キーワードガンダムを含むおすすめアニメ検索結果 145

62.2 4898 総合得点ランキング4898位
機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者(アニメ映画)

2005年5月28日
★★★★☆ 3.5 (127)
873人が棚に入れました
TV版放映時は殺伐さと悲劇しか無かったストーリーを、「新たな解釈と異なる視点」を加えることで「健やかな物語」に再構成するというテーマのもと、TV版の総監督である富野由悠季自らが全三部作に再編集を行い、2005年より全国で上映された。
ファンからは単純に「劇場版Ζガンダム」もしくはキャッチコピーである「A New Translation」の直訳である「新訳」を取り付けた「新訳Ζガンダム」といわれている。

おふとん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

新訳Z第一章「新旧混合ゼータ」

85年にTV放映され、シリーズの人気を不動のものにした名作「Zガンダム」の劇場版。05年公開。
各100分程の三部作構成で、TV版のストーリーを踏襲しつつ新解釈を加えた「新訳Z」との事。


簡単に物語のあらすじ。

宇宙移民者(スペースノイド)独立を標榜するジオン公国と、地球連邦との間で争われた1年戦争。
総人口の半数が死亡するに至った凄惨な戦いに地球連邦軍が勝利して7年後の宇宙世紀0087。

依然として地球居住者(アースノイド)が特権を享受し、スペースノイドに差別的な政策が続く体制
の中、ジオン軍残党刈りを名目にアースノイド優遇のもと軍内部で結成されたティターンズは、
スペースノイド弾圧の傾向を強め、これに反発する人々がエゥーゴを組織して対立が顕在化、
地球連邦軍内部の主導権をめぐりグリプス戦役が勃発。

エゥーゴに参加して争乱に身を投じることになった主人公の少年カミーユ・ビダンが、
戦火の中で出逢いと別れ・哀しみを重ね、人としてニュータイプとして成長してゆく物語です。
アニメ史に残る衝撃のラストが有名ですね。詳細はTV版のレビュー参照。(私は書いてないです)


それで、第一部「星を継ぐ者」の感想ですが・・・うーん、予想以上に新作カット少なかったです。
TV版越えの傑作だった『劇場版ガンダム三部作』と同じように編集の妙でしのぎつつ、一部・二部
と経るごとに新作カットの割合を増やして、第三部で描きたいものを描くつもりなのでしょうか?

しかしこの新旧カット混ぜるやり方は何とも遺憾。違和感を減らす工夫をしてるようだけど無駄無駄。
TV放映からそれほど間を置かず制作した『劇場版ガンダム三部作』と異なり、ZはTV放映から20年。
MS(ロボット)描写は我慢するとしても、人物の絵柄が忍耐の限界レベルで違っていますね。

しかも人物に関して新作カットの出来がよろしくない。安彦キャラ独特の「目力」が全く感じられない。
近い時期に制作されてる安彦良和キャラデザインの『ガンダムUC』と較べるとその差は一目瞭然。
旧カットとのバランスも考えての事でしょうが、どうせ似てないのだから変なとこだけ合わせなくても・・

あ、でも新作カットの戦闘シーンは良い出来。過剰なほど迫力充分、カメラワークが一々カッコいい!
今ひとつインパクトに欠けたTV版の戦闘シーンに対する怨念がそうさせているなコレは(笑)

いずれにせよ、私はレンタルで観たからまだしも、劇場の大型スクリーンで「刻をこえて」20年前の
TV絵が混在した映画を観させられた人達の衝撃を想うと、作画を評価する気になれません。

編集そのものは三部作の中で本作が最もまとも(意味深)。切った貼ったはさすがの富野監督。
序盤だから登場人物も組織もまだ比較的少なく、エピソードの取捨選択も楽でしょうけどね。
それでも、端折った(結構大切な)エピソードを劇中のPCモニターを通して説明させたりして、
上手いな~と思わせる場面もありました。 展開早いけど何とか初見さんもついて行ける・・・かな?


ではでは第二部「恋人たち」のレビューに続きます。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 10

だんちょー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

ちょっと残念

TV版のZガンダムを編集&新カットを入れた劇場版3部作の1作目。

新映像と旧映像が混ぜこぜになってて違和感があります。

どうせなら全部作り直せば良かったのに・・・

投稿 : 2024/05/11
♥ : 2

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ちゃんと予算をかけてリメイクしていたらもっと名作になっていたのでは

Ζガンダムの劇場版3部作の1作目。
ガンダム劇場版ではおなじみテレビ版の総集編です。
とはいえ、本編の時点ですでに難解なストーリーが50話で説明しきれておらず、早馬のような展開だったものを1本1時間半程度の劇場版3作に短縮しているため、無理な改変や重要なシーンの大幅な編集が行われています。
そのため、ジェリドを殴りとばすシーンがカットされ、カミーユの尋問シーンから始まったり、地球に降りたレコア・ロンドが次のシーンには投獄されていたり、総集編というよりダイジェスト版のような内容になっています。
本編を見ずに劇場版から見た方がいれば、ポカーンとするしかないと思います。

また、テレビ版のカットと新作カットで作画が違っていることの違和感が酷いです。
機動戦士ガンダムの劇場版の場合は特に違和感を感じませんでしたが、Ζガンダムは本放送から間が空いての劇場版なので、その間に作画技術が大きく進化しており、新旧カットでもはや別人レベルで別物になっています。
モビルスーツ戦では新作カットが凄過ぎて感動できますが、統一してほしかった。
内容よりも作画が、声優がに目がいかざるを得ない残念な作品になってしまったなと。

ただ、改変に関しては1作目時点では顕著でなく、幾つかの無理のある編集に目をつぶれば、ストーリー的には無難に収まっていると感じました。
ラストは、かつてのライバル、アムロとシャアが再び出会うシーンで終わっており、これから先の2作を期待させる終わり方になっています。
主題歌のGACKTも作品の雰囲気にあって、とても良かったです。

ちゃんと予算をかけてリメイクしていたらもっと名作になっていたのではと思いました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 2

62.1 4947 総合得点ランキング4947位
機動戦士ガンダムSEED DESTINY HDリマスター(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (34)
256人が棚に入れました
前作『機動戦士ガンダムSEED』から始まったリマスタリング(を中心とするリバイバル)企画第2弾。

前作と同様のHDリマスター作業が施されているほか、女性キャラクターの性的なシーンについては前作以上に注力して新規作画への差し替えが行われている。

最終回はTVシリーズとは構成が大きく異なり、TVシリーズ最終回とFINAL-PLUS・スペシャルエディション完結編の該当部分を再構成して前後編で制作された。

新規要素としては、ストライクルージュの新ストライカーパック「オオトリ」が原典におけるエールに代わって登場する。

ASKA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

SEEDの戦争の完結を描いた続編

見終わりました。機動戦士ガンダムSEEDの続編です。
今作からは新たにシンアスカというザフトに所属する少年が加わります。
前作の主人公だったキラやアスランなども登場します。
またザフト、連邦軍だけでなくオーブなども戦争に加わりました。
またMS戦や艦隊戦なども多く楽しめました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 10

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

女性の描き方が秀逸でした。ガンダムで最高の作品の1つです。

 映画の話がありますので、再視聴中です。とはいえもう何度も見ている作品です。

 素直に言って、非富野ガンダムではこれが一番面白いです。富野ガンダム含めても最高の作品の1つです。エンタメとしての出来はもちろんですが、やはり女性の描き方が非常に秀逸な作品だと思うからです。世間の評判通り、ロボットアニメという視点だけで見ると子供っぽい点は否定しません。が、女性の丁寧な描写では最高傑作だと思います。

 ルナマリアはガンダム史上もっともビッチでしょう。それもただエロいだけではありません。優秀なキャリアで最前線のバリバリエリートです。一見、男に依存しないような立場にありながら、アスランに対する腰の振り方はすごかったです。なぜ彼女はピンクのミニスカなのか。ガンダムでは珍しくパンツの描写を入れたのか。その意味は明らかに意図的です。
 名前を知ったときの表情とか、「お・て・ほ・ん」とか、ミーアとくっついているときの嫉妬とか本当に秀逸な描写でした。シード無印のフレイは父の復讐とか生き残らなければならない、古いタイプの女性像として股を開いたわけです。その比較が非常に面白い。エリートでいながらどこか本気にならないで男に依存する感じが一流企業にいるキャリア志向女性のような感じがします。

 しかも、妹メイリンです。姉のルナマリアはアスランがシンに劣ると思うとすぐに乗り換えます。ですが、メイリンは弱っているアスランをかばいます。この対比ですね。だからこそ、カガリはメイリンにアスランを託しました。妹のコンプレックスの問題もあり、この姉妹だけでも見る価値があります。

 カガリは結婚について、ですね。仕方なく流されて国に殉じようとした前半と、ラストの決意の比較が彼女のノブレスオブリージュの自覚が感じられます。この成長が素晴らしかった。圧巻はラクスと共に行ったスピーチですね。あのシーンは本当にカッコ良かった。

 ミーアもいいキャラでした。憎まれざるをえないキャラ設定でしたが、ルックスに対するコンプレックスと、ラクスになりたいという努力と想い。その夢がかなって有頂天になりつつも自分が偽物だという負い目。そういう複雑な内面が実に物語上の特に彼女の結末において、丁寧に描写されました。

 ラクスはディスティニーにおいては聖女の役周りになっていました。それが物足りなくはありますが、ミーアが活躍している場面を見てちょっとヤキモチを妬いてましたね。それをキラが否定したときのちょっとうれしそうな顔とか、可愛い一面が描かれていました。

 タリア艦長ですね。彼女は管理職の辛さと威厳の象徴のような面がありつつ、女の面をちゃんと持っていました。その弱さは女性の中間…そう部長職くらいの立ち位置に通じるところがあります。

