1988年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメ一覧 38

あにこれの全ユーザーが1988年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月30日の時点で一番の1988年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

80.8 1 1988年夏(7月~9月)アニメランキング1位
AKIRA アキラ(アニメ映画)

1988年7月16日
★★★★☆ 4.0 (1080)
5135人が棚に入れました
1988年7月、関東地区に新型爆弾が使用され、第三次世界大戦が勃発した。そして31年―東京湾上に構築されたメガロポリス=ネオ東京は、翌年にオリンピック開催を控え、かつての繁栄を取り戻しつつあった。2019年のある夜、ネオ東京郊外の閉鎖された高速道路に侵入するバイクの一団があった。健康優良不良少年、金田をリ一ダーとする職業訓練高校の生徒達だ。一団は無人のはずの路上で掌に26と記す奇妙な小男と遭遇、先頭を行く島鉄雄は転倒、負傷する。この26号=タカシは、アーミーと対立するゲリラが求める軍事機密=アキラとまちがわれ、軍事基地にあるラボ(研究所)から連れ出され、アーミーに追われていたのだ。あっけにとられる金田達の眼前に突如軍用ヘリが下降、26号と同じようなしわだらけの子供27号=マサルの乗るカプセルと大佐が降りて来て、26号と倒れた鉄雄をへリに収容し、飛び去った。

声優・キャラクター
岩田光央、佐々木望、小山茉美、石田太郎、玄田哲章、鈴木瑞穂、中村龍彦、伊藤福恵、神藤一弘
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

放熱、スピン、衝動

生涯最高得点はこれで決まり。

圧倒的画力で表現されたセルアニメ。
緻密に描かれた摩天楼や廃墟、
モブキャラまで動く凝りに凝った映像、
序盤のバイクシーン、暴徒化した群衆、
そのままアニメ史に残る圧巻のシーンだ。

大友克洋監督が敬愛する、
アメリカンニューシネマと、
サイバーパンクのハイブリッドな映像。

人工物と瓦礫で溢れたネオ東京、
翌年にオリンピック開催を控えている。
{netabare}暴力とドラッグが少年少女を蝕む、
アニメが触れなかった悲しい現実である。{/netabare}
希望もない少年たちの抵抗、放熱、衝動、
生命とは創造的活動として飛躍するものだ。
これはそんな少年たちの物語でしょう。

都市型の宗教、崩壊のカタルシス、
{netabare}途方もない力に翻弄され臨界点が迫る。
巨大な廃墟の緊張は頂点に達し瓦解し、
アキラを巡る壮大な物語は幕を閉じる。{/netabare}

どこまでも色褪せないSFアニメの金字塔。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 67

ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

漫画は漫画 アニメはアニメ 両方原作であってる。

日本アニメを世界に知らしめた伝説の作品。世にビックスクーターブームを巻き起こした元凶でもある。
当時大人気連載中だった大友克洋のサイバーパンクのアニメ版。
漫画版は手塚治虫があまりのセンス、うまさにキレて『俺にだってこれくらい描ける!!』といいはなち、賞の審査員をやめたほど。大友さんの類まれな才能と手塚氏の老いても持ち続ける飽くなき探究心を表した有名なエピソード。

当時の資料、絵コンテもちろんコピーを持っているがコンテ、タイムシート等全部原作者の大友氏本人が書いています。
大友克洋監督の肩書きは伊達ではありません。

漫画終了のはるか前にアニメ映画化されたので漫画と差違が非常にありますが話がまとまっていて終止アクションしている映画版のほうが個人的に好き。
なんといっても有名な冒頭のバイクシーン。
ものすごい滑らかなアニメーション。
流れるテールライトの演出は印象的。
『欲しけりゃお前もでかいのぶんどりな』
『やっとモーターのコイルが暖まってきたとこだぜ』
など名言のオンパレード。
漫画と違い最後まであの赤い愛車に乗っているのも好きです。
たいしたことないけど演出で活躍するキーアイテムなんです。
漫画は1巻あたりで壊されて、だいぶたってから2代目がでるんでしたっけ・・

非常にバイオレンス、グロテスクなのでダメな方は視聴をやめましょう。
映像的な意味でセルアニメーション最高傑作といえばこの作品しかないです。
少し前までは一般教養的な作品でしたが・・。
一応知っておかないとに外人さんに知らないの?っていわれちゃいますぜ。
それくらい世界規模の名作。ぶっちゃけ作品単体の人気はジブリの比ではないかもしれん。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 14

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

近代アニメの「金字塔」

1980年代。大友克洋と鳥山明は確実に日本の漫画の歴史を「変えた」。

それまでの漫画は、絵のクオリティにリアリティのある「劇画」とポップで誇張され記号化されたデフォルメ中心の「漫画」の両者しかなく、それは多くの場合分断されていた。

劇画は濃くモノトーン調の絵柄しかなく、漫画はライトで明るい記号化された世界感だった。

しかし、大友克洋と鳥山明の登場でそれは一変された。両者の特徴はデフォルメされたキャラクターや背景やメカニックに過度なディティールを詰め込みだしたのである。人間の肌には肌の質感。髪の毛は一本一本描写し、老人には顔皺がある。メカニックには非現実的なデザインであるにも関わらず、内部構造まで描かれて非常に「立体物」として捉えられている。

これは以前にも書いたアメコミやバンドデシネの影響が多く、両者共に世界的な名声を得て近代漫画の金字塔とされる所以である。

既に「AKIRA」でさえ制作から30年経過しているが、現在のアニメや漫画やゲームのほとんどはこの作品をなくしては語れないほど、全てが影響下にある。

実際、漫画だけでなくアニメとしても画期的なプレスコ(先に声優の実際の演技やBGMを決めてから製作にかけるものを指す)撮影をしているのだが、そもそもそんなことができるのは大友克洋が画力に絶大な自信があるからであって、普通の制作体制のアニメ会社だとまず無理な話である。

現に以前、大友克洋のもとで働いていたアニメーターの方にお会いしたことがあるが、その現場は壮絶なものであり細部にこだわるあまり、アニメーターからは毛嫌いされる人物だったそうな。因みに宮崎駿も同列に語られる。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 32

67.1 2 1988年夏(7月~9月)アニメランキング2位
吸血姫 美夕(OVAシリーズ)(OVA)

