「ゆびさきと恋々(TVアニメ動画)」

総合得点
68.7
感想・評価
107
棚に入れた
300
ランキング
1949
★★★★☆ 3.5 (107)
物語
3.4
作画
3.7
声優
3.6
音楽
3.5
キャラ
3.5

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ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

私の世界

音のない世界で生きる女の子とさまざま国を旅する男の子の恋物語。

主人公、ユキは生まれた時から耳が聞こえない女の子です。
そんな彼女は電車の中で逸臣に出会います。
逸臣は様々な国へ出向く大学生だったのです。


さて、この作品はキュン♡です♪
1話からまず面白い。
恋愛作品が好きな人やキュン♡を感じたい人にはいいんじゃないかな?

少女マンガ原作で絵が独特で男性受けはしにくいかも?しれません。
私の周りでも、少女漫画原作作品のお話が出来る男の子って居ないんですよね。
フルーツバスケットとかも劇場版見に行った時に男性って2人くらいしか居なかったのですが、男の子はあまり少女漫画は読まない?

しかし、これは物語も素晴らしいし曲も良いし本当に素敵な作品で、1度は見てもらいたい! 食わず嫌いは勿体ない作品だと思うし、何より今期で1番オススメです!

因みに、原作も読みたかったけど読んでません。
理由としては毎回キュンキュンしながら見ているのですが、アニメで見るのが心地よくて原作はアニメを見終えてからにしようと考えたからです。

後、この作品はユキが手話をするから、手話も少し解るようになるかも?
後、全体的に綺麗なデザインだし、男性も女性も綺麗系な気がします。
主人公のユキは可愛い感じが良く出ていて、主人をしっかりと差別化出来ているデザインだと思いました。


後は、OPと作品のリンク率がヤバい、ユキのセリフに「この感情のやませかたなんて私はしりたくない。」と恋心を言葉にする気持ちがあります。
これOPの歌詞の2番に似た表現が使われております。

その2番の歌詞部分の1番がOPの映像で使われており、その部分では、逸臣が手話で気持ちを伝える映像がありOPと作品を見る事で2人が同じ気持ちなのが伝わる演出が凄くいいし、OPとEDはめちゃくちゃいいから、何度聞いても聞き飽きません!
心にズーンと響くのが心地いいんです。

さて、ユキは喋りません。
彼女のやり取りは「手話」のみです。
でも、ちゃんとユキの気持ちが言葉にされているので、ストレスなく見られるのも工夫されてますね。


【ユキ】

凄く素直な女の子。
彼女は耳が聞こえないけど、ゆっくりなら口も読めるし、空気も読めもす。
後、反応や動きも可愛しです。
ただ、やっぱり聞こえないって不便で聞こえないからこそ感じる不安や寂しさを感じる部分があるんじゃないかな?ってのが一番で感じましたね。(1話のお店に外人のお客さんが来た時)

後、相手の手話の指先で感じることも出来るみたい、ぎこちないとか、トゲがあるとか、弱々しいとか、包み込む様とか、雰囲気を感じる事も出来るみたい。

逸臣の「俺をユキの世界に入れて」のメッセからのユキの反応が可愛いくてユキの心が広がる演出が綺麗で表現力高いなぁ〜と感心しました。
後、ユキの頑張れの手話可愛いねw

手話のノート作るのも優しさを感じるし手作りノート可愛いです。

彼女は声にトラウマを抱えています。
昔、声を出したら周りに「変だ」と言われた過去があるそうです。

私は昔、耳が聞こえなくても多分、自分が発音しているんだから、聞き取れなくても、伝える言葉なら簡単じゃない?って考えた事がありました。

今、考えると浅はかな考えです。
私は言葉の発音や音程を聞いているから当然です。
けど、ユキは言葉を聞いた事がないから発音が解らないのです。
例えば「ありがとう」も声で聞いた事がないから発音がわからない。
だから、一文字一文字の音程が崩れてたり早く発音してしまったり遅く発音してしまったり高音や低音になったりして、難しいのでしょうね。

