moya さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
七宮のInside Identity
中二病の2期ですね。
大筋の展開はだいたい1期と似たような構成になっていて、前半はネタとしての中二病と日常。
後半は中二病と現実のあいだを彷徨う登場人物たちの姿を、シリアス調で描いていくような話に
なってます。
以下感想です。
まず前半部は、相変わらずもどかしいイチャイチャを繰り広げる富樫くん
六花ちゃんをぼーっと眺めつつ、食傷気味の中二ネタにあくびをかまして
しまうような話が多く、キツめに言ってしまうと見るのが多少しんどかったです。
ですがその分(?)後半の話は個人的にとても印象に残りました。
{netabare}
後半は新キャラである七宮の思春期的な葛藤のお話がメインになってきます。
彼女が抱く誰にも言えない恋心。
彼女が理想とする自分のあるべき姿。
自分の中にある、とても大事な2つの想いに揺れる七宮の姿が表情豊かに描かれていきます。
話の肝である第10話のコンテを切られていた武本康弘さんのコメントにも
ありましたが、恋に悩み、恋に焦がれる女の子の姿ってとっても素敵です。
最終的には不憫な結果に終わってしまう七宮ですが、最後まで実らない恋を
抱いていた彼女の健気さは、その不憫さの分だけとっても魅力的に映りました。
まあゴタゴタ書きましたが何が言いたいかというと、七宮ちゃんクッソかわいかった(小ry{/netabare}
前半は正直見てて飽きやすく、ラノベ特有の匂いもありますが、後半部は流石京アニ制作陣。
個人的には良いアニメだったし、冬の注目作でした。
ただ人に勧められるかといえば微妙な感じですね・・・