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「青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない(アニメ映画)」

総合得点
76.8
感想・評価
43
棚に入れた
227
ランキング
658
★★★★★ 4.1 (43)
物語
4.0
作画
4.2
声優
4.2
音楽
4.0
キャラ
4.3

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青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ないの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

高校編のラストエピソード

本作は高校生編のラストとなるエピソードですが、
まずは前作『おでかけシスター』にも出て来た
ランドセル姿で出て来た麻衣さんの謎が明かされなかったのは肩透かしだったのと、
それと新キャラである赤城郁実や名前だけ出て来た霧島透子の存在も新たに出て来て
この辺りに出て来た新たな謎が未回収のまま終わってますが、
ただ今回の本作において花楓の事で精神を病んでしまった母親の件がクローズアップされて
その中において親から離れてかえでと一緒に2人暮らしする事になった咲太の苦労が語られながら
この辺りにおける咲太の心情描写には感情移入出来る物が有りましたし、
咲太が母親と向き合い和解に至る流れは良かったですね。

今回の本作に付いては前作『おでかけシスター』と合わせて地味ながらも良質なホームドラマが見られたという所でしたが、
さて今回で一先ず高校編が終了となりますが、ただ今後において大学編の制作も決まり
そして大学編においては今回で未回収に終わった様々な謎がどうなるのかという所で
青春ブタ野郎シリーズに付いては今後も引き続き楽しみですね。

【評価】

82点・1A級

投稿 : 2024/05/08
閲覧 : 3
サンキュー:

0

ネタバレ

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

「麻衣さんも、古賀も、双葉も、豊浜も、かえでと花楓も、牧之原さんと翔子さんも、みんな自分で乗り越えたんだ」【『青ブタ』は誰も置いていかない、さあ帰ろう、家族の元に】

2018年のテレビシリーズ、2019年の『ゆめみる少女』に引き続き、2023年の『おでかけシスター』と今作を持って『青ブタ』シリーズ高校生編完結です
<思春期症候群>と呼ばれる不可思議現象に揺らぐ少女達の青春模様を描いたSFシリーズ
『ゆめみる少女』までのあらすじやダイジェストは一切無いので公式がようつべに上げた総集編を最低限チェックした上で『おでかけシスター』とセットでお楽しみ下さい
https://youtu.be/6d30vv_N3tg?si=Oa4hmZvi9KadtZa1




2015年3月1日(日)
桜島麻衣(さくらじままい)の高校卒業式の当日、梓川咲太(あずさがわさくた)は七里ヶ浜の浜辺で子役時代の麻衣とよく似た<ランドセルガール>と出会う
ランドセルガールは咲太にしか姿が見えてなかったようだが、麻衣の身に思春期症候群の兆候は見受けられず、むしろ母親との不仲も吹っ切れたという様子すら見せていた

3月2日(月)
咲太の妹、花楓(カエデ)の思春期症候群も改善の兆しが見え、さらに心を煩っていた2人の母親も健康を取り戻しつつあると父からの一報が入る

3月15日(日)
母と再会を果たし、咲太、花楓、両親の4人で和気藹々とした時間を過ごす

3月16日(月)
世界から…僕が消えた…
咲太の姿が周りから一切認識されなくなる
思春期症候群を発症した時の麻衣と同じ様に…




原作第9巻にしてこのシリーズに一区切りを付ける最後の物語ですが、これまで数多のヒロイン達の思春期症候群を解決に導いてきた咲太自身が思春期症候群に取り憑かれてしまうという、盲点を突いた物語となっています
確かに、今まで様々な境遇のヒロイン達が登場してきましたが、飄々と過ごしている咲太自身も十分過ぎるほど波乱万丈な思春期を送って来たわけですし、そのツケを払う順番が回ってきたと捉えることが出来るお話だと思います


そしてキーポイントになるのがランドセルガールと桜島麻衣
ランドセルガールについては原作においてもその正体は明白に語られていないので後ほど僕が個人的に考察した内容を記すとして…大事なのはやはり麻衣さんでしょう


『青ブタ』という作品が『物語シリーズ』や『涼宮ハルヒ』等の類似作品達とは一線を画してる一番のポイントだと僕が思ってるのは【最後は必ず桜島麻衣に帰結する様に作られている】ことだと思ってます
どんなに魅力的なサブヒロインが登場しようとも、そのエピソードの最後には必ず咲太は麻衣さんの元へ帰って彼女との関係値を確かめ合う描写があるんですね
つまりどんなに他のヒロインとイチャつく描写があったとしても咲太に並び立つ女性は麻衣だけなんだと、咲太も麻衣も分かって付き合っているんでしょう


そのことが如実に解るのが『おでかけシスター』での会話
麻衣はセンター試験に行く事を隠して(仕事か?と聞かれた上で)「まあそんな感じ?」と答えています
一方の咲太は麻衣からのデートの誘いをアルバイトだと断っているにも関わらず、実際にはスクールカウンセラーの友部美和子先生に花楓の進路について相談をしに行ってます
そしてその事実が露呈したあとも特に言い争いには発展していないんです
つまりこの2人、お互いがお互いに嘘を吐いたにも関わらずそのことを責めたりはしてないんですね
これっていくら交際してても普通の感覚では考えにくい関係値だと思います


劇中で咲太は「麻衣さんとは一緒に幸せになるから」と前向きな発言をしていますが、この関係値を踏まえた上で言い換えれば<麻衣さんとなら不幸になっても構わない>という姿勢の表れが見え隠れしてるんだと思うのです
そしてそれは麻衣の側も同じなんでしょう
これまでのお話、特に『ゆめみる少女』での一件を見れば麻衣の側も覚悟が決まっているのは明白です


