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「薬屋のひとりごと(TVアニメ動画)」

総合得点
77.6
感想・評価
342
棚に入れた
1212
ランキング
591
★★★★☆ 3.9 (342)
物語
3.9
作画
4.0
声優
4.0
音楽
3.8
キャラ
3.9

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薬屋のひとりごとの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

イチゴン さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

まず第3話(まで)を観て!! そこからは〜ハマるかも

原作と漫画は未読。
アニメから、最新18話まで観ました。
結論、おもしろい!!です。
ミステリー要素とラブコメ要素を堪能できます。
しかし、この作品の本質は、第3話に凝縮されているかも。。
宮廷のお姫さまが思いを遂げる話しを、
鮮やかにそして切なく、謎解きをしてくれました。
そこから、ハマってしまい、難しい言葉も慣れて
イッキに最新話まで、観ました。
第4話以降は、ギャグ要素もやや加わり、楽しかった~
おすすめです(って、今期はこれしか観てないけど)

追記
アニメ第19話観ました!!
18話までの「点」の事件が「線」になるお話し。
小説「点と線」を想起させるミステリーの醍醐味(だいごみ)の端緒(たんしょ:はじまり)です。難しい言葉使いましたが、要するに「おもしろい」です!!

最終話まで観おわりました。
1期2期連続であり、3期が楽しみです。

ラブコメ要素が強まり、ストーリー展開も期待できます。
原作を読んでないほうが、楽しめまるかもしれません

投稿 : 2024/05/15
閲覧 : 103
サンキュー:

1

ネタバレ

青龍 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

なんといっても猫猫のキャラクターの勝利!

日向夏(原作)、しのとうこ(イラスト)による原作小説は、「小説家になろう」から「ヒーロー文庫」(主婦の友社)で文庫化(既刊15巻、原作未読)。
コミカライズ版は、倉田三ノ路(作画)による「月刊サンデーGX」(小学館)と、ねこクラゲ(作画)による「月刊ビッグガンガン」(スクウェア・エニックス)がある(ガンガン版は既読)。
アニメ1期は、全24話(2023年)。監督は、長沼範裕。制作は、『ビジネスフィッシュ』などのTOHO animation STUDIOと『サマータイムレンダ』、『ダークギャザリング』などのOLMとの共同制作。放送は日本テレビ系列。2期が2025年に放送予定。

人気作なので、あらすじなどは省略して書きたいことだけ書いていきます。

【なんといっても猫猫(マオマオ)のキャラクターの勝利!】
本作の魅力は、なんといっても主人公・猫猫(CV.悠木碧)のキャラクターでしょう。
巷でやっている女性アニメキャラクター人気ランキングなんかを見ても、だいたい上位に来てます。

本作のミステリー要素は、本格ミステリーものではないという意味で、猫猫の「頭がいいキャラ」を引き立たせるためのおまけ要素と言ったら怒られるでしょうか(笑)。

そして、「花街」育ちで後宮の后たちに皇帝に好かれるための「遊女直伝のテクニック」を教えるほど男女間の知識があり、他人の恋愛事情を冷静に分析できるのに、壬氏(CV.大塚剛央)から向けられる好意に気づかないアンバランスさ。

そうかといって凛とした美少女かといえばそうではなく、花街で拐かされないためにわざとソバカスの化粧をしたり、自分の身なりに無頓着だったり、自分にはない白鈴姐ちゃんの胸を羨望の眼差しで見たりと自分の美貌を鼻にかけるでもない。

また、猫猫は、単なる頭のいいキャラではなく、養父直伝の薬学など自分の興味のある分野に対してだけ異常なまでの好奇心を見せて周囲をドン引きさせるなど、こういったアンバランスさ(ギャップ萌え)がとても魅力的なキャラクターです(自分で書いてて思いましたが、何か「猫猫へのラブレター」みたいな内容ですね(笑)。「傾国の美男子」である壬氏が惚れてしまうのも無理はないか…)。

したがって、本作が大人気になった一番の理由は、なんといっても主人公である猫猫のキャラクターにあると思ったわけです。


【壬氏の声優について】
さて、私は「ガンガン」のコミカライズ版の愛読者なのですが、それを読んでいる際に脳内再生されていた猫猫の声は悠木碧さんで、壬氏の声は櫻井孝宏さんでした。

ちなみに、ドラマCD版の声優は、私の脳内再生と同じキャスト。ということで、YoutubeにあったアニメとドラマCDのキャストの比較動画を聞きました(検索すると出てくると思います。)。

ネタバレになってしまうのですが、壬氏は、{netabare}皇室の諸事情から猫猫(17歳)と少し離れた24歳という扱いになっているのですが、実際の年齢は猫猫よりちょっと上(18、19歳くらい?)なのです{/netabare}。
だから、その比較動画では、ドラマCD版だと大人の男性過ぎで、アニメ版の方が若々しくて合っているというコメントが多く、私もそう思いました。

ただですね、壬氏の「女性の人生をも狂わせるほどの傾国の美男子の声」という点において、櫻井さんほど「実績」のある人もいないわけでして…。

また、意識すれば、もっと若い声を出すことは可能だと思うので、もちろん賛否あるとは思いますが、個人的には櫻井版壬氏も聞きたかった(声優は人気商売な面があるので自業自得とはいえ、当初発表されていたアニメ版のキャストから外れる。)。


私がこういう風に思ったのには実はきっかけがありまして、おそらく私が既にコミカライズ版を読んで声優を脳内再生できる程度に明確に二人のキャラクター像をもっていたせいもあるとは思うのですが、特に1期前半(12話)での壬氏と猫猫の演技に違和感があった(特に悠木さんはハマり役だと思うので、もっと悠木さんらしい演技をすればいいのにと思って観てました。)。

本作は、この二人のキャラクターの魅力勝負なところがあるにもかかわらず、二人の演技に迷いを感じるというか手探り状態な感じがして、特に前半は、上で書いたようなキャラの魅力を十分に引き出せていない印象を受けました。

もっとも、1期後半からは、お互いに役に慣れてきたのか、物語が進んでキャラがはっきりしてきたせいなのか、その迷いがなくなった感じがして、壬氏も猫猫もノビノビとそのキャラクターの魅力が明確に伝わってくる演技をしているように感じられました。

