと少なくとも20分はかかると見ていいです。読むときはその点にご留意ください。もちろん、全部読んで頂けるととても嬉しいですが、多分相当きついです。

〈視聴状況〉
友人に薦められて一回目。
琴浦さんを愛でたくなって二回目。
もっと布教したいと思って三回目。 計三周。

──────────────────────☆彡
まずはキャラデザから。
外れのない可愛らしいキャラデザだと思います。程よいバランスで、凄く取っつきやすいですね。
強いて言えば、鼻がちっと特徴的かな?
まあ、それでも可愛いです。 

しかし、その中でも特に琴浦さん(主人公ヒロイン)の可愛さは異常です。目元の柔らかい感じとか最高です。
なんというか、小動物的な、愛でたくなる可愛さがあります。行動と組み合わされば破壊力抜群です。(荷物入ったダンボールタワーをなぎ倒すくらいに)

そして、そんな可愛い琴浦さんは人の心が読めてしまう。
それゆえに心に傷を負ってしまった。そんな中、運命の出会いを果たし、再生していく。そして、新たな人生を歩み始める。
大筋はこんな感じです。

シリアスを主軸としながら、適度なギャグで見やすく仕上げられています。
こんなに重い題材をよくもこの作品に落とし込めたものだなあ、と。

──────────────────────☆彡
○op「そんなこと裏のまた裏話でしょ?」
作品によく合ったオープニングです。
opアニメーションでぴょこぴょこ出てくる琴浦さんが超可愛いです。
リズムに乗れる、中毒性のある曲です。
コシコシコシ。
題名についてなのですが、
そんな"琴浦"のまた裏話でしょ?←琴浦と掛けてる気がしないでもないですね。


○ed「希望の花」
これは神曲です。曲調もさることながら、歌詞が素晴らしすぎる。
アニメ琴浦さんのシリアス部分を凝縮したような、全国の卒業式で採用できるような曲です。
特に好きなフレーズはこの曲のラスト。

今あなたと、この場所から始めよう♪

シリアスシーンのバックで流れてくるこの曲は反則級ですね。流石に号泣とまではいかないものの、少なからず涙腺が刺激されたことは否定できないです。

○ed「ESP研のテーマ」
第5話限定エンディングテーマです。
内容はタイトルのまんまで、ノリがいい曲です。少し日常のオープニングに似てる気がしないでもなかったです。

○ed「つるぺた」
第6話限定エンディングテーマです。
ぺったんこヒロインであるところの琴浦さんがひたすらにかわいいエンディングムービーでした。

──────────────────────☆彡

Q.でも何で『琴浦さん』はこんなにも見やすいの?

A.4コマ漫画原作なので、とてもテンポが良いです。このポイントは大きいですね。
また、キャラデザや声優の演技力も一役買っていると思われます。

心という、ともすれば物凄く重たくなる題材を扱っているにも関わらず、それを全く感じさせないのが素晴らしいです。
視聴後感は、あーよかった。
本当に良かった。見てるこっちもハッピーだ。


これが4コマ漫画って頭狂ってるだろ。なんだよこの安定感は。(ウフフ)


琴浦さんを見て、不快感が生まれることはまず無いでしょう。
★気軽に見られるシリアス作品として、皆さんにおすすめできます。


○声優について
実は超豪華です。
先輩コンビ(花澤さんと下野さん)は特に神がかってます。
琴浦さん役の金元さんも、琴浦さんの可愛さを充分に引き出しています。以下割愛(キリがないので)。

琴浦さんは間違いなく良作ですが、
その良さ、はたして演技が先かストーリーが先か。
まあ、多分ストーリーが先です。豪華声優をあてられるくらいの良作ということです。
──────────────────────☆彡
以下、各話レビューなるものになります。
<<各話評価>>◎、○、△、×の四段階。

一話:琴浦さんと真鍋くん◎
{netabare}~あらすじ~
琴浦さんは心が読めます。そして、その代償に、人として当たり前の多くのものを失ってきました。
転校した琴浦さんはある少年•真鍋と出会います。その日から、琴浦さんの世界が変わり始めました。

~構成~
○前半
琴浦さんの幼少時代から現在に至るまでの軌跡。真鍋との出会い。
○op「そんなこと裏のまた裏話でしょ?」
○後半
すっかり擦れてしまった琴浦さん。接触を図る真鍋。猛アタックの末、真鍋はとうとう琴浦さんの心を開く。
○ed「希望の花」

~1話のお話~
キャラデからは想像もつかない、まさに衝撃の第一話でした。
1話はどこをとっても精巧な心理描写が成されていますが、特筆すべきは以下の2シーンです。

①前半のラスト
前半ではあまりに惨い琴浦さんの遍歴が描かれます。クラスメイトからいじめを受けて怪物と罵られ、それは小、中、高と年を重ねる度にエスカレートしていきます。
しかも、そんなのは序の口だと言わんばかりの手酷い場面があります。

「これでこの問題児ともおさらばだ」
教師が心の中でふと考えてしまったことです。{netabare}それを、琴浦さんは『読んで』しまいました。
それでも教師か!と言いたくなりますが、ここで責められるべきは教師ではありません。心はどうしようもないものですから、それを表面に出さなかった教師がどうこう言われる筋合いはないのです。
しかし、琴浦さんにはそんなこと関係ない。琴浦さんが心に受ける傷の大きさを目に焼き付けられました。{/netabare}

そして、両親の離婚。
{netabare}まだ幼い琴浦さんが何の悪気もなく放ったセリフが決定打となってしまいました。
琴浦さんは自分を責めます。
しかも、母親は言います。
「あんたなんか、生まなければ良かった」
絶望感は計り知れません。{/netabare}

これらの場面が、霞がかった配色で演出されます。その効果で、視聴者は暗い心情をひしひしと感じています。

そこで訪れる前半ラストのワンシーンです。
それは、琴浦さんがもう何度目になる転校をした日のことでした。
どうせ上手くいきっこないのだから
と淡白な自己紹介をし、指定された席に向かう途中の出来事です。
一応書いておくと、この時、琴浦さんは雑な自己紹介のせいで、既にクラスメイト達からの嫌みを『読んで』います。
そんな中、
真鍋:「あれ、お前誰?」
琴浦さんを全く気にも留めていなかった男子が一人いました。そいつは真鍋。
{netabare}その瞬間、画面全体にかかった霞にひびが入り、砕け散りました。
琴浦さんの世界が変わり始めたのです。{/netabare}

②後半のラスト
琴浦さんが真鍋に独白します。
{netabare}「こうなってしまったのは全部自分が悪い。」
「人と関わると迷惑をかけてしまう。」
「私に関わらないで欲しい。」
琴浦さんは頑なで、なかなか心を開きません。
それでも真鍋は琴浦さんと仲良くなろうと頑張ります。
「そんなこと言って、一番傷付いてるのはお前じゃないか」{/netabare}

このシーン、琴浦さんも真鍋も名言メイカーです。記憶しておきたいセリフがぽんぽん出てきます。
今まで耐えに耐えてきた琴浦さんが心を開くこの場面は感涙ものです。
①、②以外にも名シーン揃いの1話でした。{/netabare}

二話:初めての……◎
{netabare}~あらすじ~
仲良くなった琴浦さんと真鍋は、百合子さんの登場でESP研究会(超能力研究会)に入部します。
活動の一環で占いをやった時、真鍋に恋する少女•森谷さんが、自分の思考を読ませることで琴浦さんを攻撃しました。
真鍋は琴浦さんを守る為、森谷さんと直接口論し、無事平穏が保たれました。

~構成~
○op前
琴浦さんの朝の日常及び登校。
○Aパート
琴浦さんと真鍋がESP研究会に入部。百合子さん、室戸先輩と知り合う。
○Bパート
百合子さんの提案で、琴浦さんは占いをやることに。真鍋に恋する森谷さんとの衝突。真鍋の活躍で一件落着。
○ed

~2話のお話~
2話は個人的には神回の一つです。
この回の山場での真鍋の格好良さはシリーズ通して指折りに入ります。むしろ一番かもしれません。
{netabare}ESP研の百合子部長の提案で占いをやった際、相手が森谷さんの時に琴浦さんは吐いてしまいます。なぜなら、森谷さんの精神攻撃はことごとく琴浦さんのトラウマを抉るもので、到底耐えられなかったからです。
ゲロは汚いですね。普通だったら、やってしまったキャラは少なからず悪印象を纏うことになってしまいます。しかし、琴浦さんはそうはなりませんでした。
山場のシーン。真鍋は森谷さんに言い放ちます。
「琴浦に吐かせるくらい、お前の心が汚いってことだろ」
このセリフが
『森谷さんの心=ゲロ』
という図式を立ち上げました。そして、ゲロの悪印象を琴浦さんから取り除きました。それどころか、琴浦さんの悲惨さを際だたせる結果となりました。
そして──
「好きだからだよ!」
これは、なんで琴浦さんを庇うのかという問いに対する真鍋の答えです。これほど純粋で否定のしようがない答えがあるでしょうか。少なくとも、森谷さんに対してはこれ以上ない答えでした。だって、森谷さんは真鍋のことが好きだから。
真鍋は絶対に計算なんてしない男です。だから、これらは天然から出たセリフです。{/netabare}
天然最強説が急浮上しました。{/netabare}

三話:嬉しくて、楽しくて△
{netabare}~あらすじ~
ESP研はカラオケに行きました。琴浦さんの歌声は酷いものでした。
琴浦さんは真鍋に弁当を作る約束をします。その日、真鍋は森谷流の男等に襲われ、入院します。見舞いに行った琴浦さんは自責に駆られ、いなくなってしまいました。

~構成~
○op前
真鍋、黒板に描かれた相合い傘にハートを付け足す。
○Aパート
ESP研、カラオケに行く。
○Bパート
琴浦さんが真鍋に弁当を作る約束をした日、真鍋は森谷流の男等に襲われる。
琴浦さんが転校してしまう。
○ed

~3話のお話~
心を開きつつあった琴浦さんが、真鍋の怪我をきっかけに再び自分を責めます。
病院でのすれ違いの描き方が良かったです。
{netabare}琴浦さんは真鍋の病室の前で心を読みます。真鍋は何気ない思考の中で、琴浦さんに被害が無かったことを喜んでいます。
それを聞いて、琴浦さんは自分を責めます。
「私がいなければ、こんなことにはならなかった」

せっかく良い感じだったのに、という悔しさを感じるストーリーでした。
1、2話で琴浦さんの悲劇から再生を描き、少し落ち着いたかというタイミングで悲劇がぶり返すという構成ですね。
これはありがちながらもドラマチックで手堅いです。しかも、嫌な感情がぶり返すことは確かに実際あるものだから、違和感も感じません。{/netabare}
あざとかったですね。{/netabare}

四話:変わる世界○
{netabare}~あらすじ~
転校したかに思われた琴浦さんは実家(大豪邸)に帰っていました。室戸先輩の情報網と和尚さんの助けによって琴浦さんを見つけ出すことができました。そして、ESP研は琴浦さんを説得し、一緒に学校に戻ることになります。

~構成~
○op前
琴浦さんが一人で遊ぶ様子
○Aパート
無気力な真鍋。先輩二人の助けもあって、琴浦さんを追い、寺で手掛かりを見つける。
○Bパート
琴浦さんの豪邸にて。琴浦さん捕獲作戦。森谷さんの琴浦さんへの謝罪。
○edのラスト
琴浦さんと真鍋の会話。
「やっといつも通りだな」
「そんなことないよ。ほんの少しだけど、変わったよ」

~4話のお話~
3話で主人公ヒロインがいなくなるという衝撃体験をしてからの、4話です。
室戸先輩がハッキングやらを出来るという設定が追加されましたが、今まで作り上げられた人物像的に違和感なくすんなりと受け入れられました。
さて、琴浦さんはどこに失踪していたのか。
なんと、『琴浦駅』周辺です。

★ 鳥取県東伯郡琴浦町
{netabare}萌え起こしとかいうのがあるらしいですね。
琴浦町は琴浦さん原作サイドと良好な関係も築いている(wikipedia)らしいです。
知らなかったな。

琴浦さんのポスターが作られたらしいです。
知らなかったな。

琴浦さんはナンバープレートにもなってるらしいです。
知らなかったな。…ちょっと欲しいかもしれない。流石に使えないけれども。

萌え起こしって、他にも色々ありますよね。自衛隊とか。
アニメも地域も団体も布教できるという妙案ですね。考えた人は凄いと思います。{/netabare}

琴浦さんが金持ちそうだということはそれとなく示唆されていましたが、それがはっきりと示されたのはこの話(4話)が初めてです。到底日本だとは思えない大豪邸の持ち主でした。そこに暮らすは初老のお爺さんです。
ニット帽を被り、好好爺然とした彼=琴浦祖父は、その実ただのエロスでした。
いかにも大富豪のじじいという感じで、よく分からん思考の持ち主です。孫=琴浦さんのお尻に触れて興奮しております。
同じくよく分からん思考をしている真鍋=エロスと相性が合うのか、この二人の絡みがなかなか良かったです。
果ては、真鍋に対してまだまだだと宣言し、エロスを推進する始末です。{/netabare}

五話:学園天国?○
{netabare}~あらすじ~
琴浦さんは無事、町に戻ってきます。学校では森谷さんとの関係が大幅に改善し、森谷さんはESP研に入部します。そして、遅ればせながら新入部員歓迎会を琴浦さん宅で執り行います。
その後、体育祭が開かれ、真鍋は借り物競争、琴浦さんはリレーに参加します。運動神経があまり良くない琴浦さんは最下位になってしまいますが、森谷流のネタで復活します。

~構成~
○op前
琴浦さんが田舎から帰ってくる。
○Aパート
森谷さんがESP研に入部。琴浦さんの新しい家にて、新入部員歓迎会。
○Bパート
森谷流ネタ。運動会が開かれる。
○ed「ESP研のテーマ」

~5話のお話~
4話までは、ギャグで適度に息抜きしつつのシリアスでした。そして、5話は、萌えギャグです。
今話は、純粋に琴浦さんを愛でることが出来る非常に有り難い回であります。
特に印象に残った場面を挙げましょう。
①琴浦さんが回るシーン
{netabare}文字通り、琴浦さんがくるくると横回転して段ボール箱に突っ込みます。落下に巻き込まれて「完」です。
op前のシーンで一度、森谷さんの写真を眺めた後にもう一度回ります。くるくる。
心の中に留めきることが出来ない感情の発露がこれです。まさに萌えの化身というべきか、僕には可愛い以外の形容詞が思い浮かばなかったです。{/netabare}

②琴浦さんと真鍋のいちゃいちゃ
{netabare}二人の好感度メーターは既に共に振り切れています。カンストです。下がる気配などないし、下げる必要もないです。この二人のいちゃいちゃは、ささやかで甘く温かい。その象徴たる、こんな場面がありました。
{netabare}「この家、前の家よりも真鍋くんの家に近いんだよ」
「そんなこと言っちゃダメだよー男の子の心を刺激しちゃ(以下略)」
かあー!いちゃいちゃしやがって!{/netabare}

また、こんな場面もあります。
新入部員歓迎会の後、睡眠中に図らずも琴浦さんと真鍋は寄り添って寝ていました。(偶然の産物)
その場面を激写した部長は琴浦さんに迫ります。
{netabare}「欲しいー?」
恥じらう琴浦さんの横で写真を欲しがる真鍋。部長は写真を消します。
しかし、
「ちゃんと送っといたわよ」
部長、ナイス!琴浦さんの心は幸せに満たされました。{/netabare}{/netabare}
萌えが止まらない回でした。{/netabare}

六話:夏休み!○
{netabare}~あらすじ~
脳筋の森谷さんはテスト赤点で補習三昧です。そんな森谷さんを待ち、ESP研は夏合宿に行きました。琴浦さん爺の招きにより、はるかーランド、海、バーベキュー、花火と楽しんだESP研。楽しそうな琴浦さんの姿を陰から琴浦さん母が見ていたようです。

~構成~
○op前
森谷が琴浦さんが好成績であることに対し、糾弾する笑
○Aパート
はるかーランドへようこそ。
ESP研は合宿的なものに行く。
○Bパート
海、バーベキュー、花火。真鍋が琴浦さんの弁当を食べる。
○ed「つるぺた」

~6話のお話~
まず、触れねばならないのはedテーマの「つるぺた」です。これはなんとも素晴らしい曲で、琴浦さんへの愛をきっと深めてくれることでしょう。
今回も5話に引き続き、萌え回というやつだと思います。やはり琴浦さんは可愛いかったです。{netabare}お化け屋敷で怖がる姿なんてもう、どうしようもなくそそります。
海シーンで「シャーー!!」も最高でした。
そんな中、3話以来お流れになっていた"琴浦さんのお弁当"がついにやってきます。真鍋はバーベキューを差し置いて琴浦さん作の弁当を食べます。当然の選択ですね。偉い。{/netabare}
そしてまた深まる琴浦さんと真鍋の親密度でした。
一方で、琴浦さん母の存在が示唆されております。どうなることやら。{/netabare}

七話:この世界に私は◎
{netabare}~あらすじ~
6話から夏期合宿が続いています。琴浦温泉にて、混浴ネタ、森谷さんの料理ネタ(下手が招いた惨劇)が展開されました。
町へ期間後、森谷さんは缶詰めになります。一方琴浦さんは真鍋に避けられている気がします。しかし、それはサプライズへの準備だったのです。

~構成~
○op前
真鍋と琴浦爺が混浴を目指す
○Aパート
琴浦温泉にて。森谷の料理が引き起こした惨劇。琴浦さんが母への思いを語る。
○Bパート
森谷の勉強。琴浦さんの苦悩。サプライズパーティー。
○ed

~7話のお話~
少しずつ琴浦母の存在がクローズアップされてきています。そんな中でのAパート:ギャグ回、Bパート:ハートウォーミングでした。
7話は殊更に「琴浦さんの幸せな日常」が描かれていたように思います。いつもの仲間、いつもの掛け合い。様々な苦難を乗り越えてきた琴浦さんがやっと手にした日常ですね。
Bパートの話でそれがより顕著でした。{netabare}真鍋の様子がいつもと違うことに気付き、不安に駆られる琴浦さんは未だこの温かい世界に馴染みきれていません。それで先輩二人に相談すると、
「考えるだけ無駄」
先輩方は突き放したのではありません。このセリフは真鍋への信頼ゆえなのです。しかし、それに気付けず琴浦さんは苦悩します。
ラストシーンで真鍋の行動に種明かしが成されます。
「誕生日、おめでとう!」
琴浦さんは心を読めてしまうから、サプライズ企画について他の人にも話せなかったという。
そんなこんなで、真鍋なら心配ない、という日常に琴浦さんはようやく気付くのです。{/netabare}
琴浦さん=サイコという設定とストーリーを絡めた良話でした。
最後はこのセリフで締められます。
{netabare}「お母さま、この世界に私は……」
琴浦さんの世界に変化が起きたということを示すセリフですね。{/netabare}{/netabare}

八話:デートじゃないもん○
{netabare}~あらすじ~
琴浦さんが風邪を引いた日の話です。
前半では、琴浦さん宅での看病が、
後半では真鍋と琴浦さんとの初デートが描かれました。

~構成~
○op前
真鍋から琴浦さんへの誕生日プレゼント(ロケットペンダント)
○Aパート
琴浦さんの風邪。
超能力が使えなくなった琴浦さん。真鍋は煩悩を鎮めつつ、看病します。
○Bパート
初デート。
普段からとても仲良しな二人の初々しいデートです。プリクラをロケットペンダントに入れる演出もあります。
○ed後
琴浦さんの超能力が再発現し、同時に倒れてしまいます。

~8話のお話~
普段からいちゃいちゃし放題の琴浦さんと真鍋ですが、今回は少し様子が違います。同じ二人きりという状況でも、意識しているのとしていないのとでは大きく異なりますから。
デートを意識し過ぎたのでしょう。琴浦さんはいつも以上におどおどとしていて可愛かったです。
{netabare}8話では、一時的とはいえ琴浦さんの読心術が消えます。生まれてこのかた常に超能力と共に過ごしてきた琴浦さんにとって、超能力がないことの方が非日常です。映画館での何気ないセリフが、それを如実に物語っています。
{netabare}「映画見にくると、いつも見る前にラストが分かっちゃうんだよね…」{/netabare}
幸い、今日は超能力が消えています。非日常を満喫する琴浦さんでしたとさ。{/netabare}
どの映画も全てネタバレされる世界なんて、嫌ですね。{/netabare}

九話:まわりにはみんなが○
{netabare}~あらすじ~
琴浦さんは、連続通り魔の思考を読んでしまいました。その事実がきっかけで、琴浦さんは再び風評被害にあいます。励ます為、琴浦爺は食事会を開きました。しかし、高級ホテルにて、琴浦さんはお母さまと出会ってしまいます。真鍋の活躍により、琴浦母子の関係にひびが入りました。
一方、森谷さんは琴浦さんに対する罪悪感から、一人袋小路に迷い込むことになります。

~構成~
○op前
刑事さん達の状況
○Aパート
ESP研にて、連続通り魔の話題。帰り道、真鍋は琴浦家にお邪魔することに?
○Bパート
刑事さんとの邂逅。琴浦爺の誘いにより、ホテルでディナー。
○ed後
森谷さんの手が血塗れに。

~9話のお話~
4話以来のシリアスメインといえるでしょう。連続通り魔という非日常の介入により、琴浦さんが築いてきた日常に微かなひびが入ったと思われます。
それにしても、この話では真鍋の安定感を痛感することになりました。{netabare}目が据わっていてとてもではないけれど近づきたくない琴浦母に対し、「俺、琴浦と離れる気全然ないんで」と言うその勇猛さ(?)は素晴らしいとしかいいようがないです。
しかも、それによって琴浦母の心根が垣間見えたのですから、グッジョブです。
そして、ed後のワンシーンが意味深です。さて、森谷さんはどうなってしまうのでしょうか。
次への引きが上手いですね。{/netabare}{/netabare}

十話:だけどあなたはいない△
{netabare}~あらすじ~
森谷さんは通り魔の第一発見者で、友人の証言のせいで逮捕されました。ESP研(真鍋抜き)は犯人を見つけ、事件を解決しようとします。その際、真鍋は琴浦さんの危険を鑑みて反対、不参加となりました。部長が囮となり、作戦を実行に移しました。

~構成~
○op前
学校に報道陣。森谷さんが逮捕された!?
○Aパート
警察署にて。ESP研が乗り込んで森谷さんの証言をする。
○Bパート
ESP研は犯人探しをする。(真鍋は抜きで)
部長が囮になる。
○ed

~10話のお話~
今まで一度たりとも衝突したことのなかった二人(琴浦さんと真鍋)が初めて喧嘩別れしました。{netabare}先輩方は楽観視して静観していますが、琴浦さんは友達がいなかったから、喧嘩もしたことがありません。仲直りはどうなるのか。先への期待が高まります。
一方で、刑事さんの不穏な動きの見せ方が秀逸です。普通な人に見せかけながら、小さな違和感をばらまいていくというのは、なかなか出来ないことかと思います。
「いい友達だよね。だって、平気であなたと一緒にいられるんだもん」
衝撃のセリフです。
そして、衝撃のラストでした。部長が背後から犯人に狙われ、鈍い音を残して幕引きという。{/netabare}これは、11話を見るしかない展開ですね。{/netabare}

十一話:スタンド•バイ•ミー◎
{netabare}~あらすじ~
連続通り魔に襲われたESP研。室戸が身を挺することで、百合子は守られました。しかし、そのことに百合子と琴浦さんは責任感を感じます。責任感ゆえの行動が起点となってストーリーが展開されました。百合子と室戸の関係。森谷さんと真鍋の関係。琴浦さんと真鍋の関係。そして、連続通り魔事件の行方。真犯人は刑事さんでした。

~構成~
○op前
犯人とESP研の大立ち回り
○病院
室戸君は軽傷。琴浦さん、自分を責める。
○刑事さん宅
一人でいる琴浦さんを刑事が保護、自宅に連れて行く。
○小学校前
琴浦さんに逃げられた森谷さんは真鍋に活を入れる。告白。
○病院
室戸君と百合子さんの話。
○刑事さん宅
真犯人は刑事さんだった。
○ed

~11話のお話~
今話は部長(百合子)と室戸先輩にもスポットが当たりました。2話から節々に前振りがありましたが、10話辺りからぐいっとクローズアップされてきて、11話で完全に話題とあいなりました。

{netabare}○千里眼を持つ母親に降りかかった災難のせいで闇を抱える百合子。しかし、悪役に徹し切ることは出来ません。そんな百合子を静かに見守る室戸。二人の間では、少し狂いが生じながらも、儚い関係が出来上がっています。{/netabare}
室戸達の話以外にも、11話では、1話の再来とも思える程に心情が裸にされました。

①森谷─真鍋
{netabare}森谷さんは一途でした。初登場からここに至るまで、真鍋への愛を貫いたのです。ある意味清々しい程の恋心。ここまでくれば賞賛に値するでしょう。
{netabare}「ずっと好きでした」
真鍋は告白をされますが、
「すまん、俺は琴浦が好きだ。お前の気持ちは受け取れない」
断ります。しょうがない。だって、あの二人は……。{/netabare}
森谷さんにとっても二人の関係は大事なものとなっていました。二人の関係が続くことを心の底から願ってしまっていたのです。でも、自分の心は偽れない。だから、告白して散る。
{netabare}これが、森谷流というやつですか。{/netabare}{/netabare}

②刑事•月野さん
{netabare}なんと、真犯人が刑事さんという話。
月野さんは一人ぼっちでした。ずっと誰からも受け入れてもらえずに生きてきた。なのに、自分が持っていないものを全て持っている少女•琴浦さんが現れた。
月野さんはストレスが爆発してしまいます。想像に難くないことですね。
しかし、彼女の二重人格には正直驚きました。ストレスを溜めてしまう表人格とストレスを解消する裏人格『俺』。今後症状が改善してくれることを期待したくなるような終わり方でした。{/netabare}

③琴浦さん─真鍋
{netabare}ここだけが少し不満といえば不満です。
今回琴浦さんは真鍋に縋るばかりで逃げに徹してしまいます。目の前のことから目を逸らしてしまったのです。
{netabare}「悲劇のヒロインごっこ」
『琴浦さん』で出てきたフレーズですね。少しそうなってしまったかと思います。{/netabare}
具体的にどこをどうすればということを言えないのが悔しいですが、琴浦さんの苦悩や成長を描いて欲しかったなと少し思いました。
しかし、真鍋側が琴浦さんに寄るというシナリオとしては、真鍋の思考がよく描けていて良かったです。
{netabare}「俺はずっと琴浦といるって言ったじゃないか」{/netabare}
真鍋は強いですね。
それに、琴浦さんの設定を考えると、このシナリオが最善かもしれないです。{/netabare}{/netabare}

十二話(最終回):伝えたい言葉(ココロ)○
{netabare}~あらすじ~
ESP研は百合子の変心により、「超能力者で遊ぶ部」となりました。その日常が描かれます。その後、琴浦さんが家に帰ると母親が。図らずも、母親が本心ではずっと琴浦さんのことを思っていたことを知ります。「言葉にしないと伝わらない想い」があることを知った琴浦さんは真鍋に告白し、真鍋からも返事を受け取りました。「ずーっと好きだ」

~構成~
○op前
本日をもって、ESP研を解散します。
○Aパート
新ESP研発足。カラオケ。琴浦宅に母出現。
○Bパート
琴浦さん、母と和解。そして、真鍋と愛を確認し合う。
○ed「希望の花」
「琴浦さーん!」
「みんな、おはよう!」

~12話のお話~
大団円であります。涙腺が緩みました。
琴浦さんが数々の苦難を乗り越えてくる姿を見た私達は、その温かさに涙するのです。
しかし、最後まで落ちがありましたね。
{netabare}真鍋:俺、いつも言ってるからな
琴浦:え、言われてないよ
真鍋:え、そうだっけ?
あろうことか、真鍋は口頭で「好き」と言ったと勘違いしていたのです。
琴浦さんか言葉にすることの大切さを知ったのは何だったのか。唖然とする琴浦さんに、真鍋は
{netabare}「ずーっと好きだ」{/netabare}
耳元で。息のかかる至近距離で。目を見て!
琴浦さん、良かったね。本当に良かったね。{/netabare}
幸せな話です。{/netabare}

──────────────────────☆彡
以下、少々細かな話をさせて頂きます。

★森谷流について
{netabare}「もりっ!」を掛け声とするのが森谷流武術です。
両手を大きく広げて、上下互い違いに曲げ、声を上げたなら、あなたも立派な森谷流門下生です。門下生募集中らしいので、入ったらいいと思いますww
この流派は謎が多すぎます。

{netabare}①異様な高学歴
なんと、東大出身とハーバード出身がいるのです。
②あの構えは何なのか
まだ普通に筋トレやっていた方が強くなれそうな?
③森谷ヒヨリの母
彼女のあの格好はなんでしょう。まさか宗教団体じゃあるまいね。というか、原作では確かに宗教団体だそうな。
④敷地面積
きっと相当なものです。琴浦さん爺の豪邸に匹敵しそうな程。{/netabare}

そんなくだらな面白い森谷流は、本編で漏れなくネタにされます。
門下生が少なかった昔、森谷ヒヨリが映ったビラを配っていたそうな。それを回収した真鍋は琴浦さんに引っ越し祝いとして渡します。
そして、その写真は琴浦さんの心のオアシスとなるのでした。{/netabare}

★琴浦さんは何故可愛いのか
{netabare}まず、言えることは「可愛いに理由なんてない」ということです。だから、こんなコーナーはナンセンスな訳ですが、それでもやりたくなってしまったという。
なので、僕なりにやってみます。

①可哀想系ヒロイン
{netabare}主人公がヒロインの酷い境遇を知り、ストーリーが展開するという話は多いですね。「琴浦さん」もその一つであるはずです。こういうパターンが多いのは、それだけ魅力があるからです。ある意味で王道的な魅力があるということです。
男というものは、哀しいかな、女の子を守りたくなってしまうものです。可哀想な境遇を持った女の子というだけで、多少のことは許せてしまう世の中ですから。{/netabare}

②健気さ
{netabare}青年:確かに可哀想ならば嫌いにはなりにくいですね。でも、それは好きとは別の感情ではないですか?
博士:そう、そこがポイントなんだよ。いくら可哀想でも、性格が最悪だったら誰も好きになってはくれないね。
青年:ということは、琴浦さんは性格がいいと?
博士:うーん、それもあるけど、ちょーっと違うかな?
青年:なんですか。もしかして、博士にも分かっていないのですか!
博士:そうさ、分かってない。でも、一つだけ言えることがある。それは──
青年:それは?
博士:琴浦さんは頑張ってるんだよ!ただただ身の不幸を嘆くんじゃなくて、ちゃんと頑張ってるんだよ!「俺は不幸だ」とか、「才能がないから仕方がない」とか言いながら何もしないやついるじゃんか。でも、琴浦さんは違ーう!
青年:お、おう……。
博士:彼女には意志がある。自分ももちろん幸せになりたいけど、他の人が傷つくのはイヤだっていう。それで閉じこもってしまう訳だけど、真鍋がその殻を破った後は、まるで今までの不幸を取り返そうとするかのようだったよ!恋、勉強、部活。精一杯満喫しながら、森谷さんと和解したり、お母さまとの関係改善に努めたりして、自分から幸せを掴み取ろうとしてるんだ!つまり、つまり──
青年:なんとなく分かりましたよ。つまり、健気ってことですね?
博士:そう、健気なんだよ!{/netabare}

③小動物的な?
{netabare}青年:ところで博士、このリスはとても可愛いですね。
(リス:キュンっ)
博士:そうだろそうだろ。可愛いよな!つまりそういうことなんだよ。話が早くて助かるなあ。
青年:いや、なんのことですか。分かりませんから。
博士:(チッ!)
青年:舌打ちしないで教えて下さい。
博士:いやだからさ、琴浦さんは小動物なのだよ。
青年:へえ、どの辺りがですか?
博士:くりくりした瞳!ふわふわした髪!ころころ変わる表情! ふわふわしたもみ上げ!ぺったんこな胸!あと、仕草も!
青年:へ、へえ……
博士:要するに、琴浦さんはぺったんこ可愛いんだよ。
青年:結局何もまとめませんでしたね。
博士:つるーぺたー、ぴったんこ♪{/netabare}{/netabare}

★真鍋と琴浦爺の関係について
{netabare}博士:私は、あんなじじいになりたいよ!
妻:勝手にすればいいわ。
博士:私はお前が心配だよ。くれぐれも琴浦母みたいにならないようにね。
妻:あー、はいはい。(皿を洗いながら)
博士:よし、あの二人の関係について語らおう。
妻:(ジャー)………うーん。
博士:私達も将来的には娘を嫁に出すことになる訳だよな。だけど、琴浦爺の態度について、率直にどう思う?
妻:(ジャー)…………。
博士:ねえ!聞いてよ。
妻:うるさい。
博士:お願い。聞いてくださいお願いします。
妻:(キュッ←蛇口をしめる音)はいはい。で?琴浦爺がどうしたのよ。
博士:彼はさ、娘に寄り付く蠅──つまり真鍋のことだけど──を歓迎してるじゃんか。
妻:そだねー。「この大チャンスを逃すとは何事か!」とか喚いてた。
博士:そうそう。それがさ、果たしてどう評価されるべきなのかってことをさ、語らいたいんだよ。
妻:うざっ
博士:っいまなんて?
妻:そういうのはあの青年とやりなさいよ!私は今忙しいのよ?
博士:そんなに怒らないでよ。じゃあさ、一言でいいから。一言だけ。……ね?それでいいから。
妻:まあそれなら。
博士:で、結局のところどう思う?
妻:あたしは理想的だと思うわよ。だってさ、真鍋いいやつだもの。
博士:………?
妻:……?
博士:それだけ?
妻:うん、それだけよ。親の役割って、子供が引き返せない道に入り込みそうになった時に引き止めることくらいだから。あのじいさんは琴浦さんの祖父でもあり、父でもある訳よね。父親は子供の道を正す。祖父は孫に愛情を注ぐ。それでいいと思うの。だから、真鍋と琴浦爺の関係は理想的じゃない?
博士:(ブンブンッ)うんうん。それが言いたかったんだよ!凄いよ。流石!
妻:そ、そう?なんか照れるわね。
博士:今日は一緒に寝よう?
妻:な、な…唐突ね!?(カァー!赤面)

娘:お父さん、彼氏連れてきたよ!
博士:何を!俺は断じて許さないからな!{/netabare}

★真鍋の精神構造について
{netabare}青年:僕は、彼が何者なのかと問いたいです。
博士:……ん?
青年:つまりですね、真鍋は果たして人間なのかと問いたいのです。
博士:はぁ…。
青年:なんですか。反応が薄いですね。
博士:今、君の真意を測りかねてる。
青年:何と言ったらいいのでしょうか。彼は、少々人間離れしていますよね。例えば、いわゆる『妄想爆発』です。断じて妄想が凄いとかいう訳ではないのですが、意図的にあそこまで思考を制御できるものなのかと。
博士:なーるーほーど。それは確かにそうだ。真鍋は四六時中エロスを思考してて、嫌みなことを何一つ考えないからね。
青年:そうです。彼は聖人君子か何かかと思う程に健全なんですよね。エロスとは言ってもR指定すら付かないレベルだし、何より、人の悪口が一瞬も浮かばないというのは尋常じゃないと思うのです。だってそうでしょう?普段僕たちは穏やかな日常を送ってますが、それは表に出す言葉や表情を意図的に制御しているからです。裏で一瞬も悪いことを考えない人なんていないんですよ。
博士:なのに、真鍋はその枠外にいるからね。
青年:はい、そういうことです。
博士:うーん、どうなんだろうね。確かに現実では考えづらいことだけど……アニメだからねww
青年:それは禁句です。
博士:まあ、相応な精神修行を積めば、無理なこともないんじゃないかな。だから、アニメのシナリオとしてはいいでしょ。「ありそうでない」っていう夢を実現する意味でさ。
青年:大きく出ましたね。
博士:問題なのは現実味じゃないんだよ。納得できるかどうかだと思う。真鍋は、そのボーダーラインなんじゃないかな。だけど、「琴浦さん」の主題は琴浦さんの悲劇からの再生だよね。主題と少しずれてるところだから、多くの人がすんなり入り込めたんじゃないかと思うよ。
青年:はあ、なるほど。僕は違和感感じましたけどね。
博士:そりゃあ人それぞれだからね。それに、何も視聴者全員の最高にならなくてもいいからさ。誰かの心に響けば、それは成功なんだよ。
青年:極論ですね……。
博士:まあ、その人数が多いに越したことはないけどね。{/netabare}

