「機動戦士ガンダム Twilight AXIS 赤き残影(アニメ映画)」

総合得点
65.0
感想・評価
25
棚に入れた
127
ランキング
3450
★★★★☆ 3.5 (25)
物語
3.2
作画
3.8
声優
3.7
音楽
3.5
キャラ
3.6

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二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

F91への橋渡しとなる作品

Twilight Axis劇場版。
ガンダム劇場版では普通のようにある、本放送(今回の場合、全6話のWebコンテンツ)の総集編となっています。
Twilight Axisの場合、本放送は1話3分程度、全話あわせても25分程度の作品のため、劇場版はノーカットに追加カットを含めたものとなっています。
本作は一本で6話構成のTwilight Axisを包括した内容となっているため、本作を見れば6話構成の方は見る必要ないと思います。

追加カットを期待していたのですが、やっぱり本作のみでは意味がわからない内容です。
それどころか通しで見ると、モビルスーツ戦に回想がちょこちょこと挟まる構成をしているため、1話1話で咀嚼できず余計に混乱しそうです。
ただ、6話構成のTwilight Axisはガンダムファンクラブでしか見れないのに対し、本作は他の動画配信サイトでも視聴できるようなので、個人的には6話構成を推しますが、こちらを視聴するほうが簡単そうですね。

追加カットは探さないと見つからないレベルで、劇場版にあたりストーリーの変更などは行われていません。
つまり、帽子の男がおっさんに話しかけて、「私、行きたい。アクシズへ!」 と唐突に女性が言うところから開始、いや、それ以前に謎の回想が最初に挟まり、意味がわからないまま謎のガンダムと交戦、気がつけば何が始まり何が終わったのかわからないまま物語が集結します。
6話構成の方のTwilight Axisのレビューでも書きましたが、本作は他の媒体の補助的なポジションで、小説の名場面を動かしてみました的な作品であり、ストーリーを理解するためには小説ないし漫画を読む必要があります。

なお、本作で描かれる戦闘は名前のついたそれではなく、打ち捨てられた小惑星アクシズへ潜入調査を行った連邦軍が、ブッホ・ジャンク社の私兵武装集団バーナムのなぜか保持しているガンダムNT-1系の機体と交戦する話で、戦いの規模としては小規模、戦う理由も極めて個人的なものとなります。
ブッホ・ジャンク社は後にブッホ・コンツェルンに成長し、私設軍隊「クロスボーン・バンガード」を結成、連邦軍と戦争をするという、F91へのつながりを想起させる展開は興味深く感じたものの、シナリオとしての面白さは微妙で、私的にはTwilight Axisはいまいちと思いました。

投稿 : 2019/11/01
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