あと細かいところでは麻衣の心情の揺れ動きを咲太と握る手の指の数で表現する描写が個人的に好きですね
『おでかけシスター』で一目を気にして下校する時は何故か小指だけw
https://youtu.be/3rNTznHbB8A?si=62grw3JObaPvWTne&t=103
今作冒頭で桜島母に咲太を紹介する時は緊張しているのか指2本
そして今作のクライマックスでは5本指と…
完璧なヒロインとして立つ桜島麻衣の唯一の心の拠り所である咲太への信頼がさりげなく描写されてる演出なんじゃないでしょうか


ソレとは別に、今作が高校生編の締め括りに相応しい内容であることを示す僕が好きな台詞がレビュータイトルにもした咲太が七里ヶ浜でランドセルガールに決意を示した時の台詞
ここでわざわざ「花楓とかえでも、牧之原さんと翔子さんも」と今はもう劇中世界には存在しないヒロインの名前を挙げてるところですね
誰も置いてきぼりにしない、これが『青ブタ』ですよ(拳を握り締めつつ)


それと映像面ではシリーズ中でも最も精細な作画が手掛けられたのが今作だと感じてます
特に咲太のキャラデザは『おでかけシスター』の制作途中で増井監督の意図を汲み取った田村里美さんによって目が切れ長になる様に修正が掛けられました
ですが全カットの修正は間に合わなかったのか旧キャラデザと新キャラデザがパートによって混在する状態で公開となっており、ブルーレイ版でも特段に追加修正はされませんでした
それが今作では終始一貫して非常に丁寧な修正が掛けられており、もうキャラ作画においては文句の付けようが無い出来栄えと太鼓判を押せます


もっと細かいところでは咲太が【居心地の良い可能性の世界】にやってきた時に梓川母が心を病まなかった為に顔が少しふくよかに描かれてる点も流石ですね
まああそこは担当作監の手癖が出てしまった、と言われてしまえばぐうの音も出ないんですけど;


あと細かい小ネタとかでは理科準備室での昼食中にバイブが鳴る携帯を指差した双葉の手が【フレミングの左手の法則】になってるとか好きですw
とにかく好きな小ネタが多いんです、この映画w


【ランドセルガールの正体についての考察】
{netabare}
麻衣自身には思春期症候群を発症する要素が無いことは冒頭の母親との関係の吹っ切れ具合からも確認出来ますね
ここでまずランドセルガール≠桜島麻衣が確定します


そして咲太自身が思春期症候群を発症してる事が劇中の中頃で発覚します
つまりランドセルガールとは咲太自身が生み出した存在というわけです
ここまでは誰でもわかると思います


では何故ランドセルを背負った幼い麻衣の姿なのか?
咲太にとって、麻衣はかけがえのない恋人であると同時に、牧之原翔子を除けば唯一自分の弱みや甘えを見せることが出来る存在でした
今作クライマックスでも、最後は麻衣さんが自分を見つけてくれる、と信じきってる咲太がいます
つまり「麻衣さんなら自分を救ってくれる」という咲太の願望や甘えが具現化したのがランドセルガールというわけです


でも何故幼い姿である必要があるのか?
咲太にとって現在の麻衣は強いところも弱いとところも全て見てしまっているので、全て知っている現在の麻衣ではなく、咲太がよく知らない、子役時代の【テレビの中の天才子役、桜島麻衣】の方が、より都合の良い存在として具現化し易い、という咲太の深層心理が働きかけた結果じゃないかと思います


要点は咲太の思春期症候群がランドセルガールという形になっただけというところです
ランドセルガールに導かれて物語後半に【居心地の良い可能性の世界】を行き来してる様に見えてますが、実際は咲太自身が望めばどんな可能性の世界へも移動できる状態だったと考えられます
それはかつての牧之原翔子が【今が自分が作り出した仮の未来だったと認識すれば、世界を再びやり直す事が出来る】という状態だった事に近いものだと考えれば成立するでしょう
{/netabare}


【なぜ赤城郁美だけが居心地の良い可能性の世界に加入しているのか】
{netabare}
これは今後アニメ化が確約されている大学生編への伏線であるので僕の考察が間違っているかもしれませんし、細かい言及は避けておきます
ですがあえて言うなら【居心地の良い可能性の世界】に赤城郁美がいるのではなく、他の全ての可能性の世界に赤城郁美は居たのに、現在の世界の咲太の行動だけが赤城郁美を排除してしまった、と考える事はできないでしょうか?


元々、咲太の周辺人物達はいくつかの可能性の世界でも結果的に合流を果たしてます
これは咲太と周辺人物達が多少なりとも量子もつれの関係にあって、なんだかんだで最後には合流する様に仕向けられているからだと思われます


そして赤城郁美もまた、咲太に合流する関係性を秘めていた人物の1人であったにも関わらず、現在の咲太の行動が彼女を峰ヶ原高校から遠ざけてしまった
そこで現在の咲太に赤城郁美が合流する原因となる新たな不確定要素が【霧島透子】というわけなのではないか?
と僕は考えているのです
{/netabare}

投稿 : 2024/03/06
閲覧 : 66
サンキュー:

3

ネタバレ

プラ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

咲太の"答え"

