当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「鹿の王 ユナと約束の旅(アニメ映画)」

総合得点
66.3
感想・評価
37
棚に入れた
207
ランキング
2860
★★★★☆ 3.4 (37)
物語
3.2
作画
3.8
声優
3.2
音楽
3.4
キャラ
3.3

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

鹿の王 ユナと約束の旅の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

まにわに さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

王玉壬三

抽象表現なのか、実質そういうもののつもりなのか。

{netabare}おそらく、コロナで安全でないワクチンが駄目なら治験は誰がするのか、というお話。本来は、感染者は蔓延源でもあり、伝染病全般に立ち向かう人たちの話なのだろうが、時節柄テーマが引っ張られざるを得なかったのでは。

実質そのようなものとして筋を通せば感染症全般の話にもできたろうが、コロナ時に情報が錯綜したように、どう筋をつけようがわかりにくく、病を狼の姿にすれば実体を得るが、これに感染症の動きをさせようとするとわけのわからないことになる。


わけがわからないのは、ほぼ特殊能力関連で。
原作は大作らしく、蔓延するものを病に限らず絡めているのではないか。文化、思想、宗教、それに感情。その上位構造である4つの王、大国の王、小国の王、狼の王、鹿の王。
特殊能力は、これらを横断するのに便利だが、劇中では効果が限定的で、浮いてしまっている。{/netabare}

投稿 : 2024/02/10
閲覧 : 22
サンキュー:

0

ネタバレ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

センスが古い。

【概要】

アニメーション制作:Production I.G

2022年2月4日に公開された113分間の劇場版作品。
原作は、KADOKAWAより刊行されている上橋菜穂子による小説の「鹿の王」

監督は、安藤雅司・宮地昌幸。

【あらすじ】

東の大帝国ツオル(東乎瑠)に支配されているアカファ王国。
アカファが降伏後も戦い続けた山岳地帯の少数民族の戦士団“独角”の頭目であった、
ヴァンもツオルに敗れて、“独角”の最後の生き残りとなり、
地下にあるアカファ岩塩鉱の労働奴隷となっていた。

ある晩、噛まれれば死病に冒される黒い山犬の群れが岩塩鉱を襲撃。
全滅に近い状況でたった二人の生存者。
噛まれながら生き残ったヴァンは同じく噛まれた女児のユナを拾って脱出して旅に出る。

その一方で、ツオル帝国に吸収された旧オタワル王国人の高名な医術師のホッサルは、
黒い山犬による謎の病気の原因と治療法を探していて、
生存者であるヴァンの足取りを追っていた。

伝染病から生き延びた血の繋がりのない父娘の絆と、大勢の生命を救いたい医術師。
これは、運命に抗って生きようとする人間たちの物語である。

【感想】

原作小説を読んでないのですが、ジブリの影響が強そうな絵面のアニメ。
原作サイトにキャラクターイラストがあるのですが、原作とアニメでは全然違うじゃん。

アニメだとヴァンはあしたのジョーのドヤ街の日雇い肉体労働者みたいですし、
ユナは真ん中の前歯がなくて謎のパワーで身体を乗っ取られて意識を失ってるときは、
昆虫みたいで気持ち悪くて可愛くはない。イケメン枠としてホッサルだけは優遇されてますが、
ヴァンとユナとサエのキャラデザは確実に原作のほうが良くて、アニメのは古くて野暮ったい。
原作の読者層などに真面目に向き合わずに、制作者らが良いと思う、
ジブリっぽいものだけを作っていれば売れるという思い込みは捨てたほうが良いですね。

惹かれるキャラクターもなく、もののけ姫っぽいファンタジー調のヌメヌメした演出の多用。
妻子を亡くしたおじさんと孤児となった幼女の義理の父娘の絆とか、疫病の謎とか、
国家間のバイオテロの話とか、山犬の王とか、鹿の王とか、いろんな要素があるのですが、

原作4冊分の分量を2時間弱でまとめようとすると無理があったのか、消化不良で中途半端。
会話自体がつまらなく感じたのも、会話中のアニメーションが宗教アニメみたいで退屈。
上手なアニメ会社は会話の間をアニメーションで飽きさせない演出力がありますけどね。

多くのジブリ作品でアニメーターとして活躍した安藤雅司監督が、ジブリこそ最高という価値観で、
もののけ姫の模倣をしようとして、退屈なアニメを映画を作ってしまったのでしょうかね?
今までの経験上、宮崎駿・高畑勲監督の真似事を他の人がやっても面白かった記憶がないですね。