★室戸と百合子の関係について
{netabare}愛が高じた共依存的な関係といえるでしょう。
百合子は千里眼の母親にまつわる事件で少し歪んだ価値観を持ってしまいます。超能力を社会に認めさせるためならば、人の犠牲も厭わないという。
一方の室戸は百合子を愛しています。恋を超越し、静かな熱い愛となっています。
「乗りかかった船だ。どこまでも付いていくよ」
百合子の良いところも悪いところも全て飲み込む発言です。
なんだかんだ言って、琴浦さん─真鍋よりも中毒性の高い愛で結びついているといえるかもしれません。
しかし、盛大な落ちがあります。
{netabare}「どこまでも付いて行くって……?」
「まあ、幼なじみだし、今のところ引っ越す予定もないからね」{/netabare}
まあ、なんだかんだいって一番愛していると思いますけどね。{/netabare}

──────────────────────☆彡
◎最後に
前の方にも書いた通り、「琴浦さん」は完璧とは言えない作品です。しかし、「人の心」をとても丁寧に扱った、最高な作品ではあると思っています。まだ見ていない方にはぜひ見て欲しいです。
また、このレビューを読んで少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
各話レビュー及び小節まで全て目を通してくださった方がもしいたならば、最大級の感謝を捧げます。(計14803字)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 40
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

12話鑑賞済み。総評ぽいもの第1稿を追加(4/7)

まず。
今後、視聴したいと思っている方へ。
・下手な予備知識は持たずに観ることをオススメします。
・原作も最低アニメ4話まで観てから読んだ方が良いかと。いえ原作先でも一向に構わないとも思いますw どっちが優秀かとか、そういうお話でもなく。

原作4巻まで既読。
個人的に2013年冬クールNo.1だと思っております。

採点ポイント。
物語:1話の出来が何より良かったので。落としつつもきちっと掬い上げて、凹んだままにしておかないのが○。
3~4話にかけては連続したお話なので、例に漏れますが。

声優&キャラ:何だかんだでカッコよくエロスな真鍋君、初めての人達との付き合いを通して変わっていく春香さん、真鍋君の妄想に翻弄される春香さん、利用するといいつつも良い人な部分が多い部長、見た目はアレだけでどイケボな副部長。どなたも分かりやすくて、面白い人達だと思います。演じている声優さんもそれぞれ場に応じて演じ切れてると思います。

作画:観てる限りでとりたてて不満も無く。あるとすれば・・・真鍋君が意外と恐くないところですかね~。妄想内での春香さんの胸が盛られ気味なのは仕様でしょうw

音楽:場面場面に合ったBGMしていると思います。1話の段々暗くなっていくところとか、印象的でした。OPも耳に残ります。

総評っぽいもの。
{netabare}
・特筆すべきはまず、1話でしょうか。原作に触れたことない人から見れば「何この鬱展開?」と感じること間違い無しのAパート。触れたことのある人でもインパクト大だったことでしょう。かくいう僕も、主人公である琴浦さんのトラウマを真っ先にまとめて見せるなんて思いもしませんでした。
・各話にしても12話を通しても登場キャラにしてもですが、このアニメのキーワードになるのは「ギャップ」だと思います。狙って作られた落差だったとしても、それが何処でどういう展開で来るのか予測不能、そういう点も印象的でした。
・「右肩下がり」という評価が多い(元々面白いと思わない方は別として)と見受けられますが、それは多分・・・1話(もしくは4話まで)の展開が良すぎた為ではないかな?と思っております。

・アニメを見る上で「女性キャラ」に注目することが多い人間なのですが、この作品では珍しく「男性キャラ」に目が行きました。特に真鍋君。終盤辺りの室戸君も良かったです。
・エロ要素は持ちつつも下品にならず、悪い意味での表裏を持たず、締めるところは締められる、カッコ良いキャラだったと思います。

・個人的な欲を言えば・・・。室戸家と部長の物語をもうちょっと大きく扱ってもらえていたらな~と。幼い頃の2人の出会いと室戸母との交流は原作で少し扱われていますが、これも良い話でしたので~。

・OP&ED共物語と一緒に盛り上げてくれたと思います。OPの方は「コシコシコシ」で脳内をリフレインし、EDは良いタイミングで涙を誘う、名曲だったと思います。特殊EDも良かったですよ?w
{/netabare}

以下各話感想です。
{netabare}
12話鑑賞後----------
いきなりのESP研解散宣言!?
と思ったら、部長なりのケジメといいますか、仕切り直しなのでしょう。

エロス成分久々でしたね~。

新ESP研を祝ってカラオケ行こう~。
って学習能力無いのか?とw

11話で部長への想いを語ってくれて良いところみせてくれたと思いきや・・・見事なまでの朴念仁っぷりでw

琴浦母のエピソードは・・・これも不覚にも心にきましたね。
1話以降、それまでの記憶や言動が全て見たままというわけでは無かったんですね。

琴浦さんは心を読んで、真鍋君の好意を知っていたわですが・・・やはり言葉として伝えてもらえたら嬉しいわけですよね。
ようやくお互いに言葉にできた今回は、他のエピソード含め通して幸せを感じられる回で良かったと思います。

周りに誰も寄り付かず、暗い背景でスタートした作品ですが・・・。
ラストは明るい、幸せそうな表情の琴浦さんが対照的で印象に残りました。

10~11話------------
原作からの変更の強かった印象の9~11話でしたが・・・。
「真犯人の存在」「琴浦さんの力の告白」「裏サイト」等々。森谷さんの実家もその一部でしょうか。

(10話)
部長の真意が具体的に動く回でもありましたね。
琴浦さんの力を利用した犯人探しに反対する真鍋君、否定も肯定もしない室戸(何もしない時点で肯定してるとも言えますが)、対極的な男性キャラでした(注:どちらの対応も正しいと思います)。
超能力の証明(=御舟母の復讐)を琴浦さんの力に頼り切らず、最終的には自らを囮にしての犯人探しになりましたが。
身を挺して部長を庇った室戸君も無茶をなさる・・・。

(11話)
心の声や琴浦さんの危機への登場など、相変わらずのイケメンっぷりを発揮した真鍋君。
そんなに心配なら傍にいてあげなさい。 1話で「一緒にいる」「離れてなんてやるもんか」と約束したわけですし。

部長&室戸君のやりとりは、正直泣けました(後々若干の齟齬があることがわかり複雑な心境ですが)。
自分の復讐心の為に、周囲にどれだけの迷惑をかけ、最悪室戸君を失う結果になり兼ねない、そう思い知り心に刻んだ部長。
何だかんだで、傍で彼女を見守り続ける室戸。初めて自身がどう想っているかを言葉にしましたね。といいますか・・・この方も(色々な意味で)イケメンですね~。

結局アニメでは
『月野が通り魔の真犯人で、二重人格』
という展開だった為、「無職刑事」ルートにはなりませんでしたね。
改「良」なのか「悪」なのか言及する気はありませんが、これはこれで納得できる結末だとは思います。

そして次回はラスボス登場と。

9話鑑賞後-----------
第三部突入ですね。
通り魔事件となっていますが、観た記憶では死者は出てないようですが・・・。
うん原作読み直そうw まだ布教活動中ですけど・・・。

狙ったのか素なのかわかりませんが・・・前触れもなくエンカウントしてしまった琴浦母に対して、冗談交じりっぽくも琴浦さんを庇える真鍋君のメンタルに感動しました。他のESP研メンバーもでしょうか。

アニメでは名称出てたか不明ですが・・・「森太郎」怖いw 

8話鑑賞後-----------
今回のお話に沿えているか不安ですが、観て率直に感じたこと。「何気ない普段で感じられる幸せや楽しさの貴重さ」ですかね~。上手く書けないので、こんな表現になってしまいましたが・・・。
心の声が聴こえると映画すらまともに楽しめない。そのエピソードが、表面上ほど軽く聞こえなかったものでして。

Aパートの看病エピソードの真鍋君に於かれましては、忍耐のほど、ご苦労様でしたw いや・・・ちょっと心の片隅で「真鍋のヘタレ」と思わなくも無かったですがw

さて・・・Cパートから推察するに、ここで「第二部完」というところでしょうか。ここ4話はある意味、今後への伏線だったのでは?と思います。

余談ですが・・・某スポーツ中継の為に、琴浦さん以外の木曜アニメが一週分遅れました。
制作局だから、明け方にでも放送してもらえたんでしょうね、多分・・・。

7話鑑賞後-----------
Aパートは続・帰省回、Bパートは原作でいう「こっそりバイト回」でした。

Aパートでの原油発掘?では・・・リアルで晩御飯を吹き出しました。真鍋君&琴浦爺の妄想が重複してる辺りで限界スレスレ、で原油が出て・・・w

暴走真鍋&森谷の辺りとかも楽しく観れました。

Bパートは・・・何より久しぶりの真鍋君のイケメンタルっぷりが観られて、涙が。原作では確かクリスマスのエピソードだったと思いますが、誕生日に持ってきたこの展開も良かったと思います。直前に母の夢を挟んでいる辺りも、引き立てにはなっていたかと。

とりあえず・・・まだ琴浦母の出番ではないようで安心しましたが、今クールでのラスボスは彼女のような気がしているので・・・。

6話鑑賞後-----------
今回も鬱展開無しの、夏休み回でした。
水着回~水着回~w

しかし・・・初めて孫が友達を連れてくるというだけで、テーマパークを作ってしまう爺さん・・・。間違いなく爺馬鹿ですねw でもそんな祖父がいてくれたから、ここまで来られたのも間違いない話で。

部長は色々ズルいなぁ・・・w

そしてEDが・・・。
こういうコメディ色の強い回しか、前回今回のようなノリの曲は使えないでしょうし・・・可愛かったですけども、何か切ない気もしました。

EDにはお母さんが・・・。
次回予告観る限りでは、まだ関わってきそうにないですが・・・。

要所要所でイケメンタルな要素を見せている(ように思う)真鍋君ですが・・・最近若干エロス成分が多すぎませんか?w

5話鑑賞後-----------
アバン終了で「完」て・・・w
ビデオ鑑賞会(?)&体育祭回でした。

布教中につき、手元に原作1巻がないのですが・・・鑑賞会って森谷さん無しでしたよね?確か。
そのせいなのか、前回までの琴浦さんへの仕打ちの罰なのか、Aパートでの彼女の扱いが結構酷いな~とw
あ、でも拳圧(衝撃波)でロウソクを消した辺りはカッコよかったですよ? サイコキネシスではないでしょうけどw

この回は通して暗いお話がなく、初めて「最終回」と言われない物だったと思います。次回も予告を観る限りでは、明るい展開になりそうです。

が・・・その先は?
期待しています。

4話鑑賞後-----------
行方を眩ましてしまった後のお話。3話の続きになりますね~。

まず第一点。誰か駅名にツッコんで下さいよ、とw
調べてみた限り「琴浦」というの駅は無さそうなので、アニメでのオリジナルなのでしょうが・・・。

真鍋君の凹みっぷりが、若干キャラ的にどうかな?と。凹んでるというより・・・ヤケになってる?自暴自棄になってる?そんな風に見えました。落ち込むだけなら良いですが・・・。
(追記)
彼がイケメンタルなのを前提で観てしまい、悪い方向ばかりに目が・・・。いえ今回もカッコ良かったです。直後に雰囲気を壊すシーンが多かったので、相殺され気味でしたがw

琴浦祖父はまぁ見事なまでに原作通りだったかと。
真鍋君とのコンビは最悪ですね、本当w

個人的には今一つ謎なのは、森谷さんと琴浦さんの関係性についてでしょうか。原作での展開からも、それほど大きな違いは無く、2人で話すシーンになるわけですが・・・。
原作でもアニメでも、殆どと言って良いほど軋轢にもなっていない(ように見える)2人の関係とは、一体何なんでしょうか。琴浦さんは森谷さんの内心を知ってるわけですから、言葉が無くとも理解できるのでしょうが。
森谷さんの中で、一体何がそこまでの変化を促したのでしょうか。
この辺については色々な方の見方・ご意見を見たいと思います。

(追記)
今回は森谷さんの登場で阻害されましたが・・・真鍋君&琴浦さん、まだお互いの想いを両方が言葉にしたことありませんよね?
琴浦さんは心が読めますし、3話でのぶっちゃけシーンを陰で聴いてましたからご存知でしょうがw
でも琴浦さんの想いはまだハッキリと語られていなかったように思いまして。
いや、端からみてる分にはバレバレなんですけどねw

さぁ次回からは新展開?ということで。次回予告を観る限りでは、原作では番外編にあった体育祭ネタのようですが。

個人的には、御舟&室戸コンビの幼少期とか観てみたいな~と。室戸母とのやり取りは、この作品とかなり相性良さそうですので。

3話鑑賞後-----------
これまでは「一度落としておいてから掬い上げる」パターンでしたが、今回は「持ち上げておいて落とす」そんな展開でした。

ここがまず第一の山場でしょうか。姿を消してしまった琴浦さん、そして森谷さんとの今後。作品初の次回へ持ち越しエピソードですね。

森谷さんの実家を道場にした理由は何となくわかりますが、むしろこのエピソードではそうで無かった方が良かったんでは?と思います。倫理的にも、演出的にも。

コミックでは番外編として描かれていたカラオケエピソードですが・・・想像以上に酷かったw 「ゆのっち」みたいな微妙な下手さかと思っていました。

2話鑑賞後-----------
ESP研の2人が出てきて、占いネタ~ひと騒動というパートでした。このペースは・・・今期で何処までやるのだろう?と気になってみたり。

森谷さんの実家がアレじゃないのも気がついてはいましたが・・・。

後半での、琴浦さんへの嫌がらせに対する真鍋君の反応が予想より軽めだったので、ちょっと拍子抜け。1話の琴浦さんの半生が結構な鬱展開だったので、テンションの上下の幅が出るものと予想していましたが。
いや原作通りなら、この後もテンションダウン有なんで、そちらに期待(?)したいと思います。

でも「好きだから」というセリフは・・・良かった。
その後のやり取りがあまり無かったが、3話以降で描いてもらえると嬉しいかな?と思います。

1話鑑賞後-----------
前半、シリアスな展開からのスタートでしたが・・・これは良かったと思います。後からトラウマの要因を小出しにされるより、先に見せるだけ見せておいて、そこから明るいコメディ性を出していく。それだけでも、まず救われた気持ちになれます。
というか、正直泣けました。「TARITARI」以来でしょうかw

確かに、知っていること思ったことを(直接的に)何でも口に出してしまうのは、人間関係を悪化させる要因ではあります。

が・・・幼い頃にその技術を求めるのは酷だったと思います。ある程度成長した暁には配慮や思いやりというものを持たなければならないのも、当然だとは思いますが・・・。

といいますか・・・彼女の両親には何の同情の余地も無いな、と。
何が理由かなのか、外に女を作っていた父。娘のこと・旦那のことと原因は色々あれど、最終的には「産まなければ良かった」と口にしてしまう母。
最悪だな、と。

真鍋君に逢って、彼女にも明るさが見えてきたように思います。
そこが今回の一番の見所かな?

(追記)幼少期~真鍋君に逢うまでが一番の鬱展開かと思いますが、原作通りにいくとまだまだ山あり谷あり・・・。これからも泣かされそうな気がします。

{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 48
ネタバレ

おかず台 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

琴浦さん

ベタながらもかなり良い作品。
あえて原作を読まず、先を知らないままアニメでストーリーを楽しんでいきたい。

自分の性格からして途中で止まりそうな気がヒシヒシとするが、できる限り各話の感想をそれぞれ随時書いてみる。


第1話感想
{netabare}
良い! 凄く良い!! 今まで見た2013/01開始の新アニメの1話で一番良かった!
アバンの琴浦さんがどんどん傷ついていく様子が(穿った見方だが)、逆に「これから彼女どんな良い事があるんだろう? どんな変化が訪れるんだろう?」と凄くワクワクさせられた。
なのでサブタイトルにも出ている「真鍋の隣に座れ」と言われた時は「キターーー!」となった。

アバン後に入るOPもそれまでの展開とのギャップが凄く、ここからはこういう作品になる、アバンで期待した通りになる、と言う事が分かる。

ちょっとベタだけど1話の構成に感心、期待させられたのでこれ以降も期待したい作品。
{/netabare}

第2話感想
{netabare}
い~よい~よ~。期待通りだよ~。やっぱり今の所一番面白い。
真鍋に出会い、また今回ESP研究会に誘われた事による環境の変化、彼女自身の心境の変化がよく表現されていた。

琴浦さんは転校して来た時は無感情に振舞っていたのが、彼女本来の優しさ、明るさが出てきていたし、真鍋はふざける事が多くても馬鹿なわけじゃない。
今回は琴浦さんをいじめる代表だった森谷も、彼女への嫉妬が一番の動機とは言え言ってる内容は転校してくるまでは(残念ながら)琴浦さんにとっては当たり前の内容と、「理解者がいるからといって全て解決ではない」こと「理解者の少なさ」を表してる。

ただOP・EDを見ると森谷もどうやらESP研究会所属となる様で、「どう琴浦さんと和解するか」も今後の見所。
彼女が真鍋と仲良くなった、好意を持つ様になったきっかけも琴浦さんと似た経緯があったようだから、その辺がポイントになるのかな?


それにしても琴浦さんちっちゃくて可愛い。
{/netabare}

第3・4話感想
{netabare}
漏れ出てきていた3話の感想から、「どうやら3話は続くで終わって、しかもあまり後味が良くないらしい」と感じていたので、4話が来るまで我慢して続けて視聴。
うん、我慢して良かった。
と言うかこの2つの話、良い話なんだけどそれぞれの気持ちが複雑に「すれ違って」るんだよね……上手く書けるだろうか。


前半は前回からの続き的に琴浦さんと、真鍋含むESP研と仲良く。
「今が一番だなんて言うな」は言うと思ったけど、よく言ったw


しかし森谷との確執は当然前回では全然解消されてない上に、意中の相手の真鍋が直接的・間接的に目の前で琴浦さんとイチャイチャしてる物だからフラストレーションがたまり、遂には家の道場の門下生に頼んで……。
(ていうか空手の道場かと思ってたけど、この時の稽古内容からして森谷道場って中国拳法?)
ここ、琴浦さんを襲わせるのかと思ってしまった。良くない展開になるらしいことが分かってただけに余計に。
真鍋じゃないけど、本当に「まだ真鍋で良かった」。場合によってはそれこそ取り返しがつかなくなるし。

でも「襲われてる真鍋を森谷が助ける」とかそういうベタな事がやりたかったわけでもなく、単に痛めつけただけ。
ここだけは僕には彼女が何をしたかったのかよく分からなかった。「可愛さ余って憎さ百倍」って事だろうか?


翌日、担任から真鍋の入院を聞かされるわけだけど、ここは3・4話で一番重要なシーンじゃないかと思う。
正確には自分のしてしまったことに恐怖する森谷と、それに気付いた琴浦さんの反応が。
(ここも台詞・その演技・表情・振り返り方と恐怖・動揺・逃避・後悔が良く表現されててこういう所は……「も」ホントに上手い)

と言うか重要かつ色々な事が凝縮されてて何から書けばいいのか……。
よし、時系列に関係する順番に、簡潔に書いていこう。


「大丈夫だよ」と安心させるように微笑む所。
一見2話以降に見せていたような、彼女の本来の優しさの表れに見えるけど1話のアバンで描かれていたように、小さい頃から心の声を聞いて知ってしまったことを素直に口に出してしまい、それが原因で関係を悪化させてしまっていた彼女。
それを思うとただ「優しく抱えこんでしまう琴浦さん」ではすまないことが分かる。
むろん高校生にもなっているんだからそれくらいの成長は当たり前かもしれないが。


そしてそれを森谷は「自分を庇った」かの様に感じたけど、後からの琴浦さんの「自分がいなくなれば元の日常に戻れると思った」と言う考えを聞くと、ちょっと違うんじゃないかと思った。
この件に関して客観的に見れば嫉妬し事を引き起こした森谷が原因だけど、琴浦さんにとっては「自分が転校してきたことで人間関係が変わり、彼女にそんなことをさせてしまった」と言う事件。

詳しく描写されてないから、彼女がどう「変えた」と思ってるか、具体的には「心を読める人間が来た」事か真鍋が自分を好きになったことかその両方かまでは分からない。
ただ、これまでの彼女の事を考えると前者、テレパスに関してだと思っているのじゃないかと個人的には思う。
理由としては
・何度もそのことが原因で人間関係を壊してしまった
・実際2話ではそのことを理由に森谷は琴浦さんをいじめていた
・恋愛感情が原因なら彼女がいなくなったからと言って元には(少なくともすぐには)戻らないが、テレパスである彼女がいることが原因なのなら確かに戻る
という事から。


更にもう一つ、4話の最後に「森谷をあっさり許しすぎ」という意見もあるけど、彼女が真鍋を襲わせてしまったことは本人の悪意の有無など違いはあるものの、大きく見れば「自分の行動が原因で周りに迷惑をかけた」という点においては琴浦さんと一緒だったりする。
だからこそ琴浦さんは「心が読めた」というだけでなく、その気持ちがよく分かるから「大丈夫だよ」という言葉が出てきたのだと思う。
この事で琴浦さんと森谷はお互いにある程度同じ立場に立っている(森谷がそこまで下がったとも言うが……)。
更に時間経過による心の整理もあり、お互いに相手の嫌な気持ちを分かりあったことで謝罪一つで和解出来たのだと思う。

しかし前述の通り琴浦さんはこの件の原因を勘違いしていた可能性が高いので、そう考えると逆にやっぱりここも森谷から歩み寄った形になってる所が大きい気もする(勿論森谷が悪いというのは前提の上で)。
ただ琴浦さんの幸せと同じ様に森谷との関係も終着点ではなく、むしろようやくスタートラインに立ったところなのでそれも今後の見所……かな?


真面目な事を長々と書き過ぎたので、最後に不真面目な事も少々。
・「喜んで大ジャンプ」とか今時まず無い演出描写w もちろん狙ってやってるんだけど、「良い思い出」な回想シーンにまで混ぜるのやめてw
・今回気付いたけど真鍋のエロ妄想、「現実の本人はしない琴浦さんの色っぽい表情が見られる」というのは視聴者的においしいシーンだなぁ。良いぞもっとやれ!
{/netabare}

第5話感想
{netabare}
今回は(今回から?)完全にギャグ回。1話でOPを見た時「こうなるんだろう」と感じた内容そのもの。
実際にはそこから3話半かかった訳だけど、その積み重ねが例えギャグ回であろうと、話に深みを与えているように思う。


そして今回はギャグ回であると同時にほぼ森谷回。3・4話でお互い相手の気持ちに共感したおかげで、琴浦さんと森谷はすっかり仲良しになりたい2人。
(特に「また嫌われた~」と泣く下りはそれだけ森谷の本気度がうかがえる)
良く考えると森谷は今まで暗黒面ばかりが描かれていて、琴浦さん以上に本来の性格が出ていなかった事に気が付いた。
むしろ今度の件で成長し、精神面では琴浦さんが転校してくる以前より良くなってるかも?


更に後半は2話に稽古風景が出てきた時点でかなりおかしかった「森谷道場」がネタに。
いや、アレおかしいとは思ってたけど、この為の前振りだったのねw
すっかりツボにハマって笑いっぱなしの琴浦さん(と言うか僕も思わず笑ってしまったw)
この関連に関してもちろん森谷本人は全く悪くなく、あえて誰が悪いかと言うならこれを持ってきた真鍋。
ついでにこの件、部長と真鍋は直接相手を弄る描写が多かったのに対し、琴浦さんはあくまで自分の中で納めておこうとしている所に性格の差が出ている。
(予告は本編外なのでノーカウント)


そしてEDも今回から変更、その名も「ESP研のテーマ」!
今回の内容を踏まえると前奏の時点で笑えるというか酷いというか(苦笑)


今回の萌えポイント
借り物競争時、自分の方に向かってくる真鍋を見る琴浦さんの、期待と恥ずかしさが半々の顔w
{/netabare}

第9話感想
{netabare}
おじい様からの電話はあんな感じの内容だろうと思ってたw
そして今回はついにお母様とも直接再会。
真鍋はお母様にも認められて2人は保護者公認カップルに!(爆)

この時の真鍋、凄いなぁ。体を張ってお母様に思わず琴浦さんを庇わせてる。
お母様は素直になれないだけなのか、それともまだ琴浦さんに対する愛情が残っていただけなのか?


それにしても未だに森谷に対する批判の声聞くけど、個人的には彼女より部長の方がいまいち好きになれない。
どうも部長は琴浦さんを復讐の道具扱いしている部分が大きい気がする。


ついでに通り魔犯は誰だろ?
普通にみれば一番怪しいのは女刑事なんだけど。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13

84.5 16 純情アニメランキング16位
プラスティック・メモリーズ(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (2349)
11071人が棚に入れました
人間とほぼ見た目の変わらない人型アンドロイドが世界中に普及した、ちょっぴり未来の世界。アンドロイド製造メーカーSAI社が開発した「ギフティア」は、とても感情豊かで、今までにない人間らしさを持ったアンドロイド。でも技術的な問題で耐用時間があり、それを経過すると、ちょっと……いや、かなりまずいことになる。そのため、SAI社は耐用限界時間を過ぎたギフティアを安全に回収するためにターミナルサービスを設立。そんなターミナルサービスに配属された新入社員の“水柿ツカサ”は、そこでポンコツギフティアの“アイラ”とコンビを組んで、回収業務を行うこととなるのだが――

声優・キャラクター
内匠靖明、雨宮天、赤﨑千夏、矢作紗友里、豊口めぐみ、日野聡、上坂すみれ、飛田展男、拝真之介、津田健次郎
ネタバレ

生来必殺 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

機械仕掛けの道化師とマリオネットの影法師

お茶汲みを特技とする美少女=天然気質の超アンドロイドと
ちょっと抜けてる青年のとの(凸凹と言うよりも)
凹凹コンビが繰り広げるファンタスティックな物語。

限りなく人間に近い、人間とほぼ同一の擬似人格を保有するギフティア
と呼ばれる超アンドロイドが人間と共に暮らす世界の中で・・・
ある日、主人公はヒロインと出会う。
彼女の瞳には涙・・・。

出会いは偶然、運命は必然。思い出は永劫回帰。

果たして主人公は、パートナーシップという問題に対して
いかなる答えを導き出すだろうか?


※本作の視聴に当たっては、SF思考の自重を推奨
※恋愛もの耐性ない人には合わない可能性あり
{netabare}つまり本作は純愛というジャンルではトップクラスの完成度を誇ると言える{/netabare}


この脚本家の実力は本物のようで、驚きを禁じ得ない。
edソングの洗練され具合に衝撃を受け例外的措置の上方修正をしつつ
もしかしたら歴史に名を残す傑作かもしれないという予感を感じたので
只今、レビュ書き直し中。。。

もしかしたら2週目以降の方が楽しめるアニメの類かもしれない。
何気なく発せられた台詞やシーンが物語の本筋と上手いこと歯車のように
かみ合い連動している印象を受けた。



16.ジェダイの道化師、復讐劇 機械仕掛けの輝きと贈りもの
{netabare}
カズキには後悔してることがある。
お互いのためと称してかつての相棒アイラとパートナーを解消したことだ。
その選択は必ずしも間違いだったというわけではない。
オーバーワークが祟って身体機能に著しい障害が顕在化するようになった
アイラに休息を与え、あるいは現場での業務をこなすのが不可能であるなら
現場から引き離す、それはアイラの体のことを考えたら適切な対応であると言える。
だが、アイラに、アイラの思いにパートナーとしてちゃんと「向き合っていた」
のか考えた時、ツカサがアイラにしたように真摯に向き合ってなかった
過去の自分を省みて考えを改めるのだった。

だから、カズキは不器用ながらもアイラと純粋に向き合うツカサに見所を感じ
反省の念を込めて全力で後方支援のお節介を焼きまくるのだ。

遊園地は昼から夕方へ、そして夜の時間を迎える。
夜の闇はツカサに寂しさをもたらす。
楽しかった思い出はちゃんと残るとアイラに慰めの言葉を掛けられても
ツカサはアイラの手をギュと握り締めることしか出来ない。
あとツカサにできることがあるとしたら、パートナーとして最後の瞬間まで
アイラと向き合うことだけだろう。

そう、だから、、観覧車、運命の輪の中で二人は向かい合わせに座り、
終りの瞬間のために向き合うのだ。
そしてツカサは、別れというものが意味する真なるリアリティーに遭遇する。

ツカサはアイラに出遭った時、前世の記憶か?宿命か?彼女の涙を笑顔に変え
彼女を悲劇から救済したいという思いに駆られる。
そのためにゆっくり流れる日常の中で彼女との楽しい思い出作りに没頭するのだった。
その日常の繰り返しによって二人の距離は縮まり、パートナーとしての
信頼関係が深まり、深い絆が芽生える。
アイラに笑顔が戻り、ツカサはあることに気がつく。
最初はアイラのためにやっていると思っていた楽しい思い出作りが、自分にとっての
喜びであり、至福のひと時であり、生き甲斐となっていたのである。
アイラはツカサにとって掛け替えのない存在であるということに気がついた時、
思い出を引き裂くようにして、別れがツカサを訪れる。ツカサは今、
振り子運動の反動か、あるいは予定調和の当然の結末として、
幸せの絶頂期から別れの悲しみのどん底に突き落とされるのだった。
思い出が輝かしければ輝かしい程、その反動として闇がより濃厚なものとなる。
楽しい笑顔の日常が終りを告げ、深い悲しみの闇がやってくる・・・
身が引き裂かれるような悲しみと苦痛にツカサは襲われる。
「涙」。それは「別れの悲しみ」を意味するものだ。

ツカサは悟る。アイラと出遭った時に見た彼女の「涙」の真の意味を。
楽しい思い出をいくら積み重ねても最後は悲しみ、悲劇で終わる。
如何に抗おうとも別れという必然的結末から逃れることは出来ない。
ツカサはアイラと向き合うことにより、アイラが抱いていた悲しみ知り
そして、同様に心の奥底に秘められた自分にとっての深い悲しみを知る。
結局のところツカサはアイラを失い、孤独の闇の中に埋没して終わるのだろうか?

いや、二人の絆は今こうして向き合っている間にも更に深まっていっている。
楽しい思い出を共有してきた二人は、同じ悲しみを分かち合い、お互いの気持ちを
より深く理解し合い、唯一無二のベストパートナーとなったのだ。

世界でたった一人の片割れを失う耐え難い悲しみに涙をこらえることは出来ない。
出遭いがあれば別れという必然的帰結として涙がもたらされる。
しかしそれを逆から見れば、涙あるところには必然的に「出遭いの喜び」
があるという関係性が成り立つ。
出遭いの喜びと別れの悲しみとは表裏一体にあるのだ。

悲劇の運命に抗い続けてきた悲しみのマリオネット、ツカサの「涙」に感化された
アイラは魂の共鳴連鎖を発動し、奇跡を引き起こす。
デウス・エクス・マキナ=機械仕掛けの神、降臨。アイラの覚醒である。

悲劇物語の中の奇跡とは、とてもささやかなものである。
暗い闇の中に微かに輝く星屑程度の光。

今アイラにできるのは、ツカサに出遭えた喜びと心からの感謝の言葉を贈ること、
ただそれだけ。
ツカサとの出遭いがきっかけでアイラは現場復帰でき、仕事とプライベートの
両面で充実した生を全うできた。
「ギフティアのオーナーの心のケアも徹底する」というアイラがこだわり続けた
方針は、いつしか第一ターミナルサービスの全員が一丸となって追い求める目標となり
ツカサと一緒に業務を続けていくうちに所有者や回収対象のギフティアから
感謝の言葉を贈られるという予想外の出来事に遭遇し、驚きを覚えるに至る。
今まで自分がやってきたことは、思い出を引き裂く仕事なんかじゃなく
やりがいがあって、所有者とギフティアにとって有意義なことだと気がつく。
アイラは、自分の仕事に誇りを持ち、悲劇の物語から救済されたのだ。

別れはアイラにとっても悲しいことである。だから自然に涙がこぼれる。
だが、とても楽しく、とても充実していた思い出の記憶を辿ると
奇跡的な出会いによってもたらされた喜びが溢れてきて、アイラの表情は
自然と笑顔になる。
アイラの優しさと心からの感謝の言葉ときらきら輝くような笑顔の表情に
感化されたツカサは、泣きながらも、不意に笑顔をアイラに返すのだった。
悲劇と喜劇の鬩ぎ合いの中で、笑顔が悲しみを引き戻す。

アイラは最後の瞬間に光を放つ。それは命の輝きが消える直前のスパーク現象か?
それとも神がかった奇跡の発動を象徴する聖なる光の現われだろうか?

