「シュヴァルツェスマーケン(TVアニメ動画)」

総合得点
64.1
感想・評価
326
棚に入れた
1677
ランキング
3893
★★★★☆ 3.4 (326)
物語
3.3
作画
3.4
声優
3.4
音楽
3.4
キャラ
3.3

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タケ坊 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1
物語 : 1.5 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

真面目なドイツ人には観せたくない、とんだ茶番

予備知識ゼロで取り敢えず視聴。
マブラヴという作品のスピンオフ的な作品のようだが、自分は未視聴。

以下厳しい事を色々書いているので読みたくない人はスルーして下さい。

自分としても、作品のあまり悪いことばかり書きたくはないが(良い面も書きたいのはやまやまだだけど)
この作品に関しては少々難しい。。



☆物語☆

1983年のヨーロッパを舞台に、東ドイツ軍の戦術機部隊“第666戦術機中隊”に所属する
青年・テオドールを中心とした物語で、BETAと呼ばれる宇宙から来た敵との戦いが描かれているが、
東ドイツ内、シュタージュと反体制派の内輪揉めの方がメインのような内容。


まず、タイトルのドイツ語が造語って。。
おかしなドイツ語作るなら日本語でいいだろ、と思う。
ドイツ人に馬鹿にされるの前程?

取り敢えず、そもそもの設定がなんだかなぁという感じ。

1983年のドイツが東西に分裂しているのは良いとして、
なんでガンダムみたいなモビルスーツがあるんだよ...
しかも兵士が殆ど美少女ばかり...男よりも優秀な兵士ってことなんだろうけど。。

BETAと呼ばれる地球外から来た異星起源種の具体的な説明がなく、
観ている限り、こりゃ地球相当ヤバイんじゃねーの、っていう危機的状況と見受けられるのに、
最前線の東ドイツ内及び666中隊のなかでもスパイが居たり、内輪揉めに終始。。

お前ら今そんなことやってる場合かよ、っていうのは観てる人みんな思うんじゃないの?
昔も戦時中は中国やらロシアやら、似たような勢力争いなんかはあったけど、
相手は異星から来た侵略者なんですけど。。

大体1967年に月で遭遇したBETAと生存を掛けた戦い、って、
普通に考えて月にしか行ってない人類と、
他惑星もしくは銀河からやってきたであろう生命体と戦って、
侵略されてはいるものの、良い勝負してるっていうのが、そもそも科学技術から考えてあり得なさ過ぎて笑える。

未来のSFものとして描けばまだ納得できるのだが、
「東西冷戦時代という構図」を用いたいためだけの中途半端なリアリティ設定が、
非常に浅はかに思えてしまう。

百歩譲ってそもそもの設定がおかしいのは大目に見ても、
シリアスな内容なのに登場人物たちから全然伝わってくるものがない。
挙句兄妹で関係持っちゃったり...いっその事エロアニメ路線の方が楽しめんたんじゃないだろうか。

あとBETAの描かれ方、扱いが雑過ぎる。殆ど存在理由を感じられなかったんだけど。。


☆声優☆

主な声優の演技自体は悪くないのだが、いまいちパッとしない棒読みキャラが散見される。。
特に、キャラ名分からんけどオバサンが酷い、これはもう素人レベルだ。。


☆キャラ☆

おかしな設定や突っ込みどころのせいもあるが、深み、カタルシスが足りず、
シリアスな展開なのにキャラに全く感情移入ができない。。
キャラの行動にも違和感を覚え、非常に茶番臭さを感じる。

☆作画☆

キャラデザインは美少女キャラ達は悪くはないのだが、
それ以外はお世辞にも良いとはいえない。

特に艦船などを見てみると、かなりチープに思えるし、モブの描き方なんかは雑過ぎる。。
CGはメカ&動きに関してはサンジゲンが担当していて良くできているんだけど、
やっぱり動いてない時の作画がイマイチなのでCGとのバランスが非常に悪い。

恐らくこの作品はかなり低予算で作られているんだろう。。


☆音楽☆

OPは悪くはないんだけど、EDは声優が歌ってるにしろ、素人っぽくて少々微妙。
作中BGMはバトルシーンを中心に、曲調はやたらと仰々しい感じで、盛り上がって良いんだけど、
使い回しが多くてバリエーションが少ない。

音作りに関してもチープ臭を感じる。。


この作品はマブラヴもしくは原作を知ってる人なら楽しめるんだろうか!?
平均的に水準は高くなく、いわゆるB級アニメに属するものとして、
博愛の精神を持って視聴するべきかもしれない。。

そういう見方で鑑賞できない自分は、まだまだにわかアニメファン、なのだろう。

投稿 : 2016/03/30
閲覧 : 202
サンキュー:

9

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