「91Days(ナイティーワンデイズ)(TVアニメ動画)」

総合得点
76.7
感想・評価
825
棚に入れた
3923
ランキング
672
★★★★☆ 3.7 (825)
物語
3.8
作画
3.6
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.7

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ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

復讐のはじまり(Day1 - 4)

他人との交流を断ち、アヴィリオと名を変えて孤独な生活な送る青年アンジェロのもとに1通の手紙が届く。
そこには7年前に彼の両親と弟を惨殺した犯人としてヴァネッティ・ファミリーのヴァンノ、ネロ、そしてファミリーの頭領であるヴィンセントの名が記されていた。
アヴィリオは3人に復讐するため、故郷のローレス(LAWLESS)に舞い戻る。

ローレスの街では、マフィアのヴァネッティ・ファミリーとオルコ・ファミリーが禁酒法をかいくぐり、酒の密輸売買でしのぎを削っていた。
アヴィリオの幼馴染コルテオはマフィアへの協力を拒みながら、細々と密造酒を作って生活していた。
コルテオの密造酒の質が高いことに着目したアヴィリオは、マフィアが経営するバーにコルテオの密造酒を卸そうと提案する。

渋るコルテオを伴ってマフィアが経営するバーにアヴィリオが向かうと、そこではヴァネッティ・ファミリーのネロとヴァンノがオルコ・ファミリーからくすねた酒を売りつけようとしていた。
しかし、ネロたちの行為はオルコ・ファミリーの知るところとなり、オルコ・ファミリーのファンゴがネロに懲罰を与えるために店にやって来る。
アヴィリオとコルテオは機転をきかせて、ネロたちと共に店から脱出することに成功し、この功績によって、コルテオの酒はヴァネッティ・ファミリーに納めることとなる。

ヴァネッティ・ファミリーに入り込んだアヴィリオに復讐の機会はすぐに訪れる。弟分のトロンコをファンゴの部下であるセルペンテに殺されたヴァンノが敵討ちを始めたのに乗じて、アヴィリオはヴァンノとセルペンテが相討ちになったように見せかけてヴァンノを射殺する。

しかし、アヴィリオがネロに報告に行っている間にセルペンテの死体が奪われてしまう。
自分にヴァンノ殺害の疑いがかけられるのを避けるため、アヴィリオは必死にセルペンテの死体を探し、連邦取締官のスクーザの手にあることを突き止める。
アヴィリオとネロはセルペンテがまだ生きているかのように偽造し、ファンゴを呼び出して殺害しようとするが失敗する。
そして、ネロがオルコ・ファミリーと独断で抗争を開始したことに一帯を牛耳るドン・ガラッシアが激怒し、ネロはほとぼりが冷めるまで旅に出る。
同行したアヴィリオはネロが漏らした言葉から、家族を襲撃した犯人は3人の他、手紙に記載されていないもう1人の人物が加わっていたことを知る。


ヴァネッティ・ファミリーの内紛(Day5 - 7)

やがて、ヴァネッティ・ファミリーとオルコ・ファミリーは和解するが、和解の条件はネロの殺害であった。
戻る場所を失ったネロに対して、アヴィリオは、これまで対立してきたファンゴに接近するよう話をもちかける。
ファンゴは独断専行が過ぎて、オルコ・ファミリーから事実上追い出され、独立勢力を築いており、ネロが交渉できる唯一のマフィア有力者となっていたためである。
アヴィリオの尽力もあって、ネロとファンゴは一時的に共闘し、ファンゴがネロ達を匿う代わりに、ネロとアヴィリオはオルコ・ファミリーのドン・オルコを生け捕りにし、ファンゴのファミリー乗っ取りに協力する。

だが、このままではファンゴに飼い殺しにされると考えたネロとアヴィリオは、ヴァネッティ・ファミリーへのネロの復帰を画策する。
そして、ネロが家族への愛情を捨てきれていないことがネロの復帰の妨げになっていると見たアヴィリオはネロと弟のフラテが争うよう仕向け、ネロに敵対する勢力を一掃した。
ネロはヴァネッティ・ファミリーの支配権を手にするが、この抗争で、ネロは多くの家族と部下を失ってしまう。失意の底にあるネロにアヴィリオは「今日からは俺が兄弟だ」とささやく。


コルテオの受難(Day8 - 10)

そのころ、ローレスにデルフィという連邦取締官が着任する。
デルフィはマフィアの買収に応じず、密造酒の摘発を行い、ネロの密造酒工場も捜索する。
苛立つネロに対してアヴィリオはデルフィの家族を殺害して、デルフィの捜査意欲を削ごうと提案するが、それを耳にしたコルテオはアヴィリオに苦言を呈する。
しかし、アヴィリオは聞く耳を持たず、金を渡し「もう俺に関わるな」と突き放す。
怒ったコルテオは、ローレス・ヘブンの名で市場に出回っている密造酒のレシピを手に入れるために接触してきたファンゴにネロに関する情報を流し、ネロ暗殺計画が実行される。
しかし、暗殺は失敗に終わり、ヴァネッティ・ファミリーでは、情報を流した裏切者探しが始まる。
やがて、窮地に立たされたコルテオはファンゴに呼び出される。
ファンゴは「別ルートから密造酒のレシピを手に入れたので、お前は用済みだ」とコルテオに伝え、ネロに裏切者の正体を明かすと脅し、コルテオをいたぶる。
追い詰められたコルテオはファンゴを殺害した。

