RYO-K さんの感想・評価

3.5
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

ダークヒーロー物と言われるが、ある意味ピュアでもあると思う

復讐、が一つのキーワード。


それぞれのキャラがエゴ、というより
信条を持っている。

復讐、革命、協和、支配、忠誠etc・・・

ギアスという能力がありながら、
もっと使いようがあるのでは？、という
場面もしばしば。

ただ、ギアスという能力がこの作品の全ての
ウェイトを占めずに良かった、と見終わってから感じます。
やり方次第で無敵能力なので。
そこはバランスよく作られています。

実は自分はロボット物は苦手なのですが、
この作品、毎回ロボ戦闘ではないです。

むしろ見せ場は心理戦。
その場面の一つにロボシーンもあるという印象。
だから楽しく見る事ができました。
そこにどう、ギアスという能力が関わるかが見どころです。

また、よくありがちな、
「常に優勢で圧倒的勝利」という安心感があったり、
「ここでこうなって形勢逆転」という
良くも悪くも先が見える、といった作りになっていません。

ギアスの能力が汎用的すぎるものでもあるので、
「どうやって仕掛ける？」、
「どうやって挽回する？」、
というハラハラ感と期待感を持って観ることができます。
また、「まさかギアスを持ってして、通用しないとは」、
という場面もあり、そこからの立ち回りも見物です。

我儘を言うならば、CLAMPの書く女性は
かわいいけど、色気が足りない、という事か。
女性もたくさん出るのでそういうキャラがいても、
と、どうでもいい物足りなさを感じました。