nick2027 さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:途中で断念した
典型的な なろう作品を丁寧なアニメーションにしましたって作品です
周り下げ&主人公上げ、ヤレヤレ系主人公が無双する典型的なジャンルの作品です。
二話まで観て耐えきれずに断念しました。
主人公は薬学に並々ならぬ関心と知識があり、それに従事することを喜びとしていますが、ある日、人攫いにより身売りされるという憂き目に遭います。望まぬ強制労働の中、薬に触れることの出来ない日々が続きますが、この主人公はそれを好転させようという意志を全く持ちません。
そんな無気力、事なかれ主義の主人公ですが、巻き込まれる形で周囲の問題をヤレヤレ…と容易く解決し、評価と賞賛を獲得し成り上がっていきます、
…そんなお話、本当に面白いと思えますか?『ショーシャンクの空に』が名作たりえるのは
主人公が苦難の中でも強い意志を持ち、自らの行動によって行く末を切り開いていくからではないですか。願いが成就するかはさしたる問題じゃない、その姿勢こそが大事なんです。
私はそういう人間が好ましいと思いますし、そういう物語こそが評価されるべきだと思います。
以下、二話時点でのツッコミ所色々。
民生品でないにしろ、即効性のある毒が白粉として広く使われるワケはありません。身体に異常が出たら、即座に特定出来ないとしても原因を探しますよね、馬鹿ではないのですから。口に入れる物や身につける物なんて真っ先に疑うはずです。素人でもそうなのに、これが宮廷医がついていながら起こるんですから噴飯ものですよね。
チョコレートに強い催淫効果はありません。中央アメリカの人たちは伝統的に常にムラムラしてたんですか?
庶民の娘が、宮廷お抱えの医師を遥かに凌駕する医学的知識をつけることは不可能です。情報、資金、物資、設備、人員あらゆるリソースで負けている上、彼らは激しい競争に勝ち抜いてその地位にいるんですから。