2023年夏(7月~9月)に放送されたTVアニメ動画一覧 59

あにこれの全ユーザーが2023年夏(7月~9月)に放送されたTVアニメ動画を評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月23日の時点で一番の2023年夏(7月~9月)に放送されたTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

66.3 26 2023年夏(7月~9月)アニメランキング26位
百姓貴族(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (43)
137人が棚に入れました
北海道の農家に生まれ、農業の魅力や厳しさを知る漫画家の荒川弘。 彼女が農家で生まれてから漫画家になるまでに経験してきた数々の出来事を、専門知識を交えて面白おかしく紹介していくエッセイ漫画。 単に農家の生活を追ったものではなく、作業を通して巻き起こる様々な事件をネタとして描いている。

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

荒川弘先生の青春

原作未読 全12話 1話6分枠のショートアニメ

鋼の錬金術師、銀の匙、アルスラーンなどの原作者である荒川弘先生の北海道の酪農家である実家にいた頃のお話です。

荒川先生役は田村睦心さん(小林さんちのメイドドラゴンの小林さんが一番印象に残っています)、荒川先生のイメージでしょうかこのキャラにとても合っていましたw

北海道の農業や酪農あるあるを実体験を元に再現しているお話です。

テンポよく進みますので観やすいですね。

2期の制作も決定しています。

観ていて楽しい作品でした。

主題歌はFRAMさんが歌っています。

最後に、みなさん逞しい!ということで終わりたいと思いますw

投稿 : 2024/05/18
♥ : 20
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

リアルでブラックなノリの農業アニメ

漫画家になる前、北海道十勝で実家の農業に従事していた荒川弘の実体験に基づいたリアル農業アニメ。
4分のショートアニメになります。全12話。

鋼の錬金術師や銀の匙などの原作者の荒川弘さんのエッセイ漫画が原作。
現在7巻まで発刊。原作既読で、面白かったのでアニメも当然見ることにしました。

銀の匙も農業の大変さなどについて描かれてましたけど、これはもっとリアルというかブラックなノリが面白いですw

でもこれ、地上波のみで配信されていないみたいで見れない方もいてもったいないなぁ。。と思ってたんですけど
YouTubeのTOKYO MX公式チャンネルで期間限定ながら、配信されてるみたいです。
興味を持たれた方はぜひぜひご鑑賞ください。(関係者ではありませんw)

1話「牛乳」
{netabare} 季節によって牛乳の味が違う話は、なんとなくわかる。
冬の牛乳が甘く感じたのは気のせいじゃなかったのね。
生産抑制は仕方ないんだろうけど、なんかせつないなぁ。{/netabare}

2話「ジャガイモ」
{netabare} 規格品と非規格品。
もったいないと思うけど、非規格品をスーパーで格安で販売してもこんなの売るなとクレーム言う人がいるらしい。。でも牛乳と同じく値崩れ起こしちゃうから難しい問題ですよね。
これ見てると農家の方たちの大変さがすごく伝わってきます。{/netabare}

3話「クマ」
{netabare} 北海道のヒグマって狂暴じゃなかったでしたっけ?
クマもだけど、シカとか野生動物に囲まれながらの農作業ってやつらとの戦いでもありますよね。
クマ鈴ってあるけど、人間慣れしてるクマにはかえって存在が認識されて逆効果らしいです。{/netabare}

4話「野菜」
{netabare} もらいもののカボチャだと時々黄色いシミがついたのありますね。
私は全然気にならないけど、1個1個シートを敷いてあげたり、日が当たるようにツルを切ったりとほんと農家の方々お疲れさまですって言いたくなる。{/netabare}

5話「野菜ドロボー」
{netabare}盗むとかそんなリスク背負うんなら、普通にスーパーで買ったほうがいいし、直売店とか道の駅とかだと安く手頃な値段で手に入るのにね。
だいいち、一生懸命作ってくれてる農家さんに申し訳ないって思わないのかな。
野生動物たちの被害も相手も生きるために必死だからなかなか大変ですよね。
しかしエゾシマリス凶悪ですねー。あんなにかわいいのにw{/netabare}

6話「防疫」
{netabare}ジャガイモもだけど、家畜とかも人間が菌を持ち込むと大変なことになるので立入禁止だったりするみたいです。
外国産のチーズとか美味しいのかなって思ってたけど、これ見て高くても国産にしよかなとちょっと思っちゃいましたw{/netabare}

7話「親父殿」
{netabare}原作読んでた時も親父さんネタ面白くてこれ待ってました♪
世代が違うかもだけど、まだ開拓時代のたくましさみたいなのが残ってる感じがしました。
でも遊び心というか、やんちゃでお茶目なところとかいいお父さんですねー。{/netabare}

8話「犬と猫」
{netabare}農家さんにとっては犬猫はペットというよりも仕事に必要な存在なんですね。
袋あけるとおやつだと思ってはしゃぐとこ、犬あるあるですねw
褒めてほしくて捕まえたネズミをみえる化してる話、ワンコ可愛すぎる♡{/netabare}

9話「牛社会」
{netabare}作者さんの牛ってホルスタインだったんだ。
でもホルスタインだからメスって一般人はわからないかも。。
動物も強い個体・弱い個体などでイジメみたいなのがあるんですね。
でも人間と違って集団でってよりも1対1だけみたいだからまたマシなのかな。{/netabare}

10話「百姓の子」
{netabare}北海道ってクマ多いから、山とかに遠足とか気軽に行けないんですね。
でも遠足先が自分ちって、楽しくないし恥ずかしいしで私なら絶対いやだなー。{/netabare}

11話「農業高校」
{netabare}リアル銀の匙きましたw
子豚に名前をつけちゃいけない話は銀の匙で見たけど、オス豚の去勢しないと肉が固くなるんですね・・
夕食の後の卓球がなぜか必須みたいに書かれててちょっと笑ったw{/netabare}

12話「火星開拓農民荒川」
{netabare}まさか最終話がギャグでくるとは思わなかったw
でもお金を多くくれるほうに売るとか、何かの風刺なのかなと勘繰ったり・・
配信は12話で終わりですが、DVD特典として13話と14話があるらしいです。
しかも話は「漫画家荒川」だとか。。荒川弘先生ファンの方は買いですね!!(決して関係者ではありませんw){/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 23

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

キレのいいショートアニメ?ミニアニメ?です!!

ショートアニメというジャンルになるのでしょうか。

農業エッセイ的ショートアニメ・・・、
はたまた「農業ネタショートアニメ」かな。

なんか後者の方がしっくりくるな。


ショートアニメという事で、短く、コンパクトにキリが良く作られている作品なのですが、それ以上にキャラクタやそのセリフ由来の『キレの良さ』を感じうる作品。


荒川弘と言えば、こっち系のジャンルでは『銀の匙 Silver Spoon』、あっち系の作品では『鋼の錬金術師』など、既に確固たる知名度の作品を持っておられる先生ですよね。

やはり、その実力は言うまでも無し。

ショートアニメとして非常に興味深いネタ満載で、面白いよりも、「なるほどー」「ほーん」「へぇー」という要素が満載、しかもキレがあり、楽しく観れる。
原作のボリュームを見るに、まだまだネタはありそうw。
もう少し、話数的に見たいなぁと思いました。


キャラクタもなんとも言えず、なじみやすい造形でした。
硬派な作品とはまた違って「いいお味」を出しておられました。
そして、前述したようにキレ味あるセリフ回しをしておられる声優さんたち。
さすがでした。


そして、音楽。
主にエンディングですが・・・。

くっだらないことなんて~♪

こっころのもっちようで~♪♪


このポップで軽やかな歌い出しだけで、心が軽くなる様な面持ちでした。
すばらしい!!


本当に、もう少し話数を重ねて見たいと思いましたが・・・。
観たいと思っているうちが華なんでしょうかねぇw。

この動画を見て、原作の方に興味が湧く方もたくさんいそうです。
とても興味深く、そして、少しの毒と、ほんのささやかな業界の闇も垣間見れるかもしれませんw。

機会がありましたら、動画、原作ともども観てみて下さいませ。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 20

65.7 27 2023年夏(7月~9月)アニメランキング27位
ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (150)
470人が棚に入れました
周りを湖に囲まれたクーケン島にあるラーゼンボーデン村。ロテスヴァッサ王国の辺境にあるこの村では、穏やかな時間が流れている。 そんな刺激が少ない村での暮らしに活力を持て余していたのは、平凡で特徴がないことが特徴の少女、ライザ。「あーあ。何か面白いことないかな。」窮屈で退屈な村、そこに身を置く“なんてことない農家の娘”である自分に不満を抱いていたライザは、ある日、幼馴染みのレントやタオとこっそり小舟に乗り込み、島の対岸へはじめての冒険に出かける。 そこで出会ったのは、“錬金術”という不思議な力を使う一人の男だった。その力に魅せられたライザは、錬金術を教えてほしいと頼み込む。“なんてことない農家の娘”から“錬金術士”へ。これまでの遊びとは違う、自分たちだけの“ひと夏の冒険”が始まる――。 25周年を迎えた「アトリエ」シリーズの人気作『ライザのアトリエ』が遂にアニメ化!


声優・キャラクター
ライザリン・シュタウト:のぐちゆり
クラウディア・バレンツ:大和田仁美
レント・マルスリンク:寺島拓篤
タオ・モンガルテン:近藤唯
アンペル・フォルマー:野島裕史
リラ・ディザイアス:照井春佳

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

まあ前情報無しで見ると普通のファンタジーですね。絵もよく悪くはないですが

さて、タイトルの前情報は知っています。
非常に人気を博したゲームですね。
ヒロインの容姿によって。具体的にはふとももで。

シリーズ最高の売上で3部まで作られていよいよアニメ化と。
アトリエシリーズは長くやっていますがアニメ化したのはそれほど多くないですよね。エスカとロジーから2つ目かな。

というわけで可愛らしいキャラデザは楽しみに見始めました。

内容の方は…
まあ、田舎暮らしのまったりした内容。
田舎暮らしの子どもたちが平和な暮らしに飽き飽きしている様子はまあ見て取れました。
閉鎖的な島に見えて相当発展していてアンバランスに見えますが…
遺跡の多さなど、色々秘密のある島なのでしょうかね。
今後明かされていくのでしょうか。

内容の方はまあ普通のファンタジーと言う感じで、悪くはないですね。
ただ特別面白いと感じたかというとそこまででもないです。
子どもたちはやや軽率過ぎるし思慮が足りない感じですが、まあ子供なんてこんなものですね。

シナリオは灼眼のシャナの人で、おや、と思いました。
じゃあ実績もある人ですしちゃんと面白いのでしょうかね。

で、作画はなかなか良好では。
人気がある部分をよくわかっているらしく、至る所でライザのふとももをアップに映し出している所が面白いですね。

というわけで… できれば見たいとは思えました。高優先です。
ただ本数次第では諦めてもいいか、というレベルではあります。

全話感想
何となく最後まで見てしまいましたが…
非常にまったりした話でしたね。

もちろん村にはそれなりの事件も起こったりしているわけですが…
ドラゴンが襲ってくるとか相当な大事件ですからね。
それをまったりで済ませるのも何ですが。
でもまあ、キャラクター達がのんきなので基本まったりに見えましたね。

とはいえ、まったりした普通のファンタジーというのもたまには悪くないものです。何か和みました。
ライザのふとももは和みませんでしたが。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 5

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ゲーム原作の悪い面が出ている…。ネタバレ縛りが厳しすぎ!

 最終話(12話)まで観ました。2023.09.17

 島の謎も師匠達の目的も全く明らかにならず、最後までお使いミッションをこなして終わりでした。

 禁則事項が多すぎるというか、ネタバレ禁止縛りがキツイというか…。ゲームの宣伝アニメなので仕方無いのでしょうか。

 ゲームファンとアニメファンは、支持層がズレているので、宣伝としてはどうなのかなぁと、いつも思います。漫画や小説となら、ある程度ファンは重なると思うのですが。

 制作費を引出しやすいとかあるのかなぁ。大人の事象が見え隠れするアニメでした。

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 11話まで観ました。2023.09.14

 ありゃ?もう最終回間近ですよ…。なかなか評価しづらいアニメですね。取り敢えず言えることは、アニメ単体としてのストーリーは盛り上がっていません。

 ライザ達は命掛けでドラゴン討伐へ行きます。ここ、盛り上がる所のハズですが、なんともサラッとした印象で終わってしまいました。

 ライザ達の島は禁足地が多くて、遺跡が沢山あってモンスターもいるよ程度の情報しか主人公にも視聴者にも公開されていません。

 ゲームだったら、ライザを操作して冒険し、少しずつ行動範囲を広げて謎を明らかにしていくのでしょうが、ゲームのネタバレ防止のためか、島の謎が全く明らかになりません。

 大人達も、ライザ達に行動制限をかけてくるわりには、何のためにそうした行動をとっているのかが不明なため、全て暴力で解決出来そうな雰囲気です。

 錬金術で爆発物やらヤバい薬やらを大量に作製、保持している若造なんて、止められる村人いませんよ…。何か大人に言われても、うるせー!で片付けられそうです。

 物語上の制約が多いため、ライザ太もも萌アニメにしたのかも知れませんが、ライザが万人に愛されるキャラでも無いので(と、言うかそんなキャラをポンポン作れたら誰も苦労しない)何とも中途半端な印象です。

 ストーリー以外は、結構力が入っている作品なんですが、ゲームの促販や原作ファンの期待に答えているかと言うと、凄い微妙な感じです。
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 6話まで観ました。2023.08.08

 5話で水着回とかありましたが、基本的に師匠のお題をクリアしていく展開を繰り返します。ゲームどおりなのかも知れませんが、アニメで観ていて面白いかと言うと…。

 ゆっくりとした展開に、そろそろ飽きるころなので、テコ入れが欲しい所です。

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 3話まで観ました。2023.07.16

 エモい話頂きましたー!今回は冒険無しです。この路線で行くのかな?

 何か低空飛行ですが、一体何話やるつもりなんでしょうか?日常系も悪くないですが、物語が進まない感じです。  

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 2話まで観ました。2023.07.10

 駆け出し冒険者と錬金術士達の王道ファンタジーとしては、まぁまぁの序盤です。視聴継続です!

 ただ…、ゲーム原作縛りなのか、格好がいつも一緒です。ライザの袖のヒラヒラが錬金釜に浸かりそう…とか、採取で汚れても移動したらキレイになっているとか…。

 格好が冒険や錬金術に向かんやろ〜!なんて思ってはいけないのかもしれませんが、リアルティは無いです。

 後、傷口に軟膏を塗るのに、手袋したままとか、頑として衣服を変更しないのは不自然です。

 まぁ、いつもの奴で、見続けても大したことは起きない物語にはなりそうです。

 神は細部に宿るという格言があるくらいなので、視聴者が違和感を感じない程度にディテールの配慮は欲しいところです。

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 1話観てのレビューです。2023.07.04

 なかなか、王道ファンタジーとしては面白そうです。ゲームは未プレイです。

 ゲーム原作なので、少し気になる所もあります。錬金釜で錬成するのに、薬草と試験管一緒に入れるか…?

 しかも、錬金釜から試験管がそのまま飛び出てくる所とか、もう少し工夫したほうが良さそうです。ゲームではそうかもしれませんが、手抜きですね。

 後、最初の冒険へ出かけた主人公達は素人パーティなのに、装備が一人前っぽい所とか…。

 ゲーム原作のアニメはかなりの確率で爆死している気がするので、頑張って欲しいです。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 5

zeroone01 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ゲームを思い出す。

 ゲームをプレイ済みでの感想。

1話の感想。

冒頭のセリフからゲームそのまんまでしたね。
違うのはOPの曲くらい?
話の流れも今のところはほぼゲームのまんまです。
ゲーム内でライザの家の前に掲示板(ワープポイント)が設置してあったが、
アニメの中でもちゃんと設置してあったのは何か嬉しかった^^

オリジナルキャラとかストーリーとかは加えず、ゲームの話をベースに進めて行くような感じかな??
1話で主要人物が一気に揃うので、ゲーム知らない人はちょっと戸惑うかも??私は登場人物がどういう人物かってのがすべて分かっているので、その点は観ていてすごく楽ww
個人的にはゲームのまま進めてくれた方が良いのですが、まぁそうなると今後の展開もすべて分かってしまうんですがね^^;

「そうそうこんなんだったなぁ」ってゲームを思い出しながら観れて面白かったです。2話以降も楽しみです。

評価は最終回後にします。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 1

65.4 28 2023年夏(7月~9月)アニメランキング28位
悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (144)
449人が棚に入れました
「もし…私が最低な女王になったら、私を殺してね」 8歳の王女プライド・ロイヤル・アイビー。そんな彼女は気付く。前世は日本の一般的な家庭に生まれた、どこにでもいる普通の少女。そして今は乙女ゲームの極悪非道ラスボス女王なのだと…。 転生していたのは、乙女ゲーム「君と一筋の光を」の世界。ゲームのストーリーで、プライドは国と民を苦しめる最悪の女王となる。そんなラスボスだと気付いた彼女は、ゲームをやりこんだ記憶を頼りに、自分にしかできない“悲劇の回避”を目指す。 これから起こる悲劇を回避し、登場人物みんなが幸せになれる世界を目指すため、国のために、民のために全力を尽くしていく、ハイスペック悪役王女のラスボス回避ファンタジー。

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

全員無能のドタバタコメディで、下郎共がとにかく無礼です。

 12話まで観ました。2023.09.22

 いや〜最後まで気持ちの悪い話です。特にバルの気持ち悪さが突出しています。なぜ恩のあるプライドに性的嫌がらせをしてくるのかなぁ…。

 この話で良くないのは、貴族制ナーロッパのくせに、最高権力者のプライドが、下層階級と交流しすぎる所です。

 タイトルが民のために尽くす…なので仕方無いかも知れませんが、階級社会のなんたるかが分かって無い奴らが作っているんでしょう。

 この辺、はめフラは上手かったと思います。カタリナは型破りな人物ですが、基本的に貴族以外と交際しません。

 カタリナが庭師やヒロインなど極限られた下層階級としか接触しないのは、主人公の中身が転生した元庶民なので、下層階級に対してどんな態度をとっても、嘘くさくなるからです。

 尊大だと、前世庶民だろが!と思いますし、気軽に接し過ぎると、貴族社会の否定につながります。

 本作品はこの設定上の留意点をわきまえていないので、下層階級と交流する話がとにかくウザいです。プライドは貴族制を否定したいんでしょうか?

 そもそも、下層階級達が酷い目にあっているのは貴族や王族のせいでしょう。

 バルやガキ共がくそったれ場にいたのも、社会政策の失敗ですし、人買いが跋扈しているのも、治安政策の失敗です。

 そして、プライドが救うのは特殊能力者だけという…。最後に学校を作ると言い出しますが、特殊能力者優先なんだろ?

 12話通してプライドは徹頭徹尾偽善者で、下層階級出身の特殊能力者がプライドを小馬鹿にした、ある意味で貴族制を否定する態度をとってくるという地獄の様な光景を繰り返しています。そして、登場人物達は無能なので、社会秩序の動揺を理解していません。

 そのため、何かスッキリしない感じがします。はめフラみたいに、まぁまぁ上手くいっている世界で、攻略対象中心に交流する話で良かったと思います。

 作中人物達は無能ですが、視聴者はそんなに無能では無いといズレが、なんかつまらなくてウザい原因になっています。
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 11話まで観ました。2023.09.16

 ステイルが前話で無意味に怪我して脱落した意味が判明します。瞬間移動能力を使わせないためでした。

 話の展開が雑です。バルの見せ場を作るためだけなのがあからさまで、盛り下がります。

 しかも、ガキ二人も無意味に危険地帯に突貫したがります。こいつら、7歳と3歳のくせに、行動力ありすぎじゃね?自分の特殊能力も分かって無いのに、何がしたいん?

 プライドも含めて登場人物達がドタバタしているだけで、知能の低さが際立ちます。更にまた長いバルとガキ二匹の馴れ初め話がグダグタと…。

 バルってそんなに重要キャラか?こいつに何話使ってるの?ガキ二匹のバカさ加減も凄まじく、イライラします。

 騎士団も外部から爆弾攻撃されているのに何もせず右往左往するだけで、プライドを危険に晒します。プライド無しでの作戦遂行能力無いのか?

 なんつーか、話の展開が異常に下手なまま、次回最終話!プライド様、もう外道化してみんな56しても良くね?

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 10話まで観ました。2023.09.12

 プライド様達、人質救出作戦へ向かいます。またウザい話が続きます。

 何でワザワザこんなウザく物語を作るんでしょうか?結局、悪者全員捕縛もしくは殺害するなら、人質救出中にグダグダと捕まっている陰キャ特殊能力者の悩みを聞いてやった上に決戦前にステイルが怪我して脱落する意味が不明です。

 どうも登場人物の行動が不可解です。プライド様を活躍させるために知能が低下する様です。

 リーサル・ウェポン、プライド様の能力を前提に作戦立ててんじゃね〜よ!騎士も側近も無能か!

 いつもプライド無双で全て解決するので、基本他のキャラクター達がウザいだけになっているのは、良くないと思います。

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 9話まで観ました。2023.09.04

 バル再登場!何だこのウザい上に長いBパートは!?

 バルの面倒みているガキ二匹が拐われた!素直に助けてと言えないバル。

 強情なのと、下層階級過ぎて自分の感情が言語化出来ないバルのお気持ちをプライド様が長々と聞いてあげます。

 …カウンセリングじゃないんだから、このエピソードいる?さっさとプライド様達が助けに行けば良くね?

 特殊能力者とはいえ、こんなちょい役のクソ雑魚にどんだけ時間使ってんねん…。プライド様は暇なのかも知れませんが、視聴者はそんなに暇ではありません。

 原作どおりなのかも知れませんが、こんな調子なら、百年くらい物語を続けられそうだけど、本筋が解決済みなので、単なる延命にしか見えない9話でした。

 これもう、物語が破綻してません?最凶外道女王になる、ならないは、プライド様の心の持ちようなので、「あたいは外道にならないよ!」と、1話で宣言している以上、この先何の展開があるの?

 ワンクール保たないでネタ切れになるような物語をアニメ化しないで欲しいです。
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 8話まで観ました。2023.08.25

 世界設定が狂っています。現プライドは呑気に構えていますが、特殊能力者達の力が凄すぎます。

 宰相は、自分だけでなく、他人の老化、若返りを操作できるし、無制限に病を治せる奴までいます。

 逆に不治の病を流行らせる能力もありそうです。能力の発動に制限が基本無いので、危険極まりないです。

 しかも、特殊能力さえあれば王族になれるそうです。社会秩序を破壊しかねない異世界チート野郎が無限に湧いてくる地獄みたいな世界です。

 プライドは、宰相が改心して喜んでいますが、実は演技で、イキナリ老化攻撃してきたら、即死なんですが…。
 
 王として、社会秩序と自分の地位を守りたいなら、周りの人間をカタリナみたいにたらし込むより、隷属契約を強制するのが最適解でしょう。

 世界観がおかしいため、外道プライドのやり方に一理あるのが、良くありません。生き残るために必死だったんでしょうね。

 特殊能力の無い民なんてゴミ同然なのに対して、周りの特殊能力者は王女でも即死させられるポテンシャルがあるため、そもそも人間関係の理想である友愛や絆で結ばれた関係など望むべくもありません。

 愧死機構でも設定してやり直してこい!駄目だこりゃ。

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 7話まで観ました。2023.08.19

 他のレビューアー様が、作者は貴族制とか、社会構造とか理解してないんだろうなぁと書かれていましたが、まさにそのとおりな7話でした。

 嫌味な宰相様が何故、あんなに悪そうなのかが明かされるのですが、首肯しかねる浅いエピソードでした。必要な特殊能力者くらい、自分で探せるだろ!

 宰相は、若い頃は平民で、男娼街の売り専ボーイみたいなガキでしたが、特殊能力で出世し、王様に無礼なことをしても許される地位になったようです。しかし…胸ぐら掴んで壁ドンはいくらなんでも下剋上が過ぎんだろが…。

 結局、この世界は特殊能力至上主義みたいです。確かに主用登場人物は皆特殊能力者です。

 特殊能力無ければ人に非ずや…。どういう社会なんだか。制作側は多分何も考えてませんね…。

 プライドに対する騎士団の態度もそうですが、登場人物達の貴族制社会での作法と所作がなっていません。

 騎士団がどのくらいの社会的地位なのかわかりませんが、王女にタメ口きいたり、馬鹿にしたような態度をとるのはダメでしょ。

 宰相も、王様を呼び捨てにしたり、怒鳴ったり、胸ぐら掴んだりしますが、成り上がりの平民あがりごときが何様なんでしょうか。しかも、取り立ててもらった恩がある相手ですよ?

 生徒会役員内で、生徒会長と書記が揉めているのとは訳が違います。リアルティが皆無です。
 
 外道プライドの権力強化政策は、国中の特殊能力者を集めて隷従契約することでした。

 確かに、これは上手い方法で、特殊能力による下剋上を防ぐには的確な政策です。

 この世界、誰が王様やっても暴君になりますわ。人間同士の無制限サイキック攻撃で文明が滅んだ後の物語、「新世界より」並の不気味さを特殊能力に感じます。

 プライドに皆が平伏しているのも、王女だからではなく、チート無双で単純に強くて怖いから…って、狼や犬じゃないんだからさあ…。

 異世界ナーロッパモノの中でも、かなり権力関係が殺伐とした感じの世界設定です。作者はヒッキーの社会不適応者で、人間関係の機微が分からんのかもしれません。
 
 特殊能力より、魔法にしておいたら良かったのにねと思った7話でした。
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 6話まで観ました。2023.08.11

 まだ、弟、妹、騎士団息子達がプライドを囲んでゴイスーゴイスー言っています。プライド無双寄りの話かと思いきや、テンポが遅いです。

 一応、成文化された法典があるらしいですが、プライドの胸先三寸で罪人も処刑したり釈放したり出来るようです。
 
 プライドが王権発動とかすると、適当な設定の世界観にボロが出そうなので、これからも問題が発生!プライド無双!身内がゴイスーゴイスー!のパターンを繰り返しそうです。

 だからナーロッパで体制や社会構造に関わるような話は駄目なんだよぅ!ハメフラを見習うべし!と思った6話でした。シリアス寄りのナーロッパはキツイですね。
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 5話まで観ました。2023.08.08

 5話まるまる使って、弟と騎士団長のキモイ息子がゴチャゴチャ言い合うエピソードをやります。要らなくね?

 主人公のプライドがただでささえ最高権力者の上、最強チートなので、周りのゴイスーゴイスーが回りくどいです。

 日本で言うと、岸田総理が一人で無双して習近平主席や金正恩書記長を〆てくる位のありえない強さをプライドが発揮するので、周りの奴らがウザいだけになっています。

 人間核弾頭みたいな王様、どう扱ったら良いんでしょうねぇ…。こんなんアンタッチャブルキングですよもう…。

 この辺りが上手く描写出来てないので、周りのキャラクター達の振る舞いに嘘くささが滲み出ています。いくらなんでも騎士団長以下、態度が悪すぎます。

 ギャグのつもりかも知れませんが、二日酔いで王女の前に出てきたり、小馬鹿にした態度をとったり、こんなの、普通の11歳の女性に対してでも無礼極まりないです。

 チートキャラは悪役か、下剋上ザマァキャラにすべきだなぁと強く感じた5話でした。

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 4話まで観ました。2023.07.31

 キャラクターとしての完成度は、悪虐女王としてのプライドの方が高い様です。回想シーンに出てきた11歳で騎士団を人とも思わない外道プライド様の貫禄に惚れそうです。

 結局、ラスボスチートで、11歳にして一人で騎士団並の戦力があることを示してしまいました。

 コレ、騎士団要らなくね?其辺のゴロツキを雇って、マスケット銃でも装備させて戦列歩兵を組織したほうが良さそうです。

 ネームドが出てきたらプライドが倒せは良いのです。何か良い話風になっていますが、完全に騎士団の既得権益を侵害しています。

 このままプライドが民のために尽くすとか何とか言いながら活躍すると、絶対王政もしくは立憲君主制の方向へ国が進み、それはそれで貴族制解体の危機なので、封建貴族にとってプライドは外道女王以外の何者でもありません。

 むしろ、民から搾取しまくって、貴族制を強化した方が貴族から指示されそうです。

 所詮なろう系列の話なので、社会構造などの設定は良く考えてもいないのに、プライドに危険な民権思想を振りかざさせるのは、説教臭い上に胡散臭いです。

 マンガだと気になりませんでしたが、アニメ化すると、自ら貴族制を否定するプライドのキャラクターが鼻につきます。

 民衆の指示を集めて他の王族や貴族を皆殺しにする展開なら、個人的に胸熱です。

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 3話まで観ました。 2023.07.21

 プライド様、騎士団も引くほどの武辺者でした。騎士団長を救うためとはいえ、ちょっとやり過ぎです。

 勃興期の王国における初代国王じゃないんだから、個人の武でなんでも解決するのは、三国志の呂布とかを観ている様です。

 もう、王様でも貴族でも何でも無く、武神とかのレべルです。外野も無能でピーピー言うだけの引き立て役なのも好き嫌いが別れそうです。
 
 騎士団長の息子何なの?長髪のキモイビジュアルで、親父の職場に遊びに来てピーピー泣き喚きやがってアホなの?

 はめふらとの差別化をはかるため、暴走気味だなぁと思う3話でした。
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 2話まで観ました。2023.07.14

 主人公のプライドが、子供の頃から残虐非道な理由が良く分かりません。

 王位継承者は他にいるのに王女になれたのは、周りが残虐な王を望んでいたとしか思えません。

 どうしてもギャグタッチでほのぼの悪役令嬢モノのはめふらと比べてしまいます。

 プライドが国を滅ぼす直前まで誰も停められ無かったという、王国の腐敗構造が描けていないので、登場人物たちがピリついているだけの感じを受けます。

 これからどうなるのか、興味深いです。

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 1話観てのレビューです。2023.07.08

 死んだら、極悪王女に転生!破滅しないように子供の頃からリスタートだぜ!

 良くある悪役令嬢もの…?かと思いきや、結構話が暗くて重いです。

 はめふらのカタリナが脳裏にチラつきますが、金と権力はあっても、わがままなだけで、権力構造の一部を担い、暴力装置を動かせる訳では無いカタリナと違い、本作品の主人公の王女プライドは、絶対権力者です。

 改心しても使用人や衛兵のヘイトを集めているのは、今まで、王族がかなり強権を発動してヤバいことをやっている事を示唆しています。

 権力構造自体が、暴君を必要とする社会なら、個人的な心の持ちようなど意味がありません。

 日本の戦国大名もそうですが、必要な資質は残虐さと狡猾さで、残酷なことを進んでやり、力で構成員をまとめあげる様な人間で無いと、求心力が保てません。

 社会構造によって求められるリーダーは異なります。優しく慈悲に溢れていれば良いというものではありません。

 有名な仏教説話、男衾三郎物語の兄のエピソードにあるように、周囲に舐められたら簡単に死ぬ世界が、日本にもかつて展開していました。

 いかなる時代の人物を描いても、悩みを抱えてグジグジしたり、甘ちゃんだったり、平和主義者だったりするのは、NHKの大河ドラマだけで充分です。

 本作品の世界は、王権に残虐さを求めている世界の様な気がします。
 
 どうも、主人公の周囲にいる大人(父の王配、母の女王達等)は、敢えて帝王教育として残虐非道さを主人公に教えている様な気がします。

 主人公がいきなり、優しくなっても、世界の求めるリーダーと違うと言うことで、退位させられそうです。
 
 一応、視聴継続しますが、やはり悪役令嬢は、絶対権力者では無く、公爵令嬢くらいにしたほうが良いような気がしてなりません。

 どうせ、近世貴族や王権の腐敗と凶気なんて描ける作家などほとんどいないので、似非貴族キャッキャウフフにしとけば良いのです。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 7

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

作品タイトルが「らしく」なっているのが、いいのか悪いのか。

この長い作品タイトルからして、そっち系の中のソッチ系という事はすぐに推察できますね。
いや、どっち系のドッチ系だよ!なんて野暮なツッコミはナシにしてくださいね。
まぁ、そっち系の中でも一風変わった感じには仕上がっているのですが・・・。
この表現はもうやめましょうかね、今回は。

この作品、ゲームの中への転生モノで、外道ラスボス女王に転生してしまった主人公が前世の記憶を頼りに、ゲーム内での自身(外道ラスボス女王)の未来とゲーム内の未来をかえていこうという・・・。

悪役令嬢転生モノ・・・になるんですかね、ジャンル的にはw。
なので、そっち系の(ry の答えは、転生系の悪役令嬢系って事になりますかね。

今回も土日休日に某アベマなTVで一気をやっていたので、ダラダラしながらの視聴です。

第1印象としては、どうも少しづつテキトーな所というか、ガバな点というかが気になってしまうなぁ、と言ったところでした。
世界観もどうかなぁ、と思いましたかねぇ。
ゲーム内という設定という事で、「そういうゲームの設定ですから!」って言われてしまえば、それまでなのですが。
シッカリとした銃が描かれた時点で、うーんと思ってしまいました。
まぁ、正統派や亜流のファンタジーでありたいと言う訳ではないと思われるので、これはこれとして受け止めるしかないでしょうか。

物語としては、ストーリーは何とか追えたという感じでした。
このクールの中を振り返ってみれば、「イイ感じ」のエピソードや演出は複数盛り込まれており、私自身の琴線に触れるものもいくつかはあったのですが、如何せん雑さが目についてしまって・・・。
もう少しだけ、丁寧に、繊細に作ってくれればと思ってしまいました。
説得力というか、視聴者に「あれ?ほかに方法あるんじゃね」「こうすればいいのに」と思わせない、気づかせない上手さがあればだいぶ違ったろうになぁ、と。

ただし、繰り返しになりますが、物語は追えました。
これは、プライドの行動にスキやガバはあるものの「国民(周囲)を幸せに、自分が最低の女王になった際には・・・」という一本筋のとおったポイントがあったからではないかと感じています。
私の持論ではあるのですが、作品中に多少いい加減でも「スジ」がとおった作品、主人公があるポイントでブレない作品は何とか視聴を継続できたり、物語を受け入れられることが多い気がしています。


作画は、悪くはないけれども、良くもなく・・・。
そして、どちらかと言えば上手くないと。
キャラクタは割とらしく造形をしてあり、美形さんで、描き方もまぁまぁなのに、例えば「涙」の表現wすごーく適当に描かれていたしするケースがあります。
あとは、小道具系、ざっつに描かれてて、あれー?と思う事が割と気になりました。

声優さんは、まぁ、特に可もなく不可もなく・・・と私のいつもの受け止めになります。

音楽は・・・少しだけ印象に残りました。
OPは、刺さったと言う訳ではないのですが、独特の雰囲気と物語に重なる歌詞、イメージがあり割とよかったと思います。
EDも普通によかったと思います。デフォルメキャラもかわいらしかったですかね。

キャラクタは・・・。
割と美形さんぞろいでした。
登場人物も多めな印象でした。
描かれ方も、まぁ、今という時代では平均的なものだったんじゃないでしょうか。

個人的には人間関係に重きが置かれていると感じられる点が印象的でした。
私がいつも言う、仲間が増えていく系、理解者が増えていく系なのでお好みだったのですが、その起因となるものが「心≒敬愛や尊敬、この人の為に」っていうエピソードが多く、好きでした。
これは兄弟姉妹、あるいはお供の者が結びついていく際にプライドの器量や度量、人間性を基に義理や人情、恩があいまって強まっているからだと思います。
こういった面では、一歩深い面で仲間の結びつきを描いていたのではないかと思います。



この作品、序盤にプライドがゲーム内そのままだった場合の女王の外道っぷりが描かれてスタートすることが多く、その非道っぷりには閉口してしまうのですが、プライドもそのヴィジョンを何度も頭に思い浮かべ、「自分が最低の女王になった際には○して」とステイルやアーサーに告げています。

これだけ、何度もその姿を見せ、プライドが恐れているのを見ると・・・、その内、とんでもないエピソードがあったりするのではないかと見ているうちに心配になってきました。
闇落ちとか・・・。

と言っていたら、ヴァルとイイ感じになったところまでで、ひと段落ですか。

うーん、今後については、少し気になってはいます。
これからが観られるようになるのか、ならないのかは不明なのですが、機会があれば、観たいかな、と思える作品ではありました。


ちなみにw一番お気に入りになったキャラクタはケメトでしたw。
私はそっちの方の趣味もこっちの方の気もないつもりなのですが、とてもかわいく感じてしまいました。
ヴァルの弟分として、今後、学校へ行っているような姿も観てみたいと思いましたが、どうなります事やら。


悪役令嬢ものとしては、工夫がしてある作品だと思いました。
機会がありましたら、ご覧くださいませ。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 11

猫好き さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

ただの良い王女になってない?