ファンゴ殺害後、コルテオは逃亡を企てるが、身柄を拘束され、ネロの前に連行される。
コルテオはネロ暗殺計画に荷担した理由と背後関係をファンゴ、ヴァネッティ両ファミリーの構成員から厳しく尋問されるが、決して口を割ろうとはしなかった。
アヴィリオは見かねて、コルテオ救出に向かうが、コルテオは姿を消してしまう。
やがて、アヴィリオのもとにコルテオから電話がかかってくる。
話の内容は「明日、電話するまでにアヴィリオがネロを殺さないと、僕(コルテオ)が殺される」というものだった。

翌日、ヴィンセントはこれまでの自分のやり方を誤りと認め、ネロに頭領の座を譲ることを宣言した。
ドンを失ったファンゴ・ファミリーもネロの軍門に下り、ネロは強大な力を手に入れる。
その夜、アヴィリオはネロがラグーザ一家襲撃に参加したが、そのときは誰も殺せなかったことを本人から聞き出す。
ネロと別れたアヴィリオはコルテオの監禁場所を突き止め、コルテオ救出に向かう。そして、アヴィリオの前に、手紙の送り主が姿を現す。

手紙の送り主と会見したアヴィリオは、送り主の思惑に乗って復讐を進める代わりにコルテオの解放を要求する。アヴィリオはネロからシカゴのドン・ガラッシアの下にローレス・ヘブンを届けるという役割を与えられており、アヴィリオは自分が乗る船に変装させたコルテオを同乗させることで、コルテオをローレスから脱出させることに成功する。
アヴィリオはシカゴに寄る途中に、自分がローレスを離れている間に住んでいた下宿にコルテオを匿う。

何食わぬ顔でシカゴから帰ってきたアヴィリオに、ネロの腹心・バルベロは疑いの目を向けていた。
バルベロは密かに調査を続け、アヴィリオがシカゴに向かった日にコルテオも波止場にいたという証言を得る。
バルベロはアヴィリオをネロのもとに召喚し、尋問を開始しようとするが、そこへコルテオが現れる。
コルテオはアヴィリオの危機を耳にして、潜伏先から戻って来たのだった。
ネロはコルテオを尋問するが、コルテオは「ネロ暗殺計画に荷担したのはアヴィリオをマフィアの世界から足を洗わせるためだ」と証言し、アヴィリオとの共謀を否定した。
ネロはアヴィリオとコルテオの2人だけを部屋に残し、アヴィリオにコルテオを射殺するよう命じる。
ラグーザ一家殺害事件の日に兄弟の契りを結んだことを互いに確認しながら、アヴィリオはコルテオを射殺した。


復讐の結末(Day11 - Day12)

ヴィンセントが心血を注いで建設したオペラ劇場のこけら落としに参加するため、シカゴからドン・ガラッシアと、その甥のストレーガが駆け付ける。
ヴィンセントやネロに友好的にふるまうガラッシアとストレーガだったが、2人はヴァネッティ・ファミリーに見切りをつけていた。
ガラッシアは自然にヴァネッティ・ファミリーは行き詰ると見てアヴィリオの引き抜きを画策するが、ストレーガは一気にヴァネッティ・ファミリーを乗っ取ろうと、ヴィンセントの側近のガンゾを抱き込んでいた。

こけら落とし当日、ガラッシアとヴィンセントそしてネロを警護するデルトロをガンゾの部下が殺害し、アヴィリオがヴィンセントとネロを殺害する予定だったが、デルトロの殺害に手間取っているところをバルベロに発見され、アヴィリオはバルベロに監禁される。
ガンゾはバルベロを殺害してアヴィリオを逃がし、駆け付けたネロを間違った方向に誘導することで、アヴィリオのヴィンセント殺害を助けた。
しかし、アヴィリオが射殺したのは、ガラッシアだった。
ストレーガは報復としてガンゾを射殺し、部下にヴァネッティ・ファミリーの殲滅を命じる。
目の前で必死に守り続けたファミリーが崩壊していく光景を目にし、ヴィンセントは「全てが無駄ごと」と呟いて息絶える。

その後、ヴァネッティ・ファミリーはアイランドに立てこもり、ガラッシア・ファミリーと銃撃戦を繰り広げる。
一方、ネロはアヴィリオの居場所を突き止め、彼を拉致し、2人で再び旅に出る。
道中、アヴィリオが「復讐をすれば生きがいが取り戻せると思ったが、何も残らなかった」と言ったことにネロは「お前を信じてたんだぞ」と怒りと憎しみを浴びせるが、アヴィリオは「だったらなんであの時(7年前)殺さなかった」と泣き叫んだ。
その後、アヴィリオは海の見える場所に行きたいと願う。
海辺に着いたとき、「お前を最後まで殺さなかったのは、お前を殺したくなかったからだ」と言って、前を歩くアヴィリオにネロのリボルバーが向けられ、銃声が響いた。

投稿 : 2016/11/12
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