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「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(アニメ映画)」

総合得点
76.5
感想・評価
176
棚に入れた
706
ランキング
693
★★★★☆ 4.0 (176)
物語
3.8
作画
4.5
声優
4.0
音楽
4.0
キャラ
4.0

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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイの感想・評価はどうでしたか?

challia さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

次回作にも期待しています

自分がガンオタという事もあると思うが、この作品、好きです。暗い場面での戦闘シーンが多いので、ちょっと見ずらい部分が見られるが、十分に楽しめました。この続きを期待してまっています

投稿 : 2024/01/18
閲覧 : 37
サンキュー:

0

ネタバレ

やん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

これぞ感

御大自身を善と悪に分割したアムロとシャアの物語と異なり、両要素を一人の中に持たされた若き御大ハサウェイは、脳内設定のスピードアップもあり一般人からはさらに理解しにくいものになっています。Gレコよりは全然わかりやすいですが。理解度の深いスタッフたちでさえ扱いきれない暴れ馬脚本がはみだしてくる部分を楽しめる、これぞ富野ガンダムといった作品です。ハサウェイがギギの胸に見とれてる間にやられちゃう味方とか、ツダケンの一人ノリツッコミとか、基地帰還時のドヤ顔とか、見どころ満載です。「閃光」のスカスカ感も最高。

と先入観なしでみてたんですが、これ御大全く噛んでないの?マジ?

投稿 : 2023/12/07
閲覧 : 69
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2

EdwardDX さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

迫真のロボット

夜の奇襲は必見、まちなかで広げられる混乱極まりない戦闘、環境破壊、この映画でのみガンダムがおもちゃじゃ無くビル高の鉄人、そして武器が宇宙世紀の破壊力を持っているというのが感じられる。正直もっと戦闘シーンが欲しかったけど、他のところも綺麗。お気に入りです。

投稿 : 2023/11/10
閲覧 : 53
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0

ネタバレ

PSvKf07387 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 1.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

マフティーって何?全体的に分かりづらい

アレでバズったけど序盤のテロリストとのシーンに尺取る必要あった?
視聴後解説動画見ないとハサウェイの立場や行動理由マフティーって何かが分からず説明不足だった
序盤削って解説に尺持ってきてほしかった
作画は良かったけど夜だからって無意味に画面暗くして分かりづらい
イクスィーとペーネロペー兄弟機?かなんかで見かけ似てるからどっちがどっちか分からん
解説見たら楽しめるとこ多かったけど頼むから本編内だけでもある程度は解るようにしてくれ
都市が襲撃されてハサウェイが逃げてるシーンは映像が綺麗なせいか戦争物というよりパニックホラーみたいで怖くて良かった

投稿 : 2023/11/09
閲覧 : 59
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0

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

リアル系ロボアニメーションの新境地。「ガンダム」の真髄とは?。

 本作は見た瞬間から丁寧に作られたリアル系アニメーションとして出来栄えに感嘆するだろう。夜間の戦闘シーンのリアルな表現力の新境地は見事の一言に尽きる。ただ、「ガンダム」の真髄は凄いアニメーションなのか?という疑問が残る。あと、最近ツダケンさん乱用され過ぎぃ!。


 特に宇宙世紀作品、しかも富野さん作品において重要なのは強烈な作家性に裏打ちされた一筋縄ではいかないテーマ性に尽きるように思える。だからエンタメとしての爽やかさや割り切れる物語とはならず、掘っても掘っても掘り尽くせない語り尽くせない作品として伝説となったのだろう。スッキリしていて作品内で綺麗に完結している作品は見易いが、だからこそ語り合う余地があまりないから伝説とはなりづらい。


 本作は物凄い作画に力を入れてるのはわかるけど、この凄い技術は「ガンダム」というビックネームだからペイできるのかもしれないが、もっと自由に伸び伸びと他のリアル系作品で活かされるのが見たかったような気がする。「ガンダム」という名前はトンデモナイ大きさ過ぎるし、「富野ガンダムといえばこうやろ」っていうのが大きすぎるように思える。


 それにしても、別のとこでも書きましたが、近年評判の作品はとにかく整った作画を武器としてるけど、果たしてどこを見ても整ってるのが良い作画なのだろうか?。アニメーションの力は爆発するような感情や物語の高まりを表現するためにあるのであって、イマジネーションの高まりに合わせて活き活きと飛躍するところにあるのではないだろうか?。


 近年だと「モブサイコ2期」や「映像研」などは正にそれで本当に痺れたが、小綺麗で「リアル」な作画にはもう驚きも新味も感じない。リアルなCGのゲームとかも、じゃ実写でいいじゃんというような思いに囚われる。アニメーションの魅力は現実に近づけるという「リアル」ではなく、迫真という現実を超えた別の「リアル」を作ることにあるのではないだろうか?。私は少なくてもそういう作品こそ貴重に思える。

投稿 : 2023/04/14
閲覧 : 175
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11

lostmemory さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

地上波放送は感謝。富野御大の株を上げるだけになってるのが…

映画は見てなかったが水星の魔女の2期までの繋ぎ
として地上波で放送されて初めて鑑賞。原作小説の
方は読んである。

原作はタイトルは同じで富野御大の書いた小説が
ベースになっている。が、内容の方は小説とは完全に
別物になっている。設定やキャラや固有名詞だけ
使っている印象。それもそのはずで小説は富野監督が書いた
「逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン」という小説
の続編になっているのだ。ところが今作はアニメ版の
逆襲のシャアの続編。既にここで根本から違いが生まれて
いる。なのでタイトルは同じでも別作品。そして本作に
富野御大は一切関わっていない。なので富野作品は
分かりにくい。とか書いている人がいるが、それは違って
この作品を作ったスタッフが駄目だっただけだ。

特に違うのは…これはネタバレというか書いておかないと
理解出来ないと思うがアニメ版の逆襲のシャアでクェスを
殺したのはチェーンで、そのチェーンを殺したのがハサウェイ。
が、小説はクェスを殺したのはハサウェイ自身。
小説にはチェーンという人物自体存在しない。
繰り返すが今作はアニメの方の続きとして作ってある。
既に最初から小説とは違う道を歩いている作品なのだ。

3部作なので最初の1部で評価を下すのは行わない。

なお小説作者である富野御大は一応完成した今作を見て
こう言ったそうだ
「(映画としての)構成をもっと考えた方がよくない?」
確かに御大が作った劇場版Gのレコンギスタ5部作と比べると
出来があまりに悪い。まあ富野御大を上回るのは不可能
だが、それでももう少し意地は見せて欲しい。

なお肝心の続きだがまだ絵コンテすら出来てないそうだ。
最後に…本作は監督自ら原作の小説とは全く違う内容に
なると断言している。もう富野作品がどうこう言うのは
やめたらどうだろうか?