私達で言えば、聞いたことないの曲を、耳栓して、いきなりカラオケで得点バーに綺麗に収めて歌うよりも難しい事なんだと思います。

彼女の言葉を発する練習を逸臣が「頑張ったんだな」って評価をしてくれるのって嬉しいよね。
自分が努力して頑張った事を知って貰えたり、認めて貰えたりするのは嬉しいよなぁ〜って、勿論、褒められたくてしてるわけじゃないですが、それでも、そう言う言葉って嬉しいと思います。

彼女が言葉で話すのは「家族とだけ」ってこれ婚姻のプロポーズか何かの時に自分の気持ちを言葉にするんじゃない?
伏線になってたりしない?

告白された時にユキの嬉し涙で目が滲むシーンがめちゃくちゃ好きです!
この見せ方がまたいい味で出るんですよ〜
ユキは嬉しさ半分の混乱半分も可愛い!

後、ご飯のお会計で、ご馳走になる時の反応が面白いww
お金がないから奢ってくれた訳じゃないよww


後、ユキが手話合宿でお姫様抱っこされるのいいですよね♡
これはねぇ?私が1番好きな演出ですよw
あのまま少し散歩してほしいよねww

ユキはデート先を迷います。
「ユキの行きたい所は何処?」と言う逸臣は聞きます。

そして、ユキは考えるのですが…

デートって考える時に相手が好きな場所は、楽しめる場所はって考えるんですよね。

相手にも楽しんで欲しいから、けど、大前提として私が思うのは、デートって好きな人と何処かに行くから楽しいって思うんですよ。

その何処かは好きな人となら何処でもいいかな?って、そりゃ、相手が嫌な場所や苦手な場所は論外ですけど、誘われた側が知らない場所でも誘われた人は相手を知れるし、知りたいとも、思ってくれると思うので、まぁコレも一つの意見ですけどねw
ユキが考えている時に思いましたw

で、ユキのデート先は綺麗なお花が咲き誇る公園?かな?場所、聖地が解らないけどw
逸臣も楽しんでましたね、「これがユキが見ている世界か」このセリフがまさに、相手を知ることですよね。
好きな人の事を知れるって嬉しいし、楽しいと私は思います。

後、そのセリフの後にお花をバックにユキと逸臣で撮影をします。
多分、逸臣もユキの見ている世界に入りたかったんでしょうねw

ユキが1番楽しそうにしてるのが印象的かな?
「季節の順番待ち」の表現や「くっついては居たいんです」ってのが可愛いですよね

ユキの「桜志君と一緒に飲んだの?」の質問に逸臣の解答がww
本当に家に行って見てほしいw



【逸光】

彼は耳の聞こえない人を見て「はじめて、こう言う人に会った」と珍しい者をみる様な目線でユキを見てました。

コレって正直あまりいい反応じゃないし失礼だとも思います。
けど、逸臣にとってそれがユキへの興味になったのだと思います。

後に、逸光は手話を覚えようとします。
例えば連絡先をきいた時に「手話でいいよ、どうやるの?」からが始まりかな?
きっと、ユキと話したかったんだと思います。
ペンやボード、スマホを通してじゃない。
「手話」と言う直接会話できる方法で。

だから、覚えてきた「おはよう」の手話。
これも、いきなり「おはよう」なんて手話をされたらユキもキュン♡となりますよねw
不意に何か嬉しい事されるのはいいよねw
これも一種のサプライズ?

