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「アニメンタリー決断(TVアニメ動画)」

総合得点
63.9
感想・評価
18
棚に入れた
78
ランキング
3991
★★★★☆ 3.4 (18)
物語
3.8
作画
3.1
声優
3.5
音楽
3.3
キャラ
3.4

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アニメンタリー決断の感想・評価はどうでしたか?

アム さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

勉強になる

古いアニメだけどすんなり見れる
今ではこういう形でのドキュメンタリーは色々問題あって作れないだろ。貴重なアニメだ

投稿 : 2020/11/15
閲覧 : 200
サンキュー:

4

ガムンダ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 2.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

その時、ちょっとだけ歴史が動いた

史実の太平洋戦争を題材にしたアニメです。
戦争の各局面における特に日本側の司令官の決断の瞬間を中心に描いた作品です。
クソ真面目なアニメです。

主に日本側の視点を中心にしますが、偏った作品ではなく太平洋の戦史研究入門には良いのではないでしょうか。
多少の脚色は有るようですが、いわゆる太平洋戦争のメジャーな定説をなぞっていますから、定説を抑えるのにはもってこいです。

「艦これ」辺りから興味持った方はどうぞ。

ちょっと巷にあふれる孫子の兵法ビジネス書に似てる気がします。
司令官の決断をどうのこうのと言いますが、大概の場合結果論も良い所で、
ビジネスで事に当たって応用する事など殆ど不可能です。

そんでもって本作品の題材、太平洋戦争の方ですがそもそも孫子の極意は「戦わずして勝つ」であって戦場における決断を云々するより戦争をおっぱじめる決断の方が問題なのであって、その点についてはこの作品では全く扱われません次第です。
要するに国家の興亡は戦場の外の決断にかかっておるのでして、司令官の「決断」など、一パイロットの操縦桿を右に切るか左に切るかの咄嗟の決断とそれ程大局に対する影響度に違いがありません。
もっと言えば司令官の決断を云々する前にその司令官をその職に置く決断は誰がしたんだと。その方が余程重要です。

ではなぜこの様に戦術にフォーカスした作品が作られるのか。
1.いつの時代もミリオタ(≒兵器オタ)が一定数居てウケるから。
2.当時は社会にたくさん軍人上がりが居て反省会のノリでウケたから。
  反省会は自分たちの領分を超えた反省は行われない。

と想像します。

もっともこの時期の反省会はリアルで生々しく、のちのガンダム以降(2.の要素が薄れた時代)の様なメルヘンで内向的な甘ったれた戦争ものの気持ち悪さはまだありません。


今でも十分楽しめる作品と思います。
あと、古いを差し引いても絵がヒド過ぎます。
なんでこの時代の劇画ってデッサンがおかしいんだろう?

投稿 : 2019/04/06
閲覧 : 381
サンキュー:

7

ネタバレ

天地人 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

もっと私的アニメ感想簿41

ナレーション
「人生で最も貴重な瞬間、それは投稿(ん?)の時である」
「あにこれは我々にアニメの尊さを教えてくれたが、また生きるための教訓を数多く残している。」

という言葉(ウソ)の後に演歌調の主題歌が流れる冒頭から、この作品が他のアニメと違うのが分かります。
(本当のナレーションはYouTubeで見てください)
というか、よくこの作品をゴールデンタイムで放送したなと思います。
まあ、当然数多くの抗議が来たそうですが(う~ん)

実際にアニメを観てもらえれば分かるのですが、戦争(第二次世界大戦)に対して賛美するのではなく、ハンセン(ウィーッ)もとい反戦でもありません。
タイトルのドキュメンタリーの名前通り、あの戦いで起きた数々の出来事を史実通り(といっても、当然製作した当時の状況と製作側の主観は入りますが)描き、それに対し現場の指揮官がどう判断し決断したかを描写しています。
そこに浮かび上がってくるのは、それを決断した人の苦悩です。
戦争はもちろんいけない事ですが、人がいて考え方の違う国がある限り、かならず起きてしまうものです。
それであるならば、実際に起きた出来事に対し、何故こうなったのか、その時どうしたのかを知る事は大事なのではないでしょうか。
古い作品なので映像は良くないですし、今見るとおかしい部分もありますが、こういう作品はぜひ多くの人に見ていただいて、戦争という出来事を自分で考えてほしいです。