 ステラ…ステラは強化人間の系列の悲哀のドラマの為に作られたキャラの感じはあります。が、男性の管理職やコーチなどに依存する女性の様でもありました。〇〇さんのために頑張るは、やはり女性と男性では意味合いが違います。女子バレーなどで問題になりますけどね。
 また、男性(シン)から見た場合は、無垢でロリな女性ですけどその本質を男は知らないという意味でもあるでしょう。


 と言う風に女性を見事に、リアリティとアナロジーをもって描き切った名作だと思います。そして、無印では悪女フレイと聖女ラクスの対比からの、フレイの人間としての根性というか最後まで生きようという執念が素晴らしい描写でした。(なお、無印のラクスの聖女性は一面の見方で、アイドルという偶像から自立して、解放のシンボルとしての聖女になるというストーリーです。キラに対してだけ女・少女の顔を見せ、アスランに見せる仮面との違いに注目でしょう)

 このガンダムシードとディスティニーはロボットと男キャラだけ見れば、幼稚で奥行が無いように見えるかもしれません。ですが、女性については、キャラ設定もストーリーも、細かい表情なども含めて、非常に丁寧に奥行がある作りになっています。

 Vガンダムも女性描写について富野節として秀逸ですが、よりリアリティを持って女性が描けているのは本作だと思います。

 私はやっぱりメイリン推しのミーア、よく頑張ったという感じです。そして無印のフレイとラクスは素晴らしかった。

 ロボットと男は、まあ、どうでもいいです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 8

べんちゃん☆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

SEEDともに良かったです!

感想はSEEDのとこに書いたので割愛!
ファーストガンダムがオンタイムな世代のオッサンですが、ガンダムシリーズて凄いですね!
(良い意味で)誰か、オススメ教えて下さいm(__)m

投稿 : 2024/05/11
♥ : 3

61.6 5211 総合得点ランキング5211位
ガンダムビルドファイターズトライ(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (234)
1155人が棚に入れました
イオリ・セイ、レイジ組が、第7回ガンプラバトル選手権世界大会で優勝してから、7年の月日が流れた。
ガンプラバトル選手権は、主催がヤジマ商事に変わり、その試合形式やルールが一新、バトルの人気は、さらなる広がりを見せている。
だが、その流れに取り残された学園があった。
イオリ・セイが、かつて在籍していた聖鳳学園である。
学園のガンプラバトル部の部員は、部長である中等部3年のホシノ・フミナ、ただ一人。
このままでは、3人1チームで戦う、全日本ガンプラバトル選手権、中高生の部に出場することすら、ままならない。
そんなフミナの前に、一人の転入生が現れる。
師匠と共に修行の旅を続けていた拳法少年、カミキ・セカイ。
さらに、若きガンプラビルダー、コウサカ・ユウマが加わり、ついに3人の出場メンバーが揃った。
カミキ・セカイ。
コウサカ・ユウマ。
ホシノ・フミナ。
チーム、トライ・ファイターズの挑戦が、今、始まる――!


声優・キャラクター
冨樫かずみ、内田雄馬、牧野由依、遠藤綾、広瀬正志、宝亀克寿

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ガンプラであれば何でもありなんですね〜

全25話

1期から7年後の世界、聖鳳学園ガンプラバトル部の三人で部長の「ホシノ・フミナ」1期に出ていたコウサカ・チナの弟「コウサカ・ユウマ」転校生の「カミキ・セカイ」チーム「トライ・ファイターズ」を中心に色々なチームとガンプラバトル大会で戦うお話です。

1期の1VS1から今回は3VS3のバトル戦となり、1期ではなかった連携や戦術など多彩な攻撃が増えました。

ただ、トライ・ファイターズ事態が連携というのが少なかったのが残念ですね。

主人公が主人公だけに時折スポーツ大会を観るような感じになりました。

大技が多く、1期ほどは面白く感じませんでしたが、熱さは十分伝わりましたね。

楽しい作品でした。

色々考えないで観るのが良いのかもしれませんね。

最後に、ガンダム作品はあまり観ていないので色々なタイプのガンダムが観れて良かったです。お話はまだまだ続きそうですね^^

投稿 : 2024/05/11
♥ : 27

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ガンプラバトル・・・1期同様、熱いバトルは本格的ですよ^^

この作品は「ガンダムビルドファイターズ」の2期目の作品に位置付けられています。
物語は1期と直接的な繋がりはありませんが、一部1期から登場している人物もいるので、1期を未視聴の方はこの世界の体感も合わせて1期からの視聴をお薦めします。

1期ではイオリ・セイとレイジの二人が熱いガンプラバトルを繰り広げてくれました。
コウサカ・チナ、アイラ・ユルキアイネンといったヒロインとの掛け合いも見どころが満載で、続編が出ると知った時、てっきりレイジやアイラと再会してまたガンプラバトルを・・・などと勝手に想像していましたが、全然違っていましたね^^;

2期は、1期から7年後の聖鳳学園・・・セイの母校でもあるこの学園には、ガンプラバトルの熱い魂を受け継ぐ「ガンプラバトル部」が設置されています。
ですが、部員は中学3年生のホシノ・フミナただ一人しか在籍しておらず、ガンプラバトル部はこのところ主流になってきている3人ひと組の団体戦にも出場できない、という状況に追い込まれていました。
でも、小さな頃に見たガンプラバトルが忘れられず孤軍奮闘していたところ、1期に登場したコウサカ・チナの弟であるコウサカ・ユウマと、主人公であるカミキ・セカイの勧誘に成功するのです^^
こうしてガンプラバトルの出場資格を得た3人の・・・遥かなる高みを目指す熱い物語が動いていきます。

ストーリーは、ガンプラバトル選手権・中高生の部にエントリーした3人の「チーム・トライファイターズ」が強敵達と繰り広げた激闘の軌跡が描かれているのですが・・・1期と同じくらい熱い作品に仕上がっています。
一番大きな違いは3人ひと組の団体戦であることです。これにより一人では出来なかったことも出来るようになり、戦術の幅が広がっています。
その中でも・・・まぁ主役なので当たり前なのですが、「チーム・トライファイターズ」の連携は相当格好良かったと思います。

機体と選手の特性をバトルに活かす・・・皆んな自分の役割をちゃんと認識しています。
それぞれが同じ目標に向かい、同じベクトルで突き進み決して仲間への配慮を忘れない・・・
だから、今その瞬間に必要な選択を誤らない判断に、絆と結束力が加わって最高のパフォーマンスへと昇華させていくのです^^

主人公のカミキ・セカイは「次元覇王流拳法」という格闘技を極めるため日々修行を積み重ねてきたのですが、その格闘技の要素をガンプラバトルに応用することで、凄まじい強さを見せてくれます。
色んな飛び道具が蔓延するなか、素手で勝負するといういかにも武闘家らしい勝負スタイル・・・
皆んなの願いを拳に込めた気迫の一撃が格好良すぎです^^

そんなセカイをできる限り真っ直ぐにバトルに向き合わせようとするチームメイトのユウマとフミナ・・・
セカイは所謂格闘バカなので、格闘技以外の事はサッパリ・・・^^;
そんなセカイのガンプラを常に最高のポテンシャルが引き出せるようメンテナンスを欠かさないユウマは、元々ビルダーとしても高い評価を得ていただけの仕事をキッチリこなしていきます。

それでもこの作品における私の一推しはホシノ・フミナでした^^;
苦しい状況に陥ってもガンプラバトルへの情熱を忘れず、選手権の出場が決まってからは皆んなのガンプラの強さをより引き出すサポートの役目をしっかりと果たしていくのです^^
チームの状況と自分を俯瞰し、足りないモノを補っていく・・・
この「チーム・トライファイターズ」のバトルスタイルを確立したのは間違いなく彼女でした。
また、先輩として・・・女性としての細やかな配慮も魅力の一つだったと思います^^

「チーム・トライファイターズ」がどの様な強敵と出会い、どの様なバトルを展開していくのかは是非本編をご覧下さい^^

2クール全25話の作品でしたが、あっという間だったように思います。
熱いバトルも面白いのですが、時折見せるフミナvsシアの場外バトルにも興味津々でした^^
こっちのバトルは今後どの様に展開していくのか・・・気になるところです。
とっても気になるんですが・・・1期同様今後の事は想像するしかないんでしょうね^^;

投稿 : 2024/05/11
♥ : 15

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

団体戦の面白さはいまひとつ

前作が非常に面白かったので期待していた作品。
面白さは前作に及ばなかったように思います。
1期とのいちばん大きな変更点はバトルが3対3の団体戦になったこと。しかし団体戦ならではの戦略や駆け引きようなものはあまり感じられず、結局はガンプラの性能やキャラの技量の力勝負になっていて、この設定変更をバトルの面白さにあまり上手く活かせていなかったように思います。敵を全滅させたほうが勝ちというルールではなく、例えば大将を倒したほうが勝ちとか、もしくは柔道や剣道のような勝ち抜き戦の設定なら、劣勢からの逆転などのドラマを描きやすかったのかな、などとちょっと思いました。
またキャラについては、ライバルに愛嬌がないというか、普通に感じ悪いキャラが多くなっていて(まあ最後には本当はいいやつってなるんですが)、その点については1期よりもスポ根や熱血バトルアニメっぽさが上がっていたようです。個人的な好みでいえば1期のような雰囲気のほうが好きでした。
続編を作ろうと思えばいくらでも作れそうな設定ですので、3期があるなら期待したいです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 11

61.4 5304 総合得点ランキング5304位
機動戦士ガンダム Twilight AXIS(Webアニメ)