後は、心遣いが優しいよね。
車道側を歩いてくれるのもね。
音が聞こえないと万が一が危ないですし、そうした心遣いも温かいなぁ〜と感じました。

で、逸臣はユキ以外の女性には見向きもしないんですよね。
女友達のエマが「止めて」と尋ねてきます、
余程の鈍感主人公意外はその意味は解るかと思います。

逸臣の、そんな彼女に雪が降っているから帰るのも危ないと自分の部屋を明け渡し、自分が出て行くのですが、少し冷たくも感じますよね。

いゃ、恋人がそれくらい徹底してくれたら彼女として安心だけど、エマの気持ちを考えたらね……余程…勇気がないとここまでアプローチは出来ないし覚悟をもって来たのに、この結末はねww

まぁ、エマもいきなり来るのもどうかと思うけど、逸臣に連絡しても許可は貰えないと思ったんだろうなぁ〜

ただ、恋人目線でみたら神対応だし、好きな人が自分意外の人に靡かないってのは安心できるかなって思う。
少なくとも私の考えですのですがw

後、逸臣はリンの時もそうだけど、「響也と2人きりにしてやろうか」とアドバイスをして丸投げww
少し雑すぎません?
「ほら、いけ!」で背中押して終わりww
面倒くさがりだからw何より早くユキと2人になりたかったんだろうなぁwww


後、逸臣ってユキと居ると凄く優しく笑って見えるんですよね。
そう言う描写も細かく描かれていて丁寧だなぁ〜と感じましたね。
普段、クールなのにユキが関わるとねw

ただ、手にキスはどうなんだろ?
私はちょっとないかなw
好きな人でも付き合ってたとしても、私はキュンにはならないかなぁw

ユキ目線で見ても……ないかな。
私が逸臣でも付き合う前に手にキスはしないし、付き合ってもしないかな?
海外のノリがあれば出来るのかな?
私も海外行ってみたいなぁ〜
話が逸れました。

ただ、手話を勉強して告白するの素敵でしたね。
手話と言葉でしっかり伝えてくれるのはうれしいですね。
こらww逸臣!勝手にマルをつくらないww
いゃ、そりゃキュンだけどさ!!♡⃛

リンの家に泊まる事を知っても、ユキの両親は飲みに来てるの知らないからって門限を守らせようとすり紳士だけど、これはユキと2人で会話したいんだろうなぁ〜
後、ドアの前でギューってされるのは不意にをつかれるからドキッ!ってしてキュンですよ!
キュン♡

因みに私は不意をつかれるのが1番好きなので、この演出は最高かなww

メッセの「大事にする」ってのもいいよね。
恋人を大事にするなんて、当たり前なんですよ。
でも、それを言葉にしてくれるって、ねぇ?
嬉しいですよ!そりゃねww

後、「ギュー」と「チュー」を間違えて解釈して、ユキが口を読み間違えた事を知りながら、するって確信犯でしたww
本当にもぅww気持ちが抑えられなかったんですねww
キュン♡ですねw

後、お家デートで洋画を見るのですが、消音にして字幕をつけてユキと同じ状態で見てくれるのも嬉しいですよね。
素敵ですね。

逸臣の「信頼関係築いていくんだよ」「いつ何処で出会ったとしても俺はユキを選んでいくんだよ」はカッコいいって言うかステキな言葉ですよね。
なんか、信頼の所はしっかり考えてくれてる気がするし、ユキを選んでって方は嬉しい言葉だなぁ〜って思いました。

そして、逸臣の海外へ行く理由が素敵でしたね。
それが手話への興味の一つにもなっているのかもしれませんね。

ドイツへ移住して言葉の壁で友達が出来ずに居た逸臣。
そんな彼はドイツ語を勉強していました。
そんな中、友達に勉強したドイツ語で話しかけると一緒サッカーが出来て、そうして人と繋がっていくのが嬉しかったのです。

だから彼は「本で覚えるのではなく、誰かと話す為に言語を覚えたい」
世界の言語や歴史や文化を知り子供達にそれを教えたい。
いつか子供の盾になればいいと思って。

そして、ユキへの気持ちの言葉も素敵でしたね。
伝える事の大切さや楽しさを知っている逸臣だから言葉に出来るのかも?しれませんね。

【リン】

ユキの大学の友人で逸臣の従兄弟でバイト先の店長に恋する女の子。
リンの感じた渋滞の時の会話が続かないのキツイよね….…流石に好きなふりかけトークでは持たないよねww
因みに、私は「ゆかり」が好きですww

