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「ぼくらの七日間戦争(アニメ映画)」

総合得点
63.7
感想・評価
59
棚に入れた
234
ランキング
4112
★★★★☆ 3.3 (59)
物語
3.2
作画
3.5
声優
3.2
音楽
3.2
キャラ
3.2

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ぼくらの七日間戦争の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

リメイクではなく続編。無意味な結末の意味を感じたい作品です。

 意外なことにリメイクではなく続編でした。作品として、アニメの水準は決して高くありません。そこはあまり評価できませんが、この映画を見たときに重要なのは「気分」だと思います。

「打ち上げ花火…」と似たようなプロットで、ヒロインの親との関係は「君の名は」の設定に近い感じです。16歳という自意識は大人だけど大人のしがらみに翻弄される大人になり切れない年代の話でした。友人関係や恋愛感情なども絡んできます。

 7日間の抵抗の結末は誰でも予想はつきます。結果は変えられないけど、戦った事実が意味になるというテーマだったと思います。その抵抗があったからこそ告白も出来たし、親とのコミュニケーションも取れたということでしょう。

 ヒロイン父の政治家設定とか、警察の動きとか、細かく言えば不自然な部分は沢山あります。ただ、それでこの作品の本当に描きたい事を見失うのはどうかと思います。

「玉すだれ」の名前は最後に明らかになります。{netabare}「菊池ひとみ」みたいですね。実写版も原作も見てないですが、もちろん戦車の写真で引っ掛かります。そうなれば、BGMとあいまって、前作の登場人物に関係あるんだろうなあ、と読み取れます。で、前作の登場人物の名前を調べてみるとどうやら前作のヒロインが結婚して名前が変わっているという事みたいです。 {/netabare}つまり、続編ということです。

 確か原作と映画は中学生の物語。色濃く学生運動の気分が乗っかった話だったみたいです。
 今は高校生の物語。年齢と行動のバランスでは本作のほうがリアリティはある気がしますが、どうでしょう?ただし、学生の造形が2020年の学生ではない気がします。

 タイ人は、それがないとストーリーにならなかったから、というのが正解な気がします。少年としての大儀も生まれないし。

 スクールカーストとか毒親とかそういう感じのゼロ年代前半くらいのイメージに感じました。クリエータのアップデートがそこで止まっている感じはあります。いちおうSNSとか出して今っぽいですけどね。
 あと2年すれば18歳でそうなれば自由に会えるじゃん、という感想も一瞬持ちましたが、しかし、16歳のこの時期の2年はかなり長いですよね。いま、この場でやることが重要だという感覚は忘れたくないものです。

 本作のみんなで叫びながら本音を言い合う部分など、非常に古い学生のイメージです。でも、あの場面がある人生と何も語らないで大人になる人生で、何かが違う気がします。「本音」を言葉にだして伝えることで、大人になれたのでしょう。形式上の結末は変えられませんが、意思は伝わり多分その後に影響するでしょう。


 総評です。確かに作画は安っぽい部分はあるし、ストーリーや設定にも無理がある部分はあります。しかし、そんなことを言えばSFや異世界、ファンタジーだって、みんな無理はあります。そこを外して批判をするには惜しい作品です。ひと夏の冒険の「無意味さ」がもたらす意味を味わいたい作品です。

 なお、原作は宗田理さんですが、この人のぼくらシリーズは正直なところジュブナイルの中でも小学生向けと呼べる文体で、挑戦はしましたが数ページで断念したことがあります。もともとそういう性質の話のリメイクなので、話の不整合・不自然・出来の悪さは、あまり気にならなかったという感じもあります。
 一方で宮沢りえさんを今更引っ張って来て、ぼくらの7日間戦争を冠するのは、ちょっと広告代理店の匂いもするのはよろしく無かったです。

 けなす一方ですが、それでも不思議な面白さはありました。プロットが悪くても脚本とか演出が良かったのかもしれません。

 あまり高い評価はつけられませんが、主観的には悪くない感動がありました。70点くらいはある気がします。

投稿 : 2022/12/30
閲覧 : 325
サンキュー:

6

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

Z世代の「ぼくらの7日間戦争」。

詳細は公式でも。

宗田理原作、1988年に宮沢りえ主演で映画化された小説作品…の、名前だけ借りた何かです。

dアニメに開放されたので観てみました。
いやあ、聞きしに勝るひどさですね。ま、その評判を聞いていたので、ひどいもの観たさで観てみたわけですがw

心の底から共感性羞恥を呼び起こされる作り。K社から「おい、新海誠みたいな作品を、ウチの昔の小説作品で作れ」と言われ、ガワを似せよう似せようとして出来上がりましたよという感じ。観ているほうが恥ずかしくなるレベル。雨粒の表現とか、必死に新海作品を模倣したんでしょうね。

やー、主題歌を担当したSano ibukiさんという方も気の毒。なんたって、発注が「『君の名は。』のRADWIMPSみたいな曲を作れ」だもんね。いや、あくまで憶測ですが、誰でもそう思うでしょ。

で、「背景美術にこだわれ。新海誠みたいにな」と発注されたものの、そこは新海監督と亜細亜堂では違いますわな。いちおう「かくしごと」の監督さんではあるけど、ちょっと無理かな。

でまあ、それよりもひどいのは内容ですが、どうなんでしょうね。Z世代にとっては、このコップの中の台風みたいな大人への反抗が大冒険なのかもしれないですね。なんたって、動機が「引っ越しが嫌だから、7日間の期間限定で親から逃げてキャンプしましょ」ですもんねwww しかも高校生がだよw
{netabare}
ただ、やってることは犯罪の陳列棚。不法侵入は言うまでもなく、殺人未遂みたいなことまでやらかします。