一応誤解なきよう断っておきますが、私の大好きな作品である『【推しの子】』でアクア役をしている大塚さんをディスる意図はないです。
ただ、特に前半で悠木さん含めて二人の役の方向性がはっきり感じられなかったので、ドラマCD版で既に悠木さんと共演していた櫻井さんとだったらどうなっていただろうと思ったという話です(同じ役者が同じ役柄を演じる場合でも相手役が変わると演技が変わりますよね。)。

投稿 : 2024/05/11
閲覧 : 37
サンキュー:

4

ネタバレ

ぴかちゅう さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

令和のミステリーは断言しない

原作は未読ですがラノベです。一応ミステリーに分類できるのでしょうか。しかし、コナンくんが「真実は常に一つ!」であるのと比べると、猫猫は、「真実はこれこれかもしれません。推測ですが」と歯切れが悪いです。「真実はこれこれかもしれません。知らんけど」ってことですね笑 そういう意味では令和の作品ですw

シリアス展開は基本的に好きなのですが、この作品は、私はコメディ寄りの前半12話のほうが好きでした。後半12話は、んん?というところがちょこちょことあり、しかもそれがわりと本筋で重要なところだったので。具体的には
(1)そもそも壬氏は、猫猫が命令だから従っているのか、本当に好んで後宮にいるのか、ということに悩んでいたはずなのに、猫猫を身請けしちゃったら、壬氏の直接の部下になる分、問題はむしろ悪化しているのでは?
(2)19話のラストシーンである、壬氏が出血している猫猫をお姫様抱っこで運ぶシーン。原作通りなのか、エモいのを狙ったのか分かりませんが、これは違和感が酷かったです。出血してるんですよ。担架で急いで運ぶでしょ。何とろとろ歩いてるんですか。
(3)猫猫の羅漢への視線。こちらも原作の描写がわからないのですが、最終話で明かされた内容からすると、アニメにおけるそれまでの猫猫の羅漢への視線はちょっと違和感を感じました。こういう場合、視聴者が受けていた印象と違う背景が明らかにされたときに、その背景だとしても納得感のある描写になっていないといけないのではないでしょうか。
(4)これは前半後半共通してなのですが、数話前の話に遡って、謎を解き明かすような場面がときどき出てきます。視聴者の私からすると、細かい部分の記憶が薄れた状態で解き明かされることになり、どんなだったかなーと思いながら見る感じになり、微妙でした。ラノベならページを戻りやすいのでしょうが、アニメだと探すの面倒ですし、この辺りも、もう少し工夫があってもよかったかもしれません。

ちなみに、壬氏の猫猫への接し方は、私には重度のシスコンのお兄さんみたいにも見えましたが笑、最終話でキスを期待していた様子からすると、やはり恋愛感情なのでしょうね。

批判的な書き方をしましたが、ストーリーには随所に伏線が張られ、今後の展開も気になりますし、全体的な質が高いのは否定できないので、継続視聴予定ではあります。

投稿 : 2024/05/08
閲覧 : 28
サンキュー:

1

ネタバレ

まあ君 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ちょっとしたミステリーとして

本格的ではないけど,後半のいくつかの事件が絡んでの展開など,ミステリーとしてそれなりに面白かったと思います.
まあでも,紫の彼の正体と主人公との恋の行方の方が気になるといえば気になるかな.
ツンデレというか,今のところツンだけの主人公をどう落とすのか,続編を楽しみにしたいと思います.

投稿 : 2024/05/06
閲覧 : 27
サンキュー:

0

ネタバレ

dossun さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

歴史もの謎解きがおもしろい

24年5月5日視聴済み。

よかったところ
・巧妙な謎解きが面白い
・時代背景がいろいろと勉強になる
・猫猫のとがったキャラが面白い

うーん
・ところどころ出てくる歴史用語が難しい

薬屋の一人娘である猫猫があるきっかけで皇宮で働き始め、そこで起こる謎の数々を解決するミステリーです。
見どころとしては、帝という絶対的な立場の人がいる中で取り巻く女性たちの思惑を読み解いたり、数々と起こる原理ある事象に対して冷静な推察で推理を進める猫猫の推理がなるほどと思わせるところが面白いです。
{netabare} 前半では、皇宮の中で起こる、呪い、病、死の真相について持ち前の知識で解決していくところはスッキリさせられました。特に、柘榴宮の子供が亡くなるきっかけとなってしまった、はちみつの件では、風明が自分が一生を捧げるとして仕えてきた柘榴宮に恩を仇で返してしまった件、それをいかに隠してきたか、その謎に様々な事件通して迫り、解明してきた猫猫の推理力は見事でした。
後半では、壬氏様の下女として羅漢より与えられる事件に向き合い、結果、羅漢との再会、羅漢と最愛の人との再会までつなげたところまでは、物語として完結されていたと思いました。
個人的に、壬氏様と猫猫の掛け合いのところもほのぼのします。{/netabare}

投稿 : 2024/05/05
閲覧 : 42
サンキュー:

1

みゃー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 2.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

宮中いざこざの謎解き

[作品の評価]☆4.0
話の内容自体は面白かった。ただ、挿入歌による過剰演出は気になった。マオマオ4んだのかと思わされるぐらいには大袈裟だった。
あと視聴側に分かりやすいように配慮しているのだろうけど、作品内の文字が平仮名で書かれていたりアルバイトという単語を使ったりしていたのは残念だった。この手の作品は世界観が大事だと思うので。

[キャラの評価]☆4.0

[作画の評価]☆4.0

[声優の評価]☆4.0

[前半クールOP曲]☆2.0
これじゃない感。作品にまったく合っていなくて正直辟易した。アニメの主題歌というだけで広義ではアニソンになってしまうがこの曲はアニソンとして認識出来ないし、したくもない。ダンジョン飯のほうの曲はこれより幾分マシだったがこのグループの曲はアニメに合わないと思う。

[前半クールED曲]☆3.5

[後半クールOP曲]☆3.5

[後半クールED曲]☆3.0
この曲も作品には合ってなかったと思う。

投稿 : 2024/05/02
閲覧 : 38
サンキュー:

7

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

これは良い"なろう"

