Ka-ZZ（★） さんの感想・評価

3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

異世界で少年は覇道を征く！

この作品の原作小説並びに漫画は未読です。
ジャンルとしてすっかり確立された異世界ファンタジー作品です。

この物語は、戦乱の黎明世界「ユグドラシル」に迷い込んだ周防勇斗が、弱冠16歳で数千もの軍勢を率いる宗主にまで昇り詰めていました。
彼は武術の達人でもなければ、類まれなる才を持った軍師でもありません。
彼の武器はチートとも言える現代知識…
スマホを片手に戦乱の世を闊歩する彼と彼の氏族である「狼」の成長を描いた作品です。

そしてこの世界の習わしの一つに「誓盃の儀」があります。
親子または兄弟の契りを結ぶ儀式で、盃の誓いは血の繋がりより重いとされています。

勇斗には、盃の誓いを交わした仲間達がいます。
所謂本作品に登場するヒロインという事になるのですが、仲間の中でも側近についてはエインヘリアルと呼ばれる「神に選ばれた選別の証を身体のいずこに宿した者」で固められているんです。
このエインヘリアルの証は、万人に一人と言われる希少にして優れた能力なんだとか…

ここまででピンと来た方も多いと思います…
そう、この作品はハーレム要素の強さが半端ないんです。
2018年夏アニメには異世界ハーレム系の作品がもう一作ありましたが、ハーレム度に関しても良い勝負かと。
スキンシップと露出の多さではもう一作側。
数で勝るのがこちら側。
まぁ、勝ち負けなんてないんですけどね。

そしてレビューを書くためにwikiをチラ見したところ、ドラマCDが先行して発売されていたみたいなのですが、テレビ版と声優さんが異なっているんです。
同じキャラでも起用される声優さんが変わるのはよくある話ですが、気になったのはその声優陣…
並べて比較してみます（敬称略）。

周防 勇斗 （TV)酒井広大　/ （CD)島崎信長
フェリシア （TV)末柄里恵　/ （CD)戸松遥
ジークルーネ （TV)伊達朱里紗/ （CD)種田梨沙
イングリット (TV)河瀬茉希 / （CD)伊藤かな恵
志百家美月 （TV)内田彩 / （CD)米澤円
アルベルティーナ（TV)悠木碧 / （CD)本多真梨子
クリスティーナ （TV)竹達彩奈 / （CD)本多真梨子
スカーヴィズ （TV)立花慎之介/ （CD)影平隆一

本作にはうっちー、碧ちゃん、あやちが出演されています。
ですが、上記の配役を見るとドラマCDのキャストも凄い面子が揃っているではありませんか！
登場するキャラを思い起こしてみると、フェリシアのハルカスやジークルーネの種ちゃんなどは多分相当配役にマッチしていて、今回のTV版とは違った魅力があるんだろうなぁ…などと想像してしまいます。

現代の技術を時代を遡った過去で駆使する展開は、これまでに相当数あると思います。
ですが、過去の偉人の戦法や兵法を模倣する展開はそう多くは無いのではないでしょうか。
中には知らない戦法もあったので、逆に新鮮さを感じたりもしましたっけ。

従って物語の展開も総じて面白いのですが、これだけの美女が揃っているんです。
誰を推しながら視聴するかでも、また面白さは変わってくるかと…。
正統派だとフェリシア…「最も強き銀狼」の称号を与えられたルーネも捨て難い…
守ってあげたいキャラのストライクなら美月…アルベルティーナとクリスティーナは幼過ぎるので選外…
変化球でリネーアという線もありかと…

色々考えましたが、私の一番のお気に入りはイングリットだったようです。
思いはいっぱいあるのに、大事なところで一歩引いてしまう…
そんな彼女が私にとってはとても魅力的な女性に思えました。

魅力的なヒロインがたくさん登場する物語…
気になる方は、是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、うっちーの「Bright way」
エンディングテーマは、petit miladyさんの「世界中が恋をする夜」

1クール全12話の物語でした。
何だかんだ言いながら最後まで楽しみながら視聴できた作品でした。
原作は既刊16巻まで発刊しているそうです。
きっと原作のストックは残っていると思うので、続編については円盤の売れ行き次第という事になるのでしょうか？
もし続編が放送されるなら是非視聴したいと思います。