「城下町のダンデライオン(TVアニメ動画)」

総合得点
68.8
感想・評価
843
棚に入れた
4440
ランキング
1932
★★★★☆ 3.7 (843)
物語
3.6
作画
3.6
声優
3.8
音楽
3.6
キャラ
3.8

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ネタバレ

migratory さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9
物語 : 2.5 作画 : 2.0 声優 : 1.5 音楽 : 1.0 キャラ : 2.5 状態:----

シビアな言い方をするとサクラダ・ファミーリアの内乱

本意では能力者バトルものになって欲しいのですが、日常系アニメだと推察されます。
次期国王を決めるサクラダファミリー国王総選挙によって成長していく子どもたちの日常(内乱)が、このお話の見所だと第1話の内容から感じ取りました。
基本的に、2話以降は放送一回分で複数(大体2、3)のエピソードが盛り込まれるサザエさん方式のアニメです。


兄妹が9人もいると、人物把握に手間取ってしまうので、特徴・特殊能力を簡単にまとめてみました。
☆★☆★王族はみな特殊能力を持っており、それが王族の証でもある★☆☆★

三女・茜 重力制御〔グラビティコア・花澤香菜〕→  {netabare}自身と自身が触れたものにかかる重力を操る事ができる
特徴:髪の色は赤。監視カメラが天敵。常に挙動不審な印象で自分に自信がない様子。くじ運がない。
三男・輝 怪力超人〔リミットオーバー・勝田詩織〕→ 凄まじいパワーを得ることができると思われる。ファンデルワールス力もあると思われる①話では90度の壁を難なく登っていた
特徴:髪色は淡い茶褐色。自分の手をジャッカルと呼ぶ厨二気質で、テレ東午後6時からアニメの主人公をしていそうな元気少年。ついでにスローガンは「この手で、国を守ります!」
五女・光 生命操作〔ゴッドハンド・小倉唯〕→ 生命の成長を操る(24時間元に戻らない、条件付)③話では自身を成長させ中学生・櫻田ライトとしてアイドルデビューを果たした
特徴:金髪。小学生。⑥話では総選挙ランキング暫定4位!
次女・奏 物質生成〔ヘブンズゲート・石原夏織〕→ (生成した物質の価値に等しい金額が通帳から引き落とされる、条件付)①話では大量のドローンを生成⑥話、幼少?時代には生成したお城の制御ができず兄・修に怪我をさせてしまっていた
特徴:髪は短髪で色は長男と同じの日本人らしい黒。医療研究のために王になる事を決意している。スポーツによる青少年育成にも力を注ぐ。
四女・岬 感情分裂〔オールフォーワン・松井恵理子〕→ 自分の分身を最大で7人分作り出せる(⑤話で判明したそれぞれの性格→憤怒の化身・ユニコ、嫉妬・レヴィ、強欲・イナリ、暴食・ブブ、怠惰・ベル、色欲・シャウラ、傲慢・ライオ)
特徴:髪は母親の髪と同じ桃色。個人的に、分身をたくさん作り出せるのに一番存在感が薄いと感じる。
六女・栞 物体会話〔ソウルメイト・鈴木愛奈〕→ 生物・無機物問わず会話が可能 ①話では消火栓と会話③話ではイケメンの犬やメモと会話⑤話ではスイカと会話
特徴:髪は短髪で色は紺。口数が少なく、能力を日常的に使っていると思われる。
長女・葵 完全学習〔インビジブルワーク・茅野愛衣〕→一度覚えた事は忘れない ⇒本当の能力・対象を服従させる絶対遵守〔アブソリュートオーダー〕
特徴:髪はロングで名前の通り青い髪。一番上の姉で、見るからに優等生という印象だが、中学時代に本当の能力が明らかになる(⑥話)。
長男・修 瞬間移動〔トランスポーター・木村良平〕→ 自身と自身が触れたものを一瞬で移動できる
特徴:髪の色は日本人らしい黒。特殊能力のためかやる気がなく思える性格だが、どうやら日常生活には支障はないほどだが足が悪いらしい。ちなみに選挙ポスターのスローガンは「やる時はやる男!」
次男・遥 確率予知〔ロッツオブネクスト・村瀬歩〕→ あらゆる可能性の確率を知る事ができる
特徴:髪は短髪でピンクっぽくも見える紫色。家族の中でも世話焼きな方と感じる。⑤話では家族のUP写真等に対して削除申請出してた。




1話だけ見るとネタアニメの宝庫となりそうな予感がしました。
1話では度々パンツがフィーチャーされていたので終始パンツアニメと成り代わっていましたが、どうやら主人公の茜が軸のエピソードになると急にパンツアニメになるようです。

個人的には、これら特殊能力が及ぼすものは能力バトルにおいて昇華すべきと期待を抱いているのですが、敵の侵略とか、そういうものはなさそうです。
というのもバトル系になるとその特殊さが生かされる点が見込めるからであり、例えば、若手声優と呼ばれる事の脱却(この作品のCAST陣に多く該当されるので)を図る過渡期へと淘汰されるべきアニメだとするなら、それぞれ自身の持ち味を爆発させることができるのがバトルアニメだと思うので、この日常系の物語(内乱)ではそれがどう生きてくるのかというのは一つの見所かもしれません。

また、「王族として最低限の義務と責任は生じる。国の象徴、希望となる資格を果たすための覚悟だけは持っていてほしい」と言った父であり国王である総一郎の言葉は、ある意味それぞれ声優たちに向けられた言葉とも取れました。

特殊能力が国民に知れ渡っている国王の難しい立場があるというのは、面白い設定だと思いました(そのため、父の方針である、できるかぎり普通の暮らしをさせたい思いというのは総選挙とは矛盾しているが、理解しやすい父親像でした)。

第一に、子どもたちに特別な能力があるのならば、父親の能力というのが気になります。
なぜ、兄弟・姉妹たちの髪色が、まるで他人の子であるかのように別々の色素を持っているのか?
なぜ、似ていることがないような髪質の兄弟・姉妹が生まれるのか?


あと、別段言う事もない事かもしれませんが、監視カメラのカメラワークのクオリティだけが異様に高かったです。
それだけで、いっしょうけんめいさは伝わりました(笑
さらに、特殊能力や王女であることを一切感じさせないエピソード「王女のスカート」(4話)はテンポが格段に上がり、サブキャラの熱意さえ伝わる一体感のようなものが感じれたので、おすすめです。


とりあえず、9人の子どもがいるということは、国王がモノスゴイ人物だということだけは分かりました。
最後に、主人公の三女・茜が国王を目指す理由で一般的な暮らしを望んでいるような考えだったので、国王になった場合、特殊能力の放棄を目指すのかなぁと思いました。{/netabare}

投稿 : 2015/08/07
閲覧 : 256
サンキュー:

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