2017年6月23日
★★★★☆ 3.2 (18)
137人が棚に入れました
U.C.0096、『ラプラスの箱』をめぐる事件後、改めて「サイコフレーム」の存在に脅威を感じた地球連邦政府。その謎に迫るべく、サイコフレームの影響で落下を防いだというアクシズに調査隊を派遣。調査隊のメンバーの中にはアルレットとダントンという、かつて技術者とテストパイロットとして、ジオン公国、ネオ・ジオンの士官だった二人の民間人がいた…。アクシズに潜入した調査隊は、誰もいないはずの基地内で新型「ガンダム」の強襲を受ける。そしてアルレットとダントンは、想像もしていなかった出来事に遭遇する…。

声優・キャラクター
清水理沙、阪口周平、小野大輔、増田俊樹

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

アニメからだと意味がわからないです

UCの後、F91への橋渡しとなる作品。
タイトルからΖ、ΖΖあたりのスピンオフかと思ったらUCの流れでした。
アニメだけでは意味のわからない内容となっていて、ストーリーを理解するためには小説ないし漫画を読む必要がありそうです。
全6話、1話辺り3分(6話だけ9分強)程度のため、全話で20分程度とかなり短いですが、宇宙世紀のガンダムらしく人物通しの繋がりには複雑な感情が伴い、アニメは他の媒体の補助的なポジションと感じました。

「ラプラスの箱」が開かれ、宇宙世紀憲章の秘密が公になってから数カ月後の宇宙世紀0096が舞台。
ニュータイプの特殊な力により機器制御やファンネルのような装置を操ることができるサイコフレームという技術を驚異に感じた地球連邦軍は、その機能を調査するため、第二次ネオ・ジオン抗争で打ち捨てられたアクシズへ特殊部隊マスティマを派遣することとなった。
ジオン出身のアルレット・アルマージュとダントン・ハイレッグは、静かに隠遁生活を送っていたが、マスティマからの要望で、アクシズへの道案内を依頼される。
シャアとララァへの畏敬の念が忘れられないアルレットは、その依頼を承諾し、二人を連れたマスティマはアクシズへ潜入する。

ただ実際は、ラプラス事変から数カ月後~~とかいう説明は一切ありません。
第一話ではあるクリーニング屋に怪しい男が入ってきて、クリーニングの店主に何やら話をした後、奥から出てきたお姉さんが 「私、行きたい。アクシズへ!」 といって続く、次回からはもう宇宙で、いきなりガンダムと戦い出します。
予習をするにせよ本作のストーリーは過去のガンダム作品ありきのものとなっており、少なくともUCまでは見る必要があると思います。
そのため、初心者にはちょっとつらい内容だと思います。

画像はさすがきれいです。
なお、本作(劇場版じゃなく6話構成になっている本作)は現時点で月額課金サービスであるガンダムファンクラブの独占配信となっていて、加入しないと見れないです。
レンタルやって欲しい。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 2

Robbie さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6

何もかもが意味不明

ストーリーも意味不明。
何故作ったのかも意味不明。
あまりにも手抜き過ぎる作品のためレビューも手抜きです。
すみません。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 1

61.3 5348 総合得点ランキング5348位
ガンダムビルドメタバース(Webアニメ)

2023年10月1日
★★★★☆ 3.1 (10)
46人が棚に入れました
ガンプラの世界に新たなインターネットサービスが誕生した。メタバース空間内でユーザーは自分の分身となるアバターを動かし、他のユーザーと交流し、ガンプラバトルをし、実際にガンプラを購入することもできる。この新世界へ飛び込んだ少年ホウジョウ・リオは、リアルの世界でウルツキ・セリアからガンプラビルドの技術を学び、メタバース世界でマスクレディーからガンプラバトルのノウハウを叩き込まれ、日々その腕を磨いていた。自分のオリジナルガンプラ「ラーガンダム」を完成させたリオは、メタバース空間内で――かつてのガンプラバトルの強者たちと邂逅かいこうする。

Mi-24 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.5

がばがば運営の「ガンダムメタバース」。開始早々『機密情報の漏洩』とは流石だぜ!

今回の目玉商品
『ラーガンダム』

主人公「リオ」が何を思って作ったのか。どんな願いが込められているのか。
ほとんど語られないので、ぽっと出のクソダサいガンダムでしかない。

話しもリオをダシにしてビルドシリーズのキャラを登場させてるだけ。
ガンプラバトルも相変わらず「うぉーー!!」と叫ぶだけ。


アニメ内容は詰まらない。
商品宣伝には、なっているのか?
私にはこのアニメが、何も生み出さないゴミとしか思えなかった。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 1

61.2 5392 総合得点ランキング5392位
機動戦士ガンダムSEED C.E.73 -STARGAZER-(OVA)

2006年7月14日
★★★★☆ 3.5 (182)
1029人が棚に入れました
C.E.73年、ユニウスセブンの地球降下作戦を仕組んだザフト軍脱走兵達の部隊は、乱戦の中、ザフト軍ミネルバとジュール隊の活躍によって壊滅し、地球に向かっていたユニウスセブンも設置されたメテオブレイカーによって破砕された。しかし、砕かれた破片は地球に向かって次々と落下し、地球に残されたのは落下片による多くの人々の死、そして平和を奪われた者達の止め処なく溢れる憎悪と怒りだけであった。地球が再び混迷の戦場となった中、D.S.S.D技術開発センターは、1機のMSを宇宙へと打ち上げるプロジェクト「スターゲイザー計画」の準備を行っていた。静かに空を見上げ続ける純白の機体「スターゲイザー」。

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

よくできている

この作品は機動戦士ガンダムseed destinyを
ベースとしたOVAである。

内容を一行で言い表すと、ガンダムseed destinyの
劇中に起こった「ユニウスセブン落下事件」
の裏側を全く違うテイストにアレンジして描いた作品だ。

自分としては、ガンダムシリーズを見たことがない人
にも比較的おすすめしやすい部類のアニメだと思った。

その理由は、seed destinyの派生作品であるが
seed destinyの主要人物はこの作品には大きく
関わっていないからだ。
一部のseed destinyキャラクターは確かに登場するものの
引き立て役の様なものとして描かれているだけ。

この作品が良いと感じたところをいくつか述べる。
seed本編では雑兵として扱われている
ジンが脅威として描かれていること。
seed本編と比較すると、さすがにアクションシーンも地味で派手な
ものでないため物足りないと思う人がいるだろうが
私としてはこちらのほうが引き込まれやすいと感じた。

戦争の残酷さが本編よりも映えていること。
特にきついなと感じた場面は、2話の虐殺シーンだろうか。
視点をきちんと切り替えた上で物語が進んでいくため
destinyよりは気分が落ち込みやすい(?)ように感じた。
後は、ミューディーが戦死する場面。あそこまで行くと
もはや虐殺だが。しかも彼女が戦死したことで
シャムスにも悪い影響を及ぼしてしまうという結果に。
こういった場面をdestinyはもう少し増やすべき
だったのではないだろうか。

気になる点もあった。
主人公であるセレーネやソルについてあまり触れられていないのだ。
エドモンドは早い段階で退場するものの、見せ場は作られているため
必要な人物であるということは伝わるし、連合の指揮官は外道っぷりが
きちんと描かれているのでこいつもいないと困るなと感じる。

そういった点があるのにもかかわらず、なぜかあの二人は
説明が省かれているので少ししか関係性が分からない。
終盤のやりとりは凄く好きなシーンなのだが、もっと
彼らに時間を割いて欲しかった。勿体ない。

反対に、もう一人の主人公、スウェンの方はばっちり
焦点があてられる。その上回想が入って来る有様。
いっその事、こっちをメイン主人公にすべきだったのではないだろうか。

そして、なんといっても時間が60分以内に終わってしまうこと。
もう少し尺を長くしてほしかった。そうすれば、もっと
この作品の良さを伝えられるのに。本当に勿体ない。

こういった部分は確かにあったものの、seed destinyよりは
遥かに良かった。地味な作品ではあるが、私は楽しめた。
このアニメで使われている曲「STARGAZER ~星の扉」は名曲。
ぜひ聴いてほしい。
個人的には良作だと思う。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 13

★mana★ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

星を見つめる者達~もう一つのSEED物語~

ザフト脱走兵によるユニウスセブン地球降下作戦。(SEED DESTINY 5話)
ガンダムシリーズでよくあるコロニー落としですね。
本編でジュール隊・アスラン・ミネルバの活躍により破砕は出来たのですが、
その破片までは取り除く事は出来ず、そのまま地球に降り注いでしまいました。
地球ではキラがそれを見つめ、ラクス様はシェルターで呑気に歌っておられましたが、
まさにその地球が舞台です。
前置きが長くなりましたが、とりあえずこの作品を観る前にSEED DESTINYの5~7話を観ると
流れがよく分かると思います…が!
内容自体は15分位×3話なので、すごく凝縮されてて、あっという間に終わっちゃいます!
SEED好きの私としては、ちょっとしたサブストーリー的な感じで好きでした。
本編で見過ごされてしまった、破片が落ちた場所での悲劇。
そこではまた悲劇が憎しみを生み、
憎しみの連鎖が生まれていく様がリアルに表現されて、
やっぱガンダムはこれだよなぁーとつくづく思いしらされましたw
本編の時系列をこちらの物語にちゃんと繋げてあるので、
ナチュラル(出て来るのは主にファントムペイン)VSコーディネーターで、
聞いた名前や、見た事あるキャラがちょこちょこ出て来たりもします!
タイトルも最後まで観ると、ちゃんと意味があるんだなぁとちょっと感心しました。
しかし、終わり方が複雑だった!めっちゃ気になった!その後が知りたいんですけどw
STAGE4希望ー(・∀・)♪+.゚