原作は未読。悪役令嬢転生物といえば最近のアニメならはめふらがポピュラー。といっても実際には少女、女性向けのラノベや漫画ではかなりポピュラーな分野なのでギャグからまじめなものまでいろいろある

それでこの話は、オリジナルの極悪非道のプライドが引き起こす悲劇を、転生主人公のプライドがフラグ回避するために努力するもの。しかもその決意は自分の破滅を回避するというよりは、真剣に家族、関係者、そして国民のために奮闘するというもの

ただ、なんというか、シナリオに厨二くさいセリフが多い

それ自体は、まあ、アニメなんてそんなものだから多めに見てもいいけど、キャラ顔が古臭く、アニメの全体的な出来も「書籍/漫画販促目的低予算の12話で終わるよくあるなろう」の域を出ていない
シリアスにしたいのならば、やっぱりもうちょっと予算かけて「よくあるなろう」の絵から脱しないと真剣実が出ない感じ

それと6話目まで見たところでは、このまま今のプライドが普通にいい王女様をしてれば悲劇なんか起こりそうも無いのに、やたら心配しまくっているところが変。何か彼女の中の心の闇が広がりそうな伏線とか、どんなにフラグ回避しても逃れられない強い流れのようなものに翻弄されるところを描かないと口だけで心配してる感じで、そこも妙な感じ

今後プライドにどんな不幸が訪れるのか、それともこのまま良い女王で終わるのか、はてさて

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2

65.3 29 2023年夏(7月~9月)アニメランキング29位
あやかしトライアングル(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (93)
420人が棚に入れました
人に害をなす妖を祓うことを生業とする祓忍の風巻祭里は、幼なじみで妖から好かれやすい花奏すずを陰ながら守っていた。 そんなすずに目を付けたのは見た目はネコだが、妖の頂点に君臨し続けるシロガネという妖で...!? 『To LOVEる-とらぶる-』の矢吹健太朗、新境地! あやかし恋愛ファンタジー、待望のアニメ化決定!
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

【トランス・セクシャル】が暗示する「人類の進化」は【トランスヒューマニズム】で完結する

一見してただのエロアニメと見せかかて、【トランス・セクシャル】ゴリゴリアニメ・・・

今にして思えば「らんま1/2」もこのジャンルでありましたが、近未来の人類は
性別も超越できる存在となるという暗示だったわけであります。

{netabare}グローバルエリートが集う【ダボス会議】で示されたキャッチフレーズに
「あなたは何も所有しない」「そして幸せになる」という奇妙な言葉があります。

【SDGs】達成後の未来、【新しい世界秩序】においては私有財産が否定され
共産主義的管理体制が確立すると目算されいますが、更に興味深いことは
人間の脳内にマイクロチップの埋め込むことを推奨する【トランスヒューマニズム】信者が
近未来の持続可能な人類の在り方について提言している内容であります。

「何も所有しない」というのは、自分固有の肉体も含まれるという意味なのかもしれません。

男の肉体に飽きたら女性の肉体に、あるいは全身義体のサイボーグに、
あるいは仮想空間上のアバターに、アカシックレコード的な「舞浜サーバー」に
「人間の中身」が自由に転送、アップロードできる素敵な未来世界がやってまいります。

主人公の頭には「4」枚羽の風車と首には「4」枚刃の手裏剣を身に着けていますが
4+4=8であります。

【8】は「女神」と【金星】を表す数字でありまして、【金星】は【ヴィーナス】とも言います。
【ヴィーナス】は美しくもエロい「女神」でありますが、【金星】には別の呼び方もあります。

【ルシフェル】とはラテン語で「明けの明星」=【金星】を意味する【光の天使】でありまして
この【光の天使】は大変美しい容姿を持つ、性別不明な存在であり
あるいは【両性具有】の性質を持つとも言われております。

「トランス・セクシャル」もの作品の背景には、【8】が暗示するエロエロの【女神】と
【堕落の天使ルシファー】があると考えればすべては簡単に理解できるのであります。

【エデンの園】でアダムとエバにしたように、蛇となった【ルシファー】は
禁断のテクノロジーを駆使して、人類の【願い】を何でも叶えてくれる存在であります。

光の祝福を受けたものはその【灯火】=文明の光により人類に持続可能な身体を与えるでしょう。{/netabare}
人類に刻まれる「ビーストコード」【666】は契約の証であります。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 1

じょうのうち さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

奴は今期TSものの中でも最弱…

2話まで視聴。
不思議な力で女の子になっちゃった!ただそれだけ。
10年前のマイナーアニメを彷彿とさせる。
作画は良くもないけど、決して悪いという程でもない。ただ、TS大航海時代の今期で戦うにはあまりに属性不足で地味。
おにまいみたいに変態作画で女の子に堕ちる過程を楽しめるわけでもなく、英雄王みたいにわしかわサイヤ人してる訳でもない。王道的ではあるが、手垢の着きまくった手法だけでこの時代は生き残れない。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2

ファルコーニ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

エロまでどう持っていくのか。早くも2期希望

ToLoveる原作者の矢吹さんの作品として有名な「あやトラ」。主人公の祭里(男)が性転換するというエチエチ要素たっぷりな今作だが、このエチエチを1クールでどう描くか非常に楽しみにしている。

矢吹さんは単なるエチエチ作品としてではなく、妖のいる世界を真剣に描いている。だからこそバトルシーンは熱いし、主人公とヒロインの関係性や妖との繋がりも丁寧に描いている印象がある。

それは良いことだが、そっちに時間をかけていると肝心のエチエチシーンへなかなか突入できない。最初の2話を見た限りでは、まだ今作の真のエチエチは出ていない。

原作を追いかけているが、この作品は中盤あたりからが一気に面白くなる。性転換した主人公が徐々に女らしくなり、それに合わせて周囲との関係も発展してエチエチが冴え渡ってくる。

まだ2話の段階で言うのも変だが、もう2期が見たい。いわゆる「らんま」とかと同じで、登場人物が勢揃いしてからが本番の面白さ。物語の本筋も面白いが、やはり矢吹作品だけあってToLoveる同様に日常パートのエチエチが真骨頂だと思う。1クールかは分からないが、この「あやトラ」がどこまで周囲のキャラクターとの親交を深め、主人公が女らしくなっていく過程を描けるのかに注目している。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2

65.1 30 2023年夏(7月~9月)アニメランキング30位
実は俺、最強でした?(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (146)
480人が棚に入れました
「チート能力を授けて、異世界に転生させます! 第⼆の人生を謳歌してね!?」突如女神にこう告げられ、所謂引きニートだった俺は、異世界の王子の赤ちゃんとして目覚めたのだった。魔力が絶対的なこの世界、圧倒的な魔力と王族の地位を得た俺なら「悠々自適の引きこもりライフが満喫できるじゃないか!」と思った瞬間。あっさりと、遠くの森に捨てられた…。いきなりの大ピンチを迎えた、俺の目の前に現れたのは、とある勘違いから俺の従者になるフレイムフェンリルの「フレイ」と、辺境伯の「ゴルド・ゼンフィス」だった。それから9年、拾われたゼンフィス家で何不自由なく育った俺は、可愛い妹「シャル」をはじめ、前世では考えもしなかった家族というものに囲まれて、再び引き籠もりライフのための計画を図るのだが…。最強!?の俺に、平穏な生活は果たしていつ訪れるのでしょうか?

大重 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

なろう系の悪いところを煮詰めたような

なろう系というと異世界チートでイキリ主人公がムカついて、全く面白くもないワンパターンで山も谷もない平坦な話が延々続いて何が面白いのかさっぱりわからない、というイメージがあると思います。

これがそのまま本作の説明になる、という感じの作品ですね。
ここまで独自の価値、特徴、魅力が全く存在しない作品も珍しい。
全てがどこかで見た内容のオンパレード。
まあなろう系なんてそんなのばかりかもしれませんが…。

これで受けてアニメ化までした理由というのは、本当によくわからないですね。
なんでしょうね。桁数がオーバーフローして低いと誤認されたのが特徴?
そういうネタは何度か見ていますが、これが元祖だったらすみませんね。
無属性の結界魔法とやらが特徴? 別にただのなんでも有り魔法としか思いませんが…。
キャラクターに独自の魅力も何もなく、作画も全く気が抜けており… まあ普通に見る価値を感じない作品でした。

ま、期の始まりはこれから本数がどんどん増えていくので、容赦なく切れるのはむしろありがたいですね。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 1

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

実は俺、最強です!

原作未読 全12話

現世でいじめに遭い、引き篭もった生活をおくっていた主人公が女神にもの凄い魔法能力を与えられ異世界に王子として転生、魔法能力が凄すぎて魔力測定が出来ず逆に魔力のないものとして、森に捨てられ、不憫に思った貴族に拾われ、成長してその能力を隠し、裏で様々な問題を解決していくお話です。

主人公本人は全然やる気がなく部屋で引きこもりの生活したいのですが、巻き込まれ体質らしく不本意ながら様々問題に関わり合うことになります。

特に目新しさもない作品ですが、主人公が強いため危機的状況は起こらないので、お気軽に観ることができますね。

お話は切りがいいところで終わっています。

OPはLezelさん、EDはStar★Shiμʼne!!!さんが歌っています。

最後に、私も何方かと言えば怠惰な生活に憧れていますが、現実ではそう甘くありませんねw

投稿 : 2024/05/18
♥ : 16

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

いや〜つまらない。作画はまぁまぁなのになぁ。

 最終話(12話)まで観ました。2023.10.02

 何か悪の組織がいるらしいよ〜、ブツン!終了!ここで終わりか〜。中途半端なラストでした。

 もう少しテンポ良くやって、キリの良いところまでやれば良いのに…。くだらないCパートに尺使い過ぎです。

 まぁ、被害が少なくて良かったかもしれません。原作も気になりませんしね。

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 11話まで観ました。2023.09.25

 テンポが遅く、次回最終回なのに学園に入学したばっかりって…。しかも学園編も面白くねぇ…。

 引きこもるのが主人公の目的ですが、何故か現代のネットやゲームが異世界なのに繋がるので、転生した意味がありません。

 結局、無自覚俺何かやっちゃいましたか?系のなろうです。異世界人頭悪すぎ…。

 主人公に敵もいないし、目的も無い…。あるのは主人公の寒いウザさだけという…。転生モノのカタルシスもありません。

 こんなグダグタした話に付き合うほど現代人は暇ではありません。なんでアニメ化したのかな?
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 3話まで観ました。2023.07.16

 妹に好かれるためにお兄ちゃん頑張ります。相変わらず盗賊討伐しますが、切り刻んだり焼き殺したりはしなくなりました。

 少しマイルドになって良かったです。でも、イキリ王子をボコボコにしたりします。

 テンプレ展開で安心して観られるようになりました。決して面白くはありませんが、視聴継続出来そうです。

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 2話まで観ました。2023.07.14
 
 育ての親の領地を狙う盗賊が襲撃してきたので、容赦無く皆殺しにしました!テヘペロ!

 主人公怖いんですが…。おかしな転生も似た様な展開でしたが、まだマイルドでした。

 別に領民に感謝される訳でもなく、妹の高感度は爆上がりでした。良かった良かった!

 元ヒッキーが神にチート転生させて貰って異世界で大暴れするのは良いとしても、対人戦で敵対勢力殺しまくりの展開は、好き嫌いが別れそうです。

 話の通じないモンスターなら良いですが、人間同士だと、所詮正義は相対的なものなので、転生者が一方の陣営で暴れる展開は、上手くやらないと主人公にヘイトが集まるだけです。

 これから、敵対人間勢力との全面戦争に発展しそうですが、あまりにも主人公が人を殺しまくる展開になったら、私、脱落するかもしれません。

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 1話観てのレビューです。2023.07.04

 主人公にやる気も目標も無い、チート能力で上手くやるいつものやつです。

 まぁ、チート主人公に野心や変な正義感があると、ナチュラルに人を殺すウルトラスーパーデラックスマン化しますが…。

 育ててもらった恩も忘れて家出する展開は勘弁して欲しいです。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 4

65.0 31 2023年夏(7月~9月)アニメランキング31位
はたらく魔王さま!! 2nd Season(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (82)
448人が棚に入れました
異世界エンテ・イスラでは魔王と勇者でありながらも、現代日本・東京にて、相も変わらず額に汗して働く真奥貞夫と遊佐恵美。 魔王城の面々や恋する女子高生・千穂たちとともに日本の生活に馴染み、経済の荒波にもまれる日々ー ある日、謎の少女の出現で魔王城は大混乱!? まさかの子育てだったり、続々とエンテ・イスラからの来訪者だったりやっぱり働かなくては家計は支えられなかったり… 魔王城は六畳一間! フリーター魔王さまが繰り広げる庶民派ファンタジー、波乱のTVアニメ第2幕、始動!!

hidehide さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

動機が弱い 薄い、あざとい

個々の勢力の、
それぞれの『思惑』は、
何となく、解らんでもない…が…

やはり、『あぁ、まぁ、何となく…』なレベルで。

動機が弱い、というか、薄いというか…
動機が希薄がゆえの、そこに至る経緯も何だか雑で。

かつては、それこそ、
べらぼうな規模の、莫大な勢力の力が働き、
地球をも巻き込む、壮大なバトルに!感も
チラついていた様な気がしたが…

しかし、
蓋を開けてみたら、何だか『こじんまり』と…

数人を拉致して、数人で助けて、
数人をボコって、はい…みたいな。

イッキ見 したのですが、何となく終わっていきました…

毎度思うのは、
これは、何のアニメなのか…
そして、
パパ、ママ、〇〇ねえちゃん、とすぐ なつく感じ、
すぐ泣いてグズる割りには、所々、賢者の様な物言い。
妹との対面においては、『大きくなったね』と姉目線。
アラスラムスが 相変わらず あざと過ぎて、
全く魅力を…どころか、イラッとさえする。

何より、結局見ている自身にイラッとする。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

長かったぁ。

この先の続きもやるのかなと思いながらも、やっと終わったというか、綺麗に終わった。長かった。
1期が2013年だから10年と考えると感慨深い。
どれが2期でどれが3期なのか、最近はよくわからなくなってきており、これは2期後半になるのかな?
1期は当時斬新で、2期は1期の頃が懐かしく、今回は少し難解になったが、やっと終わった大団円という気持ち。
相変わらずの1部屋でのドタバタは継続したまま舞台が日本だけでなく真王たちへの世界へ広がっていく。

大筋のイエソドって何?とか、魔界・天界・エンテ・イスラに日本と主人公たちが関わる世界が沢山あるので、理解しようと踏み込むと世界観が広がる。しかし物語が確信に迫っていくにつれ、世界観がしっかりしていることもあり、単語が、世界観が、難しくなる。
踏み込まなくても全然楽しめる作りになってると思うので、気にならないとかスルーしてしまえばよいように簡単にできているので優しい設計な気がした。

日本の生活に慣れエンテ・イスラが不自由ってのは、魔王が日本で学ぶ目的に通じている気がしてよかったかなぁ。

100点中70点

投稿 : 2024/05/18
♥ : 1

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

アシエスは可愛かった

前期がああいう気になる終わり方でしたが、序盤から日常のほのぼのパートで若干一期のノリも感じられて、掴みとしては悪くなかったかなと。

個人的には、アラスラムスはあまり魅力が感じられず、ちょっと苦手だったのですが、アシエスの方はマオとのじゃれあい等を含めて愛くるしさがあり、個人的には良かったですね。

ただ、梨香に尺を使ってガブリエルの目的は不明だし、マオはたったいま出会った大家さんに「ノルドは?」とか遊佐父の様子を聞いちゃうしで設定破綻な印象でこれに関してはちょっと頂けなかったかな。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 7

64.9 32 2023年夏(7月~9月)アニメランキング32位
自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (158)
501人が棚に入れました
交通事故に巻き込まれた俺が転生したのは……なんと
「自動販売機」だった!?
白い四角形の体に、出てくるのは機械音声のみ。
自力では動けず、会話もまともにできない危機的状況の中、
元・自販機マニアとしてのアツいサービス精神に火がつく!
コーラ、おでん、カップ麺……異世界住人の胃袋を掴むうちに、豊富な知識と奇抜なアイデアで、冒険にも参加することに!?

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

「いらっしゃいませ、ありがとうございました、残念〜、お釣りが出たらもう一本」で会話が成り立つお話。

原作未読 全12話

現世で自動販売機が大好きな主人公が事故に合い、異世界に転生したら自動販売機になっていたお話。録音された一辺倒の会話(そのかわり心の声が多い)しかできませんが、それを理解して一緒に行動を共にすることになったヒロインのラッミスと共に異世界の迷宮で起こる様々ことを解決していくお話です。

人間以外に転生するお話は沢山ありましたが、まさかの自動販売機w

なぜ電気のない異世界で自動販売機が存在できるのか、商品の補充は?と色々とツッコミたくなりましたw

説明はありましたが、よく分かりませんでしたねw

商品などの補充はどちらかと言えば「とんでもスキルで異世界放浪メシ」的な感じでしょうか。

自動販売機という不利な点(自力で動けないこと、会話が一辺倒)はありますが、有利な点(色々な自動販売機に変われること)で機転を効かせてラッミスと共に解決していきますね。

非常にユニークな作品でした。

OPはBRADIOさん、EDはPeel the Appleさんが歌っています。

最後に、2期制作が発表されました。この後の展開が全く読めないですねw

投稿 : 2024/05/18
♥ : 16

よこちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

アイデアはすごく良いと思う

まず自動販売機(以下じーはん)に斬新さを感じたのと、珍しく配信で放送直前特番が視聴出来て、推し声優の本渡ちゃんを堪能したので期待したんですが。

うーん、普通と言うかじーはんを主人公にしたのは本当にナイスアイデアだと思うので、物語点はおまけしました。しかしチートなのは別にいいです、でも商品売ってポイント貯めるシステムがすぐ適当になり、何でもありになった感あります。

さらに残念だったのは作画で、戦闘シーンも止め絵ばかりだし、全体的に話すだけでキャラがあまり動いてない印象です。主人公はじーはんだから動かないのは分かりますが。それと敵キャラがダサいように思いました。題名に入ってるダンジョン感もあまりないです。

でも見れちゃうんですよね私は。だって中世みたいなよくある異世界にじーはんあったら便利だし浪漫があるじゃないですか。なのでおまけで物語点は4.0にしました。ちょっと雑な所が多いですが変わった主人公なので試しにどうでしょうか。

2024年2月22日

投稿 : 2024/05/18
♥ : 13

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

コレは良いものだ…ってオイ!なんでやねん!

 最終回(12話)まで観ました。2023.09.24

 最後まで、異世界人の皆様、実は全員転生者なんじゃね?と思うくらい、ハッコンの謎商品を的確に使いこなします。

 生理用品、コンドーム、体外式自動除細動器…、現代人でも教えてもらわないと上手く使えないものを初見で使えるなんていくらなんでもおかしいです。

 ラッミスも、これ便利やね〜とか言いながらタンポンを躊躇なく挿入しそうです。

 現代人でも、ガソリンとかの危険物を舐めていて、火だるまになるアホが時々いるのに、すぐに武器として使えるかよ…。

 下手すると、エリアボスと戦う前にパーティー全員焼死やぞ!可燃性液体舐めんなや!と、危険物取扱者乙4試験に落ちたこともある友人も激怒プンプン丸でした。

 自販機転生というアイデアは良く、現代日本ゴイスー!で異世界人へマウントをとるいつものやつながら、新感覚で観れましたが、やはり無理がありました。

 祝2期決定!惨劇への道になりそうですが、楽しみです。

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 3話まで観ました。2023.07.21

 なんと言うか、本作品の異世界人達は初めて観るものに対しての警戒心が無さすぎです。

 衛生のためにコレを男性器に着ければ良いのね!ってそうなるかな?

 現代世界でも国によっては普及に苦労してるのに、イキナリ自販機で買って使うか?

 コレをギャグとして楽しめるかは視聴者を選びそうです。
 
 後、ハッコンの小売りのやり方が殿様商売過ぎるのも気になります。そこでしか買えないのに、設置場所がコロコロ変わるのは客商売としては、良くありません。

 異世界人達は場当たり的に生きている様なのでよいのかもしれませんが、いつ売ってるか分からないようでは、普通顧客がつきません。

 冒険物でも無く、商売物でも無い、全方面を舐めたようなどうも中途半端な印象の物語だと感じます。

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 2話まで観ました。2023.07.14

 怪力娘に背負われてギルドのモンスター討伐に参加します。シュールな光景ですが、まぁ異世界なので…。

 そして、メントスコーラで大活躍!シュールと言うか、何と言うか…。やり過ぎ?

 この後もこんな話が続くんでしょうか?2話で視聴者の選別をしてきたなぁという感じです。
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 1話観てのレビューです。2023.07.06

 自販機好きが異世界で自販機に転生って…。呪い?

 良く、テレビとかの豆知識番組で取りあげられますが、古代エジプトには聖水自販機があったという話もあるので、異世界人が自販機を使えてもおかしくはないのかも。

 タバコや御札なんかの自販機はかなり前からあったと言われていますが、食品の自販機はどうなんでしょう?

 いくら異世界人でも、出てきた物を食べるかな?毒かも知れないし、慣習やしきたり上の禁忌とかありそうですが…。

 これから、怪力少女と旅をするんでしょうか?文字通り、手も足もない主人公でワンクールどう保たせるのか、非常に興味深いです。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 8

64.9 32 2023年夏(7月~9月)アニメランキング32位
AIの遺電子(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (136)
377人が棚に入れました
これは、私たちの未来の物語――。 21世紀に始まったAIの圧倒的な進歩は、社会の発展に寄与する一方、高い知性を持つ機械を道具として使う是非を、人類に突きつけた。 そして22世紀後半。人々は「産業AI」とは別格の存在として、人権を持った「ヒューマノイド」を当たり前に受け入れ、共に暮らしている。 須堂光は、ヒューマノイドを治す新医科の医者として、ヒトとAIの共存がもたらす「新たな病」に向き合っていく。 時に、裏の顔も使いながら……。
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

【最終】このご時世にこんなSF作品がアニメ化されたのが奇跡かも(面白いかは別問題だが)

【レビューNo.87】((最終レビュー)初回登録:2023/9/30)
コミック原作で2023年作品。全12話。

(ストーリー)
これは、私たちの未来の物語――。 21世紀に始まったAIの圧倒的な進歩は、
社会の発展に寄与する一方、高い知性を持つ機械を道具として使う是非を、人
類に突きつけた。 そして22世紀後半。人々は「産業AI」とは別格の存在とし
て、人権を持った「ヒューマノイド」を当たり前に受け入れ、共に暮らしてい
る。 須堂光は、ヒューマノイドを治す新医科の医者として、ヒトとAIの共存
がもたらす「新たな病」に向き合っていく。 時に、裏の顔も使いながら……。
(作品情報より)

(評 価)
・第1話:これメインテーマが全く伝わらないだろうな(2023/7/14全面改訂)
 {netabare}・人間とそん色のない、感情や人格を持ったヒューマノイドがいる世界
 ・ヒューマノイドの母親がウイルスに感染、やがて機能停止。
  → (違法に取得していた)人格のバックアップデータから新たに再イン
     ストールして復旧。
 ・人間の娘は、母が以前料理に工夫を施したことが完全に抜け落ちているこ
  とに涙。
  → 人格を再インストールしたヒューマノイドは果たして元のヒューマノ
    イドといえるのか?
っていう問題提起した話らしいのですが・・・

・世界観の提示が全くないことに違和感
 ・ざっくりいうと
  ・プラメモ
   ・この世界に何故「ギフティア」が存在するのか?
    → 家族を必要とする人たちに家族を提供するため
  ・PSYCHO-PASS
   ・この世界に何故「シビュラシステム」が存在するのか?
   → 人間より高次な存在により社会を管理・運用するため
  ・で本作ですが
   ・この世界に何故「ヒューマノイド」が存在するのか?
     → ???誰か説明できる人いる?
     → この共存のボーダーはどこにあるのか。
       (ヒューマノイドはどこまで人間扱いされているのか)
  正直存在理由が不明なヒューマノイドありきで、しれっと話が進んでい
  く流れに個人的には強い違和感がありました。
 ・その象徴的な存在が、この第1話で登場する家族で
  ・父親:人間
  ・母親:ヒューマノイド
  ・娘:養子で加わった人間
  この歪な「家族」に一体どんな意義があるのかが、全く分からない。特に
  この両親からは子供が生まれないから、養子で埋めるという世界観が気に
  なって、本筋の話に入っていけない感じでした。
 ・この辺りもう少し補足すると、初見では、やってることは
  ・「存在理由が不明な」ヒューマノイドと人間が共存する世界。
   そこにはこういう問題が発生するので提起します。
   → 「こいつ何言ってんだ?!」
  というのが拭えなくて・・・

・「人格のコピーはNG」という大原則の重要性が伝わらない
 ・ただ第1話に関しては、上述でも話は成立します。
  >この共存のボーダーはどこにあるのか。
  が、「人格のコピーはNG」というのでギリ提示されているからです。
  でもこの大原則が頭に入っていないと、逆に話は全くわからないし、本作
  の問題は、これが話の根幹になることが全く伝わってこない点です。
 ・「人格のコピーはNG」の大原則ですが、
  ・人格:人間が「その人たらしめる」(オリジナルであること)を決定づ
      けるもので、この世で唯一無二なもの
  人間では「あなたはあなただけ」が当たり前のように担保されている訳で
  すが、AIだと
  ・人格 →コピーによりこのオリジナル性がいともたやすく崩壊
  という大きな問題をはらんでいます。
  なので「AIの人間性問題」=「人格のコピーはNG」の大原則は、見識
  ある方なら「SFテンプレ」として当たり前のようにセットで頭に入って
  いる話らしいのですが、普通の方はそうではありません。
  だから「これが話の根幹となる」ということをきちんと提示する必要があ
  るのですが、その描写が最悪です。
  ・「人格のコピーはNG」の重要性の説明が雑
   → 人格が不正コピーされ犯罪に利用される等いろいろ問題があるんだよ!
     ・「AIの人間性問題」を語る上での「根幹となる大原則」である
      という重要事項であることが説明されていない
     ・この話だと後述するメインテーマに全く繋がらない
  ・登場人物
   ・父親:「何かあったらヤバイからバックアップ取っておこう♡」レベル
       の見識しかない
   ・主人公・医者:高額報酬のためなら何でもやる「倫理観0」
  こんな状況なので、「人格のコピーはNG」という大原則の重要性が全く
  頭に入らず、この部分が抜け落ちるので、後述のメインテーマで「AIの
  人間性問題」を語られても全く理解できないんですよ。

・メインテーマが全く伝わらない
 ・この辺も他の方のレビューを参考にしたり、nyaroさんに教えを乞うたりし
  て、ようやく自分なりにこういうことかなっとようやくイメージできた感じ
  ですね。
 ・メインテーマとしては
  「人格を再インストールしたヒューマノイドは果たして元のヒューマノイド
   といえるのか?」
  ということで、nyaroさんの言葉を拝借すると
  ・AIにとってはコピーの上書きは死
  ・人格の連続性の断絶
  といったテーマになるようなのですが、これのどこが問題なのかというと、 
  本作だとこの人格の再インストールや記憶欠落により
  ・娘が「これは私の知ってる(本当の)ママじゃない!」と嫌悪感を抱き、
   母親を愛せなくってしまった。
  ・母親が「人格を再インストールした私の存在って一体何?」って自分の存
   在に疑心暗鬼になり、自我が保てなくなった。
  のようなバットエンドを迎えたとすれば、イメージしやすかったのかなっと。
 ・でも本作だと
  ・上述の通り、「人格のコピーはNG」の大原則が頭に入っていないから、
   これが何故「AIの人間性問題」に繋がるのか理解できない。
   (これが頭に入っていないと仮に上述バットエンドを提示されても、何故
    そんな発想に至るのかが理解できない)
  ・問題の描写が問題提起というより、「お涙頂戴」を狙ったかのような演出
   >人間の娘は、母が以前料理に工夫を施したことが完全に抜け落ちている
    ことに涙。
    → 視聴者「そんなこと忘れたこと位で大騒ぎする話?!」
  ・主人公は金儲けのために、積極的に「人格の再インストール」を実施w
   (作中では
    ・治療直前に「フォーマットするぞ」と機械的にいい放つ。
    ・母親びっくりして「フォーマット怖い!」で再インスト―ルを中断
    ・ウイルスが進行して機能停止
    で結局本人の承諾がないまま、再インスト―ルを実行しちゃうんだよなあ)
  って視聴者をミスリードしているようにしか見えないんだが?!
  私も初見では、何が問題になっているのか全く理解できませんでした。

 という感じで、メインテーマが理解できると確かに「AIの人間性」について
 問題提起したエピソードだなって話になるのですが、構成や描写などいろいろ
 残念すぎて、最後に「娘よ、そんな事ぐらいで何で泣いてるねん?!」という
 感想しか残らないんですよね。
 これSFのリテラシーがかなり高くないと、全く理解できんやろwww
 私の理解力が低いのが問題なのかもしれませんが、もうちょっとどうにかなら
 んかったんかいなって感じですね。
 nyaroさん、いろいろとありがとうございました。

 あと本作は主人公を巡るドラマも展開しており、この主人公のドラマに絡めて
 上述のような、ヒトとAIの共存がもたらす「新たな病」をオムニバスで見せて
 いくらしいのです。

 ・主人公・須堂 光について説明
  ・自ら医院を開業しているヒューマノイド専門医の人間
  ・裏では「モッガディート」と名乗り、高額報酬で違法治療も請け負う
   「闇医者」
  ・幼少期の頃自分の治療費のために、ヒューマノイドの母親が騙され、
   「自分の人格コピーの売買」(この世界では人格コピーは違法)
    加担させられ、母親が重罪人として25年服役中。
    → 母親のコピー人格を探すことが彼の目的でもある。
  この主人公の目的も最初はよくわからなかったのですが、
  ・母親のコピー人格を探している
   → 元を絶たないと永遠に悪用される可能性があるから、闇組織から回収
     したいってこと?
  ・その調査には多額の金がいる
   → だからヤミ医者稼業で高額報酬を要求しているってことかな?
  この辺は今後の展開に期待ってことで。{/netabare}

・第2話:単純に面白くない →ヒューマノイドの必然性が感じられない
 {netabare}・第1話はSF作品としては古典的で定番といえるテーマらしいのですが、
  それだけに(出来は最悪でしたが)「AI社会へ問題提起する作品」とし
  ては成立していたのですが・・・
 ・2話を観るとこの作品は
  >この世界に何故「ヒューマノイド」が存在するのか?
  ・はじめからドラゴンやエルフが共存する世界として受け入れろ!
   → はじめから人とヒューマノイドが共存する世界として受け入れろ!
  という「(SF)ファンタジー」の世界なのかなっと。
  所謂「手塚治虫」の世界ですね。
  それならそれで「人とAIの共存する世界」のドラマを面白く描いてくれれ
  ば問題ないのですが、これが面白くないんだなあw
  ※作品の大局的な話は、数話観ないと判断しねるので、今回は2話のメイン
   エピソードについてレビュー

 (エピソード要旨)
 ・ジュンはバイオ系のヒューマノイドで陸上短距離選手。
  途中まで筋肉等も成長するので記録を伸ばせたが、以降「スペックの壁」
  があり、予め設定された上限により記録が伸ばせずに苦悩していた。
 ・そんなジュンに人間の親友マサは「諦めるな、頑張れ!」と発破をかける。
  「お前に俺の苦悩なんか分かるわけがない!!」と反発するジュン。
 ・最後はマサの応援の甲斐があって、ジュンは自己ベストを更新!

 ・率直にいえば何を見せられたのかが、よくわからない。
  ①ジュンは頑張ったが、結局スペックの壁は越えられなかった。
   → ジュンがヒューマノイドである必然性あり
   人間と同様の向上心があるもの、スペックの壁が立ちはだかることに
   絶望するヒューマノイド。
   → SF作品として成立
  ②ヒューマノイドが偏見視され、人間との間に溝がある世界
   ・マサ「ヒューマノイドがいくら頑張っても無駄なんだよ。」
   ・ジュン頑張って自己ベスト更新。
   ・マサ「ヒューマノイドもやるじゃねーか!」 
   → ジュンがヒューマノイドである必然性あり
   人間とヒューマノイドは歩み寄ることができる。   
   → ファンタジー作品として成立
  ③で本作ですが
   → ジュンがヒューマノイドである必然性がどこにあるのか?
  正直
  ・これが人間だとテンプレすぎて目新しさがないから、無理やりヒュー
   マノイドに置き替えただけでは?
  ・特に前半「車のレースと同じでマシンの性能がアップしなきゃ限界が
   ある」とかもっともらしいことを言ってたのにそれは・・・
   → 主人公「人間もヒューマノイドも怠け者だからなw」???
   結局ヒューマノイドって何なのか?
  ・(ヒューマノイド等を差し引いても)この物語を面白くみせる工夫な
    どが皆無。単純にチープで面白くない。
  あくまでも2話単体の評価になりますが、「ヒューマノイドで無理やり話
  しを成立させよう」という力業だけが目に付き、この話のどこに共感ポ
  イントがあったのかが理解できなかったですね。
 
 有体にいってしまうと
 ・本来は話を面白くするために「SFを上手く活用すべき」ところを
 ・「SF作品を作ること」自体が目的になってしまっていないか?!
 という疑念を感じる第2話でしたね。
 今後の展開でこの疑念は払しょくされるのでしょうか。

 (追 記)
 >ジュンがヒューマノイドである必然性がどこにあるのか?
 ・あえていうなら「スペックの壁」を言い訳に、ジュンは無意識に努力を怠
  っていたが、ひと皮むけた。
  → ヒューマノイドはそれだけ高度な人間性をもち、そういうAIが現れる
    とこういう自分の限界を勝手に決めてしまうこともあるという暗喩み  
    たいな?!
  それでも無理やり感があり、やはりSFとしてもファンタジーとしても面白
  さが感じられないかな。{/netabare}

・第3話:やはり作品として「世界観の提示」がないのは違和感
 {netabare}・やはり1話のレビューで書いた通り個人的には、作品として「世界観の提示」
  がないのは違和感ハンパないという印象ですね。
  ・プラメモ
   ・人間とそん色ない「ギフティア」を家族として提供するのが産業とし
    て成立。
    そして「ギフティア」には絶対的な機械寿命が設定されている世界。
    → それゆえに家族やツカサとアイラの「別れ」が心に刺さる。
  ・PSYCHO-PASS
   ・人間より高次な「シビュラシステム」が社会を管理・運用し、それが
    大多数に支持されている一見完全に見える世界
    → それゆえに常森が突きつける「『シビュラシステム』の抱える矛
      盾」が心に刺さる
  SF作品としてその世界観の中できちんと物語が成立しているのですが、
  ・で本作
   ・「存在理由が不明な」ヒューマノイドと人間が共存する世界
  なので、作品に根幹となる軸がないので、「SFっぽい思い付きの何か」を
  ただただ見せられているという印象で、どこに共感を見出せばいいのか分か
  らないんですよね。  

 ・しかも今回は、これまで散々人間とそん色のないヒューマノイドを登場させ
  ておいて、今更「ロボットに心があるのか」という超古典的なテーマを描く
  ために、心のない「産業用恋人ロボット」や「おもちゃのクマ」を出してく
  るとか、もう何でもアリかと。
  (2話の話をちゃぶ台返しするような違和感がハンパないのだが・・・)
  しかも2つの話を交互に見せながら何か仕掛けがあるのかと期待させといて、
  そこに深い意味はなかったし、話自体も特に目新しいさがあるわけでもなく
  正直どこに面白さを見出せばいいのか・・・
  (それとも深い何かを私が見落としてるのか?) 