しかも、お馬鹿さんたちは、こともあろうかSNSで発信までしちゃいます。うん。見事にデジタルタトゥーを残しちゃいましたね。

ラストシーンで、宮沢りえ演じるキャラが登場します。これだけのことをしでかして「まあ、なんとかなるんじゃない?」じゃねえよ。で、そこでTM NETWORK「SEVEN DAYS WAR」のBGM。そして実写版「ぼくらの七日間戦争」のイメージ写真を出します。いや、それがわかるのって50代のおじさんおばさんだけよ?
{/netabare}
なんていうかなぁ。こういうものを作りたいという意志がまったく感じられない。それこそ、この映画が再三言ってる「大人になるというのは、目上の指示に従うことだ」を地で行った作品。作りたくて作った作品じゃないと、こうも酷くなるんだなという典型でした。

投稿 : 2022/12/01
閲覧 : 257
サンキュー:

2

ねるる さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9
物語 : 1.0 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 1.0 状態:観終わった

【酷評】話の展開の雑さと設定の甘さが酷い。最近見た中で最も残念作品。

原作小説未読。実写映画未視聴。
原作小説から約30年後の2020年の北海道が舞台。

~あらすじ~
本好きで控えめな性格の主人公"鈴原守"は、隣の家に住む幼馴染"千代野綾"に片思いをしている。ある日、急な親の都合で綾の引っ越しが決まる中、少年少女は大人たちへの反抗として7日間の家出を決行する。


"大人たちへの反抗"、"子供の主張"がテーマと思いますが、物語の展開が強引すぎました。ツッコミどころがありすぎる。
ツッコミ①
子供たちは家出先として、廃れた炭鉱を選びますが、その炭鉱、電気はつくし、綺麗そうなトイレ完備。有り得ん。
ツッコミ②
連れ戻そうとする大人たちとの戦いで、炭鉱の機械設備を当たり前のように使いますが、なぜ使える。危険すぎる。いつ死人が出てもおかしくないような場面ばかり。有り得ん。
ツッコミ③
そもそも子供たちが大人たちと戦う理由が薄い。ある人物を庇うために戦うが、庇う理由がない。有り得ん。
ツッコミ④
炭鉱を「あまり壊さないでね」って言ってたおじいさんの意見はどうした。ズタボロに壊されてて可哀想。有り得ん。
ツッコミ⑤
ラストの展開の強引さが酷い。
子供たちがそれぞれの本心を告白するシーン。爆弾発言があるし、LGBTとかいじめとかSNS事情とか、現代の少年少女が抱える問題を取り入れるにしても、ただ詰め込んでて展開と発言が強引すぎ。有り得ん。

この他にもツッコミ要素ありあり。有り得ん。

キャラクターについて、綾の父親はパワハラの権化でしかないし、少年少女も反抗してる理由が弱いし、人任せ過ぎて全く理解できない。
大人でも子供でもなんでもいいから、人間としてまともな奴が一人もいなくてキツかった。

オープニング音楽はRADのパクリにしか聞こえないし、いい雰囲気出そうとしてるんだろうけどイマイチ刺さらない。

ラスト、あれだけの問題を起こしといて丸く収まりました☆っていう展開にもただただ呆れる。なんだそれ。

見終わって凄ーーく不快感が残る、非常に残念な作品でした。
原作人気の作品だと思って、期待してたのに...大ハズレ引いた気持ちです。(ふて寝)

投稿 : 2022/05/12
閲覧 : 401
サンキュー:

4

ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

物言わぬは腹ふくるるわざなり

青春時代は人生の解放区。
大人の都合なんて関係ない。
思いのままに生きればいい。
これは、高校生たちの7日間のレジスタンスである。

それぞれに悩みを抱える6人。
鈴原守、千代野綾、山咲香織、緒形壮馬、阿久津紗希、そして何故か本庄博人。
廃炭鉱でのプチ合宿が、不法滞在のタイ人マレットとの出会いをきっかけに・・・
意のままにしたい大人とそれに抵抗する彼ら彼女らが剣を交える。

愛情、友情、腐れ縁、戦いを通じて重なり合う心。
知力、体力、地の利を生かした原始兵器、そして情報戦。
それらを駆使して決死の防衛。
{netabare}しかし、それはとある陰謀を境に・・・

モラトリアムのように訪れた嵐の夜。
思いのたけのほとばしり。
バラバラの心は再び溶け合う。
そして最終日・・・{/netabare}

ちょっとあり得ないアクションシーンがユーモラスでエクサイティング。
終盤になると{netabare}少々ホロっと、そしてドラマティック。{/netabare}
エゴな大人とピュアガキ。
互いの立場の違いの対比が印象的でした。

一人、異質だったのが阿久津紗希です。
考えが浅くて軽薄「東京うらやましい」って・・・
逆に好感をもちました。
本庄博人との今後を観たい気がします。

人生思うようにいかないけれど、やらねばならぬときがある。
時には失敗し、苦渋をなめることも。
しかし、それも次第に変質し自分の血となり肉となる。
青春時代の経験には無駄はないのです。

投稿 : 2021/11/27
閲覧 : 341
サンキュー:

9

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 2.5 音楽 : 2.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

