天啓 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
性悪説か性善説か
原作未読
簡単な概要としては
恋に恋して愛を知らず
愛を知り本物に目覚めると言った内容
終盤まで 主人公安良岡花火の目を通して見る
通う高校に赴任してきた 美人先生 茜の裏の顔を描き続ける
おそらくは誰にでもあるだろう 独占欲やら承認欲求やら
人間の悪い部分を強調していた
しかし殆どの人間は 自制心が働いて それらの願望を叶えるまではしない
ところが この茜先生
制御シーケンスが欠落しているらしく
誰かの好きな人を奪ったり、自分に振り向かせることを最大の喜びとしている
はやい話、とんでもないビッチ女
男が見かけ的にどんな女が好きなのか?を熟知しており
簡単に男を落とす
花火ちゃんが憧れるお兄ちゃんも 同じ高校に新任教師として
赴任してくる
見事に毒熊茜の虜になってしまう
そして。取り返すため 茜先生の真似をし始める
茜さんを慕うイケメン同級生 麦を誘い
それぞれが 茜の代わり、お兄ちゃんの代わりという設定で付き合い始める
目には目をってところか
正直終盤まではいつ切ろうかと悩んでいた
内容が重過ぎたからね
ところが終盤になると話がガラリと方向転換する
{netabare}ビッチ先生の毒牙に掛かったと思われたお兄ちゃん先生
この人の茜へ対する愛は本物だった
過去、現在、その全てを許し、受け止める真実の愛
それに気が付き それを受け入れた茜先生
やっと本物を手に入れた{/netabare}
それを見て感じて 花火も本物とは何か?を知り
これからは本物を探して生きて行こうと決意し まあ、ハッピーエンドって感じ
このような内容なので 当然ながらエロいシーンは結構ある
キスシーンなんかもねっとりとした描写だし
レズシーンもあり
面白いか面白くないか?と言えば それほど面白くない
前述した通り、内容が重過ぎるのでね
作画、キャラデザはかなり良いと思う
終始重いシリアス展開なので ギャグアニメが好きな人にはちょっと辛いかな
それとちょと思ったこと
もしかして、アイドルとか目指す女の子達って 茜先生のような性格してるんじゃないか?
自分に振り向かせるためなら何だってやる
枕営業だろうがなんだろうが・・・ ってね
ラスト二話で人間の持つ良い面を強調してくれたので そこは良かったかな