1988年7月1日
★★★★☆ 3.7 (44)
196人が棚に入れました
美夕は永遠の14歳の監視者として、全国の学校を度々転校しては神魔を見つけ出し、闇の世界に戻していた。神魔もまた、監視者を倒すことで仲間の間での名声を高めようとして美夕に攻撃を仕掛けるなど、美夕の戦いの日々は決して終わることがなかった。\\n\\nある日、時輪女子学園に転校した美夕は千里という少女に声を掛けられ、彼女のグループと一緒に休日の街の散策に付き合わされる。「美夕は一人ぼっちそうだったから声をかけた」と話す千里に、美夕も好意を持つ。二人は友情のイコンを買って、永遠の友情を誓い合う。

k-papa さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

当時としては素晴らしい作画の吸血鬼物

なんとも美しくも妖しい世界観。
吸血鬼というと西洋的な感じを受けるが、
まさに日本の美しさをかもし出した美しい作品。

1980年代の末ではあるが、この時代にこれだけのレベルの
作品が作られたのは脅威です。

無口で綺麗な少女というのは近年おはこのキャラでは
ありますが、そんな意味で初めてのキャラではないでしょうか。

美夕というキャラの魅力は妖しさとその日本的な美しさの
最高に上げたものだと思います。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 5

イブわんわん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

とても25年前とは思えない魅力的な作品

30分4話

吸血鬼(ヴァンパイア)と言うと、西洋を連想しますが、設定からキャラまで和の世界で作画やBGMが綺麗でとてもいい。

詳細は省略しますが、小悪魔的な美夕のキャラはTV版とは違った魅力がありました。
また、物言わぬ美夕の僕ラヴァもよかったです。
美夕の逃れられない運命、母と娘の・・・のシーンはずっと涙腺刺激してました。

実はTV版を見てからだったので、なおさらそう感じたのかもしれません。
当時としては、かなりハイレベルなアニメではないでしょうか。

それを踏まえ、評価はこのようになりました。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 8
ネタバレ

ビアンキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

80年代OVAの名作のひとつ

DVD「吸血姫美夕 完全収録版」を購入して視聴。
1988年に発売されたOVA 全4話


この吸血姫美夕という作品
私は4年ほど前から作品のタイトル、そして名作と評されていることを知っていた。

ただこの作品
発売時期が近く、名作と評されている他のOVA
例えば
「トップをねらえ!」とか「機動警察パトレイバー」なんかと比較すると数段知名度が落ちる印象があるのと
どうもレンタルDVDが存在しないという、
おもに上記2つの理由で、長いこと自分から積極的に見ようという気にはなれない作品だった。

でも去年ついに
「ずっとモヤモヤしてるのは良くない、見よう、買ってみよう」
そう決心してAmazonで買った。

Amazonの画像のサイズから予想はしていたのだが、届いたDVDのケースがCD(ジュエル)ケースだったのがちょっとだけ残念。
しかしそんなことは大した問題ではない。

やっと「吸血姫美夕」を手に入れた、そして見た!


舞台は1988年の?京都
ある理由により妖怪、いや「神魔」を葬り去る使命を課せられた吸血鬼の少女:美夕とその僕:ラヴァ
そして実質的に主人公的な立ち位置に居る霊媒師:一三子の物語。

…なんか説明し辛い、詳しいあらすじはwikipediaなどで見て下され。


では感想。

見ていてまず思ったのは
基本的に何においてもたっぷり間を取って丁寧に描写されているということ。

京都の街並み
木々の揺れや日差し
キャラクター1人ひとりのしぐさ
そして時にはキャラクターの心情までも、じっくり時間をかけて見せている。

昼間は明るく、十分現代的ながらそれでも和の風格溢れる美しい京都の街並みや、そこにいる人々が丁寧に描かれ、
夜になれば暗く妖しい、なにかが蠢いていそうな世界観を見事に表現し、演出できていると思う。

もちろんその世界観の美しさや演出は、高い作画技術があって初めて成り立つものであろうが、問題ない。
作画クオリティは全話を通して高水準である。


その丁寧に表現された世界観の中に、拍子木とか鼓とか、いかにも「和」で、幻想的な音や音楽が入る。

この音や音楽がさらに和風で妖しい世界観を増幅させている。


目の動きがある時というか、顔のアップのカットでキャラの表情が変わる時に、
高確率で(必ず?)「カカン!」とか「ポーン」とか音が入るのも何かこだわりがあってのことなんだろうけど…
なんだろう?

なんか能とか歌舞伎に詳しい人だったら何か分かるのかな?
それともただ、キャラのその時その時の感情だったり、あるいは目線の先を印象づけるための演出なのか…

ちょっと考えすぎかな。
多分感情表現&印象づけるためだな、うん。


シナリオに関しては
人々を助けるために依頼を受けて除霊などをする霊媒師一三子と
人々の健康等を脅かす原因のひとつとなっている神魔を葬り去ろうとする美夕が出会い、
神出鬼没、自由な性格の美夕に翻弄されつつお互い知り合いっぽい関係になり、そして最終回で
{netabare}美夕と一三子、二人の主人公の過去を描いて終わり。{/netabare}

アレ、終わっちゃった。(全4話、約2時間)


ちょっと気になるのは
特に美夕の発言が説明不足気味で分かりづらいところ。
何があって、何が起こったかに関しても
一三子のセリフと絵的な描写を見て何となく分かる程度。

でも和風で妖しい雰囲気を見せるアニメ、
と考えれば「何となく分かる程度」でも良いんじゃないかなと。


それと
この物語に関して「結局何も解決してない」 って言う人ちょいちょいいるんだけど、私はそれは違うと思うんだよね。

いや、確かに「解決してない」 っていえばそうなんだが、 そもそも分かりやすくて明確な終わりというか
「解決」が必要な物語なのかと最後まで見てちょっと感じたので。

{netabare}最終回で
美夕と一三子が初めて出会ったのは一三子が幼い頃で、さらに言うとおそらく美夕に血を吸われていた。
{/netabare}
っていうのが判明した時点で、吸血姫美夕という物語は
「美夕が神魔をすべて葬り去るまでの物語」
でも
「一三子の霊媒師としての活躍を描いた物語」
でもなくて、
なんかこう…となりのトトロ的な?
いやトトロとも違うか、何て言ったらいいんだろう。

必然の出会いと、これからの宿命を予感させる物語…
漠然とだが私はそんな風に受け取った。
言葉にするとなんか厨二っぽいな。

まあ色んな解釈が出来そう、というところも含めて良い終わり方だったと思います。


まとめ
やっと見れた、80年代OVAの名作のひとつ。
私としては楽しめたし、確かに良い作品だったとも思う。
ただシナリオが凄く面白いというよりかは、雰囲気やその作り方が優れているって感じ。
決してつまらない訳じゃないけどね?