SEVEN DAYS WAR たたかーうよ〜♪

1988年に公開された、
宮沢りえさん主演の実写映画のファンなので、
この作品も視聴を心待ちにしてました。

が、
あー、これはタイトルが同じなだけで、
違う作品だ。。。
昔を懐古する気持ちで観てはダメなやつだ。。。

という印象ですw

1988年の実写映画では、
教師や親の理不尽と対立する子どもたちを描いていて、
教師や親はとんでもなく横暴で高圧的であり、
そんな大人に対し、子どもたちは、
戦車を操縦しちゃったり、花火を打ち上げちゃったりで、
ついには警察や機動隊と衝突、と、
まあやりたい放題な内容なんですが、
その30年後という設定のこの作品は、
良くも悪くも「今どき」であり、
言ってみれば「良い子」である。

{netabare}
地方議員である綾の父親の唐突な引っ越しに反対し、
せめて1週間後の誕生日まではみんなと過ごしたいという、
綾のちょっとしたわがままに、
幼馴染の守の発案で、
クラスメイト数人とともにプチ家出。
その家出先の廃工場にたまたま居合わせたのは、
不法入国の検挙から逃れたタイ人の子ども。
そしてそれを追いかける入管職員との攻防が始まる。

大筋はこんな感じで、
主人公の子らは、
ちょっとしたわがままだったはずが、
結果的に争いに巻き込まれただけなのだ。

教師は一切出てこず、
親もかろうじて、父親が2人登場するくらい。

大人と戦うシーンはそれなりに迫力あるし、
SNSを利用した戦略はまさに現代的で面白いんだけど、
対立構造がなんとなく取ってつけたようで薄い。
{/netabare}

時代が違う、と言えば、
完全にそこで詰んでしまうのだが、
原作が出た頃の高校生は、
行儀良く真面目なんてできやしなかったし、
夜の校舎窓ガラス壊して回ったりした世代なので
(↑いや、そんなことしてないけどねw)、
現代においては完全に時代錯誤なんでしょう。

今の子がこれ聴いたら、
「え、犯罪じゃん」の一言で一蹴されるんでしょうね。
↑宗田理氏の原作は1985年発表。
尾崎の卒業も1985年なので引用してみましたw

大衆エンタメ作品としては、
無難に面白いとは思いますが、
「ぼくらの七日間戦争」世代からすると、
なにか物足りない。

あともう一つ、
どうしても言いたい。
{netabare}
主題歌、挿入歌は、
Sano Ibukiさんと言うアーティスト。
正直、存じ上げない方だが、
劇中での曲の入れ方、曲調、歌い方、
完っ全に「君の名は。」のパロディ!

何故そこまであからさまに寄せてきた!?
という感じ。

おまけに、
アップテンポな曲のタイトルは「決戦前夜」。
いや、漢字4文字って、、、
「前前前世」と被っとるわ。。。

スローな曲のタイトルは、「おまじない」。
いや、ひらがなタイトルって、、、
「なんでもないや」と被っとるわ。。。

こんな二番煎じ的な使われ方で良いのか?
制作陣はこれで納得したのか?
正直、大きくマイナス点です。
{/netabare}
唯一、作中で嬉しかったのが、
最後のシーン。
{netabare}
宮沢りえさん扮する中山ひとみの登場で、
戦車をバックに撮った当時の仲間の写真が映り、
BGMには「SEVEN DAYS WAR」が流れる。
この作品が、
「ぼくらの七日間戦争」であったという、
懐かしみを感じた唯一のシーンでした。
{/netabare}

投稿 : 2021/08/21
閲覧 : 358
ネタバレ

あーちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

子ども対大人、だけども自分との闘いでもある

序盤は青春映画感のある始まりで、曲もなんとなく君の名はを思い起こしてしまう感じだった。
7日、戦争というキーワードから、あの花のような感じの秘密基地が出てきたり、大人に秘密のちょっとした冒険のようなものをイメージしていました。

イメージを大きく外れることはなかったですが、
子ども対大人で始まっていたのが、中盤からは自分の過去や友人の過去、それを打ち明けることで自分だけでなく友人とも向き合うお話になっていました。

自分の過去と向き合うことで、主人公たちも大人への階段を上り始めた、そんな印象でした。



追記)
あ、主人公たちってそう言えば高校生だったんだね、、、
中学生かと思ってたわ、、、

うーん、それを踏まえるとちょっとやんちゃすぎるかなという印象。。。

投稿 : 2021/06/19
閲覧 : 221
サンキュー:

3

ネタバレ

merolin08 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

一夏の青春

 アニメ放題で新着に来てたので、実写映画・小説等未読でストーリーだけなんとなく知ってる、くらいの状態で視聴しました。
 The 青春。クサいくらいの青春が大好物という人はオススメです。映画なので、音楽・作画・演出など凝れるところは惜しみなく凝ってる感じがして、どれもかなり良かったと思います。キャラデザは角が無い感じであまり印象が強いタイプではないですが、建物や自然の作画は迫力もあって、他と比べてもレベルが高いと感じました。主題歌も当時実写映画を見た世代にはたまらないのかな?てか、それ関係なしでもめっちゃいい曲でした。といっても良作というには少しツッコミどころがある作品になっている感は否めないです。
 まずは「テンポ」。序盤がかなりハイテンポでサクサク展開していくので、個人的には各キャラに感情移入できないまま話が本筋へと入っていってしまった印象でした。不法侵入という違法行為にも少し躊躇がなさすぎるかなぁ、もう少し他の案を出してそれらがダメそうだからやむなく…、くらいじゃないと最初「シンプル犯罪!」って思う人も多そう。
 次に「ストーリー」。これは原作からそこまで改変してないからベタになっちゃってるのか、読んでないから分からんのですが。つってもSNSとかは当時はなかっただろうからアニメオリジナルじゃないかと思うんですが、それを含めても展開の目新しさは薄かったですね。良く言えば安心して観られる、悪く言えば退屈といった感じ。ただ安易に {netabare}守と千代野を両想い{/netabare} にしなかったところは良かったポイントだと思います。あと、前でちょろっと触れたように多少ツッコミどころあるシーンがちらほら。
 あとはキャストが悪いみたいな意見が多いっぽいですが、僕はそこまで気になりませんでした。声優さんじゃなさそうだなぁ、とは思いましたが別に「下手くそ!」とかは思いませんでしたね、好き嫌いのレベルじゃないかと思います。
 総評ですが1時間半とくに飽きずに観れて、普通に楽しめました。と言っても、映像の綺麗さと音楽でベタな展開を補っている感じはしましたね。序盤でもう少し各キャラを掘り下げてくれたらもっと楽しめたんじゃないかなぁ、と思いました。