ツカサはアイラの最後の瞬間の笑顔を記憶に焼き付けて、必ず思い出すだろう。
アイラと出遭った喜び、楽しい思い出、充実していたすべてのことを。
悲しみは消えないだろう。それでもアイラの命の光の、スターマインのように
輝きを放つ、記憶が、ツカサの中で希望として残り続ける限り、
ツカサはダークサイドに陥ることはないだろう。

奇跡的な出遭いは、奇跡的な別れをもたらした。
悲劇の結末は涙で終わるのが運命なのだが、
「笑顔でお別れする」というとてもささやかな奇跡が起こり
ツカサは悲劇の物語から救済される。

二人は互いの笑顔を、出遭いの喜びを決して忘れることができない。
だから約束を交わす。「いつかまた巡り会えますように」と。
それは叶わぬ望みなのかもしれない。有限の生の中で出遭いは一度きりなのだから。
それが運命だと定まっていたとしても、人間というのは出遭いの喜び、再会
を諦めきれない存在なのかもしれない。
だから、最後まで運命に抗う。
薬指のリングが象徴するハートの約束が潰えても祈りを捧げずにはいられない。
運命に対峙する人間の最後の抵抗、それは祈り。
諦めずに何度も祈りを繰り返す「いつかまた巡り会えますように」と。
そうやって折り合いをつけるしかやり様がないのかもしれない。
有限の生を精一杯生きるために。
{/netabare}





1.サイバーマリオネットは道化師の夢を見るか?
{netabare}
本作に描かれた内容を理解する上で不可欠なことは
ギフティアは話の都合上一応アンドロイドなのだが、物語上の意味合いとしては
ギフティアは「人形」という存在を意図するということ。
理屈としては未来のハイテク科学技術によって発明されたアンドロイド
ということでもいいのだけど、アンドロイドとしての機構がどうとか
動力源がどうとか、質量、出力、動作プログラム、データのバックアップがどうのこうのと、
そういう類の詳細な設定や、理屈付けとかあった方が世界観のリアリティーが増す
かと言えば、本来目指すものとは恐らく全然違う方向性に向かってしまうだろう。
この物語ヒロインは「人形」という設定なしには成り立たないのである。

似たような趣旨の例として挙げられるのが攻殻機動隊GITS。
この映画作品の中で象徴的意味合いを含んでいるのが「人形使い」である。
「サイボーグ使い」という名前でないのは単に語呂が悪いからというだけでなく
この作品の続編にあたる「イノセンス」では「人形」という「記号」が
内包する真の意味について、監督独自の着想が極めて先鋭的に展開される。
その内容詳細については、解釈の難解さなどの理由もあり、ここでは割愛するが、
人間というものは、人形という存在を目の前に置くと、独特の行動を
とってしまうものなのかもしれない。

人形は人の形をし、魂がない虚ろな存在。
この「虚ろ」は人間にとって本能的恐怖や不安を掻き立てるのか?
人間は人形を目の前にした時、衝動的無意識的に人形に魂を付与してしまう。
神話によって現される人間の誕生秘話がある。それは伝説。
神は土くれの人形に魂を吹き込み、人間という存在が生まれたというもの。
人間の潜在意識の中に在るような漠然とした衝動。
創造主が土くれのヒトガタに魂を吹き込んだように
人間は自分の魂を「人形」に分け与える。

子どもは「人形遊び」という遊戯の中で、親子関係という設定を前提とした
母親役を演じ、子役の人形に語りかける。
子どもの目には「人形」が映り、人形の目には「母親役」の子どもが映る。
(という想定上の擬似的関係性が成立する)
二つの視点と二つの人格によるある種の演劇が始まる。
が、実質は自作自演の独り芝居。
独り芝居の演劇において上演された物語はフィクション、虚構であるのだが
その虚構には、女優を演じた子どもの深層心理に潜んだ真実が照らし出される。
「人形の視点」という「設定」が、この「舞台の女優」の演技をより迫真めいたものとし
虚構の中の独特のリアリティーを生み出す。
そしてもうひとつ「視点の効果」として重要なのが、子役の人形の目に映った
母親役の子ども、すなわち自分。自分の目に映った子役の人形が、
まるで自分の意思を離れたかのようにオートマティックに動き出す?
現象(という錯覚)を介してより深い自己認識に至るということ。

貧乏ゆすりや舌打ちなどの癖は本人が無意識的に行うため自覚し難い。
同じように自分の内面的人格に癖があるとしたら、それを把握するのはさらに困難であると言える。
自分の無意識、自分の深層心理、自分の人間性、自分の魂
目には見えないこれらのものを把握するには、どうするか?
恐らく人形に投影させ、「どんな形」か「どんな色」かを把握するしか
方法がないのではなかろうか?
目の前にいる人形の深層心理にダイブすれば、自分の深層に迫ることがきるように。

人形が人間の魂を吸い取る怪奇現象があるとするなら
その主動因は人間の側にあると言えよう。
{/netabare}

2.人形は人間の魂を映す鏡
{netabare}
アンドロイドと人間の恋がより純愛の要素を引き立てるのは
①アンドロイドの心が白紙状態のまっさらである
②人間が求める理想(的人格)を完全に反映した存在として成り立つ
という理由が考えられるのだが、鏡の反射の特性を利用し
反射の連鎖を繰り返すことにより、理想の恋がより理想的な方向に発展可能となる。

新約聖書には、エバ(女)はアダム(男)の一部から創られたと記されている。
アンドロイドという人形が魂を持つとしたら、同じ類的存在の、つまり人間の
魂の一部を受け継ぎ、自律可動が可能になったと考えるべきではなかろうか?
アンドロイドが登場するファンタスティックな物語の中では。
{/netabare}

3.始りは終りの始まり 誕生は死の始り
{netabare}
別れ、終り、死。第1話から悲しい展開を予感させる出だしだが
物語の進路はどっちに向いているだろうか?

第1話冒頭から伏線、炸裂!
ギフティアと記憶と別れの悲しみ。
とある所有者はこう言い放つ、「ニーナを失うくらいなら死んだ方がましさぁっ!」
と確信めいたことを言われ、否定できず、同意する主人公。[死亡フラグその壱]
ある意味主人公の死亡フラグが立ったと解釈できなくないが
より本質的なことは、この物語が「悲劇」であるいう直観。

そして、それを考える上で重要不可欠なことがある!
それは愛しのアイラたん!のファッションチェ~~~~~~ックだ!
そう!まさに真理!お洒落は足元からなのである。
結論、「白いブーツ」を愛用している。ピュアな彼女にお似合いである。
{/netabare}

4.死へのダイブ 「イシカワ!これから潜るぞ!」
{netabare}
第一ターミナル課回収実績№1のアイラはその潜在能力を発揮する。
プレッシャーで硬直、呼び鈴エラー・・・
ゴミ箱ダイブ、に、貧乳? もとい!頻尿・・・
そんなバナナ!のお笑い要員!?ドジっ子設定萌え?
負けず嫌いで仕事熱心な彼女。
パートナーのツカサには強がって見せるも、度重なる仕事での失敗と自己嫌悪
シャワーシーンでその時、彼女の頬をつたうのは・・・。

「機械仕掛けの道化師」が演じる舞台のお題目は、
「運命という見えない糸に操られる人形」と、そしてその悲しみ。
身が引き裂かれるような苦しみ。
{/netabare}

5.道化師の皮肉なメイクは真実を映し出す。
{netabare}
涙。。

~「舞台の上では道化を演じる我々役者もまた血肉をもち、愛憎を重ねる人間であり、
それを想った作曲者は涙してこの曲を作ったのだ」~

道化師とは派手な衣装と化粧をし、サーカスなどに登場するコメディアンのことを言い
「クラウン」即ち「ピエロ」のことを指す。
道化師の歴史は古く、そのルーツは古代エジプトまで遡るとか。
その中でも中世のヨーロッパの宮廷道化師は芸により王の感情を操り、
時に政治的な助言を行うなどして、国政を左右する程の特別な役割を果たしたとも言われている。

クラウンに涙のメイクを印したのがピエロだ。
その涙は人から馬鹿にされながらも笑いを取らなければならないという
ある種の悲しい宿命を現している。

アイラの使命は第一ターミナルで業務こなし、仕事で役に立つこと。
別に笑いを取ることを目的に意図的にボケているわけではない。
アイラの行動の滑稽さはボディにガタが来てる結果でしかない。
第一ターミナルのギフティアは回収時での交渉能力強化という
特別カスタマイズが施されているのだが、アイラの場合となると
それ以前に顔の表情すら上手くコントロールできず、ある種の緊張状態により
声のトーンまで制御不能になってしまう。
招かざるその訪問者に出くわした所有者には、その表情がホラー映画「IT」に
登場する不気味な「ピエロ」に、もしかしたら見えたのかもしれない。
残り時間が少ない中で何とか有終の美を飾ろうという強い思い
焦りがあったためか、力めば力むほど空回りして、無様な失敗の連続。

しかし一方で観衆は、笑いとることにそこまでして必死になるか?
と哀れなピエロを嘲笑う。

それでもアイラは、回収業務で、ユニットテスティングルームのトレーニングで、「抗い」続ける。
この機械仕掛けのボディのリミットは「定め」られている。
「砂時計の砂」が、ただ下に向かって落ちていくが如く。

これは罰なのかもしれない。
回収効率ばかりを優先し、所有者とそのパートナーであるギフティアの
思い出を引き裂くという悲劇を自らの手で繰り返してきた過去の自分に対する罰だ。
これは当然の報いなのかもしれない。
別れの悲しみと苦しみ、痛みを省みず平然と思い出を引き裂いてきた自分への報いだ。
だから、途中で止めるわけにはいかない。
「ギフティアのオーナーの心のケアも徹底する」という基本方針を最後まで貫き通し、
そして独り、時間の砂とともに朽ち果てる。

「人形」は「人間の魂」を映し出す。
アイラの仕事熱心で負けず嫌いで意固地で面倒くさい性分は、恐らく
前のパートナーだったカズキの人格の影響だろう。
よく言えば実直で責任感があるのだが、悪く言えば自責の念が強すぎるところも。

そう、これは悲劇である。
だから、突然?白馬に乗った道化師の男が観客席から乱入する?
{/netabare}

6.笑い男事件 機械仕掛けの舞台への介入劇
{netabare}
この道化師には涙のマークがない、ということはピエロではなくクラウン。
空気も読まずに悲劇の舞台に踊り出てきたのは一目惚れが動機。
道化師はへらへら「笑い」ながらこう切り出す。
「美しいお嬢さん。あなたはあなたの涙の向こうに何を見たというのでしょう?」
「私はそれが気がかりでいてもたってもいられなくなり、ここに馳せ参じた次第であります」

エラー、終幕。
{/netabare}

7.ノロイの笑い男
{netabare}
この物語は悲劇である。にもかかわらず話がなかなか進展しないのは
こいつが原因なのである。この道化師=笑い男のノロイ。
ノロイ、すなわちストーリー展開が異常にノロイ・・・なんつってね!

エラー、終幕。

いやいや、しばらく、これにはちゃんとした理由があるのだ。
この物語は悲劇であるのにも関わらず、事態が深刻な方向に傾くと
常にラブコメテイストの展開でお茶を濁してはぐらかすという一定のパターンが繰り返される。
そういう意図的演出が毎回のように繰り返されている。
なぜそうなるのかというとこの道化師の介入が原因らしい。

悲劇のマリオネット、アイラが象徴するのは涙、悲しみ。
喜劇の笑い人形、ツカサが象徴するのは笑顔、喜び。
何度も言うようだがこの物語は悲劇である。
だから結末は必然的に「予定調和」で終わる。
二人の出会いは必然であり、運命である。
磁石のN極とS極が惹かれ合うようにツカサの意識はアイラの涙に惹き付けられる。
涙と笑顔とは、対照的な、「表裏一体」の関係であると言える。

笑い男のツカサは涙を笑顔に書き換え、悲しみを喜び塗りつぶして
悲劇を喜劇に改竄しようと、(最初は無意識的だが)悲しみのマリオネット
アイラの悲劇の物語に介入を行う。
それはつまり、ツカサが悲劇という「運命に抗う」ことを示す。
悲劇からの脱却、悲劇からの救済を目指すツカサの「意思」によって
悲劇とは対照的な方向の喜劇へ離脱しようとする試みが、物語展開において
何度も繰り返されるのだ。
メインストーリーは悲劇にも関わらず、度々喜劇への方向に引っ張られるため
方向感が掴みにくく、迷走しているような印象を抱かせてしまうのかもしれない。
「問題のワンダラー」の一件以来、物語の進行速度は一気にスローダンスし
純愛、コメディ路線に大きく舵が切られる。
ツカサが意図したとおりアイラに笑顔が戻り、二人の関係が、「ゆっくり流れる」
時間経過の中で少しずつ深まっていく。
信頼関係の深まりと伴にアイラの表情が柔らかく優しくなっていき(それはopで
ツカサの笑顔に対するアイラのリアクションの表情が少しずつ変わっていく
描写にも端的に示されているわけだが)相互理解の深まりともに長年連れ添った
夫婦のようなベストパートナーの関係に至るのである。
残り少ない時間の中のゆっくり流れる甘く輝かしいかけがえのない日常の繰り返し
その中で儚く切なく美しい「思い出」作り、それは確かに至福の時であるのだが
それにも拘らず、悲劇からの脱却が可能となるわけではない。

そういう意味において、ワンダラーの一件はこの物語の悲劇的方向性を示す
不可欠なファクターであると考えられるのだ。
{/netabare}

8.死角素子は笑う 並行世界:機械仕掛けの外殻纏う“1$”回収攻性機動部隊
{netabare}
問題となっているワンダラー回については多くの人が指摘しているとおり
全体のストーリーから浮いてる感が確かにあり、違和感がないと言えば嘘に
なるかもしれないというのも事実。

その理由について考えてみたのだが、本作と繋がるパラレルワールドが存在していた
と仮定すると説明の都合上はそれなりの整合性を持ち得ることができ、あるいは
ある種の利便性を得ることが出来るため、その可能性を追求してみたく思う。
要するに本作を製作するに至ったオマージュに対するモトネタ作品が存在したと
単純に悟ることができるならその方が本作を理解するのに遥かに近道であるのは言うまでもない。
(恐らくそれは10年前位の出来事。)

パラレルワールド
①GUNSLINGER GIRL

②マークスマンとスポッターとの一組、ツーマンセル体制で
暴走アンドロイドを狩り、回収するSFティックな物語

③主人公の筋肉とアサルトライフルとグロック(拳銃)のトリガーと
記憶障害の暴走と果たしたかった約束とお節介な友人と悲劇的な最後
を構成素子として持つ物語

①と本作の共通点は極めて少ない。
①と②、①と③の方が比較的関係性が強いのかもしれない。
①と本作の共通点は、(義体とギフティアの違いはあれど)記憶と記憶障害、暴走
義体と義体担当官のツーマンセルに対し、本作ではマークスマンとスポッターのツーマンセル。
義体の中には近接戦闘でナイフを使うキャラがいるのとアイラの謎ソード。
本作において祭りシーンの射的屋台に「ピノキオ」の人形、そしてマフィアの用心棒
のギフティアが登場。
①に登場する義体キャラ、エルザ・デ・シーカ(Elsa de Sica)のエルザ(Elsa)と
アイラ(Isla)の表記が何となく似ている。
エルザの声と本作における「ワンダラー化」したマーシャの声は同一人物。
(もちろんこれらすべてが単なる偶然の一致に過ぎないと言えばそれまでの話であるが)

②は(恐らくは10年前位の時の)本作の初期プロットで、SF色が強いガンアクションもの
だったらしく、ツカサは左腕が義手という設定のキャラデザだったとのこと。

③では、機械仕掛けの兵器を開発するSAI社のように世界的規模で展開する巨大企業と
アール・セキュリティ社のような反攻武装組織が登場し、しのぎを削り合う
展開が繰り広げられる。
③は①に通じる暗さがある物語で、記憶と記憶障害と暴走もあるのだが
ヒロインが(アイラのような)ドジっ子設定、「涙」に重要な意味があり、
「エルザ」と「マーシャ」と声が同じ人。
本作ではスポッターとマークスマンは同居する決まりがあるが、
③でも主人公はヒロインと同居しており、掛け替えのない日常生活を満喫していた。
ちなみに、彼女のコードネームは「ゴースト」。
一番引っかかったのが、本作冒頭での主人公の問いかけ、「有限の命」というテーマを提示し
それに対して最終話である「結論」を出したが、それが③のラストとかなり上手くリンクし、
あるいは③の物語を補完するような関係性がおぼろげながら見え隠れする。

以上のことをもって、パラレルワールド存在の真偽について確定したとは
必ずしも言えないが、想像力を使って積極的解釈するのも本作を楽しむための
一つの方法論であり、ある種の可能性を提示できたとしたらこれ幸いと思い
少しばかり大胆な仮説を披露仕った次第である。
{/netabare}

9.新たなパートナーは誰?
{netabare}
そして、それを考える上で重要不可欠なことがある!
それは愛しのアイラたん!のファッションチェ~~~~ック「その弐」だ!
そう!まさに真理!お洒落は足元からなのである。
結論、遊園地デートでは茶系の「ブーツ」を愛用している。
ツカサ色に染まったということだろうか、それはそれで彼女にお似合いである。

もしも本作が完全なるラブコメテイストの話だったら最終話に登場したツカサの
新たなパートナーがOS書き換え済みのアイラでも違和感は別にないだろう。
ザックがおやつとして食べていたバナナの皮が偶然床に落ちていて、自己紹介後
のアイラがそれを踏んで滑って転んで頭を強打、そのショックで記憶が戻る。
これは奇跡だと皆でコサックダンスを踊る大団円。

確かに本作にはラブコメ的要素がないわけではなく、ラブコメ展開でメインストーリの流れを
はぐらかすようなパターンを繰り返しすぎたため、ラブコメ展開や最終話のオチでも
ラブコメ的ご都合主義が通用するような錯覚を抱かせてしまうのも無きにしも非ずだ。
だが、本作のメインテーマは「有限の生」であり「別れ」である。
第1話でニーナのOS書き換えのサービスについてツカサが提案するも
所有者は断固拒否、ニーナは消耗品ではないという反論に返す言葉がなかった。
「Lの悲劇」でも同様、思い出の場所を再び訪れてもOS書き換え後のギフティアの
記憶は戻らないことが確定している。
ボディが一緒でも魂、人格が別物ならそれは別の存在。
一度別れを済ましたギフティアとは2度と会えないことが運命として定まっている。
ピュアなツカサにとっては酷なことなのかもしれないが、どこかで折り合いつけるしか
どうしようもない現実なのである。

ただ、折り合いをつけられない人のために製作者は、新たなパートナーについては
視聴者に判断を委ね、それが誰であるのか特定できない描き方をしている。

但し、特定できないということは、逆に、それがアイラではないという結論を示す。
第1話でツカサのパートナーとなるアイラの登場シーンは、
足元から入る「パーンアップ」映像。白いブーツを印象的に映し出していた。

最終話の新たなパートナーの登場シーンも足元からのパーンアップ。
確かに最後のデートでは茶系ではあったが、アイラはブーツを履いていた。
新たなパートナーのシーンでは色こそそれらしいが、ブーツではなかった。
「エラー」という口癖やハーブ茶などへの思い入れ等を鑑みるなら、
アイラは履物に対してもそれなりのこだわりをもっていたと考えるべきである。

そして研修を終えて再び第1ターミナルサービスに戻ってきたツカサは
「また、お世話になります」と課員に挨拶するが、新たなパートナーには
「また、よろしく」とは言わなかった。

但し、一見してメインストーリーには蛇足的である、新たなパートナーが
誰であるか特定できない描写を敢えて入れてきたのには、視聴者のミスリードも
製作者サイドがそれはそれで夢がある話として許容してる所もあるのだろう。
{/netabare}

10.機械仕掛けの暴走劇 “1$”の危険性?
{netabare}
初期プロット案でのアンドロイドの暴走、ワンダラー化は必然的な結果と
いうくらいの頻度で多発するものと推測されるわけだが、
本作におけるワンダラー化は極めて稀なケースとされている。
多く見積もったとしても3年に1度程度。

耐用年数が切れれば即、必然的にワンダラー化が発生するわけではない。
逆に言うと必然的因果関係がないから、事故発生にも拘らず、SAI社は業務停止
措置を受けずに済んでいるのだろう。

耐用年数が切れたギフティアは記憶や人格に重大なエラーが発生し
本能的行動しかとれなくなってしまう。という意味で野生動物に近いのかも?
本能的衝動や感情制御が困難な状態で、武装した大人数の野郎どもに囲まれ
大声で威嚇される。この武装した集団により、実際ミチルは突き飛ばされる
という暴力的扱いを受け、彼女の父は、本能的に身の危険を感じたに違いない。
カズキの言うように無用な刺激を与えず、穏便に対応していたらワンダラー化は
回避できていたかもしれず。
このケースのワンダラー化の引き金は、Rセキュリティ側が引いたのだ。

マーシャのケースも同様に引き金を引いたのは闇回収業者。
スタンガンによる電気的刺激が一番の要因かもしれないが
拉致拘束の挙句、これから解体しようと殺気だっているというならば、
マーシャの本能的恐怖心は限界値を突き抜けて当然。

ギフティアに人権が認められる社会において、人権的配慮に欠ける暴力的扱いを
するとしたら、目には目を、歯には歯を、撃つ者は撃たれるという反撃の対価を
支払わされる。因果応報ってやつなんだろうと思う。

我々が属する現実世界において、機械仕掛けの便利な道具やペットの類も、
過去に様々な事故を引き起こしていると言えるのかもしれない。
エスカレーターでの切断事故、エレベーターでの死亡事故、
大型車のタイヤ破裂の風圧でも人は死ぬ。
飼っていた大型犬が暴走し通行中の児童を噛めば命の危険に関わる事故になる。
動物園の象が暴走すれば車くらいは軽くぺしゃんこにする。

論点は、事故の頻度と被害の重大性、必然的因果関係の有無なんだろうが
一度現実社会に流通し浸透してしまったものは、多少の危険性にも拘らず
全面的使用禁止や法による規制の類も、実現は不能となるのが常。
禁酒法を成立させても、需要があれば闇市で酒は流通し、マフィアの資金源
になるのなら、この法はむしろ悪法。
脱法ドラッグ、もちろん規制すべきなんだろうが、法的に規制できるかといえば
非常に困難を極め、現実的には対応できない代物。

結局のところワンダラー化に対する最も有効的な手段は、ソフトウェア破壊用の銃と
武装集団RSによる2重の破壊工作で、それが現実的かつ最善の対応のように思われる。
恐らくワンダラー化による死亡事故は0件、重症事故はカズキの1件
(その1件もSAI社がもみ消している可能性もある)
もしもエレベーター事故のように暴走が多発しているのなら、因果関係が
研究によって明らかとなり、SAI社が既に対応してるのが当然の理なのである。

回収時期を期限の1年前か半年前に定める法案を成立させたとして、
所有者と相方の失踪、駆け落ち衝動を徒に煽るだけ、現実的対応策とは言えない
結局何がしたかったのか意味不明な米国州法のようなマヌケなオチに繋がるだろう。
ニーズがあればギフティア専門の逃がし屋だって暗躍し得るのが、
我々が属する現実社会のリアリティというやつなんだと思う。
{/netabare}

11.振り子運動は嘲笑う 機械仕掛けの“1$”襲来劇
{netabare}
ワンダラー回については、一見すると不要論が多いようにも思えるが、、、
本作は、ラブコメ的な、タイムマシーンという大変ご都合がいいドラえもんの道具で
どうにでもなるご都合主義のハッピーエンドを目指しているわけではない。
どんなにラブコメ的に表面を偽装しようとも、悲劇的結末の運命に抗おうとも
結局のところ、終りには「悲しみ」が待っている・・・

悲劇のマリオネット、アイラを悲劇的結末から救い出すための方針は、
第1話において大々的に示される。「笑顔でお別れ」するというものだ。
そのためにツカサは、少しでも多く「楽しい思い出」を作れるようにと振舞う。

ソウタとマーシャの別れのために誕生会を企画したのもその一環だ。
だが結果は無残。もちろん闇回収業者という不可抗力はあったにしろ、
マーシャの最後は、ツカサの手によって射殺されるという悲劇的結末。
皮肉にもツカサが意図したものとは真逆の展開になってしまう。
悲劇の物語の中で、「笑顔」を模索するツカサ。
物語の方向性をコメディの方に、「意志」の力で引っ張るが、その「抗い」も虚しく
コメディの方向に引っ張られた反動の必然的結果として、悲劇の方向に揺り返しが起こる。

結局のところ、アイラの報われない「抗い」=自主トレと同じように
ツカサの悲劇に対する「抗い」は実を結ばない。
ソウタとマーシャの結末は、ツカサとアイラの最後を暗示している。
ツカサが目指す「笑顔でお別れ」というシナリオは既に破綻しているのだ。
[ツカサの死亡フラグその弐]

ワンダラーの一件が、何故不可欠なのかといえば、この物語が悲劇の方向性を
持っているということを端的に表現する意味において効果的であるからだ。
喜劇と悲劇の鬩ぎ合い、それが本作の最大の見所なのである。
{/netabare}

12.マリオネットの罠 機械仕掛けの思い出リセッション
{netabare}
マーシャを必ず連れ帰るとソウタと約束するツカサであったが、
結末は最も悪いシナリオ・・・マーシャ殺処分・・・。
予めアイラが指摘していた通り、ツカサはソウタとマーシャの「思い出を引き裂く」
という仕事を完璧なまでにやってのけて死舞った。
ソウタとの約束は自分自身に対する誓いであったはずだから、
この失態は心の傷、トラウマ体験となり得る。

アイラは訝しがる、こんな惨劇の後で「ツカサは何故笑っていられるのか?」と
3年前ワンダラーの惨劇で父を失い、悲劇的結末の悲しみを知るミチルは答える。
ツカサが笑うのは「悲しいからかも・・・」と。

喜劇の偽装表面にひびが入り、悲劇の舞台が自動的に動き出す最中
ツカサはカズキから告げられる、アイラの残り時間について・・・
そして、マーシャの惨劇を味わったそのタイミングで、パートナーシップに
ついての決断を迫られるのだ。
もちろん、ツカサにはアイラとアイラの涙を見捨てるという選択肢は最初から
ないのだが、「思い出を引き裂く」仕事に関わる本当の意味について知らずして
このまま悲劇に抗い続ける道化師を演じるというのは、余りに滑稽で
実に皮肉な運命の操り人形と言わざるを得ない。

この悲劇の中に一つだけ「救い」があるとしたらそれは、悲しくても笑う
ツカサの笑顔、もしかしたら作り笑いかもしれないが、アイラを思い、
アイラを気遣う優しさによって裏打ちされた微笑。
その笑顔がアイラの「魂に反映」され、しばらくの間笑顔を忘れていたアイラに
笑顔が戻る。
「人形」は「人間の魂」を映す鏡故に、自らに対して正面から向き合うものの魂
深層心理を反映させる。微笑返しという現象。

もしもツカサ悲しいから笑うのだとしたら、アイラも同様に
(パートナーで居続けることを決断してくれた喜びだけでなく)
心の奥底に悲しみを秘めているということを意味するのかもしれない。

ツカサを半ば強引に飲みに誘おうとするヤスタカやカズキなど
とてもお節介で面倒見が良くて優しさに溢れている。
ソウタの件で深く傷ついたツカサを気遣う大人の配慮だ。
純粋なツカサにはまだこのお節介の意味するところがわかっていない。

コネ入社の社会人一年生のツカサには見えないことが多すぎるのだろうが
だから逆に間もなく寿命が尽きるアイラと向き合っていくという
思い切った決断があっさりできるのかもしれない。多分それをピュアと言う。
そしてこの後もツカサは笑顔でお別れするというゴールを目指し、悲劇を笑顔で
塗りつぶし、抗い続けるのだろう。悲劇の反動による傷口の悪化を身に受けながら。
{/netabare}

13.笑顔の代償
{netabare}
ツカサの努力の甲斐あってか、アイラは笑顔を取り戻す。
そしてツカサに感化されたアイラも「ツカサにはいつも笑顔でいて欲しい」
と願うようになる。
二人の信頼関係は日増しに深まっていき、そうだからこそアイラはパートナーである
ツカサに自分の言葉で寿命のリミットについて告知しなければならない。

カズキの目からから見てもアイラに訪れた良い兆候は明白であり
ツカサの純粋な思惑通り事は進行しているようにも見える。だが、
アイラとは対照的にツカサの笑顔の時間は徐々に減っていき・・・
ツカサの思いつめたような表情の時間は増えていく。

「人形が人間の魂を吸い取る怪奇現象がある」ようにアイラはツカサの笑顔
を吸い取ってしまったのだろうか・・・?

ツカサは祭りにて、アイラに純愛的告白を敢行したが、あっさり振られてしまう。
二人の距離感が縮まり、信頼関係が深まっていく手応えが確かにあったから
逆に振られた時のショックはより深刻で、立ち直れないくらいの精神的ダメージを負う。
口から「エクトプラズム」を吐き出し「抜け殻」状態になるツカサ。[死亡フラグその参]
抜け殻とはbodyであり、死体を意味する。
アイラに振られたショックで抜け殻化したというなら、それと等しいショック
が将来ツカサを襲う時、ツカサは「抜け殻」となるだろう。

アイラは見た目よりもずっと精神的には大人であり、ツカサを「素人」呼ばわりする
ミチルも過去の惨劇を経験しているだけあって物事の本質が見えている。
アイラがツカサを振り、距離を取ろうとしたのも大人の優しさに満ちた対応であり
ツカサのことを配慮した結果としての決断だった。
もっともそれは前のパートナーだったカズキの影響だろうが。

お節介が性分のミチルもツカサに事の重大性を悟らせようと言葉を投げかける。
「いい結末なんて待ってない」のにその結末に対して「責任とれる?」のかと。
だが純粋なツカサには、それらのことが現す本当の意味が
この時点では理解できてなかったのかもしれない。

砂時計の砂は日々減っていき、アイラの回収同意書に署名する時が訪れる。
ツカサの精神的な切迫感は限界値にまで到達し、この場から逃げ出したい衝動に駆られる。
ラブコメ的冗談の形式に乗せたように「二人で遠くに逃げようか」と不意に
口から出た言葉は、選ぶことが許されない選択肢に依存したくなるという
ツカサの本心の吐露である。
それでもアイラの望みとあるならパートナーとして署名しなければならない。
ツカサは苦渋の決断でもって書類の記入を終える。
恐らくこの時ツカサの心は限界値を超えてしまっていただろう。

純愛ものによくあるパターン、失踪、駆け落ちという線は消えてしまった。
それにより、もう一つのよくあるパターンが嫌でも意識されることとなる。
この時のツカサには抗うことができないくらい魅力的な選択肢に見えただろう
悲劇的結末の王道パターン。
{/netabare}

14.四暗刻立直 影法師は誘う
{netabare}
アイラとツカサの甘いひと時は続く。
アイラにとって始めての映画館もその一幕である。
しかしそれとは別の感情、一抹の不安がアイラのハートをよぎる。
「『暗いところ』にいると『ツカサがいなくなる』んじゃないか」
と不安に襲われツカサの手を強く握るアイラ。(死亡フラグその四)

二人の絆が深まり、ツカサがアイラのことを心配するように
アイラもツカサのことが心配で仕方がないという関係に変わる。
アイラには回収同意書に署名した時のツカサの苦しみが痛いほどよくわかっていた。

ツカサは平均的な人間に比べたら精神的には遥かにタフであるのだが。
それでもやはり、最後の遊園地での楽しい思い出作りの一幕では
ツカサに心の余裕が全くなくなってしまう。
「疲れた?」とツカサを気遣うアイラ。
「アイラの方こそ大丈夫」と返すツカサ。
進行役はツカサのはずなのに会話の主導権は常にアイラが握り、
本心を押さえ込むことで精一杯のツカサに対して終始気遣いを欠かさないアイラ。

不意に、アイラの視線はツカサに焦点を合わる。
その焦点が固定される様は、まるでオートロックオンシステムが正常に作動しているように・・・
そして、ツカサの深層心理を的確に見透かす。
まるでターミネーターが人間の生態データーを的確に捕捉するように
血圧脈拍体温バイタルシグナルを数値化し人間の行動パターンを分析するが如く。
アイラは知っている。決定的に欠落したものを。
それはアイラが高性能アンドロイドだからというわけではなく、
アイラがツカサの真のパートナーだからこそ、明確に見えている真実。
本来ツカサの在り様を現すべき象徴的姿であり、表情であるその様態は
完全に影を潜めてしまい、その代わりに今あるのは・・・
ツカサの空元気、作り笑い、、、ただそれだけである。

ツカサの純粋な思い。「笑顔でお別れ」するという思惑は今まさに崩れ去ろうとしている。

時間の砂もあと残り僅かに差し掛かった頃、夕暮れの光を浴び
ツカサはふと地面に目を向ける。
そこに映し出されたものは「影」、自分の身の丈をすっぽり覆いつくすほどに
遥かに長い自分の影だ。
ツカサの顔は引きつる。見てはいけないものを見てしまったかの如く。
SF主義的観点から解釈すると、この長い影は「落日」を意味する。
地平線に沈む間近の太陽の光と遮蔽物に当たる角度が限りなく水平、零に近いほど
遮蔽物の背後にはより長い影が投影される。
だがしかし、この解釈では不十分だ。リアリティと説得力が圧倒的に不足している。
異様にこわばったツカサの表情の説明が抜け落ちているのだ。

その影法師は、一見するとカーニバルなどに登場する足長のピエロの影にも思える。
光のマジックによって足だけが異様に長い影が映し出される自然現象の諸条件はさておき、
その影法師はツカサの心の奥底に秘めた本音を映し出す。
アイラを象徴する太陽が南西の地平に沈みかかる、ツカサの影法師は真逆の
北東に向かって不気味に伸びる。
影の足が異様に長いのは、ツカサの背伸び、即ち「強がり」を現し、北東は鬼門を現す。
四暗刻、即ちツカサが無意識の闇に隠した本心、[死亡フラグ]~
{netabare}【その壱:孤独感】【その弐:挫折感と罪悪感】【その参:無力感と虚脱感】【その四:不安感と虚無感】{/netabare}
~[四つ]が落日の時を告げる影とともに一人歩きを始めようと動きだした。
スターマインの七色の輝きが消え去れば、後には深い闇しか残らない。
心の奥底にしまった闇が徐々に広がりを見せ、ついにはツカサの世界を
飲み込もうとその鎌首をもたげ始めた。
光を失えば影は闇となりすべてを覆いつくす。闇。絶望の闇。

あるいは、ツカサの影法師をもっと端的かつ的確に表現する言葉がある。
「ドッペルゲンガー」、もう一人の自分。
その存在はモノクロであると言われることがしばしばある。

但し、アイラがそばにいる間は大丈夫。
アイラがいる限りツカサは「心中」というもう一つの王道パターンを選ばないだろし
アイラもそれを許さないだろう。

問題はアイラがいなくなった後のことだ。
{/netabare}

15.2ndインパクト 「ノロイの笑い男」再襲来
{netabare}
「人形は人の魂を映し出す鏡」だから、当然ツカサの形をした影法師には
ツカサの魂、深層心理が反映される。
その影には目も鼻もないが、何故か口だけがパックリと現れ、ニヤニヤ笑う。
もちろん影が独りでに動き出すのは夢の中でのことなのだが・・・

影はツカサの記憶に刻まれたヴィジョンをツカサに見せる。
大学受験の失敗、部長である叔父をはじめとする親戚一同の冷ややかな視線、
アンディによって引き裂かれた所有者とギフティアの悲しみの姿。
カズキに檄を飛ばされプレッシャーを感じる自分の姿。
仕事に対する中途半端な姿勢をミチルに指摘され凹む自分の姿。

自分の身の丈を超える長い歪な影法師が現れる。
その影の形は大きく歪み、回収同意書に変形、ツカサに署名させようとペンを握らせる。
ツカサは署名しまいとして、右手に力を込め、絡みついた影を振り払うため
右手を外側にスウィングさせる・・・その瞬間、握られたペンに衝撃が走る。
スイングさせた方向を振り返るとそこにはマーシャが・・・
右手に握られていたはずの・・・ペンはいつの間にか銃に変わっていた。
ツカサが放った飛翔体に貫かれ、マーシャの体には大きな黒い風穴が開く。
マーシャはその黒い風穴に吸い込まれるようにして消え去る。
マーシャを貫いた飛翔体は、その後ろにいたソウタの頭部を貫き、
ソウタもマーシャと同じようにして消え去った。
ソウタは消え去る直前にツカサに向けて言葉を発したが声にはならなかった。
だが、ツカサには口の動きだけで何を言わんとしていたのかがわかっていた・・・

ふと我に返ると、ツカサは舞台の上に立っている。
客席にはアイラが座り、舞台の一部始終をじっと眺めていた。
舞台の上方から幕とともに影が降りてくる。
影はニタニタ笑いながら拍手を送り、ツカサは悪夢から覚める。

ツカサは何度も同じ夢を見る。
夢の始まりには、影が決まってこう言う。
「It's a show time!」

夢は夢に過ぎず現実の出来事とは別物である。
だがもし、ドッペルゲンガーが人を呪い殺すことが起こり得るとしたら
多分このような流れになるのではなかろうか?