ところで、製作が遅れたとはいえ、なんで最終回が川上監督の決断なんでしょうね(汗)

おまけ
参謀A
「長官、投稿は成功です(沸き立つ艦橋)」
参謀B
「ぜひネタをもっと入れた投稿にするべきです。」
参謀А
「いや、へんなネタなど入れず、このまま普通に感想を述べた投稿で終わらせるべきです。」
参謀A&B
「長官、ご決断を」
長官
「(う~ん、どうすりゃいんんだ、誰か代わってくれ~っ)」

投稿 : 2018/11/03
閲覧 : 323
サンキュー:

14

ネタバレ

東アジア親日武装戦線 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

あくまで組織論を説いた作品

1971年作品
アニメ制作:タツノコプロ
全26話。うち最終話は読売巨人軍川上監督回。

主題歌
OP「決断」
作詞:丘灯至夫
作曲:古関裕而
歌手:幹和之、コロムビア男性合唱団 

ED「男ぶし」
作詞:丘灯至夫
作曲:古関裕而
歌手:幹和之、コロムビア男性合唱団

再放送で本編25話視聴済。
DVD所有。

ドキュメンタリーアニメの草分けでアニメ史に残る名作です。

【作品概要】
太平洋戦争の緒戦における帝国陸海軍指揮官の「決断」を描いたヒューマンドキュメンタリー作品。
登場人物は全て実存した人物です。
ジャンル的に軍事ですけど、内容は組織論でもありますので経営者や管理職の方に向いている作品かと思います。
ただ、視聴の際には太平洋戦争の一般的知識が必要なのが難点ですけど、多くのアニメファンに観ていただきたい作品です。

【制作スタッフ】
原作者:児島襄
戦記作家
(著書:『戦艦大和』『悲劇の提督 南雲忠一中将 栗田健男中将』『太平洋戦争』他多数)

監督:九里一平
タツノコプロ三代目社長。創業者で漫画家の吉田竜夫の実弟。
(監督、関与作品:昆虫物語 みなしごハッチ、科学忍者隊ガッチャマン、タイムボカン、他多数)

脚本・構成:鳥海尽三(途中降板)
日活映画出身。虫プロからタツノコプロに移籍。
(脚本作品:鉄腕アトム、宇宙エース、魔法使いサリー、科学忍者隊ガッチャマン、他多数)

【作品製作時の時代背景】
本作品が放送された1971年は戦後まだ26年程度で、戦争体験世代が現役で社会で活躍しており記憶も風化しておらず、また、戦争の傷痕も多く残っており、戦争に対する意識は現代とは比べものにならないほど生々しく残っている時代、徴兵権と憲兵隊を擁し国民の弾圧を行った陸軍に対する国民感情は未だに厳しいものでした。
さらに、ベトナム反戦運動にみられる左翼活躍のピーク時でもあり、少しでも戦争の匂いを感じさせるような事はパッシングの対象とされ、極左テロ攻撃の標的にさえされました。
この当時の自衛官は人前で職業を言うことさえ憚られる時代だったそうです。
しかし、一方で前年に起きた三島由紀夫事件のように、過去を封印せず見直す動きも芽生えつつありました。
盾の会の活動で時代の変化をみた旧軍関係者の方々が、アメリカが植えつけた日本軍絶対悪の誤解をなんとしても解きたいという声が戦友会などを通じて上がり、呼応して政財界の責任ある地位に多くいた旧軍OBも実現に向けて根回しを行った結果、旧軍OBが重役に就いていたサッポロビールからスポンサーの約束を取り付け、戦記作家児島襄作品のメディア展開へと至ります。
三島由紀夫と盾の会という存在は間接的にであっても、厳しい世論や左翼の中傷批判に臆することなくこの作品を世に送ったエネルギー源であったともいえます。
しかし、いざ放送が始まると放送局に中傷や批判が殺到したそうですので、本作品の放送は時期尚早だったかもしれません。