投稿 : 2021/06/13
閲覧 : 229
サンキュー:

1

taketake4 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

定型的

主人公の設定だったり、SNSの使い方だったり、もう何度も見たやつ
打ち上げ花火とかの、なんか細田や深海の二番三番煎じを狙って「っぽい映画」が量産されてた時期の作品だったと思うけど、よくもまあこれだけ似たようなの量産して総じて駄作ってのもすごいな。
実作業を担ってるのはそれなりにビッグネームばかりでこれってのは、企画とか金出す連中がよほど酷かったんだろうな

本作の本来のテーマの子供と大人の対立を描くのに高校生ってのはないんじゃないの?
しかもなんか中途半端に余計なテーマも入ってぶれまくりな感じだし
あとなんか入管が子供ばかり追い回してるのも解せない。入管といえば、当初違法入国者を違法労働させてる違法業者なのかと思ったわ。むしろそっちの設定にしたほうが子供を守るために戦う正当性があったんじゃないですかね
リアルを匂わせない昔のアニメ的設定でもないんだから、一歩間違えれば大怪我したり死人が出かねないような攻防ばかりってのもちょっとねえ

鬼滅、エヴァ、コナンその他、シリーズ作品とはいえ本職声優のアニメ映画大ヒットを受けてそれでもなおタレント声優前提の映画作りに固執していくのか今後が気になりますねえ

投稿 : 2021/05/16
閲覧 : 249
サンキュー:

3

ネタバレ

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

観る世代によっては

大昔に実写映画ありましたが観てません。

十代の人が観たらそれなりに面白いと思います。
主役クラスの声優に俳優使ってるのが残念でした。あんまり演技上手くなかったです。 {netabare} 特に宮沢りえが最悪でした。昔の実写映画の繋がりで特別出演したんでしょうが、演技はクソ下手いです。 {/netabare}

観る世代によっては面白いアニメだと思うので若い人は視聴してみてください。

投稿 : 2021/01/30
閲覧 : 160
サンキュー:

2

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

別にこの作品が悪いわけではないけど、自分の中ではマンネリな展開

引っ越ししてしまう友達を誕生日までこの土地にいさせるため、学生男女6人で炭鉱跡地に立て籠もる話。


原作は小説で実写映画化もされてる有名作。この作品はそれを現代風にアレンジした作品。

前半の大人たちを追い返すとこを見る時は『ホームアローン』を観てる気分で面白かったけど、後半主人公たちの正体が明かされてからは、一気につまらなくなった。


こういう昔の作品を現代にアレンジする作品って、大体スマホとSNSが出てくる気がする。最近観た作品だと『ねらわれた学園』とか『日本沈没2020』もそうだったけど、現代アレンジがマンネリすぎて飽きてきた。別にこの作品に罪は無いけど、この先にやるアレンジ作品はもう少し工夫して欲しい。


個人的によく知らないけど、原作要素は詰め込まれてるらしい。というかアニメ作品で全くみたことない宮沢りえが声当てしてた時点で色々と察した。


歌関連は全て一人の人が歌ってるけど、何か大流行した某アニメ映画作品を歌ってる人達みたいな歌。別にパクリなんて思わないけど、系統が似すぎてて笑ってしまった(笑)

投稿 : 2020/12/19
閲覧 : 197
サンキュー:

3

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

「青春劇」として弱い

脚本家があの「コードギアス」の大河内一楼さんだということで、かなりひねった内容になるのかと思っていましたが、正直「青春劇」としてみるにはかなり弱いと思いました。

まず、キャラクターの背景や仕草などに気を配ってはおらず、お座なりな「悩み」や「葛藤」だけが前面に出て深掘りをしていないことが気にかかりました。

昔の実写映画の方は正直観た事ないので比べられませんが、6人の男女が7日間ひとつ屋根の下で暮らしている設定なので、「関係性」を練るには絶好のシチュエーションのはずが、うまくいっておらず、かといって「大人」との対立構図も非常に薄いので全く心に響かなかったです。

これは作画や演出の問題ではなく、脚本の問題だと感じました。脚本の段階で登場キャラクターの普段の様子や日常の行動を追えていないので、結果的にラスト付近の6人の「真実」や大人との「決着」も観ていて感情移入できないほど、唐突な展開であり、現代の「悩み」を浮き立たせてはいますが、失敗していたように感じました。

大河内さんはベテランのはずなので、こういう脚本のミスはしないと思っていましたが、少し今回はがっかりしました。

良かったことといえば、終盤に出てくる宮沢りえが演じるキャラクターが味のある良い女性として描かれていたことでしょうか。それ以上の驚きがなかった気がします。

投稿 : 2020/08/04
閲覧 : 344
サンキュー:

10

順順 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

その後が気になる

ヒロイン以外のその後も見せて欲しかった。
風呂どうしてたんだろ

投稿 : 2020/05/25
閲覧 : 267
サンキュー:

1

ネタバレ

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 1.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 1.0 状態:観終わった

はぁひっど

視聴理由 人気小説

視聴前 宮沢りえさん出るの!?

