「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語(アニメ映画)」

総合得点
86.7
感想・評価
1955
棚に入れた
9931
ランキング
184
★★★★★ 4.2 (1955)
物語
4.2
作画
4.3
声優
4.2
音楽
4.3
キャラ
4.2

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ネタバレ

kochiro さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

後出しじゃんけん

この話はズルい。

ほむらがインキュベータと契約した願いは
「まどかとの出会いをやり直し、彼女に守られる人間から彼女を守る人間になりたい」
というものなのでまどかの願い「円環の理」
が叶ったことにより、ほむらの「願い縛り」が厳しさを
増したのが、この劇場版です。

{netabare}
映画のラストシーンをよく観てください。
まどかが学校の廊下で天使に覚醒するのを止めるシーン
あれは、ほむらにとっては2度目の出来事です。

1度目はあの時、まどかを天使に覚醒させてしまっています。
ほむらの契約時の願いは
「天使に守られる人間から天使を守る悪魔になりたい」
という願いではないのです。
やはり、まどかを守るためには天使だったことを忘れている
人間でいてもらう必要があります。
なので、ほむらは時間を遡るしかない。(願い縛り)
何度でもやり直しが可能なほむらは、時間を遡ります。

ソウルジェムの中で魔女になった時点では記憶障害を
起こしていましたが、まどかから本当の気持ち、
人間としての願いを聞いたとき、ほむらは記憶が蘇り
これから起こることを思い出します。

まどかの魔法少女になる契約時の願いよりも、
ほむらの願い、また、まどかの願いでもある
人間としてのまどかを取り戻すことを決意します。

悪魔だった頃の記憶が戻ってからのほむらは凄まじい。
全員(観客にも)に悟られないように同じ行動をとっているので
以後のすべてのセリフが秀逸過ぎます。
言い分けた斎藤千和さんはホント凄いです。

そして、ラストの飛び降り。

ほむらは悪魔ではなく人間としての自分を取り戻すことを
決意していたのです。
「まどかとの出会いをやり直し、彼女に守られる人間から彼女を守る『人間』になるために」

私はほむらの願いがようやく叶ったのだと受け取りました。
{/netabare}

投稿 : 2014/01/04
閲覧 : 218
サンキュー:

5

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