杞冬@あずさ さんの感想・評価

5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態：観終わった

そうさ俺たちはずっと仲良しだ　俺らが育った日々がいつか俺らの宝物になる　めんまにも知らせようショーが始まる　俺たちのだけの物語を創るんだ

夏の終わりついにあの花劇場版が公開。
先行公開で泣いた人が８３％と期待せずにはいられませんでした。
やはり期待は裏切らない。
TV版の終わりの余韻が好きでこれ以上やると蛇足にならないかなとは思っていました。
劇場版の終わりはTV版同様素晴らしい終わり方。
あの花ファンならば確実に見るべき。
そこまでファンじゃない方でも見ても損はなし。

当然この映画は初見には向きません。
総集編の部分はかなり端折っているところもあるため初見で見るのは絶対ダメ。
こっちを見たいなと思った人は先にTV版を見ておくことです。
TV版の終わり方が好きだからこっちは見ないって人も見ておくべきです。

内容は総集編６新規映像４ぐらいの割合。
めんま視点と題うってきたわけですが、
めんまの視点ではありません。
後日談の超平和バスターズの６人の回想シーンで話は進んでいきます。
１年後の夏の日めんまに手紙を送るというのがこの劇場版のテーマ。
めんまに伝えられなかったこと、
伝えたかったことを手紙に綴り送る。
それが今回のテーマ。

ここからは軽くネタバレ。
{netabare}めんまと超平和バスターズの出会いも描かれています。
超平和バスターズに入る前のめんまは塞ぎ込みの少女だった。
みんなにはなれない。
そんなめんまに居場所を作ってくれたのがじんたん。
これまでのノケモンの通信ができなかった。
でもじんたんたちによってできるようになった。
「ノケモンっていうのは私なんだよ」
除け者、排除されるものそれがめんまなんだと。
でもじんたんはどこにいてもお前を見つけ出す。
誰かが絶対に見つけ出すと言う。

過去編はそんなに量はありませんが、
とても良い内容でした。
めんまが静かな子だったっていうのは驚きでした。
みんなと出会い明るくなったことから本当は明るい子だったんでしょうね。

最終回のシーンのめんまの手紙を見るところ。
劇場版ではめんまの一人一人の思いも描かれています。
TV版では文だけでしたが、
めんまの思いも加わりさらに感動しました。
めんまはそんな風に思っていたんだなぁと…
そしてあのシーンでEDはやはり反則だろ…{/netabare}

恋愛面の決着についてはうやむやな感じに。
超平和バスターズの誰かと誰かが付き合うということはありません。
そういう面はやらないでくれて良かった。
でもいつかは思いを伝えなければならないだろう。
あなるとつるこはそれまで頑張れ。
男性陣は早く気付いてやれ…
結果がどうなろうともう超平和バスターズが離れることはないだろうと信じて。

総集編の部分が多いですがやっぱり泣ける。
特にEDの入りは卑怯。
あれはダメだ！
２年たってもいまだに展開し続けるあの花。
人気のほどを伺えます。
アニメでの展開はこれで本当に終わりでしょう。
違う展開は全然カモンだけどアニメの展開はもうだめだよ。
最高の終わり方をしたわけだからもうアニメは作っちゃいけない。
やっぱり２回目がみたくなった。

完全余談ですが公開日が８月３１日。
８月の最後の日ということでロマンチックに８月３１日２３：５９にレビュー投稿したかったｗ
でも忙し過ぎて無理だったのであきらめました…
まぁ８月３１日に見れただけでも良かったか…

終わったときは現実に戻された感がすごかったですｗ
なんかこれからまた現実始まると思うと…
やぁ現実！これからも仲良くしよう！
現実はこれからもずぅーーーっと仲良しだから！
１０年後８月また会えると信じて。
もう一度言います。
ファンならぜひ見るべき！！