「灼眼のシャナIII (Final)(TVアニメ動画)」

総合得点
77.4
感想・評価
1483
棚に入れた
8873
ランキング
613
★★★★☆ 3.8 (1483)
物語
3.7
作画
3.8
声優
3.9
音楽
3.8
キャラ
3.8

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ネタバレ

catcher さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

後半詰みはじめる

アニメ1~3期全話視聴。原作未読。


酷評

1期2期とラブコメ7割のシリアス3割で構成されてきた本作だが3期はラブコメ2割のシリアス8割で構成されていた。個人的には新鮮でアリだったのだが、如何せん中盤から風呂敷を広げすぎた様に思える。

①中盤からキャラが増えすぎかつそこに尺とりすぎ。
こういった長編シリーズで終盤での新規参入キャラは多くても3人程度が限界だろう。それ以上増やすならばあくまで脇役、ただの助っ人キャラにすべきだと思う。端的に言って思い入れが湧かないのだ。1期2期と貢献してきたクラスメイト達や大ボスキャラをさておいて3期の中盤辺りから出てきた味方や中ボス辺りの戦闘を長々描いても茶番劇にしか見えない。{netabare}特に1期2期と散々主人公たちを苦しめてきた教授がぽっと出のガンマンに倒される辺り全く理解できない。ああいった展開にするなら1期2期からガンマンを登場させておけばいい。{/netabare}

②1期2期主要キャラの空気化
{netabare}上記にも関連する事だが、池、田中、緒方といったクラスメイトや悠二の両親に何の役割も与えられていない。(唯一、田中には出番が会ったが本人の意思でリタイアしている)完全に過去の人と化している。優遇されていた吉田や佐藤でさえも物語の最深部までは届いていない。闘いに参加できないキャラは作品に参加できないのであれば序盤の日常パートは全て無駄になってしまう。計4クールの茶番である。これにより主人公2人が幸せになれれば大団円!!みたいな物語が出来上がっている。{/netabare}

③主人公の魅力
{netabare}クライマックスで対立する主人公2人が痴話喧嘩をしている。お互いの正義をぶつけ合うべき場面で痴話喧嘩をしている。お互いの不平不満をぶつけ合っている。特に悠二には最後の場面でもう少し崇高な意思を見せて欲しかったものだ。しかもこの2人、②で挙げたようにそれなりに大切な人たちが今の世界にいるのにも関わらず笑顔で去っていく。完全に2人のスイーツワールドである。この二人の物語のどこに感動できるのか聞いてみたい。{/netabare}


以上、おススメ出来ない1作でした。

投稿 : 2013/03/01
閲覧 : 249
サンキュー:

2

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