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「アシュラ(アニメ映画)」

総合得点
62.9
感想・評価
155
棚に入れた
576
ランキング
4527
★★★★☆ 3.6 (155)
物語
3.7
作画
3.6
声優
3.7
音楽
3.5
キャラ
3.5

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アシュラの感想・評価はどうでしたか?

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

面白いです。

作画がハンパじゃないです。観終わったあと原作漫画読みました。漫画も良かったです。
基本的に暗いアニメで、グロいシーンもあるため苦手な人は注意です。

投稿 : 2014/05/08
閲覧 : 256
サンキュー:

2

missing31 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 1.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

凄惨極まりない劇場版アニメ 声優さえ違えば…

話としてはよく出来ているしCGもしっかりしている。

飢えた親に食い殺されそうになるアシュラと
呼ばれる少年が、人と世界の中で愛を感じる物語。

生ぬるい話は嫌だ!でもエルフェンリートみたいな
中途半端なグロもいらない!という方にはお勧め。

ただね。。。アシュラの声優はね。。。完全ミスキャスト。
おなじみ、ドラゴンボールのゴクウなんだよね。
野沢さんどうこうじゃなくて、アシュラが叫んだり
しゃべったりするともう、そのまんまゴクウ。
違和感ありまくって感情移入仕切れなった。

野沢さん選んだ人は最悪だと思う。

投稿 : 2013/09/19
閲覧 : 273
サンキュー:

3

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1
物語 : 2.5 作画 : 1.5 声優 : 2.5 音楽 : 1.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

生きるために……

まず、人肉食などの過激な描写があるので苦手な方は
視聴をおすすめできません。

生きるために、喰うにも困る時代の中、生きていくために
必要に迫られて必然的に人を食べなければならない。

そんな主人公は、いくつかの人物と出会い変わっていく。
言葉を覚え、苦しさを感じ、それでも生きていく。

主人公以外の視点にも注目してみていただきたい作品です。

あなたは必要に迫られれば、人を食べる事が出来ますか。
あなたは一人息子を殺されたら、その恨みはどうしますか。
あなたは生きるため、子供を追い回し殺す事ができますか。

メッセージ性の強い作品だとは感じるのですが、
なんとも伝え方がちぐはぐだと感じました。

苦しみ生きていく事の美しさを問うならば、
このような雰囲気の作品にすべきでないとすら思いました。

投稿 : 2013/08/03
閲覧 : 209

gkc さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

訳あって人肉食べてました。

昔はやっぱり過酷な時代だったんでしょうね。
この主人公も大変だったと思います。

泣けるといえば泣ける作品です。

「生きる」という事もテーマの一つだとは思いますが、
それにしても、こうなる前になぜ、周りの大人がもっと

献身的にならないのか、と考えましたが、そんなゆとりは無い、貧しい時代だったんだなとも納得させられました。

かなり過激な作品ですが、もちろん、過激さが売りのお話ではないです。

主人公の人間らしい心の移り変わりが良く伝わってきまして、終盤は応援してしまいます。

しかし・・・

ですが、また、しかし、と展開も考えられていて非常に良い作品だと思います。

投稿 : 2013/06/23
閲覧 : 296
サンキュー:

3

ネタバレ

trollkarl さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

タイトルなし

とても残酷で厳しい世界。それでも人として生きこの世は美しいということができるのか。


ここからはネタバレ
というか突っ込むのは無粋ではあるのですが。
いきなり主人公がべらべら話しだしてびっくりしました。わかさが根気よく教えた、ともとれるのですがアシュラの言葉づかいが…わかさはもちろん、作中誰も使ってない言葉づかい。そんな気になる点がちょこちょこあり なぜ?と気になって集中できませんでした。

投稿 : 2013/06/13
閲覧 : 223
サンキュー:

1

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

75分程の劇場版。
飢餓による人食いを主な題材として、残酷に痛烈に人間の倫理と生と死について語られている。暗く重い内容で、正否ではない。
人間らしく育ってきた人間は飢餓に瀕した時どうなるか。獣の様に育つことしかできなかったアシュラは人と触れ合う事で人間らしい心を取戻していけるのか。

投稿 : 2013/06/09
閲覧 : 215
ネタバレ

kain さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

凄いけれど、原作の凄さは この数倍です。

一時間15分の中では 素晴らしい出来です!
映像の迫力、演出の素晴らしさ、声優さんの演技も凄く好かったです。

 でも、原作は もっと凄いですよ!!