<2023/11/24 初投稿>
原作未読。
評点は7話まで見てのものです。

原作はなろう小説らしいのですが超人気作。
漫画化もなぜか2系統されていてどちらもHITという怪物ですね。

自分はなろう系が苦手で、これまで手放しではまったのは「ログ・ホライズン」「無職転生」「このすば」ぐらいなものでした。
本作は四つ目になりそうです。

なろうといっても異世界系ではなく、舞台は昔の中国。
文化的には唐代のそれに近いようです。

花街に住む薬師の少女「猫猫(マオマオ)」が主人公。
マオマオはいい性格してますね。
薬の専門知識が深く、観察力・洞察力も鋭い。
ちょっと斜に構えていて、イケメンには興味がない。
悠木碧さんの味のある演技が光ってます。

そして宦官の「壬氏(ジンシ)」さん
マオマオの相方、というわけではないはずですが、なんかワトソンくん臭がするというか。
そして美形っすね。
なんかよくキラキラを出してます。
めぞん一刻の三鷹さんのようなキラキラ笑

他にもいろんな人が出てきますが、
なんか楽しいんですよ。
アニメとしての出来が良いこともあります。
一つ一つの映像がすげー、というより全体のバランスがいい感じ。

アニメは絵が綺麗だと凄いとは思いますが、アニメの魅力ってそれだけじゃないと思うんですよ。
ストーリー、キャラ造形、演出、声優さんの演技とかとか。
むしろこっちの方が大事かも。

本作は、原作のストーリーやキャラに魅力が詰まってるのだと思います。
そしてアニメの演出やキャラデザイン、声優さんの魅力が相まって素晴らしく調和してる。

さらに言えばOP曲「花になって」
かなり好きです。
緑黄色社会は元々本作のファンだったそうで。
なので詞も作品の内容にピッタシ!


今季の新作ではフリーレンと並んではまってます。

<2024/4/29追記>
リアタイで最終回まで見ました。
面白かったですよ
原作が良いであろうこともさることながら
良いアニメ化ってこういうのなんだろうな
今期、フリーレンと双璧でした

投稿 : 2024/04/29
閲覧 : 150
サンキュー:

24

ネタバレ

Mi-24 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

猫猫がやや微妙か?

「平凡な探偵もの」かと思っていたが、背景に大きな謎が控えていて中々楽しめた。

主人公の「猫猫(マオマオ)」に目指している目標がない。「今日明日餓死せずに生きていられたらいい」と言う基本無気力な性質なので、人としての魅力がない。

猫猫の相手の「壬氏(ジンシ)」も、今回の話しの中では何をやろうとしているのか分からず影が薄い。

主人公の二人に魅力がない。


しかし、話が進むにつれて徐々に明かされる謎とか、話の展開は凄く良かった。

特に猫猫の父親の話が良い。

謎の解明も「完璧超人の猫猫様が華麗に解決!」ではなく、自然な感じに徐々に明かされるのも良かった。


良くできた良作。

投稿 : 2024/04/28
閲覧 : 61
サンキュー:

1

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

毒にも薬にもなる表裏一体性が心地よい中華風宮廷ミステリー

原作小説、コミック2作とも未読。

【物語 4.5点】
架空の中華風な後宮等を舞台に1話~複数話完結の事件を、
毒と薬の知識が豊富で毒味に目が無いw主人公・猫猫(マオマオ)が、
やたら絡んで来るイケメン宦官・壬氏(ジンシ)の依頼に顔をしかめつつもw
謎解きしていく。

各々無関係に思えた事件が、やがて一つの大きな企てに結びつき、
親と子という全体テーマが浮上して来る。


振り返れば、大事なことは、結構、口で説明せず映像で表現する
飲み込み辛い作品でもあったはずです。
勿論、事件の謎解き等は解説しますが、猫猫や壬氏の生い立ちなど、
特に人間ドラマの肝心な部分については、心情はアニメーションで伝えるから、
後は察して下さいといった感じで割とハイレベル。

ですが例えば序盤から子を想う妃の愛など事件の背景に隠し味として仕込んだ要素が、
終盤の猫猫の親子関係という核心への道標となり、
ストレス少なめで難事件の真相と人物の深層へと誘導される。

それを行き当たりばったりではなく、全体構成から緻密に計算してやっている。
視聴後、この地味な凄さに舌を巻き、さらに加点したくなってしまう上質な構成・脚本だったと思います。


毒にもなる薬、生と死、陰と陽。
表裏一体な性質を掘り下げる中華思想がふんだんに活用されていたのも、
中華風ファンタジーとしてやった意義を感じられ良好。

ラスト(※核心的ネタバレ){netabare} 羅漢は、長年、人の顔が駒にしか見えず不幸を撒き散らして来たが、
最後の最後に“鳳仙花”のような想い人の美顔を誤認して幸福をつかむ。{/netabare}
不幸と幸福もまた表裏一体。余韻を感じる素敵な幕引きでした。


【作画 4.5点】
アニメーション制作・TOHO animation STUDIO×OLM

コメディーからシリアス、猫顔までカバーした猫猫(マオマオ)の多彩な顔芸などを花開かせた人物作画。
夕焼けだけで10色のパターンを使い分けて心情表現をアシストしたという背景美術。
作画・背景もまた、視聴者の無意識領域に真相へナビゲートする標識を植え付けるだけのパワーを有する。

特に後半、壬氏とすれ違い様にサブリミナル気味に垣間見せた猫猫の鬼の形相。
前半、警告するように広がった真っ赤な夕暮れ。
ここから先は入るな危険と、口で説明する以上に効果的な警告サインに鳥肌が立ちました。


各話の中で作画が強烈だったのが第4話・もああん氏の作画監督回。
いつもとキャラデザが変わった?との違和感が、
冒頭、毒味の所作描写の細かさで払拭され、これは凄い!と背筋を伸ばされ、
そのまま最後まで魅了されまくった忘れ難い回。

正座のまま追い出されてバウンドする猫猫のコミカル描写バンクwによるリズミカルな演出から、
間違った知識で主を危機に陥れた“馬鹿に折檻する”猫猫の闇深な強面まで、
4話は私が猫猫のキャラクターに一気に引き込まれた回でもありました。

