「ゲド戦記(アニメ映画)」

総合得点
58.7
感想・評価
514
棚に入れた
2604
ランキング
6393
★★★★☆ 3.2 (514)
物語
2.8
作画
3.6
声優
3.0
音楽
3.5
キャラ
3.0

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ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

恐れが良く表現されている

宮崎駿と異なり恐れが良く表現されている。良いと思う。超然としていなくて観ていてしっくりくる。

父殺しをした主人公は、父親からの恐怖を逃れるために旅にでる。

得体の知れない恐怖に逃惑うという表現は宮崎駿はしない。恐らく主人公は毅然と戦うだろう。

吾郎はそこを表現した。主人公自体はスキル的には弱くない。複数人相手の手練れでものすことができる。しかし、父親の影に恐怖する。

また、戦い方が自暴自棄である。テルーを人質に取られたとき、やれよ とドスをきかせる。計算ではなく、勢いと過信によって。

それに対するヒロインの反応は 命を大切にしないやつは大っ嫌いだ。助けてくれてありがとうでもなく、この言葉。一応本質はついている。ある意味見捨てていたし。

印象に残ったのはいずれ死ぬのに生きる意味はあるのか と主人公が問うところ。セリフとしてストレートだが、その通りだなと感じた。また、それに対するテルーの言葉は理屈ではなく、命というものはバトンのようなものだという感覚もなかなか良い。

投稿 : 2016/09/10
閲覧 : 210

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