「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 新京都編(アニメ映画)」

総合得点
56.0
感想・評価
94
棚に入れた
446
ランキング
7238
★★★★☆ 3.3 (94)
物語
2.9
作画
3.5
声優
3.3
音楽
3.2
キャラ
3.3

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ネタバレ

Ryuvay さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.0 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

実写映画版の続きだと思えば、なんとか・・・

実写映画版を観て、TVアニメ版の京都編までを観なおしてその直後に観ました。
長々と書くような作品でもないので端的に・・・。

・物語について

物語を構成する要所イベントをいくつかあるものの、端折りすぎ。改変しすぎ。時系列も改変。ほぼ別物。タイトルにあるように実写映画を見た直後だと違和感がやわらぐかもしれない。「御庭番衆・巻町操の視点で描く」とあるが、そんなイメージは全然全くなかったです。「大胆リメイク」という意味では、大胆に原作から改変しすぎ。多少、矛盾も生じてます。

・アクションについて
さすがに現在の映像技術をもってすればってわけでそこそこ良いかと。ただ重要なことがひとつ。剣技や流派など一切ありません。ただのチャンバラの延長です。あ、忘れてましたが、牙突だけはありました。がしかし、「飛天御剣流」の技もありませんし「二重の極み」もただの「攻撃の衝撃波」に成り下がってますのであしからず。

・作画について
前述にもあるとおり今の映像技術ならあたりまえ。その程度である。が、キャラデザには本編中にもバラつきがあり安定しない。原画を書いた人がオリジナルをよく知っている人と全く知らない人が書いたのでは?と思うほど。

・声優について
TV放映版を引き継いだ努力は素晴らしいと思う。しかしながら、演者の年齢におけるイメージの違い(悪く言えば声の老化)が否めない。特に巻町操が16歳の小娘に聞こえない。

・音楽について
使われているBGMは、TV版の再アレンジがほとんど。どちらかと言えば、TV版よりはよかったんじゃないかと。

・総評
TVアニメや漫画原作を実写化どうしても改変せざるをえないので、よく「黒歴史」と揶揄される。
実写映画版のストーリーをを理解・納得した上で、この新京都編を観るならばアリなのかも知れない(これは原作とは違う別物と言う意味で)・・・・が、TV版のほうがよりドラマティックで、キャラもかっこよかったですね。TV版を見てない人が初見で見たとしてもたいした感動は無いと思う。TV版は、今でも何回も泣かされてしまいますが、これはなんというか関西人風に言うなら「ザーーッとダーーッと見せて、ハイ終り」って感じ。印象に残ったシーン?なんだろう・・・無いね。あ、悪い意味で志々雄真実と駒形由美の肉体的に愛し合う姿なんぞ見たくは無かった。
極悪なことを言うと、原作ファンは絶対見ないほうがいいと思うよ。時間の無駄。
どうせやるなら、声優はいいとしても、今の映像技術を原作に準拠した形で「空の境界」と同じように全6話ぐらいにしたら、もっともっと高い好評を原作ファン以外からも得られたと思う。これ以上述べても同じことの繰り返しになりそうなので以上とします。

・蛇足
他の方がレビューで書いていた「志々雄の頭が割れるシーンを見て爆笑」と言うレビューを読んでオレも思い出して爆笑。

投稿 : 2013/01/03
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