キャラデザの一貫性や安定感が評価されがちな昨今のアニメーション作品では、
あまりお目にかかれない個性的な作監のお仕事。
今後、もああん氏が絡んで来たアニメでは、私も鑑賞ギアを一段上げて挑みたいと思います。


【キャラ 4.0点】
“薬屋”猫猫(マオマオ)と美形宦官・壬氏(ジンシ)
共に周りから過度に担がれたり、警戒されたりしないよう猫やら美男子属性やらを被っている凸凹コンビ同士。
どんな女官をも虜にする壬氏のイケメンパワーが、猫猫には悪寒をもたらすだけで、まるで通じないw
でも毒草には猫化して涎を垂らす猫猫w

単に探偵&助手コンビのテンプレートというだけでなく、
人によって薬になったり毒になったりを、お約束のコミカル描写でも好表現するお二人の掛け合いは見ていて楽しかったです。

花街の出で、しばしば矛盾に満ちた社会の影を覗かせる猫猫に、
想いを巡らせる壬氏。完全に恋する美男子なのではw
国家の縮図としての宮中を体現する二人の一面もスパイスとして効いていました。


そんな強烈な個性二人の間で堅実に役割をこなす高順(ガオシュン)や、
筋肉担当?で花街に入れ込み、宮中と花街を橋渡した武官の李白が、
妃たちの駆け引きも渦巻く中で、ある意味、私にとっての癒し?となった男たちでした。


【声優 5.0点】
全体構成から逆算してテーマへと誘導する監督スタッフ方針により、
単純に事件の状況を表現するだけでなく、
後々明かすことになるテーマも織り込んだ多重的な演技を要求するなど、
繊細なディレクションに対応できる修正能力を有した声優を選りすぐったキャスト陣。

特に主演・猫猫(マオマオ)役の悠木 碧さんは、
毒に狂喜するコミカル演技から、「これは、毒です」のシリアス演技まで、
濁声を駆使して作品を制圧していました。

モノローグのオン、オフの切り替え。今のセリフは説明なのか会話なのか。
この演じ分けが当たり前にできるのもまた地味に凄いこと。(※1)
これができないと、例えば量産型2時間サスペンスにて、クライマックス、崖の上で激情と事件解説をゴチャ混ぜにしてぶつけるが如き茶番劇で、興が冷めてしまうわけで。

説明都合丸出しの演技で視聴者に違和感を覚えさせることもなく、
気持ち良く真相へと惹き付けた声優陣。
プロ中のプロの仕事に経緯を表して、私は声優5.0の満点評価を付けさせて頂きます。


【音楽 4.5点】
『<物語>シリーズ』など多彩なジャンルを横断したミニマル・ミュージックで会話劇を演出する神前 暁(こうさき さとる)氏。

『メイドインアビス』などオーケストラによるスケール感溢れるファンタジー音楽を提供する豪州人・ケビン・ペンキン氏。

『呪術廻戦』1期などでも魅せた和楽器対応で東洋成分アレンジに重宝する桶狭間 ありさ氏。

三者三様の劇伴担当による化学反応への期待が私の本作視聴の決め手に。
中でもノッていたのが神前氏。
次回予告でも使用された「薬屋」などの宮廷BGMだけでなく、
挿入歌も多数提供し、掛け合いが織り成す人間ドラマを盛り上げる。



OP主題歌は前期が緑黄色社会「花になって」、後期がUru「アンビバレント」
ED主題歌は前期がアイナ・ジ・エンド「アイコトバ」、後期がWacci「愛は薬」
いずれも事物の表裏一体性や多面性を追求した作品世界に触発された良曲。

前期OP「花になって」は最初は中華風に随分攻めたアレンジするなwと私は苦笑していましたが、
物語の理解が進むに連れて、奥深い歌詞世界が病み付きに。
1クール目放送で流れていた時より、使われなくなった2クール目、放送終了後と、後になるに連れ、私はドハマリしていきました。

「花になって」はOPアニメーションも出色の出来。
猫猫ってこんなに美女だっけ?との違和感も、
{netabare} むしろソバカス顔の方が花街で搾取される美人顔を隠すための化粧{/netabare}
として伏線回収され唸らされ。
華麗な猫猫の舞の方も、ラスト{netabare} 身請けされた妓女の餞に舞として再び披露され{/netabare}
曲もOPアニメもスッカリお気に入りとなりました。


【余談】
YouTubeにて、日本在住中国人による李姉妹chというのがありまして。
アニメ専門とかではない異文化・言語学発信系のチャンネルなのですが、
TVアニメ版『パリピ孔明』の中国での反響などのネタも貴重なのでしばしば覗いています。

『薬屋のひとりごと』の中国での評判についても、
猫猫(マオマオ)の発音は中国語にはない発音なので、あくまで中華風と割り切って見ているとか興味深い話が発信されています。

因みに華流ドラマ界でも宮廷物は定番で、放送中は『薬屋』が実写ドラマ化されたら、
壬氏役はどのイケメン華流俳優が演じるか勝手に予想して盛り上がっているのだとかw

もし調子に乗って実写化とか企んでいる方々がいるとしたら、
取り敢えず、猫猫に悪寒を走らせるwイケメン俳優起用は実写化の絶対条件だと釘を刺しときますw


【参考文献】(※1)animate Times「アニメ『薬屋のひとりごと』は無意識を刺激する計算された一作/長沼範裕監督インタビュー」

投稿 : 2024/04/24
閲覧 : 384
サンキュー:

29

ネタバレ

もんちろー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

まだまだ終わらなそうだね

薬のことにしか興味がない鈍感女と、美しすぎる自分に興味がない鈍感女に興味津々の男。

漫画を読んでいても楽しめた。
まだ続きそうな感じ。

投稿 : 2024/04/22
閲覧 : 110
サンキュー:

0

ネタバレ

RFC さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

猫猫の 猫猫による 猫猫のための物語

ラノベコーナーの隣辺りにおいてある今作。
割と気になってました。
でも原作は未読です(^^;

異世界薬局と同じく、薬系ということで視聴開始。

【作品概要】
主人公 猫猫…にゃおにゃお…ではなくまおまお。
花街の薬屋…なんですがある日突然後宮で働く羽目に。
聡い猫猫が後宮であれやこれやの問題解決に奔走し
お偉いさんの信頼を得ていくサクセスストーリー…
なのか?