投稿 : 2023/02/09
閲覧 : 162
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3

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

作画が美しい。しかしガンダムというか富野御大の文章はわかりにくい…

TVエディションで視聴

作画はさすがの美しさですね。
非常にクオリティ高いです。

しかしまあ…
内容は全然わからないですね。

ハサウェイがなぜテロリストになったのかも、その主張もいまいち…。

まあこれ単体でわかるようには作っていないだけだと思いますが…。
ただ、初期の富野御大が作っているガンダムは全体的に説明が足りなくてわかりにくいんですよね。

よくある問題として、作中の登場人物は皆事情をわかっているのに、視聴者に向けて長々説明するのは不自然でリアリティが無いわけです。
だからこういう説明不足でわかったものとして進む方がリアリティを感じる、という考え方もあるでしょう。

でもその世界に住んでない私達にはわかりにくいですよね。
そこを評価する、しないで好みが分かれると思います。

私くらい、または少し上の世代の人はガンダムはファーストこそ至高とか言い出す人がやたら多い印象ですが、私はそういうことで初期のガンダムはあまり好きでは無かったです。

投稿 : 2023/02/09
閲覧 : 133
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4

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

本格的な作り込みだが序章のみ<59>

SF的なデティールはよく描けており、4話目でも軌道上で相対速度合わせてMSでコンテナに取り付くところを異様な緊張感描いてたり、市街でのMS戦での撒き散らされる高エネルギー被害等、見ごたえのあるシーンが多かった。
映画館用の暗いシーンが多くてグレアモニターでは部屋を暗くしないと見づらかったり、人物の芝居も言外のことを描写で察しろ的な。
映像表現として意欲的で出来がいい、なのにストーリーが導入部のみでおしまいなので映画として観れば満足度は低めで惜しい作品でした。

と、続きはない前提で書いてたけど、一応続編の制作に動いてはいるのね。
具体的時期についてはパリオリンピックにも間に合わなさそうって話だけだけど。

クェス殺しで箔付けジュニア<65>
TV版もここでいいのかなぁ。
ユニコーンがナウなキッズにバカウケだったけど、それほど乗れなかったので同じような感じのハサだのナラだのは観てなかったのねん。

1話視聴。
逆シャアと意識的にダブらせた導入なんやろねぇ、反応しちゃうビクンビクンといったところ。
無重力時の小道具・上流階級のゆるんだ言動等、世界観を伝える描写は作り込まれてようござんした。
ハサやんもなんかいい感じに成長した感だしとるやないけー

ま、まだ導入回の評価しただけなんだからね、勘違いしないでよね!

投稿 : 2023/02/06
閲覧 : 138
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0

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 1.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

え、これで終わり?

っていうのが率直な感想
全部じゃないけどガンダムは劇場版やOVAは何個か観たけど
これはよくわからない

※本作テレビ版で観たけど多分一緒でしょ?という感じで感想記載。

前半の絵の綺麗さは実写のハリウッド映画に引けを取らないかと。
しかしまぁ最初の飛行機ジャックとの格闘
次のギギとのいちゃいちゃ
これで半分使っちゃってるので
説明少ないまま後半へ行って
最後の10分くらいでMS戦闘はあっという間。。
なにをこれで表現したかったのかわからず。

MS戦闘は画面暗いしかっこよさがないし
雑魚を蹴散らす強さもないし
その点では水星のファンネル的なものが銃に合体させるのや、ユニコーンの変身などは素晴らしいがそんなものもなく。。ラスボスとなんかそっくりだしで。。

登場人物も戦闘もお話も今ひとつ魅力なかったかな。。

ガンダムを最初から観なくても逆襲のシャアとか話のポイントが分かりやすくよくできてるかなと今更思う

色んなものをやってみたくてやったではなく
どこに向けてストーリーを集約させるかを検討したらよかったのになぁという感想でした

これだと閃光といえば閃光のフラッシュだよなぁと関係ないけど思ってまいました。

ぶらいとさぁぁん

投稿 : 2023/02/05
閲覧 : 147
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3

メタルジャスティス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ビジュアルの進化

他の作品のレビューついでに今更レビュー。

まずはやはりきっちりと作品を作ってくるあたりこのスタジオはすごいなあと。
とはいえ、それゆえに人を選ぶところがあるかもしれません。
最近では水星の魔女が話題ですが、こちらは水星より強烈にガンダム臭い。
ここで言うガンダム臭いとは、豚骨のラーメン屋や家系ラーメンの店で漂う獣臭というか、
正直、悪い意味の比喩。
主人公ハサウェイの行動、ライバルとなるであろう連邦のイケメン?思わせぶりなヒロイン?
いやまあ、良いですけど、そもそもハサウェイは糞野郎だし、連邦の残念イケメンはキモいロリコン。抱くとか言うな気持ち悪い。

悪口が過ぎるので切口を変えます。
とりあえず、セルとcgのエフェクトは凄い。
声優さんも全員素晴らしい演技。特にもヒロインは唯一無二感がありますね。
音楽はあまり印象に残らない・・かな?