高校二年目の学校生活を終えようとしている。この二年間で、麻衣・古賀・双葉・牧ノ原・花楓とともに様々な思春期症候群に遭遇した。そのたびにサポートし、本人たちに乗り越えさせた。
花楓の成長もあり、咲太が向き合うべき諸問題も解決しつつあり、麻衣さんとリア充な高校生活を満喫していた。このまま、楽しい時間を過ごせれば……
しかし、咲太はもう一つ解決すべき問題があった。それは、花楓のいじめ発覚から離散してしまった「家族」という存在。
母親が精神を病んで入院してから、妹のサポートと高校生活を両立させなければならず、高校生ながら自立した生活を送らざるを得なくなった咲太は、二年間で立派な大人へと成長した。いや、なかば強制的に成長させられた。
二年間で咲太が得たのは「自立する力」だけではない。麻衣さんという最愛のパートナーとの出逢いもあった。良くも悪くも起伏が激しかった二年間を終え、このまま充実した平穏な日々が続けば……そんなことを咲太は思い始めていたようである。ちょうどその頃、高校近くの砂浜でランドセルガール-麻衣さんそっくりの小さい女の子-に出会う。これは何かの暗示だろうか……麻衣さんの目には映らないようである。
咲太の平穏無事な日常を送りたいというささやかな思いが、が「思春期症候群」を発症させた。無意識的に母親の存在を自分の中から消し去ろうとしていたことが原因だろう。以前のバニーガール先輩のように、咲太は突然誰からも認識されなくなってしまった…家族にさえ。途方に暮れて砂浜に向かうと、再びランドセルガールが目の前に現れた。そして、彼女に連れられ、別世界線の咲太と入れ替わることになる。
(以降、現世界線をΦ、別世界線をΛ、Λにいる咲太をサクタと呼ぶことにする)
世界線Λでは、登場人物や交友関係などにほとんど相違はない。最愛の麻衣さんも無事に彼女のままである。違う点は主に二つある。違う高校に行ったはずの赤木がクラスメートであることと、花楓のいじめ問題が穏便に解決しており、家族が以前の形のままであること。
咲太にとってΛの居心地は最高である。咲太が望んだ物が何一つ欠ける事なく、平穏な日常がそこにはあったからだ。しかし、咲太は今抱えている問題をΦに置き去りにして、モヤモヤしながら過ごすのは果たして本当に幸せなのか?と思い始める。
咲太のサポートはあったものの、Φにいた彼女たちは思春期症候群を乗り越えた。自分は逃げるのか?逃げるのは自分らしいのか?……咲太はΦに戻ることを決意する。再びランドセルガールに連れられ、Φに戻ってきた。
一日間、Φで過ごしたサクタは、いろいろ奮闘したようである。自宅の部屋に書き残されたメモに従って、麻衣さんへのラブレターを書き、ポストに投函する。
誰からも認識されなくなっている割に、咲太は落ち着いていた。きっと麻衣さんが見つけてくれるだろうという確信があったに違いない。せっかくなら透明人間を楽しもうと、夜の学校を満喫していると……なんと麻衣さんが現れた!咲太めがけて走っていき、熱い抱擁を交わす。
ちょっと前に半ば冗談で名前を書いた婚姻届-お守り-のおかげで、麻衣さんは咲太を思い出した。その夜、麻衣さんは咲太を思いっきり甘やかす。咲太を不安にさせないように……いや、咲太を失うかもしれなかった恐怖を紛らすためだったかもしれない。
麻衣さんに励まされた咲太は、意を決して母親の元へ向かう。子どもたちに会ってはりきりすぎたせいか、母親は再び病室にいた。
母親のノートを見ると、親として花楓を支えてあげられなかった後悔が綴られていた。これからは家族全員で過ごすんだという咲太の強い意志が実り、咲太は母親に認識されるようになる。お互いの苦しみを分かち合い、努力を認め合った結果、再び「家族」の形を取り戻すのであった。

「婚姻届」のくだりは冗談交じりにやり取りしているように見えたが、あれがなければ麻衣さんすら咲太の事を忘れてしまっていた可能性を考えると、かなりゾッとする。
それか、麻衣さんは「お守り」が必要となる事を事前に察知していたのかもしれない。咲太を世界線Λに連れて行ったランドセルガールが麻衣さんの幼き姿のように見えたのは何か関係がありそうだ。
世界線Λは夢?分岐した現実?咲太の理想の最高形?ただ咲太のみが意識や記憶を引き継いでサクタと入れ替わる事ができたのはなぜだろうか。

何にせよ、続編は楽しみではある。

投稿 : 2024/02/25
閲覧 : 34
サンキュー:

1

ネタバレ

既読です。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

咲太のこころの問題(大人になる)2回目鑑賞

咲太の本音は花楓はかえででいて欲しいし
麻衣さんやその他周りの人たちとの関係性も
つつがなく成立していた訳で
それは母親不在でも頑張って築いてききた
それなりに居心地のいい関係性を
壊したくないという気持ちがない訳ではない。
ただしかし、今や花楓は母親を求めてるし
病んでいたとは言え母親は花楓の母親であり
自分の母親でもある(へその緒)ので
今起きている母親と花楓の関係の修復を
そして自分と母親の関係の再構築を
前向きに受け入れなければいけない。

でも、いままでの俺の頑張りは?
(冷めた思考でこれでいいんだよなあ
 って思っていても、報われてない気分)

そんな複雑な気分を
「頑張って自立=大人してきたんだよ?」
という麻衣さんの言葉で救われる
ストーリーでしょうか。

思春期の心情が乖離やパラレルワールドを
引き起こすのがこの作品の肝なんでしょうが
それにしても毎回毎回・・・

投稿 : 2024/01/13
閲覧 : 58
サンキュー:

5

ネタバレ

ハニワピンコ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

些細な変化と思春期症候群

藤沢を舞台に様々な問題から引き起こされる思春期症候群を巡る、男女の物語を描く『青春ブタ野郎』シリーズ高校生編 完結

花楓の受験が終わり麻衣さんも高校卒業となった3月。その卒業式の後の待ち合わせで待っていた七里ヶ浜で子供の頃の麻衣さんとそっくりなランドセルガールと出会う。しかしその子は自分以外には見えていない。少しの思春期症候群の不安を持ちつつも自分自身にはその具体的な理由が分からず仕舞いだった
思春期症候群は不安定な心や精神に襲いかかり追い詰める。今まで他のヒロイン達がなんとか出来たのは咲太がいて、咲太には翔子さんがいた。しかし今回は──ランドセルガールだった

最後に頑張るのは咲太自身だった
今まで様々な人たちの様々な思春期症候群と出会い、自身も過去に一回見舞われその経験から手を差し出してきた咲太。それで出逢った人も再会した人もいた今まで。そして今度は自分の、自分自身の問題に自分で解決しなければならなくなる

