Ryo さんの感想・評価
4.1
物語 : 5.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
SF的には最高な作品
価値のある作品は、往々にして現実や未来の空想をより具体的にさせてくれます。
例えば火の鳥は、生物、宇宙、といった壮大なテーマを、漫画らしくわかりやすく2つの見方から提示してくれ、現代でも色あせない内容だと思います。
ゼーガペインも十数年前の古い作品ですが、ウィルスの脅威や、二重性のマクロ化など、この内容は近年現実的に重要なテーマとなってきており、深く物語に刻まれています。
再現性や輪廻、戦争による技術革新、物質が無い世界とその心理など、個人的には高度なアナロジーだと思うし、それが空虚な雰囲気と非常にマッチしてます。
陳腐なロボットの戦闘や、取ってつけたような学生モノのシーンは、こういった深いテーマと物語を引き立てるために、また箸休めとして、逆に長所になりえるとも感じます。
エンタングル