視聴後 え?

このレビューは視聴後怒りに任せ書きなぐったため、「いやこれは日が経てばきっと違う意見も出るのだろう」と蓄えた結果何も変わらなかったレビューです。批判多めの頭の悪いレビューですが許して

この話はかつて廃墟に7日間立てこもり、解放区に愛をこめた年から30年後の話
ジャンルは学園・恋愛
はぁ最近は罪を犯さないとダメなんですかね
いや、わかりますよ。高校生のあの独特な青春の感覚を表現したかったんでしょうね。ただそれを罪を犯してまでも、っていうのがどうも気に入らない
内容です。一応設定としてはあの立てこもりから30年後らしいです。なのでわざわざ私は友人から本を借りたんですよ。そしたらほとんど要素なしですよ?w最後五分に宮沢りえさんが演じる中山ひとみが出てきて終わり…w
そして素晴らしいのが主人公のうざさですね。これクラスメートにいたら目立たないレベルじゃなくていじめられてますよ(少なくとも私のクラスにいたらいじめられてた)。展開の上で仕方ないのかもしれませんが、主人公がアホにしか見えません。どういうこっちゃ。
私がこの作品を見終わったときに抱いた感情はおそらく、キャラに対する哀れみです。主人公たちは全国の学生が我慢した「大人の理不尽」を「そんなのはおかしい!」と言いながら反抗しています。いや「周りが我慢しているからあなたも我慢しなさい!」という至極アホな意見をしたいのではありません。なんかこの後を考えれるとものすごく可哀想なんですよね。なんか怒りよりそっちのほうが大きいですw
あと中山ひとみが「私の経験則」と言っていましたが、1つ言わせてもらいます。「アナタ7日観戦の時あまり関係なかったでしょ!」(視聴する際友人から「ぼくらの七日間戦争」1冊だけ借りたので続編などで中山ひとみがとんでもないことをするなら別ですが)と。中山ひとみは戦争に協力という形で参加そして大した活躍もせずただただスパイ(外の見回りや保護者会の報告)活動をしていただけ。久美子ちゃんとか勇ましく、優しいにも関わらずなんですかあの女の子。正直あの作品の中で一番嫌いな女の子です。そんな子(しかも関わってたことがバレてない)が事件の風評を受けるはずがない。なんの説得にもなってませんよね

最近のアニメの少年主人公は犯罪を犯さないとダメなんですかね。怖い怖い。書籍(七日間戦争)では警察を出させて終わりですが、今回は{netabare}公務執行妨害(これは微妙)、住居不法侵入、不法滞在etc{/netabare}ひどいね
そして一番のお笑いポイントはあんだけ「中山ひとみ役であの宮沢りえが!」とほざいていたようですが(別に宮沢さんが嫌いではないです)、{netabare}残り5分で3言喋って終わり {/netabare}ってw
しかもそれでエンドロールにて3番目に「特別出演」として名前が出てるんですよ?宮沢さんよりずっとセリフがあったキャラクターがそれ以降って…どうも解せないねw
まぁ良かった点は「ここからがスタートラインだった」というキャッチコピーですね。人はスタートやゴールを自分で設定できます。そのスタートラインはいくつも引いてあっていくつもゴールが存在していることを認めなければなりません。今回主人公たちは新たなスタートラインを引きましたが、決してゴールを設けたのではないのでしょう。今までの自分を背負いながらも未来へ歩き出したのでしょう。その姿勢は素晴らしいし、そのテーマも悪くはありません。
しかし(何回使うんだ)、ラストが正直吐き気がするようなラストでした。{netabare}いじめられっ子が陽キャになってイキってる?別に良くないですか!?正直「いじめられてたんですよ」とかTwitterで言ってる奴の方がヘドが出る。ま、壮馬君に関しては周りがクソです。しかし(はたまた登場)他の被害者キャラはサイテーのクズ(約2名)じゃん。香は救いがない。あんだけ「コッチが嫌になる」とか友達に「私実は我慢してるんですよ。偉いでしょ?」アピールしてる時点でも気持ち悪いが、その理由も自分の父親(家)のために自分から近づくのは本当に吐き気がする。それにあの言い訳「最初はそうだったけど!今は違うの!」誰が信じるんだクズ。最初はそうだったけど、と自白することで自分の非を認めその後の言葉に信憑性を持たしてるつもりなんだろうが、アホすぎる。本当に死ねばいいのに。
さらにあのクソメガネ。自分のことを縛ってる家を憎み、その家から解放させてくれようとする腐れ縁(恐らく幼なじみ)を憎み、は?アナタ何したいの?全てのことにあーだこーだ言って結局何も行動を起こせず、縛られたまま。そして縛られたまま「俺は実はこう思っていたのを我慢してたんだ!」死ね。こういうのマジで一番嫌い。自分を正解だと信じてやまないし、その「正解」とやらを視聴するだけして「間違い」を正そうとしない。本当に嫌い。否定から入る厄介ヲタクでもこんなクソみたいな行動はしないよ。挙句にはなに?本当は嬉しかったんだ?誰が信じるんだよ。もう写真を撮って「コイツウザイ死ねばいいのに」と言ったやつがそんな善意を言えるわけが無いでしょ{/netabare}
更にさらにその後の展開にも苛立ち{netabare}ええ。別に私はLGBTについてとやかく言うつもりもないですし、なんならそれで困っている人がいるなら助けてあげたいです。しかし、今回は話が別です。現在注目されているLGBTについてラストの「友達としてじゃなくて好きなの!」という綾ちゃんの告白を受けて動きなし。はぁ?これで困惑したら炎上ですが、何も関わらず結局有耶無耶になるのはどうしても制作側が「今LGBTについて注目されてるし、関係性を維持するならテキトーに女の子に告っとくか」みたいな安直な愚行をするのは本当に吐き気がする。まぁ正直このシーンだけだったら別にいいんですよ。そのあとの「え!?女の子!?」が来た瞬間にもうね。いやきっと深い意味はないんですよ(だから吐き気がするのだが)。ただ単純にコメディで終わらせたかったんですよ。途中から一人称が変わったのだってきっと制作側に撮っては些細なことなのでしょう。しかし私も差別をあまり好まない人間です。この作品のラストには制作側に対する苛立ちしか覚えませんでした{/netabare}
ともかくラストに関してはキャラにも制作側にも怒りを感じました