実は彼女はバイト先の先輩に言い寄られていて、それでも京弥が好きだからと彼女は断ります。

そうだよね。
好きな人が居るとさ、案外他には眼が向けないものね。
脈なしとかならともかく……あのまだ、気持ちも伝えてない友達関係の距離感だと特にね。
最後は髪型も変わって雰囲気がいい感じに変わりましたねw
恋する乙女です。



【京弥】

逸臣の理解者であり、逸臣の事を心配してくれてますよね。
そして、逸臣の性格を知ってるからこそ、ユキが傷つかないかを心配してくれたり……まぁ、なんだ…だからこその悩みだったりするんだろうなぁ〜

リンの「今は欲しくないんですか?」との質問に京弥は「俺くらいの歳になるとまた最初から連絡をしてデートしてって流れが面倒臭いんだよね、自分から好きにならないと難しいんだろうなぁ」に関してはよくないよ。

付き合うのが面倒臭いなんて言われたら萎縮しちゃうよねw
それは、リンに他の女の子とは付き合わないって言いたいんだろうけど、あんな感じで言われたらね?
そりゃ誤解もされるよ……

それでも、気持ちを伝えられてよかったですw


【桜志】

ユキの幼馴染。
彼は不器用です。
ユキの味方にはなってくれるけど、少し意地悪で、ユキに好意があるし、耳の聞こえない人にユキの事を「耳が聞こえないと、どうしても危ない目にも遭いやすくなっちまう、いっそ安全な所に居てくれたらいいのにな。」ってセリフがあります。

コレって、心配しているからこそ出る言葉だとは思います。
けど、私はこのセリフって不自由だなぁ〜と感じました。

確かに、自分の目の届く範囲に居てくれたら危険から守ってあげられるよね。
けどさ、それは不自由だよ…
心配でもそれを理由に、縛り付けるような事はしちゃいけないと思いましたね。
多分、それを桜志君も解ってるから悩むんだろうなぁ〜

彼はね、逸光とは逆なんだよね。

ユキを安全な場所に閉じ込めて護りたい桜志と知らない世界を見せたい逸光

外の世界を見せたいとユキの見たことない場所へ手を引っ張ってくれる、逸臣

危険だからと安全地帯で手を繋いでくれて守ってくれる桜志

この辺りを考えたらユキが逸臣を好きになった理由が解ってくる気がします。

でね、桜志が最初に覚えた手話って「バカ」なんですよね。
最低だと思いませんか?
耳の聞こえない女の子に「バカ」なんて酷い!

でも、私はそれを少し感心させられました。

少し私の話をします。
私が中学生の時に全クラスで手話の授業が行われました。
でも、正直、私は全然内容を覚えてません。
後日、廊下に大きな手話表が貼られていたのは覚えています。

確かに手話も出来ないより出来た方がいいと思います。
でも、当時の私は手話を覚えても使用する所も相手も居ないから覚える必要なんてないと思ったからです。

勿論、興味があったりそうした職種につくなら覚える必要はあるけど、使わないなら意味がないでしょう?
それが当時の私です。

多くの人もそんなものではないでしょうか?
もしかして、私だけですか?

それが私が手話を覚えようと思わなかった理由でした。
しかし、逆に仲の良い友達や知り合いに、ユキの様な人が居たら覚えたかもしれません。

話を戻します。
確かに彼が揶揄う為に覚えた「バカ」の手話は最低だと思う。
でも、私はその「バカ」の手話すら出来ない。

その「バカ」の手話をするには調べなきゃいけない、興味の持ち方は最低だけど、そんな最低な手話でも、ユキに興味を持ったからこそ、勉強したんだと思いました。
そして、今、手話をあれだけ出来る様になるのに、どれだけの努力と時間が必要か。