とりあえず、ククルスドアンよりは見る価値はありますが、正直2回目を見る気はまだ起きてません・・。

投稿 : 2023/01/19
閲覧 : 96
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2

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

モビルスーツの場違い感が醸す破滅の予兆

原作小説は未読。

【物語 4.0点】
三部作の一作目。

構成は序盤~中盤3分の2が人間ドラマ。派手なバトルシーンは終盤に集中。
だからと言って、終盤の見せ場にソースを集中すべく、前半を捨てているわけではない。

むしろ前半のハサウェイと出会う人々との濃密なやり取りの方が、
武装蜂起を前にした、ハサウェイ自身によるアイデンティティが不安定な現状を自己分析するパートとして重要なのではないか?
それくらい人物描写が繊細で惹き付けられます。

ハサウェイ率いる反地球政府運動「マフティー」
相次ぐ戦乱で疲弊した地球に特権階級だけを残すべく、
市民を拿捕して宇宙へ強制移住させる「マンハント」。こうした腐敗に鉄槌を下す。
大義としては申し分ないが、過去の武力行使を正当化する名分と比べるとかなり弱い動機。
戦乱で敗れ去っていった者へ思い入れるハサウェイの私心ありやなしや?

マンハント糾弾という点では、地球に残りたい市民とマフティーの利害は一致するが、
最終的に人類は全員宇宙に移住すべしとのマフティーの理想とは齟齬を来す。

何より今や、宇宙世紀(U.C.)0105年。
もはや武力だの、モビルスーツだの、ニュータイプ理論だので現状を変更する時代でもない。
マフティーが人々から“テロリスト”と揶揄されるのは時代の空気を読めていないからだ。

そんなことはハサウェイも百も承知。
その上で彼はシャアら先人たちが歩んだ破滅の未来を回避するには?或いは破滅を織り込むのか?
自己の立ち位置を再確認するために、ネクタイを締め市井に紛れ、自分を模索し続けるのだ。


この観点から心に刺さっているのが{netabare}タクシードライバーとの会話シーン。
その日暮らしの市民には1000年後の地球環境を憂うマフティーの理想になど構っていられない。
だって周りには結構、自然は残っているし。

この活動家が日常生活から乖離して孤立する状況。
世の浮いてる活動家の方々には、テロに手を染めないためにも、耳をかっぽじって傾聴して頂きたいと願います。{/netabare}


ハサウェイが思索の果に迎えるガンダム発進シーン。
綺麗に自己を総括できていますが、高揚感は少な目です。
曇天への発進は、地に足が付かない、五里霧中な行く末を暗示しているかのようです。


以上の通り、物語を愉しむには、
『逆シャア』までのサーガをテーマまで咀嚼することが必須な、マニアックな作品であることは言うまでもありません。


【作画 4.5点】
アニメーション制作・サンライズ

背景美術と人物作画の一体感を出す昨今のトレンドに逆行する本作。
写実的な海面などの背景に割り込んでくるモビルスーツなど浮きまくっています。
戦闘シーンでよくある街中でモビルスーツが煙を巻き上げるカットはメカを魅せるための演出。
ですが、本作の場合は、何もそこまでスクリーンいっぱいに煙やら火花やら噴かなくてもいいじゃないか(笑)
ってくらいの迷惑行為として処理。

宇宙世紀を動かすのはモビルスーツに乗ったニュータイプなどではなく、
メンズスーツを着たオールドタイプである。
モビルスーツなんてお呼びじゃない。
メッセージ性が作画構成でも徹底しています。


とは言え、オールビューモニター搭載が標準化したモビルスーツ同士の戦闘は迫力満点。
私は一作目は通常のシアターで鑑賞しましたが、
次作は360°没入感を最大化できる巨大スクリーン等での鑑賞にこだわりたいです。

【キャラ 4.5点】
主人公ハサウェイ・ノア。
顔立ちや対人関係のぎこちなさはアムロ・レイ。
二つの名を使い分ける暗躍ぶりはシャア・アズナブル。
アムロかシャアか。ハサウェイ自身が葛藤する際の引き出しにもなる。

ハサウェイの秘密を見抜き絡んでくる謎の美少女ギギ・アンダルシア。
大人の色気で、ハサウェイのライバルともなるケネス大佐とのトライアングルを仕掛けたかと思えば、
戦場では幼女の如く動揺を露わにする情緒不安定ぶり。

ギギとの交流の中で、クェス・パラヤを破滅へと攫っていったシャアの一件が重なるハサウェイ。
大義より、過去のトラウマという感情で言動を左右されるハサウェイ自己分析の一助ともなる。

総じて各サブキャラとも、ハサウェイ自身が掴めていない自分探しにヒントを与える献身ぶり。

【声優 4.0点】
ハサウェイ役の小野 賢章さん。
幼さと凛々しさが混在する青年ボイスで、村瀬監督からの“感情と思想に引き裂かれたキャラクター”という難題に応える好演。
このハサウェイ危ないことするよ。

ギギ役の上田 麗奈さん。ボイスを高嶺にコントロールして正体を掴ませない妙演。
これは周りの男どもも取り扱い方法に困ります。


公開前、劇場版『逆シャア』の少年時代以来、
長らくハサウェイに声を当ててきた佐々木 望さんからの“声優交代”が物議を醸しました。
ただこれも『ガンダム』以外のコンテンツではよくあること。
アニメ化よりも先にゲーム等でキャスティングされた声優が、アニメでは変更になるのは割りと普通。
ただハサウェイの場合はアニメ映画化以前にゲーム等で活躍する期間があまりにも長すぎましたw

また、このキャスティングについては、アニメ映画化後もゲームのハサウェイは佐々木さんが担当していることなどから、
①小説版『逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』→『閃光のハサウェイ』原作小説のハサウェイは佐々木 望さん。
②劇場版『逆襲のシャア』→本劇場版三部作のハサウェイは小野 賢章さん。
①②はパラレルワールドの別系統作品であると示唆しているとの見方もあるそうですね。

