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宮崎駿＋ジブリ作品のBEST10
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　サンキュー(7)
宮崎駿さんが、ジブリで作った劇場映画とジブリ以外で作った劇場映画作品に加え、ジブリ制作で、宮崎駿さん以外の監督が作った作品から、BEST10を並べてみる。
BEST10作成日：2017.08.15
近藤喜文さんの唯一にして最高の劇場用作品。現代の東京郊外を舞台に、等身大の中学生を描く、という宮崎監督には出来ないことをしてのけた力量に感服。惜しい人を亡くしました。ファンタジーではないジブリ作品を産み出した、という点でも画期的だった。
★★★★☆　4.0
宮崎駿さんが、コナンの頃から追い続けてきたBoy meets Girlの最終結論にして、人類学的文化論の完成形作品。終始圧倒的パワーで視聴者を押しまくるダークファンタジーの傑作。
★★★★★　4.2
ルパン三世シリーズの最高傑作にして、ルパンファミリーを宮崎監督が完全に掌中に握った作品。映画は初監督だった宮崎さんのいうことを全く聞こうとしないで、「ルパンは俺が造ってんだ！」と啖呵きった山田康雄さんが、ラッシュを見て宮崎さんに謝罪、全面降伏した逸話が懐かしい。
★★★★★　4.2
若き日の宮崎監督の意欲作。アニメがこども向け作品としてではなく、普通に劇場公開作品として成立する契機となった記念的作品。今見ても泣いてしまう。が、宮崎さんの原作マンガは、よりもののけ姫的に深化していて、その分もの足りなさもある。
★★★★★　4.2
小品ながら、美しく完成された作品。思春期の女の子を等身大（＝あまりそんなに可愛くなくていい筈だ）に描こうとして、ちょっといろいろ試行錯誤していた宮崎監督の苦労の足跡が楽しめる。
★★★★☆　4.0
亜人の日常生活もの、という2017年現在のアニメトレンドを先取りしていて、人間の普通の生活空間が亜人にとっては冒険に満ちた大世界にも写る、という世界の重層性の描き方が見事な米林宏昌監督作品。
★★★★☆　3.6
日本映画史上に燦然と輝く「アニメもまた芸術である」と映画評論家を納得させた宮崎駿の出世作。熱量の高さと創意工夫に満ち溢れていて、見てハッピーになれるファンタジー作品。
★★★★☆　4.0
宮崎駿さんが、子どもをターゲットとしないで、我儘に、大人だけが解ってくれればいい、と、自分のつくりたいアニメを作ってみたら、ちゃんと子どもを含めて全世代に通用する娯楽作になってしまった、という秀作。
★★★★☆　4.0
原作のクオリティに倣って傑作となった「火垂るの墓」よりは、敢えて、高畑勲さんらしい遊び心に満ちたこちらがジブリっぽいファンタジー感に満ちていて、視聴後の満足感が高いのも好ましい。
★★★★☆　3.6
もうあと１作品しかランクインできない。となれば・・・　世評に高く、冒険ファンタジー傑作のラピュタを押さえておかない訳にはいかないだろう。まあ実際、よく出来た娯楽作だし、おなか一杯にさせてくれる作品だ。
★★★★★　4.2
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