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2022年 マイベストアニメ映画
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 サンキュー(42)
現代日本は成長期としての青年時代を終え、次のステージへと転換する混迷の只中。色々な時代と今をつないだりして指針を探る。2022年は背景に類似の傾向がある企画が多いと感じました。アニメ映画もまた時代を映す鑑なのです。客席で興行成績の格差拡大を実感した年でもありました。作品一流、プロモは五流の日本映画界。今年はそっちに推すのは違うとレビューでぼやくことが減れば幸いですw(初回投稿2023/1/1)
BEST10作成日:2023.01.01
高校生→社会人になったなでしこたちが、地域の見捨てられた跡地をキャンプ地に再活用すべく、組織の枠を越えて奮闘する、へやキャン△→2期とつながる続編アニメ展開の集大成となるオリジナルストーリー。1期から続く、ゆるさ、やさしさの好循環に未来の可能性を感じる心洗われる傑作です。
★★★★☆ 4.0
震災以後の日本人心理を斟酌する新海誠監督・三作品の締めとなる被災地を巡るロードムービー。奇しくも1位同様、本作もまた見捨てられた廃墟から時代の転換点を想起させられる物語でもありました。本邦の枯れた部分にも向き合ってくれたこの2作品が、私にとっては双璧です。
★★★★☆ 4.0
近年進化が著しい東映のCGアニメーションの成長曲線と監督・脚本を務めた原作者の熱情(パッション)が到達点で融合したミラクルな快作。本作が加速させた、事前情報は極力伏せた方が成功するというトレンドが、PVで全部バラして台無しにする日本映画界のプロモ改善に波及することも期待します。
★★★★★ 4.1
主人公の家庭教師争奪、五つ子たちのファイナルウォーズ。5人の誰を推しても満足させるための構成により大作化。乗り越えてみるとラブコメとしてだけでなく、学校、教育、家庭について多くの示唆を与えられた満足感も残った。期待値超えという点では最高の劇場版でした。
★★★★☆ 4.0
山に憑かれた登山家と彼に魅入られたジャーナリスト。2人の男の性を描いた登山小説の漫画化作品をフランス映画界が映像化→凱旋上映した逆輸入アニメ。山の静寂もさることながら、対となる昭和~90年代・日本の喧騒の描写も登山家の孤高を際立たせる逸品です。
★★★★☆ 3.8
静の『魔女の宅急便』。動の『エウレカセブン』。私的ベストフライトアニメ体験の一角に空間の『ブルーサーマル』を加えざるを得ません。緻密な計算に基づいた背景とグライダーの配置、シナリオ展開により見えない上昇気流が確かにつかめる。この感覚は一度、試してみるべきです。
★★★★☆ 3.9
『平家物語』から時は流れ室町時代。人々を熱狂させた田楽の狂騒は平家怨念ロックであったとの超解釈をライブアニメーションとして現代の鑑賞者にぶつける高エネルギー体。パフォーマンスを通じて心身が変容していく犬王。文字通り一期一会。圧巻のステージ。見届けようぜ。
★★★★☆ 3.8
孤城に集められた少年少女たちが内面と向き合うことで、乗り越えねばならない人間関係の苦しさは時代を越えて普遍であると分かち合える同名小説の劇場アニメ化作品。怖さを抱えながらも、朝、それぞれの戦場に向かう人々の列に戻っていくヒロインの背中に戦う勇気をもらえます。
★★★★☆ 3.7
中学3年最後の夏に出逢った子ネコのハナ。西片と高木さんが育んだのは動物だけじゃない。未来につながる大切な想いを共有したかけがえのない体験。卒業に頼らない、からかいバトルの集大成は独特の風味ですが、清々しい余韻が鑑賞後半年経っても消えない思い出深い作品です。
★★★★☆ 4.0
2022年はこれと『ぼくらのよあけ』と団地映画企画も相次いだ年でした。高度成長時代の終焉を経て、老朽化→解体へと向かう団地から、過去と思い出を精算して旅立つ子どもたちに次代を託す。これもまた転換期のトレンドです。
★★★★☆ 3.8
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