「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語(アニメ映画)」

総合得点
86.7
感想・評価
1955
棚に入れた
9924
ランキング
183
★★★★★ 4.2 (1955)
物語
4.2
作画
4.3
声優
4.2
音楽
4.3
キャラ
4.2

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ネタバレ

mkkkooo さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

このギャップがたまらん

とりあえず、最初観た感想を感じたままに書いていきたいと思います。

始めの30分は、どこにでもある魔法少女の物語な印象から始まります。みんなが協力しあうことで、ナイトメア(魔女)を倒していく。

幸せな展開....まどマギは、こんな明るい作品ではなかったはずと、視聴している人が気づきはじめると同時ぐらいに、焔がその異変にきづきはじめる。

このギャップがまどマギの魅力の一つなんだろうな。

そこから始まる、現実世界との違いや、犯人捜し的展開になっていきます。

途中で焔ちゃんとマミさんの戦闘シーンは、物語の内容をふっとばすぐらいの大迫力の戦闘シーンでした。これを観れただけでも満足できます。

そして、犯人が徐々に明らかになってきます。

ここからは、視聴している人と、脚本の虚淵玄とのバトルが始まります。

どれだけマドまぎを観ているのか。虚淵さんの伝えたいこととは?
論理的思考をフル回転させないと物語の展開についていけなくなります。

ここからは、私的解釈で述べていきます。

焔は、きっと一人の犠牲(まどか)によって幸せになる世界を許せなかったのだと思う。真の意味でまどかを救うことのできなかった自分自身も許せない。その心が焔を魔女にしてしまったのではないか。

理となったまどかを、救うために焔は、魔女から悪魔になってしまいます。

これは、魔女にさせるのは、人の負の感情であったが、
理であるまどかを超越するような悪魔になれたのは、負の感情ではなく、愛、しかも異形な愛の形が、きっと焔を悪魔にしたのだと思います。

焔の繰り返してきた時間とは、もし普通の人だったら、あきらめると思います。しかし、焔はあきらめなかった。まどかのことをあきらめきれなかった。このあきらめないことが、異形な愛の形と私は感じます。

そして、焔は結果として、まどかを救った。自分の犠牲のもと、まどかを救いました。

これを「愛の力」と言う単純な言葉で表せることできるのだろうか。

すごく考えさせられる、内容でした。
考えすぎた結果、あまり泣けませんでした(笑)
でもすごく濃い内容ですごく満足することができました。

シャフトの演出に音楽だけでもすごく満足できるのでは、ないかと思います。

もっといろんな人に、特にアニメを敬遠されているかたに、このまどマギの作品を知ってもらいたくなるような作品でした。

投稿 : 2013/11/27
閲覧 : 276
サンキュー:

17

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