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「スキャナー・ダークリー(アニメ映画)」

総合得点
計測不能
感想・評価
6
棚に入れた
24
ランキング
7733
★★★★★ 4.2 (6)
物語
4.3
作画
4.3
声優
4.3
音楽
4.0
キャラ
4.0

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スキャナー・ダークリーの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ディック特有の「夢か現か」ドラッグ中毒ムービー

原作はフィリップ・K・ディックによる『暗闇のスキャナー』(A Scanner Darkly、原題は同じ)。リチャード・リンクレイター監督(6才のボクが、大人になるまで。)、キアヌ・リーブス主演。

ディックのSF作品には共通点が多くある。

現実と虚構が混ざり、境目が曖昧になる感覚。

貧乏で暗く陰鬱な主人公。

自分以外の人間が信用に足りうる人間性を持ち合わせていないこと。

などが挙げられる。。

フィリップKディックは生前は相当金に苦労していたらしく、いつも金欠で、小説もたいして売れなく(生前は映画化企画さえたたなかった)借金まみれの生活で遂に栄養失調などの合併症(直接の原因は脳梗塞)で53歳という若さでこの世を去ってしまう。

才能ある芸術家というものは本当に短命で、後に評価されても本人には何の利益もないのである。

そんなディックの最底辺の生活が、薬物乱用や偏執病・統合失調症などと相まって、こういった終始曖昧で敵味方が入り混じり混沌とした未来像に反映されたのである。

押井守や今敏、タルコフスキー、リドリースコット、クリストファーノーランなどなどの数多くの映像作家に影響を与えたディックの作品にはこのスキャナーダークリーでも反映されており、

実写をあえてアニメにしているのは、麻薬中毒患者から見た世界の姿であるからで、それはこの間話した「コングレス未来学会議」でも挙げられる。

そもそもが正義や悪など「相対的」なものに過ぎなく、日々変わり続けている社会の様子を。。悲観的に「ポストモダニズム文学」の一旦として描くのである。

投稿 : 2021/01/29
閲覧 : 297
サンキュー:

9

コゼット さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/01/07
閲覧 : 142

ルカ☆ルカ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/11/11
閲覧 : 64

おふとん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2018/11/23
閲覧 : 103

backbeard さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2014/11/06
閲覧 : 125

( ´_ゝ`)y─┛ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2014/05/08
閲覧 : 131

スキャナー・ダークリーのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
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スキャナー・ダークリーのストーリー・あらすじ

SF作家フィリップ・K・ディックの『暗闇のスキャナー』を、「スクール・オブ・ロック」「ビフォア・サンセット」のリチャード・リンクレイター監督が「ウェイキング・ライフ」で試みたデジタル・ペインティング手法を用いて映画化した近未来サスペンス。実際の俳優が演じた映像データを基に、アニメーターがデジタル・ペインティングしていく“ロトスコープ"という映像技術で独特の世界観を表現。ドラッグが蔓延した近未来を舞台に、自らヤク中男となり“おとり捜査"を開始した刑事が、やがて自分を監視する事態に陥り徐々に捜査官とヤク中男との間で自己崩壊していく姿をダークでトリップ感漂う映像表現で綴ってゆく。主演は「マトリックス」シリーズのキアヌ・リーヴス。 近未来のアメリカ。そこでは“物質D"と呼ばれる強力なドラッグが蔓延していた。覆面麻薬捜査官のボブ・アークターは、物質Dの供給源を探るため自らジャンキーとなりドラッグの世界へと深く潜入していく。おとり捜査中は上司や同僚さえもその正体を知らなかった。しかしある時、ジャンキーとしてのボブが何者かに密告されたため、彼は自らを監視するハメになってしまう。やがて、ボブの中で捜査官とジャンキーという2つの人格が分裂を始め、次第に自らのアイデンティティを見失っていく…。(アニメ映画『スキャナー・ダークリー』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2006年12月9日

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