TEE-PURPLE さんの感想・評価

3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

神と、人間、紙一重。

[傾向・特徴]
・ラブコメディ
・関西弁
・神と人
・神通力


元気者の伏見いなりが主人公のラブコメディです。恋絡みで苦悩している彼女が「神通力」という主に変身がメインですが、その神の力と神様の宇迦(うか)様と出会うことで始まる物語です。

作画が綺麗で舞台が京都の神社が主となっていて、木や山の景色がよく描かれていて気持ちよく作品に入り込んで楽しむことが出来ると思います。
登場人物のほとんどが関西弁なのでそこにも注目してください。

神と人の話だけあって神聖な話かなぁと思っていたら、意外とドタバタな感じになっていてテンポよく話が進んでいきます。全10話で短いです。

いなりは、無事に神通力を駆使し恋を成就することができるのか………？！


感想 {netabare}

思っていた以上に、声優や絵のバランスが良かったのでサクサク観ることができました。紅葉の感じとか私は好きなので背景は気に入っています。

さて、内容ですが神通力という便利な力を使って展開していったわけですが、どちらかというと普通のラブコメメインだった気がします。
コメディパートや日常パートはテンポ良く笑いながら楽しくみれた気がします。でも少し残念なのがシリアスパートがちょっと淡白過ぎたかなぁと思います。特に最後の宇迦様が消える事件からの流れが思っていた以上に簡単に済んでしまい軽い感じになっていたと思います。
宇迦様のところへ行くまでが時間かかっていて、肝心の会ってからの流れが薄かったのだと思います。2話くらいで引き伸ばすというのはまた難しいと思いますが、それぐらい重要なシーンだったのでしっかりやってほしかったのが最終印象です。

それにしてもいなりは元気で誰とでも仲良くなれるような性格の持ち主なので好印象でした。最後の方は、一瞬だけ「この人たち嫌い」宣言しましたが、ほぼ常時、明るくいい子でした。
それと、OPも元気いっぱいな感じが伝わてきて良曲だったと思います。

最後に、原作完結していない？みたいなのでこのあとどんな展開なのか気になっているので、もしかしたら原作読んでみるかもしれません。もしくは二期があるなら待ちます。
{/netabare}