アイラは怖い夢を見て、ツカサが寝てるもとへ駆け寄る。
そして泣きながらこう訴える。
「まだいるよね?」「ツカサはそばにいるよね?」「どこにもいかないで」と
「アイラが見た夢」の詳細については作中には描かれていないが、恐らく
別れの時が間もなくやってくるという不安が心理に影響してるために
このような夢を見るのだと推測される。
ツカサがいなくなる予感がする[死亡フラグ四の]暗がりをアイラが恐れる理由は
アイラが見た夢の内容に関係してるいるのは間違いなく、それは同様に
ツカサにも悪夢が訪れることを意味する。

アイラを失った後、ツカサは悪夢を繰り返し見て、後追い自殺を試みるだろう。
ツカサの悪夢なんて作中には描かれているわけでなく、悪夢なんてないとしても
駆け落ちも心中も選べなかったツカサが、最後に選ぶ選択肢は一つしかない。
孤独に落ちたツカサにとって、後追い自殺という最終手段は、選ぶことを
回避するのが極めて困難、あらゆる精神的苦痛からの開放を可能とする魅惑的な蜘蛛の糸。
アイラという希望の光を失えば、絶望という闇に捕らわれ、死に至る病が発現する。

いや、まだ大丈夫だ。それが悪夢であれ、単なる漠然とした不安であれ
ツカサが孤独にならなければ、第一ターミナルサービスの面倒見のいい仲間が
いる限りは、ツカサが早まったことをしないように繋ぎとめてくれる。
ヤスタカ、カズキはもちろん、年下ではあるがミチルも頼りになるツカサの先輩なのである。
ミチルは父との別れという問題に向き合い、受け止めようと試みたが
受け止めきれずに最後は逃げ出した。そして結果色々な人を傷つけたと
今では冷静に自分を振り返ることが出来るツカサの良き相談相手だ。

だがしかし、皮肉な運命はツカサに9ヶ月間の研修という孤独を与える・・・
結局のところ悲しき運命のマリオネットに訪れる結末は
本人の意思とは別のイトによってもたらされ
やはりアイラが見た闇の暗示は回避不能なのだろうか?
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 29
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

アイラ ・ ビー ・ バック!!

2015年春より放送。
全13話。


【前置き】

制作側の熱が込もった大々的な広告で、放送前からかなりの期待が寄せられていた作品だったのではないでしょうか。
ただ、放送が進むにつれてその制作側の熱は、視聴者の熱と少なからず誤差が生じてしまっていたように感じました。

どストレートを目指した制作側と、大々的な宣伝からもう1~2捻りを求めてしまった視聴者。
私も、その多くの視聴者の中の1人でした。
じゃあ嫌いな作品かと言われれば、そこは間違いなく
「そうとは言ってないので!」
って言っちゃいますけどね。



【あらすじ】

「ギフティア」と呼ばれる、人間と瓜二つのアンドロイドが実用化された近未来。
そのギフティアの製造・管理を取り仕切る世界的大企業「SAI社」に就職した主人公『水柿(みずがき) ツカサ』は
「ターミナルサービス課」という、耐用年数期限である9年を迎える寸前のギフティアを回収する部署に配属される。

そこで彼は、滅多に感情を出さないギフティア『アイラ』のパートナーに選ばれます。
2人は仕事を通し互いを思いやるようになるのですが、実はアイラ自身の耐用期限も既に目の前に迫っていたのでした…。



【語ってみる】
{netabare}
本作は、シナリオライターの林直孝さんが10年程前から構成し温めていた作品だそうです。
ただ、今現在のように多種多様なジャンルが世に出た今となっては、本作の世界観や方向性はイマイチ新鮮味が足りません。
10年前ならまた違った評価になっていたのかもしれませんが、今ではただ無理矢理に都合の良い設定を作り泣かせにきた、といった感じの「あざとさ」が一昔以上に見え隠れしてしまったような気がします。
ちょうど一年前に放送された「一週間フレンズ。」を想像してもらえれば、分かりやすいかもしれませんね。

私は丁寧であるならば、王道も大好きですし、小難しい設定を羅列されるよりは、無い頭を使わずとも分かりやすく伝わりやすい作品の方が好みです。
そういう意味では、本作もその分かりやすい部類には入るのですが、世界観的にまだ何か隠れた設定が後付けで登場するのではと思わせやすかったのが問題だったのかもしれません。
同じ世界観では「攻殻機動隊」や「PSYCHO-PASS」等のように、舞台に広がりや奥深さを見せる作品もありますから。

私なんて、社内の筋肉質な男性レンが、実はギフティアで自分だけホントのことを何も知らず「家族が〜」とか妄言して現実を受け止められていない危なっかし……いや可哀想なキャラなのではとか、勝手に想像しちゃってましたよ。
捻りを求め過ぎてましたね。

実際、キャラクターや世界観の設定は決して少なくないのですが、どれも大きく活かせていなかったように感じます。
ギフティア製造の経緯、SAI社の上層部、ワンダラーについて、古株ヤスタカの思想、コネを持つというツカサの親、そしてミチルの猫耳。
どれも私的には説明不足に感じ結局この、食事から排泄(尿の我慢もある程度出来る神設定)まで再現されたギフティアが、データの移行すら出来ずに絶対的な活動期限を越えられない設定が、シナリオ上の都合の良い設定でしかないと余計に感じてしまうんですよね。


作画に関しても、評判高い「動画工房」にしては、途中「んん?」と思うこともしばしば。
全編を通し『泣き顔の描写』には太鼓判を押したいですし、ハーブの描写、ワンダラーの動き等、素晴らしい点も勿論あります。
ただ、たまにキャラ絵が止まっているように感じたり、ツカサやミチルの顔が崩れているように感じる場面も…。
ホントに酷い作品とは比べるべくもありませんが、同クールの京アニ作品「響け!ユーフォニアム」と比べると、かなりの大差です。
作画に関しては、目を見張る作画を目指すことの前に、まずは違和感を感じさせない作画を求めたいです。
定評ある制作会社の為、ハードルを上げて厳しい評価としますけど。


ただ、このような視聴者目線とは裏腹にツカサとアイラの、結末の分かり切った恋を育んでいく描写を、終盤からは一切ブレずにこれでもかと言うほど丁寧に描いた点は、作中で大きく評価したいところですね。
「あざとくても良い」とばかりに、泣かせるところは挿入歌を入れしっかり泣かせに来ました。

好きなシーンとしては、第8話ではぐれたアイラをツカサが捜すシーンですね。
素晴らしいタイミングでED曲が流れ
「はぐれた君を捜してたよ、呼びかけた声かき消されて…」
と、シーンと歌詞をリンクさせにかかってきます。
こういう演出は「化物語」をはじめ他作品でもままありますが、いつも鳥肌モノで大好きですね。

そして挿入歌として素晴らしかったのが、第1話や最終話等で流れる、メロディー・チューバックの「again & again」という曲ですね。
このピアノと声が非っっ常に綺麗で…、えぇ…はい…ストレートに泣かされました。
まぁ非常に涙腺が脆い私でも、結局泣いたのはこの曲のシーンだけでしたけど。

そうそう、シナリオの進行具合と共にアイラの表情が変わるOPも毎週楽しみでしたね。
ただ、それを言うとEDでアイラが何かを喋っているシーン、絶対最終話は台詞入りだと思ってたのになぁ…、残念…。。


さて、本作の主人公であるツカサは、これまたテンプレに近い優男であり、上司であるカヅキが冒頭で言った通りの『ロリコンであること』(←おい)を除けば、普通の好青年です。

ただ、そんな彼も最後の最後でしか、アイラに涙を見せることはありませんでした。
アイラのことを誰よりも何よりも純粋に想い、彼女に心配をかけたくない、彼女には最期まで笑顔のまま幸せでいて欲しい、と願った故の強がりでしたね…。
そんな気持ちを見透かされていたように、最期アイラはツカサの好きなところを

「辛いのに泣くのを我慢して、頑張って笑おうとするところ」

と言いました。
その時、彼は初めて…100%の本音を彼女に見せ涙を見せたんですね…。

彼女の最期を看取ったこの後、カヅキから

「最期まで、よく頑張ったな…。」

と言われた時の、その現実に改めて気付いたツカサがふいに泣き崩れるシーンは、非常に生々しく痛々しかったです。
でも、そんな強くて優しい彼だからこそ、アイラも想いを寄せたんでしょうね。

このラストに関してはホントに、誰もが想像出来うるような内容でした。
その後の、アイラの処遇に関しても。
当初に私が勝手に想像していたアイラのワンダラー化とか、そういう波乱も一切ありませんでした。
現実から抗った結果を、もう彼らは否が応でも学んでしまっていましたから…。

このツカサがこのストレートなシナリオに拍車をかけた節もありますが、ただ私はシナリオを追った上で、最終的に彼で良かったと思うようになりました。
何より、アイラが幸せそう……なので!!
{/netabare}



【アイラのアイラによるアイラのためのアニメ】
{netabare}
本作の見所は、もぅなんと言ってもポンコツ可愛いアイラちゃんに尽きます。
前文で私は本作の短所を、シナリオのあざとさと勝手に指摘しましたが、このアイラちゃんに至っては、その「あざとさ」がたまらない程に可愛かったのです。
勿論、故に真新しさはあまり感じないですけどね。
うん、でも可愛ければそれで良いのだ。
事実、今期のアニメヒロインランキングでは最終的に第3位、新規アニメでは堂々の第1位という結果を残しました。
やったぜ、アイラちゃん。
私的にも、萌えという一点においては、ここ一年ぐらいでは一番のヒットキャラかもしれません。

冒頭でこそクールなイメージがあったのですが、それは早くも第1話の「マンション落下→バナナの皮を頭に置く」で崩れ去り、以降は見る影もありません。
もう何をするにしてもポンコツ。
全てを、お約束レベルでしでかしてくれます。
それでも彼女は、いつもいつも一生懸命。
失敗の割に不相応な自信すら持ち合わせ、「やってやるぜ!」って顔をよくしていましたね。
長年連れ添ったカヅキ曰く、そういう顔の時は大抵ダメな時なのだとか…。
もぅ、なんて可愛いんだアイラちゃんはっ!!


ただ途中、彼女は元々優秀であり今現在ポンコツになっているのは経年劣化による身体低下によるものだと聞いてからは、可愛いというより可哀想に思えてきて、なんだか素直に萌えられなかったところは残念。
服をまともに着れなかったシーンは、所詮サービスシーンも兼ねてと思いつつも、「え? 服も着れないレベルなの?」と愕然として、少し引いてしまいました。
いや…でも一応…、……ありがとうございます。

寿命が迫っているという設定を伝える上では分かりやすい理由付けだったとは思うのですが、ここはただただアイラちゃんは天性のポンコツであるとか、「制作途中に雷が落ちてネジが一個とれた」ってコトでも良かったかもしれません。
元々がご都合主義の物語構成なら尚更。
昔は、カヅキとのコンビで多少ドジながらも回収率ナンバーワンを誇っていたようですが、それを想像した時の魅力の薄れ具合ときたら……。
やはりアイラちゃんは、超絶ポンコツであるからこそアイラちゃんなのです。


声優を担当された「雨宮 天(あまみや そら)」さんに関しては、一時期から怒涛に主演を担当し出したこともあり、正直もう食傷気味になりつつあって、加えて共通性のある「一週間フレンズ。」とも重なるので、当初は馴染み難かったのが正直な話。
ですが、アイラちゃんのイチイチと可愛い仕草を、これでもかと上手に表現して下さるので、見終わる頃にはやっぱり「雨宮さん良いわぁ」と思わされていました…、単純だなぁ…。


アイラちゃんの日記に綴られた、彼女の9年間の思い出。
思い出を引き裂く報われない仕事と言い張っていた彼女でしたが、ツカサと出会い愛を知ったことで…、その思い出を素直に受け止め、全てを大切な思い出へと変えていくことが出来ました。

「大切な人と、いつかまた巡りあえますように。」

と、沢山のギフティアに願った彼女もまた、ツカサからのその言葉とともに寿命を全うしました。
フィクションである作中でさえ、ありえないとされた願いではありますが、どうかこの願いだけはプラスティックなまま消え去らないでいてほしいですね。
{/netabare}


【総評】

今時珍しいぐらいの、とてもストレートな人間とアンドロイドの恋模様を描いた作品でした。
未来的な世界観や設定が登場しますが、そんなモノは最終的にあまり意味を成さないので、ハッキリ言ってしまえばどーでもいいです。
(実際、終盤前に制作側がそう示すような明言をされていましたしね。)

私は、出来れば始めから、ただただ純粋なラブストーリーとして本作を評価したかったです。
捻くれた見方をしなければ、もっと良い評価になっていたかもしれないですし。
演出面や2人の恋模様の描き方は、とても丁寧に作り込まれていましたからね。

結果的に、お気に入りの棚に入ることは今後も無いでしょう。
(俺の嫁の棚なんてモノがあれば、アイラちゃんは間違いなく入りますけどね。)
ただ、今期のオリジナル作品の一枠として、毎週気になって楽しませてくれ、キッチリと作品を描ききり完結してくれたので、非常に視聴後感の良い作品でした。

………………。
……と、綺麗に〆ようとしましたが…もぅ限界です。

はい、アイラちゃんがとにっっかく可愛いっ!!!
それだけで価値がある、それが本作の全てと言っても過言ではない。

「アイラ・ビー・バーーーック!!!!」

と言うことです……ハァハァ。
最後は下らないダジャレでお目汚しさせてしまい申し訳ありませんが、読んでいただきありがとうございました。


◆一番好きなキャラクター◆
『アイラ』声 - 雨宮天さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『アイラ』声 - 雨宮天さん


以下、アイラちゃんのことが萌え死ぬ勢いで好きな人のみ読みましょう。
上記以上にお目汚し必至な、カオスな文章となります。
{netabare}

さて、今回レビューするにあたり私は、アイラちゃんのどのシーンが一番萌えたかを考えてみたのですが、これがまたA難易度の国家資格並に難しく、加えて優柔不断である私は、全く答えを導き出すことが出来ませんでした。


というワケで、アイラちゃんの可愛さに萌え、悶え苦しみ抜いた皆々様。

これより45項目にも及ぶアイラちゃんの萌えシーンを羅列しますので、私と一緒に改めてアイラちゃんのポンコツ可愛い軌跡を追い、一番可愛かったシーンを決めようではありませんか。
(多少、私の偏った解釈のシーンもあるかもしれませんが、そこはご愛嬌。)

では、スタート。


01.エレベーターという密室で、ロリコンに邪な目をされ怯えるアイラちゃん。

02.某猫動画の如く手足を広げ、マンションからドヤ顔で落下するアイラちゃん。

03.バナナの皮を髪飾りにしながら、反省の意を示すアイラちゃん。

04.ギフティア回収の最終手段として、自信満々で食べ物で釣ろうとするアイラちゃん。

05.車内でトイレを我慢しつつも、実は若干の漏れを隠すことに必死なアイラちゃん。

06.回収中にズッコケて、鼻血を垂れながらも涙は垂らすまいと必死なアイラちゃん。

07.「暖気運動」が必要と言い張るアイラちゃん。

08.ツカサの妄想の中で、お風呂を覗かれるアイラちゃん。

09.洋服が上手く着れず、マズイ格好になったまま試着室から出てきちゃうアイラちゃん。

10.眼鏡を掛けたかと思いきや、ただの老眼だったアイラちゃん。

11.同じギフティアであるニーナの巨乳に顔を埋められ、なんとも言えない気持ちになるアイラちゃん。

12.ザックに「結構キモい」と言われながらも、笑顔の練習に励むアイラちゃん。

13.唐突に謎ソードを持ち出して構えるも、足蹴にされるアイラちゃん。

14.ツカサをストーカーする為ウェイトレスに変装するも、お冷を頭上にひっくり返し、半泣きで「ふぇ…」とか言っちゃうアイラちゃん。

15.まだまだツカサをストーカーする為シャワー室に潜入し、ツカサの全てを観察するアイラちゃん。

16.結局その愛らしい行動をシェリーに咎められ、緊急メンテが必要なレベルのたんこぶを腫らすアイラちゃん。

17.洗濯に目覚めた、アイラちゃん。

18.ツカサの社内書類を、思いっきり捨てるアイラちゃん。

19.カーナビを使わない→格好良いという理論を実践し、案の定迷うアイラちゃん。

20.熱で胸元に倒れこんだツカサを勘違いして、「エラァ…/// こういうの困る」って言っちゃうアイラちゃん。

21.充電が切れて、「なので」すら言えずヘタり込むアイラちゃん。

22.出張が出来ない子扱いされて、むくれるアイラちゃん。

23.お祭りで疎外感を感じ、エラーを連発しちゃうアイラちゃん。

24.思わぬツカサからの愛の告白に、「なので」口調すら忘れて「ムリです!!」って言っちゃうアイラちゃん。

25.その現実を受け止めようとして、「のでのでオーバーヒート」を起こすアイラちゃん。

26.「ダメだこの人」との呼び声高いエルにウサ耳パジャマを着させられ、身の危険を感じ涙目になるアイラちゃん。

27.ツカサとミチルとの事後を勘違いして、グルグル足になって逃げ出すアイラちゃん。

28.酔ったカヅキに、顔面を落書きされるアイラちゃん。

29.自分で書いた日記に赤面しちゃうアイラちゃん。

30.恋を覚え自分のあられもない下着姿に初めて気付き、恥ずかしさのあまり階段から落っこちて「ショッキングピンクwithゼブラ」を晒すアイラちゃん。

31.ヤスタカに恋人の初夜を指摘されて、いけない妄想をしちゃうアイラちゃん。

32.ツカサの食べ物の好みを知らない自分は、彼女失格だと落ち込むアイラちゃん。

33.しかし、食べ物の好みを聞こうとするもエラーが発動してミチルに怒られ「だってぇ…(;_;)」とか言っちゃうアイラちゃん。

34.ツカサにお揃いのパジャマを強要するアイラちゃん。

35.ツカサと一緒に料理を作るも、卵すらまともに割れないアイラちゃん。

36.ケチャップでハートマークを書くも、恥ずかし過ぎて上塗りして潰しちゃうアイラちゃん。

37.膝枕をドヤ顔で求めるアイラちゃん。

38.演歌を、ズンズンチャって踊りで表現するアイラちゃん。

39.事後を彷彿させるかのように、恥ずかしげもなくタオル一枚でツカサと風呂に入りはしゃぐアイラちゃん。

40.トトロに飛びつくメイちゃんの如く、遊園地のあまり可愛くないマスコットに飛びつくアイラちゃん。

41.ツカサの新しい恋人を想像して、ちょっと意地悪をしちゃうアイラちゃん。

42.ツカサが自分の好きなところを「背がちっちゃいところ」と言い、改めて自分の彼氏の性癖に戸惑うアイラちゃん。


43.大切な人と、いつかまた巡りあえますように祈るアイラちゃん。

44.その大切な人に看取ってもらい、安らかに眠りにつくアイラちゃん。


45.そして……、ツカサと改めて手を繋ぐ…、新しいアイラちゃん。



ーーー以上です。


……………ふぅ…。
なんて萌えシーンの多い作品なのだ…。

私的には絞りに絞った結果、02.05.06.08.14.17.20.21.24.25.28.30.31.33.36.37.39.40.43、となりました。
皆様は、どうでしたか?(笑)


さて、上記の全てのシーンを空で想像してニヤリと出来たら貴方は、もうアイラちゃんマスターです。

特別にアイラちゃんの前に限り、欲情を全面に押し出したワンダラーになることを許可します。

彼女が必死に抵抗をしめした場合は是非、こう言いましょう。


「エラー、よく聞き取れませんでした…ニヤリ」


と………。

さぁさぁ、ターミナルサービスが来るまでが勝負ですよ♪
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 59
ネタバレ

るるかん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

鑑賞者の価値観と恋愛観に委ねられる傑作

林直孝氏がシュタゲで担当した部分はSFの部分では無くて、人と人とのつながりや、岡部と牧瀬のちょっとずつ距離が縮まっていく恋や、岡部とまゆりとの心地よい距離感のある関係の構築だったのでしょうね。シュタゲの下支え的な部分を綺麗に作っていたのだろうな・・・ということがプラメモを見ると実感できます。

<みどころ>
一生心に残る想い出は相手が人間であろうとアンドロイドであろうと関係ない。{netabare} アイラは一生懸命にツカサを愛し、ツカサの想い出の中で生き続けようとした。ツカサに出会い、ツカサの優しさや愛情を感じられなかったなら、アイラの最期は幸福感に満たされなかったであろう。{/netabare}
 
純粋に愛する人を想い、大切にするということはどういうことか、プラメモはストレートに感じさせてくれます。
{netabare}
ツカサはアイラを心から大切に想い、愛したからこそアイラも人を愛することを知り、その喜びと幸せを感じることができた。限られた時間の中で二人が育んだ幸せの軌跡だけに焦点を絞り、美しく表現してくれたことに拍手を送りたい。
 
愛に包まれた想い出を胸に、最期を迎えるまで笑顔でツカサとの時間を過ごしたアイラがとても愛おしく、また涙をこらえるツカサの切ない気持も見ていられないくらい感動できた。人間と人間的アンドロイドの『純愛』だからこそ、終始綺麗な内容で終えられたのかもしれない。{/netabare}
 
誰かを心から好きになったり、愛したことがある人にお薦めします。とても素晴らしい作品です。


<1話目~最終話までの軌跡> 
{netabare}
1話目を観た時に、『ギフティアの回収をメインに物語が展開されていくようならちょっとどうかな・・・』って思って観ていた。1話目にインパクトのある感動の話・・・よくあるパターンだと最初は思った。
だが話は、6話目から方向転換する・・・というかメインの話に移行する。ここからの話を深く楽しむための内容が1話~5話。それと社会への問題提起も少なからずあるだろう。
 
少子高齢化社会における老人介護福祉の問題、若年層の労働力の不足、両親のいない孤児(アンドロイドchildren)の問題等々、アイラ達ほど精巧でないにしても、顧客が求めるギフティアがそういう人たちの心の隙間を埋めていくことになる時代がやがてくるとしたら、日本はどうなるのでしょう・・・?との投げかけともとれる案件であった。
 
しかし、本筋は『全てアイラのため』に作られた5話。アイラがどういう性格のギフティアであるのかが窺い知れる内容で、後半との関連性もある。例えば、1話で二―ナがアイラに『本当は笑顔でお別れしたいんだけどな・・・・』と言い、おばあさんはツカサに『結局、私は自分のことしか考えてなかったんだね・・・』と自分を詰る場面は最終話のアイラの笑顔と最後まで涙を我慢したツカサの優しい気持ちに繋がっている。

4~5話のワンダラーの話は、回収期間内にアイラを回収しなければ、どうなるのか、ツカサは身をもって知ることになる。そして、アイラはただ笑顔だけじゃないツカサの強さと、事件後のソウタに対するツカサの優しさを知る。
この5回の話は、アイラとツカサがギフティアを共に回収する中でお互いに気がついたり、考えたり、努力したり・・・と、成長して気持ちを近づけていく演出にすぎない話だったように思う。
 
6話からは、アイラがツカサを意識しだすが、恋という感情に身を投じられないアイラは自分の殻の中でツカサを観察し始める。しかし、ツカサはいつもアイラに優しく笑顔で対応する。そんな折にツカサは、アイラの寿命は残り1000時間と聞かされる。ツカサはショックを受けるが、『最後までアイラのパートナーでいたい』と宣言する。アイラはカヅキとツカサのこの会話を立ち聞きし、過去にカヅキにパートナーを解消されたトラウマを払拭して、初めて笑顔らしき表情をツカサに向けるようになる。

7話はアイラとツカサは遊園地に初めてのデートに来る。ここでアイラは遊園地に来ると「嬉しいこととか、哀しいこととか、色々な感情が溢れてきちゃうので・・・」と言って浮かない表情であったが、遊園地で遊び、笑い、楽しみ、『見ているだけで温かい気持ちにしてくれる側』にアイラ自身がなれたことを実感できて嬉しかったのかもしれない。そしてツカサの存在を大切な人へと進展していく。初めてツカサと遊園地に来た時とは全然違う感情に至ったことは感じ取れると思います。
  
8話では、ツカサはミラベルの回収の際にOSの入れ替えを躊躇なく選択する奥方に会う。アイラの最期の後にツカサができる選択肢の一つにもなっている。OS入れ替えにも意義があると考える顧客の思想を取り入れたことはとてもよかった。最後にツカサはアイラに告白するが、アイラにまだ恋・愛の感情をまとめる力がなく、『無理です』と断り終了。笑って終了する話はこの回が最後ですよ・・・という合図なのか、OP曲が最後に流れた。
 
9話は傷心するツカサとは裏腹に、自分の恋心に気がつくアイラの心の葛藤の回。自分が恋をしても、想い出を残すことを快しとしないアイラは、ツカサから離れる決断をしているが、本心はそうではない感じが読みとれて、この心の葛藤をどう綺麗に進展させていくのかが焦点となった。
 
10話は神回でしょう。アイラとツカサのやりとりをもどかしく見るカヅキが、一時的にアイラと組み仕事を通して、頑固なアイラの心の扉を開こうとする。そして、アイラからツカサへの告白へ至る。この雨宮天さんの『好きなので。』の歌が流れる所からのアイラの描写がとても美しくて好き。告白の前に胸に手を当てる仕草の描写はとても美しい。勇気を振り絞る感を仕草で表し、一生懸命感を髪をフワリとさせる描写で綺麗に表す。言葉の使い方も丁寧で、細やかで繊細な告白シーンを美しく演出している。センスの良い美しい描写で、素直に感動しました♪ここはアイラと一緒に泣きました!
 
11話・12話はツカサとアイラのイチャイチャ話ですが、随所にツカサの胸に去来して離れない辛い気持ちが表れてくる。またアイラもそれは同様で、寿命を迎える自分への不安がつきまとう。こういう中でも、ツカサは笑顔で、アイラも笑顔でツカサに接する。どんなに不安なことがあっても、二人の時間こそが、二人を安心させる。勿論、時には仲間がそういう不安を拭ってくれることもあるという感じの話し。ツカサはアイラが仕事仲間のことも大好きであることを知っているので、いつも通りの毎日をアイラと過ごす。
この幸せな時間の描写がとても良かった。幸せな二人だけの時間を幸せに描くことに徹したことで、最後のアイラの笑顔の奥深さが実感できるのだ。
最後はどうまとめるのか、とても興味深かった。

 
最終話は、最後の一日。二人は部屋の清掃から始め、一緒にお風呂w しかし、いやらしい感じが無く、よかったんじゃないかな。最後に二人が行きたい所は当然、遊園地で決まりですよね。時間もあっという間に過ぎて、夕暮れ時、自分の影が長くなっていることに気付きアイラとの別れの時を意識し始めつつも気丈に振る舞うツカサ(とても悲しい・・・)。
アイラは「楽しかった想い出はちゃんと持って帰れるから・・・」と言った後に、最後の観覧車に二人で乗り込む。アイラは最期まで笑顔でツカサを見つめて、涙をこらえて笑顔を作ろうとするツカサを元気づける(涙ボロボロ・・・)。そして、ツカサは悲しみに耐えきれず涙を見せるが、アイラは笑顔でお別れのキスをする。アイラはどんな時にも笑顔で接してくれたツカサが、別れの時に涙を流してくれたことが嬉しかったのかもしれないね。きっとツカサの愛の深さを感じて幸せのまま目を閉じたことでしょう。最後まで笑顔のままで・・・ほんとに深い描写でした。
 
ツカサはアイラを回収する際に言った。
『大切な人といつかまた巡り会えますように・・・』
人間と耐用年数の限られたアンドロイドとの恋愛でなければ、この言葉は別れ際に発せられないであろう・・・。そして本当にアイラを愛しているからこそ、再び生まれ変わるアイラの幸せまで願った。漢だよ・・・ツカサ!!

 
 
林直孝氏のアイラを通して展開される恋愛観はとても美しかったと思います。13話の間に、アイラの心の動きを繊細に微妙に表現していく様子は見事でした。全体的に淡い色合いで構成された町並みも私の好みで好きだし、全ての話がしっかりと関わり合いがあり、より面白味と深さを堪能できました。
一見純愛の王道に見える本作ですが、人間と耐用年数が限られたアンドロイドの恋愛という設定が話に深みを与えた。本当に感心します。
 
他にも、女性らしい仕草の演出は上手で綺麗でした。言葉の使い方も、アイラの「・・・ので」に始まり、みんな特徴があってよかったです。
 
特筆すべきはOP/ED/again&again/「好きなので。」の4曲が話の一部として機能していたことです。曲もさることながら、タイミング・音の強弱の使い方・選曲、どれをとっても美しい選択でした。
OPもEDもどちらも林直孝氏の作詞で、この作品に込めた意気込みが曲からも詞からも伝わってきました。
もう一つは雨宮天さんの演技は素晴らしかった。間の使い方がとても上手な方ですね。告白の時の演技は何度見ても美しく・素晴らしい演技でした。告白シーンは、演技と作画の両方とも美しくて、そこだけ何度も観てしまいます。
 
プラメモの影の立役者は世話焼きのミチルですね!彼女の存在はとても大きかったです。随所に重要な役割を彼女に与えていましたが、その加減がいい塩梅でした。ミチルは最後に髪を切っていたけど、長い方がいいなぁ。
{/netabare} 
 
評価は分かれるでしょうが、私は名作だと思います。何度も観直すことと思いますが、この評価は未来永劫変わらないでしょう。
 
{netabare}最終話は泣かそうと思って作った話ではないように思います。回収直前になってもアイラの心に深く刻まれた『ツカサからの愛情と優しさ、そしてツカサへの感謝の気持ち』が、強く感じられます。最後までツカサを思いやる素敵なアイラを見せたかった林氏と藤原監督の渾身の最終話でした。{/netabare}優しい気持ちになる素敵な作品をありがとうございました。
筆舌に尽くし難い充足感と素晴らしさがプラメモにはあります。

ブルーレイで観ると、ほんとに綺麗な色使いが映えます。
雨宮天さんの『好きなので』もとても素敵な曲でした。ボーナストラックのギター版インストメンタルもとても雰囲気良くて満足できました!!

 

投稿 : 2024/05/04
♥ : 86

86.2 17 純情アニメランキング17位
君に届け 2ND SEASON(TVアニメ動画)

2011年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (1857)
9684人が棚に入れました
長い黒髪と陰気な見た目のせいで「貞子」と呼ばれ、クラスメイトたちから避けられてきた黒沼爽子。しかし、高校に入学し、明るく爽やかで男女問わず人気のある男の子・風早翔太との出会いから勇気をもらい、友情や恋、ライバルや友達の失恋などいろんな「初めて」を経験し、大切な関係を築いていく…。

声優・キャラクター
能登麻美子、浪川大輔、沢城みゆき、三瓶由布子、中村悠一、平野綾、宮野真守
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

【グチ注意】うぐぐ。。ハンパないモヤモヤに轟沈。

いい話でした。でも自分には耐性が不足しグチばかりです。
好きな方はスキップしてください。。

#wikiはネタバレなので見ない方がいいです。
#モヤモヤはおとなし目の表現であり、
#イライラと同義と受け取っていただいて結構です。

1期レビューに書き忘れたけど原作は未読。
この2期は0~12話。2011年放送。原作7〜10巻のエピソード。

第1期のレビューで、少女マンガの世界を堪能しよう。。とか偉そうなことを書いておきながら。。
完走はしましたが2期の展開はちょっと自分には無理でした。。

ごめんなさい吹けま・・いや、合いません。。(唯に逃避)
もう、ね、我慢しなくて、いい?(うしおに逃避)

いえね、リアリティー云々言うつもりは毛頭ないんですよ。。
ないですケド。。そこまでやりますかフツー。。(展開の話)

↓【以下ネタバレ グチ注意】
~{netabare}
■前半
あのラブラブな終わり方で、正月からバレンタインまで展開なし、
だと?(-_-メ)
翔太がメールひとつしていないって?
ぼっち属性の爽子ならわかるけど、爽やか属性の翔太がそんな・・・
あり得ないしょや。
進行上どうしてもそうしたかったんなら、休み中ずっとどっか行ってたとか携帯が壊れてたとか、いくらでも設定できるっしょや。

■第六話「好意と迷惑」
遂に翔太がカミングアウト。ただし流れ上仕方なく。。
正直観るのがつらかった。イライラ感MAX。
嵐を呼ぶキャラとして投入した三浦。そんなに悪い人にしたくなかったようだけど、「風早には好きな人がいる」の言葉がホント意図がわからない。
三浦がいたからふたりは告白する気になったかもしらないけど、この一言は不要。
これがなければ二人がここまでこじれることはなかった。。
そう、逆に言えば、こじらせたいがためだけに生まれた言葉。
唐突に作中でこの言葉を発する前フリもなく、キャラの行為も、キャラにこの言葉を言わせようとするこじらせ好きな制作側も、好きになれません。

そして「好き」の言葉の受け取り方をお互い誤解してすれ違うって。。
LoveかLikeか?って、ティーンエイジャーの基本ではないでしょうか。。
いくら古い作品とは言えそうまでして引っ張りますかそうですか。。

さらにこの言葉の誤解を解かないまま、もう一度告白というステップに進むことも強引過ぎて、モヤモヤ。。。

■第9話「告白」
教室で爽子が告白。翔太が抱きしめるも。。。バカが乱入。(オイ
スッキリしない。まだ焦らす?
お互い言いたいことを言っていないのに、告白途中で邪魔を入れるとか
ここまでウダウダ引き延ばす作り方は、正直受け入れ難い。

■第10話「こころから」
大勢のいる校庭に翔太が爽子を呼び出す。
呼び出しておいて、ほとんど相手に言わせたまま。
そして一言、誤解を受けた言葉そのまま、「好きだよ」。。
そこは「愛してる」とか「好きだ!付き合ってくれ!」じゃないの?
第六話で誤解したのにこの回では理解する?なぜ?
誤解の余地がない言葉をかけるんじゃなかったの?
「好きな人がいる」はどこいったの?
クライマックスはここじゃない、じわじわ行きます、なのか。。

■第11話「祭りのあと」
ようやくここで、爽子に「好きな人がいる」を吹き込んだ三浦が翔太にカミングアウト。コメディ風にちゃんちゃん・・・
で終わるかー!!それをあっさり許すなアホー!!!はぁはぁ。。。

■最終話「大事な人」
晴れて両想いとわかり、学年全体が交際を認識する事態に。
ようやく欲しかった展開。
千歳が翔太の取り巻きに対し「悔いが残るのは何もしなかったから」は効いた。。
泣きの演出と演技は相変わらずイイ。
けど、いかんせん回数が足りんぜよ。。

たまったモヤモヤのせいで、ハッピーエンドなのに、最終話までに気持ちの整理がつかない。。

もっと、爽子がせっかく掴んだ幸せを、素直に喜びたかったのに。。。。
{/netabare}~

せっかくの人気作、少しでも長く連載したいのはわかるけど。。
もしそうだとしても、この展開は好きになれない。。

OP/EDも個人的には1期の方が断然いい。
爽子のデフォルメ顔も、嫌いじゃないけど多すぎ。

可愛さや、切なさもあったけど、モヤモヤやフラストレーションが強烈すぎて、物語を楽しむ余裕が生まれませんでした・・・無念

あ、そうか。これって、ラブコメ?
シリアスを求めちゃダメ系?
1期で気付くべきだった。。

どうやら、まだまだ修行が足りないようです・・・・(-_-)
最後までお読みくださりありがとうございます。
不愉快にさせてしまったらゴメンナサイ。

(2020年Huluにて視聴)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13
ネタバレ

ドラれもん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

雨のち晴れのち曇りのち爽風

泣いたり・笑ったり・くよくよしたり・一途に風早を想う爽子の事を見て 僕は爽子を一期の頃から応援していました

☆未視聴の方へ
純愛です あなたに耐久力がなければ 皆の一途な想いに悶え苦しむかもしれません

あなたの目はきっと、少女漫画のヒロインのようなクリックリのキラッキラの目になるでしょう。

この先は視聴してから読んで頂いた方がいいです
{netabare}



☆「爽風」 タニザワトモフミ オープニングテーマ

この爽風って歌は風早が爽子の事を想って書いた歌詞なんじゃないのかな~って想像を 僕はしてしまいます

君に届けの中で僕は一番大好きな曲です


まさかギャグやバトル漫画等が大好きだった自分が 少女漫画のアニメにまで手を出すとは・・

でも僕、能登麻美子 さんの声好きなんですよ(。・_・。)

爽子のキャラに のとまみってハマリ役だと僕は思うんだけどなー


一期の頃から見ていてじれったい爽子の事を応援目線で楽しんでいた、

そんな僕の思考回路がショートしたあの!