ところで、スターゲイザーって、機体自体一応戦闘用ではなかったはずですよね?
なのに武装装備ってよく分かんないです。
ガンダムに武装無かったら全然意味が無いのは分かるし、
最小限に押さえてたのはよく分かるんですが、
ストーリーに合わせる為に無理矢理感があって何か気に入らなかったのは私だけ?w
複座ってのは、新しいし、意味も合ってて良かったと思います!
それより、ストライクノワールや、ブルデュエル、ベルデバスターの方が余程興奮したわw
あと、コーザ中尉の声が3話だけ宮野さんに変わったのって何かあったの?
神谷→宮野ってすごい違和感だったよ?(。-`ω´-)…。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 9

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

「星を見る者」

ガンダムシリーズ「機動戦士ガンダムSEED」のスピンオフで
コズミック・イラを舞台とした世界観に属するOVAアニメ。

2006年11月24日~第1話STAGE-1~最終話STAGE-3 全3話。

あらすじ。

人は宇宙を目指すべきと信じるコーディネイターの女性
セレーネ・マクグリフ。

幼い頃の出来事によってコーディネイターを激しく憎み
続けるノワールのパイロット、スウェン・カル・バヤン。

この2人を中心に、スターゲイザー…「星を見つめる者」
の物語は動き出す…。


映像の節々に「SEED」シリーズの戦闘シーン等含んでいる。
戦争を別の視点と技術者を絡めた側面を軸に描いている。

1話目はザックリとSEEDの戦況などのお浚いのような映像。
2話目は子供を使ったプロバガンダや軍事教練などを描く。
3話目はジブリール失脚後。ヂュランダルが本格的に理想
であるディスティニー計画を打出した時期スターゲイザー
も完成の目処だがたち愈々テストを・・だが・・戦況は・・
より複雑化して・・本来の目的を逸脱した運用をする事に。

そして最後に出逢う・・二人・・


序盤はSEEDを視ていないとサッパリ?な雰囲気で・・
2話も残酷な洗脳やプロバガンダに利用される子供を描写
するなどの悲惨さなど以外はさして重要なシーンはない。

3話目のラストの、ほんの僅かなシーンに全てを凝縮した
作品のように感じた。

漫画の方の宣伝用PVとしては可也出来も良いのでは?等。
※原作は未読。興味をそそる内容だった。

ラストも・・どっちなのかな・・想像は自由で良い感じ。

欲を言えば・・好きな声優が出ているので・・普通に14話
とかで・・この作品だけ視ても楽しめる内容だったら・・


D.S.S.D
セレーネ・マクグリフ:声-大原さやか
技術開発センター女性技術者。28歳のコーディネイター。
「スターゲイザー計画」の中心人物の1人。勝ち気な性格。
決めた目標は最後迄やり通さなければ気が済まない性格。
努力家だが、目的の為に手段を選ばない側面を持つ。

ソル・リューネ・ランジュ:声-福山潤
スターゲイザーのテストパイロット。
第1世代コーディネイター16歳の少年。
両親をヤキン戦役で失い、エドモンドに引き取られる。
物心ついた時からD.S.S.D育ちでセレーネを姉の様に慕う。

エドモンド・デュクロ:声-中田譲治
D.S.S.D技術開発センター保安副部長。37歳のナチュラル。
嘗て「伝説の鬼車長」の異名を持つ勇猛で地球連合軍揮官。
第二次ヤキン攻防戦終結と同時に退役しD.S.S.Dに天下る。

ファントムペイン
スウェン・カル・バヤン:声-小野大輔(幼少期早水リサ)
ロゴス直属ファントムペイン特殊戦MS小隊所属の中尉。
20歳のナチュラル。ストライクノワールのパイロット。
かつては天体観測を好む普通の少年だった

ミューディー・ホルクロフト:声-佐藤利奈
ファントムペイン特殊戦MS小隊に所属する少尉。
18歳のナチュラル。ブルーコスモス運営の養護施設出身。

シャムス・コーザ:神谷浩史(第3話宮野真守)
ファントムペイン特殊戦MS小隊に所属する中尉。
19歳のナチュラル。ブルーコスモス運営の養護施設出身。
神谷の事故入院の為に、第3話では宮野が代役を務めた。

ホアキン:声-中村秀利
特殊戦MS小隊を指揮するファントムペイン中佐。
任務遂行のため、民間人の犠牲もいとわない冷酷な性格。


スターゲイザー(Stargazer)型式番号GSX-401FW
自己対話型複列分散処理AI

"ソル・リューネ・ランジュ"により「星を見る者」の意で
スターゲイザーと命名された機体。運用支援システムは
「Guider UNmanned Deployment Autonomic Manipulation」
(無人・自律運用展開教導機)であり、頭部もデュアルアイ
とV字型ブレードアンテナを備えたガンダムタイプに分類
される意匠を持つ。

有人では困難な「火星軌道以遠の太陽系宙域の探査・開発」
を目的とした機体の為、ナノマシンを利用した自己修復型
マイクロマシナリーテクノロジーで長期メンテナンスフリー
を実現搭載。同様の理由で、無人運用の為に自己対話型複列
分散処理AIによる高度な自律性を備えている。

この人工知能には操縦データをフィードバックして未熟な
AIに経験値を積む必要がある為、AIを内蔵する胸部ブロック
はメインパイロット及びオペレーター用の複座シートを内蔵
するコクピットユニットへと換装して、有人の運用も可能。

惑星間推進システムヴォワチュール・リュミエールという
巨大なリング状の装備が後部つけられている。

フランス語で「光り輝ける運び手」を意味するこの惑星間
スラスターはソーラーセイルと同様のもので、太陽より高速
で放出される太陽風をリング周囲に展開した微細な量子の膜
で受け止め、特殊なエネルギー変換を経て推進力とし、広大
な太陽系の航行を可能とする。以下更に詳細はwikiでどうぞ。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 4

61.0 5493 総合得点ランキング5493位
機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション完結編 自由の代償 (OVA)

2007年2月23日
★★★★☆ 3.6 (46)
370人が棚に入れました
大ヒットした「機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション」シリーズもついに完結。すべてを倒すことで平和を得ようとしたシン、戦いを止めることで平和を求めるキラ、新しい道を模索するアスラン。その三者三様の姿こそが本作の描き続けた物語だった。人は戦いをやめないかもしれないが、その中で守られるものや手に入れるものもかけがいのないもの。はたしてアスラン視点で物語をとらえなおしてきたスペシャルエディション版のエンディングはいかに?

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ここまで高クオリティの総集編はなかった

ガンダムSEED DESTINY総集編作品の最終巻。
Phase-43から50話にあたるFINAL-PhaseそしてセルDVDに追加収録されたFINAL PLUSを再編集したものとなっています。
1巻から3巻が13話から14話分をまとめたものとなっているのに対して、最終巻は9話強と話数が少なめです。
その分、過去3作品に比較するとカットされたシーンは少なく、また追加シーンも多かったです。
劇場版・機動戦士ガンダムに始まり第08MS小隊、0083、Z、∀、SEEDと、ガンダムの本編総集編作品はこれまでも多々ありましたが、ここまで高クオリティの総集編はなかったというのが総括としての感想です。
SEED DESTINYは物議を醸した作品ですが、否定的な方も本作を観ると監督・脚本の伝えたかったことがわかるのではないかと思います。

カットされたシーンはほぼないと思いますが、ネオ・ロアノーク大佐がいつの間にやらアークエンジェルのクルーになっています。
たしかネオがマリューをベッドに誘うシーンがあったと思うのですが、あれは3巻の範囲かな?省かれてますね。
あと、1巻の内容ですが、インド洋攻防戦がなくなったため、要所要所でコニール・アルメタが登場するのですが、総集編のみの視聴だと誰だかわからないと思います。
ミリアリアもすっかりアークエンジェルの一員として仕事をしています。
この子は経緯があって艦に乗っているわけで、もうちょっとセリフが追加されていてもいいんじゃないかと思いました。

上記、本作視聴中の違和感として感じましたが、それ以外はつなぎも自然で、ラストも感動的でした。
シンが呪縛から解き放されるシーンは、これまでの悲喜交交を知った上で見るともう本当に長い道のりの果てのように感じ、また、どこかで何かを誤ったわけですが、シンは本作の主人公の一人だということを思い出させるシーンと感じます。
主役がシンからキラに交代したことろについては各所意見がありますが、結局の所シンは、迷いながらも最後まで信じていたもののために戦った、典型的なガンダムの主人公だったと思います。
結果として嫌な役割となってしまいましたが、主人公でありながら敵というポジションを置いた、大変に意欲的な作品だったと。

すごく面白かったです。
SEEDを見たことがなければSEEDから見る必要がありますが、そちらも名作なので併せておすすめです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 2

アニf さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

流石

流石主人公って感じのアニメですね。
ガンダムは色々な種類がありますが僕はseedのシリーズが
好きです

投稿 : 2024/05/11
♥ : 1

60.9 5543 総合得点ランキング5543位
機動戦士ΖガンダムII A New Translation -恋人たち-(アニメ映画)

2005年10月29日
★★★★☆ 3.5 (108)
707人が棚に入れました
宇宙世紀0087年、地球連邦軍のエリート組織「ティターンズ」と、反地球連邦組織「エゥーゴ」の内戦が続く中、エゥーゴに身を投じたカミーユ(声・飛田展男)は、神秘的な少女フォウ(声・ゆかな)と出会う。しかし彼女はティターンズの強化人間であり、許されない二人の恋は、カミーユの心を愛と苦悩に引き裂く。また、ティターンズ内で勢力を振るい始めていたシロッコの部下サラ(声・池脇千鶴)に、カツ(浪川大輔)は好意を抱き……。

おふとん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

新訳Z第二章「健やかゼータ」

やっぱり無理だったんだよ!

