chofu3 さんの感想・評価
2.8
物語 : 1.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
どうしてこうなった・・・
突如として死体がよみがえり悪魔のような風貌で人々を襲う『デモニアック』が発生しているドイツにおいて、そのデモニアックと人間の関係性を主軸にその背後にある組織や人物の対立を描いている作品です。メインテーマとしては『差別』を据えて、どんなにつらい世の中であっても生きる意味は必ずあることを伝えているのではないかと感じました。
この作品の魅力は何と言ってもバトルシーンの作画にあると思います。非常にスピード感と迫力のあるバトルシーンは見ていて爽快ですし、引き込まれる部分も多々ありました。キャラクターデザインやメカニックのデザインも魅力的で素晴らしかったと思います。
ただね・・・ストーリーが残念すぎるという印象を受けました。詰め込みすぎというかなんというか・・・。伏線は張るだけです。見ていて「え・・・?」と何回思ったことか(笑)主人公はわりかし空気な回も多いですし、敵・味方の区別もよくわかりません。この傾向は後半になるにつれて強くなっていったと思います。キャラクターに関しても、声優さんの演技やデザインが素晴らしいのでパッと見はかっこいいんですけど・・・薄いんですよね。背景とかがまるでないので、今一感情移入しにくいです。最後までよくわからないキャラもいますしね。しかも、露骨に死亡フラグをたてて死んでいきます(笑)しかも、死ぬ間際にとってつけたかのような後付け設定が発覚し、お涙ちょうだいみたいな?極めつけは、重要そうな他地域で登場したキャラが登場した回で特に何の説明もなく死んでいきます。とりあえず、死ねば感動してもらえるんじゃね?って感じがすごくして残念でした。
グラフィックに関しては非常にいいものを感じましたし、声優の演技もとても素晴らしかっただけに、ストーリー面をどうにかできなかったのかという印象をすごく受けました。ラストとか無理やり感が半端ないですしね(笑)なので、個人的には非常に残念な印象を受けました。