戦闘でラブコメなTVアニメ動画ランキング 29

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月03日の時点で一番の戦闘でラブコメなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

66.4 1 戦闘でラブコメなアニメランキング1位
キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (285)
1001人が棚に入れました
科学技術が高度に発達した機械仕掛けの理想郷「帝国」。超常の力を駆使し、“魔女の国"と恐れられる「ネビュリス皇庁」。百年にわたる戦争を続けてきた両国には、二人の英雄がいた。最年少にして帝国の最高戦力となったイスカ。ネビュリス皇庁の王女にして“氷禍の魔女"の異名を持つアリスリーゼ。戦場でめぐり逢った二人は、命を賭して戦う宿敵となった。国を、家族を、仲間を守るため、決して譲れない矜持と矜持をぶつけ合う。しかし、激闘の中で互いの素顔に触れた二人は、その生き方に、その理想に惹かれてしまう。ともに歩むことはできず、残酷な運命に翻弄されるとわかっていても。……そんな二人を嘲笑うかのように、世界の緊張はなおも高まり、大国の謀略が交錯しようとしていた。分断された世界、それでも少年と少女は想いを募らせていく―― 。

声優・キャラクター
小林裕介、雨宮天、石原夏織、白城なお、土岐隼一、花守ゆみり、和氣あず未、久川綾、笠間淳
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今観てる

2話までの感想{netabare}
2話まで見て…あれ?なにか忘れ物してるような…。
主人公イスカは捕虜を逃がした罪で「使徒聖」からの降格&懲役を食らってたが、敵につええヤツ(アリス)が居るのでそいつの討伐と引き換えに釈放された…って設定だよね?
完全に自由の身というよりは仮釈放というか、ターゲットのアリスを倒せなかったらor命令に背いたら牢屋に戻されるって立場じゃないのか、監視居ないの?
ロミジュリ展開をするにしても、思想警察とか懲罰部隊とか、そういう奴らの目をいかに欺くかが見所に…なるんじゃないのか。
なんか…自由過ぎ。
それこそ爆弾付きの首輪をハメられててもいい位だと思うのだが…。
囚人のイスカよりもアリスの方がメイドに監視されて息苦しい感じがするのがこれまた不思議。

チームの扱いも謎。
アリスの討伐はまだ叶ってないのに2話で「次の任務」とか言い出して…あれ?任務は継続中じゃないの?
アリス討伐を目的に再結成されたんじゃないのか。
まるでイスカが投獄中もチームは存続してて、任務をこなしてて、釈放後そこに編入したみたいなノリだけど…あれ?
と思ったら2話最後に上層部がイスカへの任務内容を、使途聖への昇格と引き換えにアリスを拘束することに変更して…懲役免除の話はどうなったん?
これは1話で引き分けに終わったことを評価したってこと?
と思って1話を見返したら仲間との会話でイスカは「どうもボクが釈放された理由が、その精霊使い(アリス)を捕まえるためらしくて」と言ってて、あれ?
いや、この段階での指令は「討伐」でしょ、でないと2話の最後が意味不明なものになってしまう。
あれ?
いつか裏切ることになる予定で、上層部の言うことは話半分にしか聞いてないってことを表現してる…のか?

まぁ今後ここら辺の違和感を解消させる展開があることを期待したいトコロだけど、戦争言ってる割に緊張感の薄さが半端ない。
そうそう、それとイスカがどうして「戦争を終わらせる」という思想に目覚めたのかもちゃんと描写あるよね?ね?
一応、昔実はアリスと出会ってたみたいなシーンがあったので、そこら辺が理由かな~とは思うけど。{/netabare}

3話感想{netabare}
わーお、2話までの感想でやや批判的な感想書いたけど、ちょっと評価変わったかも?
3話、2話で「復活するかも?」と匂わせてたラスボス的存在(アリスの先祖の双子の姉)がいきなり登場していきなり退場w
ノリとしては、もしこの作品が一年枠だったら早くても1クールかけるような内容を一気に片付けた感じ。
ぶっちゃけここまでの話を1クールやって「はい、アニメはここまで。続きは原作で」とやってもバチは当たらんような…それくらい急展開。

いい最終回だった

原作知らんけどめっちゃ内容詰め詰め?
「ここまでの展開をこんなに急ぎ足で処理したのは、この先見せたいモノがあるからだ」というのであるなら「2話までの感想」で指摘したようなことがおざなりでも…まぁ仕方ないかなぁ、と。
あくまで今後面白いって前提ですが。
逆に、こんな感じでダイジェスト調な話が続くようであるなら…疲れちゃうかなw、こっちが。{/netabare}

6話までの感想{netabare}
なんか大事なことを忘れたまんま話が進んでる様な…?
3話で始祖が破れ、祭壇?から始祖が消えたことで女王様大パニックなのでは?と思ったのだが、女王が全然登場しない。
2話であった祭壇に祀られてた始祖と3話で出たのは別個体?(双子らしいし)と思おうにも、アリスに全く気にかける素振りが無いのはどうなんだろう。
また3話の中立都市でのドンパチの顛末も、「100年前の価値観(中立都市がまだ存在してない?)のまま暴れようとしたヤバい奴を止めた」として感謝されるのか、「中立都市で何やってんだ」と怒られるのかどっちだろう?と思ったら、どっちつかずの中途半端な扱い。
ミスミスの書いた報告書とやらもどこまで書かれてるのか分からない。

まぁそれを言ったら1話でイスカが逃がした捕虜、牢から出しただけなのでその後本国まで逃げられたのかすぐに捕まって連れ戻されたのかすら分からない。
あの子はその後どうなった?を気にしないイスカもどうなんだろう(公式サイトのキャラ紹介は見なかったこととする)。
また、皇庁側(アリスの耳)に史上最年少の使途聖であるイスカの情報や、それが帝国で魔女の逃亡を手伝ったというニュースが3話まで伝わってなかったことも不思議で…。
だけどこれは、皇庁が3家に分かれてそれぞれ牽制し合ってるそうなので、他の家が把握しつつも伝わらないように秘匿してた?と思えば納得…できなくもないかな?
こんな感じで後から納得できなくもない設定が明かされるのかな?と思って様子見してる部分も多いのだけど…それにしてもやっぱり、う~ん?って部分が。

4話、ボルテックスの説明が一応はされるのだけど、その説明が不親切というか言葉のチョイスが変。
リシャの説明で個人的には「マグマの噴出口みたいなものかな?」と漠然と解釈したら、その後ネームレスが確保するとか消滅させるとか、まるでトランクに詰めて持ち運びできる物質のような口ぶり。
極めつけは5話、それまで帝国に何年もスパイとして潜伏してたハズのシャノロッテが、どうでもいい、ホントど~~~~でもいいことで正体をバラす。
そもそもはボルテックスに近付く帝国の隊を、友軍のフリして後ろからコロコロするのが任務だったんじゃないの?「帝国の3隊が行方不明」「ネビュリスにやられたんだったら交戦の跡が無いのが変」って前の回で言ってたじゃん?
帝国の兵士を拉致するのが目的ならよりにもよって使途聖イスカの居る隊から拉致せんでも最初の3隊からでいいし、ミスミスがなにか特別な存在で最初から狙ってたとするなら作戦が大雑把すぎる、もっと計画練る時間はあったハズ。
可能な限りスパイを継続できるよう努めるモノじゃない?スパイであることを明かしてまでやる必要のある作戦だとはとても思えない。
せめてネームレスに勘付かれ始めてそろそろ潮時だと思ってたというシーンが一瞬でもあればなぁ…。
なによりスパイで長いこと潜入しといてネームレスの戦闘力を把握してなかったっぽいのが不思議で不思議で。
とりあえず「ミスミスはなにか特別な存在なんだろう」と解釈しようとしたら、6話でミスミス放っといてイスカを拉致する話になっちゃって…そっちかよw
あーでもこれも、ルゥ家が知らないだけでゾア家はなにか掴んでるってこと…なのか?そうなのか?

なんかこう、必要な情報がすっぽ抜けてるのかワザと伏せてるのか判断がつかない。
今後伏せてる部分を明かしてく展開になるのだったらいいのだけど…どうなんかなー?
マスク卿にしたって、ミスミスが100人に一人の逸材だと知っててボルテックスに落としたのか、逃亡用の囮として落としただけでそんなことは全く知らないただの偶然だったのか、これだけでも今後の印象が全然違ってくる。
が、なーんか中途半端になあなあで話が進みそうな予感…。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

「あるいは」という接続詞は合っているのだろうか?

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
ジャンルはファンタジー。バトル。

ラノベらしいラノベっていう作風。科学サイドと魔法サイドに分かれた、少年と少女。2人の特出した力が、やがて世界を革新していく! みたいな。もう大体、どんなアニメか分かったでしょうか?(笑)

レビューでは、このアニメを観ていて、言葉遣いの点で気になったことをいくつか。半分、文法の話です(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
レビュータイトルの件ですが、結論としては、「『あるいは』で合っている」が、「分かりにくい(誤解を招く)」というところですね。

「あるいは」は、「選択の接続詞」。つまり、「最後の戦場」か「世界が始まる聖戦」の一方だけが解であるということ。

私は、このアニメで言いたかったのは、「君と僕でこの戦争を終わらせよう」「そして、2人で新たな世界を作っていこう」ということなんじゃないかと思っていました。

だから、このアニメの中身的には、「さらに」とか「そして」という、「添加の接続詞」の方が適切な気がしていました。つまり、

『キミと僕の最後の戦場、そして世界が始まる聖戦』

「最後の戦場」であり「世界が始まる聖戦」でもあるという感じ。これの方がぴったりじゃないかと。

ところが、最終話にして自らの初歩的な勘違いに気付いて愕然。

アリス「私は、あなたと共闘したいんじゃなくて、決着をつけたいの!(的な発言)」

、、、「え? この二人(イスカとアリス)って、今まで対立していたつもりだったんだ、、、。」

つまり、私は、「君と僕の最後の戦場」を「君と僕(とが一緒に戦に戦う)の(が)最後」だと思っていたけど、「君と僕と(が争う)の(が)最後」だと、作者は描いていたことに気付いたんです。

つまり、格助詞「と」の用法として、「並立(海と空が青い)」「対象(佐藤さんと言い争う)」「異同(彼と私は違う人間だ)」「引用(元気ですかと手紙に書いてある)」などがありますが、私は、「並立」の「と」だと思っていましたが、「対象」の「と」だったわけですね、作者的には。

であれば、「君と僕は最後に争うのか」あるいは(それとも)「世界を始める聖戦を共に始めるのか」という選択の接続詞としての「あるいは」が成り立つので、一応筋は通ります。

では、なぜ私がこのような勘違いをしたのかというと、

「え? お前ら(イスカとアリス)戦う気ないやん。ベタ惚れやん。絶対に最後は協力するやん。新世界の王と王妃になるやん。ラブコメやん。」

と、最初から思っていたから。勘違いしていた私が悪いのですが、だったら、「イスカとアリスがガチで殺し合う未来の可能性も提示しといてほしいわ~。いけずやな~」と思ってしまう(苦笑)

そんな不信感からか、文学部的にどうも細かいことが気になった。例えば、10話であったアリス達の会話。

「単調で眠くなっちゃう、刺激が欲しいわ」
「刺激という名のスリルなら、先日、十二分に味わっていたじゃありませんか」

って会話、変じゃない? 正しくは、

「スリルという名の刺激なら、先日、十二分に味わっていたじゃありませんか」

だと思うけど。こういうとこ、文章扱うプロとして、どうなの?(原作者かアニメの脚本家かはわかりませんが)

まあ、そんなの別にどっちだっていいんだけど、小説
原作だけに言葉遣いが気になってしまって。アニメの内容に集中できませんでした。

中身としては、「いかにもラノベ」って感じで、懐かしさを感じた。安っぽいし痛い、使い古された台詞や展開のオンパレードだけど、そこまでの不快さはない。7話なんかそうだけど、ラブコメがそこそこ楽しいのと、最近こういう作品が少なくなってきたからかな。

とりあえず、銃がある世界で、剣で最強になるなら、弾丸より速く動けないとね~、最低でも(ちなみに、レーザーを視認して避けるのは物理的に不可能だそうです。レーザー、つまり光を視認している、目に届いているということは、同時に、眼球がレーザーで焼かれている瞬間だから)。

2期あったら、一応観るかなという感じです。学園ラブコメになっても良いですけどね、正直(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
科学VS魔術の構造? THE ラノベって感じだな。

2話目 ☆3
めっちゃいちゃついてるな(笑)

3話目 ☆


4話目 ☆3
敵も味方もキャラが増えてきたね。どちらも一枚岩ではない。

5話目 ☆3
裏切り。なんかバトルが色々? ヴォルテックス、落ちても転移するだけ?

6話目 ☆3
ミスマス隊長の魔女化か。

7話目 ☆4
幸せな捕虜生活(笑)  アリスのぽんこつっぷりが(笑)

8話目 ☆3
サリンジャーね。なぜ、銃をもっているのに、突撃?(笑) オーレルガンとか、ネーミングがいちいち(笑)

9話目 ☆3
ポップじゃん(笑) なんだよ、公認のライバルて(笑)

10話目 ☆2
すげぇ細かいけど、「単調で眠くなっちゃう、刺激が欲しいわ」「刺激という名のスリルなら、先日、十二分に味わっていたじゃありませんか」って会話、変じゃない? 正しくは、「スリルという名の刺激なら、先日、十二分に味わっていたじゃありませんか」だと思うけど。こういうとこ、文章扱うプロとして、どうなの? 

11話目 ☆


12話目 ☆3
え? この二人対決したかったの?(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 25
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

絶妙に微妙。でも結構楽しかったんだ。

原作知らず。

「あー。またいつものよくある感じのやつだねぇ・・・」と思いながら、最後まで観てしまったし、結構楽しめた。。。気がします。

物語:
{netabare}それなり以上の科学技術立国と魔法(精霊)立国とが対立するファンタジー世界を舞台とした「(たぶん)どちらも死なないロミオとジュリエット」。ただし、主人公のみ「剣と魔法」の二刀流。ってな感じか。

よくある微妙なラノベ原作ものっぽい、思わせぶり・曰くありげ・裏ありげな雰囲気をほのめかす形で開幕し、最終話は諸々の「曰くや裏」を何一つ明かすことのないまま「俺たちの闘いとハーレムはこれからだEND」。なんだそれ。セリフも、なんて言うか、、、てんぷれ?

いろいろと「え?なんで?」な展開が続くが、なぜだか結構楽しかった?
自分に明確な理由はありません。強いて言うなら、「ハーレムはこれから」で物語が展開したこと(途中まで)、あまりに強引な二人の出会い、再会や展開が却って新鮮に感じたのかもしれません。いやほんと、なんでそうなる?{/netabare}

作画:
{netabare}静止画として上の下~中の上、動画として中の上という印象です。キャラデザインは、女性キャラに関しては好きな類いです。でも、主たる男性陣の線の細さが気になりました。別にマッチョ信仰ではありませんが「兵士」としては厳しい気がしました。虹彩があの形なのはなんでなんだろう。{/netabare}

声優:
{netabare}声優陣は豪華。声優さんに対してネガティブな印象はありません(お一人について、ちょっと思うところがありますが、それは後述)。発声の「あわせ」、さぞ大変だったろうと思います。どんなに実力のある声優さんでも、物語・本に書かれていないものを紡ぎ出すのは至難の業だと思います。{/netabare}

音楽:
{netabare}OP、ED、そして劇伴いずれもあまり印象に残っていません。戦闘シーンにおける勇壮というよりも壮麗な劇伴は、良かったかも?{/netabare}

キャラ:
{netabare}
ダブル主人公の男側、イスカがNeutral過ぎて物足りない感じがしました。ここまで無味無臭な主人公って珍しい気がします。

かたや、女側のアリスはというと、The Templateというに相応しい「ポンコツの令嬢」っぷりでした。キャストが雨宮さんという時点で想像できるポンコツっぷりをそのまま流した、という印象です。嫌いじゃないんですけどね、こういうポンコツ。アリスのお付き、燐も、その性格や言動に驚きを感じるようなことはありませんでした。テンプレに忠実、という感じでしょうか。

アリスの妹、シスベルは、、、第一話でイスカに脱獄させてもらった後、ちょっとのお金とスナックだけで、どうやって自国に帰れたのでしょうね。あんな、パジャマみたいな服装で監獄施設の外に出ても、その先どうにもならなさそうなのに(能力も含めて)。

部隊メンバー(音々とジン)は、僕個人としては完全な空気でした。

さて、主要な面子としては「ミスミス隊長」が残っているわけなのですが。。。
{netabare}作品での描かれ方があまりにテンプレ通りというがっかり感と同時に、ちょっとした驚きを感じました。キャストの白城さんは「球詠」の#10の方だと認識しています。ものすごく特徴のある、他にありそうで実はあまり聴かないタイプの声をお持ちの方、と思っています。正直に言って球詠でのこの方の演技は、おそらくは演出・編集の下手さも手伝ってかなりネガティブな印象を受けていました(一言で言って邪魔だった)。一方、今作での演技は、正直少々邪魔だなと思った場面もあるにはありましたが、それ以上に「嵌まった感」を感じました。

初登場時の第一声で、「がんばるけどダメな子」、「無能な子」であることを理解させてくれ、ほどよく苛つかせてくれました。その意味で、実にマッチしたキャスティングだったと思います。ものすごくネガティブなことを書いているように思われるかもしれませんが、そうではありません。雨宮さんがポンコツ美女に嵌まるのと同じように、白城さんの居所がみえた様に思いました。

それはそれとして、そこまで無能で「隊長」ってどういうことなんだろう。あとその名前、どうして?{/netabare}
{/netabare}

[2021/01/17 v1]

投稿 : 2024/06/01
♥ : 22

67.1 2 戦闘でラブコメなアニメランキング2位
真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (342)
1104人が棚に入れました
「君は真の仲間ではない──」最前線での戦いについていけなくなってしまった英雄・レッドは、仲間の賢者に戦⼒外を⾔い渡され勇者のパーティーから追い出されてしまう。「──はぁ、あんときは⾟かったなぁ」レッドが抜けた事で賢者達が⼤パニックになってるとは露知らず、当の本⼈は辺境の地で薬草屋を開業しようとワクワクした気分で過ごしていたのだが・・・・・・「私もこのお店で働いていいかな︖住み込みで︕」突如かつての仲間であるお姫様が⾃宅まで訪ねてきて!?"のんびり楽しい薬屋経営"、"お転婆姫とのイチャイチャ⽣活"、報われなかった英雄による素晴らしき第2の⼈⽣がはじまる︕

声優・キャラクター
鈴木崚汰、高尾奏音、大空直美、雨宮天、八代拓
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

なろうの弱点。構成ができないから最終回が「転」になってしまう。

最終話まで見て。なろう系の小説原作でいつも思うのですが、連載ものの難しさで小説として構成が厳しいです。
 本作は妹の勇者が合流してからの展開が見たいところです。したがって、通常の作劇法なら12話までの部分を半分以下…できれば3話くらいに圧縮して勇者である妹のキャラと並行して、何かを描けばと思わなくはないです。
 勇者のシーンが無い訳じゃないですけど、結局、描いているのは勇者TUEEE、眼鏡くん無能くらいですからね。なろうの見せ方として工夫がある方だとは思いますが、しかし、それでも冗長感は否めません。

 逆になろう連載時なら細かく積み重ねが読者にあるので、感情移入もできるしキャラも謎も機能するでしょう。そこがなろう原作をアニメ1クールにするときの最大の弱点かなあという気がします。

 と、いうのも12話までは平凡ではありますが見られるレベルでした。過去の経緯や能力が説明的ご都合主義すぎるので高い評価はできませんけどヒロインは可愛いです。そして13話は気になる展開がありましたよ?つまり、起承転結の転の頭くらいの部分、つまり中間点が13話にある感じです。

 この作品の「原作」の真価は恐らくこれからなのでしょう。が、残念ながら私が見たのはアニメであり、13話以降を知ることが出来ません。なので12話までは低めの評価です。13話である程度うまくまとめた点と今後の期待感がある点を踏まえて評価すると平均3点…に最終話の妹勇者の設定の良さをで加点して3.1点くらいかなあ。


以下 12話の感想です。

{netabare} 12話です。スローライフじゃねー、という裏切りは予想できたような、出来なかったような…まあ、どちらでもいいかなあ、という程度のお話ですね。13話があるんですかね。

 正義マンなんですよね。主人公が。こういう強くていい人…うーん。異世界ものの弱点の一つ、ですよね。主人公のキャラ造形。まあ、日常系の性格造形もテンプレ化しているので、必ずしも類型化はネガティブだけではないんですけど、まったり癒しではなく恋愛や裏切りなど人の内面が肝心なストーリーですから、ちょっとこの主人公だと厳しいでしょうね。

 あとは、なんですか、12話の作画。なんか機械的な文明のところとか…手抜き?初めの数話はそれなりに見られただけに、もうちょっとなんとかなったのでは?という感じです。

 評価としては、つまらない。アニメの出来としても見るべきところはありません。{/netabare}


以下 異世界日常系についてです。

 本作でちょっと思ったことなんですけど、我々は日常系、たとえば「けいおん」「ゆるキャン△」をどうみているかです。
 私は女子たちがキャッキャうふふしているのを外から眺めるのがいいと思ってたんですけど、本作を見ているうちに、仲間になりたいというニーズがひょっとしたらあるのかもしれないと思いました。

 で、現代日本が舞台だった場合、男、特におじさんが女子たちの日常に入ろうと思うとこれは無理があります。自分自身をそこに置いてしまうと、願望を満たしてくれる反面、素の自分では本当は仲間になれないという現実を突きつけられます。
 本作では転生してませんが、本作の主人公のように若くて、容姿もそこそこ、みんなが頼る能力と実績かがあれば、女性たちの日常の仲間に入れます。

 で、仲間になりたいという願望については、同性としてか、異性としてか。
 同性なら孤独を癒してくれるということなのかもしれません。異性として仲間になりたい場合、性的な欲求を満たしたいという願望なのか、草食系のラッキースケベ的な世界なのか。これはラブコメとしてのチューニングの問題になります。
 本作の場合は2人で生活してるのに、今のところやってないですよね。性行為というものあれはあれでいろんなストレスがありますので、日常系ではそれもノイズなのかもしれません。
まあ今後の展開ですが草食系からの純愛でしょうね。ハーレムに行くか…まあ行くでしょうけど。

 主人公の立ち位置です。実は昔強かったけど、理由があって一般人として韜晦しながら大人しく暮らしている…スポコンとかヤンキーであるパターンですね。実力がある=劣等感がない、だけど苦労しないし皆から承認される。承認ということはスクールカーストのポジションの問題かもしれません。パリピになりたい願望でしょうか。

 いやパリピではないですね。追放というストレスがわざわざ入るのは、本当の自分を分かってくれる人だけが周囲に集まるという舞台設定なのでしょう。これも一つの承認欲求ですよね。つまりカッコつけてイエーイとやるのも陰キャの我々からすると面倒なわけです。素のままの好きな事をしている自分を承認してくれる人が集まればいいと。

 薬屋がやけに多いのはポーションとかFF的なアイテムとして扱いやすいのもあるでしょうが、魔法の代替=万能、人を助ける、唯一性等いろんな要素があるでしょう。魔法以外で未開な文明の中で突出した存在になるにはちょうどいい職業なのでしょう。悪い言い方をすると無知な住民にマウントが取れます。ひょっとしたら小売業は楽だ、という変な誤解があるのかもしれません。

 これで平穏×ラッキースケベ的ハーレム×好きな事で暮らせる×承認という世界が生まれました。
 つまり、精神性としては、日常系もラブコメもスポコンその他の話も本質的には異世界と変わらないということでしょう。

 こうやって考えると、異世界かそうでないかという区分けは実は意味がない気がしてきました。特になろうの異世界ものはデータベース的に共通認識があるので、投稿主が設定を考えなくてもいいので、気軽に小説にできるということでしょう。
 つまり、異世界とはマインクラフトとかRPGツクールとかと同様のフォーマットであるという事だと思います。なろう型の異世界とはプラットフォームということです。難しいことを考えなくていいですよ。自分の好きな世界を気軽に表現してみましょう、と。だから、類似性や模倣がなろう小説では問題にならないのだと思います。
 で、題名が説明的なのと、タグやあらすじが重要なのは、なろう異世界は好み願望を仮想で楽しむ小説なので、読むまで内容がわからないのでは意味がないということですね。


 本作の内容はこんな感じではないでしょうか。裏切ったもの後悔や懺悔があれば最高ですね。復讐にはしないと思います。それをやると日常系ではなくなりますから。
 つまり、このチューニングに会えば面白いし、私の場合は日常系で仲間になりたいと思わないので、薬屋系が苦手なんだと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 20
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

勇者は、義務か権利か。

[文量→大盛り・内容→考察系]

【総括】
本作の長々としたタイトル通り、随分とごちゃごちゃしたアニメです。

やろうとしたことは面白く、レビュータイトルにした問いなどは非常に哲学的で、上手く料理さえできれば☆5も目指せるポテンシャルはあったと思いますが、結果としては残念な仕上がりに。

レビューでは、本作の秘められた可能性を書きつつ、構造上の問題点も指摘したいと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
これ、3つのアニメ作れるね。

①真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境で薬屋をやって過ごす、ギデオンとリットを主人公にした、異世界スローライフ&イチャイチャエロアニメ。

②真の勇者じゃないと勇者パーティーを追い出されそうになったが、仲間や世界を救うため、パーティー内では最弱ながらも、バランスのとれたスキルと戦術、戦略などを駆使しながら魔王を討伐する、ギデオンを主人公にした異世界バトルアニメ。

③スキルや加護を呪いのように捉え、その葛藤に苦しみながら戦う勇者、ルーティを主人公にした哲学アニメ。

どれで作ってもそこそこ面白くなりそうです。

個人的には、②が好みです。

ギデオンの「導き手」というスキルの設定は面白いと思います。勇者が成長するまでの指南役兼護衛役。初期パラメーターが高く、バランスも良いが、ある一定以上は成長せず、次第に勇者や他の英雄に追い抜かれる。RPGなんかではよくいる設定の、中盤で死んだり離脱したりするキャラですね(笑) 

でも、それが用済みにならず、力不足を感じつつも勇者パーティーに残って戦い続けるのは、面白そうです。私、そういう立ち位置のキャラ好きですし。

(つまり、スラムダンクの木暮君や、キャプテン翼くんの来生哲兵、ドラクエ5のパパスが主人公のアニメを観たいかどうかです。私は観たいw)。

本作はまあ、③がメインでしょうか。勇者の、眠気、空腹、温度への耐性という加護。逆に言えば、生きていること、「人生」(人としての生)が奪われる呪いともとれます。

また、勇者に限らず、「やれること」「やれと言われること」と、「やりたいこと」が合わないことの葛藤。これは、私達視聴者にとっても、身近かつ重要な問題提起になっていたと思います(ここが本作で一番高く評価したポイント)。

この③については、なかなか良く描けていて、哲学的な深みを感じさせる良いアニメになり、、、そうだったのに、それが微妙なクオリティに。

問題点としては、

(1)①②③を全部やろうとして、全てが中途半端になったこと。

(2)③の超シリアスな展開の中に、①のエロ要素が入ることで、不真面目さや不謹慎さ、軽さが際立ってしまったこと。

(3)作画がクソショボいことで、②のバトルがギャグ化してしまい、なんの熱さもなくなってしまったこと。

主にこの3点により、本作の優秀な設定を全て殺しにいった作品に感じました。

というより根本的に、まとめきれないのに、この難しい3要素を全て混ぜた、原作者の力量不足や見通しの甘さはあると思いました(原作未読なので、あくまでアニメから分かる範囲では、ですが)。

ひとつひとつは凄くよい素材なのに、料理の仕方が悪く、結果としてマズい料理になってしまったという点では、アニメ系の専門学校の教材にでもしてほしい作品です。

いや、これは別に嫌味で言っているわけではなくて、世の中に無数にある「毒にも薬にもならない作品」や「何のポテンシャルも眠ってない作品」に比べれば随分と高評価で、だからこそ、「どうすれば良くなったか」ということを考えられる、「教材化する価値のある作品」だと思うんですよ。

脚本、演出、作画、全ての面で設定を生かしきれていない、なかなかレアな「もったいない作品」だと思いました。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
こういう立ち位置のキャラクター好き。昔、RPGツクールで作ったゲームに似ている(笑) 勇者が仲間を見捨てられないという設定と、竜騎士団副団長のメンツというのが、何気に上手い。

2話目 ☆3
リット、ツンデレチョロイン(笑) バトルの作画はショボいが、バトルを魅せる作品じゃないしな。放送事故レベルの間(笑) 勇者サイドも魅せて、どっかで救うのだろうけど、その塩梅が大事。

3話目 ☆4
生まれついた加護。同一加護持ちの殺傷だけが加護の強化? 凄い世界だな。加護により人生がある程度左右される世界。低レベルだが複数のスキルが使える利点を生かした薬作り。人の一面だけを見て評価してはいけないよな。

4話目 ☆3
終身雇用契約(笑) 思い出話、ちと長い。加護を超える愛。勇者ワンパン。作画は酷いな。だいぶ歪んできた。

5話目 ☆3
勇者の加護。眠気、空腹、温度への耐性。逆に言えば、生きていることが奪われる。作画も展開も崩れてきた。

6話目 ☆


7話目 ☆2
安いな。安い、安い。

8話目 ☆3
会えずにすれ違う流れかと思ったが、さて、会ってどうなるか。勇者闇落ちかな?

9話目 ☆4
勇者は、義務か権利か。勇者という呪いを、よく表現している。

10話目 ☆3
ルーティのためって、それ、導く者の影響なんじゃ?

11話目 ☆2
バトルの作画がショボくて、ギャグに見えてしまう。やってることはそんなに悪くもないと思うけど。勇者のバトルだけそこそこ作画頑張るし、なんじゃこれ。

12話目 ☆2
このアニメらしい、ごちゃごちゃした、まとまりがない悪いラスト。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 25
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

有能な私を評価してない世の中が許せないっていう作者の愚痴を聞かされている感じ

【紹介】
勇者の仲間だったが、戦いについていけなくなって戦力外だから仲間じゃないといわれ
仲間を離脱して辺境の地で薬草屋をして美少女と同居のスローライフを満喫しようとする話。

でもスローライフしているアニメという印象はあまりない。

アニメを通じて作者の愚痴を聞かされているだけだと思うんですよ。

【どうして作者の愚痴だと思ったのか】
この作品を簡単にまとめるとこのシナリオは全部、作者の愚痴だと気づく。
{netabare}
まとめるとこうです。

俺は勇者である妹から慕われていて、みんなから必要とされてるのに、一人だけ俺に嫉妬したおバカさんがお前いらないって言うから思い知らせてやろうと思って出ていくことにしたけど、俺の有能さが理解できないあいつは見る目がない、やれやれ、やっぱりみんな俺がいないとダメダメじゃん、追放されてからようやく理解できたの?でも今さら戻ってきてくれって言われても手遅れだよ、君たちが命がけの苦しい旅をしている間も俺は美しいお姫様とイチャイチャ幸せなスローライフエンジョイしている勝ち組だ、うらやましいでしょ? でも可愛い妹がお兄ちゃんがいないとダメなのって言うから、真の勇者である俺が魔王倒してあげるよ、あ、俺を追放した見る目ないやつは俺のパーティにいらないし、むかつくから惨めな最後迎えてね。ざまあ!

こういうことなんですよね。

これって鬱屈した思いがたまった作者の、自分を評価してないムカつく人たちを見返してやりたいっていう願望ですよね?

それをうまくシナリオに落とし込めていれば面白くなると思うけど、
ただ願望を垂れ流しているだけじゃ面白くならないんですよ。

{/netabare}

【キャラクター】
キャラの掘り下げや心理描写が非常に薄っぺらいので、みんな何を考えてるのかよくわからなくて、役割に応じたセリフをしゃべらされているだけの人形に見えた。
{netabare}
例えばギデオンが大事ってみんな言うけど、その絆の部分の描写が薄く、街の人も勇者パーティもギデオンの有能性ばかりを強調するので、便利な人だから必要と思っているだけなのか、人として好きなのかがよくわからなくて、終盤で急に大事な仲間みたいな空気出したのが唐突に感じた。そんな大事に思っているならもっとそれらしい描写入れるべきだと思う。

上記のような一例に限らず、キャラクターが生きてるって感じがしない。
キャラクター達は加護に振り回されている人形だから仕方ないって言うのならまあ、納得するけど。

賢者が本当に愚かで嫌な奴だけど、賢者は嫉妬に狂った感情がちゃんと描かれていて、キャラクターの中で唯一人間味のあるキャラクターだった。
{/netabare}

【シナリオ】
ギデオンのスローライフと勇者パーティの斜陽が交互に見せられて交わっていくところはどうなるんだろうって興味持てました。
タイトルにスローライフって入っている割にあまりスローライフ感がないので、タイトルで回避されるパターンと、タイトルに釣られたけど思ったのと違って視聴断念するパターンがあってタイトルのつけ方を失敗していると思う。
タイトルはやっぱり大事。

{netabare}
加護によって人生が決められて加護に人生が振り回されるという設定は面白いと思った。
でも、その設定が話を面白くしているわけではなく、キャラクターの行動の不自然さの言い訳をしているようにしか見えなかった。
普通に加護の強制を否定して自分の人生を切り開く話で良かったのでは?

特に賢者の行動や言動は不自然極まりないもので、それが加護のせいってのはわかったけど、理由がわかったところで彼の行動とそれによって起こった出来事の不合理さと不快感は消えるわけではなく、それでシナリオ的に面白ければいいけどギデオンが勇者パーティに必要な男だってことを視聴者に説明するためだけに勇者パーティを崩壊させているようにしか見えず世界のすべてが、主人公の人生のために都合よく回っているという印象になっている。

ギデオンが勇者パーティに不可欠っていうのは良いと思うけど、その証明のために勇者パーティを下げ続けたのが原因。
このせいでアレスはもちろん、他の勇者PTのメンツまでギデオンがいないとまともに旅ができない残念な人達っていう印象になってしまっている。
不自然に勇者PTを下げるんじゃなくて、主人公が勝手に自分が足手まといと判断して抜けたけど、勇者パーティは必要だってことを知ってるからなんとか探し出して連れ戻そうとしているっていう描写だけで良かったと思う。

それでスローライフしている過程で薬草だけでなく道具や武器などの知識を身に着けていって、勇者パーティを助けるキャラクターとして描けばタイトル詐欺にもならないし、もう少し面白くなったんじゃないかと思った。

{/netabare}

【総評】
まずスローライフさせたいのか、勇者パーティに入れたいのかはっきりするべきだと思う。
スローライフで幸せになったけど、勇者パーティの一員としての名声も欲しいっていう未練がましさがシナリオに表れていて、不自然で中途半端な作品になってしまっている。
二兎を追う者は一兎をも得ず、欲張るのはやめましょう。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 36

74.4 3 戦闘でラブコメなアニメランキング3位
落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (1372)
7446人が棚に入れました
魂を魔剣に変えて戦う現代の魔法使い“魔導騎士”。

その学園に通う黒鉄一輝は魔法の才能がなく落ちこぼれた“落第騎士”だ。

だがある日、異国の皇女にして“A級騎士”のステラから『敗者は一生服従』という決闘を一方的に挑まれ―勝ってしまう!

一輝は魔法の代わりに剣技を極めた異端の実力者だったのだ!

「なんでもいうことをきかせればいいじゃない!えっち!」

悔しがりながらも一輝に惹かれ始めるステラ。

そして騎士の頂点を争う戦いの中、かつての“落第騎士”は“無冠の剣王”としてすべての騎士からも注目され始める!

最底辺から並み居る強敵をなぎ倒して駆け上がる学園ソードアクション開幕!!

声優・キャラクター
逢坂良太、石上静香、東山奈央、浅沼晋太郎、小林ゆう、金元寿子、東内マリ子、相坂優歌、井口裕香、橘田いずみ、M・A・O、潘めぐみ、松岡禎丞、細谷佳正、有本欽隆

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

妄想を超えて

【2015/12/20 視聴完了して改稿】*少しだけ修正


学園魔法バトルハーレム物。

外見的には一言で表せるほどライトノベル周辺では定型化された物語形態で、もはやテンプレートとも言えるかもしれない。
類似設定の作品は枚挙にいとまがないのだが、しかし、本作を視聴すると、類似の諸作に比べ、意外なことに厨二臭が著しく少ないことに驚かされる。

特に同期に同時スタートした、その第一話が同じシナリオから映像化したのではないかと思われるほど似通った展開であるのが話題になった別アニメと比べると、厨二臭という点で、最初からはっきりと異なる感触があることが印象付けられる。

「厨二臭」は「妄想性」と言い換えてもいいだろう。


架空の物語というフィクションは、当然ながら現実とは全く異なる、空想力の世界だ。
同じ「空想」の中でも「妄想」を特徴づけているのは、妄想は他者と共有できない/共有が困難な「自分にだけリアリティを持つ」想像である、という点にある。

物語的想像力の少なくとも一部は「妄想」を出発点としているであろうことは疑いないが、妄想を垂れ流したのでは物語「作品」として成立しない。
物語=広く他者と共有可能な空想世界として提出するためには、「一般化」を施して妄想を他者にも共有可能な形に変換しなくてはならない。物語作者は、生の「妄想」を共有可能な形に変換していく作業によって「作品化」していく者だとも言えるだろう。

「厨二病」的空想がいたたまれない気恥しさを感じさせるのは、「一般化」に無自覚で、当人の内面や欲望を露骨に表現する「妄想」を露わに見せつけるところにある。
ライトノベルはこの「いたたまれなさ」に寛容というか、いたたまれなさの共有を指向するところがあって、通常であれば「独りよがり」と評される「一般化」の度合いが弱い作品でも許容されやすいようだ。

「学園魔法バトルハーレム物」はそんなラノベ的環境を象徴するジャンルだ。
妄想を一般化する作家的な努力や力量のある種の軽視が、テンプレという形で「妄想」→「作品」化作業の省力化として現れている。(ついでだが、この辺を批評的に暴露して主題化したのが『異能バトルは日常系の中で』だろう)

一般化の弱さが「妄想性」=厨二臭さとして前面化する結果、作品内容よりも単なる好みで語られることが多くなるのだが、特別にラノベに馴染みのない視聴者の視点からは、このテンプレの核となる妄想は、承認欲求、平たく言えば「みんなからチヤホヤされたい」という欲望に駆動されているように見える。

「みんな」の器としての『学園』で、「チヤホヤ」の具現としての『ハーレム』を実現するため『バトル』を行うのだが、そこで主人公が都合よく勝利するため、やれデバイスだの発動条件だのとルールが自由に作れる『魔法』が要請される。

学園魔法バトルハーレムの出来上がりだ。

視聴者から見て問題になるのは、このテンプレ自体ではなく、一般化の弱さ、つまり「チヤホヤされたい」という欲望が露骨に透けて見える「妄想性」が露わになって共感が損なわれることだ。
よく言われる「俺TUEEEE」という揶揄は、この「一般化」の弱さに対する批評性の表れと言えるだろう。

特に承認欲求が肥大化して「世界」から「チヤホヤされ」たいと妄想するとき、困難が増幅される。
「バトル」による勝利が「世界」からの承認に直結するためには、「魔法バトル」を規定する「ルール」が「世界」を支配する価値基準と直結して世界を駆動しているのだと示さなくてはならないが、主人公に都合よい恣意的なルールが世界自体を支配していると「一般化」して説得力を感じさせるのは容易ではない。
困難の表れが、一般化しきれていない「妄想性」=厨二臭さであり、甚だしい場合は、物語「世界」が視聴者を拒絶して意味不明となる。

いや、書店の新書コーナーにズラリと並ぶ、日本は世界中から尊敬と称賛を受けているといったタイトルの数々をみると、学園魔法バトルハーレムに限った話ではないのかもしれないが。



前置きが長くなった。

本作で主題化されているのは、スポーツにかける青春といった、いわば古典的な物語だといえる。
特徴的であるのは、主題ではなく、その表現方法のほうだ。

本作においては、テンプレ的な物語設定に寄りかかって「妄想性」を垂れ流すことをせず、強力に「一般化」を指向しているように見える。

まず、物語の「世界」全体の描写が排除され、「バトル」の価値が世界全体から承認を集めるような支配的な価値観と同一化される無理がないことが大きい。
作品上からは、世界の根本的な運営とは関係なく、「騎士」はメジャーなスポーツや格闘技のスター選手のような常識的な尊敬を集める存在として描写されているようにみえ、一般的な理解を拒むものではない。

原作小説がどのような筆致で描かれているか知らないので、この強力な「一般化」指向が原作の作者によるものかアニメ製作者によるものなのかは分らないが、主人公の造形と「バトル」の「ルール=決まり事」の関係性に、妄想性の拒絶が現れている。

特殊な「能力値の高低」が人格の価値まで決定するような評価軸に対し、能力は戦闘力に反映されることが価値の根拠であるのだから、「実戦の力」が評価軸であるべきだとする主人公の信念は、自分の「実戦力」への自負から生じるものだ。
自分には「能力値」とは別種の能力があるのだ、と。

この自負心は、主人公にとって自分の存在価値と直結するものであると描写されている。「実戦力」の証明は、何よりも自分が自分であるというアイデンティティのために必要とされているのであり、「決闘」=バトルへと向かわねばならない必然が、一般的な視聴者にも共感できる表現として提出されているものだ。

実戦力を獲得するために努力と研究を怠らない克己心も、バトルのルールとの関係において「妄想性」の打ち消しに大きく作用している。
この点で巧妙なのは、「実戦力」による評価軸の導入は、主人公をスタート地点に立たせるためのもので、主人公を有利にするわけではないという設定だ。そもそも「公式戦」のルールには、「実戦」での勝利以外に評価軸は存在していない。

努力によってかろうじて獲得する「能力値」以外の「実戦力」だが、諸作品でありがちな「能力値」そのものを無効化するような特殊能力は与えられないし、「ルール」もまた「実戦力」を基準にすることによって主人公を圧倒的な有利に導く「都合のよさ」を設定されてはいない。
「能力値」は実戦において強力な要素であることには変わりがなく、才能ある騎士の「能力値」による強力な「実戦力」に、主人公の自身の全てを懸けた「実戦力」で立ち向かわなくてはならない。
主人公のキャラづけに不可欠な不断のトレーニングもまた、これによって必然化される。

これは同時に、計測器によって測定される「戦闘力」の数字の大小で強さを「保証」される「トーナメント・バトルもの」やゲームの制度性への批判ともなっている。
実際に「下駄をはくまで分らない」現実の勝負事へと通じる本作の「実戦力」は、「制度」のコマにとどまらないキャラクターの存在感を呼び込む。

映像表現上でも、主人公や生徒会長が試合中に見せる、人相が一変する阿修羅のような歓喜の表情は、「騎士」の「試合」が、「妄想」に要請される承認調達の儀式ではなく、キャラクター自身の内部から湧き出る欲望に駆動されているのだと、説得力のある巧妙な描写となっている。
それはまた、主人公の自己証明の戦いが、いつか「勝利」という承認を必要としない、「敗北」しても失われないアイデンティティを獲得するだろうと予感させるものだ。

主人公のキメ台詞のリアリティはここから生じる。
厨二臭いキメ台詞は、妄想性を脱色されて、ごく普通のキメ台詞に聞こえるようになる。


ここまで物語の根幹部分をしっかり「一般化」して造り上げていると、「女子とイチャイチャ」するもう一つの妄想性は相対化されてあまり気にならなくなってくる。

女子とのお色気イベントやイチャイチャしたりの場面で、あわてながらも自然に振る舞う主人公の態度は、ハーレム欲望の妄想性から要請される性格設定というより、青春のエネルギーの全てを自身の存在証明に捧げて修行に明け暮れる主人公のストイックな造形と矛盾しないもので、ここでも妄想の操り人形的な不自然はない。(実際、妄想の要請に強制されて、二重人格のように表現される作品はうんざりするほど多い)

早々にチョロい(褒め言葉)ヒロインとステディになる展開も、妄想性よりも、一般的な納得を引き寄せるものだ。
大望を果たすまで一線を超えるのは控えたいという高校生である主人公の潔癖さは、年長者からは若い男子の犯しがちな間違いに見えるが、このようなカン違いもまた青春という物だろう。

妄想の共通了解を踏み絵として視聴者を選別するようなラノベ的テンプレアニメの中、本作の「一般化」指向は興味深い。
「妄想」という合言葉をかわさなければ扉を開いて物語の中へ入り込めない、会員制クラブのようなアニメ作品に比べ、門戸を開け放っているような風通しの良さがある。


繰り返すが、根幹部分が「一般化」されていることの効果が、他の生徒に剣術を教えたり、対戦者の罠を許したりと、一見するとキレイ事ばかりに見えながら、主人公の行動からわざとらしさを排除することにつながっている。

強さをひけらかして重ねた勝利をバックに「キレイ事」を言われても都合のよさしか感じないという感想もあるかもしれないが、敢えて言えばそれは感受性というか、好みの問題だろう。
娯楽活劇において主人公が勝利することまで都合のよさを感じるというのであれば、殆どの活劇を楽しむことに向いていない。
極端なことを言えば、桃から人間が生まれたり、亀に乗って海中旅行しても溺れないことに不合理性を感じるようであれば、そもそも物語というものに入り込むことはできないだろう。
問題は「おやくそく」が描かれることではなく、「おやくそく」をもたらす理由が説得的に感じられるかどうかだ。

集まってくる弟子志願者たちは、主人公を「チヤホヤ」する妄想性のために召集されている木偶人形なのではない。
彼らを、主人公のメソッドで「強く」することは、主人公の唱える「実戦力ベース」の評価軸の正当性の証明と流布に直結するもので、実戦力の自負心によってアイデンティティを支える主人公にとって、これを行わないことは、自身の価値観の否定とアイデンティティの喪失に結び付く。

主人公が「自分が自分である」アイデンティティを必要とする限り、「キレイ事」は必然化されているのだ。

主人公の「一般化」された設定が構築されている事が、このような描写を基礎づけていることは、たとえ「キレイ事」が嫌いであっても見て取ることはできるだろう。
少なくとも、「勝利」は、「妄想」に歪められた世界から「与えられて」いるのではなく、「勝ち取った」ものであると受け取れる程度には、一般化は成功している。


この10年近く、アニメの世界では体制を守ることを絶対視した主人公ばかりであるかのような印象があった。
「日常」とは貴重なものであるという文脈から生じた傾向かもしれないが、「妄想」的な「世界」にもかかわらず体制を乱すもの=悪と決めつけて体制を維持することを神聖化し、これをもって「特務機関」に所属して特権を与えられる事を目的化したような主人公たちは、かなりグロテスクに見えた。

この1年ほどで、体制を自身に敵対するものとみなして破壊的な行動をとる作品もチラホラと見受けられるようになったが、本作もまた、その流れの中にある。

作品内で描かれるのは「騎士」による「武闘会」という一種のスポーツの世界での反抗だが、あえて類型的な舞台設定において、「妄想性」に頼らず「一般化」によって「おやくそく」の数々を実現して見せる挑戦的な表現方法自体が、テンプレ的な設定の「制度」性の破壊を志向しているようだ。


表面的な要素を過度にパターン化してラベリングする事により分った気になるのは危険であると、同時スタートした、設定の制度性に埋没しきった別アニメと本作を比較することで、改めて思う。
好き嫌いは別として、両者が「かぶっている」アニメであるとはとても見えない。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

12話まで視聴済。感想と採点をば。総評は近く追記できたらと思います。

原作関連未読で視聴を始めましたが・・・
最終的にはコミックスを買ってしまう位には気に入ってます。
(キャラの心情や背景など詳細が分かって買って良かったと)

採点について-----
●物語●
{netabare}
正直・・・物語について特筆すべき点は無いようにも感じてます。
それでも「凡庸」というわけでは無く
「王道」と表現するのがしっくりくるかと思います。
{/netabare}
●キャラ●
{netabare}
物語と重なる部分もありますが、
この作品の良かった部分の1つがこの項目かと思います。
ビジュアル面や属性面ではテンプレとも思いますが
・ハーレム物にみえてハーレムでは無い
・主人公に目的目標がハッキリあってブレない
・惹かれる理由が描かれている
・実はチョロインだった
・ブラコン(?)ではあるが分別も持ち合わせている etc・・・
観ていて飽きさせない登場人物達が魅力だったように思います。

実は・・・。
1話での一輝とステラのファーストコンタクト。
トレーニング帰りで半裸のステラと鉢合わせるところ。
あのシーンの一輝の対応で「継続視聴しよう」と心に決めましたw
{/netabare}
●声優●
{netabare}
この項目について視聴前は、
珠雫役・東山さん以外は注目する要素がありませんでした。
最終的にはトータル的に皆さんの演技に依る部分も
大きかったかな?とも思えています。
特にステラ役・石上さんは序盤こそ疑問符でしたが、
話が進むにつれてしっくりくるようになってました。
アリス役・浅沼さんは・・・相変わらず幅広いかったですし。
桐原役・松岡さんは久しぶりに悪役(?)だな~とw
{/netabare}
●作画●
{netabare}
この作品の良かった部分その2。
剣士殺し編は若干怪しいところもありましたが、
概ね高い水準で描かれていたと思います。

何より特筆すべきは、感想内にも書きましたがバトルシーン。
アングル・動き・エフェクトなど、とても良かったと思います。
「見せ方」とでもいいましょうか。
バトルではありませんが、9話の山小屋でのシーンも同様。

OPのサビのバックでの映像が
章によって変化していく様も丁寧だなと感じました。
{/netabare}
●音楽●
{netabare}
一番採点評価し辛い部分w

酒井ミキオさんは僕としては初めて耳にした方でして。
基本男性ボーカル曲というのは積極的に聴かないのですが
中盤からは「これぞ落第騎士~」みたいな位には
馴染んでいたと思います。

EDのアリプロジェクトは・・・
何ともコメントできないです。すみません。
{/netabare}


12話まで視聴後-----
{netabare}
正直・・・黒鉄父と赤座さんについては触れたくないですね。
ネチネチと執拗に嫌がらせてくる腰巾着。
「考えてないわけではない」と言いながらも
自身の立場でしか考慮できない父親。
(考えた上での一輝への対応がアレなら何もしてないのと同義)
最終的にはバーミリオン父娘のおかげで溜飲は下がりましたが。

家に頼らず独力で何とかしてきた感の強かった一輝ですが、
やはり根底には「父(家)に認めてもらいたい」
という欲求はあったんですね。
結果的には叶わない流れで終わってしまいましたが、
それを補ってあまりある「家族(彼女込)」「理解者」「仲間」が
新たにできて良かったな~と思います。

それにしても・・・終盤はバトル描写に気合が入っていたな~と。
10話の珠雫vs会長戦は駆け引き・戦術、心理、動きなど
細かく丁寧に描かれていたと思います。

12話の一輝vs会長戦は・・・
一輝の収監~拘束・査問の流れから
一撃勝負という展開も相俟って、
短いながらも手に汗握る闘いだったと思います。
一刀羅刹の一輝の表情・肉体状況なども
彼の心情を描けていたと思いますし、
モノクロ+1色という極端な配色もむしろ
一輝・会長の様子をよく表していたと思います。

会長に打ち勝って「伝えなきゃいけないこと」が何なのか
薄々は読めてはいましたが・・・まさかプロポーズまでくるとはw
「お嫁さんにしてください」と答えるステラの嬉しそうなこと。

続きを作ってもらえるのか甚だ不明ではありますが・・・
できればお願いしたいタイトルの1つになりました。
七星剣武祭の手前で終わっているので続きはできそうですが・・・。
{/netabare}

9話まで視聴後-----
{netabare}
剣士殺し編については・・・
絢瀬さんが見事なまでに舞台装置と化していて、
むしろ目立っていたのは蔵人君という・・・。
(絢瀬父を含めてもいいかもしれないw)

これまでは、
生い立ちに悲観せずにストイックに我が道を行く、
そんな一輝の姿がクローズアップされてましたが
8話で戦闘狂っぽい所も見せてました。
蔵人と笑いながら闘っている姿は
「コイツらバカだな(良い意味で)w」と思える物でした。

選抜戦の絢瀬とは一刀修羅無しで闘ってましたが、
蔵人戦はどっちだったんでしょう?
多分使用してないのだと思ってますが・・・。
それと「天衣無縫」はどんな剣技なのでしょうか?
イマイチ伝わってこない描写だったかな?と思います。

9話は何と言いますか・・・。
色々書きたいことはありますが、果たして書いて良いのかw
Aパートへの気合の入り具合が尋常では無かったな~と。
時間配分とか演出とか。

ヘタレと言ってやりたい展開でもありましたが、
様々な『状況・現状』を考えた上でのことみたいなので。
一輝の「興奮具合」に触れる展開というのも珍しいですよね。
というか、普通の作品ならその辺スルーしますよね。
さすがステラ。物言いがストレートですw

ついに生徒会長登場。
ベスト4の実力者ということですが、
最低同レベル以上が他に3人もいるのかと思うと
一輝の先々は前途多難だな~と思います。

vs絢瀬で浮かんだ疑問が『ブレイザーとは?』。
「魔法や固有スキルの使える剣士」という概念でみてましたが、
彼らが世界でどんな立場なのか、イマイチつかめていないので。
調べてみようかと思いますが・・・ネタバレになりませんようにw
{/netabare}

6話視聴後-----
{netabare}
OPとサブタイトルに騙された感がありますw
勝手に「剣士殺し=絢瀬さん」だと思い込んでいた上に
OPアニメからステラと闘うものだと決めつけていたので・・・w
(5話からOPアニメが少し変わっていたのには気づいてました。)

指導の為でしょうが・・・
そうペタペタと女の子の脚を触りまくるのは、正直どうなの?w

そして心配と嫉妬からでしょうが、
ド直球でその感想を尋ねるステラも大したものだとw
素直に言葉に出来る甘えられる相手がいるというのは、
良いことだと思いますし羨ましいことですw

何かにつけてステラに厳しい珠雫さんも口が悪いw
まぁ、あの量を平らげてあのスタイルですから、
もしかすると・・・いやいや標準です、きっと。

白装束の絢瀬さんに呼び出されたところで次回へですが、
また凄い気になるタイミングだな~と思います。

あ・・・アバンの生徒会メンバーはいろんな意味で可哀想でしたね。
ステラと闘った人は・・・回してる間に攻撃しちゃダメなのかな?と
空気の読めないことを考えてしまいました。
{/netabare}

5話視聴後-----
{netabare}
ステラがどんな「体験」するのか?と
勝手にハードル上げてましたが・・・。
思ったより普通の(?)痴話喧嘩でしたw
CM明け辺りからは何となく流れは読めてましたが、
まさかプールでそのままとかは予想外でしたね。

水深が謎なプールとか、
2話の水着に比べれば・・・とか、
クラスメイトの手のひら返しっぷりとか、
気になる点はあるはずですがw

作画はちょっと雑だったかな。

まぁ・・・お付き合い始めて2週間で、
何も無くて欲求不満(?)気味というのは分からなくもない。
しかしまぁ・・・1話前半辺りの姫様と比べると
変わる物ですね~としみじみ感じてますw

ニヤニヤという意味でも
微笑ましいという意味でも
面白いという意味でも
笑わせて頂けた回だったと思います。
{/netabare}

4話まで視聴後-----
{netabare}
放送が無かったり、既に切った作品もありますが
今期のラノベ枠の中では一番楽しめるタイトルと思います。
1話での展開や設定などが『アスタリスク』似ていることで、
巷で話題になっているのを知った上で視聴開始しました。
(我が家付近では先に『落第』、2日後に『アスタリスク』の順)

1話だけ観て・・・気に入りましたw
確かに他のラノベタイトルが思い浮かんでしまう程に
何処かで観たことがあるような設定や展開でした。
が・・・登場人物の行動や心理面で
こちらの予想の斜め上を行ってくれたことが
ポイント高かったです。
2話も大体同じ点で楽しめたと思います。
3話・4話はどちらかというと王道な展開で、
むしろ普通に感じていました。

作画や声優さんについては特に文句も無く。
当初ステラ役の石上さんはどうかな?と思ってました。
しかし話数が進むにつれてしっくりくるようになりました。

物語のテンポが良いのも特徴でしょうか。
原作からなのかアニメになってなのかは不明です。

登場人物について。
●一輝●
まさか本当に落第してるとは思わなかった。
落第生というか劣等生かと思いましたが、
やはり特殊能力持ちでした(さすおにかw)
かなり不遇な幼少期から現在にも関わらず、
性根が腐って無いのがまずポイント高い。
素直ですし、努力家ですし、難聴でもないですし。
4話でキッチリ答えをしてる辺りも良かった。

●ステラ●
自分史上、最速でデレたヒロインかと思いますw
チョロいと言うか、何というか。
(ハーレム物では無いそうなので、それも有りかと)
1話の時点で結構、好意(と興味か?)が漏れてるのが見え見え。
と言うか・・・主人公よりこの娘のが変態な気がするw
寝込みを襲って?みたり。
自身を下僕と公言してみたり。
いきなり風呂に乱入してみたり。
(こちらも4話ですが)
それでもしっかり好意を口にできる所や
真っ直ぐな物言いは、とても良いと思います。

●珠雫●
まず東山ボイスというだけでポイント高い。
しかもヤンデレ(ぽい展開だった)キャラは珍しいw
兄想いなのは間違い無いと思われます。
が・・・登場シーンがインパクト大すぎるw
実妹なのに、出会い頭にあんな「糸引く」展開とは。
血縁であることと、一輝にパートナーができる?流れから
ヒロインという立ち位置では無さそうですが
今後どう絡んでくるのか楽しみです。

●凪●
公式サイトに「男の身体に生まれた乙女」とあるので・・・。
いきなり珠雫の相談役(ルームメイト)になったり。
事情通だったり。
結構食わせ者な気がしないでもないですが、
今は黒鉄兄妹の助けになってくれると信じています。
信じていますが・・・
シャワールームは女子用で大丈夫なの?w
(また4話について・・・)
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 22
ネタバレ

愛花 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

個人的には秋アニメ1のダークホース*\(^o^)/*

このアニメ、最初は見るつもりもなかったんです。
アスタリスク観るしいいやって。。
でも落第騎士とアスタリスクに第1話が似すぎているという評判を聞いてどんなものかって観てみると。。

まずOPから惹きつけられました。。
ちょっとかっこいい入り出しで男性の方が歌っていて、アニメーションも白黒に赤が映えてクールで、お、これは何か違うぞ!という予感がしました。
曲は酒井ミキオさんの『アイデンティティ』です。

EDは久方ぶりのアリプロさんでしたね。
アニメーションはこれどうなの、って感じでしたが歌は良かったです♪
というか彼女おいくつなんでしょう。。
相変わらずの歌声でした(@_@)‼︎

第3話あたりからとても面白くなってきました。
バトルシーンは動きがとても細かくて迫力があってかっこいい!
主人公最強系と違って、主人公がボロボロの血だらけになりながら勝っていく様もめちゃめちゃかっこいい!!