劇場版三部作見ながら原作小説読んだら①②の異なる要素が混ざり合って困惑してしまうかも。
この辺りが、私が劇場三部作展開中は、小説購読は『~ベルトーチカ・チルドレン』までで止めておこうと決心している理由です。

【音楽 4.0点】
劇伴担当は澤野 弘之氏。
エッジの効いたテクノ等をアレンジした戦闘曲及びボーカル曲で魅せる。
「TRACER」は特にぶち上がります♪

気になるのが『UC』の澤野氏が『ハサウェイ』でも音楽担当している事。
『UC』は原作『ハサウェイ』完結後に、『逆シャア』~U.C.0100の間に闇に葬られた史実があったと後付けされたエピソード。
よもや本シリーズで『UC』を絡めてくることもないとは思いますが、
パラレルだとしたら何でもありですし。
もしくは『UC』同様、『ハサウェイ』も戦乱の亡霊を退治する物語として同一視すれば良いのか。
考え出すと落ち着きません。


ED主題歌は[Alexandros]「閃光」
過去を振り払って未来へ驀進する快作ロック。
ですが、今のハサウェイにはちとまぶしすぎる感もw
Netflix海外配信に合わせて英語版もリリース。
MVは英語版の方がAMVになっており作品のシーンを振り返るのにも最適。


【付記】
分割2クールの『水星の魔女』の幕間に、本作のTV編集版が1/15~全4話で放送されるそうで。
制作中の第2部への予習復習としてハサウェイを分析してみるのも一興かと。

投稿 : 2023/01/11
閲覧 : 476
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19

ネタバレ

タマランチ会長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ド迫力のモビルスーツの市街戦は一見の価値あり

 ガンダムと言えばアムロやバナージなど少年たちが活躍するのが定番だけど、この作品は成人したブライトの息子ハザウェイが主人公の大人ガンダム。逆シャアから12年後ってことなので、これも自然なことか。
 ハイジャックからリアリティのある雰囲気がいい感じでぐいぐい引き込まれたんだけど、いかんせん展開の唐突感が半端ない。悪いけど1回目は寝てしまった。続きを観ても寝てしまって、後日改めて観たけど、やっぱり謎ばかり。結局同乗したヒロインが何者か分からないし、ハザウェイは何しに敵地に潜入してたのかも謎。分かりにくいのはガンダムらしいと言えばガンダムらしい。
 でも、陽動のために市街地に現れたモビルスーツの戦闘は一見の価値あり。ビーム兵器がシールドに命中し、高熱で液状になった金属片が周りに飛び散る。下から煽るようにモビルスーツを見上げる構図といい、ガンダム史上ナンバーワンの臨場感と迫力だったと思う。
 しかし、この陽動、必要だったのかな?この混乱に乗じて、ハザウェイは何をしたかったんだろう。

投稿 : 2023/01/02
閲覧 : 102
サンキュー:

8

ネタバレ

ミュラー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

私は評価できませんでした

この映画、どこが面白いのか分からなかった。
{netabare}
というか、テロリストを主人公にするってどうなの?
どうもそういう行動原理に理解できないところがあって、
主人公を好きになれず。
全体的な映画の評価も下がってしまった。
続編あるらしいけど、多分見ないだろうなあ。
{/netabare}
まあ、人それぞれ事情や信じる正義はあるんだけどね。
そもそもガンダムシリーズってあまり見てないし。

背景は素晴らしいと思った一方、なんだか人物の動きは
カクカクしているように感じましたが、コマ落ちしているのか?

今期(2022秋)、ガンダムシリーズとして「水星の魔女」が放送されていて、
とっても面白いんですが、
「ガンダム」って何だろうって思わざるを得ない。
タイトルに付けるだけで一定数見てくれるもんね。
すごい枕詞だなあって思ったりしました。

投稿 : 2022/11/19
閲覧 : 129
サンキュー:

6

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

教えてくれよ、この仕組みの深さを破壊する方法を。

 全95分。原作未読です。ガンダムはファースト、逆襲のシャア、ユニコーン、Z、0083を見てきました。

 逆襲のシャアから12年後の世界、ハサウェイ・ノアが主役。

 ガッツリネタバレです。

 ハサウェイ=マフティですね。テロリストとなって、世界を変えようとしており、連邦と対立している、、、で合ってますか?

 この時点ではまだ始まりにすぎないので、あんまり語ることないですね。これから物語が展開してくれることを願って、引き続き視聴したいと思います。

 すごく良かったのは、やはり作画ですね。モビルスーツ同士のバトルが緊張感あって良かったです。モビルスーツが今までと違い、無機質な兵器に見えて、その戦いに巻き込まれる一般人の恐怖がひしひしと伝わってきました。

 惜しむべくは、スマホ視聴したことです(T_T)。暗闇でのバトルが多かったので、結構見辛かったです。しかも僕のスマホ画面汚いし。多分映画館で見たらもっと素晴らしかったんじゃないかな、と見に行かなかったことを反省してます( ̄ω ̄;)。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2022/08/15
閲覧 : 428
サンキュー:

17

わぁし さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

よくわからないけどカッコいい

既に人間関係が出来上がっているようで置いて行かれそうでした
(日本語字幕有でみたので発言者の名前もでていて付いていけました)
逆襲のシャアしかみたことがないのでよくわからないのですが
初代の世界観付近の作品を知ってる人なら争いの理由とかわかるのかな?