エゥーゴとその支援組織カラバ、ティターンズとその影響下にある連邦軍一般部隊による軍内部
の争いに、終盤ネオ・ジオンが介入して多数の組織が入り乱れ、同時進行してゆく複雑なストーリー。
時間をかけたTV版でさえ難解で組織や人物の動向把握が難しいものを、劇場版三部作に纏めるのは
無理だと痛感したのがこの第二部。 初見さんはもうついて来られないかと思います。

登場人物が急速に増えたにも拘らず、尺の絶対的な不足から個々の話は表面をなでる程度。
ぶつ切りのエピソード群を並べて無理やり繋いでる印象を受けました。エピソードの抽出にも疑問符。
時間が足りないのにサラ(脇役)の出番だけやたら多過ぎて、後半カミーユより目立ってる・・・だと?
掘り下げるならサラじゃなくてフォウ(ヒロインの1人)だろ常識的に考えて。もっとフォウを出すんだ!


一方で、TV版視聴済の方が「新訳」らしさを実感できるのもこの第二部ではないでしょうか。
元々Zは、「お前らアニメキャラなんだからもう少し自重しろ!」って言いたくなるほど、
それはそれは生臭い人間ばかり登場しては死んでゆく、子供向けとは思えない激鬱ガンダム。
生の感情を隠そうともしない少年少女達と、ひねた大人達が繰り広げるドロドロの人間ドラマに
観ていて不快感を刺激されることもしばしば。でも、この生の感情の正面衝突こそZがZである所以。

ところがこの三部作ではストーリー上重要だとか名シーンだとかお構いなしに、キャラ達が毒を吐き
啀み合い、哀しみに沈むシーンを片っ端から削って、新作カットを少々加えてみたらあら不思議?
TV版ではあれほど歪み荒んでいたカミーユ始め、多くのキャラから灰汁が抜けて健康優良児に(笑)

重い空気が払底され健やか物語になり共感を得やすくなりましたが、代償として人間ドラマは淡白に。
いかに娯楽性を向上させたところで、ストーリーがこれほど解りづらくてはなぁ・・・何がしたいんだ?
登場人物の灰汁が魅力の作品から灰汁を抜く大胆すぎる再構成をしてまで描きたいものとは・・


第三部「星の鼓動は愛」のレビューに続くのです。


以下余談

しっかしサブタイトルが「恋人たち」とは(*´д`*)
複数の男女関係を描いているので個々の描写はかな~り駆け足。惹かれたと思いきや即サヨナラ。
いかに健やか物語がテーマでも、そこはそれプライドの高い女性陣揃いのガンダムで描かれる恋愛。
簡単に成就してしまうほどヌルくはないのです( *`ω´)

第一部より新作カット増えたのはいいけど、カミーユとフォウのキスシーンが旧カットのまま。
ただでさえ新旧カットでフォウが全くの別人なのだから、ここは手間を惜しんで欲しくなかったです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 6

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ひと悶着あった第2作

相変わらずの15年20年前の作画の編集。
話としては3作で地味に一番好きなまとめ方にしてくれた。

問題のフォウ・・ガチリアルではないので思い入れは無く・・。
しかしご本人がクレームつけたってのはめずらしい。
監督にオーディション呼んでくれっていったのに『ゆかな』さんに勝手に決まったとか。顛末もぜんぶかかれたな・・。
結局音響監督のオトナの事情。
とばっちりを受けたゆかなさんもおやくそくの監督の熱血指導をもろともせず熱演。枕とかひどい誹謗中傷気にもせず。いつの間にか2代目フォウに。枕だろうがガチだろうがさすがだよ。

カプコンのゲームやりまくってたせいでそっちからの違和感はあったけど。
でも話がちがうしこれはこれ?
むしろよくもまぁいろいろと声優さんみつけてくるなと・・。

で、新約Zの功績で一番すげえのって2代目ファの発見だと思う。黒子さんとはとても思えないが・・。
学生の時に見たとき、ゲームでも不自然に思ったフォウにファの話をするシーン、自由落下中にwwというつっこみもあるが、むしろあのシーンでなぜ他の女の、幼馴染の話をするんだと?。映画にまとまったことで非常に意味深なシーンに変わりました。あれを直さなかったということは、フォウに惚れたけどやっぱりファもいいと気がついたということなのかな。だから会って即効キスするんだろか。軽薄だけど欲望に忠実な主人公だな・・


投稿 : 2024/05/11
♥ : 2

Takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

新訳ZガンダムⅡ

アニメ版だと、第14~22話「シロッコの眼」ぐらいまで。
すごく大人の事情が絡んでると思われるやつ

フォウ・ムラサメが、島津冴子さんから、ゆかなさんにチェンジ…
サラ・ザビアロフが、水谷優子さんから、芸能人にチェンジ…
更に次のでチェンジされるけど…

総監督いわく
「ファースト以来のキャラクターとのバランスを考え懐かし映画にしないためフォウやサラには若い声が必要だった」

らしいけど、どちらも年増っぽい感じだった…
サラなんて、カミーユと同じ年頃なにの酷いよ…

復刻版として見ても、良いシーンのカットが多い気がするのでとても残念。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 1

60.6 5675 総合得点ランキング5675位
機動戦士Zガンダム 星の鼓動は愛(アニメ映画)

2006年3月4日
★★★★☆ 3.5 (117)
759人が棚に入れました
エウーゴとティターンズの地球をめぐる内戦に旧ジオン軍アクシズが新たに加わり、三つ巴の戦いが繰り広げられていく中、主人公の少年カミーユは過酷な戦闘で心傷つきながらも確実に成長していく。
ネタバレ

カミタマン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

大人になって分かったこと(笑)

Zガンダム,昔見て,正直あまり面白いとは思えませんでした。

とりあえず,当時見ての印象は
カミーユ,アホ?
メカが凝ってるけどイマイチかっこわるい,でもガンダム出てくるしザクもどきも出るからまあいいかw
話が暗いしよく分からない
エウーゴって名前かっこ悪い(ウゴウゴルーガ?)
あとは,ファーストのキャラが出てくると嬉しい!

と,まあ正直あんまり面白いとは思わなかったのです。



で改めて,大人になって分かることもあるだろう的な感じでZを見てみてどうだったか・・・

大人になって分かったことがありました!!

エマさんのヘンケン艦長への接し方!露骨すぎるヤッテル感^^;

主義や思想,仲間を捨てて男に走るレコアさん!

{netabare}終盤,カミーユに下半身絡みつけるように抱きつくファ!!{/netabare}

などなど・・・

いやー,こんなの全く意識していませんでしたわ・・・「Z」ってこんなんだったんだf^^;

女性の描き方が2020年の今ではむしろ,アウトの可能性すらあるのでは・・・

でも,よく考えてみると軍隊にとって性欲のコントロールは重要な問題なわけで・・・

ましてやガンダムの世界は,少数の女性が宇宙戦艦という閉鎖された空間に男と一緒に居るわけで・・・

しかも,宇宙空間ともなれば種族保存の本能も強く働く可能性があるわけで・・・

性欲のコントロールはかなり難しいというか・・・

もしかしたら,「Z」とはその辺を描きたかったのかな?

サブタイトルを並べてみると「恋人たち」「星を継ぐ者」「星の鼓動は愛」です。どうやら「Z」とは宇宙世紀における人類という種の存続がテーマだったと言えるのでは無いかと思います。

で,結論は「Z」はやっぱりあんまり面白くなかった^^;

投稿 : 2024/05/11
♥ : 8

おふとん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

新訳Z第三章「異端ゼータ」

複雑なストーリー展開はその極みに達し、組織間の離合集散に内部分裂も加わり大混乱。
政治劇が意外とコンパクトに纏まっているので、寧ろTV版よりわかり易くなっていると思いましたが、
これも刻々と変わってゆく組織間の相関関係を事前に把握できていればのこと。
脳内補完できない初見さんには最早何をやっているのかすら分からない有り様かも><


第三部を観終えて思うに、登場人物たちの死に際の「負」の感情の発露が微妙に緩いと感じました。
尺が短くなっている分掘り下げが不足気味だったのは当然ですが、第二部で灰汁抜き作業を延々と
観させられた事と、セリフ改変の影響が作用したかと思います。みなTV版よりサラリと死ぬ印象。

多くの人物が死ぬことに変わりはありませんが、健康優良児化して危うすぎる鋭敏さの減った
劇場版カミーユには、人の死によって背負い込む哀しみがこれにより幾分軽減されたのか、
あまりにも衝撃的だったTV版とは異なる結末となりました。 

この結末に至る要因に関してもう一つ補足。
TV版では「もうあの頃には戻れない」と最終戦前に拒絶したファ(ヒロイン)との関係。
劇場版カミーユは現実的な性愛の対象としてファを受け入れるだけの度量があったことも大きい。
これはラストシーンの台詞を聞けば誰もが思うことで、わざわざ書く事ないおせっかいですけどね('∀`)

とびきりの悲劇だったフォウやロザミアのエピソードが大胆にカットされてたのも今思えば納得。
強化人間(人為的にニュータイプ化された不幸な人達)の悲劇に深く関わりすぎて背負い込むもの
や精神的ダメージが増えると、TV版ENDが回避不能になりますから。

つまりは重要なエピソードを削ったのも、登場人物の性格を矯正したのも、改悪と思われたセリフ
の改変も、カミーユにこの結末を迎えさせる為の自然な流れを作るためだったと解釈してます。


で、纏めるとですね・・・

初見さんにはいままで書いてきた理由で敷居高すぎ。それにTV版の衝撃の結末を知った上でないと、
劇場版のラストシーンには感動できないと思います。客観的に見ればとても平凡な結末ですから。

TV版を観ている人にも、重要部分がほぼコンプリートされてる『劇場版ガンダム三部作』のように
TV版の総集編+αとして観ることはお薦めできません。旧カット使い廻してるのにコレは別物。
クワトロのダカール演説、フォウとの再会、ロザミアとの出逢いなど、重要部分が削られてるし、
キャラから灰汁が抜けてセリフもかなり改変、何より結末が全然違う。「新訳Z」というよりは「異端Z」。


結局この劇場版Z、ラストシーンを描くための雰囲気作りと伏線張りに主軸が置かれていて、
ストーリーの完成度や視聴者の内容理解といったところにはあまり配慮されていないと思います。
Zに想い入れのある人が、ストーリーの脳内補完とTV版との比較作業を進めつつ、ラストシーンを
観てあーだこーだ言う為の作品かな。 コアなファン向け賛否両論付き。
Zを知らない人達に、新生Zを広く観せる作品とはなりえなかったのではないかと思っています。


私的には、ガワだけZの平凡な富野ガンダムを観させられた感はありますが、TV版では最後まで
訪れることのなかったカタルシスを、ラストシーンで得ることができたので一応満足してます。
散々文句書いてきましたけど、そこは「終わりよければ全て良し!」ってことで・・・ダメ?


