kuroko85 さんの感想・評価

4.3
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態：観終わった

ほむらの愛の形

本編もそうですが、この作品の主人公って
タイトルの（マドカ）ではなく、
友人の（ほむら）の方なんだと実感しました。
というか、現実的には
5人の魔法少女による人間模様なのですが、、、

特に今回のオリジナル劇場版はＴＶシリーズ、
そして再編集された劇場版で、
積み重ねられた（ほむら）の想いが詰まった作品ですね。
それも切なくなるくらいに、、、、
この劇場版だけでなく、（まどマギ）の凄さって、
他人の為への想いを
めんめんと綴っているのですよね。

そこで、このオリジナル劇場作品は、
出だしから少し面くらいます。
何？この設定って？　どの次元？　
どの時間帯って戸惑います。
最初は5人の魔法少女揃い踏みの割と平和的な
日常が綴られていきます。
ファン専用のお気軽な内容かと思っていたら、
この作品らしく、驚くべき展開と、
衝撃的な結末へと進んでいきます。
この終わり方って、一般的にはビターエンド、
サッドエンドかもしれませんが、
見方を変えればハッピーエンドだと見れなくもないのです。
本人が（ほむら）、作中ではっきりと明言していますが、
これは（ほむら）の愛の形なのだと。
「円環の理」を生み出した、ほとんど神の領域に達した（まどか）に
干渉し、それ以上のことをした（ほむら）は
愛の力ゆえに神の領域に昇華した。
というのは言い過ぎか、、、
でもしっかりと、インキュベーターにも仕返ししてるし！