「劇場版 進撃の巨人[前編]-紅蓮の弓矢-(アニメ映画)」

総合得点
65.6
感想・評価
97
棚に入れた
728
ランキング
3173
★★★★☆ 3.9 (97)
物語
3.9
作画
4.1
声優
4.0
音楽
3.8
キャラ
3.9

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ネタバレ

岬ヶ丘 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

1期のレビューに代えて

原作未読。
1期は視聴済みですが、2期までかなり間も空いたことなので復習がてらに視聴。内容は総集編。見ているうちに、ああこんな話だったなと再確認。1期が2013年ですから、あれから4年とはかなり時間がかかったなと。

ついでに1期のレビューをしていなかったので大まかに感想を。

巨人というとどこか童話めいたファンタジーな雰囲気を想像するが、本作のの巨人はかなりグロテスクで、どこか人間に見た目が近い異質なもの。作品の強みとして非常に戦闘シーンに力を入れており、それに伴う出血や登場人物の死はもはや日常茶飯事。かなりグロテスクで見る人を選ぶ作品。
個人的にもこの手の作品はあまり好きではないのだけど、戦闘シーンなどのクオリティーがあまりにも高く話題になっていたため視聴した記憶がある。

序盤は主人公たち人類がなぜ巨人たちと戦うのか、人間対巨人という戦いの構図がはっきりとしていて面白かった。また巨人についての謎は多いのも魅力的で、考察などの楽しみ方もある。魅力的な登場人物も多く登場し、主人公の同期に1期の黒幕が紛れていたりといい伏線だった。

ただ中盤エレン自身が巨人になるあたりから展開が大きく変わった印象。巨人を駆逐したいはずのエレンが巨人になって巨人を駆逐する展開は面白いのだが、エレンあなたも巨人の仲間じゃないの?という疑問や矛盾がどうしても気になった。(そのあたりの矛盾も作品の魅力なのだろうけど)
また中盤からはリヴァイをはじめ調査兵団の精鋭が登場し、雌型の巨人との戦闘シーンはかなりグロテスクだったが、色々と見どころはあった。ただ結局最後はエレンが巨人になって巨人と戦う、妖怪大戦争のような落としどころになってしまったのは展開としてやや単調に思えた。

人間が巨人になれるという設定や伏線はとても面白いし、ストーリー上大切な要素なのは理解できる。ただ終盤になるにつれ、戦闘面では普通の人間は完全に蚊帳の外だったので、もう少し人間と巨人の純粋な直接対決を見たかったかな。このあたりは原作未読なので今後の展開を見ない事には、判断が難しいのですが。とりあえず2期に期待。

投稿 : 2017/05/09
閲覧 : 235
サンキュー:

6

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