井上俊之氏をはじめ、日本でも上位のアニメーターが多数参加していて、
動物の動きの作画など、アニメーションとしてはしっかりしているのでしょうが、
そのアニメーターの能力を監督が持っていても、
演出家の勉強や経験を段階を踏んで積んでおかないと、
いきなり監督をやっても必ずしも演出家として成功するとは限らない見本でしょうね。

多分、作品を楽しもうと思ったら、
この映画を観るよりも原作小説を読んだ方が良さそうに思いました。


あまり書きたいことがなくて適当ですが、これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2023/09/10
閲覧 : 122
サンキュー:

14

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

君の名は。でキャラクターデザインを務めたスーパーアニメーター安藤雅司さんの初監督作品。
忘年のザムドなどのベテラン演出家宮地昌幸さんとの共同クレジットですね。

聞くところによると、企画は公開の5年位前から動いていたらしいです。クレジットされているアニメーター陣もとても豪華で、上手くいけば第二の人狼になったかもしれません。

最初に不満点を挙げると、
物語はキャラ同士の掛け合いがほぼ無いかなり攻めた内容になっています。
シナリオの段階でストップかからなかったのでしょうか?
偉い人たちの考えることはよくわかりません。

でも不満点はそのくらいで、全然安心して観れるアニメだったと思います。上橋先生の世界観もよく出ていましたし、作画は難しいとされるものもごく自然に見れます。自然すぎて感嘆が出てこないレベルです。

世間一般の評価は振わないのが残念です。
まあ、理由はわかりますが・・・

投稿 : 2023/03/05
閲覧 : 85
サンキュー:

3

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

設定はいいかもですが、見せ方かなぁ

絵が綺麗っぽいし
I.G制作だし
日テレ裏にいるしで
冒頭期待したんですが

犬の王と鹿の王でこぜりあってた
はいいんですが
なんかなんであの力を彼がゲットしたのか
誰とどういう使命で戦ってるのか
説明ないままポンポン進むので
説明が最後の方あったかもですが
興味を無くしてしまったので意味わからず

主人公も女の子も魅力なく
途中の冒険もパッとせず

あれラスト?ん何グルーブか敵いない?結局誰と戦ってるの?

つー感じでした

敵を絞って途中も戦う
その中で使命を知る
ラスト女の子取り戻す

ならスッキリしたのになぁ

あと申し訳ないけど鎧とかからナウシカ、病気や自然との対立とかでもののけ姫が頭にちらつく
原作は小説らしいからいいとして
もうちょっと違う見せ方があったのでは

途中出てくる陽気な人のこれぞ説明台詞というような説明台詞もなんだかなぁだったなぁ

残念

投稿 : 2022/10/04
閲覧 : 142
サンキュー:

5

双真 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

★★★★☆☆

おもしろかった。

投稿 : 2022/02/25
閲覧 : 157
サンキュー:

0

ゆん♪ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

原作読んだ方がいいのかな?

原作未読。
絵は綺麗。


…でも何も知らないまま観にいったら、途中で「( ,,`・ω・´)ンンン?」ってなるシーンがちらほら。ファンタジーなので、土地名とか民族名なんかの固有名詞が頭の中でうまく変換できずに苦労したw
「どっかく」て?「み…みつぁる??狂犬病なの?」って感じ(**)
予備知識くらいは入れて観にいけば良かったかな。

こちらのサイトの要約見て「あぁなるほどね」って思ったw

設定とかキャラとかすごくよさげだったけど、いまいちハマれなかったな~
ラストもヴァンさんもユナもどうなっちゃったの?…でした
ハピエンなのか???

俳優さんの声あても気にはならなかったけど、ハマれる声ではなかった><;残念…

投稿 : 2022/02/24
閲覧 : 202
サンキュー:

6

ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

誰かさんは最後どこにいったの?