1-4話
{netabare}
1話
一輝、ステラの着替えを見てしまう→相手の一生服従権をかけて決闘→一輝勝利

2話
一輝、妹と再会(キス。。)

3話
一輝、ステラ、珠雫、有栖院、ショッピングモールの立てこもり事件に巻き込まれます。
一輝かっこよし。。。めちゃつよーい!
有栖院の影を操る能力も気になりますねー(´・_・`)

4話
一輝と桐原の試合。
前半ズタボロの一輝、ステラの呼びかけに冷静になり、桐原の言葉、行動パターンなどから「桐原の思考を掌握」し桐原に打ち勝ちます。
一輝かっこいいよ!!!
その後。。一輝とステラが正式に恋人関係になります(^-^)♡
ヒロインたちの間でどっちつかずの、というより露骨なアタックを受けているにもかかわらず好意を寄せられていることにも気付かないようなラノベあるある主人公より、こういう方が好感持てます!
(妹からの好意にはとても鈍い一輝ですが(笑)まぁそこは、例の"お兄様"同様ということで。)
わ〜〜これからが楽しみです♡♡
{/netabare}

5-8話
{netabare}
5話
ゆる会です(笑)
一輝に剣術の教えを請う学生に、一輝は嫌な顔1つせず剣術を教えます。
その流れで生徒たちとプールに行くことに。ステラも誘われます。

張り切って水着を着てきたステラですが、一輝は生徒につきっきりでステラは不満顔。

ステラは日下部の計らいでやっと一輝と2人きりになりますが、一輝が話があると切り出すとステラは別れ話だと勘違いし、2人で口論になります。

喧嘩の末お互いが想い合っていることがわかり、今したいことを同時に言おうということになると、2人とも小さい声で「キス…」と…\(//∇//)\
いやいや、こっちまで赤面してしまいますよ笑笑

キャバルリィのこういう感じ、他のラノベ作品には無くて凄く好きです‼︎
一輝がステラと恋人関係になったのはかなり正解だったと思います♪

6話
新キャラ綾辻が登場。
父を超えられないという悩みを抱えて一輝に近づいて、一輝の的確なアドバイスを受けます。

教える過程で一輝が綾辻の太ももから股関節にかなり近いところまで触ってギャーーってなりました(^^;;
「自分でやっておいてなんだけど大丈夫だった?」と一輝が聞いていたことから、自覚はあったとわかってちょっとホッとしましたよ←

綾辻は次一輝と対戦することになりましたが、一輝を夜中屋上に呼び出して、何か仕掛けてきそうな気配です。。

7話
絢辻の策略は試合当日に一輝に一刀修羅を使わせて試合で使えなくさせるってことでしたね…
そして試合でも反則をします。
一輝は予め反則を予測しながら、一刀修羅無しで絢辻に勝ちます。
それにしても一輝いつも血まみれですね…OPもそうですが…
いや、かっこいいですね(*σ´ω`*)σ

8話
絢辻の道場を取り返すべく倉敷に決闘を挑む一輝。
剣を交える中で、絢辻の父は無念の内に倉敷に敗れ道場を追われた訳ではなく、嬉しかった、そして相手に無礼のない剣を振るう力が残っていなかったことを申し訳なく思っていたのだとわかる。

まったく予想外の展開で素晴らしかったです‼︎倉敷って乱暴者ですが剣客ですね…!かっこよく見えてきました(^_^*)笑
{/netabare}



9~12話
{netabare}

9話
いわゆるサービス回というやつですかな(・Д・)ノ
いや、でも不自然な感じがなくてよいです!
落第騎士の、ラッキースケベのような控えめなエロではなく遠慮なくエロい展開になるとこ、わりと好きですよ!!
一輝が真面目な性格なのも好感持てます(*^^*)
一輝のおかげでエロいシーンも女性にあまり反感(?)持たれにくい気がします(´・ω・`)

それから我らが生徒会長東堂刀華の初登場回です(*^_^*)

10話
しずくvs生徒会長
バトルが熱すぎる!!
動きが細かすぎです。迫力満点!
文句なしの神回です!
バトルだけでなくしずくの心理描写も盛り込まれているのもよかったです。

11話
赤座の陰謀により一輝が査問にかけられ、監禁されます。
心のどこかで信じていた父親にも突き放され、一輝はどん底へと落ちていきます。

12話
最悪のコンディションの一輝に赤座は刀華との試合を仕組んできます。
絶望のどん底まで落ちきった一輝を、ステラやこれまで一輝が助けてきた仲間たちが引っ張り上げてくれました。
刀華との試合は、今までのどんな試合よりも短く一瞬で終わりましたが。。
ここの作画も本当に素晴らしい!
一輝が集中して世界が白と黒に変わっていき、OPのような作画になったと思ったら、一輝は血まみれになって、牙もむき出して、まさにOPそのものでしたね!
最後に手を突き上げて拳を握り締めるところまで!
本当に、巧いなって感動しました!
一輝と刀華のセリフをぴったり重ねてきたとことも美しかった!
声優さん、絶対に何度も合わせたんだろうなあ。。

一輝のプロポーズも素敵♡
結婚してくださいではなく、家族になってくださいっていうのが実に一輝らしいですね(*^^*)

最終回にふさわしい回だったと思います*\(^o^)/*

{/netabare}

こんなに面白い作品になるとは思っていませんでした‼︎
2期に期待してしまいます(*σ´ω`*)σ

投稿 : 2024/06/01
♥ : 42

75.1 4 戦闘でラブコメなアニメランキング4位
六畳間の侵略者!?(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (1175)
7086人が棚に入れました
高校入学から一人暮らしを始めることになった苦学生、里見孝太郎が見つけた家賃五千円の格安物件。その部屋“こころな荘一〇六号室”は…狙われていた!意外なところからつぎつぎ現れる可愛い侵略者たちと、孝太郎との壮絶な(?)闘いの火花が、たった六畳の空間に散りまくる!健速が紡ぐ急転直下のドタバトルラブコメ、ぎゅぎゅっと始まります。

声優・キャラクター
中村悠一、鈴木絵理、大森日雅、田澤茉純、長縄まりあ、鈴木達央、竹達彩奈、悠木碧、早見沙織、高本めぐみ、洲崎綾、田村ゆかり、鬼頭明里
ネタバレ

うち. さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

六畳間に集まる侵略者達!?

ヒロイン全員侵略者ではなく宇宙人と地底人が侵略者です。
ラブコメで時々シリアスという感じですかねー、一話は怒濤の展開、三話はマラソン回でしたがマラソンではなく障害物マラソンでした。
詳しく知りたい人はラノベを読む、大まかなな本筋を知りたい人はアニメを観るのがおすすめ。

ラノベの一巻を購入したのでお約束は出来ませんが感想を書くかもしれません。
一巻読んだ感想
大まかな違いを書きます。ここからはネタバレというより、違いを書きますが一応ご注意を。それが大丈夫という方はどうぞ…
{netabare} ゆりかの扱いが酷い(笑)陰の功労者なのですが誰も魔法少女と信じません。アニメ以上に不憫なキャラです。大家さんの掘り下げと桜庭先輩の掘り下げがラノベ版の方が充実しています、特に桜庭先輩は読んでおかないと何故孝太郎に好意を抱いているのか不透明だったのでその疑問が解消されました(されます)
侵略者メンバーで幽霊の早苗は一巻の時点で孝太郎に対する敵意がとあることで薄れています。 {/netabare}
ラノベ版を読むと桜庭先輩と早苗とゆりかの印象が変わります、そのかわりアニメのように展開が早いというわけではありません。アニメ一話がほぼ一巻の内容をざっくりとカットして映像化しているのでご注意。

九話感想
ゆりかが可愛い…だと!?
ラノベ読んだから知ってましたけどね
タイトルの解釈としては『陽だまりと虹』は孝太郎がゆりかに対するイメージであり、ゆりかが孝太郎に対するイメージかなと思いました。
 九話は孝太郎がゆりかをおんぶしているシーンがまさに孝太郎がゆりかにとっての『陽だまり』という感じが出てて良かったと感じました。

十話感想
早苗が孝太郎の身体に入って眠っていましたが、あれは早苗的に『暖かいから入っている』らしいからです。
孝太郎は最早、早苗に対しまったく敵意もなくなおかつ家族感覚なので暖かいみたいです。朝に寝起きの悪い孝太郎を起こしに来るルースはびっくりしています(尺の都合によりここの下りはカット)
ゆりかの馬の役はいじめとかではなく、ゆりかには馬の演技が上手いと評価されてまた馬役をしました。

十一話感想
キリハが左腕に付けていた篭手は雷と炎を操れる代物です。
キリハは障害物競走で完走寸前までいったので運動は得意な方なのでしょう、急進派のリーダーにはスタンガン的な衝撃を与えて昏倒させました。
急進派のリーダー、シジマ・タユマは騒動の後地底にて裁判にかけられます。シジマは所謂武家に当たる家で生まれ武力による侵略を提唱して一定の支持を得ています。地底の技術は確かに地上を圧倒していますが数は断然、地上の人間が多いですし対策も早いでしょう…サンレンジャーはその為の組織です。
今回サンレンジャーが遊園地まで出動しませんでしたが、ラノベ版だと遊園地に出動します。一瞬でやられますが、ゆりかの防御魔法で大事に至りませんでした。
サンレンジャーという組織は全国に居るらしいです(あやふや)あのスーツは一応戦える機能が備わっています。

キリハは可愛いのですが後々にならないと真価が発揮されないもったいないキャラですかね。

キリハの過去については…ラノベを買おう!
ここで言うのは止めておきます。
大家さん貴方は一体何者なんだ…

十二話感想と総評
クリスマス回&演劇回でした。
アニメの尺に合わせて一話並みの再構成がされました、ある意味原作越えをした回でした。
ヒロイン全員が可愛いと感じたのは久々なんじゃないかと感じました。どのヒロインも薄い印象ではなく色濃く記憶出来るアニメだったのはないでしょうか?(一話で切らなければ)
十二話は原作超えたと個人的な感想です。
本当に素晴らしいアレンジ、改変、再構成が光るアニメでした、スタッフの皆さんありがとうございました。

アニメは終わりましたが、ラノベはまだ続いているので気になる人はチェック!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 19
ネタバレ

plm さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

みんな可愛すぎんでしょおおおおおおお

 HJ文庫よりライトノベル原作、ハーレム気味ラブコメ作品。
幽霊に魔法少女に地底人に宇宙人に付き人に大家さんに先輩に……節操のないヒロインの種類と多さ。
1話の時点じゃ「あ、これ、がをられ枠か」もしくは「脳コメ枠か」とか感想を抱いても仕方ない。
だって全員一挙登場するんだもの……。

しかしながら1話の雑多感に反して、2話以降から丁寧なキャラクターの掘り下げが進行してゆく。
設定の無茶苦茶さはあるものの、内容は見せ場やメッセージ性がハッキリしてるので意外に観やすい。

1話は顔見せ、2話以降から各キャラが深く関わるエピソードがそれぞれ用意されている、
侵略戦争とは名ばかりで、そんなに駆け引きやバトル対決的な内容ではない、
といった辺りを念頭に置けば、方向性が分からず振り回されることなく、視聴できるかもしれない。
しかし特殊キャラたくさん出してきたのに、最も普通っぽい先輩が一番メインヒロインっぽいという。

■キャラクターを輝かせるエピソードの展開力
{netabare} この作品は実にキャラクターの魅力を引き出すための話作りが上手いと思う。
初めにいいなと思ったのは、第三話の部活対抗障害物マラソンの話。
この話で最も印象に残ったのが桜庭先輩とゆりかふぁいおーの助け合いシーン。
侵略者面々の中で一人抜けたポンコツぷりを発揮してたゆりかだけに、その健気さに胸を打たれる。
先輩の聖人っぷりも拍車をかけて、ゆりかに恵みあれといった気持ちにさせられた。

ハーレムモノで男キャラ不在の中でのキャラ掘り下げというのも新しく、
厳密にはハーレムモノというよりキャラによって別個のドラマがある作品という印象が強まった。
安易なラブコメに走らずに個性を描く方向に重点を置いたことで、結果魅力を高めているのではないか。

そんなこんなで全員それぞれが際立つエピソードが用意されているために、
観ていけば観ていくほどキャラの魅力が深まっていって、みんな可愛い……

早苗ちゃん:人懐っこさが可愛い どんなときでも味方になってくれそうな信頼感
ティア:反応がいちいち可愛い 小っちゃくて度々弄ばれるけど、案外懐が深くて頼もしい
ルースさん:誠実で可愛い 常識人的ポジションだけど最も暴れてた人
ゆりか:ポンコツ可愛い 泣いたり笑ったりオチ担当だったり面白い でも影の功労者だったりする
キリハさん:機転が利く可愛い 最初は読めない人だったけど、真意が明かされて好感を持てた
桜庭先輩:ヒロイン可愛い 完全に惚れちゃってるよね、という行動の端々が破壊力ありすぎる
大家さん:自由人可愛い 一人だけ別格な格闘家やってるあたり笑えつつ、いると安心感ある
ハニワも竹達と悠木碧だと思うと頭がとろけそうだった。

これほど全ヒロイン魅力的な作品もそうないな……。
そして主人公の孝太郎も終始明るい好青年で、いざというときは台詞も格好良くて好感度高かった。{/netabare}

☆総評
 展開自体はチープさもあったのだけど、キャラクターは本当ずば抜けて良い作品だった。
作画も安定感があり表情豊かで、ポーズも特徴的に決まってて良かった。
ちょっとした所作にどきっとさせられることもあり、可愛さがオーバーブレイクする。
1クールでこれらのキャラを一通り描ききっていて、満足感のある内容だと思う。
ただ方向性を掴むまでの出だしがネックか。まぁ総じて予想以上に良作のキャラ萌えアニメだった。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 19

あしすと さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

この作品は1クールアニメでは魅力が伝わらないタイプだったのではないかと

原作未読です。

最近たまたまこの作品の原作の良い評判を目にしたのですが、それに対して「でも自分はそんなにこのアニメに強い印象はなかったな~。原作はもっと面白いのかな~」と思ったわけで。

ただ、そのように思いを巡らせたことで一つ気付いたことがあるので、自分へのメモがてらレビューにしてみます。



このアニメに対する自分の印象は、
「ファンタジーハーレムときどきバトルで、決してつまらなくはないものの無難だったアニメ」
というものでした。

そこで今回あらためて「なぜ無難と感じたか」を突き詰めてみたのですが、それはアニメ範囲内では「設定が活かされてない」と無意識で感じていたからみたいなのですよね。


つまり、幽霊やら地底人やら宇宙人やら魔法少女やら、いろいろなキャラがいましたけど、それぞれが上手く絡むことなくエピソードがそれぞれが独立していた、というか…。

例えば幽霊早苗ちゃんメインのエピソードで、他のメンツが地底人やら宇宙人やら魔法少女である必然性があまりなかったように思えて、
その必然性のない状態が、全メンバーの人数分だけメインヒロインキャラを変えて繰り返されただけで、起伏のない状態のまま最終回までいってしまった、みたいな…。

なんか言葉が上手くないですね。伝わっていなければゴメンナサイ…(>_<)




ただ、最近目にした原作の良い評判というのは「伏線の回収の仕方が絶妙」というものでした。

それで思い出しました。
あー、言われてみればなんか伏線っぽい展開はあったな~。結局アニメ範囲内で回収されることはなかったから記憶に残ってなかったけど。


この原作って、20巻くらい出てるんですもんね。

もちろん原作者さんが魅力的な話を作り続けられるからそんなに続くのでしょうけど、それはそれとして、そりゃあ20巻も続いていればじっくりゆっくり伏線回収もできて面白いラノベになりますよね。


かたやアニメ。

何巻までアニメ化されたのかは知らないですけど、きっとこの作品って序盤はメインキャラの自己紹介巻が続いて、
序盤だけでの伏線回収とか、アニメ化された際に合わせた序盤の盛り上がり巻とか作らなかったのでは?


いや、ラノベはあくまでラノベですから、アニメ化を見越して12話24話でまとまりそうなポイントに合わせてメリハリのある盛り上がり回を作るというのは本来違うのかもしれないというのは分かるんですよ。

でも、自分は新しい漫画やラノベを積極的に発掘しようとするタイプではなく、アニメ化されたものの中からかなり気に入ったものだけ原作に進むタイプなので、アニメ12話の時点で強い印象がなければその先には行かないというのが事実なわけで。


例によって話が行ったり来たりしてしまいましたが、今回何を言いたかったのかをまとめますと、
そんなに伏線回収が巧みな原作なのだとしたら、それがまったく感じられなかったアニメ12話の構成(原作序盤の構成)はもったいなかったんじゃないかな~
…ということなのでした。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7

71.3 5 戦闘でラブコメなアニメランキング5位
最弱無敗の神装機竜《バハムート》(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (819)
4893人が棚に入れました
遺跡から発掘された、古代兵器・機竜。亡国の王子、ルクスは何故か、機竜使い育成の女学園に入学することに……!? 王立士官学園の貴族子女たちに囲まれた、"最強"の学園ファンタジーバトルがはじまる!

声優・キャラクター
田村睦心、Lynn、藤井ゆきよ、久保ユリカ、種田梨沙、小澤亜李

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

現からちょっとはみ出して笑うきみを ヒトリボッチにはしたくなくて なりたくなくて・・・

この作品の原作は未読ですが・・・私の好みであるキャラデザの綺麗なラノベテンプレ系なので、タイトルを見た瞬間に視聴を決めた作品です^^;
その後種田さん、小澤さん、石上さん、高橋さんらが出演される事を知り、放送を待ちわびた作品の一つです。

この手の作品を視聴するとき・・・どうしても主人公目線で見てしまいます。
かつで一度は憧れたヒーロー、大勢の敵の中に単騎で突っ込んでいく・・・現実の自分とは真逆の強さ、そして知らぬ間に過ぎ去ったモテ期・・・きっと、遠い昔に見た夢が形を変えて画面の中で再現され気分は正に主人公・・・そんな気持ちを味わえるのが、このラノベテンプレ系作品の魅力じゃないかと個人的に思っています^^

物語のアティスマータ新王国・・・ここは、かつて圧政の限りを尽くした旧アーカディア帝国が滅ぼされ、新たに設立された王国の王立士官学園が舞台になっています。
物語の主人公は、ルクス・アーカディア・・・旧アーカディア帝国の生き残りで、新王国と国民のあらゆる雑用を引き受け、旧帝国の借金を返済する契約を結んでいます。
そんな彼は戦闘機竜による公式模擬戦の結果から「無敗の最弱」という二つ名が付けられるほど、守りに徹する戦闘スタイルをこれまで貫いてきました。
そしてルクスが王立士官学園に転入し・・・物語が動いていきます。

戦闘機竜ですが、姿かたちはISと似ています・・・というか、ほぼISです^^;
違いは、戦闘機竜には汎用機竜と神装機竜の2種類があり、神葬機竜にはそれぞれの機竜特有の特殊能力が備わっている点でしょうか・・・
それと機竜は女性の方が装者に適していますが、男性が装備できない訳ではありません。
ISの一夏は完全にイレギュラーでしたので、この点は大きな違いかと思います^^;

話が横道に逸れてしまいました^^;
完走して振り返ってみるとヒロインに萌えながら、主人公の無双っぷりを堪能するこの作品・・・完全なキャラ推し作品でした。

主人公のルクス・・・ルックスが良く律儀な少年で、雑用王子として日々走り回っています。
彼の長所でもあり短所でもある点は、良くも悪くも頼みを断らないこと・・・例えそれがどんなに無謀な事でもです。
確かに彼は旧アーカディア帝国の王子・・・でも実際に政治に携わっていた訳ではなく、小さい頃に宮廷を追い出され決して恵まれた境遇では無い日々を過ごしてきたんです。
だから、彼には何の罪も無いのに・・・誰かが汚れ役にならなければならないとなったら、真っ先に我が身を差し出す彼の言動で妹をどれだけ心配させたことか・・・
そんな彼は皆んなにとある事実を隠匿しています。
物語の進展と共に少しずつ明らかになっていく隠匿した事実は、この物語の鍵になっています。
その度に心配する妹さんが不憫で仕方ありませんでしたけれど・・・^^;

でも、その妹さんの言動がルクスの行動に意味を持たせ・・・魅力的に輝かせたんだと思います。
そんな妹さんの名前はアイリ・アーカディア・・・銀髪ボブカットで可憐、そして「にいさん」の呼び方と、どこをとっても超王道の妹なのですが、可愛いんです(//∇//)
この世でたった二人しか残っていない血の繋がりだからか、本当に兄思いの妹なんです。
CVが小澤さんである事も大きかったと思います。
こんな妹だったら今からでも欲しいくらいです^^

それでもこの作品には、この妹に真正面から太刀打ちできるほど魅力的なヒロインがたくさん登場します。
本当にこの手の作品はヒロインが魅力的だから・・・止められません(//∇//)

リーズシャルテ・アティスマータ(CV:Lynnさん)
アティスマータ新王国の第一王女でこの作品のメインヒロインです。
金髪ロングで愛らしい顔立ち・・・キャラ的にはツンデレでしたが、物語が終盤に向かうに連れデレっぱなし・・・でもそのデレた言動も可愛らしさに溢れています。
物語の中で、自分の過去に消せない傷を抱える彼女が受ける残酷な仕打ちは、人間の尊厳に対する冒涜そのもの・・・
誰にだって、他人に触られたくない部分ってあって・・・そこはそっとしておかなきゃいけないのに・・・
でもリーシャの過去を受け入れ前に進もうとする強さは素晴らしいと思いますが、まだ弱く風が吹けばとんでいきそうなほど脆い強さ・・・これからしっかりと育めると良いですね^^

クルルシファー・エインフォルク(CV:藤井ゆきよさん)
伯爵家のご令嬢で才色兼備・・・その中でも神装機竜の扱いに秀でている彼女ですが・・・彼女も心に深い闇を抱えていました。
幼い頃の彼女の選択は「頑張って認めてもらう」事だけ・・・だからがむしゃらに頑張ってきました。
じゃないと、彼女には「諦める」という選択肢しか残らなかったから・・・
そしてこの学園でルクスとの出会いが一筋の光となって彼女を照らします。
最後まで約束を貫き通す背中を見て彼女が選んだ選択肢は・・・もうドキドキでしたよ^^

フィルフィ・アイングラム(CV:久保ユリカさん)
ルクスとは幼馴染で「フィーちゃん」「ルーちゃん」と呼び合う間柄。
普段はぼーっとした天然系ですが、この作品一のグラマーだと思います。
ルクスに対する彼女の仕草と言動は優しさに満ち溢れていて、一緒にいるとどこか安心できる・・・そんな存在なのですが、彼女もまた消えない傷を宿していました。
彼女の傷に対してできる唯一の事は抗うこと・・・だからこれまで全力で拒んできました。
天然系の彼女ですが、その抵抗は並大抵のモノではないんです。
それは決意の表れ・・・?

セリスティア・ラルグリス(CV:種田梨沙さん)
金髪ふわふわロングでスタイル抜群な彼女は、学園最強の機竜使いで男嫌い・・・^^;
男嫌いってルクスとのフラグでしかありませんでしたが、事の真相はだいぶねじ曲がっていたみたいでしたね^^;
学園最強のレッテル・・・聞こえは良いですが、実際になっていみると以外に寂しいモノだったりするんですよね。
そして彼女も・・・負い目を感じる過去を背負ってきました。
彼女が示せるのは正しさと責任感だと自分に言い聞かせてこれまで生きてきましたが、それは最早呪縛・・・
正義感を持つ事は大切な事だと思います・・・でも何事もし過ぎては逆効果・・・
そんな彼女の笑顔はとても魅力的だったと思います。

切姫 夜架(きりひめ よるか)(CV:石上静香さん)
これまで登場してきたヒロインとは一線を画す雰囲気の持ち主です。
物語の終盤に登場したので出番がホンの少ししかなかったのが残念で仕方ありません。
正直見た目一発でKOされたキャラでした^^;
オッドアイである事を除けば、私の愛してやまない「機巧少女は傷つかない」の夜々に瓜二つなんですもん^^;
これまで登場したキャラも十分過ぎるほど魅力的なんですが、最後に全部かっさらっていったのが彼女でした(//∇//)
そして・・・あんな風に耳元で囁かれたりなんかしたら・・・間違いなくネジの2,3本はブッ飛んでしまいそうです^^

そして忘れちゃいけないのが「Yesの人(CV:高橋李依さん)」です^^
いつもアイリの傍でフォローを忘れない優しいキャラです。
時々めぐみんでしたけれど・・・でも可愛いから良いんです^^
何といっても「可愛いは正義」ですから・・・^^;

オープニングテーマは、TRUEさんの「飛竜の騎士」
エンディングテーマは、nano.RIPEさんの「ライムツリー」(第2話 - )
どちらも良い曲ですが、特にエンディングには痺れました。
個性的なギターサウンドとメロディが個人的にツボに入りました。
このエンディングは今期アニソンBEST10に入ると思います。

1クール12話の作品でした・・・毎日の様な多くの作品が放送される中、視聴優先順位のかなり高い作品でした。
けれど、物語的には思い切り伏線を残して終わりましたよね^^;
ここからがラノベテンプレ系唯一の残念なところ・・・中々続編が制作されないんですよね^^;
「続きは小説で・・・」が本流かもしれませんが、アニメから作品に入ると続きもアニメで見たくなるんですよね・・・
やはり販促が目的だと1クールが精一杯なのでしょうか・・・^^;?

投稿 : 2024/06/01
♥ : 18
ネタバレ

keylove さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

テンプレ主人公なんとかの学園ハーレムバトルファンタジー・・・ですが

この手のテンプレがいくつか続いたのがちょっと不思議です。
観てない人はよくわからないかもですけど

同じ時期に
{netabare}
落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)と
学戦都市アスタリスク
があったんですよね。

この三つが比べられるっていうのは仕方ないのかなと。

先にそういうことから書いておきますと
個人的にはこのバハムートが一番落ちます。
{/netabare}

他の二つと圧倒的に違うのは、結局何がしたいのか。
最終目的は何か。
ってことですね。
目的はあるんですよ、ちゃんと
でも学園バトルファンタジーじゃなくてもいいじゃん!
っていう感じがしたので。

ちょっと書いておきます。
{netabare}
主人公最強で、戦いとともに仲間(ヒロイン)が増えていくってだけならそれでいいんだけど、この作品はちょっとシリアスな面が多くて、それでいてどこか設定が甘いというか、ちゃちい感じがしました。
出てくる敵キャラとか、ふざけてる?
って思うぐらいに場違い感ありましたしね。

キャバルリィは「七星剣武祭」っていう騎士の大会があって、それを一つの目的としてるところがあるし、アスタリスクは「星武祭」というやっぱり各学園規模の大会があって、それぞれにとても学園らしいイベントを軸としていますよね。
それによって、ヒロインの可愛らしさや主人公の強さが際立ってるんです。

でもこのバハムートは学園の物語かと思いきや、国の存亡がかかっていて、それが主人公たちに起因するところが多いという、別にそこまで望んでないよ、的な蛇足感を持たずにはいられなかったんです。
{/netabare}

だから、この作品だけ明らかに路線が違うし、観ていても単純にかっこいいとか頑張れとかって思えない節がありましたね。


まあ比べてばかりなのもなんなんで、この作品を純粋に評価します。

※ここから訂正しておきます。

作画が良くないって書いたけど、なんとなくぶれてるところがあるように思えたっていうことであって、キャラが可愛くないとかそういうことじゃないです。
それぞれに可愛らしいし魅力はありますよ。


フィルフィ推しです!
めちゃ可愛いフィルフィ推しです!

と、いきなり評価を変えてごめんなさい。
なんとなく思い違いのように思えて気になっていたので。

※ここまで


これは完全にハーレムものなので、基本的に主人公以外の登場人物は女の子ばかりですね。
そして戦いの時には遺跡から発掘された古代兵器なるものを身にまといます。
僕の見た感じでは、自分が常に装備している剣でそのバトルスーツを召還しているって感じでした。
その辺は気にすることでもないと思うので突っ込まないでくださいね。

このバトルスーツを身にまとい、そして超ハーレム設定っていうのは
IS(インフィニットストラトス)そのもののような気もしましたね。

そしてこのテンプレに欠かせないのは、メインヒロインがお嬢様もしくはもっと限定すればお姫さまであることですね。

どこかのお国の第○皇女っていう。。。
そして必ずツンデレで、学園においての実力はトップクラスであり何年に一人の逸材的な少女で髪の色はレッド、イメージカラーもレッド。
だいたいそうです、はい。

そして妹がいて、一見おしとやかだけどけっこう強くて、髪の色はブルー系でイメージカラーもブルー系。

そして幼馴染が・・・ピンクでおっとりで天然系の可愛い女の子で
これはこれだけだけど・・・
はい

それで女子の生徒会長がいて、だいたい学園最強。
髪はロングで金髪で、なぜか人間的に不器用でちょっと可愛いところあり。
そしてイメージカラーはイエロー。

もうこれ、なんとかレンジャーシリーズのまんま!ってイメージあります。


そういうテンプレを観てる人は概ね共感していただけると思いますけど。


でもそのテンプレがなぜかやめられない。
おそらく70%以上展開がわかってるのに観てしまう。

そういうなんかしらの中毒性のようなものを持ってる気がしますね。

だから僕は嫌いじゃないです。

しかしこのバハムートに関してはそういう要素こそ満たしているものの、もう少し根底のテーマを魅力的にしてほしかったです。

{netabare}ひとことで言えば、暗くて重いんですよね。
{/netabare}


ではキャラ紹介しておきますが、今までは気にせず書いてましたけどそれを見るのもネタばれに感じる人がいるかもなので伏せておきます。


{netabare}
ルクス・アーカディア-田村睦心さん
本作の主人公で滅亡したアーカディア帝国の王子。
バハムートの使い手であり、最弱無敗という異名を持ちます。
まあ無敗なんだから最強ってことですよね。
cvの田村睦心さんは、境界線上のホライゾン、咲-Saki- 全国編、学戦都市アスタリスク、などで活躍されている女性です。


リーズシャルテ・アティスマータ-Lynnさん
本作のメインヒロインであり、新王国の第一王女。
校内では無敗を誇っていた神装機竜の使い手。
ほんとにメインヒロイン?っていう扱いでしたね。
cvのLynnさんは、さばげぶっ!、ではメインで活躍されてますけど、あとはパッとしない感じかもです。


クルルシファー・エインフォルク-藤井ゆきよさん
本作のヒロインの一人で留学生の神装機竜の使い手。
謎な部分が解き明かされた時はちょっと驚きです。
大人の魅力を持った少女。
ほんとにヒロインですよね。
cvの藤井ゆきよさんは、ほとんどメインでは出てません。


フィルフィ・アイングラム-久保ユリカさん
本作のヒロインの一人で、主人公の幼馴染。
いつもお腹を空かせてる天然少女で神装機竜の使い手。
ぼーっとしててつかみどころのない性格ながら頑固で自分の意見を通すことが多い、他のヒロインからは脅威の存在。
cvの久保ユリカさんは、ガッチャマン クラウズ、琴浦さん、ラブライブ!など多数で活躍されていますね。


セリスティア・ラルグリス-種田梨沙さん
本作のヒロインの一人で生徒会長で学園最強の機竜使い。
常に自分がみんなを守らなければならない、強い存在でいないといけないという気持ちから、周りからは怖いという目でみられることが多い少女。
男性嫌いと言われているが、実は男性に興味を持ち、尊敬し、頼りたがっている子。
不器用なのが面白かったですね。
cvの種田梨沙さんは、新世界より、きんいろモザイク、四月は君の嘘、など多数で大活躍のトップ声優さんです。


切姫 夜架(きりひめ よるか)-石上静香さん
本作のヒロインの一人で最強の機竜使い。
学園とは関係のない存在で、幼い頃から人を躊躇なく殺せることなどが大きな才能とされるが、それゆえに人から忌避されてきた。
この子の変わりようがまたすごいですね。
cvの石上静香さんは、食戟のソーマ、ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか、落第騎士の英雄譚、などで活躍されています。


そのほかに、日笠陽子さん、内山夕実さん、中原麻衣さん、松岡禎丞さん、
浅沼晋太郎さん、M・A・Oさん、逢坂良太など豪華声優陣となっています。



ただ、この作品はメインヒロインの扱いが酷いというか、誰が本当のヒロインなんだかわからないところがありますね。
ハーレム設定でもひどすぎるかも。
{/netabare}


エンディングテーマ「ライムツリー」
作詞 - きみコ / 作曲 - 佐々木淳 / 編曲・歌 - nano.RIPE

はかなり良かったと思います。


ハーレムバトルファンタジーが好きなら見ておいて損はないですよ。


ここまで読んでくれてありがとうございます。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 22
ネタバレ

境界線の観測者 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

バランスのとれていないテンプレハーレム

オタク初心者が通る初心者用の出来の悪い
単純明快なわかりやすい中高生向けのハーレムアニメ。

草食朴念仁主人公最強系チョロインがテンプレを突き進むだけ。
オリジナリティが欠片もない、キャラクターがハマれば見れる。

凡作 下の中。

お手軽ハーレムだけどキャラクターの抱える過去は重い。
で、それを解決、理解、向き合ってくれる主人公に魅かれるというテンプレもの。

タイトルの【最弱】は目を引くためだけの要素。
のし上がっていくとか、様々は手段で勝つなどの展開は期待してはいけない。

作画、アニメーション、キャラクターデザインは良い。
ただ、敵側の魅力が欠片もない使い捨ての舞台装置だったのはいただけない。

ストーリーは破城はしていないものの先が読めることは当たり前で展開も退屈すぎる。

設定、世界観の説明不足なのはアニメ化に当たり削減しているからだろう。

ハーレムとシリアスのバランスが悪い上に
ハーレム要素を挟むタイミングが「へた」すぎてテンポ悪すぎる。

キャラクターがハマらなければ魅力的な
かわりのアニメはいくらでもあるのでこだわる必要もないだろう。


自分用メモ

6話 女装回 7話 水着回

episode 01 朱の戦姫
{netabare}
OPから漂う駄目アニメ臭

開幕 どうしてこうなったんだっけ これはクソアニメ臭がすごい

機竜使い は 女性の方が適性が高い 男はレア 戦争で少なく

「だったら私と勝負しろ」 姫様 立場的に痴漢は牢獄でいいのでは?

「無敗の最弱」 ⇒ 誰だこんなセンスの無い二つ名を付けたのは?

ヒロインが勝手に暴走して騒いでるだけなんだよなぁ 
⇒ 全面的に信用するぞ
⇒ まだ教えられない は?

わかりやすいくらいラノベ産教科書通りのテンプレ一話
{/netabare}
episode 02 最弱の機竜使い
{netabare}
雑用係 ⇒ 専属契約

ラッキーおっぱい

シリアスモード

最弱?ねぇ、最弱って言った?
{/netabare}
episode 03 北の令嬢の婚約事情
{netabare}
クルルシファー編

あれ?前回の戦闘の感想なし?
あれだけぶっ殺しておいてなにもないのか?

歓迎回

グレンラガンのドリルがあるぞおい

裸を見られるのはダメ ⇒ パンツは見せる ⇒ キスは子供が……

あれ、この話次週に続けるほどの話か?
{/netabare}
episode 04 第六遺跡-箱庭-
{netabare}
クルルシファー編

くそみたいなサービス展開だけやってればいいものを
謎シリアスをいれるからテンポが悪いことこの上ない

預けちゃだめだろ 旧帝国の元王子だぞ 他にいるだろ

部外者が参加しちゃだめだろ 射線に味方がいるのに打つなよ

遺跡人? 異世界人!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{/netabare}
episode 05 少女の願い
{netabare}
クルルシファー編

「女の弱音を本気で受け取らない事」

「なんの成果も得られませんでしたぁ!!」

あるてりーぜ 「あぁっ!!」 そんな簡単に

子づくり(ヒロイン視点)を目撃するってなかなかだよね
{/netabare}
episode 06 最強の帰還
{netabare}
セリスティア回
女装回

えっ、まだキャラクター追加するの?

「許可します」 何だこの話し方?

すぐ決闘だよ それしか解決方法ないのか

EDが変わっている ほんと作りは丁寧だな(呆れ)
{/netabare}
episode 07 少女の真実
{netabare}
セリスティア回

「お前、妹にまで、ドエロ!!」

新王国の戦力の壊滅!!

決闘 ⇒ 乱入 ⇒ チョロイン
{/netabare}
episode 08 幻神獣の目覚め
{netabare}
フィー ポンコツロイド 回

目の付け所がへんたいなんだよなぁ
{/netabare}
episode 09 約束
{netabare}
フィー回

数日で確実に死ぬ まぁそうなるよな

フィー メインヒロインの風格

金髪どもはもはや戦闘要員

解除コード送信に一分とか設計ミスってるよね?
{/netabare}
episode 10 少女たちの報酬
{netabare}
ハーレ設定はまぁいいけど
その他取り巻きの女の子も侍らす必要ないんだよなぁ

オーバーリミットの反動 ⇒ 寝込む程度

「なんでこんなにピリピリしているのかな?」

デート ⇒ 最強金髪 キス魔 正妻(フィー) 
      整備士はヒロインレースから脱落です

一応、主人公からキスしようするくらい意識してるのはキス魔

「んっ、いまなんでもするって?」
いずれは帝国を亡ぼし 
 ⇒ いやだ 
 ⇒ 風が出てきましたね 
 ⇒ 金髪ストーカー
{/netabare}
episode 11 帝国の凶刃
{netabare}
勝っちゃったよ 大会で もはや「無敗の最弱」ですらなくなったよ

道化だと!?結構じゃないか、暴虐の限りを尽くせる
 ⇒こんな小物が相手でいいのか、盛り上がらないぞ

最後は巨大な敵、お決まりですよね
{/netabare}
episode 12 少女の本懐
{netabare}
固定砲台をあそこまで持っていって負けるなよ

主人公が女のケツしか追っかけないので盛り上がりに欠ける
物語に熱さが「乗ってこない」

最大の危機 ⇒ あっさり解決
テンポとはこういったことではないのだ 適当っていうんだよ

政治的に色々と思惑がありそうだけど
暴力がモノを言わせる世界だから問題ないのよね
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

60.8 6 戦闘でラブコメなアニメランキング6位
銃皇無尽のファフニール(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (576)
4136人が棚に入れました
突如現れたドラゴンと総称される怪物たちにより、世界は一変。やがて人間の中に、ドラゴンの力を持った“D”と呼ばれる異能の少女たちが生まれる。存在を秘匿された唯一の男の“D”である少年・物部悠は、“D”の少女たちが集まる学園・ミッドガルに強制的に放り込まれ、さらに生き別れの妹・深月と再会した悠は、この学園に入学することになり……


声優・キャラクター
松岡禎丞、日高里菜、沼倉愛美、金元寿子、花澤香菜、徳井青空、内村史子、佐倉綾音、井上麻里奈、早見沙織、山口立花子、檜山修之
ネタバレ

超しじみ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

(9話まで視聴)サービスシーンはただのサービスシーンではない!?

序盤の話から感じていましたが、6話で確信しました。サービスシーンは、ただのサービスシーンじゃないです!
{netabare}2{/netabare}話のシーンも、{netabare}4{/netabare}話のシーンも、{netabare}5{/netabare}話のシーンもそうです! 必ず、何かしらの意図がある気がします!(それぞれの回を伏せ文字にする意味があるかどうかは不明・・・w)


7話視聴時点で追記:この作品、今期のダークホースなんじゃないですか!?ありとあらゆる場面に伏線が仕込まれています!
物語が進むにつれて、それまで気付かなかった伏線が次々と露わになります!もう隅から隅まで見逃せないです!!


感想は、それぞれの回ごとに書いていきます!