以下余談

多くのキャラから灰汁が抜けていく中、1人奮闘していたのが「女であることに正直であり過ぎた女」
ことレコアさん。劇場版でも独自の男性観と自己完結っぷりは健在、とっても素敵(笑)でした。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 7
ネタバレ

オパマ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

全体的に見苦しい。良かった点は一つだけ。

●不満点
物語も作画もツギハギ。
新規に描き起こされた作画と旧作の作画の混在にひたすら違和感。
見苦しく見辛い。

内容も、元々予備知識を備えているガンオタなら展開についていけるが、この映画がゼータの初見だった人は完璧に置いてけぼり。

話の本筋が全く掴み辛い。
ツギハギ効果で小学校低学年がテキトーに書いた作文のように意味不明。

複雑なゼータの話をこんな尺で説明しようだなんて最初から無理がある。

非常に不親切なチグハグ総集編。

●良い点{netabare}
唯一、終わり方だけは過去作より良かった。
あれは散々殺し合いをした直後のセックス描写。
反則だよトミノシン。{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 5

60.5 5707 総合得点ランキング5707位
機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディションII それぞれの剣(OVA)

2006年8月25日
★★★★☆ 3.6 (41)
315人が棚に入れました
『機動戦士ガンダムSEED』の続編であるTVアニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』全50話を再編集した4部作の第2弾DVD。今回は主に第14話から第28話までの第2シーズン・ストーリーで構成されている。コーディネーター(遺伝子操作で生まれた新人類)を中心とするザフト軍と、ナチュラル(既存の人類)を中心とする地球連合&オーブ同盟軍との新たな戦争。その中でザフトに復隊したアスラン・ザラに、部下のシン・アスカは何かと反抗的な態度をとる。地球連合から離れて独立行動を取るアークエンジェルに戻ったキラ・ヤマトとアスランの友情も決裂。また、地球連合が極秘開発した強化人間ステラにシンは惹かれていき……。

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

やっぱり観る人を選ぶ作品だなと感じた

総集編2作目。見返してみて思ったが、やはり前作の主人公キラの存在は余計だったかな。それゆえに今作の主人公のシンは真っ直ぐゆえに反抗的な態度とかもあったが比較的感情移入できるほうでした。

ミーアに関しては可哀想な話だったなという感じで見返すのがちょっと辛いくらい。カガリの婚約者は個人的に一番苦手で、登場するシーンは苦行に耐える感じで観るほど。

前作SEED以上にガンダム同士のバトルが白熱しており、ただ、それだけに人間関係のドロドロしているところがよりエグくなっているので相変わらず観る人を選ぶ作品かなと思いました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 2

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

総集編4部作の2作目。

前作「機動戦士ガンダムSEED」と同様、総集編が製作された。
全編新たにアフレコや新作カットが追加されている。
アスランの視点で全体の話を4部作として製作されている。

アスランの視点でという部分が活きて本編序盤に感じたシン
のフラストレーション全開の嫌なイメージが減ってる感じ。
※私的に凄くシンが嫌いなので余計感じるのかもしれない。
アプローチの違いでシンの心理状態も理解しやすく感じる。

序盤は再びフリーダムに乗るキラ中心だったりするので
やはり見やすい。矢継ぎ早に展開するので中盤迄は中弛み
を感じることもない。大幅カットだしね^^;

SEEDについて早期に新カットや補足が在るのも解りやすい。
デュランダルが含みの発現だったキラへの言葉が明らかに
早期から敵視していた表現など追加されてる気がする。

後発なのでSEEDの画質よりキャラが安定してる印象も在る。
記憶に新しいせいか?台詞が一部違ってる部分を感じた。
あくまで大幅カットによる印象の補填や雰囲気的なもの。
SEEDのスペシャルエディションより上下の違和感が減った。
※SEEDの方はキャラUP等で画角的に厳しいカットもあった。

映画という程綺麗に纏まってはいないので、当然4部視ない
と中途半端で各話のラストはそこそこの区切りという感じ。

音楽は一部何故?という変更等も感じた場所がある。
商業的に手抜きと思われたくない強引な挿入にも感じた。


スペシャルエディション 砕かれた世界
<PHASE-01 - PHASE-13> 前半2006年5月1日
後半2006年5月2日放映(DVD発売時期:2006年5月)

スペシャルエディションII それぞれの剣
<PHASE-14 - PHASE-28> 2006年7月30日放映
(DVD発売時期:2006年8月)

スペシャルエディションIII 運命の業火
<PHASE-29 - PHASE-42> 2006年10月8日放映
(DVD発売時期:2006年11月)

スペシャルエディション完結編 自由の代償
<PHASE-43 - FINAL PLUS> 2007年1月7日放映
(DVD発売時期:2007年2月)

評価はSEED全話視聴済みなので初見で視ると違うと思う。
ガンダムシリーズを視たこと有れば普通にOVAかなって感じ
で多少設定や世界観の補足説明が足りないな程度の内容?

改めて・・私はシンがガンダム史上最も嫌いである!
正直もっとシンの出番が少なくても良いと思うくらい。

歪んだ軍人として極端に鬱屈して演出される敵キャラ並に
不快な登場人物だった・・そういう意味ではエディション
の方の序盤の流れ的にだいぶ印象が違って見易い。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 1

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

熱いシーンの連続で楽しく視聴することができました

ガンダムSEED DESTINY 総集編OVA 2作目。
話数的にはPhase-14から28が90分ほどにまとめられていて、カガリを式場から連れ出すシーンに始まり、インド洋の死闘、シンがステラを海から助けるシーン、ロドニアのラボ、ダーダネルス海峡戦など、見どころが詰め込まれています。
一方で、コニールのシーンはダイジェストのみで、ミリアリアがアークエンジェルに搭乗する経緯のシーンがカットされるなどが行われています。
ミーア・キャンベルも本作から登場となるのですが、登場シーンは大きく削られています。
ただし彼女の歌唱シーンについてはパワーアップしていて、ミーアたんハァハァな方向けには中々けしからん(褒め言葉)できとなっています。

また、ハイネもちゃんと登場します。
ミネルバ内でのシーンなどはカットされていますが、ハイネの名台詞「じゃあ、お前、どことなら戦いたい?」は残留していて、彼の最期も改変なしでした。
カットシーンはありますが、できるだけ多くのシーンを残そうとする努力が実を結んでおり、熱いシーンの連続で楽しく視聴することができました。良編集だと思います。
しいて言えば、いつの間にかミリアリアがアークエンジェルに乗っている点のみ気にかかりましたが、それ以外は直前にSEED DESTINYを見ていたにもかかわらず違和感が感じられず、1作目のレビューでも書きましたが、SEED DESTINYは最初から本OVA4作で済ませても問題ないというか、むしろそちらのほうがおすすめできるほどの出来だと思いました。

1作目同様作画もパワーアップしていて、新規カットも多数あります。
また、OVAシリーズでは全作品でアフレコも再録となっています。
ただ、この点については、手間がかかっている割にはあまり変わらない気がしました。
新規カットが増えたことでセリフも変更や追加が発生しているのですが、それであってもアフレコを取り直す必要まではなかったのではと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 1

60.4 5752 総合得点ランキング5752位
機動戦士ガンダム MSイグルー2 重力戦線(OVA)

2008年10月24日
★★★★☆ 3.6 (94)
453人が棚に入れました
 人気TVアニメシリーズ『機動戦士ガンダム』、そこで描かれた一年戦争の世界観をオール3DCGで描いたスピンオフ作品が「MS IGLOO」である。本作は、その「MS IGLOO」の世界観、リアリティーを踏襲し、地球連邦軍視点による一年戦争における地上戦を中心に描かれている。ハイクオリティのCG映像は、アニメと異なる感慨を観る者に与えてくれる。「あの死神を撃て!」「陸の王者、前へ!」「オデッサ、鉄の嵐!」の全3話構成となっている。
ネタバレ

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

思い切ったことしましたね(;^ω^)

■シリーズ第三弾『機動戦士ガンダム MSイグルー2 重力戦線』ってこんなアニメ! φ( ̄∇ ̄o)
前作までのリアルな人間模様や世界観を継承しつつ、また違った一面を見せてくれた作品になってました♪
特にリアルなミリタリー色の強い作品に、ガンダムシリーズでは珍しい『死神』というファンタジー的要素を盛り込んでいる点が面白い試みだとおもいました♪
しかも、過去シリーズと違って今度は地球連邦軍の視点から「一年戦争」のサイドストーリーをオムニバス形式で描いているのも特徴的でしたね(*^▽^*)
各話で登場する主人公は皆非業の死を遂げるという事からもわかるように、ちょっと違ったエッセンスが魅力の作品となっていました♪
前シリーズの方が個人的には好みなのですけど、この作品も「あり」かなぁって思いました・・・評価が分かれそうな作品でしたけどねw


