「銀河鉄道物語~永遠への分岐点~(TVアニメ動画)」

総合得点
55.8
感想・評価
12
棚に入れた
73
ランキング
7278
★★★★☆ 3.2 (12)
物語
3.1
作画
3.4
声優
3.3
音楽
3.3
キャラ
3.1

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ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

一期より悲しい話が多い気がする

一期の続き。

新キャラとして、幹部候補生でシリウス小隊に研修で来たキリアン、元シリウス小隊のメンバーで渉の部下だったローレンス率いるケフェウス小隊、別宇宙から来たフレルが出てくる。

ストーリーや既存キャラ設定の変更はないけど、建物や背景は少し変化がある。
特にビッグワンや他の車両が出撃するとこや鉄道ステーション内部が細かく描かれるようになった。ただおかげで序盤でのビッグワンの発車シーンが長い、別にこの作品にSFとしての作画は求めてないから、サラッとやって欲しかった。


ストーリーは一期と同じように一話or二話完結で話が進んで、終盤でまた別宇宙絡みの長編がある。感覚だけど、短編は一期より悲しい話が多くなった気がする。

長編は学の父が関係している話だけど、正直アルフォートの話の方が面白かった。別宇宙で悪役になった学の父を描くのなら、キリアンとローレンスの話が終わった段階ですぐに別宇宙に突入した方が良かった、もう少し別宇宙での学の父の話を長引かせた方が感情移入できたし、物語としても良くなってたはず。


というか一つ気になるのは特務情報部にいた学の兄の彼女はどうなったの?キリアンに情報を流したせいでヘリで狙われて崖に落っこちた描写があったけど、あれって生き残りフラグじゃないの?でもその後全く出てこなかったってことは死んだのかな?



【各話あらすじ】
1→学は謹慎中で母の店を手伝っていた。超特急が暴走し新しくキリアンという候補生を加えたシリウス小隊が出撃する。学は偶然その超特急が学のいる惑星に激突する話を聞き、単独で超特急に乗り込む。客車部分を切り離し客を救出するが学が一人取り残される。だがビッグワンがエンジンを撃ち沈黙学も助けられる。

2→学とキリアンは相変わらず衝突してばっかり。鉱石採掘場が占拠され、調査団が人質となる。シリウス小隊は調査をしようとするがシールドを張られ先行した学とキリアンが取り残される。二人は反目し合いながらも採掘場に潜入し賊を倒し、人質を救出する。最後は二人力を合わせて星のピンチを救う。

3→学とキリアンは新しく作られたケフェウス小隊のローレンス隊長と知り合う。列車が植物に占拠される事件が発生、救助に当たるが学と女の子だけ取り残される。植物のせいで発進できないビッグワンに代わりケフェウス小隊が助けに行き学と女の子を助ける。だがローレンスは学に父に似て甘いと言う。

4→とある惑星の軍に襲われる民間列車の保護。軍を説得し何とか保護するがそこでブルースの傭兵時代の仲間ミザリーと出会う。学はミザリーからブルースの話を聞く。軍が再び襲いスパイを引き渡せと言う、そのスパイはミザリーだった。学やバルジは拒否して全速力で逃げる。何とか別の惑星領内に入り難を逃れる。だがミザリーは学からブルースの話を聞きスパイとしての任務を放棄する。

5→爆弾解体でキリアンが調子に乗りあわや大惨事になる。暇を出され故郷に帰る途中、事故に遭遇、最初は戸惑うキリアンだったが、乗客を励まし無事難局を乗り切り、キリアンは小隊の皆に深く謝罪をするのだった。

6→キリアンの研修終了が近づき、学は複雑な気持ちになる。そんな時、本部内で実験生物が逃げ、下水道で大量発生してしまう。全員で対処に当たるが、キリアンが勝手な行動でケフェウス小隊に迷惑をかける。だがおかげで生物は一掃でき、キリアンは無事卒業する。

7→列車が失踪。ケフェウス小隊と共に捜索に当たるがバルジとローレンスには心当たりがあった。惑星ブルーローズに列車を確認。だが戦闘衛星などで突入できず。だがそこに惑星の主の伯爵夫人から連絡があり一人だけ来いと言う。実はかつて学の父も同じ状況に直面し、一人で行き乗客を救出したが暗い顔をしていた。学は志願して伯爵夫人のもとに行く。実は銀河鉄道が伯爵夫人の約束を反故にして乗客を降ろし事件が起こってしまった。学は自称伯爵夫人の娘と相対するが父のようにはできず。その間にケフェウス小隊が突入し事件は解決、自称娘はアンドロイドだったが一人瓦礫に埋まり死んでいく。