  9話のラスト!

今まで何度も自分の脳内では爽子の背中を押していたのですが(頑張って気持ちを伝えろっ!爽子!って)

急いで教室に走って行った時の爽子の風早への想いが詰まったセリフとあの音楽!(良いっ!凄く良い!)

「届いて欲しい・・」 

「届け・・」

「届けっ・・・!」 には


ドラれもん「届くよーー絶対に届くよーー頑張れーー!」

・・ってもう完全にテレビにかじりついていた僕は

ドラれもん「えーー!今いい所なのにここで終わりー? 早く続きがーー」ってなりまして

  で、10話 

すれ違う二人の想いに・二人のその熱演に魅入っていました(ここ大好きなシーンです)

風早に出会ってから今までの沢山の 「ありがとう」 を一生懸命に伝える爽子

それでこの後の爽子のあの言葉に 完全に理性の失った!危険な風早が(←この風早は冗談で書きました^^)・・

教室のドアをガラガラって 爽子の手を引き寄せ教室の中へ!・・


ドラれもん「ウオーーッ!かーーぜーーはーーやーー!!!やーーめーーろーーーっ!!」 


と、のた打ち回りながら心の中で叫んでしまった僕はひょっとしたら、

爽子の事を心の中で応援しているうちに

段々と爽子の事を好きになっていってしまったのかも知れません



でも良かったです本当に 君に届け 最後まで見る事が出来て


どうしよう・・2NDの続き見たいけど でも少女漫画はさすがにな~ 
家にお客さん来た時に誤って部屋に入られたらな~~

そうか! ベッドの下に・・ってエロ本かっ!! みたいな事を今でも考え漫画の購入をどうしようか悩んでいます(゚-゚;)

{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 21

くろゆき* さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

うれしいな。 一人で完結してない世界は、 思ってたより、 ずっとうれしい。

これでもかってコソバユイ
でも話にすっと入って行けた構成は上手いとおもった。

本作は「 ピュア少女 ・ 爽子の成長が心に響く青春グラフティ 」の副題が示す通り、主人公「 黒沼爽子 」の心の成長と、ささやかな恋愛を描くドラマなのですけれども、「 爽子 」と「 風早 」の織りなすほのぼのとした「 気になる 」展開の中に、「 千鶴 」と「 あやね 」との友情を描く『 友達編 』やライバル登場の『 くるみ編 』、親友「 千鶴 」の失恋を描く『 千鶴ロストラヴ編 』が、3つの山場となって展開します。

個人的には『 友達編 』が最も感動の強かったパートに思われまして、続く2つのピーク、『 くるみ編 』も『 千鶴ロストラヴ編 』も『 友達編 』ほどのヴォルテージを越えられなかったのが非常に残念に思いましたね。
良い事は良いのだけれど『 友達編 』ほどの感動はなく、いわゆる「 竜頭蛇尾 」形のようになってしまったということでしょうか。

「 爽子 」と「 風早 」の仲も、 2ND SEASON のようなスレ違いや誤解もなく、何となくダラダラと進展した感じでした。
特にそれは終盤の「 クリスマス編 」や「 初詣編 」に強く感じられまして、この2人のラヴドラマは 2ND SEASON まで待たなければなりません。

主人公の「 爽子 」に関しては、初めの頃の「 何もできない 」、「 何も知らない 」 爽子が次第に友達もでき、恋愛感情を持つ普通の女の子に近づくにつれ、魅力が徐々に失われてきたような気もしましたね。
ただ、狼狽したり、勘違いした場面などで登場する「 スーパーデフォルメキャラ爽子 」は極めて可愛かったとは思います。

脇役では「 風早 」以上に「 千鶴 」と「 あやね 」の活躍が目立ちました。
この2人の縁の下の力なくしては、この作品は有り得なかったと言っても良いでしょう。

なお、『 くるみ編 』の途中だったか、本編終了後の番組宣伝のコーナーで、とんでもない「 ネタバラシ 」が暴露されてしまい、その後の視聴意欲が減衰してしまったのは大きな事件でした。
思うにこれが本作の最大の落とし穴だったかなぁ、と。

基本的には詩情あふれる「 良い 」アニメだったと今でも思っています。
エンディング曲、何を歌ってるのか良くわかりませんでしたが、本編の余韻に浸り、激しく感涙に噎ぶことが多々ありましたね。

本作を1期、2期に分けて評価しろ、というのも如何なものかと思われますが、本作は 2ND SEASON と併せて視聴してこそはじめてその良さがわかるというものでしょう。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 6

77.2 18 純情アニメランキング18位
ROBOTICS;NOTES [ロボティクスノーツ](TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (1704)
8759人が棚に入れました
2019年。世界線変動率「1.048596」。フォンドロイド――通称『ポケコン』の普及により、拡張現実が身近な存在となった近未来の種子島。そんな島にある中央種子島高校『ロボット研究部』は廃部の危機に直面していた。2名しかいない部員の1人で主人公の“八汐海翔”は、こんな状況でも「ロボ部」に興味を示さず、ひたすらロボット格闘ゲームに夢中。そんな海翔を尻目に、猪突猛進のダメ部長“瀬乃宮あき穂”は「巨大ロボット完成」を目標に、目下の危機である廃部を避けるべく奮闘していた。そんなある日、海翔はひょんなことから『君島レポート』なるA.R.アノテーションを発見する。そこには君島コウという男による、世界を巻き込む陰謀の告発が記されていた。
ネタバレ

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

あきちゃんの極めてすぐれたリーダーシップに感動すた

『シュタインズ・ゲート』のようなものを期待している人は、見ても、中途半端な気分になるだけのようなので、あんまり手を出さないほうがいいかも。

見てほしいのは、むしろ、
「『タイガーアンドバニー』一話の広告のやり方がすごく面白かった!」
と思えたような人。

■リーダーシップってこういうことですよね、と。

{netabare}
わたしはこの作品を、ほとんど期待せずにみたのだけれども、予想外にかなり好意的に観れてしまった。エンディングとかに感動したわけじゃない。

なので、以下、すっげー、みなさんの求めていないであろう方向でのコメントになります。
いや、ぶっちゃけ、感動のエンドとか、期待してなかったし、後半がチグハグだったのとか、もう、はっきり言って、どうでもいいな、と思えたし。
わたしは、わたしで、ものすごく勝手に、ななめ横の方向で本作に感動しまくっていました。

何に感動したか、というと。
コナちゃんのキャラ…もよかったのだけれども、
それよりも、最高に好かったのは、
あきちゃんのリーダーシップの描写です。
いや、ね、これ、なんか、言及する人が少なすぎて寂しいのだけれど、これ、何気にすごいぜ??いや、マジで…!

こういうね、きちんと多くの人を巻き込みながらプロジェクトを立ち上げる、という困難な仕事をがんばって描写してたってけっこうレアキャラですよ…‥っ!

メイン・ヒロインのあきちゃん、は一見ただの「馬鹿げた脳天気」「無駄にポジティヴ」系のキャラに見えるのだけれども、「あっはっは、馬鹿だなぁ」と思わせつつ、この子のガッツは、きちんとプロジェクトを前にすすめるための正攻法を実践しているのだよね。

 スポ根もの(『巨人の星』とか、『カレイドスター』とか)の主人公も、何度もくじけて立ち直る話ではある。なので、そういうタイプのキャラなんだなー、ぐらいの印象で見てしまった人が多いような気もするのですが、いや、そこは、実は違うのですよ!
 だいたいのスポ根ものは、基本的には、個人の鍛錬の問題に修練していくけれども、『ロボティクス・ノーツ』の場合は、他人を巻き込みながらプロジェクトをすすめるのだから、挫けた後に弱音をみせないための努力が、またさらに一段階、高度に要求されるんです。しかも、立ち直った後、もう一回みんな説得して、プロジェクト再起動させなきゃいけないんです。プロジェクト再起動させるのとか、自分がもう一回やる気出すのとかより、ずっと大変ですよ。一度失った信頼を取り戻すことでもあるし、「またダメかもしれない」「またみんなに迷惑かけるかもしれない」って思いながら、やるんだから。すっごい辛い。

 あえて言おう!あきちゃんは、スポ根系主人公よりも上位の存在であると…っ!

 あと、「リーダー」というのは、世間一般のイメージだとドラえもんの出来杉君みたいな人とか、攻殻機動隊の草薙素子のような優秀な人材のことをイメージする人が多いと思う。

 だけども、出来杉君みたいなキャラクターは実は社会にでるとリーダーシップ人材でもなんでもない、ということがよくあるんですよ。出来杉君みたいなひとは、往々にして優秀なんだけれども、特に欲望が濃いわけじゃない。誰かに迷惑をかけてまで、かなえたい明確なビジョンがあるわけではない。そういう人は、官僚や医者にはなれるけれども、リーダーとはいえない、ただ単に優秀なだけの人、だったりする。

 じゃあ、誰がリーダーなのか。
 いろいろなタイプのリーダーがいるので、一概には言えないけれども、本作の「あきちゃん」はまさしく、優れたリーダーであり、時代を作ることのできる人材だとわたしは思います(※0)。これほど、ダイレクトにリーダシップを描いてみせているアニメは、稀有だといっていいと思う。

リーダーシップというのは、まさしくこういうものだよね。わかるわー、という感じがとにかく観ていて励まされる。何か、とても、困難なプロジェクトを自分で立ちあげて、努力した経験のある人ならば、かなり共感しながら見られるのではなかろうか、と。
 とにかく諦めない。優秀な人を巻き込んでいく。わがままを貫き通す。自分でスポンサーを説得する。課題を自ら発見し、解決する。
 ブレない。何度落ち込んでも前を向く。
 こういう人は周囲をすごくいろいろと困らせるとは思うけれども、こういう人の周囲に、きちんと優れた信頼関係にある参謀役(カイくん)が数人ほど周囲にいれば、ものごとは進むだろう。動かせるだろうとは思う。

 いろいろと、社会に出てみて仕事をすると、本当に重要なのは、「責任感」以上に、キラキラと目を輝かし続けながら一つのことを遂行し続ける胆力。これって、本当に得がたい。ぶっちゃけ、途中で落ち込むからね。時には、落ち込んだ時に、鬱になって、なかなか帰ってこれなくなったりしちゃう。根性だとかじゃ、すまなくて、ある種の「鈍感」で「無神経」なことが資質として必要とされるんですよね、こういうリーダーでいるためには。

 もちろん、実際問題としてはは、まあいろいろと突っ込みどころは、もちろんある。
 「高校在学中になんとかする」というのはたぶん無理。
 「お姉ちゃんにおいつく」という動機だけでも無理。
 ロボットについての知識があんなに乏しくても無理。
 優秀な人材をあんな簡単に揃えるのがそもそも無理。
 優秀な人材達にモチベーションを高く維持させつづけるのが無理。
 タスク割り振り等をきちんと進行管理することなく完成させるのが無理。(※1)
 スポンサーにもっときちんとしたビジョンを話せなくては資金調達は無理。(※2)

 …と、無理がいっぱい。
 だから、この話はファンタジー…です。

 でも、「無理」というは、ほんとは100%無理なんじゃなくて、80%ぐらい無理というのが正しい。20%ぐらいの細い確率で、なんとかなる。ただし、8割型無理なことが2つあれば、96%無理になる。3つあれば、98.4%無理。4つあれば、99.68%無理になる。
 だけれども、一つ一つの「無理」の確率を少しずつさげていけば、プロジェクトの成功率は10%、20%…と少しずつあがっていく。
 一度、20%まで成功したプロジェクトがあれば、次回も同じ条件が揃えられれば、成功率は40%まで上がるかもしれない。
 本作のとてもよかったことの一つは、もう一度いうけど、失敗を何度も経験すること。そこで、諦めて良い、と思えるぐらいの失敗を何度もしている。ふつう、そこで諦める。
 でも、そこで、諦めずにもう一度、前を向いて立ち上がることができる。そして、解決のための道筋をきちんとさぐることができる。自分のやりたいことの基本はブレない。きちんと、わがままに、人を巻き込む。
 他人の迷惑顧みず、とにかくドンドン体当たりで状況を切り開いていく。これは、並の人にはできない。
 これを、リーダーシップといわずして、何をリーダーシップというのか、と。
 
 こういうプロジェクトを実現するための、優秀なリーダーシップを描いた話がきちんとある話が存在していること自体を歓迎したいと思いました。心から。
 個人的な好みだけを言うと、セカイ系ストーリー部分なしにして、万博に出て「やったー!」っていうところまでで完了するぐらいの地味な話のほうがよかった。…けど、まあ、そんな作品地味すぎて中高生向けのマーケット訴求力に著しく問題があるという判断があったのでしょう。『天地明察』のような作品にしてしまえれば、ある意味で、潔かったとは思うけれども、最終的にいかにも中高生向けんお話として仕上げるという仕上げかたは、きちんとマーケット的な売り方を考えた末の結果なのでしょう。

 まあ、基本的には、諦めないで、話をし続けるというのが、いかに重要かということを、きちんと描いて見せているというだけで、十分えらい。

 ことを成し遂げる人って実際問題として、頭のいい人よりも、粘り強い人だったりするんですよ。ほんとの、ほんとの本当に。
 日本の厨二マーケットにこういう作品があって、ほんとよかったな、と思いました。
 
{/netabare}
■いろいろな現実の産業とリンクしていきそうなワクワク感
{netabare}
 また、この作品がつくられることで、ごく単純にいくつかの現実の事業者にありがたい効果が発生するであろうことが、わかりやすく存在しているのも良かった。
 いくつか挙げておくと

・スコール(飲料)、草原の詩(牛乳のブランド)など種子島・鹿児島近辺の地場産業の商品の描写(※3)。
 →宮崎の地場産業の盛り上げにもきっちりと貢献するでしょう。

・種子島の描写 → 実際の種子島の観光産業
・ロボワンの描写 → 実際のロボコンの盛り上げ
・巨大ロボット生成 → 実際の巨大ロボットプロジェクトの後押し
・各種ARの描写 → 実際のAR系プロジェクトの後押し(※4)

 きちんと、現実の産業がいろいろとこの作品を通じて、盛り上がるように、という志しもあるのだろう。そこらへんの試みもとてもとてもすばらしい。タイバニを大きなフックとしてこういう流れができてきた、というのは素直に歓迎したい。
 日本は、もうずっと長い間、ロボット産業の先進国である。
 これは、『鉄腕アトム』と『ガンダム』による影響が大きいと言われている。この二つの作品がロボットへ憧れる多くの理系少年をうみ、ロボット技術に従事させる経路をつくった。あたかも、ガンヴァレルにあこがれてあきちゃんが頑張るように多くの人が、それが実際にいま世界を動かすにいたっている。
 こういう流れが、既存のアニメファンにどこまで受け入れれるかどうかということ自体がひとつの大きな挑戦だと思う。
 できれば、こうしたムーブメントに一つ、何かの名前がつけられて、大きな試みとして、成立していくことを期待したい。


{/netabare}
 


■ふつうに、中高生向けアニメとして見た場合

{netabare}
 えっと…いや…どうなんすかね。良くも悪くも、ソコソコよくできてるかなぁ……いや、悪く無いとは思いますよ…!…たぶん。ほら、もう、最後のほうでシナリオ急展開系のなんちゃってセカイ系作品とか多いじゃないすか…!別のこの作品だけディスらなくたって…!いいんじゃない……かなぁ……いえ、まあ、ディスっているみなさんのお気持ちはわからないではないです…。

 それと、シュタゲもそうなんだけど、ゲームをギャルゲ仕様にするのは、商売的に理解するけれども、アニメにする際にはギャルゲ仕様な感じのシナリオはなくしてもいいんじゃね?
 コナちゃんはいいキャラだけど、コナちゃんとのラブとかもっと遥かにライトな演出でよかったのでは、シナリオ再構成しなおしてもよかったのでは……とか言ったらいかんのですかね。まあ、こういうのがいいのかなぁ…わたしにはさっぱりわからんですが…。
 まー、中高生向けアニメとしての評判は『シュタゲ』ファンにさんざんディスられているようですので、かわいそうだなぁ…という感じですが、中高生向けアニメマーケットに、こういう題材で、売りだしてヒットさせていくっていうのは、難しいのだな、と感じる話でもありました。

 わたしにとっては、この作品は、すごく志が高くて、その志の高さに感動したアニメなのですが、ただし、その志は、中高生マーケットのほうを直接に向いているわけではないので、「折衷案」というように受け取られてしまったのでしょう。難しいですね…本当に。

 『まおゆう』とか『狼と香辛料』は、きちんとマーケットに受け入れられて、この作品が―――十分にいろいろなレベルで水準に達しているところがある作品なのにも関わらず――、マーケット的にはきちんと受け入れられなかったというのは、わたしにとってはしっかりと記憶すべき大事なことの一つだ、ということになりそうです。

 おそらく、本作が中高生向けマーケットで受け入れられなかった理由はいくつかあるのでしょうが、大きくあげれば次の二点でしょう。

 第一に、シナリオ構成に失敗したこと。もう少し細かくあげると、
 ・テーマを入れ込みすぎ:展開が、序盤・中盤・後半と別テーマを入れ込んでしまったこと。個人的には、序盤・中盤で現実のロボット産業のさまざまなレイヤーとリンケージしていきそうなあたりが、ツボだったのですが、ベタな物語制作イロハということでいえば、物語の軸はやはりもっとしっかりとさせたほうがいいのでしょう。
 ・序盤からのつながりが悪い:たとえば、『天地明察』や『まおゆう』は、序盤の「ツカミ」のとり方が、中盤への布石としてきちんとリンクしていたのと比べると、本作の序盤のツカミは、その後の展開への布石という点ではやはり、まだいろいろと工夫のしようがあった、ということでしょう。
 ・後半が唐突:これはもう、誰もが感じたことでしょう…。
 ・キャラの絡みが悪い:ゲームからアニメに変換する際に、もっと、工夫できたであろうこと。全体にシナリオの省略の仕方がゲームの場合はあまり気にしなくてもいいのだけれども、アニメの場合、「上手な省略」が求められるので…そこは、やりゃいいと思うのだけれど、シュタゲ程度のリライトでも市場的にウケちゃったからねぇ…
 第二に、シュタゲの次回作という立ち位置でやってしまったことが、逆効果だったということなのでしょう。いかにポテンシャルのある作品であっても、視聴者層が違うと、まったくもって評価されないどころか、ディスられるわけでありまして…。そこのところが、悲しいかな。シュタゲ視聴者層のお口には合わなかった…ということなのでしょう。そこで、ネガティヴな評判の反応のほうが広まりやすい土壌ができてしまった。

 一点目は、制作スタッフのさらなる修練を求められるところでしょうが、二点目はご愁傷さまでしたとしか申し上げられないというか、かわいそうだなぁ。というか、本当に、残念でなりませんが…。

 いや、まあ、とにかく、中高生マーケットからの反応は、ぜんぶ横においておいて、わたしは、この作品よかったです!

{/netabare}
■勝手なオススメ作品

{netabare}
 個人的には、プロジェクト推進系の話で、良かったここ数年のヒットタイトルだと、『天地明察』(原作)も良かったです。社会的に意義のある、まだほとんどの人がきちんと意義を理解できていないプロジェクトを一個、あたらしくきちんと成立させようと思ったときに、どういったことをする必要があるか、というのを、非常に良く描いてみせていると思う。
{/netabare}



[注]

{netabare}

※0 ごめん。ちょっと言い過ぎた。ほんとは、もうちょっとは賢くないと無理です。ストレス耐性が強く、鈍感でガッツがあるということは、とてもとても重要な資質だけれども、あまりにアホな主張を通そうと頑張りすぎると、クールに賢い系のスタッフが「アホかこいつ。ついていけねーわ、勝手にやってろや」となってしまって、プロジェクトが途中で空中崩壊して~終了~というオチになるのが目に見えてます。この手のアホな主張を貫き通す人は、優秀なスタッフとものすごく強固な信頼関係と互恵意識でもって結ばれていないと、機能しないでしょうね。あきちゃんを中心としながら、彼女をリーダーとして愛してくれる優秀なチームが機能する環境が整ってないと無理ゲーだとは思います。

※1 あー、あと、「やれるか、やれないかじゃない、やるしかねぇ」的なコメントはプロジェクト・マネジメントとしては、あまり褒められないタイプのハナシなので、まあ、そこは、ちょっとイヤだった。
 「諦めないことが重要」系のはなしは、容易にタチの悪い根性論につながってしまう。タチの悪い根性論は、結局、マネジメントを放棄させて、ただ単にプロジェクトの個々人に負荷をかけて、個々人を押しつぶしてしまうこともしばしばありうる。なので、根性論はかならずしもよくない。
 でも、それは単にタチの悪い根性論だってdisればいいわけでもない。タチの悪い根性論は、「諦めずにいる」というとても重要な資質とつながっている。そこは厳密には切り分けられないのかもしれない。だから、多くの人が、プロジェクトを推し進めるためのライト・スタッフと、タチの悪い根性論マネジメントとの間で苦しむのだとは思うけれども。

※2 作中でガンツク2を作ることの意義について、悩む下りが出てくるが、ここはプロジェクトリーダーは、ほんとは絶対にブレたらいけない。社会的にどう意義があるか、ビジネス的にどう意義があるか、なぜ多くの人を引き付けるかという3つの点は、いつ、どこでも説明できなきゃだめである。

 こういう社会状況下で高校生がロボットをつくるということの意義は大きいとは思う。「高校生が頑張れば巨大ロボットを作れます」ということを証明してみせれば、「趣味でこれだけのことができる」といいう社会的なムーブメントをつくることができる。そこには、「趣味でロボット作りをする人たち」の市場を創生できる可能性がある。
 そうなれば、第一に社会的な意義としては、巨大ロボットの社会的な利活用を押しすすめることに大きな貢献をする。
 第二に、ドクのようなロボットパーツを売っている事業者にとっては極めてビジネス的に大きな意義のある。エグゾスケルトン社のようなロボット事業者にとっても、大きなビジネスチャンスにつながるだろう。
 第三に、単純につくりあげていくプロセスは楽しいし、観ていてワクワクする。
 これを、ちゃんと、常に言い続けられれば、一人前。まあ、そこまでいくとさすがに、高校生らしさが欠けるので、アレなんだけれども…。


※3 プロダクト・プレイスメントで広告契約むすんでいるのか、と思ったら、そういうことではないらしい。


※4 これは『電脳コイル』の影響がそもそもはとっても大きい。

{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13
ネタバレ

 BlackCat さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

微妙・・・・・・・

原作:ゲーム
ジャンル:SF
話数:22話

原作のゲーム会社がシュタインズゲートと同じ。
この1行によって内容に期待する人は多いと思う。
しかしそれが仇となってどうしてもシュタインズ・ゲートと比べてしまい面白味に欠けました。
いわゆる期待のしすぎってやつです。

ストーリーに統一性がない。
ロボ部の話と君島レポートどっちかを集中的にやったほうが
いいと思いました。
正直言って中途半端だと思います。
例えば、1クールだけにしてロボ部の青春熱血ロボアニメに
したり、メインは君島レポートとかでおまけでロボ部みたいな感じの方が楽しめたと思う。

1クール目は完璧にロボ部の話で、
終盤は急展開すぎだと思います。
まぁ、話が動いてくれた方がイイんですけど
それがあまりにも遅い! 
だからそのせいで話が大きく動くのも遅れたんだと思います。

こんな感じで酷評を書いちゃいましたが、
1話1話の終わり方は好きでした。
あの次見たくなるようなあの引きは好きです。


【 1~16話の感想 】
{netabare}
1話の感想
どうやらロボティクスノーツは近未来の日本を舞台にした作品のようです。
{netabare}ロボ部はガンつく1を作る資金がないため大会で優勝して資金をもらうみたいですね {/netabare}
 この1話からちゃんと目標みたいなやつが提示してあるのは次話も気になっていいですよね^^ あと作画も綺麗ですね! ストーリーも明るくて好きです

2話の感想

{netabare}ロボワン優勝目指してがんばってますねwあきは 名誉部長「タネガシマシン3」を使えるようにしようとがんばりましたがまさかの操作のほうで問題があったとは・・・ そしてあきも持病の発作が(((゜Д゜;))) {/netabare}

3話感想

{netabare}ついにロボワン当日ですね^^ ってそれいいんだww まさかのタネガシマシン3にキルバラの操作方法を入れるとは・・・ そしてさすがカイは強いですね!そして難なく決勝に! でもカイは日頃の疲れから体調が優れないorz  工エエェェ(´д`)ェェエエ工カイの反応速度ww そして追い込まれてからの・・・タネガシアクセルインパクトォォォォ!!!w でもカイ負けちゃいましたねw 残念 MR,プレアデスって・・・あの人だよねww {/netabare}

4話感想

{netabare}そしてロボワン準優勝じゃあロボ部廃部!ってところで日高来ましたねw(日高=MRプレアデス) でも資金がない>< ってことでアキはJAXAに協力を求めましたねwまぁ当然ながら断られましたが・・・・ そしてそんなことがある中カイは日高にキルバラの世界大会に出るときのコンビを組まないか誘われましたね~ でカイ負けちゃったね {/netabare}

5話感想

{netabare}カイが見た少女の幽霊は学校でも噂になってたみたいですね^^それでカイはそゆのに詳しい淳和と一緒に島中を探すも見つからないです。 そしてカイは少女の声がした建物に行きましたポケコン通してじゃないと見えない少女に会いましたね!やっとww そして「君島レポート」話がいきなり壮大になりましたね(゚o゚;; これは次話が気になる! {/netabare}

6話感想
{netabare}やっと6話ですね^^ 1週間が待ち遠しいです
6話は最初ただのロボ部だけの話かと思いきややはり君島レポートに関する話もでましたね!あそこの部屋が今後どんな感じで重要になるかがはやく知りたいですw
さらにロボ部にも進展がありましたね! 大徳さんとキルバラ作った人が加わりましたねwさらに大徳さんのおかげでスポンサーもついたしロボットづくりが本格的に始まる・・・と思っていた瞬間に昴のお父さん現れましたねorzこの先、昴が戻ってくるのか心配です(><) {/netabare}

7話の感想
 {netabare} ガンヴァレルのエピソードがついに分かりましたね^^そしてふらうごおりのこともちょっとありましたね。相変わらず重い話だなw  そして、かもめ怖すぎ(((゜Д゜;)))
あんなんいきなりなったら怖いぞwww そして昴は父と和解はしてないものの部活には来るみたいですね!!
ついに太陽嵐が発生しましたね。次の展開が気になる~ {/netabare}
8話の感想
{netabare} いきなり車で拉致させられたのはびくりましたねw 雰囲気がシュタゲのあのシーンに似てたから。でおm実際はまさかの協力でしたね。(JAXAの)でもあきちゃんが断っちゃたね~。やっぱ自分が作りたいものが作れないとだよね^^そして君島レポートNO.2を手に入れるためにカイはがんばりましたねw それにしてもゴーカートのやつとあのゲームでいい成績とるやつ雑だわwでもあのアンテナのやつは危なかったよ~でもカイの発作がいい感じででてきたけどwあきちゃんもよく見つけた!命の恩人! {/netabare}

自分がロボティクスノーツを見て・・・
{netabare}君島レポートをNO.1からしっかり読みたいwすごい内容が気になる {/netabare}

9話感想
{netabare}9話でもうガンつく1が完成するんですねwってことで前夜祭に祭りにみんな行きましたね。(カイとふらうごおり以外)カイとふらうごおりは相変わらずチーター刈りしてますねw まぁ大徳さんと昴はラブラブ?でしたねw
そしてスバルがまた焦るあの顔ww
そしてついにガンつく1が大地に降り立つ!!!!
そして・・・歩行!!!!!!!
でも、エンジンに問題が有り動くのが遅くさらにエンジンが故障しましたね(>_<)やっぱディーゼルエンジンですからね~ そしてミサ姉のあの反応。ひどすぎるね。まぁそれが嘘だと願ってるよ。  ちなみに今回の話ではまったく君嶋レポートの話がありませんでした。気になる~{/netabare}

10話の感想
{netabare}今回の話はロボット関連の話と思いきや違う話も少しありました。 
まずはモノポールについて・・・意味は磁石のひとつしか極がない石のことです。もし意味がわからない、意味が違ってると思った方はメールで教えてくださいましたら幸いです^^ まぁそのモノポールがいきなり空から降ってきましたw
そしてそれをスバルに聞いてみると「世紀の大発見」「ロボットにも使える」など言ってましたね。でもロボットに使うにはけっこう数がいりそうですね。ってことで一日中待ちますが1個も落ないので結局解散w
そしてガンつく1を諦めるか諦めないかでもめた結果、ガンつく1を諦めてガンつく2を作ることになりましたねwwジャクサの協力もあるようなので期待!さらにあいりはあの店の姉さんに消えろと言われてましたね(((゜Д゜;))){/netabare}

11話の感想
{netabare}君島レポートのフラグ達成しましたねw ものすごく大変そうでしたね。 今回はガンつく2の話はなかったですね。 まぁあったといえばフォームのやつですね。
さらに、君島コウとは一体なんなんでしょうね?
そして、ガンヴァレルの最終話が流出しましたね。この内容は君島レポートに似てますね。 後半、いろんな事実が分かりそうでわくわくです。 {/netabare}

12話の感想
{netabare}君島レポートの1,2,3個目までのフラグはいきなり順調にいきましたね^^ 
ドクは大丈夫ですかね~?
大徳さんは面会謝絶でしたね><
今回はロボット作りの話はなさそうですw大徳さんのロボットが嫌う理由がわかりましたね。あんな過去があってよくロボット部に入れましたねー。あのイベントをまたやるみたいですね。でも、ロボットたちが故障中でしたね。そしてごじろう君もそこにいましたね。そして、ドクもそのイベントに行きました。  久しぶりの感動回ですね(´;ω;`)
さて、最後に浮かび上がったあのオーロラがきになりますね
{/netabare}

13話の感想
{netabare} 今回はふらうの話みたいですね。みんなの制服は冬服になりましたね!モノポールでついにモーターを作るみたいですね。ふらうも三行にまとめしたねwサブリミニナル映像のなかにアルファベットが書き加えられてますね。
「ガンヴァレルは洗脳装置!プロパガンダ!太陽嵐の到達と同時に世界同時多発テロ。阻止する為に私逃げた。ヤツラはまだ存在する。
みんな死んだわ。誰か止めて。プロジェクトアトムは終わっていない。」
怖いですねΣ(゚д゚lll) 
君島レポートも遂にNo.5ですね~。結構、運動系が多いですね(^^; でも全部大丈夫でしたね。 君島レポートは校門前にありましたね。人類が滅ぶそうです(えw
ドクになんかありましたね。でも大丈夫でしたね(^^;モノポールが2個?になりましたね。
太陽嵐が関東地方を直撃しましたね。あのオーロラは前兆だったのですね。さらに家火事が・・・。史上最大みたいですね。さらにロボットも暴走してるみたいです。なんかふらうのせいにされてますね・・・。ふらうがああああああああああああああああああああああああああああああ。もう死んだかと思っちゃいました(^^;でもやばいですね。
{/netabare}

14話の感想
{netabare}ガンヴァレルのテーマは愛と勇気なんですね。
未だ首都圏は混乱ですね。ロボットが大行進でしたね。
フラウは自殺する気だったんですね。でも、キルバラで止められそうですね!すごい過去があったんですね・・・。でもメロディーとは一体何か気になりました。あの病気を利用して倒すみたいですね。 ってかカイはいつのまに世界ランク2位になってたんですね。ふらうのアカウントはふらうと同じサークル仲間にやられたんですね。洗脳っぽいですね。みんな応援してますね^^ ふらうのさりげなく2ch用語言ってくるのやめてほしいですwふらうとカイが・・・。でも心配はなさそうですwwwこの戦いがラストチャンスですね。ロボットも国会?に到達しそうです><そしてついにあの病気を利用して、あの敵を倒してロボットを止めましたね!どさくさに紛れて接吻を・・・Σ(゚д゚lll) ふらうは完璧にカイに惚れたなw
{/netabare}
15話の感想
{netabare} 君島レポートの回収はいまNo.6をやってますね。 あと、サーフィンで波乗り3秒でフラグ達成ですね。そして、ついにNo.6を発見しました! さらにNo.7はすべての君島レポートを回収していればいいみたいですね。ただ、場所はわからないみたいです(^^; そして、君島コウの家に行きましたね。 その家のシーンとあのサブリミナル映像が一致しますね>< また、地下室に入りましたね。
えええええええええええええええええええええええええええええええええ とりあえず叫びましたw あいりはリアルにも居たんですねw あいりにはあんな過去があったんですね・・・。でもふらうは雪を降らせましたね^^(ホログラム?みたいなもの)さらにそのおかげ?であいりにカイはキスしますねw あいりはやはり消えましたね。
{/netabare}

16話の感想
{netabare}ついにガンつく2発信ですね!!!!
でも、新たな欠陥が見つかっちゃいましたね。そこで昴が近くに行って見ることになりました。その時ロボット倒れちゃいますね><
昴の安否が心配ですが不明ですw
カイはNo.7を探してますね。そして見つかりましたねw
でも、みずかさんに止められちゃいますね。そんな時になぜ起こるwロボットが暴走しますね><そして、みずかさんは。。。
No.7も気になりますが結構面白くなってきてます
{/netabare}

{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 29
ネタバレ

N0TT0N さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

冒険科学的陰謀アドベンチャー。

この作品は、某シュタゲのお仲間。
5pbの科学アドベンチャーシリーズの3作目ということです。ゲーム原作、メディアミックスのアニメ版になります。

巨大ロボを高校生が作るという話で、コンセプト的にはどストライク。更に種子島の話ということでJAXAも絡み、5pb関連ということもあって、期待値75%くらいの気持ちで見始めました。ちょっと期待し過ぎに注意しようという心のリミッターをかけた感じです。

で、見終わって思うのが、ゲーム原作という匂いが結構濃厚に出ているという印象です。
物語ではあるけど、印象としてはいろいろ分岐しているイベントのある1本の線をなぞっていったような感覚とでもいうんでしょうか。

まあ、いろいろいう前に1つ言っておきたいのが、いいエンディングだったということ。
テンション上がったし、結構感動的だったし、いくつかのポイントをスコーン!スコーン!と回収してカタルシスもあった。

<大好き><好き><まあまあ><別に‥><嫌い>で分類すると間違いなく<好き>に分類されるんだけど、お勧めかというと二の足を踏んでしまう。。
そういう作品です。

ということで、二の足ポイントを幾つかあげてみたいと思います。


【クラスでも変わり者という評判の主人公(悪い意味で)。】
まぁ、いいんですよ?変わり者という設定‥主人公たるもの何らかの特徴があって然るべきだとは思うが、今ひとつ印象が悪い。
特に1話目。せめて1話目終了までに1つくらい好印象エピソードが欲しかった。
優しいのは優しいんだけど、態度がちょっとイラっとくる部分がある。

【回収率。】
最初に言ったように、終盤いろんな謎をドドンと回収していくので、かなり引き込まれるんだけど、それでも結構な量の謎が放置されたままだということ。
ゲームはやっていないのでなんとも言えないけど、別ルートでは謎が回収されているのかもしれない。。
でも、そんなことは知ったこっちゃないわけで、謎を提示したからには回収してもらいたいわけですよ(*´∀`)‥
特に失踪とか、とある組織の実態なんかは是が非でも回収してもらいたいのは私だけでしょうか?(; ̄∀ ̄A‥
これに関しては自分が気付かなかっただけ。という可能性も捨てきれないのであまり強くは言えませんw

が、個人的印象だけど、そもそもの原因はエンディングに辿り着くための分岐点の多さが影響していると思います。
科学的ないろんな説や事実を基にした話、理論上は存在するといわれているが存在を確認されていない事象、物質、都市伝説なんかを惜しげもなく、そして詳しく説明することなくストーリーのポイントポイントににぶち込んでくるので全部回収するのは至難の業とも言えるので、この点をどう感じるかでかなり作品に対する印象が変わってくるでしょう。
wikiの用語なんかを参考にしながらできるだけまとめて視聴するのがお勧めの視聴法です。

【着地点。】
どういうエンディングになるか解らない。というのは物語としてはある意味当然なんだけど、何処に向かっているのかさえ解らないというのが「ん?」ってなる。
見終わった者として言えるのは決して迷走してた訳ではないということ。
物語はちゃんとあるエンディングに向かっている。
だがしかし!「ん?」ってさせるのは褒められたらことじゃない。原因は1話目、もしくは前半の何処かでエンディングを暗示してなかったせいだろう。
例えるなら、最初にトライアスロンだと示しておいてくれれば水泳の後急に自転車に乗って走り出しても混乱しないし、その後マラソン始めてもそういうものだと対応できるということ。
事前に、
この物語は部活で巨大ロボを作る話ではあるが、物語の本線は別の所にある。ということを解っていさえすればちゃんとトライアスロンを楽しめるはずです。


最初に言ったように個人的には好きな作品なので、好きなポイントも書いておこうと思います。
まず、ことあるごとに登場する携帯端末「ポケコン」の機能の実用性、実現可能ではないか?と思わせるリアリティ。
アプリも実用的でかなり面白く、「拡張現実」という考え方(ロボティクスノーツの場合現実世界にタグを貼り付け、それをポケコンで覗くだけでタグに入っている情報を閲覧、共有することができるシステム。)の解釈がとても面白い。

実用化して欲しいアプリ、システム、技術が溢れていて2019年ってそういう時代かも。。と思わせる力がある点(世界観と言ってもいいかもしれないけど)に隙がなくホントに近い将来を覗いている感覚になれる。
よくこれだけ架空のシステムを破綻なく構築できたもんだと感心する。

そしてキャラクターがいい!
最初に主人公に難癖つけといて言うのもなんだけど、キャラクターがいいw
ヒロイン=うざかわいい♪最初のほうで猫ハラスメント(笑)されるけど、完全に犬系のナイスヒロイン♪
シャキィィィン!!