■記憶に留めておきたい『MSイグルー2 重力戦線』に登場する人物と試作兵器メモ ρ(・д・*)
第1話「あの死神を撃て!」
{netabare}
【兵器】『MS重誘導弾リジーナ』
【使用者】ベン・バーバリー中尉
ザクに向かっていくにはあまりにも非力なバーバリ中尉達でしたね!
「死神=死兆星」って思ってしまったのはσ( ̄∇ ̄;)あたしだけでしょうかw
ザクに拳銃を向けるバーバリー中尉の姿に敬礼(*`・ω・´)ゞ{/netabare}

第2話「陸の王者、前へ!」
{netabare}
【兵器】『61式戦車5型 』
【搭乗者】ハーマン・ヤンデル中尉
「陸の死神は一人で十分」と言わんばかりに死神に取り憑かれた者同士、相対する運命なんですね!
「ホワイトオーガ」と二連装砲を持つとの戦闘は白熱のシーンでしたね♪
『一年戦争秘録』のヒルドルブと交戦していたのも「61式戦車」だったみたいですけど、その時の印象はほとんどなかったです(^▽^;)
主役の車体としてこんなにもディテールにこだわって映像化されると本当にかっこ良く見えますね♪
宿敵を倒した死神から解放されたと思い込んで歓喜しているヤンデル中尉の最期の姿を見た時、本当は人一倍臆病な人だったんじゃないかなぁって思いました!そんなヤンデル中尉に敬礼(*`・ω・´)ゞ{/netabare}

第3話「3.オデッサ、鉄の嵐!」
{netabare}
【兵器】『陸戦強襲型ガンタンク』
【搭乗者】アリーヌ・ネイズン技術中尉
『陸戦強襲型ガンタンク』は開発系譜から消えていった機体なのですけど、ちょっと大きめの機体は迫力ありましたね!
ガンタンクの遅いイメージとは違って、サブキャタピラを使った低重心の形態に変形した時の機動力が高さは、ファーストガンダムのガンタンクを凌駕していたように見えました♪
それと、「08小隊」でアイナ・サハリン役だったベテラン声優の井上喜久子さんが、死神と主人公での一人二役の名演技を見せてくれましたね♪
主人公が復讐を遂げられたにもかかわらず、最期に間違いだった事に気付かせるなんて、本シリーズらしいなぁってちょっと思いました・・・(^o^;超ドSw
そんなドSな死神さんに敬礼w(*`・ω・´)ゞ{/netabare}


■MUSIC♫
第一話 主題歌『Mr.Lonely Heart』
 【作詞・作曲・歌】横田はるな
 力強くかつ優雅な歌声で心に響くバラードです♪

第二話 主題歌『PLACES IN THE HEART』
 【歌】柿島伸次
 哀愁漂う歌謡曲♪なんとなく昭和の香りが(*^^*ゞ

第三話 主題歌『NO LIMITS∞』
 【作詞】菜穂【歌】Taja
 IGLOOシリーズといえば菜穂・Tajaコンビですね(^-^)
 ストレートで心に響く歌詞とロックチューンされて力強さを感じる曲です♪


2012.05.12・第一の手記

投稿 : 2024/05/11
♥ : 13

だんちょー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

ちょっとガンダムらしくないような・・・

全3話。

IGLOOとは変わって連邦側のストーリー。

残念ながら私には面白さが理解出来ませんでした。

死神がどうとかガンダムってそういうのじゃない気がします。

IGLOOが良かっただけに期待しすぎたかな?

正直残念でした。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 8

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

キャタピラ三連星

IGLOO 3作目。
今回は連邦視点での話。
1話完結の3話構成。

各話、戦場で死神と呼ばれた者のストーリー。

しかし、なんか、違うような気がする。
なんというかガンダムじゃない。
どうしてこうなった。

3DCGは相変わらずレベル高いですが
ストーリーがガンダムらしくない。
微妙な作品だった。

ただ一言、言わせてもらえるなら

やるじゃないか、ガンターンク!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 6

60.3 5798 総合得点ランキング5798位
機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション 砕かれた世界(OVA)

2006年5月26日
★★★★☆ 3.6 (42)
317人が棚に入れました
『機動戦士ガンダムSEED』の続編であるTVアニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』全50話を再編集した4部作の第1弾DVD。コーディネーター(遺伝子操作で生まれた新人類)が居住するプラントのザフト軍と、ナチュラル(既存の人類)を代表とする地球連合軍との戦争はようやく停戦を迎えたが、ふたつの人種の戦いそのものはまだ終わっていなかった。本作は主に、地球中立国でもあるオーブ連合首長国に亡命していた前作からの人気キャラ、アスラン・ザラと、かつて戦乱のさなかで両親と妹を失ったザフトの戦士シン・アスカ、そして前作の主人公キラ・ヤマトの視点で、第1話からおよそ第13話までの第1シーズン・ストーリーが語られていく。

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

再視聴向けの総集編。忙しい人にも御薦め?全4作の第1作目。

前作「機動戦士ガンダムSEED」と同様、総集編が製作された。
全編新たにアフレコや新作カットが追加されている。
アスラン視点で全体の話を4部作として製作されている。

OP早々にアスラン キラ カガリが登場し、メインがシン
ではなくSEEDの続編という強調された演出が節々に感じる。
アスランの視点でという部分が活きて本編序盤に感じたシン
のフラストレーション全開の嫌なイメージが減ってる感じ。
※私的に凄くシンが嫌いなので余計感じるのかもしれない。
後発なのでSEEDの画質よりキャラが安定してる印象も在る。
記憶に新しいせいか?台詞が一部違ってる部分を感じた。
あくまで大幅カットによる印象の補填や雰囲気的なもの。
SEEDのスペシャルエディションより上下の違和感が減った。
※SEEDの方はキャラUP等で画角的に厳しいカットもあった。
音楽は一部何故?という変更等もあった。
商業的に手抜きと思われたくない強引な挿入にも感じた。

映画という程綺麗に纏まってはいないので、当然4部視ない
と中途半端で各話のラストはそこそこの区切りという感じ。

シンの覚醒でもキラのMS搭乗でもなくアスランのシーンで
区切られているのは視点を意識できて良いとは感じた。

スペシャルエディション 砕かれた世界
<PHASE-01 - PHASE-13> 前半2006年5月1日
後半2006年5月2日放映(DVD発売時期:2006年5月)

スペシャルエディションII それぞれの剣
<PHASE-14 - PHASE-28> 2006年7月30日放映
(DVD発売時期:2006年8月)

スペシャルエディションIII 運命の業火
<PHASE-29 - PHASE-42> 2006年10月8日放映
(DVD発売時期:2006年11月)

スペシャルエディション完結編 自由の代償
<PHASE-43 - FINAL PLUS> 2007年1月7日放映
(DVD発売時期:2007年2月)

評価はSEED全話視聴済みなので初見で視ると違うと思う。
ガンダムシリーズを視たこと有れば普通にOVAかなって感じ
で多少設定や世界観の補足説明が足りないな程度の内容?

改めて・・私はシンがガンダム史上最も嫌いである!
正直もっとシンの出番が少なくても良いと思うくらいw

歪んだ軍人として極端に鬱屈して演出される敵キャラ並に
不快な登場人物だった・・そういう意味では、この序盤は
とても見易くて好印象でした。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 3

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

わりと好印象

テレビシリーズはリアルタイムで視聴しましたが、良くも悪くも衝撃的で人を選ぶ作品という感じ。しかも全50話と長丁場のため、総集編であるこちらのシリーズを観た方が雰囲気等を知る上で手っ取り早いかなと。

もっとも、先の方も触れておりましたが、個人的に第一話のネタシーンがカットされてたのは残念だったかな。

それでも、前作シリーズの総集編は明らかに端折った感じなのに比べて、まだ一作目ですが良い感じの印象を持っており、続編以降も楽しみです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 3

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

正直、テレビ放映版よりも見やすかったです

ガンダムSEED DESTINYのデレビ本放送の総集編作品。
SEEDは全3巻のOVAに纏められてましたが、SEED DESTINYは全4巻と1本多くなっています。
また、単純にテレビ放送を再編集したものではなく、様々な点でリファインしたものとなっています。
1巻目はテレビ版のPHASE-13まで、ラクス・クラインの暗殺未遂事件がきっかけとなりキラが再びモビルスーツに乗り込み、そしてアスランもデュランダル議長から渡されたFAITHの称号を受け取りモビルスーツに乗り込み飛び立つところまでです。

大まかに1クールの内容を90分程度にまとめたものとなっていて、過去の総集編ガンダムに比較すると無理のない編集ではなかったです。
短縮された事による違和感は0ではありませんが、そもそもわかりにくい構成となっていたこともあり、元を覚えていないとそうと気づかないレベルだと思います。
ディアッカの「グゥレイト!」やヨップ隊長の「えええ~」も健在、特にヨップ隊長はカットされやすいシーンと個人的には思っていたので、残っていて嬉しかったです。
あと、本作では個人的に好きなザムザザー登場します。だからどうというわけではないのですが、ちゃんと登場するのでザムザザーファンの諸兄も安心です。
カットされたシーンと言えば、物語序盤でシンがステラの乳をラッキースケベするシーンが無かったのが印象的。
元々の作品が回想と使いまわしのシーンが多かったためか、あまりカットされたシーンは思い出せないです。先にも述べましたが、短縮された違和感はそれほど感じなかったように思えます。

逆に追加シーンは多かったです。
追加エピソードというものはないのですが、映像が全体的にきれいになっていて、テレビ放映版はデジャヴュの連続だった使いまわしシーンがほぼなく、ところどころ新規作画で埋めていたような感じがします。
また、本OVAシリーズは、アスラン視点で語られていることとなっていて纏まりがよく、正直、テレビ放映版よりも見やすかったです。
SEED DESTINYを見るときはまじめに50話を見ずに、本OVA4作で済ませるのもありかと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 1