8→列車が故障し重要な部品が壊れる。デイビットと学は近くにいる凄腕技師シェリダンを訪ねようとするが途中車を盗まれる。ヒッチハイクで向かおうとすると拾ってくれたのは凄腕技師の弟子クローマリアだった。シェリダンに修理を頼むが断られ、クローマリアが修理をする。その間にデイビットはシェリダンと親交を温める。結局クローマリアは失敗、デイビットに乗せられたシェリダンが修理をし無事治る。

9→シリウス、スピカ、ケフェウスの女性陣がハロルド王子戴冠式の護衛。ルイは王子の側近として任務につき王子と仲良くなる。だが式へ向かう列車が襲われる。ルイと王子は二人で脱出して戴冠式をする場所へ向かう。王になんてなりたくないと言うハロルドを諭し、ルイは王子を戴冠式の場所へ連れていく。王子はそんなルイに惚れるが、ルイには学がいることを知り諦める。

10→列車が宇宙船と衝突事故を起こし、近くの星に立ち寄る。そこで結婚する予定のケビンやリナも乗客を手当てする。だが咳が蔓延し発熱も起き始める。実は宇宙船は製薬会社の実験船で致死率の高いウイルスが乗っていた。星中に蔓延が拡がり学はルイと共にスーツを着て薬を渡しに行く。そこでケビンたちと仲良くなるが上層部は星の破壊を決定。学たちにも帰投命令が下り学は砲撃を止めさせに行くがビッグワンの砲撃は止める。だがケフェウス小隊が代わりに発砲し星破壊、ケビン含め星の人は発砲直前にウイルスで死亡。

11→学の父が死んだ場所に分岐点ができていた。学は父の墓参り中ローレンスと出会うが直後分岐点ジャックに巻き込まれる。学はローレンスに反発しながらも犯人がいる指令室を目指す。ローレンスたちは外部からスピカ小隊がハッキングを仕掛けてる間を狙い指令室に突入、犯人を捕まえるが犯人は元SDFだった。犯人は死んだ学の父を侮辱して挑発、隙を狙うがローレンスが防ぎ、学を助ける。

12→学、ルイ、ユキは列車の護衛のついでにコンサートを聞くことに。だが直前指揮者のユーリヒが逃亡、理由はかつて共に演奏し亡くなったアデーレを模した機械人形を使いたくなかったからだった。ユキはアデーレを修理し、アデーレ本来の歌を取り戻し、ユーリヒは劇場に戻る。だが歌い終わったのと同時にアデーレの機械人形はメモリーを失い初期化された。

13→偽ビッグワンが現れ列車を襲う。ビッグワンは直接対決するが負ける。偽ビッグワンはSPG用に開発された新型車だった。だがブルームという盗賊に盗まれていた。ビッグワン修理中、ケフェウス小隊が相手をするが歯が立たず後退する。

14→ローレンスが持ち帰った戦闘データをもとに作戦が建てられる。一方ブルームの性分から黒幕がいると考えたバルジはキリアンに調査を命じ、新型車を開発した会社が怪しいと言われる。各小隊と協力して偽ビッグワンを誘き出し、撃破に成功。黒幕の会社も逮捕されるが、裏でSDFの上層部が動いていた。

15→学とルイは休暇を得るがデスティニー駅で会った老人の依頼で猫を探すことに。SDF本部に入った猫を探して、色んなとこで振り回される二人。最後はキリアンの力を借りて無事猫を老人に届ける。

16→アルフォートが侵攻に使った次元断層事件が頻発。ある日その近くで未知の救命ポットと機体を保護する。救命ポッドにはフレルという別宇宙の少女がのっていた、機体にはアリアヴィーナスという女性が乗り救命ポッドに釣られてきていた。フレルは事故に遭いその過程で別宇宙へ飛ばされていた。すると再び次元断層事故が起き、列車が巻き込まれる。スピカやケフェウスと協力して助けるがビッグワンが巻き込まれる。だが離れていたアリアの助言で次元断層に突っ込み別宇宙へ行く。実はアリアは特務情報部の人間で守の恋人だった。