ふぅ落ち着こう

監督は村野佑太さん。異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術の監督ですね。( ´ ▽ ` )ナルホド
脚本は大河内一楼さん。コードギアスやカバネリのシリーズ構成を担当した方ですが…なんでこんな大物がクソ脚本を…
キャラデザは清水洋さん。ドラえもん映画のキャラデザを務めたこともあるそう
劇伴は市川淳さん。未確認で進行形の劇伴を担当した方ですね。確かに臨場感があったのは認めます
制作は亜細亜堂さん。異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術を制作したところです。

作画はちょっと手抜きを感じました。キャラデザが安定しなかったり。特に目立ったのが遠くの人物の作画です。遠方に写った主人公やモブ達が酷かったです。しかもカクカク(なめらかではない)でした。もう少し頑張って欲しいと思っちゃいました
主題歌はSano ibukiさんの「決戦前夜」素晴らしい歌なのは間違いないのですが、BUMP OF CHICKENさんに似てるかなぁという感じが
声優さんは普通でしたが宮沢りえさんを3番目が解せないです

総合評価 哀れみと怒りを集めた作品

投稿 : 2020/01/03
閲覧 : 592
サンキュー:

10

ネタバレ

雀鬼 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

様々な要素の詰まった青春映画

「ぼくらの七日間戦争」は何年も前に読んだことがあったのですが、最初に世に出たのは80年代なんですね。今回調べて初めて知りました。それを知らずとも大分前の作品という印象だったので今頃映画化されるのは唐突感があり、それで気になっていました。
内容はあまり覚えていなかったのですが、主人公は気弱で線の細い、しかも西欧戦史オタク(個人的に最近非常に興味があるところなので親近感が湧きました)の少年で、こんな話だったっけ??と思いました。実際内容や登場人物の設定はかなり原作と変わっているみたいですね。
観ていくうちに、最近のアニメ映画ではよくあることですがネットやSNSという道具を用いた仕掛けや同性愛、不法入国者など現代的な要素も次々出てきて、令和になってから映画化する理由もわかる気がしました。原作では元々解放とか、大分昔の学生が言いそうな言葉がよく出てきている印象でしたがそのある種「古い」部分の印象や装置を一新しつつも魂を受け継いでいる感じがします。
もちろん王道青春要素だけとっても面白いものでした。しかし、ちょっと駆け足でダイジェスト感は否めなかったです。友情や愛情のカタルシス?のようなものをもっと見せてもらいたかった感じがします。
声優はすこーしだけ違和感がある感じもしましたが気になる程でもありませんでした。
自分は物語自体が重要だと思っているので作画・音楽についてもあまり分からないですが普通に良いといった程度の感想です。
自然と反抗し闘争する相手だった親たちというのが現代ではあまり措定できないので、ある意味意図的に大人なら・・・子供のくせに・・・と差別し圧迫するような表現を大人側にさせて、はっきりと悪者にしているのが印象的でした。一応大人陣営ながらも子供側に共感する部分を持ち合わせているホンダさんの存在も物語に深みを持たせていてよかったです。

投稿 : 2019/12/21
閲覧 : 211
サンキュー:

3

kakelu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

子供から見た“冷たい大人”と実際の“優しい大人”のやるせなさ

原作の小説やドラマは未視聴です。

■なんとも言えない物語
全体的には綺麗にまとまっていて面白かった。

けど、微妙な要素も多々あって、一つが大人たちの扱い。
確かに子供のとき、大人のことは自分たちのことしか考えていない、仕事の方が大事と感じていたかもしれない。
けど、実際はそうじゃないと知ってる私からしたらなんとももどかしい気持ちにさせられた。
次に、大人たちの撤退の速さ。
このお話的には仕方がないのかも知れないが、簡単に撃退されすぎないか?
「そこで引いちゃう!?」と思うシーンが何回かあった。
最後に、後味の悪さ。
良い雰囲気で終わっていたが、彼らは恐らくとてつもなく辛い人生が待っているだろう。
あれで本当によかったのか?と思ってしまう。

■とても綺麗な作画が一番の見所!
今作の評価をぐっと引き上げてくれのは綺麗な作画。
透き通った青空と廃墟との調和が素晴らしい。
良いシーンでこの作画を使われると否が応でも引き込まれてしまう。
PCのデスクトップにしたい。

■総評
物語が普通だけど、作画のおかげでまぁまぁにランクアップしたという感じ。
面白かったが人におすすめするほどではないかな。
終盤での告白は意外な結果であそこは驚かされた。

投稿 : 2019/12/21
閲覧 : 288
サンキュー:

7

ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

大人と子供

この作品を見てみようと思ったきっかけは数年前に友達とレンタル店に行った時に「この映画面白かったよ」と言われた事がありましたが、その時は見ようとは思わず今回アニメ映画になって、その時の友達のこの言葉を思い出したのがきっかけです。

親の事情で転校しなくてはならなくなった、そんな娘の綾は自分の住む街が大好きでずっとこの街で過ごしたい…それが叶わないなら責めて誕生日を皆んなでこの街で過ごしたい。
そこから始まる7日間の戦争

絵は綺麗な方だったと思います。
展開にも殆ど無駄はなくテンポ良く最初から最後まで面白かったです^ ^
子供VS大人…子供頭良すぎですw
即席空気とか一晩で仕上げてるし溶接するってアニメだからこそ出来る事でしょうけど、これはこれで面白かったです。
一方、大人達は大人気ないといいますか…やり過ぎ感もありましたね。

後、時代背景をしっかり取り入れていました。
例えば、大人達との戦争を動画にして大衆を味方につけるとかは現代ぽくて良かったと思います。

逆に、大人側の一手ではネットに子供達の顔を晒す…やり過ぎですw
逆にネットの怖い部分も上手く表現されていました。
ネットは世界の繋がるツールです。
昔の知り合いが見ていて、過去を晒す…そこもリアルですが…少なくとも大人がこれをするべきではない。

この辺りからは少し暗い展開になりましたね。
過去の暴露や偽りから始まった友情や裏垢晒されたり…

人って私は大なり小なり何かを隠してるのが当然だと思います。
細かな事を入れると殆どの人がそうではないでしょうか?

今回の作中では、その様子がよく描かれていましたね。
まっ、真実を知らされると残酷かもしれません…ショックを受けるだろうし不安にもなる、でも、子供達はそれをもバネにします。
お互いの事を知って、認め合ってからこそ生まれる物ってあると思います。
それが小さな物か大きな物かは分からないですけど。

今回は守の自らの暴露と告白で展開を改善させました。
あの場面での発言は勇気居るだろうなぁ〜と思いましたが、それが皆んなの背中を押す事になります。
私はこういうシーン凄く弱くて涙が出ちゃいました…雰囲気や気持ちがよく伝わるシーンだったと思いました。
涙が流れましたよ。もぅ映画館なのにww

この作品、大人の事情って言葉が出てきます。
大人の事情って何だろう?
子供からしたら大人の事情で振り回される…直ぐに大人の事情だからと言い理由を教えてくれないし納得行かない。
便利な言葉です…綾ののお父さんは酷い人だと思います。

見ていて娘の気持ちを考えてるのかな?って思う発言や自分の地位を武器に秘書やら周りの人に当たっては文句を言う…文句だけ言うけど何一つ自分では動かない…目上の人にはペコペコして、裏では文句を言いディスる
見ていて気分の良いものではありませんでした。

もぅ綾の親友の香織のお父さんは家族の為にって事情でした。
確かに、お父さんにとって1番大切にしないと行けないのは家族かな?って思います。
でも、その結果が娘を迷わせ悩ませてしまう。

大人の事情って大きく分けて2つあると思います。
一つは綾の父の様な自分勝手な利益の理由
多少なりとも家庭を豊かにしたいとかそうした気持ちも有るんだろうけれど、やっぱりしっかり話し合うべきだったと思う。
一番大切にしなければいけない事を見失ってる感じがしました。

2つ目は子供を悩ませたくない理由。
大人の世界は黒い事が多くて大人はそれで悩んでて…子供に説明すると、子供も悩んで…悲しんでしまうかもしれない…心配するかもしれない。
結果的に、子供に理由を説明しなくても悲しんでしまうと思うけど…それでも、真実を聞くよりましで…無理にそんな大変なことを知らずに楽しく元気に過ごしいて欲しいって気持ち。

子供から一応大人になった?なってるかな?子供のままかも知れない一応大人の分類の私は、子供の気持ちも大人の気持ちも両方理解出来る分がありましたが、それでも変わらない気持ちは、やっぱり大人の事情って便利な言葉で隠さないで話しを聞かせてもらいたいなぁ〜とは思います。

ラストの最終日…子供の切り札であり隠し球。
最終何か作ってて武器かな?と思いましたが、気球でした(´艸`)*
気球を飛ばすシーンは綺麗でした。
子供達が気球と一緒に飛ばした灯篭は世間や仲間に晒された過去を清算する為でしょうか?
沢山の灯篭と気球は子供達の大勝利でした。

大人も子供も少し考うさせられるような作品だったと思います。
最後は綾の転校先での生活が見えたけど相変わらずの父親ですが、少しは娘も自分の意見わハッキリ言えて父親より主導権を握っていたような気もしました^ ^

大人は子供よりはお金もあるし車にも乗れるしお酒も飲める…でも、子供の頃に出来た事が出来なくなる…何かをしても後先を考えてしまう事もある…子供だってそうだけど、今回のようなマレットのような子が居ても大人にら引きわしちゃう人が多いのではないでしょうか?

可愛そうな気持ちや力になって上げたい気持ちもあるけれど…それでもそう思いながら多分…でも、子供達はマレットを守る事を決めた…凄く勇気あるし思い切りも本当にいい^ ^
子供達は本当に勇気も優しさも沢山持ってるのかもしれませんね。

大人になった今ま楽しい事は沢山あったけど子供の頃の方が刺激ある毎日だった様な気がします。
子供の頃の気持ちを持って大人になりたいものですね^ ^

投稿 : 2019/12/21
閲覧 : 187
サンキュー:

3

やまじい。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

予告で気になってました

予告で気になり、観に行きました。
初め、主題歌はBUMPだと思ってた笑(10人中9人は思うんじゃないかな)

なんとなく期待していた通り「大人になりたくない子供VS子供の心をなくした大人」のような構造でした。
1985年の小説が原作で、それを現代風にアレンジしたようです。所々、違和感を感じる場面はありましたが、後半にかけての盛り上がりは良かった!気がします。

投稿 : 2019/12/19
閲覧 : 163
サンキュー:

2

ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ここでの子供にとって、平気で嘘をつくのは、大人の始まり???