 ・「世界観の提示がない」のは、下流で「SFについていろいろなテーマを広
  く描きたいから」下手に上流で縛りを設けることができないという感じがす
  るのですが、それだけに作品全体の歪感がハンパねーなあと。
  「この世界の人間はどこを目指しているのか」が分からないまま、とっちら
  かった問題を見せられてるような感覚がなんとも・・・
 ・こういうSF作品はこの描写からいろいろなことが読み取れるから、それを
  考察するのが楽しみ方なのかもしれませんが、レベルの低い私には向かない
  のかも。
  個人的はそれなりのレベルのモノを見せられた上での、そういう話なら納得
  ですが、2,3話を見る限りでは、下手な物語が無駄に伏線だけバラまいて、
  回収できずに丸投げで終わるみたいな、思わせぶりにそれっぽく振舞ってる、
  「雰囲気アニメ」の印象が強いですかね。
  (1話だけは1本筋が通ってるっていう納得感はありましたが)
  TaXSe33187 さんの
  >「回答不能な問いを投げかけることで自ずと高尚な立場に立ちたがる」タ
    イプの物語
  という言葉が一番しっくりくるかな。
  根本的に私とは楽しみ方のスタンスが違う作品なのかもしれません。
 
  まだ「MICHI」の話等本丸が動いていないので、その辺りで面白くなり
  手のひら返しとなるのかですかね。

 (追 記)
 >そこに深い意味はなかったし
 ・あえて3話について意味を見い出すなら
  ・完全フォーマットで顧客の秘密保持を徹底している産業用恋人ロボット
  (とはいえ、サーバーで5年間保存して復活できるというある種のリスク
   は抱えているのだがw)
  ・それに対しデータ消去が不完全なため、前の持主が特定されてしまった
   おもちゃのクマ
  話の中では美談風に描かれているが、実は対比で情報社会の闇を描いてい
  るのかなと感じたというのはあるのだが、その考察が楽しめたかといえば
  正直「??」でやっぱりイマイチ面白さが分からんかなっと。
  むしろ「逆張り的に物語を見ようとしてる自分ってどうなの?」って感じ   
  がどうも好きになれないというか・・・{/netabare}

・第4話:作画以外はアニメ作品として面白く構成されていた
 {netabare}・2,3話で何が不満だったのかというと、2話でも触れましたが
  ・本来は話を面白くするために「SFを上手く活用すべき」ところを
  ・「SF的なテーマ提起」ありきが前面にきていて、それに脚本や演出等
   が追いついておらず、単純にエピソードとして面白くなかった。
  30分の話を観て面白ければ、「コメディ」でも「テーマ提起」でも何で
  もいいのですが、「テーマ提起」したことに満足して、作品を面白くする
  という部分がおざなりなっているのか、面白いと感じられなかったんです
  よね。
 ・今回の4話はその点上手く構成され、面白くできていたかなっと。
  「4つのケース」ということで
  ・「手塚治虫」よろしく「SFファンタジー」色の強い世界観で物語を展
   開すると始めに提示。
   → 「ケース1」のリサと友達・レオンのコメディ劇がアペリティフと
      して上手く機能し、後続の今回のメインテーマに上手く誘導。
  ・それを受け「ケース2」「ケース3」もコメディ色強めながらも
   ・「ケース2」では、先日話題となった「AIアイドルグラビア」といっ
    た今らしいテーマ(AIの画像処理技術の飛躍的向上)を、未来では
    VRの世界まで拡張し、身近な問題として上手く見せてくれていた。
   ・「ケース3」では
    ・人間とそん色のないヒューマノイドとはいえ、作為的に感情を制御
     するのは(割合簡単に)可能
    ・でも人間の「心変わり」は最新技術でもどうにもなりません!!
    という対比が上手く表現されていたかなっと。
   ・これを今回「ブラックジョーク」めいたオチでみせてくれたのも、
    私の好みでしたね。1話でも触れましたが、
    ・「問題があります」→「ブラックジョーク」で顕在化
    という図式の方が受け入れやすいかなと感じました。
    (この辺も話の内容等によると思うので、上手く使い分けて欲しいと)
  ・「ケース4」のレオンが抱える、ヒューマノイドながらも「人間らしい 
   悩み」も、この流れの中でみせることで「4つのケース」の締めとして
   スンナリ落ちてきましたしね。

 ・あと前回触れた世界観の話ですが、これも話の構成の問題で
  ・主人公がナビゲーターの完全オムニバス(世にも奇妙な物語等)でやっ
   てくれるなら、その都度そこに見合う世界で話を進めてくれればいいか
   ら問題なし。
  ・また今回のような「SFファンタジー」でいきますなら、こちらも「全
   て受け入れます」の腹づもりで観るので問題なし。
  ・ですが、(私の価値観だと)本作を観てると(構成の問題か)ところど
   ころ「じゃあ、なんでわざわざ人間とそん色のヒューマノイドを作って
   共存してるの?」というのが気になってくるんですよね。
   恐らく上述した通り「テーマ提起」ありきが前面にきてるようにみえる
   からだと思うのですが。
  ・作品としては
   「SF的なテーマを提起して、後は視聴者がいろいろ考えてくれたらOK」
   という類のモノなのかもしれませんが、個人的には「テーマ提起」が前面
   に来るなら、
   「そのベースなる前提条件を提示してくれないと、いくらでも問題が捏造
    できてしまうやん?!」
    → テーマ提起の部分にこの作品としての独自の工夫をみたかった。
   という感じなのかなっと。
   (だから個人的には
    「物語を進めるために存在する」ヒューマノイドと人間が共存する世界。
    そこにはこういう問題が発生するので提起します。
    → 「そら問題発生するやろw →ただのマッチポンプやんけwww」
    に見えてしまうみたいな。)
  ・この辺りも結局アニメ作品として面白いと思える流れになれば、解消され
   る話かなっと思うのですが。

 別に「コメディ展開」だったから面白いということではなく、やはり
 「この作品をどう面白く魅せるか」
 ここがしっかりできているかどうかだと思うのですよ。
 そういう意味では今回は
 ・今まで鼻についた「SF的なテーマ提起」ありきが薄れ
  → 物語を面白くみせるためのスパイス →「名脇役」として機能
 ・全体像を崩さず、それでいてしっかりテーマ性も伝わるよう脚本等魅せ方も
  上手かったように感じた。
 面白くないから、レビューも面白く感じられない理由の粗探しっぽくなるわけ
 で、作品として面白ければそこは素直に評価したいですね。
 
 ただ作画が・・・今までのちょいちょい怪しかったですが、今回かなり酷かっ
 たですね。{/netabare}

・第5話:引き続きバランスよく物語が構成されていた
 {netabare}4話に続き「世界観」「テーマ」「魅せ方」等がちゃんと調和していて、視聴
 しやすかったかなと思います。
 ・5話は「調律」ということで、人間に極めて近い存在のヒューマノイドは
  人間と同じような悩みや問題で苦悩しますが、ヒューマノイドだからこそ
  人間とは異なるアプローチでの治療も可能な訳で・・・
  ・元アルコール依存症のダメヒューマノイド
   まず「アルコール依存症のダメヒューマノイドって何やねん?!」って
   ツッコミを入れたくなりますがそれはさておき、これについては須堂の
   大学時代の友人瀬戸が「記憶操作」というかなり強引な施術を行ってい
   ます。
   治療の効果があって真人間(?)になったものの、副作用が出ているの
   で須堂のところに通院して、2人は相対することになるのですが、瀬戸は
   瀬戸なりに自分の治療方法が最善であるという自負を持っているようです。
  ・感情の制御ができない(発達障害っぽい?)ピアノ少年
   「情動系の調律」ということで、須堂曰く
   → ようするにクランケの性格を無理やり変えちまうって話www
   慌てて相棒の医療用AI「ジェイ」がフォローw
   → 人間だと投薬や習慣改善カウンセリングで治療するが時間がかかる
   → ヒューマノイドならば情緒のメカニズムそのものを微調整し、人間
     の治療より安全かつ効果的に治療可能
   まあモノはいいようですなw
   はじめは須藤の言葉に驚きを見せていた母親も、度重なるクランケの問
   題行動に治療を受け入れる訳ですが・・・

  作中ではヒューマノイドはほぼ人間扱いされていますが、医療については
  まだまだ手探りの部分も多いという世界のようですね。
  2話で無理やりヒューマノイドで話を成立させようとしたのには辟易しまし
  たが、今回はヒューマノイドだからこそ話に面白さがあり、2つのエピソ
  ードにもきちんと狙いがあり、これも3話の展開よりはしっかり作られてる
  なという印象ですね。
  また前回は「ブラックジョーク」めいたオチで問題を健在化させていまし
  たが、今回は須堂の終始歯切れの悪い言動が、テーマに深みを持たせ上手
  い演出だと思いました。
  こうやって変な欲を出さず、「アニメ作品として面白く魅せる」というこ
  とに注力してくれれば文句はないのですがね。{/netabare}

・第6話:単話としてはよかったが、そうなるとヒューマノイドの存在意義がねえ
 {netabare}今回は「ロボット」ということで、再び産業用ロボットの登場です。
 ・Aパート:伝統工芸の技を記録するために鍛冶屋に弟子入りした「覚える君」
  Bパート:将来の介護業務に向けて人との交わりを学ぶために小学校に転校
       してきた「パーマ君」
 ・個人的には
  ・「(SF)ファンタジー」という枠組みの中で、物語を面白くすることに
   注力して、変に本格的SFを主張することなく、話の流れに違和感がない。
   それでいて、嘘(ファンタジー)の世界にひとさじの真実(SF的テーマ)
   を加えているから、物語がしっかり引き締まりバランスもよい。
   (変に押しつけがましさがなく、スッとテーマが入ってくる感じが〇)
  ・テーマも「AIの学習」ということで、今やディープラーニング等AIの
   発展と学習については密接な関係にあるわけで、そこに目を付けたテーマ
   のチョイスが現在にマッチしたものになっているのは高評価。
  ・この時代に伝統工芸というものを残したセンスだったり、パーマ君のメカ
   デザインがちょっと愛嬌のあるロボットっぽいのも遊び心があり、個人的
   にはアリかな。
  ・そしてこのような学習方法 →「それに見合うコストは大丈夫なのか?」
   産業用ロボットならではの視点もきちんと組み入れてる点は、真面目に作
   品創ってるなあって感じでこちらも高評価。
  ・そして最後は「ファンタジー」世界らしく、産業用ロボットと人間の心の
   交流や彼らの成長が人間の心にもたらすものという綺麗な形で締めくくっ
   ている。
  今回も主人公が「産業用ロボット」であるからこその面白さがちゃんと担保
  されており、物語的には尺の都合上少し駆け足気味なところはあるが、無駄
  な要素がない分視聴しやすさもあり(それに下手に深堀すると作品の全体像
  が崩れそうなので)概ねよかったかなと思います。

 ・ただね・・・こういう産業用ロボット出しちゃうと
  ・産業用ロボット
   → 役割が明確で存在意義がはっきりしている。
  ・ヒューマノイド
   → ますますこいつらの存在意義って何なの?
  って、どうしても比較してしまうわけですよ。例えば設定では
  「ヒューマノイドは全人口の1割」
  という話だったので、
  「まだヒューマノイドとの共存を模索している実験段階」
  というような話なら、こちらも受け入れようもありますが、これだけガッツ
  リ人間扱いされてると、もうそういう段階は終わってるよなっと。
  そりゃ他のレビュアーさんから、ヒューマノイドの存在が酷評されるのも当
  然だわなって感じですね。
  (しかも出てくる奴らは(物語を進めるために)そろいもそろって問題児と
   いうwww)
  こういうのって6話作ってる時に「製作陣が疑問に思わないのかなあ」って
  逆に心配になってきますねw
 ・個人的には
  ・4話以降ファンタジー色が強い路線になった。
   → 例えば「鉄腕アトム」に「アル中のロボット」が登場したとして誰も
     それを咎めたりしないだろw
   ってことで、4話以降はこちらも大人の対応として、そこに目をつぶれば
   「アニメ作品として面白い」モノになってきたので頭切り替えてますが、
   そうなると1-3話の「SFの本格的なテーマ提起してる俺スゲー」みたい
   な作りが浮いちゃってる感じですね。
 ・この辺は超高度AI「MICHI」が、人間およびヒューマノイドの世界を
  コントロールしているらしいので、そこで何か提示されて逆転劇を見せてく
  れるのかに注目ですかね。{/netabare}

・第7話:最後の演出で明暗分かれたA/Bパート
 {netabare}今回のタイトルは「人間」ということで、結構テーマ性が前面に出てきた
 ので大丈夫かと思いましたが・・・
 ・Aパート:ヒューマノイドの電脳治療
  ・「青少年育成団体の世話人」を務めるヒューマノイドの老人が、事故で
   電脳に障害を負ってしまい、以前の人間性を失ってしまった。
   専門医は超高度AI「MICHI」での治療を勧めるも、家族は拒否。
   ちょうど孫娘の歌で彼が快方に向かい、それが美談扱いに。
  ・それに「ヒューマノイドの人権団体」が異を唱える。
   「電脳を治す手段があるのに治さないのはネグレクト」だと。
   で、超高度AI「MICHI」での治療に拒絶感を示す家族に対し、
   須堂医師による治療をと白羽の矢が立ったのですが・・・
  「この浅い作り込みの世界で本格的なテーマ提起?!」と辟易しかけた
  のですがのですが・・・
  ・須堂の治療は完璧
   → 名士という表の顔とは別の裏の顔「家庭内DV」まで復元www
  いやー、いい意味でのちゃぶ台返し!!
  最後はパンチの利いた「ブラックジョーク」できっちりファンタジー世
  界で終わらせてくれました。
  特に自分の主張や信念こそ正義だとゴリ押ししてくる「ヒューマノイド
  の人権団体」の横っ面を張り倒すような描写はスカッとしましたw
  ある意味現在社会にもいるそういう団体への痛烈な皮肉だったのかも。

 ・Bバート:クレーム処理担当のヒューマノイド
  ・誠実なクレーム処理担当のヒューマノイドがモンスタークレーマーに
   「ヒューマノイドじゃ話にならん、人間の担当者を出せ!」
   と罵倒され、ストレス性の症状が体に現れる。(須堂の元を訪れる)
  ・事態を重くみた会社は重度のクレーム処理を外部の専門家にアウトソ
   ーシング。
  これも前半だけ観ると
  「ヒューマノイドで無理やり社会派的な話を作ろうとしてないか?」
  という懐疑的な見方だったのですが、このエピソードのオチは
  ・誠実(すぎる)対応を心掛けるヒューマノイド
  ・マニュアルの沿った演出で合理的に対処した人間
  という対比の構図がバッチリハマって、ここで終わっときゃいいのに
  → 「・・・あなた方は人間ですよね。」
  → 「企業秘密ですw」
  → 「確信はないですが、彼らはロボットだと思うんです。」
  なんでこんな余計なものつけちゃうかな~。
  ここの面白さはあくまで
  ・人間より人間らしい対応をしようとしたヒューマノイド
  ・(人間を出せといったクレーマーに対し)人間性を放棄して対処した
   人間
  という「人間」だから「ブラックジョーク」が冴える訳で、ここをロボ
  ットにしちゃうと、話が台無しやん!!
  それとも最後に社会派SFでも気取りたかったのか?
  正直制作陣の意図が理解できない。
  (そもそもタイトル「人間」で、最後にロボットで終わらせるってなんだよw)

  A/Bパートとも、4-6話とは少し流れが異なり結構テーマ性を前面に出し
  てきた上、そこにいろいろな要素(ヒューマノイドの人権団体など)も
  入ってきたので、込み入って視聴しにくかったのですが、これを力技の
  「ブラックジョーク」で見事にひっくり返すという爽快感が、個人的に
  はツボでしたが、最後の演出で明暗を分けたかなっと。

  あと「社会派的なSFテーマ提起」を否定する気はないですが、それを
  本格的にやるならやるで、それが面白く見えるよう作品の全体像の整合
  性をしっかり取ってくれって話ですね。
  ざっくりいうと「ガバガバなファンタジーベースの世界観」の上で、
  「社会派的なSFテーマ提起」を強く主張されても作品の構造として
  破綻してるから、無理やり感が先立ち面白さがないだろうっと。
  個人的には以前レビューした通り、この作品の最適解は
  「嘘(ファンタジー)の世界にひとさじの真実(SF的テーマ)を加える」
  あくまでも「SF的テーマ」は作品を面白くするための最高のスパイス
  として活用というバランスなのかなって感じがしますね。
  まあ面白ければ何でもいいんですが、ここまでの話を観る限り
  ・面白いエピソードは全体像が理に沿っており
  ・外れのエピソードはやはり理から外れているのかなあ
  というのが、率直な感想ですね。

(追 記)
>「確信はないですが、彼らはロボットだと思うんです。」
今思いついたのですが、これはクレーム処理担当のヒューマノイドの
・ヒューマノイドのくせに人間らしさが邪魔をして上手く割り切れない自虐ネタ
・人間のくせにあっさりと人間性を捨てた彼らへの皮肉
的な意味が込められているのか?!
だとしたら、なかなか高度な言い回しだなw
でも物語の全体像を考えると蛇足感が強く、やっぱり「ブラックジョーク」の
切れ味で締めるべきだったと感じるかな。{/netabare}

・第8話:個人的には「手塚治虫の描いた『笑うセールスマン』」という目線
 {netabare}今回のタイトルは「告白」ということで、バレンタインイベントは未来にも
 継承されてるどころか、そこにヒューマノイドまで乗っかっているというw
 ・4話で明らかになったレオンが抱くリサへの想いに苦悩し、須堂の元に
  「恋愛感情を消去してほしい」
  っていう話ですが、
  ・ヒューマノイドだからこその対応ではありますが、この手の感情コント
   ロールの話は5話の「調律」等で何度もやっているので今更。
  ・「女性が女性を好きになる」これもこの作品でなくても、巷には百合作
   品等で溢れている。
   (他作品ではこれをメインでやるわけだから、本作では勝負にならない)
  ・で、この組み合わせでの面白さがあるのかといえば、リサ等の説得によ
   り予定調和のオチで何の面白さも感じられない。
   → 本作独自の面白さを出すには施術するしかないが、さすがに今回は
     製作陣も良心が痛み、視聴者側も引くだろうっと。
  「感情が簡単にコントロールできてしまう」というガバガバ設定に乗って、
  ヒューマノイドで無理やり話を作りましたって感じが前面に出てて、ネタ
  切れ感がハンパないですね。
 ・この回唯一の救いは、リサからの手作りチョコレートケーキを貰って食し
  た須堂の感想
  「上手いまずいでいえばロボットに作らせればいい。でもリサが一生懸命
   作ったというストーリーはロボットに作れない。」
  浅いテーマ提起かと思いきや、「で、味はどうでした?」と迫るリサに
  → リピートで返答www
  まさかの笑いに使ってきたのは、一本取られたなっと。

 個人的には4話以降はある意味
 「手塚治虫の描いた『笑うセールスマン』」
 という捉え方をしていて、そう考えるとこのガバガバな世界観もまあ笑って
 許せるかなっと。でも締めは上手く魅せてくれよと。
 今回のように予定調和の小綺麗なオチでは、どこに面白さを見い出せと?!
 というのが率直な感想ですね。{/netabare}

・第9話:だんだんネタ切れ感が否めない
 {netabare}今回は「正しい社会」ということで
 ・「不健全」と思われるアニメを作ってるクリエイター
 ・AIを拒否して人の指導による公平を目指した小学校に採用された教師
 が主役で、テーマ的には
 ・AI社会における人間性や倫理観とは何か
  (正しさを追求し、「悪」を切り捨てる社会は果たして「善」なのか等)
 っぽいのですが・・・

 正直何を見せられたのかが理解できない。
 ・世界観との整合性がとれていない
  前提として、AIを推進し過ぎた結果そういう価値観が主流となった世界観
  というものが提示された上で、今回のテーマが展開されたならまだ説得性
  があるのだが、そういう世界観は皆無。
  なので観ていて
  「それってあなたの思い付きですよね」  
  って感じで、「ただそれっぽいことを言って高尚に見せかけたいの?」と
  いう薄っぺら感が強い。いろいろ詰め込み感も凄いですし。
  で、今回の主役2人が共に人間じゃなくヒューマノイドって点も
  「えっ、人間性について考えてるのは人間じゃないんかい!!
   この作品で何をやりたいんや?!」
  ってのに拍車をかけてるというwww
 ・そもそもAI関係ないやろ
  個人的には未来の話というより
  ・BPOへの過剰なクレーム等で、どんどん規制がかかり面白さがなくな
   ってきたアニメ作品
  ・ゆとり教育導入で「みんなが一等賞」的な歪だった平等性
  等むしろ現在社会で起こっている問題への風刺という感じがして、そこへ
  「AIガー」っていうと「人間性とは?」でそれっぽくみえるやんって無理
  やりくっつけた感が凄く、やはり浅い作品かなって印象が拭えないですね。

 ここ2話位はネタ切れがハンパなく、以前書いたように
 ・本来は話を面白くするために「SFを上手く活用すべき」ところを
 ・「SF作品を作ること」自体が目的になってしまっていないか?!
 に逆戻りしてるやんって感じがしますね。何か
 「『AIガー』で人間性がとかそれっぽいことを言っておけば『SF的なテーマ
  提起した』考察しがいのある奥の深い作品として、視聴者が満足するやろ」
 みたいな。
 個人的にはガバガバで「これがSF作品?」って言われていても
 「手塚治虫の描いた『笑うセールスマン』」
 的な以前の路線の方が味があって好みですかね。{/netabare}

・第10話:「女子無駄」→「今から凄いこと言っていい?」との違いは?
 {netabare}今回のタイトルは「来るべき世界」。
 ・今更ですが・・・
  本作は他の方のレビューにもあるように、ストーリーを楽しむというより
  「大喜利」的な提示されたお題について、アレコレ考察を楽しむ作品。
 ・「AIと人間の共存」というSF的なテーマを扱いつつも、
  「AIの進歩によってもたらされる未来像」
  というよりも、そのフィルターを通して
  「『では人間とは?』という今一度人間自体のありよう的ものを問う」
  みたいな? 結構哲学的要素の強い作品だったのかなあ~と。

 ただ個人的には「アニメ作品」として面白いかどうかが先に気になるわけで
 ・・・上述の「テーマ提起」というスタイルが面白くないというより、やっ
 ぱり見せ方が合わないのかなあっと。
 ・上流の作り込みがないガバガバの世界観なので、どうしても「提起できる
  テーマ」が即興で出せるレベルの踏み込みの浅いケーススタデイ的なものに。
 ・個人的には交通安全のKYT(危険予知訓練トレーニング)っぽい
  「これからあなたの運転する車が交差点に進入します、予想される危険は?」
  的なものを見せられているという感覚なんですよね。
 ・それに何というか文字通り「『大喜利』のお題を上げました」だけみたいな?!
  例えば今回だと
  「超高度AIによって維持管理され(飼いならされて)停滞してしまっている
   人間社会」
  的なテーマが提起されますが、それを構成の方で上手く演出して見せてくれ
  てるなら納得ですが、あるヒューマノイドがそう叫んだから
  「そのテーマで確定!」
  みたいなw(何か言ったもん勝ちみたいな?!)
  個人的には「ただの『Aさんのケース』というだけやん」という否定が先に
  きて、それ以上話が入ってこないんですよね。
 ・これを30分枠アニメで見せる意味って。
  それこそこのレベルのテーマ提起だけでいいなら、YOUTUBEでアップされて
  るようなショートアニメでもええやろっと。
  そこにそれっぽい語りをいろいろねじ込んだり、須堂やリサの話を入れたり
  して1話のエピソードにしてるが、「点」の詰め込み感が否めず物語の歪さ
  が目立ち面白さが感じられない。
 ・しかも(今回はマシでしたが)ここ数話はもう
  「『自称』ヒューマノイドを出したからSF作品ですよ」
  というやっつけ感が凄い。何度か指摘してますが
  「『SF作品を作ること』自体が目的になってしまっていないか?!」

 極論でいうと
 ・「女子無駄」のアバンタイトルでの「バカ」のお約束
  → 「今から凄いこと言っていい?」
 ・本作「今から凄い知的なことをいっていい?(AIガー、人間性ガ―)」
  正直大差がないのかなあっと。
  今回は特にそれを感じてしまいましたね。

 受信感度の高い方ならこれで十分楽しめるのかもしれませんが、鈍感な私には
 作りのまずさの方が先に目に付いてしまい、折角の哲学的要素も楽しむことが
 できないようです。
 個人的にはやはり4-7話のような
 「嘘(ファンタジー)の世界にひとさじの真実(SF的テーマ)を加える」
 ような構成のバランスのよさとか、ブラックジョークの切れとか、そちらの方
 に面白さを見出してるという感じですね。

 あとは物語も終わりを見据え「MICHI×須堂」も実現しそうなので、それ
 だけは見届けようかと。{/netabare}

 (2023/9/17追記)
 >やっぱり見せ方が合わないのかなあっと。(一番のひっかかり)
 {netabare}「アニメ作品」である以上、例えば同じ言葉やセリフでも
 (世界観といえば大袈裟ですが、まあ作品のもつ空気感や雰囲気ですね。
  それに演出といえば、タイミングやシチュ・キャラ描写にそれまでの流れ
  だったりと)
 その言葉やセリフが映える「環境作り」が出来ているかどうかで
 ・それがピタリとハマり、心に響く。
 ・その言葉やセリフの上滑り、空回りを感じてしまう等。
 と、受け取るこちらの印象もガラリと変わるわけで・・・
 本作はどうもその部分を軽視しすぎでは?と感じてしまうんですよね。

 で、その一番の要因がやはり「ヒューマノイドの扱い」で
 ・彼らもつ高度な「人間性」
 ・とはいえ人間とは異なる「機械性」
 この2面性を合わせ持つ特異な存在であるというところまではいいんですよ。
 問題はこの2面性が
 ・作品を面白く見せる方向に上手く活用されているのか
 ・それとも製作者都合のためにガバガバな「便利屋」運用されていないか
 って話で、ここで致命的にやらかしてちゃっているのかなあっと。

 >「大喜利」的な提示されたお題について、アレコレ考察を楽しむ作品。
 作品の主旨からすれば、テーマ提起さえできればOKなのかもしれませんが、
 そのやり方が
 「そういう言葉を並べたから、しっかりテーマ提起できている深い作品」
 は、ちょっと違うだろうと。
 「テーマ提起」の前にまずは「アニメ作品」であるわけですから、その部分
 で違和感を覚えてしまう仕事ぶりはどうなの?
 と、個人的には感じてしまうんですよね。{/netabare}

・第11話:須堂の物語がよくわからなかった →次回で解明されるのか
 {netabare}今回のタイトルは「トゥー・フィー」
 ・「トゥー・フィー」はリサの妹の名で、その正体は離婚した父親がリサ
  の「人格コピー」をインプットしたリサの代用品のような存在で、彼女
  は父親を殺した後、リサに成り代わるためにリサに近づいたようですが、
  実行できずに逮捕されました。
 ・一方須堂の方にも大きな動きがあり、「MICHIの大規模改修計画」
  の審査会に須堂を引きずり出すための交渉材料はやはり、
  「母親の人格コピーの情報」
  ということで、交渉は成立した模様で、そのヒューマノイドが海外にい
  るらしく、会いに行くためにリサに別れを告げて終わるという・・・

 今更感もありますが、ある意味1話の「バックアップ」の回収的な部分も
 あり、1話の締めよりはこちらの方がその問題性がわかりやすく提示され
 たのはよかったと思います。
 リサの掘り下げ回という流れにも上手くマッチしていましたし。
 (まあこちらも今更感がありますがw)
 ただ須堂の方は少しわかりにくかったかな。
 ・須堂が探していたのは、「元となる人格のバックアップデータ」だと解
  釈していたのですが・・・
  (元を絶たないとイタチごっこになるだけでは?)
  → その人物に会うことで、そこにたどり着く手がかりとなるかもって
    ことなのか?
    でもその者にとって一番いい道を探したいとも言ってたしな。
    (そもそもMICHIならば、そちらを探し出すことも可能な感じ
     がするのだが)
 ・海外へいくということは、「MICHIの大規模改修計画」の審査会は
  終わったという解釈でいいのか。
  → 「MICHI×須堂」は本作の一番の見どころっぽいのですが、来
    週やってくれるのか?
    (単純に情報を先に受け取り決意しただけで、これから審議会が始
     まるってことなのか?)

 次回で終わりのようですが、「MICHI×須堂」位はそれなりに見せて
 欲しいところですね。
 (やってくれるんかは知らんけどw){/netabare}

・第12話:全部ぶん投げて終わりやがったwww
 {netabare}今回のタイトルは「旅立ち」。
 須堂が母親の人格がコピーされたヒューマノイドを探しにいくまでの物語
 を描いていましたが
 ・「須堂新医院」は5話で登場した瀬戸に譲渡。
  → 看護師のリサもそこで継続雇用。
 ・リサとも最後に和解して、リサも送り出すことを了承。
 となりましたが、
 ・どうも「MICHIの大規模改修計画」の審査会は始まっていないっぽい。
  → え―――っ、思わせぶりに引っ張っておいて結局何もなしですか?!
 ・母親の人格がコピーされたヒューマノイド捜索もこれからだ!END。
  → まあこれは仕方のない部分もあるが、作中でこちらのコピーの方も皆
    「須堂の母親扱い」にしている点が気になった。
    今の私の感覚だと「ただのコピーロボットやん」というところですが、
    この世界だと母親の人格を有する以上「収監されている母親」と同格
    扱いなんでしょうか。
    この辺の価値観はかなり興味深いですね。
 ・この人格のコピーについては1話で涙した娘も出てきて、ヒューマノイド
  がほぼ完全に人間扱いされている世界だと、そういう価値観になるのかと。
  須堂との会話を含め、この作品らしい世界観が提示されてるようでそこは
  よかったのでは。
  こういうところを初めから丁寧にとやってくれればよかったのですが。
 しかし「MICHI×須堂」は最後に見せて欲しかったが、これまでぶん投
 げで終わるとは・・・{/netabare}

(最 終)
締めの言葉として、須堂のモノローグ
「ある学者がいった。人間は終わりなき進歩の奴隷であり、AIこそが人間を解
 放する。~中略~ 人間の望みとは何なのか?」
もっともらしい言葉ですが、
・そのAI/ヒューマノイドがアルコール依存症や家庭内DV等問題児ばかりで、
 進歩とは程遠い存在に感じたのは私だけ?
 (別の意味で人間らしく進化してる部分はあるがwwwそれが人間の望み?!)
・そもそも「人間らしい悩み」を抱えていたのはヒューマノイドばかりで、人
 間なんてほとんど描いてなかったやんw
 (で、最後の語りで「(昔ながらの)人間」をやたら強調しているというw)
>・「AIと人間の共存」というSF的なテーマを扱いつつも、
  「AIの進歩によってもたらされる未来像」
  というよりも、そのフィルターを通して
  「『では人間とは?』という今一度人間自体のありよう的ものを問う」
  みたいな? 結構哲学的要素の強い作品だったのかなあ~と。
まあそんな悩み多きヒューマノイドを通して、「人間とは何か」今一度考えよ
うってことなんでしょう。

本作について言いたいことは、10話のレビュー(+追記)でほぼ書いたので、
そこは省略しますが、11.12話で1話「バックアップ」について面白い見せ方を
しているのを観ると、浅いお題だけ上げて終わりみたいな各エピソード構成は
いささか残念であったかなっと。
(個人的には4-7話の
 「嘘(ファンタジー)の世界にひとさじの真実(SF的テーマ)を加える」
 みたいな作風はよかったと思うのですが)

ただ他のレビュアーさんがおっしゃっていたように
「このご時世に少年週刊誌で、このようなSF作品が連載されている奇跡。」
というのは、かなり的を得たご意見でこれには大いに納得させられました。
そういう意味では、こんな作品がアニメ化までされたのは評価できるのかも。
まあ面白かったかどうかは、また別問題ですがw

投稿 : 2024/05/18
♥ : 20
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

人格のコピー問題の視点が秀逸。AIものというより哲学ですね。

 最終話の意味としては、ミチは恐らく会議のような密室での議論では答えが出ないことを知っている。AIそして人間存在の本質はやはり人間の関係の中にこそ存在するという意味だと捉えました。
 作者が設定としてヒューマノイドという中途半端な存在を置いた意味は、人間をデフォルメして極端な形で見る事ができるからでしょう。つまり、特別な条件を与えることで何かを探ろうとする数学の証明のようなアプローチです。

 ロビジアは道徳のない医療の国らしいので、そこでは更に極端なヒューマノイドについての研究がなされているはず。そこに倫理の問題が絡んでくるでしょうが、しかし、人間の本質にもっとも近づいている可能性もあります。

 本作については、道徳・哲学的な人間の問題を俯瞰するような視点が各話でてきましたが、やはり愛情・性愛問題が多く含まれていました。そこにこそ人間性があるということになるんだと思います。で、やはりコピー問題ですね。人間とは何かを哲学するのにこれほど示唆に富んだ課題はありません。最終回でやはりそこに視点が行きました。

 オープンエンディングにもならない、ボヤッとした終わり方ではあります。結果の詳細は読み取ることはできませんし、推理してもしょうがないでしょう。
 しかし、想像することはできます。コピー人間の本質をその存在だけで定義すると偽物ですが、しかし、他人あるいは人間関係の中に置いた時、その他人にとって本人になるわけです。つまり、本物が2つ存在する状態がありえるということでしょう。
 それがミニスカ看護婦の素性が明かされた意味に重なってくるのだと思います。
 オリジナルがもう存在しない1話のコピーと、正副両方存在する母親。その対比がわかりやすく提示されました。

 で、全体的にいいアニメだったと思います。人間の問題とSF的な実存問題を絡めてかなり楽しめました。
 ストーリーラインは弱いですが、エピソードの出来が秀逸でした。ブラックジャックの作劇法をかなり意識している作りになっていたと思います。

 ということで、ストーリーというよりテーマ性の評価はかなり高いです。キャラは弱いですが、調整としてそこそこの点はつけたいですね。


追記 そういえばミチって、主人公にそっくりですよね。つまり、クローンの可能性がないでしょうか?ヒューマノイドのコピー問題と人間のクローン問題。この描写は面白かったと思います。



 1話  人格をコピーしバックアップすると死は果たして防げるか問題

{netabare} 非常にいいですね。絵柄とミニスカ看護婦でちょっとずっこけますが、かなりのSF的な世界観を提示できていると思います。電脳ブラックジャックIN攻殻機動隊のような感じでした。

 人間、AIに限らずですが、攻殻機動隊では電脳になった時にこのコピー問題をゴーストという人間を人間たらしめる存在で回避しています。アシモフのロボットシリーズでは陽電子頭脳という複製不可能な構造のハードウエアで処理しています。SAOでは、アリシゼーション編の冒頭で人格のコピー問題を扱っています。

 水星の魔女で残念だったのが、 {netabare}このパーメット粒子エリクトの人格はコピーではないのか?という疑問に解答がなかったことです。人間の脳からパーメット化した先は本人なのか?ですね。
 その問題の回避のためには私はむしろガンダム内に脳みそを保管してくれていたほうがよかったのに、と思っていました。まあ、キーフォルダー小姑になれないのであえて無視したのかもしれません。{/netabare}

 このことを突き詰めて行くとタイムリープとか世界線等SFの話にもつながります。東京リベンジャーズなどでもそうですけど、タイプリープ世界の友人=違う人生を送ってきた人物は本当に自分の友人なのか?ということにもなります。あるいはタイムリープした人物はその記憶が変わった友人の存在に押しつぶされないか。そこが引っかかって同作の青春とか友情が嘘っぽく感じました。

 シュタゲにおいて、 {netabare}岡部の主観だけ救済されるの?それぞれのマユの人格は岡部の中では消えていますが、死んでいったマユの魂はどうなの?その救済は?ということです。死はいずれにせよ人格が消滅する行為です。時間がなかったことになっても、その時死んでいったマユには魂があったわけです。その絶望をどう考えるの? {/netabare}です。とあるシリーズのある回でもこの問題がでていました。

 人格や記憶のコピーというとピンとこないかもしれませんが、要するにコピーはカットアンドペースト作業においてオリジナルをデリートしてないだけです。我々が相対しているのはペーストされたものですから、オリジナルではありません。このオリジナルでないものが流出したら大問題です。人格も人権も分裂することになります。だからこそ、AIの電脳のコピーは禁止と言うことになります。

 と同時に、人間の魂とはなにか?という哲学・思想・科学あるいは倫理や感情、尊厳の問題にまで発展する大問題です。

 クローン問題や瞬間移送装置などバリエーションは様々な形で作れますが、本作はこういう人格とはなにかという思考実験をやっているのか、コピーにまつわるヒューマンドラマをやっていると思われます。

 1話で記憶の欠落問題がでてました。{netabare} AIのみならず様々なカテゴリーで使われるテーマですが、記憶…いや思い出と言ったほうがいいでしょう。人格の連続性の問題として家族と絡めて非常によく描けていたと思います。

 そして、母親の問題で謎かけがありましたが、1話の一番最後の感じだと、母親のオリジナルが流出して遠い世界にいるということでしょうか。それを探しているという物語がありそうですね。あの刑務所での主人公の冷たい感じは母がコピーだという風に見えました。{/netabare}



追記 私の上の書き方だと、記憶が欠損することが情緒的な問題と捉えれれるかもしれませんね。そうではなくて、AIにとってはコピーの上書きは死ということです。

{netabare} 本作は分かりやすく一回フォーマットという行為を挟んでいました。そこに再インストールすると外からみるとタイムラグによる記憶の欠落です。
 しかし、フォーマットされる側からすれば死刑宣告です。つまりバックアップには死を防ぐ効果はなく、外部の人間から見た場合は一見同じ人格が連続しているように見えるだけです。

 人格の連続性の問題を扱っているというのは、コピーとはいえ新しい人格をインストールされる側にとってはウイルスで壊れるのも、フォーマットされるのも等しく死ということです。母親はそのことを感覚的にわかっていたのでしょう。だから家族とともに最後の時を過ごしたいという判断なんだと思います。

 父や娘から見たらその場で再インストールすれば死ななかったのに、という誤解があるのかもしれません。実際弔っていましたし。だから生クリームの記憶の欠損によってそれを思い出しているのか、死が避けられなかったことを実改めて理解したのかわかりません。
 ですが、実際は何をやってもウイルスに感染した段階で手遅れです。{/netabare} {/netabare}


2話 生殖と家族が人間の幸せか?限界を設定するのはハードかソフトか?

{netabare}  まず1つ目のテーマ。生殖機能がないはずのヒューマノイドにとって、人間的な幸せの象徴である家族の団欒がどうみえるか、という問題。

 これは面白いですね。逆説的にとらえらば本来人間の幸せと言うのは「子供を残す、子供を育てる」という人類というより生物として遺伝子的な条件付けです。その生殖機能を持たないヒューマノイドにとっては、どういう発想になるか。

 生物的にいえば同性結婚や性自認、性指向(嗜好)等々のポリコレ云々が人間として本来は不自然だということです。全員が子供を持たない選択をすれば人類は滅亡します。そのジレンマをどう考えるか。
 あるいは人間は生物的な限界から解き放たれて、人工的に子供をつくる、あるいはヒューマノイドのようなもので、人間の数の不足分を補完してゆくべきなのか。

 いきなりおっぱい揉んでてちょっと驚きますが、SF的課題として置き換えた場合、生殖しないヒューマノイドにとって、生殖のために異性を刺激するような肉体的特徴、つまりセックスアピールが必要かどうかですね。本作ではそこまで行きませんが、もちろん化粧やアクセサリ、衣服などの問題にもかかわります。
 看護婦がミニスカで色ボケなのはいい対比でした。食欲というか嗜好品でもあるケーキに夢中なのも、人間的であるということでしょう。逆に言えば看護婦の無邪気な喜びや主人公の愛情はAIのアルゴリズムの方向づけということでしょう。その不自然さの象徴なんだと思います。(不自然さだけだと言葉たらずですね。この世界のAIの設定によってはそれこそが、ヒューマノイドも人間と同じ幸せを享受できるという意味にもなります)

 家族あるいは夫婦というのは、人間の遺伝子的には女性から見て、子供を安全に育てる場所を担保するためのユニットです。
(なお、子作りのパートナーには遺伝子の優秀さを求め、子育てするパートナーには生存戦略を求める、という違う種類の男を使い分ける女性の本能が浮気とか不倫の原因らしいですね。男の浮気は単純に種をまきたいからですけど)

 あるいは子供が無邪気に遊ぶ姿を見て、遺伝子が作り出した脳内物質が発せられる、幸せだという気分になるという機能は必要か?あるいは社会の共通認識としてそれが幸せであるという定義=道徳や倫理の有り方の問題なのかかもしれません。

 つまり、生殖と家庭から解き放たれたとき、人間が求める「幸せ」はどこにあるのでしょうか?という話でした。


 2つ目のテーマ。人間と同じ向上心をもったAIが肉体の限界の仕様が設定されたとき、どんな葛藤がおきるのか。これはあまりパッと類似例が思い浮かばないです。ここまで、人間化したAIという設定があまりないせいでしょうか。

 面白いですね。ヒューマノイドの彼の限界は何が決めているのか。それは実は人間と同じで、心の問題なのではないか?という事でしょうか。
 もちろん、作中で説明があった通り、人間と同じ世界でヒューマノイドが生きるために能力に制限を設けるというのは仕方ないでしょう。この制限が逆にAI問題に面白い視点を産みました。あるいは友情や他人からのポジティブな影響がヒューマノイドにも効果がある、という意味にも取れました。



 で、最後。恐らくMICHIというのはリミッターなのでしょう。AIは人間を理解できるか?ですね。
 私の一番好きなアニメ「ビートレス」の超高度AIが人間の定義に苦しんでいたところに通じる気がします。非常に面白いです。

 真面目にSFしている良作だと思います。2話の視点には感心しました。視聴継続ですね。 {/netabare}


3話 心はどこにあるのか?