某ど変態天才プログラマー=ネットスラングはシュタゲのダル超えてるw腐りきってるww
腐かわいいwww
だが、それがいい!?デュフフ♪

JAXAの某職員=素晴らしいです。素敵です。立派に成長していて嬉しい限りです(遠い目)。
安定感&安心感が抜群です♪

そのほかミスター隠れ中二病?後輩眼鏡男子やらA.I幼女やら素敵なキャラ満載です♪

因みにこれを書いている2015年に起こると言われている宇宙科学的出来事もネタとして使われてるんだけど、そちらにも興味がわいていたりします。

あと、2クール目のED「トポロジー」は名曲です♪

とまあ、自分にとっては十分楽しい作品になりました。
もし興味を持たれた方がいらっしゃったなら、用語集を覗きながら、トライアスロンを観るような気持ちで視聴されるのもいいかもしれません。


※以下は、ネタバレ、提案を少々。。
{netabare}
自分達が作り上げた巨大ロボが動くという根源的な感動。
しかも搭乗して!
正直これが当初抱いていたロボティクスノーツのエンディングです。巨大ロボの危険さや重量の問題は充分描けていたと思うけど、作る行為自体はほぼ描かれていませんでした。
まあ、実際問題作れる可能性は皆無に等しいレベルと思われるので致し方ないんでしょうが「作る」行為がもう少し見たかった。
あと、僭越ながら「前半部分でエンディングを暗示する」方法を1つあげてみると、みさ姉があき穂に言った
「あきは何をやっても平凡止まりなのよ‥」とアネモネ号事件を最初に組み込んでもよかったような気がしないでもない。。
そうすればあき穂とみさ姉への感心が脳内にインプットされる‥かもしれない。
とにかく、あきちゃん&みさ姉の関係を早めに出しておくのは必須だったと思います。
そして、もう一つ思うのがフラウの気持ちとか何気に放置されてるのがちょっと‥
軽めに、なんならギャグかのように回収してるけど、フラウ好きとしては残念っす。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9

80.8 19 純情アニメランキング19位
アマガミSS+ plus(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (1440)
8426人が棚に入れました
テレビアニメ『アマガミSS』の第2期。
橘純一と絢辻詞はクリスマスに行われた創設祭をきっかけに付き合い始めることになった。1ヶ月後、輝日東高校では期末試験を前に生徒会長選挙が行われ、純一たちのクラスからは詞が立候補することに。選挙には詞の他に3名の立候補者がいる中、副会長候補が発表される。副会長は当選した会長が指名をすることになり、詞は純一を指名する。驚く純一だが、さらにもう一人純一を指名する立候補者が現れた---
ネタバレ

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

( ̄∇ ̄+) キラキラキラ~♪ にぃにが変だよ!梅ちゃんのお宝本がぁ ∑('○'*)

■「アマガミSS+plus」って前作からなにが違うの(・・?
前作「アマガミSS」の各ヒロインの後日譚を描いた物語になるようなのでけど、各ヒロイン2話ずつのオムニバス形式ということなので1クール決定かぁーっ・・・ちょっと残念ですねw
それと前作で美也ちゃん編がTV放送されなかったので、「まんま肉まん」いっぱい買うから美也ちゃん編をテレビでやってねってお願いしたいですよね(ノ´∀`*)にししししし~~♪
もちろん前作を観てない方はε≡≡ヘ( ´Д`)ノダッシュで観てからご視聴くださいねw

ところでタイトルが、前作「アマガミSS」に「+plus」が付いてどう変わったのでしょうね♪
まず大きく変わったと言えば・・・監督交代劇!?w
しかも「WORKING!!」に続いてまたまた平池芳正監督が1期から継続しないという・・・∑('◇'*)エェッ!?
1期でしっかり土台を作って続編は任せるスタンスなのでしょうか?w
それで「アマガミSS+plus」の監督さんは、前作で絵コンテ・演出を担当していた小林智樹さんなのです(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ
監督は初ではないですし、アマガミの製作に関わっていたのできっと前作の魅力を損なわずに「アマガミSS+plus」で新しい魅力を見せてくれる事を期待したいですね♪

それと、各ヒロインの登場順もシャッフルされましたね!
PVの順番から言うと・・・
絢辻詞 → 桜井梨穂子 → 七咲 逢 → 棚町 薫 → 中多紗江 → 森島はるか ハッ∑(゚ロ゚〃)
美也ちゃんのPVがないww ブー!('ε'*)
スタッフさん・・・ヒロイン扱いしないと・・・(/=`◇´)/呪うぞ!!


■「アマガミSS+plus」と出逢った日の日記 φ(・・。)ゞ
いよいよ始まりましたねー♪
前作同様に、メインヒロイン以外のキャラがちゃんと顔を出してくれる作りになっていて、チョイ役でもちゃんと個性が出ていてお目当ての女の子が出てなくっても楽しめるようになってますよね♪
梅原くんとか美也ちゃんとかはメインとしてストーリーを作ってあげて欲しいくらいです!!
それと好きな相手にはちょっと変態チックに大胆になっちゃうとことかも見所ですよねw (/▽*\)~♪ イヤァン

「アマガミSS」では付き合う迄のドキドキ感や切なさなど、揺れる恋心をたっぷり楽しませてもらいましたね♪
さて今回も、主人公の橘純一はヒロイン達にどう料理されちゃうのかなぁ (・-・*)ヌフフ♪
純一とあの娘は今頃・・・あんな事やこんな事してるのかなぁって.。o○(妄想)がちょっとだけのぞけちゃうんですよ!
なんだか((((o゚▽゚)o))) ドキドキ♪ですねw (;`O´)oコラー!のぞき見禁止!!
きっとあの子と純一が… ニャン♪ヽ(∇⌒= )( =⌒∇)ノニャン♪ してる、見てて恥ずかし~い恋物語がみれるかもしれませんねw ε-(´o`;Aアチチ


■総評(各話感想付き♡)
『アマガミSS+Plus』を一言で表現するなら、「あいかわらず」って感じかなぁw
ベタな展開とありきたりな設定に、見てて恥ずかしくなるようなニャンニャンシーン♪
前作からのファンであれば、充分満足できる後日譚となってたんじゃないかなぁって思います。
残念だったのは上崎 裡沙編がなかった事くらいでしょうか!
梅原くん、塚原先輩、美也ちゃんなどのサブキャラも、良いアクセントになってて見ていて楽しかったですしね♪
ストーリーは前作(本編)からの流れを汲んでいるので、変に冒険してなくって良かったと思う反面、斬新さという意味では物足りなかったかも知れません (*^_^*)
でもはじめてアマガミSSを観た時のキュンキュンした気持ちを思い出せたので観て良かったです♪

♡魔性の女『絢辻詞』編♡『1回だけでいいの?? …ばかぁ(* v v)。』
{netabare}
つかさ様は純一の事をよーくわかってらっしゃいますね♪
良い所も抜けてる所も変態思考もw
だからこそちょっと頼りない純一でも抜群の信頼を寄せている所が素敵です♪
まぁこれからも主導権はずーとつかさちゃんでしょうけどねー(⋈・◡・){/netabare}

♡幼馴染の女『桜井梨穂子』編♡『これからもずっと一緒…』
{netabare}
そういえばこの二人って…
まだ付き合ってなかったんですよねw ∑('◇'*)っ
幼馴染って兄妹みたいな感覚なのかなぁ?
ちっちゃい頃から純一の頭の中は…脅威(胸囲)的なエロだった見たいですけどw
梨穂子ちゃん見たいな可愛い幼馴染がいたらしょうがないのかもね♪
同性からも可愛がられる茶道部のおっとり系マスコットキャラの梨穂子ちゃんは、ドジっ子的な描写も多いですけど、落ち着いていて気品がある仕草を見せてくれる事もああるんですよねー♪
食後の箸の置き方とか純一や美也ちゃんと違ってキチンと揃えて置かれていたりとか、梨穂子ちゃんの品の良い女性らしさが表現されてましたのが良かったと思います(*^_^*)
そんな梨穂子ちゃんの魅力にやっと気付いた純一w 遅すぎo(≧∀≦。)ノ
まぁでも最期は梨穂子ちゃんよりも先に告白してたのでちょっと見直しちゃいました (^ー^* )フフ♪{/netabare}

♡センチメンタルな女『七咲逢』編♡『先輩と一緒にいられないことがこんなにも寂しいなんて… 』
{netabare}
弟思いでしっかり者の逢ちゃんですけど、今回のストーリーでは普段見られないような表情が描写されてましたね♪
思うように行かない恋の行方にちょっとセンチメンタルな逢ちゃんは可愛かったですよ(*^^*)
いっぽう純一は相変わらず変態的提案をしてきますねw
腹枕って、にゃ~んにゃ~んころりよ~♪にゃんころり~♪なんですね…(^=^;大胆不敵w
とはいっても今回の純一は一味違いました!
合宿抜け出してまで、会いに来ただけじゃなくって、ちゃんとプレゼントを決めていたなんて♪
梅原くんのアシストにも友情を感じましたし、今回は本当に二人とも紳士でしたね (゚∇^d) グッジョブ!!{/netabare}

♡限定品に弱い女『棚町薫』編♡『今回のことで分かった事があるの…』
{netabare}
友達以上恋人未満から抜けられない二人の高校最後の夏休み♪
分相応で高校生らしい車中2泊のバス旅行~ρ(^-^*)ノ イッテミヨー!
ラブラブ旅行になるはずが、まさか・・・途中バスに置いて行かれる事になるなんてね~~~~~(/´□`)/アーン!マッテェー!!
そういえばヒッチハイクしたトラックの運ちゃんがd( ̄  ̄)イイコト!言ってましたね♪
「世の中渡って行くには、お互いに支えあう人情が大切」ってね (o^-')b
でも純一と薫ちゃんには馬耳東風だったみたいです…w
その後もなんやかんやで揉めてた二人でしたけど、純一の「今までのことはこの雨に流そう」って言葉で仲直り!
まぁ「雨降って地固まる」的な二人でしたね♪
なんだかんだで一生忘れられない旅になったので、めでたしめでたしです (*^^)v
周りに流されて自分らしさを見失うくらいなら、バカップルのまんまでもいいよねーo(*^▽^*)o~♪{/netabare}

♡監督♪教官♪と呼ぶ女『中多紗江』編♡『もう少しだけ…』
{netabare}
1期での特訓の成果が見事に発揮されていた2期での紗江ちゃん♪
人見知りもだいぶ改善されて、配膳もキビキビ、笑顔も素敵、創設祭実行委員までこなしてしまうとっても素敵な女性に変身してましたね♪
紗江ちゃんと対照的に情けなさ満点の純一は、変態的妄想と狼狽を繰り返すのでしたww
だいたい好きな子の趣味嗜好がわかってないってどういうことよ! (*`×´) プンプン!!
そんなダメダメな純一でも、そばで見守ってくれるだけで安心できるって、紗江ちゃんにとってはそれだけ特別な人なんですね♪
少女にとって少年は人生を変えてくれた王子様で、少年にとって少女はシンデレラのように美しくなっていくお姫様ってとこかなw
そういえば、ナレーションはfateの言峰綺礼役の中田さんなんですよねー♪
言峰綺礼がナレーター (ーー;).。oO(笑) イメージできないw{/netabare}

♡ラブリーな女『森島はるか』編♡『やめなさい二人とも!!うらやましっ・・・w』
{netabare}
1期で結婚している二人を見ることが出来たわけですけど、やっぱりそこに行き着くまでのafterstoryだったんですね♪
相変わらず突拍子もない事を始める森島先輩とそれに付きあう橘くん&塚原先輩って構図に、金髪緑眼のジェシカが参戦!
塚原&ジェシカコンビにまんまと誘導された純一は一世一代の行動に ∑('◇'*)エェッ!?
アタシσ(゚-^*)ならこんなプロポーズされたら嬉しさよりも恥ずかしさで逃げ出しちゃいそうですw{/netabare}

♡にししししな女『橘美也』編??♡『いっときの努力が大きな差になることも知らないなんてね!』
{netabare}
なんだか禍々しい女の欲望が渦巻いてましたねw 司ちゃんってこんなキャラでしたっけw
こんかいは美也ちゃん編というよりも、全員集合のサービス回って事なんですね (^▽^;)
σ( ̄∇ ̄*)アタシも♨温泉♨行きたくなっちゃいました~♪ いざ若返りの湯へ...((((*・o・)ノ ゴーゴー♪{/netabare}


■MUSIC♫
OP曲『Check my soul』
 【作詞・作曲・歌】azusa
ED曲『告白』
 【作詞・作曲・歌】azasa

 アマガミSSといえば「azusa」さんですよね (*^^*)
 透き通った可愛らしい歌声とストレートな気持ちが歌詞に込めれられていて素敵ですね♪
 パンチはないけど、優しさに溢れた曲で癒されちゃいます(o^-')b グッ!


2012.01.15・第一の手記
2012.01.18・第二の手記(追記:■「アマガミSS+plus」と出逢った日の日記 絢辻詞編)
2012.06.03・第三の手記(追記:■総評(各話感想付き♡)、■MUSIC♫)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 57
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

マルチヒロイン。。ツボればハマりますw

 
アニメ『アマガミSS』の第2期。
原作は、PS2用恋愛シミュレーションゲーム(未プレイ)。

    -放送-   -視聴-
 1期:2010年7月 2018年11月
 2期:2012年1月 2020年11月?

数話でヒロインが変わるオムニバス形式。
ヒロインごとに1期→2期と観た方が楽しめます。

マルチヒロイン、マルチルートなゲームのアニメ化においては、下手に一つのストーリーで物語を紡ぐと、あっちのルートの方が良かっただの、浮気っぽい主人公はいかがなものかだの、どうしても不満は出てしまうもの・・

だもんで、オムニバスの方がスッキリして良いかとw

できればOP/ED飛ばさずに視聴をオススメします。

■エピソード
それぞれの話は短いけど、各ヒロインがカワイイため感情移入しやすいし、エピソードがツボだったりする回は心にビンビン響きますw

各エピソードの評価は、推しキャラ順の下位からで・・・
(五段階評価)

=7位:{netabare}棚町薫=
 キャラ  :★★
 エピソード:★★★★
 キュン度 :★★★

 バカップル物語w
 でもトラブルって想い出深いよね。
 友人の恵子が可愛いw
 船で救出は減点w

なんか、既視感が・・・
{/netabare}
=6位:{netabare}絢辻詞=
 キャラ  :★★
 エピソード:★★
 キュン度 :★★

 付き合っているのに苗字呼びw
 写真撮影・・フォトカノかw
 黒髪ロングだけどCool優等生過ぎて、
 刺さり具体はほどほど。
 風呂エピソードは定番過ぎじゃ・・
{/netabare}
=5位:{netabare}森島はるか=
 キャラ  :★★★
 エピソード:★
 キュン度 :★★

 ん~お泊り回はちょっと肩透かしかな。
 卒業式のはるか・・
 壇上への跳躍力がハンパないw
{/netabare}
=4位:{netabare}橘美也=
 キャラ  :★★★
 エピソード:★★★
 キュン度 :★

 妹回かと思ったら温泉回かーいw
 1期の方がキャラの絵もエピソードもよかった・・
{/netabare}
=3位:{netabare}中多紗江=
 キャラ  :★★★
 エピソード:★★
 キュン度 :★★★

 学食のくだり、どーでもいいし。
 かぐや様もそうだったけど、
 ナレーションが刺さらない。
 この回の、みゃーはカワイイw
 え、いきなり8年後て・・・
{/netabare}
=2位:{netabare}桜井梨穂子=
 キャラ  :★★★★
 エピソード:★★★
 キュン度 :★★★★

 1期よりキャラが刺さった・・・
 好みの変化かも。
 いいね彼女が夕飯作りに来てくれて、
 カワイイ妹がいて。
 こんなカワイイ幼なじみがいたら恋に落ちるわw
 転んで重なる鉄板イベントで告白w。
 でもスッキリ。
{/netabare}
=1位:{netabare}七咲逢=
 キャラ  :★★★★★★★★★★
 エピソード:★★★★★
 キュン度 :★★★★★★★★★★
 
 心の天使:五段階じゃないぢゃん!
 心の悪魔:限界突破でええんちゃうw

 悪魔が勝ちました・・・

 七咲編だけは、1期から観直しましたw
 1期超えはないけどやはり・・
 ゆかなさんの声はたまらなかったw
 おなかを枕にして・・寝れるかーw
 てかその絵面、ヤバイからw
{/netabare}

あざとくてストレートな進行、表現も多いけど、まあギャルゲー原作ってことで、そこが味なんじゃないかと。

OPでテンションが上がるし、エピソードが刺さらない回でも、EDが淡く切なくて妙な高揚感があるw
ちなみにED後の次回予告には面白い回もありましたw

■キャラ/キャスト
(ほぼ自分用なのでw)
~{netabare}
絢辻 詞(あやつじ つかさ)
「天下無敵の仮面優等」
クラス委員と創設祭実行委員を掛け持ちする、絵に描いたような優等生。
cv:名塚佳織
 他に知ってるキャラは・・
 エウレカセブン(エウレカ)、
 コードギアス(ナナリー)、
 To LOVEる(古手川唯)、
 リゼロ(フレデリカ)、
 エグゼロス(ジコ蟲)・・

桜井 梨穂子(さくらい りほこ)
「ぽっちゃり幼馴染」
自作の鼻歌を歌ったりして、いつもぼーっとしているのんびり屋。
cv:新谷良子
 知ってるキャラは・・
 咲-Saki-(妹尾佳織) 、
 さよなら絶望先生(日塔奈美)、
 くらいか・・

中多 紗江(なかた さえ)
「ふかふかボディーの純情少女」
最近転校してきた1年生で、美也や逢のクラスメイト。
cv:今野宏美
 知ってるキャラ・・
 らき☆すた(小神あきら)、
 フルメタ(西野こずえ、工藤しおり)、
 くらいか・・

七咲 逢(ななさき あい)
「面倒見のよいクールな後輩」
美也や紗江のクラスメイト。普段はポーカーフェイスで口数も少なく、クールな態度を取る。実際は温和で、人情深く面倒見がいい。
cv:ゆかな
 何と言ってもフルメタのテッサ。
 テッサでの震災メッセージは知らなかった・・
 今でも観られるのかな。
 他は・・
 コードギアス(C.C)、
 え、氷菓(入須冬実)も。

森島 はるか(もりしま はるか)
「男殺しの天然女王」
魅惑の笑顔と長身のパーフェクトボディで、学校中の男子の視線を釘付けにする3年生。創設祭のミスサンタコンテストで2年連続優勝。
cv:伊藤静
 他には・・
 魔法先生ネギま!(柿崎美砂)、
 とある魔術の禁書目録(神裂火織)、
 咲-Saki-(竹井久)、
 刀語(汽口慚愧)、
 WORKING!!(小鳥遊梢)、
 SHIROBAKO(四役!?)、
 正解するカド(夏目律)、
 ゆるキャン△(鳥羽美波)、
 ダーリン・イン・ザ・フランキス(ナナ)、
 ハイスコアガール(業田萌美)、
 エグゼロス(ハッコウ蟲)・・
 多いですねw
 てかエグゼロスおそるべしw

橘 美也(たちばな みや)
「きまぐれ我侭甘えん坊」
同じ高校に通う、主人公の妹。紗江や逢のクラスメイトで、主人公同様に梨穂子とは幼馴染み。
cv:阿澄佳奈
 ARIA The ORIGINATION(夢野杏)、
 無限の住人(茶屋娘)、
 ぼくらの(宇白可奈)、
 WORKING!!(種島ぽぷら)、
 たまゆら(塙かおる)、
 あの夏で待ってる(北原美桜)、
 女子高生の無駄づかい(まほ)、
 あと・・
 スクスト(ロッティ)・・
 ロッティとポプラが同じだったとはw

棚町 薫(たなまち かおる)
「気ままでさばさばした悪友」
主人公とは中学校からの腐れ縁で、ツッコミ役。サバサバした男勝りな性格。
cv:佐藤利奈
 無限の住人レビューで書いたので割愛。

上崎 裡沙(かみざき りさ)
「スニーキングヒロイン」
どことなく影の薄い謎の女の子。あるきっかけにより、長期に渡って密かに主人公を想い続けている。
cv:門脇舞以
 Fateシリーズ(イリヤ)、
 魔法先生ネギま! (葉加瀬聡美)、
 涼宮ハルヒの憂鬱(榎本美夕紀)、
 一騎当千(諸葛亮孔明)、
 ストライクウィッチーズ(リトヴャク)・・
 結構ありました。

田中 恵子(たなか けいこ)
「柔和で大人しい棚町薫の親友」
cv:門脇舞以
{/netabare}~


■制作:AIC(Anime International Company)
(自分用メモ)
 ~{netabare}
 リングにかけろ
 ああっ女神さまっ
 To LOVEる
 ヤッターマン
 そらのおとしもの
 俺の妹がこんなに可愛いわけがない
 僕は友達が少ない
 人類は衰退しました
 生徒会の一存 Lv.2
 宇宙戦艦ヤマト2199
 ハイスクールD×D NEW
 WHITE ALBUM2
 デート・ア・ライブ
 僕は友達が少ないNEXT
 琴浦さん
 咲-Saki- 全国編
 いなり、こんこん、恋いろは。
 PSYCHO-PASS サイコパス 2
良作が多いですね・・
 {/netabare}~

途中で気付いたのですが、2期も視聴済みでしたww
多分、1期とほぼ同時期に。
なぜレビュー書かなかったんだろう・・・
 

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10

norimeru さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

帰ってきたアマガミSS  ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ

アマガミSS+plus 2期が終了しました。
私は結構楽しんで観ましたが、1期に比べてみるとおとなしめだった印象です。

各話2話ずつだったので、どうしてもエピソードを掘り下げきれなかったのでしょう。
後半3人と美也編のレビューを追記します。

多少ネタバレぎみですが・・・・・。


棚町薫編

前作では派手な印象が少なかった薫さん。
(お母さんとのエピソードとかありましたからね。)
今期は初っぱなからハイテンション。

バス旅行ではいちゃついて、こんなキャラでしたっけ。
でもって、サービスエリアでお約束のバス置いてきぼり事件。
トラック野郎とひなびた旅館のおばあちゃんには、助演賞。
(寝間の行灯ライト、ピンク色で演出し過ぎです!。)

ケンカするほど仲がいいとはいいますが、結局薫がいい子なのでしょう。
最後までバカップルぶりを発揮した二人、ハプニングは絆を深めるのです。

今期の薫、私的には明るく元気でポイントアップでした。
お友達の恵子さんにも アシストポイントをつけて、次回へと続く・・・・。


中多紗江編

引っ込み思案の紗江ちゃん、思わず支えてあげたくなる女の子。
何でこんな変態主人公に・・・(そりゃアニメですから)。
創設祭の実行委員長はやはり大役。
普通に考えれば、邪魔なビデオ撮影もプラスに感じる前向きさ。

おとなしげな紗江ちゃんですが、立派に委員長を務めます。
「クリスマスプレゼントにキスをして欲しい」
一撃必殺のおねだりでした。

ヒーローショーで大声で声援を送る、お母さん似の、でも活発そうな女の子。
紗江ちゃんのお腹には、もう一人の新しい命。

願いが叶って、よかったですね。


森島はるか編

相変わらず天然キャラ+マイペースの森島先輩。
主人公を振り回しますが、今回は少し甘えたさん。

高校の卒業式で、プロポーズをされたというおばあちゃんとジェシカ。
それにあこがれるよりは、主人公を振り回す方が「森島はるか」らしいのですが。

主人公は主人公で、いつもほど変態ではありません。
(総じて1期に比べると、そういう傾向でしたけど。)

卒業式当日、「変態ぶり」ではなく「男ぶり」を見せた主人公。
予想通りの結末ですが、盛り上がりを
見せたので良しとしましょう。
(この時の森島先輩の跳躍は、ロンドンでも金メダル!と突っ込み入れておきます。)


橘 美也編

100%のサービス=オールスター女性キャラの温泉入浴回。

今期、上崎裡沙さんの出番が少ないと思っていたら、今回もちょっぴりだけ。
絢辻さんと薫の○乳にはスポット当たってましたが、もう少し出番があってもよかったのに・・・。

印象に残っているのは、美也が紗江ちゃんを触りまくってたことぐらい。
あの兄にしてこの妹あり。
コメントしようがない回でした。


総評としては、すでにみんなくっついてしまった後日談。
安心して観てましたが、もうひとひねりあってもよかったかも。

とは言っても、どのヒロインもみんな可愛いし、いい子だし。
アマガミに対しては評価の甘い私なのでした。

(2012・04・07 追記)
-------------
6話まで視聴しました。


桜井 梨穂子編

天然さんの梨穂子、主人公と茶道部頑張ってます。
残念ながら、なかなか進展しない二人の関係。
高3になって身体検査するなんて、相変わらず主人公変態です。

茶道部の先輩も、やっぱり梨穂子がかわいいんでしょう。
この2人は妙にキャラ立ちしていますね。

同級生にナンパされて、自分の気持ちをはっきり確認した梨穂子。
その場面を見た主人公と、妙にぎくしゃくしてしまいます。

もどかしい二人ですが、雨と花火に助けられ、ようやくお互いの気持ちを確認。
幼なじみの梨穂子編らしい、ほんわりした作りになっていたと思います。

穿った見方をすれば、王道の幼なじみパターンで終わってしまった感ありです。
もうひとひねりあってもよかったと思いますが、尺の関係で精一杯かな。

あと、視聴者目線のお着替えシーン、カーテンを閉める演出は◯でした。

------

七咲 逢編

一押しキャラ(勝手にですが)の七咲 逢編。
ポーカーフェイスでもやるときはやるって感じの七咲さん。
前期は創設祭のあと、山中の露天風呂という超反則技を繰り出しました。

美也公認で毎朝起こしに来ては、布団に引っ張り込まれる。
登校中に、後輩にも冷やかされる。
さすがにしっかり進展している様子です。

保健室でのシーンでは、主人公が変態ぶりを発揮しまくり。
七咲さんサービスし過ぎです。
背中かゆくなっちゃいました。

とても主人公のことを想っている七咲さん。
合宿所に連れ去られ、会えない主人公のことを考えふさぎ込みがちに。
一見クールで強がっていますが、内面は本当に一途な“女の子”。
あの主人公には、もったいなさ過ぎです。

雪の公園でのキスシーン、ああよかったねと思ったら、季節は夏に。
川沿いの下宿、神田川かって突っ込みたくなるのは年のせい。
(全く暗い雰囲気はないですけどね。)
花火を見るのはいいけれど、その時間に「先輩、起きてください」ってどうよ。
前期に負けない演出でございました。

それから、陰のMVPは梅原くん、君の助けは大きかったよ。

(2012.02.13 追加)
---------------
2話まで視聴

各ヒロインの後日談が描かれるというアマガミSS&amp;#43;plus
一人目に絢辻さんが登場です。

さすがに絢辻 詞、シリーズ中最強のツンデレキャラ。
対抗馬の罠に落ちそうになった(完璧に落ちた?)主人公。
主人公を小屋まで引っ張っていくも、言い訳すら必要としない状況把握はさすがです。

でもそのあと、「君としかキスしない」と言われ、はにかんでみたり。
今シリーズは、ツンツンよりもかなりデレ気味であったかと思われます。
ずぶぬれになった主人公をおうちまで引っぱって、お風呂に入らせ、スク水で背中流すのは超反則だよな~。

「黒」絢辻さんが大好きなわたしですが、そんな彼女のちょいデレ展開はありでした。
それにしても今回はキスシーンが印象に残りました。



このあとも、こんな調子で続くのか・・・・・・・。
まあ、梨穂子編でさすがにこの展開はないよね・・どうでしょう??

投稿 : 2024/05/04
♥ : 23

75.3 20 純情アニメランキング20位
俺物語!!(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (1181)
6139人が棚に入れました
巨漢で真っすぐな性格のため男からは厚い人望を得るものの、女性に縁のない高校1年生の猛男と、心優しい少女・大和、猛男の幼なじみでイケメンの砂川誠を中心に、互いを思いやる心の交流が描かれる。

声優・キャラクター
江口拓也、島﨑信長、潘めぐみ、井上喜久子、浪川大輔、青木和代、玄田哲章、北川里奈、前田玲奈、茅野愛衣

TAMA さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

それだけだよ!人からみればどーでもいいことが特別なんだよ!恋なんてそんなもんだ!

題名は『砂川 愛』の言葉ですね。この物語のキャラ達にも言えるし、現実世界の恋愛も「そうかもね」と思ったりして共感したセリフです。


原作・全13巻読破済。
アニメ・全話視聴。(全24話・30分アニメ)


当時この作品がリアルタイム放映されてた時はアニメに興味が無かった時でスルーしてたんですが、たまたま本屋に行った時にインパクトのある表紙が気になり「これが今の少女マンガなのか?」ってなりました。病院の待ち時間に棚にあったのでその時にマンガを見る機会があり見たらドハマりしました。
結構好きな作品なので感想も長いです。


常人離れした身体能力で漢気溢れ正義感が強く純情で困った人が居れば脊髄反射で助けに行く男の子だが不器用で口下手な集英高等学校1年『剛田 猛男(ごうだ たけお)』。同性には好かれるが異性には全くモテない。『猛男』が好きになった異性はほぼ全てクールイケメンで秀才な大親友の『砂川 誠(すなかわ まこと)』に行く。
ある日、『猛男』と『砂川』が電車通学していた時に痴漢の被害にあっていた小泉女学園高等学校1年『大和 凜子(やまと りんこ)』を『猛男』が助ける、ところから物語が始まる。
…て、とこですね。


周りの人間に悪い人間が居る、NTR系がある、性関係がある、等は確かにインパクトもあるしストーリーも山場があり観ていて刺激はあると思います。
しかし普通の恋愛というか、両想いでも問題が発生したり悩んだり苦しんだりはあると思います。
この作品はそれをよく表現出来てると思いますね。
+αとして主人公達がどっちも付き合った事が無いカップルレベル1だからどうしたら良いか分からないってのもプラスされてたいした事ない事も問題になったりと設定も良かったです。


ちゃんとした恋愛もあればラブコメな部分もあり、友情、片思い、ライバル、おっかけ、親の出産等色々と贅沢パックですね。
両想いの恋愛成長も良かったのですが、『猛男』と『砂川』の友情物も見所の1つですね。
…この2人、友達になりたい。


ストーリーの流れは原作が良いのか、問題なかったと思います。少しその時代に合わせたのか、マンガでは『凛子』のケータイはガラケーでしたがアニメではスマホになってました。後23話の『凛子』のストーリーがマンガでは夏休みなのにアニメでは春休みになってました。
ま、細かいとこまで書くと物語が楽しめなくなるのでここまでにします。
アニメの原作消費は観た感じでマンガの1巻から10巻までですね。少し使ってないエピソードがありますが。


マンガ(2巻)のインタビューにありましたが『猛男』は「ブサイク」ではなく女子にウケない顔、男子にはモテる顔、だそうです。
現実世界でも物語でも『猛男』と『砂川』が並んでたら高い確率でイケメン『砂川』を選ぶ方が普通でしょうね。
心理学でも見た目で判断するのが9割と言われますからそれもよく表現出来てたと思います。合コンの話もそうだし、色々助けてるのは『猛男』なのにお礼を言われるのは傍に居る『砂川』。
ただ、口下手で不器用な『猛男』となんでもスマートに出来る『砂川』の違いもありますが。


『猛男』は『漢!』って言葉が合いますね。
長文のメールが来ても「そうだな。おやすみ。」って返すのみの無精。行動は相手の為にやってるのに言葉を伝えない(伝えられない)から誤解される。
だからなんでしょうね。『猛男』の脊髄反射的な善意も怖がられるのは。
本当、『砂川』が居て良かった。


『猛男』と『凛子』が手を繋ぐとこを観ると手を繋ぐ、ではなく、手を覆うになってるのがなんとも。身長差だけじゃないな(笑)
が、1番笑ったとこはラップ、からの○○ですね。
色々衝撃的でした。『砂川』役の『CV島崎 信長さん』、良い演技!

