「青の祓魔師 島根啓明結社篇(TVアニメ動画)」

総合得点
68.2
感想・評価
48
棚に入れた
218
ランキング
2118
★★★★☆ 3.5 (48)
物語
3.4
作画
3.6
声優
3.6
音楽
3.5
キャラ
3.4

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ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

信じるか信じないかはアナタ次第です。

青のエグゾシスト

人気作品の第3期ですね。
これを気に一期から久々に見返したんですけど、あれ?少し絵の感じ変わった?
なんか、燐の作画に違和感を少し感じますが、まぁ気にならないレベルかな。


初っ端からメフィストの強さが解る感じがしましたね。
力の一環を眼にした気がしますね。
普段はふざけてるのにねww

1話では子猫丸が大活躍でしたね。
この子はあまり戦闘では積極的なイメージなかったから凄く成長したイメージでした。

雪男の青の炎に目覚めかけた事による不安や内に秘めた苦しみに悩んでる感じがしましたね。

後、学園祭は面白すぎでしょうww
モテ組と非モテ組のウォーキングデッドww
ボンがウォーキングデッド志摩にアリアの詠唱してるじゃんww

シエミちゃんの転入も驚きましたね。
塾に居たから存在感あるけど、よく考えたら学園の方には居なかったんですね。
ダンスパーティ玉砕の燐ww

シエミの鈍感が燐の心を無意識に抉っていくのが、燐が少し可哀想に見えてくるww
悪気はないんだけど、それが燐は辛いよね。
この学園祭は青春感あるよね。
今まで青春系のエピソードって考えたら無かった気がする。

三人で踊ろうのシーンは喜びのあまり燐がヨダレを垂らしているからアホ感のするドアップだけどいい絵だと思うw


1期は奥村兄弟
2期はボン達京都メンバー
3期は出雲の話ですね。

タカラからガンダム出てきたww
両手が飛ぶからクレヨンしんちゃんのガンタムロボが近いのかなww
ロボットに、志摩の真の実力が明かされます。

しかも、寄りによって敵側……
今回の敵で出雲の因縁のイルミナティ
イルミナティって有名な都市伝説にもよく出る組織ですよね。

出雲が攫われた事で始まる今回。
パク以外の人間を寄せ付けない彼女。
それでも皆に文句を言いながらも仲間想いな一面もある彼女の過去が明かされるのが3期。

彼女が何故、人を寄せ付けないのか、否定し突き放すのかが理解出来るエピソード。

彼女が人を信用出来ないのはお母さんのせいなのかな?
宮司としても立派で子供も大切にしてるように見えたけど、男に振られて、その理由が子供が居るからと言われたら、娘達にも酷く当たり始めて、更には神降ろしに失敗……

正直最低な母だと思います。
自分が相手から冷たくされた理由が「子供に会いたくないから」と言う理由でした。

だから、神降ろしに失敗して狐な魅入られて暴走して「産まなければよかった」と娘を殺しに掛かる。
それで、子供に冷たく当たるのは違うと思うし、母としては最低な人かな?

凄く我儘だし子供ぽいから自分の思い通りならないのが受け入れられない人なんだろうね。
好きになった人もよくなかったね……

多分、愛情なんてなかったんだよ。
都合のいい女くらいにしか考えてなかったから結婚をチラつかされるのが嫌で適当に答えたのが「子供達に会わそうとしないでくれ」だった。
そもそも、本気で思うなら子供とも会うし、子供がいる事を理解してお付き合いするのが当然です。
男も最低です。

結局、母も自分に優しくしてくれる人が欲しかっただけなんだと思いました。
子供に愛情を注ぐ自分に愛を注いでくれる人が欲しかった。
そして、その人が子供を否定したから子供が憎くなった。

確かに人を好きになるのは素敵な事だけどさ、それが報われなくて娘達への愛情がなるのは違うでしょう?
子供は何も悪くないよ。
あれだけ、愛情を注いでくれた母が娘達を否定して突き放した。
それは子供は信用出来なくもなりますよ。