今作品ではタクシーの運転手などの他人ですら一人の人間として丁寧に動いていました
また登場人物の会話に無駄がなく、お互い表情や仕草で察するなど細かく飽きませんでした
登場人物は理解しているでしょうが、視聴者側はよくわからない争いに巻き込まれているようでハラハラしておもしろかったです

投稿 : 2022/07/09
閲覧 : 109
サンキュー:

6

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

んん?なんかよく分からんぞ

第二次ネオ・ジオン戦争(シャアの反乱)から12年。 U.C.0105--。地球連邦政府の腐敗は地球の汚染を加速させ、強制的に民間人を宇宙へと連行する非人道的な政策「人狩り」も行っていた。 そんな連邦政府高官を暗殺するという苛烈な行為で抵抗を開始したのが、反地球連邦政府運動「マフティー」だ。リーダーの名は「マフティー・ナビーユ・エリン」。その正体は、一年戦争も戦った連邦軍大佐ブライト・ノアの息子「ハサウェイ」であった。 アムロ・レイとシャア・アズナブルの理念と理想、意志を宿した戦士として道を切り拓こうとするハサウェイだが、連邦軍大佐ケネス・スレッグと謎の美少女ギギ・アンダルシアとの出会いがその運命を大きく変えていく。 というあらすじ。


ブライトさんの息子が活躍する話か
連邦政府が正義じゃなくなったから革命家として戦っているわけなんだろうけど、いつの間にか戦闘しているというか???だった。
ケネス大佐はどういう立場なんですかね。腐敗を容認しているのか?いまひとつ掴めなかった。
ガンダムをろくに見ないでつまみ食いするからこうなるのかもしれないが。

ギギは乙女で可愛かったなあという印象くらい。あんな女の子に弄ばれたいな。なんて

投稿 : 2022/03/29
閲覧 : 181
サンキュー:

9

ネタバレ

haruto さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2022.1.17

2022.1.17

投稿 : 2022/01/17
閲覧 : 183
サンキュー:

0

のび太 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

驚くほどの作画の進歩でした

年代としては同タイトルの映画「逆襲のシャア」の後続となる作品です。

主人公は、タイトルにもあるようにブライト・ノアの息子、ハサウェイ・ノアですね。

アムロやシャアのような、チートパイロットも登場せず、ストーリーもこれといった目新しさはないのですが、作画の進歩が素晴らしい。

このクオリティなら、1年戦争リメイクしてもいいかもですね。
けど、テレビ作品ではちょっと厳しいかな。

投稿 : 2022/01/16
閲覧 : 202
サンキュー:

6

ネタバレ

ネムりん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

印象としては大人向けで若い世代には受け入れ難いであろう作品

平成ガンダム世代の私にとってはこの作品は率直に言ってあまり得意じゃないです。正直苦手。
今までのガンダム作品とは明らかに内容が別物で、始まり方がミッションインポッシブルやボーンみたいに話の流れで突然美女が現れて、連れ添いながらアクションシーンを展開していくみたいな洋画を観ているような感じで、脚本は明らかにその影響を受けている節があることから、ガンダム作品として観るにはイメージとかけ離れすぎていて気取った感じが強く、あまり面白くなかったです。

作画はとても綺麗だけど、モビルスーツの戦闘シーンなんかはリアルすぎて寧ろそれが格好良さを感じることができず、実物があったらあんな感じになるんだろうと評価はできるが、作りが不評だったTwilight AXISみたいで、最近で言うところのガンダムNTやUC、ダブルオーなんかと比較するとリアルすぎるがゆえに作画が人工的に見えてしまい、好きになれなかった。
特にMSのペーネロペーやクスィーガンダムの外観が複雑な作りをしているのと、構造物が細かく描かれすぎているため情報量が多く画面が雑然としてしていて、暗闇の中での戦闘シーンが今までのガンダム作品と比べるととても観づらかったです。

大人から子供まで誰が観てもシンプルでカッコいい と思えるのがこのシリーズ作品の良いところなので、リアルさではなくバトルシーンの演出が優れている水島作品を見習って、もっとカッコよさを追求してもらいたかった。

新たな試みにチャレンジしようとしているのはとても伝わってきたけど、そもそも内容が万人受けするようなものではないので、一部のオタク層向けに作られた作品に見えてしまい、感想としてはコンセプトが大衆受けするシリーズ作品であってほしいことから、イマイチ受け入れられない挑戦しすぎてしまった内容の作品。
アニメーションにはそれ独自の良さというものがあるので、わざわざリアルに近づけて描く必要があるのか考えさせられるような本作でした。

投稿 : 2021/12/28
閲覧 : 319
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4

pikotan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

大人向け

私がガンダムシリーズで好きなのはSEEDぐらいですが、この作品は楽しめました。
内容が大人向けな感じで退屈しませんでした。
美樹本さんのキャラデザも凄く良いです。
原作の富野さんは映画版の制作に口出ししなかったみたいだけど、それが私にとっては確実にプラスに働いています。
ガンダムシリーズは、子供向けから大人向けまで取り揃えて商売上手ですね。

投稿 : 2021/11/13
閲覧 : 201
サンキュー:

5

ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

シャア・アズナブルの亡霊

サンライズ制作。

第二次ネオ・ジオン戦争より12年、
地球連邦政府の腐敗した政治に抵抗すべく、
ハサウェイは反地球連邦組織マフティーに参加。
アムロ、シャアの理想と理念を宿し道を切り拓く。

戦争ではなくテロとの抗争が描かれるようだ。
ブライトの息子、ハサウェイ・ノアは、
組織を率いるほどの青年に成長している。
反政府組織の急先鋒としてのマフティー、
マフティー殲滅を任務・遂行する連邦軍大佐、
そしてシャトルに乗り合わせた美女アンダルシア。

あまり難しく考える必要もないでしょう。
{netabare}物語の主要メンバーが搭乗便の襲撃を受け、
立ち位置を明確にし、それぞれが活躍する。{/netabare}
物語の導入部としては素晴らしいものがあります。

後半はMSによる、戦闘がありますが、
操縦室のモニター、造形、音響に感動するも、
{netabare}そもそも、ガンダムの外装に違和感がある。
そんな複雑な印象を受けつつも、{/netabare}
もしかすれば群像劇として「人」を描くのかなと、
それはそれで、期待しております。

好感が持てる、新劇の開幕でしょう。

ぜひ配信で観て下さい。

投稿 : 2021/11/09
閲覧 : 492
サンキュー:

25

ネタバレ

オパマ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

対象年齢40歳以上くらい?

