「TERRA FORMARS OVA バグズ2号(OAD)」

総合得点
58.3
感想・評価
71
棚に入れた
317
ランキング
6529
★★★★☆ 3.4 (71)
物語
3.3
作画
3.4
声優
3.6
音楽
3.1
キャラ
3.4

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ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 3.0 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

かいぞうにんげん vs ごきぶりくん。

アニメーション制作:LIDENFILMS
2014年8月発売のに原作単行本10巻、11月発売の単行本11巻に同梱された前後編のOVA。
原作は『週刊ヤングジャンプ』にて作者病気で休載中の漫画。
原作者は、原作・原案/貴家悠。作画/橘賢一。
監督は浜崎博嗣。

【概要/あらすじ】

テレビアニメ版1期の第1話の20年前の西暦2599年の未来。
有人宇宙船『バグズ2号』に乗って15人の男女がある任務のために火星に向かっていた。
人類の人口が増えすぎによる環境破壊やエネルギー問題で、
地球がパンクするかもしれない。
ということで、“火星を人の住める環境にする”必要があった。
平均マイナス58度の極寒の惑星である火星を温めることによって、
地中に凍っている大量の「二酸化炭素」を気化して人類が住める大気と気温の緑の惑星にする。
「テラフォーミング計画」の骨格である。
約500年前の2077年。火星に、改良した苔と苔を食料とするよう改良されたゴキブリを大量に放ち、
ゴキブリの黒い体で太陽光を吸収する計画が実施された。
2577年の『バグズ1号』の乗組員全滅による火星探索の失敗。
そして、今回の『バグズ2号』の任務とは、火星が十分にテラフォーミングされたので、
用済みになったゴキブリを駆除してしまおうということ。
しかし、火星で乗組員が見たものは、身長2メートルを超え羽を持ち、
人類では太刀打ち出来ない筋力と身体能力を持った肉体に進化した黒光りする人型ゴキブリ。
通称「テラフォーマー」は明確な殺意を持って人間を襲ってくる。
しかし、乗組員も普通の人間ではない。
高額の報酬と引き換えに「バグズ手術」によって昆虫の遺伝子を組み込んだことで、
戦闘能力と環境適応能力を手にした改造人間である。

これは、火星を舞台にした改造人間とゴキブリの殺し合いの物語である。

【感想】

元々はTV版の1期を観てたのですが、
あれ?なんで原作の途中からアニメが始まってるの?てことで、
原作漫画のプロローグにあたる20年前の戦いが描かれた第1巻のアニメ化であるOVAを視聴。

TV版の真っ黒過ぎて意味不明な演出も無く乗組員の生首とかバラバラに千切れた遺体とか、
ぐちゃっと潰れた「テラフォーマー」の死骸だとか本当に包み隠さずそのままで、
ああ、これが本当の『テラフォーマーズ』なんだなって。
しかし、原作では気にならなかったのですがカラー映像になると気持ち悪いですね。
規制されるのもわからないでもない。

ストーリーは尺の都合から会話の細かいところとかカットされまくってますが、大体は原作通り。
不幸の安売りと死のオンパレードが気になりますが、これが作風ですね。

ひとりひとりの胸くそ悪い過去を回想して、能力解説して、あっさり死ぬとこもTV版と一緒。
本来は原作付き作品は原作通りにやって欲しい私ですが、
TV版のもっさり具合を知ってるだけにカットされてサクサク進むのが結果的には良かったですね。
不幸自慢と気分悪くなる回想も度が過ぎてしまえば、アクションシーンが盛り上がらないですし。

しっかし不親切ですよね。このOVAを観ずに、TV版から入ると中途半端な感じ。
原作単行本を売るためのやり方なのでしょうが、正直あまり好きくない売り方でした。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2017/05/25
閲覧 : 389
サンキュー:

22

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