うらキング さんの感想・評価
3.4
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
心優しい人たちが集まれば心優しい物語が出来上がるって事でしょうかね。
中世、魔女がその魔法で
世の争いを止めようとする話。
とだけ書けば、
降りかかる火の粉を払い
悪の権化に雷を落とし、
バッタバッタと薙ぎ払っていく
そんな感じなんでしょうけど。
そうだと思ってたんだけど。
ですが、そうではないんです。
ファンタジーではなく
ヒューマンドラマなのでは?
と思うぐらい、
魔法は香辛料的な扱いのおまけ。
おまけとは言え
重要な要素と言えばそうなんだが…
(核的な抑止力でもあるし…)
(対神戦の有効な武器でもあるし…)
{netabare}
まぁでも、魔法使えなくても
やってる事は変わってなかったし
やっぱおまけと言えばおまけかなw
{/netabare}
この世に生を受けた者として
行き様の在り方とでもいいますか…
その中には
この世に生を受けていない
神様ってのも入っているんですが…
まぁ、それぞれの主張や信仰は
概ね間違ってないと思うんですよ。
その各々が手にしているもの
魔女は魔法、修道士は聖書(?)、
兵隊は武器、神は...エゼキエル?
それを用い
己の信念、信仰心を貫こうとする。
だから当然ぶつかる訳なんですが…
(脱線しちゃった人もいますが…)
それでも最後は綺麗にまとまって
非常に心地よく観終わりました。
(不憫な者も数名いましたが…)
{netabare}
作中では処女処女五月蠅いですが、
悪友が友人をからかう時に使う
ブラック強めのユーモアでしょ?
決してエロではないと思うのですが
まぁ…直球過ぎですよね(笑
でもこれは仕方ないのか…
魔女のみならず、
ここにもサキュバス出てたし…
対してインキュバスはモヤモヤ…
最近物議を醸し出している
『インターネットから画像で確認』
中世じゃそんな事出来ませんしね。
致し方ないのかなと。
エゼキエルを罰で人の世界に落とし
マリアを母に選ばせるとか…
ホント、上手い事考えるよねーとか。
{/netabare}
私の予想を良い意味で裏切った作品
かなり面白く感じました。
(まぁ、勝手な予想でしたが)
個人的にはとてもオススメです。