{netabare}  ヒューマノイドが夢を見るということがわかりました。つまり、ヒューマノイドは潜在意識を持っているということで、ほぼ人間と同等の脳機能を持っているということです。

 それと対比するように、行動に条件付けをされたロボットが出てきます。この脳みそははっきりとプログラムと言っています。つまりコンピュータということでしょう。ヒューマノイドとロボットは、ソフトウエアの違いではないし、ハードウエアの違いどころか、概念そのものが根本的に違うという設定だと思われます。
 人間の脳を工学的に再現できる人工頭脳がヒューマノイド、現在のコンピュータの延長の電子頭脳がロボットでしょう。(ただあの医者が修理しているので、同じ構造かも。ちょっと違和感ありますけど)

 今回はこのコンピュータの心問題が出てきました。本作はそもそもヒューマノイドが人間として扱われているので、今更感はあるかもしれませんが、SFではかなりメジャーなテーマでしょう。

 心はどこにあるか。現実社会でも愛玩ロボットのAIBOロスなどが実際問題になっていましたが、単純なロボットであっても人間の呼びかけに応答するものには、人間は心を見てしまいます。本作の結論としては、まず心は使う側にある、というのが答えでした。

 ただ、コンピュータサイド。記憶を保持し主人に合いたいと思う気持ちは心ではないのか?主人を守りたいという気持ちは心ではないのか?

 我々は当たり前のように脳みそに心があると思ってしまいがちですが、本当にそうでしょうか?身体の感覚や反応が心を形成するケースもありますので、実際はよくわかっていません。今回はコンピュータの心問題とともに、哲学の問題でもありました。
 ためしに「心はどこにあるか」で検索してみてください。山のように難しい文書が出てくるはずです。

 その一方で、データとして書き換え可能な記憶は、サーバの中に保存されます。それを心と呼ぶなら、記憶こそが心なのか?
 1話でもちょっと似たテーマがありましたが、今回は命とか魂の問題ではなく、心はプログラミングか?データか?あるいは心はどこにあるのか?という問題でした。 {/netabare}


4話 VR時代の性欲処理と恋愛の問題、現実との境目。

{netabare} 恋愛、性欲、創作物による性欲の処理などいろいろありました。

 本作は本筋で母問題あるいはコピー問題はありますが、当初考えていたAIの発展とかAIの人間性の獲得という話よりも、人間とは何か?特に脳科学、心理学、哲学などに触れる端緒となる視点の紹介という感じなんですね。

 AIもののSFというよりは、AIを使った人間理解の話という側面が今のところ強いです。
 その点で4話は、AI画像生成によってコラ画像がかなりの精密さで出来るようになった現在、結構ホットな話題ではないでしょうか。
 VRで現実の人間がコラージュできるとなると、現実とゲーム(創作物)との境の問題や使われる側の感情や権利の問題があります。

 そもそも、VRや画像が代替になるのは性欲においてのみで、触れ合いが無い点で恋愛関係の代替にならないのでは?というわけでもないのは「ラブプラス」の時に、宿泊パックを用意した熱海の旅館があったくらいで、実際利用者がいたみたいです。つまり、VR彼女と本気で恋愛していた人が2010年にはいたということです。今も初音ミクと結婚しましたという人もいるくらいです。

(ラブプラス、調べたら「大野屋」というホテルで近畿日本ツーリスト。1泊2日で約4万円。布団が2つ敷かれるそうです。「愛花号」「寧々号」「凛子号」のバスが用意されたとの事。まあ、聖地巡礼の意味もあるでしょうが、たしかニュースで取材されていた人は、2、3人ガチ恋がいたと思います。)

 4話は現実の人間をVR画像に落とし込む話ですからちょっと違いますが、VRと恋愛できるか?と言う点では一緒です。
 そして、好きになった子に振られるストレスは相当辛いです。好きな子の画像データを取り込めるなら、ますますVRに依存するのではないでしょうか?

 少子化まで考えると、本作の範囲においては拡大しすぎですが、現実の世界におけるネットコンテンツによる性処理は、恋愛のモチベーションを著しくさげますのでこのVRはいずれ少子化の文脈で社会問題化すると思います。
 回りまわってこの作品の社会背景の考察にもなりますが、人間がますます産まなくなる条件の一つになりそうです。だから、人間に似たAIが必要になるのでしょう。

 それと彼氏が浮気することに価値がある問題は良かったですね。普通にいますからね、ああいう女性。彼氏の価値を恋愛市場価値で計るという意味と、駄目な彼氏を許してあげる自分に酔うという意味とあるみたいです。
 賢者タイムボタンはちょっと笑いますけど、つまり人間ならオナニーで我慢しているという風に置き換えればいいと思います。要するにどんな女ともセックスできるくらいの価値がある彼氏がいるステータスが大事であって、その状況に酔っているということでしょう。

 それとレズ問題かあ…同性同士の友情にかこつけて、ですねえ。ひょっとしたら、それを見せるのが目的だったかもしれないです。そう考えると4話は面白い構成でした。 {/netabare}


5話 医療の役割と罪。子供への愛情とはなんぞや?

{netabare} 今回は2人の異常行動についてでした。アルコール依存と自閉症スペクトラムによる暴力衝動と音楽的才能(サヴァン症候群?)だと思います。「青色サヴァン」の時に調べたのでなんとなくわかりました。
 2つの症状の共通点は日常生活に影響があることです。その症状を治療するために医療行為がどこまで許されるのか?が今回のポイントでしょうね。

 アルコール依存の場合。これは悪しかないようなイメージですので、それを治療することの是非はあまり問題にならないでしょう。ただ「嘘の記憶」という方法を使うことの是非ですね。しかも違法です。それでもまともな生活を送れるようになる。良い事をしているという満足感も治療に寄与しているかもしれません。

 サボテンというのはなんでしょうね?催眠のトリガーとアンカーみたいなものでしょうか?わざわざこれを入れたのは、今回の治療は人間でいえば催眠療法のことだよ、という意味かもしれません?調べたら普通に人間でもできるみたいですね。


 自閉症スペクトラムを治療する場合。こちらは暴力衝動という症状を消す代わりに音楽の才能を失くしてしまう罪ですね。
 子供を平凡に育てるか、孤独でもいいから個性とか才能を伸ばすのか。それが病的なものであったとしても…ですね。本当に子供を強制的に学校に溶け込ませるのが、正解なのか?

 両者とも人間ではありえないくらい簡単に治療できてしまうのが、AIならではですね。
 今回については、どちらかといえば音楽的才能を殺してしまう罪の方が大きい気がしますけどね。

 もう一つ。子育てにおける愛情です。ジョウロ=手間をかけて水をやる、自動化=手間がかかるから目の前の症状を抑えることを考える。
 つまり、愛情の注ぎ方とは何ぞやという謎かけでしょう。親が安易な治療をすることへの批判とも取れます。
 今回は病気の症状を含めて親が子供の全部を受け止めきれなかった感じでした。どちらかと言えば子供を愛しているというより自分の困難を何とかしたかったという風にとれます。

 ということで、今回の話では、病気治療の功罪と子育てにおける親の愛情の問題が目につきました。 {/netabare}


6話 機械が人間の技術を越えると人間は不要になるのか?一歩先に行く高品質は無駄なのか。不完全さを知ることが人間を知ることなのか?AIロボットが人型である意味は?

{netabare} すし職人が修行で何年もお店で奉公するのは、無駄で非人間的だという話があります。技術をマニュアル化して作業手順だけ覚えさせれば、最高のすし職人とほとんど変わらない味のすしが握れる、と。たとえばこれを95%の水準としましょう。

 6話前半において、この最後の5%を追い求めることが無駄なのか?という視点があると思います。そしてマニュアル化と作業手順がすなわちAIということでしょう。日本においては議論がありそうですが、効率化を考える海外の企業においては、この5%は削りマニュアル化する。そしてそれが80%の水準でも自動化を進めるという結論が大勢でしょう。

 それは資本主義がROE、つまり資産の利回りによって成功失敗を判断するからです。つまり、経済的には徒弟制度的修行で最高峰を目指すより経済性ではマニュアルによる効率化、更には自動化の方が高いという結論がでているからです。

 ただ、一方ではハンドメイド、この最後の5%を求める人がいるのも事実です。日本の大量生産品でもトヨタのセンチェリーや日産GTR、セイコーのグランドセイコーなどはハンドメイド部分があります。これがいわゆる「豊かさ」だと私は思います。裏を返すと「贅沢品」ですけどね。
 技術的には本作のような刃物加工もそうですが、キサゲ作業と言われる平面加工は人間でないと出せない精度があります。

 これをまず機械が越えられるのか?という話がまずあります。もちろん、いずれは超える日もくるでしょう。ただ、それは人間の敗北、人間の不要論なのか?という話です。

 後半は、人間性には限界と失敗があるということでしょうか。AIが人間に対する理解を完全なものとしてとして捉えてしまうと、それは非人間的なものになる。人間は失敗し、疲れ、時に攻撃的になる。その一方で人型のものが人間のようにふるまうと、友達として扱うようになる。

 前半後半の共通項目として、AI側の認識の問題としてはマニュアルだけでなく生活を共にすることで「人間を機械学習する」必要があるということかもしれません。
 その視点でいうとロボットが人型である意義は大きいのかもしれません。

 加えて「フィードバック」の関係が示唆されていました。特に前半は目新しいですね。人間と機械がお互い向上することで、更に上を目指せるという事だと思います。機械が人間を越えられるか、あるいは、人間要不要など結構二者択一の議論が多い中、共存の提案は良かったと思います。

 後半は直接的ではない学習成果、つまり人間理解が今後のAIには必要になるという示唆でした。人間への理解が深まると別の場所で活かせる、という種類のフィードバックでした。{/netabare}


7話 メンタルと治療、何が正しいのか?

{netabare} しかし、この作品事象をいろいろもってきます。病気によりその人の家族にとっての欠点が無くなった場合、治療を拒否するのを責められるか?特にDVが絡む場合は切実です。
 また、深い個別事情を知らず病気をすべきと外野が責め立てるのは許されるか。治療することが必ず正しい事なのか、という問題が前半でした。
 この問題、踏み込んでゆくと過去の精神医療施設の虐待事件とか思い出しますが、生生しいので割愛します。

 後半は、カスタマーセンターのストレス問題があります。基本的に2年以上は精神が持たないし、ストレスチェックをマメにしないと厳しい部署です。その対応を機械でやる、あるいは人間が演技と割り切ってやる。どちらに心がこもっていると言えるでしょうか。

 ただ、ストレスをためて胃が痛くなっていた人も、結局は「対応」しているだけです。客の側とサービスをする側の認識の違いですから、どういうやり方でも丸め込むという対応方法も間違いじゃない気もします。

 また、向き不向き、メンタルストレスを対処療法で乗り切ることがいいのか?などでした。 {/netabare}


8話 題名が遺電子ですから、テーマ的本命はこの話?

{netabare} まず手作りの価値という視点がありましたが、特に掘り下げはなかったようです。また、メッセージとしてバレンタインチョコの位置付けを念押しするところに、立場表明とプライドなどが見えて面白い描き方だと思います。先生のケーキの素性を隠したところに、ウイットと優しさがありました。

 で、恋愛ですね。確かに精神疾患かもしれません。しかし、エロスとタナトス。無意識世界に混とんとして存在しているそれは、人間の生命のエネルギーになっています。
 また、感情は人間らしさの基本であり、恋愛はその中心的なものです。そして、生命的にいえば生殖するからその個体は存在価値があるとも言えます。遺伝子の役割が本作のテーマであるなら、これは本題ともいえるでしょう。
 バレンタインという儀式的な人のコミュニケーション、プレゼントや言葉というややこしい生殖・恋愛のためのツール。気持ちとは何か?そして、恋愛・生殖の意味とは?

 恋愛と生殖を忘れれば、それは社会にとってはエネルギーを無駄に使用日する環境負荷でしかないと言えるのかどうか。

 ただし、それが今回は同性というところが面白い。機械で同性。生殖には関わってきません。その時に「恋愛とはなにか?」という本質を考えるきっかけになりそうです。

 1話で、提示された行方不明のコピーの問題が作品の本筋なんでしょうけど、題名から言えば、エロスとタナトス、アイデンティティ・感情・恋愛・遺伝子・子育て・そして社会性とはなどが今まで提示されてきました。これがテーマ的本題なんでしょうか。だとすれば哲学ですねえ。とても面白いです。{/netabare}


9話 子供に「悪」を見せるということ。教育とルール。

{netabare} さて、今回はテーマ的には結構単純ですが、解答や見解が非常に別れるテーマでした。

 日本だけでなく世界的に〇〇を見せるとそれに影響されて犯罪が増えるという言説を信じている人があまりに多い問題です。特に暴力と性犯罪ですね。今回は暴力ですが、手塚治虫氏や永井豪氏などが実際に規制されていますし、都条例もありました。

 発達心理や社会の本質を考えたり、研究やエビデンスをそろえないで感覚的に議論しているからこういう結果になるのだと思います。子供に暴力や性的なものを見せたくないという馬鹿親があまりに増えすぎです。実社会での危機回避や倫理観の情勢、自分で考えるクセの習慣化に役立ちます。
 あるいは人間というものの本質を理解するのに創作物における悪の有用性がまったくわかっていないようです。

 その辺りを皮肉っていましたが、この回は特に母親の視点で言えば、何が言いたいのかはわからないかもしれません。少数の事例を証拠だといいはって、暴力コンテンツは教育に悪いという結論ありきの議論しか見たことがありません。

 後半です。規律の程度の問題です。これは学校教育の場面もそうですけど、実社会にも言えることです。グレーゾーンを認めず黒か白かで判断するということです。

 ここちらも、特に若い世代の人はそれの何が悪いのだ?「規則は規則だろう、ハイ論破」的な視点を持つ人もいるかもしれません。しかし、かなり低い視座で言っても、柔軟性がない思考方法は場面場面では正義ではあっても、いずれ調整が出来ずに破たんすることが分かっていないのだと私は考えています。

 もう少し高い視座で考えた場合、そもそも構造主義的に考えれば社会によって正義は変わります。そして法やルールというのは曖昧に作ります。公共の福祉、権利の濫用、悪人正機、予定説、最大多数の最大幸福等々さまざまな概念や判例・過去の類似例・TPOなどを使ってベターな解答を導き出すものです。

 むろん、刑法はデュープロセスオブロウの観点からブラックリスト形式をとりますが、それは公権力の制限をするためです。まあ、この問題を論じるとキリがないです。
 この問題、いつもアニメで言えば「ガンダムシード」のマリューVSナダルを思い出します。あれでどちらに感情移入できるかで立場がわかる気がします。

 その辺の視点を描いていましたが、最終的に道徳とルールの問題は「正論」と言う名の思考停止が存在する一方、「人間性」と言う名の思考停止も存在しますので、今回の話は正解を求めずに考え続けることでしょうね。

 上で私が述べたような、厳格なルールって駄目だよねという解答もまた一般解に近いです。後半の学校のルールについては特に考える必要があるでしょう。
 この問題はそれぞれが理屈や感情でどれだけ勉強するか深く考えるか、が大事であって正解はないでしょう。正解があると考えるのが一番恐ろしいです。 {/netabare}


10話 人間の行動は誰が決めているのか?人間は自分が無になるという事実に耐えられるか?

{netabare}  前半部分です。それ以前のTVと雑誌の時代から、欲望のコントロールは行われていましたが、それはドラマに出てくる小物や食べ物など消費に関することから始まり、報道のニュアンスやタレントの発言等々による誘導で、消費経済へと価値観が誘導されていたわけです。
 これは誰かが意図した陰謀論ではなく、テレビとスポンサーを中心として仕組みが作り出した構造主義的な成り行き、つまり、資本主義的マスメディアの構造でした。

 今現在はそれが意図的に行われています。検索履歴はもちろん。ネット決済や位置情報が便利だと思わせる誘導。陰謀論でもなんでもありません。それは現実に行われ個々人のインターフェイスに反映されています。

 我々は欲望をコントロールされいています。AIの提示する動画の候補や買い物サイトのインターフェイスはもちろん、検索の結果の並びに反映もできます。旧ツイッターの旧スタッフによる情報の故意の操作もあまり問題になりませんでしたが、ディープフェイクの温床になっていました(これはスタッフの手作業だったという事らしいですけど)。

 そう考えると、AIによる人間の行動の統制は非常にたやすいものです。人間は自分で思っているほど、行動のモチベーションを自分で決めていません。外部情報を自分の情報だと錯覚して行動しています。
 そのバランスをとるのが様々なメディアや書籍、他人に触れることでしたが、今やそれらは巨大IT産業により情報の出どころが一緒になっています。

 この大規模なものはAI時代なら必ず起きます。知能が高い彼だから気が付けたという話です。「リコリコ」の真島がバランスをとるために犯罪を犯すのとある意味では似ていました。

 なお、バタフライエフェクトをこの現象になぞらえていましたが、あれは「計算できない」影響の広がりの問題で、本作のような陰謀論とは相いれない気がします。


 後半はなぜ非科学的なスピリチュアルが流行するのか?問題ですね。

 東大病院の准教授だったと思いますが、突然死後の世界はあると言い出して世間を驚かせました。本作はそこからの発想でしょう。
 
 人間は死後は「無」になる。あるいは物質になり原子に帰ると考えて行くと、宇宙に寿命がある以上はいずれゼロになるというのは当たり前の話です。宇宙はないのに魂はあると考えるのは不自然ですよね?

 宗教が無くなり自分の存在の拠り所が無いと、人間は死に対して不安と恐怖を覚え、無になることを受け入れられない人は非常に多いのではないでしょうか。宗教の代替としてのスピリチュアルというのは極めて自然な発想だと思います。
 「攻殻機動隊」や「シリアルエクスペリメントレイン」などが有名ですが、ネットの世界というのは未知の世界です。人間的なものが情報として生きられるようなイメージは持ちやすいのではないでしょうか。その意味でAIを神とあがめる人も、SF的シミュレーションとしては自然かもしれません。

 その人間に内在する死の恐怖とスピリチュアルへの傾倒を良く描けていると思います。

 で、本筋がやっと進みましたね。そういう事ですか、という感じでした。となると、本作の行く末ですが、ヒューマノイドはなぜ必要だったか?と重なってくるのでしょうか?あと2話だと思いますがどうなるんでしょうか。楽しみです。{/netabare}


11話 1話完結のショートストーリーの方が面白いと思います。

{netabare} 1話完結の話を重ねてきただけに、本筋に違和感を感じてしまいます。再びコピー問題です。
 人間なら双子に置き換えれば分かりやすいかもしれませんが、環境により性格が変わる例といえばいいのでしょうか。

 テーマを掘り下げると深さはあるのでしょうが、本作の11話だけ見るとありきたりだし、メインのモブというべきヒロインの素性を今更説明しなくてもいいのに、と思わなくはないです。コピーのアイデンティティ問題は1話でやりましたし。
 ミニスカ看護士さん、バラバラの身体を組み立てるということは、ちょっと姉妹の関係に違いはありますが「ブラックジャック」のピノコといってもいいかもしれません。

 来週あたり最終回かもしれませんが、しかし、この作品はキャラの内面が弱いので、寓話というか未来の日本昔話として、1話完結なら優れた話なんですけど、メインの登場人物に感情移入できない弱さがあります。いまさら看護士さんの素性いる?という気はしました。母親がいる場所がアジア的なのでインドつながりで現地の状況の説明がしたいのかもしれませんが。

 キャラが弱いのは「蟲師」と同じ欠点ですね。「ブラックジャック」がいかに優れていたかが分かります。{/netabare}


 

投稿 : 2024/05/18
♥ : 19

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

オマエらなぞ頭の悪いエンドユーザーに過ぎないと、視聴者を馬鹿にしたSF風アニメ

 最終話(12話)まで観ました。2023.10.02

 前回の予想が外れました。なんと、旅立ちの前日譚、ミニスカナース・リサとの別れ云々の話だけで終わりました。

 何か、逃げられた感じです。続きは原作読めと言うことでしょう。

 この作品、視聴者を根本的に馬鹿にしています。要するに、視聴者は末端消費者に過ぎず、商品にブラックボックス部分があっても喜んで受け入れろ!ということです。

 これは、世界観描写のための努力を放棄したことの正当化にすぎません。

 人間は何やわからんからちゃんと描かない。AIも何や分からんからちゃんと描かない。でも、受け入れろ!という甘えです。

 須堂ママのコピーがいる国は内乱状態で、ヒューマノイドが襲われたりしているそうですが、何のためにヒューマノイドがその国にいるんでしょうか?

 人間は、頼んでもいないのに父親と母親が勝手に作って増 え、誕生したからには不本意でも生きるために色々しないといけませんが、人造人間は勝手に紛争地では増えません。誰かが意図的に供給しないといけません。

 自然増しないので、中立な一般市民ヒューマノイドは存在しません。全て戦闘員か戦闘補助要員と考えるのが妥当でしょう。

 何もかもが根本的におかしいです。須堂さんはコピーママを見つけてどうするんでしょうか?オリジナルママと一緒に懲役食らわすの?それとも破壊するの?

 紛争地で生き残っているということは、元が市民でも、今は何らかの方法で戦闘的に生きているはずです。

 そんなの見つけてどうするの?謎です。一つ疑問を持つと謎の世界観のせいで、次々と疑問が生じて、登場人物の一挙手一投足がおかしく感じる不思議なアニメでした。
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 11話まで観ました。2023.09.25

 Aパートはミニスカ看護師リサの掘下げ回ですが、どうでもいいです。両親が居なくなって弱ったリサを須堂が口説いたという悪質なエピソードでした。医師の倫理規範的にどうなのこれ?

 あと、簡単にコピー作れ過ぎなんだよ!フザケてんのか?適当なボディーもそこら辺に有りすぎだろ!ヒューマノイドの存在が軽すぎます。

 Bパートは、須堂ママのコピーの居場所が明らかになったので、須藤さん、ママを探しに行くとか言い出してリサを困らせます。

 コピーを見つけても、流出した元データ見つけないと意味無くない?それとも、1スキャン1複製しか出来ないのかな?
 
 コピーが一体しかいないなら、須堂ママはそんなに価値が無いということじゃね?単なる主婦だし…。

 特殊能力もない奴をコピーして、何の意味がある?金も時間もかかるし、逮捕されるリスクを侵す意味は?有名人なら、コピーしてバラされたく無い記憶を人質にとるとかありますが、パンピーなんてどうすんのよ?

 もし、今の自分が大量コピーされて世界にばら撒かれても、社会にボンクラが増えるだけなんですが…。自分の複製が社会の驚異になるとか、どんだけ自分好きなんだか…。

 だいたい、素人の須堂が行くことある?プロに頼めよ…。意味不明です。

 次回のオチは、どうせコピーも普通に暮らしていて、家族とかいて須堂のアホが葛藤するんでしょ?

 次回予測当たったら、マジでクソなんですけど…。次回最終回、楽しみです…。

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 10話まで観ました。2023.09.16

 何となく物語のテーマが分かって来ました。超高度AIに管理運用される超管理社会で人間らしく生きることの悩みを描きたいというのは分かります。

 ただ…、やっぱりヒューマノイドは必要ありません。登場人物は電脳化された人間だけでも話が成立します。

 何故、作品中で悩むのがヒューマノイドだけなのか?漫画家、ヤンキー、スピリチュアル、同性愛者、精神異常の殺人鬼と、色々なヒューマノイドが登場しますが、全員存在が軽いです。

 人間は管理社会に適応しすぎて何も感じておらず、超高度AIが管理社会維持のためにヒューマノイドを一定数社会に供給しており、そのヒューマノイド達が管理社会の矛盾のためにバグっていると言うならまだ分かります。

 ただ、そんな設定は今まで観てきても無さそうです。SF設定自体が作者の手に余っている感じです。

 また、そんな設定があったら、そもそも主人公のサイバネ医師の存在が物語から浮いてしまいます。
 
 各話結論を出さない作風も、オチを考えてないだけにしか見えないので、視聴者側が考察したりして付き合ってやる気にもならないのは残念です。
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 8話まで観ました。2023.09.03

 異性愛者じゃないレズビアンヒューマノイドのお話…。視聴者馬鹿にしてるの?

 チンポ生やして出直してこいやぁ!以上終わり。

 ヒューマノイドの社会的位置づけが不明なのが感情移入と理解を妨げます。そもそも人造人間ごときに恋愛感情や性欲持たせる意味があるのか?性別も意味不明です。

 人間と人造物を同一視してるのは、どうにかした方が良いです。

 主人公がご自慢の技術でちょいとイジって男形のボディーに換装してやれば5分で終わりだろが!

 クソみたいな手癖で作った様な物語に、当事者にとっては深刻な問題をつまみ食いしているのは、非常に不愉快です。

 考察やエモさを求めているのでしょうが、人権問題をガバガバの設定の世界観の物語で軽々しく取り扱うのは、オチがどうなるにしても許される範囲を超えています。

 もう少し、世界観設定を練り直して出直した方がよろしいかと思います。
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 7話まで観ました。2023.08.19

 Aパートは、ヒューマノイドと人間が混在した家族の悩みを主人公が医療で解決!的なお話でした。

 また、混在家族についての説明がありません。人間も、木の股から産まれてくるの?それをヒューマノイドが拾って育ててる社会なの?説明不足過ぎます。慣れませんねぇ…。

 んでもって、ヒューマノイド爺がDV爺という救いの無いオチで…。人間ならともかく、人造人間なのに性格が悪く、暴力を行使してくる奴なんて、存在する意味が無いだろうが…。前の話みたいに性格も矯正すれば良いのに投げっぱなしです。

 Bパートはクレーマー対策のヒューマノイドの話で…。これも世にも奇妙な物語みたいで投げっぱなしでモヤっとするオチでした。

 何か子供騙しのショートストーリーが続きますねぇ…。主人公のママの記憶を探す話はどうなったんでしょうか?いくらやっても世界観は深まりません。

 寧ろ、矛盾に矛盾を重ねているような気がします。こんな、世界観に芯の入っていない物語、作っていても面白く無いんじゃなかろうか?と心配になります。

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 6話まで観ました。2023.08.13

 コレ…、制作しているスタッフの皆様の頭の健康が心配になるレベルのお話しです。

 人間と見分けがつかないほどの高性能AIを搭載したヒューマノイドが既に居るのに、今更産業用ロボットが人間の技術や生活を学ぶ理由って何です?

 益々ヒューマノイドの存在意義が不明になりました。人工物のくせに人間と同じ様に歳をとり、大した能力もない奴らなんて、要らないじゃん。

 現代社会に覚える君やパーマ君が登場することによる、社会との軋轢を描くなら分かりますが、ヒューマノイドが既に存在する社会では話が成立しません。

 はっきり言って、6話は5話以前の話と矛盾します。ヒューマノイドは社会に受け入れられている!以上説明終わり!で突っ走るつもりの様です。

 SFとは名ばかりの、自縄自縛の設定を無視して話を展開していくのは、視聴者を馬鹿にしているとしか思えません。

 早く、ヒューマノイドの存在意義と意味を作中で説明してもらいたいものです。
………………………………………………………………………

 5話まで観ました。2023.08.09

 相変わらず酷いオムニバス形式の1話完結ものです。出来の悪い仏法説話みたいな気持ち悪さに溢れています。

 そもそも、所与としてのヒューマノイドの存在に納得がいきません。ロボット三原則とかの制約もない製造物が人間社会に跋扈しているなら、その存在理由を明示すべきです。

 ヒューマノイドはアル中だったり、発達障害だったりするのが混じっている上に、性衝動もある危険な連中です。

 連続強姦殺人ヒューマノイドとかが出現したら、製造者責任は誰が取るんですか?

 人間に関係なく存在している妖怪や付喪神とかと共存している社会とは、意味合いが全く違います。

 ヒューマノイドはどっかの工場で作られているんでしょ?それとも勝手に繁殖してるの?だったら物語上で明示しないといけません。

 人格の書き換えが簡単に出来るのも問題です。人間ならアル中は絶対に完治しない病気と言われています。できるのは、だましだまし問題行動を起こさないよう制御して生きていくことだけです。

 そんな難治な病気も、大した設備無しに改善出来るなら、人格改変の悪用も可能です。大量の殺人鬼を野に放つことも出来ます。

 また、主人公のヒューマノイド母が懲役食らっているのも意味不明になります。

 人間なら、自由意志に基づく有害行動に対する罰として有効な懲役ですが、人格改変出来るなら、問題行動しないように書き換えて、釈放すれば良い話です。

 賢者スイッチを搭載出来たり、人格改変出来るヒューマノイドに、自己決定権などそもそもあるのか疑問です。

 自己決定権を重視する近現代社会という概念も理解出来てないアホが原作書いているのでしょうか?それともアニメ化による改悪?

 どちらにしても制作サイドの質の悪さのみが悪目立ちするなろう以下の駄作であることは間違いありません。

 クソアニメ以前の問題で、視聴者を馬鹿にしている、もしくは視聴者など、社会構造を理解していない動物みたいな連中だと思っているとしか考えられません。

 マジで気分の悪い不快アニメです。

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 3話まで観ました。2023.07.23

 やっと話の構造が分かってきました。SF的な設定は、エモい話を作るためのダシでしかないのです。

 少年と玩具AIのクマとの話には少しうるっときますが、ヒューマノイドねーちゃんとセックスロボットとの話はカオス過ぎんだろ!

 性的サービスをする産業用AIを搭載したセックスロボ君は、心が無いから人権も無いらしいです。

 ヒューマノイドは心があるので人権はあるのですが、人間との生殖機能は無いそうです。(2話で言及)

 んで、人間の男とデキたヒューマノイドねーちゃんが、愛用してきたセックスジゴロボをどうすっかなという話が軸の3話ですが…。

 人間の男からしたら、人工愛人の人工女性器をゲットダゼ!避妊しないで中出しし放題ダゼ!でも、子供は出来ないゼ!何のための恋愛?と、思ってたら、人工愛人が人工セックスピストルズを飼っていて、人工男性器と人工穴兄弟に知らずになってたという…。カオスだなぁ。

 そもそも、ヒューマノイドと他の産業用AIとの差がはっきり提示されてないので、アニメで上手く描けて無いです。

 産業用AIは、記憶の上書きや消去が出来るけど、ヒューマノイドはしてはいけない、だから学校で教育をワザワザする。しかも、大して能力も高く無い…。

 オンリーワン性を担保し、人工物の人間ゴッコのために凄まじいコストを負担する社会って何?しかもア・ソ・コの世話までしてやってる…。

 原作マンガは、この辺上手く処理しているのかもしれませんが、アニメでは単なるカオスです。 

 プラスチックメモリーズでは上手く誤魔化していたアンドロイドと人間の性の関係を何も考えずに表に出してしまって、これからどうするんでしょうか?

 変態ロリコン用の幼女型、ショタ型もあるんでしょうか?もう、何でもありですねぇ。

 後、性能を抑えているから産業用AIには心が生じず、人権も認めないというのは、ナチや優生思想のファシストの発想です。

 人権というのは、本来能力で線引出来ません。認知症の老人は自己決定権の制約を受けたりしますが、処分していい理由にはなりません。

 セックス産業に従事する者は人間だろうとAIだろうと劣る存在だと作者は言いたいのでしょう。そして、酷い扱いをしても良いと…。

 馬鹿が人権など、繊細な問題をSFの皮を被った物語で語るから、クソアニメになる典型です。
………………………………………………………………………
 2話まで観ました。2023.07.15

 ヒューマノイドの看護師ちゃんカワイイ!以上感想終わり!

 AIと人間の相克を描きたいのは分かりますが、前提として金と資源をかけてまでヒューマノイドを生産している意味がやっぱり不明です。

 なぜ、人間よりスペックの劣る道具を生産する?ヒューマノイド達は人間と一緒に学校に通っていますが、知能も運動能力も人並みなようです。

 この物語は、道具と人間の関係性を履き違えています。人間の生産する道具は、あくまで人間の能力拡張、もしくは人的損耗を代替するものに過ぎません。

 分かりやすいのは、戦闘車両と兵士の関係です。一次大戦で戦車が発展するのは、歩兵の突撃では人的損耗が激しすぎるので、装甲で防御された機械で突撃し、機械の損耗で人的損耗を代替するプラス兵士の戦闘能力向上という発想に基づいています。

 現代のウクライナ戦争とかでも同様です。戦闘車両がやられても、搭乗員が無事なら良いのです。

 ロシアはいくらでも兵士を動員出来るという発想で戦車を作っているので、兵員の戦闘力向上重視で人命軽視ですが、それも道具としては正しい発想です。

 視聴者がヒューマノイドの精神性を重視するか、道具としての側面を重視するかで、SF作品としての評価が180度変わるのは、良いSFとは言えません。

 看護師ちゃん、道具のくせに嫉妬したりする余分な感情要らんよと思う人は、こちら側ですね。まさに踏み絵…。

 ヒューマノイド関連の設定がもっと納得出来ると良作になりそうなので、今後の展開に期待です。単なるエモい話で終わりそうな感じはしますが。
………………………………………………………………………

 1話追記です。2023.07.09

 本作品の描きたいテーマは何となく分かりますが、設定上の大きな問題は、資本主義を舐めすぎている点です。

 我々の生きる資本主義社会は、マルクスが解明したように、基本的に人間の労働力の搾取の上に成り立っています。

 これは別に、強制労働させられているという意味では無く、企業が労働の対価として、労働者の人間としての再生産費用を全額支払っていないという構造のことです。

 我々は、働いて稼いだ金で生存のために色々なサービスを買ったりしていますが、次世代労働者、いわゆる子供の育成は、ほぼアンペイドワークとして親に強制させられています。

 政府や企業の子育て政策が中途半端なのは、この子育ての費用と手間を完全負担すると、コストがかかりすぎて、労働者からの搾取構造が破綻するからです。

 勝手に人間が増えて、労働力を売る段階まで勝手に成長するのを期待するのが、資本主義の本質です。
 
 歳をとって、労働力として役に立たなくなったら、自己負担で死ぬまで養老院に入るか、家族にアンペイドワークで介護させるのです。

 しかし、ヒューマノイド達は違います。人間と違って完全な生産物です。生産物なら減価償却まで使い潰す必要があります。

 自由意志など持って、フラフラされては、コスト回収が出来ません。

 人間なら、ラーメン屋をやって、究極のラーメン作りを目指したりするとかも許容出来ますが、道具ごときが試行錯誤すること自体、コスト面から許容できません。

 仮にただ同然でヒューマノイドがどこからか湧いて来るなら、もう人間の労働者は必要ありません。ヒューマノイドの労働力を搾取する究極の資本主義の完成です。

 AIがどうこう言う以前に、現代の社会構造に何ら変革が無い状態で、ヒューマノイドと人間が共存している世界などを偉そうに設定している時点で、SF作品としては二流以下です。

 良い感じで、視聴者を泣かせる雰囲気を作れるかに、欺瞞は感じますが、作品の正否がかかっている感じです。
………………………………………………………………………

 1話観てのレビューです。2023.07.08

 待望のSF作品ですが…。AIとか人造人間とか出てくるわりには、あまり社会が進化してません。

 アンドロイド達(以外、ヒューマノイド)と一緒に人類が生活してますが、ヒューマノイドにラーメン屋の親父をやらせたりする意味がわかりません。

 コストをかけてまで、人間とヒューマノイドを置き換える意味がある?もっと、コストに見合った仕事をさせなさいよ!

 ヒューマノイド達の人格がいくらでもコピー出来るのもなぁ。そもそもヒューマノイド達に自分が作り物だという自覚があるんでしょうか?

 自分が人間だと思っているなら、ワザワザ人間を下位互換の人造物に置き換えている意味が益々わかりません。

 ヒューマノイド一体作るためのコストが不明なので、コスト回収度外視で人間ゴッコさせてる意味の説明は作中あるんでしょうか?

 人間だから、自己同一性とかオリジナリティとかが重要なテーマとして物語になりますが、複製出来るヒューマノイドごときが記憶がぁ〜とかで号泣するのは、ぽか〜んです。

 タック二階堂さんも書いてらっしゃいますが、作中人物と視聴者の感情に深刻な乖離があります。

 あまり、期待出来ませんが、SFなので視聴は継続します。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 9

64.5 34 2023年夏(7月~9月)アニメランキング34位
おかしな転生(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (123)
390人が棚に入れました
貧乏領地・モルテールン領の次期領主として期待される少年・ペイストリー。 幼くして類まれな才能を発揮する彼の前世は、将来を約束された天才菓子職人だった!! 「お菓子で笑顔を作ってみせる」 変わらぬ決意を胸に、転生した世界でもお菓子作りに励むペイストリー。 だが、若き少年に数々の苦難と試練が降りかかる。 領地を襲撃する盗賊に、一癖も二癖もある腹黒貴族たち、さびしい懐事情に、水も乏しく枯れ果てた土地と前途多難……。 立ち向かう武器は、持ち前の知略とお菓子作りへの愛情。果たして、ペイストリーは幸せ溢れる領地を作れるのか!? 甘くておかしな王道スイーツ・ファンタジー開演!

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

なろう主人公は、アニメ化するとヘイトを集めやすいようで…。

 最終話(12話)まで観ました。2023.09.19

 コミカライズ版を読むと、何となくそういうもんかなぁと思う物語も、アニメ化すると、そんなことあるか〜い!とツッコミたくなるのは何でだろ〜♪

 戦争は呆気なく終わり、武勲を挙げられず落ち込んだスクヮーレを、我らが主人公、天才パティシエのペイス様がタルト・タタンを作って慰めます。

 ペイス様、タタン姉妹の故事から失敗しても大丈夫的な、いい感じの話をして、鬱になったスクヮーレを慰めます。いや〜良かった!