世界観のバックボーン、政治、組織構造、環境問題。
内包してるものは多々あると思う。
で、キャラ同士の大人の掛け合い。
「わかるでしょ?」ってな雰囲気。

キャラデザはリアル寄りで個人的に好きだけど、オタ向けではないかも。
新規や子供を取り込むことは考えてない印象。
ガンダム世代がそれだけ年取ったってことなのかな。
ある意味感慨深い。

ギギがクエスと同じ、自己主張が強いワガママキャラで被ってるのに嫌味が無いのはなんでだろうと考えた。
たぶん、自身がエゴイストである自覚を持っていて、更に大きなエゴ、世の都合を受け入れて生きている人物と感じたからかな。

ホテル室内で{netabare}半裸のギギに「よくそう言える」といって突き放したのは女にかまけてる状況じゃないってのもあるんだろうけど。
女の武器を行使する姿に嫌悪感を持ったんだろう。
あの対応は子供とまでは言わないけど、若いね。{/netabare}
もしもケネスなら、貴女は充分魅力的だと表現しつつ、線を踏み越えないバランス取りをするんだろうな。

高級リゾート地やホテル、シャトル内部の貴賓室などの「造られた」雰囲気が人工物に囲まれた息苦しさ、ディズニーランドっぽさを感じた。
製作さんは狙ってやったのかな。

投稿 : 2021/11/09
閲覧 : 205
サンキュー:

5

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

どのキャラにも魅力を感じられない・・。

劇場アニメ『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』視聴済です。
小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』未読です。


Amazon primeで視聴しました。観れるのなら観ないともったいないな・・と♪。
こういった機会をもらえるのはホントありがたいです^^。
Amazon primeに来てなかったら、ずっと観ないままだと思います。


・・で、とりあえず最後まで観ましたが
あれ?。これって映画・・?。いや、実質OVAかな?。


なんか消化不良すぎる終わり方でした・・。。
小説読んでない自分が悪いのでしょうけれども
観ても何も心に残りませんでした・・。。


作画はキレイです!。間違いなく。
美樹本さんのキャラデザ原案も間違いないです!!。


でも、肝心の登場キャラ達の中身がよく見えず
どのキャラにも、共感するには全く至りませんでした・・。


ハサウェイ
なんか大人っぽく描こうという意図は伝わってきましたが
自分にとっては「逆襲のシャア」での
短絡的な拒絶したくなるほどの行動が脳裏にしみついているので
どんなにカッコよく描こうとしても
本質のところでどうしても受け入れられません・・><。

どうしても、あんなに身体能力的に成長するとは思えないし
あんなに信頼されるリーダーシップを得られるとも思えない・・。
大人っぽく描かれても、自分の中で全く整合性がとれませんでした・・。

投稿 : 2021/11/08
閲覧 : 202
サンキュー:

11

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

若いころには輝ける「未来」が来るはずだった。。。

ガンダム史上、最も不遇なパイロット「ハサウェイ・ノア」が主人公のガンダム宇宙世紀NEXT100 そして40周年記念作品です。

基本的にはあの劇場版「逆襲のシャア」の正当な続編であり、この作品が当たるかどうかでおそらく「宇宙世紀」を続けるのか。。それとも仕切り直して新たなガンダムを作るのか。。

いわゆる「転換点」に位置する作品になりそうです。

もうすでに20代以下の男女におけるガンダムの知名度はほとんどないといってもいいでしょう。最近、アニメ好きの20代と話をしていて「エヴァンゲリオン」を全く知らないことを聞いて驚きましたが、エヴァが25年、ガンダムが40年。。四半世紀と半世紀目前のアニメ作品などは20代からすれば「おっさんが喜ぶコンテンツ」でしょう。

なので、今回が最後の宇宙世紀になるかもしれないですが。。。

内容に関しては、最後を飾るにふさわしい。。。冨野監督の原作小説の中でも取り分け悲壮感たっぷりな傑作の劇場アニメ化です。

若いころは、世の中が輝けて清潔で希望に満ちた「未来」ある姿を皆が想像していたと思いますが、大人になるにつれて、現実を知り。。社会にもまれて、この世の中が一筋縄ではいかないことを知り、愕然としてしまうのです。
そういった本当は「未来」ある子供たちが、世間の薄汚れた「大人」たちに最後まで蹂躙され続け、最後には未来を奪われる姿が描かれる原作は、冨野監督の世間に対する最後の警鐘。。ともいえるかもしれません。

おっさんコンテンツのはずのガンダムですが、実は「若者」の心を描こうとしている野心作でもあるので、ぜひ多くの人に見てもらいたいですね。

投稿 : 2021/11/02
閲覧 : 307
サンキュー:

13

ネタバレ

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

やっちゃえ、マフティ

この話はシャアとアムロの意思を引き継ぐ、マフティの話
ガンダムです

まず本作を理解するには宇宙世紀一式、最低でもファーストと逆シャを見ないとまるでわかりません。
一応見てない人にも作ってるようですが、まぁ無理でしょうね。話を楽しむ事ができても理解することはできないと思います
私は小説版を読んだ事ないにわかなので、大体の出来事と大まかなことの顛末しか知りません。なので原作との比較はできません。
アニメ化不可能作品と称された「閃光のハサウェイ」をアニメ化した時点でもう意義はあると思いますので、ガンダムを知ってる方は見てもいいかもしれません。

雰囲気はどっかで見たことあるなぁと思って監督の名前を見たら村瀬修功さん。虐殺機関の人じゃないですか。
内容を理解せずとも雰囲気だけを楽しみたい!という方は是非虐殺機関へ。似たようなテーマ{netabare}(虐殺機関の主人公だって結局は人類の救いのために虐殺を選んだわけですから){/netabare}ですので、特段ガンダムに愛情を抱いていない方は虐殺機関へ。

さて内容です。
割とみんなが本作を見る前から不安がっていました。私もPVが出るたびに不安で仕方ありませんでした。NTの二の舞とは言わずとも「閃光のハサウェイ」を落とすような内容じゃないか、という不安が取れませんでした。
未だ三部中の一部なので判断はできませんが、個人的には別に良いと思います。富野監督の暴走よりはマシでしょう。