1話
{netabare} 最初の回ということで、この作品の設定を話すシーンが度々出てきます。でも、堅苦しく語ってこないで、物語の中に自然に組み込まれているので違和感を感じないです! そして設定以外にも、主要キャラのイリスとクラスメイトの関係が何となく分かる気がします。
 この回の後半で、後々にも関わってくるミッドガルの新しい役割を知ることになります。その役割は、Dに接近してくるドラゴンを迎え撃つための「迎撃要塞」であるということです。イリスの戦闘能力を見る限り、ドラゴンを迎え撃つための戦力にすらならないというのは容易に想像できますw 流石にそんな状態では、Dに対して優しい施設だからといっても、“対ドラゴン戦に向けた特別カリキュラムが組まれたブリュンヒルデ教室”では呆れられますよねw
 そんな彼女に、悠は深く関わっていきます。そして、ここで描かれているイリスとのやり取りをするシーンは、物語が進む上で大事なシーンがたくさんあると思います。イリスに触れるときや、イリスの過去の話と決意などなど、見逃せない場所が盛りだくさんです!
 最初の回ということで、お色気やアクション、次回への引きなども上手く詰め込まれていたと思います! {/netabare}

2話
{netabare} ドラゴンの接近に向けて、迎撃の準備を進めるお話です。
 深夜アニメでは定番ともいえる、エッチなシーンがたくさんあります。でもこのシーン、キャラクターの感情がしっかりこもっている気がします!
 イリスはドラゴンに見初められていて、この先生きていられるかさえ分からない不安な状態でいます。だからこそ、1話で優しく接してくれた悠に対してお礼ができなくなる前に、必死に恩返しをしようとしています。スカートをたくし上げるシーンは、悠に対する強い気持ちや死への覚悟などが詰まった、とても素敵なシーンだったと思います! また、悠にDの紋章を見せるときのシーンでは、イリスが一切の照れを見せず「物部のえっち」とつぶやくシーンがなんとも切ないです。イリスが「私、強い子じゃなかった」と言って、死にたくても死を選べないもどかしさや弱さから涙を見せるシーンも、とても見ごたえがありました!
 悠とイリスの関係ですが、かなり進展したんじゃないですか!?w 最初は頭を撫でられるだけで怖がっていた(びっくりしていた?)イリスが自分から意を決して腕を組むシーンがそれを物語っていると思います!別で想いが込められていそうですが、悠のことを信頼してきている証だと思います!
 悠の回想は少しずつ鮮明になってきて、だんだんと気になってきます。それと同時に、イリスを気にかける理由や強気なセリフの根拠もはっきりしてきています。悠は自らの力にそれだけ自信を持っているんでしょうね。
 いろんなキャラクターの過去や感情が見えた回であり、次回への緊張感も高まる回だったと思います! {/netabare}

3話
{netabare}  いよいよドラゴンを討伐するお話です。
 悠の回想がついに全て明らかになります。やっぱり悠は強かったですね! 主人公が秘めた力を持っているのはよくありますが、それでもそ秘めた力を使うシーンは迫力があって、見ていて圧倒されました!
 悠の力ですが、秘めた力を使う代償に、自分自身の記憶を捧げるというものでした。秘めた力を最後まで使わずにいたのは、理由があったんですね。そして、これまでの回で度々出ていた悠の自信の正体がはっきりと分かりました!
 他にも、悠がイリスに対して戦う覚悟を問うシーンも良かったです。イリスの空間把握能力を最大限に生かすために、悠はわざとああいった聞き方をしたんだと思います。1話の、イリスが戦う理由を話すシーンとも重なって、イリスの戦う決意がより鮮明になったんだなと分かります。
 最後の方で、悠が代償に捧げた記憶が何なのかがうっすら分かります。きれいに締めた回でしたが、次回への引きも入っていて良かったです。 {/netabare}

4話
{netabare} まさかの新キャラ登場です! てっきり、これ以上は増えないと思い込んでいました。
 新しく登場したティアは、やんちゃでとても子供らしいキャラクターだなと思いました。私はいとこに6歳の子がいるんですが、本当にこんな感じですw 関わってると疲れるんですが、やっぱり憎めないんですよねw
 そして冒頭からサービスシーンでしたw でもやっぱりただのサービスシーンじゃないんですよね。悠の受け答えを聞いた限りだと、“血のつながった兄弟”って感覚で話していると思います。ですが2話の回想を見ると、別居しているんです! 恐らく、竜災などの経緯をたどって、血のつながっていない兄弟になったんだと思います。些細なやり取りでしたが、記憶の欠落を、サービスシーンを入れて上手く描いていたシーンでした。
 イリスも可愛らしかったです!2話では大胆な行動をたくさんしましたが、4話では積極的であっても加減をしてる・・・とも言い切れないですねw でも少しは遠慮をしていると思います。2話との感情の違いが表れていて良かったです。あと、やっぱりドジですねw これまでの回でドジなのはよく分かりましたが、ここまでとは・・・w 2話で竜紋を見せたときもノーブラでしたし、下着を忘れるのはよくあるみたいですねw
 本編では、ティアがクラスに馴染んでいくまでの流れを、短い時間の中で上手く表現していたと思います。最初は悠以外は部外者みたいな感じでしたが、少しずつ心を開いて、クラスのみんなとも話せるようになりました。リーザが悠の代わりに勉強を教えると言ったときに見せたティアの反応が、クラスに馴染んだという象徴だと思います。
 新キャラの登場で、物語がさらに盛り上がってくると思います。それと物語とは関係ないですが、ティアの声を担当した佐倉綾音さんの、幼い子供っぽさを表現した見事な演技が素晴らしかったです!見ごたえも聴きごたえもある回でした! {/netabare}

5話
{netabare} ティアの過去に迫るお話、そして水着回でした! 後半のサービスシーンだけでなく、序盤からラッキースケベもてんこ盛りでしたねw
 4話で紹介された新キャラのもう一人「穂乃花」も登場しました。ちょっと特殊(この次元では普通?)な出会い方でしたね。主人公と関わりを持ったということは、この先の物語にもきっと絡んでくるんでしょうね。
 さて、ティアの過去については、自分自身のことをドラゴンと呼ぶ理由が明らかになりました。ずっと「あなたはドラゴンよ」と言い聞かせられてきただけでなく、家族との記憶も“ニセモノ”と教えられてきたんですね。ずっとそう思い込んできたため、ティアは自分の過去の記憶と向き合うことをせずに反抗をしようとしたんだと思います。
 ですが、この回で悠に人間として生きることを迫られて、“ニセモノ”と思い込んできた記憶とついに向き合うことになります。
 口から発せられる言葉では必死に「嘘だから平気」と言っていながら、心では「本物の記憶だった」と涙を流す・・・。ようやく人間として生きる選択をし始めた証拠だと思います。これまでの描写が少なく、さらに回想のときもセリフがあまり無いためティアの過去の悲惨さは伝わりきりませんが、複雑な心情をよく表していたシーンだったと思います。
 水着回のBパートですが、ここではティアとイリス、そしてティアとリーザのやり取りがありました。
 イリスとのやり取りですが、なんだかハーレムらしい展開でしたねw 4話では「可愛い」で満足していたティアですが、5話では悠にそれ以上の言葉を求めています。・・・恋のライバル誕生です! ティアは、今まで見下してきたイリスを無視できなくなってしまいましたね。積極的な2人らしい仲の深め方だったと思います!
 リーザとのやり取りですが、これまでの回ではあまり伝わってこなかった、リーザの「クラスメイトは家族」という考え方が明確に伝わってきました! これは、Bパート冒頭でティアが言った「ママみたいなの!」というセリフとも関わってくると思います。深月がキラキラした目で見つめていた彼女たちのやり取りは、まさに家族のように見えました。ちょうど深月が一番顔をほころばせたときにリーザが言ったセリフは、わが子を心配する本物の母親のような感情がこもっていたと思います!
 最後にヘカトンケイルも現れて、これからどうなるんでしょうか? バジリスクの討伐も動き出していますし、先が怖いですね・・・。{/netabare}

6話
{netabare} ドラゴン信仰者団体のリーダー「キーリ」の登場、そして、ティアが“人間”と“ドラゴン”のどちらとして生きるかを選択するお話です。
 現れましたね、キーリ・・・。強すぎですw でも手加減をしていますよね。
 あれだけの実力差があれば、いくらでもリーザのことを殺せる機会はあったはずです。たぶん、リーザが“D”という貴重な存在だからなのでしょう。たくさんの人間を殺してきたキーリでも、迂闊に命を奪うことができなかったのだと思います。
 この回の山場ともいえるティアが“人間”として生きるか“ドラゴン”として生きるかを選択するシーンでは、これまでのティアの周囲で起こった様々なシーンがよみがえってきます。クラスメイトたちとの幸せな思い出、悠のお嫁さんになる前に阻んでくる恋のライバル、家族のように守ってくれていたリーザ・・・。一度はドラゴンとして生きることを選択しますが、あらゆる出来事を思い出し、ティアは人間として生きる道を選択します!手をグーにして強く語りかけるティアの姿は、幼いながらも勇敢で格好良かったです!
 その後、キーリに命を奪われそうになるシーンで見せる何もできずにただ立ちすくむ姿は、それまでの強気な行動からのギャップがあって良かったです。ティアはまだダークマターの扱い方すら教わっていないのですから、あんな状態になるのは当然なのです。
 ところで、この回では、意味深なものが多かったと思います。
 まずはヘカトンケイル。ミッドガルに所属しているキャラクターのセリフを聴いた限りでは、空間移動をしてきたように思えます。
 次に、キーリ。一つは「目」。悠がつぶやいた「こいつはドラゴンとして生きることを選んだんだな・・・。」というセリフから察するに、“D”の力なのではなく、ドラゴンの力なのかも知れません。もう一つは「技」。あの水色に光る技は何だったのでしょうか? 次のシーンで映ったティアを見ていると、催眠術のようなものとも捉えられます。
 最後に、悠の技。3話で使用したバベルには、まだ何か秘密がありそうですね。そしてキーリに対して無意識で使った技も気になります。もしかするとキーリと同じで、上で書いたとおりドラゴンの力なのかも知れません。
 人間として生きる道を選んだティアが、これからどのような力を発揮して活躍していくのか気になりますね!{/netabare}

7話
{netabare} ヘカトンケイルを撃退するお話と、悠の記憶を巡るお話でした。
 先週にキーリと悠が見せた能力は、やはりドラゴンの力なんだと思います。そのように読み取れるシーンが色々とありましたね。
 あと、深月が言った「撃退しました!」というセリフ。あれは本当に“撃退”なのでしょうか? <本当は討伐してるのでは?>と、私は勝手に考えていますw
 さて、この回の見どころは、後半の悠と深月のやり取りですね!
 尺を十分に使い、静かに語られる二人のやり取りには魅入られるものがありました。もう少し画に動いて欲しかったですが、セリフに引きつける力があったのでそれほど気になりませんでした♪
 まず、この二人の会話のやり取りで、悠から消えた記憶がさらに明らかになりました。悠は、2話の回想で出てきた記憶を失っています。そうすると、深月が4話で「兄さんのバカ」と言い放つシーンと、この回で「一番悪いのは兄さんです」と捨て台詞を吐いていくシーンが繋がりますね。深月のあの態度は、、悠が忘れている思い出(代償で失った記憶)に対してのものだったと分かります。まさか、ギャグパートにまで伏線があるとは・・・。
 さらに、その記憶を失ったために二人の気持ちに食い違いが起こります。Bパートの後半、深月が部屋から出ようとしているときに悠が発した「思い出を無かったことにしろだなんて、ウソでも言うな」というセリフ、深月自身は“兄さんの優しさ”と捉えています。ですが悠は、自分自身が記憶を失ったからこそ、そういうものを大事にしてほしいという思いを込めて言っています。悠の“優しさ”にも近いかもしれませんが、どこか違う、叱責のような感情から発せられた言葉なのだと思います。このセリフから感じ取れる二人の気持ちのすれ違いには、感慨深いものを感じました。
 そして、その後の悠が引き止めるシーンで、もう一度二人の心情のずれを見せてきます。ここでも、記憶の消失によって、お互いの言葉に懸ける想いが違っています。深月は悠とイリスのことを想って、自分の願いを押し殺しています。でも悠が告げた「俺は絶対に、お前の幸せを諦めないからな」というセリフは、逆に深月の心を揺さぶる結果となってしまいます。悠の行動は深月から見たら、ただの鈍感な主人公です。ですが悠にはその記憶が無いのです。鈍感な主人公でも、一味違った見せ方だなぁと思いました。
 事情を知らない深月に、胸が締め付けられます・・・。
 {/netabare}

8話
{netabare} バジリスクの侵攻に備えて、迎撃作戦を決行するお話でした。
 迎撃に向けての準備をするお話でしたが、今回は悠の性格の描写がメインだったように思います。
 また、その影響で、たくさんのキャラがフラグを立てていましたw
 なので、フラグが立ったキャラを少しまとめてみようと思います。

 ・深月
 深月は7話の最後に、悠の記憶の欠落による食い違いで誤解をし、フラグを立ててましたね。
 8話でのやり取りは、悠の家族愛的な要素が強かった気がします。
 ・イリス
 3話の時点からイリス自身は悠を「友達」という認識でいましたが、今回、悠の何気ない一言でフラグを立てました。今までのアプローチはスルーされてきたのに急に「わかるようになりたい」なんて言われたらキュンと来ちゃいますよ!
 ・フィリル
 最初は「惚れるの早っ!」って思いましたが、これまでの悠の活躍を見てきて、さらにあのムードなら惚れるのも納得です。あと、読書好きらしい隠喩でしたね。
 ・リーザ
 リーザはどっちなのかは確信がありませんが、少なくとも惚れてはいると思いますw 一瞬<フラグが立った?>って思いましたが、悠の行動が深月のためであると知ってからは、いつもの感じな気がします。きっと、自分自身のことを理解してくれたと思ったから、あのような表情を見せたのでしょう。

 こんなところでしょうか。
 それぞれのキャラとのやり取りの中には、悠の“相手を知りたい”という気持ちや、負けず嫌いなところが出ていたなと思いました。
 あとは鈍感なところもですねw まあ、本心で言っているから無自覚なのでしょうけどw
 
 ところで、バジリスクがミッドガルに向けて進んでいることから、悠は<ティアが狙われているのでは?>と考えています。でも、5話でヘカトンケイルが現れた時にティアの竜紋が変色しているんですよね。その後の描写が無いので真相はわかりませんが、これは本当にティアを狙っているのでしょうか?
 それと、バジリスクの能力を聞くと、キーリの技と似ている気がします。キーリの技はバジリスクの力なのかも知れません。
 {/netabare}

9話
{netabare} 温泉回と、バジリスクの生体が明らかになる回でした。
 穂乃花の企画で、火山島で温泉へ行くことになりました。
 そして、この企画に便乗して、フィリルが8話でのリーザと深月の進展への感謝を込めて、悠を温泉へ誘います。
 ・・・とのことですが、もう一つ、フィリルには8話で悠にからかわれた仕返しという気持ちもあった思いますw あのニヤケ顔はそれが理由だと思います。
 この温泉での計画は、それらをまとめて解決できる手段だったようです。よくあるハプニングですが、この展開には納得できます。

 バジリスクの生体についてですが、赤い閃光の正体は、「物質の風化」でした。海の水が塩になってしまったのは、風化して水分が失われてしまったからだったんですね。
 あと、この赤い閃光、触れると1秒で約2000年が経ってしまうらしいです。しかも射程距離は5000m。怖すぎます・・・w
 他にも明らかになった、「第3の目」。出力が半端じゃないですw 上空にいた輸送機まで喰らってしまうほど、範囲が広かったです・・・。これ勝てるんですか?ww
 さて、今回でバジリスクの生体が明らかになるとともに、ティアの竜紋も変色しました。やはり竜紋に反応していたのは、バジリスクだったようです。いや、もしかしたらヘカトンケイルにも反応していて、二体のドラゴンと共鳴し合っていたのかも?
 真相は分かりませんが、それはそれで良しとしましょうw

 今回は、新しくディラン少将が登場しました。ティアやブリュンヒルデ教室のメンバーとのやり取りに意味深な態度を見せていて、過去にどんなことがあったのか気になりますね。
 それと穂乃花も。今のところ、企画を立案するのが好き?というくらいしか分かってないです。これからどんな姿を見せてくれるのか、楽しみです。
 {/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8
ネタバレ

永遠の初心者 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

8話まで見た感想

原作読んでません。なので、毎週とても楽しみにしています。
ドラゴンとDの関係性が深い気もするのでとりあえず最後まで見てみようかなと・・・。
ちなみによくある設定とかあんまり気にしてません。
1話見れば自分にあってるか、あってないかがよく分かると思います。

また、OP、EDともに良い曲だと思います。私は好きです♪
音楽は人それぞれ好みが違うと思いますけど・・・。

EDの方は1/28に発売されたので早速EDフルを聴いてみたところ・・・。
歌詞も私的にはとても良かったと思います(*^^)v

●8話まで見た感想(途中経過){netabare}
深月がミッドガルにきてからの3年間のことが明らかになりましたね。
深月には、昔、親友がいたみたい。
深月のことを守るために、自分からクラーケンの方に向かっていってすごいなぁって思った。なかなか出来ることではないと思う。親友はクラーケンになってしまって、深月が2体とも討伐したけど、親友を自らの手で討つっていうのはどんな気持ちなんだろうと考えさせられましたね。

悠のことも少しずつ明らかになってきてる感じがしますね。
ユグドラシルはなんで悠の記憶と引き換えに力を与えるんだろうと不思議に思いますが・・・。

キーリのことはまだまだ謎に包まれてますね。
これからも関与してくることあるのかな。だとしたら、これから明らかになってくるかもしれないですね!

8話まで見ても、話の内容はバトルだけの話になってないと思いますね。


次の感想の更新は全話見てからになりそうです。
{/netabare}

以下各話の簡単な流れみたいなものです。
見終わった後に更新していきます。
<現在8話まで視聴済み>


第1話 竜園のミッドガル{netabare}
唯一、男のD物部悠がミッドガルに強制的に送り込まれて・・・。
そこでイリス・フレイアと出会う。さらに妹の物部深月と再会。
物部悠がミッドガルに入学することになる。
そこでドラゴンに見初められた者は、ドラゴンになってしまうという事を知る。
ミッドガルは、ドラゴンに見初めれたDの保護と、ドラゴンを迎撃するための要塞らしい。
イリスはすっごい頑張り屋なんだけど、失敗ばっかり・・・。
夕方、悠とイリスが一緒に話してる時に、ミッドガル内に緊急警報が鳴り響く。
「レベルCってやばいのか?」
「レベルCは時々あるよ」 
イリスの竜紋が光っていた・・・。{/netabare}

第2話 白のリヴァイアサン {netabare}   
ミッドガル内にレベルCの緊急警報が鳴り響く。
ニブルのロキから連絡がきて、見初められたDの処分をしてくれないかと頼まれる。
白のリヴァイアサンがミッドガルに迫っていた。
イリスの姿が見えない・・・。悠は必死になって探す。
イリスの竜紋は変化していた・・・。
警戒レベルがAに引き上がる。
この件にニブルが関わってくるかもしれない・・・。
そして悠がイリスの護衛をすることになる。
幼少時代の回想が流れる。
「代償は汝の記憶」謎の声が・・・。
白のリヴァイアサンがミッドガルに!{/netabare}

第3話 咆哮のファフニール{netabare}
発射!とともにミサイルやレーザーなどがリヴァイアサンに向けて発射されたが、アンチグラビティで全て防がれてしまう。   
ニブルの特殊部隊が侵入!?
兄妹ゲンカが・・・。
リヴァイサンが第3次防衛ラインに接近!もう後が無い・・・。
イリスが戦う事を決意する。
悠がユグドラシルとの取引の続き?をして・・・。
あの謎の声はユグドラシルだったようですね。
とにかくイリスが助かって良かった!
最後はお決まりのあれ(笑){/netabare}

第4話 竜人のティア{netabare}
最初は回想からスタート。悠と何か関係あるのかな?
リーザから「クラスメイト見習い」に格上げされる。
イリスまさかの穿いてない状態。
臨時の健康診断を受けることに。もちろん悠は別部屋なので学園長室へ。
赤のバジリスクが行動を開始したため、竜紋の変化を調べるためのものだったらしい。
そんな中、ミッドガルに2人の少女が転校してくる。(保護されることになる)
悠がティアのサポート役になる。
ティアはすでに赤のバジリスクに見初められていた。
ティアは自分のこと、「ドラゴンなの」というけど何かあったのかな?
ティアがクラスのみんなと仲良くなれて良かった~
架空武装の作り方を教えようとした時に・・・。あ~ぁ{/netabare}

第5話 禍焔のムスペルへイム{netabare}
ティアがドラゴンになるが、リーザがティアを目覚めさせる。
ニブルのロキから連絡がきて、ティアを取り戻すために、ドラゴン信奉者の団体が動きだし、
ミッドガルに敵対するキーリが暗躍をはじめたということを知る。悠はその状況を知って顔を曇らせる。
ティアの過去、自分のことを「ドラゴンなの」と言う理由が明らかになりましたね。
ティアは、「あなたはドラゴン」と言われ続けてきただけではなく、どうやら優しかった両親がいたけど、そのことをニセモノだと教えられてたみたい。
悠はティアに人間として生きることを選んでほしいみたい。
そんなティアもクラスのみんなとなじんできている感じで良かったです。
帰ってきたティアが謝ったことに対してみんな優しかったですね。
リーザはクラスみんなのお姉さん的存在かと思ってたけど、今回のは完全にお母さん的な感じでした。
イリスの提案で海に行くことに。
水着みんなきれいだったな~
その夜、ミッドガル内に青のヘカトンケイル登場・・・。
防衛ラインとか意味無い・・・。

次回は、キーリという人物が関わってくるのかな?そこら辺も気になるところですね。{/netabare}

第6話 紅翼のティアマト{netabare}
突然ミッドガルに出現した青のヘカトンケイル。
ミッドガル内にレベルAの緊急警報が鳴り響く。
深月がリーザにティアの護衛をお願いする。
どうやらヘカトンケイルは不死身のドラゴンみたい・・・。だけど悠は3年前にユグドラシルとの取引でヘカトンケイルを消滅させているらしい。ならヘカトンケイルを一時的にも撃退できるのは悠だけ。と深月は考えていた。
深月は悠があの力を使ってもだいじょうなのかと心配しているみたいでもあった。
なぜか動かないヘカトンケイル・・・。
その一方で、退避しているリーザとティアにキーリが迫る。ティアを守るためにキーリと対峙するリーザ。
だが、リーザの攻撃はキーリに効かない。
そして、キーリの攻撃にリーザは倒れてしまう。ティアはキーリに捕まってしまった。
そこに悠が駆け付ける。だが、すぐにピンチに陥ってしまう。
ティアは「ドラゴンのお嫁さんになるの」と言っってしまったが、悠の言葉に揺らぐ。
ティアはクラスみんなとの幸せな思い出、恋のライバル、リーザのことを思い出して涙が・・・。
そしてティアは「人間の女の子なの」と言う。この言葉をティアが言った時は
ティアの【人間として生きていきたいという気持ち】がよく伝わってきて、安心できたなぁ~
そんな安心もつかの間、ヘカトンケイルがついに動き出してしまう。

次回はヘカトンケイルと戦うのかな。不死身のヘカトンケイルをどのように撃退するのか気になるところですね。{/netabare}

第7話 スカーレット・イノセント {netabare}
最初は総集編らしきものからスタート。本編はOPの後からw
キーリが「せいぜい頑張ってね」と行って消える。
学園内だと大規模な攻撃が行えないからみんなで風を作って海に押し出すみたい。
ヘカトンケイルがティアを見つける。やっぱりティアが目的なのか?
カウントを始め、深月の「放て!」でみんな一斉に風を生成する。腹部を狙って放たれ見事に命中するのだが、重すぎて倒れただけだった。しかもよりによってティアのすぐ近くって・・・。
ティアの本当の架空武装は {netabare}光の翼{/netabare}だった。
「もっと遠くに飛ばさないと」悠がそう言うと急にユグドラシルが出てくる。倒したドラゴンの能力を継承できるってことなのかな。
悠がアンチグラビティを使ってヘカトンケイルをぶっ飛ばす。そして悠の必殺技を準備する。悠はこれ以上大事な思い出を失いたくないみたい。深月達も再び風を生成するみたい。
ヘカトンケイルは風によって海の方へ押し出されていって・・・。最後は悠の必殺技が命中・・・。悠強すぎ。 どうやら撃退に成功したみたい。
みんな無事で良かった。リーザはひどい怪我だった・・・。
激しい戦いで宿舎が壊れてしまったみたい。誰の部屋にいくことになるんだろう・・・。イリスは積極的だな~ ティアもイリスには負けたくないみたい。ここで深月が登場。結局 {netabare}深月の隣の部屋になったみたい。
悠と深月が一緒の部屋にいる時に、{/netabare}深月は悠から聞きたかったことを話す。
悠は深月とのファーストキスをしたことを覚えてないみたい。これが代償?
悠の最後の言葉って・・・。

結局キーリのことはよくわからないままだったけど、これからどうなっていくか。次回はバジリスクが登場するのかな。そこら辺も楽しみです。
{/netabare}

第8話 侵攻のバジリスク{netabare}
最初は深月の夢からスタート。篠宮都は深月と仲が良かったのかな?
ティアとイリスは悠の飲み物に砂糖を入れてあげるみたい。ポチャンポチャンポチャンポチャンって入れすぎ~ 絶対甘すぎるよ(・_・;) リーザの怪我はまだ完全に治ってないみたい。
そんな中、ニブルからの報告が。サハラ砂漠から移動を開始していたバジリスクが昨夜から海を渡り出したという。
バジリスクの能力は{netabare}瞳から赤い光線を出して、その光線に触れたものを石や塵、塩にしてしまうというものらしい。{/netabare}バジリスクはミッドガルに向かっているらしい。狙われてるのはティア。
バジリスクの能力によってヘカトンケイルの時よりもたくさんの被害が予想される。そのため、船で無人島に移動してバジリスクをおびき寄せ、そこで島ごとバジリスクを吹き飛ばしてしまうという。・・・危険なのかなw
夕方、海岸で悠とイリスが2人きりに。悠は自分の想像を超えていくイリスのことがわかるようになりたいみたい。イリスも悠にならもっと自分のことを知ってもらいたいみたい。
次の日の朝、無人島に向けて出発。ニブルも今回の作戦に加わるみたい。ブリュンヒルデ教室のメンバー。その他に選抜テストでトップになった穂乃花が今回の作戦に参加することになった。
イリス達は外ではしゃいでるから大丈夫だったけど、フィリル達は船内で本を読んだりパソコンしてたりしてたから船酔いしちゃったみたい。
悠がフィリルが読んでいた本を取り上げる。船内を歩いていると、深月とリーザが喧嘩している・・・。
悠が部屋にいるとフィリルが本を取り返しにきて・・・。
悠は深月とリーザを仲直りさせたいみたい。
悠は深月に親友だった人の話を聞かせて欲しいと頼む。深月はあんまり話したくないと言うが、お願いを聞いてくれたら頑張れるらしい。そして、都のことを話し始める。
その話を聞いた悠は深月にアドバイスをする。リーザは結局深月のことを恨んでなかったみたいだし、これで仲直りできればいいなぁ~
船が火山島の近くに。

次回予告に出てきたあのおっさん誰? 次回は温泉あり?{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

最終話まで視聴済。総評と再採点を。

原作関連についてはノータッチだったのですが、
表紙のイリスの可愛らしさに、コミックに手をつけました。
(原作はともかく、アニメより可愛いとは思います。)

総評らしきもの-----
6話以降各話書く気になれなかったので、この形にします。
結論から書いてしまえば、色々中途半端だったように感じます。

●物語●
{netabare}
「D」と「Dの力をもつ少年少女」
「つがい」「異能」「代償」などの
基本的な設定は悪くなかったと思います。
「何と何のために戦っているのか」が見えていたのは、
このクールのラノベ枠としては重要だったとも思います。

が・・・尺の問題なのでしょうが、
何とも決着が付いていないという中途半端さだけが残りました。
対ドラゴン、対キーリ、対軍隊(対立の有無は不明ですが)。
原作の途中までを形にしたのでしょうから、当然の結果でしょうが・・・。
{/netabare}
●声優●
●キャラ●
{netabare}
メインヒロインであろうと思っていたイリスが、
中盤以降あまりクローズアップされないのが残念でした。
2~3話辺りの積極性は一体何処へ行ってしまったのかw

深月をリーザの関係性も、
時間かけて見せてもらえたら印象に残ったかもしれません。

キャストも豪華だったと思うのですが、
キャラと合わせてみても、こう印象深いものが無い。

悠の力の代償である「記憶」が
どう物語や人間関係を左右していくのか見えてこなかったのも、
残念なポイントかもしれません。
{/netabare}
●作画●
{netabare}
大荒れすることはありませんでしたが、
極めて美麗だったわけでもなく。可も無く不可も無く。

各キャラの異能の描写が、使い回しのようで、
毎回似たような画になってしまったのも評価できない点かと。
{/netabare}
●音楽●
{netabare}
OPもEDも悪くなかったのですが、
他の番組ほど優先順位が高くなる曲でも無かったです。
どちらかといえば、イリス&深月のED曲が好みでした。
{/netabare}


5話視聴後-----
{netabare}
新たな「D」を加えて、物語は新たな局面に進みました。
が・・・ティアという少女。彼女自身の謎。彼女を狙う組織。
それらが絡まった(多分また説明不足?)為に、
イマイチ流れが掴めない展開に。

更には「ミッドガル」に敵対するDまでいるらしい。
何となく誰のことかわかる気がする~と思っていたら、
直後にあっさりとバラしてくれましたw

ティアのドラゴン化は、もっと深刻なダメージになるかと思いきや、
リーザ一人で対処できてましたね。

Bパートはうって変わって、水着回。
イリスが結構サービスしてたせいか、今一つありがたみが・・・w
折角ですから、イリスにはいつもの積極性を発揮して欲しかった。

ラストにはいきなりドラゴンに攻め込まれて(?)ましたけど、
ミッドガルは、色々な意味で大丈夫なのでしょうか・・・。
{/netabare}
4話視聴後-----
{netabare}
ユグドラシルとの接続は、主人公の記憶に影響を及ぼす模様。
今回ですと「深月との記憶の一部」でしょうか。
実兄妹では無いはずが、影響で実の物として認識されてしまっていると。

何故だか・・・穿き忘れてくるイリス。
お約束のように健康診断(臨時)w

ラノベ物の学園長や理事長(に近い立場)というのは、
幼女でないとダメのでしょうか?w

今回も無駄に積極的なイリスですが、盛大に空回りしてましたね~。
自爆して、妨害されて、スルーされて。

過去の戦いでの、深月と確執はあるのでしょうが、
リーザが高圧的なだけの嫌なキャラで無いのは良かった。
いつか深月を許す日は来るのでしょうか?
{/netabare}
3話視聴後-----
{netabare}
イリスの積極性・空回り部分を除くと、
結構シリアス要素が目立つ作品なのだな~と感じています。

Dがドラゴンと同等と解説されてましたが・・・
結構劣勢なバトルシーン見てると、
「同種」であって「同等」ではないかな?と。
相対するドラゴンの特性や相性などはあるのでしょうが、
ドラゴンを倒せる気はしなかったですね。

世界観やノリやキャラは嫌いではないですが、
設定などの細かい所に穴が多いように感じます。
当然説明されてない部分や、描かれていない部分はあると思います。
アニメ用展開であって、原作はキチンとしてるのかも知れません。
ですが、あの戦い振りでどうクラーケンを倒したのか?と。
{/netabare}
2話まで視聴-----
{netabare}
日高ボイスのヒロインの『予想外の積極性』と
『斜め上をいく暴走っぷり』は
観ていてテンポは悪くなく。
一種のアクセントにはなっていると思います。

が・・・結構、設定・背景やキャラの説明も無いままに、
1匹目(?)のドラゴンが襲来する展開に。

更に別の思惑を持つであろう勢力(主人公の元職場?)が絡んできて・・・。
言わんとすることはわかるが・・・何というか気持ちの良い内容では無かった。

ドラゴンの目的が「つがい探し」というのは面白い。
目を付けられた「D」を守りきれないと、
最終的に仲間に手を下さなければならなくなるというのは、
物語が重苦しくなりそうな要素ではあると思います。
果たして、その辺主人公がどうしてくれるのか。

丸々1話使って、まだリヴァイアサンが届いてないのはビックリですw
防衛ラインはあっさり抜けられてたし、一体何が何から守っているのやらw
他諸々ツッコみたい処は多々ありました。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15

73.0 7 戦闘でラブコメなアニメランキング7位
クロムクロ(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (697)
3388人が棚に入れました
ダム建設時に偶然発見された謎の遺物、アーティファクトの研究を行うために設立された国際連合黒部研究所。
世界各国の頭脳が集う研究所員の子女が通う立山国際高校には、研究所の娘、白羽由希奈も通っていた。

時は2016年、夏。
ひとりのサムライが、ふたたび目を覚ます。

声優・キャラクター
阿座上洋平、M・A・O、上田麗奈、瀬戸麻沙美、石川界人、小林裕介、武内駿輔、杉平真奈美、麻倉もも、東條加那子、木村良平、植田ひかる、楠大典、小西克幸、Lynn、木村珠莉、巻島康一、手塚ヒロミチ、佐藤利奈、木内秀信、後藤哲夫
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

PAの15周年記念作品…お見事でした

ヒロインを見た瞬間にPAの作品と分かりますね。美海っぽいというか、どっかで見たキャラデザインですが、可愛いのは相変わらずなPAのヒロイン。

やっぱり舞台は北陸方面なんですね。記念作品だし、それはそうかと。でもやっぱりPAの作画は安定感あります。特に山の絵。キレイすぎて見とれました。どんなストーリーだったのか、それは懐かしいロボットアニメの雰囲気を醸しつつ、PA得意の青春群像っぽいところも交えて、面白かったです。

3話…おや?
{netabare}発掘?アーキなんとか?…自分の意思のように飛んでくる…2人乗り…どっかでそんな設定のアニメあったぞ…エウレカなんとか…。
ヒロインの家に居候ですか、やっとこさ物語が動き出すのかな?{/netabare}

4話…まだまだこれから
{netabare}日常パートがスタートしました。しばらくは伏線の話を挟みつつ進めていくのでしょうか。鬼の話、過去がちょっとずつ明らかになってきましたが、まだまだ謎だらけ。父親が後々鍵になりそうです。にしても、カレーの話は笑いましたが、あのカレーは美味しそうに見えなかった…(苦笑){/netabare}

6話…戦闘
{netabare}日常パート続くかと思ったら、1話丸々戦闘。PA、気合い入ってます。機械の動きはまずまずですが、背景は綺麗です。ダイナミックな感じ出てました。
とうとう敵の操縦士が登場しましたが、まだまだ謎だらけ…ゆっくり話は進んでます。{/netabare}

7話…やっぱり失踪は付き物
{netabare}前回の戦闘後の話でした。戦うことに戸惑い、悩み、親とのずれ違い、そして失踪…よくあるパターンですが、どう収拾させるのでしょうか。{/netabare}

8話…敵が現れた、動きだした
{netabare}失踪したヒロインが向かった先は城跡。そこに現れたアホな子の鬼に狙われ、さらにはヒロインを救う鬼が。
ようやく敵の本丸が出てきました。覆面して椅子に座って、なんだか昭和のロボットアニメみたいな敵の幹部だな…。チープだわさ。
でも、動きだした感じがして、おいらワクワクしてきぞ!!の回でした。
城は山城。中世の城ね。全体像見たいな。そう言えば、親友の部屋に掛かっていたタペストリー、凪あすの美海だったのような気が…つーか、PA作品を使ってたね{/netabare}

9話…「乗ってください」
{netabare}ヒロインを救ったのは誰か分からないまま。父親の変わり果てた姿か、意思を受け継いだものか…いずれにせよ、父親と関係しているのは間違いないでしょうね。
基地からの出動、パイロットスーツなどロボットものらしくなってきました。作画が綺麗で見やすいからなかなか迫力あります。それにしても、逃げたパイロットが再び乗るにおいて「乗ってください」を言わすのはけっこう衝撃的かも。普通なら

乗るのが嫌になる⇒上官にこっぴどくやられる(叱責される)⇒逃げる⇒葛藤(新たな出会いもある)⇒乗る理由を見つける⇒自らの意思で再び乗る

このパターンを無視どころか、「乗ってくだされ」と頭を下げさせるんですから。新たな発見です(笑{/netabare})

10話…過去が少しづつ明らかに
{netabare}1クールのクライマックスに近づき、シリアス展開が中心です。敵が捉えられ、尋問を受けながらも何かを企んでいる目、戦闘ものに有りがちな話です。主人公の過去と関わりがありそうな展開も有りがちな話です。でも、面白かった。
雪姫が生きているのは規定路線でしょう。消えたっていってるだけだし。450年前の真実、剣之介の素性は2クールに持ち越し。これは見ていかないと消化不良になります。1クールでは伏線張りまくりで終了かな?{/netabare}

11話…おにぎり、でかっ!!
{netabare}しかも中はカレーかよ!!中身が出てこない、その技術、知りたい。
宇宙人(?)は剣之介の回想に出てた侍でしたね。400年前の出来事、繋がり、鬼、クロムクロ、ユキナの父…すべての謎は2クール持ち越しのようです。見続けないと消化不良になりそう。でも、何となくこうなっていくかなという想像はできます。想像を越えたシナリオになっているか?
チャンバラシーンはいまいちかな。スピード感がないです。動きが重いです。ま、作画が安定しているのでいいのですが。{/netabare}

12話…特訓と日常
{netabare}体力向上等を目的とした特訓の回です。最後はユキナが逞しくなってました。ストーリーとは無縁な回ですが、始めと終わりに次回以降の流れをチラッと暗示する場面アリです。
敵(?)のピンク鉄仮面、姫か?
そういや、これまでクルーたちとの日常とかなかった。これはこれで面白かったです。2クールだからこそ、あってもいい回だったと思います。剣之助、姫が出てきたらユキナとどっち選ぶんだろう…{/netabare}

13話…この作品はラブコメだったっけ? そして彼女が現れた
{netabare}敵との交戦で始まって、そのままシリアス回かと思ったら、文化祭の回だった。青春のも全快、剣之介とユキナのいい雰囲気で進行する中、物語はラストに急展開。雪姫(?)が登場。なんと、剣之介を突き刺す…おぉ、このまま二期に突入みたい。
日常とシリアスのバランスは悪く感じないのは、作画良いのと、流れが良いからかもしれません。これで1クールが終わりだと思いますが、伏線張り巡らされすぎて、回収できるのでしょうか。今回は雪姫とユキナの関係もどうなっているのか謎できましたし。
それにしても、敵(?)の基地と装束は何度見ても昭和ロボットアニメそのもの。狙ってるとしか考えられない。{/netabare}

14話…二期開始、そういや、ロボットアニメだった!!
{netabare}剣之介が刺されたが、驚異的な回復でクロムクロに搭乗。剣之介はいったい何者なんだ!!そして刺されて瀕死の剣之介を守ったのは、なんと鬼!いったい鬼は何者なんだ! と、佳境に入って明かされるであろう謎をぶちこんで来ました。
いや、ロボットアニメだったんだよね、これ。けっこうわくわくしました。PAの絵が綺麗だからすごく見やすく、動きも良いです。
いろんな考察されているけど、やっぱり雪姫だと思うんだな。雪姫とユキナの関係もどう展開するのか。戦いの回でもシーンを邪魔することなく、女の子の心情をチラッと表現するのがPAの良いところ。ユキナの剣之介への複雑な表情するところがグッときます。
二期スタート、スゴくいい始まりです。最後まで面白いアニメでありますように祈ります。{/netabare}

15話…そんな薄い衣で成層圏突破出来ません!!
{netabare}んなもの、1stガンダム以来だぜ…
エフィドルグ襲来で、住民が次々疎開。学校も生徒が減っていく。ソフィも帰国かも…
剣之介はあれだけの重症なのにキズが治ってしまうという、もはや地球人とは思えない状況に。雪姫(と思える)エフィドルグが再び降下で来週へ。
どうも来週がひとつの山かもしれません。雪姫の事がはっきりするかも?{/netabare}

16話…自由とは何ぞや?
{netabare}剣之介とソフィの会話が良い回でした。ソフィは帰らない決断をします。剣之介を意識している描写はないけど、PAだからなぁ…どうなんでしょう。
雪姫(?)は剣之介を認識出来ず、最後に裏切られてダムへ落ちて行きました。一方で、同級生連中は撮影。とはいえ、壊れた街の風景が現実を突きつける感じです。
今回が山かと思ったら、全然です。姫が落ちて救われるのが来週っぽいので、そこからか?{/netabare}

17話…スクランダークロス!
{netabare}これ知ってるあなた、ふふふ…
刺されて落ちた媛は行方不明のまま。裏切ったヤツは味方からは軽い扱い。そんなもんだよね~
補強のために空輸してきた米軍がエフィドルグの空飛ぶタイプに襲われ、クロムクロが救います。そして通称ブルーバードとクロムクロの戦い。空中戦なんて想定外のクロムクロに助太刀したのは鬼(です)。鬼がクロムクロの翼となり、戦いが互角となったという話です。
地上対戦型ロボットに翼…ジェットスクランダー思い出します。レッドバロンもかっこよかったな…。あ、翼に人が乗っているとなると、最近(?)ではオーライザーかな? なんにせよ、ロボットに翼がドッキングは燃えるのです(世代的なものかな?)
謎、伏線がなかなか回収されませんが、最後に一気に来るのかな? 戦闘シーンだけで満足な回でした。{/netabare}

18話…日常回でした…と思わせておいて!!
{netabare}剣之介とユキナに給料が支払われ、何だかんだの流れでいつものメンバー+住職と妹で温泉に行くことに。住職と妹、後半初めて登場ですね。泊まりがけの小旅行で和気あいあい、剣之介のカレー作りに笑い、隠れ湯に行くという、日常回かなと思った矢先、隠れ湯には姫(仮)がいて、ユキナとバッタリ。姫(仮)が傷でふらふらのなか、剣之介が駆けつけたと。で、ユキナがエフィドルグに拐われるという、ラスト5分で一気に流れが変わりました。

もう物語も後半なのに日常回とは余裕だな…と思ったところで急展開。やりやがったなPA。確かに「湯けむりに消ゆ」だったけどさ。ユキナが拐われたと同時に姫(仮)が残ったんですよね。来週以降の展開が楽しみで仕方ありません。{/netabare}

19話…一気に佳境に入った!!
{netabare}これは面白い!!今までの伏線張りまくりを回収、終結へ向けて動きましたね。
ムエッタのDNAとユキナのDNAが一致で、血筋がはっきりし、ムエッタは姫であることが確定。変人科学者やるでないか。
アホの子はやはりアホの子。姫とユキナを間違えて連れていきました。まぁ、型で判断してるので仕方がないです。
鬼はソフィと接触。鬼は宇宙人であることがはっきりしました。ソフィは帰国させられるため待機命令出される展開。ソフィの離脱を引っ張ってきたのはここに繋ぐためだったとは…。
そして、剣之介はユキナを連れ戻すために姫をパートナーに宇宙へ。ユキナ母の導きに従って。

いや~一気に流れがシリアスな展開になりました。ご都合部分も結構あるけど、ここまでゆっくり伏線張っていたからこの急展開は面白いです。物語の作り方上手です。ここから最終回まで見逃せなくなりました。{/netabare}

20話…30分があっという間
{netabare}前回から一気に物語の中核に入り、今回はさらに伏線の回収+ラストに向けての流れ作りです。
捉えられたユキナはエフィドルグの母艦でエフィドルグのことをなにげに知り、メトロ星人と諸星ダンの対話状態だった鬼とソフィの会話でエフィドルグの目的がはっきりしました。そして、母艦に乗り込んだ剣之介と姫(やっぱり仮だった…)は母艦内で幹部と闘い、ユキナ奪還と姫(仮)の機体を奪って脱出。エフィドルグに邪魔されそうなところをジェットスクランダーの鬼に救われ…さらに母艦が地球に降下で次回へ…もっと細かいですが、これはぜひ見てもらいたいです。

もう怒濤な流れで見逃せないです。ただ、某key(嫌みではありません…)のように呆気に取られるような怒濤の流れではなく、これまでじっくり伏線張ってきたことへの回答みたいな感じなので、本当に面白く感じます。辻褄が合わなかったり、それはどうよ?という部分もありますが、話が面白くて、細けぇことはいいんだよ!!と思います。

それにしても、エフィドルグの話が壮大だった…
それと、姫の頭だけの部分。ムエッタは姫ではなく、姫のDNAだけを抽出してるということか?
あと、ユキナを救った場面、なぜかウルウルしてしまったんだが…。
とにかく、前回、今回は神回だと思います。{/netabare}

21話…セバスチャァァァァァン!!
{netabare}もはや過去の名作ロボアニメにも負けないくらいシリアス満点の流れ…もしかして名作か?

鬼がついにみんなの前に現れました。そして、姫の真実を語り、姫(仮)がクローンであることがはっきりしました。姫じゃなかった…そりゃそうだな…。

空から大軍が降下して、とうとう研究所は陥落…そりゃそうだ、大軍に対抗できるロボは指で数えるのみ。ガウスも必死に頑張るけど、無理…。そして、エフィドルグのアホの娘を道連れにセバスチャンが…自爆…。これでアホの娘が生きていたらセバスチャンが報われないよ…。そういや冒頭でフラグ立ててたもんな、セバスチャン…。

エフィドルグたちの支配は洗脳。洗脳のために何かを脳に埋め込む。研究所の職員も犠牲に。護送中の事故で瀕死のムエッタを救う赤城たち。初めて赤城がかっこいいところを見せた。で、ついにエフィドルグは石にたどり着きで次回へ。

いや~本当に面白いです。急展開ですが、前回も思った通り、伏線をゆっくり張っていたからこそ流れに乗れるし、キャラを見せてきたからこそ入れ込むことがでしたらできます。そしてPAの画。水から飛び出すシーン、紅葉の山、一切手抜きなし。見事です。{/netabare}

22話…白羽パパ~
{netabare}白羽パパは変わり者だった…。さすが白羽ママの夫であり、ユキナの父親である。でも、とても気さくで好い人。ゼルともすぐに心を通じ合う仲に。ゼルも真実を話し、結局白羽パパは亡き人…。
エフィドルグの目的は果たす寸前。エフィドルグのアホの娘が生きていた…セバスチャンの死は…。
ムエッタはもはやエフィドルグの考えには疑問を越え、信じられなくなっています。きっと仲間になるのでしょう。
話は進まなかったけど、伏線回収がまたなされたので30分があっという間。終結に向けてどんどん進んでいく感じです。あ、ゼルのフラグが立ったのが嫌だ…{/netabare}

23話…ムエッタが微笑んだぞ!!
{netabare}始まったと思って画面見たら、クロムクロじゃなかった…と勘違いてしまうくらい、ユルい始まり方。なんと、ここに来て日常回とは。
とはいえ、ここ数話、一気に進んだのでブレイクにはちょうど良いかもです。日常回と言っても実に中身のある話しでしたし。

学校に残った生徒はわずか…。そこにムエッタも転校生として入るという。周りはみんなムエッタが何者かを知っていて受け入れます。先生たちが実に先生らしい(初めてだと思う…)アドバイスを剣之介とムエッタに与えます。それでも悩むムエッタ。そして、映画作りをすることに。決戦前のひとときといった感じです。そして剣之介がムエッタに仲間になってほしいと告げ、ムエッタが心を開いて次回へ。やっぱりPAのヒロインは可愛くないと。

いよいよ次回から最終局面に向かうようです。どんな結末を迎える事やら…やっぱり剣之介はカレー職人になるのか?{/netabare}

24話…ボスロボは大きいのだ
{netabare}戦いは最終局面に突入。研究所の奪還と敵の阻止。そんな状況の中、剣ノ介がユキナに…キャーキャー!!そうか、そうきたか。良い良い。でもこれはフラグっぽくて嫌だ…。
作戦は決行、仲間たちを信じて突き進む。そして…セバスチャンが生きていた!おおぉ、敵はボスと片割れだけ。で、でかいのがキター!!それを打ち破り、本陣突入、ボスは意外な人物で…

と、かなり展開した回でした。ゼルの残したスティックの伏線回収、ボスがはっきりしたし、剣ノ介のユキナへの気持ちも分かったし、面白かったです。
それと、ボスのロボットはがとんでもなく大きいというところは懐かしい感覚でした。
あと2回か…なんかラストが嫌なフラグの言葉だった気が…剣ノ介、また冬眠しないよな…嫌だな…{/netabare}

25話…青春に別れはつきものだ
{netabare}エフィドルグを撃退した後の日常。高校生たちはそれぞれが先を見るようになりました。
ゼルによって450年前の出来事が明らかに。剣は奇跡的に生き残ったようです。そして、脳が死ななければ半永久的に生きられることも明らかに。
ムエッタは剣が最初に現れた時と同じ首に爆弾仕掛けられ…
剣はゼルの故郷に向かうことを決意して、ユキナと最後のデート…

PAの青春ものらしい、切ない展開を差し込むのね…
来週最終回なんだよね。幸せなラストになってほしいです。{/netabare}

最終回…大団円じゃないけど、なぜかすっきり
{netabare}主人公とヒロインが離ればなれになる最終回なのに、なんだかすっきりして柔らかい気持ちになる不思議な終わり方でした。
剣乃介はゼル、ムエッタとともにエフィドルグとの最後の対決に向かいます。ユキナは剣乃介と一緒に行くことを決意して、ソフィや仲間たちの助けを受けて、空へ向かいます。が、結局は離ればなれになり…
そして5年後、ゼルが残した情報から数百光年彼方へ向かうことも可能な技術を開発し、最初の飛行でユキナは剣乃介の元へ旅立って終わりでした。

最終回で驚きの話が…なんとユーチューバーがドクターと親子だった事が発覚!!これは伏線あったかな?考えてみたら二人とも何が起こってもぶれないのは血か?とも言えますけど…

なんだかこんな終わり方したロボットアニメあったような…でも、ピンク髪のオペさんが存命だったり!、それぞれが成長した姿見せたり、なにより剣乃助が生きている事が濃厚なまとめ方で気持ちよく終わった感じがしました。{/netabare}

全体的に面白かったです。二期、見事にまとめたと思います。前半は日常多くて話が進まず、どうかなと心配もしましたが、二期後半からの展開は見ごたえがありすぎて、毎週楽しみにしてました。
その前半も、いろんな伏線張っていて、綺麗に回収されていたので、見続けて良かったと思います。

キャラは徐々に掴めていったように思います。最後まで見て、高校生たちがどんな成長していったのかを知ることができます。剣乃介とユキナの恋模様もキャラに合わせた展開だったように思います。ほどよい両想いと切ない話。なにより、ぶれない二人の気持ちが見ていて良かったです。

PAが記念作品なのに青春ものでなく、ロボットものだったのが驚いたし、大丈夫かと思ったのですが、杞憂でした。内容的に、けっこう高い年齢層の人が見て楽しめるものだったように思います。敵は宇宙人、ロボットの乗組員は一癖も二癖もあり、基地があって、敵に好きな人が奪われ奪還しに行く等々、子どもの頃に見たアニメの感覚でした。ですので見やすく、溶け込みやすかったです。

作画はPAですのでもちろん問題なしです。山、雪景色、綺麗でした。また、クロムクロなどメカの動きも良かったです。

全巻揃ったらDVD一気見したいです。それと、特別編で良いので、剣乃介とユキナの再会、作ってくれないかな…続き見たいです。

とにかく二期全話、見て楽しめた作品でした。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 63
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

ご当地アニメに「ガチな宇宙からの侵略もの」は不向きでは?

4話以降、最終話の26話まで、ボタンのかけ違いのような違和感がずっと続いた作品だった。
キャラの掘り下げるべきポイントとタイミングがズレていたと思う。

<今作は黒部ダムを中心としたご当地アニメ>
私は、メカアクションのご当地アニメ一番の成功例は、
茨城県大洗を一躍有名にした「ガールズ&パンツァー」だと思う。

ご当地アニメにするならガルパンのように、
戦争ではなく競技として絶対人を傷つけないことを大前提とするか、
ツッコミ上等の徹底したコメディ&ファンタジーにした方が上手くいくんじゃないか。
ガルパンの無理がある設定も、あまりにも常識からかけ離れ、臆面もなく徹底させられると、
いつの間にか視聴者は考えるのもバカバカしく根負けしてしまうように。


今作は、同じく宇宙からの侵略ものの、
千葉県鴨川舞台の「輪廻のラグランジェ」を思い出す。
こちらはつまらくもないけど盛り上がりに欠け、
ほとんど内容は覚えていない位の存在感。

<両者共通の印象で思うに>
ご当地が作品に投影されるとすると
侵略されても郷土愛漂うPV要素を外せない。

彼の地のイメージとその住人を尊重し、経済効果を生み出す使命がある。
そのため大量殺戮はもちろん、徹底した破壊や征服も描けない。

その結果、どんなに緊迫した状況が発生しても
結局は緩い展開と結末が待っている。
愛すべきキャラを描くことに重点を置かざるを得ないから
シリアスもほどほどにという事情もあるだろう。

さらに敵側に、最強でカリスマ性のあるガンダムのシャアや
マジェプリのジアートのようなキャラはまず登場しない。
ご当地に住む主人公を食ってしまうとあれなので…。

敵対する勢力に魅力あるラスボスのいない物語は、やはり物足りない。

また、幅広いファンを取り込むために
いろんなキャラを登場させ群像劇のような様相を呈する傾向。

群像劇そのものはいいとしても下手な脚本では、それが仇になり、
メインキャラたちの掘り下げや描写が不十分。
そんな散漫な印象の彼らはヒーロー性が薄まる。

そして彼らを中心としたチームが、回を追うごとに知恵を絞り、
苦労に苦労を重ね、困難を乗り越え強敵を打ち倒し
最終的に勝利するような、盛り上げ方ができず仕舞いで
ご都合主義臭強い展開での勝利で終わるのでカタルシスは得難くなる。
さらに日常と戦闘、戦略がぶつ切りに挿入されて脈絡乏しい印象。
一時の打ち上げ花火程度のスリリングさとサスペンス性で終わってしまうのでなおさら。



今作では、ロボもの、学園もの、ラブコメ、エイリアン侵略もの…
製作者はノリノリでいろいろやりたいことを詰め込んでる。
結果、すべてが中途半端。

特に、学園描写はグダグダ感強くつまらなかった。
無駄な描写が多かったので1クールで充分スマートに描けたような気さえする。

それでもキャラを愛でることが出来たらそんな緩さも受け入れられただろう。

序盤は魅力あるキャラだとは思えたのだが
私にとっては、今作はキャラクターの魅力を引き出すのが下手な脚本で
ほとんどが茶番で感情移入がほとんどできなかった。

キャラに、場当たり的&ご都合主義の行動が目立つのである。
私はそのため今作のキャラを愛せなくなっていった。

ソフィが唯一魅力的だったが、第22話のパートナーについての台詞が
以降の展開の安易なフラグになってて話をさらに茶番化させた。
おかげで、白けて一気に彼女の魅力も消滅してしまった。



以下は、視聴中投稿分(2016.08.28 08:13) とネタバレとツッコミの追記

この作品のファンは読まないでね。
{netabare}
数少ない貴重なロボものだし、
P.A.WORKSの15周年記念ということで期待して視聴に臨んだ作品。

結末まで見届けると決めてるものの
19話まで観続けて正直、ほとんど盛り上がれない。

興味深く視聴できたのは序盤の3話まで。
あとは徐々に失速。
学園でのグダグダ描写の始まった5話あたりからは惰性で観ていた。

2クール目になった頃からは、
ながら観、飛ばし観状態になることもしばしば。

なぜかといえば、

<カタルシスが圧倒的に足りない>
主人公のスカッとする活躍が無いわけではないがあまりに乏しい。
そして謎の増加に対し、その解消が追い付かずモヤモヤする。

<ユーモアのセンスが自分と合わない>
特に学園パートがぐだぐだで全く笑えず和みも無し。
赤バンダナの赤城、動画投稿マニアの茅原、富山弁の高須賀、養護教諭の宇波先生。
この4人の登場シーンがつまらないだけでなく、イラっとくること多い。

特に茅原の描き方が、一番最低。
第6話、あまりに非常識で周りに迷惑かけて、命を軽んじ友人まで巻き込む。
その後もまったく反省も改心もなく、はっきり言って物語に邪魔なDQN野郎。
こういうキャラを物語に参加させる意味がわからない。
さらに戦場に入り込み、超ド級の大爆発に巻き込まれても茅原たちを生還させてさせてしまった時はドン引き。

<脚本が無理>
茅原たちの生還描写以降、ご都合主義がやたら目に付きはじめる。

例えば、敵兵の脱走を成功させるため、いつまでもアラート鳴らさず状況把握を長引かせるような展開など。
ここでは地球側の間抜け感にかなりイラっとした。

<世界規模の脅威のはずなのに、世界や首都東京の対応や対策がほとんど描かれない>
ご当地作品に拘ったためと思われるが、地球上の舞台は黒部ダム周辺ばかり。
結果としてエフィドルグの脅威が、ローカルな問題としてこじんまりとしてしまった印象。

<主人公二人に主人公オーラが足りない>
余談ながら、同時期で比較的評価の高い「リゼロ」も
似たような点で不満がありそちらは視聴を一時中断した。
両者共通してるのは、物語がキャラクターを動かしてる点。

私にとって面白い作品の要件は、
キャラが魅力あるオーラと才覚で、
他者をも動かし主体的に物語を作っていくこと。

キャラと物語、主従が逆な作品は
キャラに魅力が乏しくなり感情移入できず、結果としてつまらなくなる。

つまり、主人公が周りに振り回されてばかりいるようにしか見えない作品は完全アウト。

ところで、キャラの中で唯一魅力を感じられるのはソフィーのみ。
情緒安定して芯があって頼もしく男前な点が好き。

ついでの余談ですが、
ソフィー役の上田麗奈さんは、Dimension Wのミラがきっかけで注目中。
そして剣之介は、初めて彼の声を聴いたとき
てっきり同作で主人公だった小野大輔さんと勘違い。
また共演かと思ったら別人でしたw
阿座上洋平さんという、主役は初という25歳の若手だったんですね。
これからのご活躍を期待してます。

<その他>
・敵側エフィドルグのキャラもカリスマ性が無い分、魅力に乏しい。
(全員、雑魚キャラに見える)
・侵略よりアイテム(希少な石)収集に重きを置く展開ゆえ
敵側の最終目的もなんとなくあいまいな印象で緊迫感が足りない。。

<今作のいい点>
ロボものに武士道を取り入れ、戦闘は剣技を主にしたアイディアは新鮮でとてもいい。
作画はレベル高いし、次回の引きは抜群に上手い。

でもそんな小手先のアイディアだけでは、本当に面白い作品はできないという典型。
キャラに感情移入させるための工夫、フィクションにリアリティを醸し出せる工夫、が不十分に思います。

とは言え、楽しめてる方もそれなりにいるようなので、
単純に自分とは相性の良くないだけかもしれません。

鬼と呼ばれるキャラがこれからどう絡むかは少し楽しみ。
今までは、恰好良さより鬱陶しさが勝っていた剣之介、
さすがにこれから(20話以降)は主人公らしく活躍すると予想してます。

全26話のようなのであと7話。
出来れば物語評価をプラスに訂正したいところ。
今後に期待です。

★20話、21話感想

20話での由希奈の脱走の件など、場当たり的展開にますます冷めてしまう。

<次回の引きのための鬱展開もあざとくて白ける>
21話では、この期に及んでマインドコントロールで人を都合よく操れるなんて設定はやめて欲しかった。
物語の整合性より次回への引きを優先させる浅はかな追加設定が目障り。

こんな便利技があるなら、賢い侵略者なら序盤から使って
水面下でスパイや裏切り者を大勢作りだし
もっと簡単に目的を達することを狙うのではないだろうか。
敵の頭が相当悪く感じてしまい、ますます敵勢力に魅力なくなった。

地球側は、現代での敵からの初襲撃からそれなりに準備期間はあったはず。
でも侵攻に対する防御力の進歩がほとんど感じられないのはいただけない。
以後、敵は研究所しか狙ってこないという実態がある以上、
国内外からの援軍や新兵器をある程度は研究所周辺に結集させないのは、
あまりにのんきで間抜けに思う。

20話までは全くなかった、勝てる気がしない絶望感をいきなり出してきて…
敵側の圧倒的物量投入も、なんか不自然で次回の引きのためにやってるとしか思えない。

今までの緩さはどこへやら…
私は全体の構成のバランスの悪さのほうが目立つ。

さらに、死亡フラグそのまんまのセバスチャンの件など、
取って付けたような悲劇にもドン引き。

22話で、亡くなった彼へのソフィのコメント。
「私は、セバスチャンには失望しました…」
この後にフォローの台詞もあったけど、
これじゃ生きてなければ単なる死者への冒涜でシャレにならないと
思ったら案の定死んでなかった。

24話でセバスチャン、感動的復活。
ソフィのコメントはやはり生還フラグで予想通り。

しかもカッコつけさせるための不自然な登場の仕方。
あれほどの爆発でなんで生きてた?
なんで隠れてた?
あの髭はなんだ、どんだけ長く?
ツッコミどころ満載。

ついでに、富山県にあるP.A.WORKS本社屋をエフィドルグが破壊させるという演出もネタとして悪趣味。
この作品の売上、評判などが上々ならまだしも、
凡作~失敗作となったら全くシャレにならない。縁起が悪い。

というわけで、これからも意外な状況ぶっこんで
視聴者の興味を引くこと優先で、
敵も味方も場当たりな侵略と攻防で物語が進むんだろうと思った。

それにどうしても乗っかれない私は
状況は深刻なのに、浅くて軽い印象からどうしても脱却できない。

終盤の最終防衛戦以降、欠点だらけの大勢のキャラたちを
いきなり魅力的に仕上げようとする不自然さもいただけない。
キャラの成長ではなくキャラの突然変異と言っていい。

最終話は、上手くまとめていたとは思うが、
冷静になるとまだ真の戦いに終止符を終えていない状態。
製作者の続編への望みが伝わる。

希望は感じられるもののすっきりはしない。
全26話でこの結末とは非常に残念。

続編が叶ったとしても次は観ないと思う。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

私はP.Aが大好きだ! このアニメはそこそこ面白い! だからこそ言いたい!