【構成】
{netabare}本作品は一話完結(長くても二話)で概ね時系列で話数が進みますけど、陸軍と海軍のエピソードを一定量で区切っており一部で時系列が逆転する話数もあります。
特に開戦初期は陸海軍同時に作戦行動を起こしているので、時系列を頭に入れて視聴するか、時系列順にソートして視聴するか工夫されてもいいでしょう。
豆ですけど、一般的に真珠湾奇襲で太平洋戦争が開戦されたイメージがもたれていまが、史実は陸軍のコタバル上陸から戦争開始となります。
視聴するにあたっては、太平洋戦争の概要を予習しておく方がスムースに視聴できます。{/netabare}

【内容】
{netabare}戦場という生死の狭間にある究極の環境で悩み苦しみながらも「決心」し「命令」を下すに至るまでの心の動きと、その結果から生じたことを「教訓」として提示する現代のアニメでは考えられないほど踏み込んだ脚本ですけど、作品の方向性を巡り原作者児島氏と脚本を担当した鳥海氏の対立がありましたが、結果的にリアリティ追求の原作者方針に決まり、登場人物に対して余計な脚色はされていません。
「アニメンタリー」とは実写のドキュメンタリーをアニメで表現したことを意味する造語だそうです。
作画に関しては、既に40年以上の前のセル画作品ですので期待をしてはいけませんけど、爆発シーンは結構迫力があります。
キャラデザは劇画を更に写実的にした感じで、劇画を読まない方や萌えキャラを見慣れている方には抵抗があるかもしれません。
また、当時の演出方針で兵器を可能な限り精密に描くために兵器原画は挿画専門絵師が行ったことで、現代では兵器の描写や考証に多くの誤りが認められますけど、当時としては考えられないクオリティで、音響効果には実際の音源が使われています。
OPED曲ともに軍歌調で、アニメファンには抵抗が生じるかもしれません。

OPで零戦とB17の空戦シーンがありますけど、B17の見え方と縮尺のバランスをとり風防と九八式射爆照準器越し揺れに合わせて射線が集中している描写を2Dで表現していたのは今でも驚愕です。
きっと、あのような動き再現できたのは挿画絵師の作画力以上に、実戦経験者が演出に関係していたとしか考えられませ。
本当にすごい作画です。
しかし、挿画絵師は手が遅く制作スケージュールが相当に食われたそうで、それを補うように実写も併用する演出が施されています。
第23話の硫黄島作戦では戦死者の実写映像があるので、視聴の際には注意してください。

たしかにこの作品は戦争が舞台ですけど、ストーリーの主軸は指揮官の苦悩や決断の結果から得られた教訓であって、映画「人間の條件 」(松竹)や映画「戦争と人間」(日活)のように戦争を舞台とした群像劇を用いてある種のイデオロギーを発散しているような作品ではありません。(両方とも反戦映画ですけど)
OPのナレーションでも本作品の製作意図を説明しています。
したがって、反戦であるとか戦争の美化というイデオロギー的メッセージは本作品には含まれていませんので、その点に対する作品批評は的外れとなります。

「決断」の軍事的な意味とは帝国陸軍の将官級(旅団長以上の高級指揮官)のみ閲覧が許された『統帥綱領』でいうところの「決心」を為し命令を下す「実行」の二つの行為です。
『統帥綱領』の一節より
「統帥ノ根源ハ指揮官ノ決心二シテ命令ハ決心実行ノ重要手段ナリ」
本作品は先人が当時「統帥」はどのように遂行されたかを、尊い犠牲の上に戦争を知らない世代にも残してくれた貴重な財産ともいえます。
なお、『統帥綱領』に書かれていることは抽象的な表現ですが指揮官の心構えが説かれた兵法書の一種です。
2016年春アニメ「ジョーカーゲーム」でも取り上げられていますけど、帝国陸軍の機密指定では「機密」でトップシークレットでした。
本作品では太平洋戦争全ての戦場を網羅してはいませんけど、初期の威勢のいい攻勢のみならず撤退、負け戦、そして悲劇の特攻、玉砕も公平に扱うことで偏向なく構成されています。
特攻も玉砕も指揮官の決心と命令です。
旧日本軍では玉砕を命じた指揮官もまた自決で命果て、特攻の指揮官も全てではありませんが自決や最後の特攻で果てた指揮官がいます。
しかし、特攻を命じておきながら敵前逃亡をしたとんでもない指揮官や、ろくに補給も考慮せずに攻撃を命令し部隊を壊滅に追い込んだ無能な指揮官など、このような不適格人物を指揮官に任命した軍もまた教訓を活かしていなかったことが、敗戦そして軍の解体までの最悪の結果を招いたのでしょう。
もっと深刻なのは、9条病の蔓延で国防の意義すら議論が封じられ希薄になった戦後日本の現実ですけどね。
第22話はいわゆる「謎の反転」の回ですけど、この真相は現在でも不明であり、肝心の栗田中将が一切口を閉ざしたまま逝去されましたので、真相は永遠に闇の中です。
本作品での描写内容は、状況証拠から考えられる一つの推論に過ぎないことを指摘させていただきます。{/netabare}