個人的には良いと言いましたが、正直そこまで「神作品だ!」とは言えませんよね。閃光のハサウェイ自体完結にまとめようと思えばまとめられますし、本作だって頑張れば15分で終わる内容でした。まぁ色々あるんでしょう(適当)

監督は村瀬修功さん。Wガンダムのキャラデザ、虐殺機関の監督をやった方ですね
脚本はむとうやすゆきさん。UCやダイバーズなどの方ですね
キャラデザはpablo uchidaさんと恩田尚之さんと工原しげきさん。
劇伴は澤野弘之さん。
アニメ制作はサンライズさん。不動ですね

作画は良かったです。さすがサンライズというのもありますが、心情描写も非常にセンスがありました
主題歌は[Alexandros]さんの「閃光」マフティー構文の被害者ですね((

総合評価 逆シャアを見たなら見たほうが良い作品

投稿 : 2021/11/02
閲覧 : 194
サンキュー:

10

ネタバレ

カミタマン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

臭いガンダム ξ~~~ (>v<)

2021/10/31 投稿
同日 微修正,加筆

予備知識無しで視聴しているので,見終わるまで(中盤くらいから予感はありましたが・・・)知りませんでしたが,完結していません。というか,ガンダムのしかも宇宙世紀物,原作小説は1989年から1990年にかけて発表されたそうなので,ある程度予備知識は入ってきています。情報ソースは何だったのか覚えていませんがおそらくゲームだったのでは無いでしょうか,自分の中では{netabare}「ハサウェイは死んだ」{/netabare}と言うことが既定事実としてインプットされています。


そのイメージで見ると,完結していないと言うより,さわりという感じ
主要登場人物の紹介編といった内容
丁寧に映像化されているとも言えますが,一本の映画としてみたら内容的には物足りなく思います。ですから評価は辛めに付けています。

まあ,ハサウェイが何をしたいのか,ライバルとヒロインがどんな人物なのか三者の関係がどうなっているのかが分かりやすく描かれた導入と評価することもできるかと思います。

映像はすごいです!
特に,ダバオでの地上戦は避難する人間視点でのモビルスーツ戦が描かれているので,圧巻の迫力でした。
それから,海のシーンも雄大で、すごくきれいでした。とにかく全体的に作画のレベルはさすが劇場版と感じる出来でした。


【勝手な予想】
原作はとっくに発表されているので,見当違いかも知れないのですが今後の予想をしちゃいます。外れててもドンマイと許して下さい。

ハサウェイ=マフティー
そして,マフティーの主張は一時的に全人類を宇宙に移民させ,地球の環境を復元させること。
そして,ハサウェイはブライトの息子でハサウェイ・ノア
これらの事実から予想されることは…
そう!父の代に設定されたノアの名の伏線回収です。
とは言えおそらく,ハサウェイ自身は「閃光のハサウェイ」が完結するときには生存していないはず。
とすると,ハサウェイの子がその役割を果たしていくことになると思うのですが…その母親はどう考えても今の段階ではギギですよね?(あるいは裏をかいて,チェンミー系統の可能性もあるけど…)

とにかくノアの方舟的な思想に導かれ,人類のほとんどが宇宙へ移民して,その子孫がムーンレイスになるという流れでは…
そして,2000年後?地球帰還運動,新たなシオニズム(Zionism)が起こりターンエーの世界につながっていく感じですね。

蛇足ですが,ネバーエンディング ストーリーのアトレイユ役の役者さんの名前ノア・ハサウェイだそうです。

【下ネタ系】
「Ξ」(クサイ)って{netabare}小文字で書くとξ,ちょっと「うん〇」みたいな形で臭そう(笑){/netabare}

失礼しましたf^^;

投稿 : 2021/10/31
閲覧 : 239
サンキュー:

10

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

汚泥のような絡みつく闇の中の閃光

「UC NexT 0100」プロジェクトの第二弾として制作された作品。
宇宙世紀0105、既存作品の時系列としてはNTの次となります。
タイトルの通り、ブライト・ノアの息子、「ハサウェイ・ノア」が主人公で、シャアの反乱とも呼ばれる"第二次ネオ・ジオン抗争"から10年経った世代の、新たなガンダムのサーバが幕を開けます。

原作は富野由悠季氏が1990年に書き上げた小説で、1988年の『逆襲のシャア』の続編として書かれています。
また、『逆襲のシャア』とパラレルワールド的な関係となる小説『ベトルーチカ・チルドレン』の後日談であり、小説版は『逆襲のシャア』だけ観ている場合、細かな食い違いがでる可能性がある内容だそうです。
私自身、不勉強ながら『ベトルーチカ・チルドレン』は未読なのですが、一応、劇場版にするにあたり、本作は『逆襲のシャア』に続くよう調整を行っているとのことです。
そのためか、『ベトルーチカ・チルドレン』未読、アニメの『逆襲のシャア』しか観ていないのですが、特に違和感なく楽しめました。
小説は小説で読み進めないといけないなと思うと、ガンダムは本当に底の見えないコンテンツですね。

また、本作は、元々3部作であることが発表されています。
3部作の最初の作品であり、ラストも色々残した終わり方になっていますが、一区切りはついているので、本作単体でも楽しめると思いました。
3作観るかどうかをひとまず本作視聴して考えるのもありかと思います。

宇宙世紀0093、ハサウェイは、初恋の少女「クェス・パラヤ」を戦乱の中に失い、また、アムロとシャアのぶつかり合いを目の当たりにした。
それから時が流れた宇宙世紀0105、"シャアの反乱"以来は大きな戦乱が無いまま、世界は安定してきたかに見えたが、特権階級により平然と行われる環境汚染など、地球連邦による地球の私物化が進み、反地球連邦組織として「マフティー・ナビーユ・エリン」というテロ組織が創設され、各地で地球連邦要人を狙ったテロが頻発していた。
つまりは、地球連邦と反地球連邦組織の争いであり、その中心人物として、ハサウェイが『Ξガンダム』で駈ける内容となります。

