「結城友奈は勇者である(TVアニメ動画)」

総合得点
77.8
感想・評価
1407
棚に入れた
6885
ランキング
580
★★★★☆ 3.7 (1407)
物語
3.7
作画
3.8
声優
3.7
音楽
3.7
キャラ
3.8

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ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

全体的には楽しめたけど最後の最後で・・・?

2014年タカヒロⅣプロジェクト最後の一つ

タカヒロというライターはいわゆる18禁ゲームの人気ライターです
『姉、ちゃんとしようよっ!』
『つよきす』
『真剣で私に恋しなさい!!』
あたりが代表作でしょうか?
ぶっちゃけると一つもプレイしたことありません
ただ、かなりの人気を博していたのは確かです
私が一切プレイをしていないのは
購入するまでもないレベルで感性が合わないというか
性癖のベクトルが完全にずれてるとかそんな感じ

タカヒロⅣプロジェクトの第2段にあたる
『アカメが斬る!』のアニメも観ていたんですが
途中でおなかいっぱいになっちゃって断念しました

そんな状態にもかかわらず視聴を決定したのは
去年の夏コミで発表されたキャストの1人
犬吠埼 樹(CV:黒沢ともよ)

ともよちゃんは今でこそ
ユーフォニアム効果でそこそこ認知されていますが
当時はまだほとんど声優として評価されておらず
私のようなSoundHorizon時代からのファンが細々と応援している程度でした

彼女が出るなら期待せずに観てみるか・・・
という感覚で観始めたので
放送はじまってすぐのころはどちらかというと
ともよちゃんの参加するゆゆゆラジオのほうが毎週楽しみでした

序盤の少しを見てすぐに分かったのは
日常系の萌アニメパートと
その日常を脅かす異形の侵略者を
イヌカレー空間っぽい所で撃退する戦闘シーン
これは完全にまどかの焼き直しですね・・・

まどかの焼き直しとなると想定される最悪のパターンは
3話あたりで樹ちゃんがマミる可能性
最終的に生き残れない可能性は見始める前から覚悟していましたが
早期退場だけは勘弁してほしいなぁ
なんて思いながら観ていったわけです
{netabare}
そんなわけで4話のカラオケ回が樹の死亡フラグにしか見えず
ああ、これはいよいよやばい・・・と頭を抱えていましたが
予想に反して誰一人命を落とすことはありませんでした
しかし退場はしない代わりに各キャラが体の機能の一部失うことに
そして樹が失ったのは声・・・
いやいやいやいや
キャラは生き残ったけど中の人目当てで観ている身からすれば
それは死んでいるのと大差ないというか
見せ場をもらえる分死んだ方がまだマシなんじゃないかと

そんな思いで迎えた9話
久々に聴く樹の声
流れる祈りの歌
気がつけば風先輩と一緒に泣いてました
健気な樹ちゃんと妹想いの風先輩
この姉妹大好きです

しかし、このあたりでうまく盛り上げたのはいいものの
このお話どうやって収拾つけるつもりなんだろう?って疑問が
10話、11話とさらに展開が重くなっていって
ハードルが上がりまくった状態での最終話

結論から言うと
これまで積み上げてきたものをほっぽらかし
意味深な描写で視聴者を煙に巻き
取ってつけたようなハッピーエンドでお茶を濁しつつ
最後に結城友奈の章と銘打って続編を匂わすエンディング

うん、これはひどい!

ある程度仕方ない部分はあると思います
原案タカヒロによって作られたのは
かなり中途半端な部分までだったようで
それを岸・上江洲コンビがちゃんとした形にした模様
こんなもん途中まで作った状態で渡されて
上手く締めてくださいって言われたら
完全オリジナルで1から作るよりよっぽど難しいんじゃない?
なにしろ前日譚である鷲尾須美は勇者では
女子小学生勇者が一人戦死してますからね・・・
全て綺麗に解決してハッピーエンドって終わり方に
そもそも無理があります

さらには現在続編にあたる乃木若葉は勇者であるが
既にG's誌上ではじまっていることから考えて
続編が作れる終わらせ方になるようにと
後から変更を余儀なくされた可能性もあります

しかし、それでもやっちゃいけない事ってのがあります

放送された8話でベッドに横たわる園子のシーンでは
衣服の膨らみ具合から足の欠損が見て取れます
この演出はエヴァンゲリオン19話における
3号機暴走事故による鈴原トウジの足の切断を
シーツの形で描写するシーンのオマージュですね
これが無ければ9話以降の悲壮感と説得力がまるで違うと思うのですが
BDで修正されてしっかり足が描き足されています

作画ミスで片付くレベルではないので
後からシナリオに変更があって
それに合わせてBDで修正したと考えるほうが自然だと思います
でもそれってほとんど詐欺みたいなもんだよなぁ 
{/netabare}
ちなみにラジオ「結城友奈は勇者である」勇者部活動報告ですが
「第1回アニラジアワード」にて「最優秀女性ラジオ賞」を受賞し
一度は惜しまれつつ最終回を迎えながらも
ラジオ「結城友奈は勇者である」勇者部活動報告 春夏秋冬
という形で3か月に一回の放送で復活しました

アニメの人気とラジオの人気、さらにG'sで続編開始と
色々な追い風があっての復活なのでしょう
このままゆゆゆ人気を次の勇者であるシリーズのアニメ化まで持続させたい
みたいな狙いがあるんじゃないかと思います
しかし乃木若葉には友奈はともかく犬吠埼姉妹の出番がなさそう
となるとしっかり次回作のキャストが決まったあたりで
夕実さんとともよちゃんはラジオクビになる可能性も!?(@@;

投稿 : 2015/09/06
閲覧 : 340
サンキュー:

28

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