 ただ…、タタン姉妹って、転生した世界の話じゃないですよね?転生者のペイスしか知らないエピソードです。

 タルト・タタンも異世界人が初めて食べるもののハズです。スクヮーレが以前食べていたら、そんな話聞いたことね〜よ?と思うハズです。
 
 しかも、タルト・タタンにまつわる話は、タルトを作ろうとして失敗したけどリカバリーして美味しいお菓子になったというエピソードです。

 これ、裏を返せば、もともと美味しいタルトを作るためのものだったから、失敗しても美味しいお菓子になったよというもので、大貴族のスクヮーレにとっては、戦で失敗してもテメェは素材(身分)が良いから、美味しく食べられる(利用価値がある)んだよ(笑)という、壮絶な嫌味にも受け取れます。

 エピソードとして、評価が決まって無いお話を、良い教訓話にするには話者に権威が必要です。

 タルト・タタンには失敗を転じて幸いとなすという教訓があるということを、少なくても知識階級が共通認識として持っていなければ、悪い方へ受取る可能性もあります。

 この世界で初めて開陳された話を、戦闘力を評価されてるとは言え、領民200人くらいしかいないゴミの様な貴族?のクソガキにされても、大貴族様は良い方向に受けとらないでしょう。

 一事が万事、この調子のお菓子な転生ですが、漫画版を読んでみて思ったのは、作者がアホなんじゃなくて、アニメ化に問題があるように感じます。

 小説や漫画だと、脳内補完で読み飛ばせるエピソードも、より解釈の遊びの少ないアニメだと、矛盾が噴き出して面白さを阻害します。

 要するに、ガバガバなろうをアニメ化するには、もう少し演出を工夫してエピソードに説得力を持たせないといかんなぁと言うことです。

 工夫次第では、もう少し面白くなりそうな物語だったので、とても残念です。
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 11話まで観ました。2023.09.12

 主人公、相変わらずお菓子を作りませんねぇ。そして、ヤギを取り返すとか言い出し、パパとともに援軍として戦争に参加します。

 しかし…万を超える兵力がぶつかり合う大戦争に10人位の手下を連れていって何をするつもりなんでしょうか?しかも、大半農兵なんですが…。

 でもって、フバーレク辺境伯から一個中隊の兵力を借りて戦いに参加します。

 何か、ヤバい感じしかしません。縁戚になる予定とは言え、よそ者に軍の指揮させます?フバーレク辺境伯には人材がいないんでしょうか? 

 万が一、領主親子共々討ち死にしたら、どう責任をとるつもりなんでしょうか?従うフバーレク軍兵士も嫌でしょうねぇ…。寧ろそれが狙いか?
 
 なろう的ガバガバ戦争勃発で次回最終話…。作者の能力に余る展開は辞めといた方が良い様な気がします。
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 9話まで観ました。2023.08.29

 主人公、やっとパティシエらしくお菓子を作りましたが、ベッコウ飴とりんご飴…。天才パティシエが作るお菓子のレパートリーかこれ?

 砂糖が超貴重なのは分かりますが、この世界、お菓子が無いわけではないんですよね…。

 実際、レーテシュ伯のパーティーでも、色々うまそうなお菓子がテーブルにならんでいるのですが…。

 なのに、ベッコウ飴は貴族達に絶賛されます。ちょいと細工した飴なんかそんなに美味いか?

 しかも、駄菓子みたいにデカい瓶に入れてあるのを貴族達に食わせて…もう少しカラフルな包に入れるとかしないの?近所の甘味に飢えたガキに駄菓子を配ってるんじゃないんだからさぁ…。

 ヘイヤンキー!ギブミーチョコレート!GHQの兵士じゃないんだから、もう少し演出を考えた方がよろしいかと。

 作者があまりお菓子に詳しくないんだろうなぁ…。多分調べてもいないんだろうなぁ…。なろうだなぁ…クソか!

 許嫁のリコリスがメンヘラなのも含めて、周囲の知能サゲの中途半端に主人公ゴイスー!で、観ていて疲れます。

 こういう、端々に炸裂するレベルの低さがなろう品質でたまりません!

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 8話まで観ました。2023.08.22

 主人公、敵対組織を退けて自領に戻り、領地経営とお菓子作りの準備をします。危惧したとおり頭の悪いなろう節が炸裂します。

 降水量が少ないから貯水池造ろう!敵から転写した能力でパパっと巨大なやつを造ってしまおう!コレで農作物も木も育てられるね!

 もう、作者アホなんじゃないかと…。降水量が少ない土地で貯水池造ってどうやって水を溜めんだよ…。

 川から水を引けば良いなら、パパ達がとっくにやってんだろ…。灌漑は農業の基本だろが!

 今まで井戸からしか水を汲んで無かったそうです。何?天水で農業やってたの?新石器時代の始めの方の農業レベルじゃん…。異世界人、知的レベル低すぎ…。

 いや〜、農業舐めてますねぇ。私、こういう技術や文明にリスペクトの無い話の作り方は許せません。前期の自重を知らない神々の使徒並のクソっぷりです。

 また、転写魔法も、いくらでも相手から魔法を転写してストック出来る様です。制約なしでいくらでも他人の魔法使えるんか…。

 シャーロットの主人公じゃ無いんだから、行き着く先は化物じゃんか…。ご都合主義過ぎます。

 パティシエが異世界へ転生し、色々苦労してお菓子を作る話は、やり方次第ではとても面白くなりそうですが、作者の能力が足りないのと、専門知識を調べる手間を惜しんでいるので、こんなことになるんでしょうねぇ。

 アニメ制作側も、原作がガバガバなのは分かってるんでしょうから、コンコンと水が流れる水路の映像を作って無いで、もう少し考えろよと小一時間説教したい所です。

 パティシエマジでどこ行ったよ?な8話でした。(´Д`)ハァ…脱落しそう…。
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 6話まで観ました。2023.08.08

 主人公のパーパの瞬間移動能力、凄すぎるだろ!何人も任意の場所に転送出来るって無敵じゃね?

 何で貧乏領主に甘んじてるの?密輸でも何でもすれば、巨万の富が築けますよね?

 主人公も、その能力を転写出来るなら、さっさと令嬢連れて逃げればよくね?

 世界観を破壊しかねない何でもありの能力のせいで、お菓子の国を作るとかの初期目標が吹き飛んでいます。こんな能力あるなら、直接お菓子を出せる能力者もいそうです。

 能力に制約が無さ過ぎるので、話に全く緊張感がありません。盗賊との戦いも、もっと簡単に終わったのでは?

 やっぱり、なろうのご都合主義を煮詰めた様な作品でした。パティシエ関係ないじゃ〜ん!

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 4話まで観ました。2023.07.26

 主人公、一応領主様しております。盗賊団に村人が結構斬り捨てられてましたが、死者ゼロだったらしいです。

 ただ、端々に怪しい発言が多い気がします。従者の一人が盗賊頭に腹を切られた時も、「止血優先!傷は残っても良い!」とかのたまいますが、お前何もせんのか〜い!

 そもそも、医療技術的に助かる傷なのか?という疑問があります。

 有名な雑兵物語にある、戦場での腹の傷の治療法みたいに、傷口に焼酎ぶっかけて其辺の糸と針で縫って、馬糞を水でといたものを飲む位の医療水準でしょ?

 お菓子作りに以外に知識チートが無いはずの主人公の今後の活躍に期待大です。(嫌味ですよ…。)

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 2話まで観ました。2023.07.14

 盗賊団と激突!防衛戦です。展開的には、何でパティシエにそんな軍事的知識があるんだよ!と、ツッコミが入らない程度の穏当さでした。

 気になる戦闘描写も無いことは無いのですが、まぁ、許容範囲です。

 その位置から投石したら、主人公の後頭部に石が当たるんじゃね?とか言い出したらキリがありません。

 この戦闘、今後のお菓子作りに意味があるのか不明ですが、胸くそ展開にならず終わり、良かったです。

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 1話観てのレビューです。2023.07.04

 パティシエが転生!異世界にお菓子の国を作るのが主人公の目標です。

 この、目標があるのは重要です。結構、転生系なろうは主人公に目的が無く、無自覚イキリ俺tueeeeeeee!でイライラすることがありますが、本作品は安心感があります。

 ただ、盗賊団が2ヶ月後に来襲予定とか、どうして分かるのか不明な設定があったりと、世界観を詰めていない感じがヒシヒシ伝わってきます。

 日露戦争で、ロシアのバルチック艦隊が日本に迫って来ているのとは訳が違います。

 当時から電信がある上に、旅順港を目指していると公言し、航路もほぼ絞れるので艦隊の大体の位置が分かりましたが、盗賊の位置は魔法かなんかで追跡してるんでしょうか?

 この辺が、所詮なろうな感じです。盗賊達は一日10km移動していても、600km向こうから攻めて来てるんでしょうか?30kmなら1800kmですよ!?

 しかも、明確に主人公達の領地を目指している理由は何なんですかね。マジで頭が悪いです。

 本当になろうってレベルが低いです。最初からガバガバ設定が露呈していますが、上手く誤魔化せれば、少しは面白いかもしれません。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 6

名無し さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

サムネ詐欺、タイトル詐欺

まず、とにかく話が薄い。
現在5話にて、登場したお菓子は1個。
料理系アニメは『異世界食堂』『異世界居酒屋のぶ』『とんでもスキルで異世界放浪メシ』などがあり、それのお菓子版を期待していたが、検討はずれだった。
最強スキルで稼げる算段がついたのなら、デフォルメキャラのアニメーションで稼ぐシーンはカットして、さっさと材料揃えて、お菓子パートにして欲しいと思うのは私だけでしょうか?
意味不明最強スキルで物語描きたいなら、
『転写スキルで無双します』とかのタイトルでよくない?正直父親のワープできるスキルも蛇足。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

パティシエが異世界に転生したら

原作未読 全12話

現世で事故で亡くなったパティシエが、剣と魔法の世界の辺境の貧乏領主の息子として転生して、お菓子と機転の良さで活躍していくお話です。

滅茶苦茶強くはありませんが、ある能力を使っていて色々な事件や争いごと次々と解決していきます。

お菓子がメインのお話だとは思いますが、もう少しお菓子のバリエーションがあってもいいかもと思いました。

キャラクターはみなさん可愛いですね。

危機的な状況もいくつかありましたが、早く解決してしまいます。

お話は切りのいい所で終わっています。お幸せに〜

OPはsanaさん、EDはYuNiさんが歌っています。

最後に、この作品を観ていたら久しぶりに〇〇○飴を食べたくなりましたw

投稿 : 2024/05/18
♥ : 12

64.2 35 2023年夏(7月~9月)アニメランキング35位
魔王学院の不適合者 Ⅱ ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~第四章《大精霊編》(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (71)
361人が棚に入れました
暴虐の魔王《不適合者》が魅せる新時代への軌跡 第四章《大精霊編》 原作:秋 氏によるライトノベル。WEB小説サイト「小説家になろう」にて2017年4月より連載が開始、そして、電撃文庫(KADOKAWA刊)より2018年3月から刊行。 現在までシリーズ累計部数は220万部を突破している大人気小説。イラストはしずまよしのりが担当。 2020年7月にTVアニメとして第1期の放送が開始し、これまでにない主人公の圧倒的な存在感や魅力的なヒロインたちは、国内外で多くの反響を得ました。 そして、放送から2年の時を経て、《不適合者》が帰ってくる! 原作でも人気の高いシリーズ最大のエピソード《大精霊編》が遂にTVアニメ化。 魔族と人間の戦争を阻止したアノスの前に現れたのは、暴虐の魔王を滅ぼす新たな“神の子”だったー。 あらゆる理不尽をものともしない《不適合者》の新たな戦いが始まる。 「この平和な時代に転生し、俺も一つ手加減というものを覚えた」

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

アノス様のアノス様によるアノス様のためのアニメ

アノス様の声優変わったけど1期から時期が開いているのであまり違和感はないです、それよりやや不安定な作画のほうが気になるかも
チート無双系ファンタジーにしては設定が結構細かくて、真剣に見てないとついていけなくなります

アノス様の魅力は強さというよりも次元の違いを見せつけるところでしょうか?
どのような危機に陥っても敵がどれだけ卑怯なことをしてきても、何の問題もない、すべて想定の範囲内だと言わんばかりの堂々とした態度で敵をはるかに超越していくので圧倒的な安心感を与えています
すべてを超越した存在って感じがして、そこが他にない魅力だと思いました

投稿 : 2024/05/18
♥ : 14

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

俺つえー系の中でも高めの評価をしています。

典型的な俺つえー系作品なのは間違いない。
いや、俺つえーと言うよりも、さらに格が一つ上かもしれない。
理不尽なまでの自己肯定・・・。

「〇〇したくらいで、俺が〇〇すると思うなよ」

をそのまま受け入れれないと、この作品に対して「何でもアリかよ!」の評価は避けれらないかもしれません。
そして、そこが「つまらない」と思ってしまうセンスの方にはなかなか合わない作品かもしれませんね。

私自身は、1期のレビューにも書いたように、

「・・・だって、魔王だし・・・」

で片付けてしまったので大丈夫です。

一応、もう少し詳しく説明をしておくとすると、そもそもキャラクタの容姿やデザインが割と好みだったのと、しばし視聴をしてみて、内容も好みのタイプだったので・・・、上記のセリフ、設定を「様式美として受け止めた」という事になりますでしょうか。


さてと、物語についてなのですが、序盤は少し説明が足りなかったかもしれません。
しばらくぶりのシリーズ視聴であった為と私自身の理解力の足りなさからか、しばらくは物語に入り込めず、流れだけを見ているような感じでした。
ちょっと苦戦をしました・・・w。

パッと見には前期の路線とだいぶ変化をしたようにも思えました。
学園内でのヒエラルキーやパワーバランス、仲間を増やす過程がひと段落したので、その設定やキャラを活かして、重きを置くストーリーの路線を変化させているようにも見受けられました。
もちろん、これは本筋というかメインのストーリーラインがある上で、の事です。
逆に言えば、それだけ路線チェンジをしたり、幅を広げられる多くの要素を持っている作品であるという事が言えるかもしれません。

今クールの視聴後の所感を言わせてもらうとすると、
「きちんと2000年にも渡る壮大なラブストーリー、親子の物語、種族を超えた物語を描いていたなぁ」との印象です。

これは、大したものだと思います。
ただ、私自身も序盤からの理解不足を引きずったままだったこともあり、時間の流れや、初登場キャラや既存のキャラの敵味方、キャラ同士の細かい関係性をしっかり捉えていないのではないか、との思いが残っており、時間と機会があればもう一回観てみたいと考えているくらいなので・・・、ファンタジーが苦手な方、あるは数千年単位の時間の飛躍などを受け入れられない方は困ってしまうかもしれません。

もちろん、この骨太な物語を描いていく上で。
前作からの流れを引き継いでの設定や人物の心情の変化など、軽いカタルシスを得られる場面や、仲間感が伝わるエピソードも盛り込まれていました。


個人的には、総合的に1期(も好きでしたが)が少しお子様チックだったとすると、2期は少しだけ大人っぽい作品に仕上がっていたと思います。
大切な人に対する思いや、親子の情なんてものを少しでも実感できるような年齢になっている方には刺さるのではないかと思うのですが、言いすぎでしょうかw。


作画については、特に観ていて障害になるようなポイントは無かったと思います。
トレス線もシャープで、色合い好みでした。
特に破綻などもない印象でしたし、魔法関連のエフェクトも違和感なく視聴できました。




・・・ほかの方のレビューを拝見すると、最後のアレについて賛否あるようでしたが・・・、確かにwww。

ですが、これもこの作品の持つ「様式美」と捉えるしかないのではwww。









・・・1クールに一回くらい歌わせてあげましょうよw。





あくまでも、個人の感想ですが、
ある意味、究極の俺つえーを乗り越えれば、楽しんで観れる作品に仕上がっていると思います。

ラストにはto be continuedの文字が・・・。
素直に次シリーズを期待、待ちたいと思っています。

それまでに、もっかい見る機会を作ってみるかーw。
皆さまも機会がありましたら、観てみていただければ幸いです。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 12

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

暴虐の魔王、再び――

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期は視聴済です。

アニメーション制作がSILVER LINK.さんなので、安心・安定の作品と言っても過言ではありません。
そしてこの作品もコロナの影響を受けてしまいました。
2023年の冬アニメとして放送されましたが途中で放送延期が発表され、2023年の夏アニメとして再度第1話から双方されました。

こればかりは仕方ありませんよね。
寧ろ、放送を延期してクオリティを落とさなかった英断に感謝したいくらいです。


暴虐の魔王≪不適合者≫が魅せる新時代への奇跡 第四章≪大精霊編≫

原作:秋 氏によるライトノベル。WEB小説サイト「小説家になろう」にて2017年4月より連載が開始、
そして、電撃文庫(KADOKAWA刊)より2018年3月から刊行。

現在までシリーズ累計部数は220万部を突破している大人気小説。イラストはしずまよしのりが担当。
2020年7月にTVアニメとして第1期の放送が開始し、
これまでにない主人公の圧倒的な存在感や魅力的なヒロインたちは、国内外で多くの反響を得ました。

そして、放送から2年の時を経て、《不適合者》が帰ってくる!
原作でも人気の高いシリーズ最大のエピソード《大精霊編》が遂にTVアニメ化。

魔族と人間の戦争を阻止したアノスの前に現れたのは、暴虐の魔王を滅ぼす新たな“神の子”だったー。
あらゆる理不尽をものともしない《不適合者》は新たな戦いへ。

「この平和な時代に転生し、俺も一つ手加減というものを覚えた」


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

第1期と比べると、物語のスケールがとんでもなく広くなりましたね。
登場人物も多いので、私のお気に入りであるミーシャとサーシャの出番が激減したのは個人的には残念だったかな。

あと個人的に嬉しかったのは、あすみんボイスを久しぶりに聴けたことでしょうか。
最近、出番が少なかったのもありますが、こういう「なろう系」の作品に出演すること自体、珍しい印象があったので。

そして物語の方ですが…1回視聴しただけでは、恐らく理解度は半分くらいなのではないでしょうか。
幹となる物語は追えるのですが、登場人物が多く、名前と設定が難しいので枝葉の部分は正直良く分かりませんでした。

もしかすると、1クールという尺が短すぎたのかもしれません。

そう感じたのはやはりミーシャとサーシャの出番が少なかったからなのかな…
ミーシャを演じるともりる、サーシャを演じるおなつ、共に旬の声優さんです。
ともりるに関しては体調面が気にならないと言ったら嘘になりますが、今期も沢山の作品に出演されているので、激しい運動じゃなかったら大丈夫なのかな?

おなつについては、私が唯一ドはまりしているゲーム「アサルトリリィ Last Bullet」で毎日の様に聴いているものの、サーシャとは立ち位置が違うので、サーシャ成分のおなつを満喫したかったのが正直なところです。

そして嬉しいのは、おなつの趣味が「晩酌」という点です。
私も日々の晩酌は欠かせないので、同じ趣味を持っているのが嬉しい。
いつか晩酌を酌み交わす…ことは無いでしょうけれど、夢を見る分には構いませんよね^^;?
まぁ、You Tubeなどで飲みの企画にも参加されているので、それで我慢しておこうかな(〃ノωノ)

思い切り脱線してしまいました<m(__)m>

この大精霊編がシリーズの中で「人気の高いシリーズ最大のエピソード」と記載されていましたよね。
きっとそうなんでしょうけれど、私の理解が及んでいないのでしょう。
もう一度最初から見直してみようかな…

少なくとも2024年に第2期第2クールが放送されるので、それまでにこのモヤモヤをなんとかしたいと思っています。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、Lenny code fictionさんによる「SEIEN」
エンディングテーマは、ももすももすさんによる「エソア」
個人的にはエンディングが好みでした。

1クール全12話の物語でした。
アノス・ヴォルディゴードは「暴虐の魔王」という設定ですが、これまでそんな暴虐っぷりを見たことはただの一度も無いような…
これも何かの伏線なのでしょうか。
続編の視聴を楽しみにしています!

投稿 : 2024/05/18
♥ : 9

64.1 36 2023年夏(7月~9月)アニメランキング36位
スプリガン(TV版)(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (37)
150人が棚に入れました
かつてこの地球には、優れた文明が存在した。現代では到底及びもつかない知識や科学力を持っていたという超古代人の遺産が、今もなお世界の各所で人知れず眠っているという。 高速の通信網が世界中を覆い尽くし、衛星のレンズが全ての秘密を暴き立てようとしている今、不可思議な“力”を持つその遺産の発掘・研究に大国の軍部が介入し、その争奪戦を開始した。 そんな中、超古代文明の何者かがプレートに綴った『我々の遺産を悪しき者より守れ 』というメッセージを誠実に受け止め、超古代文明を封印する事を目的に活動する組織があった。その組織の特殊工作員を……スプリガンと呼ぶ。 90年代に一斉を風靡した伝説的コミックを、2D作画と3DCGを駆使して鮮烈に映像化! 30年の時を超えて新生する、過激なアクションと古代ロマンに満ち溢れた王道冒険活劇を体感せよ!!

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

往年の名作スプリガン!現代人に受け入れられるかな?いや…センスが古いですね。

 最終話(12話)まで観ました。2023.09.25

 忘却王国編終了です。やはり、話の作り方が古いです。他のレビューアー様のレビューを読んでいても、ひしひしと伝わってきます。

 「Miー24」さんのレビューに、中2病高校生の妄想的とありますが、そのとおりだと思います。

 原作は30年前の少年誌の連載漫画で、メイン読者は高校生と中学生です。異世界転生はまだそれほどポピュラーではありませんでした。

 つまらん学校生活や日常生活をしているけど、実は凄腕の工作員や戦闘員!とかいう設定が、ウケていました。

 私も含めて当時の少年は、異世界転生して戻ってこなくてもかまわん!と思うほど、まだ現世に絶望してはいませんでしたので、スプリガンの設定は調度良かったのです。

 そのため、方舟編や忘却王国編の様に、超古代遺跡の性能が凄まじく危険で、地球の半分が無くなるような最悪の結果を招きそうな物に対して、大した下調べもせずに軽装備で突っ込んで行っても、あまりおかしいと当時は感じませんでした。

 学生にありがちな学校の外は異世界という感覚の上に成り立っている冒険譚なので、社会人になってから観ると、主人公達も敵陣営も頭がお花畑に見えます。

 人類の興亡をかけているので、本来なら敵も味方も、組織力と強力な兵站を背景に占領後の運営も視野に入れたパワーゲームで遺跡に挑んでくるはずですが、これでは主人公が派手に活躍出来ませんし作画も大変です。制作側の都合が見え隠れするのが良くありません。

 昨今は、是非はともかくとして、学生でも社会人でも受け入れてくれる妄想の舞台、異世界転生という優れた装置が開発されているので、本作品のような世界観は、大仰でもったいぶっているだけで、古臭く感じます。

 最終話のCパートで、二期の引きとして、少年兵部隊のエリート兵が主人公を狙って転校してきますが、これも現代の感覚ではウザいだけです。

 敵も味方も何故か学校的日常を守ろうとしますが、学校を物理的に破壊しなくても、主人公が学生を続けられなくなるような嫌がらせはいくらでも出来ます。

 せっかく気合を入れて名作スプリガンをアニメ化したと思うのですが、少年時代のノスタルジー以上のものでは無いという点が、ものすごく残念です。

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 10話まで観ました。2023.09.12

 水晶髑髏編終了です。ネオナチと戦ったり、良くある感じのお話でした。

 原作を読んでいた時は気にならなかったんですが、ゲストヒロインを活躍させるために話に無理があるなぁ〜と思います。

 今回のゲストヒロインは、前に登場した染井吉野と違って素人なのに、ぬらりひょんなのか!?と勘違いしそうなほどカジュアルに敵地に侵入してきます。

 アーカムの護衛とかどうやってまいてるの?気配とか消せるのかな?
 
 まぁ、少年誌が原作なので、気にしてはいけませんね。
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 8話まで観ました。2023.08.27

 7話とともに狂戦士編でした。超古代兵器狂戦士のビジュアルが糞ダサいですが、ちょっと人類に驚異くらいの話がちょうど良い感じです。

 ただ、ラピュタの機械兵ほど怖く無いんですね。兵器としてこなれて無いというか…。

 話はともかくとして、主人公の御神苗さんが、昔流行ったAKIRAの金田みたいな、ちょい不良で斜に構えて高校に通っているのが、時代だなぁ〜と思います。

 現世に帰還したいと、キャラが全く考えもしない異世界なろうに慣れてると、高校生と凄腕特殊工作員の二足のわらじは雑音でしかありません。

 まぁコレ、命掛けで働いているプロとして扱いが酷くても、学生ボランティアだから良いだろ?的な、現在でも続いているサンデー臭なので、アニメ会社が悪い訳ではないのですが、時代錯誤ではあります。

 こういうのが良いと思っていた時代もあるのです。古典の授業みたいですね。
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 6話まで観ました。2023.08.14

 5話と6話は、不老不死のソーマを巡って争う、還らずの森編でした。

 世界の行末がかかっていないエピソードは、結構面白いです。不老不死の薬なんて、ぶっ飛んだ古代文明のオーパーツを前にしたら、大したブツではないので、気楽に観ていられます。

 アクションもかなり頑張っています。スピード感があってよいです。

 原作の問題ですが、たまたま拾った様なアイテムで呪いが解ける理由は?と、少し不自然に感じますが、元が少年誌なので不問にすべきでしょう。

 少し、評価が上がりました。次回が楽しみです。

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 4話まで観ました。2023.08.03

 原作の古さはどうしようもないようです。方舟編解決編ですが…、米軍のサイキック少年に対して、御神苗さん、突っ込む以外の攻撃法がありません。

 原作マンガもこんな感じだったような気がします。凄腕のスプリガンなんだから、もう少し策を練った方が…。

 結局、相手よりたまたま耐久力があったから勝ったよ〜で、全く運任せです。こんなに酷いバトルだったかな?

 世界の破滅を賭けた死闘のハズですが、バトルのレベルが低くてギャグみたいです。

 今後、更に強い敵味方が出てきて原作では物語が茶番化し、失速していくのですが、御神苗さんが負けて、遺跡を米軍に取られても、後詰めの超強い味方キャラが何とかするっしょ!的なアーカムの余裕が感じられます。

 30年前には気が付きませんでしたが、前半の御神苗さん達の死闘は、今後の茶番の伏線だった様です。

 こんなんで喜んでいた、アホな少年時代の黒歴史を思い出させる4話でした。

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 3話まで観ました。2023.07.25

 原作では超面白い方舟編ですが、何とも古臭い感じです。ガキの頃はマシンナーズプラトゥーンとかワクワクしたもんですが、今観るとアナクロな感じです。

 散々イキリ雑魚キャラを観てるからかもしれませんが、新鮮さが皆無です。

 相棒のジャンも、こんなに偉そうなイキリだったかなぁ?と思います。スプリガン最雑魚のくせに…。

 クソ雑魚戦に尺を使い過ぎです。この、言語化は難しいですが、何か古臭くてダサい感じはどうにかしないといけないと思います。イケて無いんだよなぁ。
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 2話まで観ました。2023.07.15

 力が入った作品です。作画も良いです。ただ…古いんですよねぇ。

 ムスカみたいのが出てきたり、キャラも舞台背景もどこかで見た感じです。原作の古さか…。

 今更、綾波系ヒロインが出てくる様なもんです。エヴァから数年以内ならイケてたかもしれませんが、30年後ではヤバさしか無いです。

 後、超古代文明もなぁ…。DoctorStoneで言及されていましたが、採掘しやすい鉱物資源を掘り尽くしているので、現代文明崩壊後に再度文明を復興させるのは不可能らしいです。

 確かに、日本でも、吉野ケ里遺跡で最近話題になった支石墓の発掘で注目されたように、弥生時代や古墳時代の墓から赤色塗料の丹(硫化水銀)が沢山出てきますが、あれも過去日本では沢山採れたのに、今では天然物はほとんど採れないらしいです。

 過去、金並の価値があったので、古代人が取り尽くしてしまったらしいです。

 代替品の酸化鉄なんかはいくらでもありますが、希少鉱物は人類の生活圏にはほとんど残って無いのです。

 なので、超古代文明は完全オカルトです。今時の少年少女にとって、ドキドキが足りないですね。

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 1話観てのレビューです。2023.07.08

 懐かしいです。原作マンガはガキの頃、少年サンデーで読んでました。オリハルコン繊維で作ったアーマードマッスルスーツ、マジで欲しかった覚えがあります。

 ただ…、当時は凄い面白いと思いましたが、さすがに古いです。連載当時はオカルトブームの真っ最中だということが重要です。

 本作でも、1話から宮下文書や神代文字などのオカルティックパワーワードがバンバン出てきます。

 ネットが無い、80年代、90年代前半は、日本における最後のオカルトブーム期でしたが、オカルトに興味があっても、ムー位しか参考文献が無く、さらに深みにはまる危険な世界でした。

 しかし、ネットの普及と一連のオーム事件とかで風潮が変わります。
 
 オカルトもファクトチェックの対象になります。そして、研究も進み、オカルトはいい加減な連中の捏造物だということがはっきりします。

 結局、欧米系のオカルトは西洋系文明以外は宇宙人の仕業で認めないという白豪主義に過ぎず、日本のオカルトも、明治維新以後に帝国列強の仲間入り、脱亜入欧に邪魔になる東アジア的なものを払拭したいという妄想の産物でしかありません。

 神代文字なんて、平仮名さえも漢字由来なのを何とかしたいと考えた奇人達が、ハングルを参考にでっち上げた物です。宮下文書も、明らかな捏造です。しかも、レベルが低い…。

 オカルトが、純真な少年少女を騙すためのものであると白日にさらされた昨今、オカルトベースの本作品が、現代人に受けるとは思えません。

 グダグダ書いて申し訳ないですが、私は今でも矢追純一氏を許せません。 

 矢追純一氏は日本にUFOを紹介した人物で、かつてオカルト番組で一世を風靡していました。

 私もガキの頃、ドキドキしてUFO特集を観ていました。ただ…、氏が怪しい人物だとはっきりした番組がありました。

 2012年3月に、矢追純一氏がなんでも鑑定団に、スペースシャトル、コロンビア号が墜落したときに回収された耐熱タイルだという置物を出品したことがありました。自己評価額1000万円とか抜かしていました。

 ただ…、これあきらかにテレビでも分かるのですが、中学生英語程度の英文で、コロンビア号○回目ミッション達成記念の品だよと書いてあるんですね。

 当然、鑑定士に突っ込まれて、それ程高額な値段はつきませんでした。テレビ文化人がいかにいい加減か、よく分かりますね。中学生レベルの英文も読めんのか〜い!

 私は、氏の番組で騙されたアホな少年の一人で済みましたが、こういったオカルト番組を真に受けてオウム真理教とかに関わってしまい、被害にあった人もたくさんいたのも事実です。

 オカルトが撲滅対象になるのは自業自得ですね。そんな現代社会で、スプリガンは受け入れらるのか?

 アニメは原作依拠らしいですが、内容より、あにこれなどでの評価を読む方が楽しみな作品です。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 5

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

男子中学生が好きそうな設定

良く動くし、個性的でいいアニメですね
小中学生の男子が憧れそうだけど女子が見たらなにがカッコいいのかよくわかんないやつ
どことなく中二病的であまり好みじゃないけど話は面白かったです

この作品は転生はしないけど普通の高校生が実は陰で凄い活躍してる話なので、みんなに認められたい、俺カッコいいでしょ!っていう異世界転生アニメと根本は一緒なのかなって思った

ファンタジー世界なら気にならないことも、現実世界が舞台だから気になることっていっぱいあってモヤっとすることは多かった

投稿 : 2024/05/18
♥ : 9

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

昭和の風を感じてみないか<52>

懐古と作画そこそこだったので見始める。
現代に時代背景替えてるけど、言語者がノートPCならぬ手書きノートだけもって調査に来たり、今やガセネタオーパーツの代表格になってしまった水晶髑髏をそのままマイナーな神秘として扱ってたり、作品に手を入れるだけの素養は不足気味。
キャラ立ても強くてドヤリをストレートにやってる古風さはそのまま。
動きの演出的なかっこよさも不足。
見てるモノが少ない期だったので作業用BGMとしての完走。

プリプリスプリガン<55>
1話視聴。
作画は結構高クォリティ。現代舞台に改変してるけど、名前なしザコの蹴散らしでのキャラ立ては当時臭。
まだらに記憶が抜けてるので教授が御神苗優の調査を頼んでる時に一度会っただけの護衛の調査?となった、自己紹介してなかったし本人も隠してるのね。
ARMSともごっちゃになって混じってる記憶はそのままに視聴していこうかと。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 0

63.7 37 2023年夏(7月~9月)アニメランキング37位
七つの魔剣が支配する(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (134)
443人が棚に入れました
舞台は名門・キンバリー魔法学校。 ここでは卒業までに2割の生徒が、魔道の探究により再起不能や行方知れず、または発狂した末に死に至る。 いわゆる、“魔に呑まれる” という——。 その入学式、覚悟と共に学園の門をくぐる1人の少年・オリバー=ホーン。穏やかで理性的だが、その胸の奥底に秘めたる意志を感じさせる。そんな彼を中心に、様々な出身、背景を持つ少年・少女たちがこの学校に集い、魔法使いとなるべく切磋琢磨していくが、魔境と呼ばれるキンバリーの脅威が彼らに牙をむく。 仲間と出会い、様々な困難に立ち向かうオリバーを待ち受ける運命とは——

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

俺たちの茶番はこれからだ!キンバリー魔法学校は全てが茶番の地獄ってこと?

 最終話(15話)まで観ました。2023.10.15

 サキュパスパイセンは、何やら古の契約により、昇天しました。噛ませ犬のミランダパイセンは、触手でめちゃくちゃに殺られましたが、大丈夫だった様です。しぶとい奴ですねぇ。

 いきなりフタナリのカルロス先輩との因縁が〜とか言われても困りますねぇ。キンバリーならこれが当たり前ぇ〜で片付けるので、全てが茶番に観えます。セリフで説明しないでよ…。

 結局、主人公たちは何もしてないやん…。なんだろうこの、意味が無かった感は?オリバーの復讐も、どうでもいい脇道にフラフラしているので霞んでいます。

 壮大な話っぽいのですが、とっ散らかった話を回収する前に打ち切りになりそうな煮えきらなさを感じます。

 魔に飲まれるといっても、キャラがみんな普段からイカれているので、ワザワザ闇堕ちしなくてもと思います。

 強ければかなり悪さをしてもOKで、先生達も平気で生徒を殺しにかかる様な学校で魔に飲まれる意味とは?

 面白くないわけでは無いのですが、何かこれじゃない感があるファンタジーでした。

 「大重」さんがレビューされている通り、この世界の人々の価値観が良く分からないため、感情移入がしにくく、ただ視聴者が眺めているだけになっているのが良くありません。

 ラスト、サキュパス先輩の闇堕ちも、犠牲者が出ているのに関わらず直ぐに皆んな興味を失うとの描写がありましたが、一事が万事この調子で、事件が起きても全てが茶番として処理されるのは、何とも言えない雰囲気です。

 結局、茶番なので視聴する必要も無い様なアニメに仕上がってしまったのは残念でした。

 物語で一番重要なはずの主人公オリバーの復讐譚も、「ヘェ~すごいでござるねオリバー、拙者も先生達を切ってみたいでござった。」で流しそうな人間性の欠落したキャラばかりなので、緊張感もありません。

 終始、何を観せられているのか?という雰囲気なので、あまりオススメのアニメとは言えないです。

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 14話まで観ました。2023.10.07

 後1話で最終回です。変則ワンクールだった様です。サキュパス先輩推しの話が続きます。

 ゆっくりサキュパス先輩の過去を回想していきますが、みんなそんなにサキュパス好きか?

 この魔法学校、キレるとすぐに同級生を殺すので闇落ちしなくても良くね?とか思います。強きゃ良いんだろ?

 先輩がどうなるのか別に気にはなりませんが、最終回楽しみです。

 主人公達に一撃されて、ごめんねぇからの復帰になりそうですが、今までも茶番劇が続いているのでそれもありかと思います。

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 11話まで観ました。2023.09.17

 後1話でワンクール終了ですが、物語の展開がものすごく速いです。

 9話、10話で仲間とともにダンジョン探索して、先輩からラボを貰って、BBQしてお泊り会して、11話でイキナリ仲間の親戚が名家のボンボンとともに喧嘩をふっかけてきて…。

 仲間がハーフエルフだったり、敵が人狼だったり、ボンボンが俺は家柄が良いから偉いのだぁと言いながら襲ってきたり…。

 しまいにゃ、先輩が闇落ちして、モジャモジャモンスターに仲間達が拐われて…。

 う〜ん。原作小説はもっとゆっくりなのかな?ポンポンと驚天動地な展開が襲ってきて、何か消化不良な感じです。

 原作のストーリーラインをなぞっただけのような展開は、賛否ありそうです。

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 8話まで観ました。2023.08.26

 5話で1話の伏線を回収して、悪いパイセンを倒し、6話でいきなりオリバーの復讐劇が始まり、7話で仲間のメガネが性転換し、8話でイキリ関西弁野郎とバトル…。何がしたいん?

 学園モノは、無制限にキャラを出せるので、上手くやらないととっ散らかるんですが、まさに沼にはまっています。

 オリバーも学園生活をエンジョイするつもりなのか、復讐するのか、場当たり的なので、緊張感がありません。

 復讐するつもりなら、もう少し目立たない方が良いのでは?どうも女侍を始め、キャラを持て余している印象です。
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 4話まで観ました。 2023.07.31

 横暴な同級生、上級生魔導師達にコロシアムでザマァ展開なのですが、そもそも何故に魔導師達はこんなにイキってるのか背景が良く分かりません。

 魔術師達は、良く分からんけど強い神獣が出てきたら、もう駄目ぽ〜。゚(゚´Д`゚)゚。と言ってピーピー泣き喚くだけで、物理攻撃でバタバタやられてしまいます。神獣はマッシュか?アニメ間違えて出てきたのかな?