かえでと二人で生活し自分で稼ぎ彼女とも出逢う。そんな生活を二年間過ごしてきた。全てとは言わないが自分の功績を肯定し心地よくさえ思っていた今の生活に、急にいなくなった親と改めて会い、また一緒になるという変化に複雑な気持ちを持ってしまうという今までの咲太の描写があったからこそ、そんな咲太に同情してしまう気持ちも、それでも家族として拒否し続けるという姿も見たくは無いというこっちも複雑な見方をしてしまう流石の構成で、心地よいぬるま湯でも意識しなければ幸せな世界という別の世界を見せてきて戸惑わせ、それでもこの世界ではあるが母親と改めて会話してそして決断していく
そして改めて元の世界でしっかりと母親を見て自分の中で整理をつけて家族になった
この終わりこそが二年間の咲太の頑張りを最大限認め、そして肯定し切れる最高の終わりだった

その今度は頑張る咲太を見せて高校生編は完結の締めとして最高の締めで終わるこの物語と劇場作品2作展開をしっかり劇場で堪能し切れて、単純に今後もが気になるというよりは今まで見せてくれた頑張ってきたキャラ達が変わった環境や変化した心情で登場してくるのが楽しみという意味で今後が気になる

劇場作品として一部変わったスタッフの元で作画の雰囲気は確かに変わったけれど、監督の意図の元で、演出的に派手なシーンはあまり無いからこそキャラ表情の些細な変化や動作をちゃんとしっかり見せてくれる見せ方は好き。相変わらずの湘南やその他別の舞台の背景や美術はリアルで拘られて大好き

それぞれのヒロイン 主人公の物語を、思春期症候群という障害とそれを乗り越えていくエピソードの作り込み、そして成長していく姿を流石のキャラ描写で見せてくる凄いシリーズ。続編が決定しておりまだまだ楽しめそう嬉しい。これからも応援します

改めて今年『青春ブタ野郎』シリーズにハマり、アニメシリーズや劇場1作目を振り返って初見とは違う見方で見れて堪能し切れとても楽しかったです。ありがとうございました

投稿 : 2023/12/31
閲覧 : 52
サンキュー:

6

ネタバレ

あと さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ストーリーに驚きはなかったが、人間ドラマは素晴らしかった

 青春ブタ野郎シリーズ、3作目!前回の映画では麻衣さんが子供の姿になって登場して、これからどうなるんだろう……という内容で終わってましたが、その続きからで、今回は大人になるという咲太くんのお話でした。
 劇場版作品としては、ストーリーの展開がだいぶ地味で、地に足着いた落ち着いた作品でした。今回は内容としては高校生編ラストに相応しいような自分の存在が無くなる、という1番初めに経験した麻衣さんの思春期症候群と同じ内容。離れていた家族がもう一度家族になるホームドラマでした。
 満足度としては正直最後の展開が飲み込めなかったこととか、ストーリーの展開があまり驚きのあるようなものではなかったので結構頭を悩ませた感じで見終わってしまいました。今までが誰かの対話や、想いを伝えることだったり、秀逸なストーリー展開と伏線回収で結構感情を揺さぶられてきたので、今回がほとんど自分の感情に答えをつけるだけというところで、盛り上がりがないのもしょうがないんですが映画1本使ってやる内容なのかな……っていう感想を持ちました。結局何も解決してなくない、何も進んでなくない……?と。
 ただその辺の思うところはあるものの作画は前作より大幅に良くなっているし、何より良い話ではありました。

投稿 : 2023/12/30
閲覧 : 50
サンキュー:

1

ネタバレ

シボ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

頑張ってきたからこその涙。

今までは咲太の周りの女の子を救う為の物語。

今回はブタ野郎こと咲太自身を救う物語でした。

病気になってしまった母親のことを無自覚に
距離を取ってしまっていた咲太は
母親との接触から誰からも認識されない存在となってしまいます。

公式のキャラ紹介でも名前消されてますw

周りの人達から認識されない恐怖。
そんな心細い気持ちの中
一人だけでも覚えてくれる、思い出してくれてた時の喜び。

麻衣にしても咲太にしてもそんな気持ちを経験したからこそ
必死に相手を想い行動する。そんな絆の強さを今回も
感じられて嬉しくなります。


あれだけ妹を守り続けてきた家族思いの咲太が病気の母親の
ことを存外にするわけはないですよね。
きっと母親、父親の存在をなかったことにするくらい
一切の甘えを捨てる覚悟、気概でないと花楓(かえで)との
二人の生活を頑張り続けられなかったのかなって。

それくらい妹の為に全てを注いで頑張ったTV版での彼を
かえでが花楓になった時に取り乱してしまった彼を
思い出しちゃいました。

そんな苦しい胸の内をいつも認めてくれる麻衣さんの存在。
頑張ったって言ってもらえたことに涙が止まらなくなっちゃった
姿が胸にきました。

それにしても今回の麻衣さんの包容力って・・・
(自分の母親にはちゃんと調教してる的に言ってたのは
笑っちゃいましたけど)
行き過ぎちゃうのを適当にいなしつつ気が付くと優しく抱き
寄せるなんて。
麻衣さ~~~~~~~んって心で叫んじゃってましたww

病室で母親が咲太を認識するに至ったのはどうしてなんだろう
とは思うとこありました。
それでも2年の苦しみを超えてようやく
3人抱き合って涙する姿は感動で泣いちゃいました。
(みんな、よう頑張った・・・・)

最後に翔子ちゃんの登場でヒロインコンプリートでしたね。
(来場者特典は一足早い
  クリスマスサンタコスの翔子ちゃんでした♪)

次作の大学生編も楽しみに待ちたいです。

投稿 : 2023/12/09
閲覧 : 73
サンキュー:

16

あっきーさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

原作に忠実

原作に忠実に作ってあって面白かったです。
もちろん面白かったですけど個人的には続編は1クールのアニメで見たいですー
どちらにせよ続編も楽しみです!