【考察について】
{netabare}本作品を本格的に考察される際には以下の書籍は必読です。
また、既読の上で本作品を視聴された場合、軍隊組織の運営のようなソフト部門は高レベルな軍事考証がされていることを理解できるかと思います。

ただし、時代考証で一部事実と異なる部分、特に第25話における「無条件降伏」の表現では大日本帝国の無条件降伏のように受け止められます。
ポツダム宣言の条文を読めば一目瞭然ですけど、無条件降伏はあくまで「帝国陸海軍」に対してであり、国家としての大日本帝国はポツダム宣言の各条項を呑んだ「有条件降伏」であることをここで補足しておきます。
なお、国家として無条件降伏をした場合は「ドイツ」のように国家が消滅(地図上からも抹消される)しますからね。
現在のドイツは、敗戦→消滅→旧ドイツ領内に二つの新国家が成立→統合の歴史があります。
また、第25話は本作品で唯一文官が主人公(下村内閣情報局総裁)で「國體」について私見を述べるなど政治性が強い内容ですので、視聴の際はその旨を意識してください。
なお、第25話については終戦前夜を阿南陸軍大臣視点で濃密に描写した映画「日本のいちばん長い日」(岡本喜八監督1967年版)も参考になります。
ただし、2015年版は鈴木内閣発足からのストーリーなので冗長であることと、内容が鈴木首相視点となることに注意してください。

各話のエピソードの中には実写映画化されているものも数多くあります。
映画の方が時間も長い分、細く描写されていますので鑑賞するとより本作品への理解が深まると思います。

また「太平洋戦争」を「大東亜戦争」と呼称する向きがありますけど、ポツダム勅令で「大東亜戦争」の閣議決定は白紙にされ、その後の平和条約に基づいた措置を取らずに放置したことからこの閣議決定自体失効となっています。
その後の公文書や外交文書では「太平洋戦争」の呼称が一般化しておりレビュー上でも使用していますけど「大東亜戦争」の呼称を否定するものではありません。{/netabare}

【視聴・考察参考図書】(児島襄氏も執筆の際に参考にしている)
{netabare}『軍人勅諭』(陸海軍共通)、『統帥綱領』(陸軍)、『海戦要務令』(海軍)、『統帥参考』(陸軍)、『作戦要務令』(陸軍)、『戦陣訓』(陸軍)、(『歩兵操典』(陸軍))、帝国陸海軍の制式教典。
公刊太平洋戦史『戦史叢書』(太平洋戦争の公式記録)
その他陸海軍に関する法令法規、戦時行政組織関係書籍、外務省外交史料館資料など。
1980年代までの軍事雑誌『丸』には当時指揮官に仕えた参謀クラスの将校、士官の寄稿が多く参考となる。

海軍に関して制式教典が少ないのは、兵学校卒海軍士官は艦長(トップリーダー)になる前提で教育過程が組まれていたことに起因し、海戦要務令だけで陸軍の統帥綱領と作戦要務令と合わせたものと同等レベルの内容を網羅しています。
海軍大学校は陸大と異なり参謀育成機関ですので、ここを卒業すると軍令部や海軍省の陸上畑への勤務が多くなるだけで、昇進序列には影響しません。
なお、海軍の昇進は兵学校の卒業席次(ハンモックナンバー)で決まります。
また、陸軍はトップリーダーになるための将校の選抜試験(陸軍大学校)があり、合格者のみに教育をしていたことで、制式教典が用途ごとに作成された経緯があります。
なお、陸軍の昇進は陸大の卒業席次で決まり、陸大を出ていない将校は最高大佐で予備役に編入されます。{/netabare}