自分勝手な都合や理由で子供を否定する大人は私は大嫌いです!
自分の事って大切だけどさ、子供が居るなら子供のことも含めて考えなきゃいけないのが親なんじゃないかな?って私は思います。
母の身勝手で傷つけられるのは娘達が可哀想です。
少なくとも娘達は母が大好きだったはずななのに……


吉田マリアはイルミナティのメンバーで母の件で出雲が頼ったお姉さんです。
出雲と妹を救ってくれた組織イルミナティは悪の組織で、狐に囚われた母で人体実験をしていました。

更にイルミナティでは九尾の人体実験(母)がダメになった時にのスペアとして出雲と妹は生かされていたのです。

それを知ったマリアは2人を救いたいと慌てて妹を養子に出し、出雲連れて逃げようとするのですが、妹を奪われたと思った彼女はマリアを信用出来ずに1人で動き出し捕まり、マリアの裏切りがバレてイルミナティに実験にされて殺害されてしまいます。


このマリアって人と出雲達が過ごした時間は回想で流されます。
凄く楽しそうにしてるシーンなんですが、多分、出雲の中で母の件があるから人を信じられなかったんじゃないかな?

元々、学校や家の社の方でも少し迫害されていた部分はありますが、優しかった母に裏切られた気持ちが強く、同じ優しくしてくれたマリアも信じられなかったのではないでしょうか?

それを見た出雲は「私が人を頼ったせいだ」と言います。
コレは多分、マリアを最初に頼った組織イルミナティに関わらなければ、マリアが死ななかった。
妹とも離れ離れにならなくて済んだと考えたのかな?

そして、「もぅ人を信じない」ってのは母に裏切られた事やイルミナティって組織が善意の組織だと信じていたからマリアにも心を許していた点もあった。
だから、組織全体に裏切られた事が信じないって考えた理由なんじゃないかな?


それが、彼女が祓魔塾でシエミ達を否定する理由なんじゃないかな?
けど、心の底では彼女は人を信じたいのだと思います。
それが、学園祭で燐に屋台の手伝いを頼まれていて、パクに「自分の気持ちに正直にね」の言葉に背中を押されて屋台に向かうと言う描写が彼女の本心を描いている気がしました。

最後には自分の気持ちに気づく描写も出雲が初めて友達を信じて頼り戦う姿がありました。
狐には今まで否定されていましたが、彼女が人を信じられるようになった出雲を認めてくれます。

確かに、よく考えたら誰も信じようとしない人を周りは信じようとしません。
それは狐も同じなんでしょうね。


そして、最後は母が意識を取り戻し娘を九尾から救い出すシーンは、母の本心だったんだと思います。
最後の最後に「私の宝物」を思い出したのでしょうね。
そして、出雲も本当は心の片隅でお母さんが大好きな気持ちがあったんだろうね。

お母さんの恋人がクソ野郎だったから捻じ曲がった親子の関係性になったけど、元々は仲のいい家族でしたからね。

出雲の妹の九十九は幸せに暮らしてました。
けど、妹は姉の事を覚えていませでした。
これは嬉しいけど、寂しいよね。
妹と離れたのは3歳の頃だから7歳になった妹は覚えてなくて……
話したい事も沢山あったのにね……

その鬱憤をシエミに当たり散らすけど、シエミはそれを見て「神木さんが泣いたり笑ったり怒ったりしてくれてよかった」って答えます。

私も見ていて、当たり散らす彼女の姿を悪くは捉えられなかったです。
私も「よかった」と思いました。
出雲にもやっと出来たのです。

涙を見せて、喜びと悲しみを本心でぶち撒ける事が出来る友達が、今までは自分の弱さも本心も曝け出せる人は居なかった。
そうした人が出来たのは本当によかったと思えました。
きっと、多くの視聴者が同じ事を感じたのではないでしょうか?