投稿 : 2023/12/08
閲覧 : 95
サンキュー:

1

ネタバレ

lumy さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

レビューが書ける喜び。

原作未読、1期と劇場版2作は視聴済み。

いつもは映画館で作品を観たら即日レビューを書くのですが、
本作は1日寝かせました。
視聴後の衝動的な気持ちはなかったですが、
余韻がじんわりと残る、そんな内容だったからです。

劇場版としてのまとめ方は、1作目がパーフェクトだったでしょう。
(あぁ、映画館で観たかった・・・。)
2作目はステップ、そして本作がジャンプに当たるわけですが、
とびきりのジャンプではなく、
スタッと、落ち着くべきところに落ち着いた、そんな印象です。
落ち着かせ方が少々、大人しい感じもありますが、
本作のテーマが {netabare} 咲太が大人になる話 {/netabare}なので、
劇場版の完結としてはふさわしい終わり方だったと思います。

また、前回はあまり出番がなかった麻衣さんですが、
本作は如何なくその正妻ぶりを見せてくれるので、
安心して麻衣さんに身をゆだねてください。

劇場版1作目から長らく動きがなかった青ブタですが、
ここにきて次々と続編が作られて嬉しい限りです。
こうしてレビューを書けるなら、劇場版をきちんと映画館で鑑賞して、
お布施を払っても全然損はないですね。

でも次は、テレビ放送でお願いしますw

投稿 : 2023/12/07
閲覧 : 385
サンキュー:

13

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

咲太の母性への渇望が思春期症候群の女たちを引き寄せたのだろうか?

【物語 4.0点】
『青ブタ』《高校生編》完結編。

梓川家の家庭の事情に踏み込んだ今年6月公開の前作『おでかけシスター』とあわせて、
ひとつのホームドラマとして捉えた方が良い2作品。

そもそもスタッフ陣はTVアニメ版+劇場3作品とあわせて、
《高校生編》全体を2クール相当のイメージでシリーズを構成したとのこと。

鑑賞者もまた各々が目的意識を持って能動的に“観測”しなければ、
拾え切れない要素が多々あるファン向けの集大成。

今回は咲太自身も認識していない家族に関する心の問題を取り扱うため、
解決も一筋縄では行かず、伏線も繊細で観測の精度も高めて行かねばならないですし、
鑑賞者もまた咲太と一緒に悩み苦しむことにもなるでしょう。

前作『おでかけシスター』では上手に憎まれ口を叩く咲太の軽妙なトークに笑わされるシーンもあって、
今回も相変わらず咲太は軽口を叩いては麻衣さんに足を踏みつけられるわけですがw
本作は自分自身と向き合う咲太の葛藤と濃厚な人間&家族ドラマを、終始、神妙な面持ちで受け止める感じ。

私にとっては、咲太が思春期症候群の少女たちを引き寄せてしまうのは、
ラノベ主人公少年の補正だけじゃない。
むしろ咲太が抱えた思春期症候群が一番根深いと感じていたので、
その解答編ともなる本作は待望の一本かつ濃密な75分でした。

咲太がもつれた心の糸を解きほぐした先に示されたラストシーンには感動しました。


伏線には《高校生編》グランドフィナーレに向けた物と、
シリーズの今後を示唆する物があり。
その仕分けと方向性も示されるエンドロール後まで離席せず見届けましょう。
(※核心的ネタバレ?){netabare} 麻衣さんも怒り出す成長した翔子ちゃんのセクシー水着ショットin沖縄。心待ちにしておりますw{/netabare}


【作画 4.0点】
アニメーション制作・CloverWorks

量子力学などに基づいたファンタジー要素を組み込みながら、
日常生活場面も数多く描いて来た本シリーズ。

炊事、洗濯、買い物、ゴミ出し。
咲太はお兄ちゃんとして当たり前に母親の代役をこなして来たわけですが、
これって考えてみれば簡単なことじゃない。
高校生がバイトもしながら家庭と妹も守る。
高校生の頃、しばしば家族に叩き起こされなければ目覚めることもままならなかった私から見ればw咲太は凄く頑張っています。

ともすれば“つまらない邦画”と揶揄されがちな生活感を醸した日常カットを、
近2作品だけじゃなく、シリーズ通じて淡々と積み重ねて来た。
だからこそ一見地味な本作の会話劇が心揺さぶられる物になる。

『青ブタ』は本質的に地に足の付いた人間ドラマだということを、
作画も理解していたのだと感じ入りました。


【キャラ 4.5点】
キャラクタークレジットにおいて、咲太の両親は一貫して咲太の父、咲太の母と表記されます。
作中、特に家庭に入った女性は実名ではなく何々さん家のお母さんと呼ばれる。
全てが子供中心になる現実を指摘されて、
盲点を突かれた私は客席で思わず声を上げそうになる程の衝撃を受けました。

決して面倒だから主要キャラの父母に名前を与えなかったわけじゃない。
楽してると非難されがちな専業主婦だって頑張ってるし様々な葛藤がある。
考え抜かれたキャラ造形に脱帽です。


レビュタイで示した通り、主人公・咲太における母性の欠落に特に注目して鑑賞した私。
絶好の位置から観測した{netabare} 麻衣さん{/netabare} の母性愛。悶絶しました。


あとは{netabare} キスに向けて興奮が高まった咲太&麻衣{/netabare} のとばっちりで風呂上がりにも関わらず電話を取らされれた花楓。
かえでが電話に出るのもままならなかった頃を思うと、
当たり前に電話応対する花楓に、私はラブコメの波動よりも感慨深さを覚えてしまいます。


【声優 5.0点】
咲太の父役の志村 和幸さん。咲太の母役の亀岡 真美さん。
吹き替え等のキャリアも積み重ねて来た二人の人間味のある妙演。
キャスト陣の土台が安定していたことがホームドラマ色の強い今年の2作品を支えていました。