 そして、トンチキ女侍の説教が始まります。単なるバトルジャンキーにあれこれ言われてもなぁ…。

 特異な倫理観を得意げに語るんですが、何なのコイツ?とぽか〜んです。葉隠の価値観でもありません。殺人鬼の自己正当化を聞いているようです。

 イキナリ刀で斬りつけておいて、相手が死んだら気合が足りないからだ。私のせいではないとか言い放ちそうです。

 異常な人物達の繰り広げる異様な学園生活は、観ていて疲れるなぁと思った4話でした。
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 3話まで観ました。2023.07.24

 「たくすけ」さんが書いてらっしゃる様に、女侍がウザ過ぎます。死に場所探して学園うろついてるなんて、誰得?

 本作品、バトル中にイキった会話をしながら戦う系の話ですが、女侍が出てくると、ござるござるでただでささえウザい会話のウザさが爆発します。気になると、イラッとします。

 しかも、戦国時代の日本人がモデルなので、トンチキぶりが目立ちます。

 戦国時代の侍は、殺人剣を習得した殺人鬼ではありません…。女侍は、騎馬武者なので、それなりの家出身で郎党もいるはずですが、家とかどうした?もう、死後の世界なの?

 なんか、6人の仲間内で盛り上がっている感じです。視聴者は蚊帳の外…。キャラが立っていると言うことなんですかね?う〜んな3話でした。

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 2話まで観ました。2023.07.15

 女侍はトンチキで浮いています。世界観に合って無い感じですが、みんなは真面目に魔法学校で学生やっています。

 皆様のレビューにあるように、ハリポタですね。夜の学校は理不尽な世界で、怪しい上級生が徘徊しています。

 学生に対する安全配慮義務は無いの?とかツッコミは野暮ですね。なんせハリポタですから!

 まぁ観れなくは無いので、気楽に視聴継続しようとおもいます。

………………………………………………………………………

 1話観てのレビューです。2023.07.10

 なんや分かりませんけど、主人公達は2割の生徒が卒業出来ない魔法学校に七年通うそうです。

 んで、入学初日に一癖も二癖もありそうな6人の男女が、なんやかんやあって少し仲良くなりました。

 そのうちの一人が話題の女侍です。モンスターに日本刀で斬りかかったり、気分は常在戦場で死ぬ覚悟は常に出来てるとか言いだしたり、戦場帰りだとアピールしたり…。

 何か凄い情報量で、何なのこいつ?という疑問の方が先行します。

 しかも、早朝噴水で水垢離したりしています。背中に随分刀傷があるんですが、武士としてこれは良いのかな?敵に後ろを見せてるってこと?

 1話から、相当な奇人の登場で、主人公の意味深なエピソードもどこかへぶっ飛んでしまいました。

 つかみはOK?ということで、取り敢えず様子見です。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 6

猫好き さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ござるナナオちゃん推し!!!

他の人たちの評価は低いですねぇ。やっぱり魔法学園物と言えばハリポタ的西洋世界。その世界感に説得力が無い、、、なるほどその通りだわ。そもそも何をイキっているのか良くわからないアニメではあるわね

でも、私はなろうについては世界観がどうのこうはあまり気にしない。それならもともとハリポタを読むか映画を見ていればいいわけで、そもそも日本人がその世界の物語を作るのは無理があるし、おまけに低予算なろうレベルの美術や作画で再現できるわけじゃない

むしろあくまで設定を借りてきた上でそこにどんな独自要素を追加するかにかかってると思う。それで、このアニメで気に入った点が一つある

東洋からやってきた女剣士ナナオちゃん♪

彼女いいなぁ。裏表のない人懐こい性格だけど、満足できる戦いに命を懸けることに生きがいを見出している様子。そのせいか周りの生徒たちとは生死感に隔たりがあるようだけど、元の性格の良さからうまくやっていけてる様子。「ござる」だって彼女の魅力の一つでなんか可愛い。なぜかぼくっ子には弱い私は、ナナオちゃん一押し!

それで彼女の声も気に入っててしらべてみたんだけど、貫井柚佳さんってキャリアはあるんだけど端役が長かった人みたい。最近重要キャラもやるようになったみたいだけど、なによりシュガーアップルフェアリーテールのアンだったとは気が付かなった。アンは甲高い少女声で「シャル!シャル!」って言ってるところしか覚えてなかったので全然結びつかなかった(正直よい印象が無い)。ナナオのちょっと低めも含んだ帯域の声の感じは人の好さを感じるの表情豊かな声なので、こちらの方が増えてくれてないかなぁと個人的には思ったり

ただ、アニメ本体としてはそれ以外の見どころはあまりないかも。いや、逆に見どころを作ろうと躍起になりすぎて欲張りに多方面に手を出し過ぎて収集が付かなっている感じ。毎回、違った話が出てくるんだけどどうもうまく回収てきてないことが多すぎ

なので、ひとえにござる少女を好きになれるかどうかにかかってるかな

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3
ネタバレ

あ~にゃ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

アニメだけ?ストーリーが急展開過ぎる

ハリポタのパクりなので、世界観の説明不要で入り込みやすいのは良いですが、とにかくストーリーのテンポがかなり速いです。
遅いよりは良いのだけれども、そもそもキャラの名前も覚えにくい名前が多し、後から出てきてもえっ?それ誰だっけ?となります。

第6話!
{netabare} ~
前半と後半で分けても良さそうなボリュームなのに無理矢理1話に詰め込んだ感じ。
今回はすごく展開が変わるシーンだと思うのですが、もうついて行けません。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2

63.7 37 2023年夏(7月~9月)アニメランキング37位
BASTARD!!暗黒の破壊神 地獄の鎮魂歌編(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (14)
65人が棚に入れました
かつて世界支配をもくろんだ古の大魔法使いダーク・シュナイダー。彼が封印されてから15年後、世界は破壊神アンスラサクスの復活を目論む闇の反逆軍団の脅威に晒され、メタ=リカーナ王国にもその侵略の手が迫っていた。そんな中、大神官の娘であるティア・ノート・ヨーコの魔法によって、ダーク・シュナイダーの封印が解かれる。圧倒的な魔力で次々と敵を退けていくダーク・シュナイダーであったが、闇の反逆軍団・四天王の一人、アビゲイル との壮絶な戦いの末、メタ=リカーナ王国は崩壊。大爆発の中、すべての者は光の中に消え、行方不明となった。それから2年後――。四天王の一人、カル=スはその圧倒的な力で「氷の至高王(ハイ=キング)」として君臨し、十二魔戦将軍を率いて大軍を編成、破壊神復活の最後の鍵を握る王女シーラを探し求めていた。それに反発する形でア=イアン=メイデ王国の残党は侍を中心とした反乱軍を組織。各地で魔戦将軍と侍軍団は衝突を繰り返していた。そしてその侍軍団の中に、2年前の大戦を生き延びた、ティア・ノート・ヨーコの姿があった…。

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ストーリー進行がノイズ無く追えた感、になって見やすくなった・・・。

今回も何とか視聴。

心の準備が出来ていたのか、耐性ができたのか、前作を視聴したほどの失望感は無かったものの、やはり、どちらかというと淡々と視聴。

やはり、当方の感性が変わった(歳食った)のか・・・、との感は否めない。


ただ、前作ほどの「ノリの合わなさ」は感じなかったのかもしれない。
まぁ、実際問題として当方の年齢以上に、この原作作品が連載されていた時代と今では数十年世界が変わっている。

そのノリの違いが前作では強烈に感じられ、バタ臭い、ダサい、クドイ、エロ描写ダサい、いらん、等々のテンポの悪さにつながる要素をたっぷり感じてしまってました。

特にダークシュナイダーが登場、独りよがりに主張するシーンでのバタ臭さが顕著だったことを考えると(個人の感想ですが)、主人公に対する空気感が変わったとしか思えなかったかな。


今作はストーリーの流れ重視で、割とダークシュナイダーの語りや、エロシーンなんかが無かったのが幸いしたとの印象。
それでも、やっぱりバタ臭く感じるポイントはあって・・・。
ま、これは仕方ないですかねぇ。

時代の変化のせい・・・と言っておきましょう(遠い目)。



それでも、前作よりはストーリーに入れたような気がしたので、少し評価を上げておきました。



・・・この後、

原作作品では萩原氏の大暴れシーンなどもあったやに記憶していますが、それらはどうなるんでしょうかね。

といった、メタな方面も気になったりはするのですが・・・w。



とにもかくにも、前作よりはマシな視聴感だったのは幸いでした。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 13

van2013 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

二期のほうが面白い

前作を見たときは、もうちょっとなんとかならないかと
思ったが、こちらは、なんかしっくりくる。もともと好きな
エピソードイではあったが、前作では演出の部分とかで
古臭さとかとにかくみてて、あまり面白みを感じなかったが、
今回は結構ストーリーに見入ってしまっている。原作を
ちょっぴり補完してるような部分も加えており、作画自体は
前作と変わらずあまりよくないものの、結構楽しんでみている。
 というか、前作があまり宜しくなくみえてたので、まさか
続編が作られると思わなかったが。
 この調子で漫画も再開してくれるとうれしいんだけどな。
鎮魂歌編の後は、だんだん話がよくわかんなくなってきて
そのままなので。。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 0

63.2 39 2023年夏(7月~9月)アニメランキング39位
てんぷる(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (105)
340人が棚に入れました
そうだ、出家しよう! 女たらしの家系として知られる赤神家を疎んじて勉強とバイトに明け暮れる日々を過ごしていた赤神明光は、ある日偶然出会った少女、蒼葉結月に一目惚れしてしまう。 以来すっかり煩悩の波に飲み込まれてしまった明光は、自らの血に抗い、ストイックに生きるため寺へ入るが、なんとそこは美少女だらけの尼寺だった!! キュートな三姉妹&W居候美女との青春お寺ラブコメ、開幕!

こま さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

主人公の声がなぁ…。

2023年5月時点で累計発行部数は120万部を突破の大人気作品。

合わなすぎてダメだった。違和感凄すぎ。この声を毎回聞かないといけないとか無理です。
声の感じが40代くらいにしか聞こえないの致命的過ぎる…一応大学生なんですけどね…。
ヒロインの声が良かっただけに落差がヤバかったです…。ホントどうしてこうなった()

他作品だとハルヒのキョン、ハガレンのマスタング大佐、ウィンリィ、月とライカのイリナ、転スラのリムルこの辺りは違和感があったけどイリナ以外は観てるうちに慣れた(リムルはちょっと時間かかったけど)ハガレンは初期観てるのもあって違和感が凄かったw
月とライカは声とキャラが個人的に違和感というか、キャラの年齢に対しての声の差があり過ぎて3、4話辺りで切った記憶がある。

他で残念だったのはエロ中心なんだけどお尻(ヒロイン以外)のコレじゃない感も凄かった…。
お尻が揺れ過ぎて胸みたい…。胸はすごく良いですw

コレならマンガだけで良い。アニメなんて無かったいいね?
1話切り。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 0

ビマ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

原作コミックはお気に入りの作品です!

まず、これについて触れないと話が進まない。これは私が背負った業なので作品の評価とはまったく関係ないのですが、私、、、、、、巨乳が!、、、生理的にムリなんです!

作品によって胸が大きなヒロインの描き方が違うので気にならない作品もありますし、マンガならまったく気にならないんですけど不自然に揺れたりするアニメには抵抗を覚えてしまうんですよ。
多分、需要が高いから揺らすんですよね〜。私はマイノリティーなのかな?

、、、さて、カミングアウトが済んだ所で本題に入ります。

本作は私がマンガで読んでハマってしまった作品です。お寺での生活を描いた微エロラブコメといった内容ですね。
これが吉岡公威先生の絵なのでヒロインが可愛く描かれてますし、それぞれ個性を持った魅力的なヒロインで、私なんかはこんな作品見ると主人公がお気に入りのヒロインと結ばれない結末を迎えると「グァ!」と血を吐くタイプなんですが、この作品に関してはそんな心配をしなくていい程、みんなカワイイんですよ。

そんなわけでアニメ化は喜んでたのですが、、、いざ視聴してみるとマンガでは気にならなかった胸が、、、胸が揺れ過ぎでは????

一旦、落ち着こう!

と、いうわけでとりあえず見るのを放置してる状態です。でも切ったわけではない!ちょっと心の準備や整理が必要なんです。
これが私が背負った業なんです。しばしお待ちを

投稿 : 2024/05/18
♥ : 1

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

まあお色気ハーレムものとしてはこんなものですかね

ぐらんぶるの作者ですね。
あちらは原作が別だったので内容も自分で書いているのがこちらということのようです。

まあなんと言いますか…
普通ですね。お色気ハーレムものとしてはよくある導入で、よくある内容としか言いようが無いですね。

エロ系となるとエロければそれで良いので、内容に細かなツッコミを入れるのも野暮だろう、と一気に評価が甘くなるものですが…

一応メインヒロインがいきなりお見合い予定というところは面白そうだと思いました。恋の勝負+どたばたハーレムならなかなか楽しそうかなと。
でも見合い相手は出てこないのかな?
だったら期待外れですが…。

ま、ぞろぞろ出てきたヒロイン達がどれだけ魅力的か、と言われると今の所別にという感じですし、見れなかったらまあ良いかとも思いますが、もう少し様子を見てみたい所です。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 1

63.2 39 2023年夏(7月~9月)アニメランキング39位
SYNDUALITY Noir(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (80)
227人が棚に入れました
浴びれば死に至る猛毒の雨≪ブルーシスト≫。 人類は100年以上の時を経て、克服へと近づいていた。 荒廃した世界に点在する集落≪ネスト≫で 力強く生きる者たちのそばには、人類双対思考型AI搭載ヒューマノイド≪メイガス≫の姿があった。 そして、ある日。 記憶を失ったまま眠りについたメイガスが、目覚めの時を迎えた――
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

「ロボットもの」の意味を出せるのか?2クール目あるなら早く言って…

 2つ苦言があります。2クールなら先に発信してほしい…ってフライング情報あったのかあ…ですが取り消しているみたいですね。私は前情報を極力いれないので知りませんでした。一旦中断しましたが2クール目の発表を知って残りをざっとですが全話確認しました。
 やっと本題のノワール問題がでてきましたね。それはまあいいんですけど、本作から感じるのは「ロボットものの意味」が希薄な気がします。そこを提示してほしいです。

 2クールあると思ってみるのと、2期くるのかどうかわからないで見るのでは「視聴方法」「心構え」が全然違います。制作者側の都合で分割や2期の作り方にいろいろ思惑があるようですが、引き延ばし、次クールへの引きの作り方、構成上の無理で作品の質を落とすことも多いです。
 アメリカのドラマなどでの手法を持ち込んだ気がしますが、これはアニメではやらない方がいいでしょう。「無職転生」「黒メイド」など楽しみにしていた作品ですら、ちょっと熱が冷めてしまっています。

 さて、ロボットアニメについてです。

 ロボットとは何かといえば、もともとは自己拡張なんだと思います。自動車や時計、スーツなどに金を掛ける男と同じ心理でもあります。また、銃や剣などをロボットが持つのは性的なところもあるのだと思います。

 スーパーロボットの「正義」の執行から始まり、兵器としてリアルロボットに変わっていきましたが、自分の力と影響力の拡大だからこその「人型」なのでしょう。
 女性なら魔法使いでしょう。内面的な力でアクセサリーや化粧品などがギミックになるのと対照的です。(サンライズが作ると舞-HiME・舞-乙HiMEシリーズ、魔法少女とロボットの中間になる)

 マジンガーZ→ガンダム→エヴァンゲリオンとロボットに乗るモチベーションが時代の変化とともに変わっています。エヴァ以降は強制の要素、つまり父権と毒親のような関係性が時代にあっていました。

「水星の魔女」になると「粒子」つまり「電子」「ネットワーク」の力に変化しています。
 そこでは男性・女性の区別だけではなく人間としての力の拡張としてのロボットとなりました。また、力ではなくコミュニケーションのきっかけとしてのロボットになっています。「ぼっちざろっく」と同時期なのは面白いですね。
 ロボットそのものの力だけでなく、ネット上や学校における「承認欲求」に変化しています。つまり、自己拡張が唯物的ではなくつまり消費意欲はなくなり承認、友達、家族に変化したということです。
 エアリアルの武器が剣と銃ではなく「ビット」つまり「自分を取り囲んで守ってくれるもの」に変化していました。また、防御も同様に取り囲むようなバリアの描写が非常に多かったと思います。(最後、そこから抜け出すことが重要なので最終搭乗機はエアリアルではなかった)

 ロボットものとは、こういう社会性時代性に応じた「心理的」要因として、「自分がどう変化したいのか」という部分で「憧れ」が大事です。

 さて、本作のロボットです。どうもタンデム型で男女だけではないですが、パートナーが重要なようです。つまり「ゼオライマー」的な性とロボットを組み合わせ「ゴーダンナー」「ダリフラ」と来た流れの一つだと思っていいと思います。最近では「電池少女」まできました。
 性的な要素はかなり希薄になり、肉体性よりも精神的なパートナーシップが重要な要素になってきている感じがします。

 ロボットものを見るときは、自分の何を拡張してくれるのかを見ると作品の意図がわかりやすいかな、と思います。
 ただ、この性的なパートナーシップの流れ…効果的かどうかが疑問です。つまり、人型であるロボットに対する自己拡張としての「憧れ」のロボットというものと、2人一組という組み合わせがどうも上手く機能していない気がします。この系統の作品が人気がいまいちなのは、ロボットの持つ象徴性とパートナーシップという人間関係が上手く組み合わさらない気がします。
 
 LGBT配慮なのか本作では全部の組み合わせがありますが、性的ニュアンスとセットなのはこれを描きたいと考えたからでしょうか。

「Gガンダム」のような外部と操縦者の関係だと説得力があるのですが、タンデムにするとロボットが途端に無個性というか、ロボットそのものに感情移入できなくなる気がします。タンデムのロボットで人気作がないのはそのせいではないでしょうか。ドラマの中心が搭乗者同士のやり取りになるという点が大きいのかもしれません。

 つまり、ロボットという兵器の形態は本来は非効率でSF的リアリティがないです。設定に説得力も納得力も魅力もなくなってしまいます。人間型なのは「憧れ」「時代の気分」と言う部分で感情移入しやすいからだと思います。

 パートナーで動かすことに成功したのは「ダリフラ」くらいだと思います。ロボットを使うならこの「何の自己拡張への憧れ」なのかを考えないからロボットアニメが詰まらなくなるんだろ思います。
 それでも面白い作品「ルルーシュ」「ゼーガペイン」などは別の要素で優れている場合でしょう。

 2重人格というかペルソナというか、付き合ってる彼女の「以前の男問題」だけだと、ちょっと2クールやるにはテーマが矮小です。パートナーを持つことで力が発揮する=「彼女つくれ、結婚すべき、家庭を持て」だけでしょうか?

 評価はオール3にしておきます。2クール目見終わったら改めて。


以下 視聴時の感想です。


1話 サクガンじゃありませんように、サクガンじゃありませんように、サクガンじゃありませんように…∞ループ

{netabare}  鴨志田一氏の脚本ということでオリジナルですね。氏の特徴は過去作のデータベース的なオマージュです。いろんな作品から要素を引っ張って来て、それを組み合わせることでレベルの高い作品を組み立てる…「青ブタ」の事ですけどね。

 そもそももはやSFに新規性はほぼ無いと思った方がいいです。組み合わせによるテーマやセンスオブワンダーを楽しむほうが良さそうです。辛うじて残された最後の分野がAIとシンギュラリティですが、そこですらネタはかぶりまくりでしょう。
 ですので、あれが似ているこれが似ているパクリだ、というのは話全体を見て浅い話なら存分に批判しますけど、今のところとてもいいですね。

 ですので、パーツパーツの類似例をザーッとあげる事は可能かと思いますがそれは野暮でしょう。おそらく支援用のAIであるNoirが、人間性を獲得して行くならボーイミーツガール。最終兵器に組み込まれて特攻の可能性もあるでしょう。

 第一印象の段階で、全体感だけあえて類似例をあげると、男女ペアの形態、非人間の人間性の獲得、怪獣の感じ、戦うために技能のようなものが必要、ディストピア設定は「タクトオーパスディスティニー」を思い出します。となると最後は…まあ、ネタバレなので止めましょう。

 物語のテンポ、SF的設定の2つが今のところ見ごたえがあります。たぶん2話以降は少しペースダウンして、状況の説明的な話になるのでしょう。ロボットがサクガン…いや、まあ、それは忘れましょう。

 さて、題名を味わうと、シンギュラリティじゃなくてシンデュラリティです。singuralityは、sin「1 つ」ar「のような」ity「こと」が語源だそうで。「syn」はギリシャ語で「ともに、一緒に」だそうです。「du」は2つという言葉だと思います。「syndu」は「ともに2人で」でしょうか。

 なおメイガス magusはマギの単数形で、賢いもの、魔法使いだそうです。

 noirが乗り込むシーンでmagusの意味がわかって、これで誰がAIで誰が人間かわかりました。
 また、お見合いというワードがあるのでメイガスとの相性の問題がありそうですね。漠然と操縦のメカニズムがなんとなくわかってきました。

 で、Noirが前世代型の強力な支援型のAIだとすると、人間とペアで戦うと高い効果があるNoirが起点となって反撃が始まる特異点という感じなんでしょうか。
 記憶を失ったノアールのいう楽園と、その後すぐに主人公がイストワールという名前…楽園と説明したのに記憶にないというのは謎ですねえ。

 ビィートレインの「NOIR」は女子2人組の殺し屋でしたから、そのオマージュ…ではないでしょうね。ヒロインの雰囲気は似てますけどね。



 なお、パックマンが出てきましたけど、もし本作の制作陣に作家性があるなら、これもヒントでしょうか?
 パックマン…256面でバグって、クリアはできるのでクリアすると1面に戻るらしいですね。バグって…もとに戻る…なんか、不穏ですね。

 あ、そうか…Noirって記憶が…ということ???歌われていたナツメロが「想い出がいっぱい」でした。

 それと気になるのが冒頭のシーン。「博物館」にNoirがいたという意味は?「Vivy」とか思い出しちゃいますけど。超活躍して英雄として役目を終えて飾られていた?
 月着陸船があるのでスミソニアン博物館かケネディースペースセンターでしょうか?舞台はアメリカ…というのはミスディレクションかなあ。
 雪山が見えてましたよね?なんかロッキーとかじゃなくて、日本の雪山っぽいんですよね。英語が騙しだったりして…とか?「懐メロ」もあるし洗濯機のメーカーが「白すぎ」だし。イストワールってEAST WORLDに聞こえなくはないし。

 まあ、これ以上考えるとサクガンになっちゃうので、やめておきます。{/netabare}


2話 漂ってくるサクガン臭に戦慄

{netabare}  どうもNoirは宇宙開発に関わっている雰囲気でしょうか?発見場所、地上生活の情報がない、それと、ロケット関係のメカが頻出している気がします。睡眠ができるのも、休止する機能があるという感じでしょうか。
 メイガスとの契約は…まあ、類似例はなるべく挙げないで起きましょう。

 今週はちょっと緩い回でしたね。野菜の件で日常生活では合成食糧という設定は見えてきました。メイガスのエネルギーも有機的な食糧ということでしょうか。

 それと気になったのが、記録媒体としての「カメラ」は知らなくても「レンズ」というほぼ唯一無二の集光の手段を知らない、ということはないですよね?だとするとレンズが付いている機械なら工学の知識があれば記録装置だという想像はすぐに出来る気がします。
 それとも、すべてが光学センサーだという設定なんでしょうか?

 あとカメラの上についている丸い突起のギザギザは手巻きのフィルムカメラでフィルムを巻く装置の滑り止めだと思うのですが、なぜデジタルカメラについているのでしょうか?それとも、フィルムカメラに充電が必要な設定なんでしょうか?その辺のSF設定に甘さがあるとすると、考察する甲斐がなくなるなあ。

 SFであるならしっかりしてほしいです。それともそこにも別の理屈があるんでしょうか?それならいいですけど。
 ちょっと2話の感じだとサクガンになる恐れも出てきたので、考証はまた、何か出てきたらにします。{/netabare}


3話 ゲーム販促アニメのチューニングと、分かりやすいストーリー問題。

{netabare} ゲーム販促アニメについて
 アニメの「引き」ってどう考えればいいんでしょうか?おちゃらけた雰囲気の方がローグ(ならずもの)っぽくて良いとういう判断なんでしょうか?その割には道徳的に潔癖なので、どうも年齢層低めの雰囲気がしてしまいます。

 人類の力強さ、めげないたくましさ、ディストピアを表現するにはあまりにステレオタイプな演出です。カラーリングもデコトラやギャルのネイルと同じ心理で、ヤンキーマインドなのかもかもしれませんが、しかし、カラーリングに安っぽさを感じます。
 
 ゲームの販促らしいので、悪意が無くカラフルな画面つくりが必要なのかもしれませんが、小学生くらいから目の肥えた子は、本物を求めます。完全にシリアスに寄せる必要はありませんが、もう少し本物感は出せなかったのか?と思います。その割にDT喪失の話ばっかりで、風俗まで持ち込んでいますし。パートナーがテーマでそこに含意があるならいいですけど。

 ゲーム販促としては「タクトオーパスディスティニ―」「ニーアオートマタ」「アークナイツ」などシリアスよりの方が結果的にアニメ作品としても成功していると思います。あと結末は最悪ですが「咲う…すん」もアニメの雰囲気と作画では高水準でした。

 世界に通用するためにも、SFはもう「萌え」から離れて、演出やカラーデザイン、キャラデザイン、キャラの言動をシリアスにしてみた方がいい気がします。ロボットアニメが失敗続きなのは、これが原因なのでは?


 さて、ストーリーです。

 風俗に行くという話ではありますが「楽園」に導く「運命の女神」を「嬢」にかこつけて「剣」に対応する「鍵」を見つけに来た、と黒マスクの人は言っているのでしょう。
 「鍵」は「noirが似ている」らしいですね。 ロケット開発をしていて、noirが宇宙関連の博物館の展示室にいました。
「新月のしずく」の「新月」の由来は月齢だけみたいですが、しかし、このネーミングから連想すると月に「楽園」がある気もします。それがロストテクノロジーなのか、エンダーズを産み出している敵対している存在でAIか人間?

 黒マスクの人はキービジュアルの一番上の重要キャラです。ジョーカー的な存在か主人公とは違うポジションになりそうな位置にいます。

 普通に考えれば、ストーリーはこういう考察でしょうか?

 シェルというメイガスの立ち位置がまだ不明確ですが、歌が得意みたいなのでエンタメ要員か、歌を設定につなげてくる感じでしょうか。

 この通りに進行するなら目新しさはないですが、結末まで言ってくれるなら、サクガンの心配はなさそうですが、中途半端ならサクガンそのままじゃん、という気もします。

 シリアス展開になる可能性があるとすると、トキオの存在が重いので、トキオの死亡というのはやりたくなるかもしれませんね。どうも、あの軽さが死亡フラグに見えます。それも色眼鏡ですけど。{/netabare}


4話 結局、凡庸な作品かなあと思いましたが、Aパートの終わりが気になりました。

{netabare} 話そのものは張り切った主人公の一人ではなく仲間と協力が…云々のエピソードですので、結末も含めかなり凡庸です。ゲーム販促的にキャラばっかり増える展開ならつまらなくなりそうです。

 それでも「おや?」と気になるのはAパートの終わり、デイジー(ヒナギク)の群生地で画面が暗くなる、つまり太陽が雲で隠れる様子がかなり露骨に表現されていました。
 花ことばは「白いデイジー=無邪気」だそうですから、無邪気ではないという暗示にも見えます。つまり裏切りを演出しただけなんでしょうか?女性2人の色仕掛けもそうですけど、単話だけの演出だとちょっとつまらないです。

 ただ2人には何かありそうですし、記憶、ゼロ型、フラムの素性や過去そしてNoirに関する伏線なら面白い試みだと思います。Noirあるいはゼロ型が無邪気ではないという意味でしょうか?それともフラムが強敵になる展開なんでしょうか?一見無駄に見えるエピソードと新キャラですが、この辺が単話で終わるのか今後活きてくる展開かどうかが、本作の出来とかセンスに関わってくる気がします。 {/netabare}


5話 最近のロボットアニメがなぜつまらないかを本作を研究すればわかるかも。

 SFとかファンタジーは同じ場所、同じ時間、同じ登場人物に場面が停滞するとスケール感、壮大さが足りなくなります。出来のいいエンタメはこの点に動きがある作品が多い気がします。
 本作は、それが出来てないのでくどいし、停滞感があるしで、全然ワクワクしません。サクガンですら3話では旅立っていました。

 それと省略ですね。見て面白いSF作品は、話の本筋に関わらない部分の設定や過去話を示唆だけに留めて、あるいはそれすらせず観客に委ねてしまいます。
 ガンダム見ればわかる通り、キャラの説明に尺を使う必要はありません。必要ならこっちで読み取ります。

 そして、ガンダム比較でいうなら、時間経過と人間関係の変化があるし、世界観のスケールが全然違います。ロボットものは、描きたい大きなテーマや世界観であって、そこの中で主人公がロボットとどう成長するか、主人公の活躍で世界がどう変わるのかが見たいわけです。

「ロボット」は能力の拡張の象徴です。たとえ与えられた力にしても成長ファクターがないと駄目でしょう。その点でDT設定という精神的な子供であること、能力不足という初期設定はいいでしょう。ですが、それに続く内面の深掘りがありません。

 一応ヒントとか謎は散りばめられていなくはないですが、なんか説明にもなっていないキャラ紹介で5話になっています。
 ヒロインであり主要な焦点であるNoirの情報開示が物足りないしスピード感がありません。

 つまり、本作の結末が「覚醒エンド」のような気がします。本当なら4,5話くらいで覚醒して「目的・目標・使命」を得て動き出さないといけません。覚醒だけではカタルシスになりません。世界にどう働きかけるか?が知りたいのに、世界に全然関わりません。

 以上のように本作を見ると、なんでロボットものが衰退したかはわかります。


 ゲーム販促で話が決まってしまうと困るんでしょうか?結末を見せてくれた「タクトオーパスディスティニ―」を見習ってほしいなあ。
 出来が良いSF作品は「Vivy」「ブラックロックシューター(新)」「翠星のガルガンティア」「フルメタル・パニック」「ビートレス」等々世界が動くと思います。
 正直「Sonny Boy」くらいぶっ飛んでもらって全然OKです。

 6話で覚醒しなかったら、一旦休止します。結末は確認すると思いますが。


6話 視聴中断します。

 一応、7話の冒頭だけ確認しますが、この話に1話使っているなら、尺的に期待薄ですね。

 ストーリーとキャラの点数は落とします。ストーリー1.5、キャラ2点。ですが冒頭の期待感と設定は面白かったのでストーリーは2点にします。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 16

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

カナタは結局自分では何もしてない。昔のラノベの主人公みたい…。

 最終話(12話)まで観ました。2023.09.28

 祝二期決定!うれしいうれしい!(嘘)

 しかし…、主人公のカナタは女の子達を戦わせて自分は後ろにいる昔のラノベ主人公みたいな奴です。

 ラスボスもノアールが何や分かりませんか2Pカラーになって凄い力でやっつけました。

 色々な謎や陰謀がカナタとノアールを中心に動いていますが、何で?と疑問を覚えます。典型的な主人公だから主人公なのだ!という感じです。もう少し、主人公たらしめる因縁が欲しいところです。

 黒ノアールの方が私はタイプので、二期も楽しみです。ノアールたん(*´Д`)ハァハァ

………………………………………………………………………
 7話まで観ました。2023.08.24

 相変わらずツッコミ所の多い話です。細かいツッコミ所は「てぶくろ」さんのレビューが参考になります。この作品、観ていると何か違和感を感じるのですが、その正体が良く分かります。

 私が作品に感じる違和感は、人間とメイガスの関係が7話になっても良く分からん点です。

 カナタはメイガスを人間扱いするので変わっているとシエルとかに言われるのですが、周りの反応はそうでもありません。

 みんな、メイガスともうやった?とか、惚れてんだろ?とか事あるごとにチャカしてきますし、メイガス自身も色仕掛をしてきます。

 カナタのパパはメイガスを嫁にしていましたし、いくらメイガス自身がメイガスと人間は違うのだと言っても、説得力が全くありません。

 カナタをエリーとかの女性キャラが汚物を見るような目で見ているとか、カナタパパは有名な変態でカナタが幼少のころにそれが原因で虐められたとかではないとおかしいです。

 結局、全てのキャラの好感度を商業的に落としたくないという思惑が働いているのでしょう。

 メカでもメイガスはカワイイ!で、思考停止を迫ってきているくせに、SFっぽくしようとして、上手くいっていません。

 7話後半のシエルの活躍ぶりがとても良いだけに、余計な要素が多すぎる点がとても残念です。
………………………………………………………………………

 5話まで観ました。2023.08.08

 ノアール、カワ(・∀・)イイ!!ただそれだけのSFドタバタコメディが4話、5話と続きます。

 どうも話に芯がありません。ソシャゲの宣伝のために、キャラ見せしてるような感じです。しかも、DTネタも引っ張ります。

 もうすぐ半クール終わりますが、どこに漂着するつもりか、とても不安を感じます。

 せっかくのSFなのに!(´・ω・`)ショボーン

………………………………………………………………………
 3話観てのレビューです。2023.07.26

 主人公、やる気満々で女性を買いに行きます。初任給で浮かれている新人サラリーマンかよ!社会人になったので、女遊びだ〜!ってこと?

 いつもかまってくれるカワイイ幼馴染みもいるのに、堂々と女を買いに行くかな?何かDV男の素質がありそうです。

 世界観も、文明崩壊後なのに、街も遺跡もキレイ過ぎて、どうも違和感があります。 メイドインアビス位、遺跡遺跡してもよい様な気がします。

 すぐに使える物が其辺に転がってるかな?コンビニ跡とか行ったら食べられるオニギリとかがまだある感じの違和感があります。

 2話もそうですが、全体的にコミカルでなんとも言えない雰囲気です。段々視聴断念する方が増えそうな嫌な予感がします。

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 1話観てのレビューです。2023.07.15

 どこかで観たようなロボに乗って冒険するSFバトルアニメです。ガンメンとかに似ているような気がします。文明崩壊後というのも痺れます。

 主人公が美少女のメイガスを拾って物語が始まります。このメイガスが人間と区別つきません。

 周りの連中が、大人の階段登っちゃった?とか主人公をチャカしてきますが、何年も遺跡に放置されていた人造人間とヤル世界なの?

 ゴミ捨場で拾ったテンガに躊躇なく挿入するようなキモさがあるんですが…。
(下品ですみませんm(_ _)m)

 何とも掴みどころがありません。この辺の下ネタは今後どう扱っていくのか…。メンタルモデルとかにしとけば良い様な…。

 作画も良く、キャラもカワイイので期待は大きいですが、下ネタが気になります。破綻しないことを祈りつつ視聴継続です。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 7

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

跳ねまい<48>

3話まで視聴。
初回は世界の紹介だから中身なくてもそこだけ評価してたけど、キャラに魅力なし、ストーリーにも。
世界の方も考え足らずの陳腐さが漂ってきた。
設定と見た目だけ整えるので力尽きてるよくあるオリアニだろうな、と。

極めてかもしだ<60>
1話視聴
玉を溶かして入れるビール・3Dプリンタ寿司等々、わりと作り込まれてそうな世界。
乗り込むロボは丸っこくかわいげなシルエットで描写はリアルロボ。
ファティマを背中側の別室に格納するんけ?と思ったら、コクピットににじみ出てきた。
なんで近接戦闘やってるん?にも施設内だから火器の使用を控えてたとサラッと提示してきてる。
原案が鴨志田一と、2本も映画化してるブタ野郎に注力せんでいいのけ?と思うくらいには有力な個が携わってるおかげか。
つかみはOKだけど、お話的にはまだ世界紹介にとどまるので原案者の力量にブリバリ展開することを期待したい。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2

62.2 41 2023年夏(7月~9月)アニメランキング41位
聖者無双~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (89)
320人が棚に入れました
元サラリーマンが異世界で無双!? 出世を目前に凶弾に倒れた一人のサラリーマン。 なぜか神様によって十五歳の治癒士・ルシエルとして異世界に転生することになってしまった。 しかも生まれ落ちたこの国では、治癒士は嫌われ者のようで……。 身の危険を感じたルシエルは、護身のため敢えて冒険者ギルドの門を叩く。 しかし、訓練は想像以上に厳しく、さらには「物体X」という謎の飲み物を飲まされる毎日。 あれ? 何だか治癒士とは関係ない生活のような……? “ドM”で”ゾンビ”な“治癒士”の生き残りをかけた日常が始まる――!