【作品に対する感想】
タイトルからてっきり
「薬の開発に没頭する主人公と
無理難題を吹っかけてくる客に対するボヤキ」
って物語を想像してました。

ですが、地頭の良さから薬と関係ないことまで
巻き込まれ、首を突っ込む羽目に。

想像とは違いましたが、すごく面白かったです。
この作品の魅力の90%は主人公猫猫で占めてると思います。
物語、他のキャラの魅力も猫猫あってこそです。

後宮と花街が舞台故、エグ目の話もありますが、
まだまだ彼女の物語を堪能したい思いでいっぱいです。
続きがあれば必ず視聴します。


1)物語
 あんな断片的過ぎる情報だけで猫猫の指摘が的確過ぎないか?
 とか
 後宮の方々あまりに無能すぎないか?
 とか気にならない点がないわけではないんですが、
 まあいっかレベルと思いますのでスルーです。

 親の代の因果とか、
 一見無関係な個別の案件が実は絡んでたりとか、
 物語は割と入り組んでます。

 まだ未解決なものもあるので、2期を楽しみにしています。 


2)作画
 ポンチ絵が最高の切れ味を誇っていました。
 特にお気に入りは
 ・食っちゃ寝 ブタ猫猫
 ・むくれ顔 玉葉妃

 あと猫猫が壬氏を「ゴミを見るような目」で
 蔑んでるシーン、毎回笑わさせてもらいました。

3)声優
 ➀悠木碧(猫猫)
  薬・毒でトリップしたり、ヤサグレたり
  身も蓋もない事言ったり、マジ切れしたり…。
  演技の振り幅が広くないとしんどそうな役でしたが、
  ドンピシャだったと思います。
  特に心の中のぼそっと突っ込む演技が良かったです。

 ➁種崎敦美(玉葉妃)
  この方の演技の振り幅際限なしですね。
  「アーニャがんばる」
  と同一人物とは思えません。

5)キャラ
 ➀猫猫(まおまお)
  私的にごっつい好きな主人公。
  世間の平均値に流されない、
  独自の価値観を貫くいい意味での変態系。

  薬の知識を持ってるって、強味にもなるけど、
  なんかあったら真っ先に疑われるわけだから
  諸刃の剣よね。
  波風立てないように凡人を装うしたたかさは高評価。
  一方で好奇心の強さと正義感はリスクを引き上げる要素。
  この相反する感情と理性が同居した猫猫。
  かなり魅力的な主人公です 

  猫猫の身もふたもない心の中の独り言が最高です。
  他作で言うとゆるキャン△の志摩リンっぽいですね。
  道理でどっちも好きなキャラなわけですね。
 
  この娘
  断定、推測、意見
  ちゃんと分けて喋ってるところがすごくいいです。
  こんな部下欲しい(^^;

  ソバカスあってもそれはそれでかわいいと思うのは私だけ?

 ➁高順(がおしゅん)
  地味ですがこの方の実務能力凄く魅力的です。
  一長一短な人物の目付け役ということで、
  その苦労は共感します。

 ➂羅漢(らかん)
  何を考えているのかイマイチ分からないうさん臭い
  おっさん。
  絶対関わりたくないタイプです。
  猫猫との因果は運とタイミングの問題もあり
  一方的に責められるものではないと思いますが、
  人を見下した言動は褒められたものではないと思います。

6)印象深いシーン
 {netabare}
 ➀梨花妃の侍女にブチ切れ
  普段は自分のことすら割と無頓着な猫猫の
  豹変っぷりが凄かったです。

 ➁壬氏の逆襲 酒の法案
  大概猫猫が壬氏を鬱陶しがってることが多いなか
  珍しく猫猫がすがってるのが印象的です。

 ➂壬氏 はちみつプレイ
  なんちゅうことすんねん、このHENTAIめ!笑
  高順の遠い目が大爆笑。

 ➃李白 肩代わりを断る
  じゃあどうするかは別にして
  あそこまで言ってのけるのはなかなかの漢ですわ。

 ➄鳳仙と羅漢
  羅漢の最初の言い方と違い、随分ロマンチックな
  雰囲気でしたが、その後が…不幸過ぎ。
  せめてもの償いにはなったんでしょうか…。

 {/netabare}

投稿 : 2024/04/20
閲覧 : 62
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12

ネタバレ

天地人Ⅱ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

偽 SFスーパー英雄(?)列伝21

そばかすなんて気にしないわ♪
壁乗り毒薬大好き、私は私は猫猫!(byミッチー)

・・・いや何となくなんですけど(汗)

中華風ミステリー物で、医師である養父の手伝いで薬師として花街で働いていた猫猫が、人攫いにあい後宮に下女として売られてしまった事から始まる物語です・
そこで運悪く(笑)出会った美形の宦官(?)壬氏の依頼で、様々な事件の解決をするというのが主な内容です。
まあ、中華風という、厳密に言うと各王朝の衣装とかがごっちゃになってるんですが面白ければ無問題です。
原作はまだまだ続きがあるので続きを期待したいですね。

おまけ
梅梅
「羅漢様(ん?)私とてなろう系アニメの矜持は持ち合わせています。」
「もしお望みでしたら何のためらいもございません。」
「ですが、あにこれに感想を書くならちゃんと選んでくださいね。」
(作画崩壊しても面白いシナリオ)
(あれに意味があったとしたら!)
(まさか!)
やり手婆
「何やってんだい、こいつはクソアニメだよ。早く出ておいき!」
羅漢
「このアニメで頼む(バカ言ってんじゃないよ!)」
「どれでもいいと言ったのは婆の方だろ、サンキューはいくらでもしてやる」

って、それどのアニメだ(あわわわわっ)

おまけ2
計画的投稿だった・・・
猫猫
「(だからこそ、ネタを外した時は我を忘れたことだろう。)」
「(自虐ネタを書くことを厭わないほどに)」
「(それでは飽き足らず、特級呪物まで添えて文を送った)」

それ、呪術廻戦(ここから先はサービス残業だ 違)