その上で主演・梓川咲太役の石川 界人さんらキャラを掴んだ声優陣たちの熱演。
上記のラストシーン。感動させられたのは演技に寄る所も非常に大きいです。
最後は(※核心的ネタバレ){netabare} 母との関係を取り戻した咲太と母、花楓3人の泣きシーンに。
通常は横で泣いている演者の声と、セリフを入れる演者の声は別録にして、後で調整するのがセオリー。
ですがテストの出来が素晴らしかったので音響監督・岩浪 美和氏の判断で急遽同時収録に切り替えたそうで。{/netabare}
リアリティのある生々しい家族愛まで再現できる最近のアニメ声優の実力。

アニメ映画にて俳優・タレントを起用する監督・スタッフの言い分として、
この俳優のナチュラルな演技が欲しかったんだという主張をよく見かけます。
近年までは私も一理あると感じていましたが、本作みたいな演技を目撃してしまうと今のアニメ声優には役者として俳優の領域まで十分カバーできる可能性があると考え方が改まります。

この演技は俳優じゃないと……と言われるなら、まず本作を観て、最後のシーンを聞いて頂きたい。
それくらいインパクトのある好演だったので、
ここは私も滅多に付けない声優5.0点を付けさせて頂きます。


【音楽 4.0点】
劇伴はfox capture planが《高校生編》シリーズ完投。
会話劇を邪魔しないピアノの心情曲などで作品を下支えして来たBGMですが、
ドラマ成分が強い今回は特に静かに、時に無音のシーンも目立った印象。

ですがクライマックスでは岩浪音響監督のオーダーで、シリーズ最長の劇伴を用意し盛り上がりを好アシストしてくれます。
『ガルパン』砲撃爆音調整の大技だけじゃない、
人間味を引き出す繊細な調整でドラマを演出する小技も冴えるのがこの音響監督の懐の深い所。


ED主題歌は「不可思議のカルテ」でこちらも《高校生編》シリーズ完投。
完投能力のあるテーマソングは早々生み出せる物じゃないので、
今後、制作が決まっている《大学生編》での起用も望みたいです。

投稿 : 2023/12/06
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18

ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ランドセルガールは水先案内人

原作未読 75分

青春ブタ野郎シリーズの最新作です。

ポスターなど見たらメインヒロインの桜島麻衣さんがメインのお話がかと思いましたが、主人公の梓川 咲太くんの思春期症候群のお話でした。

そう言えば、他のヒロインたちのお話はありますが、咲太くん自身のお話は、なかったと記憶しています。

いつも惚けてあまり本心を見せない咲太くん {netabare}、今回は {netabare}母親の件で {/netabare}、今まで心に仕舞い込んでいた想いが一気に爆発致します。
{netabare}
誰もが存在に気づかなくなったとき、一番最初に気づいたのが麻衣でしたね。流石です。

そして、母親が咲太くんの存在に気づいたとき、一気に感情が爆発しましたね。花楓ちゃんと病室での三人のシーンはこちらもウルウルしてしまいました。
{/netabare}
何点か疑問に残ることもありましたが、 {netabare}(ランドセル姿の麻衣さんが咲太くんの水先案内人になったのか?母親が咲太くんの存在に何故気がついたのか?などなど) {/netabare}終わり方はとても良かったです。

そして伏線のようなことが残りました。 {netabare}(別世界の赤城 郁実さん、何かありそうですね。) {/netabare}

主題歌は、前回に引き続き「不可思議のカルテ」、今回はヒロイン全員で歌っています。

最後に、青春ブタ野郎シリーズ大学編アニメ化決定!できればテレビ放送でお願いしますw

投稿 : 2023/12/05
閲覧 : 385
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13

ネタバレ

※アニをた獣医師() さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

大人になること、という内容かな

まずは、とても良かった。一応大人になった自分には非常に心にきた。家族と向き合うことの大切さが伝わってきた。

カプ厨の自分には、まいさんと咲太の絡みを見れただけで幸せではあった。

ランドセルガールがどういう意味か、なぜランドセルガールなのかは、子供というところを強調したかったのかな、という印象かな。

{netabare}

別世界での、あの同級生にピントが当てられたのは今後も出るからなのだろうか?


子役時代のまいさんが出てきたのは、彼の心を表してたのだろうか?まいさんはもう大人で、咲太は子供。無意識にまいさんは大人と思い、今の自分と話し合えるのは心が大人の人とは話せない、だから子役時代のまいさんを自分の中の逃げ道にしたのだろうか?


咲太がだれにも母親のこと打ち明けられず、まいさんに打ち明けちゃうシーンは泣きましたね。


後は大学編、アニメ制作決定!!!!!


{/netabare}

投稿 : 2023/12/05
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6

ネタバレ

og3jar さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 2.0 声優 : 5.0 音楽 : 2.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

封切に観てきました。

原作既読です。

前回の『おるすばん妹の夢を見ない』で、期待値はかなり下がっていたので、そんなに期待外れと言う訳ではなかったけど、いくつかわからないところがありました。

以下ネタバレです。
{netabare}
①今回思春期症候群を起こしたのは咲田なのに、何故麻衣さんが小学生に?
 牧之原翔子が思春期症候群を起こした時は、双葉理央の仮説では、大人になる事を拒絶した分、時間が早く進み、私たちよりも先に未来にたどり着いたとの事でした。では、麻衣さんはどう言う理屈で小学生に?
 それに、小学生の麻衣さんは咲田の思春期症候群の悩みをよく知っていました。そして咲田に手助けしています。何故手助けできる能力がある?