ただ「トップをねらえ!」とか「機動警察パトレイバー」あたりほど有名じゃない、いまいち有名になれない理由も何となくだけど分かった気がする。

和風で妖しい雰囲気の世界観を覗いてみたい方、名作とされているOVAは一通り見ておきたい、という方は是非。

下手くそな文章お読みいただき、誠にありがとうございます。

初投稿日:2016年1月16日

投稿 : 2024/04/27
♥ : 12

65.9 3 1988年夏(7月~9月)アニメランキング3位
うる星やつら 怒れシャーベット(OVA)

1988年8月8日
★★★★☆ 3.6 (18)
92人が棚に入れました
絶大な支持を受けたTVシリーズのOVA版第2弾。先行して、制作会社主催のファンクラブ大会で上映もされている。海王星の特産品としてラムの幼馴染み・おユキが売り出そうとしている奇妙な鳥「シャーベット」。その嘴はホンモノのシャーベットになっており、引っこ抜いてもいくらでも生えてくる。おユキに頼んで一匹だけ地球に連れて行ったランは、元手がタダのシャーベットで商売し大もうけを目論むが、夏の暑さで怒りっぽくなったシャーベットはランの元から逃げ出し大暴れ。そのアオリを受けて新品のスクーターを傷つけられ、激怒した弁天とド派手な空中戦を展開することに……。原作でTVアニメ化されなかったエピソードからチョイスされた一編。主題歌として、TV版の歴代テーマソングをメドレー風にまとめた「うる星やつらSTARS ON」が以後4作品に渡って使用された。

64.9 4 1988年夏(7月~9月)アニメランキング4位
うる星やつら 渚のフィアンセ(OVA)

1988年8月8日
★★★★☆ 3.6 (13)
84人が棚に入れました
絶大な支持を受けたTVシリーズのOVA版第3弾。先行して、制作会社主催のファンクラブ大会で上映もされている。いつもビンボーな藤波親子が浜茶屋を島ごと買い取ったという話を聞き、さっそく現地へ赴くあたるたち。しかしそこは浜から遠く離れた沖にぽつんとある孤島で客が寄りつくはずもなく、なおかつ夜には二人組の幽霊まで出現する始末だ。ただ、その幽霊の片割れは竜之介のオヤジとは旧知の仲だった潮渡という男で、元はこの島の持ち主。もうひとり、彼の娘という渚ともども「ウニ金時」なる奇っ怪な新作カキ氷の食べ過ぎで命を落としたという。なんと渚は、親同士が決めた竜之介のフィアンセだったらしい? TVアニメ化されなかった原作エピソードからチョイスされた一編。渚役には人気声優・弥生みつきが起用され、珍しいギャグ的な役回りを快演した。

63.9 5 1988年夏(7月~9月)アニメランキング5位
プロジェクトA子3 シンデレラ・ラプソディ(OVA)

1988年6月21日
★★★★☆ 3.6 (14)
45人が棚に入れました
 美少女+メカ+アクションという3大要素を当時のアニメシーンで定着させた金字塔的作品「プロジェクトA子」シリーズの第3弾。 春休みを控えた女子高生・魔神英子(A子)は今度こそ彼氏を見つけると息巻く一方、彼女のライバル大徳寺美子(B子)はA子と仲良しの寿詞子(C子)との旅行をアレコレと思案中。そんなA子は憧れのドレスを買うため、ハンバーガーショップでアルバイトをはじめるが、彼女が数日前に彼のバイクごと突き飛ばしてしまったカッコイイ男子のK君と店内で再会。運命の出会いに心ドキドキのA子だが、どうやらB子も彼が気になって仕方がない。実は、K君の意中にはガラスの靴の形をしたイヤリングの持ち主がいるのだが……。 本作の見どころは、A子たち登場人物の多くが何着もの普段着やドレスを披露する点。通常のアニメではなかなか見られない試みだが、これは本作の脚本家・川崎智子の意向で実現したもの。川崎はシリーズ初の女性脚本家ということもあり、今までとは少し違ったロマンス要素が盛り込まれている。

声優・キャラクター
伊藤美紀、篠原恵美、富沢美智恵、玄田哲章、林原めぐみ

63.7 6 1988年夏(7月~9月)アニメランキング6位
ドラゴンボール 摩訶不思議大冒険(アニメ映画)

1988年7月9日
★★★★☆ 3.5 (43)
274人が棚に入れました
ミーファン国皇帝(餃子)の花嫁ランランが行方不明となり、ミーファン国大臣(鶴仙人)はランラン捜索のためにドラゴンボールを集めようと画策する。各地へ兵を派兵したミーファン国は、ドラゴンボールの捜索の為に現地の住人まで駆り出し強制労働や虐殺などを繰り返していた。一方で、この時期行われるミーファン国で開かれる武道大会で優勝すると褒章が貰えると言う。ウパとボラは国の非道を正す為、亀仙人の弟子となった孫悟空とクリリンは腕試しの為に武道大会へと赴くのであった。

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

1997年放送のアニメ『ドクタースランプ』では、孫悟空が登場した回に本作の映像が使われている。

悟空とクリリンはミーファン帝国で開かれる大武道大会に参加することになった。ミーファン帝国の大臣、鶴仙人は神龍の力を借リて、弟の桃白白、弟子の天津飯とともに世界征服することを企んでいる。悟空たちはドラゴンボールを持つ故郷思いのボラとウパの親子と出会うが、ボラは桃白白に殺されてしまう。怒った悟空が桃白白に飛びかかるが、空の彼方へ飛ぼされてしまう。カリン様の教えを受け再び試合場に向かう途中、アラレちゃんたちにからかわれている桃白白を発見!アラレちゃんとガッちゃんズの協力を得て悟空は再び桃白白に挑む!