[文量→大盛り・内容→感想系]

【総括】
映像美、キャラの魅力、なにより日常回の描き方は、流石にP.A.WORKSといった感じ。テーマ性も良かった。ただ、中盤に多少ダレたのと、敵側に魅力がなかったことがマイナス。

P.A.WORKS、15周年企画として作られた、しかも同社としては初のロボアニメ。大きな期待と驚き、少しの肩透かしを感じつつ視聴した。結果としては、普通に、いや、普通以上に楽しめたアニメだった(だから評価は4)。しかし、あえて言いたい。

「それで満足なのか? P.A.WORKS?」(期待を込めて)

厳しいことを言うが、「だったらサンライズに作って欲しかった」というのが本音。餅は餅屋、というかね。

P.A.WORKSには、大きな世界を壮大に描くのではなく、小さな世界を丁寧に描いてほしいと思ったし、これからも自分にとって特別な制作会社でいてほしいと思った。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
宇宙からの侵略者と巨大ロボで戦う450年前の侍。という、なんだかとっ散らかった設定ながらも、本筋としては、王道のセカイ系ボーイミーツガールもの。主人公の剣之介とヒロインの由希奈の心の交流がメインとなっている。

映像美は流石で、特にロボットの戦闘シーンは、(刀で戦うという特性上)ワンフレームの中に常に2機いて切り合う感じで、CG班は大変だったろうな~と。

キャラとしては、武骨な魅力のある剣之介を筆頭に、絵に描いたような海兵隊キャラのトムや、シブイ生き様のセバスチャンなど、男性キャラに魅力のがあった。3人とも、ダメなところも盛りだくさんなんだけど、決める時は決めるナイスガイです(剣之介のプロポーズ、トムの戦友への熱さ、セバスチャンの散り際など)。

あと、大人がちゃんと大人として魅力的だったのは、かなり好印象でした(先生、母、隊長など)。

女性キャラとしては、普通のしっかり女子高生の由希奈、クールビューティーのシェンミイ、冷静ロリっ娘のノエル、意外と大人な元気娘の美夏、アワアワ眼鏡保険医の茉莉奈、小悪魔妹の小春など、それぞれに魅力的。特に好きだったのは、ノエルと小春。ノエルははじめ、単なるツンデレかと思いきや、年相応の弱さや可愛さ、(忍者好きなどw)ミーハーさもあり、かなり萌えるキャラだった。小春は、呼吸をするように嘘をつく様子が面白く、作品の清涼剤になっていた。ただ、小春は作品がシリアスになる後半に従い登場回数が減り、ノエルは由希奈やムエッタの引き立て役みたいになり、そこがやや不満だった。

そんな中、異質で不要かなと思ったのは、赤城、カルロス、茅原の3馬鹿。特に茅原に苛立った人は多いのでは? この3人(というか作品自体)は、エヴァのトウジやケンスケのオマージュなんだけど、彼らとの違いは悲壮感の無さかな。彼らの存在意義は多分、「剣之介や由希奈が守りたい日常」の象徴なんだろうけど、その3人にそこまでの魅力がないのは致命的だったかも(いや、むしろバトル回より日常回の方が楽しめたんだけどね)。

この作品のテーマの1つは、「武士道」。ノエルも愛読の「葉隠」の1節、「武士道とは死ぬことと見つけたり」というのは意識されていたと思う。この言葉は、特攻や自決の場面に使われることも多いため、しばしば「死を肯定的に捉えている」と誤解されることがあるが、本当は「死に様」を説いたもの。「死に様」とは、「それまでどう生きたか、つまりは生き様」と同義である。簡単に言えば、「武士道とは、何に命をかけられるか、いつ命をかけられるか、それを見つけること」というもの。そういう中で、はじめは「姫の為」「仇討ちの為」と、「過去」に命をかけていた剣之介が、最期には「由希奈の為」「地球人の為」と「未来」に命をかけるようになった部分に、彼の成長がありました。それは、第1話から、ポイントで描かれた「進路指導」の場面からも伺い知ることができる。

また、(賛否ありそうだが)最終回も良かったと思う。そもそも、セカイ系のアニメで「戦後」を2話かけて描くのが異例だし、それもリアル(ハッピーエンドになり過ぎず)で、見所があった。由希奈が剣之介に置いていかれる(最後は何十年後とかに再会しハッピーエンド?)と思わせておき、ついていくんだと見せて、やっぱり置いていかれるとか、切なかった。結局、5年後に追いかけるというのも、色々想像ができ、余韻があった。続きは、劇場版でやるのかな?
{/netabare}

【各話感想(剣道通信簿有り)】
{netabare}
1話目
三者面談のシーンは良かった。会話のテンポ○。ただ、ロボアニメで刀使わせるなら、それなりの理由付けが必要になってくると思う。

2話目
細かな部分の作画は、流石PAというか、今までのロボアニメにはない印象を受けた。シャッターの凹みとか。河岸段丘……「かかんで脱臼天童よしみ」を思い出す(笑) ロボットの戦闘というより、完全に殺陣ですね。

3話目
女子高生の制服を「破廉恥」、携帯(テレビ電話)に「どうやって箱に入った?」と、古典的なノリ。剣之介と薬師の関係はどことなく、(吉川英治の)宮本武蔵と沢庵和尚をイメージしてるのかな?

4話目
車を「馬」とか、やはり古典的。も少しオリジナリティある勘違いがほしいな。SP遅いw まあ、アニメだから別に良いんだが、戦国時代の人とは話し言葉がだいぶ違うから、会話が成り立たないと思うけどね。リアリティを出すなら、古い富山弁を使えばなんとかかな?

5話目
お約束の展開。ラブコメやりたいのかな? 進路の伏線使ってくるのは良いね。剣道のシーンは全然ダメ(怒)。

剣道通信簿「右手を開いてる所に小手打っても入らんし、竹刀の持ち方が変だ(左の柄頭が余っている)し、竹刀の中結いの位置も違う。そもそも作画が雑過ぎない? ちゃんと調べてから描こう。ちなみに、由希奈が「剣道はルールがあるちゃんとしたスポーツだ」と言っていますが、全日本剣道連盟は、はっきりと「剣道はスポーツではなく武道です」と定義していますから、スポーツではありません。よって、評価は(5段階で)1、最悪です」

難癖かもしれませんが、ワンカット・1つのセリフにこだわっていないアニメは真の名作には成り得ません。しかも、「侍」を扱っているアニメなんだから、剣道はキッチリ調べてから描くべきでしょう。

6話目
ロボット同士の戦闘シーンは、相変わらず格好良いな。富山きときと空港が言いにくいとか、うけたw

7話目
武士も巨乳に弱いw 戦闘も悪くないけど、やはり日常パートねは描き方は良いね! 武士が知恵袋(笑) M・A・Oさんの抑えた演技、上手いな。監視、大失態じゃんw

8話目
そして、知恵袋の返事がリアルw まじ、迷惑ユーチューバーw 承認欲求だけで生きるとろくなことにならない……このアニメ、親がちゃんと親してるな。出奔ってw アホの子で良かったw

9話目
ラブコメw ヤンキーVS侍w 言い方なのか(笑) う~ん、ずっとエヴァのオマージュだなあ。地形を利用した戦闘、伏線が効いてたね。

10話目
相変わらず、進路指導が的確w 色々と過去が明らかになってきたね。

11話目
しっかし、よくさらわれるヒロインやな、ピーチ姫かw 彼は、侍です! なかなかに熱い殺陣。小春は
清涼剤として優秀ですな♪ おにぎりの大きさw

12話目
なんか、監督、太ももフェチですか(笑) 美少女ロボアニメで、ヒロインの特訓がガッチリあるのは珍しいね。首輪の日焼け跡とか、流石に細かい作画。

13話目
赤城はパイロットではなく、エンジニアを目指すのかな? ふ~ん、過去にさらった地球人の記憶をいじってるとか、そんなん?

14話目
茅原が切られそうになるシーンは良かった。点滴パック、やけにリアル。なかなか魅せる戦闘シーンでした。

15話目
ワープ引っ越しセンターw とろろ昆布アイスw 富山弁聞き取れないw ソフィーの弱気に、萌えるw 生身での大気圏突入だと!?

16話目
相変わらず、ザルな警備。何度目だ?

17話目
なかなか斬新な空中戦闘。

18話目
ソフィ、ナイスな解説です(笑) なかなか良い日常回♪

19話目
トム、格好良いな♪ 母は偉大なり!

20話目
なんか、スター・ウォーズ?

21話目
なんか、凄いエヴァ感が(苦笑) PA本社潰れた~(爆笑) セバスチャン、最期まで格好良かったな(まあ生きてるだろうけど)。

22話目
ほんと、ユーチューバームカつくわw 君の名は(笑) う~ん、父は事故死か。案外普通。いやいやいやいや、富山県人、そのくらいの雪で遭難するなや(苦笑)

23話目
進路は、作品のテーマかな。なかなか良い感じにまとまってきたね。なんか少しだけ「Angel beats!」を思い出した。

24話目
武士道とは、死ぬことと見つけたり。テーマですね。セバスチャン、格好良すぎw なんだろう? ガンバスター的な?

25話目
戦後をしっかり2話かけて描く世界系アニメは珍しい。しかも、わりとリアルに。

26話目
まさか、ユーチューバーの父が(笑) 最終回としては、かなりよくまとまっていたかな。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 50

63.2 8 戦闘でラブコメなアニメランキング8位
ハヤテのごとく! CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (527)
2863人が棚に入れました
3度目となるTVシリーズは「新しいハヤテのごとく!」を謳い、畑が原案を務めた物語を展開。
週刊少年サンデー31号にはアニメの絵コンテらしきものが掲載されており、その用紙には
「manglobe」の文字が見られる。
アニメーションの制作会社、スタッフの発表に期待しよう。
ネタバレ

助手さ~ん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

もう何がなんだか・・・ 7話の感想追加です^^

まずは良かったところから書かせていただきます!
ハヤテのごとく3期はオリジナルストーリーなので1期や2期を見てない人でも楽しめるように出来ていると思います^^
ヒロインのナギのダメ人間っぷりをお楽しみくださいw
(釘宮さん好きな人は是非)
あとマリアさん怖いですw

ここからはマイナス点です。
1期、2期を見た方はそのキャラデザに違和感を覚えるかもしれません。(特に髪がもっさり)
3期から見る方はこういう物だと思って見た方がいいと思いますよ^^
{netabare} キャラでは新キャラの水蓮時ルカ押しがあんまりでした。(青い髪でりんご持ってるキャラでedの歌歌ってる子)
曲は良かったですしキャラは嫌いではありませんがCD売りたい制作側の考えがちらほらw 好きな方すみません(;>_<;){/netabare}

僕はこの作品好きなのでこれからもみて行くつもりです^^
1話ではヒナギクが出なかったですorz

【2話感想】
2話でも新キャラが出てきました。
aパート終了時におまけで登場した日比野 文やシャルナは2期の最終回のedに少しだけ登場しただけなのでアニメでは実質の登場は今回が初めてです。なので1期や2期を見てない方も気にしなくてもいいですよ^^

{netabare} ナギの妹を名乗る謎の少女とハヤテが戦うのですが・・・
ナギの妹を名乗るツグミルリは一体何が目的なのか?
しかしまさかハヤテがあんなにやられるとは・・・w
でもやはりハヤテの防御力は流石でしたw
ハヤテのけたぐり強しwww{/netabare}

1、2話見た感じだとアニメ1期、2期見た人でも原作読んでないとついてこれない所があります。
いきなり登場してきて誰が誰だか分からない人が多い気がします。
もう少し説明が欲しいものですorz

3話ではいよいよヒナギクが登場する予感!
好きな人は楽しみですね^^

【3話感想】
{netabare} ようやくヒナギクが出てきましたね^^
ヒナギクのしぐさは可愛かったですがあれは僕が知ってるヒナギクでは無いww(キャラデザに違和感)
今回は原作でもある話で自分は好きな話でしたが原作の良さが感じないできとなってました。
理由はオリジナルという事でツグミルリやルカを話に混ぜたことによってヒナギクとハヤテのデートが台無しw
原作でもオチは変わらないですし途中邪魔が入りますがイライラする邪魔じゃないんですよ^^
この話は変にオリジナルにしなくても良かったんじゃないかと感じました。
たとえ3期から初めて見る人でも原作の内容で十分楽しめたかと思います^^
相変わらず雪路はダメ人間でしたw
妹に1万円借りてその日に飲んで全部使うなんて流石ですw
少し酷評になってしまいましたが許してください(;>_<;) {/netabare}

【4話感想】
{netabare}今回の回ではナギや千春などオタクの争いの話ですw
ナギと仲良くなりたいというツグミルリですが裏がありそうですw
ナギ、千春、カユラのアニメや漫画に対する討論は本格的でした。同じ作者が書いた漫画でも作品によって違う、見る人によって違うというのが面白さですね^^
しかしナギはクズすぎるww
発売日の前日にゲームを手に入れ学校休んで寝る間も惜しんでゲームとは廃人過ぎてww
僕は学校帰ってきて楽しみにしてたゲームや漫画を読むのがいいと思うけどな^^
そっちの方が健康的ですw
何か学校休んでまでゲームするのは罪悪感残りますw
ナギはまともな人間になってほしいですw
まどマギとか言っちゃっていいのかな?ww
ハヤテは最後に主人公が死ぬタイプのアニメが好きみたいですw{/netabare}

【5話感想】
{netabare} 今回は雪路、シスター、ハヤテ、ツグミルリと強盗のお話です^^(原作にもありました)少し変わってますがw
雪路は相変わらず妹にお金借りようとしてましたw
白凰の教師なのに・・・
絶対他の人よりか給料いいでしょww
妹の方がお金持ってるなんてw
それにしてもお金持ってないのにファミレスでよくあんなに食べれますねww(どうかしてるw)
シスターも神につかえる物なのに食い逃げするしw
流石にひどすぎて後半苦笑いでしたw
ヒナギクが可愛かったですね~{/netabare}

【6話感想】
{netabare}ナギとルリのお話です。
ハヤテの紙芝居がひどいですw
浦島太郎は亀倒してないしw
魚肉ソーセージのパッケージに神のみぞ知るセカイが!w
同じサンデーですしまあ大丈夫ですね^^
ナギの父親は誰かはっきりしてませんが泥棒みたいでしたw
三千院紫子(ナギの母親)怖いww
あれは意味運命的な出会いといえるのか?w
ナギよりルリの方がお姉さんぽかったですw
浦島太郎は続くのか?w{/netabare}

【7話感想】
{netabare}ルリの目的が分かってきました。
ですがこのアニメはどこに向かっていくのか分かりませんw
ナギとルリは本当の姉妹のようになってきてますね^^
ルリの背後には黒幕がいそうです。
伊澄さんはやっぱり強いですw
クイズは面白かったです。(ひどいですがw)
日比野文に司会をまかせたらダメですよw
何かぐだぐだなのでこれから先が思いやられる。。。
8話は僕の地域は来週なのでまた書きます^^ {/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16
ネタバレ

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

キャラクターデザインと話の内容が2期とぜんぜん違ってがっかりでしたが、最終回は最高でした。

ストーリー

1期、2期の世界観とはまったく一緒ですが、キャラクターデザインは変わっていました。そして、2期からストーリーがかなり飛んでいます。原作を読んでいない人にはまったくわからない世界観になっています。

私の感想

3期がやると思ってかなり楽しみにしていましたが、劇場版の話の続きを描いた作品でした。けれど、あまり劇場版とつながりがなかった事がいまいちでした。そして、原作を読んだ私が知っている話がアニメ化されなかった所が残念でした。超面白いので、いつかアニメ化してほしいです。

この作品のキャラクターデザインはかなり残念な出来上がりでした。1期、2期は私好みのデザインでしたが、今期はどっちかと言うと劇場版に似ていました。こだわっている事はこっちに伝わって来ましたが、少しやりすぎです。

そんな残念な事を全部言っていると時間がなくなってしまうので、良い所を説明します。

ストーリーは結構面白かったです。世界観は原作を読まないと詳しくは分かりませんでしたが、分からなくても4話くらいまで見ればなれてきます。新しいキャラクターが増えていますが、話にはまったくって言っても良いくらい関係ないので気にしなくて良いです。

{netabare} この話でナギのお父さんがどんな人だか知れてかなり良かったです。私が思っていたよりもかなりかっこよくてナイスガイでよかったです。そして、私が知っているお父さんはもっと乱暴で斬新な人だと思っていましたが、お母さん思いで良かったです。

そして、戦闘シーンがかなり良かったです。1期、2期ではあまり良い戦闘が見れなかったので、今期は戦いがメインだったので、最高に楽しめました。{/netabare}


{netabare} 最終回でお父さんが女装して出るシーンは感動的でしたが、女装姿に笑ってしまいました。それって悪い事ですかね? 女装ですよ!! 女装!! あれは笑いを狙っているにしか思いませんでしたww{/netabare}


オープニング

「CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU」

曲はこの作品にまあまあ似合っていますが、キャラクターが二人しか出てこなかった事は残念でした。曲とリズムは完璧にマッチングしていますが、キャラクターの説明ができていなかった所が残念です。非常に残念です。そして、ネタバレ要素はまったくなかったです。

エンディング

「恋の罠」(第2話、第4話~第11話)
ルカが歌うかなり良い曲です。けれどルカ以外のキャラクターが出てこなかった事が非常に残念でした。そして、ルカが分からない人にはわからないでしょう・・・

「善き少女のためのパヴァーヌ」(第3話)
この曲も先ほどと同じで良い曲でした。

「Here I am, Here we are」(第12話)
この作品にかなりぴったりです。そして、私的にはこのエンディングをはじめから流してほしかったです。それほど最高でした。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9
ネタバレ

メア さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

素直に『3期』で良くないですか?

※やっつけ仕事ならぬやっつけレビューです。すいません。
※1期2期共にすべては見ていないですがある程度見ています。
※原作もある程度は読んでいました。
※稚拙な文で構成されています。


{netabare}

少なからず今までの作品を少しでも見たことがある方は、前半―――もとい序盤、キャラクターデザインをはじめとして各点の出来の悪さに見るのをやめようかと思うのではないかと思う程度の出来でした。
中盤から後半にかけては良くなってきたと思います。
(ただし自分の目が慣れてきただけの可能性もあるので断言はしません)

内容においてはいくつか不満な点が。
一つはにこの作品、今まで(1期や2期、もしくは原作)を見ていない方にもわかるように作られている、と放送前に聞いた気がしたのですが、特にそんな作りになっていなかった気がしたことです。少なくともわかるように作るならある程度の人物紹介などはいるかと思ったのですが。。。

また、序盤の無駄さ。
これを省けば割といい出来になったような気がしなくもないのですが。それとも、あれが今まで見ていない人へのサービスですかね?

もう一つは完全に私事ですが、泉ちゃんと咲夜さんの出番があまり。。。
はやての中で好きなキャラベスト2が……。
割と出番があったルカさん、でも良く考えるとほとんど歌ってるシーンだったのも……。

話自体は悪くなかったと思います。特に後半。というよりも終盤ですかね。ギリギリまでお金にこだわりながらも妹を取る雪路さんとか。
しかしやはり序盤が要らなかった……。


音楽は聞いているうちに好きになってきました。
10点中5、6点くらい、ですかね。
音楽の好き嫌いなんて個人差が大きいですし、歌詞は調べてもいないしCDを買ったり借りたりもしていないのであってるかなど判断できませんし。
BGM等は特に気にしていなかったので無評価。気にならなかったということは良くもなく悪くもなく、ということなんだろうな、と自己完結しました。


総じて。
この作品を見るなら1期2期を見ることをお薦めします。
既にみた方は、それらが好きであった・楽しめたなら見てもいいかと。


最後に余談。
{netabare}
あの鴉の方、この作品内で一番イケメンだったのでは?!
お父さんの女装は描かなくてもよかった―――というよりも描いてほしくなかったです!! そしてお父さん、ハヤテ君の髪の色が違うだけにしか見えなかったのは―――。
義妹の必要性、誰か教えてください。
針がⅧで重なるとどうこうの理由は『8』は一応日本では幸運とされているから、かな?
4期の決定早すぎませんか?
{/netabare}


{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 2

70.6 9 戦闘でラブコメなアニメランキング9位
賢者の孫(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★☆☆ 2.9 (602)
2566人が棚に入れました
ある青年が事故をきっかけに、異世界に赤ん坊として転生。そんな彼を稀代の魔術師・マーリンが拾い、シンと名付ける。シンはマーリンの孫として育てられ、魔術も学ぶ。だがマーリンは、常識を教えるのを忘れていた……。

声優・キャラクター
小林裕介、小松昌平、本泉莉奈、若井友希、屋良有作、高島雅羅、森川智之
ネタバレ

kororin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

今回の「SILVER LINK.」は・・・・・・・・・・・・ツッコミ満載!!

2019.04.11【第1話を見て・・・】

作品ごとに出来栄えがが、
①大変良い。
②良い。
③普通。
④悪い。
⑤かなり悪い。
と、なかなか「安定したした作品」を出さない「SILVER LINK.」制作。(笑)

今回はズバリ!『中途半端』に感じます。(笑) 厳密に言えば③④の間ぐらい。

毎期、毎度毎度の「テンプレ異世界転生モノ」。テンプレは嫌いではないですが「作り方」がヘボ過ぎると大嫌いです。(笑)

今回は、
・主人公は(定番の)現代社会のサラリーマン(養育向け「科学雑誌」編集?)が事故により死亡しファンタジー異世界に赤子として転生。
・「シン」と名付けれた赤子は老賢者の孫として育てられる。(定番のメタ情報=前世の記憶アリ)
・恵まれた師匠筋により魔法・剣術がその年齢にそぐわない(定番の)「チートパワー」を身につける。

15歳の(この世界では)成人を期に魔法学校に入学・・・「パワー」は凄いが「(社会)常識知らず」というシチュエーションでラブコメ学園・アドベンチャーといった展開になるのだろうか?


[作画面]
普通に見られる範囲ですが、厳密に言うと「微妙にヘボい作画」です。「微妙にヘボい作画」です。(大事な事なので2回言いました)

[ドラマ]
少々稚拙なラノベ文章を「そのまんま」仕上げたような印象。1話は、やたら説明を多く織り交ぜ過ぎてるせいで「ドラマティックな面白味」が全然無く、用意したシーンを「事務的に展開」したような感じ。 「ヘボい構図」や「単調な演出」のせいもあって面白味が無いです。
「面白いモノを作る」という意気込みが感じられず、「仕事だからやっている」感が、ものすごく伝わってきます。(笑)

[リアクション]
その作品の風格に合った「ズッコケ」や「ギャグ・コント」「サプライズ」というものがありますが・・・何か不自然すぎてシラけてしまいます。

[魔法演出&アクション&キャラ紹介の見栄]
ヘボいドラマパートからみて、全くの別物! ココだけ『変』にチカラを入れ過ぎて『変』にキレッキレにカッコイイのが「妙に不自然」!


まるで『企業PR』を見せられたような印象の第1話でした。(笑)
しばらく様子見ですが、「視聴切候補」として挙げます。



2019.04.17【機会があったのでコミカライズを一気読み・・・】
主人公(シン)の凄く都合の良く伸びる成長と、ひねくれ者の居ない仲間たちや、シンの周りにいる大人はやたら高名な人徳ある実力者、など「ご都合主義過ぎの展開」をまずストーリーとして考え、後付けで「敵・敵対勢力」を無理くりに組み込んだ印象なので全体的な構成がチョット甘々な感じもします。 テンポのいい進行は気持ちいいかもしれないけど、やはり深みが薄いような気がするなぁ。(まぁソコが良くて好まれてるのでしょうが)

なので、
・無垢な「小学上級生~中学初等」あたりが、心地よく喜び(ウケ)そうなストーリー。
・「お出かけ女子」で、やたら小物をバッグにドッサリ詰め込んで用意する(あんな時にはコレ使おう。こんな時にはアレしよう・・・みたいな)タイプ。
のような印象でした。(笑)
今後、{netabare}
・ポンポン発明される魔導具の数々。
・シン&シシリーの見てて背中がカユクなるピュアなリア充ぶり。
・残虐描写(斬首、断胴など)のアニメ表現。
・早くも野望達成した魔神シュトロームの今後。
など{/netabare}
どうなりますやら・・・




2019.06.29【まさに中学生のオ〇ニー・アニメ!】(加筆修正2019.07.02)
視聴切ろうかと思いましたけど、結局最後まで見てしまった。(笑)
面白そうな『素材』でありながら、全然面白く活かせてないのは世間の不条理・不合理など「マイナス感」をあまりよく実感していない『中学生坊ちゃんが考えたような脚本・構成』のせいか?
なので「万人受け」にはならず「中学生坊ちゃん男子」受けになるような展開に「(情けなくて)恥ずかしかった」です。(笑) 各所、叩きまくってますが私も苦言を。


さて、テンプレートは「異世界転生」。主人公ステータスは、お馴染みの「チート(最強)能力」。『中学生坊ちゃんが考えたような脚本・構成』なので、{netabare}
【シン・ウォルホードは中学生坊ちゃんが考えたような『理想』の主人公】
・最初から(才能やら何やら)「持っている」ので、何をやらせても技能的に上手くこなすという『都合の良さ(ご都合主義)』。 なので、何かを得るための苦労や苦悩・努力の描写が全然無いせいか、人間味が(空っぽで)薄く感じられ魅力的には思えません。
・シンの、その若さで持っている強大な魔力に周りから感嘆・称賛などチヤホヤされる様子は「中学生坊ちゃん男子」の抱く『超・理想』。(笑)
・彼女となるシシリーに対して、双方オンリーワンの恋愛事情。ウブウブな態度は別にイイのですが、恋仇・こじれる人間関係などストレスを感じさせる状況を「一切排除」している『都合の良さ』。(なんと都合の良い人間関係!)
・シンのバックボーンに、名だたる賢者・導士、タメ口が許される国王・王子、元騎士団長、宮廷魔法師団所属の魔法使い、近衛騎士団所属の騎士と何かと常人が逆らえない後ろ盾があるという『都合の良さ(ご都合主義)』。 
・これだけ色々持ってるのに傲慢にもならず、人当たりのイイ好少年に育っているという『都合の良さ』。(笑)
まさに「(作者:吉岡剛の?)自己満足的な理想」のヒーローのように見えました。(笑)

【道を示す助言者、アウグスト=フォン=アールスハイド(オーグ)】
・シンの学友で王子様。彼の立ち位置はおそらく「作者(吉岡剛)本人」の分身でしょうね。 空っぽなシンに対してイジりまくり、シンを盛り立てたり話を都合よく進め(勧め)たり纏めたり。 作者の理想なのかツンデレな許嫁をあてがったり。(笑) 王族らしからぬワールドワイドな視点と知識と素養・良識的な人間性が、いかにも『作者本人』の理想に思えます。(笑)

【彼女にするなら、こうであれ!(?)】
・優しくて美形、おとなし目で恥じらいのある淑女、そこそこ発育のいいプロポーション、捻くれてなく素直な性格、好きな人の為ならば覚悟を決める潔さ・・・そんなシシリーは中学生坊ちゃんが萌える理想像?(笑)

【早くも野望達成した敵は、使いどころが浮いたまま!!】
本来、(都合よく)ストレス・レスな冒険ファンタジー物をしたかったのかもしれませんが、敵が居ないと盛り上がらないという編集者の入れ知恵で作ったような敵役・シュトローム。 魔人堕ちした悲惨な生立ちは、話としては良かったものの、早く(シュトロームを)排除したいせいか、あっさり彼の目的である帝国への復讐を終わらせてしまい、無理くりにでもシンと敵対させようとする強引で「不自然」な展開が駄目に思えました。(笑)

【友達は多い方がいいし楽しい!・・・でも、】
・マリア(シシリーの親友)
・トール(オーグの護衛で眼鏡男子)
・ユリウス(オーグの護衛で大柄な体格でござる)
・トニー(チャラ男剣士)
・リン(寡黙な天然暴発女子)
・アリス(元気なおこちゃま体型)
・ユーリ(おっとりボン・キュ・ボン!)
・マーク(鍛冶屋の息子でオリビアとは幼馴染で恋人同士)
・オリビア(食堂の娘でマークとは幼馴染で恋人同士)
、とまあけっこう出てましたが、・・・個性的ではあるものの、なんか引き立て人員な役割で「立ちんぼ場面」も多く、印象が薄かったです。(もっと掘り下げればいいのに、ソコまで采配する頭(知恵)が無かったのか?)

【通常パートはヘボアニメ。しかし・・・】
視聴した方々は判ると思いますが、日常パートはヘボい「ノッペリ作画」にヘボいアングル(画面構成)にヘボい演出、的外れに入れるギャグ漫画まんまのような「寒いコントリアクション」、背景担当のスタッフらはイメージの悪さの所為か「このすば!」から参考(というか、殆どパクった)建物や都市の俯瞰の数々。
しかし、『魔法バトル』になると空気が一変!!
キレッキレのアクションに派手な魔法演出や爆発効果の「超・特化作画」!中学生坊ちゃんが喜びそうな展開ですが・・・・・『通常パート』もコレだと良かったのに。(笑)

【イベント絡みの縁で使ったVTuber】
OPの「i☆Ris」の曲は悪くなかったケド・・・OPアニメの『センス』は酷かった。(笑)
2018年11月のイベントの縁で起用したED担当のVTuber「吉七味。」も「曲」は悪くなかったケド・・・6話で登場したミランダの声優役&EDアニメのVTuberキャラダンスに各所大、大、大ヒンシュク!(笑) 推してる方々には申し訳ないけど、ヤッパリ声優としては「下手クソ(滑舌悪い)」ですしEDアニメも世界観が全然シックリしてなかったと思います。(あとメイ役のVTuber「雛乃木まや」も(滑舌悪くて)酷かったでしゅ・・・でしゅ)出来がヨロシク無いのに起用されるなんて、『裏』で何かあったと勘ぐられそうです。内輪ウケにはいいけれど、一般にはまだまだ、マダマダ認めてもらうのは厳しいと思います。

【「常識をブっとばせ!」がフレーズになってますが・・・】
型苦しい枠に縛られない自由な発想として魅力的な語感の「響き」ですが、まず「常識を知らない」のに言ってほしくはないですネ。(笑){/netabare}


と、いうように毎回「強・ツッコミ(いやいや、オカシイだろコレ)」を入れずにはおけないようなアニメ。 そういう「悪い意味」で物凄く盛り上がって楽しい(?)アニメでもありました。(笑)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.7

ストレスが無いのがストレス

6話までの感想{netabare}
前情報で身構えてたせいもあるのかも知れないが、実際見てみたらそこまで酷くないじゃん…と思ってました。
聞くだけでサブイボが立ちそうな「え、ボクまた何かやっちゃいました?」も、あくまで周囲はドン引きという描写が多く、てっきり賞賛ばかりが続くのかと思ってたのでそれよりは随分マシかなぁ、と。
…。
と、ツッコミどころはあれどソコソコ好意的に見てたところで6話のエンディングですよ。
ナニコレー!?
スタッフは叩かれないようにマトモなものを作ろうとしてるのか、叩かれて上等の炎上商法紛いの路線を狙ってるのか、どっちなんだか分からなくなってきたぞ?
ってかスポンサーにゴリ推しされてボイコットでもしたのか?とさえ思えてきたり。
そんなことってあるのかなー?
と、以前やってた某アニメが頭をよぎる…メカクシなんとかだけど、円盤版では修正されたけどTV版では作画がくっそ酷い回があって、だけどプロデューサー(だったかな?)はノリノリだったらしい。
所詮プロデューサーは調子のいいことを言うだけなので本意かどうかは不明だけど、賢者の孫も同じ感じだったりして?
視聴者ドン引きで身内だけで盛り上がってるっていう…。

6話エンディングについてだけでは寂しいので他のツッコミ。
5話で帝国が戦争を企んでることについて「何故?」という問いに「そんなの向こうに聞いてくれ」と返す王子、理由については興味無さ気。
そんなことある?理由が分かれば回避方法も見付かるかも知れないじゃん?探ったけど全然分からなくて不思議だなーって態度でもないし…。
と思ったら6話で理由(原因)はシュトロームによるものだと判明…まんまと術中に嵌ってやんの。
う~ん、最初から馬鹿キャラならまだしも、ストーリーの進行上突如キャラが馬鹿になるのはキツいですなぁ。{/netabare}

9話までの感想{netabare}
「大量に発生した魔人と対決予定で、無事に生きて帰って来れるか分からないから色恋事に性急」ってことなら分かるんだ。
けど実際は死の匂いからはずっと遠い、見え見えの神(作者)の手で安全が保証されてのほほんとした部活動の延長のノリでしかないから色々と気持ち悪い。
なんだっけ、最近見た別アニメのセリフが頭をよぎる、「自分が死ぬとは思ってないんだろ?」。
婚約披露も、若いカップル(特に片方は将来国の中枢を担うのが明白)の誕生を見て、二人の幸せを守るために戦うぞと奮起する老兵でも映せばいいのに。{/netabare}

10話感想{netabare}
今回は途中から“ブラッククローバー”を見てる気分だった、ってか今週のとネタ被りまくってて吹いた。
87話だけでも見るといいかも?
あっちは「我らロイヤルナイツが白夜の魔眼を倒すぜ」と宣言して終了、こっちは「我らアルティメットマジシャンズが魔人を倒すぜ」と宣言して終了、わぁい。
そもそもあっちは“テラフォーマーズ”も裸足で逃げるくらい、どんなザコだろうが対決する度に「コイツにはこんな暗い過去があったんだー。こんな辛い過去があったんだー」と回想が入るんですよね、体感全体の半分は回想。
ナルトもそうなのかい?ペイン編までしか見てないんよ。
で、自分はもうそういうのに慣れちゃってるせいか「あ、そう」って感じ。
そうはいってもねぇ、ブラクロは最終回がいつか不明な引き伸ばし上等の作品(それが好きか嫌いかは置いといて)で、最終回がいつか決まってる深夜アニメで同等のノリをやられても困るんだけど…。
ってか敵側の悲しい過去回想するにしても主人公と何か因縁持たせようよ、なーんも繋がり無くないか?{/netabare}

11話感想{netabare}
いやいやいやいや。
政治的なことはなるべく考えないようにしてたけど、わざわざ王太子が宣言しちゃうんだからどうしようもない。
放送があるワケじゃないので国内でアルティメットナントカを宣言してはいるけど、国外ではあくまで「ナニそれ知りませんなぁ」って素振りでないと(それでもかなり無理があるけど)色々とマズくね?
アルティメットナントカはあくまで「国籍不明で無償奉仕してくれる謎の正義の味方」でないと色々と問題発生しちゃわない?
作中のやり方では領地拡大を狙った魔人とアルティメットナントカによる自作自演だと疑われかねない気ががが。
魔人大量出現も異常ならそれをサクサク倒せる連中の登場も異常だもの。
魔人出現が超異常事態でリアルとは比較しづらいとはいえ、アメリカだけが核兵器持ってるような状態で、魔人退治が終わったら今度はアルティメットナニガシが人類の敵になりそう。
当人がそう思ってなかろうが「彼らの機嫌を損ねたら何をされるか分からない」「彼らを賞賛(領地明け渡しでも財産献上でも)しなければ今後魔人が出たとき退治してくれないかも…」と無言のプレッシャーになるもの、人類からしたら。
そこら辺の問題踏み込んでくれるのかな?
また、せめて「死力を尽くしてなんとか撃退」ないし「身内にも少なからず犠牲が出た」ならまだしも、あんまりにも余裕綽々だと「それだけ余裕あったのならもっと早くから手を打てよ」と思ってしまう。
私自身だけじゃなくて作中の「ただの一般人」がそう思うって…思わないんだろうけどね、都合よく。
これって“劣等生”でも強く感じたけど、主人公に能力盛りすぎると起こる弊害、「どんなにスペックあってもそれを使いこなせない無能」って俺TUEE系はなりがちで、そこんところは細心の注意払ってくれないとちょっと…。

というか、魔人狩り楽しんでない?ウサギ狩り感覚で。
どっちが魔人だか分からなくなってきたぞw{/netabare}

12話感想{netabare}
聖女ネタ寒っ。
こんな時でも結局主人公の方が秀でてないと気が済まないのか、「この分野は○○のが上」ってのがそんなに耐えられないのか。
そして連合加盟への働きかけって、断れるワケないじゃん。
「断った国は魔人現れても助けません(ニッコリ」と脅迫してるのと大差ないと気付いてないのかな?
眉間に銃押し付けて「なぁ、オレの頼み聞いてくれよー」と言ってるようなモンで…なにが「失礼の無い様に」だよ。
他の国がアールスハイド王国の属国だとか、もし滅んだら王国が経済的に損するとか、見捨てたら王国が何か割を食うのなら言い分の一割は理解できるけど、帝国が亡んでも「別に関係ないね」って他人事な振る舞いをしたせいで全く説得力が無い。
難民一人も居ないんでしょ?
魔人からの警護を口実に支配地域の拡大を狙ってるように見えて仕方ない。
そう考えれば暢気にビーチバレーに興じてたのも頷けてしまうから困る(=魔人を意図的に泳がせてた)、ってかアニメが続いたらそういうことにする予定とか?
せめて主人公ヨイショするにしても、アルティメットなにがしの噂を聞きつけて「我らも庇護下に置かせてください」と向こうから頼み込んできたとかにすりゃ良いのに…それでも「うわぁ」となるけど、それより酷いって何なんだ。
そうねぇ、王大使が普通に腹黒キャラで、影でニヤリと邪悪な笑みでもしてればまだ見れた…か?
主人公がまんまと利用されてるのが耐えられない?ってか気付かない賢者がアホ過ぎてやっぱダメかー。
で、支配地域を増やすためにルーラ登録の旅に出ますねエンド。
かーらーのルーラによるMP消費がゼロないしコストが安いので、宿屋はタダのアリアハンで済ますオチ。
…。
そう。{/netabare}

総評{netabare}
これを見てアニメを嫌いにならないでと祈りたい気持ち。
あ、けど作画はところどころ良かった、頑張ったアニメーターはもっと良い作品に係れるようになってくれたら良いな。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 19

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ある種の鏡

*蛇足追記


転生したサラリーマンが、異世界で想像しうる限りの能力と承認を集めて称賛の的になる様を描く物語。

「世界」の設定とエピソードの全てが主人公の全能感に奉仕するために創られた物語は、最近では「なろう系」と呼ばれているらしい。
が、『小説家になろう』というサイトが、そうした物語だけを提供するよう専門化されている、というわけではないだろう。
そこに集まる小説が、いわゆる「なろう系」と定型化されるのは、つまり読者の好みがそうした「定型」に集中している、言ってみれば或る種のマーケティングの結果なのかもしれない。

主人公に「能力」や「勝利」が集中することに、何ら必然性や納得感を感じさせる設定を創ろうとはしない「世界」は、妄想だけが先走った手抜きとも見えながら、ある意味では「健全」なのかもしれないとも思わせる。

数年前を振り返れば、ライトノベル原作の活劇アニメの主人公は、国家の「特務機関」や「秘密結社」の構成員ばかりの印象があった。
「世界」の命運を左右する「全能感」の発揮のために、後ろ盾として「国家権力」しか発想できなかった限界性から比べると、「何も説得的な設定を創らない/創れない」という事態は、「創れない」とみれば後退だが、「創らない」とみれば(或る種の)健全化ではあるだろう。
「健全性」に魅力を感じるかは別の話だが。

いずれにせよ、表現を支える手段はどうであれ、描きたいものは「主人公の」全能感であることだけは不変のようだ。

活劇において主人公が強いのは当たり前だと言える。
しかし、描くものが主人公の「強さ」であるのか、「全能感」であるのかでは作品の性質はまるで異なるものとなる。
説得的で客観性のある「世界」でも主人公の「最強」を描くことはできるが、「全能感」は描けない。
主観的な妄想性こそが「全能感」の源泉であろうから。


製作者の妄想じみた「全能感」の物語は、視聴者が望むからこそ制作されるのだろう。
いや、視聴者の妄想を映し出している(と信じられている)からこそ、製作者は作り続けることができる。

言ってみれば初歩的な「マーケティング」の産物だが、「創作物」がマーケティング手法だけで創れるものだろうか。
「笑える、わかりやすい、ウツな重苦しさのない、スカッとさせる」=「全能感」を堪能させるアニメが観たいという最大公約数的な「マーケティング」で制作されたかのような、スマートホンがどうこうしたという異世界転生アニメがどのような出来であったか、思い出してみるのもいいだろう。

日本のアニメがANIMEとして全世界的に熱心なファンを獲得しているのは、日本のアニメがエンタメとしては例外的に過剰な作家性を発揮していたためだと思われる。
視聴者が「消費者」のように妄想の実現を求め、製作者がそれを拾う「マーケティング」の向こうに、ANIMEの特異性、優位性は発揮し得るものなのだろうか。

何十年か前、中国のとある工場を訪れた際、日本では機械化されている工程を人海戦術の人力で行っていた。
社長曰く「工作機械を購入するより人件費のほうが安い」とのことだったが、現代では経済誌のインタビューに「人件費が安いから日本の工場に下請けさせる」と語る中国人経営者も登場してきた。

経済=マーケティングの論理は、冷徹に環境を反映し、世界を「数字」の相関へ還元する。

作家性=創作は、いってみれば経済に代表される即物的相関の非情性への「アンチ」だ。

エンターテインメント・アニメのスタンダードは、マーケティング=経済=売り上げ規模からいってディズニー・スタイルだろう。
ANIMEは、スタンダードへの「アンチ」として支えられている。
マーケティング主導(に見える)「なろう系」アニメは日本独特に違いないだろうが、ANIME=日本アニメとして「アンチ」を支えた過去の作家主義的なアニメ監督たちの作品に匹敵する強度が、果たしてあるのだろうか。



「全能感」を支える妄想充足的なご都合感を、「なろう系」と嘲笑するのは容易だ。

が、「なろう系」の本質がマーケティングであるとすれば、こうした作品群は自らの「消費者」的な欲求の反映ではないかという視聴者の自省も、同時に必要ではないだろうか。

つまらないと感じたアニメに対して「クズ」「カス」「ゴミ」と罵言を投げつける人も多いが、本作のようなアニメに対しては、マーケティング用の統計データを与えてあげているだけのことで、マーケティング創作を強化することにしかならない。
作家性を挑発したいのであれば、単なる罵言以外の言葉が求められる。


作品とはあまり関係のない感想が生まれたのは、本作がこうした傾向の作品群を純化したような象徴性があるためだろう。
好き嫌いや評価を別として、「マーケティング」アニメの代表としての「純度」はあるように思える。


【蛇足】
一年後には忘れていると思うので控えておきたい。

2019/5/17現在、出版社の幻冬舎が、自社の出版物を批判した小説家の文庫出版を差し止め、それを暴露した小説家に対し、社長が「あの作家の本は売れていない(から出版しない)」と誹謗するツイートを発している。

このサイトでもアニメ番組を「作品」と表記することが通例であるように、「創作物」は市場に流通する「商品」であると同時に、「作品」であるという二重性を持つ。

どれだけ売れたか=金銭を稼いだかはアニメの「商品」価値だが、「作品」の価値とは無関係だ。
「売れない」アニメでも優れた「作品」はあるし、また、優れた「作品」が商業的に大ヒットすることもある。
繰り返すが、端的に「無関係」だ。

小説の売り上げで「価値」を測る出版社社長のツイートは、経営的に正しいように見えて、自らの扱う「創作物」という特異なモノの性質を正しく把握していない、商売人としての無能力を暴露している妄言に過ぎない。


そもそも視聴者が「売上」に代表される現実的原則を絶対化する感性の持ち主ならば、アニメのような非現実のフィクションに魅かれて愛好するはずがない。
おそらく視聴者にとっては「作品」の出来のほうが価値を持っていたのだろう。
これまでは。

しかし、「作品」を観て「満足」の多寡を計量する視聴は、「商品」価値に接近しているような気がする。
「神」「最高」、あるいは「カス」「クソ」といった感想は、購入商品に対して返送する「お客様アンケート」のようだ。

どれだけ金銭を集めたかがアニメの「商品」価値だとすれば、どれだけ「お客様アンケート」以外の言葉を集めたかが「作品」価値なのだろう。


本作に価値を感じる視聴者も、膨大にいることだろう。
マーケティングに貢献する「アンケート」以外の言葉が集まるようであれば、本作のような作品群も将来に残り続けるのであろうけれど。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12

61.2 10 戦闘でラブコメなアニメランキング10位
ハンドレッド(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (407)
2413人が棚に入れました
“ハンドレッド”―それは地球を襲う謎の生命体“サベージ”に対抗できる唯一の武器。

主人公如月ハヤトは、そのハンドレッドを用いる“武芸者”を目指すため、海上学園都市艦“リトルガーデン”に入学を果たす。

だが―「会いたかったよ、ハヤトっ!」「お、お前は一体…?」

なぜか自分のことをよく知る(?)ルームメイト、エミール・クロスフォードに、どこか懐かしい違和感を覚えるハヤト。

さらに入学早々、学園最強の武芸者“女王”クレア・ハーヴェイから決闘を申し込まれてしまい…。


声優・キャラクター
長谷川芳明、大久保瑠美、吉岡茉祐、奥野香耶、M・A・O、羽多野渉、大坪由佳、衣川里佳、牧野由依、堀江由衣、佐藤利奈、今村彩夏

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

美少女に囲まれた主人公・・・ラノベ系ハーレムを満喫できる作品です^^

この作品の原作は未読ですが、キャラデザが綺麗で好みだったこと・・・そして、先日ご冥福をお祈りした松来さんがドラマCDに出演されていたことも相まって、視聴を即決した作品です。

視聴前に知っていた事は「学園バトルアクションもの」であるという程度しか作品に関する情報を持ち合わせておらず視聴に臨みましたが、直ぐに続きの気になる作品の一つになりました。
色々とテンプレ感は満載なんですけれど、この系統の作品・・・日常でモテモテの主人公に軽い嫉妬を覚えつつ、華のあるバトルアクションを堪能する・・・という作品の展開が好みなんだと自覚しました。

この物語の主人公は、高校1年生の如月 ハヤト・・・彼は地球の襲撃を続けている地球外生命体に対抗できる力・・・ハンドレッドの担い手として覚醒し、同じ担い手を育成する海上学園都市リトルガーデンに入学し、銀髪翠眼の美少年・・・エミール・クロスフォードとルームメイトになるところから物語が始まります。

ハンドレッドの担い手にはハンドレッドとの相性・・・所謂反応数値が設定されており、主人公である如月 ハヤトは歴代最高数値を叩き出して入学してきた・・・という時点で、今後の無双っぷりを期待する事になる訳ですが、何より気になるのが次々に登場する可愛らしいヒロイン達の存在と活躍です。

ハヤトに好意を抱く女性にまるで女の子のような反応を見せるエミール・クロスフォード・・・
微妙な立ち位置である事は否めませんが、一歩引いてハヤトの背中を守るエミールに内助の功を感じてしまったのは私だけでしょうか・・・(//∇//)
でも全てはエミールの言動は全て覚悟と意志に繋がっているんです。
エミールがそこまで思い切れるのはハヤトだから・・・
ハヤトとエミールの繋がりの物語は本編で明らかになりますが、エミールの美少年っぷりは正直半端じゃありません。
どの位半端じゃないかというと・・・ISのシャルルに対抗できる位といっても過言ではありません^^;
男性にも女性にも好かれるキャラだと思います。

そしてクレア・ハーヴェイ・・・この物語において彼女の存在は欠かせません。
金髪ドリルツインテで生徒会長・・・そしてグラマラスとラノベお約束の設定がてんこ盛りの彼女は、気品に溢れ常に学園を守るために必死に奔走していますが、純情で一途な一面を併せ持っています。その純情さは普段の言動と激しいギャップがあるのですが、それが彼女の最大の魅力なんだと思います。

生粋のヒロイン・・・といえば霧島サクラをおいて右に出る物はいないでしょう。
その美少女っぷりもアイドルとして歌で元気や癒しを応援してくれる皆んなに発信し続ける優しさの全てに愛おしさが感じられる彼女ですが、彼女の魅力であり最大の武器は好きを隠さない事・・・
気持ちに裏表が無く自分の素直な気持ちのままに行動する彼女は眩しい存在です。
そんな彼女の優しさはハンドレッドにも現れています・・・
本来ハンドレッドは地球外生命体への対抗手段・・・いわば傷つける兵器そのものなのですが、彼女のハンドレッドは攻撃ではなく防御に特化しているんです。
物語の中で頑張っている彼女を見ていると思わず応援したくなる・・・そんな存在でした。

そして規格外の存在・・・といえば如月 カレンが挙げられます。規格外も当然・・・彼女は、ハヤトの実の妹なのですから・・・
病弱で走り回ることのできない彼女・・・きっと元気だったら片時も兄の傍を離れることの無いくらい兄の事が大好き・・・
そんな普段の物静かな佇まいの裏には、病弱であるが故に兄を拘束している後ろめたさと好きだから束縛したい、という矛盾に葛藤があるんだろうなぁ・・・と思うと、本懐を遂げて欲しいと思えた一人だったと思います。

オープニングテーマは、D-selectionsさんの「BLOODRED」
エンディングテーマは、複数の曲が使い分けられていました。
「EYES ON ME」エミリア&サクラ
「TABOOLESS」クレア&リディ&エリカ
「Hardy Buddy」レイティア&フリッツ
「Jewels Of Love」サクラ&カレン

1クール全12話の作品でした。
振り返ってみると、テンプレながらキャラ立ちがしっかりしていたと思います。
他にも魅力的なキャラがたくさん登場してくれるので最後まで堪能しながら視聴する事ができました。
物語的にはキリ良く纏められていたと思いますが、続編・・・難しいかもとは思いつつも期待しているのが本音です。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

現代の民話について

【未評価】

仕組みのよく分らない異能力によって外敵と戦う世界で、戦闘者を養成する学園での物語。

以前に別作品のレビューで書いた「学園魔法バトルハーレム」のテンプレートを地で行く世界だ。
そのレビューでも書いたが、テンプレという「型」がどうというより、その中で何が描かれるかが問題なのだろう。
エピソードをいちいちデータベースと照合して「これは○○パターン」と分類していくだけでは視聴が楽しくなるとは思えない。

が、それにしても、まず「冒頭で、入学したての主人公が、学園最強の美少女と早々に悶着を起こし、決闘する」という展開は、分類をしないように配慮していても、なお気づかざるを得ないほど頻繁に繰り返されている「おやくそく」だ。

この「おやくそく」は、ライトノベル原作の、「魔法で戦う世界における戦闘者養成学校の学生生活を舞台とした物語」に限って登場してくるように見える。

先行作で同じ展開が頻出していることを知らない筈はないのに、何のひねりもなくこれほどまで頻繁に繰り返される事態は、もはや単にライトノベル作家やアニメ製作者の無能や手抜きとして捉えるべきではないのではないか、と感じさせるものだ。
そう、「またこのパターンか」と冷笑して欠点を指摘した気になるのは、無意味ではないか、と。


膨大な数にのぼる「民話」は、大抵の場合、「むかしむかし、あるところに」という言葉で語り始められる。
ある意味では民話の「パターン」ともいえるのだが、これは、その民話の「物語=ストーリー」のパターンなのではない。

それは、「むかしむかし、あるところ」=「いま、ここ」ではない=「現実」とは異なる次元の「おとぎばなし」、という「記号」として、繰り返されているものだ。
これから語られるのは現実ではないおとぎ話だ、と宣言する「合図」として、このフレーズは冒頭に置かれなければならない。