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

どう評価したものか・・・う~ん、何かが足りていないような・・・。

う~ん・・・、うーむ・・・。

どう言えばいいのかなぁ・・・。


とりあえず、物語は追えました。
主人公のルシエルが恵まれた才をベースに、努力と人間関係で異世界転生モノのテンプレである「俺つえー」へ近づいていく過程は、まぁ、受け止め得る流れだとは思います。


ただですねぇ、一見、私の好きなタイプの仲間が増えていったり、人間関係が広がったりしていくタイプの様なのですが、何かが足りない。
何なんだろうか・・・。

何が理由でこんなにも「毒にも薬にもならないような印象」を受けてしまったのかなぁ。

別に致命的なガバがあるとか、不誠実ないい加減さを感じる訳でもなく、物語もポイントポイントでは「ハートを刺そうとする演出」が盛り込まれているのは察することはできるのだけれども・・・刺さらねぇ・・・。
まるで紙でも食べているような感覚なのです。

熱量?
でも、暑っ苦しいキャラクターが、それらしいセリフを発してはいるのです。
それも、一般的には、うまい声優さんだったりします。
でも熱量が伝わってきた感じが無いのです。


作品との相性なのかなぁ・・・。


相性と言えば、総じて、いわゆるキャラクタの魅力が不足しているという印象はあった様な気がしています。
残念ながら、いい人だとは思うのですが主人公ルシエルにもあまり魅力を感じませんでしたし。
いわゆるキレイドコロ系のキャラクタも配置され、容姿もそれなり、ちゃんと耳系のキャラクターも配置されていましたが、こちらも、いまいちな印象。
かろうじて、ルミナが中の人の声質が気に入って、少し印象に残っただけでした。
それに全体的に、キャラクタのお顔が面長系でしたかね。
大人っぽく見えてダメだったのかなぁ?
そんなこともないと思うのですが、どうにも、印象が薄かったです。


アニメの視聴に際して、視聴者に必ずしも何か教訓めいたことが残る必要もないかもしれませんが・・・。

何度も視聴して、見るたびに気づきがあったり、楽しさや、面白さがあったり、見るたびに、勇気がもらえたり、慰めてもらったり、ホッとしたりと言った感情を揺らしてもらえる作品はやっぱり印象に残り、何度も視聴したりするものです。
そういった作品と比較してしまうと、少し物足りない感じがしました。

ただ、物語はそれなりに追えたという事を前向きに評価するとすると・・・、



「時間つぶしにはなった」


というプラス評価しか残らなかった・・・、かもしれません。


少し厳しめの感想かもしれませんが、私が好きになる要素のカケラはちりばめられていたと思いました。
次があるのかどうかはわかりませんが、もしあるとしたら、私的「フツーに面白かった」評価を目指してほしいと思いますw。

以上です。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 14

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

チート過ぎず主人公は努力もしていて内容はなかなか。ただ作画が…

さて、まあいつものですね。後は細かなバリエーションの違いです。

主人公が死んだ理由が警官からの拳銃強奪事件中に撃たれてという珍しいものでした。
主人公が異世界転生する舞台装置として、責任問題で人生が真っ暗になった警官が可愛そうだと思いましたが、じゃあいつも転生者を轢かされるトラック運転手は可哀想ではないのでしょうか。
でも転生トラックの運転手は、いつものことなので慣れているのでは。
まあ慣れていれば良いってものではないかもしれませんが。

転生後はキャラクターメイキングができるというタイプでした。
このあたりまでは、あーはいはい、という感じでしたが…。

内容自体はそんなに悪くないと思いました。主人公がサラリーマンだった経験から体当たりで向かっていく、常識的でちゃんと挨拶もできている、今の所チート過ぎる様子はなくちゃんと努力して少しずつ成長している、ヒロインに見とれたり人間性があり共感できる、などなど、これらを満たさないひどい話が多い中では充分及第点です。

何度も言いますが別に異世界転生系の話が嫌いではないのです。
視聴者をバカにしているのかと思うほど酷い話が嫌いなだけなのです。
ちゃんとした内容なら、むしろ異世界転生系の話は好きなのです。
というわけで、内容はちゃんとしていると思いましたが…

作画が微妙。絵柄は微妙ですし、作画全般なんとも…。
キャラデザ中国の人ですかね? 見ない名前でしたが。
うーん、アニメというのは絵がキレイじゃないときついものがあり、そういう点ではこの絵は… と思ってしまいますね。
とはいえ内容は悪くもないので、可能なら見れたら見たいです。
まあ本数次第で。

全話感想
そこそこ悪くもない、という感じで最後まで見ました。
主人公は悪い人物ではなくきちんと努力し正しい行いをし、世界観も割りと考えられていて… とまあ、特に悪い部分がそうは無かったので。

強いて言えば絵は悪いですが、それは最初からわかっていて我慢できないほどでも無いですし。

しかしとりあえず無双はしていないですね。
無双とタイトルにつくとあまり苦戦せずに勝ち上がるイメージです。
いや私はそういう全く苦戦せずらくらく、という話はむしろ嫌いで本作のような内容の方が良いのですが、無双というタイトルを見て期待した人の期待は裏切るのでは? と心配になりました。

まあ私にとっては裏切ってくれて特に問題ないので良いのですが。

全体的にコミカルに描いていますが言うほどギャグですかね?
その当たりはちょっとチグハグに感じました。
別に主人公は真面目に頑張っていると思いますしギャグとして笑えるわけでもないですし… いやコメディタッチにする必要ありましたかね?

まあ、ちゃんと作られた話で決して悪くは無かったです。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 4

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

1にも2にも訓練訓練!

原作未読 全12話

現世亡くなったサラリーマンが異世界に転移して治癒士となり、Lvが低いため戦闘力がなく、冒険に旅立つ自身もないので、ギルドで知り合った教官にひたすら特訓の毎日を送ることになります。訓練して己を鍛え上げながら治癒士としての活躍を描く作品です。

色々とありますが、この作品で印象に残ったのは訓練でしたねw

徐々に強くなり最後は教官以上に強くなって冒険に出かけよう!みたいな感じなると思いますが、この作品は強くなってはいるかもしれませんが、教官に全然歯が立ちませんw

その後の後半のお話で、訓練の真価が発揮されます。

キャラデザも異世界もの違って萌え系ではないキャラでした。

お話は結構良いお話。切りの良いところで終わっています。

OPはなすお☆さん、EDは中島由貴さんが歌っています。

最後に、何度か書いているかもしれませんが、何故不味そうな食べ物・飲み物は紫色なのでしょうかw

投稿 : 2024/05/18
♥ : 11

61.9 42 2023年夏(7月~9月)アニメランキング42位
幼女社長R(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (14)
52人が棚に入れました
まだまだ定時まで遊ぶわよ!5歳児で会社の社長?!を務める六科なじむたちが前作を上回るギャグ満載で帰ってきた!!むじなカンパニーの社長「六科なじむ」は元々大人だったわけでも、天才的な頭脳を持つわけでもない、ごく普通の5歳児!ごうこん?けいやくしょ?せったいごるふ?大人にとっては当たり前でも、彼女にとってはすべてが新鮮!甘すぎる敏腕秘書に、国籍不明の事務員、ツッコミ役の社員を引き連れ、今日も社長は世間の荒波に突っ込んでいく!?
原作は藤井おでこが描く株式会社KADOKAWAより現在3巻まで刊行中のコミックス「幼女社長」。

ninin さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

5歳の少女が社長のヘンテコリンな会社のお話。

原作未読 全13話 1話5分枠のショートアニメ 1期13話視聴済み

タイトル通りで、社長も社員も個性的な会社のお話です。

はっきり言って内容がめちゃくちゃです。

全然仕事していませんw

箸休めにどうぞ〜

OPは会社の社長と従業員である 六科なじむ(日高里菜) & 割戸真友(金元寿子) & 軽井沢ユキ(上坂すみれ) & 出稼ぎガルシア(金子彩花)さんが歌っています。

EDは社長の六科なじむ役の日高里菜さんが歌っています。

最後に、こんな会社には勤めたくありませんねw

投稿 : 2024/05/18
♥ : 9

61.6 43 2023年夏(7月~9月)アニメランキング43位
夫婦交歓~戻れない夜~(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (21)
64人が棚に入れました
「奥さんに内緒で…シちゃう?」 礼司は、妻と親友夫婦とともに、3泊4日で旅館を訪れていた。妻との子作りが目的だったのに、酔った人妻に部屋から連れ出され…。しかも貞淑なはずの妻は、障子の向こうで、親友に…。 夫婦で眠るはずだった布団で、別の相手と寄り添う4人。 禁断の「夫婦交歓旅行」に溺れ――果たして彼らは、「夫婦の形」を取り戻せるのか。

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ありきたりですが、女性視点の不倫の心理にリアリティがあります。

 18禁サイトではないので、言葉は濁して行きます。

 夫婦交換ものでありますが、真面目夫婦と少しDQ気味な夫婦なので、真面目夫婦鈴木夫妻の夫の玲司視点での寝取られものか、妻のかなで視点の不倫ものという感じです。

 この作品、作画とか心の移り変わりが妙に生々しいです。お互いの妻が少々夜の生活に不満があって旅行をきっかけに一度夫婦交換をしてみようという感じで始まりますが、快楽に溺れて行く「かなで」の内面の動きが心理あるいは生理として説得力があります。

 恋愛感情は4年しか持たないとか、一緒に子育てをしたい男と子作りをしたい男は女はズレているとか、不倫の快感が強いのはなぜか?という不倫のメカニズムに沿っていてリアリティがあります。

 遺伝子戦略、本能や生殖器の進化の戦略に関しての本が沢山あるので参照すると面白いかと思います。
 本作原作者がどこまでどこまで取材されているかわからないですが、夫婦交換と言うテーマをエロ方面からのリアリティを追及した結果このストーリーに行き着いたなら大したものだと思います。

 これ以上は、健全なこのサイトでは書きづらいのでこの辺で。

 作画がかなりエロいのでオンエア版でも結構なレベルでした。まあ、円盤は買わないとは思いますが、ありきたりですがリアリティがあるので、話の行方が気になるストーリーではあります。単行本かあ…電子書籍はこういう時に便利かもしれません。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

この手の作品ではありがちなシチュエーションかなと

今回の僧侶枠は夫婦二組がそれぞれ交換するという感じで、この手の作品ではまあありがちなシチュエーションだったかなと。

回を進めるごとに四人それぞれの関係が掘り下げられていったりと興味深いものがありました。完全版でないと濡れ場シーンはカットされるのですが、結構際どいシーンもありましたね。

声優陣は知らない人ばかりでしたが、冒頭の眼鏡の男の人の演技が微妙でしたが、それを除けば水準程度には達していたかな。特に女性陣はなかなか頑張っていたんじゃないかなと。

ただ、ストーリー的には普通ですね。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2

61.3 44 2023年夏(7月~9月)アニメランキング44位
夢見る男子は現実主義者(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (137)
409人が棚に入れました
同じクラスの美少女・夏川愛華に恋い焦がれる佐城渉は、彼女との両想いを夢見て、めげずにアプローチを続けていた。 しかし、ある日突然、夢は醒める。愛華と自分は釣り合わないという現実を見て、適切な距離を取ろうとする渉。一方の愛華はその態度に呆然。 「もしかして、私、嫌われたの……?」 “両片想い”のすれ違い青春ラブコメが開幕!

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

夢見る作者はアニメ被害者

スタジオ五組&横手美智子のベテランタッグが贈るラブコメ。のはず。
独特のカオス感と毎度毎度のブツ切り構成がクセになる。

いかにもコテコテなアニソン進行が素晴らしいOP。映像は手癖で作った手抜き感。
いかにもコテコテなキャラソンが大変よろしいED。無駄な聖地巡礼ウリがすごい。

1クールで上手くやるならガッツリ改変して夏川と圭をメインで他はバッサリカットするしかなかった気がする。きららのように4人の内輪劇ならともかく全キャラ消化不良になるのは必然。声優の演技だけはいいのだが劇伴すらもクソダサい。

適当なサブタイトルは多分スタッフがウケた(苦笑した)ワードでしょうか、スタッフが嫌々作ってるのが伝わる。序盤は削るセリフの取捨選択を完全に失敗してて話が飛んでるような違和感がすごい。ただ逆説的に会話の自然な空気感が生まれて脚本セリフを言わされてる感がない。リアルとは言わないが間の空いた会話だからこその高校当時のわちゃわちゃが蘇るノスタルジー感。

終盤まで夏川を魅力的に映さないのは真っ直ぐメインヒロインに向かわないじれったい作風だからこそのストレス管理策なのかもしれない。一ノ瀬や笹木などサブヒロインはゴリゴリなラノベキャラなのに、メインヒロインの夏川の説明描写は終盤までほぼないという思い切りが独特の視聴感を生んでいる。まあ雑とも言えるけど。

12
おすすめはしないがなんだかんだで楽しめたアニメ。
良くも悪くもラノベらしくないしアニメっぽくない。

原作では夏川視点もあるようですがアニメはメインヒロインの描写をギリギリ限界まで削るという独特の作り。それでも夏川は佐城にとっては本命であるという納得感はあり「なんでこっちにしないの?ご都合なの?」みたいな破綻はない点はある意味すごい。でもやはり本作のMVPは圭。あの子の存在でなんとかギリギリ成立してたと思う。

アニメ単体でいうならキャラ多すぎ問題でしかないので最低でも2クールは欲しいところ。ほとんどのキャラが顔見せ程度で終わってしまった。掘り下げガー(笑)。ラノベアニメは小説やコミカライズのCMという観点ならキャラ紹介動画としての役割は全うしたのかな。

ラノベ特有のアクの強さがないぶん見やすかったのだが、人気アニメと比較すると薄い軽い浅いという評になるしかないでしょう。掘り下げガー(笑)。高校生時代に佐城程度に満遍なく女子と会話したりお互いの家に行ったりどこかに遊びに行ったりしてた人なら、このじれったい感じに懐かしさを感じてほっこりすると思う。ラストの無理やり纏めたような締め方のCパートは要らんかった。最後までブツ切りENDで笑わせて欲しかった。

アニメの品質はゴミだと断言できるが作品自体は嫌いじゃない。
金出して小説や漫画読みたいとまではいかないが2期あれば見るってくらい。

最終話の1カット謎背景には笑った。EDのあまり?

投稿 : 2024/05/18
♥ : 4
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

追記 海外で見られるようになってアニメはおかしくなった?

 追記 4話で断念しましたが、点数3点はいくらなんでも…と思いますので、ストーリー、キャラはそれぞれ1.5まで落とします。調整で声優・音楽・作画も2にします。

 なんか海外に視聴されるようになって本数だけは作られるようになってから、B級といっては失礼ですけど2軍くらいのラインナップのアニメの作り方がメチャメチャになっている気がします。
 目の前の小銭のためのビジネスモデルが質の低下を招くのは、今の日本そのままです。結果として、本作(に加えて何作品かは)いくら何でもという水準になります。もうアニメ界も駄目かなあ…
 結局4話まで見たことでいくらかでも駄作に小銭が入ると思うと、今度から厳選する必要がありそうです。が、海外があるからもういいのか…アニメ…うーん…引き際かなあ…



1話 パラレルワールドもの…ではないんですよね??演出の意図が?

{netabare} 今期はあまり見るものも無さそうなので、無職と自動販売機以外はリアルタイムのレビューはしないつもりでした。
 が、本サイトにおいて、あまりにもキャッチーなレビュータイトルが本作についていますので、気になって仕方がありませんでした。

 で、見ました。なるほど、これはすごいです。そもそも、これってパラレルワールドもののSF…ではないんですよね?そうなら面白そうではあります。

 が、おそらくサッカーボールは演出なんでしょう……ですよね?例えばですが「氷菓」で千反田えるに絡めとられるホータローの内面表現としてファンタジーはありましたが、あれを取り違える人はそうは多くないでしょう。

 ですが、本作は正直初めの方は本気で、パラレルワールドものかどうか迷いました。地球はどういう意味なんでしょう?と言いますか今でもひょっとしたらという疑いが取れません。演出の妙なのか、単なる出来損ないの表現なのかが全くわかりませんでした。そこが後の実はSFでしたという伏線回収につながるかものすごく気になります。

 後、現実主義者…つまりリアリストとはなんぞや?というテーマのアニメですよね?いやだってハーレムものじゃない?モテてますよね?家にまで来させて…伊藤誠?という感じです。

 ヒロインの娘は実は悪い気がしないどころか、もともと好きなんだけど素直に表現してないってことでいいんでしょうか?告白を断ったのも、変なタイミングだからっていうオチですよね?となるとタイトルの「現実主義」が描けるとも思えません。

 現実主義者がヒロインを堕とす戦略を駆使するわけでもなさそうですけど…まあ、現実を見つめて考え直す話???となるとサッカーボールですがあれが結局わかりません。ショックがあるとパラレルワールドに移行する?神様か宇宙人からのメッセージ??

 素直に推理すると、現実主義の名のもと、脱力系の主人公が無自覚にハーレムを作るか、ヒロインと結局イチャイチャするだけの話の気もしますが…

 とまあ、話の趣旨が分からない。人間の心理がわからない。そしてジャンルすら意味不明でした。
 ジャンルが確定したら、多分切るとは思いますが、気になるのはものすごく気になります。パラレルワールドものでありますように。


 なお、キャラデザに全く…本当に全く個性がありません。これは過去の萌え絵のスタンプ化どころではなく、本当にある意味ものすごいです。
 他のアニメの中にポンとおかれると多分どの作品のキャラか言えないと思います。

 最近増えてきたキャラデザだとは思いますが…僕ヤバとかグイグイみたいな個性って大事ですよね。インソムニアも取り違える人はいないでしょう。スキローは…ある意味では個性である意味では型ですけど。平家物語とかユーレイデコとまではいいませんけどね。

 ABEMAなので見忘れたら有料ですから、見忘れない限り追うかもしれません。{/netabare}


2話 OPの冒頭でやはりサッカーボールが出てきましたね。

{netabare} OPというのは作品の顔です。そのOPの冒頭にいきなりサッカーボールの映像が出てきました。そう…つまり、まともなクリエータなら「サッカーボールは重大な役目を果たします」というメッセージを込めるはずです。
 単なる演出でない証拠に、サッカーボールが沢山のハートをなぎ倒して行きます。OPで数秒という尺を使うからには意味がない描写を入れるハズがありません。これは乙女心を踏みにじった主人公の闇墜ちを示しているのでしょう。その証拠に主人公は常に無表情です。
 しかもサッカーボールが複数でてきます。1話を「きっかけだけ」とするならOPで複数のサッカーボールの描写はあり得ません。複数というのが味噌で、つまり複数の世界線=パラレルワールドという表現でなくて何なのでしょう?
 学校がポリゴンなようなもので構成される演出に、屋上に顕現する2人。そう、これは現実世界ではないという伏線になっています。人物も幾何学的にデザイン化された部分がありバーチャル感を演出しています。

 そして、突然始まったハーレム生活。いきなりヒロインがデレ始めます。このデレ方は現実ではありえません。「ゼロ使」「とらドラ」などを思い出せばわかりますが本来ツンデレは、長い時間をかけてエピソードを重ねることで説得力をもって表現するからこそ意味性が生じる物語論でありキャラ造形です。いきなり1話目でヒロインが主人公に惚れるなど物語性の放棄以外の何物でもなく、そんなことはあり得ないはずです。

「腕章」もゼロ年代では既に「涼宮ハルヒ」で「団長」という腕章ギャグで相対化されたグッズで、非現実的です。「本好きの下剋上」の原作でも異世界における「図書委員」という日本語の腕章がローゼマインの滑稽さを表すグッズとして登場しています。つまり学校における腕章というのは既にギャグとなっています。それをなぜあえて出したか?

 さらに「風紀委員が取り締まる」という今時あり得ないステレオタイプです。それをいきなりぶち込んできました。ひょっとしたらタイムリープしたという仕掛けなのかとも思いました。
 ですがスマホが登場しているのでタイムリープには見えないので、なぜ腕章・風紀委員を出したか…現実主義といいながら妄想を繰り返す今の若年層に対して、ゼロ年代に戻って、ちゃんと恋愛しろという意味にも取れます。

 この作品は「現実主義」と謳いながらも、現実ではありえないという相対化が見事に行われています。問題は、題名と捩れている「非現実」をなぜ分かりやすく表現しているか。
 それは昨今の人間描写ができていない身近な美少女が脈絡なく惚れるラブコメや、現実逃避の異世界ものという分野を見事にメタ的に揶揄しているわけです。

 そこから導かれる帰結は、主人公は非現実が現実感を持つようなパラレルワールドにいるに違いありません。それなら1話のサッカーボールからの地球の演出に意味が出てきます。

 たしか「現実主義勇者の王国再建記」という作品でも、現実主義といいながら主人公がまったく現実主義に見えないという巧妙に仕組まれたギャグがありました。本作もそのオマージュで「サッカーボールによりパラレルワールドに移行した現実主義ハーレムギャグ」じゃないかと考察できます。

 ひょっとしたら今までのラブコメや異世界ものを相対化する伝説に残る作品になるかも…少し感心しました。

 そうか…だからDアニメでは有料なんですね。1話では「このレベルのアニメで有料?」と私も思いましたが、制作者側に名作になる勝算があるんでしょう。
 そういえば伝説の名作「異世界スマホ」の2期も有料でした。本作も異世界スマホに匹敵する名作になるんでしょう。{/netabare}

3話 何かの仕掛けがないとすると虚無すぎですけど…あるんですよね??

{netabare} すべてにおいて私の想像の上を行かれました。

 自分のアニメ読解力の無さを痛感させられます。男子の見分けがつきません。誰が何を話しているかさっぱりわかりませんでした。これはあとで実は〇〇と○○は同一人物でした、とか、入れ替わってました…みたいな仕掛けがあるんでしょうか?そう…有名な学園ホラーのように?
 
 そして、このアニメのアニメータの胆力に感心します。屋上の空と柵と2人の動かない登場人物だけで5分尺をやり切りました。この虚無感はなかなか他では見ないと思います。そして男2人が向き合って会話をするだけで2分つかってます。
 これだけで合計7分。その他の場面も止め絵のオンパレードです。動画枚数削減の限界に挑戦している感じです。
 他のアニメの動きが…と言っている方は、是非この作品を見ていただきたい。ありえないことですが「極主夫道」より動いていない気がします。

 あと、ちょっと気になったのが「冬服の防御力は90夏服は20」です。これって、平成中期くらいまでの発想な気がします。今の女子は夏服の時の防御力は結構高いですよ?今の感覚だと冬服は98、夏服でも70です。
 ということは時代を錯覚させるとか、パラレルワールドか何かでしょうか?

 それにしても、なんというか虚無です。虚無ですが、なぜか気になるアニメです。やっぱりどこかに何か仕掛けが無いと、いくら何でもこの虚無をアニメにはしないですよね?
 内容的にも、メタ的にも気になりすぎて、多分最後まで見てしまいそうです。

 視聴者に禅を提供しているのか、あるいはエンドレスエイト的な虚しさを演出しているんでしょうか? {/netabare}


4話 展開が理解できない。知的水準を試されている?ラブコメの体をなしてないラブコメという新ジャンル?

 アニメの構成として、この飛び飛び感は何かを試されているのか?と思ってましたが、先週と普通につながりましたね。

 話はわかるのですが、何をしたいのかが見えてきません。SFかと思いましたが、どうもそういう話にはならなそうです。何らかの仕掛けがある叙述トリックとか?まさか本当にラブコメ?

 いや、ですけど感情移入できるキャラもいないし、展開も急すぎてラブコメの体をなしていない気が…ちょっと、付いて行けなくなっています。一旦休もうかなあ…

投稿 : 2024/05/18
♥ : 15

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

現実って何かね<45>

1話視聴。
原作知らんので見てみた小説原作。
初回は、アバンのボール当たったかと思ったらど派手にエフェクトなシーンがなんだったのかと、一応のフックの役割を果たしておりました。
ただ、つきまとう主人公・言い寄られてまんざらでもないのに来ないと不満げなヒロイン等、魅力の薄い本編でフックは外れて、まあ初回だしというだけの視聴に。
結局、ボールが来たタイミングでもう口説くの止めようと思ったってだけの様子。
次は魅力を布教ですか。
突飛な行動が面白さに繋がらず、ただ思いつきを並べられてる印象の初回でしたとさ。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2

61.2 45 2023年夏(7月~9月)アニメランキング45位
幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (122)
256人が棚に入れました
みんなが知ってるあの子の、みんなが知らない物語――。 海と山に囲まれた風光明媚な港町 "ヌマヅ"。幼い頃から周囲になじめなかった少女ヨハネは、街の皆と距離をとって暮らしていた。 私のやりたいこと、私の本当の居場所、それは――。 素直になれない少女と歩む、あなたの知ってる不思議な世界。 『幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-』 いま現れた、もうひとつの太陽。

腐った牛乳侍 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

結局何がしたかったんだ……?

初見時の感想

シナリオが微妙。都会に出たはいいが夢やぶれて…ってな感じで田舎に戻って再スタート的な話は悪くは無いけどヨハネが故郷嫌いになる理由が浅すぎて共感しかねる。
3話はなぜかヒーローものやり始めたりなぜか魔王とかいう存在がでてきたり謎の異変など伏線張りとわけわかめな展開に終始してた。ぶっちゃけ面白くない。
作画はわりとキレイめ。ライラプスの口の作画が処理落ちしてるみたいに全然動いてないのが気になるが。

ラブライブサンシャインのスピンオフとしてアニメ化されたけどもサンシャインみたいに失速しなきゃいいね。

5話まで見たけどやっぱりつまらんわこれ。ひたすらチープな仕事ドラマ見せられて話が進まない。これがキャラ掘り下げメインになるんだったら見方は変わるけどヨハネの成長主軸で描いててこのスローテンポはどうなのさ。あとマリの抱える不安の解決までの道筋が雑&ご都合主義全開で引いた。せめて何かしらの演出で取り繕えよ。

11話まで見ました。
ここまでまったく盛り上がる気配無し!ウダウダウジウジしてばかりのヨハネ、相変わらず進展のないシナリオ、雑に消化される異変、唐突のメンヘラ、強引すぎるシリアス展開とその解決、あまりにも雑なシナリオでもはや笑うしかない。

あと10話から脚本が何万字書蔵とかいうふざけたペンネームの脚本家に変わったらしい。シナリオ担当が夜逃げしたのか?と思いきや最後の最後で復帰。しかし盛り上がることなく低空飛行のまま終了。

何のためにわざわざアニメ化したんですかね?

投稿 : 2024/05/18
♥ : 4

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

結局なんだったのだろうか?新規には終始意味不明でした。

 最終話(13話)まで観ました。2023.09.25

 ヌマヅに危機が迫る中、ライラプスが魔法の杖を探して溺れたけどすぐに復活したり、魔法が解けてさよならライラプスになったけど、別にデカいイッヌなのは変わらなかったりしながら話数を浪費して最終回!

 ヨハネはヌマヅの女子達と女子会やったり祭りに参加したり、宴会やったりして絆を深めます。

 キャバクラ行ってないだけで、昭和のおじさん達が仲良くなるルートなんですが、田舎者とはいえ、こんなんで良いのかな?

 そして、皆で結集して歌を唄ったらヌマヅは救われました!良かったねぇ〜。

 最後のライブはかなり気合が入っていますが、私、ラブライブファンではない新規なので、別に他のキャラに思い入れも無いため、ポカ~んです。なんで妖精デカくなってるの?

 結局、魔法が解けたライラプスも嫌味と小言を言わなくなっただけですし、単体アニメの面白さとしては、評価不能です。

 まぁ、ファンが喜んでいるなら、良いんじゃないでしょうか。一般受けとかどうでもいい感じです。新規お断り!
………………………………………………………………………

 8話まで観ました。2023.08.21

 7話で女子会、8話はお祭りでステージとかやるよ!ヨハネが友達になった女子達と頑張ります!
  
 なんですが…、あんまり盛り上がらないというか…。ヨハネは色々とトラブルに見舞われますが、過労で倒れたり、杖を無くして歌が唱えないとか…、大したこと無いトラブルが起こってすぐに解決する展開を繰り返します。

 本家を観てないのでキャラに思い入れが無く、浅いエピソードを観せられても、( ゚д゚)ハァ?でございます。

 いつか面白くなるのではと思っているんですが、一向に上向かないです。

 ライラプスが実はヨハネ以外と話せない的な伏線が展開してますが、何を今更…。

 虎くらいある犬?を受け入れている世界ですよ?話そうが話せまいが、気にする様な連中じゃあないですね。

 今の所、全てのエピソードが浅いので、何の感情もなく視聴しております。

 原作ファンは面白いと感じているのかな?何か釈然としない感じです。
………………………………………………………………………
 6話まで観ました。2023.08.08

 4話以降、キャラクター紹介話ばかりです。人見知りのヨハネが何故か陰キャ達を仲間にしていきます。

 仲間になるのは、どいつもこいつも自意識過剰の変人ですが、ヌマヅの町人共も異形の変人ばかりなので、視聴者には差が良く分かりません。

 あっさい悩みがあっさり解決して、お歌を唄って友情じゃぁ〜!って、一体何を見せられているんでしょうか?

 しゃべるイッヌのライラプスや妖精さんがいるようなヌマヅで、コイツら何をしたいんでしょう?

 ちょっとついて行けなくなりつつありますが、作画は良いので、まだ付き合ってもいいかもです。

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 3話まで観ました。2023.07.18

 ヨハネがなぜか森で闇落ちした鹿に襲われていたら、戦隊ヒーロー的な奴らが助けにきたよ!

 まぁ…、悪いとは言いませんが、良いとも言えないヒーロー達が大活躍します。コレは、ダサいのか格好良いのか…?ハチャメチャです。

 ちょっと他のレビューアー様の意見も聞いてみたいところです。コレはスベっているんじゃ?

 ヨハネも謎パワーでヒーロー達をサポートします。何この謎現象?そしてヌマヅの危機は救われました!

 からのBパートで新キャラ登場!コレがまた謎キャラで情報を全く持っていないという…。この尺、要らなくね?

 考察とかそういう次元じゃ無く展開が意味不明です。作画は良いので、何となく観られますが、なにコレ?が先行する3話でした。
 
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 2話 まで観ました。2023.07.12

 ヨハネは、仕事をしてお金を稼ごうとしますが、中々苦戦します。でも、労働の喜びに目覚めて…的な2話でした。

 2話まで観ても、ヨハネがヌマヅを嫌がる理由が良く分かりません。

 家族のことも不明で、犬のライラプスは家族で相棒とのことですが、普段何をしてるんでしょう?ヨハネ家のペットなのかな?

 ヨハネママ達は不在なのですが、ライラプス用の自動給餌器とか家にあるの?食費とか貰って自分で買い物しているのかな?それともどこかで仕事してる?非常に珍しい動物らしいですが…生態が謎です。

 ヨハネは、接客業や小売業を異様に嫌がる人見知りです。でも、仕事は依頼されるので、地元での社会的信用はあるようです。

 元士族かなんかで、プライドが邪魔してるとか?出身階級のせいという描写はありませんでしたが…。実家も金持ちと言うわけでは無さそうです。

 何がしたいのか良く分からないヨハネが、働き者で友人のハナマルとギスったり、結構ストレスです。

 Cパートで、戦隊ヒーロー的なキャラが出てきますが、これから一体どうなるのか、今から心配です。
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 1話観てのレビューです。2023.07.04

 本家は未視聴です。存在は知っています。沼津推しのアイドルモノですね!

 ヌマヅで、あって沼津では無いんですね。ズラ〜何て沼津の方言ではありませんラ!

 主人公と犬の関係等、人物の相関関係がまだ良く分かりませんが、キャラクターもカワイイので、面白くなるかもしれません。

 ちょっとヨハネがイタイ子ですが、まぁ嫌味では無いので、良いのかもしれません。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

異世界ヌマヅで思い出す当たり前の人間の温かみ

『ラブライブ!サンシャイン!!』の舞台・沼津市に類似した異世界の“ヌマヅ”にて、
“トカイ”での歌手挑戦の夢が破れてヌマヅに帰ってきたヨハネを主役に据えたスピンオフアニメ(※重要・善子ではないw)
コミック版『~ -Unpolarized Reflexion-』を「LoveLive!Days」にて何話か読んで雰囲気は把握済。


【物語 3.5点】
冒頭から脱線しますが、本作放送を控えた今年6月初め、
サービスエリアにてバス運転手が停車中の運転席にてカレーを食べているという難癖クレームが入る
という個人的にショッキングなニュースが目に入りました。

その後、この一件がSNS炎上ネタとなる中で、
看護師も白衣着けてコンビニで買い物しようものならたちまちクレームを食らう
といった職業人に敬意を払うことすらも忘れたギスギスした日本社会の病理が可視化。

人間社会は持ちつ持たれつの関係で成り立っているはずなのに、
高度に分業化し発達した現代社会においては、そんな当たり前のことすら見えなくなるのか。
私は暗澹たる気持ちになりました。


で、本作。
物語は本編同様ぼっちな主人公・ヨハネが、
かつての同級生たちが社会人としてヌマヅにて自分たちの能力ややりたい事を生かして地域社会に貢献している姿に刺激を受け、
ヨハネ自身も占い師(実質・なんでも屋w)としてヌマヅに関わる中で、
針路を見出していく自分探しストーリー。

正直、物語自体は言語化に困るとすぐに音楽でお茶を濁す。
ヨハネが探し切れなかった自分も歌って先送りする感じの凡庸な出来。
ですが、こんなメンタルだった私にとって、励まされる内容も多いスピンオフした。

{netabare} 犬のライラプス失踪!やヨハネプロデビュー!?{/netabare} など噂も高速で尾ひれが付いて広がる、
ヌマヅの狭いコミュニティー内においては、
ヨハネがヌマヅに何かをすれば、その夏のうちにヨハネの背中を押す人々の声援となって帰ってくる。
社会の中の自分をダイレクトに実感できるヌマヅの街は、
ヨハネの再生だけでなく、すり減った私の再生にも有効でした。

序盤、ヨハネが、ハナマルが猪獣シシノシンの屋台でお菓子売るのに付き合う件。
{netabare} ヨハネが、こんなに売ってたったこれだけ!?と思わず口に出し2人がモヤモヤ{/netabare} してしまうシーン。
そのわだかまりを乗り越える過程から既に、
今だけ金だけ自分だけの現代社会の亡者に毒された心身が回復する手応えがありました。


【作画 3.5点】
アニメーション制作は本編と同じくサンライズ。

レンガ作りのメルヘンチックな街並み、異世界文字などでファンタジームードを演出。
作画カロリー自体は平凡。
ですがMVでは『ラブライブ!』シリーズらしくCGも交えて異様に力の入った映像。

人物の表情描写も本編同様豊かで賑やかですが、
本作では自分の気持ちと向き合う憂いの表情が目立った印象。
個人的に一番惹かれたのがヨハネを見守る狼獣・ライラプスの意味深な無表情。


ヌマヅの動物を中心にした異変と、ヨハネが有する魔法との関わりもシナリオの主軸となるとあって、
暴走生物とのバトル要素もあり。
特に{netabare} 執行長官ダイヤ{/netabare} が変身ヒーローみたいな赤い機甲スーツを身にまといバイクにまたがり、日本刀武器を振り回すアクションシーンからは、
『ラブライブ!』史上最もサンライズ魂を感じましたw


【キャラ 4.0点】
Aqoursのメンバーが下の名前がカタカナになり本編の設定・人物像も残しつつも、
社会人キャラとして“キャラ変”され登場する本作。

本編・生徒会長だったダイヤがヌマヅ執行長官となったのは順当として、
本編で、大型犬に追いかけ回されていたリコが動物学者として来訪する“反転”があったり
(リコがしいたけを手懐けたシーンは衝撃的w)
ルビィが妖精化するなど、大幅な設定変更もあり。

中でもマリは角で心の声を捉える異能を持った魔王として、
魔物が棲む“ワーシマ島”に引き籠もり、淡島のロケーションごと大胆に改変。
マリが心を開くエピソードも人々の目をネガティブに捉えがちなヨハネや私にとっても良薬となりました。


Aqoursメンバー以上に重要キャラだったのが幼少からヨハネと共に過ごして来た
喋る狼獣・ライラプス。
(※核心的ネタバレ){netabare} 友だちを作るのが苦手だったヨハネが、一人前になるまでの間、
親友代わりが欲しいという願望の具現化がライラプスの人語であり、ヨハネの魔法の発端であった。
ヨハネが人との関わり方を覚えて巣立つ時がライラプスが狼に戻る時。{/netabare}
予想された展開ではありましたが、胸を打たれる物がありました。


【声優 4.0点】
異世界のキャラ変にも好対応したAqoursの声優陣。
本編でもまだ技術も未熟な中、カオスなネタシーンという無茶振り千本ノックを浴びて来たかつての新人たちが、
いつの間にか立派に成長されたのだなと感慨を覚えながら見ていました。

個人的MVPはライラプス役の日笠 陽子さん。
時に皮肉めいた声色で、“充電中”とだらけるヨハネを叱咤したり、
自分の役割への自覚も含んだ厳しい口調でヨハネを突き放してみたり。
良き相棒として、ヨハネの自分探しを拡張する名コンビを好演。

そんな中、動物声優・麦穂 あんなさんは異世界でもチカの旅館で飼われる大型犬しいたけだけでなく、豚獣サクラもカバーし、貫禄を示す。


【音楽 3.5点】
劇伴担当は本編と同じく加藤 達也氏。
本スピンオフではメルヘンな世界観に合わせてパイプをアレンジするなど優しい音色が目立つ。

アニメシリーズ史上初めて『ラブライブ!』の冠が外れた本作。
ですが挿入歌がほぼ毎回投入され、本編に匹敵する楽曲群を形成。
悪くはないのですが、如何に歌の力がシナリオの鍵とはいえ、
スクールアイドルが登場するわけでもないのに、ちょっと押し過ぎかもとは思いました。

それよりも私の心に妙に残っているのは意外と、
作中子供たちが、たこ焼きを売るために歌っていた販促?ソングだったり。
楽しげに物を売る描写に商売の原点を感じました。


主題歌はAqoursが担当。

OP「幻日ミステリウム」はシンセのエッジを効かせて神秘的な雰囲気を醸す、
ヨハネセンター曲の系譜を継承したナンバー。

ED「キミノタメボクノタメ」はONE FOR ALL,ALL FOR ONEというヌマヅの世界観を直球で歌ったナンバーで、今日も優しく締めくくる。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 14

60.4 46 2023年夏(7月~9月)アニメランキング46位
うちの会社の小さい先輩の話(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★☆☆ 2.9 (124)
373人が棚に入れました
キャラクター企業ではたらく、入社 1 年目の篠崎拓馬。まだまだ慣れない仕事の日々。それでも、彼のそばには「とんでもない癒やし」があった。 ──それは、入社 3 年目の“小さくてかわいい”先輩・片瀬詩織里。後輩想いな詩織里は、何かと篠崎を気にかけてくれている。仕事が順調にいけば褒めてくれる…。緊張するプレゼン前には励ましてくれる…。つらいデスクワークは肩もみで労ってくれる…。 自然と距離感近め、どこか天然な詩織里の振る舞いに、篠崎は毎日癒やされつつも意識しっぱなし。はたして彼女いない歴=年齢の篠崎はただの先輩後輩から関係を変えられるのか……? SNSで超人気、斎創先生のコミックが待望のアニメ化! この"お砂糖系オフィスラブコメ"は、ずーっと見守りたくなる!