1988年7月9日に公開された『ドラゴンボール』の劇場版第3作目で、『ドラゴンボール』と『Dr.スランプ アラレちゃん』とのクロスオーバー作品。

形式は原作の内容を再構成させて練り直した、いわばオリジナルの総集編であり、『ドラゴンボール大全集』にも「天津飯と餃子の身分設定、ミーファン帝国の存在、大武術大会の開催など、TV版との相違点がもっとも顕著。TV版とは全く別の世界でのドラマ」と書かれている。1作目の『ドラゴンボール 神龍の伝説』と似た構成だが、登場人物が原作の人物に固定され、性格はそのままに設定を大幅に改変させているのが最大の特徴。そのため映画オリジナルのキャラクターは登場しない。しかし、本作では『ドラゴンボール』の前番組のテレビアニメ『Dr.スランプ アラレちゃん』のレギュラーキャラクターが登場している。

初期のタイトル案は『魔訶不思議アドベンチャー』、初期プロットには『魔訶不思議アドベンチャー(仮)』とある。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 8

62.8 7 1988年夏(7月~9月)アニメランキング7位
吸血姫美夕(OVA)

1988年7月21日
★★★★☆ 3.5 (17)
74人が棚に入れました
OVA分野で美少女ホラー路線を開拓させた平野俊貴(当時は平野俊弘)の監督による全4巻のOVAシリーズ。アニメの実制作は平野と縁の深かったAICが担当している。 女性の生血が吸われる殺人事件が連続発生していた古都。この町を訪れた霊媒師の瀬一三子は、決して目を覚まさない「眠り姫」こと、寝沢藍子の治療を試みる。治療が失敗して寝沢家を出る一三子の前に、ナイフを手にした少年・都人が出現。彼は自分の恋人・梁子を襲った吸血鬼が寝沢家にいると考えていたのだ。梁子の殺害現場の神社へ赴く一三子だが、彼女を不気味な白い布を付けた吸血鬼が襲撃。そんな一三子の危機を不思議な光が救い、鳥居に座っていた少女=美夕とその従者ラヴァはこれ以上関わらないほうがいいと一三子に促し、闇の中へ消えていった……。 本作はOVA完結後も平野とキャラクターデザイン・作画監督の垣野内成美の代表的作品として扱われ、90年代以降にはTVシリーズなどの形で復活している。

声優・キャラクター
渡辺菜生子、小山茉美、荘真由美、堀川りょう、納谷悟朗

61.2 8 1988年夏(7月~9月)アニメランキング8位
うる星やつら 電気仕掛けの御庭番(OVA)

1988年8月8日
★★★★☆ 3.3 (14)
75人が棚に入れました
絶大な支持を受けたTVシリーズのOVA版第4弾。先行して、制作会社主催のファンクラブ大会で上映もされている。育った環境のおかげで電気に耐性のついている少年・真吾が、面堂終太郎付きのお庭番として就任することになった。しかし彼はその仕事に興味はないらしく、面堂の言いつけで様子を探りに行った妹・涼子にひとめ惚れして早々に職場放棄。手に手を取って逃避行としゃれ込むふたりだが、例によって混乱を煽るだけ煽る涼子のおかげで周囲を巻き込む大騒動に! TVアニメ化されなかった原作エピソードからチョイスされた一編。TVシリーズ終盤に登場した真吾を中心とするアフターストーリーであり、他のOVA諸作に比較するとかなり原作に忠実な内容である。

計測不能 9 1988年夏(7月~9月)アニメランキング9位
はれときどきぶた(アニメ映画)

1988年8月23日
★★★★☆ 3.5 (8)
60人が棚に入れました
奇想天外な発想と展開が子供たちにヒット。大ロングセラーを続ける矢玉四郎の児童文学の劇場アニメ化。 小学3年生の畠山則安は、どこにでもいる普通の児童。特にこれといった才能のない彼だが、一番の長所はマジメに毎日の日記をつけ続けていることだった。だがある日、お母さんがこっそりと彼の日記を読んでいた事実が判明。子供ながらにプライバシーの侵害だと思って腹を立てた則安は、デタラメの「あしたの日記」を記帳してやろうと発想。とんでもないことを書いて、それを盗み見た母をびっくりさせようと考えた。だが意外にも則安がつけた「あしたの日記」内の記述は、次々とどんなことでも現実化。金魚が空を飛んでアカンベーし、さらに空からはブタまでが降ってくるのだった! 1997年から放送されたTVアニメ版に十年ほど先立つ形で、アニメ化された初めての作品。映画版の則安のCVは、子役時代の浪川大輔が担当。

計測不能 9 1988年夏(7月~9月)アニメランキング9位
聖闘士星矢 真紅の少年伝説(アニメ映画)

1988年7月23日
★★★★★ 4.2 (6)
41人が棚に入れました
同タイトルの人気TVアニメから派生した、劇場用作品の第3弾。併映の『魁!!男塾』と合わせ、「週刊少年ジャンプ」創刊20周年記念企画として上映された。 ある日アテナの前に現れたのは、兄である太陽神アベル。かつて地上支配の野望を抱き父であるゼウスに封印されていたはずだが、穢れた人類を滅ぼさんとする目的のため復活を果たしたのだ。心配する星矢に対しわざと冷たく振る舞いつつ、決死の覚悟で兄に立ち向かうアテナだったが、力及ばず彼女は死の世界へと堕とされた。そして、十二宮の闘いで命を落とした黄金聖闘士とアベル直属のコロナの聖闘士が、次々に星矢たちへと牙を剥く! 果たしてアテナは本当に死んでしまったのか? これまでより尺の長い70分の長編となった本作は、主人公たちと並んで人気の高い黄金聖闘士たちが、ついにスクリーンデビュー。ある者は敵、そしてある者は……といった感じでそれぞれの性格に応じた活躍を披露してくれた。劇場版の中でもトップクラスに美麗かつアクティブな作画は必見。

計測不能 9 1988年夏(7月~9月)アニメランキング9位
湘南爆走族 4 ハリケーン・ライダーズ(OVA)