あらすじを読むと簡単な内容に見えますが、例によって、立場の異なる複数の主要人物が登場し、ドラマが進んでいきます。
懇切丁寧に今起きている行動の理由の説明等行ってくれないので、理解しながら見る必要があります。
また、一作目だからか、モビルスーツ戦もあまりなく、個人的には特に作画が素晴らしいという印象も受けませんでした。
ガンダムの登場も終盤なので、本作についてはお膳立てまで、次回作から激化していくであろう戦いに期待を高める内容と思いました。

なお、『逆襲のシャア』は絡んできますが、『NT』などは事前に必須で観る必要は無いと思います。
『逆襲のシャア』さえ見ていれば楽しめると思いますが、『逆襲のシャア』を見る場合、最低でも初代とΖ、できればΖΖも観ておいた方がいいと思うので、結構ガンダム観てる方向けの作品と思いました。

投稿 : 2021/10/29
閲覧 : 213
サンキュー:

6

kj さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

完璧

アマプラに早速来たので観てみた。高校生のときかな、逆襲のシャア(映画、小説)の後に、小説読んで衝撃受けて以来待望の映像化。それがこんなあらゆる面で理想的な形になるとは。おっさん歓喜。あとは、このまま原作通りラストの悲劇に向けて突っ走って、人の業の深さを見せ付ける作品に仕上げて欲しい。
厳しく見ると作画が少し崩れてるように思えるところ(メイドラゴンとかテレビアニメで見せられると…)と、ギギの演技がちょい安いところがある(キャラの本質的に安い面はあるんだけど、コントロールされてないと感じられた)のとでスコア下げてるけど、満点でも全然いい。

投稿 : 2021/10/26
閲覧 : 133
サンキュー:

3

ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

閃光のハサウェイ

ハサウェイ以外の登場人物が、ギギとケネスしか頭に入ってこなかった印象。

ハサウェイが、操縦分からず出撃して1機撃破で英雄とか…
無抵抗な味方機(チェーン)なのに、どうもみ消したの?
ブライトさん…

シャアやハマーンといった連邦の敵側の指導者と比較すると、
ハサウェイがここのポジション務まるの?とも。

3部作みたいだから、ハサウェイが、またブライトに迷惑かけるか分かるのね。

投稿 : 2021/10/24
閲覧 : 151
サンキュー:

3

レイン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

やはり富野由悠季のガンダムはいい。

原作未読。
ストーリーは富野由悠季の作品なので期待していました。
劇場には行かなかったのでアマゾンプライムで配信が始まり視聴。
評判が良かったので期待していたけど期待以上だった。
この作品はちゃんとガンダムでした。

映画に富野は関わっていないらしいけどやはりストーリーは富野作品だなという印象。
誰とは言わないがガンダムという名前を使ってつまらない作品を作らないで欲しい。

演出が素晴らしいので見ていて時間が経つのがあっという間に感じた。
戦闘シーンとそれ以外の割合もちょうどいい感じだった。
ヒューマンドラマとしても見応えがありロボットアニメとしても楽しめる作品と言えると思う。

手描きの部分もCGを使って加工しているのかな?
描写がちょっとリアルに振りすぎな気がした。
まあ今の時代に合わせるとこうなっちゃうのかもしれないが
絵として見せて欲しい部分が写真的に見えてしまって
冷めた感じになったのは事実です。
実写風じゃない絵のアニメが見たいんだけどなぁ。

キャラデザインは正直嫌いです(笑)
まあこれは好みなのでしょうがない。

MSは良いけどガンダムのデザインはイマイチ。
コックピット内のモニターの表現はCGがフルで活躍して実写に近い感じで
まあリアルだけどゲーム的な感じになって、
かっこいいけどガンダムとしては何か違う感が有った。

声優はまあ違和感なく観られたのでこんなものでしょう。

音楽も特に頭に残らなかったですが違和感はありませんでした。

観終わっての感想はやはりガンダムは富野由悠季のモノだなと再認識。

次回作は映画館で観たくなるレベルですね。
期待しています。

投稿 : 2021/10/22
閲覧 : 176
サンキュー:

4

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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイのストーリー・あらすじ

第二次ネオ・ジオン戦争(シャアの反乱)から12年。U.C.0105——。地球連邦政府の腐敗は地球の汚染を加速させ、強制的に民間人を宇宙へと連行する非人道的な政策「人狩り」も行っていた。そんな連邦政府高官を暗殺するという苛烈な行為で抵抗を開始したのが、反地球連邦政府組織「マフティー」だ。リーダーの名は「マフティー・ナビーユ・エリン」。その正体は、一年戦争も戦った連邦軍大佐ブライト・ノアの息子「ハサウェイ」であった。アムロ・レイとシャア・アズナブルの理念と理想、意志を宿した戦士として道を切り拓こうとするハサウェイだが、連邦軍大佐ケネス・スレッグと謎の美少女ギギ・アンダルシアとの出会いがその運命を大きく変えていく。(アニメ映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2021年6月11日
制作会社
サンライズ
公式サイト
gundam-hathaway.net/
主題歌
Alexandros

声優・キャラクター

小野賢章、上田麗奈、諏訪部順一

スタッフ

原作:富野由悠季/矢立肇、キャラクターデザイン原案:美樹本晴彦、メカニカルデザイン原案:森木靖泰
監督:村瀬修功、企画・製作:サンライズ、脚本:むとうやすゆき、キャラクターデザイン:pablo uchida/恩田尚之/工原しげき、メカニカルデザイン:カトキハジメ/山根公利/中谷誠一/玄馬宣彦、美術監督:中村豪希、色彩設計:すずきたかこ、撮影監督:脇顯太朗、CGディレクター:増尾隆幸/藤江智洋、編集:今井大介、音響演出:笠松広司、録音演出:木村絵理子、音楽:澤野弘之

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