投稿 : 2013/05/20
閲覧 : 318
サンキュー:

4

ネタバレ

りたそ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

だからこそ、この世は美しい

公開当時からかなり気になっていた作品です。
アニメを見ていたりするとよく流れていたんですよねー、この『アシュラ』のCMが。

劇場には行けなかったので最近までずっと忘れてたんですが、
ふと思い出しまして。
ワクテカしながら見たらめっちゃ面白かったです。



原作は1970年に描かれた漫画です。
私が生まれる前ですね。

原作を読んだことはありませんが、問題作として有名なので名前だけは知っていました。


と言うのも、

人肉を食べるという過激な描写が問題で、発売禁止にまでなったのです。

あ、でも、カニバリズムとかそういうわけではなく、
飢餓により限界状態に陥った人々が、仕方なくというか、そうせざるを得なくてとった行動です。



これは…

完全にりどが喜んで食いつきそうな作品ではないですか(^ω^)!



まず初端から切なくて胸が痛むような展開に目が釘付けになります。
なんかもう動悸がヤバかったです。

苦しい時代に生まれたものの母親には愛され大切にされたアシュラ。
しかし飢餓が母親を襲います。
空腹に耐えられず理性を失った母親はついにアシュラを食べようと火にかけてしまいます。


幸運にも(?)助かったアシュラは、
自らも人を食らいながら、ひとり獣のように生きてゆくのです。



人肉を食べるという行為に関してですが、
アンデス山脈での飛行機墜落事故で実際にそういった事例があったことが有名ですよね。

これを題材にした映画『生きてこそ』も以前見ましたが、

こういった環境でのこういった行為に関しては、
本当に肯定も否定もできないですよね。


生き抜くために人を食べるか、
人であり続けるために餓死を選ぶか、

どちらが正しいのか、
どちらが人らしいのかなんて、
誰にも判断できないでしょう。



アシュラのことを獣ではなく人として扱った若狭という女性は「もう人を殺してはいけない」と言っていたが、

阿修羅に「南無阿弥陀仏」を教えた法師は、
人を食べるなだとか人を殺すなだとかそういったことは一言も言わなかった(ような気がする)。
言っていたのはただ「人として生きろ」とかそんなニュアンスのことだけ。


人として生きるって一体なんだろうか。



そもそも動物と人間の違いって?

作中では「人間には感情や理性、心がある」というようなことが語られていたけど、
この映画に限らずこういった話題ではよく言われることだと思うけど、

どうして動物にはそれがないって思っているの?

誰かがそれを証明したの?


わたしにはちょっとよくわからない。


だから正直、
動物を殺して食べることは許されているのに人間を食べることは禁忌とされているということに関しては、
あんまり納得できていなかったりする。


でもきっと動物か人間かとかそういうことが問題なんじゃない。

命あるものを殺さなければ生きていけないという生き物の性、
そういった行為を罪として背負い、命をいただくことに感謝をしながら、必死に生きようとあがく。

「だからこそ、この世は美しい」のです。



仏教の教えは大切にするべきだなぁホントに。


「いただきます」と「ごちそうさまでした」
みんなちゃんと言おうね。



というわけで、
わたしが最近見た作品の中では(最近あんまり見てないし、最近見た作品はけっこうどれも面白かったんだけど、それでも)、群を抜いて面白かったです。

そもそもわたしがこういう問題提起作品好きってこともありますが。



ちなみにこれフルCGアニメーションなんですが、
以前見た『ベクシル』のような変な気持ち悪さというか不自然さとかそういうものもなく、
普通のアニメ映画のように気持ちよく見れました。

しかもアシュラが動く動く。

それでいて映像もキレイでした。
とても良かったです。


これはなかなかみんなにオススメできる良い作品。



「生まれてこない方が良かった」
「こんな苦しいところに生みやがって」

と、アシュラが叫ぶシーンがとても印象的でしたが、

現在の時代、そしてこの日本という国に生まれた我々は幸せだ。
そう実感せざるを得ない作品でした。



それにしても、

「人でなし」という言葉がこれほどまでに心にずーんと重くのしかかってくる言葉だなんて、
この映画をもってしてでなければ感じられないことだね。


なかなか過激な描写も多い作品です。
年齢指定がないことに関して少しびっくりもしましたが、たぶん子供にも見て欲しいという願いが込められているんだなと思いました。



眼を、そむけるな。

投稿 : 2013/05/12
閲覧 : 235
サンキュー:

3

らしたー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

馬肉か人肉か、それが問題だ

人間の獣性と理性の葛藤を描いた非常に重い作品。

馬肉だぎゃ!いいえ人肉よ!のくだりで思わず吹き出してしまった自分にはあまり向かない作品なのだろう。

テーマがブレない点は素晴らしいのだが、75分の短い時間では表現しきれなかったという印象。もう少し練りこんだものを観たかっただけに残念である。原作に興味がわいた。

質感豊かな映像美に注目。

投稿 : 2013/05/11
閲覧 : 341
サンキュー:

0

Britannia さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 4.0 作画 : 1.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

作画 怖い

シナリオは集中出来た。

ものがなしく、不幸、

投稿 : 2013/04/09
閲覧 : 251
サンキュー:

7

ネタバレ

るぅるぅ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

人として生まれた命の重み

人であって獣の本能を剥き出し生へ執着するアシュラ。
法師・少女の若狭から人としての在り方を学んでゆくが・・・
獣と変わらない心に人の心を宿せるのか。
荒んだ世界において人間の根底にある生きようとする性が、またアシュラを苦しめる。

素直にレビューを書くとネタバレばかりになり、簡単な内容説明しか書けないですね。
内容を少し知る程度で観た私の感想は、今の時代に生まれたことを喜べました。
同時に人として生きれるのかと問われているようなメッセージが余韻として忘れられないですね。

冒頭アシュラの出生から始まり、衝撃的な映像が流れ生々しい
グロシーン漫画を再現したような作画が荒々しさをさらに誇張し陰鬱な作品です。
人の温もりに優しさ、醜さから悲しみ・絶望を知り否応無しに生への執着する姿から命の尊さが伝わってきます。

人間とは、知識を有し他の生物より優れ理性で制御し内なる獣という本能を抑えつけて生きてます。
それは生まれた環境・時代が大きく影響し、誰もこの時代の生きる強さを否定することは出来ないと思います。

作品の性質上グロ描写が多くありますが、75分に詰められた深いテーマを感じて欲しいですね。

【視聴された方向け感想】{netabare}
アシュラの人の肉を食するシーンは、怖さもありますが生への執着・生きる強さを伝わり衝撃的な絵に魅了されましたね。

そんな獣の本能に若狭の優しさ母親に似た温かさがあり救われたのもつかの間で・・・アシュラの心が人へ近づくなか、七郎への恋路がアシュラにとって妬ましさ挙句、人でなしと罵声を浴び裏切りと想う中で人の心の苦しさを法師が左腕を切断し人であるか獣であるか諭すシーンは優しさと愛情ですね。
落ち着くことの無い心もがく心情が本当に素晴らしかったです。

最後に思わず泣いてしまったシーンは馬の肉を差し出すアシュラそれを拒む若狭。
生きて欲しいと想う心に触れるべきか・・・
人の肉かもという疑心が犬畜生となって生きるべかの葛藤。
人として生まれた為に理性が邪魔し苦悩する苦しさが痛々しく
観ていて辛かったですね。
誇りを選んだ若狭もまた人であり、アシュラは人として間違っているが人を食べても生きたいと想う心は人の性であって誰も咎めることは出来ないだろう。
私は若狭と同じ判断をしたいが、この時代の飢える苦しみの中で生まれた私ならきっと食べるだろう。
あなたは、どちらでしょうか?

コンビニに行けば食べ物が身近にある今の時代に本当に感謝ですね。
人の糧となった命あるモノへの感謝を忘れずには、いられない気持ちでいっぱいです。{/netabare}

投稿 : 2013/04/01
閲覧 : 483
サンキュー:

20

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 2.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

あなたはどちらに生きるのか

精神的に受け入れがたいもの受け入れ死ぬのか
本能的に理性を抜きにして生きていくのか

{netabare}若狭はアシュラが人肉を食べていると信じ込んでいて最終的に食べずに死んだが共感は出来ないなぁ。
状況で価値観や思想信条は変えるべきだ。
死んだら何にもならない。{/netabare}が、わからなくもないとも思いました。