【結び】
かなり以前に、陸軍士官学校出身の某銀行の頭取は作戦要務令を机の傍らに置き、経営のバイプルにしている旨の記事を読んだことがあります。
企業のトップも指揮官も決断の結果、組織が動く事には変わりがなく、決断のミスで部下将兵の命を奪うも、倒産で社員を路頭に迷わすも、決断時には孤独であることもまったく同じこと。
軍人と経営者の兵法書の読み方は、実用とするか哲学とするかの違いだけかもしれませんね。

本作品における教訓は、平和の現代では経営哲学や人生哲学にも十分活かせるとも思います。

投稿 : 2016/10/16
閲覧 : 485
サンキュー:

14

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

こういう題材がTVアニメで存在した事に価値がある

太平洋戦争版の"その時歴史がアレした"的な?
ちと違うかw
太平洋戦争での重要な局面での決断をアニメにした作品です。
とてもチャレンジングな題材だと思う。
私は右でも左でも有りませんが、当時も難しい立ち位置の作品だったんでしょうね。
先日、半藤一利の日本の一番長い日を読んだんですけどね。
映画にもなったこの本ですら、表現が偏りすぎとか批判されてますしねぇ。

面白い面白くないの視点で語るべき作品ではないです。

投稿 : 2015/04/11
閲覧 : 466
サンキュー:

8

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

☆史実に沿ったアニメ

真珠湾攻撃やミッドウェイ海戦をリアルに描いた
作品で面白いです。興味深い作品です☆

アニメーション制作/タツノコプロ


1971.4.3-9.25(全26話)日本テレビ

投稿 : 2014/10/12
閲覧 : 303
サンキュー:

2

おふとん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 4.0 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 1.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

提督、ご決断を!

と、迫ってくるのはもちろん艦娘・・・ではなく参謀のおっさん。
youtubeで「艦○れ」動画を観ていると、時折恥ずかしそうに関連動画欄に顔を覗かせる・・・
軍艦を擬人化した某ネトゲの影響か、最近極々一部('∀`)で話題の「アニメンタリー決断」です。

1971年放送全25話。太平洋戦争の主要な陸海空戦を描くノンフィクション戦記。
ノンフィクションですが、記録映像を使い回してナレーション解説で展開して行くドキュメンタリーと
は異なり、実在した軍人たちの行動を通して戦場を描く人間ドラマ仕立てになっていて、娯楽性を
確保しつつ史実を忠実に再現してます。当時としては珍しいであろう大人の視聴に耐えるアニメ。

現代なら深夜枠でも企画段階でOUTだと思われる題材を、土曜のゴールデンタイムに堂々と流して
いたというのだから、大らかな時代かと思いきや、しっかり抗議が殺到していたそうです(´;ω;`)
何でわざわざアニメでやったかと言えば、CGもVFXも無い時代に本作ほどのボリュームで兵器や
戦場を再現するのは、実写特撮では技術・予算的に無理だったのではないかと推測してます。

史実を取り扱っているので監修も著名な戦史作家の児島襄氏。
文庫本2冊程度の文量で太平洋戦線の主要な陸海空戦を網羅した、ミリヲタ初心者必携の
『太平洋戦争(上・下)』(児島襄・中公文庫・1965年)を本作の叩き台にしていると思われます。

本邦で制作される太平洋戦争を扱った映像作品の大半は、戦争末期の絶望的な戦闘ばかりを描き、
殺し合いに翻弄される人々を通して戦争の悲惨さと反戦を訴えるものが多いのに対して、
本作は指揮官の苦悩と決断、そこから得られる教訓が大きなテーマになっている点が特徴的。
故に決断する余地のない戦い(戦争末期の孤島の玉砕戦など)はあまり取り上げていません。
是非はともかく、このような切り口で戦争を捉えたアニメというのは私の知る限り本作だけです。

