「THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!(アニメ映画)」

総合得点
72.2
感想・評価
535
棚に入れた
3097
ランキング
1155
★★★★★ 4.1 (535)
物語
3.9
作画
4.2
声優
4.1
音楽
4.3
キャラ
4.2

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ネタバレ

ワタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

NEVER END IDOLM@STER PIECE!!

とりあえず、2011年に放映されたTV版を前提にしたストーリーになっているので
いきなりこの劇場版から手を出さないように。

以下、TV版のネタバレも含みます

{netabare}後半からの「もう辞めたい」「本当にそうなの?」のドラマを引っ張りすぎ。
TV版20話で、千早の声が出ず、このままライブ中止にするかどうかを決めかねてる状況下で
迷いなく、誰よりも早く、千早のいるステージに飛び出して行った春香。
これぞ天海春香!と思わず訴えたくなる名シーンだと思ってます。
ところが今作の春香は、仲間の悩みに対してどうすべきか、
揺らいでる時間が長かったように思います。擁護するなら、
リーダーの重責というものが想像以上に「天海春香」という個性を縛り付けていたということか。

もっとも、千早からのアドバイス等を経て
「天海春香」として立ち回れるようになってからは流石としか言いようがないわけですが、{/netabare}
やはり構成的にもう少しドラマパートを削って、ラストのライブに尺を回してほしかったなぁ。

ただ、そのライブシーンなのですが・・・CG使ってますね、これ。
それ自体はいいんだけど、手描きとCGの部分がくっきり判別できてしまうので
残念ながらあまり良い出来とは言えないですね。
「M@STERPIECE」が集大成に相応しい名曲なので騙されそうになるけど。
それにしてもカメラワーク頑張りすぎw アリーナ全体を四方八方からグルグルと回すことで
765プロのアイドル達がこんな広いステージでライブができるようになった!
そしてその広さを埋め尽くす程の熱い思いがある!というのを演出したかったのでしょう。
あとどうでもいいけど、曲の振り付けが昔ニコ動で流行った
「世界でいちばんダサいシリーズ」のそれと微妙に似ていて笑ってしまったw

ここまで不満中心になってしまいましたが、もちろん良かった点もあります。
作品全体を通して投げかけられる「やれるやれないじゃない、今自分がどうしたいか」
という言葉。もはや定番で聞き飽きた感のある言葉で、
脚本家が何となくその場の雰囲気で言わせて、全く伝わってこないことも多いのだけど
本作の場合、しっかりとキャラクターの思いを感じられ、
台詞が物語の中で活きていることに感心させられる。
これは今作の功績というより、TV版のドラマの積み重ねがあってこそなのだけれど。

あとはTV版でも思ったけど、画面の中に多くのキャラが映り込むカットが非常に多く
細かなところでも、そのキャラに見合ったリアクションをさせているのが良いですね。
これだけたくさんのキャラがいる以上、
本筋ではどうしても割りを食ってしまうキャラもいるわけですが
思わずニヤリとさせられる場面を数多く用意して、作画の労力も惜しまず、
どのキャラにも存在感を発揮させようとするスタッフの姿勢に好感が持てます。
役割分担って言うと味気ないけど、それが凄くしっかりできている。


結論としては、若干肩透かしなところはあったけど
TV版が素晴らしい出来栄えだったので、ハードルが上がっていたのかもしれません。

投稿 : 2014/10/12
閲覧 : 476
サンキュー:

29

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