投稿 : 2013/03/29
閲覧 : 217
ネタバレ

ゴリラの唐揚げ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

とめどない苦しみや混乱の中で

15世紀中期、応仁の乱勃発により数え切れないくらいの死者が出た。そんな最悪の時代に産み落とされたアシュラ。

生きるために人を殺し、食べなければ生きていけない、そんな時代。

アシュラも例外ではなく、人を食らいながら生きてきた。

{netabare} そして8歳になったアシュラは、橋の上で法師と出会う。
法師や村に住んでいる少女、若狭と出会い段々言葉や人の心を覚えていきます。

しかし、アシュラは若狭の恋仲である七郎に嫉妬し殺しにかかってしまい、若狭にも見放されます。


そんな時、村は洪水に見舞われて食べるものもなくなり、わずかな食料を巡って村人は争い、殺し合う日々が始まります。

幼くして「こんな苦しいところに生まれてこなければよかった」と叫ぶアシュラの姿は見ていて辛いものがありました。

地頭の息子を殺してしまったアシュラは、「アシュラを殺せば米一年分を取らせる」という報酬に乗ってアシュラを狩ろうとする村人たちに追い詰められます。

アシュラはなんとか生きながらえるのですがこの過酷な時代の情景もさることながら、生きるためなら子供でも躊躇泣く殺しにかかる人々に恐怖を覚えてしまいました。 {/netabare}




この作品には見ていて辛いくらいの人間の苦悩や悲しみといった感情がうまく映像に表現されています。

人々は極限なまでの飢餓や苦しみに見舞われた時、自我を保っていられるのか。


人は命を奪い、生きていかなければならないという悲しき運命を背負っています。
でもだからこそ、命があるがゆえにあがく。


今の食べる物が豊富な時代にこの作品は、飢える人々の苦しみと、人間の業を、これ以上ない描写で表現してくれたと思います。

投稿 : 2013/03/29
閲覧 : 516
サンキュー:

27

のぶ96 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人間とはなにであるべきか

この物語はタイトル通り「人間」について語られています
 

 人間に触れたことのない主人公が本能のまま生きてきたが
人間に触れることで人間に近ついていきます。
人間には知能があり理性があります。
生き物としては変わっています。
そう思うと主人公の生き方は
間違っているのか?と疑問に思いましたが「人」として
生きるならばものすごく間違いを犯しています。
人間ほど難しい生き物はいないな~と感じました! 

 
キャラの中で法師が神様に見えました・・・・

ものすごく見入ってしまった作品で
考えさせられる作品でした!!

キャスト陣が豪華!!演技ハンパないっす!!^^
ぜひみてほしいです!!

投稿 : 2013/03/28
閲覧 : 236
サンキュー:

8

キヨシ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

悲しい

主人公は人肉を食って育った、8歳の生き様を物語っている。
その主人公が可哀そうだった・・

投稿 : 2013/03/27
閲覧 : 269
サンキュー:

2

りゃむ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

愛と温かみを知るからこそ孤独や憎しみを知る

カニバリズムというよりは、ただの“生”への物語だったように感じました。

例えば2匹の金魚を同じ水槽に入れえさは与えず、しかしそれ以外は生存可能な環境を整えたとします。
結果は火を見るより明らかで、必ず共食いが起こるでしょう。

この物語の中で起こっているのはそういうことです。
他の知性の低い生物であれば“生存本能”として片付けられてしまう。

それが人間であった場合責められるでしょうか?


アシュラが若狭に出会ってしまったこと、心を知ってしまったことは彼にとって不幸だったのではないかとも思います。

もし、野生に身をおき“生きるためだけに生きる”ことをし続けたならヒトには成れずとも、苦しみ、悲しみ、憎しみ、嫉妬、孤独を知ることは無かったのです。

この物語の中のような環境下で、“それでもヒトであれ”とするこの作品のメッセージはとても高尚ですばらしいものだと思います。

しかしそれは幸せと平和に慣れ“最低限度の生存”が容易に許された人間に対するメッセージでしかないとも言えるかもしれません。

ヒトであり続ける幸福を求める代わりに、同じだけの苦しみを支払うか、生きる為にヒトを捨てる代わりに容易な生を選ぶのか・・・


衝撃的で、問題作。込められたメッセージもやはり衝撃的で安易に答えを出せるような問題ではありませんでした。

一見の価値ありだと思います。



ちなみに・・・キャスト陣の豪華さとフルCGで手書き感を演出する手法。これらだけでも一つのアニメーションとして見る価値があると思います。

投稿 : 2013/03/26
閲覧 : 277
サンキュー:

6

しげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ただただ陰惨なストーリー

中世の戦乱の世に産み落とされ、危うく自分の母親に食われそうになり、戦闘力だけは抜群な孤児の話です。バーサーカーの日本版と言ったところでしょうか。とにかく陰惨な場面がこれでもかこれでもかと見せ付けられ、印象に残る。作画は日本画風だがデジタル処理が施され、迫力がある。しかし最後まで陰惨な話ばかりで、結局主人公がいくら強くても何にもならないのは後味が悪い。