1988年7月22日
★★★★☆ 3.6 (7)
37人が棚に入れました
漫画家・吉田聡の代表的作品『湘南爆走族』のOVAシリーズ第4作。前作では主人公・江口の悪友である権田が主役だったが、本作では通常どおりに江口たちを中心とする物語に。 一学期の期末試験が終わった波打際高校。緊張の解けた江口だが、自分のポケットに入っていた二枚の五千円札の出どころがわからない。そのまま暴走族仲間の湘爆メンバーたちとともに、単車のガス代やらで使い込んでしまう。だがやがてあのお金は江口の所属する手芸部の部費と判明。必死にお金を工面しようとする湘爆メンバーだったが、結局のところは手芸部のよし子に何とかしてもらう。ある日、海水浴へ出かけた江口たちは小学校時代の旧友・絵美子と再会。そこで彼女の恋人であるサーファーの聖二が昨年の夏に大波のビッグスウェルに乗り損ねたことを知る……。 本作も従来と同様に実制作は東映アニメーション(当時は東映動画)が担当。監督の西沢信孝は波と空の青色に細心の注意をはらったという。

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

湘南爆走族OVA第4弾

暴走族マンガの原点ともいえる『湘南爆走族』のOVA第1弾。
原作マンガは中高生の頃リアルタイムで読んでいたなぁ・・・。(あぁ、年齢がバレてしまう・・・)

湘南爆走族2代目リーダー兼波打際高校第25代目手芸部部長(!!)の江口洋助をはじめとする5人組・湘南爆走族のメンバーと仲間たち、ライバルの暴走族などとの友情や恋愛を描いた作品。
暴走族マンガらしくケンカのシーンも少しはあるけど、原作は、ほぼコメディ。


本作の主人公は江口洋助と手芸部副部長の津山よし子。云わずと知れた両想いなのに奥手な二人の恋愛が微笑ましい。
後半はサーフィンの話。江口洋助、器用すぎ!

原作に忠実な本作に感謝!!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 4

計測不能 9 1988年夏(7月~9月)アニメランキング9位
鉄拳チンミ(TVアニメ動画)

1988年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (5)
34人が棚に入れました
『月刊少年マガジン』で連載された、前川たけしによる中国風拳法漫画をアニメ化。姉のメイリンがさらわれたため、事件を解決する際に並外れた拳法の技能を発揮する少年チンミ。そんな彼の才覚を、旅の大林寺拳法老師ローが見出した。チンミを大林寺へと連れていく老師。大陸一とすらうたわれる武術・大林寺で、チンミは修行中の少年少女とともに鍛錬に励むことに。本作の制作は葦プロダクションが担当。ゴールデンタイムのTVシリーズを手がけるのは同社にとって久々だったこともあり、作画などは従来以上の力が注がれた。

声優・キャラクター
坂本千夏、中原茂、水島裕、坂上とし恵、佐々木優子、久保田雅人、向殿あさみ、増岡弘、中村正

計測不能 9 1988年夏(7月~9月)アニメランキング9位
木を植えた男(アニメ映画)

1988年6月23日
★★★★★ 4.1 (8)
33人が棚に入れました
フランスの山岳地帯を旅する若者が出会った男の30年にも及ぶ行動を通して、人間の創造力の偉大さと環境問題をテーマにして描いた87年アカデミー短編賞(アニメ部門)受賞作。人里離れた荒野に住む初老の羊飼いブヒエ。彼は荒れ果てた大地にたった一人で木を植え続けていた。目的など多くを語らない彼の信念を貫くその行動は、二つの大きな戦争の間も続き、中年になった若者が再びその地を訪れた時、不毛の大地はまさに楽園に変身していたのだった。色えんぴつを使って2万枚にも及ぶ絵を4年半かけて制作したF・バックはカナダを代表するアニメーション作家で、風のように流れる作風とパステル画タッチで書かれたその絵柄からわき出るメッセージは自然保護や文明批判をやさしくも痛烈に訴えかけてくれ、まさに感動の1本になっている。尚、NHK-BSでは英語版の同バージョン(ナレーションは内田稔)が放映されている。

計測不能 9 1988年夏(7月~9月)アニメランキング9位
赤い光弾ジリオン 歌姫夜曲[バーニングナイト](OVA)

1988年6月21日
★★★★☆ 3.7 (7)
33人が棚に入れました
 タツノコプロ新世代の秀作として1987年に人気を呼んだSFテレビアニメ『赤い光弾ジリオン』の新作OVA。 戦争成金の無頼漢アドミス一家が牛耳る街ホープタウン。暴力と金力の前に無力な人々に活気と希望を与えるのは、毎晩行なわれるロックバンド「ホワイト・ナッツ」のコンサートだった。中でもボーカルの少女アップルは、バンド仲間のチャンプとJJ、それに街の人々全てのアイドルである。だがある夜、アドミス一家の札付きウォーリアーズ三兄弟がライブに乱入。強引にアップルを誘拐した。チャンプとJJは追撃。アップルの救出に成功しかけるが、そこに現れて二人を邪魔したのは謎のサングラスの美青年。実は彼=リックスとアップルの間には、二人だけの秘密の過去があった。TV版のキャラクターを用いながらも、世界観や物語の設定は完全に一新された番外編的なストーリー。

計測不能 9 1988年夏(7月~9月)アニメランキング9位
魁!!男塾(アニメ映画)

1988年7月23日
★★★★☆ 3.3 (8)
29人が棚に入れました
集英社「週刊少年ジャンプ」黄金期を支えた名作コミックを、先のTVアニメ版放映を受けてオリジナルストーリーの劇場用作品として制作したもの。 やってきた夏休み、だが男塾の塾生たちに安息の日々は永遠に訪れない? 世界格闘選手権への招待状が舞い込み、一号生筆頭・剣桃太郎を始めとした8人が塾長命令により参加を余儀なくされたのだ。世界各地から参戦した荒くれ者を相手にしつつ、命からがら各種難関を突破する彼らだったが、決勝に残ったアメリカ代表・スリーSメンバーは想像を超えた強敵揃いだった! アクションのド迫力とギャグの応酬は、TVシリーズ以上の完成度。中盤、テロリスト相手に敵味方が一時的に共闘を果たす展開も熱い。

計測不能 9 1988年夏(7月~9月)アニメランキング9位
ビリ犬(TVアニメ動画)

