「エックスメン[X-MEN](TVアニメ動画)」

総合得点
59.5
感想・評価
15
棚に入れた
92
ランキング
6089
★★★★☆ 3.5 (15)
物語
3.3
作画
3.6
声優
3.6
音楽
3.3
キャラ
3.6

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ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

これだけ作画が異質

ミュータント過激派組織インナーサークルとの戦いを終えXメンは命を落としたジーンのショックで活動を休止していた。


マーベルコミック『Xメン』のアニメ版。
日本のアニメ会社が作ったマーベルコミックスアニメ化シリーズ全四作の一つで第三弾。

四作目の『ブレイド』だけ観たことあって、他は観たことなかった。
シリーズの特徴として全ての作品に日本が関わっている。この作品の場合、舞台が日本の東北で原作キャラ以外は日本人が多い。
もう一つ、本家マーベルと同じで四作ともクロスオーバー作品になっている。
この作品の場合、最終話でアイアンマンが出てくる。


この物語より前の話がよく分からない。実写映画だとジーンが死んだ戦いはマグニートーが起こしたものだけど、この作品だとインナーサークルっていう組織が出てきて、マグニートーは関係ないことになっている。軽く調べた限り原作を踏襲した内容らしいけど、原作知らない人間からすると理解に苦しむ話だった。別に知らなくてもこの作品自体は理解できるけど、絶対ここら辺の背景を知ってた方が倍楽しめたことは明らかだし、もう少し詳しい説明をしても良かった。


実写映画がやった後の作品だけど実写映画版と声優は違う。まあここは前作の『ウルヴァリン』と同じだからいいとして、この作品が異質なのは他三作と作画が全く違うこと。伝わるか分からないけどカートゥーン系の作画になった。四作とも違うのならまだ理解できるけどこの作品だけ違うのは何故?特に繋がりが深い前作主人公だったウルヴァリンが、声以外全く違うのは解せない。他三作に出るウルヴァリンは実写版と同じようなダンディな感じなのに、今作はゴリラ体型の猪武者になってる。いや確かに作画が変わったからビジュアルが変わるのは理解できるけど、前作ゲスト登場したサイクロプスはほとんど変わってないのに、何故にウルヴァリンをここまで変えた、原作コミックのキャラに近づけたのかな・・・・・・ただどちらにせよ、作画のせいでこの作品だけ浮いてることは間違いない。


【各話あらすじ】
1→インナーサークルとの戦いから一年、Xメンは活動を休止していた。だが日本の東北で市来久子というミュータントの少女が行方不明になった件で再招集がかかる。最初、サイクロプスはジーンの死から立ち直っておらず拒否するが、ローガンたちに説得され再びXメンとなる

2→久子の捜索に当たり、両親から事情を聞くが他にもミュータントの青年がいなくなったらしい。ローガンはUMENの仕業ではないかと推測し、二手に分かれたところをUMENに襲われる。UMENのロボット部隊を倒し合流、ストームが見つけた敵のアジトに潜入する。だがそこで変わり果てた姿の青年を見つける。改造された青年の攻撃を受け、サイクロプスは戸惑うが苦しむ彼を救うため青年を殺す。

3→施設の奥に進みそこで久子を発見するが隣に元インナーサークルのメンバーでジーンを死に追いやったとされるエマフロストがいた。二人を目覚めさせ事情を聞くがサイクロプスは未だエマを信じ切れず。そこを敵の科学者が襲い、Xメンたちは苦戦するが久子の能力で倒す。だが久子が暴走しエマとサイクロプスが止める。他の子供達も解放し一件落着かと思いきや生きていた科学者が悪あがきをする。

4→科学者が久子を狙うがエマが二次変質を起こし二つ目の能力で久子を守る。その科学者が倒され久子は家族の元へと帰る。Xメンたちは二次変質を起こしたエマを調べるため機関へ連れていくが久子もついてくる。だが途中ブラックバードが何者かに襲われローガンが対処するがそれは二次変質を起こした少年だった。その少年も機関へ連れていくが死ぬ。チャールズは未だ東北のミュータントが感知できないことから、まだ東北に何かあると直感する。

5→チャールズはエマと久子をXメンに迎い入れようとするがエマに関してはサイクロプスが反対する。そんなサイクロプスに不信感を持つ久子だったが、サイクロプスは実戦演習で体を張って力の使い方を教えてくれる。エマはチャールズの精神ダイブを受けそれを他の皆に見せジーンの事件での無実を証明する。サイクロプスは彼女に謝り、エマと久子を正式にXメンに加え再び東北調査に出かける。

