たんぽぽの花 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態：観終わった
逆刃刀あったのか？
実際に刀などに詳しい人は解かると思いますが、逆刃刀は矛盾のある刀で
描写されるように使えない、それは、刃の部分だけが逆さまについてるから可能の様な気がしますが、日本刀はその刀に同じ金属でも硬質の部分、軟質の部分の他、側面、中心まで、切れる為に作られています。
ましてや、刀は直刀ではなく、弓なりになっており、引きながら切るようになってます。なので、作中のように刃の部分で石塔や他の硬質の物をきる事は出来ないのです。実際に逆刃刀が日本で出た話は一件だけ、しかもそれは
鍛冶屋が遊びで作った釜程度の物です。ゆえに、この話は完全なフィクションなのですが、当時の明治の事件などを実際に有った事を多々に取り入れている為、現実味を出しファン層が厚くなったと思います。
実際話は面白いです。１話から最終話まで見ました。逆刃刀が凄いのでは無く、剣心の飛天御剣流がすごかったの一言です。別に逆刃刀でなくても刃を入れなければ、形だけの刀は作れるので、逆刃刀とは、一種のトレンドマークでしかない。飛天御剣流とは、どの剣術の流派とは別で古流剣術で有り、
それらは、他の剣術とは異なる才を持つ剣撃に名称があるのも１つであるが、龍と閃が入る。これは、龍のごとし強く、閃はひかる、ひらめきともよめ実戦で意表を突くような早い変則な攻撃だったのだろう。
実際に、剣撃名を出すと
・龍槌閃（りゅうついせん）
・龍翔閃（りゅうしょうせん）
・龍槌翔閃（りゅうついしょうせん）
・龍巣閃（りゅうそうせん）
・双龍閃（そうりゅうせん）
・双龍閃・雷（そうりゅうせん・いかづち）
・龍巻閃（りゅうかんせん）
・龍巻閃・旋（りゅうかんせん・つむじ）
・龍巻閃・凩（りゅうかんせん・こがらし）
・龍巻閃・嵐（りゅうかんせん・あらし）
・土龍閃（どりゅうせん）
・飛龍閃（ひりゅうせん）
・龍鳴閃（りゅうめいせん）
・九頭龍閃（くずりゅうせん）
・天翔龍閃（あまかけるりゅうのひらめき）※奥義
これだけ他の剣術と違った剣撃が超スピードでくるのだから、真剣を持って
対峙すれば、勝てるわけがないと思える。逆に、これら多彩な剣を見て尚且つ対決していた新撰組がどれだけ剣術が優れていたかもわかるようになっている。フィクションで明治維新の中、緋村抜刀斎が維新の途中で表に出た事で第２の人切り（志々雄真実）が暗躍し、明治維新の実態がひっくりかえるような事も知っている？（もしや、坂本竜馬暗殺？）
数々の出会いの中、流浪の旅を神谷剣道場で腰を下ろしたが、
どうしても、人切りの力を必要とされ時には、人切り抜刀斎寸前まで戻った事もある。常にお調子者の用に見せているが、そう言う場面では口調まで変わり殺気を出す。それでも薫や弥彦や仲間達に助けられ踏みとどまる。
しかし、志々雄真実が生きており京都で暗躍し始め、それの排除を政府に依頼されるが、剣心は他の仲間を守りながら戦うのは困難と考え、薫に別れを告げ、京都に旅立つ、残された仲間は自分達の非力さ思い知らされながらも
修行しつつ、剣心の後を追う。
この作品の山場と言えばVS志々雄真実一派でしょう。
中に、さまざまな思惑を持つ人物との対決、志々雄との最後の決戦までは
ジャンプ連載中の時からハラハラワクワクしてました。死因は剣心では無いので、殺さずの誓いを破らずに、一派を壊滅させたが、１０本刀と呼ばれる
志々雄の懐刀のその後が、さまざまで考えてしまう事もありました。
TVシリーズでは連載では無かった話をいくつも入ったのだが、
最後の見せ場と言ってもいい。完結の話が放送されずに最終回になってしまった。他のシリーズを削っても入れて欲しい物語だけに悔やまれます。
剣心の頬の十字の傷の秘密や、維新の中での話や、内容の濃い話だったので、それが悔やまれる。OVAで１カットで登場で内容は全然解からずで
本当に残念でした。（T◇T；）見たかったな～！
ともあれ、フィクションにしては時代背景をよく考えていて
過疎の村や、横浜なども登場、時代をよくわかるようにしてた所はよく変わりました。汽車や、写真、指輪、どれもTVオリジナルストリーでしたから
今は、剣術は少なく剣道です。しかし未だに真剣を使った剣術も存在します
日本刀は世界でも稀にみる芸術品と名刀の二面性が有り世界中のコレクターが日本刀を欲しがっています。また、銃VS剣とテレビで、固定した日本刀に
銃の名前は忘れましたが、弾丸をぶつけると言う実験がありました。
結果、見事に日本刀は刃こぼれ一つ無く拳銃の発射された弾丸を２つに切り裂きました。（アメリカでの実験だったので、）担当した人間は本当に驚いていました。世界に数ある剣でも日本刀は別格だと言う事です。
それは、たの武器とのテストや試験などから判断された物です。流石に武士の魂とまで言われる刀ですね。私も一度降らせてもらいましたが、狙った所より、実際にあたるのは下側に行ってしまうので、そう言う機会があれば、狙う場所より少し上の方を狙って見て下さい。そうそう機会はないですが、、あればの話です。