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

可愛い(あざといw)先輩の話

原作未読 全12話

ある会社の第二開発課に所属する普通の後輩(男子)と背が小さくて可愛い先輩(女子)とのラブコメ作品です。そこにちょっと変わった上司や同僚、家族などが絡んで行きます。

基本的には2人の色々なことでお話は進み、周りが何とか2人が結ばれるようにしようとしていますがなかなかうまくいきません。

先輩は小柄な上に童顔で声も可愛いことから、後輩ちゃんが好きになるものわかりますが、あざとすぎるぐらい可愛いですw

2人は両想いだと思いますが、なかなかくっつきませんねw

基本皆さん良い人たちばかりなので波風もあまり立ちません。

リラックスして観れる作品だと思いますので、重い作品を観た後に観るのがいいかも知れません。

OPは小林柊矢さん、EDは由薫さんが歌っています。

最後に、先輩のネコキャラは可愛すぎますねw

投稿 : 2024/05/18
♥ : 14

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

真に受けないように・・・、もう一回言うよ、真に受け(ry

こんな会社はありませんw。
いや、断言はできないかぁ・・・?
こんな会社は、ほとんどありませんwww。


正直に言うと、最初の方からあざと過ぎて視聴をギブアップしようか迷いました。

いくら「紳士向け」と言っても、こんな風なキャラ出して、お胸を大きくしときゃ大丈夫だろ、的な安易なつくりは薄っぺら過ぎやしないでしょうか。


もっとも、私自身が小僧時代ならばどう感じたかは、今となっては解らないのですが。


片瀬さんは、まぁ、可愛らしく造形され、魅力的なキャラに仕上げよう、仕上げようとしているのは理解しますが、私にとってはあざと過ぎ。
変な言い方になりますが、これは「片瀬さん」に言っているのではなく、メタな方面に対してです。
もっとも、これは個人の感想なので、作っている人が私の意見を取り入れる筋合いもないのですがw。


篠崎くんは・・・、ま、振り回されている道化役ですので・・・。
ただ、これも個人の感想としては、振り回され役としてもパッとしなかった印象ですかねぇ。


途中、何度も視聴を中止して、他の何かを見ようかな、と迷いました。
いやぁ、マジで。
私的には、関心のないものは端からあまり手をつけることは無く、見たら最後まで観るのが筋だろタイプなので、結構頑張ってみましたかねぇ、今回は。


ちょっと、コミカルな感じになってきたのは、早川さんが動き始め、秋那主任がからみ始め、そして、篠崎(姉)の豊さんが登場してきたころからでしょうか。

特に早川さんと秋那さんの絡みがおもしろ楽しかったのと、篠崎(姉)の俊敏な暴走っぷりとやはり秋那さんとの連携でしょうか、面白かったです。

・・・あれ、この書き方だと秋那さんがMVPなのか・・・w。

ちょっと、ここら辺はなんとも言えませんが、外野の方が面白かったですねぇ。

似たような作品はいくつか視聴してきましたが、やはり、メインストリームのキャラ達にもう少し物語が無いとなぁ、って感じでした。
今作は少し、あざとシチュに重きを置き過ぎで、薄っぺらかったかもしれませんね。
ここは、私には合わなかったポイントかもしれません。
先達の作品たちが、比較的よくできていた、頑張っていたのを再確認しましたね。


なんとか、最後まで視聴はしましたが、クールのラストでそれですか。
ダメじゃないです、ダメじゃないですが・・・中学校モノに転生した方が良くないですかね。

個人的には最ラスで、ちゃんと自分が注目した3人が落してくれてセーフって感じでした。



合う合わないはあると思いますが、少し寛容な心が無いと厳しい作品かもしれませんね、いろいろな意味でw。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 19

Witch さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

知り合いレビュアーさん「1話途中切り」 →ワイ「まあそこまで酷くはないやろ」 →結果w

【レビューNo.71】 (初回登録:2023/7/2)
コミック原作の2023年作品。

(ストーリー)
語るほどでもない

(評 価)
本作品視聴前に、お付き合いのあるレビュアーさんが立て続けに「途中切り」
という凄い評価をされていたので、「いうても途中切りするほどでもないやろ」
っとタカを括っていましたが・・・予想をはるかに上回るレベルでしたねw

正直、何が悪いかを表現するのは難しいのですが
「オフィス(お仕事系)×糖分過多の甘々な世界(でエロもぶっ込み)」
という組み合わせが、恐ろしいほど食い合わせが悪いというか・・・
「痛々しくて、これ以上観ていられない!」という嫌悪感しか湧いてこなくて、
切るという選択肢以外ない状態でしたね。

個人的には「久保さん」や「転校生」等イジメの解釈等で、「この原作者とは
価値観が合わない」という理由で1話切りする作品はあったのですが、作品自体
に胸やけして切ったのは、かなりレアなケースですかね。
(まあ「無能なナナ」で1回早々に切った例もあるが、嫌悪感はなかったな)

別に癒しやエロも嫌いじゃないんですが、使い方を誤ると「猛毒」にもなるのか
と、アニメの奥深さを知った思いですね。

まあわざわざレビューを書く必要もなかったかもですが、先人のレビュアーさん
に続けっというのと、アニメの新たなる1面を知った衝撃的な作品だったという
ことでw

投稿 : 2024/05/18
♥ : 14

59.1 47 2023年夏(7月~9月)アニメランキング47位
英雄教室(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★☆☆ 2.9 (101)
328人が棚に入れました
世界を苦しめる強大な魔王と互角の戦いを繰り広げ、 痛み分けによって人類を救った勇者がいた――その名はブレイド。 幼い頃から勇者としての素質を認められ、誰もが憧れる存在であった。 だが、ブレイドは魔王との戦いのあと、 ダメージによってパワーが減退していく中で、こうも思っていたのである。 “ようやくこれで、一般人になれる!”と。 そしてブレイドは、知り合いを頼って「ローズウッド学園」に入学。 “フツー”の学生としてトモダチを作り、華やかで楽しいスクールライフを謳歌しようとする。 だが、個性豊かなクラスメイトたちや様々なトラブル、そして英雄を養成するエリート学校であるローズウッド学園が“フツー”のはずがなく…!? シリーズ累計160万部の超人気ライトノベル『英雄教室』が、満を持してTVアニメ化! 英雄の座を降りた元勇者ブレイドが、“フツー”を求めて奮闘するバトルファンタジー! 目指せ、普通。満喫したい、青春。 でも、フツーの青春って一体なんだ!?

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

クソアニメではないけど、面白くもない。もったいない。

 最終話(12話)まで観ました。2023.09.25

 作画やキャラは悪く無いのですが、面白くありません。観ていて不思議な感覚に襲われます。

 キャラがどんどん登場、仲間になるを繰り返していくのですが、学園から一歩も出ないので、話に抑揚がありません。

 9話、10話のパロディー回も、ことごとくスベっており、面白くありません。今更エヴァや明日のジョーは無いでしょう。

 勇者がそもそも何なのか良く分からないし、仲間になる登場人物も、背景が薄くてキャラ立ちしておらず、興味が湧きません。

 学園と言う名の閉じた世界で、微エロとコミカルなキャラ達のワチャワチャを楽しむと言うのが時代遅れなのかな?

 原作が悪いのか?主人公が嫌味でも無く、話にストレスも無いのですが、何かが足りず、観ても観なくても良い、印象の薄い作品なってしまったのは残念です。
………………………………………………………………………

 5話まで観ました。2023.08.08

 なんと言うか、変人を集めた学園ドタバタコメディで、キャラが増えていく感じの物語です。

 主人公の勇者力70%減の元勇者、人造勇者女、炎の精霊女、ドラゴン雌ガキ、魔王の娘…。良く変人奇人を集めてくるなぁ。

 しかも、皆唐突に登場して、深堀も無く仲間になります。こういう、キャラクター依存の物語は、ネタ切れが早そうです。

 まぁ、学園という一般社会から切り離された環境でエロ要素込みでワチャワチャやるのは、なろうに席巻されて昨今珍しくなった正統派ラノベと言えるかも知れません。

 既視感が強いですが、コレはコレで良いものだろ?という天の声が聞こえてきそうです。

………………………………………………………………………

 1話観てのレビューです。2023.07.13

 主人公は勇者だったけど、魔王と相討ちになって勇者の力を失い、一般人になり、学校に入り直した様です。一般人なので、友達たくさん作るぞ〜!

 何か、あらすじを見るだけで、あまり世界設定を深く考えて無い感じが伝わってきます。

 主人公が勇者だった時と、現在では時間差が無いんでしょうか?

 時間差があれば、魔王との死闘で疲弊したけど、復興して平和になった世の中に転生した元勇者大活躍で良いのですが、主人公が転生した感じではありません。

 時間差が無いとしたら、凄い不自然です。勇者が魔王と戦っていた最中に、平和に学校行ってる奴らがいるって、なんか変です。

 魔王も勇者も大したこと無い世界ってことになります。魔王が人類の脅威で最強だとしたら、それを単独で撃破した勇者は人類最強です。 

 勇者ほど強くも無い奴らが戦争中に学校でイキっていたんでしょうか?

 ヒロインの赤毛も、戦力になるなら魔王との戦いに参加しろよと思います。
 
 ヒロイン達の因縁を解決して、仲間を増やしていく物語の様ですが、そもそもの主人公の背景が元勇者で強かった、今も強いだけなので、典型的な出オチです。

 何となく、ヒロインのエロさだけで押し切る雰囲気アニメになりそうです。
 

 

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3

ninin さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

勇者その後

原作未読 全12話

勇者だった少年が、魔王との戦いで力をほぼ失い、普通の生活をしたいと紹介されたところが、英雄を育成する学園でした。

勇者ということを学生たちには隠して学園生活を送るお話です。

力をほぼ失ったと言えど、勇者なので学生たちは全然敵いません。

お話は、シリアスそうなお話もありましたが、全て勇者だった少年がひっくり返ししてしまいますので単調といえば単調ですね。

危機感という危機感はありませんでした。

よくある異世界ものという印象でしたね。

OPは樋口楓さん、EDは熊田茜音さんが歌っています。

最後に、そろそろ最強でハーレムな主人公に食傷気味です〜

投稿 : 2024/05/18
♥ : 12

こま さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

メインヒロインはエロ枠()

2022年7月時点でシリーズ累計発行部数160万部を突破してる大人気作品。

ふつうとしか言いようがない。特別何かがあるようにも感じない。
話しの内容は魔王と勇者が戦い相打ちし、勇者の力を失った元勇者が念願だった普通の学生になる為と友達を100人作るために学園に通うというもの。
アレで勇者の力を失ったとかもうね…。
ストーリーもだけど小、中学生向けに作れてるようなキャラデザのせいか、メインヒロインの服が破ける、半裸になる、全裸になるもののエロさをまったく感じない。
メイン以外の子の方がエロいかな?くらい。
気になったのはメインヒロインの服が派手に破けて下着のようなものが見えてるのに周りの学生らの反応が全くない。
考えられるのは立ち位置的に見えない、服が破けても気にならない世界、アレは下着ではないとかか。
で最後の髪を下ろして雰囲気を変えましたよのシーン何故アレで驚くのか、ただ髪を下ろしただけにしか見えないんだけど。
髪を下ろす以前に髪飾り?の所為な気がする。アニメ化で改変した可能性もなくはないか。

2話以降の話しがまったく気にならないので一話切りかも。他の作品が面白ければ特に。
昔、書店でマンガを立ち読みした事があったけど、何故買わなかったのかが今なら分かる気がする。

2話視聴したけどやっぱりダメだった。

前半パートのノリが寒過ぎる、というかアレをホントに面白いと本気で思ってるとしたらヤバいと思う…。
唐突の水着にメインヒロインはエロ枠としか言いようがないほど、胸の谷間のどアップに水着に裸になるって言うね…。
ついでにヒロインのデレと嫉妬とストーカーがやばい()ヒロインってこんなだったっけ?
後半は後半で話しが重い…。何だろうこの落差…。

小中学生向けとは言ったけどコレを見るかって言うとね()
正直どの層に向けたのか分からない…。

まあ売れてるのは確かなのでこんなでも見る人は間違い無くいるんでしょうね。
コレでホントに切ります。2話切りと。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 4

58.7 48 2023年夏(7月~9月)アニメランキング48位
フェ~レンザイ 神さまの日常(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★☆☆ 2.9 (26)
60人が棚に入れました
神力、妖力を持ちながらも、現代社会でひっそり暮らす中国古代の伝説に登場する神仙妖怪たち。 美少女OL?の九尾狐・キュウゲツ、見た目は怖いけど守りたくなる龍・ゴウレツ、バカだけど憎めないコウテン、クールで可愛い美少年・ナタ、悩める中間管理職・カンノン、みんなの三つ目お兄さん・ヨウゼン、天然清楚兎・たまちゃん、神経質だけど愛らしい人妻・セイエイ、かわいいけど暴走しがちなリュウメ、炎の暴れん坊・コウガイ、インテリ天才神獣・ハクタク、頭がないけど男の中の男・ケイテン、自称イケてる兄・ジュウイチゲツ、優しいけどおせっかいなダッキ。 彼らのにぎやかな日常を描いたハートフルドタバタコメディー!

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

コテコテ中華アニメ!観音様も妖怪扱いなのか…。

 12話まで観ました。2023.09.28
 
 やっぱり何話観てもそれほど面白くないです。ドタバタで特定のキャラが被害を受けてトホホホ…的な感じがずっと続きます。

 同じ妖怪が登場する中華アニメでも、万聖街の方がおもしろかったかもしれません。

 やはり30分は長いです。Bパート前位で飽きてしいます。主人公のキュウゲツ以下、登場人物達の性格も悪いですしね。

 ちょっと日本人とは感覚が合わない感じのアニメでした。
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 3話まで観ました。2023.07.21

 正直、面白くは無いです。30分枠は長すぎます。ただ、作りが悪い訳ではありません。

 どんな狂ったキャラクターが出てきても、舞台背景がめちゃくちゃでも、物語が破綻していても、日常系だと視聴に耐えるんですが、萌えアニメだと言うのが前提にあります。

 今季クールの、小さい先輩、メガネを無くした、出来る猫なんかも、良く考えるとおかしい話ですが、キャラクターに萌えれば観れる系です。

 この作品は、中華アニメのため、ヒロイン達がとにかく可愛く無いです。九尾も兎も気持ち悪さが先行しています。そのため、視聴継続する意味があまりありません。

 お手軽キャラ萌日常アニメばかりの昨今ですが、それはそれで需要があることがよく分かりました。
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 1話観てのレビューで。2023.07.05

 中華妖怪達がわちゃわちゃするショートショートアニメです。キャラは結構カワイイですが、イマイチ妖怪達の背景が日本人には馴染みが無く、分かり難いです。

 九尾の狐と月兎、龍あたりは少しは馴染みがありますが、後は良く分からん奴らです。

 会社が舞台なので、氷男子の氷室君に少し近い感じですが、恋愛要素は無さそうです。

 観音様も妖怪枠なのか…と、少し不思議な感じです。日中で共通していた観音信仰は、現代中国ではどうなっているんでしょうか?

 まぁ、現代の中国人が何を考えているのか知るには良いアニメかもしれません。

 女性キャラの気性が結構激しいのも中華アニメっぽいですね。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 1

大重 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

そういえば九尾の狐は中国の妖怪でしたね。しかし中国アニメは理解できないなぁ…

さて、中国アニメですね。

神々が登場する作品ということで…
主人公が九尾の狐ということで、一瞬あれ、と思いました。
ちょっと日本の妖怪だと勘違いしていて…
よく考えたら 「中国の九尾の狐が日本にやってきて玉藻の前を名乗った」、という流れなんだから出身は中国ですね。
中国的には、九尾の狐は中国の妖怪、または神という扱いなんですね。
無意識に文化の盗用をしていた。
これは申し訳ない、と思い、真面目に見ていたのですが…。

これはきつい。つまらなすぎて、時間が流れるのがあまりに長すぎました。

いやもう… 何でしょうね。中国の神様あるある的なのがさっぱり理解できない。
中国のお約束とか、全然わからんわ。月餅に対する扱いとか、中国人なら受けるネタなんですかね? 理解させようという気がまったくないようで…。
なんか中国の内輪ネタっぽいとしか思えませんでした。
異文化の異なる価値観について学びたい、という観点で見ようにも、説明が足りなすぎて全く理解できない。
こりゃ駄目だ。
なんでこれを日本で放送しようと思ったのでしょう?

良く海外のものは日本のものより質が高いという勘違いがあります。
それは日本の作品は玉石混交目に留まりますが、海外からは頂点の上澄みが日本に入ってくるので、それだけ見ていると日本のものより質が高く見えるという、ただの勘違いですね。
しかし中国のアニメは基本全部駄目ですね… なんででしょう。
もしかして中国のアニメはそんなに酷いの?

三体とか面白いと聞きますから、中国人が作る話が全部駄目なはずは無いですよね。そもそも三国志、水滸伝、封神演義、西遊記… 中国初で大人気な作品は山程あるわけで。にも関わらずなんで中国アニメはこう、駄目なのが多いのでしょうかね。

とりあえずこれが日本で受けると思って作っている人が居るかはわかりませんが、居るとしたら相当見る目が無いと思います。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3

たくすけ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

5~10分アニメだったら視聴継続してたと思う。

神や妖怪といったキャラが現代社会に溶け込んだらどうなるの?みたいな日常アニメ。中国発。

原作は4コマ漫画なのかな?
超短いエピソードをマシンガン連射してくるみたいな流れ。
そんな面白くはないがつまらないというほどもない。
超短いエピソードだけで30分近く見ていけるのか?と考えた結果、見る気失せたので10分持たずに終了しました(笑)
ショートエピソード構成の便利屋斎藤さんですら「30分長いなぁ」と思ったくらいなので自分には無理でした。
まあ最後まで見てないので話の構成や流れがどうなったのかは知りませんが…
同じ中国産でも兄に付ける薬はない!は見やすかったなぁと改めて思いました。

以上です。評価はいじりません。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3

58.2 49 2023年夏(7月~9月)アニメランキング49位
レベル1だけどユニークスキルで最強です(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★☆☆ 2.7 (134)
385人が棚に入れました
「小説家になろう」で日間・週間・月間・四半期1位を獲得した人気タイトルが、待望のTVアニメ化! ブラック企業に勤めるサラリーマン・佐藤亮太は、ある日ふと気がつくと、見知らぬダンジョンの中にいた……! そこは、あらゆるものがモンスターからドロップされる不思議な世界だった。 偶然出会った少女・エミリーの助けで自身のステータスを確認するも、体力や魔力などのステータスはすべて【F】(最弱)! さらにレベルは固定で【1】(最低)! 絶望の淵に立たされた亮太だったが、最強のユニークスキル【ドロップスキル・オールS】の持ち主であることが判明!! はたして亮太は、この不思議な世界で生き延びられるのか!? 最弱で最強の冒険が、今始まる──!

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

こいつはヤバい…。今期ワーストなろう筆頭!映像化したら駄目な奴ですね。

 最終回(12話)まで観ました。2023.09.24

 最後までゴミでした。モンスターを倒してもアイテムがドロップしない…世界の危機や〜!亮太の活躍で解決しました。ハイおしまい…。

 いつもどおり、説明が一切ないまま事件が起こり、すぐに解決します。今回は、何故か着物を着た女性がボスで、何故か強くて、我らが亮太さんも少し苦戦します。

 そのまま殺されてしまえば良いのに…と、思った視聴者も多いと思います。少なくても再起不能位にボコボコにしてもらわないと、話の帳尻が合わない感じです。

 結局、後出しジャンケンで倒しましたが、誘導弾がそんな使い方出来るなんて今まで言ってた?

 しかも、観念したボスを銃による処刑スタイルで倒します。二匹目のハグレモノゴリラもそうですが、猟奇趣味のスタッフでもいるのか?殺し方がグロいです。

 ツッコミ所が多いお話でした。全てのエピソードが何かおかしいという、狂いっぷりはクソアニメ史に残りそうです。

 歴史の証人となれたことを喜ぶべきでしょう。完走した皆様、お疲れ様でした。

 これから観る方は、阿羅漢並の修行レベルに達してないと、魔に飲まれそうです。
  
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 9話まで観ました。2023.09.04

 仲間にウサギと火炎使いが加入して、男一人に女が三人のハーレムパーティーに。キモいデスネ〜!

 お金もドロップアイテムらしいです。もう、めちゃくちゃです。誰が価値を保証しているんでしょうか?金属貨幣だけでなく、紙幣もドロップするんですか…。

 食物や武器、衣服等のアイテムと違い、直接的な利用価値のないモノが流通しているんですね。キレイな宝石ならまだ分かるんですが。

 こういう所が、なろうの薄っぺらさなんでしょうね。世界がある日突然始まった感丸出しの所が!

 誰がドロップした得体の知れない金属製の円形板や印刷物を貨幣にしようと言い出したんですか?

 社会を社会たらしめる前史が全く無いので、主人公のための、都合の良い世界でしか無いのです。

 流石に視聴者を馬鹿にしすぎです。深夜アニメを観ている様な奴は、経済や社会機構の何たるかも分からないと思っているんでしょうか?

 良くこんな話を恥ずかしげもなく放映出来るなぁと、驚きを隠せません。恥的レベルMAXですね。

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 7話まで観ました。2023.08.26

 今期は、設定がイカれているアニメが多いですが、本作は群を抜いています。

 あまりの酷さにしばらくレビュー出来ませんでした。「てぶくろ」さんのレビューがとても面白いので、細かいツッコミはそちらで!

 基本的に人間以外の生物は存在せず、全てモンスターからのドロップ品で成立している世界…。村や街の外には果てし無い荒野が広がっている…ディストピアですね。

 ゴミもハグレモノになる、しかも強いとか…。人間の屎尿とかもハグレモノになるんでしょうか?

 そもそもこの世界、物質循環が上手くいっていません。植物も無いのに、酸素とか何処から供給されてるんでしょうか?水もどうやって浄化されてるんでしょうか?

 中途半端に加工品もドロップしますが、武器とか誰が作ってるんでしょうか?冶金するのにも燃料が必要なはずですが…。

 武器も全てドロップ品なら、最弱武器の鎖鎌しかドロップせず、モンスターを倒せない事態に陥りそうです。

 原作小説は脳内補完するから、まだ何とかなるんでしょうが、映像化するとクソみたいな矛盾が噴き出しています。

 こんな映像化に不向きなゴミをアニメ化しなくてはならないアニメ制作スタッフの皆様には同情いたします。

 仕事が選べない…、主人公より社畜ですね。

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 3話まで観ました。2023.07.26

 適当な話ですねぇ…。拳銃ゲットで専用の弾もドロップするなんて、どういう了見なのでしょうか?

 ドロップアイテムを放って置くと、ハグレモノになるのもイケませんね。アイテムの備蓄が不可能な世界って…。  

 裸でモヤシや人参しか食べないで生きられる人物しか生存出来ませんね。キャラクターの服に見える物は、外骨格かなんかなのでしょう。
 
 家や家具も、動かないモンスター、家モンや家具モンなのでしょう。

 こんな狂った話をアニメ化させられる制作スタッフの皆様が可哀想でなりません。
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 2話まで観ました。2023.07.16

 人参ジャンキーウザうさぎ来襲!良いですね。ダンジョン物資モノカルチャー経済下、人参しか食わない狂人の登場には妙な説得力があります。もちろん、面白くは無いですよ?

 むしろ、人参ともやししか食べない位にしないと、整合性がとれませんね。ダンジョン内でおかずの沢山入った弁当食ってんじゃねーよ!

 主人公は都合の良いダンジョンでどんどん強くなります。作画の悪さも含めて狂った世界が視聴者の目の前に顕現しています。

 怖いもの見たさで視聴継続です。コレであなたもクソアニメハンターだ!

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 1話観てのレビューです。2023.07.13

 初見の感じは、神々に拾われた男っぽいアニメです。何となく凶気をはらんだほのぼのアニメと言う感覚です。

 ダンジョンでモンスターがドロップするアイテムに資源を頼っている世界…。設定が狂ってますねぇ。

 もやしや人参なんて、2、3日で駄目になるようなものを、取引して経済回しているなんて、フィクションでも良くこんな世界を設定出来るとなぁと驚愕しかありません。

 せめて、ドロップアイテムは保存のきく貴金属にするべきです。これ、生産地(ダンジョン)と消費地の関係、どうなっているんでしょうか?もやししか食べない地域とかありそうです。

 まぁ、小学生でもおかしいと分かる社会構造の物語を上手く回せる訳がないので、早々に破綻すると思われます。

 確実に時間の無駄になりそうなので、視聴中断もやむ無しかもしれません。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 10

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

まごうことなきB級、一流の「2.5流・・・いや3流なろう系」なんだけど・・・。

実は、割と楽しんで流し見をしてしまいました。

くどいようですが、私は「魔王様、リトライ!」を楽しんで複数回視聴をできる男だw。

・・・なんでこの作品をベンチマークにしてしまっているのかは謎ですがw。


って事で、この作品。

物語は・・・あるかなぁ。
主人公:佐藤亮太がブラック企業での嫌な記憶を、異世界で生きなおして・・・。
いや、そんな真面目な話でもないかー。
概略はそんな感じなんですが、まぁ、暇つぶし、時間つぶしがてら流し見あたりでも大丈夫なのかなー。


と言いながらも、フツーに楽しんで観ていたんですけどね。
もう一回観るかどうか、ってなると少し困ってしまうかもしれません。
観てもいいんだけど、時間つぶすなら競合作で、もう少しマシなのが他にもあるかなって感じです。
・・・え、ちょっと毒ありましたか?悪気はないんですがw。


私の持病「他作とと比べる」を発動しますと、どっかの竹林竜馬くんに近い印象を受けましたね。
悪人があんまり出てこないので、そこらへんの雰囲気も似ていたかもしれません。
そういう意味では、平和に視聴できましたかね。

ただし、設定やギミック類、または作画などなどは、だいぶツッコミどころがあります。
ファンタジーと呼ぶには、はばかられるレベルでしたね。
節操がないと言うか、統一感もありません。


ほめるとすれば・・・、ダンジョンで全てのものが取れる(実際描かれていたのは、多く見積もっても10~15品目程度でしたが)という設定をガバリながらも最終話まで見せ続けていた事でしょうか。
ある意味、活かしきったのかも・・・w。
これは、逆に立派だったかもしれませんw(ホントウにそうか~w?)


キャラクタは全体的に幼い方向へ振っていましたかね。
エミリーがタラちゃん口調ではありましたが、まぁ、馴染みやすかったですかね、あとはウサギきゃらのイヴのキャラが立っていたところが印象に残りましたかね。

私の好きな仲間が増えていく系ってところも、ガバガバでしたが、まぁお気に入りポイントとしておきましょう。

音楽はOPが意外とイイ感じでした。


えーと、えーと・・・。


う~ん。


とりあえず、そんな感じかな。

3か月後には「あー見た見た、どんなだったっけ?」って言う可能性も捨てきれませんが、とりあえず、そこまで悪印象では無かったです。




・・・ちなみに「評価できない」ってレビュワーの皆さんのご意見も否定はできませんな。
わかりみが深いですw。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 14

Dave さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

D(でー)ランク!やっすぅーい!

タイトルから想像できる通りのチープな廉価量産型の、大量生産品異世界モノです。ここ数年、3カ月ごとに「タイトル的にダメっぽいな」➡でも万が一の可能性に賭けて視聴➡無事死亡➡墓標を建てる…という生産性のない作業を延々繰り返している気がします。やっぱ面白い作品はタイトルからしてパンチがあるんだよね、「パリピ孔明」「異世界おじさん」「推しの子」など。「なんちゃらカンチャラがどうちゃらこうちゃらしてあーなった件…」みたいな長ったらしいタイトルの流行はとうに終わっていて、今や駄作のインディケーター。それとも面白い作品はとっくにアニメ化されて、優先順位が低く、残った古い駄作が今になって映像化されているのか。

ストーリーや設定がFランクなのでそれ以外の要素について評価する必要もないかもしれませんが、一応の評価を。画も作画崩壊のような極端な失敗はしていませんが、現代の日本アニメの基準に照らすとCランクといったところ。声優さんは悪くありませんが、「なのです」とかのキャラ語が古い。ギャグというかノリも時代遅れで寒い。

ちょっと見るに堪えない感じですね。一番面白かったのは「でーぶいでー」のおじさんと「やっすぅーい」のおばさんがCMやってくれたこと。彼らに免じてちょっと評価に色付けときました。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3

57.8 50 2023年夏(7月~9月)アニメランキング50位
AYAKA ‐あやか‐(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★☆☆ 2.8 (63)
182人が棚に入れました
八凪幸人は、本土の児童養護施設で育った少年だったが、ある時亡き父の弟子であるという傍若無人な青年・沙川尽義がやってきて、幸人を故郷である綾ヵ島に連れ出してしまう。 七つの島が連なる綾ヵ島は、火と水の龍の伝説が色濃く伝えられ、「ミタマ」と呼ばれる不思議な存在が当たり前のように生息する奇妙な島だった。 幸人は、綾ヵ島の調和を守る仙人であったという父の三人の弟子たちと関わりながら綾ヵ島で暮らし始める。だが尽義の二人の兄弟子である鞍馬春秋と伊吹朱の間には深い確執があった。 調和の崩れ始めた「あやかい」島で、幸人が直面する真実とは——

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ハッピーエンドで良かったね!

 最終話(12話)まで観ました。2023.09.17

 何か全て師匠のガバガバ計画?どおりで、丸くおさまった様です。ユキトが養護施設へ送られた理由も明らかになりました。

 釈然としない部分もありますが、終わり良ければ全て良しで押し切りました。

 しかし…、観光地なのに荒御魂との戦いは続くんですね。まぁどうでもいいですね。良かった良かった!来月には忘れていそうです。

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 11話まで観ました。2029.09.14

 尽義さんの秘術で、島の危機は去りました。ユキトも人柱にならなくて済んだ様です。

 しかし…、師匠は何がしたかったのか?結局、ユキトを養護施設へ送った理由も定かではありませんし、島を救うための必勝の秘術も弟子にキチンと伝えていませんでした。

 師匠の落書き?みたいなポエミーに書き散らしたモノを見て、尽義がたまたま秘術を完成させてなかったら、弟子も島も全滅でした。

 ユキトはこれからどうするんでしょうか?人間なのかも怪しい存在なんですが、正体は何?危ねーから、封印した方が良くね?

 後1話で終了ですが、尽義、朱、春秋の三バカは事前に作戦を考えておくなり、師匠の秘術の研究をするなりしておくべきじゃね?

 朱なんて邪法で人間捨てて…とか言ってますが、話に関係ないじゃん…。尽義の場当たり的解決法で、たまたま解決とか、島の守護者としてどうなんでしょうか?

 取り敢えず、最終話は良い感じで終わりそうなので、とても良かったと思います。(´Д`)ハァ…もう少し何とかならへんのか?

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 10話まで観ました。2023.09.04

 ユキトは人柱になるしか無さそうです。しかし、島をピンチにしている存在も自然現象っぽいので、無理に鎮めなくてもねぇ?

 何故皆、島のために生き急ぐのか?取り敢えず避難すれば良くない?

 アル中尽義ニキも覚悟完了していますが、先生の残した方法が正解とは限らないのに命掛け過ぎじゃない?

 しかし…、朱さんは邪法使って人間捨ててるのに何なの?ショボイ变化した挙句、ピストルも結局使うし中途半端な奴ですね。

 いつの間にかギャグキャラに?全然戦力にならないし、ヤムチャ並の扱いです。ここ笑うとこ?

 キャラの心情と視聴者の感情移入にマリアナ海溝位の深い溝がある感じですが、ユキトがどうなるのか、多分何かいい感じに解決したっぽくなるんでしょうが、目が離せません。嘘です…。

………………………………………………………………………

 9話まで観ました。2023.08.27

 アヤカ島のピンチだ!誰かが人柱になって止めるしかないようです。

 こんなクソみたいな島、自己犠牲をはらって守る必要ある?と少し疑問に感じます。

 同じ島がピンチだ!のサマータイムレンダも主人公が島から逃走しないように色々工夫が凝らせれているんですが、本作は…。

 どうも、今までの話はユキトがスムーズに人柱になるように誘導するための伏線だったようです。

 都会の養護施設に入れられて孤独で人格が歪んだのも、老人達がユキトの父親が命と引き換えに島を守ったことを事あるごとに褒め称えることも(お前も島のために死ねや!というプレッシャー?)、島の若いのと友達になるのも…。

 サマータイムレンダは、島の命運が全世界の命運を左右するようなやりすぎ感がありましたが、全島避難でOk!の本作は、主人公に自己犠牲を払わすための工夫に嫌らしさを感じます。

 まさかの主人公人柱エンドは無いと思いますが、そこがアニオリの恐ろしい所…。目が離せません!

 何故特攻に志願しない?アヤカイなぁ〜!
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 7話まで観ました。2023.08.14

 春秋、朱、尽義の3派が狭い島でギスギスしているようですが、主人公、他の派閥の下位構成員と仲良くなっていきます。まぁ、青春ですねぇ!

 そして7話…10年前の主人公パパ、皆の師匠の話ですが、タイトル通り、昔話とかいいからさ…でした。

 いゃあ、あっさいエピソードですねぇ。意外性も全く無いというか…。だから?とか視聴者に思わせてはいけません。

 感動回のはずが、春秋が艦娘みたいに海面をスベって移動したりと、ギャグテイストです。

 師匠…、酒を飲みすぎて路上で死んでたみたいな最期はもう少しなんとかならなかったのでしょうか…。

 三バカニキ達のギスギスも大した理由じゃないことが分かり、これから盛り上がるのこれ?と、不安になりつつも完走目指します!

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 3話まで観ました。 2023.07.16 

 イケメンが増えました!異能力者間でも路線対立があり、ギスギス路線になるのかな?

 アラミタマが島に遊びに来ている観光客を容赦無く襲います。こんな危険な島を観光地にすんなや…。

 ジンギ兄はふざけた奴ですが、アカ兄は何やら深刻ぶったニキで、半妖みたいな感じです。

 もう、異能力が秘密でもなんでも無く、平気で邪法も使います。大丈夫かコレ?アヤカイナ〜!
………………………………………………………………………

 2話まで観ました。2023.07.12

 舞台は島!何か竜宮島っぽい!OPもangelaさんだし、アラミタマもフェスティムっぽいです。オマージュか何かかな?

 ただ…、登場人物達が島の人っぽくないです。方言も喋りませんし、ビジュアルも単なるイケメン達で、渋谷が舞台でも、そのままいけそうです。

 せっかく、色々と話を盛り上げられそうなシチュエーションなのに…と、残念に思います。

 主人公が暗かった1話と違って、2話でいきなり、あっかるいイケメン祭りになってしまったので、何か盛り上がりが欲しい所です。
………………………………………………………………………
 1話観てのレビューです。2023.07.04

 俺様男達のBLっぽい不穏な雰囲気が初回から炸裂します。

 主人公、養護施設に入れられてましたが、超常の力を持っていて、キレるとウッカリ人を殺してしまうらしいです。

 たまたま、相手の少年が屈強だったのか、死ななかったようですが…。

 おいー!そんなリーサルウェポン野放しにするなや〜!養護施設何だと思ってるんだ!親が居ない子には危害を加えても良いのかぁ〜!

 社会性の欠片も無い話そうですが、つかみの酷さについつい観てしまいそうです。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3

大重 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

よくわからんが女性向けでしょうかね。キャラに好感も興味も持てませんでした

まあ好みには合わなかったです。
女性向けかと思うので採点は無しにしようか考えましたが…
やや不快感もあったおんで低評価にしておきます。

アヤカというからにはヒロインが出てくるのかと思いましたがどうも違いそうです。アヤカシという意味だったのでしょうかね。
こういうわかりにくいタイトルはどうかと思います。
なろう系の長文タイトルに対する批判がありますが、タイトルの重要な役割は「ターゲットの人にわかってもらう」以上に「ターゲットでない人にターゲットではないとわかってもらう」点にあるという論をなるほどと思ったことがあります。
本タイトルでは「彩花ちゃんは?」というターゲットを呼び寄せてしまうのでは。そういう点で悪いタイトルだと思います。
ま、今後出てくるのかもしれませが… まあもう興味は無いから良いですが。

とりあえず主人公が、明らかに自分を迎えに来た人に向かって、自分は主人公ではない、と嘘をついて逃げようとした所は、非常に感じが悪かったですね。失礼極まりない。
確かに相手も突然主人公を川に突き落とすという突飛でめちゃくちゃなことをする人間なので、結果的にはお互い様ですが、いきなり悪意をぶつけたのは主人公側なので、ざまぁとしか。
主人公の無礼な対応が許されるにはもっとあからさまに変質者か不審者に見えて、主人公逃げて、と視聴者に思わせる状態でないといけなかったのでは。
多少ちゃらく見えた程度で、そこまで嫌悪する理由がわかりませんでした。

まあ女子って意外と、こういう無礼で失礼な男が好きだったりするんですかね。

というわけでキャラ好感度も低い状態で、内容はごく普通の異能力バトル系ですね。特に興味も引かずどうでも良いです。
というわけで一話切り。

ま、本数が増えないのはありがたいです。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 1

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

タイトルに釣られてしまった

タイトル的にどうみてもヒロインの名前か何かかと思ったら序盤から主人公含めイケメン達ばかりでストーリーが進められていき、どうやら島の名前だったらしくて肩透かしを食らいました。

女性向けに作られているためか、主人公はともかくとして他の男性キャラはなかなか癖の強いキャラクターをしており、特に緑髪の兄ちゃんは見ていて不快感を感じるものがあり、喋るだけでちょっとクズっぷりが垣間まえてしまうものがありましたね。

一応、バトルアニメっぽいのですが、さして引き込まれるものもなく、褒められる点といえば主題歌が良かったぐらいでしたね。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 4
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