ま、『砂川』にしたらちょっとしたトラウマかな(汗)


恋愛部分ばかり書いてもアレなので友情部分も書こうと思います。
やはり『猛男』と『砂川』のエピソードはグッと来るものがありました。『砂川』って色々スマートにこなせて何でも出来る!ってイメージが作中ではありますが、あるエピソードでは誰にも相談出来ない不器用さや脆さが出てたり、かと思えば『猛男』をからかったり『凛子』にはツッコミを入れたりと茶目っ気もある。子供には英語聞かせるし。
そんな昔からの付き合いの『砂川』の変化に気付いた『猛男』の行動は胸に来るものがありました。不器用な『猛男』が長年の付き合いだからなのか『砂川』の変化に…ってね。
いつもは『猛男』がアクセルで『砂川』がブレーキって感じでいいコンビで楽しいです。


周りが良い人が多くても、両想いでも問題は出る。
「俺はモテないからなぁ」と言われても違う学校に通ってれば不安になる。しかも共学と女子校なら尚更。
違う異性と過ごされると不安になる。ま、面白くはないよね。過去に好きだった人の話なんて特に。
でも『西城』は切なかったな。
不器用で、下手な言い訳でそれをゴリ押しして、それから…
そーゆー仕方ない、応えたいけど応えられないものもあり琴線に触れるものもありました。


「お返しはいらないので好きになって下さい。」
このエピソードも好きです。
『猛男』と『凛子』のストーリーでは無いですがなんかピュアな恋愛って感じがして。学生の1年間って社会人よりかなり長く感じるのにその学生の期間10年も同じ人を好きでいられるって凄いなと。
ま、言い方変えたらストー…(汗)
「理想が○○なんじゃなくて○○が理想になったんです」は、それだけずっとその人を見ていたって事ですよね。その期間って心の中で喜怒哀楽を繰り返したとなるとメンタルも辛いだろうなぁ。
それから接点が生まれ、視界に入り、歯車が動き出して…
良いエピソードでお気に入りです。


アニメでは24話で終わりましたがマンガではもう少しあります。出来れば2期を作ってほしいです。
前述した通り原作の1〜10巻まで消費で13巻がラスト。使ってないエピソードや番外編も使えば1クールから2クールはあると思います。
アニメ最終話後に『猛男』もスマホにするので今現在使えるSNSも使えるし表現は幅広くやれると思います。
ま、人気が無かったら仕方ないですが。

でも最終巻までキレイに終わってるし『猛男』がアニメ最終話で『砂川』に言った「オレがおかしな方向へ行きそうになったら おまえ オレを殴ってくれ」もかなり良いストーリーになるのでアニメで観たいです。それ以外にも『砂川 愛(誠の姉)』や『織田 隼人』のエピソードもね。
主要キャラの声優さんはまだ声優さんとして活動なさってるからやってくれないかなぁ。


たまには少女マンガも良いもんですね。
とても好きになった作品でした。
男でも見れる少女マンガなのでオススメです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

奇跡は映し出せるのか

{netabare}否。{/netabare}

たけお、大和さん、砂川、みんな好きです。

彼らの存在は奇跡だ。

清く正しく美しいたけお、
愛しさと切なさと心強さを体現したある種の偶像だろう。
富士山マーベラスマッチョマウンテン岳男。
男が憧れる男、勇雄。

いまどきの大和撫子、大和。
ちっちゃくてかわええやまと。
伝説の戦士を轟沈ヤマト。

イケメン砂川。
かっこよくて静かでかっこいいSunakawa。
女よりも{netabare}たけお{/netabare}が好きなス・ナ・カ・ワ。

この作品は、ロマンス、ギャグ、コメディー、ファンタジーでもある作品だ。
だから映像化が難しい。
{netabare}神獣タケオ、女神ヤマト、イケメン砂川{/netabare}のファンタジーだ。

アニメでは演出、間と尺の取り方がびみょい。
{netabare}アニメでも映し出される吹き出し外のセリフ(アニメ化した場合、心の声か小声か、なかったことにするか悩むところ)、
サラッと声か音にして欲しかった。あるいは未確認で進行形的にして欲しかった。
演出で悲しかったのが、たけおがファミレス?が炎に包まれる中、飛び出すシーン。
「バリーン」「バリーン」「バリーン」・・・3回ぐらい・・・
そこは一度、一回だけで、一瞬で、生の愛の輝きを魅せて欲しかった。{/netabare}

原作の漫画も枠外が真っ黒で、知っている漫画としては不思議だ。
幻想的な人間が呼吸をしている。
笑いを誘い、涙へと誘う。

ゆきかちゃんの話からテンポや演出が良く感じるようになった。
慣れなのか、イイ感じにつくられていたのかは分からない。
1話完結は大体良かったし。

最後の一話は原作で読んでいない。
{netabare}一ノ瀬さんが告るときにたけおと砂川がいたのは信じられない。
原作はせめて、陰からたけおが聴いていたとかにしてくれ。
早く原作借りに行かないと!
最新刊、借りようと思ったら全部6冊ぐらいがレンタル中だった。{/netabare}

・・・好きって難しいね。
たけおも大和さんも砂川も西城さんもこんなに好きなのに、ケチをつけてしまう。
ああ、好きだ。
{netabare}マッチョーズも好きだ。・・・別に筋肉が好きなわけじゃないんだからね!
ただ、自分があーいう風になりたかっただけなんだから!!{/netabare}

好きだ、好きだ、好きだーーーーー!!!!!
愛し、愛してくれ。



一話感想{netabare}
2015.04.11 01:07 ★★★☆☆ 3.5
物語 : 3.5  作画 : 3.5  声優 : 3.5  音楽 : 3.0  キャラ : 4.0

『「命を大事に、ガンガン行こうぜ、一か八かの改変、どちらにしますか?」 一話感想』
{netabare}遅物語、鬼物語{/netabare}

どうやら、私は原作虫でした。
創作物にどれほど多くの頻度で干渉するのかを無視すれば、
『アニメ→原作』
の方が幸せになれる。


俺物語のイメージなど~{netabare}

この俺物語は、
コミカルさを掴みに、
白く輝くダイヤモンドが穢れながら磨かれていく様を見る、
ドMとリア充もどきが心を満たす、
温度はマグマなハートフル物語である。

・・・と言い過ぎ(?)たが、
あまりにも美しく輝いていると思ったら、
業火に焼かれながら光を放つ宝石たち、みたいな感じ。{/netabare}


1クールで原作通りに行こうものなら、ものすごい歯切れの悪いところで終わりそう。

勝手な希望として、
原作を食い尽くしても、
テンポよく、かつ間を楽しめる、ハートフルらぶコメを見たかった。

この調子でいくと、あるのかないのか知らない、
2クール目、2期目に利用する原作ネタを意識したそこそこええ作品、
になると思う。


ということで、こんなこと言う輩(やから?)に、
タケオさんがいつも連呼するあの言葉を言わざるを得なくさせて欲しい。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 23

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「大和っ、好きだぁーっ!!」

この作品の原作は未読です。最初にこの作品のタイトルを見た時、「あれ、傷シリーズに男って無かったような^^;?」と思ってしまったのは、私だけでしょうか^^;?
暫くしてジャケットを拝見し、全く別物だと理解しましたけれど・・・^^;

少女漫画を原作としたこの作品・・・視聴するまで正直評価はあまり高くはありませんでした。
ジャケットに載っている女の子は確かに可愛い・・・
けれど、この男の人・・・顔がジャケットからはみ出してるよ^^;?
まぁ、見てみないと何とも言えないけどね^^;

こうして視聴を始めた訳ですが・・・1話目から衝撃でした^^;
この物語の主人公は、高校1年生の剛田 猛男・・・ジャケットから顔がはみ出ていた彼です。
物語の場面はいつもの通学途中の電車の中・・・猛男は3歳の頃からの幼なじみで超イケメンの砂川 誠と一緒に登校していました。
ところが、同じ電車の中に怪しい動き・・・?
女性に痴漢している男を見つけた猛男は持ち前の正義感からその痴漢を捕まえるのですが・・・
痴漢に合っていたのがこの作品のヒロインである大和 凜子ちゃんだったんです。

この様な経緯から三人は知り合いになるのですが、大和さん・・・可愛すぎるんですよね^^;
そんな大和さんに猛男は一目惚れをしてしまうのです・・・
でも、その気持ち・・・激しく良く分かります。
私も大和さんを一目見て胸がキュンキュンしましたから(//∇//)
潘さんの演技と相まって大和さん・・・キラキラ輝いているんですもん。
これは反則だよー・・・と思って視聴を続けると、大和さんが目で追っているのは砂川の事ばかり・・・

そこで猛男が胸の中で呟く一言・・・
「あぁ、なんだ・・・またか・・・」
この一言はとても重いですが、猛男の気持ちをとても素直に表した言葉なんだと思います。
超イケメンの砂川が女子にモテない訳がありません。
猛男も格好良いところはあります・・・でも世間一般のイケメン像とはちょっとズレているのでしょう・・・

猛男の人を思う気持ちはとても純粋・・・
でも純粋な気持ちがありのまま届かなくて、歯痒い思いを何度もしたのでしょう・・・
見た目と気持ちは全然別のモノなのに・・・

でも猛男が偉いのは、例え自分の気持ちがどうなろうとも好きになった女の子の一番を優先すること・・・なんですよね。
もちろん、正論だけで考えると当たり前なのかもしれません。
でも、人の気持ちってそんな単純じゃありませんよね。
一度好きって思ったら、その気持ちはどんどん加速していくモノですよね。
ましてや猛男はまだ高校1年生・・・自分の気持ちをコントロールするのはホントに難しいと思います。

でも・・・好きという気持ちを思わず助長させてしまう魅力を大和さんは持ってるんです^^;
些細な事にも一生懸命で・・・2話終盤では危険を顧みず飛び込んで・・・
その上笑顔がとても素敵で・・・

大和さんの本当の想いは・・・?
こんな猛男の想いは届くのでしょうか?
詳しくは本編をご覧下さい・・・正直あちこちで泣けた作品でした^^;
特に最終回で大和さんが言い放った一言・・・決して忘れないと思います。

オープニングテーマは、TRUSTRICKさんの「未来形Answer」
エンディングテーマは、LOCAL CONNECTさんの「幸せのありか」

2クール24話の作品でした。この作品との出会いで少し勘違いをしてしまいましたが、結果的に視聴して良かったと思える作品です。
原作は続いているようなので、続編制作を希望したいと思います^^

投稿 : 2024/05/04
♥ : 33

74.8 21 純情アニメランキング21位
赤髪の白雪姫(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (1056)
5633人が棚に入れました
生まれつき赤い林檎のような美しい髪をもつ少女白雪は、生まれ育った国タンバルンの王子ラジにその珍しい髪の色を気に入られ、愛妾の座を用意される。拒否する形で髪を切り国を出た白雪は、辿り着いた隣国クラリネス王国の森でゼンと名乗る少年と出会う。追ってきたラジ王子から彼女を助けてくれたゼンの正体はクラリネス王国の第二王子だった。その後白雪は、クラリネスに居を移し宮廷薬剤師として働きながら、ゼンの味方になるための道を進んでいく。

声優・キャラクター
早見沙織、逢坂良太、梅原裕一郎、名塚佳織、岡本信彦、三瓶由布子、甲斐田裕子、福山潤、豊永利行、石田彰
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

白雪姫のシンデレラストーリー♪

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
少女漫画原作。純愛モノであり、男でも充分に楽しめます。ていうか、ヒロインの「白雪」が、男性向けアニメにはあまりないタイプの、メチャクチャ魅力的なキャラクターになっているので、男にも観てほしいです。

もっと評価されても良い(75点以上の)アニメだと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
ヒロインの白雪が、「強くて可愛い」女性だった。

男性向けアニメにありがちな、「少女」としての可愛らしさではなく、「自立した女性」としての魅力があり、そこが良かった。18歳という年齢設定にピッタリだと思う(現在の日本のような、18歳でも全然ガキんちょでいられる社会ではなく、中世ヨーロッパみたいな世界観なら、自立した大人にならなければならないわけだし)。

とはいえ、やはり18歳らしい、「純情さ」「弱さ」「子供っぽさ」「可愛らしさ」も残しており、絶妙な感じだったと思う。

4話なんかそうだが、白雪が宮廷つきの薬剤師になるための試験や、その努力をちゃんと見せるあたりが、この作品らしいと思った。10話(鳥の件)で、安易に口利きをしないところとかも。少女漫画原作だけに、女性目線で好かれるキャラクターというのは意識しているのだと思う。男に媚びたり、ただチヤホヤされるのではなくて、ちゃんと芯がある感じ。

また、男性陣も魅力的である。特にゼンは、男から見ても格好良い。何が良いかって、ちゃんと権力を使うところ。基本は、何でも自力でやりたい、「王子らしくない」「破天荒」なゼン。それだけなら、少女漫画によくありがちな「オラオラ系キャラクター」なんだけど、ここぞという時は、ちゃんと自分を抑え、(本人が大嫌いであろうに)あえて権力を笠に着るような対応をとる(9話とか)。そこに責任感や冷静さを感じ、「仕事ができる男」という印象がある。清濁あわせのむ感じ。男は、仕事ができない男は認めないしね。そういう意味で、本当に応援できるカップルだった。

中盤、ミツヒデの過去話やらで少々ダレたが、まあ、分割2クールであるなら、アリかなと思う(ミツヒデもかなり良い男)。

11話の告白シーン、良かった。変に格好つけず、シンプルで真っ直ぐで。白雪の感情の吐露も良かった。飾らない魅力があった。王子の告白シーンとしては、これまで観てきたものの中で一番だった印象。

2期を楽しみながら観ています♪
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
テンポよく、良い1話だった。白雪の格好よさも、ゼンの素敵さもよく表現されていた。ミツヒデという名前は、(中世ヨーロッパの世界観の中で)白雪という和風な名前を悪目立ちさせないためかな。

2話目
多分、イケメンに(本当の意味で)悪い奴はいない(笑) いつか仲間になりそう。白雪、強いな。

3話目
ハルカ公、忠誠心はあるんだよね。ゼンは、権威を上手く使ったり使わなかったり。オビとか、段々ゼンの味方が増えていく。

4話目
試験をちゃんと見せるのが、このアニメらしいよね。天才少年、バカと言われて喜ぶw ゼンも良いね、子供じゃないならアドバイスしない、か。ゼンの境遇。自分のことでは泣かない白雪が、ゼンの為なら泣く。

5話目
徐々に逆ハーレムに。でも、白雪は自分で自分の居場所を勝ち取ってるし、格好よくて魅力もあるから、許す(笑)

6話目
バカ王子、これはファインプレーなのか?(笑) これ、第一王子は、「実は弟を溺愛パターン」かなw

7話目
兄貴、優秀なんだな~。(日本のイメージの)曹操と劉備みたいなもんかな(笑) バカ王子、だんだん良いキャラに(笑)

8話目
ゼンとミツヒデ、意外と古くないんだな。ゼンの過去話。

9話目
酔っぱらい白雪、可愛いな(笑) 白雪は、「王子」もただの一職業みたいな捉え方をしているんだね。格好付けが標準装備。信じたかった、信じてみたかった、か。ひとつ深い。ゼンの稀有なところは、ちゃんと権力を使うところだね。

10話目
そこで安易に口利きをしない辺りが、白雪クオリティ。鳥の件も、きちんと論理的に攻めるのが良いね。こりゃ、惚れるよな(笑)

11話目
お? キキ、三角かな? キハルは、白雪の初友達(同性)かな。薬室長、できる人。ここ、あの死んだ友達の場所? 白雪の感情の吐露、素直で素敵♪ いや~、良い最終回だった(笑) 次話は、新たな事件(展開)起こすより、気楽な日常系やろうよw

12話目
いや~、二話連続で、良い最終回だったな(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 22

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

運命の道は自分の足で選ぶ。望めばきっと道は開けるから…。

原作を少し読んだことがあり、
ゼン王子のかっこよさには目をつけておりました(`・ω・´)

原作は少女漫画。

王子様との運命的な出会い…。
王道で定番な展開ではあるけれど、

やっぱり憧れてしまいますね(*´ω`*)

全12話です。


● ストーリー
林檎のような赤い髪を持つ薬剤師・白雪(しらゆき)。

見た目の珍しさからタンバルンの王子・ラジに目をつけられ、
逃げるために隣国・クラリネス王国の森へたどり着く。

そこで出会った不思議な少年・ゼン。

彼はクラリネス王国の第二王子だった。


あらすじを書いてみると、
「なんて少女漫画的な夢見る展開…。」という感じですが(笑)、

ストーリー自体は、
穏やかで、どきどきして、胸がたくさんキュンとした12話でした♪

大きな盛り上がりや手に汗握るような展開はないので、
どんどん観たい!とは思いませんが、

大切に観たいと思った作品でした。


≪ 心の強さとまっすぐな生き方 ≫

この作品の魅力がどこにあるかと考えると、
これじゃないかなあと思います。

白雪やゼンをはじめ、
登場人物は皆自分の選んだ道を歩んでいる人たちばかり。

物静かだけど確かな強さが感じられます。

だから大好きなキャラたちばかり。


● キャラクター
主人公・白雪。

明るくて優しくて、
自分をまっすぐ持っている人柄は1話から大好きでした。

白雪の心の強さは
ちょっとフィクション臭いところもあるけれど、
(王子を王子として色目で見ないところとか。)

まっすぐ前を見て、
自分で自分の道を選び歩く姿は、強くてかっこいいです。

とても憧れます。
こんな女の子になりたい♪


前を向いて歩き続ける白雪もかっこいいけれど、
時には立ち止まって考えるときも。

それを受け止め、包み込んでくれるのがゼン王子。
温かくて、だけど力強い言葉をくれるゼン。

そんなゼンが素敵…!(興奮)
いやーもうゼンがずっとかっこよくて参りました。笑

かっこいい見た目も、
自分にまっすぐな生き方も、
かわいい笑顔も、
ちょっと生意気なところも、
白雪のピンチにはちゃんとかけつけるところも、
気持ちを隠さないストレートなところも、
自分の気持ちにまっすぐで、やきもち焼いたり照れたりするところも、

いい!すごくいい!(*´Д`)
まっすぐな人って男女問わず素敵に思います^^

cv.逢坂良太さんの甘い声がまたとろける…。

かっこよくて、性格もまっすぐで、頼りになるとか、
どこの国の王子ですかまったくもう(*´Д`)


主要キャラ2人でも充分満足ですが、
私は身軽で気取らない性格のオビ(♂)もお気に入りでした♪


キャラ一人ひとりも魅力的ですが、
キャラ同士の絡みも好きなんですよねえ(*´ω`*)

白雪とゼンの絡みが胸キュンMAXなのはもちろん、
個人的にはゼンとオビの絡みが好きでした♪

ちょっと意地悪なオビの笑顔がかわいい(*´Д`)
そしてオビにいじられるゼンがかわいい(*´Д`)

↑こんな感じで萌えまくってましたw


● 音楽
【 OP「やさしい希望」/ 早見沙織(作中では白雪役) 】

自分の道をひたと見据えて、
迷わず前に進む白雪とゼンにぴったりの曲。

気持ちが前を向いているときに聴きたくなる曲なんだよね♪


【 ED「絆にのせて」/ eyelis 】

OPと雰囲気が似ていて、初めは区別がつきませんでしたが、
EDはEDの良さをちゃんと持っています。

OPが自分の決めた道を歩む二人の姿なら、
EDは寄り添う二人の姿が思い浮かびます^^

イントロから雰囲気が出ていて、
毎話の終わりとのかみ合わせはバッチリでした♪

eyelisの曲と歌声、とても気に入ったので、
これからの活躍を期待します♪


● まとめ
1話の流れも、
12話全体の構成も、
すっきりしていて観やすかったです^^

山場の展開もいいタイミングでやってきましたし♪

ゼンと白雪、自然と惹かれあって、自然と一緒にいる。
そんな関係が羨ましかったです^^

自分が頑張る原動力になる存在。
そんな相手に出会えたら、それはとても幸せなことですね♪

2期で待っているのは2人の幸せな時間か。
それとも立ちはだかる困難か。

きっと穏やかな優しい空気はそのままだと思うので、
楽しみに観たいと思います♪

投稿 : 2024/05/04
♥ : 35
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

白雪と言う名の紅いシンデレラ

【紹介】
ラブコメですが恋愛描写はそんなに多くないです。
少女漫画原作ですが話がちゃんとしていて面白いし、白雪がとても可愛くていい子なので男女関係なく楽しめると思いますよ。

【シナリオ】
タイトル忘れましたが某薬草師スローライフアニメよりよほどこっちのほうがちゃんと薬師してますね。
{netabare}
二人がお互いを少しずつ知っていって、最初は仲良くなるところからはじまって、シナリオに動かされた感じじゃなくて自然と絆が深まって惹かれ合っていくのが良かったです。

白雪の心の強さを見て周りの人が影響されてどんどん心が成長していって
白雪もそんな周囲の人と触れ合って心が成長していきます。
お互いに相手のことを想う気持ちが深くて純粋で、みんな幸せになって欲しいなって思いながら見ていました。

いつも強い白雪がたまに見せる弱さ女の子らしさ、それを見て優しく包み込むゼンがカッコよくて最高でした。
まだ告白どころか想いを自覚してすらないのに思わずキスしてしまったところとか、その白雪の反応とかラブコメ好きにはたまらないですね。
いい場面多くて心臓の鼓動が止まらない。

最後は白雪に感情移入していたので、ゼンの言葉を聴いて見ている私まで白雪と一緒に恥ずかしくなって見惚れてしまいました。
そのシーンの演出がホントに良くて、見せ方が良いから自分が白雪になったような感覚でゼンの言葉を聴くことができるんですよね。

何度も言うけどゼンがカッコよすぎ!

アニメ見て胸がキュンキュンするってなかなかないけど、この作品は何度も何度も胸キュンさせられます。
ゼンにあんなこと言われて、断れる女子なんているんでしょうか? 

他のみんなもそれぞれ成長していい感じに物語が締められて、心が満たされてとても幸せな気持ちになれました。
白雪もゼンも、ずっと一生懸命頑張ってきてよかったね。
心から祝福できる素敵なカップルでした。
{/netabare}

【作画】
キャラクターも背景もとても綺麗。
明るく綺麗でオシャレな雰囲気が出ていていいですね。

【音楽】
音楽もオシャレで、いい感じに物語を演出してくれています。
ここぞという名場面でいい感じに音楽が流れてきて、とてもイイです。
主題歌も外れなしの良曲揃いですよ。特にEDが名曲だと思います。
OP早見沙織「やさしい希望」 ED eylis「絆にのせて」

【キャラクター】
キャラクターが前向きで賢くてしっかりした考え持ってるので安心してみていられます。
悪役も根っからの悪って感じじゃなくて、嫌な感じしない。

まず主人公の白雪とてもいいですね。可愛いだけじゃなく芯がしっかりしていて勇敢。
その勇敢さは、素朴なのに優雅さや気品も感じられて、
強いのに時々見せる年齢相応の弱さや女の子らしさが可愛くてとても魅力的な女の子です。
木々も好きなキャラです。

男性キャラクターがみんなカッコいい!
外見がカッコいいだけじゃなくて、生き方がカッコよくて心から尊敬できますね。
一番好きなのはゼン。それからミツヒデとリュウも好きです。

{netabare}
ゼンはただカッコいいだけじゃなくて何事もスマートで余裕があって
優しくて中身もイケメンな理想の王子様って感じで素敵ですね。
オビのちょっと斜に構えてて頼りがいがあってストレートじゃないけど、芯が優しい感じもとても好きです。
ゼンの想いもオビの想いも真剣で、タイプは違うけど絶対白雪を幸せにしてくれるだろうし
この二人から選べなんて言われても難しいですよね。
ここまで二人ともいい男だと、あとは白雪の心次第なのかな。
どっちのほうが良いってのはないと思う。どっちも最高!

白雪の強さを見ていい男に成長していくラジもだんだん好きになっていって
最初はしょうもないキャラって思ったけど、気づいたら登場するのが楽しみになっていました。{/netabare}

【感想】
満足感が高くて、しばらく高揚感が続いてその後の喪失感にしばらく悩んだ。
もっと見ていたい、そんな優しくて素敵なお話でした。
おススメです!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 32

71.2 22 純情アニメランキング22位
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (985)
5217人が棚に入れました
イリヤは穂群原学園に通うごく普通の女の子。ある日、飛来してきたカレイドステッキの人工天然精霊マジカルルビーによって、強制的に契約を結ばれ、魔法少女プリズマイリヤになる。本来のカレイドステッキの持ち主の魔術師・遠坂凛に命令され、冬木市に眠るというある危険なカードの回収の手伝いをすることになる。

声優・キャラクター
門脇舞以、名塚佳織、植田佳奈、伊藤静、高野直子、松来未祐、杉山紀彰、七緒はるひ、宮川美保、伊藤美紀、伊瀬茉莉也、加藤英美里、伊藤かな恵、佐藤聡美
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

長期に亘る外伝アニメ化シリーズの礎を築いた偉大な?ロリ作品

『Fate』シリーズのイリヤが魔法少女に!?
外伝漫画シリーズ(未読)のアニメ化作品の第1期目。


【物語 4.0点】
単体で観ると、どぎついロリ成分と、マニアックな萌えに時々むせ返りそうにはなるもののw
『Fate』を魔法少女物の王道に置き換えた、まずまずのスピンアウト。


ですが、その後、4期『~3ドライ!!』+劇場版まで視聴した上で振り返ると、
優秀な1期目だったと評価がアップします。


ロリっ娘コスプレ趣味に訴求した「クラスカード」設定も、
『~3ドライ!!』までにこのシリーズなりの「聖杯戦争」として、
ある程度説明が成され。

美遊の過去も『~雪下の誓い』にて判明。


その上で本作を観ると、
イリヤの弱気で泣き虫という平凡な魔法少女属性についても、
冷徹な魔術理論に基づいた『Fate』の世界観に対して、
理論をひっくり返す奇跡をもたらす魔法少女像が追求されていると分る。

ライバル魔法少女・美遊の、
不器用で、ボッチになりがちだけど寂しがり屋な属性についても、
理由を知った上で再確認すると、いじらしくてニヤニヤできる。

など、この1期は後で壮大な展開を上乗せしても崩れない土台となるよう、
考え抜かれているな~と感心します。


一方で、肝心のイリヤの正体など、謎も多く、
シリーズは未だ底を見せていない。


私のツボ:{netabare}第四話にてイメージだけで空を飛んでしまうイリヤと、
物理法則に基づいて足場を築いて空を“跳ぶ”美遊。
による性格の違いの明確化。{/netabare}


【作画 3.5点】
描き込んだのは、入浴多めなイリヤちゃんの、
透き通った小学生の白肌だけじゃない!

シリーズ通じて、高橋 賢氏をアクション作画監督に据え、
戦闘シーンが熱い『Fate』ブランドに寄与している。


【キャラ 4.0点】
ここは魔境・深夜アニメ。女児に夢と称して玩具を売りつける必要がない。

それを良いことに?視聴者に魔法幼女萌えを煽るロリコン・ルビーさん
&生真面目な毒舌でキャラを貶める・サファイアさん。
両・魔法ステッキが大放言w


その他、“年増ツインテール”こと遠坂凛
VS“高慢ちきな金髪縦ロール”ことルヴィア
のギリギリ魔法少女舌戦。

より“お兄ちゃん”属性に拘束された衛宮士郎。

実は高校より小学校教師の方が似合っている?藤ねえ。

などなど『Fate』キャラを絶妙に壊し、ファンの腹筋を攻撃w


一方、イリヤ同級の小学生たちもやがて、
元気属性は無邪気過ぎてアブナく、
“腐る”女子は朽ち果てて{netabare}BL{/netabare}の沼にハマっていくことになるが、
本格的に壊れるのは2期『~2ツヴァイ!』からで、
1期は種蒔きのクール。

ただ、最後は、{netabare} 魔法少女ペアの濃厚接触
→地球より重た過ぎてドン引きする二人の友情(※一方通行){/netabare}
で締めくくり、波乱の次期に向け助走は十分で、
“大きなお友達”だけに向けて暴走する方向性が確定w


【声優 4.0点】
イリヤ役は本編と同じく門脇 舞以さん。
時に、ロリ特有の気の遠くなるような情けない高音域をかすれさせながら、
平凡な日常をぶち壊す各種ハプニングにツッコむ。

けど、やる時は涙を堪えて、勇気を振り絞るピュアな女の子を熱演。

(この外伝に慣れてしまうと、バーサーカーを引き連れている方のイリヤちゃんは、
一体、どこで道を間違えたのだろう?と悔恨してしまいますw)

美遊役の名塚 佳織さんも寡黙で、時にズレた真面目発言を重ねるなど
周囲がボケ通し、ネタを提供しまくるので、ツッコむイリヤ役の負担は大きいw


その他、本編からのキャラ役も含めキャストはシリーズ通じてほぼ不動。

それだけに、「カレイドステッキ」サファイア役・松来 未祐さんの早逝は、
ポッカリ穴が開いたようで、返す返す惜しまれます。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は加藤 達也氏。明快なメロディーでギャグと魔法戦に無難に対応……。
と行きたい所ですが、問題は曲名。

「少女の日常」に「少女のじゃれ合い」。「少女、絡まる」に「少女よ星になれ」
と全曲名に“少女”を付す執念で、ロリアニメのアイデンティティーを確立w


『Fate』と言えば処刑用BGM「エミヤ」。
数あるバリエーションの中でも実は本作の「少女進化!」が私のお気に入りだったり。


OPはChouChoの「starlog」。他に挿入歌も一曲。
後に4期『~3ドライ!!』のOPも歌う。
『イリヤ』とは『ガルパン』に次ぐ縁の深さ。


EDは声優ユニット・StylipSの「Prism Sympathy」が、
小学生イリヤのキラキラした日常を既成事実化。

(因みに、後に、この曲が再起用された『~3ドライ!!』4巻付属OVAの運動会ダンスは、
ロリコンを即死させる危険な宝具らしいので、該当者は絶対観ないようにw)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 25

tachibana さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

実はFate 全部見てないんですよね~

何がいいか、もちろんopです。w
素晴らしいメロディーのこのopはChouChoさんの『starlog』です。
いや、もう。何と言えば伝わるのか分かりませんが、Chouchoさんには珍しい(?)アップテンポ(?)な曲でテンションがあがりますよね!
このアニメを見始めてopがChouChoさんだと分かった瞬間、視聴が決定しましたww(元々ChouChoさんのファンだったので)
9話の挿入歌「kagami」もこのChouChoさんが歌っており、テンションが上がり、一回転して感動しました。(笑)

ここで、少しChouChoさんの曲のステマ(?)…………もとい紹介をしておきたいと思います
ChouChoさんは
『カワルミライ』(神様のメモ帳op)
『authentic symphony』(ましろ色シンフォニーop)
『ハルモニア』(空の軌跡ed)
『優しさの理由』(氷菓op)
『DreamRiser』(ガールズ&パンツァーop)
『空と君のメッセージ』(翠星のガルガンティアop)
などの曲を歌っていらっしゃいます。(正確には『優しさの理由』より前は「ちょうちょ」という名前)
是非聴いてみて下さい!おすすめです!!
ん?紹介になっているのか、これ?

因みに二番の途中で「彼こそ~~」って言っているように聞こえる部分(笑)は「kaleidoscope」って言ってます。
kaleidoscopeの意味は「万華鏡」です。
どーでもいいですか、そうですか。

edは………………普通の良edです。
StylipSが歌っている『Prism Sympathy』です。コレ聴いて寝るとよく寝られそうな気がします。(適当)
作詞はこだまさおりさんが担当しています。
こだまさおりさんについては『氷菓』のレビューにでも書きたいと思います。

さっきから()とか「」とか『』とか打ちすぎて疲れました。
どーでもいいですか、そうですか。


疲れたので、そろそろ本編のレビューを書きたいと思います。(笑)

最初に言っておきますが、この作品はFate/stay nightや、Fate/Zeroを見なくても全然ついていけます。
まあ、ぶっちゃけギャグアニメみたいなもんなんで、気楽に見ればいいと思います。(笑)
イリヤの性格とかが変わっていても無視です。いやー並行世界って便利っすねー(棒)


さて内容ですが、このアニメのストーリーを表すのにぴったりな二文字があります。
ズバリ!
『王道』
です。これに尽きます。

このアニメはとにかく魔法少女もののテンプレストーリーをそのまんまなぞっています。
なので、「面白くないと思う人もいるんだろうな~」という感じでした。
しかし、友人の言葉を借りると、「王道だから強い」のです。
テンプレというものは言わば完成されているので、ある程度は満足できるんです。そこにないのは意外性だったりするわけですが。(杖が喋ったりするのもな○はさんで見ちゃいましたしねww)
あとこのアニメの特徴はとにかくあざとい!
「あ〜狙ってますね~~~(・。・)」
みたいな構図、シーンが多いこと多いことww
もう少し自重して、もっとやって欲しかったです。(錯乱)
まとめると、
・魔法少女ものが見たい
・Fateのキャラが見たい
・ロリ成分が欲しい
・ChouChoさんのopを聴きたい
なんて人なんかは見るといいのかもしれません。


ここで豆知識なんですが、これでもかっ!というほどあざとかったイリヤちゃんについて。
実はこの作品がやっていた2013年夏期にこのアニメの主人公(イリヤ)の中の人、門脇さんがこの他にもう1作品主人公を務めていました。(幻影ヲ駆ケル太陽の太陽あかり)
当時、私は門脇さん大丈夫かな~って思ってましたね。

知ってるだって?そんなもん関係ねぇ!!
オチ?そんなもんねぇよ!!(`・ω・´)

幻影ヲ駆ケル太陽のopも超良作ですよ~!!
どーでもいいですか。そうですか。

最後に、
今回のレビューは特にグダってましたが、最後まで見ていただき、ありがとうございました。
m(_ _)mm(_ _)mm(_ _)m

投稿 : 2024/05/04
♥ : 6

あしすと さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

自分はB級アニメが好きなのだということをつくづく実感しました(笑)

現在放送中のFateを、1期も含めてハードディスクで寝かせているのですが、それ以前のシリーズを全く見たことがなかったので、ここ数週間で頑張ってFateシリーズを一気見しました。

疲れましたw

実は最新シリーズはまだ見ていないのですが、それはFate/stay nightのルート違い版でしょうから、現時点でFateシリーズの世界観自体はだいたい分かったと言ってしまうことはお許しを(笑)


それで話を戻しますが、自分はFateの中ではこのプリズマイリヤが一番好きでした。

その理由が、タイトルのように自分が「A級アニメ」よりも「B級アニメ」のほうが好きだからです。





以下、例によってプリズマイリヤのレビューではなく、私個人のアニメの趣味嗜好の話題になりますw


まず、私がどのような作品を「B級アニメ」と考えるかですが、結論からいうと
・【物語重視】のアニメがA級、【キャラクター重視】のアニメがB級と考えています。
・つまり、キャラが【あざとい】作品がB級ということです。
・極端なことを言えば、主要キャラをハゲでデブのおっさんと大阪のおばちゃんに置き換えたとしても面白い作品ならA級、そうすると面白くなくなるならB級です(笑)

あ、もちろん、A級B級の基準は人それぞれだと思いますし、そもそもそういう分類をしない人もいるでしょうから、この分類は一般的なものではなくあくまで私の個人的なものと思ってください。

また、A級のほうがB級より優れているということではありません。
アワビやらフカヒレやらの中華料理フルコースと、ラーメン餃子チャーハンセットがあったとして、どっちのほうが料理として優れているというわけではないと思いますし、さらに言えばそもそも比べるものではないでしょう。


で、そんな中で私は、迷うまでもなくB級アニメが好きだという話ですw

Fateシリーズの中では、stay nightとZeroのいわゆる「本編」はA級でプリズマイリヤがB級ですね。

自分にとってのこの作品の一番の魅力は、魔法少女やらバトルではなく、イリヤのツッコミ可愛いところでしたw

なんていうか、イリヤはツッコミの言葉のチョイスが上手いキャラだと感じたのです。

いじられツッコミ型という意味での同タイプキャラとしては、自分がかなり好きなキャラとしてトリニティセブンのリリス先生が思い浮かぶのですが、むしろイリヤのほうがツッコミのバリエーションが豊富だった気がします。

近々作ろうと思っているBEST10の「ツッコミキャラランキング」では、イリヤはかなり上位にランクインしそうな気がしています。(…といっても、それは私のさじ加減ですが 笑)





余談ですが、同タイプ設定の作品ならやっぱり自分はB級のほうが好きかなぁと思います。

結城友奈(まどマギは未視聴)とプリズマイリヤだったら前者はA級、後者はB級だと思っていて、個人的にはイリヤのほうが好きですし、
私がこよなく愛するストブラはB級ですが、アニメ化範囲内では設定が似ているのは事実であろう禁書はA級(B級寄りではあるがA級だと思っています)であり、もちろん個人的にはストブラが神アニメですし(笑)、
最近の話題作品ならSAOはA級(これもB級寄りではあるがA級かな、と)、ダンまちはB級という感じですが、アニメとしてはおそらくSAOのほうが好きかもしれないんですけど、原作に進む可能性が高いのはダンまちのほうという気がしています。


ま、例によって脈略のないレビューでしたが、これは仕様ということでお許しください(笑)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13

84.0 23 純情アニメランキング23位
ゲーマーズ!(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (1088)
5139人が棚に入れました
ゲーム好きで“ぼっち”な高校生・雨野景太、学園一の美少女でゲーム部の部長・天道花憐、景太と犬猿の仲の星ノ守千秋、“リア充”だが実はゲーム好きの一面もある上原裕ら個性的なゲーマーの青春を描いたラブコメディー。

声優・キャラクター
潘めぐみ、金元寿子、石見舞菜香、大久保瑠美、豊永利行
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

いや、味付け間違えてるって。策士策に溺れる、、、。

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
私のレビューで「評価4なのに酷評系」は、「名作になったのに勿体ない」「愛ゆえのレビュー」と思って頂ければ幸いです。

ゲーム好きなオタク系主人公と、実はオタクでゲーム好きな美少女ヒロインのラブコメ。それだけだとテンプレなので、色々と小技を使って違いを出そうとしています。

まあ、ラブコメの評価は、キャラと会話によるので、設定とか凝らなくても良いんですがね。そのキャラと会話が良いので、及第点以上のラブコメだと思います。

あぁちなみに、単純なクオリティでいけば☆3(65点くらい)かなとも思いつつ、星野森千秋が可愛すぎるので、☆4は贔屓でふ(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
つまるところ、天道花憐と星野森千秋のどちらが好きか、というアニメだと思います。

私は断然、星野森千秋派です♪ 勿論、どちらも可愛らしいですが♪

「圧倒的リードしていたはずなのに、気づいたら半周遅れでスタート地点に立っていた」千秋の切なさ。ツボでした♪

自分が好きなヒロインといえば、「河合荘」の「河合律」、「サーバント×サービス」の「ルーシー」、「ReLIFE」の「日代千鶴」、「ネトゲ嫁」の「アコ」、なんかなんでまあ、千秋も同じ系統ですよねw

亜玖璃もかなり良いキャラでしたが、やはり上原君とベストカップルですから。2話の亜玖璃は激可愛いかったし、その後のアホデレな感じも良かった。

地味に千秋妹も良い。不器用な秀才は好きです(アニメでもリアルでも、男でも女でも)。

しかし、どうにも「クセが強くて報われないサブヒロイン」を好きになる傾向があるなw 「俺修羅」でも「チワワ」派だったし、「とらドラ」でも「あーみん」派だった。あまり、正ヒロインとか金髪ツンデレにはハマらないんだよね。

それに、「好きになる理由」も、天道さんより千秋の方が深いと思うし。

勿論、正妻の天道さんもかなり良い♪ 完璧超人からどんどんダメになっていく様子は、かなり萌え度が高かったです。


さて、ここからが酷評。愛ゆえにです。

う~ん、ストーリー、余計なことしたな~。すれ違いコントは面白かったけど、引っ張りすぎ。すれ違いコントは中盤の2話くらいで良かった。後は、正統派のダブルヒロイン+ハーレムものとして、シンプルに各キャラの魅力を出していくだけで良かったと思う。これだけキャラが良いんだし。最終話のコメディもいらなかったし、サービスシーンもいらない。ゲーム部の面々のキャラも立たず。

色々とダメな点が多い本作。制作は、本作の良さ、分かってるの?