例えば作中にも「可愛い」の手話でも表現が色々あるとの事ですし、同じ言葉でも違う意味を持つ言葉だってあります。
そうした細かな事から、一つ一つを丁寧に指先で表現する難しさもあると思います。

それはやっぱり本人の頑張りが無ければ出来ない事ではないでしょうか?
そこに関しては、興味の持てなかった私より凄いなぁーとも感じる部分があるんですよね。

友達のリンですら手話を覚えてなかったのに、そこをいくと、桜志くんの手話を覚えようって気持ちって凄いなぁ〜と感じました。

例え近場にそうした人が居ても、その人と話したいって気持ちがなければ覚えようとは思わない気もするんですよ。

そうして、今は不器用だけどユキの理解者として立っている。
今では手話がしっかり出来るレベルに成長してるのがすごいなぁ〜

それでも、後ろからポケットティッシュを投げたりするのも最低だし、ぶっきらぼうな表情で手話をしなくても……って思いますけどね。

大人なりきれてない、子供が大人の姿をしてるような人だとも感じました。
ユキも「子供に見える」と感じていましたね。
私も同じ感想かな。

途中から少し焦りが出てきた気がする。
そして、優しくなった。

桜志はユキが大好きだったんですね。
ユキと桜志の2人は手話が出来る。
2人だけの世界………そこに逸臣が入ってきた事で2人の世界が崩れていく気がしたのかな?って思いました。


ボロボロ泣きながらも涙を拭って桜志は「もし、アイツを泣かせる様な事したら男がいようが関係ねーから」と睨みつけます。

カッコいいじゃん?
自分の気持ちが報われなくても好きな人には泣いてほしくないし幸せを願えるって本当に相手を大切に思っていないとできない事だと思うんです。

単に素直になれなかったのが、自分の気持ちに気づけなかったのか。
でも、本当に桜志って変わったんですよね。
スーパーのレジの話もそうだし、言葉も手話も優しい感じで……

ユキはそんな彼を「なんか違う、まるで私の知らない人になったみたいだ」と寂しさを感じます。
これは、ユキが桜志との関係性が好きだったから感じた寂しさなのかな?と思いました。


後、桜志の手話を始めた理由を、ユキが困ってる姿を見た時に「手話を本格的に勉強しようとしたのはユキを守りたかったから」らしいです。

優しい理由だよね。
素直になれないけどユキの言う様に心根は優しいんですよね。

ユキは「手話で話しかけてくれる度に前向きな気持ちになった、頑張ろうって思ったよ」って答えてました。

しっかり届いてたんだね。
桜志の優しさにユキは救われてたし勇気を沢山貰ったんだなぁ〜
そう言う気持ちは相手にしっかり伝わるものなんだと感じました。

いつの日か、桜志がユキと逸臣の関係を素直に喜べる日が来ますようにと思ってしまいます。

因みに、10話の桜志の回想は涙が溢れます。
彼の心根の優しさに涙が溢れます。
そして、彼も夢を見つけたみたい。



【イズミ】

この子は、桜志の理解者で側に居てくれる子かな?
桜志との関係性詳しくはアニメでは描かれてなくて出番も作中では1番少なくて…
でも、常に桜志を応援してくれてるのは伝わるキャラクターでした。


【心】

お酒を飲んだから陽気になる人かな?

普段はクールです。
そして実はエマが好きで、いつでもエマの気持ちを優先させてくれる人。

高校時代の心の彼女(モブキャラ)は何か可哀想に感じましたね。
心はエマへの恋心を吹っ切る為に付き合ったんだろうけど……
自分への気持ちがない恋人関係ほど辛いものはないかもね。

ただ、それだけエマが好きだったんだろうね
……
好きな気持ちって不思議だよね。
多分、好きな気持ちは誤魔化せない…
だって、そんなので、気持ちを消せるなら、そもそも好きにはならないんじゃないかな?