1988年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (6)
24人が棚に入れました
 藤子不二雄Aの原作を、『藤子不二雄Aワールド』枠内にてテレビアニメ化。空を飛び、人間の言葉と犬語を解することが出来る、犬に似た不思議な生き物・ケン族。その一員で、人間の世界にやってきたビリ犬とガリ犬たちは、ひょんなことから知り合った雨森タツオの家に居候することになった。彼らは近所の犬達や、ヨーコちゃんやダブ、マロといったタツオの同級生、そして人力飛行機を開発している鳥野博士などと知り合うことによって、様々な珍騒動を巻き起こしていく。そこへ、遅れてやってきた太っちょのケン族・トド犬も加わり、街はいつでも大騒ぎ! 後に本作は『ビリ犬なんでも商会』と改題され、単独の番組として続いていくことになった。

ace さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

安定の藤子不二雄ワールド

全話視聴、2周目のレビュー

※最初に--------------------
1周目視聴終了時にレビューを投稿したが
その数年後、次回作「なんでも商会」を視聴し、そのなんでも商会のレビューを書くにあたり
「1作目ってどんな内容だったっけ?」と思い出そうと自分のレビューを読んでも
マジでまったく思い出せなかったため、

悔しくなってもう一度視聴しました
この2周目のレビューでは、前回投稿のレビューを改変しながら詳細に、
このレビューを読むだけで内容を思い出せるレベルで書いた
-----------------------------


藤子不二雄Aのほうですね
そうそう、Aのほうはこんな感じだわ、ウルトラBもこんなノリだったなぁー
なーーんとなくFとは違うんだよね・・
ここ!という指摘は難しいけど、なんとなく見てるとAかFかわかるという・・・

安定しておもしろい
平成初期の家庭や学校ってこんな感じやわーとなつかしく思う
本当に童心に帰ったような気持ちにさせてくれるのがAだね~

声優も今みたいに「右ならえ右!」みたいな上手な量産系声優ではなく
個性的で他では聞かない声と演技ばかり
野沢雅子と肝付兼太が共演
怪物くんとドラキュラが揃いました

◯良い

・昭和最終年~平成初期放送です
上にも書いたが、平成初期のこの雰囲気・・・たまらん!
俺はこの平成初期付近を舞台としているアニメは
ノスタルジー感が最も強く感じられ、かなり好意的に見ることができる

・バラエティーに富んだおもしろおかしいアニメ
毎回ぶっ飛んだ話が多めでおもしろいです

まずレギュラーの登場人物が多い
のび太位置のたっちゃんとてっちゃん兄弟と、しずか位置の洋子ちゃん、ジャイアン位置のダンキチ
スネ夫位置のホネヒコ、なんかよくわからん位置のマメオ
そしてそれぞれの飼い犬たち、と鳥野博士
レギュラー&準レギュラーが多く、それぞれにエピソードがある
10分×31話なので5時間ちょい
映画3本分程度ですね
よくもまぁ収めたもんだ


◯良くない

・鳥野博士の存在
肝付声優の人(旧スネ夫)
キ◯◯イ
次回作、なんでも商会のイカれた依頼人たちのような空気を感じる
こいつの回はイライラする
雨森家や他の人に迷惑をかけまくり、謝罪1つなく、後始末もせず、当たり前のように嘘をつく
タツオら子供たちの遊びにしゃしゃり出てくる
おまけに子供たちにまで迷惑をかけ、毎回ビリケンが助けるはめになる
うっとうしいだけのただの不愉快キャラ
次回作でこいつは消滅するが・・・
次回作はこいつ級の不愉快キャラが毎回出る・・・

そもそも俺は肝付があまり好きではない・・・
理由は「元祖天才バカボン」のレビューで書いた通りだ

・サービスなし!!
藤子不二雄系アニメといえば、シャワーシーンやパンチラですよね
しかし、この作品にはシャワーどころか、パンチラ1つない!!
しずか位置を預かる洋子ちゃんはほぼ毎回出演しているわりにパンチラ0!!
しかし、次回作「なんでも商会」ではパンチラ1回(俺調べ)に、なんと乳首が出る!!
だが今作はなんもない!!!

・残念ながら1話1話の質はよくないかなぁ・・・
ウメ星デンカ、バカボン、元祖バカボン、ドラえもん(第一期~二期)などの
同系統の日常系ギャグアニメと比較すると・・・・質は落ちる
まぁここらへんは歴史に残るレベルの傑作アニメなので、比較するのはかわいそうではあるが
落ちるものは落ちる


◯VERDICT

9/10

たっちゃんと友達、またはその友達の犬たちが騒動を起こす
それにビリケンとガリケンが巻き込まれる
ってのがこのアニメの筋書き
とても愉快で楽しいです!

誕生日会や体操測定など、小学生ならではのイベントなどもあり
なつかしく、これがまたノスタルジーを感じさせる

どういうわけか、やたらち◯こが出る・・・
次回作でもそうなんですよね
今なら放送できんなぁこれは・・・
この時代ならではですね

そして、今作の設定が次回作では消えることがある
トドケンは「ラッキー犬」
こいつに関わるとなにかいいことが起きるっていう設定が、次回作では消えているし
ガリ犬はとんでもなく賢い犬っていう設定も消える、まぁ計算が得意という設定は残ってたけど
あと鳥や他の犬や猫と会話ができるっていうのも消えてたな

次回作では鳥野博士は消滅し、
ダンキチやホネヒコ、マメオなどの友達や友達犬はほぼ出番がなくなる
まぁ上に書いた通り鳥野博士は不愉快キャラなので消えてもいいけど
今作毎回出ていた友達や友達犬まで消すことはないなぁ・・・

その代わり不愉快度MAXの依頼人の話ばかりになった・・・
つまり、次回作なんでも商会は鳥野博士級のキ◯◯イキャラのオンパレードになり
友達たちの絡みはそっくり消えてしまうので、なんとも言えない出来になってしまう・・・
まぁそれはなんでも商会のレビューで書く

投稿 : 2024/04/27
♥ : 1

計測不能 9 1988年夏(7月~9月)アニメランキング9位
闘将!!拉麺男(アニメ映画)