②咲田の母親が、今まで認識していたかった咲田を認識するに至った説明が全くありませんでした。BGMは感動的な和解を演出していましたが、僕はあれって思っている間に、話は終幕へ。母が咲田の存在を認識するプロセスの説明が有りませんでした。本編3話で、咲田が認識できず忘れていた麻衣さんを思い出した時は、前日に麻衣さんに漢字を習っていて、同じ問題がテストで出たので思い出したというプロセスの説明がありました。今回はありません。
{/netabare}

以上、感動がない(感情移入が出来ない)終わり方でしたが、またまた、{netabare} 次回予告{/netabare}がありました。

今書いた内容は、アニメの問題ではなく原作の問題なので、クローバーワークスの責任ではないのですが・・・しっかりしてよ。鴨志田さん

次回も必ず観に行きます。ファンなので

追記 入場特典で貰った小冊子『青春ブタ野郎はスプリングデイズの夢を見る』は大変面白い読み物でした。本編より良かったかな・・・・

投稿 : 2023/12/03
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7

ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

家族になる

楽しみにしていた人は多いのではないでしょうか?
高校生編クライマックスと聞いていたしお出かけシスターを見たら、こちらも見るしかないでしょう。って思い視聴しました。

物語は親子の絆です。
麻衣さんの卒業式の話の親が勝手に卒業式に来た。
実は私も高校の卒業式には母が勝手にきました。
私は来ないようにって話していたのです。
友達も断ったって話していたし私も断ったのですが来たのですwww

だから、麻衣さんの勝手に来ただけよに親近感が湧きました。
麻衣さんはお母さんが苦手の様ですね。
私も高校を卒業するまでは両親と仲良くなくて……
あまり好きではありませんでしたね。
だから、断ったのですが……

麻衣さんはお母さんに偶然卒業式の日取りを知られて来たらしいのですが、私が思ったのは親って案外仲が悪くても子供の事が大好きなのかな?って、仕事を休んで勝手にきたって言うけど、本当に嫌いなら行かないと思うんですよね。

だって、嫌いな娘の卒業式を休み取って貴重な時間を作って見にこないと思うし、麻衣が彼氏ですって紹介しても反対もしないし、咲太がまだ記者達に追われて居ないかとか心配したり、麻衣さんが浮気されないか心配したり、「この通り我儘な娘だけどよろしくね」とかお願いしないよね。
だから、麻衣さんがしっかり向き合えば母も向き合ってくれる気がするんです。
当時反抗ばかりしてた私言うのもなんだけどw

ちなみに私の母が私の卒業式が理由を聞いた事があります。
「母さんもお婆ちゃん(母)に来て貰ったから」だそうです。

まぁ、今となれば、学校に通って友達遊んだ……(´ρ`*)コホンコホン
勉強した学費(身についてはいない)やら交通費をだして貰ったりした訳だし母が卒業式を見たいと思ったのなら見て貰えてよかったとも思うかな。
麻衣さんもいつかそう思える日が来るかもね。


で、今回は咲太の母の話です。
咲太の母は病気なんですが、詳しくは解りませんが、心が疲れてしまったそうなんです。
精神的な病なんてこのご時世めちゃくちゃ多いし問題になってますよね。

実は私の母も一時期、心が病んでいた時期があります。
私の母は8ヶ月くらいの入院でしたね。

で、咲太はそんな母に負担をかけまいと妹のカエデと二人暮しをしていた訳です。
カエデちゃんも思春期症候群だし。

で、母も元気になり咲太はこれからは「家族4人で暮らせるかな」と思った次の日に咲太だけ世界に忘れられます。
誰もが咲太を認識出来ない……
友達も家族も誰も咲太の事を忘れて見えなくなってしまいました。

そんな世界でも咲太を認識出来る人が1人……
ランドセルを背負った桜島麻衣……
彼女に手を引かれて辿りついた世界はパラレルワールド……

その世界は桜島麻衣と付き合っていて咲太が家族4人で暮らしている居心地のいい世界。
元の世界は母とギクシャクしていたり自分を認識してくれる人の居ない世界。

咲太は「居心地がいい」と話してましたが、それでも彼は「元の世界に帰る」決意をします。
私はこの決意を聞いた時に咲太は幸せだったんだと思いました。

居心地のいい世界より、元の咲太の居た世界は間違えなく咲太に取って大切な世界で、大変な事や辛いこともあったけど、それでも咲太が生きてきた世界で、その世界にある幸せを知っているのだと感じましたね。

私なら居心地のいい世界に逃げちゃいそうだなw
多分、それでも、やっぱり咲太には元の世界が好きだから戻りたかったのかな?って

で、戻った先で、桜島麻衣が咲太を迎えに来て「2人で家族になろう」って。
このまま元に戻れなくても2人で家族になろうねって優しい言葉です。
居場所のない世界に咲太の居場所が出来た瞬間でした。

絶望していた彼の心にこの一言はどれだけの救いを与えたか、1人じゃないって心強いですね。
麻衣さんが気付いたのは3月2日に書いたお守りの婚姻届の名前からでした。
3月2日の婚姻届と私の誕生日が咲太を救ったのです!

え?なんですか?
私の誕生日なんですww
どうでもいい情報を混ぜてすみません(*ơᴗơ)
↑反省してない

咲太はお母さんが元気になって嬉しかったけど、食事や風呂掃除やトイレ掃除も全て、母がしてくれていた事を出来るようになったんじゃなくて、出来る様にならなきゃならなかったって泣きながら彼は話してました。

で、母の回復は嬉しいけど母と接し方が解らなくなった。
母が居なくても生活して幸せな日々、彼の中で当たり前になっていた……

少し解ります。
私の母も入院してて、時期で母とはコロナ禍で面会謝絶で私と父の二人暮しで毎日母の話をしたりして8ヶ月なんて凄く短な時期だけど、終われば何か凄く時間が経っているように感じて、その暮らしになれてきた自分がいて、母が帰ってくる事が決まった時に安心よりも不安の方が正直強かった。

退院しても病の再発、仕事で私や父が家を開けて母1人でお家に居るのも大丈夫なのかな?
完治するまでは何かあった時を考えて病院にいる方がいいんじゃないかな?
生活も変わっちゃうのかな?