使いまわされる「冒頭で、入学したての主人公が、学園最強の美少女と早々に悶着を起こし、決闘する」エピソードは、それぞれの作品で語られる「物語」のプロットの一部なのではない。
「冒頭で、入学したての主人公が、学園最強の美少女と早々に悶着を起こし、決闘する」事は、これから語られるのが「魔法で戦う世界における戦闘者養成学校の学生生活を舞台とした物語」であるという「合図」として置かれているものなのではないか。
おとぎ話の世界に入る前に、まず「これは現実ではない」という宣言をする「儀式」が要請されたように。

常識的な現実理解の水準からすると、「魔法で戦う世界における戦闘者養成学校の学生生活を舞台とした物語」は、「世界」の「設定」に論理的整合性という意味でのリアリティが全くない。
リアリティ=もっともらしさは、「設定」ではなく、語られる「物語」によって担保される。そのためには、まず、何はともあれ、物語の中に入り込まなければならない。
この、ある意味で「おとぎ話」と類比可能な、論理的整合性の存在しない「世界」へ跳躍する為に、「おやくそく」という「儀式」が要請されるのだろう。

民俗学者によって、さまざまな民話に共通する「骨格」が抽出されてはいる。
だが、骨格が共通していようとも、それぞれの民話のそれぞれの「物語」が、それぞれに固有の面白さを湛えている。
それゆえに、それぞれの民話は伝承され続けてきた。

パターン分類してデータベース照合することで「作品」の上位に立って見下そうとするユーザーの作為を一蹴するように、似た構造の「世界」を創り続ける〈ラノベ/アニメ〉の作家や製作者の態度は、「設定」の独自性など最初から問題にしていない、民話の語り部のようだ。


そのように考えると、冒頭のエピソードだけで「またこれww」とテンプレ認定して評価したつもりになる言説に意味はない。
この「おやくそく」の後に来るもの、「物語」で語られるもの、物語の「語り方」こそが、「作品」であるのだから。



というような感想を喚起されたものの、どうやら語られるものに関心を惹かれそうもない。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 2
ネタバレ

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今春アニメ随一のハーレムアニメかも。にしてもいろいろ強引すぎる

はっきりいいます。ハーレム作品は嫌いじゃないですw
男のバスロマンみたいなものですからね。

謎の地球外生命体の侵略に怯える地球民。反抗のきっかけになったのは、
隕石に含まれる結晶のハンドレッドから武具を生み出して闘うことだった~。

主人公は病気の妹の治療費を免除してもらうために、ハンドレッドの異能者を集めた学園に入学します。
すでに過去最高レベルの成績らしくて最強戦士の可能性を秘めているとのことで、
これはもう微塵も俺Tueee系なのを隠す気もないのがわかりますね。
堂々としたものです。

学園を取り仕切る生徒会はすべて女生徒で占められていて、これがもうスーパーゴージャスな
タテ巻きカールの金髪生徒会長とかがいる時点でハーレム要員だとひと目で見抜けるくらい自分も成長しましたw

入学式で早々にトラブって生徒会長とバトル!
そこでお約束のラッキースケベ展開!
モンスター出現で能力発揮!
またまたラッキースケベ!
おまけでいうなら、主人公はとある期間の記憶が欠如しているとか。。。
とまぁ、テンプレ通りの展開で、安心して流し見できます。

注文をつけるとしたら、もうちょっとデザインセンスが…なところか。
バトルの際にはパワードスーツのようなユニフォームをまとうんですが、
これがお約束のハイレグなのはいいとして、強化バージョンの完全武装になると
ヘンテコマスクみたいなの被ってかっこ悪いんです。

基本、主人公の性格は優しく義に厚いタイプなんですが、ちょっとまじめすぎるかなとも。
アスタリスクのアヤトや落第の一輝であるとか、ここのところのハーレムアニメの主人公は
品が良すぎて癖がなくておもしろくないというか。
最弱のルクスくらいデキる子なんだけど日頃きょどってる方が落差があっておもしろいのになとも。

あと、主人公の顔が荒野のブンタにくりそつで、つい笑ってしまいます。
いつになったら借金苦に悩むお兄さんが出てくるのかとw

これから様々な敵と戦うことになるんだろうと思いますが、
多少でもひねりのきいたシナリオを期待します。

以下、視聴しながらのネタバレです
4話~ お兄ちゃん、水と女に気をつけてね! はい、お風呂回ですね
{netabare}
かなり毒舌な妹からの忠告をうけての歌姫のボディーガード回。
安定のお風呂でトラブルでしたw

しかも前回で相部屋のエミリオが女性だったことが判明して、こちらともお風呂場でラッキースケベな展開に。
どこまでも運のいい主人公です。

にしても妹ちゃんの見通す力はすごいですね! 
自分も3話か4話あたりでやってくるかと想定はしていましたがw

というか、歌姫に結婚前提で付き合うことを告白されたり、ペースがかなり早いというかゆる過ぎる気がするんですが…。
もうちょっとエピソード絡めた関係とかあってからでないと思い出も何もないままで、
これだとただのギャグか道化になってしまいます。

みんなのアイドルの歌姫もハンドレッドの異能者だったことが判明しましたが、学園外のキャラだけに
今後、どう絡んでくるのか?
あ、次週で転校してくるのか。それで落着ですねw 本当にラノベってやつは~ あははは

ちなみに、いまだにハンドレッドの意味がわかっていません。
石から百の武装を取り出せる意味でいいのか?
それぞれの個性や能力によって、取り出せる武器が違ってくる?
で、その武器はどこに格納されてて管理されてるのか~。
いろいろと謎すぎます。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6

62.8 11 戦闘でラブコメなアニメランキング11位
健全ロボダイミダラー(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (501)
2404人が棚に入れました
突如として地球に現れた謎の生命体《ペンギン帝国》と対ペンギン専門の秘密組織《美容室プリンス》の戦いが続く中、《美容室プリンス》は《ペンギン帝国》が操る巨大ロボ《ペンギンロボ》に対抗するために開発した対ペンギンの最終決戦兵器《ダイミダラー》のパイロットを探していた。女性が持つ豊かな双丘に夢中な熱血男子高校生・真玉橋孝一は、その身に宿す未知のエネルギー《Hi-ERo粒子》の因子保有者(ファクター)であるが故に、《ダイミダラー》のパイロットに選ばれるのだが……。

声優・キャラクター
島﨑信長、日笠陽子、石上静香、花江夏樹、洲崎綾、大橋彩香、木戸衣吹、田所あずさ、子安武人、堀秀行、村田太志、浅沼晋太郎、伊藤健太郎、保村真、福島潤、小山力也

Progress さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

OP担当:遠藤会のわっしーのお話

このレビューは、アニメの内容とは関係ない鷲崎健氏についての話です。(一応説明しておくとOP曲を歌った遠藤会のメンバー)

皆さん鷲崎健(以下、わっしー)はご存知だろうか。ラジオパーソナリティとして活躍し、数々のアニメイベントで司会進行役を勤めてきた男だ。

わっしーの魅力は、様々であるが、まず語られるのはそのトーク力だ。
彼はゲストにアニメを宣伝しに来た声優さんに接する時、アニヲタではなく(実際わっしーはアニヲタではなく、ミュージシャンとしての傾向が強い)、ラジオパーソナリティとしてアニメや役柄に関して聞き役に徹し、ゲストの良い所を引き出している。
また、一人喋りも上手く、一般人が話しても面白くないであろう話でも巧に喋り、オープニングトークを盛り上げてしまう。わっしーの周りが面白そうに見えるのは、わっしーのトーク力が上手すぎるからかもしれない。

私は諸先輩方のように、「浅野真澄のスパラジ!」「A&G 超RADIO SHOW〜アニスパ!〜」時代からわっしーを知っていたわけではない。私が知ることになったのは、「鷲崎健の2h」時代からだ。最近も「鷲崎健のヨルナイト×ヨルナイト」に声優がゲスト回になる日はたまに聴いている。
私がわっしーに嵌り始めた時期で印象深いのは「アクセルワールド」のラジオ「アクセル・ワールド 〜加速するラジオ〜」で三澤紗千香さんと子弟の関係ように三澤さんをリードしていったのが懐かしい。

わっしーの有名な話といえば、大学時代の後輩である伊福部崇氏とユニット「ポアロ」を結成し、「伊集院光 深夜の馬鹿力」の「輝け! 紅白電波歌合戦」コーナーに投稿していたことはわっしー好きなら多分みんな知っている(wikipediaにも書いている)。

そのせいあってか、「鷲崎健の2h」内のコーナー「三角コーナー」はラジオリスナーが体を張ったり無駄にレベルの高い技術を使ったりする名物コーナーが生まれた。この中で語られるわっしーの音楽ネタの幅広さから、わっしーの軸がミュージシャンにあるのが分かる。

2010年代以前にTBSラジオを聴いていた私は、文化放送で彼が楽しげに話し、相手のキャラを引き出すトーク力にすっかり虜にされてしまった。
蛇足であるが、わっしーがTBSラジオの永六輔氏を知っている辺り、かなりTBSラジオを聴いてたことがわかる気がする。

わっしーの魅力といえば、彼の音楽性についても触れたい。(今作のOP「健全ロボダイミダラー」については歌に遠藤会としての参加であった。)
MVがYou Tubeの所属事務所のチャンネルにある。
AtomicMonkeyChannel 「鷲崎健「What a Pastaful World ~なんてスパゲティ世界~」MV」
おかわりいただけるだろうか。、わっしーとシカコ(声優の久保ユリカさん)がウエディング衣装で着飾りながら、パスタをめちゃくちゃに汚く食べまくる、遊び心満載の楽しいMVだ。歌詞は一件パスタに関する歌詞に聞こえるが、所々のフレーズにパスタ関連のそれっぽい発音の単語を当てており、空耳で意味を理解するような曲になっている。。男性側が恋人の女性との時間をPastaful worldと歌うラブソングだ。

こちらのMVもオススメ。
鷲崎健「奥さま、お手をどうぞ」MV
こちらは心の余裕が垣間見える素敵な休日の過ごし方のようなMVと楽曲だ。
わっしーのアコギが印象的な曲であり、BBQ会場でアコギで歌うわっしーの姿との相乗効果で、曲の楽しげな余暇の雰囲気が伝わってくる。

さて、MVを抜きに「シンガー鷲崎健」として名曲だと思う曲も紹介しよう。
「I Love You」のある世界
この楽曲はわっしーのシンガーとしての魅力がつまった曲だ。孤独だった自分が好きな人に出会い、世界が変わったストレートなストーリーを展開する。
ワンフレーズに歌詞を詰め込むようなメロディと、ひたすらにワンフレーズを思いを込めて繰り返し歌い上げるサビが、非常に心を揺さぶるメッセージソングを作り上げている。

他にも「ワルツ」であったりと、「ヨルナイト」内で披露する曜日アシスタントとの曲カバー等、わっしーの音楽性はまだまだ多面的に話すことができるだろう。

いかがであっただろうか、私が伝えたいことは、わっしーが好きだということだけである(突然の告白)。

さて、わっしーのことはもっと喋りたいことがあるかもしれないが、今回はここまでにしておきましょう。わっしーと同じくアニメイベント司会で多数出演しているヲタクアナウンサーよっぴー(吉田 尚記)についてはノイタミナアニメでまた書くかもしれません。

ダイミダラーについての評価ポイント
○しっぽ、しっぽ、前尻尾
○前しっぽだから恥ずかしくないもん!
○シモネタの寒さを振り切ったコメディ
○クソダサロボットの癖にカッコいいんだよなあ

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

敵は健全にあり。

最初は少し古風で大味なロボットアニメかと思っていたら意外にも斬新な展開の連続で飽きさせず、それでいてキッチリ話をまとめ上げてくれたので良い印象が残りました。


あらすじ
{netabare}
地球をペンギンだらけにしようとするペンギン帝国に対抗するため、人類は巨大ロボ「ダイミダラー」を使って戦うこととなり、新たなパイロットを探していた。
ダイミダラーを稼働させるためには膨大な‘Hi-ERo粒子’(性的な興奮によって生まれるエネルギー)が必要で、その因子をもつおっぱい大好きな高校生・真玉橋孝一(まだんばしこういち)がパイロットに選ばれて戦うことになった。
{/netabare}


熱血変態主人公の孝一は最近では珍しいタイプの主人公だったので目を引かれました。自身のHi-ERo粒子を活性化させるため、ヒロインの恭子の乳を容赦なく揉みしだく姿はいっそ清々しかったですね。


そして何より好感のもてる敵、ペンギン帝国のペンギンコマンド達。
下ネタ大好きで男子高校生のノリでいつもハイテンションで盛り上がっている様子は、主人公サイド以上の団結力を感じました。
特撮の雑魚キャラ集団みたいな見た目なのに、一人一人名前があって魅力もあり、見ていて飽きない敵でした。敵側に魅力のある作品は良いです。


ストーリー的に少々のマンネリが感じられた頃に突然の主人公交代で、かなり雰囲気も変わりました。

前半の男性上位な話より‘愛’を感じられて、個人的にはこっちの方が面白かったです。

前半は孝一の力を発揮するために恭子が一方的に乳を揉まれるパターンだったのに対して、後半の喜友名霧子(きゆなきりこ)と天久将馬(あめくしょうま)はお互いカップル同士で力を中和しつつ戦うパターンになりました。

バカップルすぎる二人を見て思わずペンギン帝国側を応援しそうになった場面もありましたが、‘二人で一つ’力を合わせてお互い助け合い戦う姿は眩しかったです。

あと最初孝一たちが操縦しているダイミダラー2型は正直ダサかった(すいません)けれど、霧子たちの操縦するダイミダラー6型はかっこいいと思います。

基地からの出動以外でいきなりペンギンに襲われた場合に、霧子が「ダイミダラー、カムヒアァーー!」っと叫んでロボを呼び出すシーンもかっこよかったです。スーパーロボットっぽくてお気に入りです。


中盤以降目立ってくるのはペンギン帝国に取り入る謎の少女リッツの存在です。

回が進むごとに主役を、ペンギン達を食っていくほどの存在感と活躍ぶりに洲崎綾さんの力を感じずにはいられませんでした。(キルラキルのマコに重なりました)

エロエロなペンギンコマンドに囲まれても全く気おくれせずに、むしろ性に開放的で欧米的?感性のリッツはアニメだとかなり新鮮でした。

言ってしまえば○ッチということになってしまうんですが、それでも許せる、むしろそれが良い!とさえ思わせる魅力の持ち主・・・良いヒロインでした。


後半にかけて、ペンギン帝国の目的や謎が綺麗に解き明かされるのでとても親切なアニメでした。

大抵の作品に出てくる権力者は高圧的で傲慢な輩が多いですが、ペンギン皇帝は全くそのような嫌味がなく進んで自分で物事を実行し、部下の意見を大いに受け入れます。
本当に、近年まれに見る愛すべき敵です。


最後の敵の存在がこの作品、アニメでのテーマと言ってもいいと思います。
呉越同舟、エロのために団結して戦う漢の雄姿に燃えました。
エロは下劣で排除すべき対象であるとする考えは間違っている。エロは私達人類を育んてきた愛の証なのだと。
やっぱりクリエイターさんには口よりもこうやって作品で訴えていく姿勢で挑んでもらいたいです。


出てくるロボの見た目は栄えない代わりに、動きや変形、戦闘スタイルには近年のロボットアニメにはない素晴らしさがありました。

殴り合い、掴み合い、時にはプロレス技も出てきたりして、泥臭い戦闘の数々はダイミダラーのこだわりです。

ティー・エヌ・ケーは同じく異色のロボットもの「神無月の巫女」を作っていた制作会社ですが、ダイミダラーはロボットアニメとして見ても全く遜色ないクオリティでした。


男性向けだけに無駄にエロい、エロい、エロい。
本編がエロければアイキャッチもエロいし、出てくる台詞もいちいちエロいです。(例)楽チンチン、つわリッツ、ガリバーティンポ、ゴッドスクラブ

暴力描写はそこまでなかったので、とにかくエロいのはダメ!って方以外には勧められるような・・・そもそも他人に勧められないような、そんなアニメでした。僕は好きです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11
ネタバレ

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

くだらないエロアニメだけで終わらせないその工夫

人類の脅威となるペンギン帝国に立ち向かう巨大ロボ「ダイミダラー」。
そのエネルギー源はHi-ERo粒子なるものです。

主人公の真玉橋孝一(まだんばしこういち)が
ペンギン帝国に対抗すべく結成された美容室プリンスの構成員の楚南恭子(そなんきょうこ)に
「よーし、恭子~~!おっぱい揉ませろ~~~!!」と言い
もみもみもみもみもみ・・・・
「あ、あん、あん、ちょっと、孝一君、、あん、あん、あ~~~~ん(CV.日笠陽子さん)」
そしてHi-ERo粒子が発生してダイミダラー活躍→ペンギン帝国のロボット撃退と
こんな感じですw

マジでくだらねーwwwだけどここまで突き抜けていると逆におもしろいwww
と最初はくだらないエロアニメが大好きな私はキャッキャとはしゃいでいたのですが、
当然のことながら3話くらいで新鮮味も薄れ飽きてくるわけです。
5話くらいまで観て切るかと思っていたのですが、このアニメはここで終わらなかった。

私が本作で最も感心した点はズバリ「ストーリー展開の工夫」です。
ストーリーテリングなんて言うと大袈裟かもしれませんが、
視聴者を飽きさせないようにと凝らしたこの工夫には正直唸らされましたw

どういうことか説明していきますが、ここからはネタバレありです。
ここから先は視聴済の方か、もしくは、
たとえストーリー展開に工夫が凝らされてようがこんなアホなエロアニメは
絶対視聴しないよという方はよかったら読んでみてください。

{netabare}まず6話で主人公が交代します!
5話の次回予告で「主人公が代わることくらいたいしたことじゃない」という
アナウンスがあるのですが、いやいやいやいや!と思わずツッコんでしまいましたw
主人公が真玉橋孝一から喜友名霧子(きゆなきりこ)になります。
この喜友名霧子はパートナーの天久将馬(あめくしょうま)と
イチャイチャすることによってHi-ERo粒子を発生させます。
これがまーうざい!!
美容室プリンスの長官である又吉一雄(またよしかずお)が
「こいつらマジでうざい!!(CV.子安武人さん)」と
視聴者の声をたびたび代弁してくれるのが唯一の救いでしたw

そんな中で人間でありながらペンギンさんを心から愛してペンギン帝国の為に
一生懸命戦うリカンツ=シーベリー(Dカップ)を徐々に応援したくなってくると思います。
つまり、実はペンギン帝国こそが正義で美容室プリンスが悪なんじゃね?という
立場の転換を明らかに狙った誘導を巧みにしてくるんですよね。
リカンツ=シーベリーは「ここで戦うと街に被害が出るから場所を変えましょ」という
まるで主人公のようなスタンスなのですが、
一方で美容室プリンスの長官又吉一雄はペンギン帝国を滅ぼすためなら街の1つや2つと
どんどん下衆な一面を押し出してきます。
そして喜友名霧子のパートナーである天久将馬がペンギン化しペンギン帝国の一員にと
本当に先が読めませんでしたw

終盤になると突如真玉橋孝一の復活!
さらには真の敵は「美容室プリンスこそが不健全である」とし、
エロを規制しようとする日本政府というまるでどこぞの有名アニメのような展開で、
最後はペンギン帝国と美容室プリンスが「エロこそが健全である!」と
理念が一致し、共に日本政府に立ち向かうという怒涛の展開でしたw

以上をまとめると
主人公交代→正義(美容室プリンス)と悪(ペンギン帝国)の立場転換
→最初の主人公真玉橋孝一復活そして真の敵は日本政府
→美容室プリンスとペンギン帝国が協力して打倒日本政府、そしてエロ規制
とかなりぶっ飛んでましたw
一見すると特段注視するような展開の工夫ではないのかもしれません。{/netabare}

ただ、こうしたストーリー展開の工夫がなければ私は本作を5話で切っていたでしょう。
くだらないエロアニメと侮っていただけに
その反動で大仰に賞賛しているようにも見えるかもしれませんけど、
別に名作だったなんてことは言いませんw
率直な感想は「なかなかおもしろかった」ですからねw

投稿 : 2024/06/01
♥ : 37

64.1 12 戦闘でラブコメなアニメランキング12位
いぬかみっ!(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (333)
2218人が棚に入れました
吉日市に住む高校生・川平啓太は、由緒正しき犬神使いの一族・川平家の末裔だが能力不足その他モロモロの事情により主家から勘当されていた。
そんな折、川平家当主である祖母の元に呼び出された啓太は、“ようこ”と名乗る犬神に引き合わされる。出会った当初の彼女は従順で容姿は抜群。早速啓太は主従の契りを結び共同生活を始める。
ところが、ようこの本性は誰もコントロール出来ない程の大問題児。当初の従順な態度はタダのポーズにすぎなかったのだ。ようこの気まぐれで享楽的な態度に振り回される啓太は、様々なトラブルに巻き込まれ散々な目に遭わされる。

声優・キャラクター
堀江由衣、福山潤、中村俊洋、速水奨、名塚佳織、長谷川静香、森永理科、本多陽子、松岡由貴、木川絵理子、廣田詩夢、小林晃子、遠藤綾、新谷良子

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

犬神と犬神使いの物語! 結構楽しめて見れました。あっという間に過ぎていく2クール。ってな感じです。

ストーリー

吉日市に住む高校生の川平啓太は由緒正しき犬神使いの一族、川平家の末裔でした。ある日川平家当主である祖母の元に呼び出された啓太は、“ようこ”と名乗る犬神っと契約を交わしました。その契約は啓太が持っているものをようこに渡し、ようこが啓太に渡すというシンプルな契約です。けれど、啓太はある事を知らなかった。ようこは誰もコントロール出来ない程の大問題児でした。けれど、それは時間の問題でした。啓太のアホな行動や、やさしさで、ようこは普通のいぬかみとかわらない存在になりました。

私の感想

結構おもしろかったです。主人公のエロエロな思考がとくにこの作品をおもしろくしていると私は思います。啓太はいつも女性の裸姿を見ようとしていますが、それを阻止するためにようこがいつもとる行動は啓太を服なしで街中に、縮地(物体をテレポートさせる術です。)させる事です。それのせいで啓太はいつも警察送りされていますww それがかなり笑えました。っと言うか、二つ名が「裸王」って裸の王様の王かよww

この作品は結構戦闘のシーンも結構楽しめました。普通、こういう作品のたたかいは結構時間がかかってしまい、あまり楽しめないのが多いいのですが、この作品は戦いが短めで楽しめました。私が特に好きなのは薫の犬神が作り出す結晶のタワーです。あれは結構かっこいいので、私は好きです。

結構おもしろい作品ですが、この作品のキャラクターデザインは結構みんな似ている所がありまして、初めは少し躊躇してしまいます。けれど、3話見たらすぐになれて、たのしめます。ですから、この作品を見るときは最低でも3話はがんばりましょう。

オープニング

「ヒカリ」
結構私は好きですよ、こういうオープニング。キャラクターの魅力がかなり出ていて、そして、どこかこの作品のおもしろさも出ています。けれど私はこの作品に出てくるキャラクターが戦いの能力ばかりをメインに出していた事が気に入りませんでした。私的には後半から、画像を変えこの作品の魅力をもっとだしたほうが良かったとおもいます。

エンディング

「友情物語」
曲はまあまあ、いいです。けれど、・・・ なんといいますか・・ キャラクターデザインが最悪でした。なんといいますか・・ 目が・・ 目がなんか気持ち悪いのですよ・・・ 私的には普通にしてほしかったです。

「友情物語・男子(?)バージョン」
筋肉むっきむっきの人たち歌う気持ち悪い歌です。 ある意味笑えましたが、同じに吐き気も少ししました。まあ、こういう遊びもいいですよね(苦笑)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13

future☆ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

タイトルなし

.。o○ ○o。.あらすじ.。o○ ○o。.

吉日市に住む高校生・川平啓太は、由緒正しき犬神使いの一族・川平家の末裔。ところが能力不足その他モロモロの事情により主家から勘当されていた。そんな折、川平家当主である祖母の元に呼び出された啓太は、“ようこ”と名乗る犬神に引き合わされる。出会った当初の彼女は従順で容姿は抜群。早速啓太は主従の契りを結び共同生活を始める。

ところが、ようこの本性は誰もコントロール出来ない程の大問題児。当初の従順な態度はタダのポーズにすぎなかったのだ。ようこの気まぐれで享楽的な態度に振り回される啓太は、様々なトラブルに巻き込まれ散々な目に遭わされる。


.。o○ ○o。.キャスト.。o○ ○o。.

ようこ:堀江由衣
川平啓太:福山潤
はけ:中村俊洋
仮名史郎:速水奨
なでしこ:名塚佳織
ともはね:長谷川静香
たゆね:森永理科
いぐさ:本多陽子
せんだん:松岡由貴
ごきょうや:木川絵理子
フラノ:廣田詩夢
てんそう:小林晃子
いまり:遠藤綾
さよか:新谷良子


.。o○ ○o。.放送日.。o○ ○o。.

2006年春アニメ(2006年4月~2006年9月)



.。o○ ○o。.OP、ED.。o○ ○o。.





.。o○ ○o。.お話.。o○ ○o。.

1話「はだかでドンマイっ!」

2話「マッチョがぺろぺろっ!」

3話「水着でたいじっ!」

4話「やらずのかっぽう着っ!」

5話「啓太とようこっ!」

6話「ぴったりともはねっ!」

7話「混浴でサクサクっ!」

8話「こすってしっぽっ!」

9話「煩悩とせくはたっ!」

10話「桜の思い出っ!」

11話「ぐったりにおねがいっ!」

12話「だから死にたい私の歌っ!」

13話「だけど俺にはお前の歌っ!」

14話「カッパとオトサンっ!」

15話「ウハウハ啓太に恩返しっ!」

16話「部屋と怪談と私っ!」

17話「なんか見えてるっ!」

18話「まんもすたいへんっ!」

19話「もっこり啓太の思うツボっ!」

20話「白布に想いをっ!」

21話「しっかりともはねっ!」

22話「パパとムコ殿っ!」

23話「しぼむ象さんっ!」

24話「薫となでしこっ!」

25話「絶望の宴っ!」

26話「ひかりっ!」

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4

ぱるうらら さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

変態御用達のアニメ

『いぬかみっ!』はラノベ原作、2クール(全26話)の変態・ギャグ・動物系アニメです。


この作品は言わば、変態の変態による変態のためのアニメ。第4話に至るまでにこの作品の雰囲気について行けなかった方は、大人しくこの作品の視聴を断念した方が良いかもしれない。前半も後半もシリアスな展開はあるものの、基本的に変態的なノリは変わらないので(笑)

1話に付き数回はゾウさん印の規制描写。下手すると、ある1話の中の半分はゾウさんが暴れまわっているという、何ともお目出度い作品であるが、見方を変えればある意味素晴らしいアニメだと私は思う。なぜなら、これ程までに恥部(野郎の)の規制描写が頻発するアニメは観たことが無いからだ。最近のアニメではここまで露骨なアニメはないだろう。しかし、ただ単に露出しかないというわけでもなく、それを基にしたギャグがなかなか面白いのが好感。馬鹿みたいな迷言と下ネタばかりであるが。

物語の内容は、ギャグが7割、シリアスが3割といったところ。そのシリアスに関しても殆んどが後半。そして、例えシリアスな話であっても、主人公や高頻度で登場する変態どものキャラが相変わらずのために、その場違いなテンションに首を傾げてしまうかもしれない。まぁ、それが良くもあるのだが…。
ギャグ回に関しても、それをギャグと取れず、単なるほのぼの回みたいなこともしばしば。そんな内容が目立つため、正直テンポは良いとは言えない。
しかし、各ストーリーの内容や設定自体はなかなかに良かったため、続きを見てみたいと思わせられるくらいには面白かった。また、ギャグとシリアスの調和が取れていたため、その辺は比較的安定したアニメなのかなと思う。

もう一点挙げるとしたら、声優陣がなかなか良かったのかなと思う。あの声優陣だからこそ、より面白い作品と為ったのではないだろうか。


最後に、お馬鹿系変態アニメが好きなら観るべし。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 17

59.0 13 戦闘でラブコメなアニメランキング13位
魔装学園H×H(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (357)
2026人が棚に入れました
姉からの呼び出しで、戦略防衛学園アタラクシアを訪れた飛弾傷無(ひだきずな)は、魔導装甲《ゼロス》を操る女の子、千鳥ヶ淵愛音(ちどりがふちあいね)と出会う。

目の前でいきなり服を脱ぎだす愛音だったが……

「見ないでこの変態っ」「いや、お前だろ!?」

毒舌残念な愛音に戸惑わずにはいられない傷無。

しかし、そこに姉から重大任務の連絡が入る。

その内容は――愛音の胸を揉みしだくこと!?

実は傷無にはHな行為で女の子をパワーアップする力があって、その力に異世界との戦いの未来がかかっていたのだ!!

声優・キャラクター
赤羽根健治、影山灯、長妻樹里、赤﨑千夏、木野日菜、衣川里佳
ネタバレ

kororin さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

ダメだこりゃ!(ズチャチャ、ズチャチャ、ズチャプーー)

第1話を視聴しましたが皆さんが酷評されるようにバランスの悪い出来でした。

冒頭からHシーンを入れて視線を引くのはいかがなものかな?
気合が入っているのは「Hシーンとバトルシーン」のみ。それを繋ぐストーリーシーンや日常の作画はテキトー、もしくは技量不足。
背景も見ていてパースが微妙に変だし味気ない、人工島アタラクシアの設備設定も陳腐。

まだ世界観とか主人公の行動目的が不明なのでしばらく我慢して視聴してみます。(エロいので)

なんか「新妹魔王の契約者」の第2期を思い出すなあ・・・

第2話 接続改装-HEART HYBRID-{netabare}
相変わらず作画が雑。ユリシアのキラキラ演出が陳腐。ユリシアの接続改装
が不自然。{/netabare}

第3話 穏やかなる日々-MEMORIES-{netabare}
・OP・EDの歌声が実は広域が出せなくて下手に聞こえる事に気づく。(歌詞が悪いのか?)
・相変わらず雑な背景。
・傷無とユリシア、「無人の街」と「無人の観光スポット」でデート。
・愛音がサンドバックでトレーニング。あんなフットワークでは思いパンチは打てません。
・ハートハイブリッドギア調整室のまあチャチイこと。
{/netabare}

第4話 絶頂改装-CLIMAX HYBRID-{netabare}
・ほとんどハートハイブリッドギア調整室でのシーンでつぶれる。
・放送できるか怪しい濡れ場。影山さんの演技はチョット雑。作画もチョット雑。

※しかしHを重ねる度に強くなっていくとは・・・イイんですけど、もうR-18だね。{/netabare}

第5話 瓦礫の国の美女-BATLANTIS-{netabare}
・難民のシーンから劣化がスゴイ。移動の場面からモブが単色に。 えっ!これって70年代のアニメなの?
・お風呂では姫川と傷無のテンプレート。
・傷無とユリシアの接続改装はボンデージ。
・エントランスから青紫の「キングギドラ」が!
・予告では制作進行が全然進んでなさそうなのがわかりそう。
{/netabare}

第6話 絶世破断-GLADIUS-{netabare}
・相変わらず「動き」が固い。硬い餅が入った汁粉のようだ。
・戦闘の真っ最中に個室でHという発想は面白い?
・姫川と傷無の接続改装シチュエーションでネコミミ・尻尾コスの姫川。
尻尾の付け根がきになるところ・・・
{/netabare}

第7話 絶世破断-GLADIUS-{netabare}
・今回もチープな画面構成に雑な作画。
・前から気付いてはいましたよ。コンソールキーが「無地」なのを。今回も光る無地の盤面の上で指だけ動かしてる異様な光景。ヤル気の無さがよくわかる。
・優柔不断の傷無を取り合うユリシアとスカーレットはゲームセンターで対決。ダンスゲームの勝負ではテキトーにいれたBGMのせいで踊りと全然シンクロしていない。しかも流れてるBGMの音量が小さくこもっていて効果音の靴音の方がよく聞こえるってどんだけテンション低いんだこのゲーム!
・傷無とスカーレットの、お約束ラッキースケベ。どう倒れたら騎乗位クン〇の体勢になるのか不自然すぎてお腹が立っちゃいそう。
・グラベルxアルディアのハードレズS〇X。けっこうドキドキしたけど地上波放送できるの?カットされるんじゃない?BPOから何か言われそう。{/netabare}

第8話 連結改装-CONNECTIVE HYBRID-{netabare}
・強敵グラベルに対抗する為に特訓だ!パワーアップの特訓、その名は「連結改装」(別名「3P〇交」)例の特別コンテナ内で浴場で欲情するシチュエーション。今まで布一枚でイチャついてたのが、風呂場だけについにスッポンポンに!スカーレットがユリシアに対しての誤解と蟠りも思い出映像の投影を交えて解消して仲良く3P(放送上〇ンニ止まりだけど)今回も素晴らしくない演出にドン引きです。
・「スッキリ」した3人。グラベルを迎え討つ為、沖縄へ。スカーレットの新たな力は十字型ミサイルポッドの並びが2倍に増えた「だけ」。ユリシアの背徳武装「クロスヘッド」がグラベルめがけて炸裂!しかしそれを庇ったアルディアが負傷しマジギレするグラベル。自身の背徳武装「ソードガトリング」を取り出す演出は仮面ライダーウィザードみたいだ。

今回もすごくよくなかったです。{/netabare}

第9話 学園祭-FIRST LIVE-{netabare}
・決戦前のお祭りシチュエーション。戦闘状況が優位ではないのにこんな事をすると敗者フラグが立つのだが・・・
・傷無の「接続改装」研究発表会。女の子快感に導く為の〇〇X講座か!
・ゼルシオーネと親衛隊に尋問を受ける鎖で繋がれたグラベル。背景を暗くして誤魔化しているが何か狭い部屋の感じがする。ゼルシオーネの精神支配で苦痛が快感に変えられたグラベル。何度もムチ打たれて絶頂に!喜ばせてどうすんの?
・アマテラスによるスクールアイドルコンサート。よっぽど振付動画をしたくないようで立ちカット・サイリュウム・愛音と傷無の接続改装で誤魔化す。
飛弾那由多も出てきていよいよ大詰め。話まとめられるの?{/netabare}

第10話 決戦前夜-INSTALL-{netabare}
・戦力増強の為、ロリ少女シルビアも傷無の毒牙にかかってしまう事に。
・ハート・ハイブリッド・ギアのコアって「アレ」みたいだ。
・インストールってどうやるんだ?という期待を他所に絵的にまずいのか、いきなり事後シーンに。
・東京作戦開始。緊迫感がない展開に欠伸が出そう。
・アタラクシアの砲台のチャチいことチャチいこと。
今回も素晴らしく良く無かったです。{/netabare}

第11話 東京奪還作戦-APOCALYPSE-{netabare}
・ラグルスの魔道装甲「デモン」を見てたら、昔読んだ漫画「ボロブドール」を思い出した。
・デモンの圧倒的な強さに苦戦する傷無とアマテラスチーム。そこへ救援に駆けつけたシルビア。
・シルビアのハート・ハイブリッド・ギア「タロス」はパクリ感満載のパワードスーツ。ガウウォークで登場して右手は「ビッグオー」左手は「バトロイド・モンスター」
・ラグルスを真っ二つにしたシルビアと思ったら斬られたのはイメージだったという腑に落ちない演出。
・負けたことに激昂したラグルスは核爆発並の自爆を慣行。それを収拾しようとシルビアは小型ブラックホールを生成。その一連の動作は明らかにシルビア死亡展開を確定させているのにシルビアは無事という腑に落ちない演出。
・今回はバトルのみでエロ無しかと思ってたら、マスターズがゼルシオーネの精神支配によりスッポンポンで自慰行為に。
ストーリーも見えない所が多いのに、どうまとめるのだろう?{/netabare}
第12話 アイネ-AINES-(最終話){netabare}
え~~~~~・・・・・・・・・続くの?ってゆうかつづけられるの?{/netabare}

なんとか完走。
「聖剣使いの禁呪詠唱」も酷かったけど、まだオチてる分ましに思える。
原作イラストのHisasiさんは、いい絵描いていただいてたのに・・・

近年としては、なかなか酷いモノを見せていただきました。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

エロス、ゼロス、クロス、ネロス、タロス…どれも「接続改装」の名前ですよ…

この作品の原作は未読ですが、ラノベ系は嫌いじゃないので視聴を決めた作品です。
まぁAT-Xで年齢視聴制限があるので方向性は何となく分かっていましたが…

この物語の舞台は異世界から出現した魔導兵器によって人類は世界各地に点在する海上フロートに退避し地上奪還の機械を伺っていました。
そんな時、主人公である高校2年生の飛弾 傷無が姉の命令で太平洋沖にある日本フロートにやってくる事となりました。
彼は少年時代に「接続改装」と呼ばれるギアを埋め込む手術が施された関係上、同じくギアを所有する人のパワードスーツの能力を飛躍的に高めることができる能力を有していたからです。

この能力を使用する事で、これまで苦戦を強いられてきた魔導兵器との戦いに光明が見出せる…
但し、それは主人公とギアを所有する女の娘とエッチな行為(接続改装)をしなければいけませんけれど…
発想の自由の下に生まれたこの設定…突っ込みどころは満載ですが、この作品の原型は2012年の第18回スニーカー大賞で優秀賞を受賞したそうです。
人気があって評価されたからアニメ化される…正に自然の摂理だと思います。
だから細かい事をゴチャゴチャと突っ込む前に純粋に作品を楽しもう…という視点で視聴しました。

主人公の傷無は、日本フロートの「接続改装」ギアを有するチーム「天地穹女神(アマテラス)」の隊長に抜擢される事になります。
そしてチームメイトは…お約束ですが、全員女の娘で全員美少女です。

千鳥ヶ淵 愛音(CV:影山灯さん)本作のメインヒロインでギア「ゼロス」を所持者している銀髪ロングが似合う頑固で恥ずかしがり屋さん。
ユリシア・ファランドール(CV:赤﨑千夏さん)ギア「クロス」を所持するアメリカ人で、遠距離攻撃と圧倒的火力が武器。
姫川 ハユル(CV:長妻樹里さん)ギア「クロス」の所持する黒髪ロングで中距離戦が得意な「日本のエース」
シルヴィア・シルクカット(CV:木野日菜さん)ギア「タロス」の所持者で彼女のみ中等部の生徒です。

愛音、ユリシア、姫川はアマテラス結成当初からのメンバーで、後にシルヴィアがチームに加わる事になるのですが…
物語の進展に伴い、色んな事が明らかになっていきます。

気心の知らない人から身体に触れられる…
確かにあまり気持ちの良いモノではありません。
女性なら尚更そう思うのでは無いでしょうか…

確かに傷無と女の子との接続改装は、パワードスーツの能力を高めます。
でもそれだけじゃありません…戦い、傷付いた身体を癒す効果もあったんです。
それはパワードスーツのエネルギー残量を決して無くしてはいけなかったから…
でも、もしみんながそれを知ってしまったら…戦えなくなっちゃいます。
だから傷無はその事を胸に秘めながら陰に日向にとチームのサポートに徹するんです。

だから接続改装はただの手段…根底には「誰一人として欠けちゃいけない」という強い意志と、「絶対守ってみせる」という優しさがたくさん詰まっていたと思います。

接続改装…最初は絶対嫌だったと思います。
アマテラスは誰よりも日本フロートを守りたいと強く思っているんです。
だから自分が仲間の足を引っ張ったり、自分のせいで穴を開けるのを何より嫌っているのです。
そんな彼女たちが接続改装によって見違える様なパワーを手にすることができたら…
そしてそれを自分もはっきりと自覚する事が出来たら…
この作品では、そんな彼女たちの心境の揺らぎまでしっかり描いています。

高校生3人組はこれで良いと思います。
でも中等部のシルヴィアは全然別でした。何故なら彼女はギアがインストールされていなかったのですから…
それでもシルヴィアはアマテラスの一員として輝かしい働きをするのですが、そこまでの過程や魔導兵器との戦いの顛末については、是非本編でご確認下さい。
大いなる意志の力…をきっと感じる事が出来ると思います。

オープニングテーマは「miele paradiso」
エンディングテーマ「ちッ」
どちらも野水いおりさんが歌っています。
どちらもカラオケでチャレンジしてみましたが、個人的にはエンディングの方が好みです。

1クール12話の作品でした…けれど、物語的には終わった気が全然しません。
最終話の最後に新キャラが登場するんですもん…
まぁ、最後に「to be continued」とテロップが出たので、そのテロップを信じて今後の続報を待ちたいと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14

kwm さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

糞アニメ好きにお勧め!一周回って面白い

数年ぶりにアニメで呼吸困難になるほど笑った作品。
一部地域で予定されていた放送が中止され、それを小耳に挟んだ事が視聴するきっかけとなった。
真面目に楽しめるアニメ作品を探している方には全くお勧めできない。

「魔法戦争」「むさしGUN道」「こいこい7」等、糞アニメを楽しめる人にはお勧めしたい作品の一つ。

突然開いた異世界へと通じるゲートから現れた敵勢力と闘う主人公達の活躍を描いた所謂エロアニメに分類される作品。

複数のヒロイン達が使用する専用兵器のエネルギーを回復するには「彼女達にHな事をしなければならない!(公式原文ママ)」という設定で、色んな意味でこれが全てと言ってもいい。

尚、エロを設定で強制してしまう事で不自然さが浮き彫りとなってしまうせいか、いやらしさは全くない。

青空のもと公共のベンチに座っているヒロインが突然胸元を露わにして主人公がそれを揉み始めたり、戦場のど真ん中で傷ついたヒロイン達とおっぱじめたり、この世界では通常では考えられない事が当たり前のように起こる。

如何なる状況からでも強引にエロにねじ込んでいくこの力技は、完全に笑いを取りに来ているとしか思えない。

エロシーンからそのままの流れでシリアスなシーンへ突入して行き、全員ケツ丸出しのまま感傷に浸り始めた時は笑いすぎて呼吸困難で死ぬかと思った。
危うく死にかけたぜ。

回を増すごとに崩壊していく作画は静止しているキャラの体のバランスすらおかしな事になっていき、「公開される作品が多すぎて序盤を丁寧に作らないと見てもらえない」という今のアニメ業界の厳しさが感じられた。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10

54.4 14 戦闘でラブコメなアニメランキング14位
コメット・ルシファー(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (323)
1703人が棚に入れました
青く輝く鉱石、ギフトジウムに覆われた大地、惑星ギフト。

ソウゴ・アマギはギフトジウム採掘で栄える街、ガーデン・インディゴに住む純朴な少年。希少な鉱石を集めるのが趣味のソウゴは、ある日、同級生のカオン、ロマン、オットたちが引き起こす騒動に巻き込まれ、鉱山跡深くの地底湖へと迷い込んでしまう。

そこでソウゴは不思議な少女と出会う……

風にそよぐ青い髪、まっすぐに見つめる赤い瞳。

いったい彼女は何者なのか、この出会いがソウゴに何をもたらすのか。

そしていま、結ばれた絆が冒険への扉を開く――。

いま冒険の旅がはじまる。君と仲間と、運命を連れて。

声優・キャラクター
小林裕介、大橋彩香、高橋李依、寺島拓篤、諏訪彩花、水瀬いのり

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

その様に物語を纏めてきましたか・・・

この作品は、オリジナルアニメだったんですね。レビューを書くためにwikiをチラ見するまで知りませんでした。
でも、色彩の淡い・・・可愛らしいキャラデザに惹かれたのと水瀬さん、三森さん、大橋さんが出演されるのを知り視聴を決めた作品です。

この物語の主人公は、鉱石採取を趣味としているソウゴ・・・彼は暇さえあれば近くの谷底に行き、かつて母が生前に教えてくれた光る鉱石探しに精を出していました。
そんな彼の努力が実を結んだのか、ある日赤く光る鉱石を見つけるのですが、その後の成り行きでクラスメイトのカオンと、彼女を許婚として執拗に追い回すロマンとオットとのトラブルに巻き込まれてしまい、ソウゴとカオンは大きな穴から地下の洞窟のような場所に落っこちてしまうのです。

落っこちるというアクシデントはありましたが、何とかロマンらから逃げ切り出口を探していたところ、地底湖が光り輝き鍾乳石の中から一人の少女が出てくるんです。
その少女の出現とほぼ時を同じくして大きなロボットが突如表れ、少女を捕まえようとした時、白に緑のラインの映えるもう一台のロボットが表れ、ロボットの行動を阻もうとするのです。
それはまるで少女を守るかのように・・・
ソウゴとカオンは気を失った少女を抱きかかえながらその場を離脱し・・・物語が動いていきます。

その少女はフェリア・・・そして彼女の自称守護者である謎の石モウラは、ひとまずソウゴの家に身を潜める事となるのですが、フェリア・・・この時点から可愛らしさが暴走していたと思ったのは私だけでしょうか^^;?
辿々しい言葉遣い・・・天真爛漫な性格・・・そしてまるで生まれてきたばかりの赤ん坊の様に無垢なんです。
そのため、物事の善し悪しの判断が付かなかったり、時にはやり過ぎてしまう事もあるのですが、それらを引っ括めて彼女の魅力なんだと思います。

フェリアはカオン、ロマン、オットとも直ぐに打ち解け、ソウゴの家は優しさと温かさで包まれているようで・・・
そんな時間がずっと続いて欲しい・・・そう思えるまで多くの時間は必要ありませんでした。
でも人間って欲しいモノを手に入れるまで中々諦められませんよね^^;?
地下洞窟でフェリアを捕まえようとしていた一行は・・・全然諦めていませんでした。

油断・・・だったのかもしれません。
それはごくありふれた日常のほんの一瞬の狭間でしかない僅かな時間・・・
でも「その筋のプロ」なら造作もないんでしょうね・・・^^;
あっという間にフェリアを奪われてしまうのですが・・・ここから物語のスケールが一気に大きくなっていくと共に・・・何度も胸が痛みました^^;

フェリアは一緒にいたいと思っているだけ・・・何も悪い事はしていません。
それはソウゴ達も同じ・・・静かに、皆んなで仲良く生きていければそれでいい・・・
何かを変えたいと思っているわけでもなく、特別な力とかが欲しい訳でもないんです。

でも、歯車って・・・回り続けるうちにガタがくるのでしょうか・・・
自分の気持ちが分からなくなったり・・・
気付いたら「いつもの指定席」にいるのが自分じゃなくなっていたり・・・
応援したい気持ちも本心・・・けれど自分だって本心を叫びたいのにできなかったり・・・
大きなやり取りがある訳ではありませんが、登場人物の心模様が巧みに表現されていると思います。

でも胸の痛みはこれだけではありません。
一番胸が傷んだのはフェリアを狙ったホントの目的でしょうか・・・
あんなに泣いているのに・・・
あんなに嫌がっているのに・・・
フェリアはモノじゃないのに・・・
私にできる唯一の事は、サヨナラ逆転満塁ホームランでフェリアがハッピーエンドを迎えられるように祈る事だけ・・・
結構心を込めて精一杯願ったんですけどなぁ・・・^^;
勇気・・・優しさ・・・沢山の思いの詰まったラストだったと覆います。
気になる方は是非本編でご確認願います^^

オープニングテーマは、fhánaさんの「コメットルシファー 〜The Seed and the Sower〜」
エンディングテーマは、大橋彩香さんの「おしえてブルースカイ」他4曲でした。
fhánaさんの高音域の歌声は聞いていてとても気持ちが良いです^^
カラオケで歌っても気持ち良かったです^^;

1クール12話の作品でした。1クールの中でしっかり纏まった作品だと思いました。
フェリアを追跡する相手の説明がもう少しあったらとより理解が深まったと思いました。
でも、声優さんも合っていたし作画も綺麗・・・そしてロボットの動きも迫力があって良かったと思います。
しっかり楽しませて頂いた作品になりました^^

投稿 : 2024/06/01
♥ : 20

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

作品そのものの感想というよりは、どうしてこんな作品が出来上がってしまったのかって点が気になる作品

とりあえず一話を見ただけでも「あの幅寄せ殺しにきてるだろ」「あの高さから落ちで無事かよ」「結婚よりも安否気にしろよ」「ロボが捉えた映像送れよ」などなど、
色々おかしな部分が目立つが、そのおかしさは最後まで続くので、
一話で全体のノリが把握できるようになってるのはある意味良心的なのかも(一話切りするかどうかという意味で)

そして個人的な関心はタイトルで書いた通り、作品の感想というより、どうしてこんな作品になってしまったその経緯のほうが気になって仕方ないことに。

ちょっと関係ない自分語りをしてしまうけど、確かあれは何年前だっけかなぁ、
同人誌だか雑誌の記事だか忘れたけど、そこで見たアニメーターの愚痴を思い出します。
内容は、とあるOVA制作に関する話で、可愛い女の子(ヒロイン)の絵を見せられて「この作品作るの手伝ってくれんか」と仕事の依頼が来たとのこと。
てっきり女の子が描けるものだと思って引き受けたら、実際に回されてきた仕事内容はオッサンを描くだけだった、というちょっとした笑い話。
なのだけど、こういったマインドは現在でも変わってないと思います。
女の子で騙し討ちってことじゃなく、アニメーター(絵描き)が「描きたいシーン」と、
ストーリーの展開上「大して描きたくもないけど描かなくてはいけないシーン」があるということ。

で、この作品は後者に当たる部分を極限まで取っ払って作ったような印象。
取っ払ったというより、アニメーター(原画になるのか?)に描きたいシーンを尋ね、それに合わせてストーリーを組み立てたって感じ。
脚本家ごとに好きなように書かせて~って方式だと戦国コレクションのようなオムニバス形式になるけど、
絵描きに好きなように描かせて~ってやるとこういう形になるのかー、と思って見れば、また新たな楽しみ方が見つかるかも知れない。

例・ヒロインが序盤幼女であった必要性は大してないのだけど「幼女描かせろ~」って声があったのではなかろうか。
主人公がロボに搭乗する必要性も同様、コクピットでうおおーと叫ぶシーン描きたい→じゃあそうしましょうって流れで決定したんではなかろうか。
等々、不自然な部分は全て「だってそれが描きたかったんだもん」という意図で出来上がったものだと思うと色々と納得できてしまう。

これまた話が逸れて恐縮なのだけど、アニメーターに好きなように描かせたらどうなるかっていうのは、
シリーズ全部がそれっていうのは稀有だけど、数分程度というのであれば既存作品でもいくらでもある。
ぱっと思いつくのはもえたんのロボとプリンセスラバーの魔法少女。
これらは総じてどこかで見たシーンの焼き直しで、コメットルシファーがそれらの要素ばかりで構築されてるのもこれまた納得。
オリジナリティ云々よりも、あのとき見たあのシーンを自分の手で再現したいって気持ちの方が先に出るのだろうか。
そこら辺を上手く調理した最右翼はエヴァになるので、コメルシもまとめ役がもうちょい頑張ってくれればエヴァのようになってたのかも…知れない?
この問題は1か0ってものではなく比重に関わることなので、難しいんだろうけどねー。

けど、これにより「コメルシで好きに描かせたんだから、次の仕事はこのカット(誰も書きたがらない面倒なシーン)描いてよ」と頼みやすくなるのかも?
もしコメルシが人気作品になってたら「コメルシと同じでいーじゃん、そんなの描きたくないよ」と突っぱねられてしまうので、
不人気に終わったのは幸いなのかも知れない。


ところで、上記の説(現場の描きたがるものを優先した作り)はあくまで仮説です。
どういう姿勢で臨めば楽しく見れるかなーっていういちアイディアに過ぎず、それには矛盾してる箇所が僅かながらあったり。
あの…その…モウラが人間化した姿が…全然可愛くない。
シルエット的にはマクロスFのクランなのだけど、それをあそこまで可愛くなく描くなんて…。
好きなように描かせてあのデザインって考えにくいのだけど、ひょっとしてアニメーターにもB専って居るのか?
それと色彩鮮やかな謎の泉周辺の植物たち…美しい風景ってのを描いてるつもりっぽいけど、自分の目には魔界にしか見えなかったり。
「時間や予算の都合で力及ばず不本意ながらそうなってしまった」って印象は無いので、感性が全く違ってるとしか解釈のしようがない。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7

PPN さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

オリジナルとは、何かね…(´∀`; )

謎の少女フェリアをめぐり主人公たちが繰り広げる
冒険を描いたSFファンダジー作品。
全12話。
エイトビットによるオリジナルアニメーション。


はじめに
この作品好きな方には申し訳ない内容です。
にわか者の感想文です、ご了承下され。


う~ん、何て言えばいいのか…ツッコミ所多々…(;´∀`)アハハ
決して面白くない訳ではないんだけどねぇ。
ストーリーに深みが感じられないっていうのが率直な感想。
バトル、恋愛、キャラの掘り下げなどなど全てにおいて
中途半端で見事に物語全体をボカしてしまっていましたね。
なので、敵・味方双方のキャラクターの存在感もイマイチ。

他作品の良いところをかき集め、詰め込めるだけ詰め込んで
失敗したという印象しか残りませんでしたねぇ。

ロボットのバトルシーンは丁寧かつ迫力ある動きが見られます。
声優陣も若手をメインに起用しフレッシュで好印象。
作画や音楽などもそんなに悪くなかっただけに……。
やはりストーリーの出来が残念な作品だったなぁと(´Д`)


せっかくのオリジナルアニメ、制作側の腕の見せ所のはず。
エイトビット、初のオリジナル作品という事もあり
守りに入ってしまったんでしょうか。
作品の特徴や個性をハッキリと描かなければ勿体ないですね。
次回のオリジナルアニメはもっと個性的、もっと思い切った
「エイトビットならでは!」という作品を期待しています!!