 山犬にとある鉱山が、襲撃され壊滅したです。山犬に噛み加えられ殺されたと思われたユナと、噛まれても死ななかった囚人のヴァンが、脱出して親子として生活するけど追われる立場になりどうなるのか?な、お話だったです。
 山犬に噛まれるとミツツァルという病に侵され死んでいくけど、そうならなかったヴァンを求めて、ホッサルと後追いのサエが合流するです。ミツツァルと関わり、対処法も終わりに進むに連れわかるです。

{netabare} ヴァンが、招かれた村でユナとの生活を大切にしていったです。そんな生活が長くも続かず、どうなっていくのか?見てのお楽しみになるのです。ヴァンの過去も時折出てきて、いつ約束をしたのか?わからないけど、{/netabare}ヴァンのユナに対する愛情に見えたです。

 愛するものを守る者、病気の治療を望む者、国を支配しようとするもの、住む場所を守るために山犬を操る者と、希望、陰謀が交差する光景を見たです。
 ヴァンが最後、ユナに未来を託す場面に、何か感慨深いものがあったです。

 このレビュの前年、公開延期になりようやく見られたです。映像も綺麗で、昔のジブリの作画に近かったです。
 犬の王は出てきたけど、鹿の王はよくわからなかったです。鹿が王だったのでしょうか?です。

投稿 : 2022/02/16
閲覧 : 189
サンキュー:

4

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

迷信もかき分けて真相に迫る医術

【あらすじ】
{netabare}アカファ人には罹らず、東乎瑠(ツオル)人には罹るという謎の病・黒狼熱(ミツツァル)が、
東乎瑠帝国の聖地への侵略を止めた歴史が残るアカファ王国。
帝国が再び侵攻する中、再び襲い来る病には、政治的な陰謀の匂いが。

病で壊滅した岩塩坑にて生き残ったアカファの奴隷で元・戦士団・独角(どっかく)のヴァン。
彼が守りたい、もう一人の病耐性者の幼女・ユナ。
病撲滅の鍵を握る二人には様々な勢力の思惑が入り乱れる。

帝国の天才医師・ホッサルは黒狼熱の治療法を探る中で、ヴァンたちと出会う。{/netabare}

上橋 菜穂子氏の小説(単行本版を購読済)の劇場アニメ化作品。


【物語 3.5点】
尺不足。

ストーリー自体はシンプルなので詰め込んでも破綻はしない。
ヴァンはユナを守る。ホッサルは病の真相を探る。それだけ。
だが、物語を彩る複雑な政治事情、
征服民と被征服民との間の割り切れない諸問題。
上・下巻1000頁超に広がった原作の豊潤な人間模様は取捨選択を余儀なくされる。

主題である病と人間の関係については、
被征服民には罹らない病は征服民への呪いという疑心暗鬼などのポイントは押さえて。
戦乱で傷ついた男・ヴァンを癒やす”家族愛”については、
幼女・ユナとの触れ合いに集約して、どうにかまとめ上げた感。


文明レベルは、気球が浮かぶなど、もう数歩で近代に手が届きそうな中央アジア風。
病は神の意志という宗教的迷信に対して、
医師・ホッサルは微生物の感染が病を引き起こす西洋医学的な仮説に迫る段階だが、
顕微鏡で一目瞭然とまでは行かないもどかしさ。
(ラストでは{netabare}ちゃんと顕微鏡開発されてましたが{/netabare})

医療ドラマとしての魅力も映像化されるが、背景を知らない原作未読組が、
予備知識なしで放り込まれて、理解できるかどうか……。

公式HP記載の人物相関図、"玉眼来訪"などの専門用語辺りは、
ネタバレではなく、作品理解の前提条件。


【作画 5.0点】
アニメーション制作・Production I.G

精巧に再現された気候風土、生態系、文化、風俗。
文化人類学者でもある原作者による、民族の風習が核心に結び付く物語。
小物や衣装の設定一つ一つが作品の根幹であり手を抜いてはいけない。
同原作者の『精霊の守り人』TVアニメ化で勝手知ったる同スタジオが高いハードルをクリア。


圧巻なのが動物アクション。
元ジブリのスタッフも多数参加する本作の動物の躍動感は『もののけ姫』を想起。

スタッフは中央アジア風集落再現のためにモンゴルにロケハンを敢行。
下馬した人物が馬の首の下をくぐって前に出る何気ない動作に、
これは牧畜生活を相当研究したのでは?と私は背筋を伸ばされました。
暴れ飛鹿(ピュイカ)を馴致する一連の過程。
転倒した騎馬に巻き込まれた隣の騎手の連鎖的な落馬の動画。
動物の作画に関しては日本アニメ史上でも屈指の出来栄え。


セリフでさばき切れない膨大な情報量も、背景、作画が担う。
重要な伏線も作画で示唆されるため片時も目が離せない。
冒頭タイトルが出るまでの約10分、ほとんどセリフがないシーンが続きますが、
ここで作画から感じ取るピント調節ができねば、飛鹿からふり落とされるのは必定。
感性のギアを上げて喰らいつきましょう。