とか、考える自分もいて咲太の言うように、そんな風に考える自分も凄く嫌でした。

咲太とは悩みが少し違うけど居ない事が当たり前になる生活の感覚ってのは凄く解る気がするんですよ。
だから、何か咲太の苦悩って本当に解る部分があります。

けどね。
そんな心配はなかったんだよ。
元に戻るだけです。
お母さんがいた頃に、私も母が帰ってきて直ぐに不安はなくなったかな、病院で色塗りしてたとかお菓子が美味しかったとか、そう言う話ばかりしてきて、直ぐに不安はなくなり安心と元の日常が戻ってきたんです。

咲太も最初は不安かもしれないけど、きっと直ぐに馴染めると思う。
咲太もきっと楽しく家族4人で過ごせると思います。


今回の思春期症候群って……

母が入院してても不自由のなくなった咲太は母を必要(見なくなった)としなくなった。
理由としては、母が戻ってきたら自分が今までしたきた事を母がして家族が自分を必要としてくれなくなる。

自分の居場所がなくなる様な気がしたのかな?
そして、自分で思い込んだのかも、お母さんには自分が必要ないって……
だから、お母さんは忘れてカエデちゃんを一人娘の様に感じて息子を認識出来なくなった。

けど、咲太のお腹の傷が「臍の緒」が彼と母を繋いでくれていたんだと思う。
親子の絆か母の愛かは解らないけど、あの傷はそう言う物なのかな?

咲太の「何度も通うよ、母さんが俺と目を合わせてくれるまで」ってセリフ、大人になって何でも出来る様になった咲太がお母さんを必要としたからこそ認識してくれたんじゃないかな?

お母さんの「咲太がお兄ちゃんでよかった」とか「カエデをありがとうね」とか本当に咲太が欲しかった言葉なんだと思う。
今まで家事が出来た咲太を褒めてくれる人は居なかったけど、それを褒めてくれる人(母)の言葉が嬉しかったのだと思います。


青ブタシリーズは思春期をテーマにしてるから刺さる部分は多いですよね。
で、最後に今回、私が印象に残っているシーンが咲太がパラレルワールドで母親に電話するシーンです。

お弁当を作ってくれて「ありがとう」と伝えてましたね。
咲太って多分、お母さんとあまり会話してなかったんじゃないかな?
けど、今回の件で自分から話してみようって気持ちになったんだろうなぁ〜

高校生の頃なんて私もお弁当とか当たり前の様に食べていたけどさ「ありがとう」なんて伝えたことが無いです。
高校生なんて思春期真っ只中に親に「ありがとう」なんて5文字をあまり言えませんでした。
簡単な言葉だけど当時は口に出したら負けたような、恥ずかしさとか、キャラじゃないとか、そんなのがあったと思う。

勿論、思春期だけどしっかり言える子はいると思うけど思春期真っ只中の中高生なんて私みたいに言えない子もいると思う。
咲太だって「珍しい」って言われるからきっと言えない人だよww
思春期だしそれでいいとも思うし、まぁ、多分……そんな意地は親にはバレてるww

コレは後付けだから言えるけど、言えた方が絶対にいいとは思う。
「ありがとう」って言われて顔や言葉や態度には出なくても親は嬉しいと思います。

咲太の「ありがとう」にお母さんの声が嬉しそうに聞こえた時にそう感じました。
学生の時に言ってみればよかったかな?ってこのシーンを見た時に思いましたね。

で、咲太の場合は料理が出来るからねw
早起きしてくれてお弁当を作ってくれる。
例え、それが1からの手作りだろうが、レンチンだろうが朝からお弁当を1つ作るのには凄く手間と時間が掛かるものです。
それをカエデと2人分用意してくれる、その大変さを知っているから言える「ありがとう」なんだとも思いましたね。

私は映画を見に行くと必ずお家に何かお土産を買って帰るのですが、「青ブタ」を見た後に今日は絶対に両親へのお土産を買わなきゃいけない気がしましたねww
なんか、親への感謝とかそう言うものを感じさせられたのでw

さて!
ラストにあれ?翔子さん転校するんですか?
因みに、青ブタでは私の推しキャラだったりするけど余り出番なくなるのかな?

そして、今回のパラレルワールドでも謎があり、向こうの咲太が、こちらの咲太に投げかけた質問、翔子の未来に存在しない人、ランドセル麻衣もイマイチ正体が解らないのですが、疑問を残して終わるから、その瞬間、あぁ何か来るとは感じまさたが……大学生編アニメ制作決定!

ワァ───ヽ(*゚∀゚*)ノ───イ

投稿 : 2023/12/01
閲覧 : 146
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11

kuroneko さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

投稿 : 2024/04/14
閲覧 : 1

ヤギ5 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/04/07
閲覧 : 1

210 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/03/30
閲覧 : 1

神城 悠 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観たい

投稿 : 2024/03/27
閲覧 : 2

りゅう さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/03/20
閲覧 : 3

シャカ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/02/23
閲覧 : 3

苛性ソーダ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/02/17
閲覧 : 5

めるぴん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/02/08
閲覧 : 5

ニキータフルチショフ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/02/01
閲覧 : 39

294EY さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/01/05
閲覧 : 6

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/12/31
閲覧 : 7

щ(゜▽゜щ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/12/29
閲覧 : 7

70366 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/12/27
閲覧 : 4

ヒロインコレクター さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/12/25
閲覧 : 10

老倉育 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/12/24
閲覧 : 8

御宅 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/12/22
閲覧 : 9
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青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ないのストーリー・あらすじ

卒業式を迎えた高校三年生の恋人、桜島麻衣を待つ梓川咲太の前に、子役時代の麻衣によく似た小学生が現れる。そんな不可思議な体験を思い返していた咲太のもとに父親から電話がかかってくる。咲太の妹、花楓に起きた出来事を受け止めきれず、長期入院していた母親が、花楓に会いたいと話しているという。母との久しぶりの対面に緊張を隠しきれない咲太の体に見慣れない傷跡が現れる。(アニメ映画『青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2023年12月1日

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