投稿 : 2024/04/16
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4

リタ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

安定した面白さ

話題になっているだけある。
2クールなのに一気見出来てしまったくらい面白かった。

散りばめられた要素を少しずつ回収して進んでいく感じも引き込まれるし
主人公もちゃんとキャラが出来上がっているので見る側としても分かりやすい。

存在していてほしいキャラはしっかりと役目を果たしているし
王道なストーリー展開だけど、安心して楽しめるところも良かった。

多少自分とは価値観が合わないような反応も勿論あって
でもそんな場面がちょっと気になっても続きが気になりぐいぐい進んでいくので全体的に良い作りになっているんでしょう。

特に自分に関わる人達のエピドードは個人的にすごく好きだった。
すごくしっくりくるまとめ方でお気に入り。

続編は決定済なので、原作も気になるけどこのままアニメで楽しむ予定。
主人公の声がとても良いのでこのまま目と耳で味わいたい。

投稿 : 2024/04/16
閲覧 : 17
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1

既読です。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

先に原作読んでたから損した気分。(24話鑑賞後

ほぼほぼ原作通り。

これが初見だったら
オール5点だったと思う。

映像がとても素晴らしかったです。

追記

原作で一番好きな話
ここまでのアニメ化はムリだろうなあ
って思ってたら24話まで引っ張って
アニメ化されました。

梅梅の涙につられました。

総じてEテレでやってもいいレベルでは?

投稿 : 2024/04/16
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5

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けけちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

中華推理アニメ

宮中に起こる事件を次々に解決していくストーリー展開はとても爽快!
1つ1つの事件は実はつながっていて…ということが最後の方に分かって面白かった。
個人的には壬氏様と猫猫のからみがもっと見たかった~~というのが本音。今のところ恋愛<推理のような感じだけど、次のシーズンはどうなるのかな…楽しみ!^^
原作は読んでいないけど、壬氏と猫猫の今後、壬氏の秘密(ある気がする?)が明かされるのが待ち遠しい!

投稿 : 2024/04/13
閲覧 : 22
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2

ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

あ、また、まどか(ビッキー、ターニャ、のどか、アズサ)か

今度は猫猫として宮廷にて謎解きに挑みます

誘拐されて、宮廷に
しかし、こんな顔そばかすあって、バイーンもない
こんな子を誘拐して何になるのだろうかwww

4話
別の宮廷の妃の世話をするのだが
この白粉...
毒でしょ

13話
毒見役からは解除されたが
今度は別の仕事でまーた宮廷に赴くことに
またか...

投稿 : 2024/04/12
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3

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dakiramk3 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

らしいといえばらしい

 各所……とくに再序盤の女官たちにキレ散らかすあたりはやはり原作の出自が出自だけに……というところだけど、まあ序盤に目立つくらいなのでまだマシか。主人公がイロモノっぽいけど出生からなにから結局モテるようにできてるようにみえなくもない。

投稿 : 2024/04/11
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3

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ま、需要があるんなら仕方のないことなんでしょうけども。

まあ、ミステリーがあまり得意でないうえに謎解き系のハナシが苦手ときてますので世間の評価と比べますとアレですけれども、そんなボクでもいい加減楽しんで最後まで見させていただきました。

ハナシ自体はわかりやすかったし、加えてそらもう絵はきれいだし、花街とか後宮とか出てくる女の人はみんなボーン!きゅっ!ボーン!でうおーっとなるしですね。

いけすかんおっさんやなーと思ってた羅漢がラストで妓女を身請けする一連の話はなるほどそうでしたかとうなりましたしねぇ。

あと音楽もよかったですね~。第2クールOPのアンビバレントっちゅう歌はすごいよかったですわ。歌ってはるUruとゆーアーティストの歌はほかの歌もええすね。

とゆうわけでさすが非の打ちどころのない作品でしたとゆうことでございます。


なんかでも最近アレっすよねぇ。なんちゅうかこう中華系(特に大陸)のアニメ最近多くないですかね。

その辺の社会的背景をほじくるのんはやめときますけど、実はボクはあまり心よく思っておりません。


ま、需要があるんなら仕方のないことなんでしょうけども。

そんなわけでいきなり2期も制作決定とゆうことで楽しみにしたいと思います。

                              終わり。

投稿 : 2024/04/08
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6

ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

個人的には期待を上回れなかった。。

昔の中国の宮廷の物語はもの珍しさがあって興味深かった。

主人公の生い立ちが謎だったがそれは解消できてスッキリ。

薬の知識は関心する部分もあるけど、まあ想像の範囲内かな。

~{netabare}
主人公cvは、好きな声優さんだし好演ではあるけど
個人的にはイメージ違ったかな。
偉い宦官がなぜに彼女を気に入るのかも不可解。
{/netabare}~

これも観る前にハードルを上げ過ぎたのかも知れません。

投稿 : 2024/04/08
閲覧 : 32
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2

中島野球しようぜ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 2.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

古風な中華ミステリーとしては佳作以上良作未満、おすすめ度★★★☆☆

これ、毒です。

コミカライズ時代からの話題作となっていたが、満を持してアニメ化。原作未読だがなかなか面白い。

ミステリー物としては多少粗が多いものの話の展開や見せ方にはなかなか引き込まれるものがあり、薬の知識や古代中国の後宮ののっぴきならない様子を大仰にしつつも鮮明に描いている。そこがなかなか乙な所。壬氏と猫猫の掛け合い、後宮の妃達のような魅力的なサブキャラも作品の面白さを引き出す。

ただ、上述に述べた通りライブ感はあるがよくよく考えたら意外とガバガバなところが多く、架空の設定であるが故に時代考証やら毒の持ち込み方やらにツッコミどころが案外多く、そこら辺はフィクションと割り切ろうにもミステリーとしてのお粗末さが目立って微妙に感じる。

もうひとつダメだったのが声優の演技。ダウナーでツンケンしたキャラに悠木碧は正直ミスキャスト感が強く話し方が微妙、大塚剛央も推しの子のアクアの時から思ってたけど、ケチをつける訳じゃないが昨今ではありがちなテンプレイケボという感じで壬氏のキャラの良さを引き出せていない。小林裕介と内田雄馬を足して3で割ったみたいな味のない微妙な演技が気になる。