《キャスト》

ソウゴ・アマギ(CV.小林裕介)
フェリア(CV.大橋彩香)
モ・リティカ・ツェツェス・ウラ(CV.水瀬いのり)
カオン・ランチェスター(CV.高橋李依)
ロマン・ヴァロフ(CV.寺島拓篤)
オット・モトー(CV.諏訪彩花)
ハジメ・ド・モン(CV.三宅健太)
マルヴィナ・アニアンス(CV.三森すずこ)
ガス・スチュワート(CV.浜田賢二)
パトリック・ヤン(CV.田村睦心)
アルフリード・マッカラン(CV.間島淳司)
ジュード・プライス(CV.速水奨)



《主題歌》

OP
『コメットルシファー~The Seed and the Sower~』/fhána
ED
『おしえてブルースカイ』/大橋彩香(第1話~第4話)
『裸足のままでもこわくない』/大橋彩香(第6話~第8話)
『追憶のかなた』/fhána(第9話)
『ヒトツニナリタイ』/大橋彩香(第10話~第12話)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 47

60.7 15 戦闘でラブコメなアニメランキング15位
レンタルマギカ(TVアニメ動画)

2007年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (221)
1695人が棚に入れました
人が思うより、少しだけ世界には魔法が多い人が思うより、少しだけ世界には神秘が多い。臆病で弱気な高校生・伊庭いつきが父の失踪を機に継ぐこととなった魔法使い派遣会社「アストラル」。慣れない社長業に悪戦苦闘するいつきが、個性的な社員たちと共に迫りくる敵と戦う異種魔法戦闘ファンタジー。

声優・キャラクター
福山潤、植田佳奈、高橋美佳子、諏訪部順一、釘宮理恵、伊藤静、小野大輔
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

10年近く愛し続けている作品です

放送が2007年でしたから、もう10年近く経ちます。

レンマギと出会ったのは、私が深夜アニメに手を出し始めた頃でした。
それまではキッズ向けや少年誌原作のアニメばかり観ていたのでラノベ原作のアニメというのがとても新鮮に感じたのを憶えています。

特に私の心をつかんだのは古今東西の魔術・魔法が協力しあって、問題解決をするという設定でした。
槍を使うものもあれば、魔獣を操っているものもあるし、玉串(神社にあるアレ)を振るだけのものもある。装いも違えば攻撃方法も術式もバラバラでどんなバトルが繰り広げられるのかとわくわくしました。
陰陽師・巫女・魔女・魔眼・眼帯・オッドアイというとっつきやすい要素が序盤から登場していたことも胸ときめかせた要因の一つでした。

要するに、厨二病心をくすぐられてしまったわけです。

ところが、専門用語や時系列の多いレンマギでは、知らない間に話が進んでしまって置いてけぼりな状態に・・・

「猫屋敷さんを見続ける為にもなんとかせねば…」
そう考えた私は、原作の購入を検討することにしました。

(アニメに関係がないので折りたたんでおきます)
{netabare}まず目を惹いたのは美しい表紙。UN-GOのキャラクター原案やFateGOの織田信長のデザインを手掛けるpakoさんの絵柄はまさに私の好みにドストライクでした。
しかし、その時点で原作は10巻程度出ており、今考えても小説にしては多い巻数・・・1巻買うと全部揃えるまで気のすまないたちでしたので結構悩みました。
家に帰って1巻を読み始めるとこれがまた読みづらいw一応徐々に読みやすくなっていましたが、8巻くらいまではかなり格闘しました。{/netabare}

原作を読んでアニメと見比べて分かったのは、話の順序が想像よりもバラバラになっているということ。長編ストーリーの大部分が削られていること、そして三輪先生という人物についてです。

まず、物語の順序から突っ込んでいきます。原作は長編・長編・短編集…というペースで結構短編集が出ているため、アニメでも短編を1話とする構成になっているのですが、アニメの物語はわざわざ原作の刊行順に関係なく、バラバラに組み込んであるのです。何故入れ替えたのか、物語の流れからは想像もつきません。
アニメが置いてけぼりになった一員はここにありとみました。

次にストーリーカットについてです。
前述のとおり、レンマギには短編集が多くあり、短編については基本的に1話で制作する為、しっかりと味付けされた物語が味わえるのですが、問題は長編の方です。
原作的に丸々1巻分を使った長編は、物語の進行に欠かせない重要な部分になるのですが、長編の1エピソードがアニメになると、2〜3話にしかならないんです!!
し か も、その中には上下巻を1エピソードとした物語がたった2話になってしまったものも!さて、物語の方はどうなったかと言うと…
以外と纏まってはいたのですが、アニオリとしか呼べない別物になっておりました。
これでは原作ファンは怒っても仕方が無い。
2クールもあるんだからもうちょっとどうにかならなかったのかなと思いました。

さて、もう一点の三輪先生という存在についてです。
アニメの最後の魔術解説コーナーに登場しており、ずっと原作者なのかなと考えていたのですが、原作に魔術考証で携わっている三輪清宗さんという方だそうです。
シュタインズゲートの小説を書いていたり、カバネリやヴヴヴなどのSF考証だったり、がっこうぐらしの脚本などをされている方ですね。

SF考証が入っているだけあって、緻密な魔術描写とそれを最大限活かされた世界観は飽和しているラノベ界においても今なおトップレベルに君臨するんじゃないかと思います。

そんな偉大な原作をもったアニメですから、話の面白さで言えば、断然原作の方が面白いと思えます。
しかし、ちょっとでも原作の片鱗をみせるアニメが、つまらないなんて事は、まずありえないですし、アニメにはアニメのいい所があるので、その点について、物語以外の評価で触れていきます。

声優の評価
メインキャストの声優陣がとにかく豪華です!
福山潤・植田佳奈・高橋美佳子・諏訪部順一・釘宮理恵・伊藤静・名塚佳織・小西克幸・安元洋貴・甲斐田裕子・藤原啓治・小野大輔・櫻井孝宏・宮野真守と当時でも錚々たる顔ぶれ。
回ごとのゲストキャラの声優もすごいですよ~
このままガンダムも出来てしまいそうです。

キャラの評価
短編メインだったためか、キャラ一人一人にスポットのあたっていたのが良かったです。キャラを楽しむことが目的なら良いアニメなのかな・・・
特に18話ソロモンの絆の隻蓮さんとダフネさんのやり取りは良かったなあ~
準レギュラーポジションの二人の大人の恋の始まりがちょっとベタに終わりは爽やかに描かれているのが良いです。
アニメを観て以来この二人が大好きになりました。
ちなみに、一番好きなキャラは猫屋敷蓮です。

作画の評価
キャラデザが原作とかけ離れているのはやや残念ですが、安定した作画に、雰囲気のある色使いが魅力的でした。

音楽の評価
主題歌
OP コミネリサ「宇宙に咲く」
ED 吉田旬吾「歩いていこう。」
OPは英語と日本語の2バージョンが入れ替わりで使われています。シリアスな魔導バトルものにふさわしいかっこいいOPです。
タイトルロゴになぞらえた十字に歌詞を流しとてもかっこいい演出になっています。
EDは声優が歌っているアストラルvarsionがあり、こちらも入れ替わりで使われています。安らぎのEDです。黒羽まなみちゃんがとっても可愛いです。


総評
原作ファンとしては、絵柄、ストーリー構成的に納得のいかない部分もあるのですが、見返してみるとアニメはアニメで良いところがあるということに気づかされました。
原作も終了し、アニメも特報が無いままもうすぐ10周年を迎えようとしています。もう世間的にはオワコンなんでしょうか。しかし、それでもかまわないと私は思います。いつまでも私の心の拠り所として大切にしていきたい、そんな作品です。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11

霧枝 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

アディリシアさんだけは★5!! 異論はみとめ(ry

アディリシアさん好きです! 結婚して下さい!

作業用BGMを聞いたら”Faith”(コミネリサ)がかかったよ。
なのでレンタルマギカのレビューを書こうと思います。

金髪縦ロールに緑のslanted eyes! 魔術結社”ゲーティア”の首
領にして、名門貴族Mathers家のお嬢様! 
アディリシア・レン・メイザースさんは未だに私の憧れの存在。

痛友に誘われて、アディリシアさんのコスをしてしまった過去は未
来永劫封印するとして、未だにアディリシアさんのフィギュアは大
事に飾ってたりするとかなんとか・・・。もはや家宝!

さて痛いお話は終わりにして、以下アニメの内容。

簡単に言うと、お父さんの失踪により魔法使い派遣会社アストラル
の跡継ぎを任せられた伊庭 いつき君が、個性的なアストラルの社
員(魔法使い)と共に数々の(魔法的な)事件を解決していくと言うス
トーリー。
魔法バトルあり、ヒロインとのラブストーリーありってとこかしら。

メインヒロインはアストラルの社員である穂波・高瀬・アンブラー
さんと、魔術結社ゲーティア首領であるアディリシア・レン・メイ
ザースさんの2人かな。
穂波さんは神戸弁で眼鏡っ娘と言う個性的なキャラ。アディリシア
さんに関しては前述の通りの正統派ツンデレヒロイン。
アストラルには、他に幽霊の黒羽 まなみさん、葛城 みかんちゃん
と言うサブヒロインも居ます。

黒羽さんは”WHITE ALBUM”(ホワイトアルバム)の森川 由綺さんを
彷彿させる黒髪美少女。
みかんちゃんは、くるくると可愛らしいロリロリキャラ。声優さん
は業界に疎い霧枝さえも存じ上げている釘宮理恵さんが担当してい
るんだって・・・。

伊庭 いつき君は妖精眼(glamsight)って言う特殊な眼の持ち主。
普段は眼帯で眼を封印しているんだけど、いざって言う時にはこの
眼帯を外し、妖精眼の力で活躍しちゃう・・・って言う設定なんだ
けど、なんかあんまり格好良く無いかも。
それは妖精眼の設定が、あくまでも”魔物の全てを見抜けるって”
事だけで、妖精眼の力で魔物を直接やっつけるとか、相手の魔術師
を倒しちゃうって事は出来ないから。

なので、アストラルの社員に相手の攻撃予測や、こちらからの攻撃
場所などを指示するだけって立場です。
うん、なんだか微妙だね・・・。

本作ですが、原作を読んだ方からは酷評されているみたいですね。
曰く、時系列をシャッフルしてしまっており、視聴者に混乱を来す。

残念ですけど、もっともかと思います。
私は原作を読んでいませんが、1話冒頭からいきなりフルメンバーが
揃っていて、説明は登場人物の設定やお話の背景の説明が後回しに
なっている事には違和感を感じました。
但し、最後まで不親切かと言うとそう言う訳ではなく、後日のお話
の中でキチンと説明がされます。
また、舞台設定となっている魔術の用語などについても、主人公の
いつき君に説明すると言う設定で親切丁寧に教えてくれます。

なので不親切であるとか、解りづらいと言う事では無いのですが、
問題は観る側の興味を引きつけておけるかどうかだと思います。
そう言う意味で、冒頭で時系列をシャッフルしてしまったのは登場
人物に興味を持つ機会を削いでしまったし、原作を知っている人に
対しては混乱を招いてしまったと思います。

あ、後は主人公であるいつき君が、ともかく優柔不断で頼りない事。
にも関わらずヒロインからは熱愛の対象ってのも違和感あり。
確かに底抜けに純粋でやさしいんだけど、それだけで恋愛の対象に
なるのかな~~なんて冷めた目で見ちゃう自分に自己嫌悪・・・。

お話のエンディングも正直不満。
言いたいこと、伝えたい事は解るけど、当事者が行動を起こそう
と思う原因が余りにも稚拙。そこを納得させないと、誰も感情移
入なんか出来ないと思うな。

後、アディリシアさんと主人公との関係をちゃんと最後まで描いて
よ!! このままじゃすんごく不完全燃焼!!

・・・・・・・・。

ちょっと辛口に書いちゃいましたけど、霧枝は嫌いじゃないです。
この作品。
全24話と長い作品ではありますが、たいていのお話は1話完結で気
軽に観られる点、舞台設定が緻密でキチンと作り込みされている点、
お話のテーマとなる事件が毎回趣向が凝らされており飽きない点、
等がさすがにベストセラー小説である原作のエッセンスがつぎ込ま
れているのかな~?(読んで無いから解らず)と感じるからです。

個性的なキャラも好きです。
キャラ絵も大好きです。(特にアディリシアさん!!)
音楽も好きです。
OPはコミネリサさんの”宇宙に咲く”。
回により歌詞が英語となった”Faith”に変わります。
ともかくコミネリサさんの歌唱力に驚かされる名曲かと思います。

あ、スペシャルアルバム(CD)”THE 縁起物?聴くと幸せになれる
(かも)”に収録されている「紅の伝説」は超お勧め!!
この曲もコミネリサさんで、宇宙に咲くと並ぶ名曲かと思います。
まぁCDの内容自体はどうしょうも無く、正直聞いていると痛いん
ですけどね・・・・。


みなさまからの評判はあまりよろしく無いこの作品ですけど、ア
ディリシアさん好きの霧枝としては、是非次回作をお願いしたい
です。
素材はすごく良いと思うので、もう少し構成を練り込んで貰えれ
ば、きっと化ける作品になると思います。

(最後にひとこと)
レビューを書き終えた後にWikiを見ました。アディリシアさんの
原作でのその後の活躍?が解り、すごく嬉しかったです!!
あっでも本編未視聴の方は絶対Wiki見ちゃ駄目よ。つまんなくな
るから。

アディリシアさんが気になるから、やっぱり原作読んでみようか
な~。

おしまい・・・。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

視ろ!見ろ!

オカルティックファンタジーアクション?全24話。

人が思うより、少しだけ世界には魔法が多い。
人が思うより、少しだけ世界には神秘が多い。

ケルト魔術・ソロモン王の魔術・錬金術・陰陽道・神道
神楽・祓魔式・死霊術・ルーン魔術・密教・禁呪等様々。

其処に所謂「魔眼(妖精眼)」を持つ主人公を軸に展開する。

如何にも和洋折衷で方程式的魔法や神話的なものや伝承
のような曖昧なものも含めたオカルト風の魔法ものです。

主人公他メイン登場人物が高校生位の年齢ということで
学園ラブコメ要素も可也強く盛り込まれている。

序盤は謎展開の伏線張り以外はドタバタなギャグ展開も
あったり、友情や仲間意識やライバルとしての確執など
人間関係中心のエピソードや個々の掘り下げ回想も多い。

メインキャストがひと通り掘り下げられる頃には大きな
伏線が陰謀として露呈して、其々の想いに信念を持って
精一杯立ち向かうという解りやすいストーリー。

其処までのエピソードが結構面白かった。
正直馬鹿にしてた魔眼(眼帯もの含む)で初めて楽しめた。

福山さんが開眼する時の「ルル」と被る台詞の言い回しで
この後逆にルルを視ることになったのだけど・・笑った♪
諏訪部順一さんも掴み所のない雰囲気が良い感じでした。
猫いっぱい纏わりついてて可愛いしw
釘宮さんはどの作品も釘宮病全開ですねw
伊藤静さん・・何でも熟すね・・
植田佳奈は大阪出身か・・

その他の声優も結構良かったです♪
OP/ED他音に関しては可也好みでした。
キャラデザも男女平均のデフォで見易かった。

眼が・・眼が・・の呪力テンプレネタは結構好き。
時々啀み合いの仲裁に使うとかw結構知能犯w


臆病で弱気な高校生・伊庭いつきが父の失踪を機に継ぐ
事となった魔法使い派遣会社「アストラル」。
慣れない社長業に悪戦苦闘するいつきが、個性的な社員
たちと共に迫りくる敵と戦う異種魔法戦闘ファンタジー。


伊庭 いつき(福山潤/大浦冬華※幼少時)
呪力を見る事が可能な魔眼「妖精眼(グラムサイト)」を持つ。
「アストラル」2代目社長。勇花という義妹が居る。
異常なほど恐がり。特徴は右目にある大きな眼帯。

穂波・高瀬・アンブラー(植田佳奈)社長秘書兼教育係
「アストラル」ケルト魔術・魔女術課正社員であり魔法使い。
眼鏡をかけ関西弁(神戸弁)を話す。古びた箒で空を舞う。
大きな帽子に闇色のマント、片手には樫の木の杖。

Adilisia=lenn=Mathers(高橋美佳子)
魔術結社「ゲーティア」首領。名門貴族メイザース家の娘。
ソロモン王の魔術によりソロモン72柱の魔神を行使できる。
胸には五芒星のペンダントを下げた少女。典型的なお嬢様。

猫屋敷 蓮(諏訪部順一)猫をこよなく愛する陰陽術師。
「アストラル」専務取締役兼陰陽道課課長。情報収集が得意。
4匹の猫の使い魔(式神)は青龍、白虎、朱雀、玄武。

葛城 みかん(釘宮理恵)神道系魔術結社本家直系の生まれ。
「アストラル」神道課契約社員。血族から落ちこぼれ扱い。
千早に紅袴という巫女装束に身を包むツーテールの少女。

黒羽 まなみ(伊藤静)事務所の掃除やお茶くみをする見習。
「アストラル」幽霊課契約社員。魔法使い以外には見えない。
自我認識により、ポルターガイストを念動力のように使う。

隻蓮(小西克幸)布留部市にある竜蓮寺の住職で放浪癖。
「アストラル」真言密教課契約社員。武術と武具の手練れ。
常に虚無僧の格好をしており、10代で密教を修めている。

影崎(小野大輔)「協会」における「アストラル」担当者。
中肉中背であまりにも普通すぎる顔他特徴がないのが特徴。
禁忌を犯した魔法使いを裁く「魔法使いを罰する魔法使い」

オズワルド・レン・メイザース(中村秀利)
アディリシアの父で「ゲーティア」先代首領。

ダフネ(甲斐田裕子)「ゲーティア」の徒弟。
石動 圭(櫻井孝宏)「協会」の監査員
ラピス(名塚佳織)12歳くらいに見える謎の少女
フィン・クルーダ(宮野真守)チェンジリング。
城 桔梗(田中理恵)‎鈴香の娘であり、香、みかんの母親

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5

67.4 16 戦闘でラブコメなアニメランキング16位
まほろまてぃっく(TVアニメ動画)

2001年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (234)
1477人が棚に入れました
まほろまてぃっくは、マンガ雑誌『コミックガム』に連載された、アンドロイドのハウスメイド(雑役女中)『まほろ』とその"ご主人様"である中学生の『美里優』を主人公としたマンガでアニメ・ゲーム化もされている。
外宇宙からの侵略者に対抗すべく、結成された組織『ヴェスパー』が生み出した最強の戦闘用アンドロイド『まほろ』。残された寿命の短さからその任を解かれ、残された時間の全てを、少年『美里優』のメイドとして、平穏な生活を送るのだが…。

声優・キャラクター
川澄綾子、瀧本富士子、菊地由美、水野愛日、真田アサミ、荻原秀樹、私市淳、高田由美、野田圭一
ネタバレ

ヒロトシ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

あんどろいどはでんきひつじのゆめをみるかー? 

何気にGAINAX×シャフトという豪華布陣でのアニメです。

{netabare}最強のアンドロイドとして、人知れず地球を外敵から守っていたまほろさん。

おまえらしらなかっただろー?
じつはちきゅうはいま、みぞうのききってやつらしくてなー?
このまえなんかえむなーじゅうはちせいうんからきたというちょっとへんなじしょうひーろーのぎんぴかやろーとわれらがまほろさんはきょうりょくしてがいてきってやつをたおしたんだーとくろちゃんがこうふんしながらいってたよー。くろちゃんここんところてつやつづきだったからなー。ちょっとあたまおかしいなー。でもくろちゃんだからしんじるー。

しかし彼女に残された時間は僅かであった事から、そのまま引退をする事になる。引退後の進路を聞かれたまほろさんは、自分の残り少ない稼働時間をある少年の面倒の為に全て費やすことを決意していたまほろさん。何処かの青いタヌキとは雲泥の差である。タヌキは別にメイドではないけど。

あらすじから察するに悲壮な運命を背負っている我らがまほろさんですが、そんな素振りは露ほど見せず、ただただ優のメイドとして、あらゆる家事・雑務をこなし、優に対しても、慈愛の心で接し、エッチな事には『えっちなのはいけないとおもいます!』と有名な決め台詞を以って優にお説教を噛ましてくれるという、なんとも羨ましい日常をコメディを交えて楽しく見せてくれます。個性的な優の友達・先生も交えて、まほろさんは自分の命が尽きるその時まで、今日も元気に甲斐甲斐しくお世話に励むのです。でもえっちなことはゆるしません!

しかしまほろさんは元々は最強と謳われた戦闘用アンドロイドでありまして、時折挿入されるバトルパートではその実力を存分に発揮、圧倒的な身体能力で敵を翻弄し、正確無比な射撃で相手を攻め立てていくその姿はまさに『最強』と呼ばれた、ありし日のまほろさんでした。バトルパートも実にスピード感溢れ、且つGAINAXらしい独特の演出で魅せてくれます。日常パートとバトルパートのギャップが、この作品の魅力でもあり、只の萌えアニメとは一線を画していると言っても過言ではないでしょう。登場する敵・リュウガも世界観に似合わず、冷酷で容赦のない性格の持ち主であり、後半からは前半とはうってかわって、ほぼシリアス展開一辺倒に。兵器としての役割を終え、平穏な日々を求め、実現させたまほろさん。しかしその日々を再び取り戻さんと、まほろさんは敵に立ち向かっていくのです。しかしそんな状況でもえっちなことは多分ゆるしてくれないでしょう!

話はまほろさん中心に回っていくので、回を追うごとに視聴者が知らず知らずのうちにまほろさんに感情移入させていく構成が上手いと思います。まほろさんは後ちょっとしか生きられないんだよというのは、最初から視聴者に提示されていますからね。しかもエピソード終了毎に『まほろさんがその機能を停止するまで後〇〇日』とか聞いてもいねえのにご丁寧に教えてくれる演出がありまして、それがもう切なさを増幅させるというか。だから前半部分であれだけ楽しそうにはしゃいでいたまほろさんが、後半部分でボロボロになる姿は正直見ていられないですね。私の場合、感情に先立つ部分がどうしても見ているうちに出てきてしまって、シリアス展開はそんなに好きになれませんでした。我侭で勝手な願望ですが、是非とも前半の雰囲気のままで最後まで駆け抜けて欲しかった。

OPの『まほろまてぃっく』のロゴが浮かび上がる瞬間にまほろさんがロゴをお掃除する演出も可愛かったですね。これはしっかり、続編の『もっと美しいもの』にも受け継がれていました。良き伝統だと思います。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ガイナ×シャフトの美少女萌え系微エロ戦闘メイドSF感動もの。

 なんとガイナックスとシャフトの共同制作でした。で、監督が 山賀博之氏です。見ていた頃は制作会社とか全く気にしてなかったです。今知ると、なるほどなあ、という感じです。多分、2006,7年ころに見たと思います。当時としてもちょっと古い雰囲気はありました。

 2001年制作ということでガイナックスはエヴァの劇場公開の熱が冷めた時期かと思います。シャフトも知名度の高い作品はほとんどなく、両社の唯一のメジャー?なアニメだったんですね。

 原作は既読です。なお、1期はほぼ原作準拠ですが、2期はエンディングが違います。とはいっても流れはほぼ一緒です。肌色が結構でてきますが、コミックスよりはマイルドです。手元に原作がないので最後のどこが違うかははっきりとは覚えていません。

 プラグスーツ的な戦闘美少女がメイドをやるというエヴァが意味的に解体されて、エロ要素が露骨になってアキバ的なゲーム萌えのような時代という感じでしょうか。自分でも何言ってるかわかりません。エロゲ的なキャラデザも当時のアニメの特徴だったと思います。
 当時のオタクスノビズム的な引用、つまり宇宙戦艦ヤマト的な「まほろ停止まであと○○日」とか、「マジンガーZ」のジェットスクランダーや「バビル2世」のロデムモドキなどが出て来たり、セルフパロディで「来週もサービスサービス」もありました。

 そういう雰囲気の本作ですが、このオタクたちのSF的な情熱が感じられる作りで、基本の設定はかなり面白いです。

 本作は、AI戦闘ロボットものの名作「ビートレス」やAIと人間の交流を描いたこれまた名作の「プラスティックメモリーズ」などの原型と言えます。
 AIそのものの人格の獲得問題や人間との差異などにはテーマが及ばないものの、使命と寿命そして人間との心の交流を描いたエッセンスだけ抜き取るとかなりレベルの高い作品です。
 ストーリーそのものは分かりやすいですが、一方で設定と破綻のないストーリー構成のレベルが高いので、その点で言っても決して浅い話ではありません。

 日常、学園、微エロ、エプロンドレスというアキバ系のメイド喫茶のようなエッセンスで出来上がっているのに、ちゃんとSFで戦闘美少女で感動もあるのが当時のアニメ(原作コミックス)のクリエータのレベルの高さがうかがえます。
 ですので、深読みしなくてもSF戦闘美少女の感動ストーリーという見方だけで十分に楽しめる作品です。

 2期あるうちの前半なのでまほろの素性と敵が本格的に開示される戦闘で終わっていますので、本作だけでの評価は難しいですが、初めの日常系的な雰囲気からどんどんシリアスが加わってくる構成は話として良かったと思います。

 2001年の作品、しかもガイナックスですので、作画レベルは高いです。キャラデザや線の感じで今より劣って見えるかもしれませんが、特にヒロインまほろの作画はなかなかです。
 雰囲気は当時の萌え絵「ギャラクシーエンジェル」「エンジェリックレイヤー」「鋼鉄天使くるみ2式」の時代と言えばわかっていただける人には分かってもらえる感じです。

 ということで、アキバ系の肌色多目の萌え絵と当時のラノベ的ワルノリに拒否感がなければ、楽しめるでしょう。私は秀作だと思っています。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9

ぱるうらら さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

サモン・ザ・シルフィード!!

「まほろまてぃっく」は漫画原作、1クール(全12話)の、ほのぼの日常・SFアニメです。


この作品は、前半部に主人公の“優”とメイド(元戦闘アンドロイド)の“まほろ”、そして優の友人達や先生との『ほのぼのとした日常』を描き、戦闘から退くように命じられたまほろさんがその日常に慣れ親しんでいく過程をクスクスッと笑えるギャグシーン等を交えた物語となっています。
一方、後半部ではそんな日常から離れ、戦闘アンドロイドだった頃のまほろさんの過去。その生立ちや彼女が作られた目的、主人公との関連性を戦闘シーンを交え、前半部におけるちょっとにた伏線を回収しつつシリアスに表現しています。
故に、作品の雰囲気が前後半で一変しており、すると展開が急ではないかと言われるとそんな事もありません。
前半は、まほろさんのメイドとしての日々として取れますが一方で主人公視点の物語とも取れますし、後半は完全にまほろさん視点の物語。それぞれ話のテンポも良かった。
後半への移り変わりはある一人の人物?が原因であり、少々強引だったかもしれませんが、まほろさんの日常が崩れていく過程、また、後半への移り変わりとしては良かったと思います。


キャラに関しては、“まほろ”さんが可愛過ぎ。ビジュアル面で言えばこれ以外ありえません。
あと、式条先生の倫理と言うものを教える公民の教師のはずなのに、倫理に反しまくっている言動をする暴走キャラというのがとても面白くてよかった。
残りのキャラは、あまり目立たなかったのでその2人を引き立てるための役にしか見えなかった・・・。


ほのぼの系の作品と比べてもなかなか観易く、スルスルと視聴が進みました。作品の若干の古めかしさを感じますが、好き嫌いのあまり出ない様なストーリーで楽しめるかと思われます。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7

68.8 17 戦闘でラブコメなアニメランキング17位
魔法騎士レイアース-マジックナイトレイアース(TVアニメ動画)

1994年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (214)
1169人が棚に入れました
人気作家集団CLAMP原作の初アニメ化作品。後半の展開は、少女漫画を基にした作品としては非常に珍しいロボットアニメとなった。東京タワーへ見学に来ていた女子中学生の光、海、風は異世界セフィーロへと召還される。そこで導師クレフより囚われのエメロード姫救出を依頼された彼女たちは、伝説の魔法騎士となって姫を虜にしたザガート打倒のために立ち上がる。だが、真に倒すべき敵はザガートではなかった?
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

CLAMP×ロボット×異世界召喚

◆総評:原作マンガは今読んでもかなりの魅力作だが、アニメはやや作品コンセプトに難有りか?

1994年~95年にかけて放送された少女マンガ原作・2章構成・全49話の長編アニメということで、さすがに最近のテンポ良く美麗なアニメばかり見慣れていると、脚本・作画・演出等いろいろと粗が目についてしまいました。
ただし、第一章のラスト2話は、かなり意外な展開で盛り上がるのと、第ニ章のラストも結構グッと来る良い展開なので、我慢して見る価値はありました。
全くの新規の方への視聴はお薦めできませんが、これまでCLAMP原作アニメを何本か視聴済みで、ファンになっている方なら、新たな発見もあって楽しめる作品かと思います。

◇以下、原作マンガ読了後の追記。

本作完走後、原作マンガ(『魔法騎士レイアース』(計3巻)、『魔法騎士レイアース2』(計3巻)の全6巻)の方も完走したので、アニメとの印象の違いについて若干の考察を加えます。

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『魔法騎士レイアース』(計3巻)  ※個人評価 ★ 4.4
少女マンガ誌【なかよし】連載期間:1993年11月号~1994年3月号、1994年5月号~1995年2月号(計15回)

アニメの第一章(計20話) ※個人評価 ☆ 3.6
放送期間:1994年10月~1995年3月(※登場キャラ&シナリオは基本的に原作準拠だがエピソードの水増しあり)

『魔法騎士レイアース2』(計3巻)  ※個人評価 ★ 4.3
少女マンガ誌【なかよし】連載期間:1995年3月号~1996年4月号(計14回)

アニメの第二章(計29話) ※個人評価 × 3.4
放送期間:1995年4月~11月(※ただし登場キャラ&シナリオに大幅な違いあり)
----------------------------------------------------------------

・上記のとおり、アニメの第一章は原作の前半『魔法騎士レイアース』にほぼ準拠していますが、第二章の放送が始まる頃には原作のストックが尽きており、この第二章は原作とは別シナリオの展開となっています。
・ただし、第二章のシリーズ構成&脚本自体は、マンガ原作者(CLAMPの大川七瀬氏)が行っているので、アニメ制作側が原作マンガのシナリオを改悪した、というわけではありません。

・原作マンガの方は、マンガの制作技術そのものが20数年前とさほど変化していない(※技術進歩の著しいアニメと違って、その頃から既に完成の域にあった)こともあって、今の基準で見ても相当な魅力作・力作と思いました。
・一方、アニメの方は、本作が制作された1990年代前半~中頃の水準ではシリーズ構成/脚本/作画/演出のあらゆる面に関してまだまだ完成度が低く、

(1) 第一章では、引き締まった内容の原作に、予め決まっている放送回数に見合うように、当たり障りのないエピソードを水増しして、結果的に作品内容を希釈してしまっている印象。
(2) 第二章では、そもそも原作には登場しない重要キャラを複数登場させ、シナリオ自体も原作とは大幅に違ったものに変えたが、その際に、原作の方に一貫して伏流し、アニメの第一章でもその片鱗の伺えたシナリオ&キャラ&世界観設定の「CLAMPらしさ」が大きく毀損されてしまった印象が強い。

・本作の監督を務めた平野俊弘氏は、どうやらロボット&アクション作品に強い方らしいので、登場キャラの心情推移の細やかな描写に魅力のあるCLAMP作品(※本作のように一見、派手なロボット&アクションものの顔をしている現作マンガの場合でも、実際には登場キャラの細やかな感情の動きの描写に魅力があってこそ人気が出たものと推測します)の監督としては、やや不適任だった気が個人的にはしました。

※以上、まとめると・・・

<1> 原作マンガの方は、今読んでも十分に楽しめる、内容の引き締まった魅力作と思いますが、
<2> アニメの方は、当時のアニメ化技術の未成熟に加えて、内容面でも原作マンガの魅力が大きく毀損されている感があり、残念ながら、原作マンガを読んでその熱烈なファンになった方以外には余りお勧めできる作品とは思えませんでした。

※なお、本作の数年後に原作マンガの連載が始まり、本作と同じく連載途中でアニメ化の決まった、同じCLAMP原作作品 『カードキャプターさくら』では、本作での経験を上手く活かした?原作者大川七瀬氏が、最初からシリーズ構成を全部担当してアニメ化に際しての制作コンセプトを予め確り打ち立てている印象で、NHK製作アニメという制作環境の良さも加わって、原作マンガ以上にアニメの方が魅力的な作品に仕上がっているように思います。


◆視聴メモ
{netabare}
・光、海、風は揃って14歳(中学2年)
・信じる心が力となる世界セフィーロ
・ザガードは神官なので「猊下(げいか)」
・魔神=マシンつまりロボットなのか?それとも謎生物なのか?はっきりしない{/netabare}

◆作品情報
{netabare}
原作           CLAMP
監督           平野俊弘
シリーズ構成      まるおけいこ・中村修(第1話 - 第18話)、大川七瀬(第19話 - 第49話)
脚本           大川七瀬、まるおけいこ
キャラクターデザイン 石田敦子
メカニックデザイン   山根理宏
音楽           松尾早人
アニメーション制作  東京ムービー新社{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


========== 魔法騎士レイアース (1994年10月-1995年11月) =========
{netabare}
 - - - - - - - - - - - - - - - 第一章 - - - - - - - - - - - - - - - - -
  ^^^^^^^^^^^^ OP「ゆずれない願い」、ED「明日への勇気」 ^^^^^^^^^^^

第1話 伝説のマジックナイト始動 ★ 伝説の魔法騎士セフィーロ召喚(光・海・風)、導師クレフの託言、光の魔法
第2話 沈黙の森の創師プレセア ☆ 創師プレセア&モコナとの出遭い、初めての武器、エテルナへの出発
第3話 謎の美少年剣士フェリオ ☆ 意思の世界、風&フェリオの共戦、沈黙の森脱出
第4話 執念の魔操士アルシオーネ ★ 海負傷、光奮闘、海の魔法、風の魔法 
第5話 伝説の鉱物エスクード ☆ 平面の泉、エメロード姫、アルシオーネ撃破
第6話 命をかけたプレセアの武器 ☆ セフィーロ崩壊の始まり、召喚士アスコット、召喚獣アトランテ襲撃、騎士の剣、プレセア死亡
第7話 捨て身のフェリオ砂漠の恋 ★ 剣士フェリオの迷い、召喚獣パジェロ、剣の成長(風)
第8話 召喚士アスコットの恐怖の罠 ☆ 魔物の跋扈する村、召喚獣ビガー(ひかり)、剣の成長(光)
第9話 マジックナイト最大の危機! ☆ アルシオーネの執念、海の迷い(東京タワー)、剣の成長(海)
第10話 よみがえる伝説の魔神セレス ★ 召喚獣カペラ、海の神殿、魔法騎士の証し(海)、第一の魔神復活
第11話 異世界セフィーロの魔神伝説 ★ 神官ザガート襲来、エメロード姫の救助依頼、フェリオとの再会、村人の襲撃、フェリオの機転
第12話 恐るべき幻惑士カルディナ ☆ 導師クレフ&エメロード姫の幻覚、海の召喚士アスコット説得 
第13話 この世界でいちばん大切なもの ☆ 金の亡者カルディナの懐柔 ※脚本いまいち
第14話 光、海、風のゆずれない願い ☆ 魔物は不安・恐怖の現実化、光の孤独な奮闘、魔法騎士への意思 
第15話 第二の魔神・空神ウィンダム ★ イノーバの策略(セラ、人質フェリオ)、魔法騎士の証し(風)、第ニの魔神復活
第16話 強敵!剣闘士ラファーガ ★ セフィーロ崩壊の危機、の親衛隊長 
第17話 イノーバの正体とよみがえる記憶 ★ 聖獣イノーバ、フェリオの素性・記憶の封印解除
第18話 最後の魔神・炎神レイアース ★ ザガート襲来、魔法騎士の証し(光)、最後の魔神復活 
第19話 対決!魔法騎士 VS ザガート ★ セフィーロの理(ことわり)、ザガートの魔神、合体魔法(光の螺旋)、「どうか、自由に」
第20話 伝説の魔法騎士! 驚異の真実 ★★ 姫の異変、姫の真意、帰還、三人の願い

 - - - - - - - - - - - - - - - 第二章 - - - - - - - - - - - - - - - - -
  ^^^ OP「キライになれない」、ED「ら・ら・ば・い〜優しく抱かせて」 ^^^

第21話 出発(たびだち)と新たな絆 ★ 東京タワーでの再会、再召喚、クレフとの再会
第22話 セフィーロと三つの国 ☆ 柱不在のセフィーロ、プレセア・三魔神との再会、オーロザムの挨拶(イーグル)
第23話 オートザムの侵攻とランティス ☆ フェリオ&ラファーガ達との再会、ランティス(ザガート弟)&妖精プリメーラ登場
第24話 魔法騎士と戦艦NSX ☆ 避難民の少女ミラ、オートザム戻りのランティス、アルシオーネ再襲来
第25話 光と夢の中のノヴァ ★ アルシオーネの異変(邪悪な気配)、ノヴァの呼びかけ、イーグルとの対話、アスカ登場
第26話 魔法騎士とファーレンのアスカ ☆ ファーレン第一皇女アスカの幻術 
第27話 セフィーロの柱の秘密 ☆ 主を待つ王冠、光の夢に出てくる謎の存在(デボネアとノヴァ)
第28話 光とランティスの危険な旅 ☆ 城の外の世界、アルシオーネとランティスの出遭い  
第29話 イーグルと捕われた光 ★ NSXクルーと光の交流、極度に機械化された国オートザムの危機
第30話 ノヴァと悪魔の魔神レガリア ★ レガリアvs.レイアース、デボネア出現、折れた光の剣
第31話 チゼータの移動要塞と戦えない光 ☆ チゼータの侵攻 
第32話 海・風とファーレン・チゼータ ☆ 光の苦悩、巨大サイユン、海・風囚われる
第33話 光の願いとプレセアの秘密 ☆ プレセアの双子の妹、光の剣の再練成
第34話 光と引き裂かれた友情 ☆ 続き、イーグルの病気発覚
第35話 海とタータ・タトラの野望 ☆ 海とチゼータの姫たちの交流、風とアスカ姫の交流
第36話 風対アスカ! 命がけの弓勝負 ★ 風のアスカ説得、フェリオの風救援 
第37話 甦れ! 光の剣 ★ ノヴァ一時撃退、デボネア一時撃退、アスコット負傷
第38話 イーグル・セフィーロ城総攻撃! ☆ 戦艦NSXの砲撃、クレフの防御魔法の限界、オートザム機(FTO、GTO)vs.魔法騎士達
第39話 セフィーロ城 大混戦! ★ 魔物の城内出現、イーグル捕獲、デボネア王冠奪取失敗、エメロード姫の声
第40話 魔法騎士とひとときの安らぎ ★ 過去のセフィーロ(光の幻視)、柱が無くても花が咲く世界
第41話 ノヴァとの戦いと魔物の正体 ★ ノヴァのランティス襲撃、王冠の鼓動、魔物を生み出すもの(恐怖心)の克服、光の恋心の行方
第42話 巨大サンユン VS NSX! ☆ アスカの成長(セフィーロの柱断念)

  ^^^^^^^^^ OP「光と影を抱きしめたまま」、ED「いつか輝く」 ^^^^^^^^^^

第43話 王冠の部屋と柱の記憶 ★ デボネアの所在、王冠の変化、柱の有資格者
第44話 真剣勝負! 海 VS タータ・タトラ ☆ チゼータの敗北宣言、セビル&アルバ登場
第45話 絶体絶命! ランティスの危機 ☆ ノヴァの正体、ランティスの躊躇い・負傷 
第46話 光・衝撃! ノヴァの真実 ☆
第47話 真の柱は!? 光か、イーグルか!? ☆ 
第48話 果てしない戦い! ★ イーグルの自己犠牲
第49話 勝利への道! 信じる心が開く明日! ★ 対デボネア最終決戦、セフィーロの新しい出発、帰還{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)22、☆(並回)26、×(疑問回)0 個人評価 ☆ 3.5 



============= 魔法騎士レイアース OVA (1997年7-12月) ============

全3話 ※未視聴
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)0、☆(並回)0、×(疑問回)0 個人評価 

ED 「All You Need Is Love」

投稿 : 2024/06/01
♥ : 25

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

少女たちの心の強さで世界を救う。バトルの王道のすべてが詰まった作品。

●はじめに
”カードキャプターさくら”など、有名作品がたくさんあるCLAMPが原作です。

この作品は、第1章(20話)と第2章(29話)に分かれています。

それぞれでストーリーの雰囲気がまったく違うので、1章と2章に分けてレビューを書きたいと思います。うん、長くなりそう!笑


●ストーリー
【1章】
獅堂光(しどう ひかる)、龍咲海(りゅうざき うみ)、鳳凰寺風(ほうおうじ ふう)。

3人はエメロード姫によって、セフィーロという異世界に召喚される。

エメロード姫は神官・ザガートによって幽閉され、セフィーロの平和を祈ることができず、世界は崩壊の危機に瀕していた。

3人は導師・クレフから”魔法剣士(マジックナイト)”となり、セフィーロを救ってほしいとお願いされる。


魔法、剣、ロボット…。バトルの王道がすべて詰まっています。戦うのは女の子だけど。

「戦士がお姫様を救い出して世界を救う…。まるで王道のRPGだわ。」
と、作中で海ちゃんが話していますが、まさにその通りです。

王道なのにおもしろい。わくわくする。まさにバトル作品の原点なのだと思います。

20年前の作品というのが信じられません。

今見ても普通に、というか期待以上に楽しめました。

原作を小学生の頃に読んでいたので、ザガートの真の目的など、ストーリーの核はなんとなく覚えていたのですが、

それでもラストは感動(;;)つい涙が…。


【2章】
異世界での戦いが終わり、元の世界に戻ってきた3人。

深い後悔と悲しみを抱えた3人は、何者かによって再びセフィーロに召喚される。

柱を失ったセフィーロを狙って3つの国が攻めてきていた。

3国は、セフィーロの新の柱の座を狙っていた。

新しい柱が決まるまで、セフィーロを守り切れるのか…?


2章はロボバトル展開が主でした。

漫画もアニメも、2章の途中でつまらなくなって見るのやめたんだよねー。

今思うと、2章はとても展開が遅く感じたことが原因かな。

セフィーロvs3国なんだけど、なかなかの膠着状態。

マジックナイト3人の別行動が増えてきて、それぞれのストーリーがあるから、軸のストーリーがなかなか進まない。

だから展開が遅く感じて、飽きてしまう。

ラストはさすがの展開でしたけどね。

特に最終話はよかった。これだけは、1章で終わっていたら感じることのできない感動でしたね。

【総評】
同じ作品だけど、1章と2章では雰囲気が全然違います。それを簡単にまとめてみると、
<1章>
・勢いのあるかっこいいバトル。
・ストーリーおもしろい。軽い。笑いも多い。
・展開がさくさく軽く進む。
・お姫様を救うために冒険する王道のRPG。
・あっという間。

<2章>
・戦うことの無常さを強調。
・ストーリー微妙。重い。進まない。
・展開が重くて胃もたれ。
・恋愛要素多い。イケメン多い。恋の矢印出過ぎで複雑。笑
・戦争。守る自国と攻める他国。
・長い。

ざっと書いただけでこんなに違う。

同じ作者、同じ作品でここまでテイストの違うものが出来上がるってある意味すごい。

●バトル
【1章】
1つ1つのバトルが1話の中で終わります。

下手に引っ張らない分、あっさり見れるのも見やすいポイント。

魔法も防具も武器も、戦いを経験する中でだんだん成長・進化していき、飽きることがありません。

戦う女の子、かっこいいなあ。下手な男主人公より、全然かっこいいですww

【2章】
1つ1つのバトルが長いです。「もういいよ~早く決着つけてよ~。」という感じ。

勝ち負けではなく、バトル中に何かトラブルが起きてバトル中断、後日再開、という展開が多かったかな。

1章ですべて出し切ったのか、魔法も防具も武器も、ほとんど成長しません。

その代わり、敵キャラや新キャラの術やロボットが見どころ。


●キャラクター
【1章】
この作品のすごいところの1つと言っていいと思います。

キャラが重厚。アニメオリジナルの敵キャラはいまいちだったけど。

主人公の3人は、ちぐはぐなようで、なんだかんだいいトリオ^^

元気で正義感に燃える・光。
やかましくてフェンシングが得意・海。
切れ者のお嬢様・風。

プラス、謎の生物モコナww

モコナかわいいよー、もふもふしたい。笑

そして旅の途中で出会う剣士・フェリオ。

このフェリオが登場するたびいけめんでテンション上がりすぎてやばかったwww

さすが少女漫画が原作、乙女心をわかってらっしゃるwwwww

【2章】
1章のキャラ+新しいキャラ。

キャラに関してはさすがというべきか、まったく勢いが落ちません。濃厚。そしてイケメン。笑

敵国のキャラもいいので、憎めなかったよ。

特にイーグルはよかったよ。何度「イーグルーーーー!!!」と心の中で叫んだか。笑

でもやっぱり1番は最後までフェリオだったな。風ちゃんがうらやましすぎてたまりませんww

そしてアスコットの変化には爆笑wwwwどう努力すればああなるんだよwwww

欲を言うと、全ての戦いが終了した後の、キャラのその後をもっと知りたかったな。


●作画
こればっかりは、20年という時間には勝てません(笑)

「おい、作画www」と突っ込みたくなることがありますが(特に1章)、それは仕方ないですね^^;

それでもバトルシーンはなかなかのものなのではないでしょうか?

後半は見ていてほとんど違和感なかったし。


●音楽
【1章】
OP「ゆずれない願い」は、今でもまったく色あせない伝説の神曲です。

私個人にとっても、思い出がありすぎて語りつくせない1曲です(笑)

聴いたことがない人は人生損してますよ!!!笑

ED「明日への勇気」も、久しぶりに聞いて大好きになりました。

なんと元気のもらえる曲!!明日からも頑張ります!!

【2章】
OP「光と影を抱きしめたまま」は、「ゆずれない願い」同様時代を越えても色あせないですね。大好きです。

2章の雰囲気にもよく合っていました。


●まとめ
全49話で、見るのになかなか時間がかかりました。

個人的には、1章はおすすめ。楽しめました。でも2章は見なくてもよいかな。

きちんとした完結を望むのであれば、頑張って2章も見てください。笑

投稿 : 2024/06/01
♥ : 25
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

貴重なファンタジー×ロボットアニメの系譜にも連なる90年代ヒロイン

原作少女マンガは未読。

番宣や、OPアニメーション。中学生ヒロインズ3人による、
"魔法騎士(マジックナイト)”姿への華麗な変身シーン(ヌードのシルエット)だけ見ると、
テレ朝が、月に代わっておしおきするセーラー服美少女戦士で一世を風靡したのに対抗して、
日テレが同じ『なかよし』から変身ヒロインでも発掘して来たのか?
との第一印象を当時抱き、私は胸を時めかせ(鼻の下を伸ばして)いましたが、違いましたw

実際には、別に毎回の変身バンクがあるわけでもないファンタジーアニメ。
特に前半の第一部は、心のあり方が全てを決する異世界・セフィーロにて、
自らの心の弱さを乗り越えることで未来が切り開かれる。
剣と魔法の胸躍る冒険活劇が、音楽・松尾早人氏、音楽監修・すぎやまこういち氏による、
ロープレ感溢れる熱いBGMと共に、繰り広げられます。
必ずしも勧善懲悪でもない。ラスボス側にも世界に対して言い分がある。
この辺りにも往年の大作RPGの要素なんかを感じて、胸が高鳴ります。


対して後半、第二部は、拠点防衛戦が主になるため、
冒険感が減少して、ロープレ視点では、やや残念な展開……。

繰り返し心の弱さと向き合うテーマ性は良かったですし、
{netabare}ノヴァやデボネア{/netabare}による人の心の暗黒面の体現も、
主題の深化に有効だったとは思いますが、
それも出来れば、各地を3人で冒険しながら葛藤してくれた方が私好みだったかなとも思います。
折角の冒険BGMもやや宝の持ち腐れな感じです……。

ただ一方で、伝説の"魔神(マシン)”登場後、特にこの第二部で、
ファンタジー×巨大ロボットアニメとしての性格も帯びていく点は、
個人的に得点が高いです。
その他、ファイターメカ搭載の巨大戦艦やら、移動宮殿やらも乱入し、
合体なども手描き作画で仕掛けて行くなど、
ロボ好きの一部男子は熱くなって来ます。
但し、{netabare}巨大サンユン{/netabare}に至っては、もはや何のジャンルだか分らなくなって来ますがw

だから今春出たゲーム『スーパーロボット大戦T』(PS4/switch)にて『レイアース』参戦!
と聞いた時は、自分は別に『スパロボ』プレイするわけでもないのに、
これで少女マンガ原作の本作に秘められた、
熱いロボット魂が普及する!と素直に嬉しかったです♪


劇伴だけでなく主題歌もミリオンセラーとなった
田村直美さんのOP「ゆずれない願い」を始め良曲揃い。
いずれも歌詞世界が、心を問う作品テーマに寄り添っていて好感できます。
さらに、いくつかの曲では、光、海、風、ヒロイン3人の名前が
歌詞に埋め込まれたりもして今風に言うとエモいです。


こうして振り返ると、ロープレ、ロボットと少年向けの要素も強かった印象の本作。
それでも、本作は華奢な身体の女子中学生戦士たちが躍動するヒロインアニメ。
色々あったファンタジー衣装の中でも、私は初期からあった
3人各々違う中学校の制服の上から、胸当てやら籠手やらを装備した姿にグッと来ます。

赤セーラー服の光の脇を固める、海、風のふたりはそれぞれ青&緑のブレザーで、
そこへの武具のアレンジには、セーラー服美少女戦士とはまた違った魅力があります。

何より、ヒロイン3人共、しっかり恋し、恋されている。

異世界召喚の舞台となった本作唯一の“聖地”である、
東京タワーの勇姿共々、
光たちもまた、私にとって色褪せない90年代アニメヒロインです♪

投稿 : 2024/06/01
♥ : 20

65.9 18 戦闘でラブコメなアニメランキング18位
探偵はもう、死んでいる。(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (387)
1123人が棚に入れました
「君、私の助手になってよ」巻き込まれ体質の少年・君塚君彦は、上空一万メートルを飛ぶ飛行機の中、探偵を名乗る天使のように美しい少女・シエスタの助手となった。二人は世界の敵と戦うため、三年にもわたって世界中を飛び回り、目も眩むような冒険劇を繰り広げ――やがて死に別れた。激動の日々から一年。高校三年生になった君塚は日常という名のぬるま湯にとっぷり浸かり、ごく普通の学生生活を送っていた。そんな君塚の元に一人の依頼人が現れる。「あんたが名探偵?」同級生の少女、夏凪渚との出会いをきっかけに、過去と現在を繋ぐ壮大な物語が再び始まろうとしていた――。

声優・キャラクター
長井新、宮下早紀、竹達彩奈、高尾奏音、白砂沙帆、松岡禎丞、子安武人
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

ラノベはもう...

放送前からtwitter等でやたら持ち上げられてるラノベということで、絶対につまらないだろうなとは思っていたが、予想をはるかに超えるつまらなさだった。
キミ戦レベルでは楽しめるだろうと思ってたがまさか、おさまけに近いレベルだとは...。

{netabare}
良かった要素は一つもない。
まず、こんなふざけたタイトルにも関わらず推理要素が一切ない。
そして探偵のシエスタも実質死んでない(?)上に、やたらと登場してくるという。
せめてこんなタイトルなら一話以降シエスタ出すなよと。
結局シエスタ出さないと人気でないから無理里出してるようにしか思えない。
シエスタ出てる回の方が多かったしね。

そして、ストーリーはあまりにガバガバで粗末。
書いたらキリがないから書く気が失せる程にガバガバ。
一話毎の感想に結構書いてるけどそれでも書ききれてないレベル。
特に酷かった部分を3つぐらい書く。

まず、一話の序盤から酷い。飛行機に銃を普通に持ち込んでる主人公、2-5-2の座席、ご都合戦闘、一話は良かった? そんなことないです...
4話に申し訳程度の推理(笑)があったのだが、他の可能性も考えられるだろって状況でなぜか相手は義眼だと決めつけたり推理とは呼べない。
丸見えな場所からボウガンで目を狙撃しようとする犯人にも笑った。

そして、11話。まず、乗客がいっぱいいるにも関わらずおかまいなしに、船に放火する警察さん。
ギャグとしか思えなかった、よりによって警察って。
なぜかこれが天才的発想のように描かれるという地獄。
そして原作勢が大絶賛してた二巻の伏線回収()?はもっと酷い。
シエスタの心臓を奪いとり、自分の心臓としたヘルがシエスタに意識を奪われ乗っ取られるという謎展開。
からの記憶消去とか言う謎能力、なんでもありすぎて笑った。
あれで感動できた人いるのか?