但し幾つか難点があります。作品の絶対的な古さに起因するものなのでどうしようもない事ですが・・
当時としては良くできた艦艇や航空機等の兵器描写なのでしょうが、現代から見ると考証が大甘。
同様に現代から見ると戦史のほうも40年研究が進んでいる分、修正されるべき点が散見されます。
といっても大筋に誤りはないので、この辺はミリヲタがツッコミ入れてればいいだけの細かい話で、
大きな問題は各話が史実の時系列順に並んでいないこと。Wikiを参考に並べ替え推奨です。


戦争の悲惨さを訴えるわけでもなく、反戦メッセージもないという理由で、戦争を賛美していると
誤解されがちな作品であり、軍歌風のOPや登場人物のセリフがそれを助長してしまっている感
はありますが、戦闘が惹起するに至る経緯と戦闘の経過を極力公平な視点で坦々と描いており、
指揮官の決断とその結果から導かれる戦訓・訓話も客観的で的を射たもので、初歩的ながら
太平洋戦争の概要を知り、そこに残された教訓を学ぶのに適した作品ではないかと思います。

投稿 : 2013/12/07
閲覧 : 629
サンキュー:

12

徳寿丸 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6
物語 : 3.0 作画 : 1.0 声優 : 1.5 音楽 : 1.5 キャラ : 1.0 状態:観終わった

仕方ない

古いので仕方ないです。
大東亜戦争の日本軍のポイントとなる戦いに焦点を当てて描いています。特に日本を賛美するわけでもなく自虐的になるわけでもなく事の経緯を淡々と述べています。

私のツボ:よく作ったな

投稿 : 2013/05/09
閲覧 : 397
サンキュー:

7

きききき さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

異色な作品だが見る価値あり

太平洋戦争で指揮官や提督の決断を描いたドキュメンタリーアニメ

今の技術では見劣りするところもありますが、おもしろいです

投稿 : 2013/03/04
閲覧 : 350
サンキュー:

5

faufau さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/10/21
閲覧 : 36

ルカ☆ルカ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:----

投稿 : 2020/08/18
閲覧 : 23

ささみジャーキー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 4.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2018/12/31
閲覧 : 131

いぬわん! さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2018/11/16
閲覧 : 73

たもん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2018/04/20
閲覧 : 76

じぇ~むず さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2017/11/08
閲覧 : 86

ワム さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 4.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2016/10/10
閲覧 : 87

タクボン さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2015/06/13
閲覧 : 96

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アニメンタリー決断のストーリー・あらすじ

大人も対象とするタツノコプロの本格戦記アニメ。爆発の表現技法は、のちの同社のSF作品にも活かされる。日露戦争を経て、ドイツ・イタリアとの三国同盟を結んだ日本は、激動する世界情勢の中で次第にアメリカとの交戦に向かう。昭和16年12月、真珠湾攻撃を端緒に始まった第二次世界大戦。やがて山本五十六が率いる日本海軍は、刻々と変化する戦局の中で、いくつかの岐路に立たされる。日本の命運を掛けた“決断”の時が来た。(TVアニメ動画『アニメンタリー決断』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
1971年春アニメ
制作会社
タツノコプロ
公式サイト
www.takeshobo.co.jp/sp/ketsudan/
主題歌
《主題歌》幹和之『決断』

声優・キャラクター

真木恭介、高塔正康、塩見竜介、田中信夫、家弓家正、村越伊知郎、原田一夫、古賀浩二、城山堅、藤本譲、山内雅人、西桂太、辻村真人、寺島幹夫、渡部猛、武川信、川久保潔、青野武、浦野光

スタッフ

作・監修:児島襄
総監督:九里一平、プロデューサー:吉田健二/前里元義、構成:鳥海尽三、脚本:平田穂生/陳野修/滝三郎、演出:黒川文男/西牧秀雄/鳥海永行、キャラクターデザイン:吉田竜夫、メカニックデザイン:池田献児/秋吉文夫/有元秀光/木内一郎、作画監督:宮本貞雄、作画:西城隆詞/須田正己/菊地晃夫/内野純夫/野崎恒仲/九里一平、美術設定:中村光毅/新井寅雄、音楽:越部信義

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