1988年7月9日
★★★★★ 5.0 (2)
21人が棚に入れました
漫画家ゆでたまごの人気作『キン肉マン』のスピンオフ作品『闘将!!拉麺男』を原作にしたTVアニメ。その劇場版。古代の中国拳法「超人拳法」の伝承者ラーメンマンは恩師・陳宗明の頼みで、彼を慕う少年シューマイとともに旅に出た。行く先は水の都・蘇州。そこは悪の黒色魔王とその部下の四天王に支配されており、魔王によって「笑い」を禁じられた土地の人々か陰欝な日々を送っていた。黒色魔王に挑むものの、苦戦を強いられるラーメンマン。だがそこにかつてのライバルであり親友である仲間、バンボロ、ホーガン、ガダムたちの応援が!原作「黒色魔王編」をベースにした内容で、「東映まんがまつり」内での公開。併映は『ビックリマン 無縁ゾーンの秘宝』など。

声優・キャラクター
森功至、松島みのり、永井一郎、田の中勇、杉山佳寿子、山本百合子、鶴ひろみ、屋良有作、江森浩子、小林清志

計測不能 9 1988年夏(7月~9月)アニメランキング9位
テンリトル ガルフォース(OVA)

1988年7月3日
★★★★☆ 3.8 (5)
19人が棚に入れました
AIC初期の人気美少女SFアニメ『ガルフォース(宇宙章)』のキャラクターたちを三頭身キャラにしたセルフ・パロディOVA。もうじき発売の「ガルフォース(宇宙章)」正編シリーズの完結編『ガルフォース3』を控えて、撮影準備に入る10人のリトル(ちび)ガルフォースたち。実は正編世界のガルフォースたちは、このリトルな美少女たちがドラマとして演じた存在だった!? なかでもシリーズ三作を通じて重要キャラだったのは、荒くれ一匹狼のルフィー。だが実はリトル状態の彼女は可憐で気弱なお嬢様で、それがトレードマークの星のシールを頬に張ると、性格がみんなよく知るように一変するのだった! 正編の印象的なシリアスシーンの数々を実は撮影時には、あーだった、こうだった、と自ら笑いのめすショッキングな爆笑パロディ編。この後に続く正編『3』の特報も収録。

計測不能 9 1988年夏(7月~9月)アニメランキング9位
ルパン三世パイロットフィルム (その他)

1988年8月17日
★★★★☆ 3.7 (3)
18人が棚に入れました
ルパン三世原作者のモンキー・パンチは、当時放送されていたアニメに不満を持っていたため、アニメ化に反対していた。
そのため、1969年にアニメ化の説得材料として13分弱のパイロットフィルムが製作され、その作品を見たモンキー・パンチはアニメ製作にOKを出した。
その後正式スタートしたテレビシリーズと比較して、より原作の作風に近く、ケレン味やアクの強さが際立った作りになっている。
劇場公開を前提として1969年に作られたシネマスコープサイズのものと、1971年頃にテレビ用にスタンダードサイズで作り直されたものの2種類がある。
永らくその存在は忘れられていたが、1988年8月17日深夜にytvが開局30周年記念特番として放送した、アニメだいすき!スペシャル『よみうりテレビ アニメ30年史!巨人のヤマトはバカボンルパンなのだ』において初めて陽の目を見る事となった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%91%E3%83%B3%E4%B8%89%E4%B8%96_%E3%83%91%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%83%A0

計測不能 9 1988年夏(7月~9月)アニメランキング9位
クラック!(アニメ映画)

1988年6月23日
★★★★☆ 3.9 (6)
17人が棚に入れました
小さな村に住む結婚を控えた大工が作った可愛い椅子が辿る運命を通し、自然保護と文明批判を独自のパステル調のタッチで描いた、81年アカデミー賞最優秀短編賞(アニメ部門)受賞作。その温かみのある絵柄と子どもの持つイマジネーションを素朴なまでに作品世界に反映させた作りが優しい気持ちにさせてくれて(F・バックの作品は全てそうだが)大人子供を問わず楽しめる作品。この後、6年の歳月を経て制作されたのがあの「木を植えた男」である。

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ロッキング・チェアーズ・ライフ

「木を植えた男/フレデリック・バック作品集」に収録。15分の短編作品。

一人の男の手によって森の木から切り出され、削られ、磨かれ、彩色され、顔を描かれ(笑)誕生した揺り椅子と、その揺り椅子に見守られながら生きた人々の、儚くも喜びに満ちた物語。

色鉛筆による柔らかなタッチと色彩からは、生き物のみならず、モノの持つ暖かさ、質感、感情さえも伝わってくるようです。実写トレースや、CGによる無機質なグラディエーション、ベタ塗り、フィルターなどの半自動化作業では実現困難な、バック監督手ずから描いた膨大量のイラストからなるアニメーションは、画面の細部に至るまで、豊かな奥行きと、強い活力を感じさせる躍動感に満ち溢れています。

※ジューズ・ハープから始まる冒頭曲並びに、作中で奏でられる全ての楽曲は実写映画音楽の作曲家としても活躍されているノーマン・ロジェ氏によるもの。2度の植民地時代を経てもなお、ケベック文化に色濃く残る、アメリカ・インディアン、イヌイット由来の原始的な音楽性を背景に、フランス由来の軽快さ、ケルト由来の物悲しさが連なり、刻々と移り変わる時代の流れを表現している様でした。


生まれ、傷つき、壊れ、直され、それでもまた壊れ、捨てられ、拾われ、治され、愛され…。時に優しい人々に囲まれ、時に残酷な人々に無碍に扱われ……。視点を変えれば、モノが誕生してからその後に辿る紆余曲折の道は、わたしたちヒトの歩む人生と似ています。

わたしがまだ年端もいかない子供だった頃、両親と一緒に祖父母の家に遊びに行った時の話。そこには重い鉄のペダルを持つ足踏みミシンと、その対となる、明るい色のびろうどを座面に打ちつけた小さな椅子がありました。玩具もTVゲームも無い祖父母の家で、わたしはその椅子に乗っかったり、潜ったり、逆さにしたり、横にしたり…乗り物や隠れ家にしたりして、よくもまあ色々な事を思いついて、長い事その椅子と飽きずに戯れていたものです(笑)