だから、今まではエマをずっと応援していたけど逸臣が彼女が出来た時にも、2人を祝福してくれた人でした。

ただ、彼は逸臣に彼女が出来た=エマの失恋なので、1番最初に感じたのが「どう伝えたら傷付かずに済むかな」って気持ちだったんですよね.…失恋って傷付かずに済む方法なんてないですよね。

けどさ、1番に相手を心配してあげられる気持ちって大切だし、やっぱり優しい人なんだと思う。

エマにしても逸臣にしても彼は友達の気持ちを優先に考えてくれる。
心もね、いい子ですよね、「俺、エマの事頑張ってみてもいいかな?」ってのが少し安心しました。
今まで優先してたのは友達の気持ちで、これからは自分の気持ちを優先しようと思えるように、踏み出そうとしてるんだなぁ〜って。

そして、心はエマに告白します。


{エマ】

逸臣を好きな女の子。
本当に逸臣が好きで過激にアプローチしてくるグイグイアタックする子かな。

逸臣の部屋からユキが出てきた事に焦ってユキに聞こえるように「この前は、泊めてくれてありがとう」って言うけど、ユキには効果ないから不発に終わるのがなんか印象に残りましたね。

ただ、彼女の考え方…
友達と上手く行ってないなかった高校時代

周りに合わせて自分を変えるのも違うっての解りますね。
私は友達って素と素で付き合える様な、相手を受け入れて、自分を受け入れてもらって成立する関係だと思うんですよね。
だから、自分を曲げてまで友達をするって楽しくないんじゃないかな?って思っちゃうんですよね。

初恋だったんですね。
逸臣に一目惚れ、初めての気持ち。
何度フラれても告白しているみたいですね。
私はコレって凄いなぁ〜って思います。

普通は二、三回振られたら諦める気がしますが、それでも諦められないくらいの恋を私はした事ないし、むしろ私は一回で諦めそうなのに彼女は何度も何度もってのはきっとそれだけ価値のある恋なんだと思います。

でも、逸臣に彼女が出来た彼女は多分、薄々気づいていたんじゃないかな?
色々とあったし、それに、ずっと三人一緒だったんだから、だから涙が出なかったのか、実感がなかったのか、心の告白が衝撃だったのか……

まぁ、告白されたら悩む…よなぁ〜
けど、私が思うのは、ずっと側で1番考えて応援してくれた人なら、エマを大切にしてくれるんじゃないかなぁ〜って思うんですよね。
だから、やっぱり最後は自分がどう思うのか、その人が好きなのか、好きになれるか、答えは自分の中にしかない気もするし難しいよね。


【最後に】

さて、全12話……少なすぎません?ww
最低、2クールでもいこうよww

最終話のラストが……
少し雑に感じました、原作をまだ読んでないから解らないけど、エマと心、リンと京弥も、このシーンに至るまでのエピソードがありそうな気がしますが、どうなんでしょうか?
ユキが働いてパスポートを購入するシーンもありそうな気がしています。

私はアニメしか知らないのですが、この作品の良さの一つが些細な事も丁寧に描いているって点もありまして、ここまで丁寧に描いてきた作品でこんな雑にラストに詰め込むのは考えにくいので、やっぱり1クールでは話数がキツいのかな?

これは、本当に続編が欲しいですね。
原作も読みたいから調べたら10巻までかな?
ストックはありそうですよね。
是非2期もしてほしいし、なんなら劇場版とかでもいいから続きして欲しいですね。

アニメが原作に比べてどうかとはわからないけど、アニメが原作に忠実でも、原作よりも雑に作られていたとしても、アニメでここまで魅せてくれる作品ならハズレはないし、是非原作も読みたいと思えます。

「もっともっともっと好きになる」ですねw

ラストを考えても全然評価は落ちませんね。
いい作品はこうしてレビューを書かせて頂いていても楽しいですね。

タイトルは一話で1番最初に私がユキの印象に残っている言葉を選びました。

投稿 : 2024/04/17
閲覧 : 95
サンキュー:

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