17→SDF上層部はビッグワン捜索を早々に打ち切った。一方別宇宙に飛ばされていたビッグワンは謎の無人機に襲われほぼ水の星におちていた。だがそこで水の攻撃を受け陸地へ不時着する。そこで現地人と会い情報をもらう。だが例の無人機が攻撃を仕掛けてきてビッグワンが応戦、水の援護もあり倒す。何もできずもどかしい思いをしていたフレルは料理を振る舞い皆の心を癒す。

18→ビッグワンはフレルの星へ行く途中球形のためとある星による。そこでバルジはゴンザという原住民の少年と出会う。ゴンザは村を脅かし父が逃げた敵と戦っていると言う。バルジはゴンザについていきその敵の恐竜と戦う。作戦が失敗しゴンザは捨て身で敵に抱きつくとそこに父の槍が刺さっていた。父は逃げたのではなくゴンザを守るため引き付けていたのだ。ゴンザは父の無念を晴らすため父が刺した場所に自身の槍を刺し恐竜を倒す。

19→とある星であるはずない救難信号をキャッチする。ルイと学が調査すると屋敷にたどり着く。そこの若主人クラウスがルイを気に入り二人をもてなすが学は面白くない。霧のためしばらく屋敷に滞在するが学に奇妙な出来事が起き、ルイはクラウスに洗脳される。学はルイを救出すると車の上で目覚めすべてが夢だったように感じる。すると近くで救難信号を出していた古い列車を確認、そこでクラウスと思しき遺体を見つける。

20→また無人機の攻撃を受けるが撃破しその部品を回収する。データ分析のためビッグワンのエネルギーを大量に使うが読み取れず、更に宇宙船の墓場に落下する。ビッグワンを修理するが動かず、するとフレルがビッグワンと会話をし励ます。ビッグワンは他の落ちた船から動力をもらい墓場を脱出する。

21→ビッグワンはフレルの星に着きフレルを親の元へ送り届けるが歓迎されず。理由を聞くとビッグワンが宇宙を脅かす悪魔ユウキワタルの乗り物にそっくりだと言う。父の名に動揺する学だったが情報をもらい父の捜索へ向かう。一方キリアンは藤堂の命で別宇宙へ行く方法を模索し、とある情報から軍が中止したプロジェクトに目をつけるが、別宇宙に行く道具を見つけた時撃たれる。学たちは情報をもとにある場所へ行くと、そこにかつて渉が特攻したビッグワンの残骸があった。

22→ショックを受ける学だったが敵の無人兵器の攻撃を受ける。ビッグワンに乗ったデイビットたちも無人機の攻撃を受け、パイロットが一人戦死する。無人兵器を倒し船に戻った学たちは敵の卑怯な作戦に苦戦する。卑怯な戦い方に父ではないと思う学だったが、そこに敵艦から父の声とシルエットで降伏勧告が入る。動揺する学やバルジだったが父ではないと断言し敵艦を撃ち倒す。学たちは敵を探すため旅立つがフレルもついていく。一方一命をとりとめたキリアンは道具使用に反対するが藤堂はそれしかシリウス小隊を救う手がないと言いSDF全小隊の前で作戦を説明する。途中上層部からの圧力もかかるが全小隊は志願し作戦が始まる。

23→シリウス小隊は敵がいる場所にたどり着く。そこには機械惑星があり戦闘が開始される。だが苦戦し敵の手法にやられそうになった時、SDF全小隊が集結しシリウス小隊を助ける。キリアンとローレンスは別宇宙へ来るのに使った道具で惑星に穴をあけシリウス小隊を突入させる。だが別宇宙が変調をきたしSDFの宇宙にも被害が出る。中に入ったシリウス小隊は学とデイビットとフレルに渉を探させる。途中追いかけてきたルイを加えついに渉のもとにたどり着く。

24→渉の口から真実が語られる。渉は次元を超え生きていたがSDFが開発した次元を超える掘削機が事故でこちらに来てしまい暴走を始め、渉はそれを壊そうとしたが失敗し取り込まれてしまっていた。渉の意識が消え掘削機が自身の存在意義を語り機械惑星が動き始める。かろうじて残った渉の意識は学に自分を撃てと言い、学は泣きながら父を撃ち機械惑星を倒す。一行はフレルと別れ他の小隊と共に自分達の宇宙へ帰る。

投稿 : 2021/04/10
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