 私の見たことがあった実写の「ぼくらの七日間戦争」とは、全く異なっただったです。当時の時代背景とも違い、現代的ならではな展開もあった『ぼくらの7日間戦争』を見たです。

 主人公、鈴原くんの好きな千代野さん{netabare}が、父親の都合のため誕生日を待たずに引っ越すことにされそうになるです。
 誕生日はせめて、今まで暮らしていた町で祝いたいという思い、秘めたる思いから千代野さんを逃げようと誘うです。ところが、千代乃さんを通して、参加者が増え{/netabare}6人で閉鎖した石炭工場で、過ごすお話です。
{netabare} そこで、訳ありな子供マレットも加わり、マレットをかくまい、マレットを捕まえようとする大人、千代乃さんの父親と差し金を相手に立てこもるのです。{/netabare}

 当初の目的から、鈴原くん達の大人に対する抵抗、信頼と団結、うまくいかなくなってくるか?のもどかしさ、明るみにされた各々の過去から、自分たちを見つめさらけ出すこと、それらから自分たちはどうしていきたいか?を見せた内容だったと思うです。

 このお話の中での動画、書き込みが、巧みだったり、逆に大人によって悪どく利用される場面が、今の時代ならではの手法だったです。

 最後において、{netabare}空に上げられたおまじないとともに目的の達成、マレットにとっての幸せと驚き?の秘密??は、{/netabare}締めにしては悪くなかったです。
 戦っていた大人のある意味のあっけなさ、戦争というには短いようで、ややげさに感じられた気もしたです。

 ある場面に出てくる有名人の登場は、{netabare}鈴原くん計らいでありマレットを助け、{/netabare}「ぼくらの七日間戦争」とこの『ぼくらの7日間戦争』の必然を表しているようだったです。

投稿 : 2019/12/17
閲覧 : 264
サンキュー:

8

AQuaARIA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/08/10
閲覧 : 10

ゆた さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/07/26
閲覧 : 10

nana さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/06/08
閲覧 : 9

(^ν^) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:----

投稿 : 2022/12/25
閲覧 : 12

老倉育 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

投稿 : 2022/08/02
閲覧 : 14

Prospero さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/04/03
閲覧 : 23

M.M.M さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/09/11
閲覧 : 14

ファルコーニ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/09/07
閲覧 : 23

まかろん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/09/06
閲覧 : 26

3mei さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/08/15
閲覧 : 25

ちあき さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2021/08/02
閲覧 : 24

P さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2021/06/20
閲覧 : 24
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ぼくらの七日間戦争のストーリー・あらすじ

いつもひとりで本ばかり読んでいる、鈴原守。話し相手といえば、同じ歴史マニアが集うチャットのメンバー。「青春時代は、人生の解放区よ」。平均年齢還暦越えと思われるその場所で、今日もメンバーの一人が、恋に悩む守にからかい半分のエールをくれた。片思いの相手は、お隣に住む幼馴染の千代野綾。しかし綾は、議員である父親の都合で東京へ引っ越すことを迫られていた。しかも、いきなり一週間後。それは守が密かにプレゼントを用意していた彼女の誕生日の目前だった。「せめて、17歳の誕生日は、この街で迎えたかったな」。やり場のない綾の本音を聞き、守は思い切って告げる。「逃げましょう……っ!」。綾の親友・山咲香織をはじめ、明るく人気者の緒形壮馬、ノリのいい阿久津紗希、秀才の本庄博人までもがこの逃避行に加わり、駆け落ちを夢見ていた守は拍子抜けするが、特別な夏の始まりには違いなかった。もはや観光施設にも使われていない古い石炭工場を秘密基地に、ただ7日間、大人から隠れるだけのバースデー・キャンプ。それは、少年たちの精一杯の反抗だった。立坑櫓たてこうやぐらがそびえ立つ屋上へと登れば、どこまでも高く広がる空が、彼らを迎えた。だが、その夜、工場に潜んでいたタイ人の子供・マレットと出会ったことで、事態は想像もしなかった方向へ向かう。不法滞在で入国管理局に捕らわれかけていた所を間一髪助けると、はぐれた家族を探しているのだと、守たちに打ち明けた――2日目の朝、今度は武装した入国管理局の職員が、マレットを連れ去りにハンマーを振りかぶり工場へ突入してきた。守は、仲間たちの協力のもと、敵の撃退作戦を決行する!(アニメ映画『ぼくらの七日間戦争』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2019年12月13日
制作会社
亜細亜堂
公式サイト
7dayswar.jp/

声優・キャラクター

北村匠海、芳根京子、潘めぐみ、鈴木達央、大塚剛央、道井悠、小市眞琴、櫻井孝宏

スタッフ

原作:宗田理『ぼくらの七日間戦争』(角川つばさ文庫・角川文庫/KADOKAWA刊)、キャラクター原案:けーしん
監督:村野佑太、脚本:大河内一楼、キャラクターデザイン・総作画監督:清水洋、総作画監督:西岡夕樹、場面設計:関根昌之、美術監督:栗林大貴、色彩設計:広瀬いづみ、撮影監督:木村俊也、音響監督:菊田浩巳、音楽:市川淳

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