投稿 : 2013/03/25
閲覧 : 337
サンキュー:

3

ジェロニモ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観たい

原作がかなりの傑作漫画です

3月にディスクの販売が行われるとのことでしたので、
発売を確認次第視聴してみようと思います。


評判も良かったので今から楽しみで仕方ないww

投稿 : 2012/12/12
閲覧 : 290
サンキュー:

1

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ダークな情景とカニバリズムの中に確かに感じる“生きること”へのメッセージ・・・今こそ『まどマギ』以上の絶望へと目を向けよ

原作は1970年の週間少年マガジンにて連載されていたジョージ秋山先生のマンガ
その残酷な描写から有害図書指定され、当時は社会問題にまで発展したそうな曰く付きの問題作


というのも、物語のプロローグとなるのは大飢饉に見舞われた平安時代の京都
腹に子を宿しながらも貧困に喘ぐ妊婦が一人・・・
妊婦の周りでは飢えへの苦しみから、人を殺してその肉を食すことを覚えてしまった狂者が出る程の始末
いつしか妊婦も辺りに平然と転がる死体を喰らうことを意識しはじめる
やがて子は産み落とされ、一時は母性を目覚めさせるものの、飢えはすぐに女の理性を歪ませる
そしてとうとう我が子の肉を食さんと、焚き火の中に赤ん坊を投げつけてしまう・・・


このショッキングな幕開け、そりゃ問題作にもなるわな;


やがて顔の焼け爛れたその赤ん坊は、親の手も無しに育ち、人語も解さず、人を襲ってはその肉を喰らう、、、というまさに【ケダモノ】として生きていた・・・


さてさて、この物語の魅力はいよいよここからなんです
だいぶ原作とは異なる部分も多いようですが、この作品には強く“生きろ”というメッセージが込められているんです


【ケモノのような子】はある日に一人の屈強な法師と出会い命を救われ、『アシュラ』と名付けられます
しかしまだ満足に言葉も話せず、暴力を振るうことでしか感情を表現出来ないアシュラ
怒りに任せた結果、偶然にも地頭の息子を殺してしまうのです
追われる身となったアシュラを匿ったのは、貧しいながらにも慈愛に満ちた『若狭』という少女でした
法師から教わった道徳、若狭と触れて学んだ優しさ、、、やがて人間として感情豊かになっていくアシュラ
しかしそんなアシュラの成長とは裏腹に、天災と貧困が人々を徐々に追い詰めていくのです・・・










一見すると『ノートルダムの鐘』にも似た構図を持つ作品
ですが比較にならないほどあまりに過酷な世界観、過激な描写、そして終盤に押し迫る哀愁
どれをとっても一級品のシリアスドラマ


監督の『さとうけいいち』と言えばテレビシリーズ『タイガー&バニー』の監督でもありましたが、今年度のタイバニ劇場版の制作を、彼はあえて別の監督に託し、今作の制作に打ち込んだようです


昨年度の東日本大震災の影響からか、過激な描写をあえて避ける映画も多々あった傾向の中で、今作はあえてダークな世界観、シリアスなストーリー、過激な描写に挑戦し、最高潮の緊張感の中で改めて【命あっての物種】という言葉を思い出させようという明白な方向性が見て取れます


なにより、カニバリズムという非人道的な行為の裏に「食べなければ生きていけない」という切なくも力強いメッセージを打ち出していることに拍手したいです
特に「食べなければ・・・」のキーワードを全く偶然にも同時期に扱った映画『伏』と比較するとその差は歴然としていて、今作の説得力の強さに感服しますm(__)m
(そしてこの「食べなければ・・・」がラストシーンの悲劇を生む・・・)
また、『まどマギ』においての魔法少女の宿命の一つでもある「戦わなければ生きていけない体」と比較をしても、今作はより身近で深刻な問題として捉えることが出来ます










さとうけいいち監督作品らしく、全編はCGで描かれていますが、日本ならではの2D(作画)アニメの手法を欧米主流のCGアニメへと転用するべく、様々な新手法が今作のために発明されたのも見どころ


日本画のような毛筆タッチの背景画をパーツ化、立体化して動かす(細田守の『おおかみこども』でも近いことをやってました)
キャラの影にハッチング(斜線)を自動生成するソフトの新規開発
いわゆるアニメパース(遠近法のデフォルメ。近くの物を極端に大きく、遠くの物を極端に小さく描いて迫力を出す)をCGで作り出すために、カット毎に異なるキャラモデルを作成


