ダレイオス さんの感想・評価

2.8
物語 : 2.5 作画 : 1.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態：観終わった

面白かったけど、ご都合主義多し

最近ＤＶＤで見直した感想ですね。

見る限りガリ勉で塾での成績も優秀だった主人公の航が
解答用紙の記入ミスにより高校受験に失敗してしまい。
いつのまにか入学していたことになっていた。
辺境の島で高校生活を送ることになる話

正直序盤の展開は結構古いアニメなんで結構でご都合主義＆細かいことは
気にしない作りでしたね。
島に着いたら本来入居する予定のアパートが手違いで駄目になり
別に用意された入居先でいきなり４人の妹達があらわれ一緒に
暮らす様になるんですが当時は気にならなかったけど今見ると
暮らす理由もないしなぜ４人の妹達がここに来たのかが説明がないので
勢いや強引にさに誤魔化されそうになりますがその点は不自然でしたね。

さらに次の回で８人＋主人公を島から追い出そうとする眞深
が強引に加わり１４人で共同生活を送るという
今考えると異様な設定ですね。ただし最初に見ていた当時はアニメの評価なんか
してなかったのであまり気になりませんでしたね。
アニメだからこんなもんだろうと感じでました。

ストーリーの序盤は受験の失敗で自堕落な性格になったのと慣れない妹達との共同生活から航が島から出て行きたい
考え出します。そんな航を妹達が慰めて島にいるように説得する展開が続きます。
この説得シーンは今見るとやや狙いすぎていてあざいのですが
下品だっり、エロ狙いだったり、咲夜以外兄を恋愛対象として見ていなく
家族として接していたので個人的にはいい話に思えました。

その後は１話完結型のハーレムというよりは家族との共同生活みたいな話が続くので
個人的には見やすかったですね。
航と妹達がメールしたり、結婚式ごっこしたり、演劇で馬鹿騒ぎしたり
泳ぐ練習したりと別にストーリー的には無くていい話なんだろうけど
妹達と過ごす日々は面白かったですね。

ただストーリー上に気なった点は潜水艦で遭難してしまう話が
昔見た時も少し気になり、今見るとかなり気になる
ご都合主義だったように感じました。
遭難しそうなのに妹達がのんきで不自然でしたね。
潜水艦時代が穴が開き、航が気を失い気がついたら
潜水艦が不時着して眞深以外の妹達がいなくなりいきなりシリアスになったと思えば
いきなり妹達が現われてたまたまあった別荘でのバカンスを送ることになるという。
なんで妹達は無事なのかまた不時着した場所に別荘があるのか
わけがわからなかった。今見ると昔のアニメは適当なんだなあとは思いました。

眞深がいつのまにか航を追い出す工作をやめたのもきっかけが無いだけに不自然でしたね。

作画については正直当時でもかなり悪いですね。
そのせいであまり萌える絵ではないように感じました。
体のバランスも悪くハッキリと絵的には苦しいとわかります。

声優さんについてはそこそこ上手かったように見えました。
堀江さんの咲夜の演技は個人的にはかなり良かったように感じました。
声については妹達の魅力を出すことは出来たようです。

キャラについては兄に咲夜以外は家族として接する妹達の姿は
結構良かったが作画の質自体がキャラの魅力をマイナスにするレベルまで
きているので人によっては萌えることは出来ないでしょう。
個人的には山田は好きでしたね。
ああいう昔ながらの下心丸出しで妹達にアタックしたり
妹達にモテいる自分を想像する妄想は面白かった。
今見ると航の友人はホモぽくてそっち系も狙っていたんだなと感じました。
脇役は結構個性があって良かったと思います。

面白かったけど作画は悪いしご都合主義は多かったアニメでした。
作画が悪い分このサイトの評価ではそんなに高くはならないですね。