【キャラ 3.5点】
主人公ヴァンはゴツい中年男で妻子と死別→戦で破れ奴隷転落。
年齢と苦労を重ねた希少な主人公を堪能できるのも、この原作者アニメの醍醐味。

彼に「おちゃ~♪」と懐く幼女・ユナ。
傷心のヴァンや鑑賞者の癒しでもあり、対立を煽る政治劇への解答でもある。

もう一人の主人公の医師・ホッサル、ヴァンの抹殺を狙う暗殺者サエ。
メインについては不満もあるが、まずまずの再現度。


割を食ったのがアカファ王国の被征服民。
東乎瑠帝国の圧力を受け、面従腹背するアカファ国王。
支配を受け入れた東部アカファ人と、あくまで抵抗する西部アカファ人との温度差。
ヴァンとユナが身を寄せるアカファ集落は、
帝国により移住させられた歴史を持つが、映画では説明はあと付け。

原作では故郷を追われたアカファ人としての悲哀と、それでも今はこの移住先が自分たちの土地との諦観が入り混じった心情を詳述。
人間が呑み込んだ微生物が宿主を翻弄する≒帝国が併呑した被征服民が支配者を脅かすという構図の共鳴も相まってよい渋味を醸す。
さらには、映画ではなかったことにされた毒麦事件。
東乎瑠が持ち込んだ麦とアカファ麦との交配により生じた毒により生活が脅かされる。
西洋人が持ち込んだ病により絶滅の危機に瀕した米大陸原住民の如き悲哀。

この辺りも押さえた上なら、アカファ国王&腹心。
生き残るためなら同じアカファ人の刃も受ける悲壮が心に染みるのですが……。


【声優 3.5点】
メインキャストは俳優陣で声優経験は乏しい。

ですが私は、主人公ヴァン役に堤 真一さんと聞いた時は楽しみで仕方ありませんでした。
彼は登場人物に年輪を刻ませたら一級品の役者。
メインについては脚本の不備を声優スキルで補う無茶振りも少なく、
映画ではヴァンもさらに寡黙になったこともありw
ダメージ最小限で、堤さんの役者としての魅力を引き出せていたと思います。

ユナ役も子役・木村 日翠(ひすい)さんでまずまずの幼女ボイス。
サエ役も杏さんも凛とした声でそれなりに。

ただ医師ホッサル役の竹内 涼真さんはもっとベターな選択肢が……。
それ以前にホッサルさんってこんなにイケメンでしたっけw


サブは"ちゃんとしたベテラン声優陣”で固め、
ラスボス役の西村 知道さんらが掘り下げ不足のキャラをスキルでカバー。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は富貴 晴美氏。
大長編の原作を一本にまとめる無謀な企画でも、
要素を捉えて大河ドラマ感を付与する仕事で実績のある実力者。
本作でも雄大なオーケストラに各地の民謡もアレンジして押し切る。

ED主題歌はmilet「One Reason」
ヴァンとユナの絆を思わせる英語歌詞メインの壮大なバラードで大作感の余韻を残す。


【感想】
やっぱりこれ2クールアニメで観たかったですw

投稿 : 2022/02/13
閲覧 : 511
サンキュー:

14

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

原作は大変素晴らしいのですが…時間が…

このアニメは、上橋菜穂子さんの小説『鹿の王』を原作にしています。
『鹿の王』は2015年に本屋大賞を受賞した素晴らしい小説で、上橋さんの世界観がにじみ出ています。

但し、その内容は、分厚い上下巻の二冊分。とても映画の2時間以内に圧縮できるものではありません。
例えるならば、同じ上橋菜穂子さん原作でNHKで放送された『獣の奏者エリン』50話分を2時間に収めるようなものです。
だから無理があります。どうしても原作どおりではなく、途中から時間配分を考慮したオリジナルストーリーにせざるを得なくなります。
おそらく監督さんは、そこに大変悩まれたことでしょう。

原作と違えても、同じ世界観であれば良かったのですが…、私には上橋さんの世界観ではなく、風の谷のナウシカの世界観のような気がしました。
そして、なじみのない言葉が頻繁に使用されますが、その説明が時間の都合で一度しかない。または文字だけでの説明のために理解しずらく、結果として感情移入しにくい映画となってしまったようです。

原作だと主人公ヴァンと狩人サエの卓越した能力とお互いが魅かれ合う様子がしっかりと描かれていましたが、それもあまり描かれていません。
逆に人間では起こしえない妖怪(怪獣)のような原作には無い力が多く描かれていたのが残念でした。

