タイラーオースティン さんの感想・評価
2.9
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 1.5
キャラ : 3.0
状態:----
福岡大空襲を題材にした作品
冒頭で避難している最中、泣き叫んでいる赤子に持っていたおもちゃであやしてたヒロイン。そのヒロインの優しさにほっこりしましたが、中盤でヒロインの口から語られる悲しい過去を聞くと思わず言葉を失うと同時に戦争の悲惨さや惨さを感じます。
軍国主義だった日本、それは福岡でも例外ではなく、しかも元寇のあった場所ということもあり、神風を信仰してる背景がうかがえ、お互いの正義のぶつかり合いが戦争であるがゆえに当時の日本人の必死も伝わりました。
そんな中で空襲シーンでしたが、BGMが妙に明るい曲調で、明らかに場面にあっておらず、台無しにしてしまっていたのが残念というか勿体なかったですね。
全体的には悪くなかったとは思いますが、終盤で戦争の悲惨さ等を描く上でぼやけてしまった感は否めなかったかなと思います。