これらに加え、CGアニメならではのカメラワークとエフェクトの自由度が駆使され、度々挿入されるアクションシーンを盛り上げています










そしてオイラが最も注目してほしいポイントなのが声優
今作の主人公、アシュラを演じるのは大ベテラン『野沢雅子』
物語の序盤でアシュラは人語もままならないというだけあって、前半のセリフが全て“雄叫びのみ”なのです
この難しい役どころを演じきれるのはやはり大ベテラン、全く持って御見逸れいたします;


さらに中盤から登場のヒロイン、若狭にはめぐさんこと『林原めぐみ』
実は中盤以降、ほとんどがこのアシュラと若狭の二人だけの会話で進むという昨今珍しい狭いやり取り
まさにこの二人のベテラン役者だからこそ成り立ったであろうレベルの高い演技は、アニメのみならず邦洋実写を問わずしても屈指の【魅せる演技】であったと思います!
とにかく凄いんです、是非ともチェックしていただきたい!


最後になりましたが、音楽はタイバニに引き続き『池頼広』さん
この劇伴がまた最高に素晴らしい!
ですが小南泰葉さんが歌うEDテーマにはちょっと疑問です;
キュートな魅力とダークネスな妖艶さを兼ね備えた小南さんのロックな楽曲は、実は個人的にもファンではあるのですが、今作の重すぎるテーマに対して少し前向き過ぎるし可愛過ぎたかな?と感じました;

投稿 : 2012/11/30
閲覧 : 823
サンキュー:

30

earl Grey さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

豪華な声優だけじゃない映像美

レビューが少ないので書きます

野沢雅子さん
林原めぐみさん
北大路欣也さん

の豪華声優陣が気になって新宿バルト9で観てきました

あらすじは何となく知っていたので特に書きませんが、誰かと映画館で観るには人を選ぶ作品ですね
お客さんの年齢層も30-60ぐらいの方が中心でした

もちろんベテラン声優さんの演技力は素晴らしかったです



それよりも映像の方に目が奪われましたね

かなり顔の輪郭線を強調するような劇画っぽいキャラデザも最近のアニメにはない新しさを感じましたし、
なりより多彩なCGに感動しました
水彩画CGっていうんでしょうか?
海外で評判が良いのはそこらへんが評価されたってことかなぁ

ところどころ手書きでやってそうなシーンもありましたね
あしゅら(主人公)の動きもぬるぬるしてて迫力満天

最近のアニメ映画に飽きてきた人には凄くおすすめ出来ます

投稿 : 2012/11/22
閲覧 : 255
サンキュー:

4

いさ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/12/13
閲覧 : 5

nana さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/06/02
閲覧 : 7

giordano さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/05/12
閲覧 : 7

reco さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

投稿 : 2023/03/19
閲覧 : 7

NOVEMBER さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/05/20
閲覧 : 17

しるまりる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/12/11
閲覧 : 17

こげぱん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/09/04
閲覧 : 21

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:----

投稿 : 2021/03/24
閲覧 : 23

lll1 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/01/08
閲覧 : 26

アニメ評論家1号 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

投稿 : 2020/12/29
閲覧 : 30
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アシュラのストーリー・あらすじ

15世紀中期、相次ぐ洪水、旱魃(かんばつ)、飢饉で荒野と化した京都。
それに追い打ちをかけるように始まった日本史上最大の内戦・応仁の乱。その死者数・行方不明者はあまりに膨大で、歴史のページには刻むこともできなかった。こんな時代に産み落とされたアシュラは、ケダモノとしてサバイバルを続けながら生き抜いていく。
 そんな時一人の少女・若狭の優しさと愛、そして法師の教えに触れ、アシュラは次第に人間性を備えていく。
言葉を覚え、笑い、喜ぶ日々。しかしそれは苦しみと悲しみの始まりでもあった。やがて天災と貧困が起こり、人間性を失っていく人々。ついには若狭さえも……。
果たしてアシュラの運命は?(アニメ映画『アシュラ』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2012年9月29日
制作会社
東映アニメーション
主題歌
≪ED≫小南秦葉『希望/Trash』

声優・キャラクター

野沢雅子、北大路欣也、林原めぐみ、玄田哲章、平田広明、島田敏、山像かおり、山口勝平、水島裕

スタッフ

原作:ジョージ秋山『アシュラ』、 監督:さとうけいいち、脚本:高橋郁子

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