話題作のアニメ化の割には…という感じではあるが佳作ではあると思う。櫻井孝宏のあの事件さえなければドラマCD版の声優コンビで見られたのかなぁ…

投稿 : 2024/04/08
閲覧 : 23
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0

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

めちゃくちゃ面白い

見る予定なかったのですが、えらい評判いいみたいだったので見ました。
シリアスなミステリーものかと思ったら意外と緩くて笑い要素もあり見やすかったです。
2期も見ます。

投稿 : 2024/04/07
閲覧 : 28
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2

ごまちる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

当たり作品

漫画もさることながら、アニメも良かった。
全然崩れてないし、声優もマッチしていた。
漫画が良いから、アニメ化にはこういうのを求めたいよね。
観ていない人は、必ず観るべき作品の1つ。

※納税意識だけは持とうな

投稿 : 2024/04/07
閲覧 : 25
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0

零弍 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

考察しがいがある。あと猫猫が可愛い。

それぞれの事件の解決が気持ちいい。
伏線が張り巡らされていて、後半の盛り上がりがすごい。

あと猫猫が可愛い。
ハイスペすぎんか!?

投稿 : 2024/04/06
閲覧 : 26
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1

こま さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

コレもなろうだけど面白そう!特に主人公が良いw

2023年9月時点で全シリーズ累計発行部数2400万部突破している。
ちなみにスクエニ版コミックス700万部、小学館版コミックス850万部。
どこかでマンガが2種類あるって聞いたけどコレがそうかな?

1話視聴。主人公のあの感じ好きw
目立たず平和に過ごしたいけど性格が邪魔をするタイプ。
結果厄介ごとに首を突っ込んでるしw
それに目立たないってのも無理だと思ったw

思ったのはアレをよく見つけたなと。
明らかに異質ではあるけども布だしね。
拾って開いて読んで、それを信じるって奇跡だよね。
まあ見た感じ藁にもすがる思いだったはありそう。
内容に関してもそれをしなければ良いだけだから簡単だしね。

主人公好みだしコレなら面白そう。視聴継続決定!

投稿 : 2024/04/06
閲覧 : 98
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6

TCyTt60020 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

毒にも薬にもならない作品

アマプラで評価が高かったので視聴し始めましたが、評価ほどの作品ではないと思いました。
期待していただけに残念だった理由は下の五つです。

①主人公が昇進するまでがかなりご都合主義。
②中国風なだけで中国は全く関係なく、時代考証などはガバガバ。
③主人公の知識だけ卓越しすぎていてかなりなろう系に近い。
④皇帝に謁見するまでがイージーすぎる。(ラストエンペラーをイメージしていた分、ひょっこ っと現れた皇帝の威厳のなさが際立ちました。)
⑤ミステリーよりもラブストーリー色が強い


サバサバ系の主人公がイケメンに媚びずにあしらいながら、恋仲に落ちていく様は見る人が見たら面白いのかもしれませんが、少なくとも私には刺さりませんでした。

投稿 : 2024/04/04
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アニメ好き さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

奥が深いストーリー

なんちゃって中国歴史ものみたいな世界観ですが、原作者が頭がいいのか、ストーリーの伏線とか展開の仕方が物凄くレベル高いです。
絵も細かい動きで手を抜かなかったり、ふとした仕草にこだわりを感じました。
全く知らないところから24話欠かさず見れたということだけでも、とんでもない魅力が詰まった作品だとわかります。
自分的にはもうストーリーの伏線とか主人公の生い立ちとか決着がついた感じがして、続きはいらないかなぁと思いました。それくらいアニメでは一段落ついた感じです。
原作はここから続いてるんでしょうか?20巻ぐらいで綺麗に終わらせれる漫画家はなかなかいないのでこの作者さんは綺麗に完結させてくれることを期待します。

投稿 : 2024/04/04
閲覧 : 32
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2

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タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

文句のつけようがない良作。ただ一つ苦言。確定申告はちゃんとやれ。

詳細は公式でも見てください。

「小説家になろう」連載され、コミカライズはスクウェア・エニックス、小学館の2社から刊行されるという異例の人気作。全シリーズ累計2400万部を突破と、鳴り物入りでアニメ化された日向夏さん原作のラノベのアニメ化作品です。制作はTOHO animation STUDIOとOLMの共同です。

秋アニメ開幕から遅れること2週間。まさに満を持して今期の対抗1番手の作品がスタートしましたね。大本命「葬送のフリーレン」と同じ日テレ系列での放送になります。なんだろう。メジロマックイーンとメジロライアンが同じレースで対決するみたいな図式かしら。

で、こちらは1~3話までの一挙放送。OPに緑黄色社会、EDにアイナ・ジ・エンドという力の入れ具合。その気合いぶりに違わぬ面白さでしたよ。作画も、ちょーっちキャラデザが古くさいかなあと思わなくもないけど、問題ないレベル。声優も主人公の猫猫に悠木碧さん。ぶっきらぼうな感じも実に見事に演じています。

これは覇権を奪ってもおかしくない高レベルな作品になりそうですね。

=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
いやまあ、僕だって提出はいつもギリギリですよ、確定申告。でも、3年もやらないってのはないですよ。ちゃんとしようよ、そのへんは。

えっと、感想?
何を文句のつけようがあります? 持てる手をすべて出して、きっちりと高いクオリティで作り上げた秀作です。文句なし。引きの画で人物の顔が手抜きとか言ってる愚か者なんて放っておけばいいんです。作画にケチを付けられる理由はないです。

ただただGJ!
{/netabare}

投稿 : 2024/04/03
閲覧 : 118
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4

ネタバレ

nick2027 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:途中で断念した

典型的な なろう作品を丁寧なアニメーションにしましたって作品です

周り下げ&主人公上げ、ヤレヤレ系主人公が無双する典型的なジャンルの作品です。
二話まで観て耐えきれずに断念しました。

主人公は薬学に並々ならぬ関心と知識があり、それに従事することを喜びとしていますが、ある日、人攫いにより身売りされるという憂き目に遭います。望まぬ強制労働の中、薬に触れることの出来ない日々が続きますが、この主人公はそれを好転させようという意志を全く持ちません。
そんな無気力、事なかれ主義の主人公ですが、巻き込まれる形で周囲の問題をヤレヤレ…と容易く解決し、評価と賞賛を獲得し成り上がっていきます、

…そんなお話、本当に面白いと思えますか?『ショーシャンクの空に』が名作たりえるのは
主人公が苦難の中でも強い意志を持ち、自らの行動によって行く末を切り開いていくからではないですか。願いが成就するかはさしたる問題じゃない、その姿勢こそが大事なんです。
私はそういう人間が好ましいと思いますし、そういう物語こそが評価されるべきだと思います。


以下、二話時点でのツッコミ所色々。

民生品でないにしろ、即効性のある毒が白粉として広く使われるワケはありません。身体に異常が出たら、即座に特定出来ないとしても原因を探しますよね、馬鹿ではないのですから。口に入れる物や身につける物なんて真っ先に疑うはずです。素人でもそうなのに、これが宮廷医がついていながら起こるんですから噴飯ものですよね。

チョコレートに強い催淫効果はありません。中央アメリカの人たちは伝統的に常にムラムラしてたんですか?