60.2 5838 総合得点ランキング5838位
機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディションIII 運命の業火(OVA)

2006年11月24日
★★★★☆ 3.6 (39)
310人が棚に入れました
人気TVアニメーション『機動戦士ガンダムSEED』全50話の3部作総集編DVDの第3部完結編。中立国オーブは崩壊し、キラ・ヤマト(保志総一朗)やアスラン(石田彰)たちは独立部隊となって、“コーディネーター”ザフト軍と“ナチュラル”地球連合の争いを終わらせようとする。しかし、互いを滅ぼすべく激化する両陣営の戦いは熾烈を極めていく。その中で明かされるキラの出生の秘密、そしてラウ・ル・クルーゼ(関俊彦)の策略で、全人類抹殺の危機が…。

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「総集編」4部作の3作目。

前作「機動戦士ガンダムSEED」と同様、総集編が製作された。
全編新たにアフレコや新作カットが追加されている。
アスランの視点で全体の話を4部作として製作されている。

アスランの視点でという部分が活きて本編序盤に感じたシン
のフラストレーション全開の嫌なイメージが減ってる感じ。
※私的に凄くシンが嫌いなので余計感じるのかもしれない。
アプローチの違いでシンの心理状態も理解しやすく感じる。

Ⅱでも要所でアスラン推しのイメージが濃く出ているけど
殆ど違和感を感じないのと、キラとの関係性もストレート
に解りやすくなった感じ。若干不足気味の繋ぎの映像も・・
全話視聴済みだと脳内補填で気にならないが、逆に言うと
総集編だけ視てSEEDシリーズを総合評価判断する人は先ず
居ないだろう・・っと信じたい・・なんて思う。
やはりあくまで総集編で映画ではない。

シンの苛々するシーンもアスランの視点で、こういう奴も
居た・・と思う範囲だと納得・・若干気の毒にも思う。
やはり本編はシンを過剰に演出し過ぎた気がしてならない。

後発なのでSEEDの画質よりキャラが安定してる印象も在る。
記憶に新しいせいか?台詞が一部違ってる部分を感じた。
あくまで大幅カットによる印象の補填や雰囲気的なもの。
SEEDのスペシャルエディションより上下の違和感が減った。
※SEEDの方はキャラUP等で画角的に厳しいカットもあった。

映画という程綺麗に纏まってはいないので、当然4部視ない
と中途半端で各話のラストはそこそこの区切りという感じ。

音楽は一部何故?という変更等も感じた場所がある。
商業的に手抜きと思われたくない強引な挿入にも感じた。


スペシャルエディション 砕かれた世界
<PHASE-01 - PHASE-13> 前半2006年5月1日
後半2006年5月2日放映(DVD発売時期:2006年5月)

スペシャルエディションII それぞれの剣
<PHASE-14 - PHASE-28> 2006年7月30日放映
(DVD発売時期:2006年8月)

スペシャルエディションIII 運命の業火
<PHASE-29 - PHASE-42> 2006年10月8日放映
(DVD発売時期:2006年11月)

スペシャルエディション完結編 自由の代償
<PHASE-43 - FINAL PLUS> 2007年1月7日放映
(DVD発売時期:2007年2月)

評価はSEED全話視聴済みなので初見で視ると違うと思う。
ガンダムシリーズを視たこと有れば普通にOVAかなって感じ
で多少設定や世界観の補足説明が足りないな程度の内容?

改めて・・私はシンがガンダム史上最も嫌いである!
正直もっとシンの出番が少なくても良いと思うくらい。

歪んだ軍人として極端に鬱屈して演出される敵キャラ並に
不快な登場人物だった・・そういう意味ではエディション
の方の序盤の流れ的にだいぶ印象が違って見易い。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 2

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

SEED DESTINYをネット評価から忌避している方がいたらとてももったいない

SEED DESTINYの総集編OVA作品、3作目。Phase-29から42がまとめられています。
瀕死のステラを見かねたシンが無断で連合にステラの引き渡しを行うシーンから、ロゴスのジブリールを出すよう迫るザフト軍とオーブ軍の戦争「オペレーション・フューリー」までとなっています。

相変わらずすごく面白かったです。本編以上です。
ただし、14話分のアニメを90分へ短縮していることによりストーリーが飛び飛びとなっているので、それによる微妙な違和感は完全に拭い去ることはできないです。
だからといって本編を見ることをおすすめするかというとそうでもなく、今からDESTINYを見るのであれば断然総集編なのですが、本編の無駄な回想や使い回しシーンを省いた上で適切な尺がこのクオリティーで作成できれば、それがベストだと思いました。
全4巻ではなく6巻くらい欲しいところですね。

本作もロゴスを世界の真の敵とするデュランダル議長の演説シーンや、インパルスのフリーダム撃破シーンなど、見どころが詰め込まれています。
一方で、エンジェルダウン作戦のウィラード隊や、オペレーション・ラグナロクで勧告するザフト軍に回答前に戦端を開いたジブリールの卑怯なシーンが短縮されている他、宇宙に上がったラクス・クラインたちの諜報活動シーンはばっさりと省かれています。
ステラの死については優遇されていて、埋葬のシーンが追加されていたりします。この追加シーンは結構効果的で、感動しました。結局シンの行動を変えるまでは至らなかったのですが。

すごく面白かったです(2回目)。
盛り上がるシーンが多く、本編あわせれば2度めの視聴なのに、本編以上に胸が熱くなりました。
話数的にこのあたりはシンの胸くそシーンの連続だった気がするのですが、総集編だと若干マイルドに感じるのは気のせいなのか。
最後はラクスから戦う剣を受け取ったアスランがインフィニットジャスティスで飛び立つシーンで終わり、テーマ曲が流れます。
このエンディングテーマがまたすごく良かったです。SEED、SEED DESTINY曲で一番好きかも。
スペシャルエディションオリジナルなのですが、早速TSUTAYAで借りてリピートで聞いてます。

かなり燃える3巻でした。
SEED DESTINYをネット評価から忌避している方がいたらとてももったいないと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 1

60.1 5878 総合得点ランキング5878位
機動戦士ガンダムSEED AFTER-PHASE「星のはざまで」(その他)

2004年3月26日
★★★★☆ 3.5 (13)
70人が棚に入れました
機動戦士ガンダムSEEDのDVD第13巻の映像特典として付属。

キラやアスラン達の、その後を描いた新作OVA(約5分)となる。

59.5 6097 総合得点ランキング6097位
機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDEN(OVA)

2013年7月26日
★★★★☆ 3.6 (26)
191人が棚に入れました
決して交わるはずのなかった2つの運命――。地球連邦軍司令官フリット・アスノの息子、アセム・アスノ。ヴェイガンの民のため戦いに身を投じる戦士、ゼハート・ガレット。彼らは刹那の時間、ともに過ごし、友情を育み、時に衝突しながらも同じ宇宙(そら)を眺めた。しかしやがて皮肉な別れの時が来る。2人の少年の出会いは、悲劇の幕開けか、あるいは希望への光か。星々の間の中で、彼らは刃を交え、互いの名を叫び、そして涙を散らす。戦争に翻弄された2人の想いが辿り着くひとつの未来――その結末が、今ここに。

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

基本的にカメラがゼハートよりなのが気になりました

タイトルはガンダムAGEのオリジナル作品のようですが、内容はテレビで本放送された作品を再編集した総集編です。
過去にも度々発売された総集編OVAで、テレビ放映版の焼き直しとなります。
OVA全1巻ですが、Diskは2枚になっていて、テレビ放送の50話がDVD2枚に収められています。
ガンダムAGEはフリット編、アセム編、キオ編、最終章からなる作品ですが、本作は再編集するにあたりターゲットをアセム編に絞っていてフリット編は全カットされています。
ラストもアセムとゼハートの戦いで決着します。
ガンダムシリーズの総集編ですが、過去作品にあった、全話を凝縮して見返しやすくしたものというよりも、アセムとゼハートについてより詳しいエピソードを追加したものとなっています。

複数いる主人公の一人にスポットを当てて掘り下げるスタイルを取っていて、そのターゲットとして、アセム・アスノは良いチョイスと思いました。
ゼハートと親友であった頃の話が大幅に追加され、唯一無二の親友が許されざる者だったという戸惑いがより表現されていたと思います。
また、ゼハートとフラム・ナラの関係や、プロジェクト・エデンを引き継いだゼハートの考えが語られるシーンが追加されており、よりガンダムAGEの世界が深まる良いOVAだと思いました。
ただ、ゼハートの掘り下げは多いのですが、アセムについては追加エピソードはほぼなかったように思えます。
EXA-DBの下りは全カットされているので、シドも、海賊になった経緯もカット、ゼハートがコールドスリープに入っていた間のアセム・アスノの語られなかった部分についてはノータッチで、基本的にカメラがゼハートよりなのが気になりました。
アセムの最大の見せ場だった、ヴェイガンの疑いをかけられたゼハートをアセムが庇うシーンも何故かカットされていて、イゼルカントが過多な演出の中でプロジェクト・エデンについて語るシーンはノーカットで収録されているあたりは、不公平を感じました。
編集者はアセムが嫌いなのではないかと疑うレベルで、アセムの活躍はカットされている気がします。

フリット編、キオ編が全カットされているので、物語としては弱い感じがしますが、本作でガンダムAGEに入っても問題はないと思います。
それほど多くない話数をDVD2枚で再編集していますが、全体を通して矛盾のようなものは感じなかったように思います。
ただ、ガンダムAGEを見返す目的で見るにはおすすめしないです。
ファンディスク、スペシャルサンクスとして、良い作品でした。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 1
2345678910
ページの先頭へ