原作では実は、主人公は二人います。ヴァンだけではなく、もう一人、天才医師のホッサルも主人公でした。
映画ではホッサルの熱意や努力、あくなき追求心は、原作と変わりなく描かれていました。
伝染病の対処方法をつきとめるべく努力する様子は見ごたえがあります。

最後に、ヒロインのユナですが、もう少し可愛く描かれていたならば、この映画はもっと魅力がでたと思います。

投稿 : 2022/02/12
閲覧 : 497
サンキュー:

17

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

無題。

映画化のお話を耳にしてから、原作を読むのを控えていました。
ですから、これから読もうと思います。

そうでないとなんだか気持ちがふわふわして、収まりが少し良くありません。



劇場を後にした印象は・・・「思っていた以上に "硬派" だった。」です。

どちらかというと、もう少しエモーショナル寄りのワクワク感みたいな期待感があったんです。

でも、お話が進むにつれて、何度か見立ての違いが生じて、視点を切り替える作業に迫られました。

誰に寄せるといいのかな?
何を拾うのがいいのかな?

なんだろう・・・?

世界観設定が読み切れなかったのかな?

キャラの相関関係が整理できなかったのかな?

主人公たちが、内省に向かうキャラ設定だからかな?



クリエイターの意図に辿りつけなかった。

何かを気づけないままでいる。


というわけで、これから表紙を開いて、じっくりと浸ってみようと思います。

投稿 : 2022/02/05
閲覧 : 226
サンキュー:

9

ネタバレ

みゃあ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観たい

原作は面白い。期待しています。

どういう方向から光を当てるかで受け取り方が変わりそうな物語。
原作は面白かった。ストーリーとしては大人向け。

{netabare}序盤の展開から ヴァンとユナの物語になるかと思いきや、そうではなく治療のために知恵を絞り動くホッサルの占める割合が多い。これは医療の歴史の物語でもあるんだと気づくにはそれなりに物語が進行しないといけなかった。 {/netabare}

映画化なのでストーリーでは少し削らねばならないところが出そうだが、原作でもあっちの話こっちの話で落ち着かないところがあるので、映像化で整理できたらぐっと感情移入できそうな気がする。

今は☆評価はしませんが、アニメ製作がProduction I.Gなので期待しています。

期待値は90点くらい。

投稿 : 2020/12/22
閲覧 : 279
サンキュー:

5

Ricky さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/02/27
閲覧 : 11

暴走インコ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/12/18
閲覧 : 6

sarari さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/10/20
閲覧 : 8

スターライト さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/06/14
閲覧 : 10

nana さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/05/01
閲覧 : 11

ニャンキチ君 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/02/08
閲覧 : 13

RX-178 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/02/03
閲覧 : 13

おふとん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/12/16
閲覧 : 12

じぇ~むず さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/10/15
閲覧 : 12

kuronotuki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/10/10
閲覧 : 13

ラミー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/05/18
閲覧 : 35

サイコベア さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/05/10
閲覧 : 25

五月雨 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/04/08
閲覧 : 24

もっちょん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観たい

投稿 : 2022/03/27
閲覧 : 23

yatt3 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

投稿 : 2022/03/09
閲覧 : 26

老倉育 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2022/03/05
閲覧 : 28

KANO さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2022/03/01
閲覧 : 45

ペトリ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/02/23
閲覧 : 22

しむらうしろ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2022/02/09
閲覧 : 25
次の30件を表示

鹿の王 ユナと約束の旅のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
鹿の王 ユナと約束の旅のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

鹿の王 ユナと約束の旅のストーリー・あらすじ

強大な帝国にのまれていく故郷を守るために戦う戦士団<独角>。その頭であったヴァンは、奴隷に落とされ、岩塩鉱に囚われていた。ある夜、ひと群れの不思議な犬たちが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生する。その隙に逃げ出したヴァンは幼い少女を助け、育てることに。一方、移住民だけが罹ると噂される病が広がる王幡領では、医術師ホッサルが懸命に、その治療法を探していた。感染から生き残った男と、命を救うため奔走する医師。過酷な運命に立ち向かう人々の“絆"の物語。(アニメ映画『鹿の王 ユナと約束の旅』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2021年9月10日
制作会社
プロダクションI.G

スタッフ

原作:上橋菜穂子『鹿の王』(角川文庫)
監督:安藤雅司/宮地昌幸、キャラクターデザイン・作画監督:安藤雅司、脚本:岸本卓

このアニメの類似作品

この頃(2021年9月10日)の他の作品

ページの先頭へ