ほんとに5分おきぐらいに突っ込みどころが出てくるから書いていたらきりがない。

テーマも滅茶苦茶。
一話から耳から樹木を生やした改造人間が出てくる時点で笑ったのだが、
それ以降、狼男、生物兵器、揚げ句にはロボットが出てくるという...

それと、TwitterやYoutubeで神作画!と言って持ち上げられていたが、作画も全然よくない()
一話の戦闘シーンと3話ぐらいのダンスは良かったが、それ以外はほんとに死んでる。
5話のロボの戦闘シーンは顔アップやスライドばかりで終わってたし、10話の背景とかほんとに酷かった。

キャラもきつい。
原作勢が7話神回と叫び、Youtubeではアンチが手のひら返し!みたいな馬鹿動画が上がっていたが、この回が一番酷かった。
きつすぎる。
知的キャラのはずのシエスタがビッチみたいになってるのは誰得なんだ。
酔いとはいえ、シエスタのキャラを視聴者はそんな風には捉えていないだろうし。
そもそもこれを言ったらいけない風潮あるけど、正直シエスタそんなにかわいくなかったかな。
自分の好みからそれてただけかもしれないが。
会話もきつい。
毎回ラノベ臭い会話が何回もなされて、聞くたびにきっつって感想が出てくる。

それに何よりBGMと効果音が終わってる。
自分、普段はBGMなんてあまり気にしないから感想にBGMのことを書いたことなんて全然ないがさすがにこのアニメは酷い。
戦闘シーンで全く緊張感のないBGMが毎回流れるのも面白いし、銃の効果音がしょぼすぎたりするのも面白い。
ほんとに何もかもが終わってるアニメ。
OPは良かったけど、これが酷すぎたので音楽評価低めです。

声優も良くない。
主人公の声優が下手。

そういや良かった点が一つあった。
9話ぐらいからは実況つきで見るとギャグアニメとしてかなり面白かった。
緋弾のアリアが高評価されてた頃のあにこれなら、もっと評価高かったかもね。
これはあれよりも酷かったが。
これを見るならAngel Heartを見ましょう。

↓一話毎感想
{netabare}
1話 4/10
いきなり助手になってよってw
ほんとに巻き込まれ体質。
声優松岡コウモリに合ってる。
暇だからのっとったとは...。???
死にたくないから推理させた?
どうせ命令に背くのなら普通にハイジャックなんてしなければいいのでは...。
ああ、説明してくれた。
けど不戦敗じゃ嫌だからって理由になってない。
怪物みたいなのが出てきた。推理ものじゃないのか。
助手なんか雇わなければよかったとは。
助手としてもう馴染んでしまってるの違和感。
2-5-2の座席www
ボールペン投げた直後にかなり距離が離れていた敵の後ろに回り込めてるという...。
作画と魅せ方が良くて戦闘シーンがめっちゃ面白い。
なんでそんな回りくどいことしたんだ?
主人公に銃を持たせるというわけわからないことを。
主人公を指名した理由も謎だし。
今後への伏線ならいいんだが。
いきなり主人公の家に住まうヒロイン、いつのラノベだよって言う展開。
緋弾のアリアを思い出した。
あれよりはまだこっちの方が面白さ的にマシだが。
風呂シーンきっつ。
花子さん回想シーンのシエスタ可愛い。
ピザ勝手に頼んでおいて金を払わないという不快でしかない話。
いきなりいちゃいちゃしてる主人公ら。
何やってんだ。コスプレする意味ある?
露骨に写真撮るシーンを入れてきた感。
探偵死んだ後にこの写真見て思い返すってことが簡単に想像できてしまう。
推理要素はまあまあ良かったかな。
ランニングシューズを履いていたことが伏線になってたりとか。
これ次回からどう話を展開していくんだろう。
回想ばっかだったらさすがにあれだけど。
まあ、緋弾のアリアよりはマシとしか。
ラノベ原作における信用ならないワード「原作は面白い」「後半から面白くなる」
ラノベ原作はもう死んでいる 

2話 6/10
初手きつい会話。
依頼内容意味不明じゃねーか。意味不明じゃなかった。
依頼内容は面白いけど「X」とか名付けちゃうの痛い。
これ心臓になんか変なものつけられているとかそんな落ちだったら引く。
記憶転移というワードが出てくるとは。このオチは結構いい。
この心臓まさかシエスタのものだったっていうオチじゃないよな。
ラノベのノリがいらない。
えw 強盗が何で逃げてるんだよw
いやほんとに強盗なのかよw
武器も持ってなかったの?w
あの強盗展開必要ある?
コウモリとは結構仲良くなってるのか。
耳がすごいだけで記憶力がすごいみたいな設定ないだろこいつ。
いやシエスタオチかよしょーもな。
Angel heartww
記憶力に関する疑問点はなくなったけど。まあ会話に伏線が入ってたのはすごいと思った。
ところで、心臓移植なのに綺麗な鎖骨とは?
ここから渚が一流探偵になったりする展開にならないことに祈る。
シエスタと渚に関係はあるのかな。

3話 2/10
白上フブキだっけ?Vtuber意外とうまいじゃん。
Vtuber採用自体には反対だけど。
言い回しが気持ち悪い。ラノベのノリ寒い。
警備員仕事しろw
話が全然進まないな。変な会話ばかりで。
主人公キャラ崩壊してないか。
なんでライブ応援してる。
シリアスかギャグどっちがやりたいんだよ。
あいつの目的はライブに警備員を誘導することなのかな?
てかあいつ何したんだ?
冗談抜きで退屈なアニメ。単純に話が面白くない。

4話 1/10
ダンス思ったよりは動いてる。
主人公の心の声多すぎる。
えぇ...。何で構図把握できてる。
なんでボウガンなんだよwww
なんでさっきまで後部席にいたのに舞台上の斎川を助けるのに成功してるんだ。
サファイアがあの目だって見抜けたんだ?
作者はミステリー作家向いてないよ。
? なんで主人公らが斎川に協力する前提で動いてるんだ?
は? とんでも推理すぎるw
ふらついて歩いてたからならもっと他に想定するはずw
そもそももしずっと片目なら慣れてるだろうし、普通なら「足の調子が悪いのかな」ぐらいの推理になるはず
そこから義眼って推理するってw
それっぽい見せ方で誤魔化そうとしてるけど、誤魔化せてないし違和感しかない
ほんとに死ぬほどつまらないなこれ
てか、あの目も実はシエスタのものでしたみたいなオチじゃないよね?

5話 0/10
作画悪いな。水着回いらな。
てか前回の話あれで終わりなの?
はあ...。ヒロインが知的なキャラに見えるのに無駄に主人公を誘うというラノベ展開。
ラノベ特有のセリフ「理不尽だ」
推理じゃなくて当てずっぽうじゃん。
三大欲求の会話きttttっつ
何だよこの金髪の服ww
狼男じゃん。
ええ...ホテル燃やしてどうするんだよw
??? ガスがあったから臭いが感じられなかった?もう笑えて来るわ。
hellってこいつの方がケルベロス感ある。
意味わからん...。
改造人間、謎能力、変身、謎武器、生物兵器()本当に筋が通ってなくて何がしたいのかわけわからん。
ハルヒかよ。 勘が良くなくても気づくだろ。
おまけにはロボ出てきてくっそ笑ったわww
ホント何がしたいんだよwwww
シエスタもこんなキャラじゃなかったろw
シリアスギャグアニメか? 

6話 1/10
軍が秘密裏に開発していたw
開発の時点で意味不明だがなんで借りられるんだよw
頭おかしいだろこれ。
リゼロで見た設定。おい、作画死んでるぞ。
スライドだし全然全体像出さないじゃん。
なんだこの足音。世界を守るために生まれてるわけないじゃんw
敵の言っていることに全く説得力がない。
おい、ロボ壊れたぞww
軍の秘密兵器じゃないのかよ。
なんだあの鏡。
いやそんなステルス能力あるなら撤退しなくていいだろw
警察に連れて行くのはまとも。
ふくらはぎで推理するとこは良かったのに、その後の性癖云々の会話で台無し。ああ、あの目か。

7話 0/10
ミルキィかな?
こういう会話もあまり楽しめないのは主人公に臭いイメージがついてるからか。
この子から阿吽の呼吸とか言う言葉が得るの不自然に感じる。
シエスタも主人公もイキった話し方するせいで好きになれない。
こういう酔っ払い展開きついわ。
本当にきつい。無理。自分から誘っておいて逆切れかよ。
ふうびが変装してたのにちゃんと理由はあるよね。

8話 1/10
これぐらいの意見の食い違い別にいいだろw
何で子供に指輪はめてるの見てショック受けるんだよw
「健康状態はすでに把握している」きっしょw
しょぼいトリック。もう滅茶苦茶だよ。
主人公ガチでロリコンかよ。
気づいてるくせにロリ庇うとか。
からの二重人格落ちかよ。推理モノで二重人格...?
泣き演技上手いな。
てか、シエスタこんなに出すなよ。
探偵はもう、死んでいるって言うタイトルで。

9話 0/10
こんなタイトルで6話もシエスタ出るってどうなの。
この金髪の服何なんだよw
何で胸元だけ露出させてるの?w
もう世界観がぶっ飛びすぎててな。
急ぐって間に合うのか?
てかなんでそう簡単にこいつの言うこと信じるw
どう見ても煽りっぽいのに。
このクソBGM笑うからやめろ。会話きっつ
しょーもねえ設定だわほんと、こういう二重人格の設定。
「理不尽だ」って聞くたびにラノベ臭くて気持ち悪さを感じる。
てかいつの間にこんなにスペースの根幹までたどり着いてるんだよw
推理じゃなくてただの予想じゃんこれ。
は?なんで防げたの?
草、ほんとにご都合主義にもほどがあるだろw
探偵モノなら理論ぐらいつけとけよw
絆の力はどこに行ったんだ?w
こう簡単に死ぬのかよ。
こいつあの二話の奴なのか?
絆パワーはどこ...?ここ...?
ここで原作勢さんは泣いてるの?
予想通りあの強引な展開で取った写真はこういう風に使われるのな。

10話 3/10
いつの間に夏凪とこんなに仲良くなってるんだ。
結構夏凪と会ってから時間経過してるのか。
BARに探偵がいるってことか?
背景作画が簡易的すぎるな。
推理要素はどこ...?ここ...?
なんで銃持ってんだよw
撃ったら落とされるんじゃないのかよ。ごり押しか?
 
11話 0/10
子安よっわ。ガチカメレオンかよw
ほんと変身って何アニメだよ。言葉遣い痛すぎる。
地獄行の切符とか中二かw
てか子安透明になればいいだろ。
銃の効果音が最悪、そしてこのBGMである。
この金髪のキャラに全く思い入れないよ、全然出てもないしどういう奴かも謎。
おい、放火とか乗客はどうなるんだよw
なんでライターの火がつきっぱになるんだw
は? ギャグアニメかよw
なんで心臓写ったら洗脳できるんだよw
くっそwwww
ここが原作勢大絶賛の泣き所ってマジですか。
2巻の伏線回収がすごい!って原作勢がめっちゃ言ってたけどまさかここじゃないよね?
主人公の記憶消したの何でだよ
いや死体は普通に野原に転がってるんだが、どうやってその体で会いに行くんだよ。
何が探偵はもう死んでいるだよ。
何で目の色変わるんだよw
ヘル=アリシア=夏凪=シエスタってもう滅茶苦茶だよ。

12話 3/10
ここで死ぬ意味ないだろw
死ぬことで何になるんだw
出た、謎BGM。からのきつい会話。
緊迫感もくそもない戦闘だな。
このアルペジオかリゼロみたいな謎空間。
てかアリシアはどこ行った。Cパート何がしたいんだ?
ほんと原作信者が無駄にうるさいラノベってロクなのがないな。 
{/netabare}

曲20段階評価
OP「ここで生きてる」7.5/10
ED「鼓動」6.0/10
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

祝? 2期決定??? いや本当に気にはなっていました。

2期決まりましたね。この作品は結論あってこその作品だと思います。そう思い、まだWIKIも原作も見ていません。

 本作の初回レビューでもいいましたが、シエスタちゃんが復活か再生かわかりませんが、絶対に最後は生き返るはずです。伏線の種まきから言って、それ以外はないだろうと思います。それがあっての作品の価値があると思います。

 どこまでやるかわかりませんが、本作は結末までやって欲しいなあ、と思っていたのでうれしいです。

 決して1期が褒められたできではないですが、1話の作画で1クールやり切って、演出と脚本と構成を工夫してくれれば…全部か。でもポテンシャルは感じます。ずっと気になっている作品でした。祝…ですね。




追記しました。若干本作を擁護します。なぜこうなったのか。

追記 若干本作を擁護します。本作がつまらないという意見に異論はありません。ただ、それは脚本が面白くないのであって、設定は非常にチャレンジングで好感がもてました。

 本作1話で生物兵器的クリーチャー的な敵が出てきて、2話で探偵が死んで、探偵の心臓を持った女子が現れ気持ちを受け継いでるという話でした。あえて「絶対」といいますが、最後は探偵は「絶対」復活するはずです。作劇法というかストーリー論から言ってこれ以外の結末なら逆に見てみたいです。題名の付け方もそれを裏付けています。

 この設定は結構感心します。ただ、原作が良くないのか本作の脚本が良くないのかわかりませんが、伏線の張り方や一つ一つのエピソードが下手なために結果的につまらなくなっています。が、SF的な目でみると結構興味がもてる内容だったと思います。

 シエスタ可愛いで、本作を評価するのもいいですが、私は、異世界転生ものかハーレムラブコメに浸食されたラノベ、アニメ界でこの作品をやろうとした原作者、アニメ制作者の心意気を私は評価したいと思います。

 ただ、原作者の文書やストーリーが稚拙だと思えば編集者はなにをなってたんでしょうか。なろうじゃなくてラノベなんですよね?また、脚本家と監督はストーリーを練ったのでしょうか。そういうシステムのところ、つまりラノベ・アニメ業界の作品を作る仕組みの腐敗が本作のつまらなさにつながったのではないかと思います。作画にしても同じことが言えます。

 ですので「探偵は死んでいる」というコンセプトで作品を作ろうとした人々にはエールを送りたい。ただ、この作品のコンセプトを活かしきれなかったラノベ、アニメ業界には猛省を望みたいと思います。

 ちなみに推理小説で第1作目が「翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件」という作品とそのシリーズがありました。ネタバレはしませんが、ちょっと思い出しました。全然話は違って普通の推理小説ですが。



以下 視聴時の感想です。

11話で、へーとなって、結局全部見てしまいました。え、スペースの能力をつかって、はいシエスタ復活じゃないんですね。種で人作れるんだから、なんとかできそうですが、そうするとナツナギが死んじゃいますか。
 または主人公が左目をアイドルちゃんから引き継いだらシエスタが脳内に、みたいな。

 まあ、原作があるみたいなので、今後の話でしょうか。改めてみたらやっぱりスペースという宇宙人の描き方が適当なのと、ロボットとか兵器の扱いを何とかしろよというのと、あのアイドルちゃんがどういう意味なのかの結論がないことがつまらない原因でしたが、アリシア→ヘル→ナツナギ→シエスタのつなぎは良かったのでは? 微妙にリボンとかの伏線があったのも、なんとか気が付きましたし。

 面白くないかと言われると、実はちょっと面白いかもと思わなくもない気もします。シエスタ可愛いし。声もいいし。
 作画もひどいときはひどいですが、女の子は可愛いのでまあいいです。ただ、主人公の男の年齢をもうちょっとわかりやすく表現してあると、物語を考察する気になれるのですが。

 皆さん指摘していますが1話の作画クオリティーで、脚本と構成をやり直すのと、もうちょっと丁寧に作ってくれれば、なろうじゃないラノベ原作は結構新鮮でした。意気込みは買います。まあ、これに懲りずにがんばってください。


以下 11話までです。

 ちょっと気になって11話見たら、はーん、という展開なのでちょっと遡って見てみました。

 なるほど。 {netabare}アリシアとヘルが2重人格でイコール。でアリシア=ヘルはシエスタの心臓を持っている。結果11話でシエスタの人格が復活。ナツナギの心臓はシエスタの心臓を移植されていると言っていたので、結果、このアリシア、ヘル、ナツナギが同一でそしてシエスタの人格を持っているということですね。シエスタの心臓がヘルに奪われた場面は、主人公が記憶がなかったから忘れてたと。{/netabare} 私の勘違い?なのでしょうか。でも多分そうですよね。あとは左目のあの子がどうなるかですか。ちょっと面白いかも。内容は。

 小説で読んだら面白いという意見は、分かる気がします。ストーリーを見れば探偵が死んでいるという伏線回収になっていますし。

 ただ、決定的にアニメづくりが下手すぎます。別に絵はいいんですけど、脚本・構成、そしてスペース側のなんと安っぽいこと。キャラもデザインも設定の説明不足もひどいです。だから、つまらないのでしょう。

 それにしてもシエスタは本当に地球人ですか?実はスペース側?という能力でした。

追記 シエスタっていう言葉は「午睡」という意味がありますね。フランス語だと思います(追記 スペイン語でした)。だからシエスタは最後に目覚めるということでしょうか。


以下 5話までのレビュー
{netabare}
 シエスタ、色っぽくねー、可愛くねー、作画ひでー、顔だけはいいですけど。水着回なので見てみましたが、せめてここは何とかしろよ、という感じです。これだけの美少女がビキニ姿でまったく感動が無いとか、かえってすごいです。

 あと、話について行く自信がなくなりました。厨二ですらない、小児?やっぱり休みます。

 
 4話まで視聴。アイドルの女の子の目について、本人は「サファイヤ色」の義眼と言って、主人公は「サファイヤ」と言っているのが気になります。色がシエスタの瞳と同じ色なのは関係ある?ひょっとして、シエスタにまつわる身体のパーツを持つ女の子が集まって、ハーレムになる感じでしょうか。さらに、あの耳の化け物の組織の技術でシエスタがよみがえるとか?

 それにしても、謎解きにも人の言動にも無理がありすぎて辛い。片目で不自由なく動いてたからって透けて見えてるって…。うーん。実際に殺されかけたことをアイドルちゃんはどう思ってるんでしょう?それを救った主人公がいるのに…。
 
 一旦休んで、皆さんのネタバレレビューを読んで、面白そうなら見ましょうかね。


 3話まで視聴。2話目以降は流し見です。
 探偵はなぜ主人公を助手に選んだのかというのが最終話までに語られるか。2話で出てきたヒロインらしき女の子に探偵は自分を託して何がしたいのか。この2つの謎が最終的にカタルシスとともに謎解きされるなら、名作になる可能性はあるでしょう。
 そしてストーリーが「探偵は、もう死んでいる」という題名の伏線を回収する感じで、様々な事件を解決するたびに、探偵の痕跡があってそれが主人公へのメッセ―ジになっていて、最後、主人公に伝えたい内容がわかる、みたいな構成になっているなら、もっといいでしょう。
 さらに、倒置法で最後になぜ飛行機に主人公が乗ることになったのかにつながれば、かなりいいでしょう。

 最悪なのは、変な事件の解決するエピソードが延々と続くことです。で、あのヒロインの女の子が、探偵の残留思念というかゴーストみたいなもののメッセージを受け取る、的な話なら目も当てられないでしょう。

 今のところはなんだこれは?ですが、探偵の死をめぐる謎を追ってゆく奥の深い話の可能性がありますので、構成やストーリーの分かりづらさは今のところ批評すべきではないでしょう。

 羊たちの沈黙のハンニバルレクターのマネが出てました。まあ、日本のクリエーターは彼の事が大好きらしくて、様々なドラマ、映画、アニメ、マンガでマネされていますが、恥を知りましょう。うんざりです。

 アニメに関しては、あの航空機や空港、車両等々のデザイン、というより全般的にデザインが悪すぎます。唯一、探偵のデザインはものすごく可愛いのになあ、という感じです。登場人物のプロフィールや状況、設定の説明の下手さもあって、ものすごく見づらいです。

 中学生が一人でアパートに住んでいる問題とか、セリフや演出が寒すぎてちょっと見てられない問題があって、正直そのあたりがノイズになって、視聴するのが辛いです。そのハードルが一番高いです。

 もし、構成や時系列を使った凝った謎を作るなら、それなりのレベルのアニメを作らないと、単なるわかりづらいだけの出来の悪いアニメになってしまいます。本作はどうなんでしょう。数話流し見してから、ポテンシャルを感じたら最初から見直してみます。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 17
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

退屈さの理由

原作未読


シエスタと言えばスペインかどっかの昼休憩または昼寝。
良くも悪くもラテンなノリに生産性上がんねーだろーなーと個人的には思いつつ、そうは言っても昼休憩3時間もあればいい感じでリフレッシュできそうとも思う。要はやってみないとわからない。

で、、、本編ヒロインの名はシエスタ。
ネタバレ抜きで作品の印象をふわっと述べると

 1.3時間の休憩良さげだなー(視聴前からおおむね1話まで)
 2.それ終わったら電池切れたわ やる気出ねー
 3.納期1週間後だしもういいや 飲みに行こー

って流れそのままに気持ちが離れていきましたよっと。出オチ系作品です。
スタートは悪くありません。ハイジャックに巻き込まれた主人公がそこで探偵ヒロインと運命的な出会いをした後、世界中を旅しながら秘密組織との戦いの日々を過ごすがヒロインと死に別れる。それから一年後謎の少女が目の前に現れうんぬんかんぬん…という導入。

一般的に、あらすじやキービジュアル/PV等の事前情報と第1話あたりで私たち視聴者はたぶん××なノリなんだろうなとある程度のマインドセットをします。
多くはその想定通りに進行し
『期待通りで安心したわ』となれば+評価に落ち着きます。
『想定範囲内で退屈したわ』となれば-評価に落ち着きます。
分水嶺はわかりません。視聴者とは勝手なものでこのへん個人差としか言いようがないからこうしたレビューサイトに価値があるのでしょう。
一方でなかには想定を超えるものがときたま登場し
『うわーっ…やられた』と膝を叩けばなれば名作認定がチラついてきます。
『うわーっ…やらかした』と頭を抱えればイラっとくるか呆れるかとなります。

今回はやらかしたケース。第一に事前の想定と乖離があり第二に乖離して戻ってくる気配がない。
こうなるとそっ閉じするか、「シエスタかわいい」その他なにかしら自分を納得させる継続理由を見出してお付き合いするようになるのだと思います。
もしご覧になられるなら、第1話で抱いた印象(想定)を覚えとくと面白いかもしれません。内容そのものには触れません。よくわからなかったです。



※雑感

■自分を納得させる継続理由

1.声優宮下早紀のお仕事

『放課後さいころ俱楽部』にも出演されてましたけど、個人的には『はるかなレシーブ』かなた役以来。新人さん多めのキャスティングで皆さん奮闘されてた印象が残るアニメでした。出演者の中では島袋美由利さんが頭一つ抜け出演機会を増やしてたのでこうして宮下さんと再会できたのは喜びです。
あたかもセルティック移籍後のホームデビュー戦でハットトリック決めた古橋選手みたいに、高校時代は同じ高校の同級生南野拓実の陰に隠れ、プロの引き合いがなくて大学進学し岐阜FCに拾われ、苦労した末ヴィッセルでイニエスタ&ビジャを師匠に花を咲かせたような展開を今後期待してます。
今回のお仕事はさしづめJリーグでも弱小カテゴリー岐阜でチャンスもらったようなもの。

2.弱小カテゴリーと思えば…

新人さん多めのキャスティングですね。J3の試合を楽しむくらいのイメージでちょうど良いのかもしれません。普段EUROやチャンピオンズリーグなんかで目が肥えちゃってる自分の視点を変える。これも先述の「自分を納得させる継続理由を見出す」ことと同義です。


■つまらなさの理由

面白くはないです。冒頭で得た想定からどんどん変ちくりんに乖離してった点が致命的でした。
この点、乖離とみるかどうかは個人の捉え方に依ります。

{netabare}個別具体的にはいろいろありますよ。
・日本の高校生年代で都合3年間も世界中を旅するとはテキトーすぎる初期設定
・異能バトルと職種“探偵”の相性の悪さはいかんともしがたい
・動かないバトルシーン etc…
あるにはありますけど細部どうこうのツッコミはこの際置いときます。いろいろ破綻しとる。{/netabare}


1.釣りタイトル
{netabare}SNS発展が加速させてるのでは?
「○○の××した理由がヤバかった」で動画やニュース開いて、結局のところ理由もヤバくなければ理由すら述べてないみたいな。なんでこのページ開いたか自分でもよくわからないみたいな。

『探偵は、もう死んでいる』本作のタイトルです。
死んでいるので嘘はなくギリセーフ。ただし謎解き要素どこ?な展開はミスリードを誘います。
そしてそんなロングタイトルミスリード系が巷には溢れており、こっちのリテラシーでなんとかなるわけじゃないのでチェックするのが大変。10分程度の動画やテキスト記事ならまだいいとして、アニメだとヘタすりゃ12話×25分ですから勘弁してほしいのです。

 『君の膵臓をたべたい』<『転生したらスライムだった件』

他作品比較で恐縮ですが、タイトルミスリードの観点ならきみすいはギリセーフで転スラはアウトです。最弱スライムじゃないの?と探偵謎解き要素どうなったの?の戸惑いはほぼ一緒。
中身が良ければってのはありますけど、自分はわりとこのへん厳しめに突き放すほうです。

実社会でも報告書の件名が不明瞭なものもしくは嘘だったり、その報告書冒頭のサマリを虚偽記載してたら書き直しを命じるでしょう?これと近しい感覚なのかもしれません。
なおこんな偉そうに言っといて自分のレビューがブーメランになってないことを祈ります。{/netabare}


2.マインドセット

これまでに鑑賞してきた作品のあれやこれやの積み重ねでなんとなく予想とまではいかないバイアスがかかるもの。
経験浅ければシンプルに感動できるし沼に落ちてればわかりみが深かったりします。私のバイアス↓

{netabare}ハイジャック犯が予想外の人外さんでなんとなく人間VS人外さんの構図を認める
タイトルから連想する探偵ものと省エネ高校生主人公からなんとなく『氷菓』が脳裏をかすめる
スタッフに“赤尾でこ”を発見して安心するあるいは不安になる{/netabare}

どんなバイアスがかかるかは人それぞれであることは大前提として、、、結果、

「探偵もんだと思ってたのになにこれ?」

となりました。釣りタイトルにイラっとしたのはマインドセットに失敗したからです。後に引いてしまって寝落ちが常態化するほど退屈しちゃいました。
それは別に照れくささの裏返しなどではなくただただ顔をしかめただけで終わったのです。



※オマケ

■それなら君が名探偵!

{netabare}あまりにも探偵してなかったので、ここのレビューの本文どこかとタイトルに小ネタを仕込んでる?{/netabare}



視聴時期:2021年7月~9月 リアタイ   

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2021.09.20 初稿

投稿 : 2024/06/01
♥ : 44

55.2 19 戦闘でラブコメなアニメランキング19位
Z/X IGNITION(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (202)
1000人が棚に入れました
「敵は本能寺にあり!!」。
パレ・ナトゥーラへ突入したノブナガを待ち受けていたのは、アーサーに恭順したミツヒデだった。
アーサーこそ救世王であり、ノブナガはやがて世界を破壊する存在……、だからこそミツヒデはノブナガに刃を向けた。
ノブナガは怒りにまかせてザ・フールで神殿内を突き進むが、そこに現れたのはアーサーであった。
世界を再生せんとするアーサーに突き付けられた選択に、ノブナガが示した答とは……?

声優・キャラクター
下野紘、小倉唯、内田真礼、石原夏織、M・A・O、内田彩、浅沼晋太郎、佐藤聡美、日笠陽子、沢城みゆき、中村悠一、金元寿子、遠藤ゆりか、井上和彦、檜山修之、桑島法子、村川梨衣、小杉十郎太

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「フィエリテはん・・・あっカーン(//∇//)」

この作品は、事前情報無しで視聴しましたが、トレーディングカードが基になっていたんですね^^
完走して振り返ってみると、なるほど・・・という感じです^^

この物語の舞台は、21世紀初頭の地球・・・世界には5つのブラックポイントと呼ばれるゲートの様なものがあり、それらは緑・黒・青・白・赤の世界に繋がっています。
それぞれの世界にはゼクスと呼ばれるカードにキャプチャーできる異形のモノが住んでいて、自分の世界を守るために様々な思惑と策略が蠢く・・・そんな世界です。

そして、この物語の主人公は高校2年生の天王寺 飛鳥(てんのうじ あすか)。
彼は何故かゼクスをキャプチャーできるカードデバイスを手にしていたのですが、ある日偶然、上柚木綾瀬さんがフィエリテさんを襲撃している場面に遭遇してしまうのです。
そして、主人公がフィエリテさんをキャプチャーする事で彼もゼクス使いによる争いに巻き込まれ・・・物語が動いていきます。

この作品は、ゲームをやった事のある人だったら、世界観や設定は良くできると思います。
でも、ゲームをやった事のない人にとっては、少々ハードルが高かったような気がします^^;

主人公の優しさは良いとして・・・まぁ、基がゲームだから仕方ないのかもしれませんが、物語の展開がどういう方向に向いているかが分からなかったんですよね・・・^^;
それに色んな世界のゼクスが沢山出てくるのは良いのですが、どこを・・・誰を向いて視聴すれば良かったのかが分かり辛かったのが少し残念でした^^;

沢城さんが演じる上柚木 綾瀬さんや小倉さんが演じた各務原 あづみちゃんを始めとするキャラの作画は申し分無しです・・・
特に綾瀬さんを正面から見据えるカット・・・これには毎回ドキドキしていましたし・・・(//∇//)

そして、物語の展開上、それぞれがゼクス使いになった理由も明らかになっていくのですが、こういう部分の設定は、決して悪くないんですよね・・・
個人的には、綾瀬さんの理由は(;_;)無しでは聞けませんでしたけれど・・・(//∇//)

それに、オープニングテーマは日笠陽子さんの「EX:FUTURIZE」
エンディングテーマは遠藤ゆりかさんの「モノクロームオーバードライブ」
どちらも無茶苦茶格好良い曲だったと思います。

声優陣も豪華だったし・・・これらを総合的に勘案すると、世界観やキャラを引き立たせるためには、圧倒的な尺不足だったのだと思います。
それ以外が悪くない作品だけに、色々勿体無いと思いました^^;

きっと、この世界観を掘り下げていけば、面白い作品になると思います。
でも、全てを解き明かそうとしたら・・・続編1クールでも足りなそうです^^;
続編・・・あるでしょうか?
個人的には嫌いな作品ではなかったので、続報を楽しみにしていたいと思います^^

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12
ネタバレ

さんちゃ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

主人公は関西弁である必要がわからないし、なんか化け物がしゃべってるんだけど全然格好良くない。

好きな人がいたら気分を害されるかもしれないので、目を通さない方が良い感想です。

--------------

とりあえず、第一声として…あまりにも量産型展開過ぎる。
何か作らなきゃと企画が上がりシナリオは適当に外注に頼んで、尺が1クール分持つからという理由だけでそのままアニメに起こしたような背景があったのではないか…と邪推してしまう。

狙いもはっきりわからなければ、ターゲットとしている年齢層が良くわからないよ。
ポケモンみたいな事をやりたいのかな、と思いきやそんな絵柄でもないし。
ちょっと年齢層高くしたバトル物を目指しているのかと思いきや、怪物のキャラが可愛くも無くカッコ良くも無くどっちつかず。
(1話冒頭の説明聞く限り私はシリアスにしたいんだと、勝手にそう解釈した)

シリアスにしたいならもう少し怪物っぽいキャラをせめて描いてくれないだろうか。
例えばバイオハザードのゾンビがゆるキャラだったらきっと何か違うはずだよね。
冒頭に世界が危機なんだ!といった説明があると言っても、そこに狙いがあるにしろ、少なからず感情移入はしにくい。

加えて、世界の危機のはずなのに開始数分で冒頭の説明をぶっ壊すように{netabare}のんきにレストランで働いてる主人公{/netabare}。
ブラックポイントから異形の生物が出てきて、7日を待たずして人類は抵抗する術を失ったって確かに言ってたよなぁ…。
それともブラックポイント出現からかなり後の世界なのか?
ここらから徐々に頭が「?」になり始めた。
話数が進むにつれてその辺りの設定の説明はあるのかもしれないけど、序盤からこんなどうでもいい違和感を覚えたアニメて、大抵つまらない先入観が芽生える。
物語は頑張って作ったまでも、一つ一つの練りこみが全然足りてないのでは?と感ぜざるを得ない。
面白いアニメって、表に出てこない裏設定まで案外しっかり作られていると思うんだ。
ファンタジーアニメなら最低限世界観の意味付けや意図は分かりやすくしてくれないと視聴続けるのは難しいです。
「カードデバイス?!野郎、ゼクス使いだったのか!」なんて台詞が出てきても、見ている方からすれば驚く気持ちもわかりません。

仮にこの先、ラスボスと凄い戦闘が繰り広げられようと、仲間になったキャラクターが涙ながらに死のうと、世界が救われようと、続きが気にならないので断念。
ただ、声優さんもいい人揃ってるし絵も決して嫌いではないので、以後は色んな方のレビューを見ながらよほど琴線に触れる感想があれば、再視聴するかも。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13

にゃっき♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

too much spoils, too little is nothing

世界中に異世界からのゲートが開かれ、ゼクスと呼ばれる魔物の侵入を許してから3年後の近未来が舞台。
ブラックポイントと呼ばれるゲートは、ゼクスの特徴も異なる5つに分類されますが、緑(北海道・東北)、黒(関東)、青(北陸・中部)、白(関西・四国)、赤(中国・九州)のすべてのブラックポイントが出現した日本では、それぞれの未来を賭けた戦いが始まろうという状況です。

この作品、物語開始早々の激しいバトルと裏腹に、主人公が喫茶店で呑気にアルバイトをしている日常場面になります。
ゼクスたちはポイントから供給されるリソースという魔力の供給が絶たれると消滅してしまうため、ポイントから離れた地域では驚くほど平穏な生活が保たれている事を強調したかったのかもしれませんが、これでは視聴者が戸惑ってしまい、導入部としては失敗でしょう。

ゼクスがポイントを離れても活動するには。カードデバイスと呼ばれる端末を持った人間(ゼクス使い)と契約し、リソースを供給してもらう必要があり、たった3年で人間側が作り出したというカードデバイスは、ポケモンのモンスターボールみたいなもので、基本的にゼクスとゼクス使いがペアになって行動する事になります。
作品でメインになるのはそれぞれ色の異なるゼクスを従えたゼクス使い5人で、彼らが勢揃いするシーンを最初に見せてから、それまでの話の流れを追いかける構成なので、時間軸や場所が頻繁に切り替わります。画面にキャラ名を含めてテロップが表示される親切設定ではありますが、表示がないと何が何やらわからない事を制作側もわかっているのでしょう。5人がゼクス使いになった経緯やそれぞれの理想や目的を掘り下げたいのは理解できますが、ゼクスも含めれば10人(?)を数えるキャラクターは1クールで扱うに明らかに多すぎます。

神戸が舞台で主人公だけが終始関西弁で話していますが、違和感のある方言ではかえってマイナスになるだけではないでしょうか。どうしても方言を使った作品にしたいなら、人気声優で固める以前に自然なイントネーションで話せる人選を考えて欲しいです。そこそこキリのいい終わり方だったのは評価出来ますが、主人公に明確なヴィジョンがないのは致命的で、キャラに魅力を感じなければ視聴継続が困難な作品だと感じました。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23

70.3 20 戦闘でラブコメなアニメランキング20位
Engage Kiss(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (294)
960人が棚に入れました
「ベイロンシティ」――どこの国にも属さない、太平洋に浮かぶメガフロート型の都市。 新エネルギー資源「オルゴニウム」を採掘し、世界でもっとも注目されるこの都市では、「D災害」と呼ばれる、「悪魔」の引き起こす特殊な事件が多発していた。 一部の人間にのみその存在を知られるD災害。対処を行うのは、「PMC(民間軍事会社)」。 ベイロンシティで暮らす青年・シュウはそのひとつを運営しているが、会社の規模は零細。おまけに仕事も選ぶので、資金繰りは常に苦しい。 そんな彼の生活を公私に渡り献身的に支えているのは、ベイロンシティの学校に通う美少女高校生・キサラ。 そしてもうひとり、シュウがかつて所属していた大手PMCの社員で、元恋人であるアヤノも、何かと彼を気にかける。キサラにとってはおもしろくない。 キサラのシュウに対する、強い執着。その根幹にあるのは二人の「契約」。 彼女の正体は悪魔なのだ。 キサラはシュウの生活を支え、契約に基づき悪魔退治にも協力する。 その代償は甘く危険な「キス」。 愛と契約、二人の危うい絆。その運命は、どこへ向かう――。 『冴えない彼女の育てかた』の丸戸史明×『デート・ア・ライブ』のつなこ×『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』のA-1 Picturesによるオリジナルアニメ、予測不能のラブコメディ、ここに開演。
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ビジュアルに反して少しシリアスな話

{netabare}
ソシャゲ作品+ハーレム+ラノベ臭さで今期期待してなかったアニメランキング3位ぐらいだったけど、想像以上に良かった。

このアニメは何より記憶設定の使い方が上手かった印象。
世界観は複雑で話は点々と動いていくものの、常に記憶設定が話の軸になっていたから、その部分で最初から最後まで話に一貫性があった。
回を増すごとに大切な想い出などを失っていき段々と記憶が曖昧になって行く様には同情できたし、序盤の明るい雰囲気からストーリーが進むにつれて段々と暗さも内包していく感じが良かった。

自分も1話みたときはなんだこいつと思ったけど、妹や真相のために自分の記憶などすべてを捧げる姿はかっこいいと思えたし、重い設定もあって後半はいい印象の方が勝ったかな。
普通にハーレムしていたり、クズな部分は相変わらずだけど、まあこの主人公らしくていいんじゃないですかね()
キサラもキサラで、最初は意気揚々とライバルの女に関する記憶などを消しまくってたけど、途中からはシュウに同情して記憶を奪うことに対して葛藤していく様子を見て好きになれた。
他人の思いを無視していた最初もまあ典型的なヤンデレヒロインで面白かったけど、後半はちゃんと他の人たちのことも考えるようになっててさらに好きになれたかな。
そこもよかったけど、シュウの手にメモを書いて記憶を繋ぐ手法が伏線になっていて、後にキサラも見よう見真似で同じ手法を使うシーンは特によかった。
キサラのシュウに対する信頼が伝わってきて。
個人的に夏アニメのベストシーン。

戦闘も文句なし。
掛け持ちだからリソース大丈夫か心配だったけど、ちゃんと動いていたし、重要なシーンでの二人のキスからの覚醒等、盛り上がりどころもちゃんと作れていたと思います。
ビジュアルに反して少なめな気がしたけど、ラノベ臭い三(?)角関係でヒロイン同士競り合うのも見ていて面白かった。
まあ、明らかキサラが勝ちヒロインだろうけどw
キサラもいい意味で古臭いヤンデレヒロインと言う感じで好きでした。

一個悪い点は、実は登場キャラ全員がすごい人でしたオチ。
ラノベとかエロゲでよくあるけどああいう展開は茶番感あって好きではない。
あとは、自分は気にならなかったけど依頼などの設定が一回聞くだけだと難しかったのでアニメ用にもう少し単純化しても良かったと思う。

最後のサブタイが「未解決で大団円」だったので心配でしたが、妹との決着や記憶部分など、肝心なところはすべて回収できていたので綺麗にまとまっていた最終回だったと思います。

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆3
10年代前半のラノベ臭そうだしクソアニメと思ってる。
尚文かな? キャベツ検定。ヤンデレ。ヤンデレ怖い。
ヒロイン任せとかクズ主人公かよ。いきなり世界観変わる。
自分は戦うのに文句ばかり言う主人公w いきなり喧嘩を始める。
ヤンデレに全く共感できん。

2話 ☆7
栄養バランスヤバそう。ヒロインはマジで可愛い。会話も面白い。
暗殺てこれは放送okなのかよ。楽園とは。設定が頭に入ってこない。
けど前回よりは悪くないな。キャンセルしろ。
リコリスもエンゲージも金かけてるわりに何とも言えない出来だな。

3話 ☆8
主人公ちに追いついてきたw この入札って何やってんの?
まあそりゃそうだわな。悪魔連れてたら。
嫉妬してるからかピンクの方が覚えてるの草。
記憶吸うのこれ? 対価。

4話 ☆9
誰?国が支援してやれよ。ショタコン?w 記憶が消えてるからか。
主人公の両親殺したのキサラってオチじゃないよね?
あの愛人が病んだのか。サスペンスとしての出来がいいね。

5話 ☆9
なんかエロいと思ったら壁尻 だから主人公は真実を追い求めるのね。
色んな要素あるけどこれ全部回収できるのかな。妹敵として出てきそう。
もっとラノベ臭いアニメと思ってたけどずっと不穏な空気を保てているし、ちゃんと二人の存在意義があって適当なハーレムにもなってないしかなり印象がいい。
ヤンデレ怖い。さっきの記憶奪われたのか。
なんかもう青が負けヒロイン感が。

6話 ☆9
記憶消えるもんな。なんで対応業者を入札で決めてるのか謎だな。
ドクターストーンかな? また俺なんかやっちゃいました?
社会主義やん。えっちな展開やれ。
もうこいつ1人でよくね? エロい。3年前覚えてんの?

7話 ☆10
何やっとんねん。どう考えても天井怪しい。
確かにキサラのシュウにとっての立ち位置は曖昧だな。
やっぱこれ面白いな戦闘も内容も。エッロ ワルプルギスの夜かな?

8話 ☆7
長官が犯人はあるある。目が怖い。やっぱキサラも何か裏ありそうだな。
消されそう。ガバガバ始末やめろ。シリアス感があんま無いな。
三上殺されてんのにあっさり過ぎん?
罠やろどう考えても。じゃあ殺された時の映像も分からんの?
別角度は無いとか無能かよw こいつかよw
ネームドキャラ全員が実は重要な役職をって展開ここまでが茶番みたいに見えてしまうから好きじゃない

8話 ☆10
どうやってこの後逃げた。エギルさぁ…。作画すごいな。
記憶失ったからエギルのことはもうどうでもいいのか。ロリ可愛い。
割とテンプレ寄りだな鉱石が元凶という設定は。
記憶なくなるというのも切ないな。

9話 ☆10
ほぼ記憶無いやんもう。なるほどなぁ。シュウくん今何してんの?
政府とも敵対してんのか。世界観作り込まれてんな。エッッッッッッ
妹ちゃん可愛い。
シュウの記憶をもう奪いたくないという気持ちと、妹の記憶が薄いシュウへの同情、アスモデウスを倒したいというシュウの願いの中で揺れ動く描写がいい。
記憶設定をちゃんと話に落とし込めてるのがすごく印象いい。

10話 ☆9
脳が破壊される。ここに来て過去回か。畜生かよ主人公。
そっちが記憶なくなるのね。普通に再契約して終わりそう。

11話 ☆10
やっぱ普通に再契約なのね。このモブの子かわいい。
アヤノさんあんまり活躍してない。向こうの記憶も貰ったのか。
動機が嫉妬かよw 妹もヤンデレか? 今のパンチクソ痛そう。
主人公と同じように手にメモってるのは熱い。最後感動した。

12話 ☆9
ソシャゲ感ある敵。妹の前でイチャイチャするな。そりゃ嫉妬されるわ。
妹おるやんw リコリコで見られなかった爆破オチw
完全に未解決で大団円ではなくて良かった。

曲評価(好み)
OP「誰彼スクランブル」☆6.5
ED「恋愛脳」☆6.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

キュートな悪魔との契約、その代償は甘く危険なキス

この作品はオリジナルアニメだったみたいですね。
最近、事前情報を調べている時間が取れないので、何も知らずに視聴を始める作品が殆どになってしまいました。

「ライトノベル作家の丸戸史明とイラストレーターのつなこをメインスタッフとして…」とwikiに記載があったのでググってみると、丸戸史明さんは「WHITE ALBUM2」や「冴えない彼女の育てかた」を手掛けられた方で、つなこさんは、「ネプテューヌ」や「デート・ア・ライブ」を手掛けられて方でした。
つなこさんのTwittermpヘッダー画像は夜刀神十香になっていて、タイムラインを見ていくと、狂三や四糸乃などの画像も見ることができました。
狂三可愛い…(*ノωノ)

こうしてみるとメッチャ凄い組み合わせだったんですね。


「ベイロンシティ」――どこの国にも属さない、太平洋に浮かぶメガフロート型の都市。
新エネルギー資源「オルゴニウム」を採掘し、世界でもっとも注目されるこの都市では、
「D災害」と呼ばれる、「悪魔」の引き起こす特殊な事件が多発していた。

一部の人間にのみその存在を知られるD災害。対処を行うのは、「PMC(民間軍事会社)」。
ベイロンシティで暮らす青年・シュウはそのひとつを運営しているが、
会社の規模は零細。おまけに仕事も選ぶので、資金繰りは常に苦しい。

そんな彼の生活を公私に渡り献身的に支えているのは、ベイロンシティの学校に通う美少女高校生・キサラ。
そしてもうひとり、シュウがかつて所属していた大手PMCの社員で、元恋人であるアヤノも、
何かと彼を気にかける。キサラにとってはおもしろくない。

キサラのシュウに対する、強い執着。その根幹にあるのは二人の「契約」。

彼女の正体は悪魔なのだ。

キサラはシュウの生活を支え、契約に基づき悪魔退治にも協力する。
その代償は甘く危険な「キス」。
愛と契約、二人の危うい絆。その運命は、どこへ向かう――。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

実は何気にビックリしていること…
2022年の夏アニメのうち、「リコリス・リコイル」と、この「Engage Kiss」を、どちらも「A-1 Pictures」さんが制作しているんです。

これだけクオリティの高い作品を同時に制作するなんて凄すぎる…
と思ってA-1 Picturesさんのこれまでの実績を振り返ってみると、これまでも結構同時期に複数の作品を手掛けられてきたみたいです。
流石A-1 Picturesさん…

そしてこの作品の主要登場人物を演じる声優さんも豪華な顔ぶれが並んでいます。

緒方 シュウ(CV:斉藤壮馬さん):「アカメが斬る!」のタツミ、「六花の勇者」のアドレットなど
キサラ(CV:会沢紗弥さん):「大正オトメ御伽話」の立花夕月、「ストライク・ザ・ブラッド」の香菅谷雫梨・カスティエラなど
夕桐 アヤノ(CV:Lynnさん):「ハイスクール・フリート」の宗谷ましろ、「無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜」のリーリャ・グレイラットなど
シャロン・ホーリーグレイル(CV:大久保瑠美さん):「ゆるゆり」の吉川ちなつ、「無能なナナ」の柊ナナなど
緒方 カンナ(CV:あかりん):「グランクレスト戦記」のシルーカ・メレテス、「虚構推理」の岩永琴子など

ホント凄い顔ぶれですね。
見ているだけで嬉しくなってしまいます^^;

これは「リコリス・リコイル」にも言えることなんですが、これらの作品の特徴は、兎に角キャラデザを含めた作画のクオリティが半端ないことです。
最近、作画にはあまりこだわらないように気を付けているつもりですが、やはり作画の綺麗な作品から視聴する傾向が自分にはあるようです。
キャラデザと作画が綺麗だと俄然視聴にも気合が入りますしね^^

一方、物語の方ですが、主人公のシュウが過去の因縁を暴くべく悪魔退治の仕事を請け負っているのですが、悪魔退治しているシーンを除くと、シュウは完全なヒモと化しているんです。
ですが、甲斐甲斐しく世話を焼く若くて綺麗な女性が次から次へとやってくるので、途中から「一体何を見せられているのだろう…」などと思ったこともありますが、展開含めて面白いので結果オーライなんでしょう。

wikiに面白いことが書いてありました。
緒方 カンナはシュウの妹で夢で繋がっていたらしいのですが、そこで見ていたのは「兄の堕落していく姿」だったそうです。
そう、シュウには堕落という言葉がピッタリなんです。
ただし、特定の悪魔退治の時以外…ですけれど。

まぁ、これで本業の悪魔退治も今一つだったら救いようがありませんからね^^;
人間誰でも良いところが一つはある、と言ったところでしょうか。

シュウは今一つかもしれませんが、シュウを取り巻く女性陣は皆さん素晴らしいので、きっと堪能できると思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、halcaさんによる「誰彼スクランブル」
エンディングテーマは、ナナヲアカリさんによる「恋愛脳」
どちらも好きで通勤時に欠かせない楽曲でした。

1クール全13話の物語でした。
「リコリス・リコイル」ほどの勢いは無いかもしれませんが、個人的にはしっかり楽しませて貰いましたし、続きの気になる作品になりました。
伏線が色々回収されていないので、続編が制作されてもおかしく無いと思うんですけれど…

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ヒロインの設定はありきたりでも捻りが効いてる点がアドヴァンテージ⁉だと思いたかった、だがしかし…

本作はラブコメに属するのか否かについて予め予想した段階では
かなりの変化球が来るような期待感が持てました。

ラブコメとは真逆のダークファンタジーの要素が見受けられたのがそう思った理由でありますが、
結局のところ概ねの方向性は{netabare}ラブコメ{/netabare}路線を突き進んだような結末であります。

本作ヒロインと主人公の関係性について考えてみた時
一見してクズ男に見える主人公が負った{netabare}「時限爆弾」{/netabare}が不吉な兆候を示す
であろうことが予想できましたので、主人公の最終的結末が大いに気になり
個人的にはそれが一つの見どころとなりました。

本作で描かれる三角関係もぱっと見ただのラブコメのようでありながらもヒロインの設定を上手く
生かした三角関係の描き方は独自性があり、そこに意外性を大いに感ました。

エナジー{netabare}ドレイン {/netabare}系ヒロインが出てくる他の糞アニメに比べたら本作の方が遥かに見所があり、
もしかしたらという淡い期待感を持つことさえできました。

{netabare}時限爆弾が起爆 {/netabare}すれば、死亡フラグは発動し少なくとも{netabare}廃人化 {/netabare}くらいの結末を受け入れざるを得ない
ような主人公の運命は果たしてどうなったでしょうか?

本作を見てふと思い出したのが「血界戦線」ですが、
それに見られたような王道的な兄弟愛や家族愛についての描写が
本作でも存分に発揮されるものと期待したその結果は、如何だったでしょうか?