6→東北に着いたXメンたちはまずミュータントに二次変質のワクチンを投与する。症状が酷い者たちの住所一か所に集中していたためそこを調査に出かける。だがそこでUMENの襲撃に遭い敵を倒す、だが敵の残骸からミュータント感知器が発見され周囲の捜索を続行する。雪山で迷った一行は家を見つけ世話になるが、久子はそこに住んでいる女性佐々木結衣と知り合いだった。

7→佐々木結衣はかつてミュータント学校をやっていて久子もそこにいた。今は山奥で助手と共に研究をしていたがエマは彼女の嘘を見抜く。ビーストローガンストームは敵にやられたブラックバードを見に行くがそこで謎のミュータント二人と交戦し、ブラックバードは使用不能となる。一方事情を聞いたチャールズのもとに結衣から連絡があり、自分との間に健夫という息子がいたこと、そしてもう死んでることを聞かされる。チャールズは予備のブラックバードに乗り直接東北へ出向く。その間にエマはサイクロプスの苦悩を取り除こうとするが失敗する。

8→佐々木結衣が謎の化け物に襲われる。Xメンたちが対処するが化け物は二次変質を起こし暴走した結衣の助手韮崎だった。Xメンたちは韮崎の注射痕を観て結衣を問い詰めるがはぐらかされる。だが今度は別の助手加賀が二次変質を起こし暴走する。対処する最中謎の液体を見つけ結衣を詰問する。一方東北に向かっていたチャールズはどこかの空間に取り込まれる。

9→結衣は韮崎たちに投与していた薬は二次変質を抑えるものだったと白状する。だがビーストは完全には信じておらずチャールズに連絡を取ろうとするが連絡がつかず。エマは最後の助手真田を疑い後を付けると大きな鉄扉の前で正体を現す。実は真田はインナーサークルのボスマスターマインドだった。すぐにXメンたちも駆けつけるがローガンが敵に操られサイクロプスと戦う。エマや久子は以前ブラックバードのとこで襲ったミュータント二人インナーサークルと戦う。何とかローガンを正気に戻しマスターマインドを攻撃するが攻撃が逸れ鉄扉に亀裂を入れてしまう。

10→チャールズは空間から抜け出そうとテレパスを使う。Xメンとインナーサークルの戦いは続き、敵幹部を一人倒すがマスターマインドは鉄扉の先へ行ってしまう。目を覚ました韮崎と加賀が地下に来て全員で鉄扉の奥へ進む。そこでミュータント感知器の妨害装置を見つけ更に奥にマスターマインドとやつれた少年がいた。それは結衣とチャールズの息子健夫で、東北地方のミュータント現象も全て彼の仕業だった。そのため結衣はUMENと手を組み生きたミュータントの臓器から二次変質の抑制剤を作り、息子の能力を抑えようとしていた。マスターマインドは新しく来た仲間に韮崎と加賀を殺させローガンとビーストを足止めさせ、健夫を覚醒させようとする。

11→マスターマインドが健夫の能力を覚醒させる。一方久子はかつて健夫と遊んでいたことを思い出す、健夫は友達を傷つけてしまったことを悔やみ友達の自分に関する記憶を抹消していた。ビーストはあえてローガンを怒らせ敵を倒し、サイクロプスたちも敵を倒す。だがサイクロプスがマスターマインドにやられジーンの幻覚を見る。しかしもう一人のジーンが現れサイクロプスにレーザーを撃たせる。現実でレーザーはマスターマインドに当たり、健夫の暴走に巻き込まれていった。何とかして健夫を止めようとするが手も足も出ず。そこに空間を脱したチャールズが現れる。

12→健夫の能力が全世界に及びチャールズはテレパシーで全世界のミュータントに助け合うように言う。次に目の前の化け物に対処しようとするが自分の息子と知り躊躇する。チャールズは健夫を救うため精神ダイブをするが健夫に拒否されてしまう。Xメンたちは仕方なく健夫を殺そうとするが、久子が止め、健夫を説得する。久子の説得で正気を取り戻した健夫は能力を抑え、自ら消えていく。結衣は息子が消えたことを悲しみながらも自らの罪の償いに自殺しようとするが久子が止め、唯が生きることが健夫の最後の望みと諭し事件終了。
一方とある刑務所でエリックレーンシャーことマグニートーが脱獄していた。

投稿 : 2021/03/20
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