庶民の娘が、宮廷お抱えの医師を遥かに凌駕する医学的知識をつけることは不可能です。情報、資金、物資、設備、人員あらゆるリソースで負けている上、彼らは激しい競争に勝ち抜いてその地位にいるんですから。

投稿 : 2024/04/03
閲覧 : 53
サンキュー:

1

ネタバレ

og3jar さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

猫猫はかわいかった

今回もトーヤマトールさんの考察動画でお世話になりました。
すれ違いざまに猫猫の独り言を聞いた壬氏が侍女を集めて猫猫を捜していた時に、おしゃべりの小蘭(シャオラン)が呼ばれなかったのは、身長が違っていたからだそうです。アニメでは身長差の違いの描写があったそうです。僕は観ていたのに気づきませんでした。

猫猫のいろいろな謎解きも、(自分の理解力不足の問題で)わかったようよくわからないような感じでしたが、賢い印象を持てたので、それでよしとしておきます。

それにしても、どうして花街と後宮がでてくるのでしょうか。何かテーマがあるのでしょうか?猫猫は上級妃・四夫人に花街の秘伝の講義をしていました。そばかすの偽装も花街の秘伝も彼女にとっては生きる為の知恵なのかも知れません。

唯一情熱を持っているのは、毒にたいしてだけ。何故でしょう。

第一クールのOP『花になって』ED『アイコトバ』が好きで、ヘビロテしてました。

2期楽しみです。

投稿 : 2024/04/02
閲覧 : 64
サンキュー:

3

ネタバレ

くまごろう さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アニメならではの演出と、緻密に繋がるストーリー

視聴完了
全24話

ジャンル
サスペンス

タイトル由来
薬屋である主人公猫猫、の独り言、かけるものさえあれば、から全てが始まる。

設定
昔の中国を舞台にしたファンタジー、らしい。
(中国史は全く知らないので詳細は不明)

ストーリー展開
1話完結だったり、複数の話に跨いでいたりするが事件と謎解きがセット+大きな話がいくつか。

細かいものは書かないが、
導入と毒白粉→リファ姫の看病→園遊会毒殺未遂→やんごとなき身分の人の殺害未遂→羅漢と妓女

感想
総評100点
良かった点
絵、ストーリー、キャラ、アニメならではの演出、オリジナル展開
悪かった点
なし
レビュー
原作はなろうからラノベ、漫画(同時並行で2作品)
に展開されている。私はこのうちのガンガン版漫画が大好きで、現在も単行本を買っている数少ない作品。
ちなみになろうともう一つの漫画は合いませんでした。

ということで、ガンガン漫画ベースだと良いなぁと淡い期待をしたところ漫画と変わらない展開。その上で細かいところで邪魔にならない付け足しがされており、最高。
特に彫金細工士の結末や、やんごとなき事件のラストは最高。

作品としての評価は絵は綺麗(美しいとまでは行かないけど、これ以上の綺麗さを求める必要はないと思う。)、設定は私が全く中国史に興味がないので違和感とかは全くないが、好きな人にはダメなシーンはあるのかも。冒頭のマッドサイエンティストから始まり横文字はかなり出てくる。また推理シーンのBGMがかなり好きで、問題点が整理され解決に近づくにつれ盛り上がっていく、推理ゲームをしているような高揚感がある。オープニングは2クール目は作品にマッチしていてとてもいい感じ。1クール目は曲としては好きだし、歌詞はマッチしているのだが、雰囲気としては、、、。
また事件が起きるので当然暗い部分もあるのだが、中国との宮廷ものとして想像するようなドロドロ感はない。毒白粉は毒と知らなかっただけだし、毒殺未遂は自分の過去の過ちが露見するのを恐れて、やんごとなきは不明、羅漢はハッピーエンドである。

なお、この作品で一番好きなシーンは中祀を止めようとして殴られた猫猫を,ラカンが助けに来た時の一言。声優まじやべぇ!!ってなった。

個人的に今期ナンバーワン!、と言い切れないほどライバルが強すぎるのだが、少なくとも最高ランク!
ちなみに2期はかなり心配。かなりの部分の伏線を回収してしまっているため、盛り上がりが、、、あとじんしさま周りしか残っていないのだが。

投稿 : 2024/04/01
閲覧 : 152
サンキュー:

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薬屋のひとりごとのストーリー・あらすじ

大陸の中央に位置するとある大国。その国の帝の妃たちが住む後宮に一人の娘がいた。 名前は、猫猫(マオマオ)。 花街で薬師をやっていたが、現在は後宮で下働き中である。 ある日、帝の御子たちが皆短命であることを知る。 今現在いる二人の御子もともに病で次第に弱っている話を聞いた猫猫は、興味本位でその原因を調べ始める。呪いなどあるわけないと言わんばかりに。 美形の宦官・壬氏(ジンシ)は、猫猫を帝の寵妃の毒見役にする。 人間には興味がないが、毒と薬の執着は異常、そんな花街育ちの薬師が巻き込まれる噂や事件。 きれいな薔薇にはとげがある、女の園は毒だらけ、噂と陰謀事欠かず。 壬氏からどんどん面倒事を押し付けられながらも、仕事をこなしていく猫猫。 稀代の毒好き娘が今日も後宮内を駆け回る。(TVアニメ動画『薬屋のひとりごと』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2023年秋アニメ

この頃(2023年秋アニメ)の他の作品

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