●7~9話が物語の{netabare}ピーク
本作の優位点は回想シーンと心理描写の丁寧さ、タイトルセンスなどが挙げられます。

一見してダメ男の主人公がダメ男たる原因は記憶障害にあり、人間とは様々な経験と知識(=記憶?)を蓄積していくことにより成長し大人になるわけですが
問題の主人公においては、そこに欠陥がある。
しかしその反作用といいますか、逆説的で皮肉な結果として純粋無垢で少年のような心を
持ち続けることができるという話でありまして
彼が女性にもてるのもそういう事情があったのかもしれません。

個人的に特によかったと感じたのは9話における育ての親であるモーガン巡査と
主人公の関係性はとても巧く描かれており、この回の物語の満足度はかなり高いものでありました。

7話におけるヒロインの台詞から主人公が負った記憶障害と廃人化のリスクを
最終的にヒロインがすべて引き受けるという結末は予想できるところでありましたが、
オチが悲劇どころか真逆のコメディ的大団円でさっぱりと終わるのは予想外でもあり
期待したのとはまるで違うというとても残念な結果でありました。{/netabare}

●ハーレムknightは趣味じゃないと いうことで
{netabare}母も妹もヒロインも悪魔だらけのバトルロイヤルはあまりにやり過ぎ、
極端すぎて萎えてしまいました。

10話以降ピークアウトして大失速の展開であります。

ラブコメとダークファンタジーのごった煮…この関係性はあまり相性がいいとは言えません。

それでも本作は斬新といいますか、前向きに攻めてはいるようですが
ダメ男の主人公がヒロイン含む3人の女から追い求められ、妹の嫉妬心が燃え盛るという
5角関係など、あまりに斬新過ぎてそれで最後に大団円などハードル上げすぎな気も致します。

5角関係以降嫌な予感が急に鎌首もたげておりましたが、ある意味
「予測不明のラブコメディ」という言葉通りのオチでございました。

未解決で大団円というのも予告通りであり、ハッピーエンドが悪かと言えば
そういうわけでもないのかもしれませんが、悪魔の契約破棄したら
普通のラブコメになっちゃった的な?オチにはかなり萎えてしまいました。

個人的には7話~9話が物語のピークで、そこで期待感が盛り上がった一方
それ以降の反動で期待外れ感と残念感が強まり最終的印象、評価は辛めであります。

育ての親であるモーガン刑事の死が無駄死にも思え、逆の意味で泣けてくるようなラヴコメディ・・・
これがハッピーエンドとは到底思えないと言いますか、
認めたくないというのが正直な気持ちであります。

作画がいい作品というのは鬼門になり得ると改めて実感したのが個人的感想でありました。

ヒロインとの契約を破棄したことにより主人公の死亡フラグや廃人フラグは回避できましたが
それで一体どのように物語を締めるのかということを考えてみた時に
もしかしたらラブコメだから最後は「愛」だろ?とかいうまさかのヌルイ解決法が
提示されたりするような嫌な予感はしていたものの
実際にそういう感じのオチを突き付けられたならば、茫然自失のがっかり感はひとしおでありました。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9

70.9 21 戦闘でラブコメなアニメランキング21位
学園戦記ムリョウ(TVアニメ動画)

2001年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (148)
887人が棚に入れました
2070年春、東京上空に謎の巨大飛行物体が出現し、全ての都市機能を麻痺させてしまう。世間が大混乱に陥りかけた矢先、今度は謎の巨大ヒーローらしきモノが現れ、飛行物体をやっつけた。
そして翌日の朝、政府の広報官があっさりと言い放った一言をきっかけに、地球人類の歴史が大きく動き始める…。
「えー、宇宙人は、実はいました」。
村田始は神奈川県天網市の御統中学に通うごく普通の中学生の少年である。
宇宙人の実在が明かされた日、始のクラスにとっくの昔に廃れた「学生服」を着た不思議な少年、「統原無量」が転校してくる。謎の転校生無量と友達になったことをきっかけに、始は地球と宇宙を巡る大きな流れと天網市に暮らす人々の使命に関わる物語に関わっていくのだった。

声優・キャラクター
宮崎一成、野島健児、朴璐美、杉田智和、浅野真澄、うえだゆうじ、小林由美子、山崎和佳奈、石森達幸、釘宮理恵、石原凡、小野健一、京田尚子、佐々木瑶子、阪口大助、遠近孝一、松本さち、渋谷茂、肥後誠、長嶝高士
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

官房長官「宇宙人は実はいました」→へぇ~そうなんだ~

地球外知的生命体の存在が公式発表された2070年。
その遥か昔から能力をもって宇宙人へ対処してきた民が住む天網市。
役割を受け継ぐ中学生少年少女らの青春と戦いを描いた
NHK「衛星アニメ劇場」のオリジナル作品(全26話)


【物語 4.5点】
SFバトル物でもあるがメインは学校行事などの日常の学園生活。
裏でお役目を遂行する生徒会も普段は一見、呑気に学園祭などやってるように思える。
ですが、この日常を守ってきた先人たちの想いへの理解が深まるにつれ、
平穏な青春の価値を噛みしめることができる良作。


一応の主人公は謎の凄腕学ラン(←この時代は既に古い)転校生・統原無量(すばる むりょう)。
だが物語は“天網の民”のチカラを持たないSFオタクな一般中学生・村田始の視点で進む。

視点を戦いに挑む少年少女を見守る始(はじめ)のポジションに置く。
さらに始は天網市の歴史と伝統を調査する“祭りクラブ”を主催。
始はナレーション、時おり視聴者に語りかけるナビゲート役も兼ねる。
大人たちが守り継いできた青春と日常というテーマへ誘導する佐藤 竜雄監督の脚本も巧み。


終盤になるにつれ、事態は銀河の新参者である地球を巡る争い。
すなわち{netabare} 銀河連邦と宇宙連盟。二大勢力による代理戦争再燃の危機{/netabare} へと展開するが、
まぁまぁ~穏便に異星間交流しましょうや~というユル~いノリは終始変わらず。

ですがこの世界の大人たちはフワフワしているようで、
決して責任と犠牲を能力を有した子供たちだけに丸投げしない。

セカイ系で生命ごと青春をすり潰されてきた少年少女の惨劇に食傷気味でも、
食後のデザートとして別腹にねじ込むことができる。
何ならセカイ系から受けたトラウマのリハビリ効果まで期待できる?
放送後20年経った今でも、私の心の中で独自のポジションを確立している良シナリオです。


【作画 3.5点】
アニメーション制作・マッドハウス

バトルアニメーションは異様なフォルムの異星人兵器、結界、圧潰など如何にも『エヴァ』後のトレンドに乗った構成。

目を引くのは天網の民の切り札であるシングウ。
マッチョな巨大式神のような、これまた異様な出で立ちですが、ぶっちゃけダサいw
シングウで戦うナイーブな思春期メンタルにも配慮して、
プラモ販売したくなる程度にはカッコ良くしてあげてとは思いますw
これも巨大ロボとかに高揚して日常を疎かにしないというスタッフのメッセージなのでしょうかw


撮影で印象的なのは、日常シーンでの柔らかな日差しの挿入の多用。
この穏やかな日々を守っていきたいという主張を映像からも感じます。


【キャラ 4.5点】
先人たちの努力により未知との遭遇の衝撃は緩和され、
若人が戦いで命を落とすことも少なくなった。
ですが、それで少年少女の青春の悩みが尽きるわけではありません。


守山那由多(生徒会副会長)……シングウの力を受け継ぐツンツン・ツインテール。始(はじめ)や無量には特にツンツンするが、徐々に打ち解ける。

主人公・無量の正体も心中含めて最後まで明らかにはならない。

ですが“タタカイビト”としての重圧は確実にのしかかっており、
人物描写は、始(はじめ)たちとの青春の日々が彼らの心の支えになった様を的確に捉える。


守口京一(生徒会副会長)……「空蝉の儀式」に必須なチカラを継承。謎の転校生・無量の実力を前に自己嫌悪に陥りそうになる。

鷲尾晴美(生徒会書紀)……“タタカイビト”を守る“マモリビト”のお役目を背負い、幼年期の快活な性格を封じ込めてしまった武術少女。

京一は無量への対抗心に、幼なじみ晴美への恋慕も混ざりこじれて荒れるので、面倒くさいことこの上ないですw


平穏な空気の中で、重大な懸念事項の処理に直面するのは宇宙外交も同様。

ジルトーシュ……アロハシャツを着て穏やかに話す異星人外交官。{netabare} 場合によっては惑星も処分する「判定者」の役割{/netabare} も担う宇宙外交の最重要人物が、一見ちゃらんぽらんな言動を重ねて作風を体現。

ジルトーシュとウェンヌルが政治的立場を超え、共に地球の文化と酒に染まっていく件に、
地球と銀河の未来への指針が象徴されています。


【声優 4.0点】
統原無量(すばるむりょう)役の宮崎 一成さんが飄々とした口調で{netabare} 生身で宇宙に飛翔し敵を迎撃するなど{/netabare} ハチャメチャな能力を発揮する感じ。
村田始(むらたはじめ)役の野島 健児さんの宇宙人の実在が政府に追認されても、いつも通り気だるげな感じ。

他にも生徒会長・津守八葉役の上田 祐司さんのおおらかに場を取りまとめる感じ。
などキャストの演技も地球の危機を前にした脱力に貢献。


それだけに守山那由多役の朴 璐美さんの今で言う所のツンデレボイスがいっそう耳に突き刺さります。
一方、後年の“ツンデレの女王様”釘宮 理恵さんは始(はじめ)の妹・村田双葉役で、
無量に一目惚れする、おませな小6ボイスを供給。
オテンバ妹属性で順調に経験値を積む。


【音楽 4.0点】
担当は『ルパン三世』などでお馴染みの大野 雄二氏。
ジャズサウンドがスウィングする戦闘曲なども提供するが、
重宝するのはフルートなどをアレンジした穏やかな日常曲。

大野氏はKANO歌唱のOP「TAKE」も作曲。
学校の卒業式で歌われそうな曲調で、ここでもバトルより学園重視を印象付ける。
EDにも大野氏のインスト曲「begin」が流れ、今日も平和に締めくくられる。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10
ネタバレ

zemin さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

地味な村田始と個性的な仲間たち

2001年にNHK-BSで放送されたアニメですが、
最初に見たときの印象は地味な日常系アニメ(?)でした。

このアニメの一番の魅力は一見地味な日常パートにあると思います。
とても地味な主人公、村田始(むらた はじめ)の懐の深さ、意思の強さ、そして人間の大きさを脇役の目を通して実感していくアニメだと思う。
強くないのにすごい人間、それが村田始である。

次に、地味なのに魅力的な天網市の住民。
学生、先生、商店街の人たち、宇宙人の皆さん、とキャラが多いのにその全員のキャラが立っていることがすごい。
1話限りのキャラでさえ個性がしっかりと描かれています。

個人的に、好きな脇役を選ぶと、ジルトーシュ、ムリョウ、瀬津名さん、那由多、京一、八葉さん、
瞬、双葉ちゃん、晴美、今日子母さん、和夫さん、
みんな好きすぎて選べないです(笑泣)

合わなくても最初の数話切ってしまうのはもったいないです。
学園戦記ムリョウの世界のこと、登場人物のことが分かってくると
この世界に住みたいと思うようになるのではないでしょうか。

いつか二次元の世界に入れる日が来たら、天網市の住人になりたいです(笑)

好きな話
{netabare}
 第1話 「戦記、始まる」
 第3話 「その名は、シングウ」
 第7話 「君の、えがお」
第10話 「だから、明日のために」
第17話 「どさくさに、ゴメン」
第21話 「助っ人、相まみえる」
{/netabare}

特に好きな話(神回)
{netabare}
 第8話 「ささやかな、うたげ」
第13話 「かくれさと、ふるさと」
第14話 「僕たちの、夏」
第15話 「父、帰る」
第19話 「きよらなる、拳」
第25話 「虚人、めざめる」

超絶神回
第24話 「さだむるもの、ここに」
第26話 「戦記は、つづく」
{/netabare}

このアニメは私が一番好きなアニメです。少しでも多くの人にこのアニメを見てほしいのですが、地味なアニメなので布教するのが難しい・・・。

My Favorite Character
村田始(むらた はじめ)。自分から前に出るタイプではないのに、確固たる意思を持っているので優柔不断という印象は全く感じません。
村田始の人間の大きさを、登場人物たちが時間をかけて自然と理解していく過程が好きです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6

Tnguc さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

日常とXデーの奇跡の融合

~
 隠れた名作としてよく名前が挙がる作品の一つ。「飛べ!イサミ」や「宇宙戦艦ナデシコ」などで有名な佐藤竜雄(さとう・たつお)が、原作・脚本・監督をまとめて担当した贅沢なオリジナルアニメ。舞台は近未来の日本。宇宙人の存在が明らかになったところから始まる。誰しもが一度は想像したことのあるXデーのひとつ「宇宙人との邂逅」がテーマ。一歩間違えれば「インデペンデンス・デイ」や「宇宙戦争」と隣り合わせになりそうな物騒な設定なのに、この作品ではみんな落ち着いた対応をしていて少し気の抜けた雰囲気に包まれている。本来、未来を描く目的としては発達したテクノロジーが一番の理由だと思うが、この作品はそうではない。この作品では成熟された人の精神が主な目的とされている。だから宇宙人が来ても冷静。それは主人公・ハジメ君を中心に、友人のムリョウ、ハジメ君の家族、そして同じ学園のクラスメートたちまでもが、完成された精神を持ち合わせている。誰しもが隔てなく認められていて、否定もされず、余裕のある人格が確立された世界は素直に羨ましいと思う。まさに理想郷であり憧れ。こんな街に住みたいと思ったアニメは「カードキャプターさくら」以来かも知れない。そんな余裕のある人たちの穏やかな生活が映し出されたこの作品では必然的にゆるやかな時間が流れていて、何気なく見ているだけではその魅力には気づきにくい。人によっては「日常にしてはやや過激」と思うかもしれないし「SFにしては地味」なんて思われそうな気もするが、決して物語で押すタイプではない作品であることを理解していないと楽しめない。この作品はキャラクターの内面にこそ一番の魅力がある。それ故に、やや未熟な那由他(なゆた)と京一(きょういち)に強い親近感や愛着が湧くのは、現代に生きる私たちからして見れば道理なのかも知れない。

個人的評価:★★★★☆(4.0点)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

65.0 22 戦闘でラブコメなアニメランキング22位
ヴァンドレッド VANDREAD(TVアニメ動画)

2000年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (134)
822人が棚に入れました
我々の住む太陽系から遠く離れた宙域の、とある銀河。そこでは、男性だけの惑星国家「タラーク」と、女性だけの船団国家「メジェール」と呼ばれる種族が長年の間、互いに敵対し、激しい星間戦争を続けていた。
ある日、タラークは士気の高揚と次の戦闘に備えて移民船「イカヅチ」を宇宙戦艦へと改造し、「蛮型撲撃機」と呼ばれる新兵器の模擬演習を兼ねて出撃する。
タラークの下層階級民のヒビキ・トカイ(主人公)はイカヅチにひょんなことから密航していたが、メジェールの海賊船の急襲を受け、戦闘に巻き込まれてしまう。タラークはイカヅチを放棄、自ら撃沈されることを決め、魚雷を発射。そのとき、動力源である『ペークシス・プラグマ』が暴走、海賊船、イカヅチもろともに別の星域に飛ばされてしまう。母星への帰還の旅を始めた彼らだったが、途中謎の敵の急襲を受ける。
そして明らかになる“刈り取り”という暗号作戦による謎の敵の侵攻が開始されているのだ。その危機を知らせるべく、敵対しているハズの男女の呉越同船とも言える融合船・「ニル・ヴァーナ」の母星への帰還の旅が始まるのだった…。

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

此処に僕らが出逢った訳♪

原作もりたけし&GONZO 監督もりたけし によるアニメ。

2000年10月3日 - 12月26日全13話+『胎動篇』(1期)
2001年10月5日 - 12月28日全13話+『激闘篇』(SS)

あらすじ[編集]

とある銀河。そこでは、男性だけの惑星国家「タラーク」と
女性だけの船団国家「メジェール」が、互いの存在を嫌悪し
激しく憎み合い、長年に渡る星間戦争を続けていた。

タラークは新兵器の模擬演習を兼ねて出撃するが、3等民
(下層階級)で虐げられながら機械工として生きていた少年
"ヒビキ・トカイ"は、仲間の言葉に乗せられ、蛮型を強奪
しようと乗り込んだ所で発進してしまった・・

即座に発見されて監禁されたところを、"マグノ・ビバン"
率いる宇宙海賊「メジェール・パイレーツ」の海賊船に強襲
され、交戦状態になるが・・「タラーク」の旧艦区内機関区
では使われて無い筈の制御システム「ペークシス・プラグマ」
が突如起動し空間転移を起こし、全く別の宙域に飛ばされ、
旧艦区と海賊船の融合・合体をも引き起こしていた。

旧艦区に取り残された"ヒビキ"と"ドゥエロ・マクファイル"
"バート・ガルサス"達と宇宙海賊「メジェール・パイレーツ」
クルーとのボーイミーツガール?そして男女どちらの軍にも
属さない謎の敵の襲撃・・共闘する道を選ぶ。

旧艦区と海賊船の融合した宇宙船を「ニル・ヴァーナ」として
「タラーク」でもなく「メジェール」でもなく・・謎の敵の脅威
に立ち向うための共闘する日々が始まる。


感想。

序盤から一気に惹き込む感じで勢いがあるので見易い。
コミカルな描写や台詞も多くラブコメ要素も多くて笑える。
男女の役割も巧く組み込み物語の設定が上手く機能してる。

熱血・御調子者・クールと解り易い男性陣。
如何にもな艦長・ありとあらゆるテンプレヒロイン。

旧マクロスやガルフォース等の男女種族星間戦争の背景や
男女各自の繁殖方法の違い、そして男女のメカが融合した
際に性交体位を示唆した配置と化すコクピットなど、男女
の存在理由や異文化の交流に着目した物語が展開される。
深夜枠ではない18:30 - 19:00という放送時間に配慮した
部分が随所に見受けられる。

男女云々という部分を協力しあうことで進化していくメカ
等の構想が凄く解りやすくて、「男だから」とか「女だから」
という表現が滑稽で面白い方向に持っていく感じ。

終始アップテンポてノリの良いコメディ路線の為見易いが
各話要点を抑えていて、軽薄な感じでは無くて良い。
その為小中学生向けの雰囲気だけど深夜枠に共通する様な
おっきな子供も楽しめる様な作風になっている気がする。
違いは放送時間帯に合わせたやや過剰な配慮かな?

メカデザは結構良い感じで、キャラデザはコミカルな作風
にあった感じの萌系ギリギリのデフォルメ?
其々のキャラを掘り下げるエピソードも確りとしている。
スター・トレックやスターゲイザー他海外SFドラマの影響
を受けたと思われる演出やエピソードやパロディがある。

科学の進化と人間の精神の進化などのバランスの悪さ等の
如何にもSFという内容も含んでいて充分楽しめる。



男性クルー

ヒビキ・トカイ:吉野裕行
惑星タラーク3等民機械工16歳。熱血漢で気負いが強い。
女は男を喰らうと信じていた。スペシャル蛮型搭乗者。
ドレッドノートと合体してヴァンドレッドに変形する。

バート・ガルサス:関智一
金持ちの三男坊のタラーク人で16歳。御調子者で軽口。
ハッタリを言ってニル・ヴァーナの操舵手を務める。

ドゥエロ・マクファイル:田坂秀樹
元戦闘要員だがドクターとして働く。17歳のタラーク人。
元エリートで少し偏屈な所があるが好奇と探究心が強い。

女性クルー

ディータ・リーベライ:かかずゆみ
パイロット見習で16歳。UFOオタでヒビキを宇宙人と呼ぶ。
何時も明るく間抜けで、空気が読めずに空回る事も多い。

メイア・ギズボーン:折笠富美子
パイロットで19歳。生立ちから極めて無口かつクール。
リーダーシップがあるが生真面目で融通がきかない堅物。

ジュラ・ベーシル・エルデン:浅川悠
バーネットと仲の良いパイロットで20歳。やや子供っぽい。
美人で妖艶な容姿に反して性格は我侭で目立ちたがり屋。

バーネット・オランジェロ:根谷美智子
ジュラと仲の良いパイロットで18歳。器用貧乏な気性。
露出度の高いハイレグレオタード調の衣装を着用する美人。

ガスコーニュ・ラインガウ:浅野まゆみ
大柄で筋肉質の身体を持つ、姉御分の32歳。
デリ機と呼ばれる補給用機で補給と補佐を担当する。
普段は艦内で機体の整備や食事の用意等の雑用に徹する。

パルフェ・バルブレア:豊口めぐみ
ノンビリとした性格の機関長で18歳。ディータとは親友。
強度の近眼で普段から目を覆い隠す大型の丸眼鏡を使用。

パイウェイ・ウンダーベルグ:石毛佐和
ツインテールが特徴の最年少クルーで11歳。看護婦を担当。
「パイ・チェック」と称してプライバシーを探るのが趣味。

エズラ・ヴィエーユ:大原さやか
ブリッジクルー。お腹に恋人との子供を宿している。
常に糸目で、笑みを絶やさないおっとりタイプの24歳。

マグノ・ビバン:京田尚子
メジェール・パイレーツの長。ニル・ヴァーナの艦長。
初期の移民の生き残りで、男女間戦争以前の歴史を知る。

ブザム・A・カレッサ:沢海陽子
ニル・ヴァーナの副長で25歳。BCとも呼ばれている。
マグノ参謀として有能。クルー達全員から慕われている。

浦霞天明:大塚芳忠
タラークが送り込んだスパイで特務諜報部中佐。

アマローネ・スランジーバ:菊池志穂
ベルヴェデール・ココ:増田ゆき
セルティック・ミドリ:若林直美
ニル・ヴァーナの艦橋でオペレーターを務める少女達。

ピョロ:岩田光央
元はイカヅチに積まれていた情報処理用のナビロボ。
海賊船との融合時にペークシスの影響で、自我に目覚めた。

レベッカ:かないみか
エズラの恋人でカルーアのオーマ。外見は和服風。
メジェール・パイレーツのアジトの留守を任されていた。

バロア:菅原祥子
アジトの警護に就いていたドレッドノートのパイロット。
強気な性格。戦いの中、成長していたディータ達に驚く。

タラーク

グラン・パ:麦人:本名はゼン。タラークの指導者。
八聖翁の1人。意味は「祖父」。

ジン:大塚周夫:ヒビキの育ての親。元は八聖翁の1人。

トドロキ艦長:鈴置洋孝
本名不明。戦艦トドロキの艦長を務めている熱い男性。
「機動戦士ガンダム」のブライト・ノアのパロディ。

キュンメル・大関:広瀬正志
初老の熟練エースパイロット。ランバ・ラル?
青い百一式蛮型撲撃機に搭乗する戦闘隊長。

メジェール

グラン・マ:麻生美代子
本名はアンリ。メジェールの指導者。

メイアのオーマ:折笠愛:メイアの卵子提供者。

メイアのファーマ:井上喜久子:メイアを出産した女性。

その他の登場人物

ラバット:石塚運昇
自称「宇宙商人」ウータンと共に宇宙を放浪している。

ウータン:くじら
ラバットに連れられているオランウータン。

ココベリ:銀河万丈
ラバットが辿り着いた小惑星に住む小部族の長
ペークシスを「精霊」と呼んでいる。

リズ:勝生真沙子
無法宇宙ステーション・ミッションの女ボス。

セラン:日高のり子
男女が共存する惑星メラナスの少女。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 1

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「マクロス愛・おぼ」に対するもう一つの回答 異“性”間コミニュケーション+CGロボットなSFアニメ

フルデジタルアニメーションが珍しかった当時、その映像美を毎週のテレビシリーズで堪能出来るというのは当時のオイラには興奮モノだった
だけど、アニメ全体のクオリティ水準が上がった今改めて観てみると、正直に現代の水準をギリギリクリアできるかな?という程度です;
過度な期待はしないのが良し(ちなみにHD制作ではありません)


この作品の見所は「マクロス愛・おぼ」を髣髴とさせる設定のリバイバルにありまして、往年SFファンにも萌えアニメファンにもお得な内容なのです


それっていうのは男だけが住む星と女だけが住む星が星間戦争してるっていうものなんですね
ほーら、「愛・おぼ」っぽいですよね?
もりたけしさんが監督ってのもあるんでしょうけどね
メカと美少女っていうもりさんの得意分野から上手く捻り出した設定や世界観がGJ


お互いを異星人って思い込んで何十年と戦いの歴史を繰り返してるんですよ、この異“性”人共はw
出てくる女の子達はかなり個性に富んだ面々なのですが、基本は宇宙海賊という職の子達なのでして強気っ子が多めです


そんで彼、彼女らは戦いの最中ワープみたいなのに巻き込まれてしまい見知らぬ星系へ飛ばされてしまうのですね
一つの宇宙船で故郷へ帰るため、一つ屋根の下で共同生活を始める男と女
あまりに互いを知らなすぎるが故に次々起こる(エロい)トラブル


そんなところに突如として正体不明の敵が出現し、乗組員の命が危機に晒される
ピンチを救ったのは男側の兵器と女側の兵器がワープみたいなものの影響を受けて変異し、偶然にも合体して完成したスーパーロボット「ヴァンドレッド」だった


かくして生きて故郷へ帰るため、男と女がいがみ合いながらも手を取り合う、謎と神秘とカルチャーショックに満ちた旅が始まる・・・


物語は全13話で第1期完とされ、そのままセカンドステージへと続いていきます

オイラのオススメはヒロインの一人・・・というよりはもう一人の主人公ともいうべき「メイア」にまつわるエピソード4~6話(通称メイア3部作)


あとサブタイトルにも注目していただきたいですね、あんなに次回は?とワクワクしたサブタイトルは初めてだった

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14

ichinana さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

この素晴らしき世界・・・・

GONZO制作、もりたけし監督によるオリジナルアニメーション。
当時流行りだした3DCGをふんだんに用いたSFアニメです。

正直、当時本作以外ののCGアニメーションは見れたものではありませんでした。背景はセル画なのに動くキャラやロボはガチガチのCG。止め絵の上で滑らかさの欠片もない動き。黎明期であったとはいえ、酷かったの一言です。
そんな中で登場した本作とGONZO。"見るに耐える"CGアニメーションを制作した功績は非常に大きく、デジタルアニメの道標的存在だったと思います。

宇宙人さんことヒビキ・トカイとディータ・リーベライの第三種接近遭遇。いいですね~。往年のUFO映画を彷彿とさせます。二人の出会いが"男女"の出会い。現代よりはるか先の未来を描いているのに、それぞれが閉じた世界で生きてきたことによる自分以外の性に対する興味と偏見。まさか性差で表現されようとは想像もできず、なかなかに面白かったです。

各女性キャラもテンプレ集団でしたが「男を知らない、男に興味のある」女性として、それぞれのキャラに合わせたヒビキへのアプローチは見ものです。私のお気に入りは・・・・・・・・・・・・・・・わかっているとは思いますがやっぱりメイアですお!!!!!!!!!!

What a Wonderful World・・・・・・・
ルイ・アームストロング氏の世界的超スーパーエクセレント名曲(色々被っていると詩○先輩に指摘されそうですが・・・)。彼のハスキー声と本曲とメイア回のエピローグ。あまりにもマッチしすぎて、呆然とします。メイアの心の雪解けをあらわす至高の描写で、本作の視聴継続を決定づける重要なストーリーでした。

本作のテーマはSecond stage以降で評価すべきところなのでしょうが、どちらも視聴済みなのでイロがついています。しかし初期のGONZOの代表作であることは間違いありません。SFファンの方にはオススメの逸品ですね。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4

57.1 23 戦闘でラブコメなアニメランキング23位
陰からマモル!(TVアニメ動画)

2006年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (100)
718人が棚に入れました
昔々のその昔、戦国の世のとある国。治める殿様は自国一の名人が作る蒟蒻がとてもとても大好きだった。そしてあるとき考えた。「この偉大なる蒟蒻を作る家系が途絶えてはいけない!  わが血統が滅びても、この芸術的な蒟蒻を作る血統だけは護らねばっ!」 かくて殿様は自らに仕える忍者の一族「陰守(かげもり)家」に蒟蒻作りの名人の一族を未来永劫、末代まで護り続けるように言い渡した。そして400年の時が過ぎた現代……。忠義者揃いの陰守一族は、主家である殿様の家系が滅びてもなお、現在まで蒟蒻作り名人の一族である「紺若(こんにゃく)家」を護り続けていた!

声優・キャラクター
私市淳、中原麻衣、新谷良子、小島幸子、清水愛、古川絵里奈

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

お隣さんを守る忍者君のおはなし

主人公は忍者(普段は普通の学生)である陰守マモル
メインヒロインはおっとりほわわ~な性格の紺若ゆうな
常に危なっかしいゆうなを、
マモルが自分が忍者とバレないように陰ながら守る!ってお話
いつもマモルが可哀想な目に合います


マモル(陰守家)がゆうな(紺若家)を守る理由は?
それはズバリ!!
紺若ゆうな…紺若…こんにゃく…
くだらなすぎて笑いました
少し別の理由もありますがこちらもくだらないです


忍者の話であることには間違いないですが、
本作は言ってしまえばただのドタバタラブコメディ作品です
バトルはあってないようなもの
そして女の子はたくさん
ハチャメチャハーレムものでもありますね

ただ、サブヒロインの魅力が少し。。
マモルは憎めない男で嫌いではないですし、
メインヒロインのゆうなもバナナソングなどのネタを提供してくれるのでけっこう好きなのですが、
如何せんサブヒロインたちが。。
ハーレムものは他のヒロインの魅力も大事なので少し残念なところ
別に嫌いな娘がいるとかではないです
少しキャラが薄いかなと感じました


OP「ミリオン・ラブ」 歌ーゆうな(中原麻衣)
ED「rainy beat」 歌ー愛里/椿/山芽/ホタル(新谷良子/小島幸子/清水愛/古川絵里奈)

OP曲の中毒性はなかなかのもんです
ですが、好きなのはED曲のほうですね
サブヒロインの皆様が歌ってます
さっきはごめんなさい


ゆるーいメインヒロインが起こすドタバタな日常、、
それに加わる賑やかなサブヒロインたち、、
この融合はなかなか楽しめました

ゆうなの声を担当する中原麻衣さんもお見事でした
ゆうなは彼女にしか任せられません


どっちかというと好きな作品でしたね
バ~ナナバナナバ~ナナ♪

投稿 : 2024/06/01
♥ : 18

はるせ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

好きではあるが、咲かなかった作品

視聴時期は2021年 放送時期は2006年冬アニメ

2000年代ハルヒやけいおんによる深夜アニメのブームになる前の作品です。
当時中学生でリアタイで見て以来の視聴です。原作は読んでいません。

全体的に好きな作品でしたが、やはり通しでみると(アニメは)あらが目立つ作品です。毎回冒頭で「こんにゃく家を守るのじゃ!」っていう時間はいらなかったとおもいます。そのぶんヒロインたちとの絡みを見せたほうが良かった。

ギャグのノリは古いですが放送時期を考えれば妥当かと思います。

キャラクターの魅力でみると良いところもあるけど、いまいちのところが上回ると言う印象。

主人公がヒロインを守れないときは犬に守らせるのはソレでいいの?と言う感じ。

親友のあいりは学年の成績が悪く暴力系なのに金持ちという設定。ちょっと矛盾では?

サブヒロインもいい感じではあるけど、ソレを魅せる回が少ない。
アニメだけ見ると結局主人公のマモルはユーナのことは好きではないってことだったのか。

12のうち、後半は面白いんですが、前半はキャラクターの事情を説明するだけの回みたいで特に面白くない。ヒロイン4人紹介するのなら3話あればできたかな? 

4話のアイドル回はなぜほたるの登場あとにやらなかったのか。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 1

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

忍びの極意?

陰から守るという忍者もので・・由縁の蒟蒻の件等巫山戯た
感じでソコソコ面白そうだったのだけれども・・見始めると
ただのハーレムアニメでした・・解りやすいラブコメらしさ
とかギャグ展開など結構笑える感じ。

メインヒロインが完全なポンコツぽわぽわアホ娘
其処に徐々にハーレム要因が補填され賑やかになっていく。

ハーレムと言ってもラブコメギャグ路線に徹していて
余計なラキスケや露出は略無いのでとても見やすい。

中盤以降は特にドタバタギャグパートが増えて派手になる。
何でもありな感じに^^;

キャラデザが余り好みではなく・・特にメインヒロインの
眼が極端にタレ目で平目?離れすぎなのと・・主人公の
普段のボケ声が馴染めなかった・・忍者状態の演技は別に
気にならなかったけど。

OP・EDともに声優さんなので・・好きな人以外キツイかも?
パロの使いどころなど結構楽しめるところもあった。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

61.8 24 戦闘でラブコメなアニメランキング24位
戦×恋(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (181)
715人が棚に入れました
「アクマ」というあだ名をつけられるほどの強面の風貌から周囲から怯えられ、上手く他人と関わることが出来ない孤独な高校生・亜久津拓真は、ある時、一人の少女を助けたことがきっかけで、悪魔と戦う9人姉妹の戦乙女(ヴァルキリー)たちと、一つ屋根の下で暮らすことに――。恋をするほど強くなるという戦乙女たちの恋人となり、彼女たちと恋の特訓を乗り越え世界を救うことが出来るのか!?

声優・キャラクター
広瀬裕也、本渡楓、加隈亜衣、日高里菜、内山夕実、原由実、清水彩香、逢田梨香子、河瀬茉希、小岩井ことり、新田ひより、平川大輔、種﨑敦美、M・A・O、福圓美里
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.7

コイ☆セントとは関係ない

2話までの感想{netabare}
なんだこれ、“幽奈さん”みたいと思ったら“魔装学園”だったでゴザル、しかも主人公は“炎炎”。
スマホゲー原作かな?と思ったらマンガなんだwそれにしちゃ姉妹が一度に出すぎじゃない?
女性に迫られて主人公がアタフタする系ってちょっと時代遅れ感がするのだけど…それよりなにより、その見た目からあらぬ誤解を受けてる主人公を、姉妹たちは助けようとはしないのか!?
やろうとしたけど対人恐怖症が過ぎて諦めた?と脳内補完できなくもないけど、それにしても他人行儀というか、自分のことしか考えてない(ように映る)。
悪魔だと周囲からビビられるシーンを描けば描くほど、それをフォローしようとしないヒロインズが冷たく感じてしまう。
そのうち弁解手伝うようになるのかね?
もしくは「このクソ女ドモに復讐してやる」って展開も面白そうではあるけど、そっち方向じゃないよね、多分。
警官から「ひいっ、化け物!」と発砲される話になったら個人的にサイコー。
あ、“BEM”がサイコーって意味ではない。{/netabare}

5話までの感想{netabare}
やっべーなコレ。
↑でも書いた通り、ヒロイン達が「主人公がその見た目により周囲からあらぬ誤解を受けている」のをどうにかしようと思わないことに違和感感じてたのだけど…。
だってねぇ、それこそ敵が現れていざ出撃だって時に、警察から職質受けてたり冤罪で留置所入ってたら困るワケで──任務に影響が出かねない案件じゃん?
周囲の人間も勝手に被害者ヅラして…あんま言いたくないんだけどまるでどっかの国みたいでウンザリ。
“エルハザード”の陣内兄や“ハンドメイドメイ”の南原みたいなの(勝手に主人公に嫉妬して嫌がらせをしてくる)が流行った時期があるけど、その頃に戻ったみたいで気分悪い。
と思いつつの5話、女性たちに囲まれてる状況を周囲からは「脅してる」と受け取られて。
これじゃそのうち「○○ちゃんを開放しろ」と刺されかねない。
というか一度そういう目に遭おうぜ、いっそこのこと。
で、そんな身の危険を覚えてサツキとのダンスを辞退したら「私を嫌ってるのかも…」と早合点。

自 分 が 一 番 か

ヒロインズはタクマの見た目に惑わされず本当の性格を知る「理解者」じゃないの?
なのに自分のことしか考えてなさそうなところがイラっとする。
視野が狭い。
マジで実際「ナツキちゃんを解放しろ」と暴漢に刺されようよ、マトモな脚本だったらそれやる、見た目で差別される話なんて大昔からあるネタじゃん。
で、そうなった時にヒロインズはどういう反応する?ってのを見せたほうがよっぽど面白いと思うんだけどなぁ。
白々しく「まさかこんなことになるとは思ってなかった」って言いそうだけど…。
もしくはタクマは悪魔だと呼んで散々自分を恐れてた・場合によっては嫌がらせをしてた一般人を、果たして本当の悪魔から守る価値はあるのだろうかと葛藤させようよ。
タクマはママの教えで、ヒロインズはパパの命令で悪魔退治をやってるだけで人間自体はどうでもいいとしか思ってなさそうで…。
世界を救うと言いつつ人間はどうでもいいのだったら、いっそ悪魔退治するために人間を生贄に差し出すとかしてくれた方が清々する。

まぁ今後あるのかも知れませんけどね、最初はこんなんだったけど作中で成長するって感じで。
というか最終回までにそのネタをやってようやく及第点かと。
現時点でそういうエピソードがありそうな予感が感じられないのでかなり心証悪い。

絵についても…あんま言いたくなかったけど、ちょっと…。
ウナギがパンツに入る前から四つん這いって、な、何だ?
パンツに入り込んできゃあと言ってかがみこむ「動き」が重要なんじゃないの?お色気をウリにするアニメなら。
お色気がウリでなきゃ別に気にしないのだけど、これじゃあアクションがウリの作品でアクションが死んでるようなものかと。
折角動きを表現できる媒体使ってるのにそれを放棄って…う~ん…。{/netabare}

6話感想{netabare}
“魔装学園”っぽいと思ったが甘かった、あっちは一応主人公乗り気じゃん?
こっちはそうじゃなく、生命の危機に晒されて、キス(もしくはそれ以上)することで脱することができるのだけどそれがなかなかできなくて…って流れは……“ISUCA”だ。
…。
主人公がなにやら秘めたる力を持ってるみたいだし、そのうちそれを説明する大谷育江声のロリババアが登場したりして?
ってかISUCAの内容覚えてる自分にビックリだ、忘れたい。{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
あー、見る作品間違えたかなぁ。
実はちょっと観るアニメの本数絞ろうと思って、同期放送で勝手に似たようなものと認識してる“ぼくたちは勉強ができない!第2期”とこっち、両方切るのもアレだしどちらかだけにしようとしてこっちを見ることにしたのだけど…。
このテの作品の必須事項「美女と急接近してドキドキする」というシチュが当然多いワケだけど、主人公の対人恐怖症設定がその足を引っ張りまくり。
性的なドキドキと恐怖心でドキドキとの違いが分からない。

そのドキドキは、美女が相手でなくとも人間相手だったら誰でも同じ反応しそう

釣り橋効果とか生っちょろい、男相手でもドキドキするんじゃね?
もっと酷いこと言ってしまえば「人間」って張り紙貼ったカカシ相手でも反応は同じなんじゃね?と思ってしまう。
で、そうなっちゃうともうヒロインがヒロインとしての特別感が無くなるというか、必須条件を欠いてしまってるような…。
まぁとにかく盛り上がらない、とても冷めた目で見てしまう、お色気系でコレって致命的なんじゃない?
元から作画が怪しいところに妙な崩し絵を多用するのも話の腰を折られる感じ。
そういや「お色気パートで話の腰を折られる」と別の作品の感想で見たことがあるような?自分はその時気にならなかったけど、なるほどこういうことかー。

ヒロイン達が、拓真が「見た目が怖い」として恐れられてるのを放置してるのもこれまた違和感。
大事な時に職質されてたらどうするんだと…実際痴漢訓練の際にそうなってたよね?
というかこれ、原作はマンガなのでね、読者から突っ込まれて「あハイ、そのエピソード書きましたー」感がする。
う~ん…そうじゃなくて、その出来事をキッカケにどうするかを書かないと意味なくない?
これは「指令通りにイチャイチャしてもレベルが上がらない→形でやってるだけで心が動いてないから」という展開来ないの?と思ってたら、イチカを相手にした時にそれが起きたのも然り。
これも大して掘り下げはしなくて…どうにも「言われたからやっただけ感」を感じてしまう。
あーいや原作は置いといて、アニメはそこんところをもうちょっとどうにかできなかったのかなぁ?

と、文句ばかり書いてしまったけど、最後の方はガッシュベルだかブラッククローバーだかとシャナの零時迷子みたいな気がしないでもないけど、随分マシになった…のかなぁ?
拓真はカッコいい姿じゃなくて、周囲から恐れられた通りの悪魔と見紛うバケモノの姿のほうが設定生かせてた気がしないでもないけど。
“炎炎ノ消防隊”やブラッククローバーだと、主人公は一歩間違えたら闇に飲まれる危うっぽさをそこはかとなく演出してるじゃん?
あと絵的に「もう限界、死ぬー!(スタッフが)」って感じで全く緊迫感無かったけど…デザインがなーんか炎炎がチラつくのであれくらいやってくれないと…。
ってか敵は殺しに来てるのにこっちは殺してはいけないってヒデー条件で、文句言わないのはやっぱり違和感で。
一方で、神vsハーフによる戦争って設定なので「血統と思想は違うんじゃ?裏切り者居ないの?」と思ってたら姫君と四乃とでなにか共通点があるようなそうじゃないような匂わせ方して、トドメを刺すのを逸してしまう。
これも結局「言われたからやっただけ」なのかも知れないが、それを判定するその後の展開が来る前にアニメの範囲は終わったので…ま、まぁ悪く言っちゃえば上手く逃げたなw
これで原作に興味持つかと言われると…う、うん…。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

恋して戦え、乙女たち

この作品の原作は未読ですが、起用された声優さんの布陣で視聴を決めた作品です。
本渡さん、くまちゃん、ちゃんりな、うっちー、原由実さんと超が付くほど豪華なこの顔ぶれ…
視聴するのが楽しみでした。


人類に迫りくる悪魔を迎え撃つ9人姉妹の戦乙女(ヴァルキリー)
彼女らの原動力は1人の高校生との“恋”だった…
「アクマ」というあだ名をつけられるほどの強面の風貌から周囲に怯えられ、
上手く他人と関わることができない孤独な高校生・亜久津拓真。
一人の少女を助けたことをきっかけに、
悪魔と戦う9人姉妹の戦乙女(ヴァルキリー)の恋人となって育て、
人間界を守ってほしいと頼まれる。

その方法は…
戦乙女と“恋”イチャイチャをすること!!

9人姉妹と恋人契約を結んだ拓真は彼女らと一つ屋根の下で暮らし、
様々な濃いミッションを乗り越え、彼女らを戦いへ導くことに…

恋が世界を救うことを証明せよ!

戦乙女ヴァルキリー、発動…


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

まぁ、美人系9人姉妹と一つ屋根の下…しかも、全員が恋人でイチャイチャするって、ハーレム過ぎるにも程があるだろっ…という突っ込みがあちこちから聞こえてきそうな純ハーレム作品です。

これで、ハーレムを牙城にする主人公が無双系イケメンだったら、あまりにも出木杉で逆に視聴意欲は萎えてしまったかもしれません。

ですが、主人公の亜久津 拓真は、お世辞にも2枚目とは程遠い風貌で、しかも顔つきが怖く周囲が彼を「アクマ」呼ばわりされるような存在なんです。
それが積み重なって主人公の行き着いた先は人間恐怖症…

そんな人間恐怖症が美女とイチャイチャなんて…出来る訳ないですよね。
人間には大小の違いはあるも、対人恐怖的感覚って誰にでもあるんだと思います。
それが度を過ぎると、逆に可哀想に思えてきちゃったり…

そんな彼を擁護する考えを起こした先から、目の前ではお約束のラッキースケベな展開と、戦乙女に必須なイチャイチャが繰り広げられるんですから堪りません。
彼のことを擁護する必要なんて、きっと微塵も無いのだと思います。

ですが、戦乙女にとっては死活問題なんです。
何故なら、今の彼女たちのレベルでは悪魔に到底太刀打ちできないから…
だからイチャイチャを重ねてレベルを上げなきゃならないんです。
しかも、それだけじゃ駄目…
拓真を心から恋人として認めないと、レベル上げだってままならないんです。
人間恐怖症の拓真にとって、正に四面楚歌の状態と言っても過言ではないでしょう。

だから、彼女たちの心の移ろい模様を是非見て欲しいと思います。
きっかけは人それぞれ…
だけど、拓真が9人の唯一無二の存在に昇華するという最終目標に対して、どこまで辿り着くことができるのかは、この作品の見どころだと思います。
ラストまで視聴すると、レビューに「彼を擁護する必要が無い」と記載した理由が分かると思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、逢田梨香子さんの「for...」
エンディングテーマは、「UP-DATE × PLEASE!!!」なんですが、3タイプのバージョンがあります。
「UP-DATE × PLEASE!!! ver 1.7.8」
「UP-DATE × PLEASE!!! ver 2.6.9」
「UP-DATE × PLEASE!!! ver 3.4.5」
verの次の1~9数字が9人姉妹の生まれ順になっています。
個人的には一番ハジけていた「ver 2.6.9」がお気に入りです。

1クール全12話の物語でした。
「これから面白くなりそう…」というところで終わってしまったのが悔やまれます。
ここで終わってしまっては、単なる販促作品となってしまうのが、とても勿体無いと思うんです。
元々ハーレム系は嫌いじゃなく、寧ろ好みなのでしっかり満喫させて貰いましたけれど…
でもやっぱり続きが気になります。
奪われたモノは奪い返さなきゃですし…
続編が制作されることを期待しています!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

「イクさ」「かける」「こい」

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
と、書くと、あら不思議。そこはかとないド下ネタ感が(笑)

基本的に、エロハーレム、ラブコメ。「魔装学園H×H」と「五等分の花嫁」を合わせたような感じ。

まあ、このレビュータイトルくらいの品のなさと思ってもらえれば(苦笑)

《以下ネタバレ》

【視聴断念(3話まで)】
{netabare}
もし、この作品にエロがなく、普通にラブコメだったら、普通に楽しめたと思う。

ヒロインとのイチャつき具合によって、レベルが上がっていくとか、やたらゲーム的な設定。てか、ゲームでやった方が面白そう。

戦乙女のレベルが上がるのが、「拓真とデート(キスなど、恋愛イベントをこなすこと)」なのか、「戦乙女が拓真に恋愛感情をもつこと」なのか、「拓真が戦乙女に恋愛感情をもつこと」なのか、ここで作風が大分変わると思います。

序盤を観た限り、多分、一番最初。つまり、「とりあえず、エロイベントをこなせば(心はどうでも)OK」。だから、つまんないアニメになっていくんだよな~。

もちろん、イベントをこなす中で段階的に、拓真に対して、また、拓真自身の恋愛感情も高まっていくのでしょうけど。そこまで待つ気にはなれない。

あと、あんまり説明なかったけど、これ多分、「同じイベントは、1人と(1回)しか出来ない」んだよね? 六海が、「デートの幅を広げるために、誰かがアイドルになる必要があった」と言っているし、「七樹のレベルを優先的に上げる」ってのも、ようは、「誰でもこなせる類いのイベントは、七樹に集中させる」ということかと思っていた(じゃないと、全員とガンガンキスしてヤッてれば良いだけですし)。

であるならば、アイキャッチとかで、イベントの一覧を出せば、「どのイベントを誰がこなすのだろう? 意外とこの人だったか」という楽しみ方はできた思う(でも、キスイベントは複数で有効っぽいから、?。なんか、前提が崩れる気がする)。

あと、折角、ヒロインが9人もいて、メインヒロインも定まっているんだから、「恋愛」だけでなく、キャラによって「家族愛」や「友情」、「尊敬」など、色々な愛のカタチでレベルアップしていくようにすれば、作品の幅が広がったと思う。

キャラが悪くないだけに、残念。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆2
亜久津は、顔怖いけど本当は優しいキャラ。たまにいるキャラだよね。んで、エロハーレムか。「魔装学園H×H」と同じシステムだね。

エロキツいからダメそうだけど、一応、3話くらいまで観てみるか。

2話目 ☆3
体育館倉庫のクダリは悪くない。ヒロインが生きてたな。これ、ダブルヒロインでいくの? ハーレムでいくの?

3話目 ☆2
六海のドM妄想は、なかなかオモロイ。え? キスイベントは、もうこなしたのでは? 誰とでも何回でもいけるの? 作品が根底から崩れそう。

4話目 ☆


5話目 ☆


6話目 ☆


7話目 ☆


8話目 ☆


9話目 ☆


10話目 ☆


11話目 ☆


12話目 ☆

{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 19

68.1 25 戦闘でラブコメなアニメランキング25位
セイバーマリオネットJ(TVアニメ動画)

1996年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (101)
618人が棚に入れました
メソポタミア号不時着から300年。男性のみの閉塞した世界は、目には見えぬが徐々に衰退の道をたどり始めていた。クローニング技術の限界による出生率の低下、男性社会による力支配による社会の先鋭化。6つの都市国家の元首たちはそれを感じていながら、誰も打開策を得ることができずにいた。その中でゲルマニア(ガルトラント)総統・ファウストはその打開策を「優秀な人間のクローンによる他のクローンの支配」と位置づけ、テラツー征服の野望を燃やし始めた。そんな世界情勢の中、ジャポネスの少年・間宮小樽は子供の頃に訪れた事のある『ジャポネス歴史資料館』にて偶然、隠し廊下に迷い込み地下室へとたどり着く。そこで彼が見たものは、自らを「ライム」と名乗る女性型アンドロイド『マリオネット』だった。その後マリオネットのマスターとなった小樽は、ライムと同様に造られた『標』たるチェリーとブラッドベリーと共に、2人の『女性復活』と『テラツーの未来』を賭けた戦いに小樽は巻き込まれていくこととなる…。

声優・キャラクター
林原めぐみ、白鳥由里、平松晶子、今井由香、子安武人、高乃麗、水谷優子、井上喜久子、緑川光、川村万梨阿、折笠愛、天野由梨

coldikaros さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

こりゃなかなか

なかなかいい作品ですよ、これ。
見た通りハーレムものに分類される作品ですが、作品の構成がかなりうまいです。
まぁまずは内容を書いておくと、ある日主人公が一体の女性の人形、作中ではマリオネットと呼ばれるもの、をややあって目覚めさせます。
彼女には普通のマリオネットが持っていないはずの「心」がありました。
主人公はそれからも2体の同じように「心」を持ったマリオネットを目覚めさせることになり、世界の裏の事情に巻き込まれていくことになります。
あっさりいうとこんな感じですが、この作品の世界観はかなり特殊で、正直に言ってここに書けないことの方が多いです^^;
はっきり言って初めのうちは、なんでこんな明るいキャラクターばかりの軽そうな話で、こんなに練りに練ったような設定使っているのか不思議でした。
ですが、そんな自分の疑問は後半のある時点から納得に変わることになりました。
全25話の半分を少し過ぎた辺りで、OPの映像は変わらず、歌詞だけ少し違う2番に変わります。
初めのOPの歌詞自体何かしら暗示しているようなものでしたが、それが二番に変わり話の重さもガラリと変わり、いわゆる本題が始まります。
ギャップですね。
身も蓋もないことを言うと、構成を見ずに話単体で見たのならベタ過ぎて感動もなにもないのですが、感情移入させるために時間をしっかり掛け、さらに話を活かせるだけの伏線としての設定もありますから、これはなかなか面白いものになってます。
なにか飛び抜けて素晴らしいということはないですが、この類の作品のなかでは、このようにしっかりと全て活かしきって作品を作り上げているものはそうはありません。
アニメの構成として参考にされるような、いい作品だと思います。
ついでですが、シリーズの時系列は、J→またまた→JtoX→R、となります。
Rは時系列的には後になりますが、発表されたのは一番最初です。絵としては一番古く、また今作のヒロイン達はあまり関係のない話なので、見る順番はおまかせということですね。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

ichinana さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

おったるくん!!おったるくん!!おったるく~ん!!

エヴァ、スレイヤーズに続くめぐ姉無双第三弾作品!!
前二者と比較すると知名度が少し見劣りするのは原作者の技量の違いといったところか。

閉じた男性社会と彼らをサポートする女性型マリオネット。
おいおい・・・・それってダッ○ワイ○では?と思った男性視聴者はきっと私だけではないはず。その中で感情(乙女回路)を有する3体のマリオネットの「人」としての成長とそれを見守る主人公のファミリアな物語。敵味方、モブ含めてたくさんのマリオネットが登場しますが、マリオネット、マスターそれぞれの感情のすれ違い等、お決まりのシーンは多々ありますが嫌いではなかったです。

しかし・・・乙女回路とは・・・・・多分違う意味で私も持ってい(ry

特ににお気に入りは子安さん演じる花形御剣。主人公を愛するという現代でいうBLキャラ(でも腐には人気でなかったでしょうけど・・・)ですが、本作ではギャグも担当。男目線的にかなりキモいキャラですが、女性がいない社会であることを考慮すると男色は至って普通な気がします。むしろ彼からすると人形相手に劣情を抱くことのほうが不思議であったことでしょう。
主人公との対比として非常に味のあるキャラクターでした。

ラスボスことファウスト様も非常に印象的でした。ティーゲル(マリオネット)→ファウスト(人間)→ローレライ(失われた女性の象徴)という関係が、まさに人間関係っぽい。第19話のティーゲルのセリフはマリオネットが発した「女」の情念そのもので今でも記憶にこびりついています。

本作品、初期のラノベアニメによくある「原作とかなり異なる」作風ですが、ギャグ路線よりシリアス路線が好みの方はアニメの方をお勧めします。

いや~でもこの頃から子安さんははっちゃけてたな~
某アニメ雑誌年賀状の「俺は誰にも止められない・・・・」をいまでも地で進んでいるブレない声優さんですね。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4

らめええええええええ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

コメディとシリアスの絶妙なバランス

当時ナデシコと同じくらい楽しみにしていたアニメ
90年代にアニメをみていた方ならあかほりさとる氏の名前は記憶にあるかと
この方原作アニメは食いつきは良いモノの
大体内容が希薄でキャラだけで売っていたように思います。人気ありましたがっ...ダメっ...!
今作だけは、記憶に残る作品…!!んだっ・・・!分かれよっ・・・!
レビュー残したっ・・・!
舞台は江戸時代をモチーフにした世界
クズ野郎と、機械人形「マリオネット」が生活しております
ストーリー
主人公の小樽と美少女マリオネット達のハーレムに見せかけた成長劇です
マリオネット達が様々な体験を通して
成長していく姿を追っていくことになりますっ・・・!。
結論からいいますとっ・・・!感動したのだっ・・・・・!
序盤だけ見ていると潰滅的ドタバタコメディが繰り返されるの…!!が、いつのまにやら
シリアスな路線に話が進みますっ・・・!
この展開のさせ方が巧妙で強引さが世の中は利用する側とされる側その2種類しかいないのだ・・・!んですよね・・・
コメディとシリアスの両立は難しいと思いたのだっ・・・・・!。大概のアニメはシリアスがいらなかったバカなっ…!コメディパートが冗長と偏りがありますんだっ・・・!分かれよっ・・・!
ラストまで話の展開は読めませーん
マリオネット3人も個性があって魅力的ですし萌えが加速する間際の作品ならではの僥倖っ・・・!作品です

投稿 : 2024/06/01
♥ : 2
12
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