出雲の言葉の最初に出てきた言葉は、妹の無事と幸せの言葉でした。
次に出て来たのが、自分の事を忘れていた寂しさ。
出雲の中で妹が幸せでいる方が悲しみよりも嬉しかったから先に言葉に出たんじゃないかな?
妹を1番に思う優しいお姉ちゃん。



で、今回のイルミナティ編では燐も苦悩します。
イルミナティは平気で人体実験するような組織です。
更にはそのイルミナティの人体実験に利用されゾンビにされ元の姿に戻れない一般人であり被害者なんですよね。

それを知った燐は戦えなくなります。

燐「俺にとって誰の味方がは大事なんだよ!俺は人の味方じゃないと…俺は」
そうですよね……相手が人となるとやっぱり割り切れない部分はあるよね。

本当なら雪男の様に、人の姿に戻れないならって覚悟で戦う事が正しいとは思うし、そうすべきなのかも知れない。

けど、燐の様にだからと言って割り切れない人も絶対に居ると思うんですよね。
そうした簡単に割り切れないのも解りますよね。
雪男達も簡単に決断した訳でもないけど、やっぱりそれでもね。

特に燐は悪魔だからって人間から迫害されたりもしてきたし、サタンの息子で悪魔だから人を殺すと言われてきたから、燐が人を傷つける事で、それが現実になるような気がして怖かったんじゃないかな?


志磨については、今回は敵側でしたね。
ただ、志磨って発言や行動がアドバイスの様な物が多かった。

「ここから先は人を殺す覚悟がないと勝たれへんで」は燐に向けたゾンビと戦う覚悟を決めろとメッセージであり、出雲の居場も「ちょうどこの真下に」と居場所を教えたり、出雲の九尾の定着適合率を下げたのも多分、彼ですね。

出雲が逃げる時のタイマンでカメラや監視がない場所だから何か仕掛けられたのかな?
後に、適合率を理由に実験をやめさせようとする発言や、「俺も波風立てたくないし」と極力、子猫丸達とは対峙して関わらない様にしてた感じもしました。

彼の正体は二重スパイ……立ち位置が土御門元春ww
まぁ、志磨自体は敵ではないから一安心かな?
ただ、メフィストのスパイで入っているから、メフィストが聖十字騎士団に信用されてないから志磨は可哀想ww
トバッチリwww

メフィストは信用出来ない部分も多々ありますし、まだ何かを隠してはいると思いますがメフィストの「またも得がたい存在てす。」って燐達を指す言葉には少し本音を感じ取れた気がしました。

にしても、最終話はクラスは空気悪いし、イルミナティへの雪男への勧誘、そして雪男の悩み、二重スパイの志磨の本心など色々と

志磨は信用出来ないと話もありますね。
結局の所、二重スパイって本心は解りませんよね。
だから、自分がその人を信用出来るかって話しになるんだろうね。

だから、例えばの手段として、二重スパイって本来組織的には、裏切られるデスクを軽減する為に裏切れない理由を作らせたりします。
例えば大切な人や物でもいいですし、何か裏切れない理由を。

ただ、それで考えたら、志磨の家族が騎士団側だから彼は多分騎士団側の見方なんだと思います。

ただ、やっぱり個人となれば…信じる信じないは難しい気がする。
ただ、志磨とボンのジョギングシーンみたいな、「信じれへんけど頑張れ」なんて言われたら…例え本心で味方としても辛いよなぁ〜って……スパイだから仕方ないのもあるけどさ、スパイとかじゃなくて、1人の人間で考えたら気持ち的に辛さあるなぁ〜って。


さて、ラストは水着回で、志磨と燐が暴走して修羅に折檻されるネタど絞めてきたww
まぁ、面白いけどさw
ウォータースライダーとか私滑ったことないのよねww


3期の総合MVPはシエミかな?
彼女の草サンドが無ければ、初っ端で積んでましたねww


さて、青の祓魔師は期を重ねる(物語)ごとに面白くなっていくのが感じられますね。
毎回毎回、親子をテーマにしているのか1期からの共通点の1つかと思います。

後、3期に関しては、人を信じる事が出来なかった出雲が仲間を信じられるようなる、二重スパイの志磨を信じる?信じない?信じるか信じないかはアナタ次第です。

って事で「信じる事も」テーマになっている事からタイトルをつけてみました。


更には、続編の制作が決まりましたね。
楽しみです。
次は、雪男と燐の兄弟の話になってくるんでしょうか?

今期は出雲と妹の再会から空気の読めない燐が現れるまでは感動もあるし泣けますね。
やっぱり、ここは印象的なシーンかと思います。

投稿 : 2024/03/24
閲覧 : 84
サンキュー:

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