紫煙の心 by斑鳩 さんの感想・評価

1.9
物語 : 1.0 作画 : 2.0 声優 : 1.5 音楽 : 2.0 キャラ : 3.0 状態：観終わった

あざとい

THEラノベと言うよりTHE MF文庫と言う感じの舞台設定と人物設定が
とても陳腐な物語になっていて、スタッフ的にもキャスト的にも不安がある
ちょっと残念な作品。

4話まで視聴して思ったのは物語自体はファンタジー世界の式神(精霊や使い魔)を
使役してバトルを行いつつ、ハーレムありツンデレありちょっとエッチありの
てんこ盛りストーリーの様相を呈してきたけど、後者がメインのストーリーに
なっていくのだろう（笑）
またEDの絵がローアングルからの絵なのでとてもあざといのも残念。

製作陣もあまり期待が出来ない布陣で、柳沢テツヤ監督の作品履歴は個人的には
あまり良いと思えた作品は無い、経歴を見ると誰も引き受けないやつを
受け持っているのかな？
シリーズ構成の吉岡たかをも作品の出来に波があるので不安がある。
製作会社のティー・エヌ・ケーも元請製作した作品歴も「ないな」の感想のみ
評価できる点は女の子のキャラデザぐらいかな（笑）
萌えキャラとして可愛くデザインされていると思う。
バトルシーンとかであまり絵が動かないのは萌えアニメだからなのかな？

声優陣もメインキャストはほとんどがデビュー2,3年の新人ばかりで演技自体に
波があり不安を感じる。
そんな小僧、小娘の拙い演技の中4話で登場したレスティア役の日笠さん演技は
光っていたのが救いかな（笑）

4話以降、技術的にも物語的にもあまり期待はしないが、新人声優さんの演技力上達を期待します。

最終話を見終わっての感想は、最終話のバトルシーンの絵はがんばったみたい
ですねなかなか良かったです。
ただ、物語的には盛り上がりに欠けながらも前クールで放送された
『星刻の竜騎士』同様触手が出てきた時は苦笑いしか出ませんでしたが、
物語上であざとい極端な工ロカットにしなかったのは評価できる。
キャラデザは可愛いので　キャラ萌え出来る人は良いかもしれないが、
私のようにストーリー重視で視聴するタイプには向かないでしょう。