お針子だった若い頃からこの椅子に座り、その姉妹とも言うべき足踏みミシンを魔法の様に操っていた、矍鑠たる祖母はもういません。ミシンは生前、祖母自らの意志で処分され、椅子だけが残りました。椅子は祖父母の家と共に母に受け継がれ、今もなお、来訪する人の目を楽しませたり、本来の役目を果したり、時たま踏み台にされたり(汗)昔とあまり変わらぬ姿でそこに居続けています。よくよく見ると、びろうどは擦れ、色の鮮明さは薄れ、さながら歳経た老人の姿の様ではありますが…。

そんな昔話に思いを馳せると、本来、良き家具の寿命というものは、わたし達人間の寿命よりもずっと長く、逞しいものなのではと言う気がしてきます。わたしたちが愛をもってそのものたちに接するならば…。

消費社会に対する警告と辛辣な皮肉を込めた作品の多いバック監督の作品の中では、ひときわ優しく、美しい、現れては消える命の営みを、一脚の揺り椅子の視点から朗々と謳い上げた珠玉のアニメーション作品。

どうか、皆さんの心に暖かな火を灯す一編となりますように!(…酷暑に火はイカンですね。笑)


※:口琴の一種。びょ~ん、びょん、びょんという感じの(笑)振動音を発する楽器。日本ではアイヌに伝わる竹製のムックリが有名ですが、木製の他、金属製、動物の角や牙で作られたものなど、世界各地に多種多様の口琴が存在します。

英語圏ではtrump(トランペットの略)とも呼ばれている様で、元々はオランダ語のJeudgtrump(子供のトランペット)が語源らしい。根拠の定かでない説として"ユダヤのハープ"、"顎のハープ"とかも。

わが家にも一つありますが、トランプともハープとも呼ばれている様に、その演奏法は吹くとも弾くとも言い難し…。音の余韻に独特のやわらかさがあり、奏でると和みます(笑)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 17

計測不能 9 1988年夏(7月~9月)アニメランキング9位
ティン・トイ(アニメ映画)

1988年8月2日
★★★★☆ 3.9 (5)
17人が棚に入れました
「トイ・ストーリー」の前身として制作された短編アニメーション。
短編アニメ部門で1988年にアカデミー賞を受賞した。
床の上に置かれたブリキ人形に、人間の赤ちゃんが迫りくる。
可愛らしい赤ちゃんの姿を見て嬉しそうな人形だったが、
他のおもちゃたちが乱雑に扱われるのを知り、逃げ出そうとする。
ところが、動くたびに楽しげな音を出す人形に興味を示した
赤ちゃんが追いかけてきて…。
アカデミー短編アニメーション賞を受賞。
(アニメ映画『ティン・トイ』のwikipedia・公式サイト等参照)

計測不能 9 1988年夏(7月~9月)アニメランキング9位
宮沢賢治 名作アニメシリーズ 風の又三郎(OVA)

1988年8月20日
★★★★☆ 4.0 (2)
17人が棚に入れました
作家・宮澤賢治が著した同題童話を約30分のOVA化。本作はコナミの「バオバブレーベル/宮沢賢治名作アニメシリーズ」のひとつとしてリリースされ、同時期には『どんぐりと山猫』も刊行。教室がたったの一つしかない山間の分教場に、高田三郎という不思議な雰囲気の少年が転校してきた。人見知りの強い村の子供たちは三郎が風の化身だと思い込み、彼を「風の又三郎」というあだ名で呼ぶことに。だが、三郎と子供たちが仲良くなったのもつかの間のこと……。本作の実制作はプロジェクトチームアルゴスが担当し、切り絵のような画面のアニメーション作りに挑戦している。監督は劇場版『幻魔大戦』などのりんたろうが手がけた。また、アニメーターの兼森義則がキャラクターデザインと作画監督を務めたほか、本編の声優として三郎の父親役を演じている。

計測不能 9 1988年夏(7月~9月)アニメランキング9位
ビックリマン 無縁ゾーンの秘宝(アニメ映画)

1988年7月9日
★★★★★ 5.0 (1)
17人が棚に入れました
大人気を博した『ビックリマン』第一TVアニメシリーズの劇場版・第二弾。天聖界の外の広大な暗黒世界、無縁ゾーン。ヘッドロココと6人の神帝は、聖ビッグバードでそこを旅していた。やがて彼らは、空魔に襲われているお守り(天使に協力する者たち)の少女・助士すいさいを救った。だが戦いのさなかに意識を失ってしまい、やがて気がついたヤマト神帝は、助士すいさいの口から、今いるそこがお守りたちの住む世界「天地球」だと聞かされる。だがその天地球には、ひそかな危機が迫っていた。TVシリーズ後半の時期の、TVでは語られざる事件を描いた内容。「ビックリマン」ワールドにおいて、天使、悪魔に継ぐ第三の種族「お守り」の世界を主題に作劇された。夏期の「東映まんがまつり」内で公開。

計測不能 9 1988年夏(7月~9月)アニメランキング9位
エースをねらえ!2(アニメ映画)

1988年7月9日
★★★★★ 4.3 (3)
15人が棚に入れました
原作は世間にテニス・ブームを巻き起こすなど、社会現象にもなった山本鈴美香の人気スポ根漫画。「あしたのジョー」「宝島」「ベルサイユのばら」などを手掛けた出崎統が総監修。止め絵や透過光、画面分割などを多用した独特な劇画調の演出手法での繊細な心理描写、いわゆる“出崎調"や“出崎節"として知られる。出崎と組むことの多い杉野昭夫がキャラクターデザインおよび作画監督を務める。キャラクターの完成度、演技力のすべてにおいて高い評価を受け、ファンからは“杉野キャラ"と呼ばれる。また、テニスの試合などは、松岡修三が監修。1973年10月5日より放映の最初のTVシリーズからは声優陣も一新され、これまで映像化されなかった原作の中盤以降をドラマティックに描いた「エースをねらえ!2」の制作中に劇場版として公開された。 岡ひろみが、テニス選手として才能を開花させ世界に羽ばたこうとする。丁度その時、恩師宗方仁が病気で倒れる。落ち込むひろみを心配する藤堂貴之やお蝶夫人、親友の愛川牧。そこに 宗方の親友だという桂大悟が現れる。ひろみたちが遠征試合のため日本を発ったのと時を同じくして、宗方は病のために…。
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