2話の「中学時代からの純愛を貫く、亜玖璃」。6話の「キャラ崩壊&迷走がたまらなく可愛い、天道さん」。9話の「色々残念ながら切な可愛い、千秋」

なんかが、間違いなく本作の良さ。

そこを生かさずに、無駄に凝った演出や展開、逃げのサービスカット、空回りするギャグや聞いてて不快なゲーム批判展開してどうすんの? 正直、12話なんて無い方が良いレベル。

おいしい魚は、刺身が基本でしょ。やっても、塩焼きか煮付け。せっかく素材が良いのに、カレーにしたりハンバーグにしてどうする。

うまくやれば、お気に入り棚入りもあった本作。でもやっぱり、星野森千秋はメッチャ可愛いですです! 2期、絶対やって、がっつり王道のダブルヒロインラブコメやってほしいですです!
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
ゲーム好きなオタク系主人公と、実はオタクな美少女とのラブコメ。先の展開をハッキリと文字表記するのは新しいかな。そして、そんなオタクが自分の分野で打ちのめされるのはなかなか面白い。

2話目
TOPへの愛は、テイルズのレビューにw タスク君、地味にナイスキャラだね♪ リア充への捉え方、なかなか良いね。へ~、アグリも良いね。二人の出会いと、二人とも高校デビューだね。

3話目
演出がクドい(笑) デスデス! 仲良し(笑) 星ノ森さん、なかなか萌えが強いw 正統派のラブコメって感じ♪

4話目
面白い演出ではあるけど、早く先週の続きを知りたいんだよね

5話目


6話目


7話目
あっ、夢中で感想かくの忘れてた(笑)

8話目
千秋、フリーターw 千秋、フラグ立ってるw 曇りガラスの作画とか、無駄にちゃんとしてる。運命キターw

9話目
おい、妹、汗かいてナニしてたw おい、女子高生、上下灰色スウェットで出歩くなやw なんだその定期を隠す可愛らしさw 千秋、大自爆(笑) どの口がって、正しいツッコミw

10話目
作画、変じゃない? スターオーシャンセカンドストーリーは確かに名作だね♪ ニコ動演出w

11話目
笑い方、クレヨンしんちゃんですやんw 千秋かわいいな~。溢れる魅力でw

12話目
このアニメに関しては、露骨なサービスシーンいらない。せめて、OVAで。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 34

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

こじらせゲーマーたちのすれ違い青春錯綜系ラブコメ

この作品の原作は未読ですが、潘さん、金元さん、大久保瑠美さんや桑原由気さんが出演されると知り視聴を決めた作品です。
もちろん、キャラデザも好みの範疇なので私にとって何の抵抗もなくスルリと入り込める作品だったと思います。

ですが、完走して振り返ってみると…どうしても突っ込まざるを得ない点が1点出てきてしまいました。

この物語の主人公は、無類のゲーム好きな高校2年生の雨野 景太…
まずこの主人公なのですが、あまり人気の無いゲームやマニアックなゲームにも手を出すなど守備範囲は広く、自分がプレイしたゲームの中に面白さを見出そうとする姿勢はどちらかというと私好みです。
あ、好みといってもBL目線ではありませんよ…

彼の抱える問題は自分を貶め過ぎているということ…
決して自身過剰が良いという訳ではありません。
でも生きていく上で…例えば自らの進退を決めようとする時、自分の自信に対して正当な評価ができないと可能性を自分で狭める結果になる可能性があります。
それって、絶対勿体無いと思うんです。
あと視聴を進めていけば気付くと思いますが、状況の説明・判断能力がどうにも今一つなんですよね。

きっと彼の言っている事は概ね正しいと思います。
でも主語や人物を特定する一言が欠落しているので、彼の言動でいつも周りが右往左往…
そんな彼は、周りの右往左往にも気付かずこの攻撃を連発するのですが悪気が微塵も無いので始末に追えません。

だから景太の唯我独尊道を淡々と連発されるのを眺めるだけだったら、きっとこの物語は面白くないと思います。
でも、この作品…面白いんです。
何が面白いか…景太を取り巻く仲間たちが最高なんです。

本作品で私のイチ推しであり一番面白かったのは、金元さん演じるメインヒロインの天道 花憐です。
容姿端麗・成績優秀・スポーツ万能…きっと神から全てを与えられた人って、こういう人の事を言うんだろうなぁ…と思えるような人です。
それだけではありません。
性格も人当たり優しく物腰も柔らか…
これだけ高スペックを並べたって面白さの欠片もありませんが、物語を重ねるうちに少しずつ変わっていくんです。
周りの人からの影響が過半を占めているのですが、その変わりっぷりが堪らなく面白いんです。
金元さんが演じられた、という要因も多分にあるとは思いますけれど…

次に気になったのは、石見舞菜香さん演じる星ノ守 千秋…
彼女も激変した一人です。
そう考えると天道さんも激変した一人ですが、その変化にもしっかり個性が感じられる上、結果的にその人の魅力となって跳ね返ってきていたので、二人の変化は結果オーライだったんだと思います。
千秋に可愛らしさを感じたのは、口癖とちょっと引っ込み思案な性格…

主人公とヒロインの二人…これからどの様に物語が転がっていくかが楽しみです。

そしてこの3人に振り回されたのは景太と同じクラスの上原 祐と彼女の亜玖璃…
振り回された、というより巻き込まれた…という表現の方がしっくりくるかもしれません。
この二人は本当に優しくて面倒見がよくて…
でも、祐もどこか景太に似たところがあって、彼も大切な一言がすっぽり抜け落ちているんですよね。
そのお陰で話はこじれまくりました…その状況に時にはモヤモヤした時もありましたが、結果的に面白かったのだから良いと思います。

と、ここまで主要登場人物にスポットを当ててきましたが、この作品のジャンルが「学園ラブコメ」に指定されているように、物語の展開は色恋沙汰満載です。
だから当然続きも気になる訳ですが…
だからこそ、あの最終話の展開には衝撃を受けざるを得ませんでした。

私の期待していた展開とは凡そ真逆…
確かにその展開は間違ってはいないと思います。
でも、これが多くの視聴者が待ち望んでいた最終話だったのでしょうか…

そしてもう一度見返してみて納得…
この作品は1クール12話の作品…というより、1クール11+1話と考えた方がしっくりくる作品だったんですね。

オープニングテーマは、天道花憐、星ノ守千秋、亜玖璃による「GAMERS!」
エンディングテーマは、「Fight on!」と「恋のprologue*」でどちらもLuce Twinkle Wink☆が歌っています。
OP、ED共に曲は好きでしたが、レビューを書くためにをチラ見したときにその理由が分かりました。
オープニングの楽曲提供はまふまふさんで、エンディングの作詞はKOTOKOさんと黒崎真音さんなんです。
改めてアニメにおける楽曲の大切さを痛感した気がしました。

原作はまだ続いているようです。
色々としっかり決着を付けて欲しい…そしてそれを見届けたい気持ちでいっぱいです。
続編が制作されるなら絶対に視聴したいと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 24

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

キャラ付けが実に上手いラブコメ。面白かったです。

原作のラノベは未読なんですが、アニメ3話までの時点でとても楽しく観ています。

タイトルの「ゲーマーズ」= gamers、つまり「ゲームをする人たち」ということで、それぞれのスタンスでゲームをする主人公の雨野くんを含めたメインキャラたちによるラブコメディーです。

各々の言動により誤解が誤解を呼び、すれ違いと混乱に彩られたグチャグチャな人間関係になっていくのを楽しむラブコメディーのようですね。

OPの背景アニメーションも、いろいろなテレビゲームの画面を元にしていてとても楽しいです。

ゲームに限らずオタク特有の「他の人から見るとどうでも良いこだわり」みたいなものを譲ろうとしないために話がこじれたり、特に意識することもなく性格の良さみたいなところから世話を焼いてしまったり、それを見かけて嫉妬したり、実にキャラクターが活きている感じがしてとても面白いです。

そんな物語を紡ぐメインキャラクター5人(第3話時点)は以下の通り。

雨野 景太(あまの けいた): 主人公。もちろんゲームをプレイする以上ある程度上手くはなりたいけれども、ゲームに全てを賭けるということでもなくゲームで遊ぶことを楽しみたいタイプ。ひとりゲームをプレイするためこれまで友達がいなかった。家庭用ゲーム機、アーケード、スマホのソーシャルゲームなどジャンルは問わずゲーム好き。

天道 花憐(てんどう かれん): 音吹高校のゲーム部立ち上げに奔走し、景太をゲーム部に勧誘するも、ゲーム部のゲーム上達に賭けるスタンスの違いから入部を断られる。ソシャゲはゲームと認めず、敵視している模様。スクールカーストでトップクラスの美人。

上原 祐(うえはら たすく): イケメン高身長ということでスクールカースト上位に位置するも、実は高校デビュー組で元々は地味なゲームオタク。ゲーム好きを隠そうとしない主人公を意気に感じ、友人関係に。たぶんメインキャラの中では一番の常識人。

亜玖璃(あぐり): 上原 佑の彼女。自身は特にゲーマーというわけではないが、佑がゲーマーたちとの付き合いのせいで自分と過ごす時間が減っていることに不満を持っている様子。

星ノ守 千秋(ほしのもり ちあき): ゲームに関して景太と非常によく似たスタンスで取り組むものの、ある一点に関してだけは正反対の意見を持っているため景太と話は合うはずなのになぜか大ゲンカになる。


こういう「ちゃんと人間が描けている」作品は、特にラブコメということでなくても大好物です。今後の展開も楽しみです。

2017.8.18追記:
第6話で、とうとう第1話冒頭場面につながりました。ですが、原作ではここからの展開がまた面白いんですよ。

7月末ぐらいなのですが、第1話視聴時には未読だった原作既刊分を読了してしまいました。原作もメチャメチャ面白いです。まだアニメに出てきていないキャラもいるのですが、それも含めてヒロイン勢で今のところ一番好きなのは千秋ですね。

アニメを観てなかったら原作に出会えていなかったかも。アニメ化ありがとう!

2017.9.1追記:
ということで第8話までで原作3巻を消化。ということで次回から原作4巻相当分に突入ですが、アニメでは4巻を全部使い切らずに終わるかもしれないですね。ちなみに原作は8巻まで刊行されています。

2017.9.29追記:
最終回視聴終了。アバンタイトルの三角くんエピソード、原作にもあるんだけど原作でも謎のままです。というか、まさかアニメで一部でも使われるとは思わなかったのですが(笑)。

本編のエピソードも、会話内容は原作準拠。ただし原作では放課後の教室で駄弁っていただけなのが、「ゲーム同好会の合宿で温泉旅館に宿泊」というシチュエーション変更。良改変だったと思います。

前回までの「事実上の本編」と比べると、最終回の入浴シーンの作画は力入ってたな…(笑)。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 64

68.5 24 純情アニメランキング24位
アスタロッテのおもちゃ!(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (831)
4641人が棚に入れました
就職活動中の直哉(ナオヤ)が謎の女性に連れてこられたのはなんと妖魔の国「ユグヴァルランド」だった!ナオヤはそこでロッテ王女の後宮(ハーレム)入りを命じられた。ワガママだけど実は寂しがり屋なロッテの素顔を知ったナオヤは、彼女のためにこの世界に残ることを決意する。人間界からナオヤの娘の明日葉(アスハ)もやってきて、親子と愛人がひとつ屋根の下で暮らす、奇妙な同居生活がスタートした。ところがナオヤたちの毎日は個性的なキャラクターたちの乱入によって、ハプニングの連続に!?

声優・キャラクター
釘宮理恵、佐藤利奈、田村ゆかり、生天目仁美、藤村歩、堀江由衣、鈴木美咲、チョー、皆口裕子、松来未祐、広橋涼、波田野由衣、後藤邑子、吉野裕行、阿澄佳奈、白石涼子、甲斐田裕子
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ちょっとHなほのぼのファンタジー(77点)

全12話。
漫画原作。原作未読。

個人的満足点:77点
アニメ系統:ファンタジーハートフルコメディ

くぎゅ枠として視聴をした本作。
ツンデレサキュパス姫様「ロッテ」と子持ち人間、「直哉」とそれを取り巻くキャラ達による物語。

のっけから少々Hな展開で度肝を抜かれたのだが意外や意外、全体的にはほのぼのした話。
何というかあったかい気持ちになれる。

ロッテと直哉の関係など、よくよく考えればかなり危険な関係になっているのだけれども
そんなことは考えさせないような雰囲気が魅力。
ちょっとHな感じなんだけれど、下品さはなく見ていていやみを感じない。
ところどころHな話を挟みつつもあくまでほのぼの
ハートフルな話でほんわかほんわかといった感じ。

主人公のロッテのツンデレもデレ要素が多くデレるロッテが可愛い。
もう、ロッテ可愛いよロッテ状態であるw

また、直哉の娘である「明日葉」もなかなか魅力的。
中の人はゆかりんなので、くぎゅ&ゆかりんのからみもみどころ。

OPED曲も物語にマッチしていたと思う。
個人的にはこういうハートフルな話は好きである。
ほのぼのしたい方にはお勧め。


と、まあつまり
何が言いたいかというと

くぎゅうううううううううううううううう


-----------------------------------------------------

以下、これまでの各話の感想。
ネタバレ含むので
未視聴の方はスルーしてくぎゅううううううううううううう

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{netabare}
1話視聴。
のっけからお風呂回。
10歳の女の子にのっけから
男とちゅーちゅーしろとかなんとか(笑)
妖魔の国のお姫様の旦那探しかな。
今後の展開が気になる出だし。
2話以降の展開に期待。

2話視聴。
どこからミルクだすんだよ(笑)
そんなことはさておき
なんかよさそうな話になってきた。
アスタロッテの閉ざした心を
なおやが開けていくような展開かな。
今後も継続。

3話視聴。
なんかいいぞ。
ほんわかしてしまった。
こういう展開は悪くない。
そして今頃気づいた。
釘宮さんじゃないですか(笑)

4話視聴。
親子の切ない話だった。
なかなかいい話だったが
最後にえええええええ
まさか
来週どうなるんだろう

5話視聴。
もはやロッテ見たいがために見てる気がすくぎゅう
ロッテかわいいよロッテ。

6話視聴。
賢者ソルベイク、こ、これは!
かわいい新キャラ登場。
これは狂喜乱舞する人もいそうだw
まあ、自分はロッテ一筋でくぎゅう。

7話視聴。
1つ1つのシーンのロッテがかわいすぎる。
もう、ロッテに萌え死にそうw
クックドゥドゥルドゥwwwwww
ちょwwww
ソルベイクwwwwwwwwww

8話視聴。
なおやwおまえwwww
なんつー服をチョイスするんだwww
新たな男キャラ登場。
さてさてどうなることやら。
バッドボーイ吹いたwwww

最近色々なくぎゅを観てきたが
ロッテはなかなか良いくぎゅだと思う。

9話視聴。
いよいよクライマックスに向かう感じだが
今週はちょっとストレートだったwww
なおやwwwww
まあ、男だし仕方ない。
さて、ロッテとなおやはどうするのかな?

10話視聴。
大きければいいってもんじゃないしね。
その通り!!!
浴衣も歌も可愛かったくぎゅうううううう

11話視聴。
ここにきて、なんという。。。
やばすぎる。
そんな展開まったく予想してなかった。
あんまりだ。
うわああああああ。
来週これは泣くかもしれない。。。

12話視聴。
結局、泣くまでにはいたらなかったが
これはこれですっきり終われたと思う。
何かロッテには幸せになって欲しいと
そう思わずにはいられない。
そんな物語だったくぎゅううううううううううう。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 36

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

妖魔界って本当にいい所だな~ 最高だよ。私も住みたいな~ いい所だよ。 本当に。 平和で。

ストーリー

妖魔族の住む世界・妖魔界(アールヴヘイム)にあるユグヴァルランド王国の姫君・アスタロッテは悪魔族なのに男が大嫌いでした。けれど、しかし夢魔族は生命維持のため、ある程度以上に育つと「吸精」をしなければならないので、近いうちに男達を置いておくための後宮を構える必要がありました。そのために妖魔界に送られてきた人間こそが主人公塔原 直哉でした。

私の感想。

かなり楽しめましたね~ 特におもしろかった所はやっぱりメインヒロインのアスタロッテですかね~ 流石釘宮理恵さんですね~かわうぃい声ありがとうございます。もう最高な声過ぎて私ある意味感動してしまいましたよ。なんて言うか、釘宮理恵の声って何であんなにかわうぃいんだろうな。 最高すぎるな。キャラクターに完璧になっていて最高すぎる。

この作品は話の内容が少し分かりにくいですが、少し頭を回転(具体的に458度くらい。)回せば内容が分かります。(まわしてみてね)私は原作を読んでいたので、話の内容が完璧に頭に入っていたので、必要なかったですが・・・・

この作品で私が一番気に入っているキャラクターはもちろんアスタロッテ・ユグヴァールです。言わなくても分かりますよね? っえ 分からない? もちろんあの声とロリ体系ですね~ でも、それを言うんだったら、塔原 明日葉も最高ですが。

そして、この作品の世界観がかなり良かったです。妖魔界の世界があんなにかわいい所でそしてあんなに落ち着いた所だと思いませんでしたよ。私が想像していた妖魔界はもっと暗くて、そしてもっと悪魔がいる所だと思っていたのですが、こんなに平和で豊かな世界だとは思いませんでしたよ。

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

正直あまり書くことないですね。 まあ、ポイントアップすると言ったら、この作品は小さなお子様でも見れるって所でしょうかね・・・・ まあ、話の内容完璧には理解されないと私は思うので、お勧めしませんが・・・・ 

オープニング

「天使のCLOVER」
天使のクローバ~ って所が私は好きです。この曲はかなりやさしい声のボーカルが歌っています。私はかなり気に入っていますね~ かわいいですし、キャラクターの説明もかなりきっちりしていますし。けれど、少しネタバレが多かったのも事ですが。

エンディング

「真夏のフォトグラフ」
何でこんなにかわいい曲が多いいんだろう。そして何でこんなにやさしい声なんだろう・・・ 実際にあって見たいですね^^

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16

たにぐー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

「これでハッピーエンド?」「ええ、もちろんです」OVA見たので追記

《OVAの感想》
これ見たら分からなかったとことか分かって見てよかったて思いました。
3話に分かれてて、お気に入りはやっぱり2話かな。
いいお話だなって思ってたら最後の最後でとんでもないオチが待ってて思わず笑ってしまったw
クスッてレベルじゃないよ、大笑いだよww
他の2話もとってもいい話?だった。
最後、「真夏のフォトグラフ」で終わって、これでホントに終わりなんだなって実感しました。
個人的には名作といってもいいなって思いました!

《本編の感想》
これを見ようと思ったのはこれのCM見て「ちゅーちゅー」が気になったからですw

「ちゅーちゅー」って言うぐらいだから相当エロいやつだなと思ってましたが、実際見てみると、泣かされました。
エロい部分がないと言ったら嘘になりますが、ほとんど気にならなかったです。
親子愛にうるうる、友情にホロリ、そして恋愛に号泣といった感じで、悲しかったんじゃなくて嬉しくて涙が出てきました。
心温まるいい物語でした。

音楽もすばらしく、BGMが特によかったです。
OP、EDもこのアニメにとてもあっていた感じがしました。
EDに関しては、Beat10入り確定です!

キャラも可愛らしく、ツンデレなロッテ、子供っぽいけどたまに大人っぽい明日葉とか魅力的なキャラばかりです。
てゆうか二人の声優さんがくぎゅうとゆかりんだったので声だけで萌えますねw
でも一番好きなのはエリカ。
ロッテのことをライバル視してるけど実は面倒見のいいとても優しいお姉さん。
声も後藤巴子さんでこれまた好きな声優さんなので大好きです!

最後に、これをもし見られるときはあまり深く考えすぎては め!ですw
じゃないと面白さが半減しちゃうかも。
個人的にはとてもおもしろかったです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 22

69.8 25 純情アニメランキング25位
謎の彼女X(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (1015)
4296人が棚に入れました
普通の高校生・椿明(つばきあきら)は放課後に、クラスに転校してきた謎の美少女・卜部美琴(うらべみこと)が机に残した「よだれ」を舐めてしまう。翌日から原因不明の高熱を出し5日間寝込んでしまう椿。5日後に突然椿の部屋に見舞いに来た卜部が自分のよだれを舐めさせると、高熱が嘘のように下がってしまった。高熱の原因を訝しがる椿に、卜部は一言「恋の病」だと告げる・・・・。

声優・キャラクター
吉谷彩子、入野自由、広橋涼、梶裕貴、福圓美里

ソーカー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

甘い涎は絆の証、魔性の怪作、二期熱烈希望!

趣味はハサミ、不意に笑い出す、ヨダレ垂れ流す・・・そんな謎多き彼女と付き合うことになる主人公。彼女のヨダレには不思議な力があるみたい。時代設定がよく分からん非現実的でフェティシズムなラブコメです。早急に原作も読んでみる予定です。

・キャラとか色々
指に付けたヨダレをクチュっと舐め合ってお互いの気持ちが分かるというようなシュールな設定の恋愛アニメですが、単なる色物として片づけるには勿体ない。独特な演出でキャラの表情を見せてくれるので見ていて本当に飽きないです。怪しげな雰囲気を際出させていて尚かつ丁寧なカットが多く落ち着いて見れたというのが一番大きかった。煩悩の塊のようでありながら一途な椿、ミステリアスの中に可愛らしさを魅せる卜部、表情細やかなキャラ描写には一定の現実感があって且つ非現実的な魅力がタップリ伝わってくる。そこにシュールな面白さが生まれています。リアクションにヨダレが・・・いや笑いが止まりません。異常に爽やかなOPソングもやや棒っぽい声優さんも同じ人みたいですが、これがまた超素敵だ。恋のオーケストラはエンドレスで聴いていたくなる魔力がある。ヒロインの卜部はなんとなく鬼太郎に見えるけど半端無く可愛い。異論は認めない。というか聞かない。聞こえない。

・フェティシズム
内容は思ったよりライトだと初めは思いましたが、ツボを悉くおさえてて毎回笑わせてくれました。ノーパン、うなじ、太もも、耳、髪などなど様々なフェチに焦点をあてつつも、直接的なエロ描写はあまりないという絶妙なバランス。これぞ美徳だ。そして意外とハートウォーミング。徐々に距離が縮まっていく男女の様子を見れる真っ当な(?)恋愛ものです。シュールな雰囲気な邦画が好きな人にはどストライクな作品かも知れないですね・・・。きっと好きな人はとことん好きになれるんじゃないでしょうか。

・甘美な世界観
生理的に受け付けないという人も多数いると思われますが、それは全くもって正常な事だと思います。ヨダレ舐めるなんて良識ある一般人はしないんで・・・・そりゃ気持ち悪いです、やってることは実質キスとさして変わらない気もするのだけど、絵的に気持ち悪い。でも思春期の頃を思い出せばこの程度の妄想はね、まぁ普通・・・・なのかな、私にはちょっと分かりかねますが(笑)。真面目な話をするなら、普通に慣れの問題かなと思います。私は衝撃的な一話以外は気持ち悪さは全く感じなかったです。むしろだんだん関係が深まっていくにつれて澄み切った愛を感じていきます。彼ら二人のための愛の形であって、気持ち悪いとかもう関係ないのだから、実に甘美な世界じゃないですか、多分。まぁこの作品では出てくる人物が誰も気持ち悪がらないという謎の世界観で、その怪しげな雰囲気も魅力だったりします。

・まとめ・・・てしまった。
とにかく終始安定した面白さを持続した優良作だったと思います。正直に言うと衝撃の一話を見た時は、直前に食べたカレーをケロっと吐きそうになりましたが、それゆえに掴みは抜群に良く一気に引き込まれた。誰でも共感出来る部分は一つはあるはずで、一話さえ乗り切ればそこまでハードルの高い作品じゃないと思います。まぁ某女子みたいに唾液舐めたいとか言いそうな女性には関係ない話ですが、基本的に男性向けです。難しいかも知れないが実写化とかも是非して欲しいですね。アニメも良いですが限りなく実写向きな気がするし、配役次第では実写のが面白くなりそうです。思春期における妄想の全てを詰め込み舐め回しなぜか綺麗に纏めてしまった怪作。ダラダラといつもより長文ですが、真面目に「非常に良かった」ということだけ伝われば、それだけで十分です。

・消化酵素。
遠い昔の理科の実験の事を思い出しました。ジャガイモかなんかのデンプンをアミラーゼで分解する実験で、人の唾液に含まれるアミラーゼによって分解されるか否かヨウ素液の反応を見る懐かしのアレ。誰もが唾液の提供に嫌がっていたところ、健気な一人の女子が大量に唾液を提供した。拍手喝采。そしてアミラーゼのアミちゃんというあだ名をつけられ可哀相な事になっていた。そんな彼女の事が好きでした。なんか無駄に恥ずかしい事を殴り書いた気がするけど、多分ほとんどの人はこんな狂乱文全部読まないからまぁいいか。とりあえず二期を期待したいですね、熱烈的に。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 38
ネタバレ

あずにゃん  さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

.゚+。★『 (*▼ー(。-_-。)ゝダキツイタラダメ』☆.゚+。(*´-ω)(ω-`*)。ぎゅっ♪

意思疎通できる『涎(ヨダレ)』色々な『未経験』に触れる作品です。

視聴当時は私も、あまりにも理解できない性癖のアニメだなと思いましたが、
観終わってみれば、まさに直球の純愛ラブコメストーリーだったと言えます。
不思議な男女交際ですが、速度が早いとも遅いとも感じさせない作風で、
涎に関しては回を重ねるたびに気にならなくなり、涎を通して互いの気持ちが変化していき、
卜部美琴の心情も少しずつそういった行動を通じて理解できてくると思います。


■物語
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
時代はケータイやパソコンのない昭和テイスト。性に対する感覚も、やや遅れているように見える時代。
主人公・椿明(つばき あきら)は高校二年生。彼のクラスに卜部美琴(うらべ・みこと)
という女子が転校してきて、椿明の隣の席に座ったところから話は始まります。
ボサボサのショートカットで少し伸びた前髪で目を隠し、無愛想で友達を作る気も見られない。
授業中に突然腹を抱えて笑い出すかと思えば、昼休みには机に突っ伏して寝てしまう。「浮いた女の子」
そして ある日の放課後、一人教室の机で眠りこけている卜部を見つけ、起こしてやった椿。
彼女が去った後の机が涎で濡れていることに気づき、その涎を指ですくい取って舐めてしまう。
ところがその後、暫くして彼は熱を出して寝込んでしまう。一向に熱は下がらず、学校を休み続ける椿。
そこに突然転校生・卜部が彼の自宅を訪れ、衝撃的なことを告げる。{netabare}
「椿くん。わたしのよだれを舐めたでしょう。あなたの熱は、わたしのよだれを舐めていないから禁断症状が出たのよ」ε=ε=((((((;;-д-ノ)ノ|壁|{/netabare}
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
これが1話の大まかな流れですが、こうした『謎』に興味を惹かれ、視聴意欲になるかがキーポイント。
そして『涎』ですが。恋愛にウブな男女を繋ぐ絆として重要な役割を果たしています。
涎と言えば汚らわしさや後ろめたさを感じさせるものですが、
『好きな女の子の「涎」』ですので、少しニュアンスが違ってくると思います。
実際にキスをするときは唾液が交わりますし、それが好きな人の唾液なら嫌う人はいないはず。
それをいわゆる指フ●ラで、ことを大っぴらにしている感じです。
現実でもリコーダーを舐めたりする方もおられますし、フェチもまたひとつの愛の形だと思います
寧ろ、この涎が無ければ、魅力的で味わいのある作品にならなかったと思います!
それと、『涎』には性的な意味合いも込められていて、
作品に性的な彩り、色合いを持たせるために『涎』というモチーフが選ばれたそうです。
思春期の十代の男女が異性を意識する時、性的なモノを感じないはずありませんから、
それを表現するのに相応しいモチーフだったと思います♫

作画は今風のものとは違い、ノスタルジックな雰囲気を感じられ、
絵も決して美少女ってわけじゃないのに、妙に色気があります。
萌え系・エロ系のキャラデザ・絵柄に頼らないことにより、
それがかえって良いギャッブを生んでいたのだと思います。
声優は素人で正解でしたね~。彼女自身、アニメの声優は初体験だったそうで、
それだけに声優のように声を作ると言うことをしません。
それがまた、なんか非常にエロイんです。
AV女優より素人の方が興奮するのと似た感覚でしょうか(笑
音楽はOP「恋のオーケストラ」ED「放課後の約束」どちらもノスタルジックで素晴らしい曲です

徐々に作品の本当の姿が明らかになっていく…その過程を楽しんで頂けたらな と思います。

{netabare}〆の綺麗さといい「それでも町は廻ってる」に通づるものがありました。
設定からは想像つかない妙な爽やかさがありましたし、見ていて恥ずかしくなるくらい
初々しい交際をしていて、そうした二人を見てるととても微笑ましい気持ちになりました。
2期あれば是非視聴させて欲しいですね。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8
ネタバレ

ともか さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

妙にハマったw 敬遠しててスミマセンでしたっ><

原作は漫画で、未読。 全13話。

最初に言います、私はこの作品を気に入りました。

主人公は普通の高校生・椿明(つばき あきら)。
同じクラスに転校してきた卜部美琴(うらべ みこと)は
初日から「変な奴」のレッテルを貼られてしまう。
居眠りをしていた卜部は机に付いたよだれを気にすることも無く下校。
そのよだれを舐めた椿が翌日以降原因不明の高熱を出して学校を欠席
…というところから始まる「純愛」+「フェチ」な物語。

他人のよだれを舐める椿の行為自体が完全に異常ですし
よだれによって起きた「恋の病」というのも
多くの視聴者は理解に苦しむかもしれません。

でも、この2点を「設定」と割り切ってることができれば
この作品に対する見方が一気に変わるようにも思えます。

よだれなんかで恋を成就させることはできるのか?という
多くの視聴者に興味を持たせることが出来る。
「よだれフェチですか?」と聞かれて「Yes」と答える人は
世界広しと言えども かなり少ないのではなかろうか?
だからこそ、この作品はよだれを選んだのだと、勝手に考えてますw


これまでにない斬新な設定で、物語も分かりやすい。
第2話まで観た時点で、続きが気になって案外惹かれ、
その後も視聴を続けるごとにクセになっていきました。
そして、あっという間に観終わりましたw


作画について、
最初のうちは
・全体的に丸顔
・キャラの「目」が好きじゃない
・描線が全体的に荒い
といった辺りの作画に抵抗がありましたが、
観ていくうちにこの作品に合った味のある良い作画だと思えてきました。
気のせいかもしれませんがw(^_^;A


声優について、
多くの登場人物は比較的リアルに近い声です。
特筆することは無いのですが、違和感は感じなかったし
個人的に恋愛相手の卜部の声が気に入りました。


音楽について、
OP曲・ED曲ともに、いかにも純愛という爽やかな曲調・歌詞で好印象です。
ただ、作品を気に入った私もちょっと引くくらいの
よだれフェチのためだけに作られたような映像でした(;^ ^;;A
少しは自重してほしかったかなw

OP曲:恋のオーケストラ
ED曲:放課後の約束


キャラについて、
椿と卜部はお互いにひとすじなので、
この2人を気に入ることが出来るか否か。これに尽きる気がします。
私は視聴が進むほど卜部のことを(ちょっと怖いけど)可愛いと思えました^^
ハサミ技は見事!毎話1回は披露してくれた気がしますw


特にENDは個人的に最高でした^^
{netabare}カップルで椿の母(故人)の墓参りで「近況報告」と言って
2人とも母の墓に片手を置きながらよだれの交換。
…しながらのEND。{/netabare}
もし2期があれば2人の関係の続きを是非とも観たいです。


観る人を選ぶ作品であることは間違いないでしょう。
という以前に、よくぞアニメ化してくれました^^
私は不思議とハマりましたが、ハッキリ言ってオススメはできませんw

純愛が好きな方や、物好きな方は、
試しに最初の2話くらいをご覧になってみてはいかがでしょうか?
それでダメならスッパリ切ったほうが良さそうです。
もし受け入れることが出来れば、後は
一風変わった純愛物語を楽しんでいけることと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 34
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